JP2000516779A - 時分割多元接続通信システム用回路および方法 - Google Patents

時分割多元接続通信システム用回路および方法

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Abstract

(57)【要約】 時分割多元接続スキームを利用して、通信システム(10)の通信容量を増大する方法および装置。タイムスロットに分割したブロードキャストキャリア(f1)を規定し、これらタイムスロットには、コントロールチャネル(34)とトラフィックチャネル(36)とが含まれている。これらトラフィックチャネル(36)を用いて、トラフィック信号で、離間した加入者ユニット(16)と通信する。このトラフィックチャネル(36)を利用しないで、トラフィック信号を通信する場合には、情報によって変調されているか否かに関わらずキャリア信号を発生させて、信号エネルギを、モービル加入者ユニット(12)によって検出できるようにする。この時、このキャリア信号は、ブロードキャストキャリア(f1)に同調している。アンテナ形成技術を駆使して、単一のトラフィックチャネル(36)上で、2つおよびそれ以上の信号を同時に送信でき、ここでは、2つまたはそれ以上のトラフィック信号を送信するためのアンテナビームパターンが一体となってセル(14)全体を包囲する。

Description

【発明の詳細な説明】 時分割多元接続通信システム用回路および方法 関連出願の相互参照 本発明は、1995年10月6日出願の米国特許出願番号、第08/540, 326号の“分散型屋内ディジタル多元接続セルラー電話システム”に関連した 発明であり、上記出願の内容が参照により組込まれる。 本発明は、一般に、時分割多元接続(TDMA)無線通信システムに関する。 特に、本発明は、TDMA通信システムで動作可能なTDMA送信機用の回路お よびそれと組合わされた方法に関するもので、このTDMA通信システムによっ て、1個のタイムスロット中において、少なくとも2個の別個の信号が、少なく とも2個の、空間的に分離している受信機に送信可能となっている。これら信号 は、キャリア上に送信され、このキャリアは、同様に、タイムスロットを包含し ており、このタイムスロットによってコントロールチャネルを構成する。 単一タイムスロット中で、別個の通信信号を同時に送信することによって、通 信システムの通信容量が増大する。 例示的な実施例において、この通信システムによって、例えばGSM(欧州デ ィジタル携帯/自動車電話システム)のような、セルラー通信システムが構築さ れる。1つのトラフィックチャネル上で、1個以上の通信信号を、同時に送信す ることができ、このトラフィックチャネルは、コントロールチャネルが規定され るキャリアと同一キャリア上で規定される。このセルラー通信システムのベース ステーション(基地局)によって送信される別個の下りリンク信号を、セル内に 配置されている、空間的に分離している独立のモービル(移動局)加入者ユニッ トへ同時に送信することができる。これら下りリンク信号を変換するアンテナの アンテナビームパターンが、以下のように選択される。即ち、これら別個の下り リンク信号を、適切なモービル加入者ユニットへ同時に送信するように選択され る。これらアンテナビームパターンは、一緒になって、セル全体を包囲する。こ のセル内の何れの位置においても、加入者ユニットはこのキャリアに同調して、 トラフィックチャネル、またはコントロールチャネル上で送信される信号エネル ギーを検出する。 例えば、マイクロセルラ通信システム、または、中継回線式通信システムのよ うな他のTDMΛ通信システムの通信容量におけるこのような増大が、同様に実 現するようになる。 技術的背景 通信システムは、送信機および通信チャネルによって相互接続された受信機に よって、最小限、構成できる。この送信機によって送信された通信信号が、この 受信機によって受信されるべき通信チャネル上に送信される。 無線通信システムは、通信チャネルが、電磁波周波数スペクトラムの、1つま たはそれ以上の周波数帯域より構成される通信システムである。これら送信機と 受信機との間では、固定式、即ち実体配線された接続が必要とされないから、無 線通信システムは、このような実体配線式の接続が不都合であったり、実用的で ない場合には、有益なものである。 セルラ通信システムは、無線通信システムの一種である。このセルラ通信シス テムのインフラストラクチュア(ここでは、ネットワークと称する)を、地理的 領域に整備した場合に、一般に、このセルラシステムの加入者は、このセルラシ ステムによって包囲されている地理的領域内の何れかの位置に存在している場合 には、このセルラシステム内で、電話通信することが可能となる。 技術的な発展は、セルラ通信システムに関連した通信のコストの低減に貢献し ている。セルラ通信システムに関連した通信コストの低域に付随して、このよう なシステムの利用が増大している。一例においては、従来のセルラ通信システム は、それ自身の最大容量で動作しているものがある。これら通信システムがそれ 自身の最大容量で動作している場合には、これらシステムで通信を行なう予定の 追加のユーザに対して、そのアクセスが否定されることがある。呼出しコールに 、悪影響が与えられることがある。いくつかの他のタイプの無線通信システムも 、それ自身の最大容量付近のレベルで、同様に動作している。 このような容量の問題点を回避すると共に、セルラ通信システムの利用が許さ れているユーザの数を増大するために、種々の実験が行われている。これによっ て、このような通信システムの通信容量を増大している。この通信容量を増大す るために、従来のアナログ技術を利用しているセルラ通信システムを、ディジタ ル符号化/変調技術を利用したディジタルセルラ通信システムに変換している。 同様に、他の従来の通信システムを、変換、または改造して、ディジタル通信シ ステムを確立している。 一般に、ディジタル通信システムでは、効率的に通信信号が送信される無線周 波数送信チャネルを利用しているので、増大した数の通信信号が、このような通 信システムに許容された無線周波数チャネル上で送信できる。 通信信号を構成するように変調されている情報信号をディジタル化することに よって、信号冗長度を、これから形成された通信信号中に送信される情報の量に 影響を与えることなく、この情報信号を除去することができる。また、情報信号 を、一旦ディジタル化すると、これから形成した通信信号を、個別の不連続なバ ーストで送信することができる。2個、またはそれ以上の通信信号を、互いに多 重化処理すると共に、単一の周波数チャネル上で、順次、送信することができる 。 時分割多元接続(TDMA)通信システムでは、ディジタル化した信号のバー ストの多重化を利用しており、特定の通信システムによって利用されるために割 当てられた周波数バンドを、更に効率的に利用できる。標準的なセルラ通信シス テム、即ち、GSMシステムはTDMAセルラ通信システムであり、TDMA通 信システムの一つの例である。 同様に、他の無線通信システムが、これら無線通信の固有の利点を利用して開 発されている。例えば、上記の米国特許出願、第08/540,326には、マ イクロセルラ通信システムが開示されている。そのようなマイクロセルラ通信シ ステムは、このTDMA通信システムを、更に有効に構築している。 一般に、現存のTDMA通信システムによって、複数のチャネルが、キャリア 周波数について規定されたキャリア上で規定されている。これらのチャネルは、 タイムスロットで形成されており、これらタイムスロット中に、キャリアが分割 されている。従来のTDMA通信システムでは、単一の通信信号を、特定のチャ ネル上で送信している。従来のTDMA通信システムにおいて、キャリア周波数 を信号が連続して送信される複数のチャネルに分割することによって、制限され た周波数帯域が割当てられている無線通信システムの通信容量を増加させること が可能であるのだけれども、1個のみの信号が、特定のチャネル上で送信されて いる。