JP2001036413A - 信号を符号化する方法 - Google Patents

信号を符号化する方法

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JP2001036413A JP2000167038A JP2000167038A JP2001036413A JP 2001036413 A JP2001036413 A JP 2001036413A JP 2000167038 A JP2000167038 A JP 2000167038A JP 2000167038 A JP2000167038 A JP 2000167038A JP 2001036413 A JP2001036413 A JP 2001036413A
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ペーター・バリイ
Stefan Heinen
シユテフアン・ハイネン
Stefan Bleck
シユテフアン・ブレツク
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Alcatel Lucent SAS
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Alcatel SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号、特に音声および/または画像伝送用の
メッセージ信号を符号化する方法を提供すること。 【解決手段】 Mビットでの信号の信号整合符号化が、
Q<2であるQの量子化レベルを使用して行われ、残
存するビットレートの少なくとも一部分、またはM−l
ogQビットの冗長部全体が、誤りから信号を保護す
るために使用される。この誤り保護は、例えば、非線形
符号を使用して実施される。さらに、追加の信号整合符
号冗長部を任意のソース符号化された信号に付加するこ
とができる。どちらの場合でも、冗長な信号を復号化す
るために、パラメータ推定は、受信端において冗長部の
少なくとも一部分を使用して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号、特に音声お
よび/または画像伝送用の経時変化するアナログ信号を
符号化する方法に関する。この符号化は、例えば、通信
システムの送信装置において使用される。この通信シス
テムは、例えば、有線または無線システム、または混合
システムである。従来の有線システムは、例えば、電話
ネットワーク、ケーブルテレビジョンネットワークなど
である。従来の無線システムは、例えば、無線通信シス
テム、無線中継システム、移動無線システム、GSMネ
ットワーク、CDMAネットワーク、UMTSネットワ
ーク、DECTネットワーク、または、「Iridiu
m」などの衛星に基づいたネットワークである。
【0002】
【従来の技術】今日のデジタル通信システムでは、デー
タソースによって与えられたアナログ信号、例えば「音
声=サウンド、オーディオ」または「画像=ビデオ」
は、信号に含まれている冗長部(redundanc
y)を低減し、送信に必要な帯域幅を最小にするため
に、送信端においてデータ圧縮される。この信号処理方
法は「ソース符号化(コーディング)」と呼ばれる。
【0003】音声に対するソース符号化は、一般に、人
間の音声器官のモデルに基づいており、現在の音声を記
述するモデルの現在のパラメータのみが、受信機に送信
される。そこで、音声はパラメータによって合成され
る。
【0004】同様の信号処理方法は、画像伝送において
使用されており、1組のピクセルが変換にかけられ、そ
の変換係数ならびに動きベクトルおよび制御信号が、パ
ラメータとして伝送される。
【0005】データ伝送中、パラメータ量(信号値、フ
ィルタ係数、増幅率など)が決定され、次いで、それら
は量子化され、バイナリシーケンスに符号化される。個
々のパラメータの量子化レベルの数は、しばしば2の累
乗となる。
【0006】量子化されたパラメータを現実の伝送チャ
ネル上で伝送する間に、誤り(エラー)が発生する。シ
ーケンス中の特定のビット、いわゆる「センシティブな
(敏感な)ビット」における誤りは、一般に「センシテ
ィブでないビット」における誤りよりも、受信された信
号の品質のより深刻な劣化をもたらす。したがって、ソ
ースエンコーダのビットは、例えば「センシティビティ
(敏感さ)のクラス」で分類され、異なる程度の誤り保
護が、誤り訂正符号の形で使用される。この方法は、一
般に、不均一誤り保護(UEP:unequal er
ror protection)を有する「チャネル符
号化」と呼ばれる。
【0007】ソース符号化方法によると、送信されるパ
ラメータ量は、概して、送信端において、信号対雑音比
(SNR)が、利用できるビットレートに対して最大と
なるように量子化される。考えられる量子化レベルの数
は、しばしば2の累乗(2)であり、したがってソー
ス符号化に使用されるMビットを十分に利用することが
できる。
【0008】さらに、ソース符号化とチャネル符号化
は、大部分が別個に最適化される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、ソースおよび/またはチャネル符号化を含む信号を
符号化する新規な方法を提供することである。
【0010】この目的は、請求項1または2に記載の方
法によって達成される。
【0011】本発明は、量子化されたパラメータの(ソ
ース)符号化中に、M−logQビットの整数でない
余分のシェアが、誤りに対する耐性を増大させるために
系統的に使用できる方法、すなわち、レベル数が2の累
乗ではない量子化器による「連続する振幅(ampli
tude−continuous)パラメータ」の量子
化中に、いくつかのバイナリ指数(バイナリパターン)
の使用されていないものが、系統的な誤り保護を実施す
るために送信端において使用され、テーブル復号化(デ
コーディング)が受信端においてパラメータ推定器とと
もに使用される方法に関する。符号の冗長部、例えば、
代数学的に構成された符号の冗長部は、ある種のハード
決定(hard decision)またはソフト決定
(soft decision)を使用した従来のチャ
ネル復号化によっては復号化されないが、パラメータ推
定によって間接的に復号化される。したがって、誤り訂
正符号などの符号の冗長部を送信端において付加するこ
とによって、誤りに対する耐性をさらに増大させること
ができる。受信端におけるパラメータ推定中、この符号
の冗長部は、復号化に組み込まれる。
【0012】2M−1<Q<2レベルへのスカラー量
子化またはベクトル量子化は、圧縮プロセスについての
必要とされる基本的な品質、例えばSNRを保証するの
