JP2001018597A - 浴室用額縁絵の製造方法 - Google Patents

浴室用額縁絵の製造方法

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JP2001018597A
JP2001018597A JP11229422A JP22942299A JP2001018597A JP 2001018597 A JP2001018597 A JP 2001018597A JP 11229422 A JP11229422 A JP 11229422A JP 22942299 A JP22942299 A JP 22942299A JP 2001018597 A JP2001018597 A JP 2001018597A
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bathroom
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bottom plate
decorative
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JP11229422A
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Masanori Onodera
雅憲 小野寺
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Abstract

(57)【要約】 [課題]この発明は、殺風景になりがちな浴室ための、
装飾用額縁絵の製造に関するものであり、安全面、耐水
性、固定面が課題である。 [解決手段]発泡ポリエチレンなどの発泡性樹脂材を主
原料として形成し、それを組み合わせることによって、
安全でかつ装飾性に富んだ浴室用額縁絵を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の動機]一般家庭の浴室は殺風景な
空間である場合が多い。浴室ユニットの多くが、規格品
であり大量生産されたものであるから、壁面に装飾タイ
ルを特注施工でもしないとなかなか装飾的な浴室は難し
い。浴室が化粧室やトイレなどと一体になっている欧米
などでは、額縁絵がバスルームに自然な趣で飾ってあ
り、海外へ行く度に羨ましい思いを持つ人も多い。特に
日本の集合住宅におけるユニットバスにいたっては、そ
の密室的なつくりとともに壁面の殺伐さは、一日の疲れ
を癒すくつろぎの場とはいいがたく、誤解を恐れずにい
えば「洗い場」の感さえ持ってしまう。かつて銭湯文化
と呼ばれるものがあったが、まさしくそれはお風呂が与
えてくれる心の解放感を楽しんでいたからであり、浴場
を大きく占めるあの壁画が人々を魅了していたからこそ
の文化であった。浴室の在り方から文化を論じる場では
ないので、心情的な要素はなるべく控えるべきだが、本
発明の根底には一国の文化程度を憂う気持ちが少なから
ず働いているものであり、発明の動機として記述する。
つまり、浴室といえども、おざなりな文化が見えるよう
では将来の文化、文明の創造にやはり暗い影を与えてし
まうと予想するものであり、この思いこそが本発明を具
現化させたものであるからである。現在、浴室用ポスタ
ーやシールなどの安易な形態での装飾品もあるが、あえ
て浴室用額縁にこだわるのは、つまり文化へのこだわり
でもある。それはかってアメリカナイーフ派の画家グラ
ン・マ・モーゼスがいみじくも「額縁の無い絵は裸の人
です。人前に出すわけにはいかない」と語り残したよう
に、額縁絵は我々の日常へ、文化芸術の息吹をもたらす
ものと考える。額に入れた絵の豊かさは、平板なポスタ
ーやシールを貼った壁面とは異なり、充足感のある空間
を我々に与えてくれる。殺風景な日本の浴室へ、特に浴
槽のある壁面にこの文化、芸術の潤いをもたらしたいと
切に望むことが、浴室用額縁絵の発明の動機である。
【0002】[発明が解決しようとする課題]ストレス
の多い現代、お風呂をより楽しみリラックスできる場に
したいと考える人は多い。しかし装飾を試みても、特に
浴槽のある壁面には額絵や額入り写真の飾り付けはでき
なかった。従来の額縁は、肌の露出する浴室において、
その固さや落下した場合の重量を考えるとかなり危険で
ある。一部アイデアとしてある透明合成樹脂板にはさむ
ものでも、同様に固さや重さの面から素肌にとっては安
全とはいいがたく、実用化は難しい。(安全面での課
題) 当然ながら、一般に使用される額縁は多くが木製であ
り、浴室の湿度、水気には耐えることができない。(耐
水面での課題) いずれにしても絵や写真を額縁で飾る場合、その額縁自
体の重さを軽くしなければ、タイルやユニットバス壁へ
の接着・固定も事実上できなかった。(固定面での課
題) 当発明は、絵や写真を始めさまざまな平面作品を浴室に
飾ることができるように、上記の安全面、耐水面、固定
面での課題を解決し、かつ額縁絵として、その装飾性と
有効性を獲得するものである。
【0003】[課題を解決するための手段]安全性、耐
水性を確実にするため、額縁本体の材質に、軽くて柔軟
性のある発泡ポリエチレンなどの発泡性樹脂材を使用す
る。中に組み込む絵や写真はラミネートし、額から自由
に絵や写真の入れ替えができるように飾り縁3と底板4
を図2のように、はめ込みの構造に形成する。その際、
底板4には、ラミネートした絵や写真2を収納するため
の窪み5をつくる。そして窪み5に収まった2は、飾り
