JP2000507848A - 全粒子モンテカルロトランスポートを使用する放射線療法線量の計算 - Google Patents

全粒子モンテカルロトランスポートを使用する放射線療法線量の計算

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JP2000507848A JP9531883A JP53188397A JP2000507848A JP 2000507848 A JP2000507848 A JP 2000507848A JP 9531883 A JP9531883 A JP 9531883A JP 53188397 A JP53188397 A JP 53188397A JP 2000507848 A JP2000507848 A JP 2000507848A
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Abstract

(57)【要約】 3次元モンテカルロトランスポート(19)を利用して、身体中に吸収された実際の放射線量を計算する。中性子、陽子、重陽子、トリトン、ヘリウム−3、アルファ粒子、光子、電子及びポジトロンが、モンテカルロ全粒子法(MCAPM)(18)を使用して、完全に結合した方法で運搬される。本発明の主要な要素は、コンピュータハードウェア及びソフトウェア、患者のユーザ記述、放射線源の記述、物理的データベース、モンテカルロトランスポート、及び放射線分布の出力(15)を含む。これにより、あらゆる生物学的目標に入射した中性子、光子、電子、ポジトロン及び重荷電粒子についてのデカルトグリッド上の放射線量分布の推定が容易となり、その解像度は数ミクロンから数センチメートルである。計算を拡張して、生物学的及び/又は非生物学的媒体についての一般的なジオメトリ(非デカルト)上での放射線量分布を推定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 全粒子モンテカルロトランスポートを使用する 放射線療法線量の計算 米国政府は、米国エネルギー省とカリフォルニア州立大学との間のローレンス ・リバーモア国立研究所の活動についての契約No.W-7405-ENG-48に関して、本発 明における権利を有する。 発明の背景 発明の分野 本発明は、がん患者を治療するための放射線療法の利用に関連し、より詳細に は放射線量を計算する方法に関する。 関連技術の記述 現在、米国では全がん患者のおよそ60%の治療のために放射線療法が使用さ れている。放射線療法は身体の特定の領域を標的とするので、放射線療法技術の 改善は多数の患者の死亡率及び疾病率を減少させる可能性を有する。 放射線源は、イオン化粒子の外部ビーム又は患者内部の放射能源の形態とする ことができる。図1Aは、患者へ放射された時の放射線ビーム1を示す。外部ビ ームは、通常、粒子加速器として動作するマシンにより生成される。ビーム放射 システムは、放射線源5(図1B参照)からなり、それは患者の周りに約360度 の円弧で回転可能なガントリー2上に配置される。各ビームは回転可能なコリメ ータ3により整形される。患者は回転可能なテーブル4上に横たわる。ガントリ ー2及びテーブル4の両者は図1に示すように単一の 等角点の周りを回転する。 外部ビーム放射線療法は幾つかのタイプのイオン化放射線により実行される。 約80%の患者は、最大エネルギーが25OkeVから25MeVの範囲に属する 光子により治療される。残りは主として4から25MeVのエネルギーを有する 電子により治療される。加えて、幾つかの高速中性子及び陽子療法設備があり、 それらは世界中で多数の患者を治療してきた。高速中性子療法は70MeVに至 る中性子エネルギーにより実行され、陽子療法は約50から250MeVの範囲 の陽子エネルギーにより実行される。ホウ素−中性子捕獲療法は、熱中性子及び 熱外中性子源により実行される。幾つかの放射能源は低エネルギー電子を出射す るが、ほとんどの内部放射線源は光子を患者に放射する。 身体へのイオン化放射線の効果は、放射線量により定量化される。吸収された 放射線量は組織の単位質量に対する堆積エネルギーの比率により規定される。腫 瘍と過敏な組織とは近接して位置することが多いので、放射線量分布の計算の正 確性は決定的に重要である。放射線療法の目標は、致死量の放射線を腫瘍に放射 し、その周りの過敏な組織において許容放射線レベルを維持することである。こ の目標は、放射されるべき放射線治療のコンピュータによる計画により達成され る。治療計画プロセスは、個々の患者の解剖学を特徴付けること(多くは、これ はX線断層撮影(CT)を使用して行われる)と、放射線源の形状、強度及び位 置を決定することと、患者内で吸収された放射線量の分布を計算すること、を含 む。身体中の放射線量の計算のために使用される最も最近の方法は、水の箱(wa ter box)内で行われる放射線量測定に基づく。骨や通気路などの不均質は近似手 法により処理され、又は完全に無視される。モンテカルロトランスポートは、不 均質媒体中の放射線量分布の、直接測定に 次いで最も正確な決定方法である。モンテカルロトランスポート手法では、コン ピュータを使用して、関心のある対象物を通じた粒子の流れをシミュレーション する。 発明の概要 本発明の目的は、3次元モンテカルロトランスポートを使用して身体中の放射 線量を計算することにある。 1990年代初期にコンピュータワークステーション技術が発達し、モンテカ ルロトランスポート応用に要求されるコンピュータのサイズ及びコストはそれら を広範な仕様に適するものとなった。モンテカルロトランスポートにおけるLLNL の進歩に結合されるこの技術は、進歩したコンピュータモデリング技術を放射線 腫瘍学に応用する唯一の機会を提供する。本発明は、3次元モンテカルロトラン スポートを使用して身体中の放射線量を計算する。中性子、陽子、重陽子、トリ トン、ヘリウム−3、アルファ粒子、光子、電子及びポジトロンが、LLNLが開発 したモンテカルロ全粒子法(MCAPM)を使用して、完全に結合した方法でトラン スポートされる。本発明の主要な要素は、コンピュータハードウェア、患者(C Tスキャン)の記述を含むディジタルデータファイル、放射線源の記述、原子核 又は原子の相互作用データベース、モンテカルロトランスポートソフトウェア、 及び放射線分布を含むディジタル出力ファイルを含む。 ユーザは、マニュアル操作で、又は患者のX線断層撮影(CT)スキャンから 、デカルトトランスポートメッシュを規定することができる。トランスポートメ ッシュがCTスキャンから取得される場合、x及びyゾーンの寸法はCTの切断 上の各画素の寸法として規定され、z寸法はCT切断間の間隔として規定される 。メッシュ内 の各ゾーンは物質番号を割り当てられ、その物質番号は特定の原子組成及び密度 に関連付けられる。物質は、CT数の範囲に基づくソフトウェア閾値アルゴリズ ムを使用して割り当てられ、又はマニュアル操作で割り当てられる。 放射線源は、外部ビーム又は内部放射性ソースのセットとして規定される。放 射線源の各要素(ビーム又は内部ソース)は、その形状及び空間における位置、 並びにエネルギー分布及びそれが放出する粒子の方向により特徴付けられる。 外部ビームについては、放射線源は、標準的な病床の等角点ガントリー及びテ ーブルジオメトリ中の複合ビーム又はビームのセットとして規定される。ユーザ は、加速ガントリー、コリメータ、及びテーブルアングル、並びにトランスポー トメッシュ中における回転(等角点)のテーブル/加速器中心の(x,y,z)位置 を指定する。各粒子のエネルギー及び方向は、空間中の面(ビーム規定面)で記 述され、その面は放射線源とガントリー/テーブル等角点を結ぶ放射線に垂直に 規定される。図1Bは、放射線源5、コリメータジョー7、及びビーム規定面6 の関係を示す。ガントリー2上の放射線源5からの放射ビーム1はビーム規定面 6、コリメータジョー7、補償器8及びブロック9をテーブル4へ向かって通過 する。粒子は、点源からビーム規定面へトランスポートされる。ビーム規定面は 一連の同心円リングに分割される。各同心円リングは、それに関連する異なるエ ネルギー及び角度分布を有する。粒子がビーム規定面上のどこに着陸するかによ って、それはディジタルコンピュータライブラリから選択されたエネルギー及び 角度分布からサンプリングされた新規なエネルギー及び角度分布を与えられ、そ のライブラリは、実際のビーム放射システムのモンテカルロシミュレーションか ら生じるエネルギー及び角度分布、並びに単一エネルギー、単一方向オ プションを含む。