JP2001017422A - 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材

Info

Publication number
JP2001017422A
JP2001017422A JP11194928A JP19492899A JP2001017422A JP 2001017422 A JP2001017422 A JP 2001017422A JP 11194928 A JP11194928 A JP 11194928A JP 19492899 A JP19492899 A JP 19492899A JP 2001017422 A JP2001017422 A JP 2001017422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
marker
dimensional
image processing
marker member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11194928A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayasu Yumiza
久育 弓座
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11194928A priority Critical patent/JP2001017422A/ja
Publication of JP2001017422A publication Critical patent/JP2001017422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーカー位置の把握を容易にし、マルチモダ
リティの画像位置合わせを容易に行い得る画像処理装置
および画像処理装置用マーカー部材を提供する。 【解決手段】 マルチモダリティからの３次元画像情報
を基にサーフェース画像２０を生成する。マーカーをマ
ウス３で指定して空間位置座標を求め付与番号を決め
る。これらの空間位置座標、付与番号、マルチモダリテ
ィの３次元画像情報に基いて画像同士の位置合わせを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，マルチモダリティ
で撮像された３次元医用画像の空間基準位置合わせが可
能な画像処理装置および画像処理装置用マーカ部材に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、被検体の病変部位等を非侵襲的に
撮像して３次元医用画像を得るための各種の医用画像診
断装置が開発され、適用されてきた。このような医用画
像診断装置としては、超音波画像診断装置やＣＴ画像診
断装置、Ｘ線画像診断装置、ＭＲＩ画像診断装置などが
一般に用いられており、一般的にマルチモダリティと総
称されている。これらのマルチモダリティによれば、特
に最近の画像処理技術の発達に伴い、高精細な３次元医
用画像を短時間で得ることができる。
【０００３】これらの３次元医用画像に基いて、それぞ
れのモダリティ毎に固有の特徴を生かした画像診断の手
法が確立されており、それぞれの各種専門分野の医学会
において研究発表も活発に行われている。このような、
今日の医用画像による画像診断手法に共通するものの一
つに、例えば腫瘍などの病変部位の読影が重要な位置を
占めるようになってきた。
【０００４】過去における医用画像診断装置に比較し
て、今日の医用画像診断装置により提供される３次元医
用画像は高分解能かつ情報量も大きいものとなってお
り、特に関心領域であるＲＯＩ（Ｒｅｇｉｏｎ ｏｆ
Ｉｎｔｅｒｅｓｔ）例えば腫瘍などの病変部位の描出に
おいて、３次元表示の特性から空間位置特定およびＲＯ
Ｉの描出能力においてめざましい。
【０００５】これらのマルチモダリティで撮像された３
次元医用画像を、それぞれのモダリティごとの３次元医
用画像同士で重ねあわせて、位置合わせをすることが行
われている。この位置合わせは複数（最低３個以上）の
マーカーを用いて行われており、重ねあわせることによ
ってより情報量の多い３次元医用画像を得ることができ
る。このような位置合わせの画像処理は各モダリティに
内蔵もしくは別体に設けられた画像処理装置によって行
われる。
【０００６】なお、ここで言うマーカーとは撮像された
被検体の対象部位の撮像方向や角度などを理解するため
の目安となる印であり、撮像対象部位の近傍に貼付され
る。マーカーの材質は、各モダリティにより撮像可能な
材料が選択されていて、例えばガラス材や油脂材等が用
いられ、ＣＴ画像診断装置やＭＲＩ画像診断装置のいず
れにおいても撮像可能である。また裏面に粘着材を備え
ることにより被検体の体表に貼付することができる。
【０００７】前述の３次元医用画像の重ねあわせは例え
ば次のように行われている。ここではＣＴ画像診断装
置、ＭＲＩ画像診断装置の３次元原画像上でマーカーの
位置を求め、被検体の撮像対象部位が頭部であったとき
における撮像画像の位置合わせを一つの例にして説明す
る。
【０００８】頭部画像の位置合わせでは１ｍｍ内外の位
置合わせ精度が必要であるため、各モダリティでの走査
によるスライス厚は１ｍｍ前後でもって、３次元的に撮
影することが普通である。頭部の撮像対象となる大きさ
は約１００ｍｍなので、スライス厚が１ｍｍの場合ＣＴ
画像診断装置およびＭＲＩ画像診断装置による撮像画像
はそれぞれ約１００枚と非常に多くなる。このようにし
