JP2000507143A - 縫合糸通し器アセンブリ、縫合糸アンカーアセンブリおよび縫合糸を通す方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 縫合糸通し器は、第一および第二端を有する本体、本体第一端から伸長する第一縫合糸通し器、ならびに本体第二端から伸長する第二縫合糸通し器を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】 縫合糸通し器アセンブリ、縫合糸アンカーアセンブリおよび縫合糸を通す方法 発明の分野 本発明は、一般に外科の装置および処置、ならびにより具体的には縫合糸通し 器、縫合糸アンカーアセンブリおよび縫合糸を通す方法に関する。 発明の背景 アンカーへの縫合糸の取付を助長するように、その近位部分を通って伸長する 横ボア（孔）を有する種の縫合糸アンカーを使用することが既知である。当該縫 合糸アンカーと組み合わせて、それを通って伸長する縦ボア（孔）を有しかつ縫 合糸アンカーに取付られる縫合糸がそれを通って伸長しうる挿入器を使用するこ ともまた既知である。こうした組み合わせは、例えば、アンカー駆動体(Anchor Driver)についての、ゴーブル(Goble)らに1995年５月２日に発行された米国特許 第5,411,506号に示されかつ記述されており、この特許は本特許出願の譲受人に 譲渡され、また、この特許はこれにより引用により本明細書に組み込まれる。縫 合糸アンカーアセンブリ(Suture Anchor Assembly)についての、ゴーブル(Goble )らにより1995年８月14日に出願された米国特許出願第08/514,613号もまた参照 されたい。この特許出願もまた本特許出願の譲受人に譲渡され、また、この特許 出願もまたこれにより引用により本明細書に組み込まれる。 縫合糸アンカーおよび挿入器を使用して縫合糸を骨に取付る前に、縫合糸は、 縫合糸アンカーの横ボアおよび挿入器の縦ボアを通されなけれ ばならない。典型的には、縫合糸アンカーの横ボアは相対的に短く、かつ、挿入 器の縦ボアは比較的長く、それにより異なる通し器の構成を必要とする。例とし て、通常の針通し器が、縫合糸を縫合糸アンカーの横ボアを通すのに使用され得 る一方で、かぎ針型の通し器が、縫合糸を挿入器の縦ボアを通すのに使用されて もよい。 縫合糸が、最初の製造の間に縫合糸アンカーおよび挿入器を通されるべきであ る情況下では、製造者が縫合糸を縫合糸アンカーおよび挿入器を通すために各種 通し器を使用することは不便でないかも知れない。しかしながら、縫合糸が、使 用時に、すなわち手術室において縫合糸アンカーおよび挿入器を通される場合、 手術室の人員が縫合糸を縫合糸アンカーおよび挿入器を通すために各種通し器を 使用することは望ましくない可能性がある。かように、縫合糸を（ｉ）縫合糸ア ンカーで見出されるもののような相対的に短いボア、および（ii）挿入器で見出 されるもののような相対的に長いボアの双方を通すよう適合される、単一の通し 器を利用可能にすることが有益と思われる。 発明の目的 従って、本発明の一目的は、縫合糸を縫合糸アンカーおよび挿入器双方を通す よう適合された、縫合糸通し器アセンブリを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、縫合糸アンカー、挿入器、縫合糸、ならびに縫合糸 を縫合糸アンカーおよび挿入器双方を通すための縫合糸通し器アセンブリを包含 する縫合糸アンカーアセンブリを提供することにある。 本発明のなおさらなる目的は、縫合糸を縫合糸アンカーおよび挿入器を通す方 法を提供することにある。 発明の要約 これらおよび本発明の他の目的は、第一および第二端を有する本体、本体の第 一端から伸長する第一縫合糸通し器、ならびに本体の第二端から伸長する第二縫 合糸通し器を含んで成る、新規縫合糸通し器アセンブリの提供および使用により 取り扱われる。 