JP2001000442A - 皮膚科学に応用するための霧状液体粒子を用いた電磁誘導切断 - Google Patents

皮膚科学に応用するための霧状液体粒子を用いた電磁誘導切断

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導メカニカル切断機構を開示し、それ
は他の物質と同様に、固い組織及び柔らかい組織上での
正確な切断動作を供給する。 【解決手段】 電磁誘導メカニカル切断機構は、正確な
切断及び除去動作を、柔らかい組織、例えば皮膚の上に
供給する。電磁エネルギは、皮膚の上の湿潤空気及び/
又は霧状液体粒子に集束され、及びそれに続いて、電磁
エネルギは破壊フォースを皮膚に与えるために、湿度及
び/又は霧状液体粒子によって吸収される。湿潤空気及
び/又は霧状液体粒子は、薬剤を添加されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本出願は、アメリカ合衆国特許仮
出願第60/083,003号、出願日1998年4月
24日、及び名称「皮膚科学に応用するための霧状液体
粒子を用いた電磁誘導切断」の利益を主張し、その内容
はここに参照のために明白に採用されている。
【0002】本発明は、一般的に医療用機器に関し及
び、より特定的には、組織及び他の物質を切断し及び除
去するための方法及び機器に関する。
【0003】
【従来の技術】図1を参照すると、従来技術の光学カッ
タは、ファイバ誘導管(fiber guide tube)5、送水管
7、送気管9、及び圧縮空気を供給するためのエアナイ
フ管11を含む。キャップ(cap)15は、ハンドヘル
ド(hand-held)機器13に備えられており、細線17
を介して保護される。ファイバ誘導管5は、円筒金属片
(cylindrical metal piece)19の中に接する。他の
円筒金属片21は、キャップ15の一部である。レーザ
が二つの金属円筒物19及び21の間の間隙をつなぐ
と、エアナイフ管11からの圧縮空気は、レーザを取り
囲み及び冷却する。エアナイフ管11からの空気は、エ
レメント19及び21の間のインターフェースを冷却し
た後に、二つの排出管25及び27から流出する。
【0004】Nd:YAGレーザ・エネルギは、ファイ
バ誘導管23から流出し、及び患者の対象表面に適用さ
れる。送水管7からの水及び送気管9からの圧縮空気
は、混合室(mixing chamber)29に押し込まれる。空
気及び水の混合物は、混合室29において大変乱流であ
り、及び小さな穴を有するメッシュ・スクリーン(mesh
screen)31を通してこの室から流出する。空気及び水
の混合物は、ファイバ誘導管23の外側を通り、及び前
記管を出て手術領域に接する。
【0005】他の従来技術の装置は、歯の成分を破壊し
及び除去するために水の膨張を利用した光学切断システ
ム、例えばスタイナー他によるアメリカ合衆国特許第
5,199,870号に開示されているものを含む。こ
の従来技術によるアプローチは、10乃至200マイク
ロメートルの厚みを有する液体の薄膜を必要とする。ウ
ォルバーシュト他によるアメリカ合衆国特許第5,26
7,856号は、水が物質の小孔に挿入され、及びレー
ザ・エネルギで照射されることを必要とする切断機器を
開示する。両方の特許において、切断(?)の精度及び
正確性は、物質上の水薄膜又は小孔内の水の精度及び正
確性に大きく依存する。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】本発明は、電磁誘導メカニカル切断機構を
開示し、それは他の物質と同様に、固い組織及び柔らか
い組織上での正確な切断動作を供給することができる。
柔らかい組織は、脂肪、皮膚、粘膜、歯肉、筋肉、心
臓、肝臓、腎臓、脳、眼、及び血管を含んでもよく、及
び固い組織は、歯のエナメル質、歯の象牙質、歯のセメ
ント質、虫歯、アマルガム、複合素材、歯石、骨、及び
軟骨を含んでもよい。
【0007】電磁誘導カッタは、切断表面に関わりな
く、大変細かく滑らかな切断を供給することができる。
さらに、ユーザがプログラムできる霧状粒子の組み合わ
せ、又は湿潤空気の合成物の組み合わせは、様々な切断
パラメータのユーザ制御を見込んでいる。様々な切断パ
ラメータは、スプレ・ノズル(spray nozzle)及び電磁
エネルギ・ソース・パラメータを変更することによって
制御されてもよい。本発明はさらに、大変正確で制御さ
れた切断を得るための水の薄膜又は特に小孔を有する表
面を必要としない。熱加熱(thermal heating)は、あ
る実施形態において切断機構として使用されないので、
熱損傷は減少し又は排除される。周辺組織は、実質的な
熱損傷から免れることができる。
【0008】本発明の電磁誘導メカニカル・カッタは、
電磁エネルギ・ソースを含み、それは電磁エネルギを、
対象表面周辺の大量の空気に集束させる。対象表面は例
えば皮膚を含んでもよい。ユーザ入力装置は、実行され
る切断の種類を特定することができ、及びユーザ入力装
置に応答するアトマイザ(又は湿潤空気生成装置)は、
湿潤空気及び/又は霧状液体粒子の組み合わせを、前記
大量の空気に入れる。電磁エネルギは前記大量の空気に
集束され、及び前記電磁エネルギの波長は空気中の水分
及び/又は前記大量の空気中の霧状液体粒子によって実
質的に吸収されるために選択される。電磁エネルギが吸
収されると、湿潤及び/又は霧状液体粒子は、メカニカ
ル切断フォースを対象表面に与える。
【0009】本発明は、その追加の特徴及び効果ととも
に、添付の図面を参照した以下の説明によって最も理解
されるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、対
象表面に破壊フォースを与えるための機器であって:前
記対象表面の複数の点の上で電磁エネルギを自動的に走
査するために構成されたスキャナ(scanner)と;及び
前記複数の点の上で同時に水分を与えるために構成され
た水分アウトプット(output)であって、前記スキャナ
からの電磁エネルギは、前記複数の点の上で前記水分に
よって実質的に吸収され、及び前記水分による前記電磁
エネルギの吸収によって、前記水分は膨張し、及び前記
対象表面に破壊フォースを与える前記水分アウトプット
とを具備する機器によって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に従った電磁誘導
メカニカル・カッタを示すブロック図である。電磁エネ
ルギ・ソース51は、コントローラ53及び送出システ
ム55の両方に接続される。送出システム55は、メカ
ニカル・フォースを対象表面57に与える。現在の実施
形態においては、送出システム55は、レーザ51の、
対象表面57の上に設定された相互作用域59への経路
を決めるためのファイバ光学ガイドを具備する。送出シ
ステム55はさらに、ユーザが特定した霧状液体粒子の
組み合わせを、相互作用域59に送出するためのアトマ
イザを具備する。コントローラ53は、レーザ51の様
々な動作パラメータを制御し、さらに、送出システム5
5からのユーザが特定した霧状液状粒子アウトプットの
組み合わせの特定の特性を制御する。
【0012】図3は、本発明のエンジ誘導メカニカル・
カッタの簡単な実施形態を示しており、そこにおいては
ファイバ光学ガイド61、送気管63、及び送水管65
がハンドヘルド・カバ67の中に配置される。送水管6
5は、比較的低圧下で動作し、及び送気管63は比較的
高圧下で動作する。ファイバ光学ガイド61からのレー
ザ・エネルギは、相互作用域59において、送気管63
及び送水管65からの空気及び水の組み合わせに集束す
る。空気及び水の混合物の中の霧状液体粒子は、ファイ
バ光学管61のレーザ・エネルギからのエネルギを吸収
し、及び爆発する。これらの霧状液体粒子からの爆発力
は、メカニカル切断フォースを対象表面57に与える。
【0013】図1に戻ると、従来技術の光学カッタは、