て撮像された約１００枚の３次元医用画像から複数のマ
ーカーを探し、ＣＴ画像診断装置画像に写ったマーカー
とＭＲＩ画像診断装置画像に写ったマーカーとを対応付
けしている。このマーカー同士の対応づけは次の手順で
行なわれている。
【０００９】（１）ＣＴ画像診断装置の３次元原画像を
キーボード等のＰｒｅｖ、Ｎｅｘｔボタンで走査のスラ
イス位置を前後しながら、複数のマーカーの座標と各マ
ーカーの登録された付与番号を記録する。
【００１０】（２）同様に、ＭＲＩ画像診断装置の３次
元原画像の走査のスライス位置を前後に操作しながら複
数のマーカーの座標と各マーカーの登録された付与番号
を記録する。
【００１１】（３）ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像
診断装置による３次元原画像の各マーカーの登録された
付与番号をそれぞれ互いに対応付ける。
【００１２】（４）ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像
診断装置による３次元原画像の互いの位置合わせを行
う。なお使用されるマーカーはドーナツ状型のマーカー
が使用されている。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置においては位置合わせの操作において約１
００枚もの３次元原画像の中からマーカーを探しだすの
は時間がかかり、作業効率や操作者の負担などの面で決
して満足の行くものではなかった。
【００１４】マーカーの対応付けには、３次元的な位置
関係を把握する必要があるが、３次元原画像では３次元
的な位置関係を把握しにくいため、マーカーの付与され
た登録の番号同士の対応付けにおいて、正しい対応付け
とならない可能性があった。
【００１５】また、位置合わせに用いる複数のマーカー
が距離的に接近している条件では表示角度などによって
各マーカー同士が重なってしまったり、あるいは前後関
係を取り違えてしまう可能性もあった。
【００１６】また、被検体の頭部画像のマーカーを対応
付けする際に、被検体の頭部画像の左右方向を誤ってし
まう可能性もあった。
【００１７】また、ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像
診断装置によって撮像された３次元表示画像上で、ドー
ナツ形状のマーカーが斜めに表示された場合においては
当該マーカーの中心の空間位置が分かりにくく、マーカ
ーの中心を目視で判断するのは時間がかかり、正確なマ
ーカーの空間位置座標を指定することの妨げとなる可能
性があった。
【００１８】また、マーカー位置を含むＭＰＲ（Ｍｕｌ
ｔｉ−Ｐｌａｎａｒ Ｒｅｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ）
画像や３次元画像表示を求めようとしても、正確なマー
カーの位置が判別しにくいので、所望する表示を行うこ
とが決して容易ではなかった。
【００１９】本発明の画像処理装置はこれらの課題に対
して解決するものであり、サーフェース画像によりマー
カーの空間位置の把握が容易に行え、マーカー位置を含
むＭＰＲ画像および３次元画像表示を表示可能としてマ
ーカーの空間位置を容易に把握することができ、また、
マーカーの中心位置を容易かつ正確に把握することがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
【００２０】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに請求項１記載の本発明においては、被検体を撮像対
象部位に設けられたマーカー部材と共に撮像する医用画
像診断装置から出力された各３次元画像情報を画像処理
する画像処理装置において、前記３次元画像情報に基づ
いてサーフェース画像を生成するサーフェース画像生成
手段と、このサーフェース画像生成手段で生成されたサ
ーフェース画像上に表示されている前記マーカー部材を
当該表示画面上において個別に指定して登録可能な指定
登録手段と、この指定登録手段でそれぞれ指定された前
記マーカー部材に基いて位置合わせを行う位置合わせ手
段と、を備えることを特徴とする画像処理装置をもって
解決手段とする。
【００２１】また、請求項２記載の本発明においては、
被検体を撮像対象部位に設けられたマーカー部材と共に
撮像する医用画像診断装置から出力された各３次元画像
情報を画像処理する画像処理装置において、前記３次元
画像情報に基づいてサーフェース画像を生成するサーフ
ェース画像生成手段と、このサーフェース画像生成手段
で生成されたサーフェース画像上に表示されている前記
マーカー部材を当該表示画面上において個別に指定して
登録可能な指定登録手段と、前記３次元画像情報に基き
個別指定された前記マーカー部材を含んだＭＰＲ画像を
生成するＭＰＲ画像生成手段と、前記ＭＰＲ画像上で前
記マーカー部材を指定することにより当該マーカー部材
の空間位置座標を求めることが可能なＭＰＲ座標取得手
段と、を備えてなり、このＭＰＲ座標取得手段に基いて
３次元画像同士での位置合わせを行う位置合わせ手段を
有することを特徴とする画像処理装置をもって解決手段
とする。
【００２２】また、請求項３記載の本発明においては、
被検体を撮像対象部位に設けられたマーカー部材と共に
撮像する医用画像診断装置から出力された各３次元画像
情報を画像処理する画像処理装置において、前記３次元
画像情報に基づいてサーフェース画像を生成するサーフ
ェース画像生成手段と、このサーフェース画像生成手段
で生成されたサーフェース画像上に表示されている前記
