JP2000507114A - 呼吸促進装置 - Google Patents

呼吸促進装置

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Abstract

(57)【要約】 ユーザーの上側の歯を収容する上側アーチ(12)とユーザーの下側の歯を収容する下側アーチ(14)をコネクタ(16)によって調整自在に連結した呼吸促進装置(10)を提供する。コネクタ(16)は下側アーチに対する側方の移動を可能にするよう動作する。上側アーム(12)はガス供給システム88を有するフェースマスク(86)に調整自在に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】 呼吸促進装置発明の技術分野 本発明は、医療装置特に、呼吸促進装置に関するものである。発明の背景 多くの人々は呼吸に関して問題をかかえている。このような問題は、不眠症、 いびき、又は無呼吸睡眠のような一層深刻な症状を引き起こす。 呼吸障害の治療方法の一つとしては、ユーザーの口に挿入してユーザーの下顎 から前方に突出させる装置を使用するものがある。これらの装置は、ユーザーの 呼吸の気道を十分開き、ユーザーが鼻及び口から一層容易に呼吸できるようにす るものである。これらの装置は幾つかの呼吸問題を治療を行うものであるが、よ り深刻な無呼吸睡眠のような症状を治療するには不適当である。更に、これらの 装置は、種々のユーザー及び治療条件に適用するのに必要なカスタマイズ性及び 調整可能性に欠けることが多い。 呼吸障害の他の治療方法としては、患者に連続正空気圧(“CPAP”)供給 の方法がある。CPAPは、フェースマスク、ノーズマスク、又は鼻内インサー トを介して供給し、患者の呼吸気道をより一層広げる。CPAPは、より深刻な 症状向けとして使用が増加している。CPAP供給のためのフェースマスクは、 調整可能な又は弾性のストラップによって患者の頭に取り付けるのが一般的であ る。患者が移動するとき、フェースマスクがずれたり、患者の顔面から外れたり することがよくあり、このことはCPAPを減少させたり、寝ている患者を起こ したりすることになる。発明の開示 本発明の目的は、従来の呼吸促進装置の欠点及び問題点を解決する呼吸促進装 置を得るにある。 この目的を達成するため、本発明呼吸促進装置は、ユーザーの上側の歯の少な くとも幾つかを収容する上側アーチと、ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つか を収容する下側アーチと、下側アーチを上側アーチに調整自在に連結するコネク タとを具える。このコネクタは、上側アーチに対する下側アーチの側方移動可能 にし、また上側アーチに対する下側アーチの前方方向の調整自在な位置決めを可 能にする。本発明の他の実施例においては、コネクタを、上側アーチに対する下 側アーチの垂直方向位置決めを調整自在にする構成とし、また、下側アーチに着 脱自在に掛合するフック素子を設ける。 更に、本発明の他の実施例においては、コネクタを上側アーチに着脱自在に連 結する。他の実施例においては、コネクタにリップバンパを設ける。他の実施例 においては、上側及び下側のアーチには、ユーザーの上側及び下側の歯の少なく とも若干の型をそれぞれ形成する変形可能材料を収容するようにする。更に、本 発明の他の実施例においては、コネクタを、上側アーチに対して下側アーチが側 方に移動できる構成にし、また下側アーチに引張力を加えることにより、上側ア ーチに対して下側アーチを前方方向に調整自在に位置決めできるようにする。 更に、本発明本発明呼吸促進装置は、ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つか を収容する上側アーチと、ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下 側アーチと、下側アーチを上側アーチに調整自在に連結するコネクタとを具える 。このコネクタは、下側アーチに対して引張力を加えることによって上側アーチ にたして下側アーチを前方方向に調整自在に位置決めするよう構成する。この装 置は、更に、下側アーチに対して前方方向に位置決めした支持面と、第1端部及 び第2端部を有する引張部材とを有する。引張部材の第1端部をコネクタに調整 自在に連結し、引張部材の第2端部を下側アーチに連結し、引張部材の第1端部 と第2端部との間に位置する領域に沿って引張部材を支持面に接触させる。 本発明の更に他の実施例の呼吸促進装置は、ユーザーの上側の歯の少なくとも 若干を収容する上側アーチと、上側アーチに対してユーザーの下顎の側方移動を 可能にするとともに、上側アーチに対する下顎の前方方向の位置決めを調整自在 に行うコネクタと、フェースマスクと、このフェースマスクにガスを供給するガ ス供給システムと、フェースマスクを上側アーチに調整自在に接続する接続装置 とを有する。他の実施例においては、上側アーチとフェースマスクとの間の自在 の移動を可能にする接続装置を設ける。 更に、本発明の他の実施例の呼吸促進装置においては、ユーザーの上側の歯の 少なくとも若干を収容する上側アーチと、ユーザーの下側の歯の少なくとも若干 を収容する下側アーチとを有する。引張部材を上側アーチ及び下側アーチに連結 し、下側アーチに引張力を発生するようにする。この装置は、引張力を使用して 上側アーチに対する下側アーチの前方方向の位置決めを調整自在に行う。本発明 の他の実施例においては、引張部材を収容するチャンネルを有する上側アーチを 設ける。更に他の実施例においては、複数個の引張部材により、上側アーチに対 する下側アーチの前方方向の位置決めを調整自在にする。 本発明の重要な技術上の利点は、フェースマスクをカスタマイズ可能なアーチ により固定し、従って、ユーザーの顔に対するフェースマスクのフィットを一層 確実にする。本発明は、ユーザー又は臨床専門家が容易にカスタマイズできる呼 吸促進装置を提供する。従って、本発明装置は、ユーザーの口に一層しっかりと フィットし、ユーザーの特別な呼吸障害を一層効果的に治療することができるよ う構成する。更に、本発明装置はユーザー並びに臨床専門家がカスタマイズでき るため、装置及びこの装置に関連する治療は、従来の装置におけるよりも費用が 少なくて済む。更に、本発明によれば、ユーザーの唇が上側アーチを含む装置部 分の周りにシールを形成することができるリップバンパを設け、従ってCPAP システムを一層効率的に作動させることができる。更に、このリップバンパによ れば、ユーザーの唇を断面がリラックスした状態の唇によって生ずる口の開きよ りも小さい物体の周りに密着させるというユーザーの癖から生ずる疲れを軽減し て快適になる。 本発明の他の重要な技術的利点は、ユーザーの下顎を前方方向に調整自在に位 置決めできるとともに、側方に下顎を移動できる点である。この構成によれば、 装置の効率を低下させることなくユーザーの装着感を向上することができる。特 別な実施例においては、前方方向の調整は下顎の前方ポイントから行うことがで き、下側アーチに加わる垂直方向上方の負荷を軽減することができ、ユーザーの 下顎を動かすとき下側アーチが下側の歯を引き抜く危険性を減少する。或る実施 例においては、下顎の前方調整は、独立的又は一緒に調整できる1個又はそれ以 上の引張部材を使用することにより行うことができる。この結果、ユーザーの装 着感を維持しつつ本発明装置の適合性を向上させるとともに、無呼吸睡眠のよう な深刻な呼吸障害を一層効率よく治療することができる。図面の簡単な説明 本発明及び本発明による利点をより完全に理解するため、以下に添付図面を参 照して説明し、これらの図面において、同一の部分には同一の参照符号を付して 示す。 図1aは、発明による構造の呼吸促進装置の斜視図、 図1bは、上側アーチ及び下側アーチのいずれかに関連して使用する本発明に よる他の実施例の説明図、 図2a−2dは、それぞれ図1に示す装置の底部から見た斜視図、側面図、正 面図、底面図、 図3a及び3bは、スライダに関連して使用する本発明による他の実施例の側 面図及び正面図、 図4a−4cは、本発明におけるフック素子の分解底面図、正面図、及び側面 図、 図5a−5dは、フック素子及び可撓性部材のいずれかに関連して使用する本 発明による他の実施例の分解側面図、 図6a−6cは、引張部材に関連して使用する本発明による他の実施例の分解 側面図、 図7は、舌スタッドに関連して使用する本発明の他の実施例の分解側面図、 図8は、呼吸促進装置の他の実施例の説明図、 図9a−9cは、アジャスタの分解説明図、 図10は、呼吸促進装置の他の実施例の説明図、 図11は、アジャスタの他の実施例の分解説明図、 図12は、呼吸促進装置の他の実施例の説明図である。発明の詳細な説明 図1aは本発明の教示に従って、構成された呼吸促進装置を示す。装置10に 上側アーチ12と下側アーチ14とを設ける。上側アーチ12は使用者の上の歯 の少なくとも若干を収容し得るようにし、下側アーチ14は使用者の下の歯の少 なくとも若干を収容し得るようにする。この装置10を使用している時、上側ア ーチ12、及び下側アーチ14は使用者の口の中に挿入されている。 上側アーチ12、及び下側アーチ14は変形可能な材料11を収容し得るよう にする。この材料11には使用者のそれぞれ上の歯、及び下の歯の歯型を形成す ることができる。