レーザ・エネルギを例えばA領域における対象表面に集
束し、及び本発明の電磁メカニカル・カッタは、レーザ
・エネルギを例えば相互作用域Bに集束する。従来技術
の光学カッタは、組織を切断するために直接的にレーザ
・エネルギを使用し、及び本発明の電磁誘導メカニカル
・カッタは、レーザ・エネルギを使用して、霧状液体粒
子を膨張させて、メカニカル切断フォースを対象表面に
与える。従来技術の光学カッタは、対象となる領域を切
断するために大量のレーザ・エネルギを使用しなければ
ならならず、また対象となるこの領域を冷却し、及び切
断された組織を取り除く両方の目的のために大量の水を
使用しなければならない。
【0014】反対に、本発明の電磁誘導メカニカル・カ
ッタは、比較的少量の水を使用し、さらに、水から生成
される霧状液体粒子を膨張させるために、少量のレーザ
・エネルギのみを使用する。本発明の電磁誘導メカニカ
ル・カッタに従って、爆発した霧状液体粒子は、対象表
面に接する前に発熱反応によって冷却されるので、手術
領域を冷却するために水は必要ではない。このように本
発明の霧状液体粒子は、対象表面に接する前に熱され、
膨張され、及び冷却される。本発明の電磁誘導メカニカ
ル・カッタは、このように焦げたり焼けたりすることな
く、切断することができる。
【0015】図4aは、電磁誘導メカニカル・カッタの
現在の好ましい実施形態を示す。霧状液体粒子を生成す
るためのアトマイザは、ノズル71を具備しており、そ
れは所望の切断の種類に従って、霧状液体粒子の様々な
空間分布を得るために、他のノズル(図示されていな
い)と入れ換えられてもよい。想像線で示されている第
二のノズル72も使用されてよい。電磁誘導メカニカル
・カッタの切断フォースは、さらにユーザ制御75(図
4b)によって制御される。簡単な実施形態において
は、ユーザ制御75は、ノズル71に流入する空気圧及
び水圧を制御する。このようにノズル71は、多くの異
なるユーザ特定の霧状液体粒子及びエアスプレの組み合
わせを生成することができる。
【0016】強力なエネルギが、ファイバ光学ガイド2
3から放出される。この強力なエネルギは、好ましく
は、コヒーレントなソース、例えばレーザから生成され
る。現在の好ましい実施形態においては、レーザは、
2.70乃至2.80ミクロンの範囲にある波長を有す
る電磁エネルギを生成する、エルビウム、クロム、イッ
トリウム、スカンジウム、ガリウム・ガーネット(E
r,Cr:YSGG)固体レーザか、又は2.94ミク
ロンの波長を有する電磁エネルギを生成する、エルビウ
ム、イットリウム、アルミニウム・ガーネット(Er:
YAG)固体レーザのいずれかを具備する。現在好まれ
ているように、Er,Cr:YSGG固体レーザはおよ
そ2.78ミクロンの波長を有し、及びEr:YAG固
体レーザはおよそ2.94ミクロンの波長を有する。
【0017】ノズル71から放出される液体は、好まし
くは水を具備するが、他の液体が使用されてもよく、及
び電磁エネルギ・ソースの適切な波長が、液体による高
い吸収を考慮して、選択されてもよい。他の可能なレー
ザ・システムは、2.70乃至2.80ミクロンの範囲
にある波長を有する電磁エネルギを生成するエルビウ
ム、イットリウム、スカンジウム、ガリウム・ガーネッ
ト(Er:YSGG)固体レーザ;2.94ミクロンの
波長を有する電磁エネルギを生成するエルビウム、イッ
トリウム、アルミニウム・ガーネット(Er:YAG)
固体レーザ;2.69ミクロンの波長を有する電磁エネ
ルギを生成するクロム、ツリウム、エルビウム、イット
リウム、アルミニウム・ガーネット(CTE:YAG)
固形レーザ;2.71乃至2.86ミクロンの範囲にあ
る波長を有する電磁エネルギを生成するエルビウム、イ
ットリウム・オルトリン酸アルミネート(yttrium orth
oaluminate)(Er:YALO3)固体レーザ;2.1
0ミクロンの波長を有する電磁エネルギを生成するホル
ミウム、イットリウム、アルミニウム・ガーネット(H
o:YAG)固体レーザ;266ナノメータの波長を有
する電磁エネルギを生成する四倍波ネオジウム(quadru
pled neodymium)、イットリウム、アルミニウム・ガー
ネット(四倍波Nd:YAG)固体レーザ;193ナノ
メータの波長を有する電磁エネルギを生成するフッ化ア
ルゴン(ArF)エキシマ・レーザ;308ナノメータ
の波長を有する電磁エネルギを生成する塩化キセノン
(XeCl)エキシマ・レーザ;248ナノメータの波
長を有する電磁エネルギを生成するフッ化クリプトン
(KrF)エキシマ・レーザ;及び9.0乃至10.6
ミクロンの範囲にある波長を有する電磁エネルギを生成
する炭酸ガスを含む。水は、その生体適合性、豊富さ、
及び低費用のために好ましい液体として選択される。実
際に使用される液体は、選択された電磁エネルギ・ソー
ス(すなわちレーザ)波長に適切に適合する(つまりよ
く吸収される)かぎりは、様々なものでよい。
【0018】電磁エネルギ・ソースは、1ヘルツ以上の
繰返し数、1ピコ秒乃至1000マイクロ秒の範囲のパ
ルス持続時間、及び1ミリジュール毎パルス以上のエネ
ルギで構成されることができる。本発明のある一つの動
作モードに従って、電磁エネルギ・ソースは、およそ
2.78ミクロンの波長、20ヘルツの繰返し数、14
0マイクロ秒のパルス持続時間、及び1乃至300ミリ
ジュール毎パルスのエネルギを有する。
【0019】ある好ましい実施形態においては、電磁エ
ネルギ・ソースは、ナノ秒単位のオーダのパルス持続時
間を有し、それは電磁エネルギ・ソースをQスイッチす
ることによって得られ、及び他の好ましい実施形態にお
いては、電磁エネルギ・ソースは、およそピコ秒のパル
ス持続時間を有し、それは電磁エネルギ・ソースをモー
ド・ロッキング(mode locking)することによって得ら
れる。Qスイッチは、高パルス力の生成のために大規模
に利用されるレーザ動作の従来のモードである。教科書
「固体レーザ・エンジニアリング第四大幅改訂及び最新
版」ウォルター・ケクナー著、1996年出版の全体の
内容がここに参照のために特定して採用されており、Q
スイッチ・レーザ理論及び様々なQスイッチ装置を開示
する。Qスイッチ装置は通常光パス(path)を遮断する
か、鏡の不調整を起こすか、又は共振鏡の一つの反射性
を低減させることによって、ポンプ・サイクルの間、レ
ーザ動作を抑制する。フラッシュランプ・パルスの終わ
り近くでは、最大エネルギがレーザ・ロッド(laser ro
d)に蓄積されると、高いQ状態が確立され、及びジャ
イアント・パルス(giant pulse)がレーザから放出さ
れる。大変早い電子制御光学シャッタは、水晶又は液体
で電気光学効果を使用することによって作られることが
できる。音響光学Qスイッチは、超音波を透明な光学素
材、通常は石英ガラスのかたまりに放出する。教科書
「固体レーザ・エンジニアリング第四大幅改訂及び最新
版」の第八章は、上述及び他の様々なQスイッチ装置を
開示する。モード・ロッキングは、レーザの縦モードを
位相ロックし、及びレーザ放出の帯域幅とは反対の関係
にあるパルス幅を使用する従来の方法である。モード・
ロッキングは、上述の教科書「固体レーザ・エンジニア
リング第四大幅改訂及び最新版」の500乃至561ペ
ージに説明されている。
【0020】霧状液体粒子は、相互作用域の中で電磁エ
ネルギを吸収すると、メカニカル切断フォースを供給す
る。しかしながらこれらの霧状液体粒子は、電磁エネル
ギがアウトプットされるファイバ光学ガイドを清浄し及
び冷却する第二の機能を供給する。電磁エネルギを送出
するための送出システム55(図2)は、ファイバ光学
エネルギ・ガイド又はレーザ・システムに取り付けら
れ、及び所望の作業場を移動する相当物を含む。ファイ
バ光学又は導波管は通常長く、薄く及び軽量で、及び簡
単に操作することができる。ファイバ光学は、フッ化カ
ルシウム、(CaF)、酸化カルシウム(CaO2)、
