JP2000502520A - エコー消去のためのスペクトルノイズ補償方法 - Google Patents

エコー消去のためのスペクトルノイズ補償方法

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JP2000502520A JP9505297A JP50529797A JP2000502520A JP 2000502520 A JP2000502520 A JP 2000502520A JP 9505297 A JP9505297 A JP 9505297A JP 50529797 A JP50529797 A JP 50529797A JP 2000502520 A JP2000502520 A JP 2000502520A
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Abstract

(57)【要約】 エコー消去装置(10)は、送信入力信号(SI)と受信入力信号(RI)を副バンド送信入力信号(SC1〜SC16)と副バンド受信信号(RC1〜RC16)に分割する解析フィルター(24)を有している。各副バンド内で受信信号を送信入力信号と結合させ且つ評価されたエコー信号(EC1〜EC16)を発生させるエコー経路に関するインパルス応答関数で副バンド受信信号(RC1〜RC16)の各々を畳込みし、次に、その評価されたエコー信号の夫々を対応の副バンド送信入力から控除してエラー信号(ER1〜ER16)を発生させる。そのエラー信号内の残留エコー成分を可変減衰器(36a〜36p)によって減衰させ、選択成分を夫々減衰されたエラー信号にインジェクトしてエラー信号の可変減衰に付随するバックグラウンドノイズの減衰を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】 エコー消去のためのスペクトルノイズ補償方法 発明の分野 本発明は、残留ノイズ(residual noise)を減じるための副バンド減衰コントロ ール(subband attenuation control)を行い、スペクトル上マッチされたノイ ズ補償を講じるために副バンドノイズの評価とインジェクション(subbannd nois e estimation andinjection)を行うエコー消去装置に関するものである。 発明の背景 両方向遠隔通信システム(two-way telecommunication system)は屡々エコー現 象を起こし易い。エコーは、遠隔通信システム内で反対方向に走行する信号の結 合(coupling)の結果発生する。例えば、四線式−二線式ハイブリッド(four-wire to two-wirehybrid)からの反射は、電話網における周知のエコーソース(echo s ource)である。その他のエコーソースとしては、電話機のような端末装置におけ る受信信号と送信信号との音声又は電磁カップリングがある。音声エコーは、例 えば、話者によって発せられる音声信号に反応する電話機のマイクロホンから発 生する可能性がある。音声エコーは、移動セルラー遠隔通話法(mobile cellular telephony)におけるような包囲された環境において特に鋭いことがある。 エコー装置は、遠隔通信網内でエコーの伝送を実質的に低減させるために一般 に用いられている。従来のエコー消去装置は、近端端末装置(near-end terminal equipment)のインパルス応答係数を特徴とする横フィルター(transversal filte r)を有している。その横フィルターは、近端受信信号を受けると共に評価された エコー信号(estimated echo signal)を発生させるために接続されている。その 評価されたエコー 信号は、近端端末装置によって伝送される送信信号から控除される。エコー消去 装置は、低ロス長距離衛星光ファイバー電話網(low-loss long distance,satel lite andfiber optic telephone network)の了解度に実質的に役立っている。そ のようなエコー消去装置の例は、ホーナ(Horna)に付与された米国特許第4,0 64,379号,同第4,113,997号,同第4,321,686号,同第 4,360,712号,同同第4,377,793号及び同第4,600815 号、カンパネラ(Campane11a)に付与された米国特許第3,780,233号,同 第3,789,233号,同第3,836,734号及び同第3,894,20 0号に開示されている。 近端エコー経路の予想されるインパルス応答を初めに発揮して次に更新するた めに要する時間は限られているため、最良のエコー消去装置であってもエコーを 完全に除去するには不完全である。更に、デジタル信号に生来的な量子化誤差が 存在するため、そのことがエコーの評価及び除去の正確性に限界を課する。従っ て、相関関係のないバックグラウンドノイズと別個の残留エコー成分(residual echo component)がエコーの消去された信号中に残存する。その残留エコー成分 は低振幅を有するものと考えられている。それ故、残留エコーを低減させるため の従来の試みとしては、エコーが消去された信号の低振幅成分をブロックするた めのセンタークリッパ(center clipper)を用いることが行われている。一般に、 送信された音声のゼロ交差ひずみを避けるために、近端送信信号が大きい場合に は、センタークリッパは選択的に不活性化される。