マーカー部材を当該表示画面上において個別に指定して
登録可能な指定登録手段と、前記３次元画像情報に基き
個別指定された前記マーカー部材を含んだ前記医用画像
診断装置による３次元画像情報を表示可能な３次元画像
情報表示手段と、前記３次元画像上で前記マーカー部材
を指定することにより当該マーカー部材の空間位置座標
を求めることが可能な３次元画像座標取得手段と、を備
え、この３次元画像座標取得手段に基いて３次元画像同
士での位置合わせを行う位置合わせ手段を有することを
特徴とする画像処理装置をもって解決手段とする。
【００２３】また、請求項４記載の本発明においては、
被検体を撮像対象部位に設けられたマーカー部材と共に
撮像する医用画像診断装置から出力された３次元画像情
報を画像処理する画像処理装置において適用され、３次
元画像表示での表示角度の変更操作における前記マーカ
ー部材の中心位置を容易に把握することが可能な球形ま
たは楕円球形を備えていることを特徴とする画像処理装
置用マーカ部材をもって解決手段とする。
【００２４】このようにすれば、３次元画像情報からサ
ーフェース画像を作成することにより、各個別のマーカ
ーに識別のための番号を付与することができるので、マ
ーカーの空間位置を容易に把握することができる。
【００２５】また、３次元画像情報からサーフェース画
像を作成することにより、ＣＴ画像診断装置およびＭＲ
Ｉ画像診断装置のそれぞれにより撮像された３次元画像
の空間位置の関係を容易に把握でき、各マーカーの付与
された登録番号同士の対応付けを確実に行える。
【００２６】また、サーフェース画像上で指定した一点
を含むＭＰＲ画像または３次元原画像を表示し、ＭＰＲ
画像上でマーカーの座標を指定することにより、正確に
マーカーの座標を把握することができる。
【００２７】また、マーカーの形状を球形もしくは楕円
球形にすることにより３次元表示画面におけるマーカー
の空間中心位置の把握を容易に行うことができる。
【００２８】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態では、サ
ーフェース画像上で指定したマーカーを含むＭＰＲ画像
を表示し、マーカーの座標を求める場合を一つの例とし
て説明に用いる。
【００２９】また、本実施の形態の説明ではＣＴ画像診
断装置ならびにＭＲＩ画像診断装置によりそれぞれ撮像
された３次元原画像を対象として、互いに位置合わせす
る場合を一つの例として説明に用いる。
【００３０】図１は本実施の形態の画像処理装置の装置
構成の一つの例を示している。この図１に参照されるよ
うに、ＴＶモニタ１と、装置本体２と、キーボード５
と、ＭＯドライブ４と、マウス３とを主な構成として成
り立っている。ＴＶモニタ１は、サーフェース画像、Ｍ
ＰＲ画像、３次元原画像、マウス３による指示カーソル
等を表示することが可能である。装置本体２は、３次元
原画像からサーフェース画像、ＭＰＲ画像等を生成する
ための図示しない画像処理手段が備えられている。マウ
ス３は、ＴＶモニタ１に表示されたサーフェース画像上
においてマーカーの座標位置を指定したり、装置本体２
に各種の操作指示を入力するために用いられる。ＭＯド
ライブ４は、ＣＴ画像診断装置、ＭＲＩ画像診断装置等
のマルチモダリティにより撮像された３次元原画像が書
き込まれたＭＯディスクを読み込み、装置本体２が備え
る画像処理手段に入力可能とする。キーボード５は、装
置本体２に操作指示を入力可能にしている。
【００３１】図２に装置本体２の備える画像処理手段の
内部構造を示す。各部は、バス２０によって接続されて
おり、このバス２０を介して互いの制御信号や画像情報
のやり取りを行う。
【００３２】本図に示される画像処理手段の構成は、各
部の装置を制御するためのＣＰＵ６と、ＣＴ画像診断装
置、ＭＲＩ画像診断装置等で撮影された画像、サーフェ
ース画像、ＭＰＲ画像等の画像を記憶するための画像記
憶部７と、指定されたマーカーの座標および指定番号を
記憶するマーカー位置記憶部８と、前記画像記憶部７か
ら画像を入力しサーフェース画像およびＭＰＲ画像を作
成する画像処理部９と、マー力ー位置記憶部８からマー
力ーの座標位置と指定番号、および画像記憶部７からの
ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像診断装置画像等を入
力し、位置合わせを行うための位置合わせ部１０とを備
えている。
【００３３】このような図２に示される画像処理装置の
画像処理動作について、ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ
画像診断装置装置のそれぞれのモダリティで撮影された
画像が、図１に参照されるＭＯドライブ４を介して画像
記憶部７に既に入力されていることを一つの例として説
明する。
【００３４】ＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像診断装
置装置にての撮像において用いられるマー力ーの構造
は、図３に示されるものを用いており、このマーカーは
球形状あるいは楕円球形状を備えている。このマーカの
内部構造は、ガラス１３でできている球体の中心位置に
空洞が設けられており、この空洞部分に油脂１２が入っ
ている。ガラス１３は半球形構造を有しており、２個一
組のガラス１３が互いの平らな面同士を向かい合わせに
して接着されている。また油脂１２の封入されるガラス
１３内部の空洞も半球形状となっている。
【００３５】このようなマーカの構造により、ガラス１
３はＣＴ画像診断装置による撮像画像上で良好に描出さ
