JP2000509715A - 炎症を処置するための方法 - Google Patents

炎症を処置するための方法

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Abstract

(57)【要約】 炎症性疾患、特に敗血症性ショック、ならびに炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、ブドウ膜炎、および乾癬のような自己免疫疾患によって起こる炎症性状態の処置または予防のための薬物の製造のためのIL-10とステロイドとの組合せの使用が提供される。IL-10および少なくとも1つのステロイド(例えば、ベタメタゾンまたはその誘導体)を含む、薬学的組成物およびキットもまた、提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 炎症を処置するための方法 発明の分野 本発明は、敗血症性ショックを含む、炎症性状態または炎症に関連する疾患を 処置するための方法に関連する。 発明の背景 免疫系がそれ自身を正常に調節するメカニズムの1つは、サイトカインと呼ば れるタンパク質の産生を含む。サイトカインは、多数の免疫/炎症応答を媒介す る。いくつかのサイトカイン(例えば、腫瘍壊死因子α(TNF-α)、インターロ イキン-1(IL−1)、インターフェロンγ(IFN-γ)、およびインターロイキ ン-6(IL-6))は、刺激された単球/マクロファージにより産生される。そし てこれらは、感染および組織傷害の間に起こる炎症性の変化、免疫学的な変化、 血液学的な変化、および代謝的な変化の多くに関係している[例えば、Hartら、P roc.Natl.Acad.Sci.86:3803(1989)を参照のこと]。 敗血症性ショックは、炎症性サイトカインの産生により特徴づけられる疾患状 態の一例である。それはしばしば、通常グラム陰性菌血症から生じる致死的状態 である。強力な抗生物質の使用および集中治療にもかかわらず、依然として敗血 症ならびに敗血症性ショックを生じるグラム陰性菌血症では死亡率が高い(例え ば、Zieglerら、New Eng.J.Med.324:429(1991);Boneら、New Eng.J.Med.31 7:653(1987);およびKregerら、Am.J.Med 68:344(1980)を参照のこと)。敗血 症を起こすグラム陰性菌血症のおよそ100,000〜300,000症例が毎年報告されてお り、これは概算で30,000〜100,000人の死亡を生じる(Wolff,New Eng.J.Med. 324:486(1991))。敗血症は、患者の状態がしばしば急激に悪化するので、迅速 な処置が必要である。それは入院患者の中での病的状態および死亡の主要な原因 である。敗血症性ショックの症状には、発熱または低体温、頻拍、頻呼吸、低血 圧、末梢低灌流、または全身毒性が挙げられる。(Zieglerら、前出)。 敗血症性ショックのために現在研究されている処置の中には、腫瘍壊死因子( TNF-a)、インターロイキン-1(IL-1)、およびリポ多糖(LPS)に対する抗体 の投与がある。不運なことに、これらの処置は矛盾するかまたは無視し得る結果 を示し、臨床試験において期待外れであることが示されている(例えば、Gibald i,Pharmacotherapy(United States)13:302(1993)およびCollettiら、Crit.C are Nurs.North Am.5:345(1993)を参照のこと)。従って、炎症性状態、特に 敗血症性ショックのための効果的な処置の必要性がある。 本発明により処置可能なまたは予防可能な炎症性状態の中には、炎症性腸疾患 、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、ブドウ膜炎、乾癬などのような、症状とし て炎症を示す自己免疫疾患により起こる状態がある。 発明の要旨 本発明は、哺乳動物における炎症性状態を処置または予防するための方法であ って、IL-10と少なくとも1つのステロイドとの組み合わせの有効量を、このよ うな処置の必要な哺乳動物に投与することを含む方法を提供することにより、前 述の必要性を満たす。特に、本発明は、哺乳動物における敗血症性ショック、ま たは自己免疫疾患(例えば、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、 ブドウ膜炎、および乾癬)の処置または予防するための方法であって、IL-10と 少なくとも1つのステロイドとの組み合わせの有効量をこのような処置の必要な 哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。本発明はまた、哺乳動物におけ る炎症性疾患の処置のための薬物の製造のためのIL-10とステロイドとの組み合 わせの使用に関する。