酸化ジルコニウム(ZrO2)、フッ化ジルコニウム
(ZrF)、サファイア、中空導波管、液体コア(liqu
id core)、TeXガラス、石英シリカ、硫化ゲルマニ
ウム、硫化砒素、酸化ゲルマニウム(GeO2)、及び
他の物質で作られることができる。他の送出システム
は、鏡、レンズ及びエネルギが空洞を通して移動し、様
々な鏡によって誘導され、及び対象となる切断場所に特
定のレンズで集束される他の光学部品を含む。本発明の
医療的応用のための光送出の好ましい実施形態は、その
軽量、低費用、及び外科医、歯科医、又は臨床医が精通
している大きさ及び重さのハンドピース(handpiece)
の内側に実装される能力のために、ファイバ光学コンダ
クタを通る。工業及び他の応用においては、非ファイバ
光学システムが使用されてもよい。
【0021】ノズル71は、選択された液体の細粒子の
設計された組み合わせを生成するために使用される。ノ
ズル71は、液体のみ、エアブラスト(air blast)、
エアアシスト(air assist)、渦巻き(swirl)、固体
コーン(cone)等を含むいくつかの異なる設計を具備し
てもよい。液体が、与えられた圧力及び速度でノズル7
1から放出されると、それはユーザ制御の大きさ、速
度、及び空間分布の粒子に変化する。ノズルは、設計パ
ラメータに従って、様々な異なるいずれかの大きさの球
形、楕円形、又は他の形状の開口を有してもよい。
【0022】図5は、霧状液体粒子のユーザ・プログラ
ムを可能にするための制御パネル77を示す。液体の圧
力及び流れの速度を変えることによって、例えば、ユー
ザは霧状液体粒子の特性を制御することができる。これ
らの特性は、レーザ・エネルギの吸収効率及びそれに続
く電磁誘導メカニカル・カッタの切断効率を決定する。
この制御パネルは、例えば液体粒子大きさ制御78、液
体粒子速度制御79、コーン角度制御80、平均パワ制
御81、繰返し数82及びファイバ・セレクタ(fiber
selector)83を具備してもよい。
【0023】コーン角度は、例えばノズル71の物理的
構造を変えることによって制御されてもよい。様々なノ
ズル71は、交換できるように電磁誘導メカニカル・カ
ッタに配置されてもよい。代替的には、単一のノズル7
1の物理的構造が変更されてもよい。
【0024】図6は、平均の液体粒子の大きさ対圧力の
プロット85を示す。この図に従って、ノズル71を通
った圧力が上昇すると、霧状液体粒子の平均液体粒子の
大きさは低減する。図7のプロット87は、これらの霧
状液体粒子の平均液体粒子速度が、上昇する圧力ととも
に増すことを示す。
【0025】本発明に従って、ある実施形態において
は、従来の熱切断フォースに代わって、メカニカル切断
フォースによって対象表面から物質を除去することがで
きる。他の実施形態においては、本発明の機器は、例え
ば凝固を誘発するための非熱切断又は除去に続いて、組
織に熱エネルギを与えるために使用されることができ
る。例えば、第一の走査は、非熱又は低減熱切断を誘導
することができ、その後の走査は、凝固を誘発するため
に表面に熱エネルギを適用するために使用されることが
できる。さらに他の実施形態においては、低減された量
の霧状液体粒子(又は水分)は、(膨張水分からの)メ
カニカル切断と及び(例えば凝固を与えるためのレーザ
からの)熱切断との組み合わせを同時に与えるために使
用されてもよい。レーザ・エネルギは、メカニカル・フ
ォースを対象物質に誘導するためだけに使用される。こ
のように霧状液体粒子は、レーザの電磁エネルギを、本
発明のメカニカル切断効果を達成するために必要とされ
るメカニカル・エネルギに変換するための媒体として動
作する。レーザ・エネルギそれ自身は、対象となる物質
に直接吸収されない。本発明のメカニカル相互作用は、
より安全で、より迅速で、及び従来のレーザ切断システ
ムに通常伴う負の熱副作用を少なくとも部分的に排除す
ることができる。
【0026】ファイバ光学ガイド23(図4a)は、対
象表面に近接して配置されることができる。このファイ
バ光学ガイド23は、しかしながら、実際には対象表面
と接しない。ノズル71からの霧状液体粒子は相互作用
域59へと配置されるので、ファイバ光学ガイド23の
目的は、レーザ・エネルギもこの相互作用域へと配置す
ることである。本発明の一つの特性は、真っ直ぐ又は曲
がったサファイアのファイバ光学ガイド23の配列であ
る。しかしながらファイバ光学ガイド23の配列にかか
わらず、本発明の他の特性は、ファイバ光学ガイド23
におけるノズル71からの空気及び水の清浄効果であ
る。
【0027】本発明の発明者は、この清浄効果は、ノズ
ル71が対象表面に向かってやや真っ直ぐに向いている
場合に最適であることを発見した。例えば、メカニカル
切断からの砕片は、ノズル71からのスプレーによって
除去される。
【0028】さらに、本発明の発明者は、対象表面に向
いているノズル71のこの方向は、本発明の切断効率を
向上させることを発見した。各霧状液体粒子は、対象表
面の方向に、少量の初期運動エネルギを有する。ファイ
バ光学ガイド23からの電磁エネルギが霧状液体粒子に
接すると、液体粒子の外表面は、エネルギを水粒子の内
側に集束させるための集束レンズとして動作する。図8
に記載のとおり、水粒子101は、照明面103、陰面
105及び粒子速度107を有する。集束した電磁エネ
ルギは、水粒子101によって吸収され、水粒子の内側
は熱され及び急速に爆発する。この発熱爆発は、爆発し
た水粒子101の残りの部分を冷却する。周囲の霧状液
体粒子はさらに、爆発した水粒子101の前記部分の冷
却を促進させる。圧縮波は、この爆発から生成される。
この圧縮波及び増加した運動エネルギの爆発した水粒子
101の前記部分は、対象表面107に向けられる。こ
こで高い運動エネルギを伴う速い速度で移動している本
来の爆発水粒子101からの入射部分(incident porti
ons) 及び圧縮波は、強力な、集束したメカニカル・フ
ォースを対象表面107に与える。
【0029】これらのメカニカル・フォースによって、
対象表面107は「削り取り」(chipping away)動作
を通して物質表面から削り取られる。対象表面107
は、蒸発、崩壊、又は炭化を受けない。削り取り処理
は、本発明によって、所望の量の物質が対象表面107
から除去されるまで繰り返されることができる。従来の
システムとは異なり、本発明は、薄い層の液体を必要と
しない。実際、この断熱層は上述の相互作用処理に干渉
されるので、薄い層の液体は対象表面を覆わないことが
好ましい。
【0030】ノズル71は、好ましくはおよそ平均値で
狭く分布した液体粒子の大きさの範囲で、霧状スプレー
を生成するように構成される。切断効果を制御するため
のユーザ入力装置は、単一の圧力及び流れ速度ゲージ7
5(図4b)を具備してもよく、又は例えば図5に記載
の制御パネルを具備してもよい。高分解能切断のための
ユーザ入力があると、比較的小さい液体粒子がノズル7
1によって生成される。比較的大きい液体粒子は、低分
解能切断を特定するユーザ入力に対して生成される。深
部浸入切断(deep penetration cut)を特定するユーザ
入力によって、ノズル71は、比較的低密度分布の液体
粒子を生成し、及び浅部浸入切断(shallow penetratio
n cut)を特定するユーザ入力によって、ノズル71
は、比較的高密度分布の液体粒子を生成する。ユーザ入
力装置が図4bに記載の簡単な圧力及び流れ速度ゲージ
75を具備する場合、高い切断効果を特定するユーザ入
力に応答して、比較的低密度分布の比較的小さい液体粒
子が生成されることができる。同様に、低い切断効果を
特定するユーザ入力に応答して、比較的高密度分布の比
較的大きな液体粒子が生成されることができる。
【0031】柔らかい組織は、脂肪、皮膚、粘膜、歯
肉、筋肉、心臓、肝臓、腎臓、脳、眼、及び血管を含ん
でもよく、及び固い組織は、歯のエナメル質、歯の象牙
