JP2001000792A - 繊維製品の乾燥機 - Google Patents

繊維製品の乾燥機

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JP2001000792A
JP2001000792A JP11175328A JP17532899A JP2001000792A JP 2001000792 A JP2001000792 A JP 2001000792A JP 11175328 A JP11175328 A JP 11175328A JP 17532899 A JP17532899 A JP 17532899A JP 2001000792 A JP2001000792 A JP 2001000792A
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drying chamber
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drying
steam
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JP11175328A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sasaki
和雄 佐々木
Fumiko Maeda
芙美子 前田
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KOEI PERFUMERY
Marui Co Ltd
Koei Kogyo Co Ltd
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KOEI PERFUMERY
Marui Co Ltd
Koei Kogyo Co Ltd
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濡れたり湿ったりした少量の繊維製品に対し
てバッチ処理で狭い設置場所でも比較的短時間で効率的
に乾燥できるコンパクトな構造とし、生地の皺をのばす
仕上げ機能も付加できるようにする。 【解決手段】 繊維製品の乾燥機1では、正面に開閉扉
12を有し、内部に乾燥室11を形成した筐体10の乾
燥室底部に多孔材製の布団用支持部13を設け、筐体天
井部16の温風吹き出し口部17から上部連通部18を
介し空気加熱器30からの温風A3を供給する。乾燥室
内の乾燥空気A0は、空気加熱器に吐出側がダクト21
を介して、支持部の下部閉鎖空間14に吸引側が下部連
通部15を介して連通した送風装置20により吸引され
る。送風装置20と空気加熱器30の間のダクト21か
ら分岐された排気筒25から送風装置の吐出空気A2の
一部分A2’を排気し、筐体の外気吸入部19から新気
A3’を補充する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、一般に繊維製品の乾
燥機に関し、特に洗濯し脱水してまだ湿っている布団や
衣類等の繊維製品に温風を吸引力で通過させて乾燥させ
るコンパクトな乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、優れた洗剤が開発されるに従っ
て、クリーニング法として有機溶剤を使用したドライク
リーニングから水と洗剤を使用した水洗クリーニングに
移りつつある。水洗クリーニング後の業務用の繊維製品
の乾燥機としては、メッシュのベルトコンベヤ上に濡れ
たり湿ったりした布団等の繊維製品を乗せて移動し、第
一室で温風をノズルから吐出し吹き付けして表面乾燥を
先に行い、次いで第二室で温風を一方から吸引して繊維
製品に通過させて乾燥させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の繊維製品
の乾燥機は、容量が大きく、被処理品が多い時は十分に
その能力を発揮するが、被処理品が少ない時にはエネル