然しながら、センタークリッ パを選択的に活性化及び不活性化させると、送信された信号の低振幅バックグラ ウンドノイズ成分を好ましくなく変調させ易い。そのような変調は通信チャネル の偶発的な切断として遠端で理解されることがある。更に、選択的に活性化され たセンタークリッパは、穏やかな調子で話された音節を好ましくなくクリップし てしまう可能性がある。 ジェンター(Genter)に付与された米国特許第5,157,653号及び同第5 ,283,784号には、エコーが消去された信号を減衰の連続した範囲(conti nuous range of attenuation)を通して減衰させるために可変減衰器が用いられたエコー消去 装置が開示されている。残留エコーを減衰するためには、その減衰値は、受信信 号,送信信号及びエコーが消去された信号の相対的なレベルを比較することに応 じて変えられる減衰因数(attenuation factor)によって決定される。減衰器の操 作の認知力(perceptibility)を低減させるために、限られた時間の間に減衰因数 を急にというよりはむしろ徐々に変更する。 上述したジェンターの特許には、残留エコーの低減のための可変減衰の認知力 を更に低減させるために、減衰されたエコー消去信号に補償ノイズ成分をインジ ェクション(injection)することが開示されている。インジェクションされたノ イズ成分のレベルは、送信信号の評価されたノイズ成分と減衰器によって適用さ れた優勢な減衰値(prevailing attenuation)とに基づいて決定される。同特許で 更に開示されているように、補償ノイズ成分は、白色ノイズ又はほぼ典型的な電 話回線ノイズにバンド上合わされたノイズの如き所定のスペクトル特質を有する ノイズ信号を発信するためのノイズソースから引き出される。勿論、「典型的な 」電話回線ノイズといっても、電話使用者の近くの音声ノイズのように、かなり 様々である。例えば、セルラー無線電話システム(cellular radio telephone sy stem)の移動中の利用者によって発せられる電話信号は、ツイストペア加入回線( twisted-pair local loop)の静止中の利用者によって発せられる電話信号内のノ イズとはスペクトル上異なっている。従って、現実のバックグラウンドノイズか ら人工的にインジェクションされたノイズへの移行がゆっくりと行われた場合で あっても、それは明確に認識され遠端受話者の気を散らせる可能性がある。従っ て、インジェクションされたノイズ成分が、送信された信号内の優勢ノイズスペ クトルに、より正確に適応されるようになっているエコー消去装置を提供するこ とが望まれている。 発明の概要 本発明の一態様に依れば、有限なバンド幅を有する送信入力信号(send-input signal)が、個別にエコー消去するための複数の副バンド(subband)送信入力信号 に分割されるようになっているエコー消去装置が提供される。受信入力信号(rec eive-inputsignal)も同様に複数の副バンド受信入力信号に分割される。複数の 副バンド受信入力チャネル信号を、夫々対応の副バンド内で受信入力信号と送信 入力信号との間のエコー経路(echo path)に関する対応の評価されたインパルス 応答でコンボルブ(convolve)して各評価された副バンドエコー信号を生じさせる 。各副バンドエコー信号は対応の副バンド送信入力チャネル信号から控除されて 、各副バンドエラー信号を発生させる。対応の副バンド送信入力信号と副バンド 受信入力信号と副バンドエラー信号の相対的なレベルを比較すること従って副バ ンドエラー信号を個別に可変的に減衰することによって残留エコーを次に低減さ せる。 本発明の別の態様に依れば、夫々減衰されたエラー信号内でのバックグラウン ドノイズの付随的な減衰を補償するために、ノイズ成分を可変的に減衰された副 エラー信号に加え即ち単射する。単射されたノイズ成分の夫々のレベルについて は、対応の副バンドエラー信号に適用される減衰に比例して個別にコントロール される。単射された各ノイズ成分は、対応の副バンド送信入力チャネル信号内で 所定のノイズレベルに比例して更にコントロールされる。その結果の送信入力信 号のノイズ成分は、送信入力信号のノイズ成分とスペクトル上調和する。 本発明の更に別の態様に依れば、副バンド送信入力信号と副バンド受信入力を デシメイト(decimate)された信号として提供することによりエコー消去装置の計 算量(computational complexity)を低減させる。副バンド信号をデシメイトする ことにより、それの音声内容(audio content)を符号化するための必要なビット レート(bitrate)を低減させる。 本発明の他の新規且つ有用な特徴及びそれに関連する利点については、本明細 書によって明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 本発明の上記概要及び後述する本発明の好ましい具体例の詳細な説明は、添付 図面と関連させて読むことにより、より明確に理解できるであろう。 第1図は、本発明に依るエコー消去装置の機能ブロック図; 第2図は、第1図図示のエコー消去装置内で採用されている非線形プロセッサ の機能ブロック図; 第3図は、第1図図示のエコー消去装置内で実行される減衰コントロール処理 の論理フローチャート; 第4図は、第1図図示のエコー消去装置内で実行されるノイズインジェクショ ンコントロール処理の論理フローチャートである。