JP2000501298A - パルス無線周波電子常磁性共鳴による生体内撮像およびオキシメトリおよびft顕微鏡検査を実施するシステムおよび方法 - Google Patents

パルス無線周波電子常磁性共鳴による生体内撮像およびオキシメトリおよびft顕微鏡検査を実施するシステムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 超高速励起サブシステムおよび超高速データ収集サブシステムを含むパルス無線周波FT EPR分光検査および撮像を実施するシステム。さらに、生体内酸素およびフリー・ラジカルを測定し、撮像する方法、または短い無線周波励起パルス、および超高速サンプリング・ステップ、デジタル化ステップ、および合計ステップを使用して、無線周波FT EPR分光検査を実施する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 パルス無線周波電子常磁性共鳴による生体内撮像およびオキシメトリ およびFT顕微鏡検査を実施するシステムおよび方法 発明の背景 本発明は、外因性フリー・ラジカルおよび内因性フリー・ラジカルの生体内検 出および撮像、酸素の測定および撮像、および他の生物学的用途および生物医学 的用途のための高速応答パルス無線周波(RF)電子常磁性共鳴(EPR)分光 技法に関する。 主要な重点は、高速回復ゲート前置増幅器および超高速サンプラ/合計器/合 計器/プロセッサ・アクセサリと結合した低むだ時間共振器を使用することであ る。そのような分光計は、狭い線幅を有するフリー・ラジカルを高い解像度で検 出し、撮像する場合に有用である。この方法は、変調および飽和による広がりお よび物体運動の人工生成物が問題である既存の持続波(CW)EPR撮像方法に 固有の撮像速度および解像度を損なう諸要因を回避する。 また、フーリエ撮像を実施することができ、したがって特殊な狭線フリー・ラ ジカル・プローブを使用した場合、緩和に基づいてイメージ・コントラストをつ くり出すことができる。 放射線療法薬品および化学療法薬品に対する腫瘍の応答は、酸素張力に依存す る。したがって、有効な癌療法にとって、腫瘍内の酸素分子の測定は重要である 。また、一般的な医学では、卒中または心筋梗塞の場合のように急性であれ、あ るいは糖尿病や高脂血症など多数の疾病に関連する末梢管疾病の場合のように慢 性であれ、循環系機能不全における虚血性組織の酸素状態の測定は、疾病の評価 および治療にとって重要な手段になる。生物系統内の酸素張力を測定する様々な 技法が使用できるが、ポーラログラフィ技法は、おそらく医療用途において最も 広く使用されている技法であろう。しかしながら、これは、侵襲的な技法である 。プローブ電極によって組織が損傷した場合、患者が不快であるだけでなく、測 定値の不確実さがもたらされ、特に低い酸素濃度(<10mmHg)においては そ うである。 磁気共鳴撮像法(MRI)は、非侵襲的な技法として大成功を収めている。フ ッ素を多量に含む有機化合物に基づくNMR撮像法は、動物の脳の血液酸素化の 研究に使用されている。また、酸素をヘモグロビンに結合させる方法は、人間の 脳のMRIにおける酸素化の変化を監視するために使用されている。しかしなが ら、これらの技法には、日常的な用途のために十分な感度がない。 外来的に管理されたフリー・ラジカルの電子スピンと水の陽子とが結合するこ とによってNMR信号が強化されることに基づく生体内オキシメトリ(in-vivo oxymetry)用のオーバハウザ磁気共鳴撮像法(OMRI)も試みられている。使 用される有機フリー・ラジカルは、ガドリニウムをベースとするコントラスト薬 品の場合と同様に水結合用の自由なサイトを所有しておらず、したがって緩和度 が低いので、この場合も感度が制限される。しかしながら、ガドリニウムをべー スとするコントラスト薬品の緩和時間は、効率的なスピン分極転移のためには短 すぎる。一方、EPRオキシメトリは、フリー・ラジカル・プローブを使用した 常磁性酸素分子の直接双極相互作用に基づいているので、酸素測定のためにMR IまたはOMRIと比較して非常に敏感である。 EPRは、一般に、マイクロ波周波数(9GHz)において実施される。マイ クロ波周波数を使用した場合、相当な組織加熱が起こり、残念ながら、組織浸透 がかなり制限される。よりよい組織浸透を実現するために低周波数EPRが試み られている。