この変形可能な材料11としてはELVAX(商標名)で販売され ているエチレン・ビニルアセテート共重合体樹脂があるが、使用者の歯の歯型を 形成するのに使用し得る他の適当な変形可能な材料も使用することができる。一 実施例では、変形可能な材料11をその変形可能な状態に置くため、例えばマイ クロ波加熱炉、又は高温の水を使用して、約65.6℃(150°F)の温度まで変形可能 な材料11を加熱する。次に、上側アーチ12、及び下側アーチ14を別々に、 又は一緒に使用者の口の中に挿入し、変形可能な材料11が使用者の歯の形状に 変形するよう使用者が噛む。次に上側アーチ12、及び下側アーチ14を取り外 して、冷却し、硬化させる。従って、本発明は使用者に容易に適合させることが できる。 代案として、図1bに示すように、LEXAN(商標名)で販売されているポリカー ボネート熱可塑性樹脂、又はメチルメタクリレートのような歯科用に適切な変形 可能な材料から上側アーチ12、及び下側アーチ14自身を形成してもよい。こ のような材料は歯科用マウスピースに精通している人には良く知られており、そ の他の材料も本発明の範囲を逸脱することなく使用することができる。従って、 本発明は歯科の専門家によっても容易に適合させることができる。 上側アーチ12、及び下側アーチ14を使用者の歯に一層完全に取り付けるた め、種々の取付用留め具を使用することができる。図示の実施例はC字状留め具 13、ボール状留め具15、及びU字状留め具17を有する。これ等留め具13 、15、17の1個、又はそれ以上を上側アーチ12、及び下側アーチ14に設 ける。 コネクタ16を使用して、上側アーチ12を装置10の残部に結合する。ねじ 18、19を使用して、コネクタ16の本体20を上側アーチ12に取外し可能 に結合する。本発明の範囲を逸脱することなく、その他の緊締装置を採用するこ ともできる。上側アーチ12を取外し可能にコネクタ16の本体20に結合する が、本発明は、緊締具を使用することなく、本体20と上側アーチ12との両方 を形成する一体材料片を使用することもできる。 本発明の重要な利点は、コネクタ16の本体20が上側アーチ12から取外し 可能であることである。これにより、装置10を組み立てて、使用者に取り付け る前に、使用者の上の歯の歯型を形成することができる。同様に、以下に一層完 全に説明するように、下側アーチ14をコネクタ16に取外し可能に結合する。 従って、装置10を組み立てて、使用者に取り付ける前に、形成された使用者の 下の歯の歯型を下側アーチ14に設けることができる。上側アーチ12と下側ア ーチ14とをコネクタ16に取外し可能に結合し、従って上側アーチ12と下側 アーチ14とを装置10の残部に取外し可能に結合するから、装置10の残部に 煩わされることなく、本発明は使用者、又は医療専門家のいずれによっても適合 させることができる。 コネクタ16はリップバンパ(唇緩衝体)36を有し、これにより使用者の唇 が本体20の周りにシールを形成することができる。このリップバンパ36は使 用者の疲労を軽減する。リラックスしている状態の時に使用者の唇によって形成 される開口よりも断面が一層小さい断面の物体の周りに唇を硬く形成しようとす る傾向があるため、この疲労が生ずる。また、リップバンパ36は使用者の唇と 本体20との間を一層有効にシールし、以下に一層完全に説明するこのCPAPシス テムの有効性を増大する。リップバンパ36はコネクタ16に一体にしてもよく 、別体にしてもよい。代案として、例えば、上側アーチ12とコネクタ16との 間の連結位置によって必要な時、コネクタ16でなく、上側アーチ12にリップ バンパ36を設けてもよい。その場合、リップバンパ36を上側アーチ12に一 体にしてもよく、別体にしてもよい。 ねじ38、40、又はその他の適当な緊締具を使用して、本体20を面板42 に結合する。本発明では代案の実施例として、緊締具を必要とせず、本体20と 面板42との両方を一体の材料片で形成することもできることを理解すべきであ る。 フェースマスク86、及びフェースマスク86にガスを供給するための連続正 空気圧(CPAP)システム88に関連して、装置10を使用し得るようにしてもよい 。 一定の正の空気圧で、又は特定の使用者、即ち治療する呼吸器患者に従って調整 された正の空気圧でCPAPシステム88によってガスが供給されるようフェースマ スク86の形態を定める。一般に、CPAPシステム88によって送給される空気圧 が増大すると、呼吸通路の開口は大きくなる。CPAPシステム88は一例として示 したに過ぎない。一定の圧力で、又は変化する圧力で空気、酸素、又は意識を失 った状態で使用するガスのような任意の呼吸できるガスを送給するため、他のシ ステムも使用することができる。患者が吐き出したガスをフェースマスク86か ら排出するような形態にフェースマスクをすべきである。 本発明の一実施例によれば、装置10と共に、調整自在のストラップ62を設 ける。調整自在のストラップ62は、コネクタ16の面板42に結合されたスト ラップフック64、66に掛合するように作動可能である。装置10を使用者の ヘッドに取り付け、使用者の上顎に応力が加わらないように、しかも使用者の歯 を損傷する危険が無いように、使用者の下顎を前方へ突出させ得るように調整自 在のストラップ62を作動させる。また、調整自在のストラップ62はフェース マスク86にガスを送給しているCPAPシステム88の有効性を増大する。調整自 在のストラップ62をストラップフック64、66の両方、又は一方に掛合させ る必要はなく、その代わりにフェースマスク86に取り付けるだけでよい。この 逆に、調整自在のストラップ62をストラップフック64、66のようなコネク タ16の一部にのみ取り付け、フェースマスク86には取り付けないようにして もよい。調整自在のストラップ62を装置10に結合する他の方法を使用するこ ともできる。 本発明の他の実施例では、フェースマスク86をコネクタ16に調整自在に結 合する。従って、連結装置67を使用して、フェースマスク86を上側アーチ1 2に調整自在に結合する。連結装置67には面板42から前方に突出する中空ポ スト68を設ける。中空ポスト68は回動カラー70に整合して掛合し、調整自 在のカラージョイントを形成する。このカラージョイントにより、中空ポスト6 8は摺動し、回転することができる。緊締具72は回動カラー70、74を相互 に相対的な希望する角度に結合する。連結ポスト76の一端を回動カラー74に 貫通し、第2調整カラージョイントを形成する。この第2調整カラージョイント を介して連結ポスト76が摺動し回転する。緊締具72を締め付けた時、カラー 70、74、中空ポスト68、及び連結ポスト76によってそれぞれ形成された 2個のカラージョイントも締め付けられる。 連結ポスト76の他端をカラー78に貫通し、第3調整カラージョイントを形 成する。この第3調整カラージョイントを介して連結ポスト76が摺動し回転す る。緊締具80によって回動カラー78、82を相互に相対的に希望する角度に 連結する。ポスト84の末端を回動カラー82に貫通し、第4カラージョイント を形成する。この第4カラージョイントを介してポスト84が摺動し回転する。 緊締具80を締め付けると、回動カラー78、82、連結ポスト76、及びポス ト84によってそれぞれ形成されたカラージョイントも締め付けられる。 ポスト84の基端をフェースマスク86に取り付けて、フェースマスク86に 対するコネクタ16の結合を完成する。このようにして本発明は自在な調整が可 能であり、使用者の口部に結合された装置10の部分をフェースマスク86に対 して前方に、垂直方向に、側方に、角度的に、即ち回転に対して調整自在に位置 決めすることができ、重要な技術的利点が得られる。自在の調整、又は調整度が 少し劣る調整の他の方法も本発明の範囲を逸脱することなく装置10に関し採用 することができる。 図2a〜図2dはチャンネル22を有するコネクタ16の本体20を示す。フ ック素子26をチャンネル22に嵌着し、チャンネル22の長さ方向に沿って摺 動し得るようにする。水平ねじ24を本体20の前部からチャンネル22内に後 方に突出しフック素子26に螺着する。面板42に形成された水平孔43を使用 して、水平ねじ24のねじヘッド25を操作することができる。 ねじドライバ、又はその他の適当な調整装置を面板42の水平孔43内に送入 し、ねじヘッド25に掛合させる。面板42を介してコネクタ16に結合された 中空ポスト68の中空部69によって、水平孔43、及びねじヘッド25に接近 することができる。面板42を通じて水平ねじ24を前方に、中空部69内に突 出するが、中空部69内には突出させず、水平孔43内に延在させるだけでもよ いし、水平孔43内に突出せず、本体20内のみに留めてもよい。 一実施例では、チャンネル22の側壁の少なくとも一部を斜めに形成し、水平 ねじ24を回転した時、フック素子26をチャンネル22内で前方、及び後方に 移動するよう案内し、フック素子26を垂直方向には移動させないようにする。 適切な方向への水平ねじ24の回転に応動し、フック素子26はチャンネル22 内で前方、又は後方に摺動する。本発明はフック素子26がチャンネル22内で 前方、又は後方に移動し得るが、垂直方向には移動し得ないようにするのに適す る任意の方法でチャンネル22の側壁を形成することができる。 