JP2000507440A - モジュール式家具用相互接続パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のテレコミュニケーションコネクター（３０）を含んだブラケット（１８）を含んでいるモジュール式家具パネル（１０）が開示されている。ブラケット（１８）はモジュール式家具パネル（１０）内に提供されており、テレコミュニケーションクロゼットからワークエリア（６０）までのテレコミュニケーションケーブル（４２）の配線用相互接続ポイントを提供する。ブラケット（１８）には多様なテレコミュニケーションコネクター（３０）を取り付けることができ、異なるケーブルタイプ（銅ケーブル、光ファイバー、共軸ケーブル等）を接続することができる。パネルカバー（８０、８２）はパネル（１０）内のブラケット（１８）とケーブル（４２）を遮蔽する。ブラケット（１８）の両側のエリア（６０、６２）は、ケーブルの保管、配線、及び／又は結続を含んだケーブル収納用に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュール式家具用相互接続パネル 発明の背景 発明の分野 本願発明は一般的にモジュール式家具(modular furniture)に関し、特には、 多様な遠隔通信（テレコミュニケーション）コネクターのための相互接続ポイン ト(interconnection point)を提供するブラケツト(bracket)を含んだモジュール 式家具パネルに関する。 従来技術 オフィース環境においては、一般的に、テレコミュニケーションケーブルはテ レコミュニケーションクロゼット(telecommunication closet)からワークエリア (work area)にまで配線され、そこでワークエリアのアウトレット(outlet)に接 続されている。多くの場合に、テレコミュニケーションクロゼットから延び出す ケーブルはモジュール式家具内部に配線され、家具の配線通路を通過して個々の ワークエリアアウトレットにまで延び、最終的にテレコミュニケーションアウト レットに至っている。もし将来的に家具の移動が必要となれば、それら家具を通 過して配線されているケーブルはテレコミュニケーションのアウトレットから引 き抜かれ、テレコミュニケーションクロゼットに至るまで全面的に取り外されな ければならない。従って、オフィース家具の移動はさらに困難となり、作業時間 が長くなる。 発明の要旨 従来技術の前述及び他の弱点と欠点とは、本発明のテレコミュニケーション相 互接続ブラケットを含んだモジュール式家具パネルによって克服あるいは軽減さ れる。このブラケットは、モジュール式コネクターをブラケットに搭載させ、テ レコミュニケーションケーブルのための接続ポイントを提供するテレコ ミュニケーションコネクター開口部のアレイを提供する。接続ポイントの一部と して使用される接続用ハード（器具）は多様なケーブルを保持する能力を有する であろう。これらブラケットとコネクターとは家具パネル境界内に搭載され、全 てのケーブルとコネクターは家具パネルカバーが取り付けられた後には外部から 完全に遮蔽される。 本願発明の前述及び他の特徴と利点とは、以下の詳細な説明と図面とから当業 者によって容易に理解されるであろう。 図面の簡単な説明 図面を通じて同様な要素には同一番号が付されている。 図１はテレコミュニケーション相互接続ブラケットを含んだモジュール式家具 パネルの斜視図である。 図２はテレコミュニケーション相互接続ブラケットを含んだモジュール式家具 パネルの正面図である。 図３はテレコミュニケーション相互接続ブラケットの正面図である。 図４はテレコミュニケーション相互接続ブラケットの側面図である。 図５はテレコミュニケーション相互接続ブラケットの立面図である。 図６はテレコミュニケーション相互接続ブラケットの斜視図である。 図７はテレコミュニケーション相互接続ブラケットとテレコミュニケーション コネクターの分解斜視図である。 図８はテレコミュニケーションコネクターが搭載されたテレコミュニケーショ ン相互接続ブラケットの斜視図である。 図９はテレコミュニケーション接続ブラケットとケーブルを含んだモジュール 式家具パネルの斜視図である。 図１０はカバーが取り付けられたモジュール式家具パネルの側面図である。 図１１はマルチ式カバーが取り付けられたモジュール式家具パネルの側面図で ある。 発明の詳細な説明 図１はテレコミュニケーション相互接続ブラケットを含んだモジュール式家具 パネル１０の斜視図である。このパネルは相互接続されている複数のフレーム部 材１２で構成されている。