JP2001000505A - アンプル - Google Patents
アンプルInfo
- Publication number
- JP2001000505A JP2001000505A JP17514499A JP17514499A JP2001000505A JP 2001000505 A JP2001000505 A JP 2001000505A JP 17514499 A JP17514499 A JP 17514499A JP 17514499 A JP17514499 A JP 17514499A JP 2001000505 A JP2001000505 A JP 2001000505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- narrowest
- cut
- ampul
- crack
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】折取り破断面がアンプル底面に対して水平且つ
平滑で取扱いの安全性が高く、カット時の破断屑の発生
も少ないアンプルの提供。 【解決手段】アンプルの最狭窄部の外周面の一部にカッ
トキズを設けるか又はカラーカット用エナメルを焼き付
けた絞部最狭窄部分を、一定の高さを持たせた円筒状と
した形状のアンプルが前記課題を解決した。
平滑で取扱いの安全性が高く、カット時の破断屑の発生
も少ないアンプルの提供。 【解決手段】アンプルの最狭窄部の外周面の一部にカッ
トキズを設けるか又はカラーカット用エナメルを焼き付
けた絞部最狭窄部分を、一定の高さを持たせた円筒状と
した形状のアンプルが前記課題を解決した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンプルカット
時、切断面が水平且つ平滑に切断され、カット後安全に
取り扱うことができるとともにカット時に破断屑発生の
少ないアンプルに関する。
時、切断面が水平且つ平滑に切断され、カット後安全に
取り扱うことができるとともにカット時に破断屑発生の
少ないアンプルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在医療機関等で使用されているアンプ
ルの殆どは、〔図1〕で示される様に、頭部(1)、胴
部(2)および絞部(3)からなり、絞部(3)は最狭
窄部(4)から連出して形成された上開きテーパー部
(5)および下開きテーパー部(6)から構成されてい
る。そして最狭窄部(4)に沿った外周の一部に、頭部
折取り用のカットキズ(7)を設けるか、またはカラー
カット用エナメルを焼き付けて頭部の折り取りを容易に
する工夫がなされている。
ルの殆どは、〔図1〕で示される様に、頭部(1)、胴
部(2)および絞部(3)からなり、絞部(3)は最狭
窄部(4)から連出して形成された上開きテーパー部
(5)および下開きテーパー部(6)から構成されてい
る。そして最狭窄部(4)に沿った外周の一部に、頭部
折取り用のカットキズ(7)を設けるか、またはカラー
カット用エナメルを焼き付けて頭部の折り取りを容易に
する工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アンプルの頭部(1)
を折り取る場合、カットキズ(7)等を有する部分が引
っ張り側となり、カットキズ(7)と対向する側が圧縮
側となって、折り取られるのであるが、従来のアンプル
においては〔図2〕に示されるように圧縮側切断面が上
開きテーパー部(5)に切れ上がり舌先状の鋭利な破断
突起部(8)を形成することが多く、当然ながら破断屑
の発生も多くなる。このように折り取り後の胴部(2)
に破断突起部(8)が形成されると、その後の取り扱い
における危険性が高まり、もし、取扱い者が手指を傷つ
けた場合はアンプル内の薬液が汚染されたり、また手指
の傷口から細菌やウイルスによる感染が起こって重大な
結果を招く恐れもでてくるなど安全面での問題がある。
を折り取る場合、カットキズ(7)等を有する部分が引
っ張り側となり、カットキズ(7)と対向する側が圧縮
側となって、折り取られるのであるが、従来のアンプル
においては〔図2〕に示されるように圧縮側切断面が上
開きテーパー部(5)に切れ上がり舌先状の鋭利な破断
突起部(8)を形成することが多く、当然ながら破断屑
の発生も多くなる。このように折り取り後の胴部(2)
に破断突起部(8)が形成されると、その後の取り扱い
における危険性が高まり、もし、取扱い者が手指を傷つ
けた場合はアンプル内の薬液が汚染されたり、また手指
の傷口から細菌やウイルスによる感染が起こって重大な
結果を招く恐れもでてくるなど安全面での問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、頭部
(1)折り取り時、絞部(3)の切断面がアンプル底面
に対して水平且つ平滑となり、上開きテーパー部(5)
への切れ上がりによる破断突起部(8)の形成が少な
く、破断屑の発生も少ないアンプルについて種々検討を
重ねた結果、最狭窄部のカットキズ又はカラーカット用
のエナメルの焼き付け部分を一定の高さを持たせた円筒
状(4)とすることにより、前述の課題を解決できるこ
とを知見し、この知見を基にさらに検討を重ねて本発明
を完成した。すなわち、本発明は、(1)アンプルの最
狭窄部外周面の少なくとも一部にアンプル頭部折り取り
用のカットキズを設けるか又はカラーカット用エナメル