本発明の別の局面は、IL-10と少なくとも1つのステロイ ドとの組み合わせおよび生理学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物であ る。本発明のなお別の局面は、薬学的キャリアと混和した有効量のIL-10および 薬学的キャリアと混和した有効量のステロイドを組み合わせて含む、哺乳動物に おける炎症性状態を処置または予防するためのキットである。 図面の簡単な説明 図1は、C.parvumで初回刺激したマウスにおけるLPS(リポ多糖)誘導性血清 IL-1への組換えIL-10および/またはステロイドベタメタゾンリン酸塩の、インビ ボでの効果を図示する。2つの星印で印づけられたデータは、PBS/Tween/MSAと 比較してP≦0.05であることを示す。 図2は、C.parvumで初回刺激したマウスにおけるLPS誘導性血清IL-6への組換 えIL-10および/またはステロイドベタメタゾンリン酸塩の、インビボでの効果を 図示する。2つの星印で印づけられたデータは、PBS/Tween/MSAと比較してP≦0. 01であることを示す。 図3は、C.parvumで初回刺激したマウスにおけるLPS誘導性血清TNF-αへの組 換えIL-10および/またはステロイドベタメタゾンリン酸塩の、インビボでの効果 を図示する。2つの星印で印づけられたデータは、PBS/Tween/MSAと比較してP≦ 0.01であることを示す。 図4は、C.parvumで初回刺激したマウスにおけるLPS誘導性血清IFN-γへの組 換えIL-10および/またはステロイドベタメタゾンリン酸塩の、インビボでの効果 を図示する。2つの星印で印づけられたデータは、PBS/Tween/MSAと比較してP≦ 0.01であることを示す。 図5は、ベタメタゾンリン酸塩と組換えヒトIL-10との組み合わせ(本発明) 、IL-10単独、およびベタメタゾンリン酸塩単独で処置したマウスにおける4つ の血清サイトカインの阻害平均についての別の実験の結果を図示する。 発明の詳細な説明 本明細書中に援用した全ての参考文献はその全体が参考として援用される。 本明細書で使用される場合、「インターロイキン10」または「IL-10」は、( a)米国特許第5,231,012号に開示される成熟IL-10のアミノ酸配列(例えば、分 泌リーダー配列を欠く)を有し、そして(b)天然のIL-10に共通する生物学的活 性を有するタンパク質として定義される。また、Epstein-Barr Virusタンパク質 BCRF1(ウイルスIL-10)を含む変異タンパク質または他のアナログが含まれ、こ れはIL-10の生物学的活性を保持している。 本発明における使用のために適切なIL-10は、タンパク質を分泌する活性化細 胞によって馴化された培養培地から得られ得、そして標準的な方法によって精製 され得る。さらに、IL-10またはその活性なフラグメントは、当該分野で公知の 標準的な方法を使用して化学的に合成し得る。Merrifield,Science 233:341(19 86)およびAthertonら、Solid Phase Peptide Synthesis:A Practical Approach, 1989,I.R.L.Press,Oxfordを参照のこと。米国特許第5,231,012号もまた参 照のこと。 好ましくは、タンパク質またはポリペプチドはIL-10ポリペプチドをコードす る単離された核酸を使用して、組換え技術によって得られる。分子生物学の一般 的な方法は、例えば、Sambrookら、Molecular Cloning,A Laboratory Manual,C old Spring Harbor,New York,第2版、1989、およびAusubelら(編)、Curren t Protocols in Molecular Biology,Green/Woley,New York(1987および定期刊 行物)によって記載されている。適切な配列は、ゲノムライブラリーまたはcDNA ライブラリーのいずれかから、標準的な技術を使用して得られ得る。ポリメラー ゼ連鎖反応(PCR)技術を使用し得る。例えば、PCR Protocols:A Guide to Method s and Applications,1990,Innisら、(編)、Academic Press,New York,New Yorkを参照のこと。 ライブラリーは、適切な細胞から抽出した核酸から構築される。例えば、米国 特許第5,231,012号(IL-10を作製するための組換え法を開示する)を参照のこと。 有用な遺伝子配列は、例えば、種々の配列データベース(例えば、核酸について はGenBankおよびBMPL、そしてタンパク質についてはPIRおよびSwiss-Prot、c/oI ntelligenetics,Mountain View,California、またはthe Genetics Computer G roup,University of Wisconsin Biotechnology Center,Madison,Wisconsin) に見出され得る。 