JP2001014020A - 工程計画装置 - Google Patents

工程計画装置

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JP2001014020A
JP2001014020A JP18583999A JP18583999A JP2001014020A JP 2001014020 A JP2001014020 A JP 2001014020A JP 18583999 A JP18583999 A JP 18583999A JP 18583999 A JP18583999 A JP 18583999A JP 2001014020 A JP2001014020 A JP 2001014020A
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JP18583999A
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Akira Takahashi
高橋  彰
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Sony Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験の少ない要員でも精度のよい計画をミス
なく速やかに立案でき、しかも余剰機能を持たないシン
プルな仕組みで初期投資の少ない工程計画装置を提供す
る。 【解決手段】 情報入力用コントロール(34〜37)
を有する第1のGUI画面(31)を備え、前記情報入
力用コントロール(34〜37)に入力された情報を用
いて自工程の工程計画に必要な情報を生成する。情報入
力用コントロール(34〜37)に情報を入力するだけ
で自工程の工程計画に必要な情報が生成される。手作業
を局限でき、低技量の要員であっても必要な工程計画を
立案できるとともに、人為的ミスの発生を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程計画装置に関
し、詳しくは、繰り出される基材上に塗料を塗布する
“塗布工程”の資材計画や日程計画等の立案に寄与する
工程計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、塗布型磁気テープなどの製造工
程は、磁性塗料の仕込み工程(以下「塗料仕込み工
程」)やその磁性塗料をシート状のフィルム基材上に塗
布する塗布工程など様々な工程からなっているが、磁気
テープの品種(用途別品種やグレード別品種など)の違
いに対応するために、多品種製造の際の工程計画が一層
複雑化する傾向にある。
【0003】例えば、塗布工程においては、上流側の工
程(塗料の仕込み工程)からの情報(塗布材料の品種や
その数量)に基づいて、適切な基材の準備計画並びに当
該基材の適切なタイミングでの工程への投入計画(いわ
ゆる日程計画など)を作成しなければならないが、これ
らの計画がますます複雑化していた。そして、かかる複
雑な計画は、従来、ベテランの管理部門要員等によって
専ら手作業主体で立案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の技術にあっては、複雑な工程計画を専ら手作業主体で
作成するものであったため、計画の立案に時間がかかる
ばかりか、経験の少ない低技量の要員では充分な精度の
計画を作ることができず、しかも人為的ミスの発生を避
けることができないという問題点があった。
【0005】なお、現在、様々な計画支援パッケージツ
ールソフトが市販されており、これを活用することも考
えられるが、この種のツールソフトは汎用品であって特
定の業種及び特定の工程に特化したものではないため、
使いにくいうえ、実装された機能のほとんどが非活用
(以下「余剰機能」という)となってしまい、投資の無
駄が大きいという問題点がある。
【0006】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、経験の少ない要員でも精度のよい計画をミスなく速
やかに立案でき、しかも余剰機能を持たないシンプルな
仕組みで初期投資の少ない工程計画装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
情報入力用コントロールを有する第1のGUI画面を備
え、前記情報入力用コントロールに入力された情報を用
いて自工程の工程計画に必要な情報を生成することを特
徴とする。これによれば、第1のGUI画面の情報入力
用コントロールに情報を入力するだけで自工程の工程計
画に必要な情報が生成される。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明において、前記自工程は基材に塗料
を塗布する塗布工程であって、前記情報入力用コントロ
ールは、少なくとも、塗料の情報や基材の情報を入力す
るものであることを特徴とする。これによれば、塗布工
程の工程計画に必要な情報が生成される。請求項3記載
の発明は、請求項1記載の発明において、前記生成され
る情報は、資材の所要数量や工程の所要時間を含むこと
を特徴とする。これによれば、第1のGUI画面の情報
入力用コントロールに情報を入力するだけで自工程の工
程計画に必要な資材の所要数量や工程の所要時間を含む
情報が生成される。請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記生成された情報を用いて日程計
画を表示するための表示用コントロールを有する第2の
GUI画面を備えたことを特徴とする。これによれば、
第2のGUI画面の表示用コントロールに自工程の日程