下側アーチ14はフック留め具34を有し、このフック留め具34は下側アー チ14の中心線を側方に横切って延在し、フック44に掛合するように作動する 。フック44に掛合していても、使用者の顎の側方への移動に応動して、下側ア ーチ14は側方に移動することができる。フック44はフック素子26と一体で もよく、又は別体でもよい。フック留め具34はフック留め具34とフック44 との間を結合できるほぼ円形横断面を有するものとして示したが、フック留め具 34の他の横断面の形状や、フック素子26とフック留め具34とを結合する他 の方法でも、本発明の範囲を逸脱することなく使用することができる。 フック44とフック留め具34との相対位置に起因し、フック44をフック留 め具34に掛合させた時、下側アーチ14、従って使用者の下顎は上側アーチ1 2に対し相対的に前方に突出させることができる。水平ねじ24を適切な方向に 回転する時、上側アーチ12に対し相対的に希望する程度に前方に突出し得るよ う、下側アーチ14、従って使用者の下顎を前方、又は後方に調整する。必要に 応じ、装置10の寸法を使用者に対し適切なものにし、関連する呼吸器病を有効 に治療するため、この前方に突出する量を増大し、又は減少させる。他の実施例 では、チャンネル22内のフック素子26に接触するよう、垂直ねじ、又はその 他の適切な部材を調整して、フック素子26を希望する位置に取り付けるのに十 分な力でチャンネル22の内面にフック素子26を押圧しない限り、フック素子 26はチャンネル22内で自由に移動することができる。フック素子26をチャ ンネル22に押し付ける力を減少させ、又は釈放し、フック素子26を希望する 位置に動かし、次にフック素子に再び力を加えることにより、フック素子26を 更に調整してもよい。本発明は代案の実施例でモータ、又は液圧装置を使用して 下顎を調整する。このようなモータ、又は液圧装置は水平ねじ24に関連して使 用されるが、本発明の範囲内で、必ずしも水平ねじ24に関連して使用する必要 はない。 図3a、及び図3bは摺動体94に関連して使用するようにした本発明の代わ りの実施例の側面図、及び前面図を示す。摺動体94をチャンネル22内に嵌着 し、チャンネル22の長さの方向に沿って摺動できるようにする。水平ねじ24 を本体20の前部からチャンネル22内に後方に突出し、摺動体94に螺着する 。図2a〜図2dに関連して上に説明したように水平ねじ24のねじヘッド25 を操作し、調整することができる。 一実施例では、水平ねじ24を回転した時、チャンネル22内で摺動体94を 前方、又は後方に案内し、しかも摺動体94は垂直に移動しないように、摺動体 94の形状に協働するようチャンネル22の側壁の少なくとも一部を形成する。 適切な方向への水平ねじ24の回転に応動して、チャンネル22内で摺動体94 は前方、又は後方に摺動する。本発明は摺動体94をチャンネル22内で前方、 又は後方に移動させ、しかも垂直に移動しないようにする任意適切な方法でチャ ンネル22の側壁を形成することができる。 連結アーム96を摺動体94に結合し、チャンネル22のスロット97に通し て、連結アーム96を摺動体94から上側アーチ12のほぼ下方の区域まで下方 に延長する。下側アーチ14に側方棒98を設け、この側方棒98を連結アーム 96の末端に掛合するように作動させる。連結アーム96に掛合させたまま、使 用者の下顎の側方への運動に応動して、下側アーチ14は側方に移動する。連結 アーム96は摺動体94と一体にしてもよく、又は別体にしてもよい。連結アー ム96を可変の長さにしてもよい。連結アーム96と側方棒98との間を結合し 得るほぼ円形の横断面を有するように側方棒98を示したが、側方棒98の他の 横断面の形状、及び連結アーム96と側方棒98とを結合する他の方法も本発明 の範囲を逸脱することなく使用することができる。 連結アーム96と側方棒98との相対位置に起因して、連結アーム96が側方 棒98に掛合した時、下側アーチ14、従って使用者の下顎は上側アーチ12に 対し相対的に前方に突出する。図2a〜図2dに関連して上に説明したのと同じ ように、使用者の顎を調整することができる。 図4a〜図4cは本発明の代わりの実施例の分解底面図、前面図、及び側面図 であり、本発明の教示により構成された代わりのフック素子26を有する。フッ ク素子26を垂直、及び前方に調整自在にし、特定の使用者、及び治療を受ける 呼吸器患者のために必要に応じて装置10を適合させるため、フック素子26を 上下動させ得るようにする。 図4b、及び図4cに示すように、チャンネル22の露出した上部23から、 フック素子26の頂部のねじ孔に通して垂直ねじ30を下方に延長する。この延 長は、フック素子26とは別個のフランジ28に垂直ねじ30が接触するまで延 長する。水平ねじ24の調整に応動して、フック素子26、及びフランジ28が チャンネル22内に摺動する時、垂直ねじ30はチャンネル22の露出した上部 23内に前方、及び後方に移動する。フランジ28からのフック素子26の垂直 移動を調整するように、頂部から露出している垂直ねじ30は作動可能である。 一実施例では、垂直ねじ30は止めねじである。チャンネル22の側壁の形状に 起因し、フランジ28は垂直に動くのを防止されているから、垂直ねじ30を回 転することにより、フック素子26を上側アーチ12に対し相対的に垂直に移動 させる。垂直ねじ30を調整していない時、チャンネル22の露出した上部23 を覆うため、取り外しできるキャップ32を設けてもよい。 チャンネル22、フック素子26、フランジ28、及び垂直ねじ30の優れた 形状に起因し、フック素子26は前方に、後方に、及び垂直に自由に調整可能で ある。このようにして自由に調整される装置10の能力は呼吸器病の改善におけ る装置10の容易さ、有効性、及び快適性に加えて、従来の装置に比較し顕著な 技術的利点である。本発明は代案の実施例でモータ、又は液圧装置を使用してフ ック素子26を調整する。 図5a〜図5dは本発明の代案の実施例の分解側面図である。図5aに示すよ うに、下側アーチ14と上側アーチ12との間の垂直距離を増大するようにフッ ク素子26の垂直長さを可変にする。フック素子26は前方、後方、及び垂直方 向に自由に調整可能なままである。図5bに示すように、フック44をフック素 子26に固着し、又は取り外し得るよう取り付ける。フック44をフック素子2 2に接着し、又はその他の方法で固着し、又はフック素子26に穿孔された孔内 にフック44を挿入して接着し、又は強制的に嵌着し、又はフック素子26にフ ック44を螺着し、又はその他の任意の方法で取り付けてもよい。図5cに示す ように、上側アーチ12に対する下側アーチ14の希望する垂直移動を達成する ため、フック44とフック素子26との適切な組合わを行えるよう、フック44 の垂直長さをも可変にする。それぞれのこのような組合せはここに図示しないが 、それは本発明の範囲を限定するものでない。 図5dはフック44の代案の実施例を示し、コネクタ16とフック44との間 に配置されたばね、ゴムバンドのような可撓性部材46を有する。使用者の下顎 が前方に突出し得るよう、フック44が下側アーチ14のフック留め具34に掛 合した時、可撓性部材46に起因し、顎はなお移動の若干の自由度を有している 。この形態によって、装置10を使用中、使用者は一層快適であると共に、使用 者の下顎の迅速で、強制的な運動の結果として使用者の歯が損傷するいかなる危 険をも可撓性部材46が減少させる。既に図示したか、又は図示していないかに 拘らず、上述のいずれかの実施例、又は実施例の組合せに、可撓性部材46を組 み込むことができる。いずれかの実施例において、可撓性部材46の一端をコネ クタ16に固着し、又は取り外し得るよう取り付け、可撓性部材46の他端を下 側アーチ14に固着し、又は取り外し得るよう取り付け、コネクタ16を下側ア ーチ12に直接結合する。上側アーチ12、及び下側アーチ14に、及び上側ア ーチ12と下側アーチ14との間に伝わる力を緩衝させるように設計された他の 機構も本発明の範囲を逸脱することなく使用することができる。 図6a〜図6cは張力を受ける張力部材48に関連して使用し得るようにした 本発明の他の実施例の側面図を示す。一実施例によれば、この張力部材48は単 繊維線から成る。代案の実施例によれば、張力部材48が張力状態にある時、使 用者の下顎を前方に突出させるのに適する任意の形状に、及び任意の材料から張 力部材48を本発明の範囲から逸脱することなく構成することができる。 図6a、及び図6bに示すように、引張部材48をコネクタ16の面板42の ほぼ頂部、及び前面において引張ねじ50に取り付ける。引張ねじ50の調整に 応動して、引張部材48を移動させるように引張ねじ50は作動可能である。引 張部材48は引張ねじ50への取付部から孔52を通じてほぼ下方に延び、面板 42のほぼ底面にある孔52を去る際、引張部材48は支持面54に接触し、下 側アーチ14上の取付点55まで延びる。取付点55は下側アーチ14上の任意 適当な位置である。引張ねじ50を調整する時、下側アーチ14を張力部材48 の方向に引張る。従って、使用者の下顎を上側アーチ12に対し前方に突出する ことができる。引張ねじ50を調整する時、下側アーチ14が引張部材48の方 向にほぼ前方に引っ張られる限り、本発明は引張ねじ50、孔52、及び支持面 54のその他の適当な形態を採用することができる。