本発明の目的は、さらに、その近位端を通って伸長する横第一ボアを有する縫 合糸アンカー、およびそれを通って伸長する軸方向の第二ボアを有する挿入器、 ならびに縫合糸アンカーを受領するため第二ボアに配置される受座を含んで成る 、新規縫合糸アンカーアセンブリの提供および使用により取り扱われる。当該縫 合糸アンカーアセンブリは、さらに、第一ボアを通しそして第二ボアを通りかつ 挿入器の近位端を通って出すための縫合糸、ならびに、縫合糸を縫合糸アンカー に連結するように縫合糸を第一ボアを通し、そしてその後、第二ボアのその受座 の上にアンカーを引くのに縫合糸が使用され得るように縫合糸を第二ボアを通す ための縫合糸通し器アセンブリを包含する。 本発明の目的は、なお、さらに、縫合糸を、縫合糸アンカーを通って横方向に 伸長する第一ボアを通し、そして縫合糸を、挿入器を通って縦に伸長する第二ボ アを通す新規方法の提供および使用により取り扱われる。当該方法は、第一およ び第二端を有する本体、本体の第一端から伸長する第一縫合糸通し器、ならびに 本体の第二端から伸長する第二縫合糸通し器を含んで成る縫合糸通し器アセンブ リを提供する段階を包含する。当該縫合糸通し器アセンブリは、第一縫合糸通し 器を第一ボアを突き通すように本体を操作すること、第一縫合糸通し器中の縫合 糸の位置を定めること、第一縫合糸通し器を第一ボアを通って戻すように本体を 操作して、それによりアンカーへの縫合糸の取付を助長するように縫合糸を第一 ボアを突き通すこと、そしてその後、第一縫合糸通し器を縫合糸から除去するこ と、により使用される。当該縫合糸通し器は、さらに、第二縫合糸通し器を第二 ボアを通って第二ボアの近位端の中にそして第二ボアの遠位端を通って出すよう に本体を操作すること、第二縫合糸通し器中の縫合糸の位置を定めること、そし て、第二縫合糸通し器を第二ボアを通って戻すように本体を操作して、それによ り縫合糸を第二ボアを通りそして第二ボアの近位端を通って出すこと、により使 用される。 図面の簡単な説明 これらおよび本発明の他の目的ならびに特徴は、以下の詳述された本発明の好 ましい態様の記述により、より十分に開示されるもしくは明らかにされることが でき、本発明の好ましい態様は添付の図面と一緒に考慮されるべきであり、図面 中で同様の番号は同様の部分を意味し、また、さらに、ここで： 図１は本発明に従って形成される縫合糸通し器アセンブリの側面図であり； 図２は図１に示される縫合糸通し器アセンブリの一端の端面図であり； 図３は図１に示される縫合糸通し器アセンブリの他端を示す拡大側面図であり ； 図４は図１〜３の縫合糸通し器アセンブリがともに使用されるとみられる種の 縫合糸アンカーの側面姿図であり； 図５は図４の縫合糸アンカーの近位端面図であり； 図６は図１〜３の縫合糸通し器アセンブリがともに使用されるとみら れる種の挿入器の側面図であり； 図７は同挿入器の近位端の端面図であり； 図８〜１４は、縫合糸を縫合糸アンカーを通す、縫合糸通し器アセン ブリの第一縫合糸通し器の略図による図示であり； 図１５〜１９は、縫合糸を挿入器を通す、縫合糸通し器アセンブリの第二縫合 糸通し器の略図による図示であり；そして 図２０は、縫合糸アンカー、挿入器および縫合糸の略図による図示であり、こ こで縫合糸は縫合糸アンカーおよび挿入器を適切に通されており、また、縫合糸 アンカーは挿入器に据え付けられる。 好ましい態様の詳細な記述 図面を参照すれば、本発明の具体的に説明する態様が、縫合糸通し器アセンブ リ５（図１）、縫合糸アンカー１００（図４および５）、挿入器２００（図６お よび７）、ならびに縫合糸３００（図１１〜１４および図１７〜２０）を包含す ることがみられることができる。 次いで、図１〜３を見れば、縫合糸通し器アセンブリ５は、第一および第二端 それぞれ１５および２０を有する本体１０を包含する。第一縫合糸通し器２５は 第一端１５から伸長し、また、第二縫合糸通し器３０は第二端２０から伸長する 。 