計画が表示される。請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記生成された情報のうち操作員に
提示する必要のある情報の単位を自工程で日常的に使わ
れている単位に直すための単位変換手段を有することを
特徴とする。これによれば、操作員に対して、日常的に
使われている単位で情報が提示される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、塗
布型磁気テープの塗布工程(以下、単に「塗布工程」と
いう)への適用を例にして、図面を参照しながら説明す
る。
【0009】図1において、塗布工程計画システム(発
明の要旨に記載の工程計画装置に相当)1の主たる機能
は、特に限定しないが、汎用のパーソナルコンピュータ
上でソフト的に実現されている。この塗布工程計画シス
テム1は、図示のように、イーサネット(登録商標)等
のネットワーク2を介して他の関連システム3、4に接
続されていることが望ましい。これら他の関連システム
3、4に蓄積された情報を塗布工程で利用できるからで
ある。
【0010】なお、他の関連システム3、4は、図では
2台(または2システム)しか示していないが、この数
は便宜例である。また、他の関連システム3、4の各々
は、塗布工程に関連する他の工程の計画システムまたは
塗布工程を擁する工場等の様々な管理システムであり、
例えば、前工程である塗料仕込み工程の計画システム、
塗布型磁気テープの製造工程全般を管理する工程管理シ
ステム、原材料システム、原価管理システム、工程設備
規格システム、生産規格システム、在庫管理システムな
どの関連システムのそれぞれを個別に又は統合的に示す
ものである。
【0011】図2は、塗布工程計画システム1のハード
ウェア構成図であり、この塗布工程計画システム1は、
所定のオペレーティングシステム(OS)上で後述の工
程計画アプリケーションプログラム(AP)を実行して
所要の工程計画情報等を作成するCPU5と、CPU5
の実行空間(作業空間)を提供するメモリ6と、OSや
APを含むソフトウェアを格納するとともにAPの実行
によって作成された工程計画情報等を格納するハードデ
ィスク7と、ネットワーク2を介して他の計画システム
3、4との間で情報の授受を行う通信部8と、キーボー
ドやポインティングデバイスなどの入力装置からの入力
情報を取り込む入力部9と、CPUにおけるOSやAP
の実行結果及び途中実行結果等をディスプレイまたはプ
リンタに出力する出力部10と、これら各部を接続する
バス11とを備えている。
【0012】図3は、AP(工程計画アプリケーション
プログラム)のフローチャートを示す図である。このプ
ログラムは、塗布工程計画システム1の起動時に自動実
行されるようになっており、又は、起動画面に表示され
た所定のアイコンをダブルクリックすることによって手
動実行されるようになっている。
【0013】プログラムを実行すると、まず、ステップ
S1でメニュー用のGUI(グラフィカル・ユーザ・イ
ンターフェイス)画面を表示する。メニュー画面の一例
は、図4に示されており、図示のメニュー画面12は、
例えば、タイトルバー13にシステム名称(図では“工
程計画システム”)を表示し、ウィンドウ領域14の任
意位置に詳細システム名称(図では“磁気テープ塗布工
程<工程計画システム>”)を入れたテキストボックス
コントロール15を配置し、その下に、「工程編集」、
「日程編集」、「マスタ管理」及び「終了」の各ボタン
コントロール16〜19を配置している。
【0014】各ボタンコントロール16〜19のクリッ
ク(Click)イベントには、図3に示すような「工
程編集処理」、「日程編集処理」及び「マスタ管理処
理」の各プロシージャが登録されており、各ボタンコン
トロール16〜19の一つをクリック(ポインティング
デバイスによる選択操作;例えば、マウスの左ボタンコ
ントロール操作)すると、図3のステップS2のイベン
ト監視でそのイベントを検出し、ステップS3でイベン
ト分析を行って、各々のボタンコントロール16〜19
に対応したプロシージャを実行するようになっている。
【0015】すなわち、工程編集ボタンコントロール1
6をクリックするとステップS4の工程編集処理プロシ
ージャを実行し、日程編集ボタンコントロール17をク
リックするとステップS5の日程編集処理プロシージャ
を実行し、マスタ管理ボタンコントロール18をクリッ
クするとステップS6のマスタ管理処理プロシージャを
実行するようになっている。
【0016】なお、終了ボタンコントロール19をクリ
ックしたときは、図3のプログラムを終了する(同時に
塗布工程計画システム1の電源をオフにするようにして
もよい)ようになっている。
【0017】以下、プロシージャ毎に説明する。 ・工程編集処理 先にも述べたとおり、工程編集処理プロシージャは、メ
ニュー画面12の工程編集ボタンコントロール16のク
リックイベントに応答して実行されるイベント起動型の
プロシージャであり、このプロシージャを実行すると、
図5に示すフローチャートに従って、ステップS11で
工程編集画面を表示する。
【0018】図6は、工程編集用のGUI画面の一例を
示す図であり、図示の工程編集画面21は、例えば、タ
イトルバー22に画面名称(図では“工程編集”)を表
示し、ウィンドウ領域23にデータシートコントロール
24を配置し、その下に、「追加」、「編集」、「削
除」及び「閉じる」の各ボタンコントロール25〜28
を配置している。
【0019】データシートコントロール24は、後述の
「工程テーブル」(図9参照)のレコード情報を表示す
るためのものであり、工程テーブルのフィールド名と同
一名称の項目(例えば、“No.”,“品種”、“P
数”、・・・;これらの項目の内容は後述の工程テーブ
ルで説明する)を有し、任意のレコード(データシート
