JP2000507792A - ネットワークド加入者ユニット間におけるメッセージ送信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数のネットワークド加入者ユニットの間でメッセージを送信する方法に関するものであり、ネットワーク全体における効率を改善し、ネットワークユニットにおけるトラヒック負荷をより一様に分布させることを可能にする。少なくとも１つのネットワークサービスユニットが、加入者ユニットから割り当てられて、メッセージを受信して中間点にて記憶する。各ネットワーク素子は、ネットワーク素子の識別と状態情報を含んだ、周期的に送信されるサービス信号を発生する。受信したサービス信号に基づいて、各ネットワーク素子は、動作中の全てのネットワーク素子のアクセス可能性のランクドリスト９を発生する。このランクドリストは、加入者ユニットの識別を有するフィールド１０と、加入者ユニットの機能を表示するフィールド１１と、適当なネットワーク素子のアクセス可能性を表示するフィールド１２と、を含む。メッセージは、ネットワーク素子のランクドリストに基づいて決定されたルート上に、着信側ユニットへと送信される。

Description

【発明の詳細な説明】 ネットワークド加入者ユニット間におけるメッセージ送信方法 産業上の利用分野 本発明は、情報送信側と情報受信側の間でメッセージを送信する方法に関し、 ネットワークド（ネットワーク接続された）加入者ユニット間でメッセージを送 信するために使用され得る。 従来の技術 メッセージは、様々な方法によって、単一のネットワークに構成された加入者 ユニット（コンピュータ）間で送信され得る。 従来、一般に知られた「ポイント・ツー・ポイント」メッセージ送信方法では 、メッセージはある加入者ユニット、即ち、メッセージ送信側から、他の加入者 ユニット、即ち、メッセージ受信側へ直接的に送信される。この方法は、メッセ ージを送信するための最も経済的な方法を提供する。この方法には、しかしなが ら、重大な問題がある。即ち、ディスエイブル（disable）（使用不能に）され た着信側加入者ユニット、つまり、着信側加入者ユニットへメッセージを送信し ているときにこの着信側加入者ユニットがターンオフされた場合に、或いは、あ る時間経過後にターンオフされるであろう（オフラインモード）場合に、メッセ ージを送信することが全くできないことである。 中央サーバが使用される場合には、あるネットワーク加入者（送信側）によっ て他の加入者（呼び出されたパーティ）へ送られたメッセージは、先ず、ネット ワーク中央サーバユニット（サーバ）へ送信される。着信側ユニットは、該着信 側ユニットに送られる予定のメッセージに関して中央サーバを周期的にチェック するか、または、そのようなメッセージの存在が中央サーバそれ自身によって知 らされてメッセージを受け取る。この方法はメッセージをオフラインモードで送 信することを可能にする。 中央サーバを通じてメッセージを送信する方法に伴う問題は、メッセージ送信 レートが中央サーバの効率や、同時にアクセスしている加入者の総数に依存する という事実である。同時に動作している加入者の数が重要な場合には、中央サー バの効率にはより大きな要求が課される。 システムの信頼性を改善するため、及び、通常の動作を妨げることなく中央サ ーバをしばしばディスエイブルする可能性を提供するため、中央サーバは１つ若 しくは２つ以上のバックアップサーバを用いて補充され得る。中央サーバを介し て送信されるメッセージはまた、バックアップサーバにて同時に複製される。中 央サーバがターンオフされたとき、この中央サーバはバックアップサーバによっ て置換され、それ故、このシステムは、たとえ中央サーバがディスエイブルされ たとしても、不調とされてしまうことはない。 冗長システムの欠点は、少なくとも１つのバックアップサーバにて、中央サー バの動作を複製する、つまり、付加的なリソースをインボウクする、必要がある ことである。この方法では、メッセージ送信レートもまた、中央サーバの効率と 、同時に動作している加入者の総数と、の間の関係によって定められてしまう。 インターネットで利用される従来公知のメッセージの送信方法は、静的ルーテ ィング原理である。このメッセージ送信方法では、メッセージ受信・送信機能を 有する各サーバ，つまり、「メール」サーバは、他の「メール」サーバ（これら他の「 メール」サーバに対しては、これら他の「メール」サーバとは無関係の着信先へ送 られる予定のメールメッセージを送ることができる）のリストを備えている。