第一縫合糸通し器２５は、第一ワイヤ様材料の本質的に閉じられた第一ループ ３５および同第一ワイヤ様材料の第一ネック部分４０を含んで成る。ネック部分 ４０は、第一縫合糸通し器２５の第一ループ３５を本体１０の第一端１５と相互 連結する。 第二縫合糸通し器３０は、第二ワイヤ様材料の本質的に閉じられた第二ループ ４５および同第二ワイヤ様材料の第二ネック部分５０を含んで 成る。ネック部分５０は、第二縫合糸通し器３０の第二ループ４５を本体１０の 第二端２０と相互連結する。第二ネック部分５０は第一ネック部分４０より有意 に長い。例として、しかし制限でなく、第二ネック部分５０は、第一ネック部分 ４０の長さの10倍の位数にあるとみられる。 第一および第二ループ３５、４５のそれぞれは、本体の端１５、２０から最も 隔たった端６０、６５に点５１、５５を有する四辺形を本質的に含んで成る。第 一および第二ループ３５、４５のそれぞれは、（ｉ）長軸７０、７５および（ii ）それぞれの長軸７０、７５に垂直に伸長する横軸８０、８５を規定する。 第一縫合糸通し器２５は、第二縫合糸通し器の長さＬ２（その端６５と本体の 第二端２０との間で測定されるような）より本質的に短い長さＬ１（その端６０ と本体の第一端１５との間で測定されるような）を提供される。第一ループ３５ の横軸８０は、第一ループの端６０より本体の第一端１５に近く配置される。他 方、第二ループ４５の横軸８５は、本体の第二端２０よりその端６５に近く配置 される。第一および第二ループ３５、４５のそれぞれは、横軸８０、８５に本質 的に沿って配置される側点９０を提供される。第一ループ３５の側点９０は、か ように、端６０より本体１０に近く、また、第二ループ４５の側点９０は本体１ ０より端６５に近い。 第一および第二縫合糸通し器２５、３０の第一および第二材料は、好ましくは 断面形状の丸い、ステンレス鋼のような金属ワイヤもしくはプラスチック素材ワ イヤであってよい。第一縫合糸通し器２５のワイヤ様材料の直径は、下でさらに 論考されることができるように、第二縫合糸通し器３０のワイヤ様材料の直径よ り本質的に小さい。 図４および５において、縫合糸アンカー１００が示され、これは典型的には金 属で作成される。縫合糸アンカー１００は、全般的に筒状の形状のものであり、 また、遠位端１０５を提供され、これは骨を貫通するように尖らせられるかもし くはさもなければ配置される。その近位端１１０で、縫合糸アンカー１００は、 近位に面する輪状フランジ１１５および近位に伸長する合せピン１２０を提供す るように直径が減少される。好ましくは、合せピン１２０は非環状（例えば六辺 形）の断面を有し、これによりアンカー１００は配備工具（例えば挿入器２００ ）により回転されることができる。合せピン１２０は近位端表面１２３で終わる 。合せピン１２０は、側から側へそれを通って伸長する横ボア１２５を規定する 。ボア１２５は、下でさらに記述されることができるように、縫合糸３００を受 領するよう適合される。好ましくは、縫合糸アンカー１００は、前述の米国特許 出願第08/514,613号に開示される種のアンカーに類似する。 次いで、図６および７を参照すれば、挿入器２００は、縫合糸アンカー１００ を受領する縫合糸アンカー受座を規定する、遠位に面する輪状フランジ２１０を 提供されるように、それを通って縦に伸長しそして前面ブローチ２０７で段をつ けられる縦ボア２０５を提供されることがみられる。好ましくは、ブローチ２０ ７は、アンカーの合せピン１２０の断面の形に対応する非円形（例えば六辺形） の断面を有し、これにより挿入器２００は、当該技術分野で十分に既知の様式で 骨中にアンカーを配備するようにアンカー１００を回転させるのに使用され得る 。挿入器２００は遠位端表面２１２で終わる。好ましくは、縦ボア２０５は、以 下に検討されるように、第二縫合糸通し器３０の挿入器への進入を助長 するように挿入器２００の近位端近くの皿穴２１５を包含する。