JP2001019329A - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

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JP2001019329A
JP2001019329A JP11194775A JP19477599A JP2001019329A JP 2001019329 A JP2001019329 A JP 2001019329A JP 11194775 A JP11194775 A JP 11194775A JP 19477599 A JP19477599 A JP 19477599A JP 2001019329 A JP2001019329 A JP 2001019329A
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conveyor device
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pallets
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Ryuichi Okuno
隆一 奥野
Shinichiro Aoe
信一郎 青江
Tomoaki Sato
友章 佐藤
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒体の回転力をパレットの牽引力として利
用する。 【解決手段】 連結部材により複数のパレットを屈曲自
在かつ無端状に連結した搬送体を、ル−プ状に形成した
搬送経路を循環させるコンベア装置において、前記パレ
ットの踏板1の搬送方向に対して斜めに傾いて回転する
複数の駆動輪10を、軸線がパレットの踏板1の搬送方
向に沿うように配置され、かつ軸線の回りに回転する円
筒体21上に当接することにより、該円筒体21の回転
力の分力を前記駆動輪10の駆動力として利用するよう
にしたコンベア装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、円筒体の回転力をパレ
ットの駆動力として利用するコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客コンベアは、水平移動型の動く歩道
が公知であるが、前記動く歩道は、直線方向に搬送経路
を有するものが一般的であり、直線や曲線を任意に設定
できるようにはなっていない。
【0003】直線や曲線を任意に設定できる搬送経路を
有する動く歩道としては、特開平10−167642号
公報に開示された技術がある。この動く歩道は、複数の
直線部と曲線部とからなる無端状の軌道上を連なって循
環移動する多数のパレットの上面により輸送路面を構成
し、軌道の直線部における複数箇所を利用者が途中で乗
り降りできるよう低速で移動する乗降部とした動く歩道
であって、各乗降部とその前後の所用範囲に亘り各パレ
ットを移動速度を変更しながら牽引する可変速牽引手段
を設け、各乗降部における後方の所用範囲を、各パレッ
ト相互が徐々に深く重合して輸送路面が縮められること
により移動速度が徐々に遅くなるようにした減速区間と
し、各乗降部における前方の所用範囲を、各パレット相
互が徐々に離反して輸送路面が延ばされることにより移
動速度が徐々に早くなるようにした加速区間とし、該加
速区間から次の減速区間までの区間を、各パレットが輸
送路面を延ばしたまま前方のパレットに掛止されて牽引
されることにより高速移動されるようにした高速区間と
して構成したものである。
【0004】そして、可変速牽引手段として、各パレッ
トの前端側下面に突設したカムフォロアをネジ山間に係
合して回転し得るよう軌道の直線部に沿って配設されか
つネジ山のピッチが長手方向両端側から中央に向けて徐
々に小さくなるように形成されたスクリュウロッドに構
成されているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平10−167642号公報に開示された動く歩
道には、次のような問題点がある。
【0006】各パレットに設けたカムフォロアを、スク
リュウロッドのネジ山間に規則正しく係合させるために
は、減速区間に入る前の高速区間において、各パレット
間の間隔が一定でなければならないが、各パレットが重
合かつ離反するように構成されているので、各パレット
間の間隔とスクリュウロッドのネジ山のピッチを一致さ
せるのは困難である。