他 のメールサーバに割り当てられた着信側ユニットへメッセージを送る必要がある 場合には、メッセージを記憶するための次のロケーションが、メールサーバの静 的リストから選択されるだろう（Mail Routing and the Domain System． C.Partridge．CSNET CICBBN Laboratories Inc.，1986年１月． Network Working Group．Request for Comments: 974を参照のこと）。 しかしながら、静的ルーティングに基づく方法は、そのようなファクタをサー バにおけるトラヒック負荷として考慮することができない。ルートは、送信側か らの直接命令を通じて、或いは、メールサーバの構成を変更するシステム管理者 によって、変更される（classification in E-mail Routing．J．Houttuin， RARE 1994年10月,Network Working Group．Request for comments: 1711を参照のこと）。 発明の概要 本発明の目的は、複数のネットワークド加入者ユニットの間におけるメッセー ジの送信方法を提供することであり、前述した従来の方法の欠点を克服するもの である。この方法は、メッセージが送られるネットワークユニットの総合的な効 率を高めることよって、送信効率を改善することを可能にするものであり、トラ ヒック負荷をより一様なものとする。この場合は、幾つかのサーバが同時にディ スエイブルされた場合であっても、メッセージを送信することができ、最終的に 、コストはより低くなる。 前述した技術的効果は次の方法によって達成される。即ち、複数のネットワー クド加入者ユニットの間でメッセージを送信する方法であって、送信側加入者ユ ニットにて、着信側加入者ユニットのアドレスを有するメッセージを発生するこ と、及び、前記メッセージをネットワーク通信チャンネル上に送信することを含 む、前記方法において、本発明によれば、送信中のメッセージを受け取って中間 点にて記憶するために、複数の加入者ユニットから少なくとも１つのネットワー クサービスユニットを割り当てる段階と；割り当てられたサービスユニットと他 の加入者ユニット双方の、ネットワーク素子の各々において、個々のネットワー ク素子の識別と状態情報を備えたサービス信号を発生する段階と；発生されたサ ービス信号を所定の間隔でネットワーク通信チャンネル上へ送信する段階と；ネ ットワーク素子の各々において、他のネットワーク素子によって送信されたサー ビス信号を受信して、個々のネットワーク素子のアクセス可能性を定めるために 着信サービス信号のストリームを処理する段階と；動作中の全てのネットワーク 素子に関するアクセス可能性のランクドリストを、受信したサービス信号に基づ いて、各ネットワーク素子にて発生する段階と；発生されたネットワーク素子の ランクドリストに基づいて決定されるルート上で着信側ユニットへ前記メッセー ジを送信する段階と、を備えている。 各ネットワーク素子のアクセス可能性は、好ましくは、前記ネットワーク素子 とそれに接続された通信チャンネルとにおけるトラヒック負荷にしたがって決定 され、ここで前記アクセス可能性は、前記ネットワーク素子からサービス信号を 得ることのレギュラリティ（regularity）（規則正しさ）によって、好ましくは 、前記周期的なサービス信号の２つの連続する送信の到達間における時間差の分 布を分析することによって、定められる。 メッセージを送信するためのルートの、送信側加入者ユニットにおける決定に は、該送信側加入者ユニットで発生されたランクドリストにおける着信側加入者 ユニットの存在と、そのアクセス可能性とを決定することが含まれており、前記 着信側ユニットが適当なアクセス可能性を有するときは、メッセージは前記着信 側ユニットへ直接的に送信される。 前記着信側加入者ユニットが前記ランクドリストに存在しないときは、メッセ ージを送信するためのルートの、送信側ユニットにおける決定には、好ましくは 、更に、前記リストの中で最もアクセス容易なネットワークサービスユニットを 決定して、このネットワークサービスユニットへメッセージを送信し；送信され たメッセージを前記ネットワークサービスユニットで受信し；前記着信側加入者 ユニットが前記ネットワークサービスユニットで発生されたランクドリストに存 在するかどうか、および、前記加入者ユニットのアクセス可能性を決定し、前記 着信側ユニットが適当なアクセス可能性を有する場合には、受信されたメッセー ジを前記着信側加入者ユニットへ送信し；さもなければ、前記ランクドリストが 更新されて、前記着信側加入者ユニットがそこに現れるまで、前記ネットワーク サービスユニットにメッセージを中間点にて記憶する。 