質、歯のセメント質、虫歯、アマルガム、複合素材、歯
石、骨、及び軟骨を含んでもよい。「脂肪」という用語
は、脂又は油が多い物質で膨張した細胞を含む動物組織
を表す。他の柔らかい組織、例えば乳房組織、リンパ管
腫、及び血管腫瘍も考慮される。固い及び柔らかい組織
は、人間の組織又は他の動物の組織を具備してもよい。
他の物質は、例えばガラス及び半導体チップ表面を含ん
でもよい。電磁誘導メカニカル切断機構はさらに、他の
生物学的物質、セラミック、セメント、ポリマ、磁器及
び移植不可能な物質、並びに金属、セラミック及びポリ
マを含む装置を切断又は除去するために使用されること
ができる。電磁誘導切断機構はまた、金属、プラスティ
ック、ポリマ、ゴム、ガラス及び結晶物質、コンクリー
ト、木、布、紙、皮革、植物、並びに他の人間が作った
及び自然発生した物質の表面を切断又は除去するために
使用されることもできる。生物学的物質は、歯垢、歯
石、有機的調和(organic consistency)のある生物学
的層または薄膜、油性層(a smear layer)、多糖層、
及び歯垢層を含むことができる。油性層は、たんぱく質
を含む砕けた生物学的物質を具備してもよく、及び生き
ている又は腐食されたアイテム、あるいはそれらの組み
合わせを含んでもよい。多糖層は、食べ物のカス及び唾
液のコロイド懸濁液をしばしば含む。歯垢とは、食べ物
及び唾液を含む薄膜を表し、しばしばその中に細菌を取
込み及び含む。これらの層又は薄膜は、歯、他の生物学
的表面、及び非生物学的表面に配置されてもよい。金属
は、例えばアルミニウム、銅及び鉄を含むことができ
る。
【0032】これらの様々なパラメータは、切断の種類
及び対象表面の種類によって調節されることができる。
固い組織は、歯のエナメル質、歯の象牙質、歯のセメン
ト質、骨、及び軟骨を含む。柔らかい組織は、本発明の
電磁誘導メカニカル・カッタもそれを切断するために応
用され、皮膚、粘膜、歯肉、筋肉、心臓、肝臓、腎臓、
脳、眼、及び血管を含む。他の物質は、例えばガラス又
は結晶物質及び半導体チップ表面を含んでもよい。骨組
織の場合、例えば癌に侵された骨の部分は、本発明の電
磁誘導メカニカル・カッタによって除去されてもよい。
本発明の電磁誘導メカニカル・カッタは、清潔で、汚染
が最小限である高精密切断を供給し、及びこのように癌
に侵された骨の精密な除去を見込む。骨が切断された
後、より高い成功率と及び低減する汚染可能性で、元の
状態に戻る傾向がある。
【0033】ユーザは、ファイバ光学ガイド23(図4
a)の冷却及び清浄を効果的に実行するためにノズル7
1から流出する霧状液体粒子の組み合わせも調節しても
よい。本発明に従って、霧状液体粒子の組み合わせは、
分布、速度、及び効果的にファイバ光学ガイド23を冷
却する一方で、同時に手術現場によってそこに持ち込ま
れる特定の破片をファイバ光学ガイド23から除去する
ようにするための平均的直径を具備する。
【0034】再度図8を参照すると、電磁エネルギはそ
の照明面103にある各霧状液体粒子101に接し、及
び霧状液体粒子に一定の深さまで浸入する。集束した電
磁エネルギは、液体によって吸収され、霧状液体粒子1
01の爆発蒸発を誘発する。
【0035】霧状液体粒子の直径は、入射電磁エネルギ
の波長より小さいがほとんど等しいか、又はそれより大
きくてもよい。これらの三つの例の各々において、異な
る相互作用が電磁エネルギと霧状液体粒子との間に発生
する。霧状液体粒子の直径が、電磁エネルギの波長より
小さい場合(d<λ)、液体粒子101の内側の全量の
液体は、レーザ・エネルギを吸収し、爆発蒸発を誘発す
る。液体粒子101は爆発し、その含有物を放射状に放
出する。この相互作用の結果、爆発からの放射圧縮波が
生成され、及び伝播の方向に放出される。水粒子101
の爆発からの結果部分及び圧縮波は、対象表面107か
らの物質の切断及び除去の「削り取り」効果を生む。液
体粒子101が、電磁エネルギの波長とほぼ同じ直径を
有する場合(d=λ)、レーザ・エネルギはその中の液
体に吸収される前に、液体粒子101を通って移動す
る。吸収されると、液体粒子の遠位面(レーザ・エネル
ギの放出面)は加熱し、及び爆発蒸発が発生する。この
場合、内部粒子液体は、液体粒子の遠位面を通って激し
く放出され、及び対象表面に向かって爆発圧縮波を伴っ
て迅速に移動する。レーザ・エネルギは、液体粒子10
1に浸入し、及び粒子の直径の大きさに近い深さに吸収
されることができる。液体粒子の直径が、電磁エネルギ
の波長よりも大きい場合(d>λ)、レーザ・エネルギ
は照明面103を通ってほんの短い距離だけ液体粒子1
01に浸入し、及びこの照明面103が蒸発するように
する。照明面103の蒸発は、液体粒子101の残りの
部分が物質表面107に向かって進ませる傾向がある。
このように初期液体粒子101のかたまりの一部分は、
運動エネルギに変換され、それによって液体粒子101
の残りの部分は、高い運動エネルギで対象表面に向かっ
て進む。この高い運動エネルギは、液体粒子101の初
期運動エネルギに付加される。効果は、ジェット・テー
ル(jet tail)を有するマイクロ水力ロケットとして視
覚化されることができ、粒子を高速で対象表面107に
進めるのに役立つ。本発明の電磁誘導メカニカル・カッ
タは、高分解能切断を生成することができる。従来技術
の切断とは異なり、本発明の切断は清潔で精密である。
他の効果の中でも特に、この切断は、理想的な結合表面
を供給し、正確で、及び切断の周囲の残りの物質に緊張
をかけない。
【0036】図1a乃至11aは、非熱電磁誘導破壊メ
カニカル・フォース及び/又は熱切断フォースを対象表
面、例えば皮膚に与えるための、本発明の様々な構成を
示す。
【0037】本発明の第一の目的は、例えばEr:YS
GGレーザからの電磁エネルギを、対象表面の上の液体
粒子の霧状分布へと配置することである。レーザからの
エネルギは、霧状液体粒子によって吸収され、霧状液体
粒子は膨張し、及び破壊メカニカル・フォースを対象表
面に与える。本発明の重要な特性は、相互作用域におけ
る液体粒子による電磁放射の吸収であり、及びその後
の、対象表面に与えられるメカニカル切断である。「切
断」という用語は、除去及び対象表面に与えられること
ができる他の種類の破壊メカニカル・フォースを包含す
るものである。
【0038】出願人は、ファイバ光学先端部に、又はそ
の前に直接与えられる粒子の分布が、先端部の前に相互
作用域を形成することができることを発見した。ファイ
バ光学は、外部からの又は浮遊液体粒子を通って、及び
電磁エネルギの高い吸収が、その後に対象の近くで発生
する、出願人が相互作用域と称するところのものへと、
集束した電磁エネルギを移送する役割を果たす。出願人
は、特定された液体によって高く吸収される現在実施さ
れている電磁放射と、及びこの電磁放射と液体粒子のフ
ァイバ光学の先端部における結合は、ミストを通して予
め決められた深さへと電磁放射が浸入するのを制限す
る。この深さの後は、ミストを通して続く電磁放射は、
手近の特定の応用と比較して、察知されないか又はほん
のわずかである。電磁放射がさらに相互作用域に入って
いくほど、そのエネルギはより液体粒子に吸収され、電
磁放射のほとんどは、及び最終的にはまったく残らな
い。熱切断フォースが実質的に低減され又は排除され、
及び液体粒子による電磁放射の吸収からの切断フォース
が最適である点又は域がある。
【0039】液体粒子による電磁エネルギの高い吸収
は、液体粒子の膨張という結果を生み、本発明の重要な
構成要素である。液体粒子による電磁放射の吸収からの
破壊メカニカル・フォースが、対象表面に最適に与えら
れるために、対象はこの相互作用域の中又は近くに配置
されなければならない。
【0040】本発明の一つの特性は、厚すぎず薄すぎな
い、液体粒子の有界層(a boundedlayer)を維持するこ
とである。液体粒子の有界層は、前記層における電磁エ
ネルギの吸収を最適化するために、及び電磁エネルギか