れる特徴がある。また一方において、油脂１２はＭＲＩ
画像診断装置による撮像画像上で良好に描出される。こ
のマーカに用いられるガラス１３の直径は、例えば５ｍ
ｍ程度のものを用いるのが好ましいが、用途や描出され
る画像の分解能などの条件により適宜に直径を変更した
ものを用いることができる。このガラス１３はビニール
１４で覆われ、底面に接着剤が塗布された貼付面１５が
設けられている。この貼付面１５の粘着力により、例え
ば患者の皮膚に簡単に安定かつ確実に貼付することがで
きる。
【００３６】次に述べるのは、本実施の形態によるマー
カーおよび画像処理装置を用いて、３次元画像表示に対
するマーカーの空間位置座標を指定する手順について説
明するものである。
【００３７】まず第１の手順は、図２を参照して、画像
記憶部７に記憶されているＣＴ画像診断装置等によって
撮像された３次元表示画像を読み出して、画像処理部９
に入力する。画像処理部９において既存技術の画像処理
手法によりサーフェース画像およびＭＰＲ画像を作成
し、作成したこれらの画像を画像記憶部７に再び記憶す
る。なお、ここでサーフェース画像およびＭＰＲ画像を
作成する画像処理手法は、特定の手法により限定される
ものではなく、一般的に普及している画像処理装置にて
採用の手法が適用できる。
【００３８】次に第２の手順は、図４に示すサーフェー
ス画像１９の３次元画像表示において、被検体のサーフ
ェース画像表示された頭部画像１８に複数個のマーカー
も同時に表示されている。このマーカーは図３にて示し
た構造を有しており、貼付面１５に備わる粘着剤により
被検体の頭部に貼付される。この貼付されたマーカーを
それぞれ識別するために、便宜的にマーカーａ、マー力
ーｂ、マー力ーｃ、マーカーｄ、マーカーｅとして順に
付与番号が与えられる。
【００３９】目視によりサーフェース画像１９上でマー
カーａと思われる位置を、マウス３を用いてカーソル２
２を移動させて選択する。座標系は、横方向がｘ、縦方
向がｙ、深さ方向は、図４に向かって手前側がｚ方向の
プラス方向である。マトリクスは２５６×２５６、Ｚ方
向も２５６であるとする。マトリクスサイズは１ｍｍ／
ピクセルであるとする。また、サーフェース画像１９に
はマトリクス原点のｘｙ方向の座標（１，１）が原点表
示１６として表示され、同様にｘｙ方向の終点の座標
（２５６，２５６）も終点表示１７として表示されてい
る。このような頭部画像１８において、例えばマーカー
ａの位置が付与された識別のための番号と共に関連付け
られて、たとえば（１３０、８０、６０）といったよう
に空間位置座標として特定される。
【００４０】次に第３の手順を説明する。上述の図４で
番号付与したマーカーａの空間座標位置は図５に示され
るマーカーａの位置である。この図５に示される断面Ａ
（ｘｚ平面），断面Ｂ（ｘｙ平面）、断面Ｃ（ｙｚ平
面）のそれぞれの断面は、先のマーカーａに付与された
番号に基き、その番号に対応して関連付けられた空間位
置座標に基いて決定される。マーカーａの座標である
（１３０，８０，６０）のｘ、ｙ、ｚのそれぞれの値を
含む断面を生成することで、前記の断面Ａ〜Ｃを特定す
ることができる。この特定された断面Ａ〜Ｃは図６に示
すようにＴＶモニタ１にＭＰＲ画像２１として表示され
る。
【００４１】この図６に示されるＭＰＲ画像２１に基い
て、マウス３の操作を行い断面Ａ、断面Ｂ、断面Ｃのそ
れぞれの２次元表示上においてマーカーａの位置座標を
目視により微調整する。この微調整は断面Ａ〜Ｃのそれ
ぞれにおいて撮像対象としたＲＯＩが描出されているか
否かに依っても良いし、マーカー位置にクロスカーソル
を表示し、クロスカーソルをマウス３でつまんで動かし
ても良い。あるいはＲＯＩの描出状態によっては撮像前
に予定した位置に若干の微調整を行うことで、マーカー
ａの所望する空間位置座標を正確に特定する。
【００４２】さらには、この図６にて表示のＭＰＲ画像
２１に対して各断面の位置を任意に変更する場合は、変
更したい断面画像上にマウス３に連動するポインタ表示
を合わせて指定し、この断面の指定後にキーボード５の
Ｐｒｅｖ，Ｎｅｘｔボタンを操作することで所定のスラ
イス厚みごとに変更することができる。以上のような手
順により決定されたマーカーａの空間位置座標と、それ
に関連付けられて付与された番号をマー力ー位置記憶部
８に記憶する。
【００４３】次に第４の手順においては、前記の第２、
第３の手順を再び繰り返して行う。この繰り返しの信号
処理により、マーカーｂからマーカーｅまでのそれぞれ
のマーカーの空間位置座標と付与番号を求め、その結果
をマーカー位置記憶部８に記憶する。
【００４４】次に第５の手順においては、前記の第１か
ら第４までの手順と同様の信号処理をＭＲＩ画像診断装
置で撮影された３次元画像情報に対しても行う。この様
にすることで、ＭＲＩ画像に対してもＣＴ画像の場合と
同様にマーカーａからマーカーｅまでの空間位置座標と
付与番号を求めることができ、やはりこの結果はマー力
ー位置記憶部８に記憶される。
【００４５】最後に第６の手順においては、画像記憶部
７からＣＴ画像診断装置およびＭＲＩ画像診断装置によ
り撮像された３次元画像情報を読み出し、またマー力ー
位置記憶部８からはマー力ーａ〜マーカーｅの空間位置
座標と付与番号をそれぞれ読み出す。この読み出された
３次元画像情報と空間位置座標ならびに付与番号は位置
合わせ部１０に入力され、ここでＣＴ画像診断装置およ
びＭＲＩ画像診断装置により撮像された３次元画像情報
の位置合わせを行う。こうして位置合わせされた後にＴ
Ｖモニタ１に画像表示される。