好ましい具体例の詳細な説明 ここで第1図を参照すると、同図にはエコー消去装置10が図示されている。 このエコー消去装置10は、遠隔通信システム中で近端ステーション(near end station)12と遠端ステーション(far end station) 14との間に接続されて いる。近端ステーション12には、電話機,ハイブリッド,コーデック(codec) 又は近端ユーザーにテレホンサービスを提供することに携わる電話局のようなそ の他の設備を含めることができる。近端ステーションは、送信入力信号(send-in put signal)SIとして提供される信号を発生させて、それをエコー消去装置1 0のターミナル18に送信する。その送信入力信号SIは、エコーを取り除くた めにエコー消去装置10によって処理される。処理された信号は、遠端ステーシ ョン14に送信するためのターミナル21で送信出力信号(send-output signal) SOとして提供される。遠端ステーション14は、受信入力信号(receive-input signal)RIとしてエコー消去装置10によって受信される信号を発生し、ター ミナル20で送信する。その受信入力信号RIは、近端ステーション12に送信 するためのエコー消去装置10のターミナル22で受信出力信号(receive-outpu tsignal)ROとして提供される。 受信入力信号RIは、多重チャネルフィルターバンク(multi-channel filter bank) 24によって分析される。好ましい具体例においては、RIとSIは、64Kb /sのデータレート(data rate)と約30Hzから約3,300Hzに広がる約 3,000Hzの可聴帯域幅(audio bandwidth)を夫々有するデジタル電話信号 である。フィルターバンク24は、RIを16の約250HZ−広副バンドチャ ネル信号(wide subbandchannel signal)に分割するための帯域フィルター26a 〜pを有している(フィルター26a〜pの各バンドは部分的にオーバーラップ している。)。フィルターバンク24はデシメイションフィルター(decimation filter)28a〜pを更に有し、その各々は、副バンドチャネル信号の音声内容 をベースバンド(baseband)に効果的にシフトしその音声内容を符号化するために 必要なデータレートを低減するべく、対応の帯域フィルター26a〜pから副バ ンドチャネル信号の一つを受信するために接続されている。各デシメイションフ ィルターは、副バンド入力信号を約0から250Hzの間の可聴帯域幅を有する 出力信号に変換する。フィルターバンク24は、受信入力信号RIを解析して1 6のデシメイト(decimate)した副バンド受信入力信号RC1〜RC16に変換し 、次にそれら副バンド受信入力信号をデシメイションフィルター28a〜pの各 出力ターミナルで発信する。 その信号RC1〜RC16はフィルターバンク24から各コンボルバー(convo lver)29a〜pへ提供される。各コンボルバーは、対応の受信チャネル信号の 一組の連続した値を蓄積し且つ対応のチャネルに関する一組のエコーパスインパ ルス応答係数(echopath impulse response coefficient)(即ち、ターミナル2 2とターミナル18との間のエコーパスのインパルス応答)を蓄積するためのシ フトレジスタを備えたメモリーを有している。コンボルバ−29a〜pは、夫々 、信号RC1〜RC16の一つをその蓄積したインパルス応答係数で畳込み(con volve)するよう構成されている。コンボルバー29a〜pは、好ましくは、蓄積 されたインパルス応答係数を周期的に更新することによってエコーパスの各副バ ンドの変化に適合するよう構成されている。その結果としての出力信号EC1− EC16の各々は、対応の副バンドに関連する評価エコー信号に 相当する。好ましくは、コンボルバー29a〜pによって表されるコンボルージ ョン(convolution)は各副バンドチャネル間で時分割条件で単一のデジタル信号 プロセッサによって実行される。 フィルターバンク24と同様に作用する16チャネルデシメイトフィルターバ ンク(16-channel decimated filter bank)が送信入力信号SIを受信するために ターミナル18に接続されている。フィルターバンク30はSIを16のデシメ イトされた副バンド送信入力信号SC1〜SC16に解析する。次に、エコー消 去装置は、各エラー信号ER1〜ER16を発生するために、評価されたエコー 信号EC1〜EC16の各々をデシメイトされた副バンド送信入力信号SC1〜 16の対応の一つから控除する。第1図に示されているように、評価されたエコ ー信号EC1〜EC16の各々は、加算増幅器34a〜pの対応の一つの逆相入 力端子に発信される。信号SC1〜SC16の各々は、増幅器34a〜pの対応 の一つの正相入力端子に発信される。増幅器34a〜pは、対応の副バンド送信 入力信号及び評価されたエコー信号の表示された減算を実行して、増幅器34a 〜pの各出力ターミナルでエラー信号ER1〜ER16を提供する。 そのエラー信号ER1〜ER16は、それの残留エコー成分を減衰させるため に、次に更に処理される。