かように、挿入 器２００は、一般に、挿入器の一端から他端まで通る長いボアを含んで成るもの とみなすことができ、その長いボアの遠位端は縫合糸アンカーを受領するよう形 成され、また、その長いボアの近位端はその長いボアへの第二縫合糸通し器３０ の進入を助長するよう形成される。 挿入器の縦ボア２０５は一般に縫合糸アンカーの横ボア１２５より本質的に長 く；また、挿入器の縦ボア２０５はまた一般に縫合糸アンカーの横ボア１２５よ り本質的に幅広いことが認識されるべきである。 操作において、縫合糸通し器アセンブリ５は、典型的には、まず縫合糸３００ を縫合糸アンカー１００に取付るのに使用される（図８〜１４）。より具体的に は、オペレーターは、縫合糸通し器アセンブリ本体１０をつかみ、そして第一縫 合糸通し器端６０を縫合糸アンカーボア１２５に向ける（図８）。第一ループ３ ５がボア１２５内に動かされる(urged)際に、ループ３５が縮んで（図９）、ル ープ３５がボア１２５を通って移動することを可能にする。上に示されるように 、第一ループ３５は、ステンレス鋼のような金属、もしくはプラスチック材料で 作成され、これは第一ループがボア１２５内に縮むことを可能にする。適すると 見出された第一ループの材料は、直径が約0.003インチの半硬度の丸３０４ステ ンレス鋼ワイヤである。 ボア１２５から出現する際に、第一ループ３５は、自然に、縫合糸３００がそ れを通る（図１１）ことを可能にするのに十分なそのループ形状を回復しうる（ 図１０）。そうでない場合は、オペレーターは容易に第一ループ３５をてこで動 かして(pry)開くことができる。縫合糸３００が第一ループ３５中にあれば、ル ープ３５は、縫合糸を縫合糸アンカ ーのボア１２５を通すように（図１３）ボア１２５を通っての本体１０の操作に より引き戻される（図１２）。縫合糸の一端が、その後、ボア１２５を通って引 かれて、縫合糸３００をアンカー１００に滑動可能に固定しうる（図１４）。 縫合糸３００を縫合糸アンカー１００に滑動可能に固定した場合には、縫合糸 ３００を挿入器２００を通すことが望ましい。しかしながら、挿入器２００の長 い形状により、第一縫合糸通し器２５はこの目的上不十分であり、そして第二縫 合糸通し器３０が使用されなければならない。より具体的には、オペレーターは 、本体１０をつかむことにより、第二ループ点５５を近位の皿穴２１５で挿入器 ２００に（図１５）、そしてその後ボア２０５の長さに沿って向ける。第二ルー プ４５のワイヤ様構造のため、ループ４５は容易に縮んで、挿入器の皿穴２１５ およびその後ボア２０５に進入しかつ通り抜ける（図１６）。上述の第一縫合糸 通し器２５のように、第二縫合糸通し器３０は金属もしくはプラスチックのワイ ヤ様材料、好ましくは約0.012インチ直径の半硬度の丸３０４ステンレス鋼ワイ ヤで作成されてよい。第二ループ４５は、皿穴２１５およびボア２０５へ進入し そして通り抜ける際のループ４５の崩壊を可能にするのに、また、ボア２０５お よびブローチ２０７から出現する際のループ４５の自己拡大に適する材料および 寸法のものである（図１７）。再度、ループ４５が縫合糸を容易に受領するのに 十分な大きさに自然に再拡大しない場合、別の工具（示されない）を使用してル ープをてこで動かして開き得る。縫合糸３００の双方の自由端をその後.第二ル ープ４５を通す（図１７）。次いで、当該ループを、ブローチ２０７、ボア２０ ５を通り（図１８）そして近位の皿穴２１５から（図１９）引き戻す。 縫合糸通し器アセンブリ５をその後、縫合糸３００からはずす。 縫合糸３００の２個の自由端をつかむことにより、オペレーターは、その後、 縫合糸アンカー１００を挿入器２００に取り付けるように、アンカーの輪状フラ ンジ１１５が挿入器の遠位端表面２１２を嵌合しかつアンカーの近位端表面１２ ３が挿入器の輪状フランジ２１０を嵌合するまでアンカー１００を遠位のブロー チ２０７内に引いてよい（図２０）。縫合糸アンカー１００および挿入器２００ を、その後、当該技術分野で周知方法により、縫合糸３００を骨に取付けること ができる。 