これらの研究はすべて、(この実験室からの)最後に述べた研究を 除いて、持続波(CW)方法を使用して行われる。 低周波数EPRは、より大きい生体内組織浸透が得られる可能性を有するが、 持続波をベースとする方法においてそれを使用することは、物理的に加えられた ボルツマン係数のために感度がないことによってかなり制限される。さらに、C W方法は大域が制限されるので、CW方法の場合に行ったような信号平均化によ る感度向上は有効でない。しかしながら、本明細書に記載するパルスEPR技法 は、非常に短い電子緩和時間をうまく利用して、信号対雑音比を強化する。これ は、直ちにパルスEPR検出および撮像において速度および感度の利点をもたら す。 さらに、FT方法では、変調を行わないので、真の線幅が得られるが、CW方 法では、限定された変調によって、狭い線の場合、人工産物が生じ、したがって 達成できる解像度がかなり制限される。狭線システムを検出し、撮像する際に解 像度をかなり制限する他の要因は、電力飽和である。また、生体内研究の場合、 CW方法では、研究中の対象が動くと、困難な問題が生じる。さらに、コントラ スト・マッピング用の緩和加重撮像は、主としてパルス方法を使用すれば実施で きる。CW技法に勝るパルス技法のこれらの利点のほとんどは、MRIにおいて 十分に確立されている。 EPRにパルス技法を使用することには、厳しい制限事項がある。原則として 仮想的な「リアル・タイム」撮像をもたらしうる短い緩和時間の極限の利点は、 超高速励起およびデータ収集のために最新のエレクトロニクスに難問を提出する 。機器のむだ時間(不感時間)問題は、特に低い周波数において、立ち上がり時 定数t=2Q/W(Qは共振器のQ値、Wは搬送波周波数)では、励起後かなり の間隔を置かないと信号を収集することができず、したがって感度の損失をもた らすので非常に深刻になる。 本発明は、これらすべての問題を対象とし、また適切な常磁性薬品を使用した フリー・ラジカルの生体内撮像および酸素の測定および撮像のための無線周波数 領域におけるパルスEPR方法論について概説する。 酸素測定の他に、適切なフリー・ラジカル・プローブを使用して、高速撮像を 実施すれば、血管(例えば、心臓および大脳の血管撮像法)を写し出し、その場 でまたはスピン・トラップ21、22を使用せずに組織の特徴およびフリー・ラ ジカル代謝中間生成物を研究し、また管理された常磁性コントラスト薬品を使用 して、正常組織ならびに疾患組織を撮像することもできる。 本発明は、次の追加の利点を有する。第1に、使用する磁界は、MRIの場合 よりも小さいわずか約10ミリテスラ程度である。第2に、達成できる感度は、 OMRIよりもはるかに高い。最後に、感度向上、イメージ解像度および撮像速 度およびT1およびT2加重撮像方法は、CW無線周波EPRに比べてはるかに 優れている。 発明の概要 本発明の一態様によれば、パルスEPR FT撮像/分光システムは、約20 0〜400MHzの20〜70ナノ秒の無線周波励起パルスを形成する励起シス テムを含んでいる。非常に短い不感時間を有するゲート・データ収集システムは 、EPR応答信号を発生する。約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有するパル ス・シーケンスをサンプリングし、合計して、高い信号対雑音比を有する信号を 得る。 本発明の他の態様によれば、本発明は、適切な狭線酸素敏感フリー・ラジカル と組み合わせて生物系統内の生体内の酸素張力を測定し(Anderson,G .Ehnholm,K.Golman,M.Jurjgenson,I.Leu nbach,S.Peterson,F.Rise,O.Salo and S .Vahasalo: Overhause MR imaging with agents with different line widths,Ra diology 177,246(1990); Triarylmethyl radicals and the use of inert carbo n free radicals in MRI,World Intelle ctual Property Organization,Internat ional Bureau, International Patent Classificatin A61K 49/00,C07D,519/00 ,C07B 61/02 //C07D 493/04,Internatio nal Publication,No.WO 91/12024,(22.0 8.1991)参照)、内因性フリー・ラジカルおよび外因性フリー・ラジカル を検出し、撮像する新規の無線周波FT EPR技法である。