を焼き付けたアンプルにおいて、絞部最狭窄部が、高さ
0.8〜3.5mmを有する円筒を形成しているアンプ
ル、である。
(1)折り取り時、絞部(3)の切断面がアンプル底面
に対して水平且つ平滑となり、上開きテーパー部(5)
への切れ上がりによる破断突起部(8)の形成が少な
く、破断屑の発生も少ないアンプルについて種々検討を
重ねた結果、最狭窄部のカットキズ又はカラーカット用
のエナメルの焼き付け部分を一定の高さを持たせた円筒
状(4)とすることにより、前述の課題を解決できるこ
とを知見し、この知見を基にさらに検討を重ねて本発明
を完成した。すなわち、本発明は、(1)アンプルの最
狭窄部外周面の少なくとも一部にアンプル頭部折り取り
用のカットキズを設けるか又はカラーカット用エナメル
を焼き付けたアンプルにおいて、絞部最狭窄部が、高さ
0.8〜3.5mmを有する円筒を形成しているアンプ
ル、である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のアンプルは〔図3〕に示
す様に、頭部(1)、胴部(2)および絞部(3)から
なる。この絞部(3)はその最狭窄部(4´)が円筒状
であり、この円筒状の最狭窄部(4´)の少なくとも一
部に、カットキズ(7)が設けられるか又はカラーカッ
ト用のエナメルが焼き付けられている。カットキズ
(7)等の位置は、円筒状最狭窄部内であればよく、そ
の数や長さも特に限定されないが、円筒のほぼ中央に位
置させるのがよい。円筒状最狭窄部(4´)の上方に
は、上開きテーパー部(5)が、下方には下開テーパー
部(6)が連出して絞部が形成されている。円筒状最狭
窄部(4´)の高さは0.8〜3.5mmであり、好ま
しくは1〜3mmである。高さが0.8mm以下では破
断突起部の形成率が高まり、一方、3.5mm以上では
効果の向上が認められない。
す様に、頭部(1)、胴部(2)および絞部(3)から
なる。この絞部(3)はその最狭窄部(4´)が円筒状
であり、この円筒状の最狭窄部(4´)の少なくとも一
部に、カットキズ(7)が設けられるか又はカラーカッ
ト用のエナメルが焼き付けられている。カットキズ
(7)等の位置は、円筒状最狭窄部内であればよく、そ
の数や長さも特に限定されないが、円筒のほぼ中央に位
置させるのがよい。円筒状最狭窄部(4´)の上方に
は、上開きテーパー部(5)が、下方には下開テーパー
部(6)が連出して絞部が形成されている。円筒状最狭
窄部(4´)の高さは0.8〜3.5mmであり、好ま
しくは1〜3mmである。高さが0.8mm以下では破
断突起部の形成率が高まり、一方、3.5mm以上では
効果の向上が認められない。
【0006】試験例1 本発明の効果を示すため、本発明のアンプルカット時に
おいて発生する破断突起部の形成の状況を従来品と比較
観察した。 テスト用アンプル:本発明のアンプル;胴径ψ14.4
mm、絞り最狭窄部ψ6.5mmに1.5mmの高さの
円筒形を持たせた5ml容のアンプル(図3参照)を使
用。 従来のアンプル;胴径、最狭窄部外径は本発明のアンプ
ルと同寸で、最狭窄部に円筒部分を持たないアンプル
(図1参照)を使用。 試験方法:5名のパネラーがテストアンプルを10本づ
つカットしたものについて、カット時に発生した破断突
起部の高さをハイトゲージ(高さ測定器)にて測定し
た。結果を〔表1〕に示す。
おいて発生する破断突起部の形成の状況を従来品と比較
観察した。 テスト用アンプル:本発明のアンプル;胴径ψ14.4
mm、絞り最狭窄部ψ6.5mmに1.5mmの高さの
円筒形を持たせた5ml容のアンプル(図3参照)を使
用。 従来のアンプル;胴径、最狭窄部外径は本発明のアンプ
ルと同寸で、最狭窄部に円筒部分を持たないアンプル
(図1参照)を使用。 試験方法:5名のパネラーがテストアンプルを10本づ
つカットしたものについて、カット時に発生した破断突
起部の高さをハイトゲージ(高さ測定器)にて測定し
た。結果を〔表1〕に示す。
【0007】
【表1】 〔表1〕から明らかなように本発明のアンプルではカッ
ト時発生した破断突起部はその殆ど(98%)が2mm
未満のものであり、3mm以上の大きな突起部を形成す
るものは発生しなかったのに対し、従来のアンプルでは
破断突起部の高さが2mm以上のものが約半数に達し、
3mm以上の大きな突起部を形成したものが28%を占
めた。
ト時発生した破断突起部はその殆ど(98%)が2mm
未満のものであり、3mm以上の大きな突起部を形成す
るものは発生しなかったのに対し、従来のアンプルでは
破断突起部の高さが2mm以上のものが約半数に達し、
3mm以上の大きな突起部を形成したものが28%を占
めた。
【発明の効果】本発明のアンプルは上記のとおり絞部最
狭窄部を円筒状とすることにより、カット後の破断面が
アンプル底面に平行且つ平滑で、破断屑も少ないという
効果を奏する。またアンプルカット後の取り扱い者の安
全性を高めることができる。
狭窄部を円筒状とすることにより、カット後の破断面が
アンプル底面に平行且つ平滑で、破断屑も少ないという
効果を奏する。またアンプルカット後の取り扱い者の安
全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来アンプルの正面図
【図2】従来アンプルの頭部折取り後の胴部側面図
【図3】本発明アンプルの正面図