ヒトIL-10をコードする配列を含むクローンは、アメリカンタイプカルチャー コレクション(ATCC)、Rockville,Marylandに、受託番号68191および68192で寄 託されている。IL-10をコードする配列を有する他のクローンの同定は、発現べ クターを使用する場合は、核酸ハイブリダイゼーションまたはコードされるタン パク質の免疫学的検出のいずれかによって行われる。米国特許第5,231,012号に 開示される寄託した配列に基づくオリゴヌクレオチドプローブが、特に有用であ る。オリゴヌクレオチドプローブ配列はまた、他の種の関連する遺伝子の保存さ れた領域から調製され得る。あるいは、IL-10のアミノ酸配列に基づく縮重プロ ーブを使用し得る。 標準的な方法を使用して、大量のポリペプチドを発現する形質転換された原核 生物細胞株、哺乳動物細胞株、酵母細胞株、または昆虫細胞株を生成し得る。発 現およびクローニングの両方に適した例示的なE.coli株として、W3110(ATCC Bi ,27325)、X1776(ATCC番号31244)、X2282、およびRR1(ATCC Mp/31343)が挙げられ る。例示的な哺乳動物細胞株として、COS-7細胞、マウスL細胞、およびCHP細胞 が挙げられる。Sambrook(1989)、前出、およびAusubelら、1987、定期刊行物、 前出を参照のこと。 種々の発現ベクターを使用して、IL-10をコードするDNAを発現させ得る。原核 生物細胞または真核生物細胞内で組換えタンパク質の発現のために使用される従 来のベクターを使用し得る。好ましいベクターとして、Okayamaら、Mol.Cell.B iol.3:280(1983);およびTakebeら、Mol.Cell.Biol.8:466(1988)により記載 されるpcDベクターが挙げられる。他のSV-40に基づく哺乳動物発現ベクターとし て、Kaufmanら、Mol.Cell.Biol.2:1304(1982)および米国特許第4,675,285号 に開示される発現ベクターが挙げられる。これらのSV-40に基づくベクターは、C OS-7サル細胞(ATCC番号CRL 1651)、ならびにマウスL細胞のような他の哺乳動物 細胞において特に有用である。Pouwelsら、(1989および定期刊行物)Cloning Vec tors:A Laboratory Manual,Elsevier,New Yorkもまた参照のこと。 IL-10は、形質転換されたまたはトランスフェクトされた、酵母細胞、昆虫細 胞、または哺乳動物細胞の分泌産物のような可溶性形態で産生され得る。次いで 、ペプチドを、当該分野に公知の標準的な手順によって精製され得る。例えば、 精製工程として、硫酸アンモニウム沈澱、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル 濾過、電気泳動、アフィニティークロマトグラフィーなどが挙げられ得る。Meth ods in Enzymology Purification Principles and Practices(Springer-Verlag, New York,1982)を参照のこと。 あるいは、IL-10は、凝集塊または封入体のような不溶性の形態で産生され得 る。このような形態のIL-10は、当該分野で周知の標準的な手順によって精製さ れる。精製工程の例として、遠心分離によって破壊された宿主細胞から封入体を 分離する工程、次いでペプチドが生物学的に活性なコンフォメーションを有する ようにカオトロピック試薬および還元剤で封入体を可溶化する工程が挙げられる 。これらの手順の詳細については、例えば、Winklerら、Biochemistry 25:4041( 1986)、Winklerら、Bio/Technology 3:9923(1985);Kothsら、および米国特許第4 ,569,790号を参照のこと。 宿主細胞をトランスフェクトするために使用するヌクレオチド配列を標準的な 技術を使用して改変して、種々の所望の特性を有するIL-10またはそのフラグメ ントを作製し得る。このような改変されたIL-10は、例えば、アミノ酸の挿入、 置換、欠失、および融合によって、1次構造レベルで天然に存在する配列から変 化し得る。これらの改変を多数の組み合わせにおいて使用して、最終的な改変タ ンパク質鎖を生成し得る。 アミノ酸配列変異体を、血清半減期を増加すること、精製または調製を容易に すること、治療効力を改善すること、および治療的使用の間の副作用の重篤度ま たは発生を減少させることを含む、種々の目的を念頭において調製し得る。アミ ノ酸配列変異体は通常、天然には見出されない予め決定された変異体であるが、 他は、翻訳後変異体であり得る。このような変異体は、IL-10の生物学的活性を 保持している限りは本発明において使用され得る。 