縁3を底板4にはめることにより、おさえ枠6によって
固定される。(図1) また浴室のタイルやユニットバス壁へ接着剤なしで接着
できるように、底板4裏全面に吸盤の役割をする小さな
独立した吸盤状の凹み7を形成する。(図3)その際凹
みの減圧を確実にするため、底板4の裏全面に軟質のビ
ニール樹脂を被覆する。装飾性を獲得するために、形成
された飾り縁2の表面に各種デザインを耐水性インクに
て印刷し、デザインに合わせたレリーフ加工(金型によ
るプレス)を施す。この手段は、形成後の飾り縁1の表
面に耐水性のリボンや、ビニールに装飾加工または印刷
されたシールを貼ることによっても、同様の効果が低い
予算で得られる。
【0004】[発明の効果]発泡ポリエチレンやポリウ
レタンなどの発泡性樹脂は、浴室用マットなどにひろく
使用されており、浴室内の額縁材料にした場合でも、そ
の軽さと柔らかさによって人体への親密度や安全性が獲
得できた。またラミネートした絵や写真をこの中に組み
込むことにより、危険な固さなどの人体を傷つける要素
は一切無くなり、発泡性樹脂材の特質である耐水性によ
って浴室での使用が可能になった。なお、現在ラミネー
トフィルムは文具店などで手軽に購入でき、熱加工も不
要で子供にも簡単にできる。もし作品を密着による破損
から避けたい場合は、作品を透明シートではさんでから
ラミネートフィルムを貼る。また底板4の裏全面の吸盤
状凹み7は、水分や湿り気のあるタイル及びユニットバ
ス壁に対し吸盤の役割を果たし、額を圧着することで接
着、また剥離が簡単にできるようになった。また、全体
の重量が極めて軽いので、額縁の裏に既存の吸盤を一つ
埋め込むだけでも同様の効果が得られる。額の表面にさ
まざまなデザインの印刷とレリーフ加工1を施すことに
より、額縁として充分な装飾性を獲得できた。また、額
縁の構造を図3のようにはめ込み式にすることにより、
絵や写真の入れ替えがワンタッチで自由にでき、額縁と
しての使いがってを獲得できた。軽さをはじめ、発泡性
樹脂材の利点を大きく生かした、やさしい素材の本額縁
絵は、肌を露出する浴室でも良く馴染み、たとえ素肌に
当たってもその弾力性や保温性のおかげで不快な思いは
一切無い。本発明でつくられたごく軽量の小さな額縁絵
一枚でも、殺風景な壁面にあっては、大きな喜びをもた
らす。この額縁絵を使用することにより、家族や恋人の
写真を浴室内で安全に楽しむこともでき、極めて軽く、
保温性、柔軟性に富むので、お風呂場での子供の遊びに
も利用できる。絵や書を飾ることと同様、本発明の額縁
絵よって得られるくつろぎは、今までのお風呂にはなか
った、新鮮で豊かな時間である。平凡な日常の中で、こ
のような充足した時を過ごすことこそ、次世代の文化を
創造する力強い源であると確信して、本発明の効果を述
べた。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の組み合わせ斜視図である。
【図2】飾り縁と底板がはまりあった図である。
【図3】底板裏の吸盤状凹みの拡大図である。
【図4】飾り縁を裏から見た図である。
【符号の説明】
1は印刷とレリーフ 2はラミネート加工された絵や写真 3は飾り縁 4は底板 5は底板の窪み 6はおさえ枠 7は底板裏面の吸盤状凹み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】額縁本体の材料を発泡ポリエチレンなど、
    柔軟性のある発泡性樹脂材とし、表面に印刷とレリーフ
    1を施す。それによって額縁としての装飾性をつくりだ
    し、浴室内でも安全に使用できるようにした浴室用額縁
    絵。
  2. 【請求項2】(イ)絵や写真をラミネートフィルムには
    さむ。(以下ラミネートと記述) (ロ)ラミネートした絵や写真2が入れ替えできるよう
    に、額縁の構造を飾り縁3と底板4に分けて形成。双方
    が組み合う形にする。その際、飾り縁3と一体になった
    おさえ枠6が2を固定する。このように発泡性樹脂の弾
    力性を利用して、作品の入れ替えが簡単にできるよう
    に、はまり合う形にした請求項1の額縁絵。
  3. 【請求項3】底板4の裏全面に小さな吸盤状凹み7を模
    様的に加工して、吸盤と同様の効果をつくりだす。それ
    によってタイル、ユニットバス壁面への貼り付けが、吸
    盤や接着剤なしで簡単にできるようにした請求項1の浴
    室用額縁絵。
JP11229422A 1999-07-09 1999-07-09 浴室用額縁絵の製造方法 Pending JP2001018597A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073341A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2014061076A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Showa Gakubuchi Co Ltd 額縁

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JP2012073341A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
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