に十分であることがしばしば判明している。従来技術の
方法では、パラメータ当たりM−logQビット
(「log」は、2を底とする対数)の残存する有効
な語の長さは、必要でないこともある、送信端における
基本的品質の改善をもたらす。最低限の品質のみが必要
な場合、これは、雑音の多いチャネル上で受信された品
質の面では最適に近い。なぜなら、パラメータ当たりM
−logQビットに対応するふさわしいデータレート
をよりよく利用すべきであるからである。すなわち、例
えば、誤りに対する耐性を増大させるために、そのデー
タレートを使用すべきである。
【0013】いくつかのバイナリ指数を使用されないま
まにしておくことによって、「冗長部が増加する(re
dundancy−increasing)量子化」を
達成する従来技術の方法では、これは、誤りに対する耐
性を系統的に増大させる目的では行われない。
【0014】従来技術の方法は、パラメータ復号化の代
わりに、パラメータ値の推定を受信端において行うこと
ができ、それにより誤りに対する耐性がさらに改善され
ることを、送信端において考慮していない。特許出願D
E19716147.2を参照されたい。
【0015】従来技術の方法では、誤り訂正符号の冗長
部を復号化するために、複雑なチャネル復号化が、受信
端において使用される。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のいくつかの利点
は、以下の通りである。
【0017】量子化されたパラメータ値と送信されるビ
ット符号との関連付けは、ソース信号の特性とセンシテ
ィビティを考慮する、パラメータ特性とチャネル特性と
に関する適切な基準を満たすように最適に選択される。
【0018】Q<2の量子化レベルの任意の数を、M
ビットで符号化することができる。その結果、通信シス
テムの入力と出力との間の平均誤りを最小にすることに
よる最適な誤り保護を提供するために、M−log
ビットの冗長部を使用することができる。特に、Qは2
の累乗である必要はない。
【0019】量子化レベルの数を変えることによって、
総ビットストリームにおける有用な情報と誤り保護用冗
長部のシェアを細かいステップで調整することができ
る。必要な場合、符号の追加の冗長部を付加することが
できる。
【0020】信号整合(signal−matche
d)符号化(ソースおよび/またはチャネル符号化)の
ため、パラメータを符号化するために使用される全ての
ビットは、伝送誤りに対して、ほぼ同じに低いセンシテ
ィビティを有することがある。
【0021】誤り保護は、パラメータ指向であり、ビッ
ト指向ではない。結果として、ソース符号化の後もまだ
存在する残存冗長部が、誤りに対する耐性を増大させ、
したがってより高い伝送品質を達成する。
【0022】この新規な方法は、最適な形で、すでに送
信側において行われた受信側パラメータ推定をサポート
し、したがって従来の復号化に優る大きな利益を得るこ
とができる。
【0023】ソースにおける最適な量子化を使用した従
来技術の方法では、本発明の場合と同様に、それぞれの
チャネル状況に対する受信側デコーダの自動的な適合は
行われないが、伝送チャネルについての長期統計に基づ
いたオフライン最適化によって決定されたエントリを有
する静的なテーブルを使用して、復号化が達成される。
【0024】本発明は、添付の9つの図面とともに行う
以下の5つの実施形態についての説明からより明らかに
なろう。
【0025】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、第1の従来技
術の通信ネットワークが示されており、それに関連して
本発明による第1の実施形態について説明する。
【0026】この通信ネットワークは、上記で言及した
ネットワークの1つとして実施される。送信機、例えば
移動無線ネットワークの基地局は、信号調整装置、信号
処理装置、チャネル割当て、マルチプレクサなど、図示
されていない多数の装置に加えて、量子化器1とマッピ
ング装置2とからなるエンコーダ1、2を含んでいる。
このエンコーダ1、2は、例えばソースコーダおよび/
またはチャネルコーダとして機能する。
【0027】量子化器1は、アナログ信号S、例えば音
声信号を、16量子化レベルに量子化するために、例え
ば4ビットで動作する。送信される信号Sは、例えば、
分散σ=1のゼロ平均ガウス分布を有すると仮定したモ
デルパラメータを含んでいる。この実数値パラメータ
は、量子化され、冗長度を増大させることなくマッピン
グによってビットシーケンスに変換される。このマッピ
ングは、マッピング装置において行われ、マッピング装
置は、例えば、テーブルを使用して、量子化レベルをビ
ットシーケンスにマッピングする。この例では、ビット
シーケンスは、4ビットの長さ、例えば0110、10
00、0010などを有する。
【0028】このように符号化された信号は、伝送チャ
ネル3上で、移動無線電話など1つまたは複数の受信機
4、5へ送信され、必要な場合、送信に先立って、誤り
検出または誤り訂正符号など追加の冗長部が与えられ
る。この伝送チャネルは、雑音が多く、したがって送信
中、信号Sが雑音信号Nと重ね合わされ、このため受信
機4、5における復号化が複雑になる。
【0029】受信機4、5では、各ビットごとにハード
決定を使用して復号化が行われる。これを達成するため
に、受信機4、5は、決定部ブロック4を含む。この決
定部ブロック4は、例えば、受信されたビットストリー
ムにおける1と0を検出することができる閾値検出器で
ある。デコーダ5におけるその後のテーブル復号化中
に、これらのビットは、テーブル指数に組み合わされ、
対応するテーブルエントリ(例えば、パラメータの値)
が出力される。この後でさらなるプロセスが行われる。
【0030】概して、量子化のために損失が多いシステ
ムに対しては、最小要件が決められている。システムの
パラメータに対する最小要件は、例えば、送信端におけ
る量子化が所与の信号対雑音比(SNR)を下回っては
ならないというものであることもある。
【0031】図示のシステムでは、信号対雑音比に対す
る最小要件は、15dBであると仮定される。パラメー
タ値の送信に対しては、パラメータ値当たり4ビットの
データレートが利用できる。
【0032】15dBの最小要件を満たすために、3ビ
ット(8量子化レベル)での量子化では不十分である。
したがって、4ビット(16レベル)での量子化が行わ
れ、それにより20.2dBのSNRが送信端において
得られる。したがって、利用できる総てのデータレート
が量子化に使用される。受信機4、5は、ハード決定を
行い、次いでテーブル復号化を行う。
【0033】次に第2の実施形態について、図2を参照
して説明する。図2は、例えばDE19716147.