これらフレーム部材１２は、例えばＵ形状であって、 パネルの強度を増している。フレーム部材１２は好適には金属（例えばスチール ）で提供されており、溶接またはボルトで固定されて塗装が施されている。パネ ル１０に複数の支持桁部材１４を含ませてパネル１０の全体構造を補強すること もできる。支持桁部材１４は、例えばＵ形状であって、追加的強度が付与されて いる。支持桁部材１４は複数の開口部１６を含み、テレコミュニケーションケー ブルを通過させる。本明細書に使用する“ケーブル”とは、銅ケーブル、光ファ イバー、共軸ケーブル等を含む。テレコミュニケーションブラケット１８は複数 のコネクター用開口部２０を含んでおり、テレコミュニケーションコネクターを 搭載させる。ブラケット１８は、例えばＵ形状であって、追加的に強度を高めて いる。本明細書で使用する“テレコミュニケーション”とは、音声、データ、及 び他の信号通信のことであり、電話通信に限定されない。ブラケット１８はワイ ヤー用開口部２２を含むこともでき、ワイヤーを通過させる。ブラケット１８は パネルの製造時に組み入れることも、作業現場で家具パネルに後設置することも できる。 図２は家具パネル１０の正面図である。図３はブラケット１８の正面図である 。図３に示すように、ブラケット１８内の開口部２０は一般的に略方形である。 異なる形状をこれら開口部２０に提供することもできる。図４はブラケットの側 面図であり、図５はブラケット１８の立面図である。図５に示すように、ブラケ ット１８は各端部に孔２４を含んでいる。孔２４はブラケット１８を固定具でフ レーム部材１２に接続させるためのものである。図６はブラケット１８の斜視図 である。 図７はブラケット１８とテレコミュニケーションコネクター３０の分解斜視図 である。各コネクター３０はそれぞれのブラケット開口部２０に搭載されて いる。テレコミュニケーションコネクター３０は、テレコミュニケーションクロ ゼットとワークエリアのアウトレット装置との間で水平ケーブル布設用の相互接 続ポイントを提供する。図７に示すコネクター３０は２体のポート３４を有して おり、ケーブルに取り付けられたケーブルコネクターを受領する。各コネクター ３０はアイデンティフィケーションイコン(identification icon)（図示せず） を受領するイコン受領部３２を含んでいる。各コネクター３０内のポート数は本 例以外であってもよい。図７に示すコネクターは全て同形であるが、異なる多様 な形状のコネクターをブラケット１８に搭載させて異なるタイプのケーブル（銅 ケーブル、光ファイバー、共軸ケーブル等）と相互接続させたり、異なるコネク ター基準（ＲＪ−１１、ＳＴ，ＳＣ等）での利用に供することもできる。さらに 、５０ペア(50-pair)、１１０断続ブロック(110 disconnect block)、ＪＰブロ ック等の多様な相互接続ハードを搭載させるブラケットでも使用できる。図８は コネクター３０が設置されたブラケット１８の斜視図である。 図９は本願発明の一例示的実施例の斜視図である。図９に示すように、吹く数 本のケーブル４２は導入開口部４４から家具パネル内に引き込まれている。ケー ブル４２をコイル状に巻いて、収納エリア６０と呼称するブラケット１８の片側 のエリア（空間）６０に収納することができる。これらケーブルは、米国コネチ カット州ウォータータウンのシーモンカンパニーが製造販売するもののごときケ ーブル固定具４６と４８を使用して固定収納されている。これらケーブルにはケ ーブル用コネクターが取り付けられており、ブラケット１８に搭載されたコネク ター３０と係合固定される。ブラケット１８はブラケット１８に接続されるケー ブルを特定するラベル部６４を含んでいる。あるいは、ブラケット１８はカラー コード用のアイデンティフィケーションイコンを受領するイコン受領ポケットを 含むことができる。 ブラケット１８の他方側で、ケーブル５２はユーザーエリアと称されるエリア ６２を通過して延びている。ケーブル５２は前記のシーモンカンパニーから 入手できるケーブル結束具５０等で束ねて固定しておくことができる。ケーブル ５２は排出開口部５４を通過して家具パネルから延び出ている。家具パネル１０ の両側には複数のスリット部５６が提供されており、図１０に示すように前方及 び後方のパネルカバー７０を搭載させる。前方及び後方の着脱式カバー７０は搭 載されたときにケーブルと相互接続具を外部から遮蔽する。前方と後方のパネル カバーをロックすることができるロック５８をオプションで取り付けて家具パネ ル内部へのアクセスを制限することもできる。このフレーム体内の前方と後方の カバー間に定義される収納エリア６０とユーザーエリア６２はテレコミュニケー ションケーブルの配線、保管及び収納用エリアとして利用される。