他の実施例では、ねじ、又 はその他の適切な部材を調整して孔52内の引張部材48に接触させ、引張部材 48を希望する位置に取り付けるのに十分な力で孔52の内面に引張部材48を 押圧しない限り、引張部材48は孔52を通じて自由に動くことができる。引張 部材48を孔52の内面に押圧する力を減少させ、又は釈放し、引張部材を希望 する位置に動かし、次に引張部材48に力を再び加えることにより、引張部材4 8を更に調整することができる。本発明は代案の実施例において、引張部材48 に関連してモータ、又は液圧装置を使用することによって下側アーチ14を調整 する。 本発明の重要な技術的利点は、使用者の下顎に対し前方の或る点から指向する 引張力に応動して使用者の下顎を調整自在に位置させ得ることである。引張部材 48を使用して、下側アーチ14に加わる引張力の方向を更に殆ど水平方向にし て下側アーチ14に加わる引張力の上方に向く垂直成分を減少させる。引張力の 上方に向く垂直成分が減少すると、口を開いた時、又は下顎を動かした時、下側 アーチ14が引っ張られて使用者の下の歯から外れる可能性を生ずる。従って、 下側アーチ14に加わる引張力を下側アーチ14の前方の点から引張部材48の 取付点55の下方まで指向させるか、又は取付点55に関してできるだけ水平に 指向させるのが望ましい。 取付点55まで延びる前に、支持面54において孔52の内面に引張部材48 を接触させるように孔52を形成する。これにより、引張ねじ50と取付点55 との間に直線で引張部材48が延在している場合よりも、下側アーチ14への取 付け角度が水平に対して一層鋭角になるように、引張部材48の方向を向け直す ことができる。従って、下側アーチ14に加わる引張力の垂直成分は減少する。 引張部材48が下側アーチ14に取り付いている角度を調整するため、孔52、 及び支持面54の位置と角度とを変化させ、それにより下側アーチ14に加わる 引張力の垂直成分を調整する。 上に説明したように、下側アーチ14に加わる引張力の上方に向く垂直成分が 減少すると、口を開き、又は下顎を動かした時、下側アーチ14が引っ張られて 使用者の下の歯から外れる可能性を減少させる。図6bに示すように、支持アー ム面57を支持アーム56の末端に近く配置し、支持アーム56をコネクタ16 から下側アーチ14のほぼ前方の点までほぼ下方に突出する。引張部材48は支 持アーム面57に接触し、この支持アーム面57によって引張部材48の方向を 向け直す。また、引張部材48は支持面54に接触し、この支持面54によって 引張部材48の方向を向け直してもよい。引張ねじ50を適切に調整した時、引 張部材48が下側アーチ14にほぼ水平方向の引張力を作用させるよう支持アー ム面57を垂直に位置させる。上に説明したように、これにより本発明の重要な 技術的利点が得られる。 支持アーム56はコネクタ16に一体であってもよいし別体であってもよい。 支持アーム56をコネクタ16に固着してもよいし、延長ねじ59を適切な方向 に調整することによって、支持アーム56を突出させ、後退させるように、支持 アーム56をコネクタ16に結合してもよい。支持アーム56を装置10に取り 付ける方法、及び支持アーム56の調整能力の種々の変更も本発明の範囲内にあ る。支持アーム56の位置決めを介して、支持アーム面57を適正に位置決めす るこのようないずれかの形態を使用して、使用者、又は医療専門家は下側アーチ 14に加わる引張力の上方に向く垂直成分を減少させ、又は消滅させることがで きる。 一実施例では、支持アーム面57を支持アーム56の末端の孔によって設ける 。他の実施例では、支持アーム56に分岐末端を設け、引張部材48が支持アー ム面57に接触して支持アーム面57上を移動する時、引張部材48を側方に対 して抑止する。代案として、支持アーム56の末端に取り付けられたプーリ58 によって支持アーム面57を提供する。支持アーム面57を提供するのに適する 他の形態も本発明の範囲から逸脱することなく使用することができる。 図6cは引張部材48をコネクタ16に結合する点を面板42のほぼ下方に位 置させた本発明の一実施例を示す。取付部92はコネクタ16からほぼ下方に突 出し、引張部材48に結合された引張ねじ50をコネクタ16に調整可能に結合 する。前と同様に、引張部材48を取付点55において下側アーチ14に取り付 け、引張ねじ50を回転した時、下側アーチ14を前方に調整する。取付部92 の位置と垂直長さとを必要に応じて変化させ、使用者に対し装置10を適切な寸 法にし、関連する呼吸器患者を有効に治療し得るようにする。引張部材48を取 付部92に結合するレベル付近に、又はその上方に取付点55があるように装置 10の形態を定めることにより、下側アーチ14に加わる引張力の上方に向く垂 直成分を減少させ、又は消滅させる。 図7は舌スタッド60に関連して使用するようにした本発明の代案の実施例の 分解側面図を示す。この舌スタッド60は使用者の舌に刺し通すように作られて おり、次にこの舌スタッド60を装置10の残部に取り付ける。下側アーチ14 の機能に置き代えて、又は組み合わせて、上述の本発明の実施例のいずれか、又 は全部に関連して舌スタッド60を使用してもよい。例えば、図6a〜図6cに 図示されたいずれかの実施例において、舌スタッド60を引張部材48に結合し てもよい。引張部材48に関連して使用する時、引張部材48に引張力を加えた 時、使用者の舌を前方に突出させるように舌スタッド60を作用させることがで き、これにより使用者の呼吸を改善し、即ち促進する。引張部材48に関連して 最も十分に舌スタッド60を説明したが、本発明は上述の実施例のいずれか、又 は全部に関連して舌スタッド60を使用することができる。例えば、上述の実施 例のいずれか、又は全部におけるフック44、フック素子26、連結アーム96 、摺動体94、又は任意その他のコネクタ16の部片に舌スタッド60を結合し てもよい。本発明は代案の実施例において、モータ、又は液圧装置を使用して舌 スタッド60を位置させる。 図8は使用者の上の歯の少なくとも若干を収容する上側アーチ112と、使用 者の下の歯の少なくとも若干を収容する下側アーチ114とを有する呼吸促進装 置110を示す。装置110を使用する時、上側アーチ112、及び下側アーチ 114を使用者の口の中に挿入する。上側アーチ112、及び下側アーチ114 にそれぞれトレー118、122を設ける。トレー118、122は例えば登録 商標名「Lexan」の名で市販されているようなポリカーボネート熱可塑性樹脂、 又はメチルメタクリレート樹脂のような歯科用に適する任意の材料から形成する ことができる。このような材料は歯科用装置に精通する者には良く知られており 、その他の適当な材料も本発明の範囲を逸脱することなく、トレー118、12 2を形成するのに使用することができる。 トレー118、122は変形可能な材料120を収容できるようにされており 、この材料120内にそれぞれ使用者の上の歯、及び下の歯の少なくとも若干の 歯型を形成することができる。変形可能な材料120は登録商標「Elvax」の名 で市販されているエチレン・ビニルアセテート共重合体樹脂のような任意適当な 材料、例えばポリビニルアセテートから形成することができる。使用者の上の歯 、及び下の歯の少なくとも若干の歯型を形成するのに適する任意の変形可能な材 料120を使用することができる。以下に一層完全に説明するように、特定の使 用者の歯の歯型を形成することによって、装置110を使用者に合うように適合 させることができる。 一実施例では、変形可能な材料120をその変形可能な状態に置くため、例え ばマイクロ波加熱炉、又は高温の水を使用して、約65.6℃(150°F)の温度まで変 形可能な材料120を加熱する。次に上側アーチ112、又は下側アーチ114 、又は両方を別々に、又は一緒に使用者の口の中に挿入する。使用者の歯の歯型 を形成するため、使用者が変形可能な材料120を噛むか、又は使用者の歯の少 なくとも若干を変形可能な材料120内に押圧する。次に、変形可能な材料12 0を冷却し、硬化し、一層恒久的な形状にする。変形可能な材料120を使用し て使用者の上、下の歯の少なくとも若干の歯の歯型を形成するため、必要な、又 は希望する回数だけ、これ等の工程を繰り返す。 代案として、登録商標「Lexan」の名で市販されているポリカーボネート熱可 塑性樹脂、又はメチルメタクリレートのような歯科用に適する変形可能な材料か ら上側アーチ112、及び下側アーチ114自身を形成してもよい。使用者の家 庭で、医師の診療所で、又は任意その他の適切な場所で使用者の歯に合うよう上 側アーチ112、及び下側アーチ114を適合させることができる。装置110 の残部を組み立てるか、又は上側アーチ112、下側アーチ114に結合する前 、又はその間、又はその後に、使用者の歯に合うように上側アーチ112、及び 下側アーチ114を適合させることができる。使用者の上下の歯の少なくとも若 干の歯型を形成するのに適する材料、及び技術の任意の組合せを本発明は使用す ることができる。 上側アーチ112、及び下側アーチ114を変形可能の材料で形成するか、又 は変形可能な材料120を有するように構成した場合でも、使用者の歯に装置1 10を適正に適合させることにより、特定の呼吸器患者の治療にあたり、そのた めに構成したこの装置110の安全性と有効性とを増大する。