ギーの無駄が多くランニングコストが高くなる。また、
広い設置場所が必要で、家内工業的に負荷に柔軟に対処
したいという要求を満足できず且つ狭い設置場所に対応
できない問題があった。
【0004】本発明は上記従来の事情に鑑み案出された
ものであって、濡れたり湿ったりした比較的少量の布団
や衣類等の繊維製品に対してバッチ処理でき、そのよう
な繊維製品を狭い設置場所でも比較的短時間で熱効率良
く乾燥できるコンパクトな構造で、また生地の皺をのば
す仕上げ機能も容易に付加できる繊維製品の乾燥機を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に係る繊維製品の乾燥機は、正面
に開閉扉を有し、内部に閉鎖乾燥室を形成した乾燥室筐
体と、該筐体の乾燥室底部に多孔材で形成された布団等
の支持部と、上記筐体の乾燥室天井部に設けられた乾燥
用温風吹き出し口部と、該乾燥用温風吹き出し口部に閉
鎖上部連通部を介して連通し、上記筐体の外部に設けら
れた空気加熱器と、該空気加熱器に吐出側がダクトを介
して連通し、上記支持部の下部閉鎖空間に吸引側が閉鎖
下部連通部を介して連通した送風装置と、該送風装置と
上記空気加熱器との間の上記ダクトから分岐され、上記
送風装置からの吐出空気の一部分を排気する排気筒と、
上記乾燥室筐体に設けられた外気の吸入部とから構成さ
れていることを特徴としている。
【0006】従って、水洗クリーニングを終えて、例え
ばドライベースで35%〜45%程度に脱水された布団
等の繊維製品は筐体の正面の開閉扉から乾燥室内に入れ
られて支持部上に置かれ、衣類等の繊維製品はハンガー
等を使用して乾燥室内に吊される。運転を開始すると、
送風装置は乾燥室内から支持部とその下部閉鎖空間を経
て湿った空気を吸引して空気加熱器へ向け吐出する。湿
った空気は、一部排気筒から排気され、残りの空気は空
気加熱器で繊維製品の素材に応じて、例えば60〜80
℃程に加熱されて吸湿能力が高められた状態で閉鎖上部
連通部を経て乾燥用温風吹き出し口部から乾燥室内に供
給される。この供給された高温空気と筐体の外気吸入部
から吸入された補充新気から成る乾燥空気は、高速度で
流れて乾燥室内の衣類や布団を短時間で乾燥する。特
に、乾燥室の底部を塞ぐように支持部上に置かれた比較
的厚い布団に対しては、送風装置による吸引によって強
制的に乾燥空気を内部まで通過させ、完全にふっくらと
乾燥させることができる。この乾燥機は、乾燥室筐体の
周りに空気加熱器と送風装置を配置できてコンパクトな
構造で設置面積が小さくてもよく、また乾燥空気の大部
分を循環する為に熱効率が良く、比較的中小規模でのバ
ッチシステムでの乾燥作業に好適である。
【0007】請求項2に記載のように、請求項1記載の
乾燥機において、上記空気加熱器は、飽和蒸気が加熱熱
源として流量調節弁を有した蒸気配管によって供給さ
れ、上記乾燥室の天井部には繊維製品を掛ける水平棒が
設けられると共に上記蒸気配管から開閉弁を介して分岐
された仕上げ蒸気管が上記水平棒の上方に水平に設けら
れており、該蒸気管に複数の蒸気噴射ノズルが設けら
れ、該ノズルから仕上げ蒸気が扇形状に噴射されるよう
に構成され、加熱熱源として飽和蒸気が空気加熱器に供
給されることで蒸気配管の流量調節弁によって温度調節
が容易になると共に、乾燥室の天井部に設けられた水平
棒に掛けられた布団や衣類等の繊維製品にノズルから仕
上げ蒸気を扇形状にかけて皺のばし等の仕上げ作業も行
うことができるようになる。
【0008】請求項3に記載のように、請求項1記載の
乾燥機において、上記筐体はその外周が断熱材で囲まれ
ており、上記開閉扉は断熱材で被われた二つ折りの扉又
は観音開きの左右一対の扉から構成されており、上記空
気加熱器は、上記筐体の背後上部に、また上記送風機は
上記筐体の背後下部にそれぞれ設けられ、乾燥機は、二
つ折りの扉又は観音開きの扉の開閉によって布団等の比
較的嵩高い繊維製品でも容易に出し入れができるように
しており、また扉も含めてほぼ全体が断熱材で被われて