らの実質的な熱切断フォースは、減弱され及び好ましく
は実質的に排除され、液体粒子の膨張が、対象表面の切
断を実行するために、代わりに液体粒子に変換されるこ
とを確証するために、比較的高密度でなければならな
い。液体粒子の比較的低密度分布は、比較的長い距離に
またがり、入射電磁放射を吸収し、対象表面の上で液体
粒子がよく膨張するという結果を生む。対象表面の近く
の液体粒子分布に残っている放射は大変弱いので、所望
の高吸収及びその結果であるメカニカル切断フォースを
誘発しない。
【0041】液体粒子層への集束した電磁エネルギの送
出を可能にするために制限されることに加えて、前記層
は、対象表面を入射電磁放射にとても近く配置すること
を容易にするために制限されなければならない。より特
定的には、液体粒子の膨張から生まれる破壊メカニカル
・フォースが対象の近くで発生し、及び対象に与えられ
る前に遠くに移動する必要がないように、境界線に、ま
たは相互作用域の中に配置されなければならない。この
ように、液体粒子の分布へと配置され、及びさらに対象
表面のとても近く(例えば2乃至3ミリメートル)に配
置されるファイバ光学先端部は、入射し、集束した電磁
エネルギと対象表面との間に液体粒子の薄い層を生成す
る。他の距離は、例えば選択されたレーザの輝度及び波
長、選択された液体、及び選択された霧状液体粒子の分
布によって、本発明の範疇で可能である。以下の実施形
態は、入射し、集束した電磁エネルギと対象表面との間
に液体粒子の有界層を生成するための他の方法を探索す
る。
【0042】図1aを参照すると、電磁誘導メカニカル
・カッタは、レーザ、マイクロプロセッサ及びユーザ・
インターフェースを具備して示されている。電磁誘導メ
カニカル・カッタはさらに、一つ以上の噴霧ノズルに空
気及び/又は水を供給するための空気及び/又は水のソ
ースを具備する。走査カバは、モータと空気及び/又は
水供給との間に接続される。走査カバは、レーザから光
学エネルギをインプットし、及びさらに空気及び/又は
水供給から空気及び/又は水をインプットする。モータ
及びレーザの両方は、好ましくはユーザ・インターフェ
ースからの一つ以上のユーザ入力に従って、マイクロプ
ロセッサによって制御される。対象表面上での予め決め
られた走査パターンを達成するために、モータは、レー
ザからのファイバ光学と空気及び/又は水供給に接続さ
れた少なくとも一つの噴霧ノズルとの両方を走査するた
めに応用される。
【0043】示された実施形態において、走査カバは、
対象、例えば患者の皮膚に直接配置され、又はその上で
支えられ、及び対象上での予め決められた走査パターン
を達成するために、モータはファイバ光学及び添付され
た噴霧ノズルの両方を動かす。示された実施形態におい
ては、二つの噴霧ノズルがアーム(arm)によってファ
イバ光学カプラに固定され、及び噴霧ノズルに接続され
た送気管及び送水管は、柔軟性を有する。さらに、ある
好ましい実施形態においては、走査カバの中のレーザか
らのファイバ光学は、モータによる屈曲を可能にするた
めに柔軟性を有する。アメリカ合衆国特許第5,47
4,549号及びアメリカ合衆国特許第5,336,2
17号は、対象表面上の走査パターンを達成するために
屈曲するファイバを開示する。これら二つの特許の全体
の内容は、達成されるべき本発明によって実行されるこ
とができる構造、例えば走査を示すために、ここに参照
のために採用される。
【0044】本発明の大変幅広い特徴は、電磁誘導メカ
ニカル切断を達成するための走査された光線のパスにお
ける液体粒子の霧状分布を供給することを含む。図1a
に記載の実施形態においては、ファイバ光学の出力先端
部は、好ましくは対象から数ミリメータを維持する。図
1aに記載の実施形態においては、走査カバの下側全体
の表面は、開いている。他の実施形態は、走査されたフ
ァイバ光学からのエネルギが走査カバから出られるよう
にするのに必要なだけの広さしかない、より小さい開口
部を具備してもよい。変形された実施形態では、透明な
構成要素が走査カバの下面、又は走査カバの内部の構成
要素を保護するためのより小さい開口部の上に供給され
てもよい。
【0045】図2aは、走査カバがモータを具備する実
施形態を示す。図2aに記載の実施形態においては、通
常は図示のとおり、二つの噴霧ノズルの間の距離と等し
い直径を具備する、小さな開口部が存在する。この開口
部の大きさは、モータ及びファイバ光学結合によって達
成可能である所望の走査パターンに対処するために、そ
の設計及び製造の間に構成されることができる。図2a
において、走査カバの底面にリング(ring)が取り付け
られている。リングがないと、走査カバが対象表面、例
えば皮膚に配置される実施形態において、そのような配
置は要求されないにもかかわらず、ファイバ光学先端部
は対象表面に近いか、又は接する。図2aに記載のリン
グは、対象又は対象となる表面の周辺に接することによ
って、このように(放射をアウトプットするための)フ
ァイバ光学先端部と対象表面との間に正確な空間を供給
することができる。
【0046】リングは、以下で図3a乃至8bを参照し
て説明されるミスト・ディスクを具備するように構成さ
れることができる。図1a及び2aに記載の実施形態に
おいては、以下の実施形態と同様に、マイクロプロセッ
サは霧状液体粒子の速度、霧状液体粒子の大きさ、及び
霧状粒子の分布を、霧状液体粒子の他のパラメータと同
様に、達成されるべき所望の切断に従って変化させるよ
うにプログラムされることができる。さらに霧状液体粒
子のこれらのパラメータは、電磁誘導メカニカル・カッ
タによって破壊されている表面(例えば、特に皮膚の種
類や状態、又は他の種類の柔らかい組織)に従って、変
化してもよい。図1a及び2aに記載の実施形態におい
ては、以下の図で説明される追加の実施形態と同様に、
表面プロファイル・イメージャ/ジェネレータ(profil
e imager/generator)は、アメリカ合衆国特許第5,5
88,428号に開示されているとおり、走査されてい
る表面のコンピュータが生成したモデルを供給するよう
に実行されることができる。例えば可視ビーム(visibl
e beam)は、皮膚の対象表面のプロファイル情報を収集
するために使用されてもよい。ファイバ光学先端部から
の電磁エネルギは、図1a及び2aに記載の実施形態に
従って、及び特に平行ビームが必ずしも使用されない図
3a乃至5aに記載の実施形態において走査されること
ができる。さらに、霧状液体粒子の量及び属性は、異な
る領域及び/又はモデル化された表面あるいはモデル化
表面の異なる領域に与えられる所望の破壊フォースに従
って変化してもよい。
【0047】図1a及び2aに記載の実施形態におい
て、実際の光学ファイバはモータ・アセンブリを使用し
て走査される。光学ファイバは図3a及び4aにおいて
モータ・アセンブリを使用して走査されてもよいが、こ
れらの図のある実施形態は、従来技術において公知であ
るリフレクタ及び集束レンズを使用した、非平行電磁エ
ネルギの走査を含むことができる。アメリカ合衆国特許
第5,624,434号及びそこに引用された特許及び
参照は、力学的に制御されたデフレクタを使用して非平
行ビームを走査する機器を開示し、その内容は、ここで
参照のために採用されている。他の実施形態において
は、類似の技術がハンドヘルド・ピースに採用されても
よく、そこの部品のいくつか又は実質的にすべては固定
されて動かず、その代わりハンド・ピースは動く。図3
aにおいては、ファイバ光学は、走査ヘッドにレーザか
らのレーザ・エネルギを与え、及びそれに続いて、レー
ザ・エネルギはファイバ光学から放出されて、モータ制
御鏡又は他の手段によって屈曲され、及び集束レンズを
通過する。集束されたビームはそれから対象表面に当た
る前にミスト・ディスクを通過する。ミスト・ディスク
は、好ましくは対象の上に霧状液体粒子の薄い層を生成
するように構成される。ミスト・ディスクは、円形又は
