JP2001006175A - 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents
光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置Info
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/04—Processes or apparatus for producing holograms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装
置に関し、可干渉光によって記録層への情報の記録が可
能な光記録媒体への情報記録時において、透明基板の表
面での光の反射を防止して安定した記録を行なえるよう
にする。 【解決手段】 光記録媒体１を透明基板３，４と等しい
又は略等しい屈折率の液体２４中に没入させて、この状
態で記録層２に可干渉光１０，１１を照射することによ
り情報の記録を行なう。
置に関し、可干渉光によって記録層への情報の記録が可
能な光記録媒体への情報記録時において、透明基板の表
面での光の反射を防止して安定した記録を行なえるよう
にする。 【解決手段】 光記録媒体１を透明基板３，４と等しい
又は略等しい屈折率の液体２４中に没入させて、この状
態で記録層２に可干渉光１０，１１を照射することによ
り情報の記録を行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体への情
報記録方法及び情報記録装置に関し、特に、透明基板を
通して照射された可干渉光によって記録層への情報の記
録が可能な光記録媒体への情報記録に用いて好適の、光
記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置に関する。
報記録方法及び情報記録装置に関し、特に、透明基板を
通して照射された可干渉光によって記録層への情報の記
録が可能な光記録媒体への情報記録に用いて好適の、光
記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、光記録媒体のさらなる大容量化，
高密度化に向けた研究開発が行なわれている。そして、
その一つとして、光の干渉による光強度分布に応じて記
録層の屈折率を変化させ、ホログラムとして情報を記録
するホログラム方式の光記録媒体（ホログラムメモリ）
が開発されている。
高密度化に向けた研究開発が行なわれている。そして、
その一つとして、光の干渉による光強度分布に応じて記
録層の屈折率を変化させ、ホログラムとして情報を記録
するホログラム方式の光記録媒体（ホログラムメモリ）
が開発されている。
【０００３】ホログラムメモリは、例えば、図７に示す
ように、数十〜数百μｍの厚さを有し、合成樹脂、例え
ばバインダー樹脂と光重合性のモノマー、或いは重合速
度の異なる２種の光重合性モノマーを主な材質（９０重
量％以上）とする記録層２を、２枚の透明基板３，４で
挟持することにより構成されている。そして、この記録
層２内に透明基板３を通して信号ビーム１０と参照ビー
ム１１とを照射し、両ビーム１０，１１の干渉に伴う光
強度分布により記録層２の屈折率を変化させ、ホログラ
ムとして情報を記録する。
ように、数十〜数百μｍの厚さを有し、合成樹脂、例え
ばバインダー樹脂と光重合性のモノマー、或いは重合速
度の異なる２種の光重合性モノマーを主な材質（９０重
量％以上）とする記録層２を、２枚の透明基板３，４で
挟持することにより構成されている。そして、この記録
層２内に透明基板３を通して信号ビーム１０と参照ビー
ム１１とを照射し、両ビーム１０，１１の干渉に伴う光
強度分布により記録層２の屈折率を変化させ、ホログラ
ムとして情報を記録する。
【０００４】ホログラムメモリ１では、記録層２内の同
一個所に複数個のホログラムを多重記録することがで
き、その記録方式としては、参照ビーム１１として平面
波を用い、その入射角を少しずつ変えていく角度多重記
録方式や、参照ビームとして球面波を用い、被記録部分
を少しずつずらして多重記録を行なうシフト多重記録方
式等の種々の記録方式がある。
一個所に複数個のホログラムを多重記録することがで
き、その記録方式としては、参照ビーム１１として平面
波を用い、その入射角を少しずつ変えていく角度多重記
録方式や、参照ビームとして球面波を用い、被記録部分
を少しずつずらして多重記録を行なうシフト多重記録方
式等の種々の記録方式がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なホログラムメモリ１では、記録層２内で体積的にホロ
グラムを記録するため、記録品質を向上させるために
は、界面における光の反射を防止して信号のＳ／Ｎ比を
向上させることが必要となる。例えば、図８に示すよう
に、入射側の透明基板３の表面（空気との界面）や記録
層２と透明基板３との界面で各ビーム１０，１１が反射
してしまうと、ホログラムを記録するためのエネルギが
不足してしまう虞がある。また、各ビーム１０，１１は
ある程度の幅を有しているため、記録層２と出射側の透
