JP2000506266A - 流動粒子分析装置の予備分析室 - Google Patents

流動粒子分析装置の予備分析室

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JP2000506266A
JP2000506266A JP9531157A JP53115797A JP2000506266A JP 2000506266 A JP2000506266 A JP 2000506266A JP 9531157 A JP9531157 A JP 9531157A JP 53115797 A JP53115797 A JP 53115797A JP 2000506266 A JP2000506266 A JP 2000506266A
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JP9531157A
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エデンズ,カール,ティー.
カッツ,ジョゼフ
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シーナ・バイオテク,インコーポレイテッド
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
    • G01N15/1404Fluid conditioning in flow cytometers, e.g. flow cells; Supply; Control of flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • G01N2021/0378Shapes
    • G01N2021/0382Frustoconical, tapered cell

Abstract

(57)【要約】 乱流を低減させる予備分析室(10)が流動粒子分析装置に配設されている。室(10)は、シース流体の流れを減速して層流プロファイルを形成する円錐状の拡開部(17)と、流れを加速する円錐状の収斂部(31)とを有する。サンプル入口チューブ(44)が、拡開部と収斂部との間の界面(20)に近接して室(10)内に支持されており、加速されたシース層流内に末端部(43)を有する。サンプルは、層状のシース流体に入り、バラバラのサンプル流を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 流動粒子分析装置の予備分析室技術分野 本発明は、血球計算としても知られている流動粒子分析、特に、粒子の特性を 光学的に測定する技術に関する。発明の背景 かかる技術においては、粒子は、粒子懸濁液の細い流れをシース流体(sheath fluid)の流れに包み、この組み合わされた流れを光学分析室に通すことにより分 析に供される。光学分析室においては、レーザ光線のような光線が、組み合わさ れた流れと交差するように照射される。粒子により吸収されまたは散乱される光 が測定されて、粒子を計数しあるいは粒子の特性を測定することができる。この 技術が応用されるものの1つとして、血液細胞を計数し、光散乱特性により細胞 を分類するものがある。この技術はまた、生化学検定においても使用される。ラ テックス微小球またはコロイド状の金粒子のような粒子は、血液その他の体液中 の検定されるべき物質と相互作用を行う物質で被覆される。物質によっては、こ の相互作用は粒子相互の凝集を起こし、あるいは凝集を抑制することができる。 いずれの場合にも、粒子が体液と反応した後に存在する凝集粒子の数が、存在す る物質の量を示すことになる。 サンプル流体の流れを分析室において正しく配置して、粒子が光線の中心近く の安定した位置で光線を通過するようにするのが重要である。かかる正確な位置 決めを行うためには、サンプル流体流は、シース流体の流れの中に正確に位置決 めしなければならない。更に、サンプル流体と、これを取り巻くシース流体は、 感知し得る乱流を起こすことなく滑らかな層流状態で分析室に流れ込むようにす べきである。本発明は、サンプルの懸濁体をシース流に導入する装置及び方法に 関する。 サンプル懸濁液をシース流に導入するのに使用する装置は、「予備分析室」(" pre-analysis chamber")と広く云われている。サンプル入口チューブがシース流 体の溜めを挿通するように構成された予備分析室は公知である。例えば、ガウチ ャー(Gaucher)等の米国特許第4,997,275号には、光学分析部の上流側 に 室を有し、シースとサンプルが導入されるフローセルが開示されている。