このキャリアを、増大させた数のタイムスロット、即ち、チャネルに分割 するだけで、いずれかの特定キャリア上の通信容量を増加させることが可能であ る。 このようなシステムで動作可能な通信装置の代表的なものは、種々の周波数を 有する様々なキャリア上で、信号を送信したり、受信できるように設定されてい る。このようなキャリアの或るものは、「ブロードキャスト(放送)」キャリア として規定されており、このブロードキャストキャリア上で、コントロールチャ ネルが形成される。コントロール信号が、これらコントロールチャネル上で送信 される。 例えば、GSMセルラー通信システムにおいて、コントロールチャネルを用い てベースステーションによって、コントロール信号を、遠隔地の加入者ユニット に送信する。最初に電源ONした時、即ち、取扱うべき目的の無線ベースステー ションをサーチした時、これら加入者ユニットが、そのようなコントロールチャ ネルのブロードキャストキャリアに同調して、これらキャリア上で連続的に送信 されている下りリンクのエネルギを測定する。 下りリンクエネルギを送信するためのブロードキャストキャリアのこのような 利用によって、このブロードキャストキャリア上で送信されるエネルギは、これ と組合わされたベースステーションによって規定されるセル全体に亘って、連続 的に送信する必要性がある。同様に、マイクロセルラシステムでは、ブロードキ ャストキャリア上で送信されるエネルギを、マイクロセル全体に亘って送信する 必要がある。また、このブロードキャストキャリア上で規定される総てのチャネ ルに、連続的に、キャリアエネルギを送信する必要があり、これによって、加入 者ユニットが、このブロードキャストキャリアに同調することができ、この結果 として、このキャリア上で送信された信号エネルギを検出できる。 トラフィックチャネルを、この“ブロードキャスト”キャリア上で規定できる 一方、これらトラフィックチャネル上で送信したトラフィック信号を、セル全体 、またはマイクロセル全体に亘って適当に送信する必要があり、これによって、 加 入者ユニットがこのブロードキャストキャリアに同調した時に、信号エネルギを 検出可能となる。このような要求が存在するために、ブロードキャストキャリア 上で規定されたトラフィックチャネル上で送信されたトラフィック信号は、その ような信号のエネルギを、このセル内の何れの位置においても、検出可能である ように送信されている。 1個以上の通信信号を、ブロードキャストキャリア上で規定されるトラフィッ クチャネル上で同時に送信する場合に、このチャネルの通信容量を、相当増大し てしまう可能性がある。ブロードキャストキャリア上で規定されるTDMAトラ フィックチャネルの通信容量を増大してしまうような手法によって、通信システ ムの通信容量を更に、増大してしまう可能性がある。 以上のようなTDMA通信システムに関連した技術的背景に対応して、本発明 は、極めて大きな改善を実現したものである。 発明の要旨 本発明は、TDMA通信システムの通信容量を増大する手法を有効に提供する ものである。2つまたはそれ以上の独立した信号を、タイムスロットとして規定 された単一のTDMAトラフィックチャネルを経て、ブロードキャストキャリア 上で同時に送信する。本発明システムを、セルラ通信システムで実施した場合に は、下りリンク信号を変換するために利用したアンテナのアンテナビームパター ンを、以下のように選択する。即ち、アンテナビームパターンによって、集合的 にセル全体を包囲するように選択する。これによって、このセル内の何処に存在 していても、ブロードキャストキャリアに同調した場合には、モービル加入者ユ ニットによって、それに送信された信号のエネルギを検出できる。 本発明の一態様によれば、例えばGSMセルラーシステムのようなTDMAセ ルラー通信システムによって、単一のタイムスロット上で規定された単一のトラ フィックチャネル上に、少なくとも2つの独立した下りリンク信号を同時に送信 し、このタイムスロットに、ブロードキャストキャリアを分割する。これらタイ ムスロットの少なくとも1つのスロットによって、コントロールチャネルが規定 され、このコントロールチャネル上に、コントロール信号が送信される。独立し た下りリンク信号を、セル内の少なくとも2つの、空間的に分離したモービルユ ニットへ同時に送信する。複数のアンテナを利用して、独立した下りリンク信号 を変換する。少なくとも2つのモービル加入者ユニットが存在している位置を決 定した場合に、選択されたアンテナのアンテナビームパターンを以下のように形 成する。即ち、これらモービル加入者ユニットの適当なユニットに、適当な下り リンク信号を送信するように形成する。これらモービル加入者ユニットの位置が 変化するので、これらアンテナビームパターンの構造を、適当に変形する。これ によって、同時に送信された下りリンク信号を継続的に送信できる。これらアン テナビームパターンは集合的に、セル全体を包囲するようになる。モービルユニ ットが、このセル内の何れかの位置に存在し、ブロードキャストキャリアに同調 した場合には、このユニットによって、コントロール信号のエネルギか、または 同時送信された下りリンク信号の一方の信号のエネルギを検出できる。このブロ ードキャストキャリア上に規定されていないトラフィックチャネルが、下りリン ク信号を特定のモービル加入者ユニットに送信するのに使用していない場合には 、代りに、「ダミー」信号を送信する。例えば、これらダミー信号を、情報で変 調したキャリアの、変調されていないキャリアから構成された信号とすることが できる。この信号は、選択された信号強度レベルで送信される。このキャリア上 に変調された、このような情報には、他のモービル加入者ユニットへ送信する予 定の情報が含まれている。このような、ダミー信号、または、擬似通信信号を、 下りリンク信号の代りに送信することによって、ブロードキャストキャリアに同 調したモービルユニットによって、これに送信された信号エネルギが検出できる 。換言すれば、これらダミー信号を、トラフィックチャネルのアイドル部分に送 信する。 また、本発明の他の態様によれば、TDMAマイクロセルラー通信システムに よって、TDMAチャネル上に、少なくとも2つの下りリンク信号を、同時に送 信する。アンテナを選択的に結合して、別個の下りリンク信号を変換する。選択 的に結合されたアンテナによって構成されたアンテナビームパターンにより、こ れら下りリンク信号を送信できるようになる。 従って、これら本発明の種々の態様による回路およびそれと組合わされた方法 によれば、時分多元接続通信システム(TDM)において、通信信号を送信可能 な通信デバイスが提供され、このTDMシステムによって、複数のタイムスロッ トに分割された少なくとも1つのキャリアを規定し、これらスロットの選ばれた スロットによってトラフィックチャネルを形成する。また、これら回路およびこ れと組合わされた方法によって、選択されたタイムスロットから成るトラフィッ クチャネル上で、第1通信信号を第1遠隔通信局への送信および第2通信信号を 第2遠隔通信局への送信を同時に行なっている。これら第1および第2遠隔通信 局は、空間的に、互いに離間しており、選択されたエリア内の何れの位置に配置 され、これによって、各々の通信局への通信信号の同時送信を行なうことができ る。複数個のアンテナを、通信デバイスと選択的に結合させて、第1通信信号お よび、少なくとも第2通信信号を受信する。これらアンテナによって、第1およ び第2通信信号をトラフィックチャネル上で同時に変換する。アンテナパターン 形成器を結合させて、これら第1および第2の遠隔通信局の位置を表わすものを 受信する。このアンテナパターン形成器によって、第1通信信号を、これらアン テナの少なくとも第1組に結合させて、第1アンテナビームパターンを形成する 。この第1アンテナビームパターンによって、第1通信信号を送信するようにし 、このパターンによって、第1遠隔通信局が存在している位置を包囲する。