ユーザが選択した角度分布は、ビーム規定面における粒子の軌 道を修正する。フィールド形状は、コリメータジョー及び付随的な補償器及び/ 又はフィールド整形ブロックを通過する粒子として規定される。コリメータジョ ーを通過する粒子のトランスポートは、放射線追跡により達成され、補償器及び ブロックを通ってトランスポートするためにモンテカルロ手法が使用される。各 粒子がビームコリメートシステム(ジョー、補償器、及びブロック)から出ると 、それは患者のメッシュにトランスポートされる。 内部のカプセル化したソースについて、粒子は点又はラインソースから生成さ れ、エネルギーは放射性同位元素崩壊データから決定(サンプル)され、角度は 実際のソースのモンテカルロシミュレーションから決定される角度分布から取得 される。各内部ソース粒子の位置及び方向は、患者内のソースのユーザが指定し た位置から決定される。 本発明は、患者の座標システム内で以下のようにモンテカルロトランスポート 計算を実行する。まず、放射線源から粒子を選択する。そのタイプに応じて、そ れは適当な中性子、光子、電子/ポジトロン、又は重荷電粒子のトランスポート パッケージへ渡され、そこではそれは衝突を受けるまで追跡される。荷電粒子( 電子、ポジトロン、及び重荷電粒子)については、移動距離と所定の停止パワー (スローダウン)情報を結合することによりエネルギーが堆積される。各原子核反 応及び光子の相互作用は、モンテカルロ全粒子追跡方法(MCAPM)反応物理学パ ッケージを呼び出すことにより処理される。入射粒子を与えられて、このパッケ ージは衝突から生じる全ての2次粒子のエネルギー及び角度を返す。これらの粒 子は2次的バンタに記憶される。次に、制御はモンテカルロ追跡プログラムに戻 り、それは2次的バンク、又はそのバンクが枯渇した時には放射線 源から粒子を選択する。このプロセスは、ソース及び2次的バンク内の全ての粒 子が追跡されるまで継続する。 MCAPMソフトウェアパッケージは、多くの粒子タイプの結合したモンテカルロ シミュレーションに要求される粒子衝突物理学を達成するデータシステム及びア ルゴリズムである。上述の原子核及び原子データライブラリは、中性子、光子、 電子及び重荷電粒子の物質との相互作用を記述する。各相互作用は、これらの粒 子のいずれかの生成を生じさせる。本発明では、電子クーロン相互作用を記述す る別のデータが含められる。 中性子及び重荷電粒子の断面はエネルギーグループ又はビン(bin)に渡って 平均化されるが、各粒子は離散的なエネルギー値を所有し、連続的なエネルギー バイアス上で衝突運動学が実行されることを許容する。このスキームは、純粋な 連続的エネルギー手法(各衝突パラメータのエネルギー依存性を完全に記述する のに必要なより多くの情報を記憶する)、及び純粋なマルチグループ手法(エネル ギーグループ又はビンに基づき全ての衝突パラメータを記憶する)の両者の強度 を利用し、正確な運動学を維持しつつ、より小さな断面データベースを許容とす る。光子の断面は離散的なエネルギーポイント間で補間される。中性子及び光子 は、標準アナログモンテカルロ手法を使用してトランスポートされる。追跡され ていない粒子へ伝達されたエネルギーは局部的に堆積し、予測エネルギー堆積が 分散の減少をもたらす。 重荷電粒子については、原子核反応及び広角度クーロンスキャッタリングがイ ベント毎に処理され、他の全てのクーロン相互作用は簡約履歴手法(condensed history method)により考慮される。簡約履歴手法は、トランスポート物理学ア イディアを利用して、粒子が特定の距離を移動する時、複数の相互作用の効果を 結合する。 荷電粒子簡約履歴ステップ内で生じる複数のクーロン衝突を考慮するために、ル ーサーフォールド(Rutherford)スキャッタリング断面(エネルギーストラグリ ング)及びモリエーレ(Moliere)分布へのハイランド(Highland)近似から決 定された分散を有するガウス状分布を使用して粒子のエネルギー及び軌跡を修正 する。 電子及びポジトロンは、伝統的なクラスII簡約履歴手法を使用してトランスポ ートされる。広角度クーロンスキャッタリング及び制動放射生成をイベント毎に モデル化し、他の全てのクーロン相互反応は簡約履歴手法により考慮される。各 簡約履歴ステップ後、電子(又はポジトロン)の軌跡は、モリエーレ分布からの サンプリングにより修正される。本発明は、将来は簡約履歴の代わりにマクロ応 答モンテカルロ手法を使用することができる。 モンテカルロトランスポートパッケージは、放射線源からのエネルギー堆積を 計算し、患者内に堆積したエネルギーの3次元デカルトマップを作る。モンテカ ルロ計算が完了すると、エネルギー堆積マップは吸収された放射線量のマップに 変換され、ユーザへ報告される(クライアント治療計画コード)。 入力(患者及び放射線源の記述、並びにコード制御のためのユーザオプション )及び出力(3次元放射線量マップ)が読みとられ、ファイルのセットへ書き込 まれ、そのセットは、現在はセントルイスのワシントン大学、NCIプロステー ト共同ワーキンググループRTOG 3D QAセンターが所有する、治療計画 情報交換のテープ/ネットワークフォーマット、バージョン3.00(1110/94)に ついての仕様に適合する。これらのファイルはAAPM標準ファイルと呼ばれる 。入力及び出力データの形式は、将来、新しい工業基準を適合し、又は商業的な 患者治療計画システムへのより直接的なつながりを許容するために変更すること ができる。 図面の簡単な説明 図1Aは、外部ビーム放射線療法放射のためのガントリー、コリメータ、テー ブル、及び放射ビームを示す。 図1Bは、放射線源、コリメータ、及びビーム規定面の関係を示す。 図2は、本発明のプロセスフローの平面図である。 図3は、最高レベルのコードを示す。 図4A及び4Bは生成プログラム20を構成するサブルーチンを示す。 図5は、生成プログラム20を構成するプログラムフローである。 図6は、生成プログラム20のプログラムフロー、データ構造、出力及びサブ ルーチン関数の別の図である。 図7乃至図15は、生成プログラム20の各サブルーチンのプログラムフロー の詳細な図である。 図16乃至19は、全粒子追跡プログラム(MCXEC)22を構成するサブルー チンを示す。 図20は、全粒子追跡プログラム22のプログラムフローを示す。 図21は、全粒子追跡プログラム22の全フロー、データ入力、出力及びサブ ルーチン関数の別の図である。 図22乃至31は、全粒子追跡プログラム22の各サブルーチンのプログラム フローの詳細な図を示す。 図32は、ポストプロセッサ24のプログラムフローを示す。 図33は、ポストプロセッサ24のデータフローを示す。 発明の詳細な説明 本発明は、3次元モンテカルロトランスポート手法を使用して身 体中の放射線量を計算する。中性子、陽子、重陽子、トリトン、ヘリウム−3、 アルファ粒子、光子、電子及びポジトロンが、ローレンス・リバーモア国立研究 所(LLNL)が開発したモンテカルロ全粒予法(MCAPM)を使用して、完全に結合 した方法で運搬される。本発明の主要な要素は、コンピュータハードウェアびソ フトウェア、患者(CTスキャン)の記述を含むディジタルデータファイル、放 射線源の記述、原子核又は原子の相互作用データベース、モンテカルロトランス ポートソフトウェア、及び放射線分布を含むディジタル出力ファイルを含む。 本発明において使用可能なコンピュータハードウェアは、UNIX下で動作可 能な1以上の中央処理ユニット(CPU)を有する一般的なUNIXベースのワー クステーション(本発明は現在、サンマイクロシステムズのSPARCシリーズ、シ リコングラフィックスのSGI-R4000シリーズ、IBMのRS6000シリーズ、他で動 作する)、各プロセッサで使用可能な1ギガバイトのランダムアクセスメモリ、 本発明で要求され、生成される入出力情報を記憶する1ギガバイトの内蔵ハード ディスク、CTスキャン及び放射線量結果を観察するためのカラーモニタ(好ま しくは17インチ)、並びにプログラムの実行及び制御のための標準キーボード を含む。 図2は、プロセス及び本発明の平面図(12)を示す。デカルトトランスポート メッシュが手操作又はX線断層撮影(CT)スキャン(13)のいずれかにより規 定され、商業的患者治療計画システム(14)に入力される。患者、規定された放 射線源及びその他のユーザオプションについての追加データがCTデータ(15) に含められ、実行プログラム(16)へ渡される。加えて、原子核及び原子データ (17)が実行プログラム(16)に入力され、その実行プログラムはモンテカルロ 放射線量計算プロセス(18)を制御し、 患者に放射された放射線量の3Dマップ(19)を計画システム(14)へ戻す。 