JP2001034366A - パワーオンリセット回路及びそれを用いたエラー警報出力回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路及びそれを用いたエラー警報出力回路

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JP2001034366A
JP2001034366A JP11208753A JP20875399A JP2001034366A JP 2001034366 A JP2001034366 A JP 2001034366A JP 11208753 A JP11208753 A JP 11208753A JP 20875399 A JP20875399 A JP 20875399A JP 2001034366 A JP2001034366 A JP 2001034366A
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reset signal
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Joji Takera
丈治 武良
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパレータの出力発振を防止し、電源電圧が
低下したときリセット信号を出力するパワーオンリセッ
ト回路と、リセット信号の出力時にはマイコンの暴走を
報知するエラー警報を出力しないエラー警報出力回路を
提供する。 【解決手段】時定数回路5によって、電源投入時及び遮
断時の過渡的なコンパレータ2の出力発振を抑えること
ができる。さらに低下電圧リセット手段6によって、電
源電圧がマイコンの動作保証電圧よりも低下したときリ
セット信号を出力させてマイコンの動作が不安定になる
のを防ぐことができる。また、制御手段13を備えたエ
ラー警報出力回路によって、リセット信号の入力によっ
て強制的にエラー警報リレーへの通電を断ってエラー警
報の誤出力を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイコンをリセッ
トするためのリセット信号を出力するパワーオンリセッ
ト回路及び、マイコンの暴走を報知するエラー警報出力
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プログラマブルコントローラ
のようにマイコンを用いた電子機器では、電源投入時に
マイコンをリセットして初期化するためのリセット信号
を出力するパワーオンリセット回路を備えている。パワ
ーオンリセット回路は、例えば電源電圧に応じた供給電
圧を抵抗分圧回路によって分圧し、その分圧された電圧
値と基準電圧値とをコンパレータによって比較して、そ
の結果に応じリセット信号を出力する(特開平10−2
07580号公報及び特開昭56−132813号公報
参照)。
【0003】また、上記電子機器においては、何らかの
原因でマイコンが暴走した時にそれを報知するためのエ
ラー警報出力回路が設けられている(実開平5−332
46号公報及び特開昭63−68942号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パワーオンリセット回路においては、例えば電源投入時
や遮断時などの電源電圧の急激な立上がり及び立下り時
には過渡的にコンパレータの出力が発振して安定なリセ
ット信号が出力されないことや、定常時において電源電
圧がマイコンの動作保証電圧以下に低下したときにはリ
セット信号が出力されないことから、電圧低下に伴って
マイコンの動作が不安定になるのを防止することができ
ないという問題があった。
【0005】また、電源電圧の立上がり及び立下り時の
過渡状態によって、或いはマイコンの動作が保証されな
い電源電圧レベルによって、マイコンにリセット信号が
出力されている状態においても、マイコンの暴走を報知
するエラー信号がエラー警報出力回路に入力されてエラ
ー警報が誤って出力されることがあるという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、電源立上がり及び立下り時に伴うコンパレー
タの出力発振防止と、電源投入時のみならず電源電圧が