コントロール24の行)をクリックすることにより、そ
のレコードを選択(レコードデータの反転表示状態)で
きるようになっている。
【0020】選択状態にあるレコードは、編集ボタンコ
ントロール26を押す(クリックする;以下同様)こと
によってその情報の編集(変更)が可能になり、また、
削除ボタンコントロール27を押すことによってその情
報の削除(レコード削除)が可能になる。
【0021】なお、閉じるボタンコントロール28を押
すと、工程編集画面21を閉じて図4のメニュー画面1
2にフォーカスを移動するようになっている。
【0022】図7は、追加ボタンコントロール25を押
したときに開かれる工程編集/追加用のGUI画面を示
す図である。図示の工程編集/追加画面(発明の要旨に
記載の第1のGUI画面に相当)31は、例えば、タイ
トルバー32に画面名称(図では“工程編集/追加”)
を表示し、ウィンドウ領域33に、塗料仕込み工程情報
選択用のリストボックスコントロール34、35と、塗
布工程情報選択用のリストボックスコントロール36、
37と、計算値表示用の枠線無しのテキストボックスコ
ントロール38〜41を配置し、その下に、「OKボタ
ン」と「キャンセルボタン」の各ボタンコントロール4
6、47を配置している。リストボックスコントロール
34〜37は、発明の要旨に記載の情報入力用コントロ
ールに相当する。
【0023】ここで、塗料仕込み工程情報選択用の上側
のリストボックスコントロール34は塗布材料品種を選
択するためのもの、下側のリストボックスコントロール
35は塗布材料数量を選択するためのものであり、これ
らの選択情報(塗布材料品種及び塗布材料数量)は、塗
料仕込み工程の計画システム(図1の他の関連システム
3、4のいずれか)からネットワーク2を介して取得し
た情報であってもよい。
【0024】また、塗料工程情報選択用の上側のリスト
ボックスコントロール36は磁気テープの品種を選択す
るためのもの、下側のリストボックスコントロール37
は使用シート材料を選択するためのものであり、これら
の選択情報(磁気テープの品種及び使用シート材料)
は、後述のマスタ管理処理によってあらかじめ塗布工程
計画システム1に登録されていたマスタデータの中から
選択したものである。
【0025】さらに、計算値表示用の左上側のテキスト
ボックスコントロール38はペイント数量(“P数”と
略記することもある)を表示するためのもの、右上側の
テキストボックスコントロール39はロール数量を表示
するためのもの、左下側のテキストボックスコントロー
ル40は所要時間を表示するためのもの、右下側のテキ
ストボックスコントロール41は日数換算値を表示する
ためのものであり、これらの計算値情報は、上述の塗料
仕込み工程情報及び塗料工程情報の選択入力後に自動実
行される、後述の計算プロシージャ(図8参照)によっ
て自動的に設定されるものである。
【0026】塗料仕込み工程情報のリストボックスコン
トロール34、35に所要の情報をリスト入力し、さら
に、塗布工程情報のリストボックスコントロール36、
37に所要の情報をリスト入力することにより、後述の
“計算プロシージャ”(図8参照)を実行して、ペイン
ト数量、ロール数量、所要時間及び日数換算値を演算し
た後、その演算結果を計算値表示用の各々のテキストボ
ックスコントロール38〜41に自動的に設定するよう
になっている。
【0027】操作者は、各計算値を確認して承認であれ
ばOKボタンコントロール46を押し、又は、不承認で
あればキャンセルボタンコントロール47を押す。いず
れの場合も工程編集/追加画面31を閉じて図6の工程
編集画面21にフォーカスが移動する。但し、OKボタ
ンコントロール46を押した場合だけ、工程編集画面2
1のデータシートコントロール24に新たな行(後述の
工程テーブルの新規レコード)を追加する。
【0028】なお、以上の工程編集/追加画面31は、
図6の工程編集画面21の追加ボタンコントロール25
を押したとき(工程追加作業時)に表示される画面であ
るが、工程編集画面21の編集ボタンコントロール26
を押したとき(工程編集作業時)に表示される画面も一
部を除き工程編集/追加画面31と同一である。
【0029】すなわち、工程編集画面21の編集ボタン
コントロール26を押したときは、図7のタイトルバー
32の表示が“工程編集/編集”となり、且つ、塗料仕
込み工程情報のリストボックスコントロール34、3
5、塗布工程情報のリストボックスコントロール36、
37及び計算値のテキストボックスコントロール38〜
41に図6の工程編集画面21のデータシートコントロ
ール24の選択行の各データ(工程テーブルの選択レコ
ードの各フィールドデータ)が表示される点で相違す
る。
【0030】図8は、上記“計算プロシージャ”のフロ
ーチャートを示す図である。このプロシージャは、上記
のとおり、工程編集/追加(又は編集)画面31の塗料
仕込み工程情報のリストボックスコントロール34、3
5に所要の情報をリスト入力し、塗布工程情報のリスト
ボックスコントロール36、37に所要の情報をリスト
入力したときに自動実行される。
【0031】このプロシージャを実行すると、まず、ス
テップS21で次式(1)に従ってロール数量を計算
し、その計算結果を工程編集/追加画面31のテキスト
ボックスコントロール39にセットする。
【0032】 ロール数量=塗布材料数量/{(塗布厚×乾燥係数)× シート材の長さ×シート材の有効幅} ・・・・(1) 塗布材料数量は塗料仕込み工程情報の下側のリストボッ
クスコントロール35に入力された値である。単位は、
塗料仕込み工程の仕様にもよるが、例えば、リットル等
の容量単位やKg等の重量単位である。
【0033】また、塗布厚は磁気テープの品種毎に定め