また 、このアンテナパターン形成器によって、第2通信信号を、これらアンテナの少 なくとも第2組に結合させて、第2アンテナビームパターンを形成する。この第 2アンテナビームパターンによって、第2通信信号を送信するようにし、このパ ターンによって、第2遠隔通信局が存在している位置を包囲する。これら第1お よび第2アンテナビームパターンは、集合的に、上記選択したエリアを包囲する 。 更に、本発明の完全な理解および、技術範囲は、添付の図面から理解でき、こ れら図面に基いて、本発明の現時点における好適実施例および請求範囲を、以下 に詳細に説明する。 図面の簡単な説明 図1は、セルラー通信システムを表わす線図であり、このシステムの通信容量 を増大させるように動作可能な本発明の一実施例が開示されている。 図2は、図1に示したセルラー通信システムの単一セルを示し、このセルのほ ぼ全体を包囲するアンテナビームパターンが示されている。 図3は、選択されたキャリア周波数におけるタイムスロットとして規定された チャネルを表わし、これらチャネルには、本発明の一実施例で利用されている時 分割多元接続通信スキーム例のブロードキャストキャリアが包含されている。 図4は、図2に示したセルと類似している単一セルを表わし、このセルには、 2つの独立したアンテナビームパターンが表わされており、これらビームパター ンによって、このセルが包囲される。 図5は、本発明の一実施例に関連して動作可能な無線ベースステーションの機 能ブロック図である。 図6は、図3に示した周波数の中の1つのキャリア周波数上で、タイムスロッ トとして規定されるチャネルを表わし、また、本発明の一実施例の動作中に発生 される種々のアンテナビームパターンおよび種々の下りリンク信号の変換を表わ す図である。 図7は、マイクロセルラー通信システムで動作可能な本発明の一実施例の部分 的な機能ブロックおよび概略図である。 発明の詳細な説明 図1は、全体を参照番号10で表わしたセルラー通信システムの一部分を表わ し、この通信システムは、本発明の一実施例の一部分を構成する。この図に示し たシステム10の一部分には、複数個のベースステーション(基地局)12が含 まれており、これらベースステーション12は、このシステムによって包囲され た地理学的な領域全体に亘って、離間して配置されている。これらベースステー ション12の各々によってセル14が規定される。この図示された実施例におい て、3つのベースステーション12のグループが一緒に配置されており、各グル ープによって別個のセル14が規定される。代表的なベースステーション12に は、固定基地トランシーバが設けられており、これらトランシーバによって、離 間して存在している加入者ユニットに対して、無線通信できるようになっている 。これら加入者ユニットとしては、これらベースステーションの各々の通信レン ジ(範囲)内に位置する加入者ユニット16がある。 これらベースステーション12のグループが移動交換センタ(MSC)18に 結合されている。この図に示した通信システム10の一部分において、ベースス テーション12は、ライン22によってMSCに結合されている。次に、これら MSCは公衆交換電話網(PSTN)24に結合される。このPSTN24は、 他の通信局に従来の方法で結合される。これら通信局の1つの局26が図示され ている。この通信局26は、例えば、有線の電話器、または、他の機器で構成す ることができる。この機器は、PSTNによって、通信信号の送信/受信が実行 できる。 これらベースステーション12は、MSC18、およびこれらを接続するカッ プリング22を、以下、このセルラー通信システム10のセルラーネットワーク またはインフラストラクチュアと称するものとする。 このセルラー通信システムのインフラストラクチュアを、地理学的エリア全体 に亘って設置すると共に、サービスを提供するようになると、双方向通信が、以 下の場合に、無線ベースステーション12と、モービル(移動)ステーション1 6との間で実現できる。即ち、このモービルステーション16が、このセルラー 通信システム10によって包囲された地理学的エリア内の何処かに存在している 場合である。加入者ユニット16がセル14間を移動すると、一方のベースステ ーションから他のベースステーションへ、加入者ユニットとの“受け渡し”通信 によって、継続的な通信が実現する。 上述したように、セルラー通信システムの利用において、極めて増大させるた めには、現在のセルラー通信システムの通信容量を増大させる必要性がある。セ ルラー通信システムの容量を増大させる一手法は、時分割多元接続(TDMA) 通信スキームを利用することである。このようなTDMAスキームを利用するこ とによって、現存のセルラー通信システムの通信容量を、数倍に増大することが 可能となる。 図2は、図1に示したセルラー通信システム10の単一のセル14を表わす。 前述したように、このセル14は、地理学的なエリアから成り、このエリア内に おいて、固定基地のベースステーション12と、移動(モービル)式の加入者ユ ニット16との間で無線通信が実行できる。従来のセルラー通信システムでは、 ベースステーション12のアンテナ回路によって、形成されたアンテナビームパ ターンは、このセル14の地理学的エリアを、実質的に全体を包囲する。図2に 示したアンテナビームパターンは、このセル14を、実質的に全体を包囲する。 無線ベースステーション12によって発生された下りリンク信号は、このセル1 6内の何れの位置におけるモービル加入者ユニット16によって、一般的には、 検出可能となっている。セルラー通信システムにおいて、或るキャリア、または これらキャリアの一部分が、コントロールチャネルとして規定されている。下り リンクコントロール信号を、このセル14全体に亘って、ブロードキャスト送信 する必要があるので、パターン32のアンテナビームパターンに類似したアンテ ナビームパターンが、この下りリンクコントロール信号を送信する時に、無線ベ ースステーション12のアンテナによって形成される。加入者ユニット、本例で は、セル14中に入ってきた加入者ユニット16’、又は、このセル内に存在し ている時にONされた加入者ユニットは、このキャリアに同調して、このキャリ ア上で送信された信号のエネルギを検出する。この加入者ユニット16’によっ て検出された信号エネルギの測定されたレベルに、少なくとも部分的に応答して 、「ハンドオフ」が決定される。 図3は、チャネルが、TDMA通信スキーム中で規定される手法を図示してい る。TDMA通信スキームにおいて、キャリア、本例ではキャリアf1,f2,-- -fnがフレームに分割されている。1つのフレームを、これらキャリアf1〜fn の各々に対して、図3で表わしている。同様に、各フレームの後続したフレーム を、以下図示する。 これらフレームの各々を、更に、タイムスロットに分割する。チャネル、即ち 、コントロールチャネルおよびトラフィックチャネルを、タイムスロット内で規 定する。図示した一実施例においては、これらフレームを、8個のタイムスロッ トに分割し、コントロールチャネル34が、キャリアf1のタイムスロット上で 規定されており、およびトラフィックチャネル36が、キャリアf1のフレーム のタイムスロットの残りのスロットに対して、規定されている。また、これらト ラフィックチャネル36が、キャリアf2〜fnのフレームのタイムスロットに対 して規定されている。この図示したスキームは、一例示したものであり、TDM A通信スキームは、他の手法によって同様に規定できる。 一般に、TDMA通信スキームに関連して動作可能なセルラ通信システムによ って、従来のアナログ通信スキームに関連して動作可能なシステムに関して、通 信の容量において、極めて大きな増大が実現する。 また、セルラ通信システムの通信容量を更に増大するために、1つのトラフィ ックチャネル上で、同時に1個以上の通信信号を送信する提案が成されている。 