2から知られる第2の通信ネットワークを示す。
【0034】この通信ネットワークは、受信機における
復号化が異なった形で行われることを除いて、図1の通
信ネットワークに対応する。寸法決定は、第1の実施形
態の場合と同様に選択されるが、復号化は、パラメータ
推定器6によって行われる。このパラメータ推定器6
は、送信されたパラメータを推定するために分布関数
(distribution function)が受
信端において決定されるデジタル伝送システムにおける
誤り秘匿を可能にする。この分布関数は、おそらく送信
される各ソース符号パラメータごとの確率分布を与え
る。
【0035】パラメータ推定器6では、分布関数が、新
しい分布関数を得るために、予測器の出力信号値に等し
い量だけシフトされ、セクションごとに統合される。こ
の新しい分布関数は、現在の受信品質を考慮して分布関
数と掛けられる。その結果は事後分布(posteri
ori distribution)となり、これは最
終的なパラメータ推定のための従来の推定方式において
使用される。このパラメータ値は、量子化から知られる
値と等しい必要はない。すなわち、推定として、パラメ
ータ値は、任意の中間値を仮定することができる。
【0036】このように、受信機は、実際に送信された
パラメータ値の推定値を、受信されたビットシーケンス
から直接決定する。
【0037】次に第3の実施形態について、図3を参照
して説明する。図3は、本発明による通信ネットワーク
を示す。
【0038】この通信ネットワークは、送信機における
符号化が、異なった方法で行われるという事実を除い
て、図2の通信ネットワークに対応する。
【0039】符号化は、量子化器7と後に続くエンコー
ダ8において行われる。
【0040】エンコーダ8では、信号整合符号化が行わ
れる。
【0041】最初の2つの実施形態とは異なり、量子化
器7は、最小要件がちょうど満たされるように寸法決定
される。このためには、量子化器が16.2dBのSN
Rを達成するので、10の量子化レベルで十分である。
その場合、量子化レベルの数は、概して2の累乗とは等
しくない。量子化器7によって、振幅率、励振ベクト
ル、フィルタ係数などの連続値パラメータが量子化され
る。信号整合符号化は、log16−log10=
0.68ビットの数学的に残存しているビットレート、
ならびに誤り保護を実施するための量子化の後に残存し
ている冗長部を使用する。したがって、信号SがMビッ
トで符号化される場合、M−logQビットの総ての
残存冗長部を使用して、誤り保護を実施することができ
る。Qは量子化レベルである。さらに、符号の冗長部を
付加することができる。復号化は、第2の実施形態の場
合と同様に、受信機においてパラメータ推定器6を使用
して行われる。
【0042】量子化器7とエンコーダ8はともに、例え
ば音声および/または画像エンコーダを形成する。この
音声信号および/または画像信号は、1組のパラメータ
によって表される。本発明による誤り保護技法は、最適
化されたパラメータ量子化を冗長な非線形ブロック符号
化と組み合わせるものである。非線形ソース符号化ビッ
トレートを使用する、ソースにおいて最適な量子化器7
が使用される。すなわち、ソース符号化に使用されるビ
ットレートは、整数で割り切れない。この符号化は「非
線形符号化」と呼ばれる。目的は、最大のエンドツーエ
ンドのパラメータSNRである。任意の数のQ量子化レ
ベルが可能であり、それに符号語が割り当てられる。Q
<2である。したがって、ソース符号化に使用される
有効ビットレートlogQは、常にMビットよりも小
さい。量子化レベルの最適な数と符号語の割当ては、エ
ンドツーエンドのパラメータの歪みが最小となるように
選択される。この選択は、例えば、整合擬似グレイ符号
変換またはアダマール変換を使用して行われる。例え
ば、事前に決定されたまたは無作為に選択された、パラ
メータ値への符号語の割当てが仮定される。2つのパラ
メータ値の符号語は、交換され、その結果は、受信機に
おいて検出され評価される。結果が以前のコンスタレー
ションよりも良い場合には、新しいコンスタレーション
が保持される。結果がよりも悪い場合には、以前のコン
スタレーションが保持される。次いで、2つのさらなる
パラメータ値の符号語が交換され、その結果、パラメー
タ値と符号語との関連付けが繰り返し最適化される。
【0043】例えば、基地局から移動局への伝送のみに
ついて説明した。本発明による方法は、双方向伝送にも
適している。その場合、音声エンコーダ/デコーダ(音
声コーデック)は、送信方向用に量子化器とエンコーダ
を含み、受信方向用に少なくとも1つのパラメータ推定
器を含む。
【0044】本発明による方法は、例えば、伝送チャネ
ル用の順方向誤り訂正技法の単純な重ね合わせによる誤
り訂正技術と組み合わせることができる。
【0045】パラメータ推定器6は、例えば、量子化レ
ベルの数と、既知であると仮定されるビット誤り確率分
布または雑音電力確率分布の形のチャネル状況の情報と
を考慮して、最適な推定値を決定する。量子化レベルの
数は、受信端における推定されたソースシンボルの品質
が最高となるように選択される。従来技術では、チャネ
ル符号化は、チャネルシンボルの誤り率が最小となるよ
うに設計される。
【0046】振幅ファクタに適した品質尺度は、送信さ
れたソースシンボルまたはパラメータと、推定されたソ