本発明は1996 年3月21日に出願した係属中の米国特許出願第621133号に記載されているリラ イニング法を使用して、上下のアーチ112、114と使用者の歯との間の嵌合 を一層改善することができる。1996年3月21日に出願された係属中の米国 特許出願第621133号をここに援用する。更に、例えば、C字状留め具、ボール状 留め具、及びU字状留め具のような種々の取付け用留め具を上側アーチ112、 及び下側アーチ114に結合し、装置110を使用中、上側アーチ112、及び 下側アーチ114を使用者の歯に一層完全に取り付ける。 引張部材124を使用し、下側アーチ114を上側アーチ112に対し相対的 に調整自在に前方に突出する。引張部材124に第1端部126、及び第2端部 128をそれぞれ設け、取付個所130、132をそれぞれ使用して、これ等端 部を下側アーチ114に結合する。引張部材124の長さを可変とし、装置11 0の特定の使用者、即ち用途に合うようにこの長さを選択する。一実施例では、 下側アーチ114上の取付個所130、132の位置も可変である。それぞれ第 1端部126、及び第2端部128を下側アーチ114に結合する特定の取付個 所130、132は複数個の可変の取付個所130、132の中から選択する。 第1端部126、128を下側アーチ114に結びつけるフック、第1端部12 6、128を下側アーチ114内に強制的に嵌着するか、又は接着するための孔 、又は第1端部126、128をそれぞれ下側アーチ114に結合する任意その 他の機構も限定することなく取付個所130、132に含まれる。 アジャスタ134を上側アーチ112に結合し、引張部材124の第1端部1 26と第2端部128との間でこの引張部材124にアジャスタ134を結合す る。アジャスタ134を上側アーチ112に一体にしてもよく別体にしてもよい 。アジャスタ134を上側アーチ112と同一材料で形成してもよく、上側アー チ112と異なる材料で形成してもよい。一実施例では上側アーチ112に固着 された管状ハウジングをアジャスタ134に設ける。図9a〜図9cに関連して 以下に一層詳細に説明するが、アジャスタ134を使用して引張部材124の位 置を調整する。 装置110を適正に使用者の口の中へ挿入した時、下側アーチ114に引張力 が作用するように引張部材124を造ることができる。アジャスタ134を適切 に調整する時、引張部材124によって下側アーチ114に作用する引張力が増 大すれば、これにより上側アーチ112に対し相対的に下側アーチ114を前方 に引張る。同様に、アジャスタ134を適切に調整する時、引張部材124によ って下側アーチ114に作用する引張力が減少すれば、これにより上側アーチ1 12に対し相対的に下側アーチ114を後退させる。このようにして、アジャス タ134を使用して、下側アーチ114を上側アーチ112に対し相対的に前方 向に対し調整自在に位置決めすることができる。本発明は下側アーチ114を上 側アーチ112に対し相対的に調整自在に位置決めするのに適する任意のアジャ スタ134を使用することができる。更に、本発明は引張部材124の機能に代 え、又は引張部材124の機能に組み合わせて、2個、又はそれ以上の引張部材 を使用することができる。 取付個所140、142を使用して支持ループ136、138をそれぞれ上側 アーチ112に結合する。一実施例では上側アーチ112上の取付個所140、 142の位置は可変である。支持ループ136、138をそれぞれ上側アーチ1 12に結合するのに使用する特定の取付個所140、142は複数個の利用でき る取付個所140、142の中から選択する。引張部材124は支持ループ13 6に接触し、この支持ループ136によって引張部材124はアジャスタ134 と引張部材124の第1端部126との間で引張部材124の第1ループ接触区 域に沿って方向を向け直す。同様に、引張部材124は支持ループ138に接触 し、この支持ループ138によって引張部材124はアジャスタ134と引張部 材124の第2端部128との間で引張部材124の第2ループ接触区域に沿っ て方向を向け直す。 総合的に、支持ループ136、138、及び取付個所130、132は、引張 部材124が下側アーチ114に結合する角度をそれぞれ画成している。従って 、支持ループ136、138、及び取付個所130、132も引張部材124が 下側アーチ114に引張力を作用させる角度を画成する。支持ループ136、1 38、及び取付個所130、132の相対位置、及び構造をそれぞれ変えること によって、装置10の特定の使用者、即ち特定の用途に従って、引張力の前方向 、及び垂直方向の成分を画成する。例えば、使用者が口を開き、又は下顎を動か した時、下側アーチ114が引張られて使用者の下の歯から外れることがないよ うに、引張力の垂直成分に対して前方向の成分を増大するのが望ましい。更に、 下側アーチ114、引張部材124、及び支持ループ136、138の形態に起 因し、下顎の側方への運動に応動して、下側アーチ114を側方に動かすことが できる。 本発明は支持ループ136、138の機能に代え、又はそれに組み合わせて、 任意適切な支持面を使用する。また、本発明は上側アーチ112に結合された支 持ループ136、138の代わりに、又はそれに加えて、下側アーチ114上の 可変の取付個所で下側アーチ114に結合された支持ループ136、138を使 用することができる。引張部材124、アジャスタ134、支持ループ136、 138、及び取付個所130、132、140、142の任意適切な組合せを使 用して、引張力を下側アーチ114に作用させることによって下側アーチ114 を上側アーチ112に対し相対的に前方向に関して調整することができる。 図9a〜図9cは装置110に関連して使用するアジャスタの分解図である。 図9aに示すように、アジャスタ134は上側アーチ112、及び調整素子14 6に結合されたハウジング144を有する。ハウジング144を上側アーチ11 2に一体にしてもよく、別体にしてもよい。ハウジング144を上側アーチ11 2と同一の材料で形成してもよく、異なる材料で形成してもよい。ハウジング1 44を全体的に上側アーチ112の外側に置いてもよいし、上側アーチ112内 に一部置いてもよい。一実施例では、強制的に嵌着し、接着し、又は上側アーチ 112の外面の孔内にハウジング144の一部を挿入することにより、ハウジン グ144を上側アーチ112に固着する。本発明は任意適当な材料でハウジング を形成し、任意適当な方法でハウジング144を上側アーチ112に結合するこ とができる。 一実施例では、ハウジング144は管状で、その内面の少なくとも一部に沿っ てねじを形成している。調整素子146は全部、又は一部にねじを形成したねじ 軸148を有し、このねじはハウジング144の内面のねじに合う。調整素子1 46の基端の近くにあるフック素子150を使用して、調整素子146を引張部 材124に結合する。引張部材124の結合区域に沿って引張部材124をフッ ク素子150に通す。フック素子150を前方に移動させる時、引張部材124 は上側アーチ112に対し相対的に前方に移動する。本発明は引張部材124の 機能に代え、又はそれに組み合わせるため、2個、又はそれ以上の引張部材をフ ック素子150に結合する。以下に一層完全に説明するように、調整素子146 を前方に移動させてもフック素子150はハウジング144に対するその回転方 位、即ち回転角位置を維持する。 一実施例では、ハウジング144はスロット152、154を有する。スロッ ト152、154はそれぞれフック素子150と支持ループ136、138との 間に位置する。引張部材124をスロット152、154に通す。調整素子14 6を上側アーチ112に対し相対的に前方に動かす時、引張部材124はフック 素子150によって前方に引っ張られる。引張部材124は支持面156、15 8に接触し、それぞれ引張部材124の第1面接触区域、及び第2面接触区域に 沿って支持面156、158によって引張部材124は方向を向け直す。調整素 子146を上側アーチ112に対し相対的に十分に前方に移動させた時、フック 素子150、支持面156、158、及び支持ループ136、138に発生する 摩擦力によって、引張部材124がフック素子150を通じて側方に移動するの を妨げられ、即ち防止される。従って、調整素子146を移動させる時、引張部 材124の第1端部126、及び第2端部128によって下側アーチ114は等 しく移動する。 一実施例では、調整素子146は適切な方向に回転することによって上側アー チ112に対し相対的に移動する押さえねじである。調整素子146が回転する 時、ハウジング144に対しフック素子150の回転方位、即ち回転角位置が維 持されるようにフック素子150を構成し、調整素子146に結合する。その結 果、調整素子146が移動しても、引張部材124の結合区域は捩じれたり、変 形することはない。本発明は下部アーム114に引張力を作用させることにより 、上側アーチ112に対し前方に下側アーチ114を調整可能に位置決めするの に適する引張部材124の他の形態、及び支持面156、158があっても、無 くともハウジング144、及び調整素子146の他の形態を使用することができ る。 