室は、 截頭円錐状の端部を有する2片構成となっている。シース流体とサンプルは、2 本の平行するチューブに導入される。サンプルチューブは室内に突出し、無支持 とされていて、室のサイズを制限するとともに、サンプルチューブがシース流体 流に位置決めされる場合の精度に制限を与える。 オーキ(0hki)等の米国特許第5,007,732号には、略矩形の横断面を有 する流れ室が開示されている。入口は、全長に亘って支持されている。シース流 体は、フローセルを通る流れと直交する方向に導入されるので、シース流路には 曲げ部が必要となる。 ノース・ジュニア(North,Jr.)等の米国特許第5,030,002号には、長 い無支持のサンプル入口チューブを有する予備分析室が開示されている。シース 流体は、流れと直交して配置された流体コネクタを介して導入される。 ノース・ジュニア(North,Jr.)等の米国特許第4,790,653号には、光 学分析領域を通る流れと直交するシース流を導入する拡開テーパ部を備えた予備 分析室が開示されている。サンプル導入用の長い無支持チューブが室の一端から 延びている。 セイジ(Sage)等の米国特許第4,660,971号には、矩形の横断面と収斂 テーパ部とを有する予備分析室が開示されている。シース流体は、フローセルを 通る一次流と直交して導入される。サンプルは、室の側壁を挿通し、曲げ部を有 するチューブを介して導入される。サンプルチューブには、サンプル流をシール 流体の中心に置くように調整することができる支持体が設けられている。発明の概要 本発明の一の観点によれば、相互接続された大端部をそれぞれ有する拡開(div erging)部及び収斂(converging)部を含む室壁と、拡開部の小端部に接続された シース流体入口と、室壁の収斂部内中央部を延びるサンプル入口チューブと、収 斂部と拡開部の大端部に隣接して室壁から延びるように配設されたサンプル入口 チューブの交差支持体とを備えた予備分析室が提供されている。収斂及び拡開壁 部の大端部に隣接した室の領域は大きな横断面積を有しているので、シース流体 はこの領域では比較的ゆっくりと流れる。従って、この領域において室から延び る 支持体は、流れの中に小さい乱流だけを形成する。即ち、低速度従って低いレイ ノルズ数を有する領域においてサンプル入口チューブに支持体を提供することが できるので、生ずる伴流(wake)はサイズが小さく、不安定でありかつモーメント 不足となる。本発明のこの観点に係る好ましい予備分析室は、製造が簡単かつ経 済的であり、しかもシース流体流におけるサンプル懸濁流の位置決めを正確に行 うことができる。 サンプル入口チューブ用の交差(transverse)支持体は、入口チューブ自体の一 部からなる。例えば、サンプル流体入口チューブは、略L字状の構造体とするこ とができ、チューブの一方の脚は収斂及び拡開壁部の大端部に隣接する領域にお いてチューブの壁を貫通して延び、別の脚は収斂部の中心軸線に沿って下流側へ 延びている。かかる構成とすることにより、極めて長い入口チューブの必要性を なくすことができる。以下において更に説明するように、短いサンプル入口チュ ーブであると、サンプル入口チューブ内の容積が最小となり、従って、サンプル 懸濁液の無駄を最小とし、あるいはなくすことができる。これは、利用すること ができるサンプル懸濁液の量がごくわずかとなるある種の生物学試験において特 に有意である。 室の拡開部は、チューブ支持体が配置される領域において低速の層流を形成す る手段として作用する。本発明の別の観点によれば、この領域に低速の層流を形 成する別の手段を利用することができる。例えば、室には、一定の大きな横断面 積を有する長い、好ましくは真っ直ぐな入口部を設けることができる。真っ直ぐ な部分の下流側端部は室壁の収斂部に接合し、一方、シース流体入口は真っ直ぐ な部分の上流側端部に接続される。入口部は、シース流体入口に存在する可能性 があるシース流の乱流を除去するのに十分な長さを有する。サンプル懸濁液のチ ューブは、収斂部の大端部に隣接した低速領域において支持されているので、サ ンプル懸濁液チューブを正確に中心に配置しながら、このような長い入口部を使 用することができる。 この入口チューブの交差支持体は、低速流、従って、低レイノルズ数の領域に 配置されるが、支持体は伴流を発生させる。一般に、伴流を含む流れが加速され ると、乱流の成長速度は、流れの平均速度の大きさの増加よりもかなり遅くなる 。 従って、伴流の相対的な衝撃は、流れが速された後に著しく減少する。分析室の 収斂部は、伴流が支持体により形成される領域のすぐ後ろで流れを加速させる。 かくして、支持体の下流側のかなり高速の流れにおいて支持体により形成される 伴流の影響は最小となる。 