ースシンボルまたはパラメータとの間の負の2乗誤差で
ある。平均2乗推定器は、例えば、パラメータ推定器6
に使用される。
【0047】図4について以下で説明する。ビットシー
ケンスを、送信機から受信機へ送信するために必要な全
ての機能ブロックは、等価のチャネル内に組み合わされ
ている。図示されたシミュレーションでは、この等価チ
ャネル上の誤りは、付加された白色(または、ガウス)
雑音によって、近似される。
【0048】図4は、異なる有効なビット誤り率に対す
る、3つの実施形態の挙動を示す。有効なビット誤り率
は、ハード決定の後の、伝送チャネル上でBPSK変調
で得られるビット誤り率である。
【0049】第1の実施形態は、低ビット誤り率に対し
て、約20dBの高いパラメータSNRを示している
が、これは、最小要件の不必要な過剰達成である。最小
要件は、最大で約1.5・10−3のビット誤り率まで
のみ満たされる。
【0050】受信端におけるパラメータ推定、例えば、
第2の実施形態または特別に修正された変更例に従った
パラメータ推定の使用を通じて、パラメータSNRは、
全てのビット誤り率に対して改善する。2・10−2
ビット誤り率において、ゲインは、約3dBである。第
1の実施形態に対するチャネルゲインは、0.5dBで
ある。「チャネルゲイン」とは、最小要件がまだ達成さ
れているチャネルのSNRの減少を意味する。
【0051】第3の実施形態は、中程度および高い誤り
率における伝送品質の実質的な改善をもたらす。最小要
件は、最大8・10−3のビット誤り率まで満たされ
る。そして、それは約1.7dBのチャネルゲインに対
応する。第3の実施形態によって達成される伝送品質の
向上は、大きなチャネル誤りの存在により、より明らか
になる。2・10−2のビット誤り率において、例え
ば、パラメータSNRは、第1の実施形態に対して約8
dB、第2の実施形態に対して約5dB改善する。
【0052】第3の実施形態は、以下のように変更して
もよい。2つまたはそれ以上の信号またはパラメータ
は、1つの信号またはパラメータの代わりに、例えば、
最小送信ビットレートを用いたベクトル量子化によっ
て、一緒に符号化されてもよい。従来技術では、4ビッ
トの符号化は、各符号化動作に対して使用される16の
量子化レベルで、各信号またはパラメータに対して行わ
れる。その結果、3つの信号または3つのパラメータに
対して、12ビットが必要とされる。信号またはパラメ
ータ当たり16の量子化レベルの代わりに、10の量子
化レベルのみが使用される場合、3つの信号またはパラ
メータに対して、合計で30の量子化レベルのみが必要
とされる。これらは、5ビットで符号化されてもよい。
これより、3つの信号またはパラメータが、たった5ビ
ットで送信できることが容易に推定される。従来技術に
比べて、これは、7ビットの減少に対応する。そこで、
残存する使用されないM−3xlogQのビットレー
ト(M=5、Q=10)は、例えば、全ての信号または
パラメータのために一緒に、または、各信号またはパラ
メータのために別々に、誤り保護のために使用される。
この使用されないビットレートが、単独では誤り保護を
実施するために十分でない場合、冗長符号(例えば、パ
リティ)の1つまたは複数のビットを付加してもよい。
よって、3つの信号または3つのパラメータは6ビット
で送信され、まだ6ビットの節約に対応する。したがっ
て、送信される信号またはパラメータの数は、利用でき
るビットレートに対して最適になるように適応される。
誤り保護をもたらす代わりに、制御信号が、信号または
パラメータの数に関係なく、使用されないビットレート
を使用して送信されてもよい。この制御信号は、維持管
理、すなわち、例えば、監視の用途として働く。送信端
において最適化された量子化を通じて、伝送容量は、利
用可能になり、それは、概して、1ビット未満のレート
を有し、送信される信号から独立したメッセージまたは
シグナリング信号を含む様々な他の伝送に使用されるこ
とができる。
【0053】第4の実施形態は、図5から7を参照して
説明される。
【0054】符号励振線形予測(CELP)原理に基づ
いた、音声の符号化技術では、ソース信号は、本質的に
3つのタイプのパラメータによって記述される。すなわ
ち、フィルタ係数、励振ベクトル、および、振幅ファク
タである。
【0055】この組み合わされたソース符号化とチャネ
ル符号化は、例えば、伝送誤りに対する振幅ファクタの
保護に資するために使用されてもよい。
【0056】従来のCELPエンコーダでは、振幅ファ
クタは、例えば、8または16レベルに量子化される。
多くの例では、8レベル(3ビット)への量子化は、十
分でなく、そのため、必要な基本的品質を達成するため
に、16レベル(4ビット)への量子化が必要である。
【0057】量子化レベルの数が2の累乗であるように
選択される従来技術のシステムとは違って、本発明によ
る方法は、必要な基本的品質が達成されるレベル数に正
確に、量子化を行うことを可能にする。例えば、11量
子化レベルの場合、量子化/符号化は、パラメータ値当
たり
【0058】
【数1】 ビットのレートで行うことができる。
【0059】劣悪なチャネルでありながら十分な品質を
確保するためには、誤り保護のために利用できるさらに
多くの冗長部を設けるために量子化レベルの数をさらに
削減すること、または、さらなる冗長部を付加すること
が適切である。本例では、N=11レベルへの量子化が