Qが低く、充填係 数が高く、かつ無線周波パルス励起システム(下記参照)に結合された適切な共 振器内に配置された研究対象をフリー・ラジカル・プローブの注入を与え、その 直後に強い短い無線周波パルスを当てる。酸素に依存するか、または存在するフ リー・ラジカルを示すものである無線周波信号の時間応答は、非常に速い収集シ ステムを使用すれば得られる。信号対雑音比は、超高速アベレージャ(下記参照 )を使用して、コヒーレント平均化によってちょうど1秒で60dBの程度まで 向上 する。3次元の空間解像度は、一組の3軸勾配コイル・システムを使用すれば得 られる。 本発明の他の態様によれば、広い帯域幅を励起する場合、圧縮された高パワー ・パルスの代わりに、確率的励起または疑似確率的励起を使用し、その後アダマ ール変換を実施する。こうすると、確率的励起に必要なパワーが従来のパルス技 法の場合よりも少なくとも一等級小さくなるので、試料の加熱がかなり防げる。 アダマール変換の原理および応用については、十分な文献があり、NMR分光法 および撮像の文献に説明されている。シフト・レジスタ内で生成された疑似ラン ダム2進シーケンスによって高周波搬送波を変調し、シーケンスの値を使用して 、各サンプリング間隔tごとに+90°または−90°だけ高周波位相を変調す る。このようにして生成された疑似雑音シーケンスは、所与の数の値の後で周期 的に繰り返される。応答の収集および位相循環は、標準の手順に従う。応答のア ダマール変換から、複素フーリエ変換の際、勾配が存在する場合にスペクトルま たは単一の投影をもたらすFIDが得られる。 本発明の他の態様によれば、緩和時間の長いフリー・ラジカル・プローブを使 用して、勾配スイッチング29を使用して、MRIの場合のようにスライス選択 性断層撮像を実施することができ、またMRIにおいて使用される他のすべての 撮像方法を実施することができる。さらに、高い勾配を使用すれば、EPR顕微 鏡検査を実施することができる。 本発明の他の利点および特徴は、以下の図面および説明から明らかになろう。 図面の簡単な説明 第1図は、分光計および撮像装置の全休的なブロック図である。 第2A図は、好ましい実施形態において使用される移相器の概略図である。 第2B図は、好ましい実施形態において使用される高速ゲートの概略図である 。 第2C図は、好ましい実施形態において使用されるダイプレクサの概略図であ る。 第2D図は、好ましい実施形態において使用されるゲート前置増幅器の概略図 である。 第2E図から第2F図は、それぞれ好ましい実施形態の共振器内で使用される Q回路および等価Q回路の概略図てある。 第2G図は、好ましい実施形態において使用されるカドラチュア検出器の概略 図である。 第2H図は、好ましい実施形態において使用される超高速データ収集サブシス テムのレイアウト図である。 第2I図は、第2H図の超高速データ収集サブシステムの合計部分の図である 。 第3図は、好ましい実施形態の動作に関連するタイミング図である。 第4A図から第4D図は、アダマール励起方式を実施するシステムを使用する タイミング図である。 第5図は、イメージを生成する方法の詳細を示す流れ図である。 好ましい実施形態の説明 第1図は、分光計/撮像装置のブロック図である。Hewlett−Pack ard社(米国カリフォルニア州パロアルト)の信号発生器モデルHP8644 (A)1からの無線周波パワーは、2ウェイ・ゼロ度パワー・スプリッタ(米国 ニューヨーク州ブルックリンのMinicircuits社のモデルZSC−2 −1W)によって、基準アームの役目をする部分と、送信機側の役目をする部分 の2つの部分に分割される。基準側は、無線周波ゲート4bを使用してゲートす る。必要なゲート・タイミングは、4つのデジタル遅延発生器(米国カリフォル ニア州サニーベールのStanford Research Systems社 のモデル535)6のクラスタによって与えられる。同期のために、第1の遅延 発生器は、無線周波信号発生器1のトリガ入力(10MHz)によって生成され たシステム・クロックを使用する。