JP2001014445A - 画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ及び記憶媒体

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JP2001014445A
JP2001014445A JP11185540A JP18554099A JP2001014445A JP 2001014445 A JP2001014445 A JP 2001014445A JP 11185540 A JP11185540 A JP 11185540A JP 18554099 A JP18554099 A JP 18554099A JP 2001014445 A JP2001014445 A JP 2001014445A
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Masakazu Nomoto
政和 野本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタドライブにおけるバックグランダ部
で正しく色補正を行う。 【解決手段】 アプリケーションからオペレーティング
システムを介して入力されるプロファイル情報を含む色
補正情報に基づいて、前記アプリケーション解放後に与
えられた画像情報に補正処理を行う画像処理方法であっ
て、前記アプリケーション解放前に、前記入力されるプ
ロファイル情報を格納し、前記アプリケーション解放後
に、前記格納されたプロファイル情報に基づき色補正処
理を行うことを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法、画像
処理装置、プリンタドライバ及び記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどのホストコ
ンピュータに接続されたカラープリンタによって、ホス
トコンピュータ上で動作する各種アプリケーションなど
で作成した画像を印刷する際には、用いるカラープリン
タに対応したプリンタ制御プログラムによって該カラー
プリンタに特有の画像記録データを生成し、該データを
カラープリンタに転送することによって、画像の印刷を
行うようになっている。
【0003】このようなプリンタ制御プログラムの内、
特定のアプリケーションに依存しない、OSに固有のプリ
ンタドライバは、アプリケーションからの指示に基いて
OSのグラフィックスモジュールから呼び出され、オブジ
ェクトの種類、描画位置、大きさ、色などをパラメータ
として受け取る。プリンタドライバは該パラメータに従
って画像記録データの生成を行い、該データをOSの入出
力モジュールに渡す。該データはOSの入出力モジュール
によってプリンタに転送され、プリンタによる所望の画
像の印刷が行われる。
【0004】プリンタドライバがOSのグラフィックスモ
ジュールから呼び出され、処理を行っている間、該グラ
フィックスモジュールの呼び出し元であるアプリケーシ
ョンは一般に、印刷処理に拘束されており、ユーザによ
る操作の受け付けをはじめとする他の処理を行うことが
できない。アプリケーションが印刷処理に拘束されてい
る時間を短縮し、ユーザの待ち時間を軽減するために
は、以下のようなバックグラウンド処理が行われてい
る。
【0005】プリンタドライバはスプーラ部とバックグ
ラウンダ部の二部構成となり、全体の処理は図20に示す
ように行われる。ステップS20001でOSのグラフィックス
モジュールはスプーラのスプール開始処理を呼び出し、
スプーラは描画情報を一時的に蓄積する中間ファイルの
作成や処理に必要なワークエリアの確保を行う。次いで
ステップS20002でOSのグラフィックスモジュールがスプ
ーラのオブジェクト処理関数を呼び出し、オブジェクト
の種類、描画位置、大きさ、色などをパラメータとして
渡す。呼び出されたスプーラは、ラスタライズ、画像記
録データの生成などは行わず、パラメータを前記中間フ
ァイルに書き込み、速やかに処理を終了する。前記オブ
ジェクト処理関数の処理は、すべての描画オブジェクト
について繰り返し行われる。すべての描画オブジェクト
について前記の処理が終了すると、続くステップS20003
でOSのグラフィックスモジュールはスプーラのスプール
終了処理を呼び出す。スプーラは前記中間ファイルのク
ローズ、ワークエリアの解放などを行い、バックグラウ
ンダ部を起動する。
【0006】次にステップS20004では、ステップS20003
で起動されたバックグラウンダ部がステップS20002で記
録された中間ファイルの情報を呼び出し、該情報に基い
てラスタライズ、データ形式の変換等の処理を行い、プ
リンタに特有の画像記録データを生成する。そしてバッ
クグラウンダ部は画像記録データをOSの入出力モジュー
ルに渡し、該モジュールが画像記録データをプリンタに
転送する。
【0007】前記の通りステップS20003までの間、アプ
リケーションはOSのグラフィックスモジュールを介して
スプーラ部を呼び出している。そのためこの間アプリケ
ーションは印刷処理に拘束されており、他の処理を行う
ことができない。それに対し、ステップS20004におい
て、印刷処理を引き継ぐバックグラウンダ部はアプリケ
ーションと独立し、並行して動作する。そのためステッ
プS20004の段階においてアプリケーションは印刷処理か
ら解放され、ユーザ操作の受け付け等の処理を行うこと
ができる。この処理により、処理時間のかかるラスタラ
イズ、画像記録データ生成開始以前にアプリケーション
を印刷処理から解放し、ユーザの待ち時間を軽減してい
る。また同時に、中間ファイルの情報を取り出す順序を
制御することにより、印刷時のページ順序を変更した
り、単一印刷ジョブで文書を複数部印刷するなどの付加
機能も実現されている。
【0008】一方、カラープリンタの出力色をアプリケ
ーションで作成された現画像の色に近づけるためのしく
みとして、OSにカラーマッチング機能が取り入れられて
いる。これはプリンタドライバが単体で固有の色処理を
行うものではなく、アプリケーションからの指示に従っ
てOSのグラフィックスモジュールがプリンタドライバに
色補正の仕方を指定するパラメータを渡し、それに基い
てプリンタドライバが色調の補正処理を行うものであ
る。カラーマッチングに関する処理は、初期化処理、色
補正処理、終了処理の3段階に分かれており、前記の順
序で図20のステップS20002の中で行われる。
【0009】カラーマッチング初期化処理は画像データ
に対する色補正処理に先立って行われるものであり、OS
からスプーラに対して色補正方法を指定するパラメータ
が渡される。該パラメータには画像入力機器、プリンタ
の色特性をそれぞれ示す入力プロファイル、出力プロフ
ァイルと呼ばれるデータファイルのファイル名が含まれ
る。これらのプロファイルには、システム内の定められ
た領域に恒久的に存続するものと、OSまたはアプリケー
ションによって一時的にテンポラリファイル領域に生成
されるものがある。スプーラは前記パラメータに基い
て、後に行う色補正処理のために必要なメモリの確保、
ルックアップテーブルの作成などを行う。またこの色補
正方法を一意に識別可能なインデックス値に対応づけ、
該インデックス値をOSに返す。複数種類の色補正方法が
用いられる場合には、それぞれの色補正方法を示すパラ
メータを用いて前記初期化処理が複数回呼び出される。
それぞれの色補正法に対しては相互に異なるインデック
スが割り当てられ、以後の処理では該インデックス値に
よって色補正方法が指定される。
【0010】その後、色補正処理はスプーラのオブジェ
クト処理関数で行われる。該関数には新規のパラメータ
として前記インデックス値が渡される。オブジェクト処
理関数は、OSのグラフィックスモジュールからパラメー
タとして渡された出力色に前記インデックスで指定され
る色補正を施した上で、その結果の色情報を中間ファイ
ルに書き込む。
【0011】色補正処理の終了後、OSのグラフィックス
モジュールはスプーラのカラーマッチング終了処理を呼
び出す。スプーラは前記カラーマッチング初期化処理で
生成されたルックアップテーブルの削除、確保されたメ
モリの解放などを行う。
【0012】これらカラーマッチングに関する各処理
は、OSのグラフィックスモジュールに呼び出されたプリ
ンタドライバ自体によって行われるばかりでなく、プリ
ンタドライバから呼び出される独立したカラーマッチン
グ専用モジュールによって行われる場合もある。以下で
は説明を簡略化するため、プリンタドライバがカラーマ
ッチングを行うものとして説明するが、カラーマッチン