【００４６】以上説明した本発明の実施の形態によれ
ば、３次元画像情報からサーフェース画像を作成するこ
とにより、マーカーの位置を瞬時に把握させることがで
きる。また、３次元画像情報からサーフェース画像を作
成することにより、ＣＴ画像診断装置画像およびＭＲＩ
画像診断装置による画像の３次元的な位置関係を把握さ
せマーカーの番号対応付けにおける間違いを防ぐことが
できる。サーフェース画像上で指定した一点を含むＭＰ
Ｒ（ＭｕｌｔｉＰｌａｎａｒＲｅｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉ
ｏｎ）画像または３次元原画像を表示し、ＭＰＲ画像上
でマーカーの座標を指定することにより、正確にマーカ
ーの座標を求めることができる。また、マーカーの形状
を球形もしくは楕円球形にすることにより、３次元立体
画像表示におけるマーカーの中心位置を表示角度の変更
に関わらずに認識容易にすることができる。
【００４７】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【００４８】たとえば、本実施の形態では、マーカーの
材質をガラスにしたが、材質は前記に限定されず、別な
材質例えば、塩化ビニール等でも良い。
【００４９】また、本実施の形態では、サーフェース画
像上で指定した位置のＭＰＲ画像を表示したが、表示す
る画像は前記に限定されず、別な画像例えば、３次元表
示の原画像等でも良い。
【００５０】また、本実施の形態では、サーフェース画
像上で指定した位置のＭＰＲ画像を表示し、その画像上
でマーカーの位置を求めたが、マーカーの座標の求め方
は前記に限定されず、別な方法例えば、サーフェース画
像だけを用いてマーカーの座標を求めても良い。
【００５１】また、本実施の形態では、マー力ーの中心
に油脂を入れたが、入れる位置は前記に限定されず、別
な場所例えば、ガラスと油脂を混ぜ合わせる等でも良
い。
【００５２】また、本実施の形態では、ＣＴ画像診断装
置とＭＲＩ画像診断装置画像について位置合わせを行っ
たが、位置合わせを行うモダリテイの数は前記に限定さ
れず、別のモダリティの数例えば、ＣＴ画像診断装置，
ＭＲＩ画像診断装置、ＮＭの３つのモダリテイの画像を
位置合わせする等でも良い。
【００５３】また、本実施の形態では、頭部の画像を用
いて説明したが、部位は前記に限定されず、別な部位例
えば、胸部等でも良い。
【００５４】また、マーカーをサーフェースマーカーと
したが、骨に埋め込まれるようなピンにマーカーを固定
した骨マーカーでも良い。
【００５５】
【発明の効果】このように構成された本発明の画像処理
装置によれば、サーフェース画像によりマーカーの空間
位置の把握が容易に行え、マーカー位置を含むＭＰＲ画
像および３次元画像情報を表示可能としてマーカーの空
間位置を容易に把握することができる画像処理装置を提
供でき、また、３次元画像表示におけるマーカーの中心
位置を容易かつ正確に把握することができる画像処理装
置用マーカー部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態の画像処理装置における構成の概略
図を示す。
【図２】実施の形態の画像処理装置における構成の概略
図を示す。
【図３】実施の形態のマーカーを説明するための概略断
面図を示す。
【図４】実施の形態の画像処理装置によるサーフェース
画像の一つの例を示す。
【図５】実施の形態の画像処理装置によるサーフェース
画像上におけるマーカー配置の一つの例を示す。
【図６】実施の形態の画像処理装置によるＭＰＲ画像の
一つの例を示す。
【符号の説明】
１…ＴＶモニタ、２…装置本体、３…マウス、４…ＭＯ
ドライブ、５…キーボード、６…ＣＰＵ、７…画像記憶
部、８…マーカ位置記憶部、９…画像処理部、１０…位
置合わせ部、１１…データバス、１２…油脂、１３…ガ
ラス、１４…ビニール、１５…貼付面、１６…ｘｙ座標
原点、１７…ｘｙ座標端点、１８…サーフェース画像、
１９、２０…サーフェース表示画面、２１…ＭＰＲ画像
表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C093 AA26 CA17 CA18 CA21 CA23 EE01 EE30 FF22 FF37 FF43 FF45 FG05 FG13 FH04 4C096 AB37 AD14 AD15 DC23 DC33 DC35 DD09 DD13 5B057 AA09 BA03 BA19 BA24 BA28 BA29 CA08 CA12 CA13 CA16 CB08 CB12 CB13 CB16 CD14 CE09 CH11 DA07 DA08 DA16 DB02 DB03 DB09 DC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 被検体を撮像対象部位に設けられたマー
    カー部材と共に撮像する医用画像診断装置から出力され
    た各３次元画像情報を画像処理する画像処理装置におい
    て、 前記３次元画像情報に基づいてサーフェース画像を生成
    するサーフェース画像生成手段と、 このサーフェース画像生成手段で生成されたサーフェー
    ス画像上に表示されている前記マーカー部材を当該表示
    画面上において個別に指定して登録可能な指定登録手段
    と、 この指定登録手段でそれぞれ指定された前記マーカー部
    材に基いて位置合わせを行う位置合わせ手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項２】 被検体を撮像対象部位に設けられたマー