それにより、遅延出力のジッタは、25p秒 rms以下になる。様々な遅延発生器間の時間基準ドリフトは、第1のDG53 5の基準出力と他のDG535の基準出力とのデイジー・チェーンを行えばなく なる。混合に適した基準信号レベルは、可変減衰器5aを使用して選択する。 スプリッタの他方のアームは、6からのタイミング・パルスを使用してソフト ウェア制御することができる0°/180°移相器3に向けられる。送信機パル スは、4aを介してゲートされ、さらに自家製無線周波増幅器7a(25dB) によって増幅され、さらに電力増幅器(ENI5100L、100W)7bによ って増幅される。無線周波パワー・レベルの最適化は、一組の減衰器5bおよび 5cを使用して行う。増幅されたパルスは、反射されたパワーからの投影のため に一対のクロス・ダイオード8を介してダイプレクサT/Rスイッチ9に結合さ れる。ダイプレクサ・スイッチ9は6からタイミング・パルスを受信し、無線周 波パルスは共振器12(下記参照)に送られる。 共振器内の物体からの磁気誘導応答は、まず低雑音、高利得(45dB)能力 かつ非常に短い飽和回復時間を有する特別に設計されたゲート前置増幅器10を 介してとられる。前置増幅器ゲートのスイッチングも6によって制御される。前 置増幅器の出力は、飽和を防ぐために、増幅器11および7cを使用して、減衰 器5dおよび5eによってその間に適切な減衰を与えることによってさらに増幅 される。 4bからの基準信号および7cからの増幅された誘導信号は、ダブルバランス ・クワッド・ミクサ17を使用して混合される。実部および虚部は、等しい2つ の低域通過フィルタ18aおよび18bに通され、その後特別に設計された超高 速サンプラ/合計器/アベレージャ19を使用してサンプリングされる。平均化 された信号は、これも第1図のバス接続によって示される全体的な分光計/撮像 装置を制御するシリコン・グラフィックス・コンピュータ20内で処理される。 共鳴条件は、コンピュータによってアドレス指定される電源14によって直流 磁石13内の電流を変更することによって設定される。 撮像のために、スピンの空間/スペクトル分布は、一組の3軸直交磁界勾配コ イル15を使用して周波数符号化される。勾配制御は、勾配電源16のソフトウ ェア制御によって行われる。イメージ/スペクトルを生成する方法の全体的なプ ロセスを第6図に要約する。 次に、第1図に示される様々な構成要素/モジュールについて説明する。好ま しい実施形態では、無線周波信号発生器1は、Hewlett Packard モデル8644Aであり、合成信号発生器およびスプリッタ2は、Minici rcuitsZSC−2−1W(1〜650MHz)である。 第2A図に示す移相器3は、システム雑音が除去されるように設計され、製作 されている。パルス発生器によって与えられるゲート・パルスCは、負の極性( 180°移相を誘導する)か、または正の極性(0°移相を誘導する)を有する 。ただし、極性は、ホスト・コンピュータ20によって制御される。 ダイプレクサおよび様々なゲートによって与えられるTxと受信器との間の分 離が良好であるにも関わらず、送信機からの無線周波は、受信器内に漏れる。こ の漏れによって、送信機がオンのときにパルス破壊が起こり、また分光計の電子 回路内から受信器内への直接放射が起こる。その結果、クワッド・ミクサ17か ら不要な直流出力が生じる。これを補正しないと、直流バイアスが大きくなり、 またフーリエ変換の際にゼロ周波数においてスプリアス・スパイクが生じる。 移相器を0移相に設定した場合、例えば1000個のFIDのグループが蓄積 される。したがって、無線周波パルスの移相は、パルス発生器から与えられたパ ルスによって180だけ変化し、他の1000個のFIDが蓄積される。得られ たFID信号は不変である。ただし、符号は変化し、したがってそれらは前のグ ループから減じられ、FIDの数は合計2000個になる。無線周波漏れおよび 増幅器のドリフトからの不要な直流バイアス、および他のシステム雑音は、符号 が変化せず、したがって除去される。したがって、移相器は、不要なシステム雑 音を除去することの他に、データ収集時間を半分に減らすのにも役立つ。 第2B図に示されるゲート4aは、ゲートから試料への無線周波漏れを防ぐた めに非常に高いオンオフ比(一般に100〜120dB)を有しなければならな い。