明基板４との界面で反射した反射光１２や透明基板４の
表面（空気との界面）で反射した反射光１３が記録個所
に入射する場合があり、この場合には誤情報が記録され
てしまう虞がある。また、ホログラムメモリ１に限ら
ず、あらゆる光記録媒体において、異面における光の反
射を防止することは安定した記録を行なう上で重要なポ
イントである。
なホログラムメモリ１では、記録層２内で体積的にホロ
グラムを記録するため、記録品質を向上させるために
は、界面における光の反射を防止して信号のＳ／Ｎ比を
向上させることが必要となる。例えば、図８に示すよう
に、入射側の透明基板３の表面（空気との界面）や記録
層２と透明基板３との界面で各ビーム１０，１１が反射
してしまうと、ホログラムを記録するためのエネルギが
不足してしまう虞がある。また、各ビーム１０，１１は
ある程度の幅を有しているため、記録層２と出射側の透
明基板４との界面で反射した反射光１２や透明基板４の
表面（空気との界面）で反射した反射光１３が記録個所
に入射する場合があり、この場合には誤情報が記録され
てしまう虞がある。また、ホログラムメモリ１に限ら
ず、あらゆる光記録媒体において、異面における光の反
射を防止することは安定した記録を行なう上で重要なポ
イントである。
【０００６】上記の課題に対し、記録層２と透明基板
３，４との界面における反射に関しては、記録層２の屈
折率Ｎ2 と透明基板３，４の屈折率Ｎ1 が略等しくなる
ような材質を選択することで防止することができる。し
かしながら、空気と透明基板３，４との界面における反
射に関しては、空気の屈折率Ｎ0 に対して透明基板３，
４を形成できる材質の屈折率Ｎ1 は大きく異なるため、
単に透明基板３，４の材質を選択することによって界面
の反射を防止することはできない。また、透明基板３，
４の表面に反射防止膜を設けることも考えるが、コスト
の増大を招いてしまう。
３，４との界面における反射に関しては、記録層２の屈
折率Ｎ2 と透明基板３，４の屈折率Ｎ1 が略等しくなる
ような材質を選択することで防止することができる。し
かしながら、空気と透明基板３，４との界面における反
射に関しては、空気の屈折率Ｎ0 に対して透明基板３，
４を形成できる材質の屈折率Ｎ1 は大きく異なるため、
単に透明基板３，４の材質を選択することによって界面
の反射を防止することはできない。また、透明基板３，
４の表面に反射防止膜を設けることも考えるが、コスト
の増大を招いてしまう。
【０００７】本発明は上述の課題に鑑み創案されたもの
で、可干渉光によって記録層への情報の記録が可能な光
記録媒体への情報記録時において、透明基板の表面での
光の反射を防止して安定した記録を行なえるようにし
た、光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置を提
供することを目的とする。
で、可干渉光によって記録層への情報の記録が可能な光
記録媒体への情報記録時において、透明基板の表面での
光の反射を防止して安定した記録を行なえるようにし
た、光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光記録媒体への情報記録方法（請求項１）
は、少なくとも透明基板と記録層とをそなえ該透明基板
を通して照射された可干渉光によって該記録層への情報
の記録が可能な光記録媒体への情報記録方法であって、
該光記録媒体を該透明基板と等しい又は略等しい屈折率
の液体中に没入させて、この状態で該記録層への情報の
記録を行なうことを特徴としている。
に、本発明の光記録媒体への情報記録方法（請求項１）
は、少なくとも透明基板と記録層とをそなえ該透明基板
を通して照射された可干渉光によって該記録層への情報
の記録が可能な光記録媒体への情報記録方法であって、
該光記録媒体を該透明基板と等しい又は略等しい屈折率
の液体中に没入させて、この状態で該記録層への情報の
記録を行なうことを特徴としている。
【０００９】また、別の本発明の光記録媒体への情報記
録方法（請求項２）は、一対の透明基板と該一対の透明
基板間に直接又は他の層を介して挟持された記録層とを
そなえ該一対の透明基板のうちいずれか一方を通して照
射された可干渉光によって該記録層への情報の記録が可
能な光記録媒体への情報記録方法であって、少なくとも
該一対の透明基板のうちの一方の表面を該透明基板と等
しい又は略等しい屈折率の液体に浸し、この状態で該記
録層への情報の記録を行なうことを特徴としている。
録方法（請求項２）は、一対の透明基板と該一対の透明
基板間に直接又は他の層を介して挟持された記録層とを
そなえ該一対の透明基板のうちいずれか一方を通して照
射された可干渉光によって該記録層への情報の記録が可
能な光記録媒体への情報記録方法であって、少なくとも
該一対の透明基板のうちの一方の表面を該透明基板と等
しい又は略等しい屈折率の液体に浸し、この状態で該記
録層への情報の記録を行なうことを特徴としている。
【００１０】ここで、該光記録媒体への情報の記録方式
は、角度多重記録方式（請求項３）や、シフト多重記録
方式（請求項４）のような多重記録方式を用いることが
好ましい。そして、本発明の光記録媒体への情報記録装