    カー部材と共に撮像する医用画像診断装置から出力され
    た各３次元画像情報を画像処理する画像処理装置におい
    て、 前記３次元画像情報に基づいてサーフェース画像を生成
    するサーフェース画像生成手段と、 このサーフェース画像生成手段で生成されたサーフェー
    ス画像上に表示されている前記マーカー部材を当該表示
    画面上において個別に指定して登録可能な指定登録手段
    と、 前記３次元画像情報に基き個別指定された前記マーカー
    部材を含んだＭＰＲ画像を生成するＭＰＲ画像生成手段
    と、 前記ＭＰＲ画像上で前記マーカー部材を指定することに
    より当該マーカー部材の空間位置座標を求めることが可
    能なＭＰＲ座標取得手段と、を備えてなり、 このＭＰＲ座標取得手段に基いて３次元画像同士での位
    置合わせを行う位置合わせ手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  3. 【請求項３】 被検体を撮像対象部位に設けられたマー
    カー部材と共に撮像する医用画像診断装置から出力され
    た各３次元画像情報を画像処理する画像処理装置におい
    て、 前記３次元画像情報に基づいてサーフェース画像を生成
    するサーフェース画像生成手段と、 このサーフェース画像生成手段で生成されたサーフェー
    ス画像上に表示されている前記マーカー部材を当該表示
    画面上において個別に指定して登録可能な指定登録手段
    と、 前記３次元画像情報に基き個別指定された前記マーカー
    部材を含んだ前記医用画像診断装置による３次元画像情
    報を表示可能な３次元画像情報表示手段と、 前記３次元画像上で前記マーカー部材を指定することに
    より当該マーカー部材の空間位置座標を求めることが可
    能な３次元画像座標取得手段と、を備え、 この３次元画像座標取得手段に基いて３次元画像同士で
    の位置合わせを行う位置合わせ手段を有することを特徴
    とする画像処理装置。
  4. 【請求項４】 被検体を撮像対象部位に設けられたマー
    カー部材と共に撮像する医用画像診断装置から出力され
    た３次元画像情報を画像処理する画像処理装置において
    適用され、 ３次元画像表示での表示角度の変更操作における前記マ
    ーカー部材の中心位置を容易に把握することが可能な球
    形または楕円球形を備えていることを特徴とする画像処
    理装置用マーカ部材。
JP11194928A 1999-07-08 1999-07-08 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材 Pending JP2001017422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11194928A JP2001017422A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11194928A JP2001017422A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001017422A true JP2001017422A (ja) 2001-01-23

Family

ID=16332684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11194928A Pending JP2001017422A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001017422A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006141640A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Imagunooshisu Kk 医用撮影用マーカー
JP2008503280A (ja) * 2004-06-25 2008-02-07 メディシム ナームロゼ ベンノートチャップ 頬顎異常矯正学的手術のための治療計画を導出する方法及びそのための装置
JP2008200440A (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc ボリュームデータ対応付け装置および方法
JP2009521022A (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 ピルツ ゲーエムベーハー アンド コー．カーゲー 空間領域をモニタするためのモニタ装置を構成する方法
JP2011142974A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Fujifilm Corp 医用画像表示装置および方法、並びにプログラム
JP2013512037A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 イメージング・サイエンシィズ・インターナショナル・エルエルシー 一連のｃｔ射影画像においてｘ線マーカを追跡するための方法
US9082182B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Extracting patient motion vectors from marker positions in x-ray images
