JP2000506809A

JP2000506809A - Master cylinder

Info

Publication number: JP2000506809A
Application number: JP9533132A
Authority: JP
Inventors: ウンターベルク，ハルトムート
Original assignee: Lucas Industries Ltd
Current assignee: Lucas Industries Ltd
Priority date: 1996-03-19
Filing date: 1997-03-14
Publication date: 2000-06-06
Anticipated expiration: 2017-03-14
Also published as: DE19610834C1; ES2169370T3; JP4201347B2; EP0886593A1; KR20000064689A; KR100489669B1; DE59705888D1; EP0886593B1; WO1997034790A1

Abstract

(57)【要約】自動車搭載液圧式ブレーキ装置のためのマスターシリンダ（１０）がハウジング（１２）を具備し、前記ハウジング（１２）が、長手軸心（Ａ）に沿って延びた孔（１４）を有し、前記孔（１４）の一端が、前記マスターシリンダ（１０）の前記ハウジング（１２）に所属する正面壁により密封され、反対側の他端が密封部材（１６）により密封されている。ピストン（１８）が前記孔（１４）の中に密封され軸心方向変位可能に収容され前記密封部材（１６）に隣接して設けられ、前記密封部材（１６）を貫通して作動させられることができ、かつ、中央弁（２０）を有し、流体貯槽と圧力室（２８）との間の流体流通が前記中央弁（２０）により可能であり、前記圧力室（２８）が前記孔（１４）の中に前記正面壁と前記ピストン（１８）とにより境界付けられて形成される。前記中央弁（２０）は、前記ピストン（１８）が作動させられていない際には、前記密封部材（１６）に作用する当接部材すなわち横ピン（３４）により開放状態に保持される。前記中央弁（２０）が過圧に対して開放されるべき時ですら前記ピストン（１８）に関する予め定められている開放点を保証するために、前記密封部材（１６）は、前記圧力室（２８）に面したエラストマ材料製の環状部分（４２）と、軸心方向に続いて、分離可能に連結され、剛性材料で作られ、同様に環状に設計された部分（４４）とから成っている。ほぼ剛性的なストッパを形成するため、剛性材料製の前記部分（４４）は、前記長手軸心（Ａ）の周りに形成されている環状の突出部（４６）を備えており、該突出部（４６）は前記部分（４４）と一体的に形成され、該部分（４４）の半径方向最大横断面寸法はエラストマ製の前記部分（４２）の半径方向横断面寸法のほぼ半分以下であり、該突出部（４６）はエラストマ製の前記部分（４２）に軸心方向で完全に又はほぼ完全に貫入している。 (57) Abstract: A master cylinder (10) for a vehicle-mounted hydraulic brake device includes a housing (12), and the housing (12) extends along a longitudinal axis (A). ), One end of the hole (14) is sealed by a front wall belonging to the housing (12) of the master cylinder (10), and the other end on the opposite side is sealed by a sealing member (16). I have. A piston (18) is sealed in the bore (14) and axially displaceable and is provided adjacent to the sealing member (16) and is operated through the sealing member (16). And a central valve (20), and fluid flow between the fluid reservoir and the pressure chamber (28) is enabled by the central valve (20), and the pressure chamber (28) is 14) is formed bounded by the front wall and the piston (18). When the piston (18) is not actuated, the central valve (20) is kept open by an abutment member acting on the sealing member (16), i.e. a lateral pin (34). In order to ensure a predetermined opening point for the piston (18) even when the central valve (20) is to be opened against overpressure, the sealing member (16) is connected to the pressure chamber ( An annular portion (42) made of an elastomeric material facing the component (28) and a portion (44) axially following and separably connected, made of a rigid material and likewise annularly designed. I have. In order to form a substantially rigid stop, said part (44) made of a rigid material comprises an annular projection (46) formed around said longitudinal axis (A), (46) is formed integrally with said portion (44), wherein the maximum radial cross-sectional dimension of said portion (44) is less than about half the radial cross-sectional dimension of said portion (42) made of elastomer; The projection (46) penetrates completely or almost completely in the axial direction into said part (42) made of elastomer.