置( 請求項５) は、少なくとも透明基板と記録層とをそ
なえ該透明基板を通して照射された可干渉光によって該
記録層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録
装置において、該透明基板と略等しい屈折率の液体と、
該液体を溜める容器と、該容器内で該光記録媒体を保持
する保持装置と、該容器内に保持された該光記録媒体に
可干渉光を照射する照射装置とをそなえたことを特徴と
している。
は、角度多重記録方式（請求項３）や、シフト多重記録
方式（請求項４）のような多重記録方式を用いることが
好ましい。そして、本発明の光記録媒体への情報記録装
置( 請求項５) は、少なくとも透明基板と記録層とをそ
なえ該透明基板を通して照射された可干渉光によって該
記録層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録
装置において、該透明基板と略等しい屈折率の液体と、
該液体を溜める容器と、該容器内で該光記録媒体を保持
する保持装置と、該容器内に保持された該光記録媒体に
可干渉光を照射する照射装置とをそなえたことを特徴と
している。
【００１１】また、別の本発明の光記録媒体への情報記
録装置( 請求項６) は、少なくとも透明基板と記録層と
をそなえ該透明基板を通して照射された可干渉光によっ
て該記録層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報
記録装置において、該透明基板と略等しい屈折率の液体
と、該液体を溜める容器と、該容器内の該液体に該光記
録媒体の透明基板の表面が浸かるように該光記録媒体を
保持する保持装置と、該保持装置に保持された該光記録
媒体に可干渉光を照射する照射装置とをそなえたことを
特徴としている。
録装置( 請求項６) は、少なくとも透明基板と記録層と
をそなえ該透明基板を通して照射された可干渉光によっ
て該記録層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報
記録装置において、該透明基板と略等しい屈折率の液体
と、該液体を溜める容器と、該容器内の該液体に該光記
録媒体の透明基板の表面が浸かるように該光記録媒体を
保持する保持装置と、該保持装置に保持された該光記録
媒体に可干渉光を照射する照射装置とをそなえたことを
特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図１，図２は本発明の一実施形態
としての光記録媒体への情報記録装置について示すもの
であり、図１は本情報記録装置の構成を示し、図２は本
情報記録装置を用いた光記録媒体への情報記録方法につ
いて示している。なお、ここでは光記録媒体の一例とし
て、ホログラムメモリをとりあげて説明するが、本発明
の対象となる光記録媒体は、これに限定されるものでは
なく、少なくとも透明基盤記録層とをそなえ、透明基盤
を通じて照射された可干渉光によって記録層への情報記
録を行なうものであればよい。
施の形態を説明する。図１，図２は本発明の一実施形態
としての光記録媒体への情報記録装置について示すもの
であり、図１は本情報記録装置の構成を示し、図２は本
情報記録装置を用いた光記録媒体への情報記録方法につ
いて示している。なお、ここでは光記録媒体の一例とし
て、ホログラムメモリをとりあげて説明するが、本発明
の対象となる光記録媒体は、これに限定されるものでは
なく、少なくとも透明基盤記録層とをそなえ、透明基盤
を通じて照射された可干渉光によって記録層への情報記
録を行なうものであればよい。
【００１３】まず、本情報記録装置の構成について説明
すると、図１に示すように、本情報記録装置は、上述し
たホログラムメモリ（光記録媒体）１を収容可能な容器
２１と、容器２１内でホログラムメモリ１を保持する保
持装置２２と、保持装置２２によって容器２１内に保持
されたホログラムメモリ１に信号ビーム１０と参照ビー
ム１１とを照射する照射装置２３とをそなえている。
すると、図１に示すように、本情報記録装置は、上述し
たホログラムメモリ（光記録媒体）１を収容可能な容器
２１と、容器２１内でホログラムメモリ１を保持する保
持装置２２と、保持装置２２によって容器２１内に保持
されたホログラムメモリ１に信号ビーム１０と参照ビー
ム１１とを照射する照射装置２３とをそなえている。
【００１４】容器２１は外部からの光を遮るように閉空
間を形成しており、内部には、透明基板３，４の屈折率
Ｎ1 に略等しい屈折率Ｎ3 （Ｎ3 ≒Ｎ1 ）を有する液体
２４が蓄えられている。この液体２４としては、例えば
脂肪族炭化水素，シリコンオイル，モノブロモナフタレ
ン，ヨウ化メチレン，硫黄化メチレン等を用いることが
でき、所望の屈折率Ｎ3 に調整するために適宜混合して
用いることも可能である。なお、信号を記録した後、ホ
ログラムメモリ１に付着した液体２４を拭き取る作業を
省略するため、液体２４としては沸点が低いものが好ま
しい。
間を形成しており、内部には、透明基板３，４の屈折率
Ｎ1 に略等しい屈折率Ｎ3 （Ｎ3 ≒Ｎ1 ）を有する液体
２４が蓄えられている。この液体２４としては、例えば