図3は最高レベルにおけるコードの構造図を示す。実行プロセスPGXEC(16) は、3つの主要な機能を有する:(i)放射線量計算を行うのに必要な患者データ 、放射線源データ及び物理学データの全てを提供する生成プロセス(GENXECと呼 ばれる生成プログラム20)、(ii)全粒子モンテカルロ物理学放射線量計算( MCXECと呼ばれる全粒子追跡プログラム22)、及び(iii)放射線量計算をフォー マットし、観察のためにそれを戻す最終プロセス(POSTXECと呼ばれるポストプ ロセッサ(24))。生成プログラム(20)、全粒子追跡プログラム(22)及びポ ストプロセッサ(24)は全て実行プログラム(16)により制御される。 図3を参照すると、実行プログラム(16)は3つの最高レベルサブルーチンを 制御する;生成プログラム(20)、全粒子追跡プログラム(22)及びポストプロ セッサ(24)。生成プログラム(20)への入力は、(i)CTスキャンデータアレ イ、(ii)原子核/原子/電子データ、(iii)放射線源仕様、及び(iv)ユーザ オプションを含む。生成プログラム(20)からの出力は、(i)物質仕様アレイ( 筋肉、骨、脂肪、他)、(ii)物質データ(組成、密度、他)、(iii)粒子デー タ(質量、電荷、他)、(iv)原子核及び原子トランスポートデータアレイ、(v )放射線源角度及びエネルギー分布、及び(vi)ビーム放射成分のアレイ記述を 含む。生成プログラム(20)からの出力は全粒子追跡プログラム(22)に入力さ れ、それはモンテカルロ計算を実行して堆積エネルギーの3Dマップ及び堆積エ ネルギーの標準偏差の3Dマップとして出力を提供する。全粒子追跡プログラム の出力はポストプロセッサ24の入力として提供され、それは放射線量マップを 適当な出力にフォーマットする。生成プロ グラム(20)からの出力の幾つかは、物質仕様アレイ及び物質データ(組成、密 度、他)の形態でポストプロセッサ24の入力に提供される。ポストプロセッサ 24の出力はポストプロセッサ24からの出力は患者に放射された放射線量の3 Dマップである。 図4A及び4Bは、生成プログラム(20)を構成するサブルーチンを示す。GE NOPTIONS(32)はユーザが指定したオプションを決定し、コード制御のためのス イッチを設定する。図4Aを参照すると、GENOPTIONS(32)への入力は、ユーザ オプション:(i)モンテカルロパラメータ、(ii)物理学オプション、及び(iii) 出力オプションを含む。GENOPTIONS(32)の出力は、コード制御のためにスイッ チを設定する。GENGRPS(34)は、各粒子タイプのトランスポートのためのエネ ルギーグループ数を決定する。GENGRPS(34)への入力は原子核/原子データで ある。GENMESH(36)はCT情報を利用して各CTボクセルについての寸法及び 物質組成を規定する。GENMESH(36)への入力はCTスキャンアレイ及びユーザ オプション(CTスキャン処理のためにユーザが指定した閾値)である。GENMES H(36)の出力は物質仕様アレイ(筋肉、骨、脂肪、他、各ゾーンに割り当て) である。GENMATS(38)は患者の構造(制御量)を示すユーザが描いた輪郭を読 み取り、物質仕様アレイを修正する。ユーザオプション(ユーザが描いた輪郭) 及び物質仕様アレイ(筋肉、骨、脂肪、その他、各ゾーンに割り当て)がGENMAT S(38)へ入力される。GENMATS(38)の出力は、修正された物質仕様アレイ及び 標準偏差ゾーンIDアレイである。GENBEAM(40)は、各放射ビーム源を特定す るユーザの放射線源仕様入力を読みとる。GENBEAM(40)の出力は、放射線源角 度及びエネルギー分布、並びにビーム放射成分を記述するアレイである。 図4Bを参照すると、GENSEED(42)は、各内部ソース(近接照射療法)(指 定された場合)を示すユーザ入力を読みとる。GENSEED(42)への入力は、放射 線源仕様(内部ソース)である。GENSEED(42)の出力は、放射線源角度及びエ ネルギー分布である。GENMATSII(44)は、サブルーチン46を読み出すための準 備における物質アレイの最終セットアップを完了する。その入力は、物質組成デ ータであり、それはソフトウェア中で内部的に規定されるデータである。44から の出力は、内部物質リスト、アイソトープデータ、他の物質データである。GENX SN(46)は、原子核及び原子データ、並びに物質及びアイソトープデータを読み 取り、トランスポートの物理現象を実行するのに必要なアレイを構成する。GENX SN(46)の出力は、原子核及び原子トランスポートデータアレイ、重荷電粒子ト ランスポートデータアレイ、及び各粒子タイプのエネルギーグループ構造である 。GENELDAT(48)は電子データを読み取り、トランスポートアレイを構成する。 GENELDAT(48)への入力は電子データ及び物質データを含み、そのサブルーチン の出力は電子トランスポートデータアレイである。 図5は、生成プログラム(20)を構成するプログラムフローである。GENOPTIO NS(32)はファイルを読み取り、ユーザが指定したオプションを決定すると共に コード制御のためのスイッチを設定する。GENGRPS(34)は、原子核及び原子デ ータにアクセスし、各粒子タイプのトランスポートについてのエネルギーグルー プ数を決定する。GENMESH(36)はCTスキャン情報を使用して各CTボクセル についての寸法及び物質組成を決定する。GENMATS(38)は、制御量などの患者 の構造を記述するユーザが描いた輪郭を読み取り、物質仕様アレイを修正し、標 準偏差識別ゾーンを規定する。GENSEED(42)は、各内部近接照射療法ソースを 特定 するユーザ入力を読み取り;及び、もしソースがあれば、近接照射療法問題につ いてのコード制御を確立する。GENSEED(42)内で規定される近接照射療法ソー スがなければ、GENBEAM(40)は各放射線ビーム源を示すユーザ入力を読み取り 、外部問題についてのコード制御を確立する。GENMATSII(44)は、原子核及び 原子データ生成プログラムGENXSN(46)を読み出すための準備において物質アレ イの最終セットアップを完了する。トラッキングについて光子、中性子、及び/ 又は重荷電粒子が選択されたならば、GENXSN(46)は原子核及び原子データを読 み取り、トランスポートアレイを構成する。トラッキングについて電子及び/又 はポジトロンが選択されたならば、GENELDAT(48)は電子データを読み取り、ト ランスポートアレイを構成する。 GENERATOR(20)のプログラムフロー、データ構造、データ出力及びサブルー チン関数のさらに他の観点が図6に示される。モンテカルロパラメータ、物理学 オプション及び出力オプションを含む入力50がGENOPTIONS(32)へ供給され、 それはユーザが指定したオプションを決定し、コード制御のためのスイッチを設 定して出力66を生成し、その出力66はコード制御のためのスイッチを設定す る。ユーザが描いた輪郭の如きユーザオプションを含む入力52はGENMATS(38 )へ供給され、それは患者の構造(制御量)を記述するユーザが描いた輪郭を読 み取り、物質仕様アレイを修正して、物質仕様アレイを含む出力70及び標準偏 差ゾーンIDアレイを含む出力72を提供する。ユーザオプション(CTスキャ ンを処理するためにユーザが指定した閾値)からなる入力54はGENMESH(36) へ供給され、それはCT情報を利用して各CTボクセルについての寸法及び物質 組成を規定する。GENMESH(36)は、物質仕様アレイ(筋肉、骨、脂肪、その他 、各ゾーン に割り当て)からなる出力70を提供する。原子核/原子/電子データを含む入 力56はGENGRPS(34)、GENXSN(46)、及びGENELDAT(48)へ供給される。GEN GRPS(34)は、粒子タイプのトランスポートのためのエネルギーグループ数を決 定し、各粒子タイプについてのエネルギーグループ数の出力を提供する。出力6 8はまたGENXSN(46)にも供給され、それは原子核及び原子データを読み取り、 トランスポートアレイを構成する。GENXSN(46)は出力80、82及び84を生 成する。出力80は原子核及び原子トランスポートアレイからなる。出力82は 重荷電粒子トランスポートデータアレイからなる。出力84は、各粒子タイプに ついてのエネルギーグループ構造からなる。GENELDAT(48)へも供給される入力 56は、電子トランスポートデータアレイを含む出力86を生成する。