一時的に低下したような場合に十分なパルス幅を有する
リセット信号が出力可能なパワーオンリセット回路とと
もに、それを用いてエラー警報の誤報を防止したエラー
警報出力回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、少なくとも電源投入時にマイコ
ンに対してリセット信号を出力するパワーオンリセット
回路において、電源電圧に応じた供給電圧を分圧する分
圧回路と、分圧された電圧値を基準電圧値と比較して比
較結果に応じた電圧信号を出力するコンパレータと、電
圧信号に応じてリセット信号を出力するリセット信号出
力回路と、リセット信号出力回路に入力される電圧信号
のレベルを徐々に立ち上げ及び立ち下げる時定数回路
と、電源電圧がマイコンの動作保証電圧よりも低下した
場合にリセット信号出力回路からリセット信号を出力さ
せる低下電圧リセット手段とを備えたことを特徴とし、
時定数回路によって、電源投入時及び遮断時などの電源
電圧の急激な立上がり立下り時の過渡的なコンパレータ
の出力発振を抑え、且つマイコンのリセットに必要なリ
セット信号のパルス幅を十分に確保することができ、さ
らに低下電圧リセット手段によって、電源電圧がマイコ
ンの動作保証電圧以下に低下したときにおいてもリセッ
ト信号が出力されるため、電圧低下に伴ってマイコンの
動作が不安定になるのを防止することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、分圧回路は、供給電圧が入力される電圧供給端とグ
ランド間に挿入される第一及び第二の抵抗の直列回路か
らなり、コンパレータの非反転入力端は前記第一と第二
の抵抗の接続点に接続され、反転入力端は基準電圧に接
続され、出力端は第一のトランジスタのベースに接続さ
れており、リセット信号出力回路は、前記第一のトラン
ジスタと、リセット信号を出力するリセット信号出力端
にコレクタが接続され、前記第一のトランジスタのコレ
クタにベースが接続された第二のトランジスタとを備
え、さらに時定数回路は、電圧供給端に一端が接続され
た第三の抵抗とグランドに一端が接続されたコンデンサ
との直列回路からなり、低下電圧リセット手段は、電圧
供給端とグランド間に挿入される前記第三の抵抗と第四
の抵抗の直列回路からなり、前記第三と第四の抵抗の接
続点は第一のトランジスタのベースに接続されているこ
とを特徴とし、リセット信号出力回路に入力される電圧
信号の急激な変動は、時定数回路のコンデンサの充放電
によって緩和されてコンパレータの出力発振が抑えられ
るとともに十分なパルス幅を持ったリセット信号が確実
に出力でき、さらに2個の抵抗からなる低下電圧リセッ
ト手段によって供給電圧を分圧して第一のトランジスタ
のベースに供給するため、電源電圧の低下に伴い第一の
トランジスタのベース−エミッタ間の電圧が低下した場
合に第一のトランジスタがオフされることによって、リ
セット信号を出力させることができる。
【0009】請求項3の発明は、マイコンの暴走検知時
に出力されるエラー信号に応じてエラー警報リレーに通
電してマイコンの暴走を報知するエラー警報出力回路で
あって、エラー信号の入力に応じてエラー警報リレーへ
の通電を入/切する駆動手段と、エラー信号の入力に関
わらず、請求項1又は2記載のパワーオンリセット回路
から出力されるリセット信号によってエラー警報リレー
への通電を断つ制御手段とを備えたことを特徴とし、マ
イコンの電源投入時及び遮断時などの急激な電源電圧の
立上がり及び立下り時や、電源電圧がマイコンの動作保
証電圧以下に低下したときにエラー警報が誤出力される
のを確実に防いでエラー警報出力回路の動作を安定化さ
せることができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、駆動手段は、ベースに入力されるエラー信号により
オンオフされてエラー警報リレーへの通電を入/切する
第三のトランジスタを備え、制御手段は、リセット信号
がベースに入力されたときに第三のトランジスタのベー
ス−エミッタ間を短絡させる第四のトランジスタを備
え、第三及び第四のトランジスタのエミッタは共通の供
給電圧入力端に接続されたことを特徴とし、第四のトラ
ンジスタのベースにリセット信号が入力されている間
は、エラー信号の入力の有無に関わらず第三のトランジ