Description

【発明の詳細な説明】マスターシリンダハウジングを有する、自動車搭載液圧式ブレーキ装置のための、しばしばマスターブレーキシリンダとも呼ばれるマスターシリンダであって、前記ハウジングが、長手軸心に沿って延びた孔を有し、前記孔の一端が、前記マスターシリンダの前記ハウジングに所属する正面壁により密封され、反対側の他端が密封部材により密封され、ピストンが前記孔の中に密封され軸心方向変位可能に収容され前記密封部材に隣接して設けられ、前記密封部材を貫通して作動させられることができ、かつ、中央弁を有し、流体貯槽と圧力室との間の流体流通が前記中央弁により可能であり、前記圧力室が前記孔の中に前記正面壁と前記ピストンとにより境界付けられて形成され、前記中央弁が、前記ピストンが作動させられていない際には、当接部材により開放状態に維持され、前記当接部材が前記密封部材に作用し、前記密封部材が、２つの別個の環状部分により形成され、前記環状部分が軸心方向で相接し結合され、前記第１の部分がエラストマ材料製であって前記孔に面し、前記第２の部分が剛性材料製であって前記孔に対するとは反対側に面するマスターシリンダに、本発明は関する。このようなマスターシリンダは、ヨーロッパ特許出願公開明細書第０４６７０２１号によって知られている。このタイプのマスターシリンダは自動車の中に使用され、なかんずく、ブレーキ圧制御システムと共に使用され、これらのシステムは今日ではしばしば、ブレーキ作動中の車輪のロック（Blockieren）を阻止する機能（いわゆるアンチロックシステム）と、加速中の、なかんずく、滑りやすい路面での駆動輪のスピンすなわち空転を阻止する機能〔いわゆるトラクションコントロール（Antischlupfr egelung）〕との双方の機能を有する。前述のように、マスターシリンダが作動させられていない時、すなわちピストンがその休止位置、すなわち初期位置に位置している時には、ピストンの中に設けられている中央弁は当接部材により開放状態に維持される。該当接部材は該中央弁に連結されており、直接的又は間接的に、密封部材の、エラストマ材料製の部分の端面の対面側に接して支持されている。前記中央弁が開放されるのは、ピストンが、マスターシリンダを作動させた後にその初期位置に戻ると、該中央弁に連結されている当接部材が、前記密封部材の、前記当接部材に面する端面に当接し、そこで支持され、このことにより前記中央弁が開放されることにより実現される。このことは該中央弁が、圧力室の中をこの時点に支配している圧力に抗して開放されなければならないことを意味する。通常の運転状態の間にしばしば、前記当接部材が前記密封部材に当接する時点において該圧力室の中には存在するにしても僅かな正圧しか存在しない。ある状況においては中央弁は依然として、かなり大きい正圧に抗して開放されていなければならないこともある、これはなかんずく、トラクションコントロールの直後にブレーキ作動が必要でマスターシリンダが作動させられている場合に当てはまる。このような場合、トラクションコントロールに関連してマスターシリンダの圧力室の中で形成された流体圧力は、直後に続くブレーキ作動の前には、圧力低減される機会を有しない、何故ならば、トラクションコントロールサイクル（ Antischlupfregelzyklus）の間に圧力形成のために圧力室に付加的に供給された体積の流体は、貯蔵容器の中に戻されることが、直後に続くブレーキ作動に起因して不可能であるからである。しかし、圧力室の中を依然として支配する流体圧力に応じて中央弁の開放時点は変化する、何故ならば、圧力室の中を依然として支配する圧力が高ければ高い程、中央弁に接続されている当接部材は、より深く密封部材のエラストマ部分の方へ入込み、中央弁は、適切な反力が密封部材により当接部材に作用させられる場合にのみ開くことができるからである。従って、マスターシリンダの孔の中に設けられているピストンに関して、中央弁が開く時点を明確に定めることは不可能である。その代わりに中央弁は作動状態に応じて、ある時はより早期に、ある時はより遅くに開く。できるかぎり一定であるべきブレーキ応答挙動の観点からこれは望ましくない。本発明の基礎となる課題は、冒頭に記載のタイプのマスターシリンダを改善して、可能なかぎり均一なブレーキ応答特性が、なかんずく、常に定められている、中央弁の開放特性が操作条件とは無関係に保証されるようにすることにある。この課題は本発明により、前記密封部材の前記２つの部分が互いに分離可能に連結され、エラストマ材料製の前記部分の半径方向横断面寸法のほぼ１／２以下の大きさの半径方向最大横断面寸法を有する剛性材料製の部分と一体的に前記長手軸心の周りに形成されている環状の突出部が、エラストマ製の前記部分に軸心方向で完全に又はほぼ完全に貫入していることにより解決される。本明細書において「ほぼ完全に」との用語は、剛性材料製の前記部分において前記長手軸心の周りに形成された環状の前記突出部の軸心方向自由端が、前記エラストマ部分の、前記当接部材に面する端面の中に正確に位置するのではなく、僅かに該端面より下方に位置することを意味する、すなわち前記突出部の前記軸心方向自由端が、前記エラストマ部分の前記端面と比べて、前記中央弁に連結されている前記当接部材から軸心方向で僅かに更に長い距離の個所に位置することを意味する。剛性材料製の前記部分からの前記エラストマ部分の、この僅かな突出により前記当接部材が常に前記密封部材に柔らかく僅かに緩衝されて当接するが、次いで直ちに、剛性材料製の前記部分に形成されている前記突出部の前記自由端に接触するので、前記中央弁が開放される際に抗しなければならない圧力とは無関係に該中央弁の、予め定められた開放特性が保証される。このようにして本発明の密封部材の前述の構成により、前記中央弁に連結されている前記当接部材、又は、前記当接部材と前記密封部材との間に配置されている当接ディスクのための剛性の、又は準剛性のストッパが得られ、しかもその際、前記密封部材の密封機能は低下しない。前記長手軸心周りの前記突出部の半径方向最大横断面寸法が前記エラストマ部分の半径方向横断面寸法のほぼ１／２以下であることに起因して、充分なエラストマ材料が前記突出部の半径方向内側及び半径方向外側に残り、このことにより密封が良好であり、半径方向に弾性的であることが保証される。剛性材料製の部分の突出部、すなわちリング状に巡っている突出部は、例えば閉じたリングの形状を有することも可能である。この場合、前記エラストマ部分の半径方向外側の、及び半径方向内側の部分は、前記突出部に跨るいくつかのブリッジ状接続部品により互いに接続される。代替的に、環状突出部が複数のリング部分区間により形成され、各リング部分区間の間には、前記エラストマ部分の半径方向内側の部分と半径方向外側の部分との間の接続ウェブ(Verbindungssteg e)のためのスペースが残されていることも可能である。１つの更に改変したものにおいては、少くとも環状突出部の自由端が一連の、かつ、一群のピン状延長部により形成され、該ピン状延長部が互いに間隔を、好ましくは均等に置いて周方向に配置され、軸心方向に突出している。このような実施形態では、剛性の、ないしは準剛性のストッパが、ほぼ点状の当接表面を環状配置することにより形成される。環状突出部のデザインとは無関係に突出部の半径方向横断面寸法は好ましくは、突出部自由端に近づくにつれて縮小される。この場合には前記突出部の半径方向横断面寸法は連続的に、又は階段状にも縮小される。半径方向横断面寸法の縮小により密封作用は更に良好になる、何故ならば弾性は突出部の自由端に向かって増量されるエラストマ材料が半径方向で突出部の内側及び外側に存在し、このことによりエラストマ部分の領域内の密封部材の、半径方向の、より良好な補償能力が実現されるからである。エラストマ材料製の部分に対するとは反対側の、密封部材の剛性材料製の部分の端部が中空円筒状延長部を有することが好ましい。マスターシリンダの孔の中に収容されているピストンに作用する作動部材は、この延長部により、より良好に案内される。比較的高い圧力においてさえも密封部材の良好な密封作用を保証するために、密封部材の剛性材料製の部分は、エラストマ材料製の部分に当接する表面の領域内に特に貫通路を有しないことが意図されている。さもないと、エラストマ部分の領域が該貫通路付近における圧力負荷の下でこのような貫通路の中に押込まれることによりエラストマ材料が別の密封個所において不足することがある。本発明のマスターシリンダの１つの実施形態が以下において添付の図を参照して、より詳細に説明される。図は、本明細書における関心の対象である本発明のマスターシリンダの、端部領域を拡大して示す横断面図である。ただ１つの図は、自動車搭載液圧式ブレーキ装置のための、全体を符号１０により示されているマスターシリンダの入力端部を示す。マスターシリンダ１０は細長いハウジング１２を有し、ハウジング１２は孔１４を有し、孔１４は長手軸心Ａに沿って走っており、本実施形態では階段状に形成されている。前記孔１４の、この図示されていない端部は通常は、マスターシリンダ１０のハウジング１２に所属する正面壁により密封されている。孔１４の、図示されていない一端に対向して位置する他端は、図示のように閉鎖又は密封部材１６により密封され、閉鎖又は密封部材１６の設計については後に詳細に説明される。