脂肪族炭化水素，シリコンオイル，モノブロモナフタレ
ン，ヨウ化メチレン，硫黄化メチレン等を用いることが
でき、所望の屈折率Ｎ3 に調整するために適宜混合して
用いることも可能である。なお、信号を記録した後、ホ
ログラムメモリ１に付着した液体２４を拭き取る作業を
省略するため、液体２４としては沸点が低いものが好ま
しい。
【００１５】また、保持装置２２は、ホログラムメモリ
１の中心部に形成されている中心穴１ａに先端の保持軸
２２ａを嵌入することによりホログラムメモリ１を保持
するようになっており、保持したホログラムメモリ１を
回転させるための回転機構がそなえられている。照射装
置２３は、信号ビーム（可干渉光）１０を照射する信号
ビーム照射装置２３Ａと参照ビーム（可干渉光）１１を
照射する参照ビーム照射装置２３Ｂとから構成されてい
る。信号ビーム照射装置２３Ａと参照ビーム照射装置２
３Ｂとは、互いの光軸が角度を有するように配設されて
おり、保持装置２２により保持されたホログラムメモリ
１内において交差するように光軸が調整されている。
１の中心部に形成されている中心穴１ａに先端の保持軸
２２ａを嵌入することによりホログラムメモリ１を保持
するようになっており、保持したホログラムメモリ１を
回転させるための回転機構がそなえられている。照射装
置２３は、信号ビーム（可干渉光）１０を照射する信号
ビーム照射装置２３Ａと参照ビーム（可干渉光）１１を
照射する参照ビーム照射装置２３Ｂとから構成されてい
る。信号ビーム照射装置２３Ａと参照ビーム照射装置２
３Ｂとは、互いの光軸が角度を有するように配設されて
おり、保持装置２２により保持されたホログラムメモリ
１内において交差するように光軸が調整されている。
【００１６】なお、本情報記録装置の記録方式として
は、参照ビーム照射装置２３Ｂから平面波の参照ビーム
１１を照射し、その入射角を少しずつ変えていく角度多
重記録方式や、参照ビーム照射装置２３Ｂから球面波の
参照ビーム１１を照射し、ホログラムメモリ１１を少し
ずつ回転させながら多重記録を行なうシフト多重記録方
式等、種々の記録方式を用いることができる。また、一
組の信号ビームと参照ビームとから得られる干渉光だけ
でなく、複数の可干渉光を用いて情報の記録を行なって
もよく、記録される情報は、媒体の種類，記録再生条件
などのディスク管理情報や、トラッキング情報，エリア
情報，同期情報等であってもよい。
は、参照ビーム照射装置２３Ｂから平面波の参照ビーム
１１を照射し、その入射角を少しずつ変えていく角度多
重記録方式や、参照ビーム照射装置２３Ｂから球面波の
参照ビーム１１を照射し、ホログラムメモリ１１を少し
ずつ回転させながら多重記録を行なうシフト多重記録方
式等、種々の記録方式を用いることができる。また、一
組の信号ビームと参照ビームとから得られる干渉光だけ
でなく、複数の可干渉光を用いて情報の記録を行なって
もよく、記録される情報は、媒体の種類，記録再生条件
などのディスク管理情報や、トラッキング情報，エリア
情報，同期情報等であってもよい。
【００１７】本発明の一実施形態としての光記録媒体へ
の情報記録装置は上述のように構成されているので、次
のような方法（光記録媒体への情報記録方法）によりホ
ログラムメモリ１への情報記録が行なわれる。
の情報記録装置は上述のように構成されているので、次
のような方法（光記録媒体への情報記録方法）によりホ
ログラムメモリ１への情報記録が行なわれる。
【００１８】まず、容器２１内の保持装置２２にホログ
ラムメモリ１をセットし、透明基板３，４の屈折率Ｎ1
に略等しい屈折率Ｎ3 を有する液体２４を容器２１内に
注入する。このとき、ホログラムメモリ１が完全に液体
２４に浸かり、さらに信号ビーム照射装置２３Ａ，参照
ビーム照射装置２３Ｂの各照射口までが液体２４に浸か
るようにする（図１参照）。
ラムメモリ１をセットし、透明基板３，４の屈折率Ｎ1
に略等しい屈折率Ｎ3 を有する液体２４を容器２１内に
注入する。このとき、ホログラムメモリ１が完全に液体
２４に浸かり、さらに信号ビーム照射装置２３Ａ，参照
ビーム照射装置２３Ｂの各照射口までが液体２４に浸か
るようにする（図１参照）。
【００１９】そして、図２に示すように、信号ビーム照
射装置２３Ａ，参照ビーム照射装置２３Ｂからホログラ
ムメモリ１に向けてそれぞれ信号ビーム１０，参照ビー
ム１１を照射する。照射された各ビーム１０，１１は、
液体２４内を進み、ホログラムメモリ１の透明基板３に
当たるが、液体２４の屈折率Ｎ3 と透明基板３の屈折率
Ｎ1 とが略等しいことから、各ビーム１０，１１は液体
２４と透明基板３との界面で反射されることなく透明基
板３内に進む。
射装置２３Ａ，参照ビーム照射装置２３Ｂからホログラ
ムメモリ１に向けてそれぞれ信号ビーム１０，参照ビー
ム１１を照射する。照射された各ビーム１０，１１は、
液体２４内を進み、ホログラムメモリ１の透明基板３に
当たるが、液体２４の屈折率Ｎ3 と透明基板３の屈折率
Ｎ1 とが略等しいことから、各ビーム１０，１１は液体
２４と透明基板３との界面で反射されることなく透明基
板３内に進む。
【００２０】透明基板３内に進んだ各ビーム１０，１１
は、次に、透明基板３と記録層２との界面に当たるが、
