JP2001000752A - 中国独楽 - Google Patents

中国独楽

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JP2001000752A
JP2001000752A JP11179709A JP17970999A JP2001000752A JP 2001000752 A JP2001000752 A JP 2001000752A JP 11179709 A JP11179709 A JP 11179709A JP 17970999 A JP17970999 A JP 17970999A JP 2001000752 A JP2001000752 A JP 2001000752A
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JP
Japan
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shaft
string
chinese
inner shaft
outer shaft
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Pending
Application number
JP11179709A
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English (en)
Inventor
Takahiko Hasegawa
貴彦 長谷川
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DEIPPUSU KK
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DEIPPUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練を要することなく誰でもが簡単に高速回
転させて遊ぶことができ、更に、回転させるために用い
る紐の磨耗を低減させることができる中国独楽を提供す
る。 【解決手段】 中国独楽11は、一対の回転体12を軸
部13で連結して略鼓型に構成されており、この軸部1
3を、一対の回転体12に固定された内軸15と、内軸
15を覆って回転自在に設けられて紐5がかけられる筒
状の外軸16と、外軸16と内軸15との間に設けられ
て外軸16の一方向へのみの回転を許容するワンウエイ
ベアリング14と、を備えて構成した。ワンウエイベア
リング14の働きによって、紐5の往復移動によって中
国独楽11には一方向へのみの回転駆動力が与えられ、
紐5を単に往復移動させるだけで中国独楽11を一方向
へ高速に回転させ、その回転を長時間維持させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中国独楽やディア
ボロと称せられる玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】中国独楽やディアボロと称せられる玩具
(以下、本明細書では中国独楽に統一して記す)は、そ
の一例として、図3及び図4に示すような外観構成とな
っている。すなわち、この中国独楽1はそれぞれ椀型を
成す一対の回転体2を軸部3で連結して構成されてお
り、全体として略鼓型の形状を成している。
【0003】そして、この中国独楽1は、軸部3に紐を
かけて吊るした状態で当該紐を交互に引っ張って往復移
動させることにより独楽1を一方向回転させ、この運動
を繰り返すことにより独楽1の回転速度を上げてジャイ
ロ効果により紐上に安定させ、独楽1に曲芸的な動作を
させて遊ぶものである。例えば、図5に示すように、遊
戯者Mが一対の棒4にそれぞれ端部を結びつけた紐5を
持ち、この紐5に軸部2をかけて中国独楽1を載せ、そ
して、遊戯者Mが両腕を交互に上下に動かして紐5を図
中の矢印aで示すように引っ張り往復移動させることに
より中国独楽1を紐5上で一方向へ回転させる。なお、
一対の回転体3がバランスすることにより、軸部2にか
けた紐5上に中国独楽1を載せることができる。
【0004】ここで、中国独楽1は一方向回転させるこ
とによりその回転速度を上げることができるものである
が、独楽1を往復移動する紐5上で一方向へ回転させる
メカニズムを図6を参照して詳しく説明する。従来の中
国独楽1は回転体2と軸部3とが固定されて一体的に回
転するため、紐5を単に引っ張り往復移動させるだけで
は独楽1の回転方向が紐5の引っ張り移動方向とともに
交互に変わってしまい、中国独楽1を一方向回転させる
ことができない。
【0005】このため、中国独楽1を一方向回転させる
ためには、図6(a)(b)に示すような運動を繰り返
し行わせる。すなわち、まず図6(a)に示すように、
紐5を矢印a1の方向へ引いて中国独楽1を図中の矢印
方向へ回転させ、次いで図6(b)に示すように、紐5
を上方を引いて独楽1を上方へ跳ね上げ、この間に紐5
を上記とは逆の矢印a2の方向へ引く、という運動を繰
り返し行わせる。これにより、紐5は往復移動して独楽
1をその中間部分に吊るした状態となり、このような紐
5の往復移動によっても、独楽1は図中の矢印方向へ一
方向回転され、紐5の往復移動によって独楽1の回転速
度が加速される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
中国独楽1にあっては、図6に示したような複雑な操作