しかしながら、送信側加入者ユニットで発生されるランクドリストにアクセス 可能なサービスユニットが存在しないときは、前記ランクドリストが更新されて 、着信側加入者ユニットがそこに現れるまで、メッセージは前記送信側ユニット に中間点にて記憶される。 前記割り当てられたネットワークサービスユニットがその動作を妨害する場合 には、そこで受信された非送信メッセージは、好ましくは、アクセス可能な他の 割り当てネットワークサービスユニットへ発送される。 更に、連続的に発生されたメッセージは、好ましくは、ある特別な送信側加入 者ユニットから、前記送信側ユニットで発生されるネットワーク素子のランクド リストから選択される、異なる割り当てネットワークサービスユニットへ、送信 される。 「メッセージ」という用語は、本明細書では、物質記憶手段（ディスク記憶、 メモリロケーション）における記録として物理的に実施されるサービス情報（ア ドレスと他の属性）と、ユーザの情報（内容）と、の組み合わせを意味し、通信 リンク、ネットワーク装置の物質送信媒体（電気信号）によって送信される。 メッセージの送信は、ある加入者ユニットからこの種類の他の加入者ユニット へのメッセージの物理的送信を意味し、一般には、メッセージの物質表示の変更 を含む。 図面の簡単な説明 本発明をより完全に理解するために本発明の実施例の以下の詳細な記述を添付 図面と共に参照する。 図１は、本発明にしたがってメッセージ送信方法を実施することができるネッ トワークの略図である。 図２は、個々の状態マップを発生するために動作中のネットワーク素子のラン クドリストとして使用される、サービス信号によって送信されるメッセージの論 理構造を示している。 図３は、受信されたサービス信号に基づいて発生された個々の状態マップの典 型図である。 図４は、ネットワークド加入者ユニットの間で本発明にしたがってメッセージ を送信する方法を示す流れ図である。 発明の詳細な説明 図１を参照する。ネットワーク１は複数の加入者ユニット２を含んでおり、こ れら複数の加入者ユニットから、１つ若しくは２つ以上のネットワークサービス ユニット3、つまり、以下にローカルサーバ３と呼ばれるサーバを割り当てて、 送信されるメッセージを受け取って中間点にて記憶することができる。ネットワ ーク素子２，３は、共通バス４によって接続されている。 ローカルサーバ３は、概して、他の加入者ユニット２とは次の事実について異 なる、即ち、ローカルサーバ３は、付加的な機能を実行して、「エイリアン」メッ セージを受け取って中間点として記憶しようとするものである。ここで、「エイ リアン」メッセージとは、ローカルサーバの機能を実行するために割り当てられ たある特定の加入者ユニットから出るものではない、若しくは、ある特定の加入 者ユニットに対してのものではない、メッセージのことである。これらの「エイ リアン」メッセージは、ローカルサーバ３に、「ネイティブ」メッセージが記憶さ れているのと同じメッセージディレクトリにて記憶される。ここで、「ネイティ ブ」メッセージとは、つまり、このローカルサーバが通常の加入者ユニットに関 して関連するメッセージのことである。 加入者ユニット２をローカルサーバ３として割り当てる手続きには、本質的に 、イネイブリング（enabling）（使用可能にする）前に、加入者ユニットをロー カルサーバとして識別するフラグを設定することが含まれる。連続するイネイブ リング／ディスエイブリング動作にて、同じ加入者ユニットをローカルサーバに 割り当てることもできるし、また、同じ加入者ユニットがネットワークで通常の 加入者ユニット２として働く通常のネットワーククライアントになることができ ることも分かるだろう。また、このようなローカルサーバ機能の加入者ユニット に対する一時的な割り当ては、それらの加入者ユニットから中央サーバ（中央化 ネットワーク構成を用いた前述の従来方法のように、この中央サーバを通じて、 メッセージはネットワークの遠隔の着信側ユニットへ送信される）を選択させる ものではないことも分かるだろう。 イネイブル（enable）されたとき（使用可能にされたとき）に、各ネットワー ク素子２，３は、所定の時間間隔で、サービス信号を送る。このサービス信号は 、非保証配信を用いた経済的なブロードキャストネットワークチャンネル上で送 信される短いメッセージを表示する。図２は、ある適当なネットワーク素子２， ３の識別及び状態情報を有するサービス信号５の構造を示している。更に言えば 、サービス信号として送信されているメッセージのフィールド６は、ネットワー ク素子の名前を含んでおり、フィールド７は、ネットワーク素子状態、つまり、 そ れがローカルサーバの機能を有しているかどうか、を表示しており、フィールド ８は、その動作状態を識別する。 