図9bに示すように、調整素子146の軸148に貫通形成された孔162に 引張部材124を貫通する。一実施例では、調整素子146は押さえねじであり 、軸148のねじの無い部分に孔162を貫通形成する。図9aに関連して上に 説明したように、調整素子146を適切な方向に回転し、上側アーチ112に対 し相対的に調整素子146を前方に移動させる。 調整素子146を回転する時、孔162の両側にそれぞれ位置する第1孔支持 面160、及び第2孔支持面164に引張部材124が接触し、これ等支持面1 60、164によって引張部材124は方向を向け直す。調整素子146を更に 回転すると、孔162の両側にある引張部材124の部分が軸148の周りに巻 き付き始める。調整素子146の回転に応動して、引張部材124が軸148の 周りに巻き付くと、引張部材124は下側アーチ114を上側アーチ112に対 し相対的に前方に引張る。孔支持面160、164に発生する摩擦力は引張部材 124が孔162を通じて側方に移動するのを妨げ、即ち防止する。従って、調 整素子146を回転する時、引張部材124の第1端部126と第2端部128 とによって、下側アーチ114は等しく移動する。本発明は引張部材124の機 能の代わりに、又はそれに組み合わせるため、孔162、又はその他の取付け機 構を使用して、調整素子146に結合された2個又はそれ以上の引張部材を使用 することができる。 図9cに示すように、アジャスタ134は調整素子146の軸148に固着さ れた環状フランジ180を有する。調整素子146を適切な方向に回転する時、 調整素子146の残部と同程度に、上側アーチ112に対し相対的に前方に環状 フランジ180を移動させる。上側アーチ112に対し、環状フランジ180の 前方にある軸148の部分を完全に、又は部分的に包囲するように環状リング1 82を構成する。環状リング182上のそれぞれ取付個所184、186を使用 して、環状リング182を引張部材123、125に結合する。本発明は引張部 材123、125を環状リング182に結合するための任意適切な機構を使用す ることができる。更に、本発明は引張部材123、125の機能に代え、又はこ れに組み合わせて、環状リング182に結合された単一引張部材を使用すること ができる。 一実施例では、環状リング182を環状フランジ180に着座させた後、調整 素子146の末端に調整素子146のキャップ部をねじ込むことができるよう、 上側アーチ112に対し、調整素子146の軸148の末端部にねじを設ける。 その結果、環状リング182は動くのを拘束され、例え動いたにしても調整素子 146のキャップ部と環状フランジ180との間のみの極く僅かに過ぎない。代 案として、調整素子146のキャップ部を無くし、即ち除去してもよい。その場 合、環状リング182は環状フランジ180に着座しており、引張部材123、 125が許容する時に、環状リング182は自由に環状フランジから離れる。 一実施例では、調整素子146を回転する時、ハウジング144に対する環状 リング182の回転方位を維持するように環状フランジ180と環状リング18 2とを作動させる。その結果、調整素子146が移動しても、引張部材123、 125は捩じれたり、変形したりすることはない。調整素子146の回転に応動 して環状フランジ180を前方に移動させる時、環状リング182は上側アーチ 112に対し同一程度に前方に移動する。現状リング182が前方に移動すると 、引張部材123、125は上側アーチ112に対し前方に引っ張られる。その 結果、下側アーチ114は上側アーチ112に対し前方に移動し、引張部材12 3、125によって下側アーチ114は等しく移動する。本発明は下側アーチ1 14に引張力を作用させることによって、上側アーチ112に対し前方に下側ア ーチ114を調整自在に位置決めするのに適する環状リング182の他の形態と 、環状フランジ180があっても、無くともハウジング144、及び調整素子1 46の他の形態を採用することができる。 図10に示すように、装置110は引張部材124の機能に代え、又はそれに 組み合わせて2個、又はそれ以上の引張部材を有する。一実施例では、引張部材 192、194をそれぞれアジャスタ166に結合し、相互に独立して調整でき るようにする。取付個所170、172をそれぞれ使用してアジャスタ166、 168を上側アーチ112に結合する。図9に関連して上に説明したように、上 側アーチ112上の取付個所170、172の位置は可変である。従って、装置 110の特定の使用者、即ち用途に従ってアジャスタ166、168を可変に位 置決めする。本発明は上側アーチ114に結合されたアジャスタ166、168 に代え、又はそれに加えて、下側アーチに結合されたアジャスタ166、168 を使用することができる。例えば、取付個所130、132をそれぞれ使用して アジャスタ166、168を下側アーチ114に結合してもよいし、取付個所1 70、172をそれぞれ使用して引張部材192、194を上側アーチ112に 結合してもよい。 アジャスタ166、168は上側アーチ112と一体でもよく、上側アーチ1 12と別体でもよい。アジャスタ166、168を上側アーチ112と同一材料 で形成してもよく、異なる材料で形成してもよい。図11に示すように、図9b に関連して上に説明したアジャスタ134と同じようにアジャスタ166、16 8を構成する。一実施例では、止め163を引張部材192の第1端部に結合し 、軸148の孔190に第1端部が通るのを防止する。引張部材192の第2端 部を孔190に通し、特別の取付個所130を使用してこの第2端部を下側アー チ114に結合する。 図9bに関連して上に説明したのと同様、調整素子146を回転した時、止め 163の反対側の孔190の端部にある孔支持面165に引張部材192を接触 させ、この孔支持面165によって引張部材192の方向を向け直す。調整素子 146を回転した時、引張部材192は孔支持面165に接触し、この孔支持面 165によって引張部材192の方向を向け直す。調整素子146を更に回転す ると、孔190の外側にある引張部材192の部分は軸148の周りに巻き付き 始める。調整素子146の回転に応動して引張部材192が軸148の周りに巻 き付くと、引張部材192は上側アーチ112に対し前方に下側アーチ114を 引張る。 引張部材192、孔支持面165、及び軸148の間に発生する摩擦力は、止 め163と共に、孔190内で引張部材192が動くのを妨げ、即ち防止する。 アジャスタ166、168は独立して調整可能であり、引張部材194、及びア ジャスタ168の構造、及び作動は引張部材192、及びアジャスタ166に関 して上に説明した構造、及び作動と同一である。以上の構造を組み合わせて、下 側アーチ114に引張力を作用させることにより、引張部材192、194は上 側アーチ112に対し前方に下側アーチ114を調整可能に位置決めする。 図12に示すように、アジャスタ134、及びループ支持面136、138の 機能に代え、又はそれと組み合わせて、装置110にチャンネル174を設ける 。一実施例では、引張部材124の第1端部126と第2端部128との間にあ る引張部材124の接触区域に沿って、チャンネル174は引張部材124を収 容する。チャンネル174は上側アーチ112に一体であってもよいし、別体で あってもよい。例えば、チャンネル174を上側アーチ112の一部に形成して もよく、或る方法で上側アーチ112に結合した別個の素子にしてもよい。チャ ンネル174を上側アーチ112と同一の材料で形成してもよく、上側アーチ1 12と異なる材料で形成してもよい。本発明は引張部材124の一部を収容する のに適する任意のチャンネル174を使用することができる。 一実施例では、チャンネル174は上側アーチ112の前部のほぼ下寄りの面 に結合された管状部材を使用してチャンネル174を形成する。引張部材124 をチャンネル174に通し、引張部材124を第1チャンネル支持面176、及 び第2チャンネル支持面178にそれぞれ接触させ、これ等支持面により引張部 材124の方向を向け直し、取付個所130、132を使用して、引張部材12 4を下側アーチ114に結合する。図8に関連して上に説明したように、引張部 材124の長さと、下側アーチ114上の取付個所130、132の位置とは可 変であり、装置110の特定の使用者、即ち用途に適合するように選択される。 チャンネル支持面176、178によって発生する摩擦力は引張部材124が チャンネル174内で移動するのを妨げ、即ち防止するが、本発明は使用者の下 顎の或る運動に応動して側方に移動する引張部材124を使用することができる 。更に本発明は引張部材114の機能に代え、又はそれと組み合わせて、複数個 の引張部材を使用することができる。アジャスタ134、チャンネル174、及 び引張部材124の任意適切な組合せを使用して、下側アーチ114に引張力を 作用させることにより、下側アーチ114を上側アーチ112に対し前方に調整 自在に位置決めすることができる。 