【0007】そのため、パレット間隔に比較してネジ山
のピッチが小さい場合には、特定のパレットに集中的に
牽引荷重が作用する。
【0008】また、パレット間隔に比較してネジ山のピ
ッチが大きい場合には、隣接するパレット同士が引っ張
り合うという現象が発生し、安定してパレットを移動さ
せることが困難である。
【0009】また、スクリュウロッドが長くなると、自
重によりスクリュウロッドが垂れ下がり、カムフォロア
がネジ山から外れて牽引ができなくなるので、スクリュ
ウロッドを中間で支持しなければならないが、ネジ山が
あるので支持することは困難である。そのため、おのず
からスクリュウロッドによる牽引区間は限定されて短く
なる。
【0010】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、円筒形の回転
体の回転力をパレットの牽引力として利用するので、パ
レットを安定して移動させることができ、かつ牽引でき
る区間を長くとることのできる乗客コンベアを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第一のコ
ンベア装置は、連結部材により複数のパレットを屈曲自
在かつ無端状に連結した搬送体を、ル−プ状に形成した
搬送経路を循環させるコンベア装置において、前記パレ
ットの搬送方向に対して斜めに傾いて回転する複数の駆
動輪を、軸線がパレットの搬送方向に沿うように配置さ
れ、かつ軸線の回りに回転する円筒体上に当接すること
により、該円筒体の回転力の分力を前記駆動輪の駆動力
として利用するようにしたものである。
【0012】この発明に係る第一のコンベア装置におい
ては、駆動輪の駆動力として、回転する円筒体の回転力
を利用するようにしているので、駆動力を得るために駆
動チェ−ン等を使用する場合に比べて、駆動装置に要す
るスペ−スをコンパクトにすることができる。
【0013】また、駆動輪が円筒体上を移動していくだ
けであるので、パレット間隔にばらつきがあっても、特
にパレットの移動が阻害されることはなく、安定して移
動ができる。
【0014】また、円筒体は中間で容易に支持できるの
で、円筒体を使用する区間の長さが限定されることはな
く、長い搬送経路を構成することができる。
【0015】また、この発明に係る第二のコンベア装置
は、連結部材により複数のパレットを屈曲自在かつ無端
状に連結した搬送体を、ル−プ状に形成した搬送経路を
循環させ、搬送経路中に前記パレットを低速状態から高
速状態に移行させる加速区間及び高速状態から低速状態
に移行させる減速区間を設けた可変速型のコンベア装置
において、前記パレットの搬送方向に対して斜めに傾い
て回転する複数の駆動輪を、前記減速区間および高速区
間に軸線がパレットの搬送方向に沿うように設けられ、
かつ軸線の回りに回転し外径が長手方向に沿って変化す
る略円筒体上に当接することにより、該円筒体の回転力
の分力を前記駆動輪の駆動力として利用しながら、パレ
ットを加減速するようにしたものである。
【0016】この発明に係る第二の乗客コンベアにおい
ては、この発明に係る第一の乗客コンベアの利点に加え
て、パレットの加減速を容易に行うことができるととも
に、低速状態の区間および高速状態の区間においては、
パレットの走行を安定して行うことができる。
【0017】また、第一のコンベア装置または第二のコ
ンベア装置において、前記駆動輪を円筒体または略円筒
体に押し付ける押し付け手段を具備したものである。
【0018】駆動輪を円筒体または略円筒体に押し付け
るので、駆動輪と円筒体または略円筒体との間の転がり
摩擦が大きくなり、円筒体または略円筒体の回転力の分
力を、確実に駆動力として駆動輪に伝達することができ
る。
【0019】また、第二のコンベア装置において、前記
連結部材の一端に設けた連結手段が、隣接するパレット
に設けた複数の被連結手段に連結・離脱自在であって、
一定搬送速度の区間は、隣り合うパレット同士を所定の
間隔で連結し、前記減速区間および高速区間は、隣り合
うパレット同士を切り離すように構成したものである。
【0020】隣り合うパレット同士を連結したり、切り
離したりすることができるので、加減速をスム−ズに行
うことができるとともに、一定搬送速度の区間において
は、搬送速度を一定に保って走行することができる。
【0021】
【発明の実施形態】本発明の実施の形態を、図面を参照
して説明する。
【0022】まず、本発明の第一の実施の形態のコンベ
ア装置を、乗客コンベアが水平面内に設けられた循環経
路を循環する場合について、図1〜図6により説明す