CTスキ ャンアレイを含む入力58も入力54と共にGENMESH(36)へ供給される。放射 線源仕様(外部ビーム特性及び変更子)を含む入力60はGENBEAM(40)へ供給 され、それは各放射線ビーム源を示すユーザ入力を読み取り、出力74及び76 を生成する。出力74は放射線源角度及びエネルギー分布からなり、出力76は ビーム放射成分を記述するアレイからなる。放射線源仕様(内部ソース)を含む入 力62は、GENSEED(42)へ供給され、放射線源角度及びエネルギー分布からな る出力74を生成する。物質組成データ(このコード中で内部的に規定されるデ ータ)からなる入力64はGENMATSII(44)へ供給され、それはGENXSN(46)を 呼び出すための準備において物質アレイの最終セットアップを完了する。GENMAT SII(44)からの出力78は、問題依存性物質及びアイソトープ仕様アレイを含 み、GENXSN(46)及びGENELDAT(48)へ供給される。 生成プログラム20の各サブルーチンのプログラムフローの詳細 が図7から15に示される。図7に示すように、GENOPTIONS(32)は、AAPM標準 ファイル読み取りオプションを設定することから開始する(100)。次に(102) 、以下のアイテムがAAPM標準ファイルから取得される:追跡する粒子サイズ、ト ランスポートオプション、モンテカルロサンプルサイズ、乱数シード(seed)、 及び出力オプション。次に、内部トランスポートフラグがコード制御のために設 定される(104)。次に、各粒子タイプのトランスポートについて最小エネルギ ーが設定される(106)。次に、プログラムフローは呼出しルーチン(生成プロ グラム20)へ戻る(108)。図8では、GENGRPS(34)が、各粒子タイプについ て(110)原子核及び原子データファイルをプレビューし(112)、エネルギーグ ループの数を取得する。各粒子タイプがプレビューされた後、プログラムフロー は呼出しルーチンヘ戻る(114)。図9を参照すると、GENMESH(36)はAAPM標準 インターフェースファイルからCTスキャン情報を取得し(116)、そのファイ ルはCT番号、ユーザが指定した物質閾値、及びゾーン寸法を含む。CTデータ の有無がチェックされ(118)、CTデータが無い場合、プログラムは呼出しル ーチン(生成プログラム20)へ戻る(126)。CTデータがある場合、ユーザ が指定した物質閾値を使用して(120)、物質を各ゾーンヘ割り当てる。次に、 内部/外部物質変換アレイ及び許容因子を含む、メッシュに依存するトランスポ ートパラメータが設定される(122)。次に、x、y、z方向の最大トランスポ ートメッシュ寸法が設定される(124)。次に、プログラムフローは呼出しルー チンヘ戻る(126)。 図10を参照すると、GENMATS(38)はAAPM標準インターフェースファイル(1 28)から輪郭(構造)情報を取得する。次に、プログラムは構造の存在をチェッ クし(130)、もし構造が存在し ないならばプログラムは呼出しルーチン(生成プログラム20)へ戻る(148) 。もし構造が存在すれば、GENMATS(38)はCTスキャンの存在をチェックする (132)。CTスキャンが存在しないならば、トランスポートメッシュは先ず空 気で満たされる(134)。次に、構造が前景から背景へとソートされる(136)。 次に、ルーチンは、前景から始まり光景に至るように構造をループする(138) 。このループでは、中間点が構造内部にあるゾーンが特定される。この構造につ いてユーザが指定した物質使用が0未満であるか否かを決定する(142)。その 数が0未満でないならば、ユーザが指定した物質IDを各内部ゾーンに割り当て る(144)。次に、必要であれば、ユーザが指定した物質を内部物質リストに追 加する(146)。次に、プログラムは構造を通じてループへ戻る(138)。構造に ついてのユーザが指定した物質IDが0未満であるならば、内部ゾーンを1つの 標準偏差スーパーゾーンとして特定する(150)。次に、プログラムフローは構 造を通じてループへ戻る(138)。全ての構造が処理されるまで、背景から開始 して前景に至る構造を通ってループした後、GENMATS(38)は呼出しルーチン( 生成プログラム20)へ戻る(148)。 図11を参照すると、GENBEAM(40)はAAPM標準インターフェースファイルか らビーム情報を取得することから始まる(152)。ビームの存在を決定し(154) 、存在しない場合にはルーチンは呼出しルーチンへ戻る(196)。ビームが存在 する場合、ユーザが指定したマシン記述ファイルから特性を読み出す。160で 各ソースについて、ブロックが存在するか否かを決定する(162)。ブロックが 存在しない場合、フィールドの部分をカバーしないように1つのブロックを初期 化する(164)。次に、補償器の存在をチエックする(166)。ブロックが存在す る場合(162)、満たされ た又は空きのブロック輪郭について制御フラグをチェックする(163)。空きの 輪郭を特定すると、全フィールドをカバーするようにブロックを初期化する(16 5)。各ブロック輪郭について(167)、輪郭内部の各ブロック画素を特定する( 168)。輪郭内部のブロック中のすべての画素を切り取る。満たされた輪郭が特 定されたならば(163)、フィールドのいずれもカバーしないようにブロックを 初期化する(170)。各ブロック輪郭について(171)、輪郭内部の各ブロック画 素を特定する(172)。輪郭内部のブロック中の全ての画素を満たす(173)。次に 、物質を物質リストへ追加する(176)。補償器の存在をチェックする(166)。次 に、補償器のラスタをユーザが供給したデータで満たし(178)、そのデータは ラスタ内の各画素における補償器の厚さを示す。補償器の物質を物質リストへ追 加する(180)。コリメータのジョー(jaw)物質を割り当て(182)、物質リストに追 加する(184)。各ソース領域セグメントについて(186)、エネルギー分布(18 8)及び角度分布(190)についてサンプリングアレイをセットアップする。次に 、雑トランスポートパラメータをセットアップする(192)。全てのソース領域 セグメントをループすると、次に別のソースのためにフローは160へ戻る。全ビ ームの全ての特性付けが終了すると、一時的ビーム/マシンアレイを閉じ(193 )、プログラムフローはリターンする(196)。 次に、図12を参照すると、GENSEED(42)は、AAPM標準インターフェースフ ァイルから内部放射線源情報を取得することにより開始する(198)。各放射線 源について(200)、エネルギー分布を内部ソースタイプに基づいて選択する(2 02)。次に、最大粒子エネルギー及びグループを更新する(204)。次に、プロ グラムフローは、各放射線源についてそれらが終了するまでステップ200へ戻り 、次に呼出しルーチンヘ戻る(206)。 図13を参照すると、GENMATSII(44)は、本プログラムで使用される要素の みを含むアイソトープリストを取得する(208)。次に、平均原子数及び平均の 原子対質量数を計算し(210)、プログラムフローは呼出しルーチンへ戻る(212 )。 次に、図14を参照すると、GENXSN(46)は、断面及びトランスポートデータ アレイを初期化することにより開始する(214)。ステップ216において電子及び ポジトロンを除く各粒子タイプについて、ステップ218で各アイソトープについ て、ステップ220は原子核及び原子データを読み取り、エネルギー境界、微視的 全断面及び予測エネルギー堆積を決定する。ステップ220は、電子及びポジトロ ン以外の各粒子についてステップ216へ戻り、各アイソトープについてステップ2 18へ戻る。ステップ222で特定された各粒子タイプ物質及びエネルギーグループ について、ステップ224は平均フリーパス、予測エネルギー堆積、及び、もし光 子及び電子トランスポートがあれば、ウッドコック(Woodcock)トラッキングの 平均フリーパスを計算する。ステップ226で、重荷電粒子に対するチェックが行 われ、もし存在しない場合、ルーチンはステップ236へ続く。荷電粒子が存在す るならば、ステップ228で特定された各アイソトープについてステップ230で停止 パワーを計算する。ステップ232で特定された各物質について、ステップ234で衝 突可能性及び範囲アレイをセットアップする。ステップ236は、重荷電粒子の複 数のスキャッタリング及びエネルギーストラグル(重及び軽の両方)について、 パラメータ及びアレイをセットアツプする。