数個の実施例に関連して本発明を説明したが、本発明は多くの変化、代案、変 更、改造、変形、修正を当業者に対し示唆することができ、しかもそのような変 化、代案、変更、改造、変形、修正は請求の範囲に記載された発明の範囲内にあ って本発明に包含される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/645,673 (32)優先日 平成8年5月14日(1996.5.14) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記下側アーチを前記上側アーチに調整自在に連結するコネクタであって、前 記上側アーチに対する前記下側アーチの側方移動可能にし、また前記上側アーチ に対する前記下側アーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にするコネクタ と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 2. 前記コネクタを前記上側アーチに着脱自在に連結した請求項1記載の呼吸促 進装置。 3. 前記コネクタを、前記上側アーチに対する前記下側アーチの垂直方向位置決 めを調整自在にする構成とした請求項1記載の呼吸促進装置。 4. 前記コネクタを、前記上側アーチに対してユーザーの下顎を垂直方向に移動 可能にする構成とした請求項1記載の呼吸促進装置。 5. 更に、リップバンパを設けた請求項1記載の呼吸促進装置。 6. 前記コネクタには、更に、下側アーチに着脱自在に掛合するフック素子を設 けた請求項1記載の呼吸促進装置。 7. 前記コネクタには、更に、下側アーチに着脱自在に掛合するフック素子を設 け、前記フック素子を前記上側アーチに対して垂直方向に調整自在にした請求項 1記載の呼吸促進装置。 8. 更に、 前記下側アーチに対して連結したフック留め具と、 前記フック留め具に着脱自在に掛合するよう前記コネクタに調整自在に連結し たフック素子と を設けた請求項1記載の呼吸促進装置。 9. 更に、 フックと、 前記コネクタに前記フックを連結する可撓性部材と、 前記フックを着脱自在に掛合できるよう前記下側アーチに連結したフック留め 具と を具えた請求項1記載の呼吸促進装置。 10.更に、前記下側アーチを前記コネクタに連結する可撓性部材を設けた請求項 1記載の呼吸促進装置。 11.前記コネクタを、前記上側アーチに対する下側アーチの垂直方向移動を所要 範囲内に拘束するよう構成した請求項1記載の呼吸促進装置。 12.前記フェースマスクを前記コネクタに調整自在に連結した請求項1記載の呼 吸促進装置。 13.更に、 前記コネクタに調整自在に連結したフェースマスクと、 正の空気圧でガスを前記フェースマスクに供給するよう前記フェースマスクに 接続したガス供給システムと を設けた請求項1記載の呼吸促進装置。 14.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記下側アーチに連結したフック留め具と、 前記下側アーチを前記上側アーチに調整自在に連結するコネクタであって、前 記上側アーチに対して前記下側アーチを前方方向に調整自在に位置決め可能にす るコネクタと、 前記フック留め具に着脱自在に掛合するよう前記コネクタに調整自在に連結し たフック素子と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 15.前記フック素子には、更に、フック留め具に着脱自在に連結するフックを設 けた請求項14記載の呼吸促進装置。 16.前記フック素子を前記上側アーチに対して前方方向に調整自在にした請求項 14記載の呼吸促進装置。 17.前記フック素子を前記上側アーチに対して垂直方向に調整自在にした請求項 14記載の呼吸促進装置。 18.前記フック素子は頂部内面及び底部内面を有し、前記頂部内面と前記底部内 面との間の垂直方向距離分だけ前記頂部内面及び底部内面により前記フック素子 の垂直方向の移動を拘束しするようにした請求項14記載の呼吸促進装置。 19.前記フック素子を、ユーザーの下顎を上側アーチに対して垂直方向の自由に 動かすことができるよう構成した請求項14記載の呼吸促進装置。 20.前記コネクタを前記上側アーチに着脱自在に連結した請求項14記載の呼吸 促進装置。 21.前記フック素子を、垂直方向長さが異なる複数個のフック素子から選択可能 にした請求項14記載の呼吸促進装置。 22.前記コネクタに調整自在に連結するフェースマスクを更に設けた請求項14 記載の呼吸促進装置。 23.更に、 前記コネクタに調整自在に連結したフェースマスクと、 前記フェースマスクに接続し、正の空気圧で前記フェースマスクにガスを供給 するガス供給システムと を設けた請求項14記載の呼吸促進装置。 24.更に、リップバンパを設けた請求項14記載の呼吸促進装置。 25.更に、 前記フック留め具に着脱自在に掛合するフックと、 前記フックを前記コネクタに連結する可撓性部材と を設けた請求項14記載の呼吸促進装置。 26.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記下側アーチを前記上側アーチに調整自在に連結するコネクタであって、前 記下側アーチに引張力を加えることによって前記上側アーチに対する前記下側ア ーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にするコネクタと を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 27.前記コネクタを、前記上側アーチに対する前記下側アーチの側方移動を可能 にするよう構成した請求項26記載の呼吸促進装置。 28.前記コネクタを、前記上側アーチに対する前記下側アーチの垂直方向の位置 決めを調整自在にするよう構成した請求項26記載の呼吸促進装置。 29.前記コネクタを前記上側アーチに対して着脱自在に連結した請求項26記載 の呼吸促進装置。 30.更に、リップバンパを設けた請求項26記載の呼吸促進装置。 31.前記上側アーチ及び前記下側アーチは、ユーザーの上側及び下側の歯のそれ ぞれの少なくとも若干の型を形成する変形可能材料を収容する形状に形成した請 求項26記載の呼吸促進装置。 32.前記コネクタに調整自在に連結するフェースマスクを更に設けた請求項26 記載の呼吸促進装置。 33.更に、 前記コネクタに調整自在に連結したフェースマスクと、 前記フェースマスクに接続し、正の空気圧で前記フェースマスクにガスを供給 するガス供給システムと を設けた請求項26記載の呼吸促進装置。 34.更に、前記下側アーチに連結した引張部材を設けた請求項26記載の呼吸促 進装置。 35.更に、一方の端部で前記コネクタに着脱自在に連結し、他方の端部で前記下 側アーチに着脱自在に連結した可撓性部材を設けた請求項26記載の呼吸促進装 置。 36.第1端部及び第2端部を有する可撓性部材と、 前記コネクタに連結した第1取付部であって、前記可撓性部材の第1端部を着 脱自在に連結した第1取付部と、 前記下側アーチに連結した第2取付部であって、前記可撓性部材の第2端部を 着脱自在に連結した第2取付部と を更に設けた請求項26記載の呼吸促進装置。 37.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記下側アーチを前記上側アーチに調整自在に連結するコネクタであって、前 記下側アーチに引張力を加えることによって前記上側アーチに対する前記下側ア ーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にするコネクタと、 前記下側アーチに対して前方方向に位置決めされる支持面と、及び 第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部を前記コネクタに調整自在に連結 し、前記第2端部を前記下側アーム連結し、前記第1端部と前記第2端部との間 に位置する接触領域に沿って前記支持面に接触する引張部材と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 38.前記コネクタを、前記上側アーチに対する前記下側アーチの側方移動を可能 にするよう構成した請求項37記載の呼吸促進装置。 39.前記コネクタを、前記上側アーチに対する前記下側アーチの垂直方向の移動 を調整自在にするよう構成した請求項37記載の呼吸促進装置。 40.前記コネクタを前記上側アーチに着脱自在に連結した請求項37記載の呼吸 促進装置。 41.リップバンパを更に設けた請求項37記載の呼吸促進装置。 42.前記上側アーチ及び前記下側アーチは、ユーザーの上側及び下側の歯のそれ ぞれの少なくとも若干の型を形成する変形可能材料を収容する形状に形成した請 求項37記載の呼吸促進装置。 43.前記コネクタに調整自在に連結するフェースマスクを更に設けた請求項37 記載の呼吸促進装置。 44.更に、 前記コネクタに調整自在に連結したフェースマスクと、 前記フェースマスクに接続し、正の空気圧で前記フェースマスクにガスを供給 するガス供給システムと を設けた請求項37記載の呼吸促進装置。 45.