グ処理はプリンタドライバから独立したカラーマッチン
グモジュールによってなされるものであってもよい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】カラーマッチング機能
の前記の処理方法は、プリンタドライバのスプーラ部の
動作中、即ちアプリケーションが印刷処理に拘束されて
いる間に色補正処理を行う。そのため、特に色補正処理
の対象となる色情報を大量に含むイメージ画像データを
出力する際、ユーザの待ち時間が増大するという問題点
がある。
【0014】一方、スプーラのカラーマッチング初期化
処理に渡されるパラメータをそのまま中間ファイルに格
納しておき、その情報に基づいてバックグラウンダ部で
色補正処理を行う方法がある。この方法では、前記のよ
うな色補正処理によるユーザの待ち時間の増大は回避で
きる。
【0015】ところで、カラーマッチング初期化時にス
プーラに渡されるパラメータ中のプロファイル名には、
システム内の定められた領域に恒久的に存続するプロフ
ァイルを示しているものと、システム内に一時的にしか
存在しないテンポラリファイルを示しているものがあ
る。
【0016】従来のバックグラウンダ部で色補正処理を
行う方法は、恒久的に存続するプロファイルにのみ対応
したものであり、システム内に一時的にしか存在しない
テンポラリファイルに対応したものではなかった。
【0017】従ってカラーマッチング初期化時にスプー
ラに渡されるパラメータ中のプロファイル名がシステム
内に一時的にしか存在しないテンポラリファイルを示し
ていた場合、バックグラウンダ部がカラーマッチングの
初期化処理を行おうとする時点までに既に該テンポラリ
ファイルが削除されてしまう。この場合には正しい色補
正処理を行うことができず、ユーザが意図した色での出
力結果が得られないという問題が生じる。
【0018】また、色補正処理だけではなく他の処理、
例えば解像度を変更するという補正処理においても同様
に発生する。
【0019】本発明の目的は、上記問題を解決する画像
処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ及び記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0020】更に本発明は、アプリケーション解放前
に、前記入力されるプロファイル情報を格納し、前記ア
プリケーション解放後に、前記格納工程により格納され
た補正情報に基づき補正処理を行うことにより上記問題
を解決することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、アプリケーションからオペレーティングシ
ステムを介して入力されるプロファイル情報に基づい
て、前記アプリケーション解放後に与えられた画像情報
に補正処理を行う画像処理方法であって、前記アプリケ
ーション解放前に、前記入力されるプロファイル情報を
格納する格納工程と、前記アプリケーション解放後に、
前記格納工程により格納されたプロファイル情報に基づ
き補正処理を行う補正処理工程とを有することを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、図面を用い
て本実施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は、本実施の形態のシステム構成を示
すブロック図、図2は本実施の形態における各ソフトウ
ェアモジュール間の関係を示すブロック図である。図3
は本実施の形態における処理動作の概要を示すフローチ
ャート、図4から図8は、本実施の形態におけるプリンタ
ドライバの処理手順を示すフローチャートである。プリ
ンタドライバはスプーラとバックグラウンダからなり、
図4から図6は、スプーラによる処理、図7および図8はバ
ックグラウンダの処理方法を示す。また、図9はスプー
ラが内部で管理、使用するテーブルが持つ項目を示す。
【0024】以下、システム構成を説明し、ついで該シ
ステムにおけるスプーラとバックグラウンダの動作を説
明する。
【0025】(装置構成の説明)図1において、1001は本
実施例におけるプリンタ制御装置であるホストコンピュ
ータである。1002はホストコンピュータ1001の本体であ
り、CPU1003によって制御される。
【0026】1004はROMであり、ホストコンピュータ本
体1002内の、後述する各コントローラ類の制御を行うプ
ログラムおよび該プログラム中で用いられるデータを格
納している。該プログラムはホストコンピュータのCPU1
003によって実行される。
【0027】1005はハードディスクドライブコントロー
ラであり、ハードディスク1006に対するデータアクセス
の制御を行う。ハードディスク1006には、ホストコンピ
ュータ1001上で動作するOS、アプリケーション、プリン
タドライバを構成するスプーラとバックグラウンダが格
納される。また、ハードディスク1006中には、カラーマ
ッチング用プロファイルが格納される領域、アプリケー
ションやOSによって使用されるテンポラリファイルが格
納される領域がそれぞれ指定されている。さらに、プリ
ンタドライバによって使用される中間ファイルも格納さ
れる。
【0028】1007はRAMであり、ハードディスク1006に
格納されたOS、アプリケーション、プリンタドライバな
どのソフトウェアが、それぞれハードディスクドライブ
コントローラ1005を介してロードされる。RAM1007にロ
ードされたそれらのソフトウェアはCPU1003によって実
行される。また、各ソフトウェア実行時のワークエリア
もRAM1007中に確保される。このワークエリアには、ス
プーラが使用するテーブル1101の領域、スプーラがテン
ポラリファイルの内容を一時的に保存するバッファ1102
の領域、およびバックグラウンダによって使用されるラ
スタ画像生成用バッファ1103の領域が含まれる。
【0029】1008はディスプレイコントローラであり、
CPU1003の制御にしたがって、ディスプレイ装置1009を
通じたホストコンピュータ1001のユーザに対する画像表
示を行う。1010はキーボード・マウスコントローラであ
り、CPU1003の制御にしたがって、ホストコンピュータ1
001のユーザからのキーボード・マウス1011を通じた入
力を受け付ける。ディスプレイ装置1009、キーボード・
マウス1011を用いて、ホストコンピュータ1001のユーザ
は該ホストコンピュータ上で動作するアプリケーション
などのソフトウェアの対話的な操作を行う。
【0030】1012はデータ入出力コントローラであり、
CPU1003の制御にしたがって、ホストコンピュータ1001
に接続されたカラープリンタ1013との通信を行う。カラ
ープリンタ1013は、ホストコンピュータ1001から転送さ
れる画像記録データにしたがって、画像の印刷を行う。
【0031】(処理動作の説明)図2は本実施例によるプ
リンタドライバおよび関係する各種モジュール間の関連
を示したブロック図である。
【0032】ホストコンピュータ1001のユーザがアプリ
ケーション2001を用いて画像の印刷指示を行うと、該ア
プリケーションはOSのグラフィックスモジュール2002を
呼び出し、印刷処理を行う。グラフィックスモジュール
2002は、カラープリンタ1013による印刷を行うために、
以下に説明するプリンタドライバ2003のスプーラ部2031
の関数群を呼び出す。
【0033】スプーラ部2031は、グラフィックスモジュ
ール2002から呼び出される際にRAM1007中にロードされ
ると、RAM1007中に図9に示す項目を持つスプーラ用テー
ブル1101を作成する。スプーラ用テーブル1101はスプー
ラによる処理中に用いられ、スプーラによる処理の終了
後、スプーラがRAM1007から削除される際に削除され
る。スプーラ2031は画像描画のために必要な情報を中間
ファイル2005に格納後、バックグラウンダ部2032を起動
する。中間ファイル2005は、管理ファイル2051と各ペー
ジ毎のページファイル2052からなり、管理ファイルには
出力する部数やページの順序など印刷ジョブ全体に関す
る情報が、ページファイルには個々のページに描画され
るオブジェクトの種類、色、位置などの情報がそれぞれ
格納される。バックグラウンダ部2032は、中間ファイル
2005を読み出し、ラスタライズにより出力画像バッファ
1103へ描画を行い、データ変換処理により画像記録デー
タを生成し、OSの入出力モジュール2004に該データを渡
す。該画像記録データはOSの入出力モジュール2004によ