他の幾何学的形状を有するように構成されてもよい。説
明された例示的な実施形態において、ミスト・ディスク
はおよそ2乃至3ミリメータの厚みを有する霧状液体粒
子の層を生成する。薄い層及び厚い層は、実質的に変形
された実施形態において可能である。霧状液体粒子それ
自身は、通常直径がミクロンのオーダであることが好ま
しい。好ましい実施形態においては、霧状液体粒子は約
40乃至60ミクロンの範囲内の直径を有する。他の実
施形態においては、霧状液体粒子はおよそ200ミクロ
ンの直径を有する。電磁誘導メカニカル切断が最大化さ
れ、及び熱効果が好ましくは非熱切断動作の実行中に減
弱され又は排除されるかぎり、他の直径も本発明に従っ
て可能である。レーザからの電磁エネルギは、好ましく
は霧状液体粒子によって高く吸収されるので、対象のす
ぐ上の霧状液体粒子の前記層は、現在の好ましい実施形
態においては比較的薄くなければならない。他の実施形
態では、霧状液体粒子の前記層は、2乃至3ミリメート
ルより大きくてもよいが、レーザ・エネルギの量及び/
又は霧状液体粒子の分布の特性は、切断が最大化され、
及び非熱切断動作の実行中に熱効果が減弱され又は排除
されるように調節されなければならない。例えば、霧状
液体粒子の実質的に厚い層に対して、霧状液体粒子のよ
り厚い層を浸透するために、及び表面上の適切なメカニ
カル切断効果を生成するために、実質的により大きいレ
ーザ・エネルギの集束が導入されなければならない。動
的屈曲及び集束システムは、例えば一つ以上の屈曲レン
ズを制御する一つ以上のモータ、及び/又はミスト・デ
ィスクの上又はその中の対象表面の上に屈曲した電磁エ
ネルギを集束させるための、一つ以上の集束光学を具備
してもよい。各モータは、例えばガルバニック・モータ
(galvanic motor)又はステッパ・モータ(stepper mo
tor)を具備することができる。
【0048】図4aは、モータがレフレクタ・アセンブ
リを制御し、及び集束センブリがリフレクタ・アセンブ
リとミスト・ディスクとの間に配置される図例を示す。
図4aにおいて想像線で示されたとおり、当業者には公
知である屈曲の間の中間位置の間の電磁エネルギを遮断
するために、シャッタが使用されてもよい。本発明に従
って、霧状液体粒子の薄い層を供給するために、ミスト
・ディスクが、対象表面と入射電磁エネルギとの間に配
置される。図5aは、入射電磁エネルギと対象との間に
さらに薄い霧状液体粒子の分布を供給するための大変薄
いミスト・ディスクを示す。図5aにおいては、モータ
はファイバ光学を走査するために使用される。ファイバ
光学を走査するためのモータの下及び右側に示されたカ
ップリングの代替として、想像上のカップリングがモー
タの右側に示されている。ファイバ光学のアウトプット
先端部から遠く離れたカップリング・コネクタの配置
は、ファイバ光学のアウトプット先端部を走査するため
のカプリング・コネクタの小さい動きという結果を生
む。現在の好ましい実施形態においては、ファイバ光学
は、ファイバ光学が走査カバに入る場所とファイバ光学
がモータによって制御される場所との間の領域において
柔軟性を有する。しかしながら、ファイバ光学は、モー
タによるファイバ光学のカップリングとファイバ光学の
アウトプット先端部との間の領域においては、好ましく
は固定され、または固い。
【0049】図6a乃至8bは、本発明に従ったミスト
・ディスクの三つの例示的実施形態を示す。図6aは、
ミスト・ディスクの側面立面図であり、及び図6bは、
ミスト・ディスクの底面平面図である。ミスト・ディス
クが説明され及び図示されているが、レーザ・エネルギ
が粒子の層に収束されることができる場合、対象表面の
上に霧状液体粒子の薄い層を供給するためのあらゆるア
センブリが実装されてもよい。例えば(ミスト・ディス
クを有しない)単一のノズルが、液体粒子の霧状分布を
ファイバ光学又は電磁放射を導入する他の手段に供給す
るためのファイバ光学のすぐ周辺に配置されてもよく、
及び電磁放射は走査されてもされなくてもよい。さら
に、一つ以上のノズルが、走査されている対象表面のす
ぐ上に、ファイバ光学とともに配置されてもよい。図9
a乃至11aに記載のとおり、一つ以上のノズルそれ自
身が走査されてもよい。図6a及び6bにおいては、霧
状液体粒子をアウトプットするための二つのノズルが、
互いに180度の位置でディスク内に配置される。二つ
のノズルは、霧状液体粒子の薄い層を生成するために、
空気及び/又は水を供給される。前記霧状液体粒子の薄
い層は、好ましくは対象表面に当たる電磁エネルギの走
査パターンに対して均一である。二つのノズルに加え
て、図6bに想像線で記載されているとおり、より多く
のノズルが実装されてもよい。噴霧ノズルの数は、設計
パラメータに従って調節されてもよい。図7a及び7b
は、いくつかの細いノズルアウトプットがミスト・ディ
スクの高さに沿って配置される実施形態を示す。図7b
において、比較的多い数のアウトプット・ノズルも、ミ
スト・ディスクの内部円周に沿って配置される。ミスト
・ディスクの高さ及び円周に沿ったノズルの数は、設計
パラメータに従って調節されることができる。図6a及
び7aに記載の両方向矢印は、他の実施形態において、
ディスク内のノズルが、矢印の方向に動いてもよいこと
を示す。現在の好ましい実施形態において、ミスト・デ
ィスクは、走査カバから取り外すことができ、及びすべ
て交換可能であり、それによって対象表面に上に配置さ
れることができるあらゆる異なる霧状分布パターンに対
応する。図8a及び8bは、かすませる物質、例えば布
又はとても薄いスクリーン、あるいは他の物質が外側に
向かって放射状に配置された空気及び/又は水供給管/
ソースと電磁エネルギの走査領域との間に配置される他
の実施形態を示す。図8は、物質外側に放射状に配置さ
れている複数のアウトプット・ノズルを示しているが、
他の実施形態においては、単一のアウトプット・ノズル
のみがミスト・ディスクの高さに沿って供給されてもよ
い。
【0050】図9aは、モータがファイバ光学を走査
し、及び単一の空気供給が、ファイバ光学によって走査
されている表面に基本的に平行である対象表面の上に向
かっている走査カバを示す。液体供給は、走査されるフ
ァイバ光学及び圧縮空気供給の間に、液体、例えば水を
空気供給の圧縮放出パスに送るために配置される。その
結果の圧縮送気管及び送液管の組み合わせは、走査され
たファイバ先端部と対象表面との間に液体粒子の霧状分
布を生成することである。
【0051】送気管及び送水管は、他の実施形態におい
てはファイバ光学の近くに配置されてもよく、及び液体
粒子が対象表面の上の薄い層を含む分布において生成さ
れるかぎり、互いに様々な方向に構成されてもよい。追
加の空気及び水供給管は、図9aにおいて想像線で示さ
れており、追加の送気管及び送水管は、設計パラメータ
に従って追加される。
【0052】図10aは、モータがファイバ光学を走査
し、及びさらにモータが送気及び/又は送水管を走査す
る実施形態を示す。前記二つのモータは、好ましくは走
査されたファイバ光学のアウトプットにおいて霧状液体
粒子の配置を最適化し、それによって対象表面上の均一
の結果を達成するために、連動するように設計される。
図11aは、可動ファイバ光学のアウトプット端部の前
に、霧状液体粒子の均一の層を動的に配置するための空
気及び/又は水供給を走査するために、第二のモータが
使用される、追加の実施形態を示す。前記二つのモータ
は、走査されている対象の表面モデルによって得られる
情報に基づいて連動してもよく、例えば前記表面モデル
は、例えばアメリカ合衆国特許第5,588,428号
に開示されている公知技術に従って予め決められ、又は
コンピュータによって生成される。
【0053】図1a乃至11aに記載の走査カバ及び/
又はミスト・ディスクに加えて、間隔アーム又は他の間
隔手段が、走査カバと対象表面との間に間隔を供給する
ために、走査カバに接続されてもよい。これらの間隔手