スタが強制的にオフされ、エラー警報の誤報が防止でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態のパワ
ーオンリセット回路は、図1に示すように、電源電圧に
応じた供給電圧Vaを分圧する分圧回路1と、分圧され
た電圧値Vbを基準電圧3の電圧値Vcと比較して基準
電圧3の電圧値より大きいときにHレベル、小さいとき
にLレベルの電圧信号を出力するコンパレータ2と、電
圧信号のレベルに応じてリセット信号を出力するリセッ
ト信号出力回路4と、リセット信号出力回路4に入力さ
れる電圧信号のレベルを徐々に立ち上げ及び立ち下げる
時定数回路5と、電源電圧がマイコンの動作保証電圧よ
りも低下したときリセット信号出力回路4からリセット
信号を出力させる低下電圧リセット手段6とを備えてい
る。
【0012】分圧回路1は供給電圧Vaが印加される電
圧供給端7とグランド間に挿入される第一及び第二の抵
抗1a,1bの直列回路からなり、コンパレータ2の非
反転入力端に第一と第二の抵抗1a,1bの接続点が接
続され、反転入力端に基準電圧3が接続され、出力端に
第一のトランジスタ4aのベースが接続されている。な
お、第一及第二の抵抗1a,1bのそれぞれの抵抗値と
基準電圧3の電圧値Vcは、供給電圧Vaの所定の電圧
レベルにてコンパレータ2の出力が切換わるように適当
な値に設定されている。
【0013】リセット信号出力回路4は、第一のトラン
ジスタ4aと、リセット信号を出力するリセット信号出
力端8にコレクタが接続され、第一のトランジスタ4a
のコレクタにベースが接続された第ニのトランジスタ4
bと、トランジスタ4a,4bのコレクタに一端がそれ
ぞれ接続され、他端が電圧供給端7に接続された抵抗4
c,4dとからなる。また時定数回路5は、電圧供給端
7に一端が接続された第三の抵抗5aとグランドに一端
が接続されたコンデンサ5bとの直列回路からなり、低
下電圧リセット手段6は、電圧供給端7とグランド間に
挿入される第三の抵抗5aと第四の抵抗6aの直列回路
からなり、第三と第四の抵抗5a,6aの接続点は第一
のトランジスタ4aのベースに接続されている。
【0014】次に、本実施形態の動作を図2に基づいて
説明する。
【0015】時刻t=t0で電源投入し、先に基準電圧
3の電圧値Vcを安定させる。次に、電源投入時から時
刻t1に至る間、電圧供給端7に供給される供給電圧の
電圧値Vaは電源電圧の立上がりに応じて上昇する(図
2(a)参照)。コンパレータ2は、電圧値Vaが分圧
回路1によって分圧された電圧値Vbを基準電圧3の電
圧値Vcと比較し、Vb<Vcの間は、Lレベルの電圧
信号をリセット信号出力回路4に出力する(図2(b)
参照)。これにより、第一のトランジスタ4aはオフと
なり(図2(d)参照)、その結果、電圧供給端7から
抵抗4cを介して第二のトランジスタ4bのベース電流
が流れて第二のトランジスタ4bがオンとなって、リセ
ット信号出力端8が第二のトランジスタ4bを介してグ
ランドに略接地されるためにアクティブLowのリセッ
ト信号を出力させることができる(図2(e)参照)。
【0016】時刻t=t1に電圧値Vaが電圧値V1を
超えると(図2(a)参照)、コンパレータ2の出力が
LレベルからHレベルに変化する(図2(b)参照)。
これにより抵抗5aを通して供給電圧Vaによりコンデ
ンサ5bが充電されるが、コンデンサ5bの両端電圧V
beは抵抗5aとコンデンサ5bにより決まる時定数に
応じて徐々に上昇する(図2(c)参照)。そのため、
コンパレータ2の出力がHレベルに変化しても第一のト
ランジスタ4aは直ぐにはオンとならない。
【0017】時刻t=t2に電圧値Vaが電圧値V0に
安定し(図2(a)参照)、しばらくして時刻t3に至
ると、コンデンサ5bの充電が終了してその両端電圧V
beが第一のトランジスタ4aの動作電圧値を超えて
(図2(c)参照)、第一のトランジスタ4aがオンと
なる(図2(d)参照)。その結果、第二のトランジス
タ4bがオフとなりリセット信号出力端8がHレベルと
なってリセット信号の出力が停止する(図2(e)参
照)。
【0018】ところで、定常動作時に何らかの原因で供
給電圧Vaが低下して時刻t=t4〜t5にマイコンの
動作保証電圧よりも低下した場合はV1<Va<V2
(低下基準電圧値)となって(図2(a)参照)、コン