放熱が遮断され、熱損失が抑制される他、空気加熱器と
送風装置は乾燥室筐体の背後の上下に配置され、乾燥機
をコンパクトで設置面積が小さくて済む構造にまとめる
ことができる。
【0009】請求項4に記載のように、請求項2記載の
乾燥機において、上記乾燥室の天井部の上記水平棒の下
方近くに、該水平棒に掛けられた複数のハンガーを整然
と上記ノズルに対応して保持する水平なハンガー保持棒
が取り外し可能に取り付けられており、該ハンガーは上
記ノズルからの扇形状蒸気の中央部分をハンガー内部に
取り込む筒部を有した構造とすることができ、主に衣類
を掛けたハンガーは、ノズルからの蒸気の吹き出しによ
ってもハンガー保持棒によって保持されて常にノズルの
下の良好な蒸気掛け位置に位置することができる。また
ハンガーの筒部から扇形状蒸気の中央部分を取り込ん
で、衣類の外側ばかりではなく内部の仕上げも行うこと
ができるように成る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の繊維製品の乾燥機
を添付図を参照にして代表実施例によって以下に詳細に
説明する。図1は本発明の代表実施例に係る繊維製品の
乾燥機の正面図、図2は図1におけるII−II線に沿
った断面図、図3は同乾燥機の背面図、図4は同乾燥機
の平面図である。
【0011】図1から図4において、代表実施例に係る
繊維製品の乾燥機1は、竪長のほぼ直方体形状の乾燥室
筐体10と、その内部の閉鎖乾燥室11の底部にパンチ
ングメタルや格子等の多孔材で形成された布団等の支持
部13と、乾燥室11の天井部16に設けられた乾燥用
温風吹き出し口部17と、該乾燥用温風吹き出し口部1
7に閉鎖上部連通部18を介して連通し、筐体10の背
後に設けられた空気加熱器30と、該空気加熱器30に
吐出側がダクト21を介して連通し、上記支持部13の
下部閉鎖空間14に吸引側が閉鎖下部連通部15を介し
て連通した送風装置20と、該送風装置20と空気加熱
器30との間のダクト21から分岐され、送風装置20
からの吐出空気A2の一部分A2’を排気する排気筒2
5と、乾燥室筐体10に設けられた外気の吸入部19と
から構成されている。空気加熱器30は、筐体10の背
後上部に、また送風機20は筐体10の背後下部にそれ
ぞれ設けられ、断熱材でラギングされた後ろ扉Dと両側
壁Wによって囲まれていて、保温と防音が行われてい
る。
【0012】乾燥室筐体10は、その正面に二つ折り扉
等の開閉扉12が設けられ、この開閉扉12を含めて断
熱材Iでラギングされている。開閉扉12は、その周囲
に気密性を保つ為にパッキングが設けられており、また
透明プラスチックの覗き窓12Aと開閉用ハンドル12
Bが設けられている。筐体10の横には乾燥運転と停止
と運転モード選択(布団乾燥運転/仕上げ運転)のスイ
ッチを備えたスイッチボックス10Aが取り付けられて
いる。乾燥室11内では、その天井部16に繊維製品
S、S’を掛ける水平棒11Aが設けられると共に、空
気加熱器30の蒸気配管34から分岐し開閉弁35を有
した分岐管36に接続された仕上げ蒸気管37が水平棒
11Aの上方に、即ち乾燥用温風吹き出し口部17内に
水平に設けられており、該蒸気管37に複数の、例えば
6個の蒸気噴射ノズル38が下向きに設けられ、各ノズ
ル38から仕上げ蒸気Zが扇形状に噴射されるように構
成されている。
【0013】従って、スイッチボックス10Aの仕上げ
運転モードの選択によって、乾燥室11の天井部16に
設けられた水平棒11Aに直に掛けられた乾燥済みの布
団やハンガー40を介して掛けられた乾燥済みの衣類S
にノズル38から仕上げ蒸気Zを扇形状にかけて皺のば
し等の仕上げ作業が行われる。その際、乾燥室11の天
井部16の水平棒11Aの下方近くに、該水平棒11A
に掛けられた各ハンガー40を整然とノズル38に対応
して保持する水平なハンガー保持棒45が取り外し可能
に取り付けられる。ハンガー40はノズル38からの扇
形状蒸気Zの中央部分をハンガー内部に取り込む筒部4
1を有した構造と成っており、衣類Sを掛けたハンガー