ってデータ入出力コントローラ1012を介し、カラープリ
ンタ1013に転送される。
【0034】図3はOSのグラフィックスモジュールおよ
びプリンタドライバによって行われる処理の概要を示す
フローチャートである。なお、以下では説明の簡略化の
ためにイメージ画像の出力についてのみ説明するが、文
字、線画等、他の描画オブジェクトについても同様の処
理を適用することができる。
【0035】まずステップS3001でOSのグラフィックス
モジュール2002はスプーラ2031のスプール準備処理を呼
び出す。スプーラは処理に必要なワークエリアの確保等
を行う他、画像描画のために必要な情報を格納するため
の中間ファイル2005をオープンする。
【0036】ステップS3002ではOSのグラフィックスモ
ジュールがスプーラのカラーマッチング初期化処理を呼
び出す。
【0037】ステップS3003ではOSのグラフィックスモ
ジュールがスプーラのイメージ画像処理関数を呼び出
す。スプーラは描画情報を中間ファイル2005に記録す
る。
【0038】ステップS3004ではOSのグラフィックスモ
ジュールがスプーラのカラーマッチング終了処理を呼び
出す。
【0039】前記ステップS3002からS3004の処理手順は
典型的な一例を示すものである。アプリケーションおよ
びOSの動作によって、これらの各ステップは複数回繰り
返される場合がある。
【0040】ステップS3005ではOSのグラフィックスモ
ジュールがスプーラのスプール終了処理を呼び出す。ス
プーラはステップS3001で確保されたワークエリアの解
放、前記管理ファイルとページファイルのクローズを行
うとともに、バックグラウンダ2032を起動し、制御をOS
のグラフィックスモジュールに返す。以後、バックグラ
ウンダ2032はアプリケーション2001と独立、並行して動
作する。
【0041】ステップS3006ではバックグラウンダは前
記管理ファイルとページファイルを読み込み、画像記録
データを生成、該データをOSの入出力モジュール2004に
渡す。その際、バックグラウンダ内でカラーマッチング
機能による色補正処理を行う。その後、前記管理ファイ
ルとページファイルを削除して処理を終了する。
【0042】図4は図3のステップS3002においてスプー
ラ部が行うカラーマッチング準備処理の詳細を示す。
【0043】ステップS4001は、OSのグラフィックスモ
ジュールから、色補正の方法を指定する入出力各プロフ
ァイルのファイル名(パス名)、マッチングインテントを
パラメータとして受け取る。
【0044】ステップS4002は、スプーラ用テーブル110
1に新たなエントリを作成し、該エントリに前記パラメ
ータを書き込む。この際、欄R9004、R9005、R9006は0で
初期化する。
【0045】ステップS4003は、前記入力プロファイル
のファイルがシステム内のプロファイル格納領域にある
か否かを判定する。該ステップは前記入力プロファイル
がシステム内に恒久的に存続するものであるか、あるい
はアプリケーションまたはOSによって一時的に生成され
たテンポラリファイルであるかを判定するステップであ
る。即ち、入力プロファイルのファイル名(パス名)を調
べ、それがプロファイル格納領域にあれば、恒久的に存
続するプロファイルであるとみなしステップS4006へ進
む。そうでなければ、前記入力プロファイルは一時的に
生成されたテンポラリファイルであるとみなし、ステッ
プS4004に進む。
【0046】ステップS4004は、RAM1007中のワークエリ
アにバッファ1102を確保し、該バッファのポインタ(ア
ドレス情報)をスプーラ用テーブル1101の前記新規エン
トリ中の欄R9004に書き込む。この値は0ではないことが
OSによって保証されている。
【0047】ステップS4005は、前記バッファに前記入
力プロファイルの内容をコピーする。
【0048】ステップS4006は、前記出力プロファイル
のファイルがシステム内のプロファイル格納領域にある
か否かを判定する。該ステップは前記出力プロファイル
がシステム内に恒久的に存続するものであるか、あるい
はアプリケーションまたはOSによって一時的に生成され
たテンポラリファイルであるかを判定するステップであ
る。即ち、出力プロファイルのファイル名(パス名)を調
べ、それがプロファイル格納領域にあれば、恒久的に存
続するプロファイルであるとみなしステップS4009へ進
む。そうでなければ、前記出力プロファイルは一時的に
生成されたテンポラリファイルであるとみなし、ステッ
プS4007に進む。
【0049】ステップS4007は、RAM1007中のワークエリ
アにバッファ1102を確保し、該バッファのポインタ(ア
ドレス情報)をスプーラ用テーブル1101の前記新規エン
トリ中の欄R9005に書き込む。この値は0ではないことが
OSによって保証されている。
【0050】ステップS4008は、前記バッファに前記出
力プロファイルの内容をコピーする。
【0051】ステップS4009は、ステップS4001で取得し
たパラメータが指定する色補正方法を以後一意に指定す
るために用いるためのスプーラ用インデックス値を生成
する。
【0052】ステップS4010は、前記スプーラ用インデ
ックス値をスプーラ用テーブル1101の前記新規エントリ
中の欄R9006に書き込む。
【0053】ステップS4011は、OSのグラフィックスモ
ジュール2002に対し、前記スプーラ用インデックス値を
返す。以後、グラフィックスモジュール2002とスプーラ
2031の間で色補正方法を指定する際には、前記スプーラ
用インデックス値が用いられる。
【0054】図5は図3のステップS3003においてスプー
ラ部が行うイメージ画像処理の詳細を示す。
【0055】ステップS5001は、OSのグラフィックスモ
ジュールから描画位置、イメージ画像のデータ、および
色補正方法を指定するスプーラ用インデックス値をパラ
メータとして取得する。
【0056】ステップS5002は、前記描画位置およびイ
メージ画像のデータをページファイル2052に記録する。
【0057】ステップS5003は、スプーラ用テーブル110
1から欄R9006の値がパラメータとして取得した前記スプ
ーラ用インデックス値と一致するエントリを探す。
【0058】ステップS5004は、ステップS5003で見つか
ったエントリの欄R9001、R9002、およびR9003の値をペ
ージファイル2052に記録する。
【0059】ステップS5005は、ステップS5003で見つか
ったエントリの欄R9004の値が0であるか否かによって分
岐する。0でない場合は、入力プロファイルがテンポラ
リファイルである場合であり、この場合にはファイルの
内容も記録しておかなければバックグラウンダでカラー
マッチング処理を行うことはできなくなる。そのためス
テップS5006に進む。0であるのは入力プロファイルが恒
久的に存続するファイルである場合であり、ファイル名
だけを記録しておけばバックグラウンダでのカラーマッ
チング処理を行うことができる。そのため、ステップS5
007に進む。
【0060】ステップS5006は、図4のステップS4005でR
AM1007中のワークエリアに退避されているテンポラリフ
ァイルの内容をページファイルに記録する。
【0061】ステップS5007は、ステップS5003で見つか
ったエントリの欄R9005の値が0であるか否かによって分
岐する。0でない場合は、出力プロファイルがテンポラ
リファイルである場合であり、この場合にはファイルの
内容も記録しておかなければバックグラウンダでカラー
マッチング処理を行うことはできなくなる。そのためス
テップS5008に進む。0であるのは出力プロファイルが恒
久的に存続するファイルである場合であり、ファイル名
だけを記録しておけばバックグラウンダでのカラーマッ
チング処理を行うことができる。そのため、ステップS5
009に進む。
【0062】ステップS5008は、図4のステップS4008でR
AM1007中のワークエリアに退避されているテンポラリフ
ァイルの内容をページファイルに記録する。
【0063】図6は図3のステップS3004においてスプー
ラ部が行うカラーマッチング終了処理の詳細を示す。
【0064】ステップS6001は、OSのグラフィックスモ
ジュールから、色補正の方法を指定するスプーラ用イン
デックス値をパラメータとして受け取る。該スプーラ用
インデックス値は図4のステップS4009で生成されたもの
である。
【0065】ステップS6002は、スプーラ用テーブル110
1から欄R9006の値がパラメータとして取得した前記スプ