行われる。伝送については、ソースシンボル当たり、M
=4ビットのデータレートが利用できる。
【0060】図5は、振幅ファクタ
【0061】
【数2】 に対する、組み合わされたソース符号化およびチャネル
符号化を備えた伝送経路を示す。
【0062】「量子化」という標記は、1つまたは複数
の調整可能な量子化レベルを備えた1つまたは複数の量
子化器を意味する。「冗長なチャネル符号化」は、1つ
または複数の誤り保護符号化動作を行う1つまたは複数
のエンコーダを意味する。
【0063】連続値の振幅ファクタ
【0064】
【数3】 は、N個の考えられるソースシンボルU=
{u,...,u}への割り当てによって量子化さ
れる。これらは、NのチャネルシンボルV’=
{vt1,...,vtN}にマッピングされる。ソー
スシンボルuは、以下のマッピングで、チャネルシン
ボル
【0065】
【数4】 (i=1,...,N)に割り当てられる。
【0066】
【数5】 チャネルシンボルV={v,...,v}の数が、
量子化レベルの数より大きい(M>N)ため、Tは、冗
長部が増大するマッピングまたは符号化動作となる。符
号化動作において、ソースについての、例えば、経時変
化するアナログ信号からモデル化されたパラメータにつ
いての、送信され記憶された先行知識(priori
knowledge)を使用してもよい。パラメータ
は、例えば、フィルタ係数、ゲイン係数、励振ベクト
ル、音量、声帯などに関するパラメータであってもよ
い。雑音の多いチャネル上でのチャネルシンボルvの伝
送の後、考えられる誤ったチャネルシンボル
【0067】
【数6】 が得られる。これは、ソースについての送信され記憶さ
れた先行知識、マッピングT、および(例えば、知られ
ているビット誤り確率分布または知られている雑音出力
確率分布の形での)チャネル状況情報を考慮して、最適
な推定値
【0068】
【数7】 を決定するシンボル推定器に供給され、したがって、品
質尺度を供給する。考慮される情報は、例えば、条件付
きの確率、例えば、いわゆる「マルコフ連鎖(Mark
ov chain)」を使用したテーブルの形で利用で
きる。
【0069】使用されるマッピングは、チャネルシンボ
ルV’の数量が、閉じた(enclosed)ベクトル
部分空間を形成しないように選択されているため、従来
技術のチャネル符号化とは違って、一般に、非線形であ
り、そのため、線形性の条件は満足されない。
【0070】マッピングTは、送信されたパラメータ値
uと、ソースシンボルに関して適切な推定されたパラメ
ータ値
【0071】
【数8】 との間の、品質尺度
【0072】
【数9】 の予想された値が、最大になるように選択される。
【0073】
【数10】 したがって、冗長部は、決定されたマッピングTを通じ
て、受信端において推定されたソースシンボルの品質を
最大にすることを目指して、送信データに付加される。
これとは対照的に、従来技術におけるチャネル符号化
は、本質的に、チャネルシンボルの誤り率が最小になる
ように設計される。これは、ソースシンボルの最大品質
に関しては最適に近い。
【0074】本明細書に記載する第4の実施形態では、
問題となっている振幅ファクタに対する適切な品質尺度
は、送信されたソースシンボルと推定されたソースシン
ボルとの間の誤りの2乗のマイナスである。すなわち、
【0075】
【数11】 となる。
【0076】簡単に言えば、雑音の多い伝送チャネル
は、ビット誤り確率Pを備えたゼロメモリバイナリ対
称(zero−memory binary symm
etric)チャネルであると理解される。そこで、m
ビットで構成される、受信されたチャネルシンボル内
の、k倍のビット誤りの確率P(k)は、以下の式によ
って与えられる。
【0077】
【数12】 選択された2次の品質尺度のために、平均2乗推定器
は、受信端における最適な推定方法である。この推定器
は、特定のマッピング、T:U→Vについての、送信さ
れたパラメータ値と受信されたパラメータ値との間の平
均2乗誤りを最小にする。パラメータ
【0078】
【数13】 についての推定の規則は、受信された符号ベクトルを
【0079】
【数14】 とすれば、
【0080】
【数15】 となる。
【0081】ここで、
【0082】
【数16】 は、2つのチャネルシンボルに適用されるビットごとの
排他的OR動作を表し、|・|は、チャネルシンボルの
絶対値(または、重み)を表す。
【0083】したがって、マッピングTに関して最大と
なるこの関数は、
【0084】
【数17】 となる。
【0085】送信されたパラメータ値とチャネル誤りと
の間の統計的独立性のため、予想される値は、以下の式
によって決定してもよい。
【0086】
【数18】 符号化のためのパラメータ
【0087】
【数19】 の分布に依存する冗長部を利用できるようにするため、
代表的な音声サンプルを使用して、パラメータの密度関
【0088】
【数20】 を、測定することが必要である。図6は、そのような連
続値パラメータ
【0089】
【数21】 の測定の結果を示す。
【0090】量子化レベルuの発生の確率P
(u)は、量子化区間にわたる区分的積分によって
得られる。
【0091】図7にある表は、図6の例に適した、M=
16、N=11に対するマッピングTを示す。
【0092】誤りに対する耐性をさらに増大させるため
に、説明した組み合わされたソース符号化とチャネル符