そのような更なる処理には、各エラー信号ER1〜E R16と対応の副バンド送信入力信号SC1〜SC16と対応の副バンド受信入 力信号RC1〜RC16の相対的な強度に基づいてエラー信号の夫々を個別に減 衰することが含まれている。また、そのような更なる処理には、好ましくは、減 衰されたエラー信号に、個別に且つ各エラー信号の各々に適用された減衰の程度 に比例して補償ノイズ成分 (compensating noise component)を付加することが 含まれている。第1図に示されているように、そのような更なる処理は、非線形 プロセッサ36a〜pによって講じられる。 各非線形プロセッサ36a〜pは、エラー信号ER1〜ER16の対応の一つ を受信 するために接続されている。非線形プロセッサ36a〜pは、エラー信号ER1 〜ER16を選択的に減衰し、それに補償ノイズをインジェクトして各非線形プ ロセッサ36a〜pの出力ターミナルで各出力チャンネル信号OC1〜OC16 を提供する。 その出力チャネル信号OC1〜OC16を、次にコンバイン即ち合成させてタ ーミナル21で送信出力信号SOを発生させる。例えば、信号OC1〜OC16 を受信するために合成フィルターバンク(synthesis filter bank)38を接続す る。フィルターバンク38は、各出力チャネル信号のオーディオスペクトルが送 信入力分析フィルターバンク30の対応の帯域フィルターの中心周波数の回りに 事実上再配置されるよう出力チャネル信号OC1〜OC16の各々を内挿する(i nterpolate)するための内挿フィルター(interpolation filter)40a〜pを含 んでいる。送信出力信号SOをターミナル21で提供するために、各フィルター 42a〜pによって作られたその出力信号を、次に、例えば、加算増幅器44に よってコンバインする。 非線形プロセッサ36a〜pによってエラー信号ER1〜ER16について実 行されるオペレーションについては、代表的な非線形プロセッサ36と関連させ て第2図に更に詳細に表示されている。その非線形プロセッサ36は、送信入力 副バンド信号SCnとエラー信号ERnと受信入力副バンド信号RCnを受信す る。フィルター56a〜cが、各入力信号SCn,ERn及びRCnを受信する ために接続され、ノンゼロ平均信号(nonzero-mean signal)形態の入力信号の各 々の統計的メジャー(statisticalmeasure)を作り出すために入力信号に応答する 。例えば、フィルター56a〜cは、各入力信号SCn,ERn及びRCnの絶 対値の移動平均SAVG,EAVG及びRAVGを提供することができる。代わ りの具体例においては、入力信号SCnの各々に関して比較レベルを提供するた めに、平方値(squared value),平均平方値(mean-squaredvalue),実効値(root- mean-squared value)又はそれらの対数の如き他のノンゼロ平均値をフィルター 56a〜cによって提供することができる。 残留エコーを低減するべく、エラー信号に適用される減衰因数(attenuation f actor) ATTを決定するために減衰因数コントローラ60にその平均値信号SAVG, EAVG及びRAVGを提供する。その減衰因数コントローラ60によって実行 される好ましい処理については、第3図に示されている。 初めにステップ80において、減衰因数コントローラ60が、副バンドチャネ ルの一つに関連するEAVG,SAVG及びRAVGの最も新しい値(most curr ent value)を確保する。次に、ステップ82に実行を移す。 ステップ82において、EAVG,RAVG及びSAVGの値が、近端ステー ションと遠端ステーションとの間の選択された副バンドチャネル内の通信が近端 で発生された信号によって支配されている(dominate)状態を示しているか否かを 減衰因数コントローラ60が判定する。例えば、EAVGが、RAVGの所定割 合(predeterminedproportion)+比較的小さな定数レベルDより大きい場合(即 ち、A*RAVGが好ましくは18dB又はRAVGより小さくなくDが約−5 0dBmOである場合に、EAVG>A*RAVGである場合)、EAVGが、 SAVGの所定割合より大きい場合(即ち、B<1で、B*SAVGが約12d B以上の差で好ましくはSAVGより小さい場合に、EAVG>B*SAVGで ある場合)に、近端ステーションが遠端ステーションより実質的に大きな送信信 号を作り出していると推定することができる。もしステップ82の条件が満足で きるものであるならば、ステップ84へ実行を移す。そうでないならば、ステッ プ86へ実行を移す。 ステップ84において、減衰因数の所定量だけの減少が示される。例えば、減 衰因数にC<1の因数を掛けることができる。ステップ84にエントリーするた めの条件下で、適用された減衰がない場合であっても、その大きな近端送信信号 は何らかの残留エコー信号をマスクし易い。従って、減衰因数コントローラ60 は減衰因数ATTを所定の最小値ATTminに迅速に低減させるよう作動する。 EAVG,SAVG及びRAVGが対数(logarithmic quantity)である別の具体 例においては、それらから所定の減分値(decrement value)を控除することによ って減衰因数を低減させることができる。