ーラ用インデックス値と一致するエントリを探す。
【0066】ステップS6003は、ステップS6002で見つか
ったエントリの欄R9004の値が0であるか否かによって分
岐する。0でない場合は、RAM1007にワークエリアを確保
している場合であるため、該ワークエリアを解放するた
めステップS6004に進む。0である場合はその処理は不要
であり、ステップS6005に進む。
【0067】ステップS6004は、図4のステップS4004で
確保されたワークエリアを解放する。
【0068】ステップS6005は、ステップS6002で見つか
ったエントリの欄R9005の値が0であるか否かによって分
岐する。0でない場合は、RAM1007にワークエリアを確保
している場合であるため、該ワークエリアを解放するた
めステップS6006に進む。0である場合はその処理は不要
であり、ステップS6007に進む。
【0069】ステップS6006は、図4のステップS4007で
確保されたワークエリアを解放する。
【0070】ステップS6007は、ステップS6002で見つか
ったエントリをスプーラ用テーブル1101から削除する。
【0071】図7および図8は、図3のステップS3006にお
いてバックグラウンダ部2032が行う処理の詳細を示す。
【0072】ステップS7001は、印刷処理を行うために
必要なバッファ1103などのワークエリアの確保、管理フ
ァイル2051のオープンなどの準備処理を行う。
【0073】ステップS7002は、以後出力を行うページ
の描画情報を含むページファイル2052をオープンする。
【0074】ステップS7003は、出力バッファ1103をク
リアする。
【0075】ステップS7004は、ページファイル2052か
ら、データレコードを1個読み込む。
【0076】ステップS7005は、前記データレコードか
ら描画位置、イメージ画像データおよびカラーマッチン
グ初期化パラメータを取得する。
【0077】ステップS7006は、前記データレコードに
入力プロファイルデータが含まれているか否かを判定す
る。含まれている場合にはステップS7007へ、そうでな
い場合にはステップS7008へ進む。
【0078】ステップS7007は、ハードディスク1006中
にテンポラリファイルを作成し、前記データレコード中
の前記入力プロファイルデータを書き込む。
【0079】ステップS7008は、前記データレコードに
出力プロファイルデータが含まれているか否かを判定す
る。含まれている場合にはステップS7009へ、そうでな
い場合にはステップS7010へ進む。
【0080】ステップS7009は、ハードディスク1006中
にテンポラリファイルを作成し、前記データレコード中
の前記出力プロファイルデータを書き込む。
【0081】ステップS7010は、ステップS7005で取得し
たカラーマッチング初期化パラメータを用いて、後にカ
ラーマッチング機能による色補正を行うために必要な、
ルックアップテーブルの生成などの準備処理を行う。ス
テップS7007またはステップS7009でテンポラリファイル
を作成した場合には該テンポラリファイルをプロファイ
ルとして使用する。
【0082】ステップS7011は、ステップS7010で準備処
理を行った色補正方法をバックグラウンダ内で一意に識
別するために用いるバックグラウンダ用インデックス値
を生成する。スプーラ部と同様、バックグラウンダ部で
も色補正処理時、色補正終了処理時には前記インデック
ス値を用いて対象とする色補正方法を指定する。
【0083】ステップS7012は、ステップS7007またはス
テップS7009でテンポラリファイルを作成したか否かに
よって分岐する。テンポラリファイルを作成した場合に
はステップS7013へ、そうでない場合にはステップS7014
へ進む。
【0084】ステップS7013は、ステップS7007またはス
テップS7009で作成されたテンポラリファイルを削除す
る。
【0085】ステップS7014は、ステップS7005で取得し
たイメージ画像データに対して、ステップS7011で生成
されたインデックス値で指定される色補正方法、即ちス
テップS7010で準備されたルックアップテーブルなどを
用いて色補正処理を行う。
【0086】ステップS7015は、ステップS7011で指定さ
れる色補正方法、即ちステップS7010で準備された色補
正方法の終了処理を行う。該終了処理は、ステップS701
0で生成されたルックアップテーブルの削除などからな
る。
【0087】ステップS7016は、ステップS7014で色補正
処理を施したイメージ画像データのラスタライズ処理を
行い、出力画像バッファ1103に対する描画を行う。
【0088】ステップS7017は、1ページ分の描画処理が
終了したかによって分岐する。処理が終了した場合には
ステップS7018へ進む。そうでない場合にはステップS70
04に戻り、次の描画オブジェクトに対する処理を行う。
【0089】ステップS7018は、出力画像バッファ1103
上の画像データに対してデータ変換処理を施し、プリン
タ1013に転送されるべき画像記録データを生成する。
【0090】ステップS7019は、前記画像記録データをO
Sの入出力モジュール2004に渡す。
【0091】ステップS7020は、ステップS7002でオープ
ンしたページファイル2032をクローズする。
【0092】ステップS7021は、全ページに対する処理
が終了したか否かにより分岐する。終了していなければ
ステップS7022へ、終了していればステップS7023へ進
む。
【0093】ステップS7022は、管理ファイル2051の情
報に従って次に出力すべきページを特定し、制御をステ
ップS7002に戻すことにより、次のページの出力処理に
進む。
【0094】ステップS7023は、ステップS7001で確保さ
れたワークエリアの解放、管理ファイル2052のクローズ
など、印刷終了のための処理を行う。
【0095】以上示したような処理を行うことによっ
て、カラーマッチングに関する準備、色補正等の演算を
伴う処理はバックグラウンダ部で行われ、スプーラ部で
は行わないため、アプリケーション解放までのユーザの
待ち時間が軽減される。
【0096】この際、カラーマッチングのために用いる
プロファイルがテンポラリファイルである場合にはその
内容を直ちにワークエリア内に退避し、ページファイル
に保存しているため、バックグラウンダ起動以前、ある
いはスプーラのイメージ画像処理関数が呼び出される以
前に該テンポラリファイルが削除されてしまっても、バ
ックグラウンダによって適切な色補正処理を行うことが
できる。また、プロファイルがテンポラリファイルでな
い場合にはワークエリアへのコピー、ページファイルへ
の格納を行わないことにより、不必要なシステム資源の
消費を回避している。さらに、バックグラウンダでのカ
ラーマッチング準備処理の際に作成するテンポラリファ
イルは、該準備処理終了後直ちに削除しており、ディス
ク使用量を軽減している。さらに、ページファイル2051
には個々のイメージ画像データ毎にカラーマッチング情
報を結び付けて格納しているため、出力するページ順序
を逆にしたり、ページの一部だけを抽出して出力するよ
うな処理を行う際にも、イメージ画像の処理時に確実に
カラーマッチングのためのパラメータを取得することが
できる。
【0097】(第2の実施例)次に本発明の第2の実施例を
説明する。
【0098】本実施例におけるプリンタドライバは第1
の実施例と同様スプーラ部とバックグラウンダ部からな
り、第1の実施例に対してバックグラウンダ部の処理の
高速化を図るものである。そのため本実施例では第1の
実施例における図1、図2の構成に加えて、バックグラウ
ンダ部がRAM中にテーブルを作成、使用する。概略の動
作は第1の実施例における図3に示されたものと同様であ
り、スプーラ部の動作は第1の実施例と同一である。以
下、図面を用いて本実施例におけるバックグラウンダ部
の動作について説明する。
【0099】図10および図11は本実施例におけるバック
グラウンダ部の処理動作を示すフローチャートである。
【0100】ステップS10001は、第1の実施例における
図7中のステップS7001と同様、印刷処理を行うために必
要なバッファ1103などのワークエリアの確保、管理ファ
イル2051のオープンなどの準備処理を行う。また、それ
に加え、図12に示す各欄を持つバックグラウンダ用テー
ブルをRAM1007中に作成する。
【0101】ステップS10002からステップS10005までの
処理動作は、第1の実施例における図7中のステップS700
2からS7005までと同一である。