る。
【0023】図1は本発明の第一の実施の形態の乗客コ
ンベアにおけるパレットの踏板単体の説明図であり、
(a)は裏面図、(b)は側面図である。図中1は乗客
の乗る踏板、2は踏面、3は隣接する踏板1間を連結す
る連結ロッド、4は前の踏板1との間に起こる上下およ
び回転運動を許容する継手体、5、6は走行車輪、7、
8は走行輪の支持脚、9はガイドロ−ラ、10は後述す
る回転する円筒状駆動シャフトから動力を得るための駆
動輪、11は駆動輪の支持脚である。
【0024】この踏板1は、乗客の乗る踏面2と、踏面
2の下面に設けられた支持部材に水平に支持された連結
ロッド3と、連結ロッドの先端部に設けた継手体4と、
踏面2の下面に支持脚7および8を介して取り付けられ
た走行車輪5および6と、同じく踏面2の下面に支持脚
11を介して取り付けられた駆動輪10とから構成され
ている。
【0025】そして、駆動輪10は、回転軸が踏板1の
搬送方向と直交する方向から、全ての駆動輪が同じ方向
に一定角度傾くようにして取り付けられている。
【0026】図2〜図4は、本発明の第一の実施の形態
の乗客コンベアの踏板1の駆動輪10に、駆動力を付与
するための駆動装置の説明図であり、図2は駆動装置の
平面図、図3は駆動装置の側面図、図4は図2のAーA矢
視図である。この駆動装置は、長手方向が踏板1の搬送
方向に沿って設けられ、互いに同じ方向に回転する2本
の円筒形の駆動シャフト21と、駆動シャフト21を回
転させるために、駆動シャフト21の両端部に接続され
た回転軸22と、これらの回転軸22を軸支するための
軸受23と、2本の回転軸22を回転させるための電動
機24および駆動シャフト21を複数個所で回転しなが
ら支持する支持ローラ25とから構成されている。
【0027】この駆動装置を詳述すると、駆動シャフト
21の回転軸22は、フレキシブルカップリング26に
より、接続されている。そして、駆動側の回転軸22の
端部には、スプロケット27が取り付けられており、そ
れぞれのスプロケットと前記電動機24の回転軸に設け
られたスプロケット28aおよび28bとの間に掛け回
された駆動チェ−ン29aおよび29bにより、電動機
24の駆動力が回転軸22に伝達されるようになってい
る。
【0028】そして、図4に示すように、パレットの踏
板1は、架台にバネ35を介して取り付けられている圧
力付加用車輪36により押し付けられているので、踏板
1の下部に設けた駆動輪10は、それぞれの駆動シャフ
ト21上に一定圧力で押し付けられている。そのため、
駆動シャフト21の回転力の分力が、駆動輪10に伝達
され、発生する駆動力によってパレットは搬送される。
【0029】このようにして駆動輪10により搬送され
るパレットの搬送速度は、次のようにして求めることが
できる。図5の(a)および(b)に示すように、駆動
シャフト21の半径をR、回転数をN、周速度をV、駆
動輪10の周速度をU、駆動輪10の回転軸10aのパ
レットの搬送方向Yからの傾き角度をφ、駆動輪10の
パレットの搬送方向の移動速度、すなわちパレットの搬
送速度をYとすると、駆動シャフト21のの周速度V
は、(1)式のようになる。 V = 2×π×R×N…………(1) (1)式から、駆動輪10の周速度Uは、(2)式のよ
うになる。 U=V×Cos(Φ)…………(2) (2)式から、パレットの搬送速度をYは、(3)式の
ようになる。 Y=U×Sin(Φ)…………(3)
【0030】図6は、本発明の第一の実施の形態のコン
ベア装置の搬送経路を示す平面図であるが、複数の踏板
1は、床部31、32で水平転回し、直線区間33およ
び34が乗客搬送区間となる。そして、この駆動装置
は、直線区間33および34の一部区間に、直線区間3
3および34の長さに応じて、複数台設置される。
【0031】本発明のコンベア装置の駆動装置は、駆動
シャフト21がパレットの搬送方向に、水平に設置して
いるため、駆動スペースが小さくてすむ。
【0032】また、駆動シャフト21上を、駆動輪10
が転動することにより動力を得るため、騒音は車輪の走
行音のみとなり、従来に比べて静粛となる。
【0033】また、駆動輪10が駆動シャフト21上を
移動していくだけであるので、パレット間隔にばらつき
があっても、特にパレットの移動が阻害されることはな
く、安定して移動ができる。
【0034】また、駆動シャフト21は中間で支持ロ−
ラにより容易に支持することができるので、長い駆動シ
ャフト21を使用することができる。したがって、駆動
シャフト21を使用する区間の長さが限定されることは