透明基板３の屈折率Ｎ1 と記録層２の屈折率Ｎ2 とが略
等しくなるような材質を選択することにより、各ビーム
１０，１１は透明基板３と記録層２との界面で反射され
ることなく記録層２内に進む。そして、記録層２内の所
定の個所において交差し、干渉縞を形成する。この干渉
縞による光強度分布により記録層２の屈折率が変化し、
ホログラムとして情報が記録される。
は、次に、透明基板３と記録層２との界面に当たるが、
透明基板３の屈折率Ｎ1 と記録層２の屈折率Ｎ2 とが略
等しくなるような材質を選択することにより、各ビーム
１０，１１は透明基板３と記録層２との界面で反射され
ることなく記録層２内に進む。そして、記録層２内の所
定の個所において交差し、干渉縞を形成する。この干渉
縞による光強度分布により記録層２の屈折率が変化し、
ホログラムとして情報が記録される。
【００２１】互いに干渉した各ビーム１０，１１はさら
に記録層２内を進み、記録層２と透明基板４との界面に
当たるが、記録層２の屈折率Ｎ2 と透明基板４の屈折率
Ｎ1とが略等しくなるような材質を選択することによ
り、各ビーム１０，１１は記録層２と透明基板４との界
面で反射されることなく透明基板４内に進む。さらに、
透明基板４の屈折率Ｎ1 と液体２４の屈折率Ｎ3 とが略
等しいことから、各ビーム１０，１１は透明基板４と液
体２４との界面で反射されることなく、透明基板４外へ
出射される。
に記録層２内を進み、記録層２と透明基板４との界面に
当たるが、記録層２の屈折率Ｎ2 と透明基板４の屈折率
Ｎ1とが略等しくなるような材質を選択することによ
り、各ビーム１０，１１は記録層２と透明基板４との界
面で反射されることなく透明基板４内に進む。さらに、
透明基板４の屈折率Ｎ1 と液体２４の屈折率Ｎ3 とが略
等しいことから、各ビーム１０，１１は透明基板４と液
体２４との界面で反射されることなく、透明基板４外へ
出射される。
【００２２】このように、本情報記録装置及び情報記録
方法によれば、ホログラムメモリ１への情報記録時にお
いて、透明基板３，４の表面での光の反射を防止するこ
とができるので、入射側の透明基板３の表面でのビーム
１０，１１の反射によるエネルギ不足や、出射側の透明
基板４の表面で反射した反射光による誤情報の記録を防
止して、常に安定した情報記録（多重記録）を行なうこ
とができるという利点がある。
方法によれば、ホログラムメモリ１への情報記録時にお
いて、透明基板３，４の表面での光の反射を防止するこ
とができるので、入射側の透明基板３の表面でのビーム
１０，１１の反射によるエネルギ不足や、出射側の透明
基板４の表面で反射した反射光による誤情報の記録を防
止して、常に安定した情報記録（多重記録）を行なうこ
とができるという利点がある。
【００２３】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することができる。例えば、上述の実施
形態では、容器２１の上面の開放部分から照射部が液体
２４内に浸るように信号ビーム照射装置２３Ａ及び参照
ビーム照射装置２３Ｂを配置しているが、図３に示すよ
うに、容器２１の側部に透明基板３，４と屈折率が近い
材料で形成された窓２５を設け、信号ビーム照射装置２
３Ａ及び参照ビーム照射装置２３Ｂは容器２１の外部に
配置して、窓２５を通じて信号ビーム及び参照ビームを
照射するようにしてもよい。この場合には、ホログラム
メモリ１は、その面が窓２５を向くように配置して支持
する。
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することができる。例えば、上述の実施
形態では、容器２１の上面の開放部分から照射部が液体
２４内に浸るように信号ビーム照射装置２３Ａ及び参照
ビーム照射装置２３Ｂを配置しているが、図３に示すよ
うに、容器２１の側部に透明基板３，４と屈折率が近い
材料で形成された窓２５を設け、信号ビーム照射装置２
３Ａ及び参照ビーム照射装置２３Ｂは容器２１の外部に
配置して、窓２５を通じて信号ビーム及び参照ビームを
照射するようにしてもよい。この場合には、ホログラム
メモリ１は、その面が窓２５を向くように配置して支持
する。
【００２４】このような構成では、信号ビーム１０及び
参照ビーム１１の一部が窓２５の表面で反射するためエ
ネルギ損失を招くが、透明基板３，４の各表面は液体２
４に接触しており反射しないため、上記実施形態と同様
に、反射光による誤情報の記録を防止することができ
る。なお、窓２５の表面での反射によるエネルギ損失
は、信号ビーム１０及び参照ビーム１１の強度を上げれ
ば対応できる。また、窓２５は、側面に限らず底面等に
設けてもよい。
参照ビーム１１の一部が窓２５の表面で反射するためエ
ネルギ損失を招くが、透明基板３，４の各表面は液体２
４に接触しており反射しないため、上記実施形態と同様
に、反射光による誤情報の記録を防止することができ
る。なお、窓２５の表面での反射によるエネルギ損失
は、信号ビーム１０及び参照ビーム１１の強度を上げれ
ば対応できる。また、窓２５は、側面に限らず底面等に
設けてもよい。
【００２５】また、上述の実施形態のように、ホログラ
ムメモリ１が完全に浸かるまで液体２４を注入するので
はなく、図４に示すように、出射側の透明基板４の表面
までが浸かるように液体２４を注入して信号ビーム１
０，参照ビーム１１を照射するようにしてもよい。この
場合には、少なくとも透明基板４の表面における反射を
防止することができ、反射光による誤情報の記録を防止
することができる。また、透明基板３の表面での反射に
よるエネルギの損失については、上述と同様に、ビーム
１０、１１の強度を上げることによって対処することが
できる。
ムメモリ１が完全に浸かるまで液体２４を注入するので
はなく、図４に示すように、出射側の透明基板４の表面
までが浸かるように液体２４を注入して信号ビーム１
０，参照ビーム１１を照射するようにしてもよい。この
場合には、少なくとも透明基板４の表面における反射を
防止することができ、反射光による誤情報の記録を防止
することができる。また、透明基板３の表面での反射に
よるエネルギの損失については、上述と同様に、ビーム
１０、１１の強度を上げることによって対処することが
できる。
【００２６】さらに、図５に示すように、照射装置２３
を透明基板４の側にそなえるとともに、透明基板４の表
面までが浸かるように液体２４を注入し、透明基板４側
から信号ビーム１０，参照ビーム１１を照射するように
してもよい。この場合には、少なくとも入射側となる透
明基板４の表面における反射を防止することができ、反
射による記録のためのエネルギの損失を防止することが
できる。
を透明基板４の側にそなえるとともに、透明基板４の表
面までが浸かるように液体２４を注入し、透明基板４側
から信号ビーム１０，参照ビーム１１を照射するように
してもよい。この場合には、少なくとも入射側となる透
明基板４の表面における反射を防止することができ、反
射による記録のためのエネルギの損失を防止することが
できる。
【００２７】さらに、図６に示すように、屈折率Ｎ3 ′
が透明基板３，４の屈折率Ｎ1 に近い材料で形成された
台２６上に液体２４を介してホログラムメモリ１を載置
して、信号ビーム１０及び参照ビーム１１を照射して
も、図４に示す構成の場合と同様の作用及び効果が得ら
れる。また、上述の実施形態では、信号ビーム１０，参
照ビーム１１の２本のビームを可干渉光として用いてい
るが、より複数のビームを照射して干渉させることも可
能である。さらに、信号ビーム１０，参照ビーム１１の
照射方向としては、上述の実施形態のように同一側の透
明基板から照射するのではなく、対向する側からそれぞ
れ照射するようにしてもよい。
が透明基板３，４の屈折率Ｎ1 に近い材料で形成された
台２６上に液体２４を介してホログラムメモリ１を載置
して、信号ビーム１０及び参照ビーム１１を照射して
も、図４に示す構成の場合と同様の作用及び効果が得ら
れる。また、上述の実施形態では、信号ビーム１０，参
照ビーム１１の２本のビームを可干渉光として用いてい
るが、より複数のビームを照射して干渉させることも可
能である。さらに、信号ビーム１０，参照ビーム１１の
照射方向としては、上述の実施形態のように同一側の透
明基板から照射するのではなく、対向する側からそれぞ
れ照射するようにしてもよい。
【００２８】また、上述の実施形態におけるホログラム
メモリ１は、記録層２を一対の透明基板３，４により直
接挟持したものであるが、本発明の光記録媒体への情報
記録方法及び情報記録装置を適用しうるホログラムメモ
リはこのような構成に限定されるものではなく、いずれ
か一方の透明基板のみをそなえるものであってもよく、
透明基板と記録層との間に透湿防止層，接着材層，反射
防止層等の他の層を設けたものであってもよい。さら
に、本発明の光記録媒体への情報記録方法及び情報記録
装置を適用しうるホログラムメモリの形状は、上述した
ディスク形に限定されるものではなく、例えばメモリカ
ードのようなカード形等、種々の形状のホログラムメモ
リに適用することができる。
メモリ１は、記録層２を一対の透明基板３，４により直
接挟持したものであるが、本発明の光記録媒体への情報
記録方法及び情報記録装置を適用しうるホログラムメモ
リはこのような構成に限定されるものではなく、いずれ
か一方の透明基板のみをそなえるものであってもよく、
透明基板と記録層との間に透湿防止層，接着材層，反射
防止層等の他の層を設けたものであってもよい。さら
に、本発明の光記録媒体への情報記録方法及び情報記録
装置を適用しうるホログラムメモリの形状は、上述した
ディスク形に限定されるものではなく、例えばメモリカ
ードのようなカード形等、種々の形状のホログラムメモ
リに適用することができる。
【００２９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の光記録媒
体への情報記録方法（請求項１〜４）及び情報記録装置
（請求項５，６）によれば、可干渉光によって記録層へ
の情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録の際、透
明基板の表面での光の反射を防止することができ、安定
した記録を行なえることができるという利点がある。
体への情報記録方法（請求項１〜４）及び情報記録装置
（請求項５，６）によれば、可干渉光によって記録層へ