【0102】ステップS10006は、ステップS10005で取得
したカラーマッチング初期化パラメータと同一の値を持
つエントリが前記バックグラウンダ用テーブル中から検
索し、該エントリが存在するか否かによって分岐する。
前記カラーマッチング初期化パラメータを同一の値を記
録したエントリが存在する場合にはステップS10007へ、
存在しない場合にはステップS10008に進む。
【0103】ステップS10007に進むのは、現在描画対象
となっているイメージ画像に対して適用する色補正方法
が、後述のステップS10014においてバックグラウンダ用
テーブルに既に登録されている場合である。この場合に
は後述のステップS10012でカラーマッチング準備処理が
行われ、現在の描画対象に対して適用する色補正方法が
使用可能になっている。従って、カラーマッチング準備
処理は行わない。バックグラウンダ用テーブルから、バ
ックグラウンダ用テーブルからステップS10006での検索
で見つかったエントリの中の、欄R12004のバックグラウ
ンダ用インデックス値を取得し、ステップS10017に進
む。
【0104】一方ステップS10008に進むのは、現在の描
画対象に対して適用する色補正方法の準備がまだなされ
ていない場合である。そこで、以下ステップS10015まで
の処理で該色補正方法の準備を行う。ステップS10008か
らステップS10013までの処理動作は、第1の実施例にお
ける図7および図8のステップS7006からステップS70
11までと同一である。
【0105】ステップS10014は、ステップS10012
で準備された色補正方法を以後検索可能とするために、
バックグラウンダ用テーブルに新たなエントリを作成
し、ステップS10005で取得した色補正初期化パラメータ
をステップS10013で生成したバックグラウンダ用インデ
ックス値とともに記録する。
【0106】ステップS10015およびステップS10016の処
理動作は、第1の実施例における図8中のステップS7012
およびステップS7013と同一である。
【0107】ステップS10017は、前記ステップS10007ま
たはステップS10013で取得したバックグラウンダ用イン
デックス値で指定される色補正方法を用いて、ステップ
S10005で取得したイメージ画像データに色補正を適用す
る。
【0108】ステップS10018からステップS10024までの
各ステップの処理動作は、第1の実施例における図8中の
ステップS7016からステップS7022までと同一である。
【0109】ステップS10025では、全ページ分の画像記
録データ生成が終了するまでの間にステップS10012で準
備された全色補正方法について、その終了処理を行う。
そのため、バックグラウンダ用テーブルを参照し、該テ
ーブルの欄R12004に登録されているすべてのバックグラ
ウンダ用インデックス値について、第1の実施例におけ
る図8のステップS7015と同様のカラーマッチング終了処
理を行う。
【0110】ステップS10026の処理動作は、第1の実施
例における図8中のステップS7023と同一である。
【0111】以上示したように、本実施例におけるプリ
ンタドライバは第1の実施例と同様にカラーマッチング
に関する演算処理をバックグラウンダ部で行うことによ
り、アプリケーション解放までのユーザの待ち時間を軽
減する。また、第1の実施例と同一のスプーラ部を持つ
ことにより、カラーマッチング準備処理の際に必要なテ
ンポラリファイルの内容を該ファイルが削除される前に
退避し、ページファイルを介してバックグラウンダ部に
伝えるため、OSによる色補正方法の指定の際にテンポラ
リファイルが使用された場合にも適切な色補正処理を行
う。
【0112】さらに本実施例におけるプリンタドライバ
は、第1の実施例のものに加えて、バックグラウンダ部
で色補正の方法をテーブル管理することにより、同一の
色補正方法に対するカラーマッチングの初期化が重複し
て行われることを防ぐ。これにより、アプリケーション
解放以降のバックグラウンダ部の動作時間、また印刷完
了までのユーザの待ち時間を短縮する。
【0113】(第3の実施例)次に本発明の第3の実施例を
説明する。
【0114】本実施例におけるプリンタドライバは第
1、第2の実施例と同様スプーラ部とバックグラウンダ部
からなり、第2の実施例に対して中間ファイルのサイズ
の削減を図るものである。そのため、本実施例では第1
の実施例における図1、図2の構成に加えて、図13に示す
各欄を持つバックグラウンダ用テーブルを用いるととも
に、新規の中間ファイルとして色補正パラメータファイ
ルを作成、使用する。概略の動作は第1の実施例におけ
る図3に示されたものと同等である。以下、本実施例に
おけるプリンタドライバの動作に関し、第1の実施例と
の違いについて図面を用いて説明する。
【0115】本実施例において、図3のステップS3002に
相当するカラーマッチング初期化処理は、第1の実施例
のものと同様である。ただし、本実施例においてはスプ
ーラ用テーブルとして図14に示す各欄を持つものを用い
る。該テーブルは第1の実施例において用いられるもの
に削除フラグを記録する欄R14007が付加されたものであ
る。本実施例においては図4のステップS4002においてス
プーラ用テーブルに新規エントリを追加する際、削除フ
ラグ欄R14007はFALSEで初期化する。
【0116】図15は、本実施例における、図3のステッ
プS3003でのスプーラのイメージ画像処理の処理動作を
示すフローチャートである。
【0117】ステップS15001は、OSのグラフィックスモ
ジュールから描画位置、イメージ画像のデータ、および
色補正方法を指定するスプーラ用インデックス値をパラ
メータとして取得する。
【0118】ステップS15002は、前記描画位置、イメー
ジ画像のデータおよびスプーラ用インデックス値をペー
ジファイルに記録する。
【0119】即ち、本実施例のイメージ画像処理関数
は、OSのグラフィックスモジュールから渡されたパラメ
ータをそのままページファイルに記録するだけで、テー
ブル検索をはじめとする他の処理を行わない。
【0120】図16は、本実施例における、図3のステッ
プS3004でのスプーラのカラーマッチング終了処理の処
理動作を示すフローチャートである。
【0121】ステップS16001は、OSのグラフィックスモ
ジュールから、色補正の方法を指定するスプーラ用イン
デックス値をパラメータとして受け取る。該スプーラ用
インデックス値は図4のステップS4009で生成されたもの
である。
【0122】ステップS16002は、スプーラ用テーブルか
ら欄R14006の値がパラメータとして取得した前記スプー
ラ用インデックス値と一致するエントリを探す。
【0123】ステップS16003は、ステップS16002で見つ
かったエントリの欄R14007の値をTRUEに変更する。この
値は該エントリに対応する色補正方法は以後使用されな
いことを示す。
【0124】即ち、本実施例のスプーラにおけるカラー
マッチング終了処理では、スプーラ用テーブルのエント
リの削除や、使用したワークエリアの解放処理は行わな
い。
【0125】図17は、本実施例における、図3のステッ
プS3005でのスプーラのスプール終了処理において、第1
の実施例におけるスプール終了処理に加えて行われる処
理動作を示すフローチャートである。本処理はスプーラ
によるワークエリアの解放、バックグラウンダの起動な
どに先立って行われる。本実施例のスプーラにおいては
前述の通り、イメージ画像処理関数でテーブル検索や色
補正初期化パラメータの中間ファイルへの書き込みを行
わず、カラーマッチング終了処理でスプーラ用テーブル
のエントリ削除を行っていない。ここではそれらに相当
する処理を行う。
【0126】ステップS17001は、スプーラ用テーブルか
ら1エントリを取得する。
【0127】ステップS17002は、ステップS17001で取得
したエントリの欄R14001からR14003、および欄R14006を
中間ファイルである色補正パラメータファイルに記録す
る。
【0128】ステップS17003は、ステップS17001で取得
したエントリの欄R14004が0であるか否かによって、即
ち入力プロファイルの内容がRAM内のワークエリアに退
避されているか否かによって分岐する。欄R14004が0で
ない場合はステップS17004へ、0の場合にはステップS17
005へそれぞれ進む。
【0129】ステップS17004に進むのは、入力プロファ
イルの内容がRAM内のワークエリアに退避されている場
合である。この場合、退避されている入力プロファイル