なく、長い搬送経路を構成することができる。
【0035】次に、この発明の第二の実施の形態のコン
ベア装置(可変速型)を、乗客コンベアが垂直面内に設
けられた循環経路を循環する場合について、図7〜図1
6により説明する。
【0036】図7は本発明の第二の実施の形態のコンベ
ア装置の搬送経路を示す側面図である。図7において、
41は乗客がパレットの踏板(図示せず)に乗込むための
ステージであり、42は乗客がパレットの踏板から降り
るためのステージである。Aは乗客を搬送する搬送区間
で、S1は乗り口の低速領域、S2は加速領域であり、この
領域で駆動装置43により駆動力を付与されるとともに
加速される。S3は補助駆動装置のない高速領域であり、
S4は補助駆動装置44により駆動力を付与される高速領
域である。なお、S4の補助駆動装置44が配置されてい
る高速領域は、図では1ケ所示していないが、実際には
距離に応じて数カ所設けられる。S5は降り口に近い減速
領域であり、この区間で駆動装置45により駆動力を付
与されるとともに減速される。S6は降り口を含む低速領
域であり、S7は踏板が下降反転する低速領域であり、
ここでスプロケット駆動装置46に噛み合いながら、踏
板が重力方向に落下しようとする力を抑えられながら反
転する。Bは戻り区間であり、低速領域S8、加速領域S
9、高速領域S10、S11、減速領域S12、低速領域S13からな
る。S9の区間では、搬送区間と同じく駆動装置47によ
り、S11の区間では補助駆動装置48により、S12の区間
では駆動装置49により、それぞれ駆動力を付与され
る。S14は踏板が上昇反転する低速領域であり、S7の区
間同様に、スプロケット駆動50により踏板が上昇反転
するために駆動力が付与される。100は踏板の走行レ
ールである。
【0037】次に、図8〜図10により、本発明のコン
ベア装置で使用する駆動装置43、45、47および4
9を説明図する。図8駆動装置の平面図であり、パレッ
トの踏板101の搬送方向は、加速領域においてはX方
向(図8の左方向)であり、減速領域においてはY方向
(図8の左方向)である。図9は搬送区間Aにおける駆
動装置の側面図であり、(a)は加速領域での側面を、
(b)は減速領域での側面を示す。図10は戻り区間B
における駆動装置の側面図であり、(a)加速領域での
側面を、(b)は減速領域での側面を示す。
【0038】この駆動装置は、長手方向が踏板101の
搬送方向に沿って設けられ、互いに同じ方向に回転する
2本の円錐台形の駆動シャフト51と、駆動シャフト5
1を回転させるために、駆動シャフト51の両端部に接
続された回転軸52と、これらの回転軸52を軸支する
ための軸受53と、回転軸52を回転させるための電動
機54および駆動シャフト51を複数個所で回転しなが
ら支持する支持ローラ55とから構成されている。
【0039】この駆動装置を詳述すると、駆動シャフト
51の回転軸52は、フレキシブルカップリング56に
より、接続されている。そして、駆動側の回転軸52の
端部には、スプロケット57が取り付けられており、そ
れぞれのスプロケット57と前記電動機54の回転軸に
設けられたスプロケット58との間に掛け回された駆動
チェ−ン59により、電動機54の駆動力が回転軸52
に伝達されるようになっている。
【0040】なお、後述する踏板101の駆動輪61
が、駆動シャフト51表面に絶えず接触して、搬送に必
要な駆動力を得る必要があるので、駆動シャフト51を
中心軸が斜めになるように配置して、駆動シャフト51
の駆動輪61と当たる表面が水平になるようにしてい
る。一方、電動機54からの動力を伝達する回転軸52
は、水平に配置されるため、駆動シャフト51と回転軸
52とは、任意の角度での動力伝達が可能なフレキシブ
ルカップリング56により接続されている。
【0041】図11は、本発明の乗客コンベアで使用さ
れるパレットの踏板101の説明図であり、(a)は踏
板の裏面図、(b)は踏板の正面図、(c)は踏板の側
面図である。図中60は乗客が乗り込む踏面であり、6
1は前記駆動シャフト51により駆動力を付与される駆
動輪であり、左右2組からなり、回転軸が互いに斜めに
向き合っている。62は走行車輪、63は走行輪62の
車軸である。車軸63は踏面60の下面に取り付けられ
た軸受64に軸支され、走行車輪62は車軸63の両端
部に、踏面の両側端から飛び出す状態で固定されてい
る。車軸63の両端部には、走行車輪62よりも突出し
た部分63aが設けられており、この突出部63aは、