1 アンプル頭部 2 アンプル胴部 3 アンプル絞部 4 最狭窄部 4´円筒状最狭窄部 5 上開テーパー部 6 下開テーパー部 7 カットキズ 8 破断突起部
Claims (1)
- 【請求項1】アンプル絞部における最狭窄部外周面の少
なくとも一部にアンプルカットキズを設けるか又はカラ
ーカット用エナメルを焼き付けたアンプルにおいて、絞
部最狭窄部が、高さ0.8〜3.5mmを有する円筒を
形成してなるアンプル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17514499A JP2001000505A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | アンプル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17514499A JP2001000505A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | アンプル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001000505A true JP2001000505A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15991062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17514499A Pending JP2001000505A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | アンプル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001000505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487751B1 (ko) * | 2002-06-04 | 2005-05-11 | 정우근 | 소독 치료용 앰플 |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP17514499A patent/JP2001000505A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487751B1 (ko) * | 2002-06-04 | 2005-05-11 | 정우근 | 소독 치료용 앰플 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105662500B (zh) | 颏成形专用拉钩 | |
Jarvis et al. | Methadone treatment during pregnancy | |
WO2007015595A1 (en) | Acupuncture needle tube | |
JP2001000505A (ja) | アンプル | |
JP3062687B2 (ja) | 薬剤、較正用液又は品質管理用液用ガラス製アンプル | |
JPH08322908A (ja) | 開封口を二重構造とした樹脂製アンプル | |
Bicsák et al. | Evaluation of panfacial fractures in a german supraregional trauma center between 2015 and 2017–A retrospective study | |
Sinha et al. | Fertility and reproduction following inversion of uterus. | |
CN213326653U (zh) | 安瓿瓶的开瓶装置 | |
CN214570616U (zh) | 一种医院医护安瓿瓶药剂开口的排列式掰口器装置 | |
CN216426698U (zh) | 一种掰安瓿瓶装置 | |
Dees | Difficult nasogastric tube insertions | |
CN2493211Y (zh) | 一种定量给药眼药水瓶 | |
CN206151620U (zh) | 一次性口腔科用防损伤拔牙钳套 | |
CN2416903Y (zh) | 针药合一的医疗器具 | |
CN100488862C (zh) | 医用折瓿器 | |
CN2772504Y (zh) | 带药片分割装置的瓶盖 | |
CN210065116U (zh) | 一种多功能医用钳 | |
CN207632484U (zh) | 轻巧型手剥安瓿器 | |
CN206273777U (zh) | 安瓿分离收集器 | |
CN209113450U (zh) | 一种便携式医用开瓶器 | |
RU2112482C1 (ru) | Приспособление для удаления силикона из полости глаза | |
CN208435753U (zh) | 一种新型骨牵引防护帽 | |
CN217723708U (zh) | 一种输液治疗车用多功能利器盒 | |
CN217600348U (zh) | 简易安瓿切割器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060412 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091110 |