の内容をバックグラウンダに渡さなければバックグラウ
ンダによって適切な色補正を行うことができない。その
ため、色補正パラメータファイルに前記ワークエリアの
内容を記録する。
【0130】ステップS17005は、ステップS17001で取得
したエントリの欄R14005が0であるか否かによって、即
ち出力プロファイルの内容がRAM内のワークエリアに退
避されているか否かによって分岐する。欄R14005が0で
ない場合はステップS17006へ、0の場合にはステップS17
007へそれぞれ進む。
【0131】ステップS17006に進むのは、出力プロファ
イルの内容がRAM内のワークエリアに退避されている場
合である。この場合、退避されている出力プロファイル
の内容をバックグラウンダに渡さなければバックグラウ
ンダによって適切な色補正を行うことができない。その
ため、色補正パラメータファイルに前記ワークエリアの
内容を記録する。
【0132】ステップS17007は、ステップS17001で取得
したエントリの欄R14007の値によって分岐する。TRUEの
場合にはステップS17008へ、FALSEの場合にはステップS
17013に進む。TRUEであるのは、スプーラによる処理が
終了するまでに前記エントリに対応する色補正方法の使
用が終了し、図16に示したカラーマッチング終了処理が
呼び出された場合である。そこで以下のステップによ
り、カラーマッチング終了関数で行わなかったスプーラ
用テーブルからのエントリの削除、ワークエリアの解放
を行う。FALSEであるのはカラーマッチング終了処理が
呼び出されていない場合である。これはアプリケーショ
ンやOSの動作によって、次回以降の印刷ジョブにおいて
も同一の色補正方法が使用される場合などであり、スプ
ーラ用テーブルおよびワークエリアに退避したプロファ
イルの内容を保持し続ける必要がある。
【0133】ステップS17008は、再びステップS17001で
取得したエントリの欄R14004が0であるか否かによって
分岐する。欄R14004が0でない場合はステップS17009
へ、0の場合にはステップS17010へそれぞれ進む。
【0134】ステップS17009は、前記欄R14004で指され
るワークエリアを解放する。
【0135】ステップS17010は、ステップS17001で取得
したエントリの欄R14005が0であるか否かによって分岐
する。欄R14005が0でない場合はステップS17011へ、0の
場合にはステップS17012へそれぞれ進む。
【0136】ステップS17011は、前記欄R14005で指され
るワークエリアを解放する。
【0137】ステップS17012は、前記ステップS17001で
取得したエントリをスプーラ用テーブルから削除する。
【0138】ステップS17013は、スプーラ用テーブルの
全エントリに対する処理が終了したか否かによって分岐
する。終了していれば図17に示す一連の処理は終了す
る。未処理のエントリが残っている場合には、ステップ
S17014に進む。
【0139】ステップS17014は、スプーラ用テーブルの
次のエントリを指定し、ステップS17001に戻る。以上の
ステップを繰り返すことにより、スプーラ用テーブルの
全エントリについて前記一連の処理を行う。
【0140】図18および図19は、本実施例における、図
3のステップS3006でのバックグラウンダの処理動作を示
すフローチャートである。本実施例におけるプリンタド
ライバはカラーマッチング初期化用のパラメータとオブ
ジェクト描画情報とをそれぞれ色補正パラメータファイ
ルとページファイルに分けて格納しているため、それら
の情報に対するバックグラウンダでの処理も別に分けら
れている。ステップS18001からS18015が主に色補正パラ
メータファイル、S18016からS18030が主にページファイ
ルの処理を行う。
【0141】ステップS18001は、第1の実施例における
図7中のステップS7001と同様、印刷処理を行うために必
要なバッファ1103などのワークエリアの確保、管理ファ
イル2051のオープンなどの準備処理を行う。また、それ
に加え、図13に示す各欄を持つバックグラウンダ用テー
ブルをRAM1007中に作成する。
【0142】ステップS18002は、スプーラによって作成
された中間ファイルである色補正パラメータファイルを
オープンする。
【0143】ステップS18003は、前記色補正パラメータ
ファイルから1レコードを読み込む。
【0144】ステップS18004は、ステップS18003で取得
したレコードが入力プロファイルのデータを含むか否か
によって分岐する。含んでいる場合にはステップS18005
へ、そうでない場合にはステップS18006へ進む。
【0145】ステップS18005は、前記入力プロファイル
のデータを一時的にテンポラリファイルに書き出す。該
テンポラリファイルは後述のステップS18008でのカラー
マッチング準備処理のためにのみ使用される。
【0146】ステップS18006は、ステップS18003で取得
したレコードが出力プロファイルのデータを含むか否か
によって分岐する。含んでいる場合にはステップS18007
へ、そうでない場合にはステップS18008へ進む。
【0147】ステップS18007は、前記出力プロファイル
のデータを一時的にテンポラリファイルに書き出す。該
テンポラリファイルは後述のステップS18008でのカラー
マッチング準備処理のためにのみ使用される。
【0148】ステップS18008は、ステップS18003で取得
したレコードのデータを用いてカラーマッチングの準備
処理を行う。ステップS18005またはS18007でテンポラリ
ファイルを作成した場合には該テンポラリファイルをプ
ロファイルとして使用する。
【0149】ステップS18009は、ステップS18008で準備
処理を行った色補正方法をバックグラウンダ内で一意に
識別するために用いるバックグラウンダ用インデックス
値を生成する。スプーラ部と同様、バックグラウンダ部
でも色補正処理時、色補正終了処理時には前記インデッ
クス値を用いて対象とする色補正方法を指定する。前記
バックグラウンダ用インデックスはステップS18003で読
み込まれたスプーラ用インデックスとは独立したもので
ある。
【0150】ステップS18010は、ステップS18003で取得
したスプーラ用インデックスとステップS18009で生成し
たバックグラウンダ用インデックスの対応をバックグラ
ウンダ用テーブルに記録する。
【0151】ステップS18011は、ステップS18005または
ステップS18007でテンポラリファイルを作成したか否か
によって分岐する。作成した場合にはステップS18012
へ、そうでなければステップS18013へ進む。
【0152】ステップS18012は、ステップS18005または
ステップS18007で作成されたテンポラリファイルを削除
する。
【0153】ステップS18013は、色補正パラメータファ
イルをすべて読み込み終わったか否かによって分岐す
る。読み込み終わった場合にはステップS18015へ、そう
でなければステップS18014に進む。
【0154】ステップS18014は、色補正パラメータファ
イルの次のレコードを指定し、ステップS18003に戻る。
以上のステップを繰り返すことにより、色補正パラメー
タファイルの全レコードについて、ページファイルに記
録されているスプーラ用インデックスと、バックグラウ
ンダでの実際の色補正処理の際に用いられるバックグラ
ウンダ用インデックスとの対応をバックグラウンダ用テ
ーブルに記録する。
【0155】ステップS18015は、色補正パラメータファ
イルをクローズ、削除する。
【0156】ステップS18016からステップS18018の処理
動作は、それぞれ第1の実施例におけるステップS7002か
らステップS7004と同一である。
【0157】ステップS18019は、ステップS18018で読み
込んだレコードから描画位置、イメージ画像データ、ス
プーラ用インデックスの各パラメータを取得する。
【0158】ステップS18020は、バックグラウンダ用テ
ーブルを参照し、ステップS18019で取得したスプーラ用
インデックスからバックグラウンダ用インデックスの値
を求める。
【0159】ステップS18021は、ステップS18020で求め
たバックグラウンダ用インデックス値で指定された色補
正方法を用いてイメージ画像データの色補正を行う。
【0160】ステップS18022からステップS18028までの
処理動作は、それぞれ第1の実施例におけるステップS70
16からステップS7022と同一である。
【0161】ステップS18029は、ステップS18002からス