図7における反転部S7およびS14を踏板101が通過す
るときに、駆動スプロケット46および50に噛み合う
ためのものである。
【0042】また、踏面60下部には、先端部下側にガ
イドレール(図示せず)内を走行するガイドローラ65
と、踏み面60下部に固定されたブラケット69側に突
き出したピン66を配したアーム67があり、踏板10
1とは支点68により軸支されている。なお、支点68
は、水平面内・垂直面内を回転可能であるため、ガイド
レールの幅方向の位置を変えることにより、アーム67
の先端は、支点68を中心とし水平方向に、図中AからB
の範囲を動く。また、踏板101反転時を考慮して垂直
方向に、図中AからCの範囲を動く。
【0043】低速領域における踏板101は、踏面60
下部に固定されたブラケット69に加工された穴69a
に、前述のアーム67先端のピン66が差し込まれるた
めに、前後踏板101の間隔は固定される。加速領域に
おいては、ガイドレールの位置を変えてピン66を穴6
9aから抜き、踏板101の間隔を広げる。加速領域が
終了すると、ピン66を後方の穴69bに差込み、高速
領域での踏板101の間隔に固定する。
【0044】減速領域では、これとは逆のプロセスを経
る。図12は、高速領域における踏板101の裏面図で
ある。図11で説明したア−ム67の先端のピン66
が、踏面60下部に固定されたブラケット69の後方の
穴69bに差し込まれた状態となっている。
【0045】図13は、図7で示した搬送区間Aにおけ
る駆動装置43または45と踏板101の断面図であ
る。
【0046】このときの踏板101相互の間隔を決定す
るアーム67は、図示する踏板101の後方の踏板より
伸びるものであるが、ガイドレール102に沿ってガイ
ドローラ65により案内され、加速時にはガイドレール
102が中央よりに設置されているため、アーム67先
端のピン66は、ブラケット69から離れている。な
お、左右2列の駆動シャフト51は互いに同一方向に等
速で回転している。また、踏板101の両側の走行車輪
62は、上側から走行レール100により押さえつけら
れている。また、走行レール100は、架台103に取
り付けられた圧縮ばね70により下方に押し下げられて
いる。したがって、駆動輪61は、駆動シャフト51に
押し付けられた状態で駆動している。
【0047】図14は、高速領域における踏板101の
断面図であるが、このときガイドレール102は図13
の状態に比べブラケット69に接近している。この状態
では、アーム67先端のピン66は、ブラケット69の
穴69aまたは69bに差し込まれ踏板101間隔は固
定されている。
【0048】図15は戻り区間における駆動装置47ま
たは49と踏板101の断面図である。この区間では、
踏板101は駆動装置47および49の下方を通過する
ため、、踏板101の走行車輪62は、架台103に取
り付けられた圧縮ばね70により押し上げられた走行レ
ール100上を走行しているので、駆動輪61は駆動シ
ャフト51に押し付けられた状態で駆動している。
【0049】図16は、反転部におけるスプロケット駆
動装置46または50の断面図である。スプロケット駆
動装置は、踏板101の両側に設けられた2枚のスプロ
ケットホイ−ル71と、2枚のスプロケットホイ−ル7
1を連結する回転軸72と、回転軸を軸支する軸受73
と、回転軸を回転させるための電動機74とから構成さ
れている。そして、スプロケットホイ−ル71と踏板1
01の走行車輪62の車軸63の突出部63aとがかみ
合って、踏板101を上昇反転させる。なお、図中75
は駆動スプロケット46または50を回転軸72に固定
させるロックナットである。
【0050】図17は、反転部において反転する踏板1
01の列を示した側面図であるが、踏板101相互はア
ーム67により連結されて反転する。走行レール100
は、反転部において、100aと100bに分断され踏
板101の自重を支持している。
【0051】図7で示した高速区間における補助駆動装
置44および48は、第一の実施の形態の駆動装置と同
じ構造であるので、詳細説明は省略するが、駆動シャフ
トの外径は、駆動シャフト51の最大外径と同じで、回
転数も駆動シャフト51の回転数と同じである。
【0052】また、駆動シャフト51上を駆動輪61が
移動しているときの踏板101の搬送速度は、本発明の
第一の実施の形態のコンベア装置で説明した(1)〜
(3)式を用いて算出することができる。これらの式か
ら分かるように、踏板101の搬送速度は、回転数が同
じであれば、駆動シャフト51の半径に比例するので、