ス テップ84において実施される減衰因数低減は、ステップ84での反復実行が1 00ms未満以内、好ましくは約2msで減衰因数を所定の最大値ATAmaxか らATTminに低減させるのに十分である程度に、十分大規模なものである。ス テップ84から、減衰因数コントローラ60はステップ80へ戻る。 ステップ86において、減衰因数コントローラ60はEAVGがSAVGの所 定割合未満であるか否か(即ち、EAVG<B*SAVGである場合)を判定す る。ステップ86で確定された状態が満足のいくものである場合には、送信入力 副バンド信号SCnのかなりの割合がエコー消去装置によって除去されているエ コーより成るものであると推定される。そのような状況下では、近端ステーショ ンは比較的静かで(quiet)、エラー信号は比較的高い割合の残留エコーより成っ ている。ステップ86の状態が満足のいくものである場合には、実行はステップ 88に移される。そうでない場合には、実行はステップ90に移される。 ステップ88においては、遠端ステーションへの残留エコーの送信を低減させ るために、減衰因数コントローラ60が迅速に減衰因数ATTを最大レベルAT Tmaxに増加させる。そのような増加は、減衰因数に所定の定数E>1を掛ける か又は減衰因数が最大値ATTmaxより大きくなるか又は等しくなるまで所定の 増分(increment)を加算することによって実行することができる。理解できるよ うに、EAVGがSAVGの所定割合未満である場合、好ましくは、EAVGが 約12dB以上SAVGより低い場合には常に、減衰因数はステップ88におい て増加される。そして、実行はステップ80に復帰される。 ステップ90においては、ステップ82又はステップ86の予め定められた条 件はどれも優勢(prevail)ではない。ステップ90が達成された場合には、EA VGはRAVG+小オフセット(small offset)よりあまり高くなく、EAVGは SAVGの12dB以内である。そのような状況では、EAVGは比較的小さな エコーが控除されるSAVGに十分接近する。更に、EAVGがRAVGと比較 して非常に低いか又はEAVGと RAVGの双方がステップ82で定められた小さなオフセットDと比較して非常 に低いかのいずれかである。そのような状況において、減衰因数コントローラ6 0は減衰因数をゆっくりと最小値に低減させる。減衰因数は約1〜5秒以内にA TTminに達するのに十分な減分(decrement)で低減される。実際にダブルトーク 状態(double-talkcondition)が優勢である場合には、幾分かの残留エコーが遠端 で感知されるかもしれない。然しながら、減衰因数は各副バンドについて別個に 決定されるので、ダブルトーク中の送信信号と受信信号(send-in and receive-i n signals)との間の相対的スペクトル偏差(spectral variation)のために減衰因 数が比較的高レベルに維持される或るバンドが存在する。更に、近端通話信号(n ear-end speech signal)と遠端通話信号(far-endspeech signal)は仮定上相関関 係がないので、ダブルトーク状態にあっても、ダブルトークが極めて長い時間に 亙って単一の副バンド内で優勢である可能性はない。従って、本発明に係るエコ ー消去装置によってダブルトーク中に遠端に送信される何らかの残留エコー成分 は、従来のエコー消去装置によって伝送帯域全体について単一の減衰因数決定が 行われる場合と比較して全く殆ど感知されない。ステップ90後に、減衰コント ローラはステップ80に戻る。 再び第2図を参照すると、例えば、加算増幅器62に関連して図示されている ように、減衰因数を定数値から減算することによって、減衰因数を利得信号(gai n signal)に変換する。次に、その利得信号を可変利得増幅器(variable gain am plifier)64に操作量(control input)として提供する。エラー信号ERnを増 幅器64に入力信号として適用し、適用された利得を乗算して、中間出力信号(i ntermediate output signal)IOnとして示されている減衰されたエラー信号を 増幅器64の出力ターミナルにおいて発生させる。フィルター56a〜cの各々 がその入力信号の振幅と正比例しないノンゼロ平均信号(nonzero-mean signal) を発生する具体例においては、エラー信号の振幅を変調するするべく減衰因数を 適切な線形又は対数スケール(linear or logarithmicscale)に変換するための変 換装置(conversion means)を備えることができる。例え ば、SAVG,EAVG及びRAVGが夫々移動平均平方値(moving average sq uarevalue)を含んでいる場合には、減衰因数の平方根を決定し、増幅器62に適 用することができる。好ましくは、後述する如く、加算増幅器62の出力を減衰 因数に関して正弦関数として変換する。 増幅器64が、減衰因数コントローラ60によって決定された減衰因数に反比 例してエラー信号を増幅する。エラー信号の何らかのノイズ成分も減衰因数の調 整に従って変調させる。例えば、減衰因数が最大値である場合には、エラー信号 ERnのノイズ成分を残留エコーと共に減衰させる。