テップS18015までの間で準備された全色補正方法につい
て、その終了処理を行う。そのため、バックグラウンダ
用テーブルを参照し、該テーブルの欄R13002に登録され
ているすべてのバックグラウンダ用インデックス値につ
いて、第1の実施例における図8のステップS7015と同様
のカラーマッチング終了処理を行う。
【0162】ステップS18030の処理動作は、第1の実施
例における図8中のステップS7023と同一である。
【0163】以上示したように、本実施例におけるプリ
ンタドライバは第1の実施例と同様にカラーマッチング
に関する演算処理をバックグラウンダ部で行うことによ
り、アプリケーション解放までのユーザの待ち時間を軽
減する。またスプーラ部の処理により、カラーマッチン
グ準備処理の際に必要なテンポラリファイルの内容を該
ファイルが削除される前に退避し、色補正パラメータフ
ァイルを介してバックグラウンダ部に伝えるため、OSに
よる色補正方法の指定の際にテンポラリファイルが使用
された場合にも適切な色補正処理を行う。
【0164】さらに、本実施形態におけるスプーラは、
個々の色補正方法について、カラーマッチング初期化用
パラメータをただ一度ずつ色補正パラメータファイルに
記録し、またバックグラウンダでは、個々の色補正方法
について、色補正方法の準備をただ一度ずつ行ってい
る。これにより、中間ファイル全体のサイズを削減する
とともに、アプリケーション解放以降のバックグラウン
ダ部の動作時間、また印刷完了までのユーザの待ち時間
を短縮する。
【0165】また上記カラーマッチングに関する各処理
は、OSのグラフィックスモジュールに呼び出されたプリ
ンタドライバ自体によって行われるばかりでなく、プリ
ンタドライバから呼び出される独立したカラーマッチン
グ専用モジュールによって行われる場合もある。上記説
明では、プリンタドライバがカラーマッチングを行うも
のとして説明したが、カラーマッチング処理はプリンタ
ドライバから独立したカラーマッチングモジュールによ
ってなされるものであってもよい。
【0166】また、色補正だけではなく他の処理、例え
ば解像度を変更する解像度補正でもよい。
【0167】なお、本発明はシステムまたは装置にプリ
ンタドライバを供給することによって達成される場合に
も適用できる。この場合、本発明を達成するためのプリ
ンタドライバを格納した記憶媒体をシステムあるいは装
置に読み出すことによってそのシステムあるいは装置が
本発明の効果を享受することができる。
【0168】前記の各実施例においては、記憶媒体とし
てハードディスク1006が用いられ、プリンタドライバは
ハードディスク1006からRAM1007にロードされ、CPU1003
によって実行されるが、このような形態に限らず、例え
ばROMにプリンタドライバを格納しておき、CPUが直接ア
クセスすることができるようにしてもよいし、通信回線
を通じてプリンタドライバをRAMにロードするようにし
てもよい。また、プリンタドライバを供給するための記
憶媒体としては、例えば交換自在なハードディスク、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、CD-ROM、CD-R、DVD、磁気テープ、不揮発性の
メモリカード等を用いることができる。
【0169】
【発明の効果】請求項1によれば、アプリケーション解
放前に、入力されるプロファイル情報を格納して、前記
アプリケーション解放後に、格納されたプロファイル情
報に基づき補正処理を行うことにより、プロファイルが
システム内に一時的にしか存在しないテンポラリファイ
ルをバックグラウンダ部で正しい補正処理を行うことが
でき、ユーザが意図した補正処理結果を得ることができ
る。
【0170】請求項11に記載の画像処理装置、請求項
21に記載のプリンタドライバ、請求項22に記載の記
憶媒体においても同様の効果を得ることができる。
【0171】請求項2によれば、色補正方法の指定のた
めに用いられるプロファイルがシステム内に一時的にし
か存在しないテンポラリファイルをバックグラウンダ部
で正しい色補正処理を行うことができ、ユーザが意図し
た色補正処理結果を得ることができる。
【0172】請求項3によれば、解像度補正方法の指定
のために用いられるプロファイルがシステム内に一時的
にしか存在しないテンポラリファイルをバックグラウン
ダ部で正しい解像度補正処理を行うことができ、ユーザ
が意図した解像度補正処理結果を得ることができる。
【0173】請求項4によれば、更にプロファイル情報
を保持しているか否かを判定し、前記プロファイル情報
を保持していないと判定された場合に、入力されるプロ
ファイル情報を格納することにより、恒久的に存続する
プロファイルに加え、システム内に一時的にしか存在し
ないテンポラリファイルに対してもバックグラウンダ部
で正しい補正処理を行うことができ、ユーザが意図した
補正処理結果を得ることができる。
【0174】請求項6,7によれば、補正方法の指定の
ために用いられるプロファイルがテンポラリファイルで
はない場合には、プロファイル名に応じた情報を補正情
報として格納し、前記プロファイルの内容は格納しない
ため、処理途中で使用される中間ファイルなどのシステ
ム資源の量を軽減することができる。
【0175】請求項8によれば、個々の描画情報毎に補
正情報を結び付けて格納しているため、出力するページ
順序を逆にしたり、ページの一部だけを抽出して出力す
ることができる。
【0176】請求項9によれば、色補正情報に関するテ
ーブルを作成し、前記テーブルに基づいて色補正処理を
行うことによりバックグラウンダ部の動作時間、また印
刷完了までのユーザの待ち時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する印刷装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明における各ソフトウェアモジュール間の
関係を示すブロック図である。
【図3】本発明における処理動作の概要を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明におけるスプーラのカラーマッチング準
備の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1、第2の実施例におけるスプーラの
イメージ画像の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1、第2の実施例におけるスプーラの
カラーマッチング終了の処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第1の実施例におけるバックグラウン
ダの処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例におけるバックグラウン
ダの処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1、第2の実施例におけるスプーラが
内部で管理、使用するテーブルの項目を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるバックグラウ
ンダの処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例におけるバックグラウ
ンダの処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例におけるバックグラウ
ンダが内部で管理、使用するテーブルの項目を示す図で
ある。
【図13】本発明の第3の実施例におけるバックグラウ
ンダが内部で管理、使用するテーブルの項目を示す図で
ある。
【図14】本発明の第3の実施例におけるスプーラが内
部で管理、使用するテーブルの項目を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施例におけるスプーラのイ
メージ画像の処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第3の実施例におけるスプーラのカ
ラーマッチング終了の処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明の第3の実施例におけるスプーラのス
プール終了時の処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第3の実施例におけるバックグラウ