40は、ノズル38からの蒸気Zの吹き出しによっても
ハンガー保持棒45によって保持されて常にノズル真下
の良好な蒸気掛け位置に位置することができる。またハ
ンガー筒部41から扇形状蒸気Zの中央部分を取り込ん
で、衣類Sの外側ばかりでは無く内部の仕上げも行うこ
とができる。その場合、5〜10秒間加湿し、30秒程
蒸らし、蒸気供給を開閉弁35で止めてから送風装置2
0の乾燥運転を行い、最後に冷却する。
【0014】送風装置20は、可変速モータMで回転駆
動される送風機から構成されており、吸引側が閉鎖下部
連通部15を介して支持部13の下部閉鎖空間14に連
通されており、吐出側がダクト21を介して空気加熱器
30の下部に連通している。この送風装置20と空気加
熱器30との間のダクト21からは送風装置20からの
吐出空気の一部分を排気する排気筒25が分岐されてい
る。排気筒25の出口には、繊維製品S、S’の量や湿
り具合や外気温度に応じてハンドルHで排気量を制御す
る弁26が設けられている。この排気量にほぼ対応した
量の外気A3’が乾燥室筐体10に設けられた上記吸入
部19から吸引され、循環して来た乾燥温風A3と合流
して乾燥空気A0として使用される。この吸入部19に
も、開度調節弁を設けることもでき、また、外気A3’
を吸入部19から吸引する前に排気筒25の周りに迂回
させて予熱したり、更にボイラーに過熱蒸気発生部があ
れば過熱蒸気を吸入部19から吸引させることもでき
る。
【0015】空気加熱器30は、例えば6kg/cm2
の飽和蒸気を加熱熱源として開閉弁31、流量調節弁3
2および圧力計33を有した蒸気配管34によって、例
えば木綿繊維衣類Sに対して通常20Kg/Hr程の流
量で供給されるように成っている。乾燥室11の下方部
には温度計Tが設けられており、この木綿繊維衣類Sで
は80℃程に維持されるように温度計Tによって流量調
節弁32を調節して蒸気流量を制御するようにしてい
る。因みに、化繊や羊毛製品に対しては60℃程に維持
するようにしている。空気加熱器30からの残りの蒸気
や凝縮水は、戻り配管39によってボイラー(不図示)
へ戻される。
【0016】かくして、水洗クリーンニングを終えて、
ドライベースで35%〜45%程度に脱水された布団等
の繊維製品S’は筐体10の正面の開閉扉12から乾燥
室11内に入れられて支持部13上に置かれ、衣類等の
繊維製品Sはハンガー40を使用して乾燥室11内の水
平棒11Aに吊される。乾燥運転を開始すると、送風装
置20は乾燥室11内から支持部13とその下部閉鎖空
間14を経て湿った空気A1を吸引して空気加熱器30
へ向け吐出する。湿った空気A1は、一部分A2’が排
気筒から排気され、残りの空気A2は空気加熱器30で
繊維製品S、S’の素材に応じて、例えば60〜80℃
程に加熱されて吸湿能力が高められた状態で閉鎖上部連
通部18を経て乾燥用温風吹き出し口部17から乾燥温
風A3として乾燥室11内に供給される。この供給され
た乾燥温風A3と筐体10の外気吸入部19から吸入さ
れた補充新気A3’から成る乾燥空気A0は、高速度で
流れて乾燥室内の衣類Sや布団S’を5〜15分の短時
間で乾燥する。特に、乾燥室11の底部を塞ぐように支
持部13上に置かれた比較的厚い布団S’に対しては、
送風装置20による吸引によって強制的に乾燥空気A0
を内部まで通過させ、完全にふっくらと乾燥させること
ができる。この乾燥機1は、乾燥室筐体10の背後に空
気加熱器30と送風装置20を配置できてコンパクトな
構造で設置面積が小さく、また乾燥空気A0の大部分を
循環する為に熱効率が良く、比較的中小規模でのバッチ
システムでの乾燥作業に好適である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に係る繊維製品の乾燥機によれば、正面に開
閉扉を有し、内部に閉鎖乾燥室を形成した乾燥室筐体
と、該筐体の乾燥室底部に多孔材で形成された布団等の
支持部と、上記筐体の乾燥室天井部に設けられた乾燥用