さらに、NMRでの数十マイクロ秒または数ミリ秒のパルスと異なり、無線 周波FT−EPRでは10〜20ナノ秒程度パルスが使用されるので、ゲートの 立ち上がり時間は非常に短くなければならない。2ナノ秒の立ち上がり時間でも 、10ナノ秒パルスが生じ、所望の方形波パルスがひずむことがある。また、電 力増幅器7bによる増幅を防ぐために、ゲートを開閉する際の故障を最小にしな ければならない。無線周波FT−EPRに必要な超高速励起のこれらの要求を満 足するために、第2B図に示される特殊なゲートを設計し、作製した。 減衰器5は、Kay Electronics社のモデル839であり、パル ス発生器6は、Stanford Research Systems社のDG 535 4チャネル・デジタル遅延/パルス発生器のクラスタである。無線周波 増幅器7aは、10〜400MHz、OP−AMP+25dBm 5dBmou t−Motorola MHW590である。無線周波電力増幅器7bは、EN Iモデル5100Lワット、50dB。クロス・ダイオード8は、IN9153 ダイオードである。これらのクロス・ダイオード8は、受信モード中に雑音を減 らすためにプローブ(タンク回路)および前置増幅器から送信機をはずす。 ダイプレクサ9を第2C図に示す。高感度無線周波FT−EPR分光計の主要 な要件は、送信機、プローブ、受信器を結合する適切な技法を設計することであ る。送信サイクル中、送信機の高い無線周波パワーを高感度受信器の破壊または 過負荷なしにプローブ内の試料に送らなければならず、また受信モード中、送信 機から発生した雑音を完全に分離しなければならない。これは、注目するEPR 信号はマイクロボルト範囲内にあり、送信機信号は数百ボルトであるので大した 問題ではない。 さらに、NMRと異なり、EPRは、緩和時間が非常に短いので、これらのゲ ートの開閉が非常に速いことが要求される。第2C図では、ダイプレクサ・ゲー ト・パルスは、パルス発生器6によって生成される。無線周波励起パルスは、T xにおいて受信され、ダイプレクサ・ゲート・パルスがアサートされたときにダ イオード・スイッチによってプローブに結合される。Txは、ダイプレクサ・パ ルスがアサートされない場合、プローブおよびRxから分離される。LAMBD A/4ケーブルは、ゲート前置増幅器10がゲート・パルスを受信するまでEP R応答パルスの到着を遅らせる。 送信機が閉じてから15ナノ秒以内に、送信機信号は、背景雑音のレベルまで 低下する。 第2D図に示されるゲート前置増幅器10は、46dBの利得を有する。無線 周波FT−EPRにおいて遭遇する重要な問題は、特にフロント・エンド、すな わち前置増幅器において、受信器システムの過負荷回復である。Txサイクル信 号またはリング・ダウン信号が閉じた後の小さい故障でも、容易に前置増幅器に 過負荷がかかり、前置増幅器が「不能」になる。したがって、前置増幅器は、非 常に速い立ち上がり時間および高い利得を有しなければならない。さもないと、 弱いFIDは、過負荷回復問題によって破壊されてしまう。NMRでは、回復は マイクロ秒以内であるが、EPRは、緩和時間が短いのでナノ秒の回復が要求さ れる。さもないと、研究対象に無線周波パルスを当てたときにすぐに信号を回復 することができない。 特に前置増幅器をゲートする場合、高利得および高速回復用の特別に設計され た縦続前置増幅器30が必要である。それにより、Txの後の上述の故障を防ぐこ とができる。それによりゲート前置増幅器が入手できないので、かなり広いダイ ナミック・レンジ(ゲイン46dB)、低い雑音、2〜5ナノ秒という非常に速 い回復時間を有するゲート前置増幅器10を設計し、作製した。前置増幅器のゲ ートは、過負荷飽和を防ぐために送信機パルスの後で5〜10ナノ秒開いている 。ゲート・パルスは、パルス発生器によって与えられる。 第2D図に示すように、4つのモノリシック増幅器、例えば米国ニューヨーク 州ブルックリンのMinicircuits社のMARシリーズを縦続接続する 。増幅器間のダイオード・スイッチは、ゲート回路6によって生成されたゲート ・パルスによって切り替えられる。ダイオード・スイッチの代わりに他のスイッ チを使用することもできる。増幅器11は、MITEQ増幅器モデル2A015 0である。 共振回路に関連する時定数は TAU=Q/PI*NU によって与えられる。