駆動シャフト51の径が大きくなるにつれて、踏板10
1は加速され、駆動シャフト51の径が小さくなるにつ
れて、踏板101は減速される。
【0053】なお本発明の実施の形態の説明において、
第一の実施の形態は、コンベア装置の循環経路が水平面
内に設けられている場合で説明し、第二の実施の形態
は、コンベア装置の循環経路が垂直面内に設けられてい
る場合で説明したが、第一の実施の形態を循環経路が垂
直面内に設けられている場合について適用してもよい
し、第二の実施の形態を循環経路が水平面内に設けられ
ている場合について適用してもよい。
【0054】
【発明の効果】この発明により、コンベア装置の駆動ス
ペースが小さくてすむ。また、従来に比べて騒音が発生
しない。また、パレット間隔にばらつきがあっても、特
にパレットの移動が阻害されることはなく、安定して移
動ができる。また、駆動シャフトを使用する区間の長さ
が限定されることはなく、長い搬送経路を構成すること
ができる。また、駆動装置として駆動シャフトを使用し
ているので、製作費が安価であるとともに、局部摩耗や
破損のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の乗客コンベアにお
けるパレットの踏板単体の説明図であり、(a)は裏面
図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態の乗客コンベアにお
ける動装置の平面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の乗客コンベアにお
ける駆動装置の側面図である。
【図4】図2のA−A矢視図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態の乗客コンベアにお
ける駆動シャフト周速度と、駆動輪の搬送速度との関係
を示す説明図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態のコンベア装置の搬
送経路を示す平面図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の搬
送経路を示す側面図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置にお
ける駆動装置の平面図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の搬
送区間における駆動装置の側面図であり、(a)は加速
領域での側面を、(b)は減速領域での側面を示す。
【図10】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
戻り区間における駆動装置の側面図であり、(a)加速
領域での側面を、(b)は減速領域での側面を示す。
【図11】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置に
おける踏板の説明図であり、(a)は踏板の裏面図、
(b)は踏板の正面図、(c)は踏板の側面図である。
【図12】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
高速領域における踏板の裏面図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
搬送区間における駆動装置と踏板の断面図である。
【図14】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
高速領域における踏板の断面図である。
【図15】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
戻り区間における駆動装置と踏板の断面図である。
【図16】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
反転部における駆動スプロケットの断面図である。
【図17】本発明の第二の実施の形態のコンベア装置の
反転部において反転する踏板の列を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