温風吹き出し口部と、該乾燥用温風吹き出し口部に閉鎖
上部連通部を介して連通し、上記筐体の外部に設けられ
た空気加熱器と、該空気加熱器に吐出側がダクトを介し
て連通し、上記支持部の下部閉鎖空間に吸引側が閉鎖下
部連通部を介して連通した送風装置と、該送風装置と上
記空気加熱器との間の上記ダクトから分岐され、上記送
風装置からの吐出空気の一部分を排気する排気筒と、上
記乾燥室筐体に設けられた外気の吸入部とから構成され
ている為に、水洗クリーンニングを終えて、例えばドラ
イベースで35%〜45%程度に脱水された布団等の繊
維製品は筐体の正面の開閉扉から乾燥室内の支持部上に
置かれ、衣類等の繊維製品はハンガー等を使用して乾燥
室内に吊されるが、運転を開始すると、送風装置は乾燥
室内から支持部とその下部閉鎖空間を経て湿った空気を
吸引して空気加熱器へ向け吐出する。
【0018】湿った空気は、一部排気筒から排気され、
残りの空気は空気加熱器で繊維製品の素材に応じて、例
えば60〜80℃程に加熱されて吸湿能力が高められた
状態で閉鎖上部連通部を経て乾燥用温風吹き出し口部か
ら乾燥室内に供給され、この供給された高温空気と筐体
の外気吸入部から吸入された補充新気から成る乾燥空気
は、高速度で流れて乾燥室内の衣類や布団を短時間で乾
燥することができる。乾燥室の底部を塞ぐように支持部
上に置かれた比較的厚い布団に対しては、送風装置によ
る吸引によって強制的に乾燥空気を内部まで通過させ、
完全にふっくらと乾燥させることができる。この乾燥機
は、乾燥室筐体の周りに空気加熱器と送風装置を配置で
きてコンパクトな構造で設置面積が小さくてもよく、ま
た乾燥空気の大部分を循環する為に熱効率が良く、比較
的中小規模でのバッチシステムでの乾燥作業に好適であ
る。
【0019】請求項2に係る繊維製品の乾燥機によれ
ば、請求項1記載のものにおいて、上記空気加熱器は、
飽和蒸気が加熱熱源として流量調節弁を有した蒸気配管
によって供給され、上記乾燥室の天井部には繊維製品を
掛ける水平棒が設けられると共に上記蒸気配管から開閉
弁を介して分岐された仕上げ蒸気管が上記水平棒の上方
に水平に設けられており、該蒸気管に複数の蒸気噴射ノ
ズルが設けられ、該ノズルから仕上げ蒸気が扇形状に噴
射されるように成っている為に、加熱熱源として飽和蒸
気が空気加熱器に供給されることで蒸気配管の流量調節
弁によって温度調節が容易に成ると共に、乾燥室の天井
部に設けられた水平棒に掛けられた布団や衣類等の繊維
製品にノズルから仕上げ蒸気を扇形状にかけて皺のばし
等の仕上げ作業も行うことができるようになる。
【0020】請求項3に係る繊維製品の乾燥機によれ
ば、請求項1記載のものにおいて、上記筐体はその外周
が断熱材で囲まれており、上記開閉扉は断熱材で被われ
た二つ折りの扉又は観音開きの左右一対の扉から構成さ
れており、上記空気加熱器は、上記筐体の背後上部に、
また上記送風機は上記筐体の背後下部にそれぞれ設けら
れている為に、乾燥機は、二つ折りの扉又は観音開きの
扉の開閉によって布団等の比較的嵩高い繊維製品でも容
易に出し入れができるようにしており、また扉も含めて
ほぼ全体が断熱材で被われて放熱が遮断され、熱損失が
抑制される他、空気加熱器と送風装置は乾燥室筐体の背
後の上下に配置され、乾燥機をコンパクトで設置面積が
小さくて済む構造にまとめることができる。
【0021】請求項4に係る繊維製品の乾燥機によれ
ば、請求項2記載のものにおいて、上記乾燥室の天井部
の上記水平棒の下方近くに、該水平棒に掛けられた複数
のハンガーを整然と上記ノズルに対応して保持する水平
なハンガー保持棒が取り外し可能に取り付けられてお
り、該ハンガーは上記ノズルからの扇形状蒸気の中央部
分をハンガー内部に取り込む筒部を有した構造と成って
いる為に、主に衣類を掛けたハンガーは、ノズルからの
蒸気の吹き出しによってもハンガー保持棒によって保持
されて常にノズルの下の良好な蒸気掛け位置に位置する
ことができる。またハンガーの筒部から扇形状蒸気の中
央部分を取り込んで、衣類の外側ばかりでは無く内部の