縫合糸３００を、縫合糸アンカー１００および挿入器２００を通した後、縫合 糸通し器アセンブリ５を捨ててよい。本体１０は、典型的には剛性プラスチック 材料で作成され、また、縫合糸通し器アセンブリ５の残余は金属もしくはプラス チックワイヤで作成されるので、当該アセンブリは作成するのが安価であり、か つ、過度の費用なしに容易に廃棄可能である。 もちろん、縫合糸通し器アセンブリ５を、図４〜２０に示されたもの以外の縫 合糸アンカーおよび挿入器とともに使用することが可能である。例として、縫合 糸通し器アセンブリ５は、前述の米国特許第5,411,506号に示されるような縫合 糸アンカーおよび挿入器とともに使用してもよく、または、当該縫合糸通し器は 、他の縫合糸アンカーおよび／もしくは挿入器とともに使用してもよい。殊に、 縫合糸通し器アセンブリ５は、縫合糸アンカーを骨に保持するためのねじ山以外 の手段を含む縫合糸アンカーとともに使用してもよく、例えば、当該アセンブリ がかかり(barbs)もしくは拡大可能体を含んで成る縫合糸アンカーとともに使用 してもよいことに注意すべきである。縫合糸通し器アセンブリ５はまた、横 以外の方向に伸長する縫合糸受領ボアを有する縫合糸アンカーとともに使用して もよい。例えば、縫合糸通し器アセンブリ５は、アンカーの長さに沿って長軸方 向に伸長する縫合糸受領ボアを有する縫合糸アンカーとともに使用してもよい。 要するに、縫合糸通し器アセンブリ５は、比較的短いボアを有する縫合糸アンカ ーおよび比較的長いボアを有する挿入器を含んで成る種のいずれかの縫合糸アン カー系とともに使用してもよい。 かように、縫合糸を、縫合糸アンカーおよび挿入器双方を通す二重の目的にか なう縫合糸通し器が提供される。さらに、縫合糸アンカー、縫合糸、挿入器、な らびにアンカーおよび挿入器を通すための縫合糸通し器を包含する縫合糸アセン ブリが提供される。なお、さらに、双方の課題に１個の工具を使用して、縫合糸 を縫合糸アンカーに固定する方法および縫合糸を挿入器を突き通す方法が提供さ れる。 本発明は、決して、本明細書の図面に開示され、そして／もしくは示される特 定の構成および方法の段階に制限されないが、しかしいかなる改変もしくは同等 物もまた請求の範囲の範囲内に含んで成ることが理解されるべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第一および第二端を有する本体； 前記本体第一端から伸長する第一縫合糸通し器；ならびに 前記本体第二端から伸長する第二縫合糸通し器 を含んで成る、縫合糸通し器アセンブリ。 ２．前記第一縫合糸通し器が第一ワイヤ様材料の本質的に閉じられた第一ループ を含んで成り、前記第一ワイヤ様材料の第一ネック部分が前記第一ループおよび 前記本体第一端を相互連結し；そして 前記第二縫合糸通し器が第二ワイヤ様材料の本質的に閉じられた第二ループを 含んで成り、前記第二ワイヤ様材料の第二ネック部分が前記第二ループおよび前 記本体第二端を相互連結する、請求の範囲１に記載の縫合糸通し器アセンブリで あって； 前記第二ネック部分が前記第一ネック部分より長い、縫合糸通し器アセンブリ 。 ３．前記第一縫合糸通し器が、縫合糸を縫合糸アンカーの第一ボアを突き通すよ うに適合され、また、前記第二縫合糸通し器が、縫合糸を縫合糸アンカー挿入器 の第二ボアを突き通すように適合される、請求の範囲２に記載の縫合糸通し器ア センブリであって、前記第二ボアが前記第一ボアより多数倍長い、縫合糸通し器 アセンブリ。 ４．前記第一および第二ループのそれぞれが、前記本体から最も隔たった端に点 を有する四辺形を本質的に含んで成る、請求の範囲３に記載の縫合糸通し器アセ ンブリ。 ５．前記第一材料が、第一の直径の、丸金属ワイヤおよび丸プラスチックワイヤ から成る材料の群から選択される材料を含んで成り、また、前 記第二材料が、前記第一直径より大きな直径の丸金属ワイヤおよび丸プラスチッ クワイヤから成る材料の群から選択される材料を含んで成る、請求の範囲４に記 載の縫合糸通し器アセンブリ。 ６．前記第一直径が、前記第一ループが前記第一ボアを突き通される際に前記第 一ループが縮むことを可能にするようであり、また、前記第二直径が、前記第二 ループが前記第二ボアを突き通される際に前記第二ループが縮むことを可能にす るようである、請求の範囲５に記載の縫合糸通し器アセンブリ。 ７．前記第一材料が、ステンレス鋼およびプラスチック素材から成る材料の群か ら選択され、かつ、前記第一直径が約0.003インチである、請求の範囲６に記載 の縫合糸通し器アセンブリ。 ８．前記第二材料が、ステンレス鋼およびプラスチック素材から成る材料の群か ら選択され、かつ、前記第二直径が約0.012インチである、請求の範囲６に記載 の縫合糸通し器アセンブリ。 ９．前記四辺形のそれぞれが、その連合された縫合糸通し器の長軸に沿って伸長 する第一軸、および、その連合された縫合糸通し器の長軸に垂直な角度で伸長す る第二軸を含んで成る、請求の範囲４に記載の縫合糸通し器アセンブリ。 １０．前記第一縫合糸通し器がその最遠位端と前記本体との間で測定されるよう な第一長さを有し、また、前記第二縫合糸通し器が、その最遠位端と前記本体第 二端との間で測定されるような第二長さを有し、また、さらに、前記第一ループ の前記第二軸がその最遠位端より前記本体第一端に近く配置され、また、さらに 、前記第二ループの前記第二軸が前記本体第二端よりその最遠位端に近く配置さ れる、請求の範囲９に記載の 縫合糸通し器アセンブリ。 １１．前記ループのそれぞれが向かい合った側点を有する、請求の範囲４に記載 の縫合糸通し器アセンブリであって、前記第一ループの前記側点は前記第一ルー プ端より前記本体に近く、また、前記第二ループの前記側点は前記本体より前記 第二ループに近い、縫合糸通し器アセンブリ。 １２．その近位端に隣接してそれを通る横第一ボアを有する縫合糸アンカー； それを通る軸方向の第二ボア、および前記縫合糸アンカーを受領しかつ保持す るため前記第二ボアに配置される縫合糸アンカー受座を有する縫合糸アンカー挿 入器； 前記第一ボアにおける配置、および前記第二ボアを通りかつ前記挿入器の近位 端からの伸長のための縫合糸；そして 前記縫合糸を前記第一ボアを通して前記縫合糸を前記アンカーに連結し、そし てその後、前記縫合糸が前記アンカーを前記第二ボア内にかつ前記アンカー受座 の上に引くように操作可能であるように、前記縫合糸を前記第二ボアを通すため の縫合糸通し器アセンブリ、 を含んで成る、縫合糸アンカーアセンブリ。 １３．前記アンカーが遠位および近位端を提供される、請求の範囲１２に記載の 縫合糸アンカーアセンブリであって、前記アンカー遠位端が骨を貫通するよう形 成され、前記アンカーは全体的に筒状に造形され、そして、前記隣接端は、近位 に面する輪状フランジを前記アンカー上に提供するように減少された直径のもの である、縫合糸アンカーアセンブリ。 １４．前記第一ボアが前記縫合糸アンカーの減少された直径部分の側から側まで 伸長する、請求の範囲１２に記載の縫合糸アンカーアセンブリ。 １５．前記挿入器の前記縫合糸アンカー受座が、前記挿入器第二ボアの前記縫合 糸アンカーを取り付けるための前記縫合糸アンカー輪状フランジにより嵌合可能 な遠位に面する輪状フランジを含んで成る、請求の範囲１３に記載の縫合糸アン カーアセンブリ。 １６．前記縫合糸通し器アセンブリが第一および第二端を有する本体を含んで成 る、請求の範囲１２に記載の縫合糸アンカーアセンブリであって、第一縫合糸通 し器は前記本体第一端から伸長し、また、第二縫合糸通し器は前記本体第二端か ら伸長し、前記第一縫合糸通し器は前記縫合糸を前記第一ボアを前記通すことに 適合され、また、前記第二縫合糸通し器は前記縫合糸を前記第二ボアを前記通す ことに適合される、縫合糸アンカーアセンブリ。 １７．