残留エコー除去によって引 き起こされる潜在的に気を散らせるようなノイズ振幅を遠端の聴取者が感知して しまうことを防止するべく、エラー信号のノイズ成分を決定し且つ補償ノイズ成 分(compensating noise component)をアウトバウンド信号(outbound signal)に インジェクトするためのノイズ決定インジェクションシステム(noise determina tion and injection system)が備えられている。補償ノイズ成分は、好ましくは エラー信号の決定されたノイズ成分と正比例し、減衰因数が変えられるに従って 出力信号内で一定のノイズレベルを維持するべく、決定された減衰因数に相対し てコントロールされる。付随的なノイズ変調が許容できると認められる代わりの 具体例においては、中間出力信号IOnを、後の再構成と送信出力信号を提供す るための同様に処理された信号との結合のために出力チャネル信号として非線形 プロセッサから直接に提供することができる。 ノイズ信号NSを発生させるためにノイズソース66が備えられている。その ノイズソース56は、一組の疑似乱数値(a series of pseudo-random numerical values)を蓄積するためのメモリ素子を有していてもよく、その疑似乱数値はメ モリ素子から循環的に回収(retrieve)される。ノイズ信号NSのスペクトルは、 好ましい副バンド幅を横切るフラット(flat)なものであるのが好ましい。そのノ イズ信号NSは入力として可変利得増幅器(variable gain amplifier)68へ提 供される。増幅器68の利得は、雑音指数コントローラ(noise factor controll er)70によって増幅器に提供される雑音指数 NFによってコントロールされる。増幅器68はNF及びNSを増加させて評価 ノイズ信号(estimated noise signal)NEを発生させ、それによりその評価ノイ ス信号がエラー信号ERnの評価ノイズ内容に従って変調される。その評価ノイ ズ信号NEは入力として可変利得増幅器72に発信される。NE及びATTを増 加させ出力ノイズインジェクション信号NINJを発生させるために、増幅器7 2の利得は減衰因数ATTによってコントロールされる。ノイズインジェクショ ン信号NINJはそれによって中間出力信号IOnと比較して逆に変調される。 従って、ノイズインジェクション信号NINJは、増幅器64によって減衰され たエラー信号のノイズ成分を示すノイズ信号を提供する。ノイズインジェクショ ン信号NINJは、非線形プロセッサ36の出力チャネル信号OCnを発生させ るために、(例えば、加算増幅器74によって)次に中間出力信号IOnに加え られる。好ましくは、増幅器72は減衰因数の正弦関数に従ってNINJの振幅 を変化させる。 上述したように、増幅器62によって作り出される利得は、DCレベルマイナ ス減衰因数の正弦関数(sinusoidal function of a DC level minus the attenua tion factor)として変化させられる。このことから、減衰因数が0とπ/2との 間を変化させられ、DCレベルがπ/2に維持された場合には、増幅器62によ ってエラー信号に適用された利得は減衰因数の余弦として変化する。更に、増幅 器62によって評価ノイズ信号に適用された利得は、減衰因数の正弦として変化 する。従って、中間出力信号のノイズ内容(noise content)とノイズインジェク ション信号との平方値の和は一定のままであり、それは、二つの相互関係のない 信号の和の一定の電力レベル(power level)を維持している状態である。 送信出力チャネル信号SCnのノイズ内容は、SAVG,EAVGの相対値と ノイズ内容の推定値(estimate)とに基づいて、ノイズ因数コントローラ70によ ってコントロールしてもよい。評価されたノイズ信号NEを受信し、それの絶対 値の移動平均を入力信号NAVGとしてノイズ因数コントローラ70に提供する ために平均化フィルター (averaging filter)が接続されている。好ましい具体例においては、ノイズ因数 コントローラは第4図示のフローチャートに従って処理を行う。 初めにステップ100で、ノイズ因数コントローラがNAVG,EAVG及び SAVGの最新値を確保する。次に、ノイズ因数コントローラはステップ102 へと進む。 ステップ102において、ノイズ因数コントローラはNAVGの最新値がEA VGより大きいか否かを決定する。NAVGがEAVGより大きい場合には、ノ イズ因数コントローラはステップ104へと進む。そうでない場合には、ノイズ 因数コントローラはステップ106に進む。 ステップ104において、ノイズ因数は、所定の因数G<1だけ減じられ、即 ち、所定の減分を控除することによって低減される。理解されるように、NAV GがEAVGを超過している場合は常に、ノイズ因数はステップ104で低減さ れる。そのような低減は、エラー信号のノイズ内容の推定値がエラー信号の平均 振幅以下に維持されるので、好ましくは迅速である。ステップ104の後に、実 行はステップ100に復帰する。 ステップ106においては、ノイズ因数コントローラが、SAVGが所定のし きい値H以下であるか否かを決定する。その所定の値Hは、SAVGがH未満で ある場合に送信入力信号が優勢的に低い振幅バックラウンドノイズであって音声 ではないと想定できる程度に十分低く、例えば、−45dbmOに選択されてい る。更に、反射遠端音声(reflected far end speech)の変化に応答してノイズ因 数を変調させてしまうのを避けるために、RAVGが同様に−45dbmOのよ うな所定のしきい値J以下であるか否かをステップ106で同様に決定すること が好ましい。