ポリペプチドをコードする配列の改変は、部位特異的変異誘発(Gillmanら、Ge ne 8:81(1987))のような種々の技術によって容易に達成され得る。ほとんどの改 変は、所望の特性についての適切なアッセイにおける日常的なスクリーニングに よって評価される。例えば、米国特許第5,231,012号は、IL-10活性を測定するた めに適切な多数のインビトロアッセイを記載する。 好ましくは、ヒトIL-10をヒトの処置のために使用するが、ウイルスのIL-10が 、使用し得るかもしれない。最も好ましくは、使用されるIL-10は組換えヒトIL- 10である。ヒトIL-10の調製は、米国特許第5,231,012号に記載されている。Epst ein-Barrウイルス由来のウイルスIL-10(BCRF1タンパク質)のクローニングおよ び発現は、Mooreら、Science 248:1230(1990)により開示されている。 IL-10をいう場合、その活性なフラグメント、アナログ、およびホモログが含 まれる。IL-10に対する活性なフラグメント、アナログ、およびホモログは、1 つ以上のより多様な特徴的のIL-10活性を有するタンパク質、ポリペプチド、ま たはペプチドを含む。IL-10活性の例として、IL-2、リンホトキシン、IL-3、 またはGM-CSFのレベルの阻害または実質的な減少が挙げられる。IL-10活性はま た、活性化されたマクロファージによるサイトカイン産生(例えば、IL-1,IL- 6、およびTNF-a)の阻害を含む。 IL-10活性を決定するための手順およびアッセイの例については、米国特許第5 ,231,012号を参照のこと。この特許はまた、IL-10活性を有するタンパク質、な らびに組換え技術および合成技術を含むこのようなタンパク質の産生を提供する 。 本発明における使用に適切なステロイドとして、グルココルチコイドが挙げら れる。好ましいグルココルチコイドの中には、プレドニゾン、デキサメタゾン、 フルチカゾン、ベタメタゾン、および他のステロイド、ならびにそれらの誘導体 が挙げられる。以下の実施例において、使用されたステロイドは、緩衝化生理食 塩水中のベタメタゾンリン酸塩であった。ベタメタゾン誘導体はSchering Corpo ration,Kenilworth,New Jerseyから市販される。 本発明の方法において、IL-10は、好ましくは同じ組成物においてステロイド と組み合わされる。しかし、IL-10とステロイドとの組合せは、同時投与の任意 の方法により達成され得る。同時投与は、連続的または同時であり得る。「同時 投与」は、一般に多数(2つ以上)の治療法が特定の時間間隔の間、受容者にお いて存在することを意味する。代表的には、第2の薬剤が第1の薬剤の半減期内 で投与される場合、2つの薬剤は同時投与されたとみなされる。本発明はさらに 、最適以下のレベルのIL-10により特徴づけられる炎症性状態の発達について哺 乳動物の疾病素因を予想する方法であって、哺乳動物から採取されたサンプルを IL-10レベルについてアッセイすることを含む方法を提供する。最適以下のレベ ルは、検出不可能な量を含む。検出可能なレベルは、既知の正常なIL-10のレベ ルと匹敵し得た。あるいは、市販のキットを使用することにより、IL-1、IL-6 、TNF-a、およびIFN-gのような炎症性メディエーターについてアッセイし得る 。これらのメディエーターの1つの過剰生成は、不十分な量のIL-10が利用可能 であることを示し得る。好ましくは、血液はサンプル供給源である。この方法は 、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、または乾癬のような多数の炎症性状態の疾 病 素因を予想することを可能にする。 IL-10およびステロイドを含有する薬学的組成物を調製するために、IL-10およ びステロイドを、好ましくは不活性な薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤 と混合する。薬学的キャリアは、ポリペプチドを患者に送達するのに適した、任 意の適合性の毒性のない物質であり得る。このような薬学的組成物の調製は、当 該分野に公知である;例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences、およびU .S.Pharmacopeia:National Formulary,Mack Publishing Company,Easton,PA (1984)を参照のこと。 IL-10、ステロイドおよび添加物の割合は、その両方が治療的有効量で存在す る限りは広域な範囲で変動し得る。1用量あたりを基本とすると、IL-10の量は 、好ましくは約0.5〜15μg/KG体重の範囲であり、ステロイドの量は約0.5〜50m g、より好ましくは2〜12mg、そして最も好ましくは5〜12mgの範囲であり得る 。 組成物は、経口的に摂取されるかまたは体内に注射され得る。