1 踏板 2 踏面 3 連結ロッド 4 継手体 7、8走行車輪 7、9走行輪の支持脚 9 ガイドロ−ラ 10 駆動輪 11 駆動輪の支持脚 21 駆動シャフト 22 回転軸 23 軸受 24 電動機 25 支持ローラ 26 フレキシブルカップリング 27 スプロケット 28a、28b スプロケット 29a、29b 駆動チェ−ン 31、32 床部 33、34 直線区間 35 バネ 36 圧力付加用車輪 41 乗込むためのステージ 42 降りるためのステージ 43 加速領域の駆動装置 44 高速領域の補助駆動装置 45 減速領域の駆動装置 46 スプロケット駆動装置 47 加速領域の駆動装置 48 高速領域の補助駆動装置 49 減速領域の駆動装置 50 スプロケット駆動装置 51 駆動シャフト 52 回転軸 53 軸受 54 電動機 55 支持ローラ 56 フレキシブルカップリング 57 スプロケット 58 スプロケット 59 駆動チェ−ン 61 駆動輪 62 走行車輪 63 車軸 64 軸受 65 ガイドローラ 66 ピン 67 アーム 68 支点 69 ブラケット 70 圧縮ばね 71 スプロケットホイ−ル 72 回転軸 73 軸受 74 電動機 75 ロックナット 100 走行レ−ル 101 踏板 102 ガイドレ−ル 103 架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 友章 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F321 AA05 AA08 BA01 BA07 BA10 CA06 CA31 CB12 CB33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部材により複数のパレットを屈曲自
    在かつ無端状に連結した搬送体を、ル−プ状に形成した
    搬送経路を循環させるコンベア装置において、前記パレ
    ットの搬送方向に対して斜めに傾いて回転する複数の駆
    動輪を、軸線がパレットの搬送方向に沿うように配置さ
    れ、かつ軸線の回りに回転する円筒体上に当接すること
    により、該円筒体の回転力の分力を前記駆動輪の駆動力
    として利用するようにしたことを特徴とするコンベア装
    置。
  2. 【請求項2】 連結部材により複数のパレットを屈曲自
    在かつ無端状に連結した搬送体を、ル−プ状に形成した
    搬送経路を循環させ、搬送経路中に前記パレットを低速
    状態から高速状態に移行させる加速区間及び高速状態か
    ら低速状態に移行させる減速区間を設けた可変速型のコ
    ンベア装置において、前記パレットの搬送方向に対して
    斜めに傾いて回転する複数の駆動輪を、前記減速区間お
    よび高速区間に軸線がパレットの搬送方向に沿うように
    設けられ、かつ軸線の回りに回転し外径が長手方向に沿
    って変化する略円筒体上に当接することにより、該円筒
    体の回転力の分力を前記駆動輪の駆動力として利用しな
    がら、パレットを加減速するようにしたことを特徴とす
    るコンベア装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動輪を円筒体または略円筒体に押
    し付ける押し付け手段を具備することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のコンベア装置。
  4. 【請求項4】 前記連結部材の一端に設けた連結手段
    が、隣接するパレットに設けた複数の被連結手段に連結
    ・離脱自在であって、一定搬送速度の区間は、隣り合う
    パレット同士を所定の間隔で連結し、前記減速区間およ
    び高速区間は、隣り合うパレット同士を切り離すように
    構成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載のコンベア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109049613A (zh) * 2018-10-08 2018-12-21 端源医疗科技无锡有限公司 一种突变挤出变径牵引机及其加工工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109049613A (zh) * 2018-10-08 2018-12-21 端源医疗科技无锡有限公司 一种突变挤出变径牵引机及其加工工艺
CN109049613B (zh) * 2018-10-08 2023-09-19 端源医疗科技无锡有限公司 一种突变挤出变径牵引机及其加工工艺

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