孔１４の中に密封的に、かつ、軸心方向に変位可能に収容され、密封部材１６に隣接してピストン１８が収容され、ピストン１８は前記密封部材１６により作動させられ得る。中央弁２０が弁座２２と、軸心方向に移動可能な弁体２４とを有し、弁体２４は弁座２２に向かって弾力的に賦勢され、中央弁２０はピストン１８の中に配置されている。図示の開放状態では中央弁２０は追従孔（Nachlauf bohrung）２６を介して、追従孔２６に接続されている流体貯槽（図示せず）と圧力室２８との間の流体接続を開放し、圧力室２８は孔１４の中でピストン１８と、孔１４の図示されていない閉鎖端との間に局限されている。ピストン１８は図においてその休止位置すなわち初期位置で示され、該休止位置すなわち初期位置をピストン１８は作動させられていない時に占め、該休止位置すなわち初期位置へとピストン１８は従来のように戻しばね３０により賦勢されている。マスターシリンダ１０の図示されていない部分は従来のもののように形成され、従って詳細に説明されない。図示のピストン１８の他に、マスターシリンダ１０の、図示されていない部分の中に第２のピストンが設けられていることもあり、同第２のピストンは同様のデザインのものであり、従って、二次ピストンとも称される。中央弁２０の弁体２４はピン状延長部３２を有し、該延長部３２はピストン１８を貫通し、該延長部３２の自由端には横ピン３４が締結され、該横ピン３４は当接部材として用いられる。横ピン３４は、ピストン１８より小さい直径の作動延長部３８の半径方向貫通穴３４の中に遊びを有して収容され、作動延長部３８は、ピストン１８と一体化され、密封部材１６を貫通し、マスターシリンダ１０のハウジング１２から突出し、ロッド状入力部材（図示せず）との連結のために設けられている。ピストン１８が休止位置（図示）を占めると横ピン３４は環状ストップディスク４０に当接し、該環状ストップディスク４０は、密封部材１６に所属するエラストマ部分４２の端面に接触し、このことにより中央弁２０は開放状態に維持される。環状エラストマ部分４２に加えて密封部材１６は、密封部材１６に軸心方向で隣接する部分４４を有し、該軸心方向隣接部分４４は、別個に形成され、同様に環状であり、剛性材料、例えば適切な硬質プラスチックから成る。部分４４の、エラストマ部分４２に面する端面に剛性材料製部分４４は、軸心方向に突出部４６を有し、該突出部４６は部分４４の回りを巡って、リングを形成し、図示の例では突出部４６の自由端に向かって円錐形状に先細りし、突出部４６の自由端は一群のピン状延長部４８により形成され、該延長部４８は円周方向で均等に互いから離れて配置され、同様に軸心方向に延びている。図から分かるように（突出部４６の延長部４８を含めて）突出部４６の軸心方向長さはエラストマ部分４２が突出部４６により軸心方向にほぼ完全に貫入されるように選択されている。環状ストップディスク４０に接触しているエラストマ部分４２の端面とそれぞれのピン状延長部４８の端面との間には符号Ｌで示された自由空間が設けられているにすぎない。突出部４６の半径方向最大断面寸法は図示の実施形態では突出部４６の円錐形形状に起因して突出部４６の底部に位置し、エラストマ部分４２の半径方向断面寸法Ｓの半分よりも小さい。密封部材１６の部分４２と４４とは、互いに別個に形成されていることに起因して別個に有利なコストで別個に製作されることが可能であり、部分４２と４４とは互いに嵌め合わせられることにより取外し可能に互いに結合させられている。密封部材１６の部分４４は図示の例では、作動延長部３８の更に良好な案内のために一体的な中空円筒状延長部５０を有し、密封部材１６は、環状溝の中に設けられている止め輪５２により、マスターシリンダ１０の孔１４の、階段状に広がっている端部区間の中に保持されている。図示のマスターシリンダ１０は次のように働く。すべての部分の図示初期位置から出発してブレーキ装置が、ピストン１８の作動延長部３８に連結されているロッド状入力部材（図示せず）を介して運転者により作動させられることにより、ピストン１８が図の左側に向かってマスターシリンダ１０のハウジング１２に対して変位する。マスターシリンダ１０が作動させられていない時に中央弁２０を開放状態に維持する横ピン３４が、このようにして環状ストップディスク４０から解放され、閉じ状態では弾力的に賦勢されている中央弁２０が閉じ、このことにより、ピストン１８の軸心方向変位が継続するにつれて流体圧力が圧力室２８の中で蓄積される。マスターシリンダ１０のこのような作動の間に密封部材１６は、作動延長部３８に対して孔１４を密封し、作動延長部３８を案内する役目を負う。従ってブレーキをゆるめる間の圧力解放運動は逆の順序で行われる、すなわちピストン１８が戻しばね３０の作用により図の右側へ変位させられ、横ピン３４が、ピストン１８の休止位置が到達される直前に環状ストップディスク４０に当接し、このことにより中央弁２０が再び開き、圧力室２８の中になおも残り得るいかなる圧力も追従孔２６を通じて流体貯槽（図示せず）の中に排出される。以下において、ブレーキ作動が運転者により惹起される直前にトラクションコントロールサイクルが実行され、このトラクションコントロールサイクルの間に付加的体積の流体が自動的に圧力室２８に流体貯槽から供給され、このことによりブレーキ圧が形成されて、タイヤスリップが低減させられる。運転者がこのようなトラクションコントロールサイクルに続いて直ちにブレーキ作動を惹起すると中央弁２０は、ブレーキ作動の終了における部分的に非常に大きい正圧に抗して開放されなければならない、何故ならば、トラクションコントロールサイクルの間に供給された付加的体積の流体が流体貯槽の中に戻ることによる圧力室２８の中の圧力の解放はもはや、運転者により惹起される、直後に続くブレーキ作動の前に可能でないからである。このようにして、トラクションコントロールサイクルの間に供給された流体の体積の大きさに応じて或る程度高い正圧が依然として圧力室２８の中を支配し、この支配はピストン１８が、運転者により惹起されたブレーキ操作の完了に続いて再びピストン１８の初期位置に戻ったときにさえ継続する。しかしこのような場合でさえも中央弁２０が開く時点は僅かしか変化しない、何故ならば、圧力室２８からエラストマ部分４２の端面に横ピン３４及び環状ストップディスク４０を介して伝達される圧力が、自由空間Ｌの消失の下にエラストマ部分４２の急速な圧縮を生じさせることにより、環状ストップディスク４０が、部分４４に形成されている突出部４６のピン状延長部４８の頭部表面に実質的に遅延なしに当接するからである。部分４４の剛性材料は、環状ストップディスク４０が更に軸心方向に変位させられることを許さず、従って、横ピン３４が更に軸心方向に変位させられることも許さず、このことにより中央弁２０は高信頼性を以て開き、他方、ピストン１８の位置に対して正確に定められた開放点を、高い正圧に抗してさえ維持する。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Master cylinder Often a mass for an automotive hydraulic brake system with a housing A master cylinder, also referred to as a tare brake cylinder, Has a hole extending along the longitudinal axis, and one end of the hole is connected to the master cylinder. The housing is sealed by a front wall belonging to the housing, and the other end on the opposite side serves as a sealing member. More sealed, the piston is sealed and axially displaceably housed in said bore Being provided adjacent to the sealing member and being actuated through the sealing member; And a central valve, and fluid flow between the fluid storage tank and the pressure chamber is supplied to the central valve. It is more possible that the pressure chamber is in the hole by the front wall and the piston. Boundary formed, the central valve is not actuated with the piston In this case, the contact member is maintained in an open state, and the contact member operates on the sealing member. Wherein said sealing member is formed by two separate annular portions, said annular portion being