例えば、ビーム形成技術を利用することによって、独立したアンテナビームパタ ーンを形成して、無線ベースステーション12と、2つまたはそれ以上の角度的 にオフセットされたモービル加入者ユニットとの間で、通信信号を同時に送信す ることができる。 図4は、2つのモービル加入者ユニット16が配置されているセル14を表わ している。これらモービル加入者ユニット16は、互いに、角度的にオフセット されている。このセルを規定している、無線ベースステーションのアンテナ装置 によって、アンテナビームパターンを適切に形成することによって、同一トラフ ィックチャネル36上で、単一セル内において、同時通信が行われる。また、指 向性を有するアンテナビームパターンを適切に形成することによって、追加の通 信が、追加の、角度的にオフセットされた、モービル加入者ユニットと共に、単 一のトラフィックチャネル36上で同時に行われる。これらモービル加入者ユニ ット16は、互いに、空間的に離間されており、この離間距離は、少なくとも別 個のアンテナビームパターンが得られるのに十分な大きさを有する角度距離であ り、本例では、アンテナビームパターン44および46が、別個の加入者ユニッ トを包囲するように形成されている。 さらに、この図4には、セル14に入ってきた加入者ユニット16’が図示さ れている。加入者ユニットがキャリアに同調して、このキャリア上で送信された 信号のエネルギを検出する時に、これらアンテナビームパターン44と46のい ずれか1つに関連して変換された信号エネルギが、この加入者ユニット16’に よって検出できる。 しかしながら、信号エネルギを、或るキャリア、本例ではf1上で、セル14 の全体に亘って、連続的に送信する必要がある。このキャリアによって、セルを 、モービル加入者ユニットに対して識別している。通常、これらキャリアは、こ れらタイムスロットの1つのスロット上のコントロールチャネルを有するキャリ ア である。従って、トラフィックチャネル上に、2つまたは、それ以上の通信チャ ネルを同時に送信することによって、信号エネルギをセル全体に亘って、常時、 ブロードキャスト送信する必要がある。このトラフィックチャネルは、コントロ ールチャネルによって規定されているキャリアによって規定されている。これら アンテナビームパターンを選択する場合に、特別な注意を払う必要があり、これ によって、これらアンテナビームパターンが一緒になって、セル14全体を包囲 できるようになる。アンテナビームパターンが一緒になって、セル14全体を包 囲するようにこれらパターンを形成することによって、モービル加入者ユニット 16が、このようなキャリアに同調した場合および、セル14内の何れの位置に 存在している場合には、この加入者ユニット16によって、信号エネルギが検出 可能となる。 図5は、本発明の一実施例の無線ベースステーション12を表わす。この無線 ベースステーション12は、図1に示したセルラー通信システム10のような無 線通信システム中で、動作可能となる。また、このベースステーション12は、 TDMA通信スキームに関連して動作可能である。更に、このベースステーショ ン12は、2個、またはそれ以上の角度的に独立したモービル加入者ユニットと 一緒に、同時通信を行なうように動作可能となる。このような通信を実行するよ うに形成されたアンテナビームパターンの形状を適切に選択することによって、 ブロードキャストキャリア上で規定されたトラフィックチャネルを利用して、2 個、またはそれ以上のモービル加入者ユニットと同時に通信することが可能とな る。このブロードキャストキャリア上に、コントロールチャネルが規定されてい る。この結果として、セルラ通信システムの通信容量において、追加的に、容量 の増加が得られる。 このベースステーション12には、ブロック図形態で表わした情報信号源52 が設けられている。この信号源52は、例えば、公衆交換電話網(PSTN)に よって、ベースステーションに送信された通信信号に応答する。この信号源52 によって、通信信号が形成され、これら信号が複数のライン56によって、複数 の同調可能な送信機エレメント58に送給される。更に、この送信機エレメント 58が、周波数シンセサイザ60によって発生された信号を受信するように接続 される。この送信機エレメント58によって、ライン56上に送給された情報信 号の内容が、この周波数シンセサイザ60によって発生した信号で選択的に変調 される。被変調信号が、これに応答して、ライン62上に発生される。ライン6 2を、高周波(RF)スイッチ64の第1側に接続する。複数のアンテナエレメ ント66を、このRFスイッチ64の第2側に接続する。これらライン62の何 れかで発生した信号を、アンテナエレメント66のいずれか、またはこれらの組 合せに接続できる。更に、位相遅延を、これらアンテナエレメントの選択された エレメントに供給される信号に導入することができる。単なるアンテナエレメン ト66に供給される信号の振幅および位相を、適切に選択することによって、ア ンテナビームパターンが所望の形状を生成される。 例えば、図4に示したアンテナビームパターン44および46に関連して、R Fマトリックススイッチ64によってアンテナエレメント66に供給された場合 にライン62上で発生した信号の振幅および位相を適切に選択することによって 、これらアンテナビームパターン44と46とが形成され得るアンテナエレメン ト66の第1組が設けられ、これにより、別個の信号を単一のトラフィックチャ ネル上に同時に送信できる。 コントロールデバイス72をライン74によって情報信号ソース52に接続し 、またライン76によって送信機エレメント58に接続し、またライン78によ って周波数シンセサイザ60に接続し、およびライン82によってRFマトリッ クススイッチ64に接続する。例えば、このコントロールデバイス72をこのデ バイス内で動作可能なアルゴリズムを有する処理回路から構成して、このデバイ スに接続されている種々のエレメントの動作を制御する。特に、このコントロー ルデバイス72によって、ライン62上で発生させた信号の特性をコントロール すると共に、少なくとも一実施例において、アンテナエレメント66によって、 そのような信号を受信するように接続する。例えば、このコントロールデバイス を作動させて、信号源52によって発生させた情報信号を、周波数シンセサイザ 60によって発生させたキャリア信号上で変調できるようにすると共に、このよ うなシンセサイザ60によって発生させたキャリアのタイムスロットおよび周波 数で変調できるようにする。更に、このコントロールデバイスを、動作させて、 R Fマトリックススイッチ64の配置を行なって、位相遅延を生じさせると共に、 適切に、信号振幅をコントロールして、所望のアンテナビームパターンを形成す る。 また、このコントロールデバイスを、ライン84によって受信機回路86に接 続する。この受信機回路86を動作させて、ベースステーション12へ送信され た上りリンク信号を受信できるようにし、この上りリンク信号は、遠隔配列され たモービル加入者ユニットによって送信されると共に、アンテナ66によって検 出される。一実施例において、ベースステーション12に送信されたアップリン ク信号には、コントロールデバイス72によって利用される情報が含まれている 。この情報によって、例えば、上りリンク信号を送信する加入者ユニットの少な くとも角度位置を決定している。 このような表示に応答して、このコントロールデバイス72は、アンテナビー ム構造を決定する。これらビーム構造は、アンテナエレメント66によって形成 する必要がある。アンテナビーム構造を形成して、1個以上の遠隔配置されたモ ービル加入者ユニットと共に、同時通信が実行できる。トラフィックチャネルを 、コントロールチャネルが規定されたキャリア上で規定する場合に、これらアン テナビームパターンが以下のように選択される。即ち、これらビームパターンが 一緒になって、セル全体を包囲するようにし、このセルを介して、ベースステー ション12がブロードキャスト送信する。