を行って紐5を往復移動せなければ高速に一方向回転さ
せて曲芸的な遊び方ができないため、誰でもが簡単に遊
ぶことができるものではなかった。また、従来の中国独
楽にあっては、紐5上で一方向回転させた場合でも、軸
部3が紐5上で擦り回転するため、この摩擦により独楽
1の回転時間が短くなり、独楽1を回転させて行う曲芸
的なパフォーマンスが困難であった。また、紐5の往復
移動に際して紐5が軸部3に擦れてしまうことが多く、
これによって紐5が磨耗して切れ易くなってしまうとい
う問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、熟練を要することなく誰でもが簡単に遊ぶこと
ができ、更には、回転させるために用いる紐の磨耗を低
減させることができる中国独楽を提供することを目的と
する。なお、本発明の更なる目的は、以下の説明におい
て明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中国独楽
は、一対の回転体を軸部で連結して略鼓型に構成されて
おり、この軸部を、一対の回転体に固定された内軸と、
内軸を覆って回転自在に設けられて紐がかけられる筒状
の外軸と、外軸と内軸との間に設けられて外軸の一方向
へのみの回転を許容するワンウエイベアリングと、を備
えて構成したことを特徴とする。
【0009】本発明に係る中国独楽にあっても、軸部に
かけた紐に独楽を吊るした状態で当該紐を引っ張り移動
させることにより回転させることができる。そして、ワ
ンウエイベアリングの働きによって、従来の回転メカニ
ズムとは異なって、紐の往復移動によって中国独楽には
一方向へのみの回転駆動力が与えられるため、紐を単に
往復移動させるだけで中国独楽を一方向へ高速に回転さ
せることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る中国独楽を、図に示
す一実施形態を用いて具体的に説明する。図1に示すよ
うに、本例の中国独楽11の外観構成は図3及び図4に
示したものと同様であり、それぞれ椀型を成す一対の回
転体12を軸部13で連結して全体として略鼓型の形状
に構成されている。なお、本例では、回転体12は若干
弾性を有する合成樹脂で形成されており、その形状及び
大きさは直径が約12cmの半球状となっている。
【0011】軸部13は一方向へのみの回転を許容する
軸受であるワンウエイベアリング14を介在させた2重
軸構造となっている。すなわち、軸部13は、一対の回
転体12に固定された内軸15と、内軸15を覆って設
けられた筒状の外軸16との間に、外軸16の一方向へ
のみの回転を許容するワンウエイベアリング14を介装
した構造となっている。なお、本例では、ワンウエイベ
アリング14は光洋精工株式会社製の直径約1cmのも
のを用い、内軸15は金属軸を後述する形状に成形し、
外軸16は合成樹脂で形成された円筒状としてある。ま
た、外軸16の外周には円環状の溝16aが形成されて
おり、外軸16にかけた紐の位置ずれを防止し、また、
紐との接触面積を増やして駆動力の伝達を高めるように
している。
【0012】内軸15は、その中央部が大径部15a
で、その両端部が小径部15bとなった段付きの軸であ
り、更に、小径部15bの端部はネジが形成されたネジ
部15cとなっている。なお、上記のワンウエイベアリ
ング14は内軸15の大径部15aに装着され、外軸1
6は内軸大径部15a上でワンウエイベアリング14で
許容される方向へのみ自由に回転する。
【0013】内軸15は、次のようにして一対の回転体
12に固定されている。回転体12の中央には孔12a
が形成されており、孔12a内には略キノコ型の樹脂製
のプラグ17が装着れている。プラグ17の中央には孔
が形成されて当該孔を内軸小径部15bが貫通してお
り、プラグ17はその先端に形成された円盤状の窪み1
7a部分で内軸大径部15aに当接している。なお、外
軸16は内軸大径部15aより若干短く形成されてお
り、これによって、プラグ17の窪み17aが内軸大径
部15aに当接した状態においても、プラグ17と外軸
16との間には僅かな隙間が形成されて、外軸17の回
転が自由となっている。
【0014】椀型回転体12の内側からは、内軸小径部
のネジ部15cが貫通する若干の弾性を有する樹脂製の
円盤状スペーサ18が設けられ、更にその上には、内軸
小径部のネジ部15cが貫通する金属製の円盤状ワッシ
ャ19が設けられ、ワッシャから突出したネジ部15c
にはナット20が螺着されている。ナット20を締め付
けることによってプラグ17を介して回転体12は内軸
大径部15aの段部15dに当て付けられ、これによっ
て内軸15と一対の回転体12とは締め付け固定されて
一体回転する。なお、スペーサ18が弾性変形すること
により、この締め付けは強固となっている。
【0015】したがって、上記の構造により、内軸15
は一対の回転体12に固定され、外軸16はワンウエイ
ベアリング14で許容される一方向へのみ回転自在とな
っている。本例の中国独楽11においても、遊戯者が紐
5に軸部12をかけて中国独楽11を載せ、そして、遊
戯者が両腕を上下に動かして紐を単に引っ張り往復移動
させることにより中国独楽11を紐5上で一方向へ高速
回転させることができる。
【0016】図2(a)(b)に示すような動作によっ
て、このように単に紐5を往復移動させるだけで中国独
楽11を高速に一方向回転させることができる。すなわ
ち、図2(a)に示すように紐5を矢印a1の方向へ引
くと、紐5に接した外軸16が紐の移動方向へ回転して