デンサ5bの両端電圧Vbeが第一のトランジスタ4a
の動作電圧値より小さくなり(図2(c)参照)、第一
のトランジスタ4aがオフとなる(図2(d)参照)。
ここで、低下基準電圧値V2はマイコンの動作保証電圧
の下限値に対応するように低下電圧リセット手段6の2
個の抵抗5a,6aの抵抗値を調整しておく。その結
果、前述と同様に第二のトランジスタ4bがオンとな
り、リセット信号出力端8からアクティブLowのリセ
ット信号を出力させることができる(図2(e)参
照)。
【0019】最後に時刻t=t6に電源を遮断すると、
電源電圧の立下りに応じて供給電圧の電圧値Vaは低下
し、時刻t7を経て電圧値V2より小さくなると(図2
(a)参照)、コンデンサ5bの両端電圧Vbeは第一
のトランジスタ4aの動作電圧値よりも小さくなるた
め、第一のトランジスタ4aがオフとなって(図2
(d)参照)、その結果、前述と同様に第二のトランジ
スタ4bがオンとなり、リセット信号出力端8からアク
ティブLowのリセット信号を出力させることができる
(図2(e)参照)。さらに、時刻t8を経過すると、
電圧値Vaが電圧値V1以下となって(図2(a)参
照)、コンパレータ2の出力がHレベルからLレベルに
変化する(図2(b)参照)。これにより、コンデンサ
5bの両端電圧Vbeは徐々に低下する(図2(c)参
照)。
【0020】本実施形態において、電源投入後の電源立
ち上げ時においては、時定数回路5によってコンパレー
タ2からリセット信号出力回路4に入力される電圧を徐
々に上昇させることができるため、供給電圧の電圧値V
aが安定してからもしばらくは第一のトランジスタ4a
がオンされず、マイコンのリセットに必要なパルス幅を
十分に確保してリセット信号を出力させることができ、
電源遮断時の電源立ち下げ時においても、電圧値Vbe
を徐々に低下させることができるため、十分なパルス幅
のリセット信号を出力させることができ、また電源電圧
の急激な立上がり及び立下り時の過渡的なコンパレータ
2の出力発振を抑えることができるので、安定なリセッ
ト信号を出力させることができる。さらに、電源電圧が
動作保証電圧以下になったときにおいても、リセット信
号が出力されるため、電圧低下に伴ってマイコンの動作
が不安定になるのを防止することができる。 (実施形態2)本実施形態は、実施形態1のパワーオン
リセット回路から出力されるリセット信号を用いること
によってマイコンの暴走を報知するエラー警報の誤報を
防いだエラー警報出力回路を例示する。
【0021】図3に示すように、エラー警報出力回路
は、エラー信号の入力に応じてエラー警報リレー11へ
の通電を入/切する駆動手段12と、通電されることに
よってエラー警報を出力させるエラー警報リレー11
と、エラー信号に関わらず、リセット信号の入力によっ
てエラー警報リレー11への通電を断つ制御手段13と
を備えている。
【0022】駆動手段12は、一端からエラー信号が入
力される抵抗12aと、抵抗12aの他端にベースが接
続された第三のトランジスタ12bとからなり、第三の
トランジスタ12bのコレクタはエラー警報リレー11
の励磁コイル11aの一端に接続され、エミッタは電圧
供給端14に接続されている。アクティブLowのエラ
ー信号が入力されると第三のトランジスタ12bがオン
となって、電圧供給端14からエラー警報リレー11に
通電され、その結果、エラー警報リレー11のリレー接
点11bがオンしてエラー警報が出力される。
【0023】制御手段13は、一端からリセット信号が
入力される抵抗13aと、抵抗13aの他端にベースが
接続された第四のトランジスタ13bと、第四のトラン
ジスタ13bのベース−エミッタ間に並列接続された抵
抗13cとからなり、第四のトランジスタ13bのコレ
クタは第三のトランジスタ12bのベースに接続され、
エミッタは電圧供給端14に接続されている。実施形態
1のパワーオンリセット回路からアクティブLowのリ
セット信号が入力されると、第四のトランジスタ13b
がオンし、これによって第三のトランジスタ12bのベ
ース−エミッタ間が略短絡状態となる。したがって、リ
セット信号が入力されているときは、常に第三のトラン
ジスタ12bがオフとなって、エラー警報リレー11に
通電されないため、エラー警報を出力させることはな
い。
【0024】上記構成のエラー警報出力回路は、例えば