られた設計上の塗料の塗り込み厚さであり、乾燥係数は
乾燥後にその塗り込み厚さがどの程度薄くなるかを示す
係数である。
【0034】これらの塗布厚及び乾燥係数は塗布工程情
報の上側のリストボックスコントロール36に入力され
た情報(磁気テープ品種の情報)に応じて一意に決定さ
れ、また、シート材の長さと有効幅は塗布工程情報の下
側のリストボックスコントロール37に入力された情報
(使用シート材料)に応じて一意に決定される。
【0035】なお、磁気テープ品種の各々について1種
類のシート材料しか使用しないのであれば、シート材の
厚さと有効幅の情報も、塗布工程情報の上側のリストボ
ックスコントロール36に入力された情報(磁気テープ
品種の情報)に応じて一意に決定してもよいが、磁気テ
ープの品種によっては、グレード等の違いで幾つかのシ
ート材料を使い分けるようになっているものがあるの
で、実際上は上述のように、シート材の長さと有効幅を
塗布工程情報の下側のリストボックスコントロール37
に入力された情報(使用シート材料)に応じて一意に決
定するようにしておくことが望ましい。
【0036】次に、ステップS22で次式(2)に従っ
てペイント数量を計算し、その計算結果を工程編集/追
加画面31のテキストボックスコントロール38にセッ
トする。
【0037】 ペイント数量=塗布材料数量/基準塗布材料仕込み量 ・・・・(2) 塗布材料数量は上式(1)と同様に、塗料仕込み工程情
報の下側のリストボックスコントロール35に入力され
た値である。また、基準塗布材料仕込み量は塗布工程情
報の上側のリストボックスコントロール36に入力され
た情報(磁気テープ品種の情報)に応じて一意に決定さ
れた値、すなわち、磁気テープの品種毎にあらかじめ設
定された基準の塗布材料仕込み量(いわゆる、ロット
量)である。単位は、塗布工程の仕様にもよるが、例え
ば、リットル等の容量単位やKg等の重量単位である。
【0038】上式(2)で得られるペイント数量は、要
するに、塗料仕込み工程情報に含まれる「塗布材料数
量」をその磁気テープ品種に必要なロット量で正規化し
た値に相当する。正規化されたペイント数量は、自工
程、すなわち、塗布工程のロット数で表現されるから、
工程作業者の感覚にマッチした誤解のないペイント数量
を得ることができるうえ、単位換算の必要もないから、
処理手順の簡素化を図ることができる。したがって、ス
テップS22は、発明の要旨に記載の単位換算手段に相
当する。なお、ステップS21やステップS23につい
ても塗布工程で日常的に使い慣れている単位を使用する
ようにすれば、これらのステップS21やステップS2
3も発明の要旨に記載の単位換算手段に相当することに
なる。
【0039】次に、ステップS23で次式(3)に従っ
て所要時間を計算し、その計算結果を工程編集/追加画
面31のテキストボックスコントロール40にセットす
る。
【0040】 所要時間=シート材の長さ/塗布規定速度 ・・・・(3) シート材の長さ及び塗布規定速度は塗布工程情報の上側
のリストボックスコントロール36に入力された情報
(磁気テープ品種の情報)に応じて一意に決定される値
である。例えば、シート材の長さの単位をメートルと
し、塗布規定速度の単位をメートル/分とすると、上式
(3)で得られた所要時間の単位は「分」になる。以
下、説明の便宜上、所要時間の単位を「分」とすること
にする。
【0041】次に、ステップS24で次式(4)に従っ
て日数換算値を計算し、その計算結果を工程編集/追加
画面31のテキストボックスコントロール41にセット
して、プロシージャを終了する。
【0042】 日数換算値=所要時間/1440 ・・・・(4) 所要時間は上式(3)で得られた値であり、被除数の値
(1440)は所要時間を日数に換算するための定数で
ある。すなわち、上式(3)で得られた所要時間の単位
は「分」であるので、一日の総分数(24時間×60分
=1440分)を用いて所要時間を除算すれば、所要時
間の日数換算値が得られる。
【0043】図9は、工程テーブル51の構造図であ
る。工程テーブル51は、ユニークなID情報で識別さ
れた多数のレコードからなり、それぞれのレコードは、
工程編集/追加(又は編集)画面31で設定及び計算さ
れた各情報、すなわち、「塗布材料品種」、「塗布材料
数量」、「磁気テープ品種」、「使用シート材料」、
「ペイント数量」、「ロール数量」、「所要時間」及び
「日数換算値」の各々を格納するためのフィールドを有
する。
【0044】以下、各フィールドを“塗布材料品種フィ
ールド”、“塗布材料数量フィールド”、“磁気テープ
品種フィールド”、“使用シート材料フィールド”、
“ペイント数量フィールド”、“ロール数量フィール
ド”、“所要時間フィールド”及び“日数換算値フィー
ルド”と呼ぶ(但し、図では“フィールド”を省略して
いる)ことにすると、(a1)“塗布材料品種フィール
ド”には、工程編集/追加画面31のリストボックスコ
ントロール34にリスト入力された塗布材料品種情報が
格納され、(a2)“塗布材料数量フィールド”には、
工程編集/追加画面31のリストボックスコントロール
35にリスト入力された塗布材料数量情報が格納され、
(a3)“磁気テープ品種フィールド”には、工程編集
/追加画面31のリストボックスコントロール36にリ
スト入力された磁気テープ品種情報が格納され、(a
4)“使用シート材料フィールド”には、工程編集/追
加画面31のリストボックスコントロール37にリスト
入力された使用シート材料情報が格納され、(a5)
“ペイント数量フィールド”には、工程編集/追加画面
31のテキストボックスコントロール38に設定された
ペイント数量情報が格納され、(a6)“ロール数量フ
ィールド” には、工程編集/追加画面31のテキスト
ボックスコントロール39に設定されたロール数量情報