セル全体に亘って、連続的に、信号エ ネルギが送信され、このキャリア上に、コントロールチャネルが規定される要件 が、これによって満たされる。同時通信が、トラフィックチャネル上で必要とし ない場合には、単一のモービル加入者ユニットと通信するためのアンテナビーム パターンを、選択してセル全体を包囲することができる。また、この代りに、ダ ミー通信信号、または疑似通信信号を、セル全体、または、これの適当な部分に 交互に送信することもできる。 再度、図6には、図3にすでに表示されたキャリアf1上で規定される、単一 フレームが図示されている。この図には、図5に示したベースステーション12 の動作中に形成される信号およびアンテナビーム構造の種々の組合せが表示され ている。 第1のタイムスロットT0がコントロールチャネル34上に、再度、規定され ており、このチャネル上に、コントロール信号が発生する。前述したように、こ のコントロール信号を、ベースステーション12によって規定されるセル全体に 亘って、ブロードキャスト送信する必要がある。本発明の一実施例においては、 コントロールデバイス72によって、このコントロール信号を、送信機エレメン ト58の選択したエレメントへの選択したライン76上で発生させる。 このコントロールデバイスによって、このような送信機エレメント58と組合 せた周波数シンセサイザ60を作動して、キャリアf1の周波数で発振信号を生 成する。この選択された送信機エレメントによって、このコントロール信号を、 これと組合わされた周波数シンセサイザ60によって発生させたキャリア上で変 調する。変調したコントロール信号を、ライン62上で生成して、これをRFマ トリックススイッチ64に供給する。コントロールデバイス72によってライン 82上で発生させた追加信号によって、スイッチ64が、被変調コントロール信 号に、適当な振幅および位相遅延で結合されて、選択されたアンテナビームパタ ーンが形成される。アンテナビームパターンを適切に選択することによって、コ ントロール信号が、このセルによって包囲された領域全体に亘って、ブロードキ ャスト送信されるようになる。 タイムスロットT1およびT2上で規定されるトラフィックチャネルが、“利 用可能な”トラフィックチャネルとして表わされる。即ち、これらタイムスロッ トT1およびT2で規定されたトラフィックチャネルが、現在、他の遠隔の通信 局と電話通信に利用していないチャネルを表わす。このようなタイムスロット中 に、ライン76上に、コントロールデバイス72によって発生させたコントロー ル信号に基いて、送信機エレメント58によって、情報を、周波数シンセサイザ 60によって発生させたキャリア信号で変調しないようにする。再度、コントロ ールデバイスによって、ライン78上に発生させた信号により、各シンセサイザ 60によって発生させたキャリア信号の周波数を決定する。この結果として、送 信機エレメント58によって、キャリア周波数、本例ではf1で、ライン62上 に変調されていない信号を発生する。ライン82上に、コントロールデバイスに よって発生させた信号によって、RFマトリックススイッチが、アンテナエレメ ント66へのライン62に供給された信号に接続される。これにより、変調され ていない信号が、セル全体に亘って送信されるようになる。この結果として、セ ル中に存在すると共に、キャリア周波数f1に同調されたモービル加入者ユニッ トによって、タイムスロットT1とT2との間に、信号エネルギが検出される。 タイムスロットT3上で規定されるトラフィックチャネルは、2つの独立した 通信信号がベースステーション12によって、同時に送信されるトラフィックチ ャネルを表わしている。信号源52によって発生させた別個の情報信号を、それ ぞれのライン56によって、それぞれの送信機エレメント58に供給する。周波 数シンセサイザ60によって発生したキャリア信号は、対応する周波数のキャリ ア信号であり、f1の周波数の被変調信号が、ライン62上で発生される。再度 、ライン82上にコントロールデバイスによって発生させた信号により、RFマ トリックススイッチ64が、アンテナエレメント66へのライン62上に、所望 の振幅および位相遅延で発生された独立した、被変調信号に、選択的に接続され る。アンテナビームパターンを以下のように形成する。即ち、角度的に分離した モービル加入者ユニットと同時通信が、例えば図4に示したような方法で実行で きるように形成する。 一実施例によれば、更に、コントロールデバイス72を作動させて、加入者ユ ニットによって送信された上りリンク信号、および受信機86で受信された上り リンク信号に応答して、モービル加入者ユニットの角度位置を決定できる。 タイムスロットT4上で規定されたトラフィックチャネルは、タイムスロット T1とT2と上で規定されたトラフィックチャネルに類似していると共に、利用 可能なトラフィックチャネルを表わしている。ここで、コントロールデバイス7 2によって、ライン76,78,82上に信号を発生させると共に、周波数f1 の変調していないキャリアを、セル全体に亘ってブロードキャスト送信する。R Fマトリックススイッチ64によって、アンテナビームパターンが形成でき、こ れによって、変調されていないキャリアを、セル全体に亘ってブロードキャスト 送信する。再度、キャリアf1に同調したモービル加入者ユニットによって、変 調されていないキャリアの信号エネルギを検出する。一実施例によれば、情報以 外信号および意味を有していない情報信号を、キャリア上で変調すると共に、セ ル全体を亘って、ブロードキャスト送信する。 タイムスロットT5上で規定されたトラフィックチャネルは、このトラフィッ クチャネルを利用して、単一のダウンリンク信号を、単一のモービル加入者ユニ ットへ送信するチャネルを表わす。再度、このコントロールデバイス72を作動 させて、信号76,78,82上に信号を発生させると共に、選択された送信機 エレメント58によって、そこへ供給された情報信号を、このエレメントと組合 わされた周波数シンセサイザ60によって発生させたキャリア上で変調する。被 変調信号を、ライン62上に発生させると共に、このRFスイッチ64を、アン テナエレメント66にこの被変調信号が結合するように配置する。即ち、セル全 体を、包囲するアンテナビームパターンを形成するように配置する。この結果と して、モービル加入者ユニットと電話通信できるようになる。キャリアf1に同 調している他のモービル加入者ユニットを、再び用いて、このセル内の何れかの 位置に存在している場合に、下りリンク信号の信号エネルギを検出できるように する。 タイムスロットT6上で規定されているトラフィックチャネルは、また、下り リンク信号を、単一のモービル加入者ユニットに、このトラフィックチャネルを 利用して送信することを表わしている。本例では、RFマトリックススイッチ6 4によって位相遅延が与えられると共に、ライン62上に与えられる信号の振幅 を変更して、2つの独立したアンテナローブを形成する。ここでは、被変調信号 を、このアンテナパターンの単一ローブによって送信しており、このアンテナパ ターンによって送給すべき情報が与えられる加入者ユニットが存在している位置 を、包囲している。この被変調信号を、更に、他のローブに関連して変換する。 再び、キャリアf1に同調しているモービル加入者ユニットによって、このユニ ットのセル中での位置に依存して、信号エネルギを検出する。即ち、第1のアン テナローブに関連して変換された下りリンク信号の信号エネルギ、または、他の アンテナローブに関連して変換された下りリンク信号の信号エネルギを検出する 。 タイムスロットT7上で規定されたトラフィックチャネルは、タイムスロット T6上で規定されたトラフィックチャネルの例示的な利用に類似している。再び 、2つの独立したアンテナローブを形成する。被変調信号を、このセル内に位置 す るモービル加入者ユニットへ送信する。