JP2001002512A - ゴキブリ駆除組成物 - Google Patents

ゴキブリ駆除組成物

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JP2001002512A JP2000117645A JP2000117645A JP2001002512A JP 2001002512 A JP2001002512 A JP 2001002512A JP 2000117645 A JP2000117645 A JP 2000117645A JP 2000117645 A JP2000117645 A JP 2000117645A JP 2001002512 A JP2001002512 A JP 2001002512A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた効力を有するゴキブリ駆除組成物を提
供する。 【解決手段】 1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−
テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンと、一般式1
のピレスロイド化合物群より選ばれる1種以上の化合物
とを有効成分とするゴキブリ駆除組成物。 (R及びRは同一もしくは相異なりハロゲンまたは
メチル基を、Rは水素またはシアノ基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴキブリ駆除組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、種々のゴキブリ駆除剤が使用
されているが、使用場面によっては必ずしも十分な効果
を発揮するとは言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた効力
を有するゴキブリ駆除組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ゴキブリ駆
除組成物について鋭意検討を重ねた結果、1−メチル−
2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチ
ル]グアニジンと、一般式 化2
【化2】 (式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、ハロゲン
原子またはメチル基を表し、R3は水素原子またはシア
ノ基を表す。)で示されるピレスロイド化合物群より選
ばれる1種以上の化合物とを有効成分とするゴキブリ駆
除組成物が種々のゴキブリ類に対し優れた駆除効果を発
揮し、しかもその駆除効力はそれらを単独で用いる場合
に比較して顕著に相乗的に増大することから、より低薬
量で施用できることを見出し、本発明に至った。即ち本
発明は、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラ
ヒドロフリル)メチル]グアニジンと、一般式 化2で
示されるピレスロイド化合物群より選ばれる1種以上の
化合物とを有効成分とするゴキブリ駆除組成物(以下、
本発明組成物と記す。)を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明組成物において用いられる
1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフ
リル)メチル]グアニジンは農業分野における害虫に対
する防除活性が知られている化合物であり、一般式 化
2で示されるピレスロイド化合物は農業用および家庭防
疫用の殺虫剤の有効成分として使用されている化合物で
ある。一般式 化2で示されるピレスロイド化合物の具
体例としては、例えば、3−フェノキシベンジル クリ
サンテメート、3−フェノキシベンジル 3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート、α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル クリサンテメート、α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレート等があげられ
る。一般式 化2で示されるピレスロイド化合物におい
て、R1及びR2で表されるハロゲン原子としては、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子があげられる。
【0006】更に一般式 化2で示されるピレスロイド
化合物において、3−フェノキシベンジル クリサンテ
メートには、例えば、3−フェノキシベンジル (1R
S)−シス、トランス−クリサンテメート(一般名:フ
ェノトリン)、3−フェノキシベンジル (1R)−シ
ス、トランス−クリサンテメート(一般名:d−フェノ
トリン)、3−フェノキシベンジル (1R)−トラン
ス−クリサンテメート等の立体異性体が存在し、3−フ
ェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートに
は、例えば、3−フェノキシベンジル (1RS)−シ
ス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般
名:ペルメトリン)等の立体異性体が存在し、α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル クリサンテメートには、
例えば、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル (1R)−シス、トランス−クリサンテメート(一
般名:シフェノトリン)、(S)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (1R)−シス、トランス−クリサ
ンテメート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル (1R)−トランス−クリサンテメート等の立体
異性体が存在し、α−シアノ−3−フェノキシベンジル
3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレートには、例えば、(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1RS)
−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R