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記下側アーチを前記上側アーチに調整自在に連結するコネクタであって、前 記下側アーチに引張力を加えることによって前記上側アーチに対する前記下側ア ーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にするコネクタと、 第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部で前記コネクタに連結した支持ア ームと、 前記支持アームの第2端部の近傍に配置した支持アーム面と、及び 第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部を前記コネクタに調整自在に連結 し、前記第2端部を前記下側アーム連結し、前記第1端部と前記第2端部との間 に位置する接触領域に沿って前記支持面に接触する引張部材と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 46.前記支持アームに連結して前記支持アーム面をなすプーリを更に設けた請求 項45記載の呼吸促進装置。 47.前記支持アームを調整自在の伸縮可能な構成とした請求項45記載の呼吸促 進装置。 48.前記コネクタに調整自在に連結するフェースマスクを更に設けた請求項45 記載の呼吸促進装置。 49.更に、 前記コネクタに調整自在に連結したフェースマスクと、 前記フェースマスクに接続し、正の空気圧で前記フェースマスクにガスを供給 するガス供給システムと を設けた請求項45記載の呼吸促進装置。 50.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 前記上側アーチをユーザーの下顎に連結するコネクタであって、前記下顎の前 記上側アーチに対する側方移動を可能にし、かつ前記上側アーチに対する前記下 顎の前方方向に位置決めを調整自在にするよう構成したコネクタと、 フェースマスクと、 前記フェースマスクに接続してこのフェースマスクにガスを供給するガス供給 システムと、及び 前記コネクタを前記フェースマスクに調整自在に連結する連結装置と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 51.前記ガス供給システムは、正の空気圧で前記フェースマスクにガスを供給す る構成とした請求項50記載の呼吸促進装置。 52.前記上側アーチと前記フェースマスクとの間に自在な移動を可能にする連結 装置を設けた請求項50記載の呼吸促進装置。 53.前記連結装置は、前記フェースマスクに対する前記上側アーチの前方方向、 垂直方向、側方方向、角度方向及び回転方向に調整自在な位置決めを可能にする 構成とした請求項50記載の呼吸促進装置。 54.前記連結装置は、 複数個の回動可能カラーと、 前記フェースマスクに連結した第1ポストと、 前記上側アーチに連結した第2ポストと、 少なくとも1個の連結ポストであって、前記第1ポストを前記第2ポストに一 連のカラージョイントを介して調整自在に連結し、各カラージョイントは、複数 個の回動カラーの1個を第1ポスト及び第2ポスト及び連結ポストのうちの少な くとも1個の選択したポストに連結することによって形成した連結ポストと により構成した請求項50記載の呼吸促進装置。 55.前記連結装置は、 前記フェースマスクに連結した第1ポストと、 前記上側アーチに連結した第2ポストと、 連結ポストと、 前記第1ポストに調整自在に連結した第1回動カラーと、 前記連結ポストに調整自在に連結した第2回動カラーであって、前記第1回動 カラーと前記第2回動カラーとが一体に締結されるよう前記第1回動カラーに締 結した第1回動カラーと、 前記連結ポストに調整自在に連結した第3回動カラーと、及び 前記第2ボスとに調整自在に連結した第4回動カラーであって、前記第3回動 カラーと前記第4回動カラーとが一体に締結されるよう前記第3回動カラーに締 結した第4回動カラーと により構成した請求項50記載の呼吸促進装置。 56.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記上側アーチ及び前記下側アーチに連結した引張部材であって、前記下側ア ーチに引張力を加え、この引張力を利用して前記上側アーチに対する前記下側ア ーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にする引張部材と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 57.前記引張部材の第1端部及び第2端部で前記下側アーチに連結し、前記引張 部材の前記第1端部と第2端部との間で前記上側アーチに連結した請求項56記 載の呼吸促進装置。 58.前記引張部材及び前記上側アーチに連結したアジャスタであって、前記引張 部材の前記第1端部及び前記第2端部で前記下側アーチに連結し、前記上側アー チに対する前記下側アーチの位置を調整可能にしたアジャスタを更に設けた請求 項56記載の呼吸促進装置。 59.前記アジャスタを、 前記上側アーチに連結したハウジングと、 前記引張部材及び前記ハウジングに連結した調整素子であって、この調整素子 を前記ハウジングに対して前方に移動するとき、前記上側アーチに対して前記下 側アーチを前方に突出させる調整素子と により構成した請求項56記載の呼吸促進装置。 60.前記引張部材及び前記上側アーチに連結したアジャスタであって、前記引張 部材の第1端部及び第2端部で前記下側アーチに連結したアジャスタと、 この呼吸促進装置に連結した支持面であって、前記アジャスタと前記第1端部 及び前記第2端部のうちの一方との間に位置する前記引張部材の接触領域に沿っ て前記引張部材に接触する支持面と を更に設けた請求項56記載の呼吸促進装置。 61.前記支持面の位置を可変にした請求項60記載の呼吸促進装置。 62.前記引張部材及び前記上側アーチに連結したアジャスタであって、前記引張 部材の第1端部及び第2端部で前記下側アーチに連結したアジャスタと、 前記上側アーチに連結した第1支持面であって、前記アジャスタと前記第1端 部及び第2端部のうちの特定の一方の端部との間に位置する前記引張部材の第1 接触領域に沿って前記引張部材に接触する第1支持面と、 前記下側アーチに連結した第2支持面であって、前記第1支持面と前記第1端 部及び第2端部のうちの前記特定の一方の端部との間に位置する前記引張部材の 第2接触領域に沿って前記引張部材に接触する第2支持面と を更に設けた請求項56記載の呼吸促進装置。 63.前記引張部材には、第1及び第2の取付個所でそれぞれ前記下側アーチに連 結した第1端部及び第2端部を設け、前記第1及び第2の取付個所を可変にした 請求項56記載の呼吸促進装置。 64.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容し、かつチャンネルを設けた上 側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記上側アーチ及び前記下側アーチに連結した引張部材であって、前記チャン ネルに収容する構成とし、前記下側アーチに引張力を加え、この引張力を利用し て前記上側アーチに対する前記下側アーチの前方方向の調整自在な位置決めを可 能にする引張部材と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 65.前記チャンネルは、前記上側アーチに連結した管状部材により構成した請求 項64記載の呼吸促進装置。 66.前記引張部材の第1端部及び第2端部で前記下側アーチに連結し、前記第1 端部と前記第2端部との間の前記引張部材の接触領域に沿って前記チャンネルが 前記引張部材を収容する構成とした請求項64記載の呼吸促進装置。 67.ユーザーの呼吸を促進装置において、 ユーザーの上側の歯の少なくとも幾つかを収容する上側アーチと、 ユーザーの下側の歯の少なくとも幾つかを収容する下側アーチと、 前記上側アーチ及び前記下側アーチに連結した複数個の引張部材であって、前 記下側アーチに引張力を加えることによって、前記上側アーチに対する前記下側 アーチの前方方向の調整自在な位置決めを可能にする引張部材と を具えたことを特徴とする呼吸促進装置。 68.前記引張部材及び前記上側アーチに連結したアジャスタであって、前記引張 部材の第1端部を前記アジャスタに連結し前記引張部材の第2端部を前記下側ア ーチに連結し、前記上側アーチに対する前記下側アーチの位置決めを調整するア ジャスタを更に設けた請求項67記載の呼吸促進装置。 69.複数個のアジャスタを設け、各個のアジャスタに個別の引張部材を連結し、 前記個別の引張部材の位置を互いに独立的に調整する構成とした請求項67記載 の呼吸促進装置。 70.各個のアジャスタを、 前記上側アーチに連結したハウジングと、 各個の引張部材と前記ハウジングとに連結した調整素子であって、調整素子を 前記ハウジングに対して前方に移動させるとき、前記上側アーチに対して前記下 側アーチを前方方向に突出させる調整素子と により構成した請求項69記載の呼吸促進装置。 71.各引張部材の第1端部をアジャスタに連結し、各引張部材の第2端部を前記 下側アーチに連結し、前記第1端部と前記第2端部との間の各引張部材の接触領 域に沿って各引張部材に接触するようにした支持面を各個のアジャスタに設けた 請求項69記載の呼吸促進装置。 72.複数個の取付個所を設け、各個の引張部材をある特定の取付個所で前記下側 アーチに連結し、下側アーチに対する取付個所を可変にした請求項67記載の呼 吸促進装置。
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