サーバ信号５は、全ての素子、つまり、通常の加入者ユニット２とローカルサ ーバ３の双方によって受信される。これら各々は、動的に、つまり、リアルタイ ムで、受信されたサービス信号に基づいて、個々の状態マップ９（その一例が図 ３に示されている）を発生する。個々の状態マップ９は、サービス信号５を送信 する全てのネットワーク素子２，３のランクドリストを備えたテーブルである。 個々の状態マップは、３つのフィールドを含む、即ち、加入者ユニットのユニー クな識別を有するフィールド１０と、加入者ユニット機能（ローカルサーバ機能 の存在、若しくは、非存在）を表示するフィールド１１と、以下に述べられてい るようにして決定される各加入者ユニットのアクセス可能性（accessibility） を表示するフィールド１２とである。加入者ユニット２とローカルサーバ３のリ ストは、状態マップ９にて、それらのアクセス可能性の降順で配列されており、 その降順は、それら加入者ユニット２とローカルサーバ３からのサービス信号の 受信のレギュラリティによって決定されている。 サービス信号の受信のレギュラリティは、整数の形で、信号を送信しているユ ニットと、着信側ユニットを送信側ユニットに接続するネットワークチャンネル と、におけるトラヒィク負荷を映し出す。ヒーバー（heavier）は、着信側ユニ ットとそれに接続されたチャンネルにおけるトラヒィクであり、より小さなもの は、それからの受信サービス信号のレギュラリティであり、より低いものは、各 状態マップにてネットワークサービスユニットとしてそれにアクセスする優先順 位である。本発明で可能な実施例では、レギュラリティの度合いは、各加入者ユ ニットからの周期的なサービス信号の２つの連続的な送信の到達間の時間差の分 布に基づいて計算され、これはランダムな変数として考慮される。 状態マップ９（図３）は、各動作中のネットワーク素子（２，３）にて、着信 サービス信号のストリームの分析に基づいて発生される。サービス信号が新たな （新たにイネイブルされた加入者ユニットから受信されたときは、状態マップは 、このユニットに対応する記録が補充される。このユニットについての動作終了 表示を動作状態識別フィールド８（図２）に含んだサーバ信号５が加入者ユニッ ト から受信されたときは、適当なユニットについてのデータ記録が、ある特定の加 入者ユニット（送信側）で発生された状態マップから消去される。上述したよう に、アクセス可能性は、２つの連続的なサービス信号の送信の到達間の時間差の 分布の分析に基づいて計算される。 ネットワークチャンネルの性能特性により、同じ加入者ユニットが、他のユニ ットの状態マップで異なるアクセス可能性を持つことができることに注目すべき である。加入者ユニット状態マップは、異なる加入者ユニットに対してユニーク なものであり、個々の加入者ユニットとネットワークチャンネルにおけるトラヒ ック負荷が変化したときに時間とともに、また、接続／非接続加入者ユニットに よって、変化する。 本発明にしたがってメッセージを送信するある特定の実施例をメッセージの送 信方法の流れ図を示す図４を参照して述べる。 ステップ１３で、送信側加入者ユニットは、着信側ユニットへ送信されるべき メッセージ（このメッセージはメッセージのアドレスを含む）を発生する。ステ ップ１４で、発生されたメッセージは、子定された着信側ユニットへ送信される ように発送される。ステップ１５で、受信されたサービス信号５に基づいて発生 された送信側状態マップ９が調査され、着信側ユニットがアクセス可能であるか どうかを検査する。もし肯定的であれば、つまり、着信側ユニットが個々の状態 マップに存在し、適当なアクセス可能性を有する場合には、メッセージは、着信 側加入者ユニットへただちに且つ直接的に送られる（ステップ１６）。ステップ １５の調査の結果が否定的なものである場合には、最良のローカルサーバが更に ステップ１７で状態マップ９にて選択される。ステップ１８で、所定のローカル サーバのアクセス可能性が調査される。もし肯定的であれば、つまり、ローカル サーバが状態マップに存在し、適当なアクセス可能性を有しているときは、メッ セージは、ステップ１９で、所定のローカルサーバへ発送され、以下の事象、す なわち、着信側加入者ユニットがローカルサーバの状態マップ９に現れているか 、若しくは、ローカルサーバをディスエイブル（disable）するためにリクエス トが受け取られたか（ステップ２２）、のいずれか一方が発生するまで、送信メ ッセージを中間点にて記憶する（ステップ２０）。