前記第一縫合糸通し器が第一ワイヤ様材料の本質的に閉じられた第一ルー プを含んで成り、また、前記第二縫合糸通し器が第二ワイヤ様材料の本質的に閉 じられた第二ループを含んで成る、請求の範囲１６に記載の縫合糸アンカーアセ ンブリ。 １８．前記ループのそれぞれが、前記本体から最も隔たった端に点を有する四辺 形を本質的に含んで成る、請求の範囲１７に記載の縫合糸アンカーアセンブリ。 １９．前記ループのそれぞれが向かい合った側点を有する、請求の範囲１８に記 載の縫合糸アンカーアセンブリであって、前記第一ループの前記側点は前記第一 ループ端より前記本体に近く、また、前記第二ループの前記側点は前記本体より 前記第二ループ端に近い、縫合糸アンカーアセンブリ。 ２０．第一横ボアを有する種の縫合糸アンカーにそれを通って縫合糸を 固定し、かつ前記縫合糸を、縫合糸アンカー挿入器を通って縦に伸長する第二ボ アを突き通す方法であって、前記方法が、 第一および第二端を有する本体を含んで成る縫合糸通し器アセンブリを提供す ることであって、第一縫合糸通し器は前記本体第一端から伸長し、また、第二縫 合糸通し器は前記本体第二端から伸長し； 前記第一縫合糸通し器を第一方向で前記第一ボアを突き通すよう前記本体を操 作すること； 前記第一縫合糸通し器中の前記縫合糸の一部分の位置を定めること； 前記縫合糸を前記ボアを突き通して前記縫合糸の前記アンカーへの取付を助長 するように、前記第一縫合糸通し器を第二方向で前記第一ボアを突き通すよう前 記本体を操作すること； 前記縫合糸を前記第一縫合糸通し器から除去すること； 前記第二縫合糸通し器を、前記第二ボアの近位端の中に、前記第二ボアを通り そして前記第二ボアの遠位端を通って出すよう前記本体を操作すること； 前記第二縫合糸通し器中の前記縫合糸の一部分の位置を定めること； そして 前記縫合糸を前記第二ボアを通りかつ前記第二ボアの前記近位端を通って出す ように、前記第二ボア遠位端および前記第二ボアを通って前記第二縫合糸通し器 を戻すように、前記本体を操作すること、 の段階を含んで成る方法。 ２１．前記第一縫合糸通し器が前記本体から離れた第一点を有する第一ループを 含んで成り、かつ、前記第二縫合糸通し器が前記本体から離れた第二点を有する 第二ループを含んで成る、請求の範囲２０に記載の方 法であって； 前記第一方向での前記第一縫合糸通し器の前記第一ボアの前記突き通しは、前 記第一ボアから出現する際に再度ループ形状を形成するよう拡大可能である前記 第一ループを圧縮するよう、前記第一ボアを通して前記第一点を動かすことを含 んで成り； 前記第一縫合糸通し器中の前記縫合糸の前記位置ぎめは、前記縫合糸 を前記第一ループに通すことを含んで成り； 前記縫合糸の前記第一ボアの突き通しは、前記縫合糸の前記縫合糸アンカーへ の前記取付のために前記縫合糸をその中に含む前記第一縫合糸通し器を前記第一 ボアを通って引き戻すことを含んで成り； 前記第二縫合糸通し器の遠位への前記第二ボアの前記突き通しは、前記第二ル ープ端を前記第二ボアの前記近位端に挿入すること、および、その前記遠位端で 前記第二ボアから出現する際に拡大してループ形状を形成する前記第二ループを 圧縮するよう前記第二ボアを通って前記第二点を動かすことを含んで成り； 前記第二縫合糸通し器中の前記縫合糸の前記位置ぎめは、前記縫合糸を前記第 二ループに通すことを含んで成り；そして 前記第二縫合糸通し器の近位の方向での前記第二ボアを通っての前記戻しは、 前記縫合糸を前記第二ボアを通りかつ前記第二ボアの前記近位端を通って出すた めに、その中に前記縫合糸を含む前記第二縫合糸通し器を前記第二ボアを通って 引き戻すことを含んで成る方法。 ２２．第一の方向に伸長する第一縫合糸通し器； 第二の方向に伸長する第二縫合糸通し器； 前記第一縫合糸通し器および前記第二縫合糸通し器を相互連結する中 間部分、 を含んで成る、縫合糸通し器アセンブリ。 ２３．前記第一の方向が第二の方向と反対である、請求の範囲２２に記載の縫合 糸通し器アセンブリ。