ステップ238でプログラムは呼出し ルーチンへ(生成プログラム20)戻る。 次に、図15を参照すると、サブルーチンGENELDAT(48)は電子衝突及び放射 停止パワーを計算し(ステップ242)、各特定さ れた物質について(ステップ240)、電子衝突停止パワーを電子及びポジトロン の制限衝突停止パワーに変換する(ステップ244)。ステップ248は、ステップ24 6で各エネルギーグループ及び物質について、モラー(Moller)イベントへの平 均フリーパスを計算する。ステップ250はデータファイルから制動放射断面を取 得し、それらを再統合して正しい低エネルギーカットオフを反映する。ステップ 254は、ステップ252で特定された各エネルギーグループアイソトープについて制 動放射光子エネルギースペクトルサンプリングアレイをセットアップする。ステ ップ258はステップ256で特定された各エネルギーグループ及び物質について、制 動放射イベントへの平均フリーパスを計算し、次にステップ260で呼出しルーチ ンへ戻る。 この点でプロセス(生成プログラム20)の生成段階を完了する。次に、トラ ンスポート物理学プロセス(全粒子追跡プログラム22)を説明する。 図16乃至19は、全粒子追跡プログラム22(MCXEC)を構成するサブルー チンを示す。いま、図16を参照すると、BEAMSEL(262)は外部放射線ビームか ら生じる1次粒子の粒子属性を選択する。このルーチンへの入力は、(i)外部ソ ースの放射線源角度及びエネルギー分布、(ii)ビーム放射成分を記述するアレ イ、(iii)物質データ(内部物質リスト、アイソトープデータ、他)、(iv)原 子核及び原子トランスポートデータアレイ、及び(v)各粒子タイプの数及びエネ ルギーグループ構造を含む。このルーチンからの出力は、1つの粒子の属性(エ ネルギー、位置、方向、タイプ)を提供する。サブルーチンBRACHYSEL(264)は 、内部放射源(近接照射療法)から生じる1次粒子の粒子属性を選択する(264 )。このサブルーチンへの入力は、内部ソースについての放射線源角度 及びエネルギー分布である。そのサブルーチンの出力は、1粒子の属性(エネル ギー、位置、方向、タイプ)を提供する。サブルーチンSECSEL(266)は、トラ ンスポート計算においける他の粒子との相互作用により以前生成及び記憶された 粒子を2次粒子アレイの入力から選択し、1粒子の属性の出力を提供する。 図17を参照すると、NEUTRAN(268)はメッシュ(患者)を通じて中性子を追 跡し、中性子により堆積したエネルギーを記録し、2次粒子アレイで生成された 2次粒子の属性を記録する。このルーチンへの入力は、(i)1粒子の属性、(ii )コード制御のためのスイッチ、(iii)物質仕様アレイ、(iv)物質データ、(v) 原子核トランスポートデータアレイ、及び(vi)中性子の数及びエネルギーグル ープ構造を含む。NEUTRAN(268)の出力は、2次粒子アレイ及び3Dエネルギー 堆積マップ(アレイ)である。PHOTRAN(270)はトランスポートメッシュを通じ て光子を追跡し、光子により堆積したエネルギーを記録する。また、それは2次 粒子アレイ中で生成された2次粒子の属性を記憶する。PHOTORAN(270)への入 力は、(i)1粒子の属性、(ii)コード制御のためのスイッチ、(iii)物質仕様ア レイ、(iv)物質データ、(v)原子トランスポートデータアレイ、及び(vi)光 子の数及びエネルギーグループ構造を含む。2次粒子アレイ及び3Dエネルギー 堆積マップがPHOTRAN(270)から出力される。 図18を参照すると、CPTRAN(272)は患者のトランスポートメッシュを通じ て重荷電粒子を追跡し、重荷電粒子により堆積したエネルギーを記録する。CPTR AN(272)は、2次粒子アレイ中で生成された2次粒子の属性も記憶する。CPTRA N(272)への入力は、(i)コード制御のためのスイッチ、(ii)物質仕様アレイ 、(iii)物質データ、(iv)原子核トランスポートデータアレイ、(v) 重荷電粒子トランスポートデータアレイ、及び(vi)重荷電粒子の数及びエネル ギーグループ構造、を含む。このサブルーチンからの出力は2次粒子アレイ及び 3Dエネルギー堆積マップ(アレイ)である。ELTRAN(274)は、患者のトラン スポートメッシュを通じて1次電子を追跡し、電子により堆積されたエネルギー を記録し、2次粒子アレイ中で生成された2次粒子属性を記憶する。1次電子は 、放射線源(BEAMSEL又はBRYCHYSELにより作られる)から生じる電子として規定 される。ELTRAN(274)への入力は、(i)エネルギー、位置、方向、タイプである 1粒子の属性、(ii)コード制御のためのスイッチ、(iii)物質仕様アレイ、(i v)物質データ、(v)電子トランスポートデータアレイ、及び(vi)電子の数及び エネルギーグループ構造、を含む。ELTRAN(274)は2次粒子アレイ及び3Dエ ネルギー堆積マップ(アレイ)を出力する。ELTRANI(276)は、患者のトランス ポートメッシュを通じて2次電予を追跡し、電子により堆積したエネルギーを記 録し、2次電子アレイ中に生成された2次粒子属性を記憶する。ELTRANI(276) への入力は、(i)1粒子の属性、(ii)コード制御のためのスイッチ、(iii)物質 仕様アレイ、(iv)物質データ、(v)電子トランスポートデータアレイ、及び(v i)電子の数及びエネルギーグループ構造、を含む。ELTRANI(276)は、2次粒 子アレイと3Dエネルギー堆積マッブ(アレイ)を出力する。 図19を参照すると、UPDATE(278)はバッチに渡り計算された3Dエネルギ ー堆積マップを問題の3Dエネルギー堆積マップに追加する。このサブルーチン への入力は、単一のバッチについて計算されたエネルギー堆積マップである。こ のサブルーチンの出力は、統合3Dエネルギー堆積マップ(アレイ)である。ST DDEV(280)は標準偏差計算に必要なアレイを、各バッチから決定されたエネル ギー堆積情報で更新する。入力は3Dアレイ堆積マップ及び標準偏差ゾーンID アレイである。STDDEV(280)からの出力は標準偏差事前計算アレイである。STD DEVX(282)は、標準偏差事前計算アレイから標準偏差を計算し、標準偏差アレ イを生成する。 図20は、全粒子追跡プログラム22のプログラムフローを示す。ステップ28 8は粒子属性をサンプルし、ステップ290は患者を通じて粒子を追跡し、粒子によ り堆積したエネルギーを記録し、生成された2次粒子を記憶する。ステップ286 はバッチで各モンテカルロ粒子をループする。ステップ292は、ステップ284へ戻 ってモンテカルロ粒子の次のバッチを継続する前に、標準偏差アレイ及びバッチ 依存性エネルギー堆積アレイを更新する。全バッチが完了すると、ステップ294 で標準偏差を計算する。 フローのさらに別の図、データ入力、出力及びサブルーチン関数を図21に示 す。全粒子追跡プログラムを構成するサブルーチンの入力を296、298、300、302 、304、306、308、310、312、及び314に示し、それぞれ放射線源角度及びエネル ギー分布、ビーム放射成分を記述するアレイ、コード制御のためのスイッチ設定 、各粒子タイプの数及びエネルギーグループ構造、物質仕様アレイ、物質組成デ ータ、原子核及び原子トランスポートデータアレイ、重荷電粒子トランスポート データアレイ、電子トランスポートデータアレイ、及び標準偏差ゾーンIDアレ イを含む。出力316は1粒子の属性を提供する。出力318により2次粒子の属性が 提供される。出力320は3Dエネルギー堆積アレイを示し、322は内部3Dエネル ギー堆積アレイを含む。出力324は標準偏差事前計算アレイである。出力326は標 準偏差アレイを提供する。図16乃至19は、(上に)全粒子追跡プログラム( MCXEC(22))を構成するサブルーチンを記述する。 全粒子迫跡プログラム22の各サブルーチンのプログラムフローの詳細を図2 2乃至31に示す。図22を参照すると、BEAMSEL(262)のフロー図、ステップ 328は放射点源でビーム及び粒子属性を選択する。初期位置の点源をステップ330 でサンプルする。ステップ332で放射点源での初期軌道を選択する。ステップ334 は以下の機能を実行する:(i)粒子をビーム規定面へ粒子をトランスポートし、 (ii)ユーザが指定した関数に従って重みを更新し、及び(iii)ユーザが要求す るエネルギー及び各度変位分布からエネルギー及び方向を選択する。ステップ33 6は、コリメータジョーを通じて粒子をトランスポートする。