号化は、従来のチャネル符号化にさらに連接してもよ
い。
【0093】第4の実施形態では、送信端において、全
てのMの考えられるチャネルシンボルV=
{v,...,v}の部分集合V’=
{vt1,...,vtN}に対する、N個のソースシ
ンボルU={u,...,u}の冗長マッピング
【0094】
【数22】 が行われる。ここでM≧N、V’⊆Vである。受信端に
おいては、誤りの検出または訂正の形の従来のチャネル
復号化の代わりに、チャネル状態についての品質情報と
ともに、ソースについて、および、冗長マッピング規則
Tについての先行知識を考慮した、実数値スカラーまた
はベクトルのシンボルまたはパラメータ推定が行われる
のが好ましい。ソースシンボルuは、チャネルシンボ
【0095】
【数23】 が割り当てられる。
【0096】全てのN<M=2のソースシンボルは、
マッピングTのサポートによって、予想される値
【0097】
【数24】 が、符号化に使用されたマッピングTを考慮して、ソー
スシンボルに関連した品質尺度
【0098】
【数25】 に対して最小になるように、チャネルシンボル
【0099】
【数26】 にマッピングされる。ここで、
【0100】
【数27】 は、受信端において推定されるソースシンボルの値を表
す。
【0101】本発明による方法では、2つまたはそれ以
上のソースシンボルを組み合わせ、1つのチャネルシン
ボルに一緒にマッピングすることも、同様に可能であ
る。
【0102】マッピングTは、同様に、N=2<M=
である線形チャネル符号に従って行うこともでき
る。
【0103】送信端におけるエンコーダは、同様に、マ
ッピングTが、動作中に個々のチャネル状態に適合する
ように設計することもできる。
【0104】送信端において、量子化レベルQ<2
よって占められていないバイナリパターンが、例えば、
(a)制御情報を送信、または、(b)受信機の誤りを
検出するために使用されてもよい。制御信号は、例え
ば、パラメータについての識別子を含む。情報信号と同
期信号、または、2つまたはそれ以上の量子化器とその
後に続く1つまたは複数のエンコーダによる付随的情報
を含む他の信号からなる複合信号を送信することも同様
に可能である。
【0105】第5の実施形態について、図8と図9を参
照して説明する。図8は、本発明による通信ネットワー
クの送信側部分を示す。
【0106】この送信側部分は、8個のモジュール、
9、10、11、12、13、14、15、16を含
む。
【0107】モジュール9は、送信されるアナログ信号
を生成する。これは、人間、音声またはビデオ信号を含
む記憶装置、カメラ、その他などの信号ソースである。
モジュール9の出力において、音声信号またはビデオ信
号などのアナログ信号が供給される。この信号は、モジ
ュール10に供給される。
【0108】モジュール10は、アナログ音声信号か
ら、少なくとも1つのパラメータを生成するコンバータ
である。パラメータは、例えば、振幅ファクタ、フィル
タ係数、励振ベクトルである。モジュール10の出力に
おいて提供された少なくとも1つのパラメータは、モジ
ュール11に供給される。動作中、例えば、伝送チャネ
ルおよび/または信号ソースの現在の状態に、特定のパ
ラメータを適合させるため、特定のパラメータを変更す
ることが必要となることもある。例えば、マルコフ連鎖
によって表されている、パラメータの特性についての情
報I1、それらの残存する冗長部、および/または、そ
れらの統計的性質は、記憶され、モジュール11に移さ
れる。
【0109】モジュール11は、量子化器として設計さ
れる。量子化器において、パラメータは、例えば、Q=
またはQ<2の量子化レベルに量子化される。こ
こで、Mは、利用可能なビットの数である。量子化は、
例えば、非線形符号または線形符号を使用して行われ
る。パラメータは、別個に、または、一緒に量子化され
てもよい。後者の場合、例えば、ベクトル量子化が使用
される。動作中、例えば、パラメータを抽出する方法
を、伝送チャネルおよび/または信号ソースの現在の状
態に適合させるために、パラメータを抽出する方法を変
更することが必要となることもある。抽出方法の選択、
量子化の方法、および/または現存する残存する冗長部
についての情報I2は、例えば、テーブルの形で記憶さ
れ、情報I1と一緒に、モジュール12および/または
モジュール13に移される。量子化された値は、モジュ
ール12に移される。
【0110】モジュール12は、マッパー(mappe
r)として設計される。モジュール12と13の機能
は、適切な場合では、たった1つのモジュールによって
行われる。モジュール12は、量子化された値からビッ
トパターンを生成し、それらをモジュール13に供給す
る。
【0111】モジュール13は、外部チャネルコーダと
して設計される。追加の冗長部は、ここで、ビットパタ
ーンに選択的に付加される。異なった冗長部は、異なっ
た量子化パラメータ値に付加されてもよい。最も単純な
例では、冗長部は、例えば、パリティビットによって導
入されてもよい。すなわち、さもなくば、異なった冗長
部は、例えば、要望されるハミング距離に依存する誤り
検出または誤り訂正の符号によって導入されてもよい。
振幅ファクタに対しては、例えば、より高い冗長部、例
えば、より高いハミング距離が、励振ベクトルに対して
よりも選択される。符号構成についての情報I1と情報