US9082036B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for accurate sub-pixel localization of markers on X-ray images
JP2016002211A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 株式会社東芝 医用画像処理装置、医用画像処理方法、医用画像診断装置および培養細胞片製造方法
WO2017003453A1 (en) * 2015-06-30 2017-01-05 Canon U.S.A., Inc. Fiducial markers, systems, and methods of registration
US9826942B2 (en) 2009-11-25 2017-11-28 Dental Imaging Technologies Corporation Correcting and reconstructing x-ray images using patient motion vectors extracted from marker positions in x-ray images
US10420626B2 (en) 2015-06-30 2019-09-24 Canon U.S.A., Inc. Fiducial markers, systems, and methods of registration
US10893911B2 (en) 2017-11-26 2021-01-19 Canon U.S.A., Inc. Automated image cropping for enhanced automatic device-to-image registration
US11202652B2 (en) 2017-08-11 2021-12-21 Canon U.S.A., Inc. Registration and motion compensation for patient-mounted needle guide

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503280A (ja) * 2004-06-25 2008-02-07 メディシム ナームロゼ ベンノートチャップ 頬顎異常矯正学的手術のための治療計画を導出する方法及びそのための装置
JP2006141640A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Imagunooshisu Kk 医用撮影用マーカー
JP4542877B2 (ja) * 2004-11-18 2010-09-15 イマグノーシス株式会社 医用撮影用マーカー
JP2009521022A (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 ピルツ ゲーエムベーハー アンド コー．カーゲー 空間領域をモニタするためのモニタ装置を構成する方法
US9695980B2 (en) 2005-12-22 2017-07-04 Pilz Gmbh & Co. Kg Method and system for configuring a monitoring device for monitoring a spatial area
US9151446B2 (en) 2005-12-22 2015-10-06 Pilz Gmbh & Co. Kg Method and system for configuring a monitoring device for monitoring a spatial area
JP2008200440A (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc ボリュームデータ対応付け装置および方法
US9082036B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for accurate sub-pixel localization of markers on X-ray images
US9082182B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Extracting patient motion vectors from marker positions in x-ray images
US9082177B2 (en) 2009-11-25 2015-07-14 Dental Imaging Technologies Corporation Method for tracking X-ray markers in serial CT projection images
JP2013512037A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 イメージング・サイエンシィズ・インターナショナル・エルエルシー 一連のｃｔ射影画像においてｘ線マーカを追跡するための方法
US9826942B2 (en) 2009-11-25 2017-11-28 Dental Imaging Technologies Corporation Correcting and reconstructing x-ray images using patient motion vectors extracted from marker positions in x-ray images