ステップ338は、粒 子がコリメータから生じたか否かを尋ね、そうでなければプログラムフローはス テップ328へ戻り、そうであればステップ340が補償器を通じてトランスポートを 決定する。ステップ342は、粒子が補償器から生じたか否かを尋ね、もしそうで なければ、プログラムフローは再度ステップ328へ戻り、そうであればステップ3 34で粒子をブロックを通じてトランスポートする。ステップ346は粒子がブロッ クから生じたか否かを尋ね、もしそうでなければプログラムフローはステップ32 8へ戻り、そうであればステップ348が患者の参照フレーム内の入口位置を特定し 、ステップ350で呼出しルーチン(全粒子追跡プログラム22)へ戻る。 図23はBRACHYSEL264のプログラムフローを示し、ステップ352で内部ソース を選択し、粒子タイプを決定することから始まる。ステップ354はエネルギーを サンプルし、ステップ356は粒子軌道をサンプルする。ステップ358で患者の参照 フレームが変換され、患者内で初期位置が特定される。プログラムフローはステ ップ360で呼出しルーチンへ戻る。 サブルーチンSECSEL(266)が図24に示され、ステップ362 は2次粒子アレイからの1粒子の粒子属性を選択し、呼出しルーチン364へ戻る 。 図25を参照すると、サブルーチンNEUTRAN(268)は、ステップ366で始まり 、そこではエネルギーがカットオフエネルギー未満であれば局部的に粒子を吸収 し、これがBNCT計算であれば粒子を吸収しない。粒子が吸収された場合、プログ ラムフローはステツプ386へ移動し、呼出しルーチンへ戻る。粒子が吸収されな い場合、ステップ368は粒子のエネルギーグループを決定し、ステップ370は境界 までの距離を計算する。ステップ372は衝突までの距離を計算し、ステップ374は 境界と衝突の最小距離を選択する。最小距離が境界であるならば、ステップ376 は交差した境界を決定し、ステップ378は座標を境界交差点へ前進させる。堆積 したエネルギーがステップ380で決定され、次にステップ382で粒子のリークがテ ストされる。粒子のリークがなければ、次にプログラムフローはステップ370へ 戻る。ステップ374が衝突として最小距離を選択したならば、ステップ388は座標 を衝突点へ進め、ステップ390で堆積したエネルギーが決定される。ステップ392 は、衝突タイプと娘生成物(2次粒子)をサンプルする。ステップ394はBNCT中 性子を除く低エネルギー2次物を局部的に吸収する。ステップ396は、呼出しル ーチン386へ戻る前に、1つの中性子を除いて全ての残りの2次粒子を記憶する 。 図26を参照すると、サブルーチンPHOTRAN(270)はステップ398で開始し、 それは粒子のエネルギーがカットオフ未満である場合に粒子を局部的に吸収する 。粒子が吸収されると、このルーチンはステップ426で呼出しルーチンへ戻る。 ステップ398で粒子が吸収されない場合、ステップ402は粒子のエネルギーグルー プを決定し、ステップ404のステップAを通じて移動してステッ プ406で電子/ポジトロントランスポートが必要か否かをテストする。トランス ポートがオフの場合、次にステップ408は境界までの距離を計算し、ステップ410 で衝突までの距離を決定する。ステップ412は境界と衝突の最小距離を選択する 。最小距離が境界である場合、ステップ414は交差した境界を決定する。ステッ プ416で座標を進める。ステップ418でエネルギーを堆積させる。ステップ420で 粒子のリークをテストする。リークが無い場合、プログラムフローはステップ40 4へ戻るが、粒子のリークがある場合、ステップ426で呼出しルーチンへ戻る前に 、ステップ424でリークを計算する。最小距離が衝突である場合、ステップ428は 座標を衝突距離へ進める。ステップ430はエネルギーを堆積する。ステップ434で 衝突タイプ及び娘生成物(2次粒子)をサンプルする。ステップ436で低エネル ギー2次物を局部的に吸収し、ステップ400で光子を除く残りの全ての2次粒子 をステップ400で記憶する。ステップ406で電子/ポジトロントランスポートがオ ンであることが決定されると、ステップ433は最大平均フリーパスを計算する。 ステップ435で問題の最大平均フリーパスを使用して衝突までの距離を計算する 。ステップ438で座標を前進し、ステップ440で局部的平均フリーパスを計算する 。ステップ442で光子の相互作用のテストを行い、光子の相互作用が生じない場 合、プログラムフローはステップ436へ戻り、光子の相互作用が生じた場合、プ ログラムフローはステップ432へ移動し、それは上述のようにステップ426で呼出 しルーチンへ繋がる。 図27を参照すると、CPTRAN(272)はステップ450で始まり、そこで、エネル ギーがカットオフエネルギー未満の場合、粒子が局部的に吸収され、粒子が吸収 されるとプログラムフローはステップ480で呼出しルーチンへ戻る。粒子が吸収 され無い場合、それぞれ ステップ453、454、456及び458でプログラムは粒子のエネルギーグループを決定 し、粒子の範囲を決定し、境界までの距離を計算し、衝突までの距離を計算する 。ステップ460は最小距離への最小パス長を設定する。次に、ステップ462でスト ラグルによるエネルギーの変化を計算する。複数のスキャッタリングによる最終 軌道の変化をステップ464で計算し、ステップ466でエネルギーの堆積が生じる。 ステップ468でエネルギー及びグループを更新し、ステップ470で衝突及び境界の 最小距離を選択する。ステップ470で、もし最小距離が衝突である場合、ステッ プ472が座標を進め、ステップ474は衝突タイプ及び娘生成物をサンプルする。ス テップ476で全ての残りの2次粒子を記憶し、ステップ480でプログラムフローは 呼出しルーチンへ戻る。ステップ470で、もし最小距離が境界である場合、ステ ップ482は粒子のリークをテストし、リークが無い場合、ステップ484で座標を進 め、ステップ486へ戻る。粒子のリークが生じると、ステップ488はリークを計算 し、プログラムフローはステップ480で呼出しルーチンへ戻る。 図28Aに示すELTRAN(274)はステップ500で始まり、それは粒子のエネルギ ーグループを決定する。エネルギーがカットオフエネルギー未満の場合、又はそ の範囲がゾーンの最小寸法の一部未満である場合、ステップ502は局部的に粒子 を吸収する。粒子がポジトロンである場合、2つの511keVの光子を記憶する。 粒子が吸収された場合、プログラムフローはステップ544で呼出しルーチンへ戻 る。そうでなければ、ステップ506で境界への距離を決定する(イベント=1) 。ステップ508は、モラースキャッタリングイベントへの距離、制動放射への距 離、次の最低エネルギー境界に至る距離、及び複数のスキャッタリング原理の仮 定により許容される最大距離を計算する(これら全ては非境界交差イベントで ある:イベント=2)。ステップ510は最小距離までの移動距離を設定し、イベ ントスイッチを設定する。ステップ512は停止パワーアレイと移動距離を使用し て、パスに渡るエネルギーロスを計算する。ステップ514は、複数のスキャッタ リングによる最終軌道の変化を計算する。ステップ516はエネルギー堆積計算で ある。ステップ518で粒子のエネルギーを更新し、ステップ520でイベントスイッ チはイベントが、境界交差が無い場合の2に等しいか、又は境界交差が1つ存在 する1に等しいかを決定する。イベントスイッチが2に等しい場合、ステップ52 2はパスの湾曲を修正し、座標を進める。次に、ステップ524でモラースキャッタ リングイベントをテストし、それが無い場合、ステップ526で制動放射イベント をテストする。そのイベントテストの答えがノーである場合、プログラムフロー はステップ528でAに進み、ステップ526で制動放射イベントの答えがイエスであ る場合、ステップ534で光子を記憶し、電子の追跡を継続する。ステップ536は、 ステップ528でAへ戻る前に、電子のエネルギーグループを決定する。ステップ5 24でモラースキャッタリングイベントがテストされ、答えがイエスの場合、ステ ップ530は低エネルギー電子を記憶し、ルーチンは高エネルギー電子の追跡を継 続する。ステップ528でAへ戻る前に、ステップ532で電子のエネルギーグループ を決定する。イベントスイッチ520でイベントが1に等しい場合、ステップ538で 粒子のリークをテストする。粒子のリークが生じていない場合、ステップ540で 座標を進め、プログラムフローはステップ528でAへ戻る。ステップ538で粒子の リークが生じたことが決定されると、ステップ542でリークを計算し、ステップ5 44でプログラムフローは呼出しルーチンへ戻る。 