第１の場合、つまり、着信側 加 入者ユニットが存在するか、若しくは、着信側加入者ユニットが所定のローカル サーバの状態マップ９に現れているときは、メッセージがただちに且つ直接的に 着信側加入者ユニットへ送られて（ステップ１６へ戻る）、メッセージ送信プロ セスはステップ２３によって終了する。 第２の場合、つまり、ステップ２２で、非送信メッセージを有する所定のロー カルサーバをディスエイブルするためにリクエストが受け取られたときは、プロ セスはステップ１７に戻る、つまり、他のローカルサーバをこれらのメッセージ のための次の中間記憶ロケーションとして選択する。ここで、非送信メッセージ とは、現在はアクセス不可能な最終の着信先を子定されたメッセージであって、 このメッセージのためにローカルサーバが中間記憶ロケーションとなるような、 メッセージのことである。 ステップ１８の調査の結果が否定的である場合、つまり、状態マップ９にアク セス可能なローカルサーバが存在しない場合には、送信側ユニットがディスエイ ブルされているかどうかステップ２４で更に調査が実行される。もし結果が否定 的であれば、メッセージは、以下の３つの事象、即ち、着信側ユニットが送信側 ユニットの状態マップ９に現れていること（ステップ２１）、アクセス可能なロ ーカルサーバが送信側ユニットの状態マップ９に現れていること（ステップ２５ ）、および、送信側ユニットがディスエイブルされること、の１つが発生するま で、中間記憶ロケーション（この場合、中間ロケーションは送信側ユニット自身 である）に記憶される。第１の場合、メッセージは着信側ユニットへ直接的に送 信される（ステップ１６へ戻る）。第２の場合、ローカルサーバが送信側ユニッ トの状態マップ９に現れているときは非送信メッセージ中間記憶ロケーションが ローカルサーバであるかどうか更に調査される。もしステップ２６における調査 の結果が否定的であれば、つまり、メッセージが送信側ユニットに記憶されてい るときは、メッセージは、送信側ユニットの状態マップ９に現れているアクセス 可能なローカルサーバへ発送される（ステップ１９）。ステップ２６の調査の結 果が肯定的であれば、つまり、非送信メッセージがローカルサーバに記憶された ときは、プロセスはステップ２０へ戻り、中間記憶がローカルサーバで継続され る。この場合、送信側加入者ユニットをディスエイブルするためのリクエスト が前述した事象の前に現れる場合には、非送信メッセージはステップ１７，１８ ，２４，２７のシーケンスの結果としては送信されないだろう。 故に、本発明によれば、送信されているメッセージを中間記憶するための次の ロケーションとしてローカルサーバを選択する手続きが、動的に、つまり、各サ ーバについて、ローカルサーバにおけるトラヒック変動に応答して、実行され、 連続的に送信されるメッセージが異なるローカルサーバへ発送され得る。これに より、ローカルサーバにおけるトラヒック負荷を一様に分布させることができる 。 本発明によるメッセージ送信方法の利点は、 １．システムの全体効率がローカルサーバの数に正比例するという点で改善され ていること。ネットワーク加入者ユニットにおける個々の状態マップを動的に発 生するとういう特性により、全てのトラヒック負荷の分布が統計的に一様である こと。 ２．特別な要求がローカルサーバに課されないこと、例えば、高容量は要求され ないこと。 ３．中央サーバを用いたシステムと対立するものとして、本発明の請求の範囲に 記載された方法による機能は、たとえ幾つかのローカルサーバが同時にディスエ イブルされた場合でも、残りのローカルサーバへのトラヒックの再分配により、 その動作を続行すること。 ４．メッセージ着信側ユニットがネットワークに存在している場合には、メッセ ージをポイント・ツー・ポイント・システムと同じくらい経済的に送信すること ができるが、それとは対照的に、着信側ユニットが不存在のときにもメッセージ を送信することができること。 産業上の利用可能性 本発明は、ネットワークド加入者ユニット間でメッセージを処理し、送信する システムに利用することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，Ａ Ｕ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ， ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＲ，Ｔ Ｔ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ポトリャヴァエフ アレクサンドル ミハ イロヴィッチ ロシア連邦 141100 シェルコヴォ ５ モスコフスコイ オブラスチ ウリッサ チカロヴァ デー８ ケーヴィ２ (72)発明者 グネドフスキー ミハイル ユリエヴィッ チ ロシア連邦 105215 モスコウ ウリッサ コンスタンティーナ フェディーナ デ ー15 ケーヴィ23 (72)発明者 クラスノノセンキフ ドミトリー パヴロ ヴィッチ ロシア連邦 142284 プロトヴィーノ モ スコフスコイ オブラスチ ウリッサ レ ニーナ デー24ヴィ ケーヴィ118 (72)発明者 アリクベロフ イルミール ラシコヴィッ チ ロシア連邦 107065 モスコウ ウリッサ サハリンスカヤ デー11 ケーヴィ76