図中の矢印a3方向へ回転する。この回転方向に対して
はワンウエイベアリング14はロック状態となり、内軸
15上での外軸16の自由な回転を阻止し、内軸15は
外軸16と共に矢印a3方向へ回転し、これによって、
回転体12(すなわち、中国独楽11)は矢印a3方向
へ回転する。
【0017】次いで、図2(b)に示すように紐5を上
記とは逆の矢印a2の方向へ引くと、紐5に接した外軸
16が紐の移動方向へ回転して上記とは逆の図中の矢印
a4方向へ回転する。この回転方向に対してはワンウエ
イベアリング14はフリー状態となり、内軸15上での
外軸16の自由な回転を許容し、外軸16だけが矢印a
4方向へ回転し、内軸15は依然上記の矢印a3方向へ
回転したままとなり、これによって、紐5の移動によっ
ても回転体12(すなわち、中国独楽11)は矢印a3
方向へ回転し続ける。したがって、従来のように跳ね上
げ操作を行わずに、単に紐5を往復移動させる操作を繰
り返すだけで、独楽11を矢印a3方向へ高速に回転さ
せることができる。しかも、この紐5の操作を停止させ
た状態でも、外軸16内をワンウエイベアリング14を
介して内軸15(すなわち回転体12)が摩擦なく回転
し続けるため、独楽11を長時間にわたって高速回転さ
せておくことができる。
【0018】なお、本発明に係る中国独楽は軸部にワン
ウエイベアリングを用いることを要旨としたものであ
り、実施に際しての構成には種々な変更を施すことがで
きる。例えば、回転体は、円盤状、円柱状、円錐状、多
角形板状、多角柱状、多角錐状等の任意の形状とするこ
とができ、要は、一対の回転体が軸部で連結されてほぼ
鼓型となり、軸部を中心として一対の回転体が左右でバ
ランスがとれればよい。また、内軸と回転体との取り付
け構造や、内軸や外軸とワンウエイベアリングとの取り
付け構造等も、公知の種々な態様とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中国独楽
によると、軸部を二重構造としてワンウエイベアリング
を用いたため、軸部にかけた紐を単に往復動させるだけ
で高速に一方向回転させることができ、しかも、一旦回
転した独楽を長時間にわたって回転させておくことがで
き、熟練を要することなく誰でもが簡単に遊ぶことがで
きる。更には、軸部の表面を成す外軸は紐の移動方向へ
自由に回転するため、軸部との擦れを低減して紐の磨耗
を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る中国独楽を断面し
て示す正面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る中国独楽の回転さ
せ方を説明する図である。
【図3】 一般的な中国独楽の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図4】 一般的な中国独楽の外観構成を示す正面図で
ある。
【図5】 中国独楽の遊び方を説明する図である。
【図6】 従来の中国独楽の回転させ方を説明する図で
ある。
【符号の説明】
5:紐、 11:中国独楽、12:回転体、 13:軸
部、14:ワンウエイベアリング、 15:内軸、15
a:内軸大径部、 15b:内軸小径部、15c:ネジ
部、 15d:段部、16:外軸、 20:ナット、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の回転体を軸部で連結して略鼓型に
    構成され、当該軸部にかけた紐に吊るした状態で当該紐
    を引っ張り往復移動させることにより回転させる中国独
    楽において、 前記軸部を、前記一対の回転体に固定された内軸と、内
    軸を覆って回転自在に設けられて前記紐がかけられる筒
    状の外軸と、外軸と内軸との間に設けられて外軸の一方
    向へのみの回転を許容するワンウエイベアリングと、を
    備えて構成したことを特徴とする中国独楽。
JP11179709A 1999-06-25 1999-06-25 中国独楽 Pending JP2001000752A (ja)

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JP11179709A JP2001000752A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 中国独楽

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ID=16070512

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015526212A (ja) * 2013-07-29 2015-09-10 廣東奧飛動漫文化股▲分▼有限公司 手持ち手動増速ディアボロ
KR101868025B1 (ko) * 2018-05-02 2018-06-18 주식회사 모다이노칩 복합 전자 부품
KR20220032293A (ko) * 2020-09-07 2022-03-15 정재일 죽방울 놀이기구

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KR20220032293A (ko) * 2020-09-07 2022-03-15 정재일 죽방울 놀이기구
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