Wherein the first portion is made of an elastomeric material, And the second portion is made of a rigid material and faces away from the hole. The present invention relates to a master cylinder. Such a master cylinder is It is known from Lopper Patent Application Publication No. 0467021. Master cylinders of this type are used in motor vehicles and, above all, Used with pressure control systems, these systems are often Function to prevent wheel lock (Blockieren) during the System) and drive wheel spinning during acceleration, especially on slippery roads. In other words, a function to prevent slipping [so-called traction control (Antischlupfr egelung)). As described above, the master cylinder operates When not engaged, i.e. the piston is in its rest position, i.e. the initial position. When installed, the central valve provided in the piston is opened by the contact member Maintained in state. The contact member is connected to the central valve and can be either direct or indirect. The sealing member is supported in contact with the end face of the portion made of the elastomeric material. You. The central valve is opened only after the piston has actuated the master cylinder. When returning to its initial position, the abutment member connected to the central valve Abuts against and is supported by the end surface facing the abutment member, thereby This is realized by opening the central valve. This means that the central valve is Must be released against the pressure prevailing at this point You. Often during normal operating conditions, when the abutment member abuts the sealing member At this point, there is only a small positive pressure, if any, in the pressure chamber. is there In the situation the central valve is still not open against a considerable positive pressure. Sometimes you need to do this, This applies when the brake is required later and the master cylinder is activated. Round. In such a case, the master cylinder is The fluid pressure formed in the pressure chamber of the Have no opportunity to be reduced because the traction control cycle ( Antischlupfregelzyklus) was additionally supplied to the pressure chamber for pressure build-up Volume of fluid is returned into the storage container due to the immediately following braking action It is impossible. But the fluid pressure still dominates inside the pressure chamber Depending on the force, the opening time of the central valve changes, because still in the pressure chamber The higher the governing pressure, the deeper the abutment connected to the central valve The central valve slides into the elastomer part of the seal and the appropriate reaction force is applied by the seal. This is because it can be opened only when it is applied to the contact member. Therefore, When the central valve opens with respect to the piston located in the hole of the master cylinder It is impossible to define the points clearly. Instead, the central valve is , Sometimes open earlier, sometimes open later. Should be as constant as possible This is undesirable in terms of brake response behavior. The object underlying the invention is to improve a master cylinder of the type described at the outset. The brake response is as uniform as possible, , So that the opening characteristics of the central valve are guaranteed independently of the operating conditions. This object is achieved according to the invention in that the two parts of the sealing member are separable from each other. About 1/2 or less of the radial cross-sectional dimension of said part, which is connected and made of an elastomeric material The length integral with a portion made of a rigid material having a maximum radial cross-sectional dimension of the size An annular projection formed around the hand axis is adapted to The problem is solved by fully or almost completely penetrating in the direction. In this specification And the term "almost completely" refers to the longitudinal axis of said portion made of rigid material. The axially free end of the annular projection formed