マイコンの電源投入時及び遮断時などの電源電圧の急激
な立上がり及び立下り時や、電源電圧がマイコンの動作
保証電圧以下に低下したときには、パワーオンリセット
回路から出力されるリセット信号が制御手段13に入力
されるため、マイコンがリセットされているときには確
実にエラー警報リレー11への通電を断ってエラー警報
を出力させず、その結果、エラー警報の誤出力を防止し
てエラー警報出力回路の動作を安定化させることができ
る。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、少なくとも電源投入
時にマイコンに対してリセット信号を出力するパワーオ
ンリセット回路において、電源電圧に応じた供給電圧を
分圧する分圧回路と、分圧された電圧値を基準電圧値と
比較して比較結果に応じた電圧信号を出力するコンパレ
ータと、電圧信号に応じてリセット信号を出力するリセ
ット信号出力回路と、リセット信号出力回路に入力され
る電圧信号のレベルを徐々に立ち上げ及び立ち下げる時
定数回路と、電源電圧がマイコンの動作保証電圧よりも
低下した場合にリセット信号出力回路からリセット信号
を出力させる低下電圧リセット手段とを備えたので、時
定数回路によって、電源投入時及び遮断時などの電源電
圧の急激な立上がり立下り時の過渡的なコンパレータの
出力発振を抑え、且つマイコンのリセットに必要なリセ
ット信号のパルス幅を十分に確保することができ、さら
に低下電圧リセット手段によって、電源電圧がマイコン
の動作保証電圧以下に低下したときにおいてもリセット
信号が出力されるため、電圧低下に伴ってマイコンの動
作が不安定になるのを防止することができるという効果
がある。
【0026】請求項2の発明は、分圧回路は、供給電圧
が入力される電圧供給端とグランド間に挿入される第一
及び第二の抵抗の直列回路からなり、コンパレータの非
反転入力端は前記第一と第二の抵抗の接続点に接続さ
れ、反転入力端は基準電圧に接続され、出力端は第一の
トランジスタのベースに接続されており、リセット信号
出力回路は、前記第一のトランジスタと、リセット信号
を出力するリセット信号出力端にコレクタが接続され、
前記第一のトランジスタのコレクタにベースが接続され
た第二のトランジスタとを備え、さらに時定数回路は、
電圧供給端に一端が接続された第三の抵抗とグランドに
一端が接続されたコンデンサとの直列回路からなり、低
下電圧リセット手段は、電圧供給端とグランド間に挿入
される前記第三の抵抗と第四の抵抗の直列回路からな
り、前記第三と第四の抵抗の接続点は第一のトランジス
タのベースに接続されているので、リセット信号出力回
路に入力される電圧信号の急激な変動は、時定数回路の
コンデンサの充放電によって緩和されてコンパレータの
出力発振が抑えられるとともに十分なパルス幅を持った
リセット信号が確実に出力でき、さらに2個の抵抗から
なる低下電圧リセット手段によって供給電圧を分圧して
第一のトランジスタのベースに供給するため、電源電圧
の低下に伴い第一のトランジスタのベース−エミッタ間
の電圧が低下した場合に第一のトランジスタがオフされ
ることによって、リセット信号を出力することができる
という効果がある。
【0027】請求項3の発明は、マイコンの暴走検知時
に出力されるエラー信号に応じてエラー警報リレーに通
電してマイコンの暴走を報知するエラー警報出力回路で
あって、エラー信号の入力に応じてエラー警報リレーへ
の通電を入/切する駆動手段と、エラー信号の入力に関
わらず、請求項1又は2記載のパワーオンリセット回路
から出力されるリセット信号によってエラー警報リレー
への通電を断つ制御手段とを備えたので、マイコンの電
源投入時及び遮断時などの急激な電源電圧の立上がり及
び立下り時や、電源電圧がマイコンの動作保証電圧以下
に低下したときにエラー警報が誤出力されるのを確実に
防いでエラー警報出力回路の動作を安定化させることが
できるという効果がある。
【0028】請求項4の発明は、駆動手段は、ベースに
入力されるエラー信号によりオンオフされてエラー警報
リレーへの通電を入/切する第三のトランジスタを備
え、制御手段は、リセット信号がベースに入力されたと
きに第三のトランジスタのベース−エミッタ間を短絡さ
せる第四のトランジスタを備え、第三及び第四のトラン
ジスタのエミッタは共通の供給電圧入力端に接続された