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数のネットワークド加入者ユニットの間でメッセージを送信する方法であ って、送信側加入者ユニットにて、メッセージ着信側加入者ユニットのアドレス の表示を有するメッセージを発生すること、及び、入力メッセージをネットワー ク通信チャンネル上に送信することを含む、前記方法において、 送信中のメッセージを受け取って中間点にて記憶するために、複数の加入者ユ ニットから少なくとも１つのネットワークサービスユニットを割り当てる段階と 、 割り当てられたサービスユニットと他の加入者ユニット双方の、ネットワーク 素子の各々において、個々のネットワーク素子の識別と状態情報を備えたサービ ス信号を発生する段階と、 発生されたサービス信号を所定の間隔でネットワーク通信チャンネル上へ送信 する段階と、 ネットワーク素子の各々において、他のネットワーク素子によって送信された サービス信号を受信して、個々のネットワーク素子のアクセス可能性を定めるた めに着信サービス信号のストリームを処理する段階と、 動作中の全てのネットワーク素子に関するアクセス可能性のランクドリストを 、受信したサービス信号から、各ネットワーク素子にて発生する段階と、 発生されたネットワーク素子のランクドリストに基づいて決定されるルート上 に前記入力メッセージを送信する段階と、 を備えることを特徴とする方法。 ２．請求項１記載の方法において、各ネットワーク素子のアクセス可能性は、前 記ネットワーク素子とそれに接続された通信チャンネルとにおけるトラヒック 負荷にしたがって決定される方法。 ３．請求項２記載の方法において、前記トラヒック負荷は、個々のネットワーク 素子からの周期的なサービス信号の２つの連続する送信の到達間における時間 差の分布の分析による、個々のネットワーク素子からのサービス信号の受信の レギュラリティによって、決定される方法。 ４．請求項１乃至３のいずれか１項に記載の方法において、入力メッセージを送 信するルートの決定には、送信側加入者ユニットにて、該送信側加入者ユニッ トで発生されたランクドリストにおける着信側加入者ユニットの存在と、前記 着信側加入者ユニットのアクセス可能性とを決定することが含まれており、前 記着信側加入者ユニットが適当なアクセス可能性を有するときは、メッセージ は前記着信側ユニットへ直接的に送信される方法。 ５．請求項４記載の方法において、着信側加入者ユニットが送信側加入者ユニッ トで発生されたランクドリストに存在しないときは、入力メッセージを送信す るルートの決定には、更に、前記ランクドリストの中で最もアクセス容易なネ ットワークサービスユニットを決定して、このネットワークサービスユニット へメッセージを送信し、 送信されたメッセージをネットワークサービスユニットで受信し、 前記サービスユニットで発生されたランクドリストにおける前記着信側加入 者ユニットの存在と、そのアクセス可能性と、を決定し、前記着信側加入者ユ ニットが適当なアクセス可能性を有する場合には、メッセージは着信側加入者 ユニットへ送信され、 さもなければ、前記ランクドリストが更新され、前記着信側加入者ユニット がそれに含まれるまで、前記サービスユニットにてメッセージを中間点にて記 憶する、方法。 ６．請求項５記載の方法において、アクセス可能なサービスユニットが送信側加 入者ユニットで発生されるランクドリストに存在しないときは、前記ランクド リストが更新されて前記着信側加入者ユニットがそれに含まれるまで、メッセ ージは前記送信側加入者ユニットに中間点にて記憶される方法。 ７．請求項５記載の方法において、前記割り当てられたネットワークサービスユ ニットがディスエイブルされたときは、それによって受信された非送信メッセ ージが、アクセス可能な他のネットワークサービスユニットへ送信される方法 。 ８．請求項１乃至７のいずれか１項に記載の方法において、ある特定の着信側加 入者ユニットによって連続的に発生されたメッセージは、前記送信側ユニット で発生された、ネットワーク素子のランクドリストから選択された、異なる割 り当てネットワークサービスユニットへ送信される方法。