仕上げも行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の代表実施例に係る繊維製品の乾燥機
の正面図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿った断面図で
ある。
【図3】 同乾燥機の背面図である。
【図4】 同乾燥機の平面図である。
【符号の説明】
1 繊維製品の乾燥機 10 乾燥室筐体 11 乾燥室 11A 水平棒 12 開閉扉 13 支持部 14 下部閉鎖空間 15 閉鎖下部連通部 16 天井部 17 乾燥用温風吹き出し口部 18 閉鎖上部連通部 19 外気吸入部 20 送風装置 21 ダクト 25 排気筒 30 空気加熱器 34 蒸気配管 35 開閉弁 36 分岐管 37 仕上げ蒸気管 38 ノズル 40 ハンガー 41 ハンガー筒部 A2 吐出空気 A2’排気 A3 開閉扉用温風 A3’外気 S 衣類等の繊維製品 S’ 布団等の繊維製品 I 断熱材 Z 仕上げ蒸気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 芙美子 奈良県天理市川原城町196番地 株式会社 マルイ内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AC05 AC27 AC45 AC46 AC48 AC50 AC52 AC57 AC63 AC67 AC72 AC75 AC76 AC78 BA11 BA14 CA08 CA11 DA02 DA10 DA14 DA17 DA20 4L019 BB02 BB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面に開閉扉を有し、内部に閉鎖乾燥室
    を形成した乾燥室筐体と、該筐体の乾燥室底部に多孔材
    で形成された布団等の支持部と、上記筐体の乾燥室天井
    部に設けられた乾燥用温風吹き出し口部と、該乾燥用温
    風吹き出し口部に閉鎖上部連通部を介して連通し、上記
    筐体の外部に設けられた空気加熱器と、該空気加熱器に
    吐出側がダクトを介して連通し、上記支持部の下部閉鎖
    空間に吸引側が閉鎖下部連通部を介して連通した送風装
    置と、該送風装置と上記空気加熱器との間の上記ダクト
    から分岐され、上記送風装置からの吐出空気の一部分を
    排気する排気筒と、上記乾燥室筐体に設けられた外気の
    吸入部とから構成されていることを特徴とする繊維製品
    の乾燥機。
  2. 【請求項2】 上記空気加熱器は、飽和蒸気が加熱熱源
    として流量調節弁を有した蒸気配管によって供給され、
    上記乾燥室の天井部には繊維製品を掛ける水平棒が設け
    られると共に上記蒸気配管から開閉弁を介して分岐され
    た仕上げ蒸気管が上記水平棒の上方に水平に設けられて
    おり、該蒸気管に複数の蒸気噴射ノズルが設けられ、該
    ノズルから仕上げ蒸気が扇形状に噴射されるようになっ
    ている請求項1記載の乾燥機。
  3. 【請求項3】 上記筐体はその外周が断熱材で囲まれて
    おり、上記開閉扉は断熱材で被われた二つ折りの扉又は
    観音開きの左右一対の扉から構成されており、上記空気
    加熱器は、上記筐体の背後上部に、また上記送風機は上
    記筐体の背後下部にそれぞれ設けられている請求項1記
    載の乾燥機。
  4. 【請求項4】 上記乾燥室の天井部の上記水平棒の下方
    近くに、該水平棒に掛けられた複数のハンガーを整然と
    上記ノズルに対応して保持する水平なハンガー保持棒が
    取り外し可能に取り付けられており、該ハンガーは上記
    ノズルからの扇形状蒸気の中央部分をハンガー内部に取
    り込む筒部を有した構造と成っている請求項2記載の乾
    燥機。
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