段は、例えば一つ以上の脚を具備してもよい。ある実施
形態においては、間隔手段は約3ミリメートルでよい。
好ましくはある構成において熱効果がない結果的な破壊
メカニカル・フォースが、対象表面に与えられるかぎ
り、他の実質的に異なる大きさが他の実施形態において
使用されてもよい。間隔手段の大きさは、例えば対象、
レーザ、並びに選択された空気及び/又は液体粒子の種
類及び分布に従って変化することができる。例えば平行
光線は、より大きい間隔手段を容易にするかもしれな
い。例えば、走査カバに接続された単一の間隔アームが
採用されてもよい。そのような間隔アームは、間隔アー
ムが短く、及び好ましくは2乃至3ミリメートルのオー
ダであるかぎり、本発明に従って実装されてもよい。ア
メリカ合衆国特許第5,611,795号に開示された
追加の技術も、対象表面の上の電磁エネルギを走査する
ための様々な方法を開示するために、参照のためにここ
に採用されている。変更された実施形態において、好ま
しくは電磁放射の入射の方向に対して実質的に直角の方
向に向いている液体粒子のアウトプット分布に向けられ
た単一ノズル液体アウトプットが、実装されることがで
きる。さらに、細かいスプレーを生成するための圧電ア
トマイザが使用されてもよい。さらに、液体インジェク
タ(injector)を実装し、例えば内燃装置の燃料インジ
ェクタに類似した構造を有する様々な構成が、液体粒子
の霧状分布を生成するために使用されてもよい。
【0054】変更された実施形態において、個別の送水
管及び個別の送気管とは区別して、単一の管が、湿潤空
気を送出するために使用される。湿潤空気は、コロイド
系の水の細粒子、大変湿度の高い空気(約100%の湿
度)、冷却加湿装置からのような涼しい又は冷たい蒸
気、又はドライアイスからの水蒸気を含んでもよい。パ
ルス弁(pulsing valve)は、液体の送出を制御するた
めに採用されてもよい。他の実施形態においては、一つ
の水分子の細粒子分散剤は、単一の細粒子又は比較的少
数の細粒子を相互作用域に供給するために使用されても
よい。
【0055】送気管による補助なく、水によってのみ与
えられるスプレーが使用されることができる。霧状液体
粒子を小さなオリフィスを通ってアウトプットするため
の空気圧及び水を使用するネブライザ(nebulizer)が
実装されることができる。ネブライザは超音波又は音波
装置を具備し、及び霧状液体粒子は、約5乃至20ミク
ロンの直径を有する水の細粒子を具備してもよい。
【0056】本発明に従って、対象表面の上に配置され
た液体粒子は、水以外の、又は水に加えてさらに物質を
具備してもよい。前記液体は、例えば薬用物質、無菌物
質又は麻酔薬を含んでもよい。アメリカ合衆国特許第
5,785,521号は、例えば電磁エネルギのソース
とともに使用されてもよい様々な手段及び種類の調整さ
れた液体を開示するために、ここに参照のために採用さ
れている。
【0057】切断し、除去し、又は破壊メカニカル・フ
ォースを、表皮の比較的大きな表面に与えるための電磁
誘導メカニカル切断を実行する本発明は、他の対象表面
上でも実行されることができる。本発明は、皮膚又は組
織上での動作に限定されるものではない。しかしながら
ある好ましい応用は、美容目的で表皮の比較的大きな表
面領域から組織を除去する。例えば、美容手術は、患者
の顔の上で本装置を使用することによって実行されても
よい。上述されていない、平行又は非平行ビームを走査
するための他の従来の手段は、この目的を達成するため
に実行されてもよい。しかしながら本発明の機器は、電
磁エネルギと対象表面とに当たる間に、液体粒子の霧状
分布を実装することにおいて、従来技術とは異なる。ア
メリカ合衆国特許出願第08/903,187号に開示
された特定のレーザ・ソースが好ましく、その内容は参
照のためここに明白に採用されている。この出願の写し
が、ここに同封されている。
【0058】患者の表皮に対する美容手術の現在好まし
い実施形態において、液体粒子又は湿潤空気は、少なく
とも一つの麻酔薬及び/又は薬剤を含んでもよい。薬剤
は、アセタミノーフェンのような痛みを緩和するための
薬物(鎮痛剤);リドカイン又はリドカインとエピネフ
リンとの化合物のような通常の感覚を喪失させる薬物
(麻酔薬);及びペニシリン又はテトラサイクリンのよ
うな一定の微生物を殺し、又はその成長を抑制すること
ができる物質(抗生物質)を含んでもよい。
【0059】電磁誘導メカニカル・カッタが、除去され
ている表面の上を何度も通過する場合、霧状液体粒子の
中の薬剤及び/又は麻酔薬が、継続的に組織に送出さ
れ、それによって組織を水和し、緩和し、治療し、及び
/又はそうでなければ処置又は治療する。他の実施形態
においては、表面上の2回の通過のうち2回目にのみミ
ストが適用される。ミストは、単一の通過の間に選択さ
れた時に適用されてもよく、及び/又は表面上のレーザ
の選択された通過の間に適用されてもよい。同様に、液
体の調整の種類は、選択的に適用されてもよい。
【0060】従来のレーザは、通常は皮膚の上をレーザ
が通過する間、いかなる薬用媒体も適用せず、それによ
って皮膚は炎症を起こし、赤くなる。
【0061】通常は皮膚に熱切断フォースを与える従来
技術のレーザとは反対に、本発明の電磁誘導メカニカル
・カッタは、非熱切断モードで動作する場合、好ましく
は組織にいかなる実質的な熱も与えない。上述のとお
り、爆発した霧状液体粒子は、対象表面に接する前に熱
反応によって冷却される。このように、本発明の一つの
特徴に従って、本発明の霧状液体粒子は熱され、膨張
し、及び対象表面に接する前に冷却される。皮膚の上で
熱で動作する従来の装置は、医療の手順及びそれに続く
組織の治癒とともに、それに関連した負の副作用を有す
るかもしれない。本発明は、さらに現存するレーザ皮膚
手術装置に比較して、大変薄い層の組織を除去すること
ができるかもしれない。
【0062】実質的に非熱切断又は低熱切断のみ、又は
薬用霧状液体粒子と組み合わせて、紅斑(皮膚の赤み)
を低減し、及び浮腫(腫れ)を低減することができる。
さらに、本発明は、周辺組織への好ましくない熱損傷を
低減することができる。例えば、直接及び/又は周辺の
メラノサイトは、本発明によって実質的に熱の損傷を受
けないかもしれず、従来のケミカル・ピーリング(chem
ical peel)、(ワイヤ・ブラシを使用した)皮膚擦傷
法、及び熱切断レーザ方法で発生しうる皮下の(hypo)又
は過剰な(hyper)色素沈着効果を減弱する。本発明は
さらに、手術後及び手術時の痛み及び不快感を低減する
ことができる。例えば、患者によって感じられる燃える
ような感覚及び効果は減弱することができる。
【0063】皮膚の比較的小さな表面領域又は小さな厚
みは、低ワット数で処理されてもよく、ワット数は約
0.5乃至1ワットで設定される。さらに比較的少量の
液体が使用されてもよい。代替的に、対象表面上のエネ
ルギ密度を正味減少させるために、電磁エネルギは集束
されずに適用されてもよい。
【0064】切断又は除去動作の間の、又はそれに合わ
せた皮膚への霧状液体粒子の上述の送出は、薬剤及び/
又は麻酔剤を含んでもよく、組織を水和し、緩和し、治
療し、及び/又はそうでなければ処置又は治療する。霧
状液体粒子は、電磁放射の各パルスと同時に相互作用に
送出され、又は代替的には相互作用域に継続的に送出さ
れてもよい。
【0065】柔らかい組織の水和は、本発明の一つの特
徴に従った利点ではあるが、多すぎる水は、医療手順の
最適な実行を妨害するかもしれない。電磁放射のパスの
中にない霧状液体粒子の割合は、対象表面の表面上に集
積するであろう。余分な又は望ましくない液体を対象表
面又は周辺領域から除去するために、吸気が使用される
ことができる。切断された組織は、余分な水によって運
ばれ、吸気によって除去されることができる。ある実施
形態においては、重力が望ましくない液体を流出させる
ように、対象表面が傾いていてもよい。吸気はさらに、
又は代替的に、相互作用域にはない浮遊霧状液体粒子を