代わりの具体例においては、副バンド送信入力チャネル信号SCn が音声又はノイズを表示するものであるか否かを決定するためにステップ106 で他の試験を行うことができる。例えば、送信入力チャネル信号又はエラー信号 の分散(variance)の如き統計的機能指標(statistical figure ofmerit)が音声又 はノイズ優位信号(speech or noise-dominated signal)を示すか否かを 決定するために、ノイズ因数コントローラは代わりの統計的テストを実施するこ とができる。送信入力信号が主にノイズによって支配されているとステップ10 6で決定された場合には、ノイズ因数コントローラはステップ108に進み。そ うでない場合には、ノイズ因数コントローラはステップ110に進む。 ステップ108においては、ノイズ因数NFは所定の因数I>1によって、即 ち、所定の付加的増分値によって増加される。NAVGがEAVG以下に低減さ れ、一方ノイズ因数の何らかの所望な増加がより控えめに従ってゆっくりと達成 されるようにするためにノイズ因数を迅速に低減させることが明らかに不可欠で あるので、ステップ108で実施されるノイズ因数の増分増加は、ステップ10 4で実施された増分低減(即ち、I<G-1)より絶対値において低いのが好まし い。ステップ108の後は、ステップ100に実行は戻る。 NAVGがEAVGを超過せずSAVGがノイズによって支配されている送信 入力チャネル信号を示すものではないことが既に決定されているので、ステップ 110ではノイズ因数の変更は実行されない。ステップ110の後に、実行はス テップ100に復帰する。 好ましい具体例においては、第1図示のエコー消去装置は、受信入力副バンド チャネル信号及び送信入力副バンドチャネル信号の連続した値を計算し各副バン ド間で時分割多重に基づいて畳込み,非線形処理及び上述したその他の計算操作 を実行するための論理演算回路(arithmetic logic unit)を備えた単一のデジタ ル信号プロセッサを具備している。その論理演算回路は、上述した種々の操作を 実行するために多数の連続的な副バンド信号値,各インパルス係数及びその他の 必要な数量を蓄積するための十分な数の記憶レジスタに接続されている。副バン ドチャネル信号は好ましくはデシメイトされるので、各畳込みが実行される割合 は送信入力信号及び受信入力信号が受信されるサンプル割合(sample rate)と比 較して低減させることができ、それ故広帯域即ち単チャネルエコー消去装置と比 較して必要な計算レート(calculation rate)を低減させることができ る。 代わりの具体例においては、第1図示のエコー消去装置は並列して操作される 多数のデジタル信号プロセッサを用いることによって具体化することができ、各 プロセッサは、空間分割多重方式に基づいて副バンドの部分集合(a subset of t he subbands)を処理するよう構成されている。 本明細書中で用いた用語及び表現は、単に本発明の説明上用いたに過ぎないも のであって何ら限定を意味するものではない。そのような用語及び表現を用いた からといって、そのことに、上述し及び図示した本発明の特徴の何らかの均等物 及びその一部を除外する意図はない。従って、権利が請求されている本発明の範 囲内で種々の変更を加えることができると理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.送信入力信号と受信入力信号を受信するようになっていて、エコー経路を 介して送信入力信号に結合される受信入力信号の少なくとも一部を含むエコー成 分を送信入力信号から取り除くためのエコー消去装置であって、 送信入力信号を複数の副バンド送信入力信号に分割するための第一のフィルタ ー手段と、 受信入力信号を複数の副バンド受信入力信号に分割するための第二のフィルタ ー手段と、 エコー経路の対応の副バンドのインパルス応答で副バンド受信入力信号の各々 を畳込みして、それにより多数の評価された副バンドエコー信号を発生させるた めの畳込み手段と、 評価された副バンド送信入力信号の各々を対応の副バンド送信入力信号から控 除して、それにより多数のエラー信号を発生させるための第一の減算手段と、 (i) 副バンド送信入力信号と(ii)副バンド受信入力信号と(iii) エラー信号と から成るグループから選択された少なくとも二つの信号より引き出される対応の 比較レベルを比較することに基づいて夫々が決定される複数の減衰因数を発生さ せるための減衰因数コントロール手段と、 減衰因数コントロール手段に応答し、減衰因数の対応の一つに従ってエラー信 号の各々を減衰し、それにより複数の減衰されたエラー信号を発生させるための 可変減衰手段と、 減衰されたエラー信号を結合させて実質的にエコー成分のない送信出力信号を 発信するための結合手段とを有することを特徴とするエコー消去装置。 2.各々が副バンド送信入力とエラー信号との少なくとも一つのノイズ成分を 示す複数の副バンドノイズ因数を発生させるためのノイズ評価手段と、 副バンド送信入力信号の各々と釣り合った帯域幅を有するノイズ信号を発生さ せるた めのノイズソースと、 副バンドノイズ因数の各々に従ってノイズ信号を変調させ、それにより多数の 変調された副バンドノイズ信号を発信するためのノイズ変調手段と、 変調された副バンドノイズ信号を対応の減衰されたエラー信号と結合させるた めのノイズインジェクション手段とを有している、請求項1に記載のエコー消去 装置。 