本発明の別の観点においては、細いサンプル流を含む層状のシース流を形成す る方法が提供されている。この方法は、シース流体が室の第1のゾーンにおいて 比較的低速で流れるように下流方向に流れるシース流体を流れ室に導入する工程 を含む。次に、シース流体は、流体が第1のゾーンから下流側にある室の第2の ゾーンにおいて比較的高速で下流方向に流れるように、流れ室の収斂部を利用し て加速される。サンプル流体は、第2のゾーンの中へ延びる入口の末端部から第 2のゾーンにあるシース流体の中に導入される。入口チューブは、第1のゾーン においてのみ室内を延びる支持体により支持され、流体が支持体の周囲を比較的 低速で通るようにしている。本発明のこの観点に係る方法は、装置に関して上記 したのと同様の利点を発揮することができる。図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る流動粒子分析装置の概略ブロック図である。 図2は、本発明の一実施例に係る予備分析室の断面図である。 図3は、本発明の一実施例に係る取付具の斜視図である。 図4は、本発明の別の実施例に係る予備分析室の断面図である。 図5は、図4の予備分析室の部分断面図である。 図6は、本発明の更に別の実施例に係る予備分析室の断面図である。発明を実施するための最良の形態 本発明に係る予備分析室を有する流動粒子分析装置が、図1に概略示されてい る。予備分析室10は、シース流体源301からシース流体を受けるシース流体 入口15を有している。シース流体源は、シリンジポンプ、ダイヤフラムポンプ その他の精密容量ポンプ(図示せず)のような、所定の流量のシース流体を提供 する装置を含むことができる。懸濁液中のサンプルは、サンプル源302からサ ンプル入口チューブ44へ流れる。サンプルとシース流体は、予備分析室10か ら光学分析室80を介して流れるとともに、廃棄物収集体306に排出される。 レーザ303のような光源が、光学分析室においてサンプル流に射突するビーム を提供する。ダイオードアレイとすることができる光センサ304が、ビームの 散乱及び/または吸収を測定する。光センサ305からのデータは、コンピュー タのような分析手段307により分析され、データからサンプルについての情報 を取り出す。予備分析室以外の装置の構成素子は、概ね従来のものとすることが できる。 図2に示す本発明の好ましい実施例においては、予備分析室10は、上流室ブ ロック11と、下流室ブロック12と、サンプル入口チューブ44とからなる3 片構成となっている。室ブロック11、12は、略円筒形状をなし、直径が12 .7mm(1/2インチ)の熱安定化された清澄なアクリル素材から形成するこ とができる。一の実施例においては、拡開する室ブロックは、長さが約31.7 mm(1 1/4インチ)であり、収斂する室ブロックは約12.7mm(1/2イ ンチ)の長さである。上流室ブロック11には中央拡開室部17が画成され、下 流室ブロックには中央の収斂室部31と円筒部32とが画成されている。収斂、 拡開及び円筒室部は、略軸線方向に対称をなし、かつ、互いに略共軸をなして形 成されている。かくして、これらの室部は、共通する上流−下流中心軸線を中心 に対称をなしている。 上流室ブロック11は、下流室ブロック12の上流側端部の雄型パイロットシ ョルダ34と整合する雌型パイロットショルダ33を下流側端部に有している。 パイロットショルダ33、34は、集成時に整合されるとともに、室部17、3 1と同心をなすように形成されて室部の整合を確保している。ブロックは、紫外 線の照射により硬化する接着剤のような接着剤を使用して接合される。 下流室ブロック12には、パイロット端部にスロット35が機械加工され、サ ンプルのチューブ44を収容するようになっている。サンプルチューブはUV硬 化接着剤を使用して室ブロック12内に固定される。図3に示す取付具90のよ うな取付具を使用して、接着剤が硬化する際にチューブを室内の所定の位置に保 持することができる。取付具90は、外面93と孔91とを有する円筒状の本体 を備えている。外面93は、円筒部32内に締り嵌めするサイズに形成されてい る。孔91はサンプル入口チューブを締り嵌めする。孔91と取付具の外面93 は、同心をなすように機械加工される。入口チューブを下流室ブロック12に組 み付けるには、取付具90を先づ室の円筒部32に下流側端部から挿入する。次 に、サンプル入口チューブ44の長手方向の部分42を取付具90の孔91に挿 入し、室の中心軸線85に沿って入口チューブを配置する。次に、入口チューブ の交差部40を、チューブを室内に保持した状態でスロット35の中に接着する ことができる。