S)−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R)−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
RS,3RS;1RS,3SR)−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート(一般名:シペルメトリン)等の立体異性体
が存在し、本発明には、これらの立体異性体及び立体異
性体の任意の割合の混合物が含まれる。
【0007】本発明組成物における1−メチル−2−ニ
トロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グア
ニジン(以下、本ニトロイミノ化合物と記す。)と、一
般式化2で示されるピレスロイド化合物群より選ばれる
1種以上の化合物(以下、本ピレスロイド化合物と記
す。)との混合割合は、重量比で、通常、99:1〜
1:99の範囲、好ましくは90:10〜10:90の
範囲、更に好ましくは75:25〜25:75の範囲で
ある。
【0008】本発明が駆除対象とするゴキブリ類として
は、例えば、チャバネゴキブリ(Blattella germanic
a)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモ
ンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキ
ブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Bla
tta orientalis)等が挙げられる。
【0009】本発明組成物は、本ニトロイミノ化合物と
本ピレスロイド化合物のみからなるものであってもよい
が、実用的には通常、固体担体、液体担体、製剤補助剤
等を適宜含有する製剤として使用される。製剤形態とし
ては、乳剤、油剤、懸濁剤等の液剤、粉剤、水和剤、粒
剤、ペースト状製剤、マイクロカプセル化製剤、泡沫
剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤、錠剤、毒餌剤、燻
煙剤、燻蒸剤、シート製剤、樹脂製剤等を挙げることが
でき、施用に際して、適宜好ましい製剤形態が選択され
る。また、本ニトロイミノ化合物及び本ピレスロイド化
合物の含有量はその製剤形態によって変わりうるが、合
計量で通常、0.005〜50重量%である。
【0010】これらの製剤は通常の手法、例えば、本ニ
トロイミノ化合物および本ピレスロイド化合物を固体担
体や液体担体と混合し、必要によりその他の乳化剤、固
着剤等の製剤補助剤を添加、混合することにより、さら
に製剤形態によっては成形することにより得ることがで
きる。製剤化の際に用いられる担体や補助剤としては、
例えば以下のものが挙げられる。
【0011】固体担体としては、例えば、クレー、カオ
リン、タルク、ベントナイト、セリサイト、石英、硫
黄、活性炭、炭酸カルシウム、珪藻土、軽石、方解石、
海泡石、白雲石、シリカ、アルミナ、バーミキュライ
ト、パーライト等の天然又は合成鉱物、おがくず、トウ
モロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の細粒
体、ゼラチン、ワセリン、メチルセルロース、ラノリ
ン、ラード、流動パラフィンなどが挙げらる。液体担体
としては、例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフ
タレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘ
キサン、シクロヘキサン等の芳香族または脂肪族炭化水
素類、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノ
ール、ヘキサノール、エチレングリコール等のアルコー
ル類、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等
のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ア
セトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ジ
メチルスルホキシド等のスルホキシド類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の
酸アミド類、大豆油、綿実油等の植物油、オレンジ油、
ヒソップ油、レモン油等の植物精油、水などが挙げられ
る。また、泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤にお
ける噴射剤としては、例えばプロパンガス、ブタンガ
ス、フロンガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭
酸ガス等を挙げることができる。
【0012】また、毒餌剤の基材としては、例えば穀物
粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチル
ヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチック酸
等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ
粉末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘
引性香料等が挙げられる。また、燻煙剤として用いる場
合、非燃焼型燻煙剤として用いる場合では本ニトロイミ
ノ化合物および本ピレスロイド化合物の他にアゾジカル
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、2−(カル
バモイルアゾ)イソブチロニトリル等の熱分解により窒
素を発生し得る有機発泡剤等発泡剤を含有する。該非燃
焼型燻煙剤の使用に際しては、例えば特公昭59−49
201号公報に記載されるような隔壁で区分された容器
の一方に顆粒状の燻煙剤を入れ、他方に酸化カルシウム
を入れておき、使用時に酸化カルシウムに水を加え、発
生する化学反応熱を利用して本ニトロイミノ化合物およ
び本ピレスロイド化合物を揮散させ殺昆虫を行うという
方法が便利である。また、燃焼型燻煙剤として用いる場
合、本ニトロイミノ化合物および本ピレスロイド化合物
の他に通常、過塩素酸カリウム、硝酸カリウム、塩素酸
カリウム等の酸素供給剤、糖類、澱粉等の燃焼剤、更に
必要により硝酸グアニジン、ニトログアニジン、ジシア
ンジアミド、リン酸グアニル尿素、スルファミン酸グア
ニジン等の発熱調整剤や塩化カリウム、塩化ナトリウ
ム、四三酸化鉄、酸化銅、酸化クロム、酸化鉄、塩化