JP2011142974A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Fujifilm Corp 医用画像表示装置および方法、並びにプログラム
JP2016002211A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 株式会社東芝 医用画像処理装置、医用画像処理方法、医用画像診断装置および培養細胞片製造方法
WO2017003453A1 (en) * 2015-06-30 2017-01-05 Canon U.S.A., Inc. Fiducial markers, systems, and methods of registration
US10420626B2 (en) 2015-06-30 2019-09-24 Canon U.S.A., Inc. Fiducial markers, systems, and methods of registration
US11202652B2 (en) 2017-08-11 2021-12-21 Canon U.S.A., Inc. Registration and motion compensation for patient-mounted needle guide
US10893911B2 (en) 2017-11-26 2021-01-19 Canon U.S.A., Inc. Automated image cropping for enhanced automatic device-to-image registration

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4822634B2 (ja) 対象物の案内のための座標変換を求める方法
US9990744B2 (en) Image registration device, image registration method, and image registration program
US6049622A (en) Graphic navigational guides for accurate image orientation and navigation
US7467007B2 (en) Respiratory gated image fusion of computed tomography 3D images and live fluoroscopy images
US6628977B2 (en) Method and system for visualizing an object
US9480456B2 (en) Image processing apparatus that simultaneously displays two regions of interest on a body mark, processing method thereof and storage medium
JP5417609B2 (ja) 医用画像診断装置
US9918798B2 (en) Accurate three-dimensional instrument positioning
JP6071282B2 (ja) 情報処理装置、超音波撮影装置および情報処理方法
EP1204369A1 (en) Method and system for displaying cross-sectional images of a body
JP2001017422A (ja) 画像処理装置および画像処理装置用マーカー部材
JP4717683B2 (ja) 医用画像表示装置
JP6493885B2 (ja) 画像位置合せ装置、画像位置合せ装置の作動方法および画像位置合せプログラム
Galloway Jr et al. Image display and surgical visualization in interactive image-guided neurosurgery
US20170228877A1 (en) Device and method for image registration, and a nontransitory recording medium
JP5100041B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
CN107260305A (zh) 计算机辅助微创手术系统
JP2000333971A (ja) 手術支援情報表示装置
CN208017582U (zh) 计算机辅助微创手术装置
US11304623B2 (en) Integration of medical imaging and location tracking
CN113907883A (zh) 一种耳侧颅底外科3d可视化手术导航系统及方法
JP4565885B2 (ja) 核磁気共鳴撮像装置
US10049480B2 (en) Image alignment device, method, and program
JP2009279209A (ja) 術具誘導手術支援装置
US20230200775A1 (en) Ultrasonic imaging system

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050427

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050620