I3は、先行情報として受信端において存在する。すな
わち、この情報は、ソース符号化(量子化)またはチャ
ネル符号化の変更時を除いて、常に送信される必要はな
い。情報I2は、受信端への伝送チャネル上で、例え
ば、複合信号として送信され、またはデータストリーム
に組み込まれる。
【0112】送信に先立って、モジュール13の出力信
号は、モジュール14、15、16を、連続して通過す
る。モジュール14は、追加の内部チャネル符号化が行
われる、チャネルコーダとして設計される。モジュール
15は、スクランブルが行われるインタリーバとして設
計される。モジュール16は、変調、例えば、直角振幅
変調(QAM)が実行される変調器として設計される。
【0113】伝送チャネル17は、例えば、雑音および
/またはマルチパスNによって影響を受ける。したがっ
て、受信された信号は、送信された信号に比べて歪んで
いる。
【0114】図9は、本発明による通信ネットワークの
受信側部分を示す。受信側部分は、5つのモジュール、
18、19、20、21、22を含む。
【0115】モジュール18は、モジュール16によっ
て変調された信号を復調する復調器およびイコライザと
して設計される。モジュール19は、モジュール15に
よってスクランブルがかけられた信号のスクランブルを
解除する「デインタリーバ(deinterleave
r)」として設計される。モジュール20は、モジュー
ル14によってチャネル符号された信号を復号化するチ
ャネルデコーダとして設計される。モジュール20の出
力において、符号冗長部と信頼性値(ソフト決定値)を
備えたビットパターンが提供され、モジュール21に供
給される。
【0116】モジュール21は、パラメータ推定器とし
て設計される。パラメータ推定器は、先行情報I1とI
3、受信された情報I2、および、さらに情報I4とI
5を考慮して、パラメータ推定を行う。情報I2および
情報I1とI3は、パラメータ推定器自体によって、ま
たは、例えば、デマルチプレクサを含む前段において、
受信されたデータストリームから、決定される。情報I
4とI5は、伝送チャネルについての情報を含む。情報
I4は、例えば、チャネル損失、その他についての典型
的なチャネル統計を含む。情報I4は、例えば、起動時
に測定され、送信地点から受信地点へ運ばれ、そこで記
憶される。
【0117】情報I5は、現在のチャネル状況について
の情報を含む。これは、例えば、現在の受信されたフィ
ールドの強度、現在の同期品質、チャネルイコライザの
フィルタ調整の現在の品質、その他を含む。情報I5
は、例えば、前段において決定される。情報I4とI5
は、同様に、送信地点へ送信されてもよい。続いて、モ
ジュール11、12、13における量子化と冗長部符号
化は、情報I4とI5に依存するようにされる。いかな
る場合でも、モジュール11、12、13における量子
化と冗長部符号化は、パラメータ推定が、最善の考えら
れる方法でモジュール21において行われるように選択
される。このように、送信される信号の調整は、パラメ
ータ推定器の性質に関して、チャネル特性を考慮して最
適化される。この目的に対して、パラメータ推定器の設
定を、適応できるように最適化するために、テスト信号
を使用した較正が行われてもよい。この設定が、同様
に、動作中に、常に再調整され、そのため、最適化され
たパラメータ推定が行われることが有利ある。パラメー
タ推定器の出力において、推定されたパラメータは利用
可能であり、これはモジュール22に供給される。
【0118】モジュール22は、推定されたパラメータ
から、推定されたソース信号であるアナログ出力信号を
生成するコンバータとして設計される。
【0119】数個のパラメータが割り当てられている信
号の代わりに、各々が少なくとも1つのパラメータを割
り当てられ、パラメータ化することなしに直接量子化さ
れた、異なった信号ソースからの2つまたはそれ以上の
信号は、少なくとも2つのパラメータについての1つま
たは複数の量子化器によって、または、1つまたは複数
のエンコーダによって調整されてもよい。受信端におい
ては、1つのパラメータまたは信号推定器のみが必要で
ある。
【0120】第3の実施形態から第5の実施形態までの
組合せも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アナログ信号をデジタル式で送信する従来技術
の通信ネットワークの概略ブロック図である。
【図2】アナログ信号をデジタル式で送信する従来技術
の他の通信ネットワークの概略ブロック図である。
【図3】アナログ信号をデジタル式で送信する本発明に
よる通信ネットワークの概略ブロック図である。
【図4】図1から図3に示された通信ネットワークにお
けるビット誤り率を比較する図である。
【図5】アナログ信号をデジタル式で送信する本発明に
よる他の通信ネットワークの概略ブロック図である。
【図6】振幅ファクタの確率密度を示す図である。
【図7】バイナリ符号語への量子化レベルのマッピング
を表すテーブルである。
【図8】アナログ信号をデジタル式で送信する本発明に
よるさらなる通信ネットワークの送信側部分の概略ブロ
ック図である。
【図9】図8の通信ネットワークの関連する受信側部分