鉄、活性炭等の酸素供給剤分解用助剤、パーライト、珪
藻土、タルク、クレー等の無機担体等を含有し、該燃焼
型燻煙剤はこれらの各成分を混合し、水を加えて混練、
顆粒状に成型、乾燥等の方法により製造される。また、
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、
ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には
必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フ
タル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステア
リン酸等の可塑剤が添加される。該基材中に有効成分化
合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、
押出成型、プレス成型等により成型することにより得ら
れる。必要により更に成型、裁断等の工程を経ることに
より、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の
樹脂製剤に加工することができ、例えば、シート剤、誘
引ひも、包装用フィルム、園芸用支柱とすることもでき
る。
【0013】また、製剤用の補助剤としては、例えば、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸アルコールエーテル等の非イオン性乳化剤、ア
ルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリールスルホ
ン酸塩等のイオン性乳化剤、リグニンスルホン酸塩、メ
チルセルロース等の分散剤、カルボキシメチルセルロー
ス、アラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセテート等の固着剤、酸化鉄、酸化チタン、プルシア
ンブルー、アリザリン染料、アゾ染料、フタロシアニン
染料等の着色料などが挙げられる。
【0014】尚、本発明組成物は、本ニトロイミノ化合
物および本ピレスロイド化合物以外の活性成分を適宜含
有することも可能である。本ニトロイミノ化合物および
本ピレスロイド化合物以外の活性成分としては、例え
ば、ジクロルボス、テトラクロロビンホス、フェンチオ
ン、クロルピリホス、ダイアジノン等の有機燐化合物、
プロポキスル、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノ
ブカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロ
ルフルアズロン、ヘキサフルムロン、シロマジン、1−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオ
ロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロポキシ)フェニル]ウレア等のキチン形成阻害物質、
ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フ
ェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、N−フェニル
ピラゾール系化合物、ミルベマイシン、アバメクチン、
イベルメクチン等の動物内部寄生虫駆除薬、N,N−ジ
エチル−m−トリアミド(Deet)、リモネン、リナ
ロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノ
キチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、インド
キサカルブ、カラン−3,4−ジオール等の害虫忌避
剤、PBO、S421,MGK264、IBTA、サイ
ネピリン500等の共力剤等を挙げることができる。
【0015】本発明組成物は、通常、ゴキブリに直接、
あるいはその生息場所等に施用することにより用いら
れ、乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル化
製剤等は通常、水で0.1ppm〜1000ppmであ
り、油剤、エアゾール、燻煙剤、毒餌剤、シート製剤等
についてはそのまま施用する。
【0016】
【実施例】以下、実施例にて本発明をより詳細に説明す
る。
【0017】製剤例1(乳剤) 1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフ
リル)メチル]グアニジン2.5重量部、(S)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス、ト
ランス−クリサンテメート2.5重量部、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル8重量部、アルキルア
リールスルホン酸ナトリウム2重量部、及びキシレン8
5重量部を混合し乳剤を得る。 製剤例2(エアゾール剤) 1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフ
リル)メチル]グアニジン0.1重量部、3−フェノキ
シベンジル (1R)−シス、トランス−クリサンテメ
ート0.1重量部、イソプロピルアルコール30重量
部、蒸留水29.8重量部とを混合、溶解させ、エアゾ
ール容器に入れる。エアゾール容器にバルブ部分を取り
付け、該バルブ部分を通じ液化石油ガス(LPG)40
重量部を加圧充填することにより水性エアゾールを得
る。 製剤例3(燻煙剤) 1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフ
リル)メチル]グアニジン5重量部、3−フェノキシベ
ンジル (1RS)−シス、トランス−3−(2,2−
ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート5重量部、オレイン酸エチル7重量部、
酸化亜鉛0.5重量部およびα−澱粉2重量部にアゾジ
カルボンアミドを混合して全体を100重量部とし、水
を加えて混練、押出機で顆粒状に成形し、乾燥する。こ
の顆粒2gと酸化マグネシウム50gとを、アルミ製隔
壁で区分された容器内に各々収容し燻煙剤を得る。
【0018】試験例1 1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフ
リル)メチル]グアニジン(以下、化合物Aと記す)ま
たは3−フェノキシベンジル (1R)−シス、トラン
ス−クリサンテメート(以下、化合物Bと記す)を0.