経口使用のため の処方物は、胃腸管内で生じるプロテアーゼからポリペプチドを保護するための 化合物を含有する。注射は、通常筋肉内、皮下、皮内、または静脈内である。あ るいは、動脈内注射または他の経路が適切な環境下において使用され得る。 非経口的に投与される場合、組成物は、単回容量の注射可能な形態(溶液、懸 濁液、乳濁液)で薬学的キャリアと組み合わせて処方され得る。例えば、IL-10お よびステロイドは、種々の添加物および/または希釈剤とともにまたは用いずに 、水、生理食塩水、または緩衝化ビヒクルのような水溶性ビヒクルで投与され得 る。適切なキャリアの例は、普通の生理食塩水、リンゲル液、デキストロース溶 液、およびハンクス溶液である。固定オイルおよびオレイン酸エチルのような非 水溶性キャリアもまた使用され得る。好ましいキャリアは、5%デキストロース /生理食塩水である。キャリアは、最少量の、等張性および化学的安定性を増大 させる基質のような添加剤(例えば、緩衝液および保存料)を含み得る。しかし、 IL-10は、好ましくは凝集塊および他のタンパク質を実質的に含まない精製され た形態で処方される。さらに、亜鉛懸濁液のような懸濁液がポリペプチドを含む ように調製され得ることに留意されるべきである。このような懸濁液は、皮下(S Q)または筋肉内(IM)注射に有用であり得る。 本明細書中で使用される場合、用語「治療的有効量」は、所定の炎症性状態の 症状または徴候を改善するに十分な量を意味する。例えば、炎症性状態の場合、 その徴候および症状は、疼痛、腫脹、潮紅、ならびに炎症の他の周知の徴候およ び症状の1つ以上を含む。 特定の場合の敗血症性ショックにおいて、徴候および症状は、高血圧、微小血 栓、器官不全、増加した血管透過性による血漿喪失、ならびに敗血症性ショック の他の公知の徴候および症状の1つ以上である。 炎症性状態(例えば、敗血症性ショック)の用語「予防」は、本明細書で使用 される場合、以下のパラメーターにより定義され得る。ある環境は、個体が敗血 症性ショックのような炎症性状態を発達しやすいようにする。例えば、腹部の手 術の候補者、または腹腔内への腸ミクロフローラの漏出を必然的に伴う腸の破裂 もしくは腸の裂傷(すなわち破裂した虫垂)を引き起こす任意の状態。他の例と して、銃弾創傷、腹部外傷を伴う自動車事故被災者などが挙げられる。症状の発 症の前に敗血症性ショックのような炎症性状態になる危険度が高い、このような 個体へのIL-10および少なくとも1つのステロイドの投与は、この疾患の全開発 現(full blown manifestation)の実際の発症を妨げ、このような症状を改善す る。 本発明の方法を使用して処置され得る代表的な哺乳動物は、イヌおよびネコの ような伴侶動物、ならびにヒトを含む霊長類を含む。好ましくは、処置の標的動 物の種に由来するIL-10が使用される。特定の患者についての有効量は、処置さ れる状態、患者の総合的な健康状態、投与方法、投与経路、および投与用量、な らびに副作用の重篤度のような因子に依存して変化し得る。適切な用量の決定は 、当該分野で公知のパラメーターを使用して医師によって行われる。一般に、用 量は最適用量よりいくらか少ない量で開始し、そしてこれをその結果、所望のま たは最適の効果が達成されるまで少しずつ増加させる。(一般に、The Merck M anual §269「薬物動態および薬物投与」を参照のこと)。 IL-10およびステロイドの1日あたりの好ましい全用量は、注入可能なステロ イドの約0.5〜9mg、経口投与されるステロイドの2.5〜50mg、およびIL-10の2 〜15μg/KG体重の範囲から選択される。投薬は、所望の処置を達成するスケジ ュ ールに沿い、そして短期または長期にわたり定期的であり得る。1日あたりの点 滴の速度は、副作用、血球数、および効力のモニターに基づいて、変化し得る。 Gilmanら(編)(1990)Goodman and Gilman's:The Pharmacological Bases of Ther apeutics 第8版、Pergamon Press;(1990)Remington's Pharmaceutical Sciences ,第17版、Mack Publishing Co.,Easton,Penn.;Avisら(編)(1993)Pharmaceuti cal Dosage Forms:Parenteral Medications .Dekker,New York;Liebermanら(編 )(1990)Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets Dekker,New York;およびLieber manら(編)(1990)Pharmaceutical Dosage Forms:Disperse Systems Dekker,New Yorkを参照のこと。 好ましくは、治療的有効量はアンプルで与えられる単位用量である。