around the end of the elastomeric portion. Is not exactly located in the end face facing the abutment member, but is slightly Below, that is, the axial free end of the protrusion is , Compared to the end face of the elastomer portion, the contact connected to the central valve. This means that it is located at a position slightly longer in the axial direction from the contact member. Go This slight protrusion of the elastomeric part from the part made of a conductive material The contact member is always soft and slightly buffered against the sealing member, but then immediately Contacting the free end of the protrusion formed on the portion made of a rigid material So that regardless of the pressure that must be resisted when the central valve is opened, The predetermined opening characteristics of the central valve are guaranteed. Thus, the sealing portion of the present invention According to the above-described configuration of the material, the abutment member connected to the central valve, or A rigid for an abutment disc arranged between the abutment member and said sealing member, Or semi-rigid The sealing function of the sealing member is not reduced. The maximum radial cross-sectional dimension of the protrusion around the longitudinal axis is the elastomer portion Sufficient elastography due to being less than or equal to about one-half the radial cross-sectional dimension of Material remains radially inward and radially outward of the protrusions, thereby A good seal and a radial elasticity are guaranteed. The protrusion of the part made of a rigid material, that is, the protrusion surrounding the ring, for example, It is also possible to have a closed ring shape. In this case, the elastomer portion The radially outer and radially inner portions of the They are connected to each other by ridge-shaped connecting parts. Alternatively, the annular protrusion may be Formed between the ring sections and between the ring sections, Connecting web between the radially inner part and the radially outer part (Verbindungssteg It is also possible that space for e) is left. One further modification , At least the free end of the annular projection is a series and a group of pin-like extensions And the pin-like extensions are circumferentially spaced, preferably evenly, from each other. And project in the axial direction. In such an embodiment, a rigid, A semi-rigid stopper is formed by arranging a substantially point-like contact surface in an annular shape. Is done. Regardless of the design of the annular protrusion, the radial cross-sectional dimension of the protrusion is preferably , As it approaches the free end of the protrusion. In this case, the radius of the protrusion The cross-sectional dimensions are reduced continuously or stepwise. Reduction of radial cross-sectional dimension The smaller the better the sealing effect, because the elasticity is towards the free end of the protrusion Elastomeric material is added radially inside and outside the protrusion, Better radial compensation of the sealing element in the region of the elastomer part This is because the ability is realized. The part made of rigid material of the sealing member, opposite to the part made of elastomeric material Preferably has a hollow cylindrical extension. In the hole of the master cylinder The actuating member acting on the piston housed in the Will be guided to. To ensure a good sealing action of the sealing member even at relatively high pressures, The rigid material part of the sealing member is the area of the surface that abuts the elastomeric material part. It is specifically intended to have no passage therethrough. Otherwise, the elastomer part Area is pressed into such a passage under a pressure load near the passage. This can result in a shortage of elastomeric material at other sealing locations. One embodiment of the master cylinder of the present invention is described below with reference to the accompanying drawings. Will be described in more detail. The figures illustrate the present invention which is of interest herein. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing an end region of the master cylinder. The only figure is generally designated 10 for a vehicle mounted hydraulic brake system. 2 shows the input end of the master cylinder, as indicated by the arrow. Master cylinder 10 An elongated housing 12 is provided, the housing 12 having a hole 14, the hole 14 being a longitudinal axis. It runs along the heart A, and is formed in a step shape in the present embodiment. The hole 14 This end, not shown, is usually the housing 1 of the master cylinder 10. 2 is sealed by the front wall. At one end (not shown) of the hole 14 The other end located opposite is sealed by a closing or sealing member 16 as shown, The design of the closure or sealing member 16 will be described in detail later. A sealing member 16 is hermetically accommodated in the hole 14 and displaceable in the axial direction. A piston 18 is housed adjacent to the seal member 16, and the piston 18 is formed by the sealing member 16. Can be moved. The central valve 20 includes a valve seat 22 and a valve body 24 movable in the axial direction. The valve element 24 is elastically biased toward the valve seat 22, and the central valve 20 is 18. In the open state shown, the central valve 20 has a follow-up hole (Nachlauf). and a fluid storage tank (not shown) connected to the follow-up hole 26 through a bohrung) 26. The fluid connection to the pressure chamber 28 is released, and the pressure chamber 28 And a closed end (not shown) of the hole 14. Piston 18 In the figure, the rest position, ie, the initial position, is shown. Position when the piston 18 is not actuated, the rest position, the initial position. The piston 18 is biased by a return spring 30 as before. Master -The not shown part of the cylinder 10 is formed as in the prior art, thus Not described in detail. In addition to the piston 18 shown, a diagram of the master cylinder 10 A second piston may be provided in a portion not shown, Pistons are of similar design and are therefore also referred to as secondary pistons . The valve body 24 of the central valve 20 has a pin-like extension 32, which is 8, a lateral pin 34 is fastened to the free end of the extension 32, and the lateral pin 34 Used as a contact member. Lateral pin 34 has a smaller diameter than piston 18 The actuation extension 38 is accommodated with play in the radial through hole 34 of the extension 38. Are integrated with the piston 18, penetrate the sealing member 16, and For connection with a rod-shaped input member (not shown) Is provided. When the piston 18 occupies the rest position (shown), the horizontal pin 34 is annular. The annular stop disk 40 abuts against the stop disk 40 and the sealing member 16 The central valve 20 is opened. It is kept released. Sealing member 16 in addition to annular elastomeric portion 42 is axially attached to sealing member 16. Has an adjacent portion 44, the axially adjacent portion 44 being formed separately and likewise It is annular and made of a rigid material, for example a suitable hard plastic. Of part 44, On the end face facing the elastomeric part 42, a rigid material part 44 is provided with an axially extending projection 4. 6 having a projection 46 which forms a ring around part 44 Now, the free end of the projection 46 tapers in a conical shape toward the free end of the projection 46. It is formed by a group of pin-like extensions 48, which are evenly spaced from one another in the circumferential direction. And extend in the axial direction as well. As you can see from the figure, The axial length of the protrusion 46 (including the extension 48 of the portion 46) is Are selected such that they are almost completely penetrated in the axial direction by the projection 46. ring End face of the elastomer portion 42 in contact with the A free space indicated by the symbol L is provided between the pin-like extension 48 and the end face thereof. It's just The maximum radial cross-sectional dimension of the protrusion 46 is the protrusion 4 in the illustrated embodiment. 