4%(w/v)溶解したジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル溶液をそれぞれ作成した。両溶液及び該両溶
液を所定比率に混合した混合液を、蒸留水にて希釈する
ことにより、化合物A/化合物B濃度(%w/v)が、
0.1/0及び0.2/0(化合物A単剤)、0.15
/0.05、0.1/0.1、0.05/0.15、0
/0.1及び0/0.2(化合物B単剤)の各供試液
(計7種の供試液)を調整した。立方体のガラス箱(一
辺70cm、容積0.34m3)の中央に、チャバネゴ
キブリ成虫10頭(雄5頭、雌5頭)を潜ませた三角柱
状の木製容器(一辺3.5cmの正三角形、高さ15c
m)を立てて置いた。上記作成の供試液4.2mlをス
プレーガンにてガラス箱内に噴霧した。噴霧10分経過
後、全てのゴキブリを清潔なプラスチック容器に移し、
餌と水を与え、1日後に致死率を観察した。試験は各2
反復実施した。結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】試験例2 化合物Bに代えて、3−フェノキシベンジル (1R
S)−シス、トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト(以下、化合物Cと記す)を用いる以外は試験例1と
同様にして実験を行った。試験は各2反復実施した。結
果を表2に示す。尚、化合物Aの単剤のデ−タ−につい
ては、試験例1で取得したデ−タ−を用いた。
【0021】
【表2】
【0022】試験例3 化合物Bに代えて、(RS)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (1R)−シス、トランス−クリサンテ
メート(以下、化合物Dと記す)を用いる以外は試験例
1と同様にして実験を行った。試験は各2反復実施し
た。結果を表3に示す。尚、化合物Aの単剤のデ−タ−
については、試験例1で取得したデ−タ−を用いた。
【0023】
【表3】
【0024】比較例1 化合物Aまたは化合物Bを0.02%(w/v)溶解し
たジエチレングリコールモノエチルエーテル溶液をそれ
ぞれ作成した。両溶液及び該両溶液を所定比率に混合し
た混合液を、ジエチレングリコールモノエチルエーテル
にて希釈し、化合物A/化合物B濃度(%w/v)が、
0.01/0及び0.02/0(化合物A単剤)、0.
01/0.01、0/0.01(化合物B単剤)の各供
試液(計4種の供試液)を調製した。立方体のガラス箱
(一辺70cm、容積0.34m3)内に、イエバエ成
虫約20頭(性比=1)を放ち、上記作成の供試液2.
1mlをスプレーガンにてガラス箱内に噴霧した。噴霧
10分経過後、全てのイエバエを清潔なプラスチック容
器に移し、餌と水を与え、1日後に致死率を観察した。
試験は各3反復実施した。結果を表4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】
【発明の効果】本発明のゴキブリ駆除組成物は、ゴキブ
リを駆除するに際し、有効成分が顕著な相乗性を発揮
し、優れた駆除効果を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テ
    トラヒドロフリル)メチル]グアニジンと、一般式 化
    1 【化1】 (式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、ハロゲン
    原子またはメチル基を表し、R3は水素原子またはシア
    ノ基を表す。)で示されるピレスロイド化合物群より選
    ばれる1種以上の化合物とを有効成分とすることを特徴
    とするゴキブリ駆除組成物。
  2. 【請求項2】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テ
    トラヒドロフリル)メチル]グアニジンと、前記一般式
    化1において、R1及びR2が同一のハロゲン原子であ
    るか、または同時にメチル基であるピレスロイド化合物
    群より選ばれる1種以上の化合物とを有効成分とするこ
    とを特徴とするゴキブリ駆除組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のピレスロイド化合物群
    が、3−フェノキシベンジル クリサンテメート、3−
    フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)
    −2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
    α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリサンテメー
    ト及びα−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
    (2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
    プロパンカルボキシレートからなる群であるゴキブリ駆
    除組成物。
  4. 【請求項4】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テ
    トラヒドロフリル)メチル]グアニジンとピレスロイド
    化合物群より選ばれる1種以上の化合物の含有量が、重
    量比で99:1〜1:99の範囲である請求項1、2又
    は3に記載のゴキブリ駆除組成物。
  5. 【請求項5】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テ
    トラヒドロフリル)メチル]グアニジンとピレスロイド
    化合物群より選ばれる1種以上の化合物の含有量が、重
    量比で90:1〜1:90の範囲である請求項1、2又
    は3に記載のゴキブリ駆除組成物。
  6. 【請求項6】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テ
    トラヒドロフリル)メチル]グアニジンとピレスロイド
    化合物群より選ばれる1種以上の化合物の含有量が、重
    量比で75:25〜25:75の範囲である請求項1、
    2又は3に記載のゴキブリ駆除組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の組成物
    を、ゴキブリの餌または生息場所に処理することを特徴
    とするゴキブリ駆除方法。
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