あるいは 、治療的有効量は、複数回用量を含むバイアルで与えられるか、またはいくつか の他の形態で提供され得る。1日あたりの全用量は、単回の注射、持続点滴とし て与えられ得るか、またはボーラス静脈内投与、または筋肉内注射のようないく つかの他の経路による投与のために、いくつかのより小さな用量に分割され得る 。本発明の組成物はまた、移植可能なまたは注入可能な薬物送達系(例えば、Urq uhartら、Ann.Rev.Pharmacol.Toxicol.24:199(1984);Lewis(編)、Controll ed Release of Pesticides and Pharmaceuticals(Plenum Press,N.Y.,1981); 米国特許第3,270,960号など)によって患者の体内に導入され得る。 適切な環境下において、多数の薬物療法が組み合わせて投与され得る。例えば 、IL-10とステロイドとの組み合わせは、治療的有効用量の1つ以上のさらなる 治療的活性薬剤とのさらなる組み合わせにおいて投与され得る。 本発明の広い範囲は以下の実施例を参照にして最も良く理解される。この実施 例は本発明を特定の実施態様に限定することを意図しない。 実施例 各群の6匹のマウスに、抗原誘発として、0.5mgの熱死滅C.parvumを初回刺激 (静脈内投与)した。コントロールとして、1つの群をリン酸緩衝化生理食塩水 (PBS)および0.5%Tween 20(商標または商品名)で抗原誘発の1時間前に処置し た。さらなるコントロールとして、この群を抗原誘発の時点でマウス血清アル ブミン(MSA、タンパク質プラセボ)で処置した。第2の群を、抗原誘発の1時 間前に緩衝化生理食塩水中の0.1mg/KGのベタメタゾンリン酸塩により経口で処置 した。第3の群を、抗原誘発の時点で1μgの組換えヒトIL-10(rHuIL-10)に より腹腔内で処置した。本発明に従って、別の群を抗原誘発の1時間前に緩衝化 生理食塩水中の0.1mg/KGのベタメタゾンリン酸塩により経口で、そして抗原誘発 の時点で1μgのrHuIL-10により腹腔内で処置した。 抗原誘発の90分後、血液を各マウスから採血し、そしてTNF-α、IL-1およびI L-6の濃度を試験した。抗原誘発の3時間後、血液を各マウスから採血し、そし てIFN-γについて試験した。結果を図1〜4に示す。 全ての場合において、IL-10とステロイドとの組み合わせは、ステロイドまた はIL-10のいずれか単独よりも炎症誘発因子の量を多く減少させることに留意す る。さらに、本実験において、組み合わされたIL-10およびステロイドは、少な くとも1つの炎症誘発因子であるTNF-αの濃度の低下において、相乗効果を発揮 した。 同様の実験の結果を図5に示す。 上記に基づき、本発明は、毒性ショックを含む炎症を処置または防止する方法 を提供することが考えられ、これはすなわち、ステロイドまたはIL-10のいずれ かの単独投与よりも効果的である。 あるいは、またはより効果的な処置を得ることに加えて、本発明はステロイド の周知の副作用(例えば、肝臓損傷、腎臓損傷、および感染に対する感受性の増 加)を除去または減少する利点を有することが期待される。この利点は、IL-10 とステロイドとの相加的なおよび/または相乗的な組み合わせにより提供される 、より少量のステロイドの使用またはより短い処置過程から生じる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.哺乳動物における炎症性疾患の処置または予防のための薬物の製造のための 、IL-10とステロイドとの組合せの使用。 2.前記炎症性疾患が、敗血症性ショックまたは自己免疫疾患である、請求項1 に記載の使用。 3.前記炎症性疾患が敗血症性ショックである、上記請求項1または2のいずれ かに記載の使用。 4.前記IL-10がヒトIL-10である、上記請求項1〜3のいずれかに記載の使用。 5.前記ステロイドがグルココルチコイドである、上記請求項1〜4のいずれか に記載の使用。 6.前記グルココルチコイドがベタメタゾンまたはその誘導体である、上記請求 項1〜5のいずれかに記載の使用。 7.前記IL-10が1日あたり0.5〜15μg/kgの用量で投与され、そして前記ステ ロイドが1日あたり0.5〜50mgの用量で投与される、上記請求項1〜6のいずれ かに記載の使用。 8.前記ステロイドが1日あたり0.5〜9mgの用量で注射により投与される、上記 請求項1〜7のいずれかに記載の使用。 9.前記ステロイドが1日あたり2.5〜50mgの用量で経口投与される、上記請求 項1〜8のいずれかに記載の使用。 10.哺乳動物における炎症性状態を処置するまたは予防するためのキットであ って、薬学的キャリアと混和したIL-10の有効量および薬学的に受容可能なキャ リアと混和したステロイドの有効量を組み合わせて含む、キット。
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