光ファイバー ケーブルの場合には、このスペースは緩んだ部分のファイバーの保管と、接合機 能(splice capability)を提供するスプライストレー(splice tray)搭載用にも利 用が可能である。２体に分離したパネルカバーを収納エリア６０とユーザーエリ ア６２のために使用して、収納エリアへのアクセスを制限しつつ、ユーザーエリ アへのアクセスを容易にすることもできる。図１１に示すように、モジュール式 家具パネルは収納エリアカバー用の第１カバー８０を含んでいる。第２カバー８ ２はユーザーエリアをカバーする。ロック８４は第１カバー８４に対して提供さ れ、収納エリアへのアクセスを制限する。あるいは、１体のロック可能なカバー を使用して両エリアへのアクセスを制限することもできる。 このような相互接続ブラケットを使用することで、ケーブルを収納するオフィ ース家具を配置変えする際に水平ケーブルを全長にわたって取り外す必要がなく なる。標準的な利用形態では、最大距離の水平ケーブルとワークエリアケーブル が得られれば、ワークエリアケーブルは相互接続ポイントからワークエリア装置 にまで直接的に配線でき、アウトレットのハード（フェースプレート（faceplat e）や家具アダプター及びコネクター）が不要になり、作業とコストを低減させ ることができる。このモジュール式家具パネルフレーム体は、ユーザーに未利用 分のケーブルを収納保管させるためのケーブル収納具（例えば、ケーブル結束具 、ベルクロケーブル固定具）の搭載場所を含んでいる。 以上、本願発明の好適実施例を解説してきたが、本願発明の精神とスコープ内 で多様な修正と部材置換とが可能である。従って、これら実施例は本願発明の説 明のみを目的としたものであり、本願発明の限定は意図されていない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バッシル マーク アメリカ合衆国 07047 ニュージャージ ー州 ノース バーゲン ブールバード イースト 7427 アパートメント 33

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．モジュール式家具パネルであって、 複数の部材で成るパネルフレームと、 少なくとも１体の該部材に接続されたブラケットであって、テレコミュニケー ションコネクターを搭載させる表面を提供するブラケットと、 を含んでいることを特徴とするパネル。 ２．前記ブラケットはコネクター用開口部を含んでおり、テレコミュニケーシ ョンコネクターを受領することを特徴とする請求項１記載のパネル。 ３．前記ブラケットは接続するケーブルを特定するためのラベル部を含んでい ることを特徴とする請求項１記載のパネル。 ４．前記ブラケットはアイデンティフィケーションイコンを受領するための受 領部を含んでいることを特徴とする請求項１記載のパネル。 ５．前記ブラケットはケーブルを通過させるためのケーブル用開口部を含んで いることを特徴とする請求項１記載のパネル。 ６．前記ブラケットはケーブルを通過させるケーブル用開口部を含んでいるこ とを特徴とする請求項２記載のパネル。 ７．前記複数の部材は本パネル内部にケーブルを導入するための導入開口部を 有した第１部材を含んでいることを特徴とする請求項１記載のパネル。 ８．前記複数の部材は本パネルからケーブルを排出させるための排出開口部を 有した第２部材を含んでいることを特徴とする請求項１記載のパネル。 ９．前記複数の部材は本パネルからケーブルを排出させるための排出開口部を 有した第２部材を含んでいることを特徴とする請求項７記載のパネル。 １０．前記ブラケットの片側に収納エリアをさらに含んでいることを特徴とする 請求項１記載のパネル。 １１．前記収納エリア内にケーブル固定具をさらに含んでいることを特徴とする 請求項１０記載のパネル。 １２．前記ブラケットの他方側にユーザーエリアをさらに含んでいることを特徴 とする請求項１０記載のパネル。 １３．前記ユーザーエリア内にケーブル固定具をさらに含んでいることを特徴と する請求項１２記載のパネル。 １４．前記フレームに搭載されるカバーをさらに含んでいることを特徴とする請 求項１記載のパネル。 １５．前記カバーはロックを含んでいることを特徴とする請求項１４記載のパネ ル。 １６．前記収納エリアをカバーするための第１カバーと、前記ユーザーエリアを カバーするための第２カバーとをさらに含んでいることを特徴とする請求項１２ 記載のパネル。 １７．前記第１カバーはロックを含んでいることを特徴とする請求項１６記載の パネル。