ンダの処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施例におけるバックグラウ
ンダの処理を示すフローチャートである。
【図20】従来のプリンタドライバの処理の概略を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1001 ホストコンピュータ 1002 ホストコンピュータ本体 1003 CPU 1004 ROM 1005 HDDコントローラ 1006 ハードディスク 1007 RAM 1008 ディスプレイコントローラ 1009 ディスプレイ装置 1010 キーボード・マウスコントローラ 1011 キーボード・マウス 1012 データ入出力コントローラ 1013 カラープリンタ 1101 スプーラ用テーブル 1102 スプーラ用バッファ領域 1103 出力画像バッファ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションからオペレーティング
    システムを介して入力されるプロファイル情報に基づい
    て、前記アプリケーション解放後に与えられた画像情報
    に補正処理を行う画像処理方法であって、 前記アプリケーション解放前に、前記入力されるプロフ
    ァイル情報を格納する格納工程と、 前記アプリケーション解放後に、前記格納工程により格
    納されたプロファイル情報に基づき補正処理を行う補正
    処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記補正処理は、色補正処理を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記補正処理は、解像度を変更する補正
    処理を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記画像処理方法は、更に前記プロファ
    イル情報を保持しているか否かを判定する工程を有し、
    前記判定工程により前記プロファイル情報を保持してい
    ないと判定された場合に、前記入力されるプロファイル
    情報を格納することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理方法。
  5. 【請求項5】 前記補正処理は、前記プロファイル情報
    に基づき出力機器の出力色をアプリケーションで作成さ
    れた画像の色に近づけるカラーマッチング処理であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記判定工程により前記プロファイル情
    報を保持していると判定された場合には、前記プロファ
    イル情報を格納しないことを特徴とする請求項4記載の
    画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記判定工程により前記プロファイル情
    報を保持していると判定された場合には、前記プロファ
    イル情報を示すプロファイル名に応じた情報を格納する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記格納工程は、描画情報毎に前記プロ
    ファイル情報を対応づけて格納することを特徴とする請
    求項1記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記描画情報は、オブジェクトの種類、
    描画位置、大きさ及び色に関する情報を含むことを特徴
    とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記補正処理工程において前記プロフ
    ァイル情報に応じたテーブルを作成し、前記テーブルに
    基づいて補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 アプリケーションからオペレーティン
    グシステムを介して入力されるプロファイル情報に基づ
    いて、前記アプリケーション解放後に与えられた画像情
    報に補正処理を行う画像処理装置であって、 前記アプリケーション解放前に、前記入力されるプロフ
    ァイル情報を格納する格納手段と、 前記アプリケーション解放後に、前記格納手段により格
    納されたプロファイル情報に基づき補正処理を行う色補
    正処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記補正処理は、色補正処理を含むこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記補正処理は、解像度を変更する補
    正処理を含むことを特徴とする請求項11記載の画像処
    理方法。
  14. 【請求項14】 前記画像処理装置は、更に前記プロフ
    ァイル情報を保持しているか否かを判定する手段を有
    し、前記判定手段により前記プロファイル情報を保持し
    ていないと判定された場合に、前記入力されるプロファ
    イル情報を格納することを特徴とする請求項11記載の
    画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記補正処理は、前記プロファイル情
    報に基づき出力機器の出力色をアプリケーションで作成
    された画像の色に近づけるカラーマッチング処理である
    ことを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記判定手段により前記プロファイル
    情報を保持していると判定された場合には、前記プロフ
    ァイル情報を格納しないことを特徴とする請求項14記
    載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記判定手段により前記プロファイル
    情報を保持していると判定された場合には、前記プロフ
    ァイル情報を示すプロファイル名に応じた情報を格納す
    ることを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記格納手段は、描画情報毎に前記プ
    ロファイル情報を対応づけて格納することを特徴とする
    請求項11記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記描画情報は、オブジェクトの種
    類、描画位置、大きさ及び色に関する情報を含むことを
    特徴とする請求項18記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記補正処理手段において前記プロフ
    ァイル情報に応じたテーブルを作成し、前記テーブルに
    基づいて補正処理を行うことを特徴とする請求項11記
    載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 アプリケーションからオペレーティン
    グシステムを介して入力されるプロファイル情報に基づ
    いて、前記アプリケーション解放後に与えられた画像情
    報に補正処理を行うプリンタドライバであって、 前記アプリケーション解放前に、前記入力されるプロフ
    ァイル情報を格納し、 前記アプリケーション解放後に、前記格納されたプロフ
    ァイル情報に基づき補正処理を行うことを特徴とするプ
    リンタドライバ。
  22. 【請求項22】 アプリケーションからオペレーティン
    グシステムを介して入力されるプロファイル情報に基づ
    いて、前記アプリケーション解放後に与えられた画像情
    報に補正処理を行うプログラムコードが格納されたコン
    ピュータ可読な記憶媒体であって、 前記アプリケーション解放前に、前記入力されるプロフ
    ァイル情報を格納する格納コードと、 前記アプリケーション解放後に、前記格納されたプロフ
    ァイル情報に基づき補正処理を行う補正処理コードとを
    有することを特徴とするコンピュータ可読な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003010955A1 (fr) * 2001-07-23 2003-02-06 Seiko Epson Corporation Systeme et procede d'impression
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