6 is located at the bottom of the protrusion 46 due to the conical shape of the It is smaller than half the radial cross-sectional dimension S. Due to the fact that the parts 42 and 44 of the sealing member 16 are formed separately from each other Parts 42 and 44 can be separately manufactured at separate and advantageous costs. Is detachably connected to each other by being fitted to each other . The part 44 of the sealing member 16 is, in the example shown, for better guidance of the actuation extension 38. For this purpose, there is an integral hollow cylindrical extension 50 and the sealing member 16 is provided in an annular groove. The snap ring 52 is provided so that the hole 14 of the master cylinder 10 is widened stepwise. It is held in a pointed end section. The illustrated master cylinder 10 operates as follows. Initial position shown for all parts Starting from a brake device is connected to the actuation extension 38 of the piston 18 Actuated by the driver via a rod-shaped input member (not shown) , The piston 18 is attached to the housing 12 of the master cylinder 10 toward the left side of the figure. Displaced. When the master cylinder 10 is not activated, the central valve 20 The horizontal pin 34, which keeps the open state, is thus connected to the annular stop disc 40. The central valve 20, which is released from the As the displacement of the piston 18 in the axial direction continues, the fluid pressure increases 8 are stored. During such operation of the master cylinder 10 the sealing member 1 6 Serves to seal the hole 14 against the working extension 38 and guide the working extension 38. Bear. Thus, the pressure release movement during the release of the brake is performed in the reverse order, ie The piston 18 is displaced to the right in FIG. Hits the annular stop disc 40 immediately before the rest position of the piston 18 is reached. The central valve 20 reopens and can still remain in the pressure chamber 28 Any pressure is discharged through a follow-up hole 26 into a fluid reservoir (not shown). In the following, the traction control will be applied just before the braking action is triggered by the driver. Control cycle is performed and during this traction control cycle An additional volume of fluid is automatically supplied to the pressure chamber 28 from the fluid reservoir, thereby As a result, a tire slip is reduced. This is the driver Initiate braking immediately following such traction control cycle And the central valve 20 partially resists a very large positive pressure at the end of the braking operation. Must be released because the traction control cycle Pressure chamber 28 due to the return of the additional volume of fluid supplied during The pressure release in the vehicle is no longer triggered by the driver, immediately following braking Because it is not possible before. In this way, the traction control Depending on the volume of fluid supplied between the hulls, some positive pressures may still be Control in the pressure chamber 28, this control being caused by the piston 18 being triggered by the driver. Even after returning to the initial position of the piston 18 following the completion of the braking operation continue. However, even in such a case, the time when the central valve 20 opens slightly changes. No, because the horizontal pin 34 and the end face of the And the pressure transmitted via the annular stop disc 40 is By causing rapid compression of the elastomeric section 42 in the The mask 40 has a head surface of a pin-like extension 48 of a protrusion 46 formed in a portion 44. This is because the surface comes into contact with substantially no delay. The rigid material of section 44 is an annular strike. The disc 40 is not allowed to be further displaced in the axial direction, and The valve 34 is not allowed to be further displaced in the axial direction. 0 opens with high reliability, while precisely defined for the position of the piston 18 The open point is maintained even against high positive pressure.