が格納され、(a7)“所要時間フィールド” には、
工程編集/追加画面31のテキストボックスコントロー
ル40に設定された所要時間情報が格納され、(a8)
“日数換算値フィールド”には、工程編集/追加画面3
1のテキストボックスコントロール41に設定された日
数換算値情報が格納される。
【0045】・日程編集処理 図10は、日程編集処理プロシージャのフローチャート
であり、このこのプロシージャはメニュー画面12の日
程編集ボタンコントロール17のクリックイベントに応
答して実行される。
【0046】このプロシージャを実行すると、まず、ス
テップS31で工程テーブル51を開き、ステップS3
2でレコードの有無を検査する。工程テーブル51にレ
コードがない場合は、対象となる工程情報(上記の工程
編集処理で追加された情報)がないと判断し、ステップ
S33で所要のエラーメッセージ(例えば、“工程テー
ブルにデータがありません。工程編集処理を先に実行し
てください。”)を表示した後、ステップS34でメニ
ュー画面12にフォーカスを移動してプロシージャを終
了する。
【0047】但し、工程テーブル51にレコードがある
場合は、ステップS35で先頭レコードをカレントレコ
ード(処理対象のレコード)とし、ステップS36でカ
レントレコードのフィールドデータを読み込んだ後、ス
テップS37でカレントレコードを一つ進めて、ステッ
プS38でレコードデータありか否かを判定し、レコー
ドデータありの場合はステップS36以降を繰り返して
残りのレコードデータを読み込む一方、レコードデータ
なしの場合はステップS39で日程編集画面を表示す
る。
【0048】図11は、日程編集用のGUI画面の一例
を示す図であり、図示の日程編集画面(発明の要旨に記
載の第2のGUI画面に相当)61は、例えば、タイト
ルバー62に画面名称(図では“日程編集”)を表示
し、ウィンドウ領域63にデータシートコントロール
(発明の要旨に記載の表示用コントロールに相当)64
を配置し、その下に、「閉じる」ボタンコントロール6
5を配置している。
【0049】データシートコントロール64は、工程ナ
ンバーを表示するための項目(項目タイトル:“N
o.”)や磁気テープの品種を表示するための項目(項
目タイトル:“品種”)を有するほか、1ヶ月分の日程
を棒グラフのような工程線66で表示するための項目
(項目タイトル:当該月の先頭日から末日までの日付)
を有している。
【0050】データシートコントロール64の各行は、
前述の工程テーブル51の各レコードに対応し、No.
項目には該当レコードのID情報が表示され、品種項目
には該当レコードの磁気テープ品種情報が表示されるよ
うになっている。
【0051】ここで、各行の工程線66の線長は、該当
レコードの日数換算値から割り出されたものであり、工
程線66の始点位置は、一行上の工程線66の終点位置
に一致する。
【0052】したがって、工程線66を確認するだけ
で、任意日における工程内容を直ちに把握でき、また、
その前後の工程内容も用意に把握することができるう
え、当月全体の工程把握も容易に行うことができる。
【0053】なお、工程の中には、整備や試験若しくは
品種切替え等の生産に直接寄与しない作業時間も含まれ
るが、これらの作業時間についても、前述の工程編集処
理において、工程テーブル51に逐次に入力しておけ
ば、日程編集画面61のデータシートコントロール64
の各行に工程線66として表示されるため、かかる生産
に寄与しない作業時間を含めた全体の工程把握を容易に
行うことができるから望ましい。
【0054】・マスタ管理処理 図12は、マスタ管理処理プロシージャのフローチャー
トであり、このプロシージャはメニュー画面12のマス
タ管理ボタンコントロール18のクリックイベントに応
答して実行されるイベント起動型のプロシージャであ
り、このプロシージャを実行すると、図12に示すフロ
ーチャートに従って、ステップS41でマスタ管理画面
を表示する。
【0055】図13は、マスタ管理用のGUI画面の一
例を示す図であり、図示のマスタ管理画面21は、例え
ば、タイトルバー72に画面名称(図では“マスタ管
理”)を表示し、ウィンドウ領域73に、品種マスタを
追加するための「追加」ボタンコントロール(以下「品
種マスタ追加ボタンコントロール」という)74、品種
マスタを編集するための「編集」ボタンコントロール
(以下「品種マスタ編集ボタンコントロール」という)
75を配置するとともに、シート材料を追加するための
「追加」ボタンコントロール(以下「シート材料追加ボ
タンコントロール」という)76、シート材料を編集す
るための「編集ボタンコントロール(以下「シート材料
編集ボタンコントロール」という)77を配置し、さら
に、マスタ管理画面71を閉じるための「閉じる」ボタ
ンコントロール78を配置している。
【0056】図14は、品種マスタ追加ボタンコントロ
ール74を押したときに開かれる品種マスタ/追加用の
GUI画面を示す図である。
【0057】図示の品種マスタ/追加画面81は、例え
ば、タイトルバー82に画面名称(図では“品種マスタ
/追加”)を表示し、ウィンドウ領域83に、品種名入
力用のテキストボックスコントロール84と、基準塗布
材料仕込み量入力用のテキストボックスコントロール8
5と、塗布厚入力用のテキストボックスコントロール8
6と、乾燥係数入力用のテキストボックスコントロール
87と、使用シート材料選択用のリストボックスコント
ロール88とを配置するとともに、品種切替え時間入力
用のテキストボックスコントロール89及び整備・テス
ト時間入力用のテキストボックスコントロール90を配
置し、その下に、「OKボタン」と「キャンセルボタ
ン」の各ボタンコントロール93、94を配置してい
る。
【0058】因みに、シート材料選択用のリストボック