取付具90は、接着剤が降下してから取り出す。 シース流体入口15は、上流側端部が拡開室部17と連通している。段部19 は製造を容易にするために設けられているが、入口15を過ぎてからの流れの分 離を最小にするように、形成は最小にすべきである。入口15は、シース流体源 301(図1)に接続されている。室ブロック11の座ぐり16により、供給ラ インコネクタ(図示せず)にクリアランスが提供されている。 本発明の好ましい実施例においては、拡開室17の室壁18は、円錐状をなし ており、約7度の最大角を有している。この角度は、流れの分離を引き起こすこ となく減速を最大にすることがわかった。 上流ブロック11の拡開室部17は、接続面20が下流ブロック12の収斂室 部31と連通している。好ましい実施例においては、接続面20における室の直 径は、約4.8mm(3/16インチ)である。収斂室31は、シース流体が円 筒部32に入る前にシース流体を加速する約30度の夾角を有する、好ましくは 円錐状の室壁30により画成される。 図2に示す好ましい実施例においては、サンプル入口チューブ44は、内径が 約0.5mm(0.020インチ)のステンレス鋼チューブから形成するのが好 ましい。入口チューブ44の交差部40は、上記したように、室ブロック12の スロット35を挿通してから接続面20付近でシース流に入る。サンプル入口チ ューブは、交差部40から下流側には支持体をもっていない。即ち、サンプル入 口チューブの最初の部分の支持体だけが収斂部の大端部に隣接して配置され、収 斂部の大端部から下流側には、収斂部の小端部に隣接してあるいは円筒部32に は支持体は配置されていない。入口チューブは、室部31の中心軸線85近くで 、曲げ部41において90度の角度をなして曲げられている。チューブの長手方 向の部分42は曲げ部41から室の収斂部31を介して延び、末端部43が室の 円 筒部32内で終端している。末端部43は、外側に丸みをつけられ、サンプル流 の向きをわずかながら変える可能性のある小さな泡が付着するのを極力少なくし ている。末端部43はまた、チューブにより形成される伴流(wake)を少なくする ようにテーパ(図示せず)を形成することができる。部分42は、室壁により画 定される中心軸線85と略同軸をなしている。本発明の別の実施例(図示せず) においては、サンプル入口チューブ44の末端部43は収斂室31内に配置され る。かかる構成においては、流体は、入口チューブの末端部43を通過した後に 連続して加速されるので、末端部により形成される伴流の衝撃を、流速の上昇と ともに小さくすることができる。 本発明の一の実施例に係る動作においては、流体源301から供給されるシー ス流体は、流れの方向を変えることなく入口15から拡開室17に入るので、室 に入る際に流体に導入される乱流を最小にすることができる。シース流体は拡開 室部17を通過するときに、減速される。同時に、室の拡開角度は比較的小さい ので、室壁18において流れの分離を引き起こさず、層流のプロファイルが保持 される。接続面20においては、シース流は層状の比較的低速プロファイルを有 する。サンプルチューブの交差部分は、横方向の流速(cross-flow velocity)が 最も小さい位置で室内に延びるので、チューブにより生ずる伴流乱流は最小にな る。 シース流体は接続面20及び交差部40付近から離れて下流側へ流れるにつれ て、収斂部31において次第に加速され、比較的大きい速度で部分32に入る。 交差部40において生ずる可能性のある小さな乱流は、シース流が円筒部32に 到達する前に、流量が室の収斂部を介して大きくなるので、実質上減衰される。 生化学試験からの凝集または未凝集粒子のような分析されるべき粒子を含む液 体サンプルは、サンプル源302によって、サンプル入口チューブ44を介して 円筒部32に導入される。サンプルは層流領域に導入されるので、感知可能な程 度まではシース流体とは混合しないが、流れるシース流体により取り囲まれるバ ラバラの流れを形成する。サンプルは、室の円筒部32におけるシース流体の速 度よりも小さい速度で導入される。流れの横断面積は一定の流量で流速が増加す るにつれて小さくなるので、サンプル流はシース流体の速度まで加速されると更 に細くなる。シース流体とサンプル流は、分析室に入る前にノズルにより横断面 が更に小さくされる。流動粒子分析では、粒子が一回に1つ提供されるようにす るために、サンプル流は、分析室における横方向の寸法が粒度に近いことが好ま しい。一の例においては、1乃至2.2ミクロンの直径を有する粒子が、1乃至 2ミクロンの直径を有するサンプル流に連行される。 図2に示すように、シース流体は、室10を、入口11から室部17、32を 介して室の下流側端部において光学分析室80へ略均一な方向に流れる。シース 流体は、流れに乱流を引き起こす可能性のある方向の曲がりまたは変更を受ける ことはない。 本発明の別の実施例においては、図4に横断面で示すように、予備分析室10 0は、室壁104から延びかつ長いサンプル入口チューブ102を固定する入口 チューブ支持体101を備えている。入口チューブ102は、室105の後部1 03には入り、長手方向に沿って中央を延びる。あるいは、入口チューブ102 は、後部103と接続面107の中間部位において室105に入ることができる 。支持体101は、チューブの末端部106を室内の中心位置に保持する。支持 体101は、層状の低速シース流が支持体により有意に破壊されない接続面10 7においてシース流のプロファイルを横切る。図1−2の実施例の場合と同様に 、シース流の安定した層流は、入口チューブ102の末端部106を通過する。 図5に示すように、入口チューブ支持体101は、流れのプロファイルの破壊を 更に抑えるように流線形の横断面を有することができる。例えば、図5に示す支 持体101は、丸い前縁111と、下流方向へ互いの方向に先細りとなっている 一対の傾斜壁110とを有している。 図6は、収斂室の上流側部分に低速の層流を形成するように一定の横断面の細 長い室202を有する予備分析室200からなる本発明の実施例を示す横断面図 である。シース流体入口を介して導入されるシース流体は、室202内に流れ、 室を流れるにつれて安定した低速の層状のプロファイルを徐々に形成する。この ように好ましいシース流条件にあるので、プロファイルが入口チューブ203の 交差部204の影響を受けるのはごくわずかとなる。 次に、シース流は、先づ入口205を介して流れ室202に導入されて第1の 方向206へ下流側に流れるので、シース流体は室の第1のゾーン207におい て比較的低速で第1の方向へ流れる。次に、シース流体は、流れ室の収斂部20 1により加速され、室の第2のゾーン208において比較的高速で流れる。サン プルは、入口チューブ203の末端部209から第2のゾーン208のシース流 体の中に導入される。入口チューブの交差部は第1のゾーン207においてのみ 室の中を延びているので、流体は比較的低い速度でその周囲を流れる。 この方法の流れ室202は、一定の横断面を有する長い室とすることができ、 あるいは上記したような拡開室とすることができる。サンプル入口チューブは、 室の後端即ち上流側端部から支持する必要がないので、サンプルチューブの先端 を正確に位置決めした状態で、適正な層流を形成するのに十分な著しく長い一定 の横断面の室を提供することができる。更にまた、サンプルチューブは下流側端 部に接近して室に入るので、長いサンプルチューブを用意する必要がない。従っ て、この装置は、シースの層流を得るために長い室が採用される場合でも、サン プルの滞留量を著しく低くすることができる。支持体において低速の層流プロフ ァイルを得るために、他の手段を使用することができる。 本発明の特定の実施例を説明したが、当業者であれば、本発明の技術的思想を 組み込んだ数多くの異なる実施例を容易に構成することができるものである。 本願は、1996年2月29日付け出願の合衆国仮出願第60/012,49 6号の利益を主張するものである。産業上の利用性 血液のような体液の分析のために医学分野において有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.それぞれの大端部が相互接続された拡開部と収斂部を有する室壁と、 前記収斂部の小端部に隣接して接続されたシース流体入口と、 前記室壁の前記収斂部内を延びかつ前記室壁の収斂部の小端部に隣接して配置 された放出端部を有するサンプル入口チューブの第1の部分と、 前記室壁から前記大端部に隣接した前記サンプル入口チューブの前記第1の部 分に延びるように配設されたサンプル入口チューブ支持体とを備える流動粒子分 析装置の予備分析室。 2.前記室壁の前記収斂部は上流−下流軸線を中心に略対称をなすとともに、前 記サンプル入口チューブの前記第1の部分は前記軸線と略平行して延びる請求の 範囲第1項に記載の予備分析室。 3.前記サンプル入口チューブの前記第1の部分は前記室壁の前記収斂部と略共 軸をなしている請求の範囲第2項に記載の予備分析室。 4.前記室壁の前記拡開部もまた前記上流−下流軸線を中心に略対称をなしてい る請求の範囲第2項に記載の予備分析室。 5.前記入口チューブ支持体は前記サンプル入口チューブの第2の部分からなる 請求の範囲第1項に記載の予備分析室。 6.前記収斂部と整合する均一の横断面を有する前記室壁の部分を更に備え、前 記サンプル入口チューブは前記均一の部分内で終端している請求の範囲第1項に 記載の予備分析室。 7.前記室壁の前記拡開部は第1の円錐形を有する請求の範囲第1項に記載の予 備分析室。 8.前記第1の円錐形は約7度の夾角を有する請求の範囲第7項に記載の予備分 析室。 9.前記室壁の前記収斂部は第2の円錐形を有する請求の範囲第1項に記載の予 備分析室。 10.前記第2の円錐形は約20度の夾角を有する請求の範囲第9項に記載の予 備分析室。 11.前記室壁の前記拡開部は第1の室ブロックの通路を備え、前記室壁の前記 収斂部は第2の室ブロックの通路を備える請求の範囲第1項に記載の予備分析室 。 12.前記室ブロックはアクリル樹脂である請求の範囲第11項に記載の予備分 析室。 13.前記第1と第2の室ブロックは前記室ブロックの前記収斂部と拡開部を整 合させる第1と第2のパイロット素子を更に備える請求の範囲第11項に記載の 予備分析室。 14.前記第1及び第2の室ブロックの一方は前記サンプル入口チューブ支持体 を収容する溝を前記通路に隣接して備える請求の範囲第11項に記載の予備分析 室。 15.拡開部及び該拡開部と共軸をなしかつ該拡開部の下流側に配置された収斂 部を有する室壁と、 該室壁と共軸をなす第1の部分を有するサンプル入口チューブと、 前記拡開部と前記収斂部との間の領域にに近接して前記入口チューブを前記壁 に取着する支持体とを備える流動粒子分析装置の室。 16.前記支持体は前記第1の部分と略直交する前記入口チューブの第2の部分 である請求の範囲第15項に記載の室。 17.前記室壁と共軸をなしかつ前記室壁の上流側に配置されたシース流体入口 を更に備える請求の範囲第15項に記載の室。 18.前記サンプルチューブの前記第1の部分は前記室壁の前記収斂部の下流側 で終端する請求の範囲第15項に記載の室。 19.前記サンプルチューブの前記第1の部分は前記室壁の前記収斂部内で終端 する請求の範囲第15項に記載の室。 20.略層状の低速流を形成する手段と、 大端部及び小端部を有し、大端部において前記流れ形成手段に接続される収斂 部を画成する室壁と、 前記室壁内に配置された放出部を有するサンプル入口チューブと、 前記収斂部の前記大端部に近接して配置された入口チューブ支持体とを備える 流動粒子分析装置の予備分析室。 21.略層状の低速流を形成する前記手段は徐々に拡径する室壁からなる請求の 範囲第20項に記載の室。 22.略層状の低速流を形成する前記手段は略一定の横断面を有する長い室から なる請求の範囲第20項に記載の室。 23.前記サンプルチューブは前記収斂室壁と交差して延びる支持部を有する請 求の範囲第20項に記載の室。 24.前記収斂部は前記小端部に向かう下流方向と前記大端部に向かう上流方向 を画定し、前記サンプル入口チューブは前記収斂部の前記大端部に近接した領域 から下流側へ不支持となっている請求の範囲第20項に記載の室。 25.シース流体が流れ室の第1のゾーンにおいて比較的低速で第1の方向に流 れるように、第1の方向へ下流側に流れるシース流体を流れ室内に導入する工程 と、 流体が前記第1のゾーンから下流側の前記室の第2のゾーンにおいて比較的高 速で前記第1の方向へ流れるように、前記流れ室の収斂部によりシース流体を加 速する工程と、 前記第1のゾーンにおいてのみ室内に延びる支持体の周囲をシース流体が前記 比較的低速で通るように、前記入口チューブを前記支持体により支持しながら前 記第2のゾーン内に延びる入口チューブの末端部から前記第2のゾーンの前記シ ース流体の中へサンプル流体を導入する工程とを備える細いサンプル流を含む層 状のシース流を形成する方法。 26.比較的低速で流れるように前記シース流体を導入する工程は拡開テーパ部 の小端部で前記シース流体を導入し、前記流体を前記テーパ部を介して前記第1 のゾーンへ徐々に減速させる工程を含む請求の範囲第25項に記載の方法。 27.前記拡開テーパ部は約7度の夾角を有する請求の範囲第26項に記載の方 法。 28.前記収斂部は約20°の夾角を有する請求の範囲第25項に記載の方法。 29.前記サンプルは前記第2のゾーンにおける前記シース流の前記比較的高速 よりも低い速度で導入される請求の範囲第25項に記載の方法。 30.比較的低速で前記シース流体を導入する前記工程は一定の横断面を有する 長い室の上流側端部において前記シース流体を導入し、前記第1のゾーンに到達 する前にシース流体に層流プロファイルを形成させる工程を含む請求の範囲第2 5項に記載の方法。
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