除去するために使用されることができる。電磁エネルギ
のパスの中にはない、望ましくない、浮遊霧状液体粒子
を除去するために、一つ以上の吸気チャネルがミスト・
ディスクに配置されてもよい。吸気チャネルは、同じ高
さで又は吸気チャネルが液体アウトプット・チャネルの
すぐ上又は下に配置される場合の異なる高さで、液体ア
ウトプット・チャネルの間に配置されてもよい。上述の
湿潤空気の利用は、それだけで又は霧状液体粒子と組み
合わせて、対象表面に集積する大量の過剰な液体を減ら
すのに役立つかもしれない。
【0066】本発明の例示的な実施形態が示され及び説
明されてきたが、本発明の精神と範疇から逸脱すること
なく、通常の技術を有する当業者によって、多くの変
更、修正及び代替が作られてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光学カッタ機器である。
【図1a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図2】本発明の電磁誘導メカニカル・カッタを示した
ブロック図である。
【図2a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図3】本発明の電磁誘導メカニカル・カッタの一つの
実施形態を示す。
【図3a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図4a】電磁誘導メカニカル・カッタの好ましい実施
形態を示す。
【図4b】電磁誘導メカニカル・カッタの好ましい実施
形態を示す。
【図4a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図5】本発明に従った霧状液体粒子の組み合わせをプ
ログラムするための制御パネルを示す。
【図5a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図6】粒子の大きさ対液体圧のプロットである。
【図6a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図7】粒子の速度対液体圧のプロットである。
【図7a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図7b】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図8】本発明に従った液体粒子、電磁エネルギのソー
ス、及び対象表面を示す図である。
【図8a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図8b】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図9a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図10a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォース
を対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図11a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォース
を対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月8日(2000.8.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光学カッタ機器である。
【図1a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図2】本発明の電磁誘導メカニカル・カッタを示した
ブロック図である。
【図2a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図3】本発明の電磁誘導メカニカル・カッタの一つの
実施形態を示す。
【図3a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図4a】電磁誘導メカニカル・カッタの好ましい実施
形態を示す。
【図4b】電磁誘導メカニカル・カッタの好ましい実施
形態を示す。
【図4c】リフレクタアセンブリをモータが制御する側
を示す図である。
【図5】本発明に従った霧状液体粒子の組み合わせをプ
ログラムするための制御パネルを示す。
【図5a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図6】粒子の大きさ対液体圧のプロットである。
【図6a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図6b】ミストディスクの底面図である。
【図7】粒子の速度対液体圧のプロットである。
【図7a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図7b】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図8】本発明に従った液体粒子、電磁エネルギのソー
ス、及び対象表面を示す図である。
【図8a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図8b】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図9a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォースを
対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図10a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォース
を対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【図11a】電磁誘導された破壊メカニカル・フォース
を対象表面に与えるための、本発明の構成を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4b】
【図5a】
【図6a】
【図1】
【図1a】
【図2】
【図2a】
【図3a】
【図4a】
【図4c】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図8a】
【図8b】
【図9a】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10a】
【図11a】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー ジェイ キーメル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92673 サン クレメント パヴォリール 1330

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象表面に破壊フォースを与えるための
    機器であって:前記対象表面の複数の点の上で電磁エネ
    ルギを自動的に走査するために構成されたスキャナ(sc
    anner)と;及び前記複数の点の上で同時に水分を与え
    るために構成された水分アウトプット(output)であっ
    て、前記スキャナからの電磁エネルギは、前記複数の点
    の上で前記水分によって実質的に吸収され、及び前記水
    分による前記電磁エネルギの吸収によって、前記水分は
    膨張し、及び前記対象表面に破壊フォースを与える前記
    水分アウトプットとを具備することを特徴とする機器。
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