スコントロール88に表示されるリスト項目は、後述の
シート材料テーブル(図17参照)のレコード情報であ
る。
【0059】ここに、品種名は磁気テープの品種を示す
名称または略号であり、基準塗布材料仕込み量は、磁気
テープの品種毎にあらかじめ設定された基準の塗布材料
仕込み量(いわゆる、ロット量)である。基準塗布材料
仕込み量の単位は、塗布工程の仕様にもよるが、例え
ば、リットル等の容量単位やKg等の重量単位である。
【0060】また、塗布厚は、磁気テープの品種毎に定
められた設計上の塗料の塗り込み厚さであり、乾燥係数
は乾燥後にその塗り込み厚さがどの程度薄くなるかを示
す係数である。
【0061】さらに、使用シート材料は、磁気テープの
品種毎に定められたフィルム基材の名称または略号であ
り、品種切替え時間は当該磁気テープ品種から他の磁気
テープ品種に切替える場合の作業時間、整備・テスト時
間は当該磁気テープの塗装工程の整備やテストに必要な
作業時間である。
【0062】図示の品種マスタ/追加画面81の各項目
に所要のデータを入力して、OKボタンコントロール9
3を押すと、当該データを後述の品種テーブル(図15
参照)に追加した後、品種マスタ/追加画面81を閉じ
てマスタ管理画面71にフォーカスを移動する。
【0063】または、キャンセルボタンコントロール9
4を押すと、品種テーブルへのデータ追加を行わずに品
種マスタ/追加画面81を閉じてマスタ管理画面71に
フォーカスを移動する。
【0064】なお、以上の品種マスタ/追加画面81
は、図13のマスタ管理画面71の品種マスタ追加ボタ
ンコントロール74を押したとき(品種マスタ追加作業
時)に表示される画面であるが、マスタ管理画面71の
品種マスタ編集ボタンコントロール75を押したとき
(品種マスタ編集作業時)に表示される画面も一部を除
き品種マスタ/追加画面81と同一である。
【0065】すなわち、マスタ管理画面71の品種マス
タ編集ボタンコントロール75を押したときは、図14
のタイトルバー82の表示が“品種マスタ/編集”とな
り、且つ、ウィンドウ領域82のテキストボックスコン
トロール84、85、86、87、89、90及びリス
トボックスコントロール88に、品種テーブル101の
編集対象レコードの各フィールドデータが表示される点
で相違する。
【0066】図15は、品種テーブル101の構造図で
ある。品種テーブル101は、ユニークなID情報で識
別された多数のレコードからなり、それぞれのレコード
は、品種マスタ/追加(又は編集)画面81で設定され
た各情報、すなわち、「品種名」、「基準塗布材料仕込
み量」、「塗布厚」、「乾燥係数」、「使用シート材
料」、「品種切替え時間」及び「整備・テスト時間」の
各々を格納するためのフィールドを有する。
【0067】以下、各フィールドを“品種名フィール
ド”、“基準塗布材料仕込み量フィールド”、“塗布厚
フィールド”、“乾燥係数フィールド”、“使用シート
材料フィールド”、“品種切替え時間フィールド”及び
“整備・テスト時間フィールド”と呼ぶ(但し、図では
“フィールド”を省略している)ことにすると、(b
1)“品種名フィールド”には、品種マスタ/追加画面
81のテキストボックスコントロール84に入力された
品種名情報が格納され、(b2)“基準塗布材料仕込み
量フィールド”には、品種マスタ/追加画面81のテキ
ストボックスコントロール85に入力された基準塗布材
料仕込み量情報が格納され、(b3)“塗布厚フィール
ド”には、品種マスタ/追加画面81のテキストボック
スコントロール86に入力された塗布厚情報が格納さ
れ、(b4)“乾燥係数フィールド”には、品種マスタ
/追加画面81のテキストボックスコントロール87に
入力された乾燥係数情報が格納され、(b5)“使用シ
ート材料フィールド”には、品種マスタ/追加画面81
のリストボックスコントロール88にリスト入力された
使用シート材料情報が格納され、(b6)“品種切替え
時間フィールド”には、品種マスタ/追加画面81のテ
キストボックスコントロール89に入力された品種切替
え時間情報が格納され、(b7)“整備・テスト時間フ
ィールド” には、品種マスタ/追加画面81のテキス
トボックスコントロール90に入力された整備・テスト
時間情報が格納される。
【0068】図16は、マスタ管理画面71のシート材
料追加ボタンコントロール76を押したときに開かれる
シート材料/追加用のGUI画面を示す図である。
【0069】図示のシート材料/追加画面111は、例
えば、タイトルバー112に画面名称(図では“シート
材料/追加”)を表示し、ウィンドウ領域113に、シ
ート材料名入力用のテキストボックスコントロール11
4と、シート材の長さ入力用のテキストボックスコント
ロール115と、シート材の有効幅入力用のテキストボ
ックスコントロール116とを配置するとともに、その
下に、「OKボタン」と「キャンセルボタン」の各ボタ
ンコントロール120、121を配置している。
【0070】ここに、シート材料名はフィルム基材の名
称、品種または略号であり、シート材料の長さは当該シ
ート材料の1巻当たりの長さ、有効幅は当該シート材料
の塗布幅である。
【0071】図示のシート材料/追加画面111の各項
目に所要のデータを入力して、OKボタンコントロール
120を押すと、当該データを後述のシート材料テーブ
ル(図17参照)に追加した後、シート材料/追加画面
111を閉じてマスタ管理画面71にフォーカスを移動
する。
【0072】または、キャンセルボタンコントロール1
21を押すと、シート材料テーブルへのデータ追加を行
わずにシート材料/追加画面111を閉じてマスタ管理
画面71にフォーカスを移動する。
【0073】なお、以上のシート材料/追加画面111
は、図13のマスタ管理画面71のシート材料追加ボタ