この被変調信号は、このアンテナビーム パターンのシングルローブによって送信し、このシングルローブは、この加入者 ユニットが存在している位置を包囲している。変調されていないキャリアを、他 方のアンテナローブによって送信する。再度、キャリアf1に同調している他の モービル加入者ユニットによって、このセル中の、何れの位置においても信号エ ネルギを検出できる。 図6のテストによって、以下のことが表わされる。キャリアf1は、タイムス ロットT0上で規定されたコントロールチャネル上のコントロール信号の発生の ために、ブロードキャストキャリアを構成するが、1個以上の通信信号を、この ブロードキャストキャリア上で規定されたトラフィックチャネル上に同時に送信 できることを表わしている。信号エネルギは、これらタイムスロットの何れのス ロット中において、このキャリアf1に同調したモービル加入者ユニットによっ て検出可能となる。この結果として、このブロードキャストキャリア上で、セル 全体に亘って信号エネルギを連続的にブロードキャスト送信する要件が満たされ るようになる。 図7は、上述した米国特許出願第08/540326号に開示されたマイクロ セルラー通信システムに、類似したマイクロセルラー通信システム150を表わ す。この通信システム150によって、規定エリア、本例では建物構造物152 内で、マイクロセルラーエリアを構築し乍ら、無線通信が実現されている。上記 出願明細書に十分開示してあるように、遠隔したアンテナ設備(RAD)154 から成る、複数個の分散型アンテナが、この建物構造物152全体に亘って配置 されている。これらRAD154の各々によって、トランシーバ設備が形成され ており、このトランシーバ設備によって、これらRADの各々に関連して規定さ れたサブセル158以内のモービル加入者ユニット156内で通信が行われてい る。 RAD154を、無線ベースステーション162に接続する。このベースステ ーション162には、処理およびコントロールユニットが設けられている。また 、このベースステーション162には、図5に示したベースステーション12の 回路に類似した回路が設けられている。このベースステーション162を、例え ば、 公衆交換電話網(PSTN)のような、外部ネットワークに接続する。ハブ16 2を作動させて、このマイクロセルラーシステムの動作をコントロールする。例 えば、このハブ162によって、何れのRAD154がONされているかを選択 して、結果として、モービル加入者ユニット156と通信できるようにする。 また、上述した特許出願に開示されているように、一実施例では、2つの隣接 したRAD154を利用して、同じ下りリンク信号を、同時に送信する。換言す れば、これら2台の隣接したRAD154によって、同時に下りリンク信号が送 信されることによって、連続した通信が、以下の状況下でも確保される。即ち、 モービル加入者ユニット156が、1つのサブセル158外へ移動して、隣りの サブセルに移るような状況である。下りリンク通信信号を同時に送信するような 隣接したサブセルの対によって、マイクロセルラーエリアのマイクロセル部分を 規定する。 下りリンクコントロール信号を、これらRAD15の各々から、マイクロセル ラーシステム150によって包囲された全エリアに亘って送信する。 このマイクロセルラー通信システム150は、上述したマイクロセルラ通信シ ステム10に類似した、TDMA通信スキームを利用して実現できる。再び、以 下のような要件が存在している。即ち、常時、信号エネルギを、キャリア上に送 信する必要があり、このキャリア上で、コントロール信号が規定され、このよう なキャリアによってブロードキャストキャリアを構成する。加入者ユニット15 6は、ブロードキャストキャリアの周波数に同調した時に、信号エネルギを検出 する。 このシステム150において、トラフィックチャネルが、コントロールチャネ ルが規定されたキャリア上で同様に規定される。ハブ162は、作動して、選択 されたトラフィックチャネル上にトラフィック信号を割当て、このトラフィック チャネルは、キャリア上で規定され、この結果として、システム15の通信容量 を増大する。単一のトラフィックチャネルが規定されるタイムスロット中におい て、2個、またはそれ以上の独立したダウンリンク通信信号を、2個、またはそ れ以上の加入者ユニット156へ送信することができる。これら加入者ユニット 156は、異なったサブセル中、または一実施例の異なったサブセルの対に存在 しており、ここでは下りリンクエネルギーを、残りのサブセル全体に亘って同時 に送信しており、この結果として、何れのサブセル中に存在している加入者ユニ ットによって、2個またはそれ以上の独立した下りリンクの通信信号と組合わさ れたキャリア周波数に同調した時に、信号エネルギを検出できるようになる。 ブロードキャストキャリア上で規定されたトラフィックチャネルが、特定の加 入者ユニットとの通信のために利用されていない場合には、変調されていないキ ャリア、または、他の選択された信号と一緒に変調されたキャリアを、サブセル 全体に対して変換する。その結果として、ブロードキャストキャリアに同調した 、あらゆるサブセルに存在しているモービル加入者ユニットによって、タイムス ロット毎に、信号エネルギを検出できる。このタイムスロットには、ブロードキ ャストキャリアが分割してある。 本発明の一実施例の動作によって、TDMA通信システムの通信容量を増大で きるので、現存の通信システムに関連する通信回数の増大が実現する。 前述した好適実施例は、本発明を実現するためのものであるが、本発明は、こ れに限定されるものでなく、以下の請求項によって規定されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 時分割多元接続通信システムにおいて通信信号を送信可能な通信デバイス において、この通信システムによって、複数のタイムスロットに分割された、少 なくとも1個のキャリア周波数を規定し、これらタイムスロットの少なくとも選 択されたタイムスロットによって、トラフィックチャネルを構成し、このキャリ ア周波数によって、選択された遠隔の通信局が同調されて、このキャリアの信号 エネルギを検出し、この選択したタイムスロットから成るトラフィックチャネル 上に、第1の通信信号を第1の遠隔の通信局へ送信すると、同時に、少なくとも 第2の通信信号を少なくとも第2の遠隔の通信局へ送信する回路に関し、これら 第1および少なくとも第2の遠隔の通信局は、互いに空間的に離間すると共に、 選択されたエリア内のいずれの位置に存在しており、この回路は: 前記通信デバイスに選択的に結合されて、前記第1通信信号および、前記少な くとも第2通信信号を受信する複数個のアンテナと、これら複数個のアンテナに よって、前記トラフィックチャネル上で、前記第1通信信号と、少なくとも第2 通信信号とを、同時に変換するようにし; 前記通信デバイスから、前記第1および第2の遠隔通信局の位置を表わす表示 を受信するように接続されたアンテナパターン形成器とを具備し、このアンテナ パターン形成器によって、前記第1通信信号を、前記複数のアンテナの少なくと も第1組に、選択的に接続して、これに関する第1通信信号の送信用の第1アン テナパターンを形成し、この第1アンテナビームパターンによって、前記第1の 遠隔通信局の位置を包囲すると共に、前記少なくとも第2の通信信号を、前記複 数のアンテナの少なくとも第2組に選択的に接続して、これに関する第2通信信 号の送信用の第2アンテナパターンを少なくとも形成し、この第2アンテナビー ムパターンによって、前記第2の遠隔の通信局の位置を包囲し、これら第1アン テナビームパターンと、少なくとも第2アンテナビームパターンとが一緒になっ て、前記選択されたエリアを包囲し、この選択されたエリアおよびキャリア周波 数に同調した時に、前記選択された遠隔の通信局によって、これら第1および第 2の通信信号の少なくとも1つの信号エネルギを検出するようにした回路。 2. 