図28Bに示すフローELTRANI(276)は、ステップ508’が 複数のスキャッタリング原理の仮定により許容される最大距離を計算しないこと を除き、図28Aに示すELTRAN(274)と同等である。 図29を参照すると、UPDATE(278)はバッチ特定アレイを問題トータルに統 合し、それは(i)3Dエネルギー堆積アレイ、(ii)反応の計算、(iii)ソースエ ネルギー計算、及び(iv)リーク計算、を含み、全てステップ546で行われる。 バッチ特定アレイはステツプ548で零とされ、ステップ550でプログラムフローは 呼出しルーチンへ戻る。 図30を参照すると、STDDEV(280)は、ステツプ552の各標準偏差ゾーンにつ いて、ステップ554で標準偏差計算のためのバッチ特定量を合計し、ステップ560 で呼出しルーチンへ戻る。STDDEVX(282)は、図31に示すステップ566の呼出 しルーチンに戻る前に、ステップ562の各標準偏差ゾーンについてステップ564で 標準偏差ゾーンを計算する。 図32に示すポストプロセッサ(POSTXEC)24は、ステップ568で問題の概要をア スキー出力ファイルに書き込むことにより始まる。ステップ570は堆積エネルギ ーの3Dマップから放射線量を計算し、ステップ572で3D放射線量マップをア スキー又はバイナリフォームで書き出す。 図33はPOSTXEC(24)のデータフロー図である。物質アレイ、物質組成デー タ、統合3Dエネルギー堆積アレイ、及び標準偏差アレイを含む入力(574、576 、578、580)は、ポストプロセッサPOSTXEC(24)に渡される。POSTXEC(24)の 出力は、患者(582)に放射された放射線量の3Dマップである。 本発明の視野から外れることなく、詳細に説明された実施形態の変更及び修正 が可能であり、本発明の視野は添付の請求の範囲によ ってのみ限定されることが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN (72)発明者 ハートマン,シアンター,クリスティー ン,エル. アメリカ合衆国,94583 カリフォルニア 州,サン ラモン,ジンジャー アヴェニ ュー 329 (72)発明者 ラズコフ,ジェームズ,エイ. アメリカ合衆国,94550 カリフォルニア 州,リヴァーモア,シャトウ ウェイ 2791

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータにより読み取り可能なメモリと、及び 前記コンピュータにより読みとり可能なメモリにロードされるコンピュータプ ログラムと、を備え、前記コンピュータプログラムは、患者に放射された放射線 量の3次元マップを作成する手段を含む装置。 2.前記患者に放射された放射線量の3次元マップを作成する手段は、 患者に依存する情報を構成する手段であって、組織の分類の情報を含む物質仕 様アレイと、物質の組成及び密度を含む物質データと、粒子の質量及び電荷を含 む粒子データと、原子核及び原子のトランスポートデータアレイと、放射線源の 角度及びエネルギー分布と、及び、ビーム放射成分の記述アレイと、を含む手段 と、 前記患者に依存する情報から、前記患者に堆積したエネルギーの3次元マップ と、及び前記患者に堆積したエネルギーの標準偏差の3次元マップと、を生成す る手段と、及び (i)前記物質仕様アレイと、(ii)前記物質データと、(iii)前記患者に堆積 したエネルギーの3次元マップと、及び、(iv)前記患者に堆積したエネルギー の標準偏差の3次元マップと、から3次元放射線量マップをフォーマットする手 段と、を備える請求項1に記載の装置。 3.患者に放射された放射線量を決定するコンピュータシステムにおいて、 CPU、CTスキャンデータアレイを入力するためのメモリ及び 周辺装置、原子核/原子/電子データ、放射線源仕様、及びユーザオプションデ ータを有し、患者に放射された放射線量の3次元マップを出力するコンピュータ ハードウェア手段と、及び 前記コンピュータハードウェア内に存在すると共に前記コンピュータハードウ ェアにより制御され、前記入力からの情報を、モンテカルロトランスポートのた めのコンピュータにより実行される方法により出力される放射線量マップへ変換 するコンピュータソフトウェア手段と、を備えるコンピュータシステム。 4.患者に放射される放射線量の3次元マップを作成するための、コンピュータ により実行される方法において、 モンテカルロトランスポート計算に必要な、患者に依存する情報を構成するス テップと、 前記モンテカルロトランスポート計算を実行するステップと、及び 前記患者に依存する情報及び前記モンテカルロトランスポート計算から、前記 患者に放射された放射線量の3次元マップを作成するステップと、を有する方法 。 5.前記患者に依存する情報を構成するステップは、 コード制御のスイッチを設定するための、(i)モンテカルロパラメータ、(ii )物理学オプション、及び(iii)出力オプションの入力からユーザ指定オプショ ンを決定するステップと、 原子核/原子/電子データから各粒子タイプのトランスポートのためのエネル ギーグループ数を決定し、各粒子タイプについてのエネルギーグループ数を提供 するステップと、 CT情報を使用して、(i)CTスキャンを処理するためのユー ザ指定閾値を含むユーザオプション、及び(ii)物質仕様アレイの作成に寄与す るCTスキャンアレイの入力からの各CTボクセルについての寸法及び物質組成 を規定するステップと、 患者の構造を記述する、ユーザが描いた輪郭を読み取り、ユーザが描いた輪郭 を含むユーザオプションの第2のセットの入力から前記物質仕様アレイを修正し 、前記物質仕様アレイの作成を完了すると共に標準偏差ゾーン識別アレイを提供 するステップと、 外部ビーム特性及び変更子を含む放射線源仕様の入力から各放射ビーム源を特 定するユーザ入力を読み取り、放射線源の角度及び工ネルギー分布並びにビーム 放射成分を記述するアレイを提供するステップと、 内部放射線源仕様の入力から各内部(近接照射療法)源を特定するユーザ入力 を読み取り、放射線源の角度及びエネルギー分布を提供するステップと、 コード内で内部的に規定された物質組成データの入力から、各物質アレイにつ いて最終セットアップを完了して、問題依存性の物質及びアイソトープ仕様アレ イを提供するステップと、 原子核及び原子データを読み取り、(i)前記原子核/原子/電子データと、(i i)前記各粒子サイズについてのエネルギーグループ数と、及び(iii)前記問題依 存性の物質及びアイソトープ仕様アレイと、の入力からトランスポートアレイを 構成し、(i)原子核及び原子トランスポートデータアレイ、(ii)重荷電粒子ト ランスポートデータアレイ、及び(iii)各粒子タイプについてのエネルギーグル ープ構造を提供するステップと、及び 電子データを読み取り、(i)前記原子核/原子/電子データ、及び(ii)前記 問題依存性の物質及びアイソトープ仕様アレイの入力からトランスポートアレイ を構成し、電子トランスポートデータ アレイを提供するステップと、を有する請求項4に記載の方法。 6.前記モンテカルロトランスポート計算を実行するステップは、 (i)放射線源の角度及びエネルギー分布と、(ii)ビーム放射成分の記述アレ イと、(iii)物質データと、(iv)原子核及び原子トランスポートデータアレイ と、及び(v)各粒子タイプの数及びエネルギーグループ構造と、の入力からの外 部放射ビームから生じる1次粒子の粒子属性を選択し、第1の部分を1粒子の属 性の提供に利用し、前記属性はエネルギー、位置、方向及びタイプを含むステッ プと、 放射線源の角度及びエネルギー分布の入力からの内部放射線源から生じる1次 粒子の粒子属性を選択し、第2の部分を1粒子の前記属性の提供に利用するステ ップと、 トランスポートメッシュ中の別の粒子の相互作用により作られる粒子を2次粒 子アレイの入力から選択し、第3の部分を1粒子の前記属性の提供に供すると共 に前記属性の提供を完了するステップと、 (i)前記トランスポートメッシュを通じて中性子を追跡し、(ii)前記中性子 により堆積されたエネルギーを記録し、及び(iii)1中性子粒子の属性、コード 制御のために設定されたスイッチ、物質仕様アレイ、物質データ、原子核トラン スポートデータアレイ、及び前記中性子の数及びエネルギーグループ構造、の入 力から2次粒子アレイの中に生成される2次粒子の属性を記憶して、中性子の2 次粒子アレイ及び中性子の3Dエネルギー堆積マップを提供するステップと、 (i)前記トランスポートメッシュを通じて光子を追跡し、(ii)前記光子によ り堆積されたエネルギーを記録し、及び(iii)1光子粒子の属性、コード制御の ために設定された前記スイッチ、前記 物質仕様アレイ、前記物質データ、原子トランスポートデータアレイ、及び前記 光子の数及びエネルギーグループ構造、の入力から2次粒子アレイの中に生成0 される2次粒子の属性を記憶して、光子の2次粒子アレイ及び光子の3Dエネル ギー堆積マップを提供するステップと、 (i)前記トランスポートメッシュを通じて重荷電粒子を追跡し、(ii)前記重 荷電粒子により堆積されたエネルギーを記録し、及び(iii)コード制御のために 設定された前記スイッチ、前記物質仕様アレイ、前記物質データ、前記原子核ト ランスポートデータアレイ、及び前記重荷電粒子の数及びエネルギーグループ構 造、の入力から2次粒子アレイの中に生成される2次粒子の属性を記憶して、重 荷電粒子の2次粒子アレイ及び重荷電粒子の3D堆積エネルギーマップを提供す るステップと、 (i)前記トランスポートメッシュを通じて1次電子を追跡し、(ii)前記1次 電子により堆積されたエネルギーを記録し、及び(iii)1次電子の1粒子の属性 、コード制御のために設定された前記スイッチ、前記物質仕様アレイ、前記物質 データ、電子トランスポートデータアレイ、及び前記電子の数及びエネルギーグ ループ構造、の入力から1次電子について2次粒子アレイの中に生成される2次 粒子の属性を記憶して、1次電子の2次粒子アレイ及び1次電子の3Dエネルギ ー堆積マップを提供するステップと、 (i)前記トランスポートメッシュを通じて2次電子を追跡し、(ii)前記2次 電子により堆積されたエネルギーを記録し、及び(iii)2次電子の1粒子の属性 、コード制御のために設定された前記スイッチ、前記物質仕様アレイ、前記物質 データ、前記電子トランスポートデータアレイ、及び前記電子の数及びエネルギ ーグループ構造、の入力から2次電子について2次粒子アレイの中に生成 される2次粒子の属性を記憶して、2次電子の2次粒子アレイ及び2次電子の3 Dエネルギー堆積マップを提供するステップと、 バッチに渡り計算された全ての3Dエネルギー堆積マップを、単一のバッチに ついて計算された3Dエネルギー堆積マップの入力からの問題についての3Dエ ネルギー堆積マップに追加し、統合3Dエネルギー堆積マップを提供するステッ プと、 標準偏差の計算に必要なアレイを、前記統合3Dエネルギー堆積マップ及び標 準偏差ゾーン識別アレイの入力からの前記各バッチから決定されたエネルギー堆 積情報で更新し、標準偏差事前計算アレイを提供するステップと、及び 前記標準偏差事前計算アレイの入力から標準偏差を計算し、標準偏差アレイを 提供するステップと、を有する請求項4に記載の方法。 7.前記患者に依存する情報及び前記モンテカルロトランスポート計算から、前 記患者に放射された放射線量の3次元マップを作成するステップは、 問題の概要をアスキー出力ファイルに書き込むステップと、 前記堆積エネルギーの統合3Dマップから放射線量を計算するステップと、及 び 前記統合3Dエネルギー堆積アレイ及び前記標準偏差アレイの入力から、3D 放射線量マップを書き出すステップと、を有し、前記3D放射線量マップは、ア スキー及びバイナリを含むグループから選択された形態で書き出される請求項4 に記載の方法。 8.患者の放射線療法のために放射線量を決定する方法において、 ユーザが指定した患者の記述/放射線治療処方を使用して患者内の放射線量を 計算するのに必要な情報を構成するステップと、 モンテカルロトランスポート計算を実行して前記患者内の放射線量を計算する ステップと、及び 患者に放射された前記放射線量の3次元マップ(アレイ)を作成するステップ と、を有する方法。 9.前記放射線療法は、光子、軽荷電粒子(電子、ポジトロン)、重荷電粒子( 陽子、重陽子、トリトン、ヘリウム−3、アルファ粒子)及び中性子からなるグ ループから選択された粒子を生成する放射線源を有する請求項8に記載の方法。 10.前記放射線療法は、少なくとも一つの外部放射線源システムを有する請求 項8に記載の方法。 11.前記放射線療法は、少なくとも一つの内部放射線源システムを有する請求 項8に記載の方法。 12.前記放射線療法は、遠隔放射線治療、近接照射療法、及びホウ素−中性子 捕獲療法(BNCT)からなるグループから選択される放射線源システムを有する請 求項8に記載の方法。 13.患者の治療のために放射線量を決定する方法において、 ユーザが指定した患者の記述/放射線治療処方情報を使用して患者内の放射線 量を計算するのに必要な情報を構成するステップと、 モンテカルロトランスポート計算を実行して前記患者内の放射線量を計算する ステップと、及び 患者に放射された前記放射線量の3次元マップ(アレイ)を作成するステップ と、を有する方法。 14.前記ユーザが指定した患者の記述/放射線治療処方情報を使用して患者内 の放射線量を計算するのに必要な情報を構成するステップは、 ユーザが指定したオプションを決定し、コード制御のためのスイッチを設定す るステップと、 各粒子タイプのトランスポートについてエネルギーグループ数を決定するステ ップと、 CT情報を利用して、各CTボクセルについての寸法及び物質組成を規定する ステップと、 患者の構造を記述するユーザが指定した輪郭のディジタル表示を読み取り、必 要であれば物質仕様アレイを修正するステップと、 各放射ビーム源を示すユーザ入力を読み取るステップと、 各内部放射線源を示すユーザ入力を読み取るステップと、 トランスポートアレイを構成する準備において物質アレイの最終セットアップ を完了するステップと、 ディジタルファイルから原子核及び原子データを読み取り、トランスポートア レイを構成するステップと、及び ディジタルファイルから電子データを読み取り、トランスポートアレイを構成 するステップと、を有する請求項13に記載の方法。 15.モンテカルロトランスポート計算を実行して前記患者内の放射線量を計算 するステップは、 外部放射ビーム源又は内部放射線源から粒子を選択するステップと、 トランスポートメッシュを通じて粒子を追跡し、粒子の衝突及びそのパスに沿 って生成される娘粒子を考慮し、粒子が進む時に粒子 が堆積するエネルギーを記録し、及び2次粒子アレイ内に作られる2次粒子の属 性を記憶するステップと、 2次粒子アレイ、又はこれらのアレイが空である場合には外部ビーム又は内部 放射線源から別の粒子を選択するステップと、及び 全てのユーザが指定した源の粒子がトランスポートされ、2次粒子アレイ中に 他の粒子が存在しない場合に、メインプログラムへ戻るステップと、を有する請 求項13に記載の方法。 16.粒子の衝突と娘粒子を考慮するステップは、娘粒子のトランスポートを許 容する一致した、結合方法を含む請求項15に記載の方法。 17.患者に放射される放射線量の3次元マップを作成するステップは、 問題の概要をコンピュータのハードディスクに書き込むステップと、 堆積エネルギーの3次元マップから3次元放射線量マップ(アレイ)を計算す るステップと、及び 3次元放射線量マップ(アレイ)をコンピュータディスクに書き込むステップ と、を有する請求項13に記載の方法。 18.外部放射ビーム又は内部放射線源から粒子を選択するステップは、 ビームをランダムに選択するステップと、 放射点源の粒子属性をサンプリングするステップと、 放射点源において初期粒子軌道を選択するステップと、 粒子をビーム規定面にトランスポートするステップであって、そ の重みはユーザが指定した関数に従って更新され、そのエネルギー及び方向はユ ーザが指定したエネルギー及び角度変位分布から選択されるステップと、 コリメータジョーを通じて粒子をトランスポートするステップと、 粒子がコリメータジョーから生じる場合に、補償器がユーザにより指定された ならば、粒子を補償器を通じてトランスポートするステップと、 粒子が補償器から生じる場合に、ブロックがユーザにより指定されたならば、 粒子をブロックを通じてトランスポートするステップと、及び 粒子がブロックから生じる場合に、患者の参照フレーム内で粒子の入口位置を 特定するステップと、を有する請求項15に記載の方法。 19.前記放射線療法は、高速中性子放射線源、BNCT放射源、及び重荷電粒 子放射線源からなるグループから選択された放射線源を有する請求項12に記載 の方法。 20.光子源、電子源及び陽子源からなるグループから選択された源から放射線 療法ビームを発生するステップをさらに有する請求項13に記載の方法。
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