ンコントロール76を押したとき(シート材料追加作業
時)に表示される画面であるが、マスタ管理画面71の
シート材料編集ボタンコントロール77を押したとき
(シート材料編集作業時)に表示される画面も一部を除
きシート材料/追加画面111と同一である。
【0074】すなわち、マスタ管理画面71のシート材
料編集ボタンコントロール77を押したときは、図16
のタイトルバー112の表示が“シート材料/編集”と
なり、且つ、ウィンドウ領域113のテキストボックス
コントロール114、115、116に、シート材料テ
ーブル131の編集対象レコードの各フィールドデータ
が表示される点で相違する。
【0075】図17は、シート材料テーブル131の構
造図である。シート材料テーブル131は、ユニークな
ID情報で識別された多数のレコードからなり、それぞ
れのレコードは、シート材料/追加(又は編集)画面1
11で設定された各情報、すなわち、「シート材料
名」、「シート材の長さ」及び「シート材の有効幅」の
各々を格納するためのフィールドを有する。
【0076】以下、各フィールドを“シート材料名フィ
ールド”、“シート材の長さフィールド”、“シート材
の有効幅フィールド”と呼ぶ(但し、図では“フィール
ド”を省略している)ことにすると、(c1)“シート
材料名フィールド”には、シート材料/追加画面111
のテキストボックスコントロール114に入力されたシ
ート材料名情報が格納され、(c2)“シート材の長さ
フィールド”には、シート材料/追加画面111のテキ
ストボックスコントロール115に入力されたシート材
の長さ情報が格納され、(c3)“シート材の有効幅フ
ィールド”には、シート材料/追加画面111のテキス
トボックスコントロール116に入力されたシート材の
有効幅情報が格納される。
【0077】・まとめ 以上説明したとおり、本実施の形態の塗布工程計画シス
テム1は、 (A)あらかじめ、メニュー画面12のマスタ管理ボタ
ンコントロール18を押してマスタ管理画面71を開
き、品種マスタ追加処理または品種マスタ編集処理を実
行して磁気テープの品種毎の情報(品種名、基準塗布材
料仕込み量、塗布厚、乾燥係数、使用シート材料等)を
品種テーブル101に登録するとともに、シート材料追
加処理またはシート材料編集処理を実行して使用する可
能性のあるシート材料情報(シート材料名、シート材の
長さ、シート材の有効幅等)をシート材料テーブル13
1に登録しておき、
【0078】(B)しかる後、前工程(塗料仕込み工
程)からの情報(塗布材料品種、塗布材料数量)を入手
した時点で、メニュー画面12の工程編集ボタンコント
ロール16を押して工程編集画面21を開き、さらに、
工程編集画面21の追加ボタンコントロール25を押し
て工程編集/追加画面31を開いた上で、工程編集/追加
画面31の各コントロール(リストボックスコントロー
ル34、35、36、37)に所要の情報を入力し、工
程編集/追加画面31のOKボタンコントロール46を
押すことにより、その入力情報(塗布材料品種、塗布材
料数量、磁気テープ品種、使用シート材料)と、その入
力情報に基づいて計算された計算値(ペイント数量、ロ
ール数量、所要時間、日数換算値)とを工程テーブル5
1に登録することができる。
【0079】(C)そして、上記(B)を必要な工程分
だけ繰り返し実行した後、メニュー画面12の日程編集
ボタンコントロール17を押して日程編集画面61を開
くことにより、日程編集画面61のデータシートコント
ロール64に、工程テーブル51に登録された各工程情
報を、工程線66を用いて、見やすく且つ1ヶ月分まと
めて表示することができる。
【0080】したがって、本実施の形態の塗布工程計画
システム1によれば、必要な手作業がデータ入力のみに
限られ、資材計画や日程計画等の実質的作業が全て自動
で行われるため、低技量の要員であっても容易に計画を
立案できるという格別のメリットが得られるうえ、計画
立案に際しての人為的ミスの発生も局限することができ
る。
【0081】また、資材計画や日程計画に必要なペイン
ト数量、ロール数量、所要時間及び日数換算値の単位
に、自工程(塗布工程)で日常的に使われている単位
(例えば、ペイント数量をロット単位で表す)を使用し
ているので、前工程からの情報を受け取ったときにいち
いち単位換算する手間がなく、しかも、自工程で使い慣
れている単位であるから、誤認がないという格別のメリ
ットが得られる。
【0082】さらに、塗布工程の資材計画や日程計画に
必要な最低限の機能に絞り込んでいるため、余剰機能が
なく、設計コスト(投資)の無駄がないという格別のメ
リットも得られる。
【0083】なお、以上の実施の形態は、特別な設計環
境を必要としない。例えば、汎用OSの代表であるWi
ndows95/98/NT上で動作するAccess
やExcel(いずれもMicrosoft社の登録商
標)のマクロまたはこれらに標準搭載の開発言語(Ac
cessBASICやExcelBASIC)を使用し
て設計することができる。
【0084】また、上記の実施の形態では、塗布型磁気
テープへの適用例を示したが、本発明の適用範囲はこれ
に限らない。基材上に塗料を塗布する塗布工程であれば
よく、例えば、磁気ディスクなどの塗布工程にも適用可
能である。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、情報入力
用コントロールを有する第1のGUI画面を備え、前記
情報入力用コントロールに入力された情報を用いて自工
程の工程計画に必要な情報を生成するので、第1のGU
I画面の情報入力用コントロールに情報を入力するだけ
で自工程の工程計画に必要な情報が生成されるという作
用が得られ、その結果、手作業を局限でき、低技量の要