上式で、NUは、共振回路への約100VのTxパルスに 従う共振周波数である。減衰を約2マイクロ・ボルトの小さいが、測定できるF ID信号のレベルまで小さくするためには、少なくとも約20の時定数が必要で ある。上式から分かるように、リング・ダウン時定数は、周波数に反比例する。 従来の周波数(9GHz)におけるEPRの場合、この時定数は、無線周波数の 場合よりもはるかに小さい。 Q値を小さくすればTAUを小さくすることができるが、EPR信号の信号対 雑音比はQに比例する。したがって、特に低い周波数において、信号対雑音比が すでにボルツマン係数によって制限されている場合、Qをあまり小さくすること はできない。また、無線周波FT−EPRにおけるこの問題は、EPR信号から のFIDの減衰が非常に短いためにNMRの場合よりもはるかに深刻である。し たがって、共振器は、FIDを収集するために短い回復時間を有しなければなら ない。FIDは指数関数的に減衰するので、リンギング時間最小化の利得が小さ い場合でも、信号を収集する際に大きい差が生じる。この問題を解決するために 、研究試料に応じて、様々な手法を使用した。 並列の等しいサブコイルを有するプローブ 低い周波数においてはQの高いコイルを使用することができないので、感度を 高めるために他の手法を使用した。S/N比は、コイルの充填係数(F)や体積 (V)などの他のファクタに依存する。この依存度は S/N=√(F/QV) によって与えられる。 ソレノイド・コイル・セグメントを追加し、それらを並列に配線すると、コイ ルの体積が増加した31。並列のセグメントを有するこのコイルは、同じサイズの 単一のコイルよりもインダクタンスが小さく、したがって特定の周波数に対して より多くの試料を収容する大きいサイズのコイルを製作し、それによりS/N比 を高くすることができる。 使用するフリー・ラジカル・プローブの緩和時間に応じて、Qを犠牲にする方 法ではなく過結合方法によって、Qを最適値まで小さくした。これは、信号強度 が、過結合方法では、βを結合定数として、 S過結合/S犠牲=√(2β/1+β) によって示されるように2倍大きいためである。 感度要件のために高いQが必要とされる場合、ダイナミックQスイッチング3 6を使用すれば、共振器リンギング時間を短縮することができる。Qスイッチン グ回路の概略を第2E図および第2F図に示す。コンデンサC2を同調用に使用 し、コンデンサCmを整合用に使用する。M/A社(米国マサチューセッツ州バ ーリントン)の非磁気GaAsビーム・リードPINダイオードをQスイッチン グ用に使用する。通常の動作モードでは、Rp、PINダイオードの小さい順方 向バイアスであることが有利である。Qスイッチングは、送信無線周波パルス の直後に短いパルス(20n秒)を送ることによって行う。Qスイッチングの間 、Rpは、RRに対して並列のPINダイオードの大きい逆バイアス抵抗である。 最適なC1、C2、C3およびRpを選択することによって、回路網の全抵抗を最大 にして、リングダウン時定数を最小にする。すなわち、 TAUmin=2L/(Rmax+RL) Rmaxは Rmax=((Rp)opt/2(C1/C2+1)2 によって与えられる。 したがって、スイッチング・パルスの間、システムのQは小さくなり、したが ってより速いリング・ダウンが可能になる。ただし、スイッチ・パルスの後、Q は受信サイクル中に通常の値になり、より大きい感度が得られる。 帯域幅を拡大する能動的減衰 比較的大きいサイズの物体を研究するために、励起の帯域幅を大きくする。N MRでは、70KHzの帯域幅でも相対的に上に大きい。しかしながら、EPR では、50〜70MHzの帯域幅が必要である。原則として、帯域幅の拡大は、 抵抗を同調回路に対して並列に配置すれば行える。しかしながら、この受動的減 衰は、信号を劣化させる。したがって、能動的減衰33、34を使用すれば、帯 域幅を拡大し、リンギング時間を短縮することができる。この手順に従って、負 帰還前置増幅器を使用して、信号をひどく劣化させることなく帯域幅を拡大する 。 ループギャップ・タイプやバードケージ・タイプなどの他のタイプの共振器を 使用する。これらは、Qが小さくなるように設計されており、また帯域幅を拡大 し、リンギング時間を短縮するために過結合または能動的減衰によって整合され る。 また、対象のサイズが共振器内に収容するのには大きすぎる局所的用途には、 1つまたは2つの回転表面コイル35を使用する。 