ので、第四のトランジスタのベースにリセット信号が入
力されている間は、エラー信号の入力に関わらず第三の
トランジスタが強制的にオフされ、エラー警報の誤報が
防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のパワーオンリセット回路の回路図
である。
【図2】同上の動作説明用のタイムチャートである。
【図3】実施形態2のエラー警報出力回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
2 コンパレータ 4 リセット信号出力回路 4a,4b,12b,13b トランジスタ 5 時定数回路 5a,6a 抵抗 5b コンデンサ 6 低下電圧リセット手段 11 エラー警報リレー 12 駆動手段 13 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電源投入時にマイコンに対し
    てリセット信号を出力するパワーオンリセット回路にお
    いて、電源電圧に応じた供給電圧を分圧する分圧回路
    と、分圧された電圧値を基準電圧値と比較して比較結果
    に応じた電圧信号を出力するコンパレータと、電圧信号
    に応じてリセット信号を出力するリセット信号出力回路
    と、リセット信号出力回路に入力される電圧信号のレベ
    ルを徐々に立ち上げ及び立ち下げる時定数回路と、電源
    電圧がマイコンの動作保証電圧よりも低下した場合にリ
    セット信号出力回路からリセット信号を出力させる低下
    電圧リセット手段とを備えたことを特徴とするパワーオ
    ンリセット回路。
  2. 【請求項2】 分圧回路は、供給電圧が入力される電圧
    供給端とグランド間に挿入される第一及び第二の抵抗の
    直列回路からなり、コンパレータの非反転入力端は前記
    第一と第二の抵抗の接続点に接続され、反転入力端は基
    準電圧に接続され、出力端は第一のトランジスタのベー
    スに接続されており、リセット信号出力回路は、前記第
    一のトランジスタと、リセット信号を出力するリセット
    信号出力端にコレクタが接続され、前記第一のトランジ
    スタのコレクタにベースが接続された第二のトランジス
    タとを備え、さらに時定数回路は、電圧供給端に一端が
    接続された第三の抵抗とグランドに一端が接続されたコ
    ンデンサとの直列回路からなり、低下電圧リセット手段
    は、電圧供給端とグランド間に挿入される前記第三の抵
    抗と第四の抵抗の直列回路からなり、前記第三と第四の
    抵抗の接続点は第一のトランジスタのベースに接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載のパワーオンリセ
    ット回路。
  3. 【請求項3】 マイコンの暴走検知時に出力されるエラ
    ー信号に応じてエラー警報リレーに通電してマイコンの
    暴走を報知するエラー警報出力回路であって、エラー信
    号の入力に応じてエラー警報リレーへの通電を入/切す
    る駆動手段と、エラー信号の入力に関わらず、請求項1
    又は2記載のパワーオンリセット回路から出力されるリ
    セット信号によってエラー警報リレーへの通電を断つ制
    御手段とを備えたことを特徴とするパワーオンリセット
    回路を用いたエラー警報出力回路。
  4. 【請求項4】 駆動手段は、ベースに入力されるエラー
    信号によりオンオフされてエラー警報リレーへの通電を
    入/切する第三のトランジスタを備え、制御手段は、リ
    セット信号がベースに入力されたときに第三のトランジ
    スタのベース−エミッタ間を短絡させる第四のトランジ
    スタを備え、第三及び第四のトランジスタのエミッタは
    共通の供給電圧入力端に接続されたことを特徴とする請
    求項3記載のパワーオンリセット回路を用いたエラー警
    報出力回路。
JP11208753A 1999-07-23 1999-07-23 パワーオンリセット回路及びそれを用いたエラー警報出力回路 Pending JP2001034366A (ja)

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