員であっても必要な工程計画を立案できるとともに、人
為的ミスの発生を回避できるという効果が得られる。請
求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明におい
て、前記自工程は基材に塗料を塗布する塗布工程であっ
て、前記情報入力用コントロールは、少なくとも、塗料
の情報や基材の情報を入力するものであるので、塗布工
程の工程計画に必要な情報が生成されるという作用が得
られ、その結果、塗布工程の工程計画の立案を自動化で
きるという効果が得られる。請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明において、前記生成される情報
は、資材の所要数量や工程の所要時間を含むので、第1
のGUI画面の情報入力用コントロールに情報を入力す
るだけで自工程の工程計画に必要な資材の所要数量や工
程の所要時間を含む情報が生成されるという作用が得ら
れ、その結果、資材計画や日程計画に資する情報を手作
業によることなく取得できるという効果が得られる。請
求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明におい
て、前記生成された情報を用いて日程計画を表示するた
めの表示用コントロールを有する第2のGUI画面を備
えたので、第2のGUI画面の表示用コントロールに自
工程の日程計画が表示されるという作用が得られ、その
結果、第2のGUI画面を見るだけで日程計画を把握で
きるという効果が得られる。請求項5記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明において、前記生成された情報
のうち操作員に提示する必要のある情報の単位を自工程
で日常的に使われている単位に直すための単位変換手段
を有するので、操作員に対して、日常的に使われている
単位で情報が提示されるという作用が得られ、その結
果、情報の読取りミス等を回避できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布工程計画システムを含むネットワーク構成
図である。
【図2】塗布工程計画システムのハードウェア構成図で
ある。
【図3】工程計画アプリケーションプログラムのフロー
チャートを示す図である。
【図4】メニュー用のGUI画面を示す図である。
【図5】工程編集処理プロシージャのフローチャートを
示す図である。
【図6】工程編集用のGUI画面を示す図である。
【図7】工程編集/追加用のGUI画面を示す図であ
る。
【図8】計算プロシージャのフローチャートを示す図で
ある。
【図9】工程テーブルの構造図である。
【図10】日程編集処理プロシージャのフローチャート
を示す図である。
【図11】日程編集用のGUI画面を示す図である。
【図12】マスタ管理処理プロシージャのフローチャー
トを示す図である。
【図13】マスタ管理用のGUI画面を示す図である。
【図14】品種マスタ/追加用のGUI画面を示す図で
ある。
【図15】品種テーブルの構造図である。
【図16】シート材料/追加用のGUI画面を示す図で
ある。
【図17】シート材料テーブルの構造図である。
【符号の説明】
1 塗布工程計画システム(工程計画装置) 31 工程編集/追加画面(第1のGUI画面) 34〜37 リストボックスコントロール(情報入力用
コントロール) 61 日程編集画面(第2のGUI画面) 64 データシートコントロール(表示用コントロー
ル) S21〜S24 ステップ(単位変換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/21 L Fターム(参考) 3C042 RJ01 RJ20 5B049 BB07 CC21 CC32 DD01 DD05 EE01 EE07 FF02 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5E501 AA02 AC12 AC13 AC35 BA05 CA02 CB02 CB07 DA11 EA03 EA05 EA10 EB17 EB18 FA04 FA05 FA06 FA44 5H215 AA20 BB10 CC06 CX01 GG04 JJ04 JJ14 KK03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報入力用コントロールを有する第1の
    GUI画面を備え、前記情報入力用コントロールに入力
    された情報を用いて自工程の工程計画に必要な情報を生
    成することを特徴とする工程計画装置。
  2. 【請求項2】 前記自工程は基材に塗料を塗布する塗布
    工程であって、前記情報入力用コントロールは、少なく
    とも、塗料の情報や基材の情報を入力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の工程計画装置。
  3. 【請求項3】 前記生成される情報は、資材の所要数量
    や工程の所要時間を含むことを特徴とする請求項1記載
    の工程計画装置。
  4. 【請求項4】 前記生成された情報を用いて日程計画を
    表示するための表示用コントロールを有する第2のGU
    I画面を備えたことを特徴とする請求項1記載の工程計
    画装置。
  5. 【請求項5】 前記生成された情報のうち操作員に提示
    する必要のある情報の単位を自工程で日常的に使われて
    いる単位に直すための単位変換手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の工程計画装置。
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