使用する他のタイプの共振器は、血管撮像用の小形カテーテル・タイプの共振 器37である。 直流磁石13は、Magnet GMW Model 5451である。磁石 電源14は、Danfysik System8000、電源858である。勾 配コイル15は、(a)3D撮像用の特別に設計された空冷3軸勾配コイルおよ び(b)器官詳細撮像用の表面勾配コイル38である。勾配コイル電源16は、 HP6629A+特別に設計されたマイクロコンピュータ制御継電器システムで ある。クワッド・ミクサ17は第2G図に示されており、低域通過フィルタ18 aおよび18bは特別に設計されている。 次に、サンプラ/合計器/アベレージャ19について第2H図および第2I図 に関連して説明する。 励起無線周波パルスに対する研究システム磁気誘導応答は、一般に弱い。信号 対雑音比を改善するために、過渡応答の信号平均化を実施する必要がある。これ は、データをデジタル化し、次いでデジタル化されたデータを合計することによ って行う。EPRにおいて遭遇する広い線幅(高い解像度または固体NMRにお けるHzまたはKHzではなくMHz)および短い緩和時間(NMRにおけるマ イクロ秒またはミリ秒ではなくナノ秒)は、EPR撮像用の適切に速いデータ収 集システムの設計および構成においていくつかの問題をもたらす。 現在、最大GHz範囲のサンプリング周波数を有する高速デジタイザが市販さ れている。しかしながら、これらの装置は、一般に信号ショット・イベントをキ ャプチャするのに適しており、データ蓄積用のこれらの装置内のデジタル化され たデータの合計速度は非常に遅い。そのような遅さのために、非常に短い電子ス ピン緩和時間を利用することができず、したがって短い時間期間中に多数のコヒ ーレント平均を実施することによってS/N比を改善する能力が制限される。し たがって、超高速サンプラ/合計器/アベレージャを使用して、撮像のためにデ ータ収集の速度を上げた。このシステムは、第2H図のブロック図に示すように 、サンプラ、合計器、プロセッサの3つのモジュールから構成される。 サンプラは、4つの高解像度TKA10C500MSPSアナログ対デジタル 変換器を含んでいる。これは、8ビットの垂直解像度、および+/−250mV フル・スケールの感度を有する。また、サンプラは、+/−6ボルトの過負荷保 護を有する。サンプラは、チャネル当たり1GS/秒、または単一チャネル・モ ードで使用する場合には2GS/秒の最大インタリーブ・サンプリング速度を有 する2つのチャネルを有する。 増幅器プラグインは、入力信号に対して利得、オフセットおよび較正信号注入 を与え、またADCに対して十分な駆動能力を与える。クワッド検出器からの信 号IおよびQをSIG1およびSIG2として示す。 その発生源において訂正すべき直流エラーおよび交流エラーを訂正する較正回 路および補正回路が備えられる。トリガ・コントローラは、外部供給源からトリ ガ能力を与える。レベル・トリガ・モードでは、トリガ回路は、(パルス発生器 によって与えられる)TTLハイ・レベルにあるARM入力およびACQUIR E信号がプロセッサから受信されたときに使用可能になる。次いで、サンプラは 、データ(FID)をデジタル化し、それをギガポート上の(それぞれ250M S/秒の)8つの平行なデータ・ストリーム内に送る。 VX2004Sサンプリング・モジュールからのギガポート出力は、データ、 クロックおよび制御信号および監視信号をVX2001信号アベレージャに与え る。それぞれ16ビットのデータ・ストリームを備える4つのチャネルがある。 チャネルAおよびBは、(カドラチュア出力のQ)信号1のデジタル化されたデ ータを与え、チャネルCおよびDは、(カドラチュア出力のI)信号2のデジタ ル化されたデータを与える。入力FIFO(先入れ先出し)メモリは、ギガポー トからのデータをバッファする。FIFOメモリは、2つの各サンプラ・チャネ ル対(A/BおよびC/D)ごとに8192個の試料のレコード長を収容するこ とができる。1つのチャネルの詳細なブロック図を第2I図に示す。 合計プロセスは、プロセッサが制御信号「P_ACCUIRE」を活動化させ たときに始まる。これに応答して、合計器/アベレージャは、サンプラを活動化 させ、次いでサンプラは、デジタル化されたデータを4つのチャネルを介して送 り始める。