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】定められている開放点を保証するために、前記密封部材（１６）は、前記圧力室（２８）に面したエラストマ材料製の環状部分（４２）と、軸心方向に続いて、分離可能に連結され、剛性材料で作られ、同様に環状に設計された部分（４４）とから成っている。ほぼ剛性的なストッパを形成するため、剛性材料製の前記部分（４４）は、前記長手軸心（Ａ）の周りに形成されている環状の突出部（４６）を備えており、該突出部（４６）は前記部分（４４）と一体的に形成され、該部分（４４）の半径方向最大横断面寸法はエラストマ製の前記部分（４２）の半径方向横断面寸法のほぼ半分以下であり、該突出部（４６）はエラストマ製の前記部分（４２）に軸心方向で完全に又はほぼ完全に貫入している。────────────────────────────────────────────────── ─── [Continuation of summary] In order to ensure a defined opening point, said sealing member (16) an elastomer material facing the pressure chamber (28); The ring-shaped part (42) made of material can be separated following the axial direction. Noble connected, made of rigid material and similarly annularly designed (44). Almost rigid strike Said part (44) made of a rigid material to form a hopper Has an annular shape formed around the longitudinal axis (A). A projection (46), wherein the projection (46) is Formed integrally with part (44) and half of said part (44) The maximum cross-sectional dimension in the radial direction is the above-mentioned part (4 2) less than half of the radial cross-sectional dimension of The protruding part (46) is axially connected to the part (42) made of an elastomer. Fully or almost completely penetrate in the direction.

Claims

[Claims] 1. For a vehicle mounted hydraulic brake device having a housing (12) A master cylinder (10), wherein said housing (12) is provided with a longitudinal axis (A ), And one end of the hole (14) is connected to the master shell. Sealed by a front wall belonging to the housing (12) of the Linda (10), The other end on the opposite side is sealed by a sealing member (16), and the piston (18) is 4) sealed and axially displaceably housed within and adjacent to said sealing member (16). And can be actuated through said sealing member (16), and , A central valve (20), wherein the fluid flow between the fluid reservoir and the pressure chamber (28) is Possible by means of a central valve (20), said pressure chamber (28) being located in said bore (14) A central wall formed by the front wall and the piston (18); (20) When the piston (18) is not operated, the contact member That is, it is maintained in an open state by a lateral pin (34), and the contact member, that is, the lateral A pin (34) acts on the sealing member (16) and the sealing member (16) is Formed by separate annular portions (42,44) of said annular portions (42,44). Are joined and joined in the axial direction, and the first portion (42) is made of an elastomer material. Facing the hole (14), the second portion (44) is made of a rigid material and In the master cylinder facing away from the hole (14), The two parts (42, 44) of the sealing member (16) are connected so as to be separable from each other. Tied, Approximately の or less of the radial cross-sectional dimension of the portion (42) made of an elastomer material Integral with a portion (44) made of a rigid material having a maximum radial cross-sectional dimension of the order An annular projection (46) formed around the longitudinal axis (A) is provided with an error. The part (42) made of stoma shall penetrate completely or almost completely in the axial direction. And a master cylinder. 2. The radial cross-sectional dimension of the protrusion (46) is smaller than the size of the protrusion (46). 2. The master system according to claim 1, wherein the size is reduced as approaching the end. Linda. 3. The reduction of the radial cross-sectional dimension of the protrusion (46) may be stepped or continuous. 3. The master cylinder according to claim 2, wherein the master cylinder is operated continuously. 4. The free end of the projection (46) is defined by a group of pin-like extensions (48). Wherein said pin-like extensions (48) are circumferentially spaced apart from each other; 4. The method according to claim 1, wherein the projection extends in the axial direction. The master cylinder according to claim 1. 5. A rigid material opposite to said part (42) made of an elastomeric material; Characterized in that the end of said part (44) has a hollow cylindrical extension (50). The master according to any one of claims 1 to 4, Cylinder.