の情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録の際、透
明基板の表面での光の反射を防止することができ、安定
した記録を行なえることができるという利点がある。
【００３０】また、本発明の光記録媒体への情報記録方
法（請求項２）及び情報記録装置（請求項６）によれ
ば、入射側の透明基板のみ透明基板と略等しい屈折率の
液体に浸けることにより、少なくとも反射によるエネル
ギの損失を防止することができ、出射側の透明基板のみ
透明基板と略等しい屈折率の液体に浸けることにより、
少なくとも反射光による誤情報の記録を防止することが
でき、簡素な構成で誤情報の記録防止を行なうことがで
きるという利点がある。
法（請求項２）及び情報記録装置（請求項６）によれ
ば、入射側の透明基板のみ透明基板と略等しい屈折率の
液体に浸けることにより、少なくとも反射によるエネル
ギの損失を防止することができ、出射側の透明基板のみ
透明基板と略等しい屈折率の液体に浸けることにより、
少なくとも反射光による誤情報の記録を防止することが
でき、簡素な構成で誤情報の記録防止を行なうことがで
きるという利点がある。
【図１】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録装置の構成を示す模式的断面図である。
報記録装置の構成を示す模式的断面図である。
【図２】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録方法を示す模式図である。
報記録方法を示す模式図である。
【図３】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録方法の変形例を示す模式的斜視図である。
報記録方法の変形例を示す模式的斜視図である。
【図４】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録方法の変形例を示す模式図である。
報記録方法の変形例を示す模式図である。
【図５】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録方法の変形例を示す模式図である。
報記録方法の変形例を示す模式図である。
【図６】本発明の一実施形態としての光記録媒体への情
報記録方法の変形例を示す模式図である。
報記録方法の変形例を示す模式図である。
【図７】本発明の適用対象となるホログラムメモリの構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図８】従来の光記録媒体への情報記録方法の課題を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
１ ホログラムメモリ（光記録媒体） ２ 記録層 ３，４ 透明基板 １０ 信号ビーム（可干渉光） １１ 参照ビーム（可干渉光） ２１ 容器 ２２ 保持装置 ２３ 照射装置 ２３Ａ 信号ビーム照射装置 ２３Ｂ 参照ビーム照射装置 ２４ 液体 ２５ 窓 ２６ 台
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2K008 AA04 AA08 AA16 BB04 BB06 EE01 HH00 5D090 BB04 CC01 CC14 DD03 DD05 EE02 HH01
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも透明基板と記録層とをそなえ
該透明基板を通して照射された可干渉光によって該記録
層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録方法
であって、 該光記録媒体を該透明基板と等しい又は略等しい屈折率
の液体中に没入させて、この状態で該記録層への情報の
記録を行なうことを特徴とする、光記録媒体への情報記
録方法。 - 【請求項２】 一対の透明基板と該一対の透明基板間に
直接又は他の層を介して挟持された記録層とをそなえ該
一対の透明基板のうちいずれか一方を通して照射された
可干渉光によって該記録層への情報の記録が可能な光記
録媒体への情報記録方法であって、 少なくとも該一対の透明基板のうちの一方の表面を該透
明基板と等しい又は略等しい屈折率の液体に浸し、この
状態で該記録層への情報の記録を行なうことを特徴とす
る、光記録媒体への情報記録方法。 - 【請求項３】 角度多重記録方式により該光記録媒体へ
の情報記録を行なうことを特徴とする、請求項１又は２
記載の光記録媒体への情報記録方法。 - 【請求項４】 シフト多重記録方式により該光記録媒体
への情報記録を行なうことを特徴とする、請求項１又は
２記載の光記録媒体への情報記録方法。 - 【請求項５】 少なくとも透明基板と記録層とをそなえ
該透明基板を通して照射された可干渉光によって該記録
層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録装置
において、 該透明基板と略等しい屈折率の液体と、 該液体を溜める容器と、 該容器内の該液体中で該光記録媒体を保持する保持装置