3.前記変調手段が、減衰因数の夫々に従ってノイズ信号を変調するよう構成 されている、請求項2に記載のエコー消去装置。 4.送信入力信号と受信入力信号を受信するようになっていて、エコー経路を 介して送信入力信号に結合される受信入力信号の少なくとも一部を含むエコー成 分を送信入力信号から取り除くためのエコー消去装置であって、 送信入力信号を複数の副バンド送信入力信号に分割するための第一のフィルタ ー手段と、 受信入力信号を複数の副バンド受信入力信号に分割するための第二のフィルタ ー手段と、 エコー経路の対応の副バンドのインパルス応答で副バンド受信入力信号の各々 を畳込みして、それにより複数の評価された副バンドエコー信号を発生させるた めの畳込み手段と、 評価された副バンド送信入力信号の各々を対応の副バンド送信入力信号から控 除して、それにより多数の副バンドエラー信号を発生させるための第一の減算手 段と、 副バンド減衰因数に従って副エラー信号の各々を減衰させて、それにより複数 の減衰された副バンドエラー信号を発生させるための可変減衰手段と、 減衰されたエラー信号を結合させて実質的にエコー成分のない送信出力信号を 発信するための結合手段とを有することを特徴とするエコー消去装置。 5.前記可変減衰手段が、副バンド送信入力信号と副バンド受信入力信号とエ ラー信号とから成るグループから選択された少なくとも二つの信号より引き出さ れる対応の比 較値を比較することに基づいて夫々が決定される複数の減衰因数を発生させるた めの減衰因数コントロール手段を有している、請求項4に記載のエコー消去装置 。 6.対応の副バンドノイズ因数に従って副バンドノイズ信号を対応の減衰され た副バンドエラー信号へインジェクトするためのノイズインシェクション手段を 有している、請求項4に記載のエコー消去装置。 7.遠隔通信信号の副バンドを夫々個別の減衰因数に従って減衰させる副バン ド処理が施される遠隔通信信号のノイズ成分の副バンド減衰を補償するための方 法であって、 遠隔通信信号を送信入力ターミナルで送信入力信号として受信し、 送信入力信号を複数の副バンド信号に分割し、 副バンド信号の各々に個別の減衰因数を適用して、それにより処理された副バ ンド信号を発信し、 各副バンド信号に関する対応の個別の減衰因数に比例する副バンドノイズ信号 を発生させ、 副バンドノイズ信号を夫々処理された副バンド信号に結合させ、それにより出 力副バンド信号を発信し、 その出力副バンド信号を結合させて、送信出力ターミナルから送信するための 送信出力信号を発信することを特徴とする、遠隔通信信号のノイズ成分の副バン ド減衰を補償するための方法。 8.前記副バンド処理が、各副バンドからエコー信号を消去するための工程を 含んでいる、請求項7に記載の方法。 9.送信入力信号の副バンドの各々内の推定ノイズレベルを評価する工程を含 み、副バンドノイズ信号を発生させる前記工程が、対応の推定ノイズレベルに比 例して各副バンドノイズ信号を発生させることを更に有している、請求項7に記 載の方法。 10.推定ノイズレベルを評価する前記工程が、対応の副バンド信号が優勢的 に音声 であるかノイズであるか否かを決定し、副バンド信号が優勢的にノイズであると 決定された場合に推定ノイズレベルを更新させるための工程を有している、請求 項9に記載の方法。 11.処理された遠隔通信信号のノイズ成分が対応の未処理遠隔通信信号のノ イズ成分とスペクトル上マッチするように、処理された遠隔通信信号内でノイズ 成分を発信するための装置であって、 未処理遠隔通信信号を複数の副バンド入力信号に分割するための解析フィルタ ーと、 副バンド入力信号の各々内のノイズレベルを決定するためのノイズ決定手段と 、 副バンド入力信号の各々を個別に可変的に減衰するための手段を含んだ信号プ ロセッサと、 各副バンドノイズ信号が所定のノイズレベルと、副バンドノイズ信号の各々の 可変減衰とに比例して変調されるよう複数の副バンドノイズ信号を発信し、その 副バンドノイズ信号の各々を夫々処理された副バンド信号と結合させるためのノ イズインジェクション手段と、 処理された副バンド信号を結合させて処理された遠隔通信信号を発信するため の結合手段とを有していることを特徴とする装置。 12.遠隔通信信号の複数の副バンドの各々に可変減衰を適用するよう構成さ れた遠隔通信信号プロセッサのスペクトルノイズ補償方法であって、 副バンドノイズ成分を有するノイズ信号を発信し、遠隔通信信号の対応の副バ ンド部分に適用される可変減衰に比例して各ノイズ成分のレベルを個別にコント ロールし、 ノイズ信号を遠隔通信信号にインジェクトしてノイズがインジェクトされた信 号を発信し、 そのノイズがインジェクトされた信号をあて先に送信する、スペクトルノイズ 補償方法。 13.遠隔通信信号が、オリジナルノイズスペクトルを有するオリジナルノイ ズ内容 を有し、 オリジナルノイズ内容の副バンドノイズレベルを決定し、 夫々決定された副バンドノイズレベルに比例して各ノイズ成分のレベルを更に コントロールし、それによってノイズ信号のスペクトルをオリジナルノイズスペ クトルにマッチさせるようにした、請求項12に記載の方法。
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