前記キャリア周波数が分割された複数個のタイムスロットは、更に、コン トロールチャネルを有し;前記通信デバイスは、更に、前記コントロールチャネ ル上にコントロール信号を送信するように作動し;前記アンテナパターン形成器 は、更に、このコントロール信号を、前記複数のアンテナの第3の組に接続して 、前記選択したエリアを包囲する第3アンテナビームパターンを形成し、この結 果、このコントロール信号を、このエリア全体に送信できるようにした請求項1 記載の回路。 3. 前記信号エネルギを、前記キャリア周波数で、ほぼ連続的に送信し;この 信号エネルギは、少なくとも前記コントロール信号、第1および第2通信信号を 交互に送信する信号であり、この信号エネルギを、選択したエリア全体に送信す るようにした請求項2記載の回路。 4. 更に、擬似通信信号発生器を具え、この擬似通信信号発生器によって、擬 似通信信号を発生し;前記複数のアンテナを、更に、この擬似通信信号発生器に 選択的に接続し;および前記アンテナパターン形成器によって、更に、この擬似 通信信号を、前記複数のアンテナの第4の組に選択的に接続して、第4のアンテ ナビームパターンを形成するようにした請求項2記載の回路。 5. 前記信号エネルギを、前記キャリア周波数上で、ほぼ連続的に送信し;こ の信号エネルギは、少なくとも、前記コントロール信号、前記擬似通信信号、前 記第1および第2通信信号を交互に送信する信号であり、この信号エネルギを、 選択したエリア全体に送信するようにした請求項4記載の回路。 6. 前記アンテナパターン形成器を、更に、前記第1通信信号を、前記複数の アンテナの少なくとも第1の組に選択的に接続して前記第1アンテナビームパタ ーンをフォーマットすると共に、前記擬似通信信号を、これらアンテナの前記第 4組に、選択的に接続して、前記第4アンテナビームパターンを形成し、これら 第1のアンテナビームパターンおよび第4アンテナビームパターンによって、選 択されたエリアを包囲するようにした請求項5記載の回路。 7. 前記アンテナパターン形成器によって、前記第1通信信号を、前記複数の アンテナの第1組のみに接続すると共に、これらアンテナの第1組が選択される 場合に、前記第1アンテナビームパターンによって、選択したエリアを包囲する ようにした請求項5記載の回路。 8. 第4のアンテナビームパターンは、第1ローブおよび第2ローブを有し、 これら第1および第2ローブが一緒になって、選択したエリアを包囲するように した請求項5記載の回路。 9. 前記アンテナパターン形成器によって、前記第1通信信号を、前記複数の アンテナの第1組のみに接続した時に、この第1アンテナビームパターンは、第 1ローブおよび第2ローブを有し、これら第1および第2ローブによって、選択 したエリアを包囲するようにした請求項5記載の回路。 10.前記擬似通信信号発生器によって発生させた擬似通信信号は、変調されて いないキャリア信号を有している請求項5記載の回路。 11.前記擬似通信信号発生器で発生させた擬似通信信号は、電話データ情報以 外の情報によって変調されたキャリア信号を有している請求項5記載の回路。 12.前記通信システムには、無線電話通信システムが設けられ;前記通信デバ イスには、固定局のトランシーバが設けられ;前記選択したエリアによってセル を規定すると共に、前記少なくとも、1つのキャリア周波数には、ブロードキャ ストキャリアが設けられ、このブロードキャストキャリアに、前記第1および第 2の遠隔通信局が、それらの局の動作中に、同調しており、また、前記アンテナ パターン形成器によって形成される前記第1および第2アンテナビームパターン によって、このセルを包囲するようにした請求項1記載の回路。 13.前記複数のアンテナに、アンテナの適合アレイを設け、この適合アレイの アンテナを、選択した回数だけ、前記第1通信信号および第2通信信号を受信す るように選択的に接続するようにした請求項1記載の回路。 14.前記第1および第2の通信信号を、前記複数のアンテナに、選択した位相 遅延および選択した振幅オフセットで供給して、前記第1通信信号の送信用の第 1アンテナビームパターンおよび、前記第2通信信号の送信用の第2アンテナビ ームパターンを形成して、第2通信信号を送信するようにした請求項13記載の 回路。 15.前記複数のアンテナは、分散型アンテナを有し;前記アンテナの第1組は 、少なくとも第1の分散型アンテナと、第2の分散型アンテナとを有し、この第 1 分散型アンテナは、前記第1通信信号を受信するように接続されると共に、前記 第1遠隔通信局を包囲する第1アンテナビームパターンを呈し;およびこの第2 分散型アンテナは、前記第2通信信号を受信するように接続されると共に、前記 第2遠隔通信局を包囲する第2アンテナビームパターンを呈するようにした請求 項1記載の回路。 16.前記通信システムは、無線電話通信システムを有しており;前記通信デバ イスは固定局の無線トランシーバを有し;更に、前記第1および第2遠隔通信局 が存在する位置における、前記選択されたエリアは、この固定局無線トランシー バと組合わされたセルを有し;前記複数のアンテナの各アンテナによって、この セルのマイクロセルラーエリアと、前記第1および第2遠隔通信局とを規定し; これら遠隔通信局は、互いに離間して、2つの異なるマイクロセルラーエリアに 存在するようにした請求項1記載の回路。 17.前記通信システムは、無線電話通信システムを有しており;前記通信デバ イスは固定局の無線トランシーバを有し;更に、前記第1および第2遠隔通信局 が存在する位置における、前記選択されたエリアは、この固定局無線トランシー バと組合わされたセルを有し;前記複数のアンテナは、適合アンテナアレイを有 し;この適合アンテナアレイは、少なくとも前記第1および第2の通信信号を受 信するように同時に結合され、またこのアンテナアレイは、前記第1および第2 アンテナビームパターンを形成し、これらビームパターンに関連して、前記第1 および第2通信信号が同時に送信され;これら第1および第2ビームアンテナパ ターンが一緒になって前記選択したエリアを包囲するようにした請求項1記載の 回路。 18.更に、少なくとも前記通信デバイスに関して、前記第1および第2遠隔通 信局の位置を決定する決定器を具備し;前記アンテナパターン形成器を、これら 第1および第2通信局の決定器によって決定された位置の表示を受信するように 結合した請求項1記載の回路。 19.前記第1通信信号は、第1下りリンク信号を有し;前記第2通信信号は、 第2下りリンク信号を有し;前記通信デバイスは、更に、前記第1および第2遠 隔通信局によって発生させた上りリンク信号を受信する受信回路を有し;前記決 定器は、この受信回路によって受信した上りリンク信号の特性に応じて、前記第 1および第2の遠隔通信局の位置を決定するようにした請求項18記載の回路。 20.前記決定器によって利用される上りリンク信号の特徴には、これら上りリ ンク信号の信号強度が含まれている請求項19記載の回路。 21.前記決定器によって利用される上りリンク信号の特徴には、これら上りリ ンク信号の位相が含まれている請求項20記載の回路。 22.前記決定器によって利用される上りリンク信号の特徴には、これら上りリ ンク信号の信号品質レベルが含まれている請求項19記載の回路。 23.前記決定器によって決定された前記第1および第2の遠隔通信局の位置に は、前記通信デバイスに対するこれら第1および第2通信局の角度位置が含まれ ている請求項19記載の回路。 24.前記決定器には、その内部で実行可能なアルゴリズムを有する処理デバイ スが設けられ、これによって、少なくとも前記第1および第2の遠隔通信局の位 置を決定するようにした請求項19記載の回路。 25 時分割多元接続通信システムにおける通信デバイスで形成される下りリン ク信号を通信するに当り、この通信システムによって複数のタイムスロットに分 割された、少なくとも1個のキャリアを規定し、これらタイムスロットの少なく とも選択されたタイムスロットによってトラフィックチャネルを構成し、少なく とも第1通信信号を第1遠隔通信局へ、および第2通信信号を第2遠隔通信局へ 、このトラフィックチャネル上で同時に送信する方法において、これら第1およ び第2遠隔通信局は、互いに空間的に離間すると共に、選択されたエリア内のい ずれの位置に存在しており; 前記送信方法は: 前記第1および第2の遠隔通信局の位置を決定するステップと; この決定ステップ実行中に決定された位置に応答して、前記第1通信信号を変 換するアンテナの、少なくとも第1組を選択的に結合するステップと、このステ ップによって、前記第1遠隔通信局を包囲する第1アンテナビームパターンを形 成し; この決定ステップ実行中に決定した位置に応答して、前記第2通信信号を変換 する、少なくともアンテナの第2組を選択的に結合するステップと、このステッ プによって、前記第2遠隔通信局を包囲する第2アンテナビームパターンを形成 し、これら第1および第2アンテナビームパターンによって、前記選択したエリ アを包囲し; 前記第1下りリンク信号を、前記アンテナの第1組でおよび前記第2下りリン ク信号を前記アンテナの第2組で同時に変換するステップとを具備し、これによ って、この第1下りリンク信号を第1遠隔通信局へ、第2下りリンク信号を第2 遠隔通信局へ同時に送信する送信方法。 26.前記選択的に結合するステップの実行中に、前記第1および第2アンテナ ビームパターンを形成する、前記アンテナの第1組および第2組には、これらア ンテナの第1組および第2組に共通な、少なくとも1つのアンテナが含まれてい る請求項25記載の送信方法。 27.前記選択的に結合するステップの実行中に、前記第1および第2アンテナ ビームパターンを形成する、前記アンテナの第1組および第2組には、相互に排 他的な組が含まれる請求項25記載の送信方法。 28 時分割多元接続通信スキームに関連して規定された、キャリアのトラフィ ックチャネル上で、少なくとも第1下りリンク信号を第1遠隔通信局へ、および 第2下りリンク信号を第2遠隔通信局へ、通信デバイスから同時に送信する方法 において、これら第1および第2遠隔通信局は、互いに空間的に離間しており、 選択されたエリア以内の位置に存在しており、 この送信方法は: 前記第1遠隔通信局の位置の通信デバイスから、表示に応答して前記第1下り リンク信号を受信するためのアンテナの、少なくとも第1組を選択的に結合する ステップと;これによってこの第1遠隔通信局を包囲する第1アンテナビームパ ターンを形成し; 前記第2遠隔通信局の位置の通信デバイスから、表示に応答して前記第2下り リンク信号を受信するためのアンテナの、少なくとも第1組を選択的に結合する ステップと;これによって第2遠隔通信局を包囲する第2アンテナビームパター ンを形成し;および 前記第1下りリンク信号を、前記アンテナの第1組で、および第2下りリンク 信号を、前記アンテナの第2組で同時に変換するステップとを具備し、これによ ってこの第1下りリンク信号を第1遠隔通信局へ、第2下りリンク信号を第2遠 隔通信局へ同時に送信する送信方法。 29.少なくとも1つのブロードキャストキャリア上で規定される時分割多元接 続スキームに関連して、第1下りリンク信号を第1加入者ユニットへ送信すると 共に、少なくとも第2下りリンク信号を第2加入者ユニットへ送信するように動 作する無線ベースステーション用の装置において、この1つのブロードキャスト キャリアを、少なくとも1つのコントロールチャネルおよび少なくとも1つのト ラフィックチャネルに分割し;この第2加入者ユニットは、第1加入者ユニット から角度的にオフセットされており:これら第1および第2加入者ユニットは、 セル内にそれぞれ配置されており; この装置は; コントロール信号、前記第1下りリンク信号、および前記第2下りリンク信号 を受信するように選択的に結合された、複数個のアンテナと;これらアンテナに よって、前記トラフィックチャネル上でこれら第1および第2下りリンク信号を 同時に変換すると共に、このコントロールチャネル上でコントロール信号を変換 し;および 前記第1および第2加入者ユニットの角度位置の、少なくとも表示を受信する ように結合されたアンテナパターン形成器とを具備し;このアンテナパターン形 成器によって、前記第1下りリンク信号を、前記複数個のアンテナの少なくとも 第1組に結合させて、この第1下りリンク信号を送信するための第1アンテナビ ームパターンを形成し;この第1アンテナビームパターンは、この第1加入者ユ ニットが存在していることを表わす角度位置を包囲し;またこのアンテナパター ン形成器によって、前記第2下りリンク信号を、前記複数個のアンテナの少なく とも第2組に結合させて、この第2下りリンク信号を送信するための第2アンテ ナビームパターンを形成し;この第2アンテナビームパターンは、この第2加入 者ユニットが存在していることを表わす角度位置を包囲し;前記第1アンテナビ ームパターンおよび第2アンテナビームパターンの両者によって前記セルを包囲 し;またこのアンテナパターン形成器によって、前記コントロール信号を、これ ら複数のアンテナの第3組に結合させて、第3アンテナビームパターンを形成し ;この第3アンテナビームパターンによって前記セルを包囲し、このセル全体に 亘って、このコントロール信号を送信する第3アンテナビームパターンである装 置。 30.マイクロセルラー通信システムにおけるマイクロセルラーエリア内で動作 可能な無線ベースステーション用の装置において、このシステムによって、選択 されたブロードキャスト周波数上で、断続的に、下りリンク信号エネルギを送信 し、この信号エネルギには、第1加入者ユニットへの第1下りリンク信号および 少なくとも第2加入者ユニットへの第2下りリンク信号が含まれており、これら 第1および第2下りリンク信号は、少なくとも前記選択されたブロードキャスト キャリア周波数上で規定された時分割多元接続スキームで送信され;タイムスロ ットに分割された前記ブロードキャストキャリア周波数によって、少なくとも1 つのコントロールチャネルと少なくとも1つのトラフィックチャネルを規定し; 前記マイクロセルラーエリアを、少なくとも第1マイクロセル部分と、第2マイ クロセル部分とから構成し;これら第1および第2マイクロセル部分の各々は、 少なくとも2つのサブセルを有し;これら第1および第2加入者ユニットは、類 似でないマイクロセル部分のサブセル中に配置され; この装置は: 空間的に離間した、複数個のアンテナと;これらアンテナは、前記マイクロセ ルラーエリアの第1および第2マイクロセル部分のサブセルの各々と組合わされ ており; 前記第1および第2加入者ユニットの位置を少なくとも表わす表示を受信する ように結合されたアンテナパターン形成器とを具備し;前記少なくとも1つのト ラフィックチャネルを規定するタイムスロット中に、このアンテナパターン形成 器によって、この第1下りリンク信号を、前記複数個のアンテナの少なくとも第 1アンテナに結合させ、この第1アンテナは、前記第1加入者ユニットが存在し ていることを表わすサブセルと組合わされ;また、前記少なくとも1つのトラフ ィックチャネルを規定するタイムスロット中に、このアンテナパターン形成器に よって、この第2下りリンク信号を、前記複数個のアンテナの少なくとも第1ア ンテナに結合させ、第2アンテナは、前記第2加入者ユニットが存在しているこ とを表わすサブセルと組合わされ;また前記少なくとも1つのトラフィックチャ ネルを規定するタイムスロット中においても、必要に応じて、残りのアンテナを 少なくとも信号エネルギに結合し;この信号エネルギを、前記トラフィックチャ ネルを規定するタイムスロット中に、マイクロセルラーエリアの各サブセル全体 に亘って送信するようにし;および、このアンテナパターン形成器によって、前 記コントロールチャネルを規定するタイムスロット中に、これら総てのアンテナ に前記コントロール信号を結合するようにした装置。
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