と、 該容器内に保持された該光記録媒体に可干渉光を照射す
る照射装置とをそなえたことを特徴とする、光記録媒体
への情報記録装置。 - 【請求項６】 少なくとも透明基板と記録層とをそなえ
該透明基板を通して照射された可干渉光によって該記録
層への情報の記録が可能な光記録媒体への情報記録装置
において、 該透明基板と略等しい屈折率の液体と、 該液体を溜める容器と、 該容器内の該液体に該光記録媒体の透明基板の表面が浸
かるように該光記録媒体を保持する保持装置と、 該保持装置に保持された該光記録媒体に可干渉光を照射
する照射装置とをそなえたことを特徴とする、光記録媒
体への情報記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17335599A JP2001006175A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17335599A JP2001006175A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001006175A true JP2001006175A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=15958884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17335599A Pending JP2001006175A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 光記録媒体への情報記録方法及び情報記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001006175A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018094292A1 (en) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | Akonia Holographics Llc | Hologram recording systems and optical recording cells |
| US11131934B2 (en) | 2019-10-29 | 2021-09-28 | Waymo Llc | Non-telecentric light guide elements |
| US11131929B2 (en) * | 2018-11-07 | 2021-09-28 | Waymo Llc | Systems and methods that utilize angled photolithography for manufacturing light guide elements |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP17335599A patent/JP2001006175A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018094292A1 (en) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | Akonia Holographics Llc | Hologram recording systems and optical recording cells |
| US11131929B2 (en) * | 2018-11-07 | 2021-09-28 | Waymo Llc | Systems and methods that utilize angled photolithography for manufacturing light guide elements |
| US11994802B2 (en) | 2018-11-07 | 2024-05-28 | Waymo Llc | Systems and methods that utilize angled photolithography for manufacturing light guide elements |
| US11131934B2 (en) | 2019-10-29 | 2021-09-28 | Waymo Llc | Non-telecentric light guide elements |
| US11520236B2 (en) | 2019-10-29 | 2022-12-06 | Waymo Llc | Non-telecentric light guide elements |
| US11868050B2 (en) | 2019-10-29 | 2024-01-09 | Waymo Llc | Non-telecentric light guide elements |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051128 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |