JP2000503114A - 光ラインのモニタリング - Google Patents
光ラインのモニタリングInfo
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Abstract
(57)【要約】
光学ラインシステムが:(i)長手方向に沿って異なる位置に配置された複数の反射器、例えばブラッグ格子を含む光ファイバと、(ii)この光ファイバの1つの端部領域に配置されて、反射器によって光を反射する光反射測定法によってシステムをモニタするモニタリング装置と、を備える。このシステムは、少なくとも2つの反射器が相互に異なる反射率を有し、モニタリング装置から一層離れている反射器が、モニタリング装置に近い方のブラッグ格子の反射率より高い反射率を有することを特徴とするものである。反射器の反射率は、モニタリング装置からの距離が増すにつれて反射器の反射率が高くなることが好ましく、反射率は、関係(I):Rn-1=(2T2Rn+1)-(1+4T2Rn)1/2/2T2Rnを持つことが好ましい。ここに、Rnは、モニタリング装置からn番目の反射器の反射率、Rn-1は、モニタリング装置からn−1番目の反射器の反射率、Tは、n−1番目の反射器とn番目の反射器との間に存在することがある任意の分岐の透過係数(そのような分岐が存在しなければ1である)である。そのようなシステムは、異なる反射器の信号対ノイズ比の差が小さくなるように、最も離れている反射器の信号対ノイズ比を最大限度まで高くできるという利点を有している。
Description
【発明の詳細な説明】
光ラインのモニタリング
本発明は、光ラインシステムに関するものであり、とくに、モニタされる光ラ
インシステムに関するものである。そのようなシステムは、例えば、損傷または
劣化についてモニタされる電気通信目的のための光ネットワークと、温度または
ひずみなどのある種パラメータについての情報を得るためにモニタされる光セン
サラインおよびネットワークを含む。
そのようなシステムでは、光時間領域反射測定法(optical time domainreflec
tometry)(OTDR)、光周波数領域反射測定法(optical frequencydomain ref
lectometry)(OFDR)などの反射測定方法によってシステムをモニタできる
ように、反射器を組み込むことが提案されている。しかし、そのようなシステム
に存在する1つの間題は、信号対ノイズ比があらゆる反射器について同じでない
こと、とくにラインシステムがいくつかの分岐を含んでいるとそうであること、
およびシステムが反射器から、とくに反射率測定器から離れている反射器から、
明瞭な信号を得るために十分なダイナミック応答を有しないことがあること、と
いう事実である。
本発明によれば、
(i) 長手方向に沿って異なる位置に配置された複数の反射器を含む光ファ
イバと、
(ii) この光ファイバの1つの端部領域に配置されて、反射器によって光が
反射される光反射測定法によってシステムをモニタするモニタリング装置と、
を備える光ラインシステムにおいて、
少なくとも2つの反射器の反射率が相互に異なり、モニタリング装置から遠い
方の反射器が、モニタリング装置に近い方の反射器の反射率より高い反射率を有
することを特徴とする光ラインシステムが得られる。
通常は、光ファイバは、反射器を2個より多く、例えば比較的簡単なシステム
では3個またはそれ以上、含むが、他のシステムでは、光ファイバは、十分に多
くの数、例えば少なくとも10個または20個またはそれ以上ものの反射器を含
むことができる。そのようなシステムでは、反射器の反射率は、モニタリング装
置からの距離の順に大きくなることが好ましいが、最も好ましくは、反射率を高
くするばかりでなく、隣接する反射器の反射率の差をモニタリング装置からの距
離の順に大きくする。
本発明のラインシステムの利点は、光ファイバの遠隔端部における反射器の反
射率を高くすることによって、モニタリング装置で受けた信号の信号対ノイズ比
をそれらの反射器に対して大幅に向上でき、したがって、モニタリング装置に最
も近い反射器の信号対ノイズ比とモニタリング装置から最も遠い反射器の信号対
ノイズ比との間の差が小さくなることである。反射された信号の強さのばらつき
を減少するために、反射信号に対し上側しきい値と下側しきい値との少なくとも
一方を設定することにより、反射器の間で起きる二次反射から生ずるクロストー
ク(漏話)を解消または減少することが可能である。
反射器の反射率が光ファイバに沿って分布させられるような特定の形態は、と
くに、ラインシステムの構成に依存し、かつとくにそれが分岐されているか、お
よびどの程度分岐されているかに依存する。光ファイバからのレイリー後方散乱
を無視し、かつ反射器の反射率が、
なる関係を基にしているならば、光ラインシステム中の反射器からほぼ一定の信
号対ノイズ比が得られることを下に示す。
ここで、Rnは、モニタリング装置からのn番目の反射器の反射率、
Rn-1はモニタリング装置からのn−1番目の反射器の反射率、
Tは、n番目の反射器とn−1番目の反射器との間に存在することがある任意
の分岐の透過係数(そのような分岐がないならば1)である。
最後の2つの反射器の間に分岐がないシステムの場合には、最も離れているブ
ラッグ格子が約100%の反射率を有することがある、すなわち、それがモニタ
リング信号のほぼ全てを反射する。その場合には、最後から2番目の反射器の反
射率は、最後の反射器の反射率の0.3倍ないし0.5倍の範囲、およびとくに
最後の反射器のそれの0.35倍から0.45倍の範囲であることが好ましい。
そのようなシステムでは、最後から3番目の反射器の反射率は、(間に分岐が存
在しなければ、)最後の反射器の反射率の0.2倍ないし0.25倍の範囲であ
ることが好ましい。上の式(I)中の透過係数Tが1であるようなシステムでは、
関係をべき数列として拡張できる。
Rn-1=Rn-2Rn 2+5Rn 3-..... II
最後の2つまたは3つの反射器以外の全ての反射器に対しては、反射率の値は
、数列が急速に収束するためには十分に小さく、最も近い反射器の反射率を相互
に等しいようにする、すなわち、
Rn-1=Rn III
に設定することは、しばしば、式(I)の許容できるよい近似である。
例えば、反射率が0.1またはそれより小さい全ての反射器では、式 III は
信号対ノイズ比に20%を超えないばらつきを与え、反射率が0.02またはそ
れより小さい反射器では、ばらつきは4%を超えない。したがって、あるシステ
ムは、概して等しい反射率、例えば1%ないし5%、の多数の反射器を長さに沿
って有し、モニタリング装置から最も離れている3つまたは4つの反射器の反射
率が増大するような、光ファイバを備えることができる。分岐したシステム、た
とえば、始端部といくつかの端末ユーザーとの間に光ファイバがいくつかの分岐
を有するような受動光ネットワーク(passive optical network)(PON)など
の電気通信ネットワークでは、隣接する反射器の反射率の間の差がなお一層大き
い必要がある。したがって、たとえば、最後から2番目の反射器と最後の反射器
との間に光ファイバが2:1の分岐を含むとすると、最後から2番目の反射器の
反射率は典型的には最後の反射器の反射率の0.1倍ないし0.25倍の範囲、
とくに、最後の反射器の反射率の0.15倍から0.2倍の範囲である。
反射器または反射器のうちの少なくともいくつかは、受動光学反射器であって
、定められた波長または定められた波長範囲のパルスの一部を反射するものであ
ることが好ましい。反射器は、ファイバの切り開かれた端部、または鏡(とくに
それがモニタリング装置から最も遠くの反射器であれば)、同調可能な(チュー
ナブルな)フィルタ、例えば同調可能な音響光学フィルタ、あるいは格子を含む
ことができる。有利なことに、少なくともいくつかの格子は、光ファイバ(シン
グルモード光ファイバが好ましい)の内部に形成されたブラッグ格子である。そ
の
ような格子は、ファイバコアの長さに沿ってそのファイバコアの屈折率を周期的
に変化させるように、強さが変化する紫外線ビームあるいは相互に干渉する紫外
線ビームに、光ファイバをさらすことによって形成できる。格子はいくつかの方
法、たとえば、米国特許第4,474,427号明細書に記載されている光誘起
法、国際特許出願WO86/01303号公報に記載されている2ビーム干渉計
法、または米国特許第5,367,588号明細書に記載されている位相マスク
法によって形成できる。それらの開示を参照することによってここに含める。し
たがって、たとえば1つの構成では、モニタリング装置から最も離れている反射
器以外の全ての反射器はブラッグ格子を含むことができ、最も離れている反射器
は鏡を含むことができ、一方、他の構成では、全ての反射器がブラッグ格子を含
むことができる。光ファイバの材料、紫外線照射の程度、または格子の長さを調
整することにより(またはそれの任意の組合わせにより)、格子の反射率を設定
できる。そのような格子はタイプI格子およびタイプII格子として分類できる。
タイプ II 格子は一般により高い反射率を示すが、ファイバのコア/クラッド界
面に対する損傷度によって特徴づけられる。タイプ II 格子はタイプI格子より
低い透過係数を示すが、モニタリング装置から最も離れている格子として使用す
るを必要とされるだけのものであり、他の全ての格子はタイプI格子である。
ここで、本発明に基づく種々の光ラインシステムを添付図面を参照して実施例
によって説明する。
第1図は、2つのブラッグ格子の間で延びる光ラインシステムのセグメントを
示す。
第2図は、本発明のリニア光ラインシステムを概略的に示す。
第3図は、本発明の1つのラインシステムに沿う格子の反射率のグラフ表現で
ある。
第4図は、受動光ネットワークで使用できる、異なるトポロジーを有する光ラ
インシステムを示す。
添付図面を参照して、第1図は、モニタリング装置からn番目のブラッグ格子
Gnと、モニタリング装置からn−1番目の格子Gn-1とを備える光ラインシステ
ムの部分を概略的に示す。2つの格子の間にはスプリッタ(分割器)Sが配置さ
れる。リニアシステムの最も単純な場合には、すなわちスプリッタSが存在しな
い場合には、モニタリング信号が格子Gn-1に到達する場所であるこのシステム
の点1に生ずるそのモニタリング信号の強さがIn-1で、格子の反射率がRn-1で
あれば、反射信号の強さはIn-1Rn-1であり、透過信号の強さはIn-1(1-Rn-1)
である。その後で透過信号は格子Gnに到達し(レイリー後方散乱を無視できる
と仮定して)、その結果、格子Gnによって反射された信号の強さはIn-1(1-Rn -1
)(1-Rn)であり、透過信号の強さはIn-1(1-Rn-1)(1-Rn)である。その後、
反射信号は戻って格子Gn-1に達する。そうするとこの格子を透過した部分の割
合は(1-Rn-1)で、残りは再び反射される。したがって、格子Gn-1を最初に透過
し、格子Gnによって反射され、かつ格子Gn-1を透過した信号の強さはIn-1(1-
Rn-1)2Rnである。システムの点1で見て、格子Gn-1からの反射の強さを格子
Gnからの反射の強さに等しいように設定することによって、すなわち、
In-1Rn-1=In-1(1-Rn-1)2Rn
と設定することによって、最適なシステムが得られる。In-1を消去するするこ
とによって、2次方程式
RnRn-1 2-(1+2Rn)Rn-1+Rn=0 IV
が得られる。
これの解は
である。
この2次方程式の他方の解は、反射に際して増大する信号の強度を含むが、こ
こでは考えないことにする。
モニタリング装置から最も離れている格子の反射率は任意に設定でき、最後か
ら2番目の格子の反射率は式Vによって与えられる。この演算を、前に計算した
隣接する格子の反射率を用いて各格子について繰り返すことができる。
第2図は、10個のブラッグ格子G1〜G10を持つリニア光ラインシステムを
概略的に示し、かつモニタリング装置において一定の振幅の反射信号を生ずるた
め
に求められる各格子についての反射率Rnを示す。反射の強さは、最後の格子G1 0
の反射率を1に設定することによって最高にできる。第3図は、19個のブラ
ッグ格子を持つ少し長いリニアラインシステムにおいて、反射信号を一定の強度
にするために求められる反射率のグラフを示す。遠い方の10個の格子の反射率
は、第2図に示すそれと同じである。
第2図および第3図から、モニタリング装置から最も離れている方の数個の格
子だけが高い(および大きく異なる)反射率を持つことを観察できる。例えば、
システム内の最も遠い方の3つの格子以外の全ての格子の反射率は0.2より小
さく、最も遠い方の6つの格子以外の全ての格子の反射率は0.1より小さい。
このことはシステムの長さとは無関係に成立するから、遠くの格子の反射率に影
響を及ぼすことはなく、追加の格子をシステムのファイバの近端部に組み込むこ
とができる。実際に、一様な反射率を持つ一連の格子を組み込むことによって、
等しい反射信号強度の最適条件に対する良い近似を得ることが可能である。例え
ば、より長いシステムの最も遠い方の10個の格子からなるアレイが、最低の反
射率の格子G1の反射率が0.056すなわち5.6%である第2図に示すよう
な反射率を持つものとすると、1%ないし5%の(アレイの長さに依存する)反
射率をおのおの持つ格子の追加のアレイをG1の近端部に組み込むことができ、
しかも組合わされたアレイの全長にわたって全体として一定の信号対ノイズ比を
維持する。
分岐したネットワーク、例えばPONの場合には、第1図に示すように、隣接
するブラッグ格子の間にスプリッタSがしばしば配置される。スプリッタの透過
係数がTであるとすると、信号がスプリッタを通るたびに信号の強度にTが乗ぜ
られる。したがって、Tの値は、2:1の分割器では通常は0.5であり、一般
に、n:1の分割器ではTの値はn-1である。この場合には、格子Gn-1を通っ
た信号の強さは、In-1(1-Rn-1)2T2Rnである。これを格子Gn-1から反射され
た信号の強さIn-1Rn-1に等しく設定することによって、2次方程式VIが得られ
る。
T2RnRn-1 2-(1+2T2Rn)Rn-1+T2Rn=0 VI
これは、RnがT2Rnで置換されていることを除き、方程式IVと同じである。
そ
うすると、(n−1)番目の格子の反射率についての関係は
になる。
そのようなシステムの一例として、第4図は、それから光ファイバ42が延長
するような交換機すなわち始端部を有するネットワークを示す。光ファイバ42
は、2:1分割器44,46,48によっていくつかの枝分かれに分岐し、ファイ
バ42はそれの各分岐とともにブラッグ格子50,51,51’,52,52’,5
3,53’を含む。最後の格子は、エンドユーザー54,55に配置されている。
モニタリング装置56は、交換機の領域内に配置されて、3db結合器58によ
って、ファイバ42に結合される。
格子53と53’が約100%の反射率をそれぞれ有するとすると、式Iを適
用することによって、他の格子の反射率が下の表に与えられているようなものに
なる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年12月16日(1997.12.16)
【補正内容】
光ラインのモニタリング
本発明は、光ラインシステムに関するものであり、とくに、モニタされる光ラ
インシステムに関するものである。そのようなシステムは、例えば、損傷または
劣化についてモニタされる電気通信目的のための光ネットワークと、温度または
ひずみなどのある種パラメータについての情報を得るためにモニタされる光セン
サラインおよびネットワークを含む。
そのようなシステムでは、光時間領域反射測定法(optical time domainreflec
tometry)(OTDR)、光周波数領域反射測定法(optical frequencydomain ref
lectometry)(OFDR)などの反射測定方法によってシステムをモニタできる
ように、反射器を組み込むことが提案されている。そのようなシステムの例が、
WO−A−90/06498号公報およびGB−A−2,280,326号公報
に開示されている。WO−A−90/06498号公報は、それの長さ方向に沿
う異なる位置に格子などの部分反射器(partial reflector)をいくつか含む受動
光ネットワーク(PON)中の損失を検出するためのOTDR法を記述している
。GB−A−2,280,326号公報は、振幅変調された診断信号をシステム
に送り込むことを備える、光学システム内で光路の完全さを提供する方法を記述
している。システム中のいくつかの格子が、システムの特定の部分ごとに一意に
決まる時間的に隔てられたエコーのパターンを生ずる。しかし、そのようなシス
テムに存在する1つの間題は、信号対ノイズ比があらゆる反射器について同じで
ないこと、とくにラインシステムがいくつかの分岐を含んでいるとそうであるこ
と、およびシステムが反射器から、とくに反射率測定器から離れている反射器か
ら、明瞭な信号を得るために十分なダイナミック応答を有しないことがあること
、という事実である。
本発明によれば、
(i) 長手方向に沿って異なる位置に配置された複数の反射器を含む光ファ
イバと、
(ii) この光ファイバの1つの端部領域に配置されて、反射器によって光が
反射される光反射測定法によってシステムをモニタするモニタリング装置と、
を備える光ラインシステムにおいて、
少なくとも2つの反射器の反射率が相互に異なり、モニタリング装置から遠い
方の反射器が、モニタリング装置に近い方の反射器の反射率より高い反射率を有
することを特徴とする光ラインシステムが得られる。
通常は、光ファイバは、反射器を2個より多く、例えば比較的簡単なシステム
では3個またはそれ以上、含むが、他のシステムでは、光ファイバは、十分に多
くの数、例えば少なくとも10個または20個またはそれ以上ものの反射器を含
むことができる。そのようなシステムでは、反射器の反射率は、モニタリング装
置からの距離の順に大きくなることが好ましいが、最も好ましくは、反射率を高
くするばかりでなく、隣接する反射器の反射率の差をモニタリング装置からの距
離の順に大きくする。
本発明のラインシステムの利点は、光ファイバの遠隔端部における反射器の反
射率を高くすることによって、モニタリング装置で受けた信号の信号対ノイズ比
をそれらの反射器に対して大幅に向上でき、したがって、モニタリング装置に最
も近い反射器の信号対ノイズ比とモニタリング装置から最も遠い反射器の信号対
ノイズ比との間の差が小さくなることである。反射された信号の強さのばらつき
を減少するために、反射信号に対し上側しきい値と下側しきい値との少なくとも
一方を設定することにより、反射器の間で起きる二次反射から生ずるクロストー
ク(漏話)を解消または減少することが可能である。
反射器の反射率が光ファイバに沿って分布させられるような特定の形態は、と
くに、ラインシステムの構成に依存し、かつとくにそれが分岐されているか、お
よびどの程度分岐されているかに依存する。光ファイバからのレイリー後方散乱
を無視し、かつ反射器の反射率が、
なる関係を基にしているならば、光ラインシステム中の反射器からほぼ一定の信
号対ノイズ比が得られることを下に示す。
ここで、Rnは、モニタリング装置からのn番目の反射器の反射率、
請求の範囲
1. (i) 長手方向に沿って異なる位置に配置された複数の反射器(G,
50,51,51’,52,52’,53,53’)を含む光ファイバと、
(ii) 前記光ファイバの1つの端部領域に配置され、前記反射器によって光
が反射する光反射測定法によってシステムをモニタするモニタリング装置(56
)と、
を備える光ラインシステムにおいて、
少なくとも2つの反射器の反射率が相互に異なり、モニタリング装置から遠い
方の反射器(Gn)が、モニタリング装置に近い方の反射器(Gn+1)の反射率よ
りも高い反射率を有し、それによって、モニタリング装置によって受容される反
射光の信号対ノイズ比が概ね一定であるようにされることを特徴とする光ライン
システム。
2. 反射率が前記モニタリング装置からの距離の順に高くなるような、少な
くとも3つの反射器(G)を前記光ファイバが含む請求の範囲第1項に記載のシ
ステム。
3. 隣接する反射器(G)の反射率の間の差が、前記モニタリング装置から
の距離の順に、高くなる請求の範囲第2項に記載のシステム。
4. 最後から2番目の反射器と最後の反射器との間に分岐を有せず、かつ、
最後から2番目の反射器が最後の反射器の反射率の0.3倍ないし0.5倍の範
囲の反射率を有する請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のシステ
ム。
5. 最後から2番目の反射器と最後の反射器との間に2:1の分岐(44,
46,48)を有し、最後から2番目の反射器が、最後の反射器の反射率の0.
1倍ないし0.25倍の範囲の反射率を有する請求の範囲第1項乃至第3項のい
ずれか1項に記載のシステム。
6. 前記光ファイバが少なくとも3つの反射器(G)を含み、それらの反射
器の反射率が、式(I)の関係:
[ここに、Rnは、モニタリング装置からのn番目の反射器の反射率、
Rn-1はモニタリング装置からのn−1番目の反射器の反射率、
Tは、n番目の反射器とn−1番目の反射器との間に存在することがある任意
の分岐の透過係数(そのような分岐がないならば1)である]
に実質的に基づいている、請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の
システム。
7. 光ファイバが少なくとも20個の反射器(G)を含み、モニタリング装
置に最も近い方の少なくとも3個の反射器が、実質的に同じ反射率を有する、請
求の範囲第1項乃至第4項及び第6項のいずれか1項に記載のシステム。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
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CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN
【要約の続き】
ノイズ比の差が小さくなるように、最も離れている反射
器の信号対ノイズ比を最大限度まで高くできるという利
点を有している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (i) 長手方向に沿って異なる位置に配置された複数の反射器を含む 光ファイバと、 (ii) 前記光ファイバの1つの端部領域に配置され、前記反射器によって光 が反射される光反射測定法によってシステムをモニタするモニタリング装置と、 を備える光ラインシステムにおいて、 少なくとも2つの反射器の反射率が相互に異なり、前記モニタリング装置から 遠い方の反射器が、前記モニタリング装置に近い方の反射器の反射率よりも高い 反射率を有することを特徴とする光ラインシステム。 2. 反射率が前記モニタリング装置からの距離の順に高くなるような、少な くとも3つの反射器を前記光ファイバが含む請求の範囲第1項に記載のシステム 。 3. 隣接する反射器の反射率の間の差が、前記モニタリング装置からの距離 の順に高くなる、請求の範囲第2項に記載のシステム。 4. 前記反射器の反射率が、前記モニタリング装置によって受容される反射 光の信号対ノイズ比が概ね一定であるように変化する、請求の範囲第1項乃至第 3項のいずれか1項に記載のシステム。 5. 最後から2番目の反射器と最後の反射器との間に分岐を有せず、かつ、 最後から2番目の反射器が最後の反射器の反射率の0.3倍ないし0.5倍の範 囲の反射率を有する請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のシステ ム。 6. 最後から2番目の反射器と最後の反射器との間に2:1の分岐を有し、 最後から2番目の反射器が、最後の反射器の反射率の0.1倍ないし0.25倍 の範囲の反射率を有する請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のシ ステム。 7. 前記光ファイバが少なくとも3つの反射器を含み、それらの反射器の反 射率が、式(I)の関係: [ここに、Rnは、モニタリング装置からのn番目の反射器の反射率、 Rn-1はモニタリング装置からのn−1番目の反射器の反射率、 Tは、n番目の反射器とn−1番目の反射器との間に存在することがある任意 の分岐の透過係数(そのような分岐がないならば1)である] に実質的に基づいている、請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載の システム。 8. 光ファイバが少なくとも20個の反射器を含み、モニタリング装置に最 も近い方の少なくとも3個の反射器が、実質的に同じ反射率を有する、請求の範 囲第1項乃至第5項及び第7項のいずれか1項に記載のシステム。
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