の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1、7、11 量子化器 2、12 マッピング装置 3、17 伝送チャネル 4 決定部ブロック 5、20 デコーダ 6、21 パラメータ推定器 8、13、14 エンコーダ 9 ソース 10、22 コンバータ 15 インターリーバ 16 変調器 18 復調器 19 デインターリーバ
フロントページの続き (72)発明者 シユテフアン・ブレツク ドイツ国、40822・メツトマン、ブルツク ナーシユトラーセ・11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースからの信号、特に音声および/ま
    たは画像伝送用のメッセージ信号を符号化する方法であ
    って、 Mビットで信号を信号整合符号化することが、Q(Q<
    )の量子化レベルを使用して行われ、 残存している冗長部の少なくとも一部分が、信号を誤り
    から保護するために使用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 信号、特に音声および/または画像伝送
    用のソース符号化されたメッセージ信号を伝送する方法
    であって、 送信端において、信号が、少なくとも1つの冗長な信号
    整合符号を使用してさらに符号化され、 受信端において、符号化された信号が、冗長部の少なく
    とも一部分のサポートによって、パラメータ推定を使用
    して復号化されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 M−logQビットの冗長部の少なく
    とも一部分が、信号を誤りから保護するために使用され
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 誤り保護が、少なくとも1つの非線形符
    号を使用して実施されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の方法が、送信
    端において、信号を符号化するために使用され、 符号化された信号が、伝送チャネル上で送信されること
    を特徴とする信号を送信する方法。
  6. 【請求項6】 送信端において、少なくとも1つのパラ
    メータが、ソース信号のために生成され、その後、信号
    整合符号化動作にかけられ、 受信端において、パラメータ推定を行うことによって復
    号化が達成されることを特徴とする請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 異なったパラメータに対して、異なった
    符号冗長部が使用されることを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 送信端において、少なくとも1つのパラ
    メータの場合に、誤り検出または誤り訂正符号の冗長部
    が追加され、 受信端において、当該追加の冗長部の少なくとも一部分
    が、パラメータ推定によるソース信号の復号化に使用さ
    れることを特徴とする請求項2または6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 送信端において、残存している冗長部の
    少なくとも一部分が、誤り保護のために使用される代わ
    りに、または、誤り保護のために使用されることに加え
    て、少なくとも部分的に他の信号を符号化することに使
    用されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 送信端において、残存している冗長部
    の少なくとも一部分が、誤り保護のために使用される代
    わりに、または、誤り保護のために使用されることに加
    えて、制御信号を送信することに使用されることを特徴
    とする請求項5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の方法によって、信号
    を符号化する装置であって、 Q(Q<2)の量子化レベルを備えた量子化器(7)
    と、その後に続き、誤り保護符号化を行うエンコーダ
    (8)とを含む装置。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の方法によって、信号
    を復号化する装置であって、 受信部分と、その後に続き、パラメータ推定用の冗長な
    符号の冗長部の少なくとも一部分を使用するパラメータ
    推定器とを含む装置。
  13. 【請求項13】 請求項6に記載の方法によって信号を
    符号化する装置であって、 設定可能なQ(Q<2)の量子化レベルを備えた少な
    くとも2つの量子化器(7)または少なくとも1つのベ
    クトル量子化器と、その後に続き、少なくとも2つの量
    子化された値に対して少なくとも1つの追加の冗長な誤
    り保護符号化動作を行う少なくとも1つのエンコーダ
    (8)とを含む装置。
  14. 【請求項14】 追加の符号化に先立って、Mビットで
    の信号の信号整合符号化が、Q(Q<2)の量子化レ
    ベルを使用して行われ、 残存している冗長部の少なくとも一部分が、信号を誤り
    から保護するために使用されることを特徴とする請求項
    2に記載の方法。
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