VX2001Vは、デジタル化された波形データ・ワードを合計し、 次いで次のデジタル化サイクルを開始するためにサンプラを再活動化させる。こ のプロセスは、プログラムされた数のFIDが合計されるまで繰り返される。こ のプログラムできる数は、24ビット・ワードであり、したがってデータをプロ セッサに転送することなく4百万回以上の平均を行うことができる。 合計プロセスは、サンプラがプリトリガ・モードで動作しているときにサンプ ラによってデジタル化プロセスとともに動作する。合計プロセスは、最初のワー ドがすべての入力FIFOメモリ内にロードされたときに始まる。したがって、 入力FIFOのローディング・プロセスが完了するまで待たなくてよいので、デ ジタル化プロセスと効果的に重複する。1GS/秒のどちらの信号についても1 024のレコード長を有するFIDを230KHzの速度で合計することがてき る(リトリガ期間は約4.3m秒)。合計器からのデータ出力は、32ビット幅 であり、VX2000Pプロセッサに2つの16ビット・ワードとして連続的に 送られる。 VX2000Pプロセッサ・モジュールは、次のものを含んでいる。 インテグラル2チャネルDMAコントローラ、4MB DRAM、128K B EPROM、2MBフラッシュ EEPROM、2つのインテグラル・タイ マおよび2つのシリアル入出力チャネルによってサポートされたMotorol a68340マイクロプロセッサ; ホスト・コンピュータとインタフェースするためのIEEE488.2GP IBポート; 2MBのDRAM、512KBのVRAM、1024×768×4グラフィ ックスを与えるVGAコンパチブル・ビデオポートを有するグラフィック・プロ セッサ; フロント・パネル・ギガポート・コネクタを介して合計器からデータを50 0MB/秒の速度で収集することができるデータ収集メモリの2つのチャネル; および プロセッサと他のモジュールとの間のインタフェースを供給するギガポート ・コネクタ; データを外部デバイス(ホスト・コンピュータ/イメージ・プロセッサ)に 送るための高速パラレル出力ポート。 大形オンボード・メモリおよびビデオ・グラフィックスにより、プロセスは、 データをホスト・コンピュータにダウン・ロードする前に40個以上のデータの 投影を収集することができる。 したがって、サンプラの広い帯域幅、合計速度、合計器/アベレージャの広い ダイナミック・レンジ、16MB RAMのオンボード・データ・メモリおよび プロセッサ・モジュールの高速データ転送により、超高速DASが実現し、感度 の向上および短時間の撮像が可能になる。 コンピュータ20は、シリコン・グラフィックスIRIS−4Dである。 第3図は、1パルス実験の第1図のシステム内の様々な要素を制御するために パルス発生器6によって生成されたパルスを示すタイミング図である。約10〜 70ナノ秒の持続時間を有する高周波パルスを送信する高速ゲートを制御するた めに送信ゲート・パルス30が生成される。より大きい試料の場合、パルスの長 さを最大100ナノ秒まで延長することができる。 ダイプレクサ・ゲート・パルス32のタイミングは、電力増幅器7aによって 生成された高周波パルスの形状34について考えて見れば最もよく分かる。ダイ プレクサ・ゲート・パルス32は、送信ゲート・パルス30の立ち下がりにおい てアサートされる。高周波パルスがダイプレクサに到達する前に電力増幅器7a によって25ナノ秒の遅延が生じる。また、ダイプレクサ・ゲート・パルスは、 高周波パルスの端部の先に約30ナノ秒延びる。受信器、前置増幅器、サンプラ /アベレージャ・ゲート・パルス36、38、40はすべて、ダイプレクサ・ゲ ート・パルスの立ち下がりにおいてアサートされる。 上述のように、このタイミングは、ゲート前置増幅器10が飽和するのを防ぐ ために重要である。高周波パルスの大きさは、EPR応答信号の大きさよりもは るかに大きい。したがって、共振器内のリングダウンによって生じる過渡現象ま たは故障は、前置増幅器10を不能にし、飽和を引き起こす。縦続増幅器内の飽 和からの回復は非常に遅く、システムは動作不能になる。 したがって、無線周波パルスの端部と前置増幅器ゲート信号の立ち上がりとの 間の30ナノ秒の遅延は、過渡現象および故障を減衰させることができ、前置増 幅器10が飽和するのを防ぐ。前置増幅器10は、無線周波搬送波信号およびE PRパラメータおよび共振周波数に関する情報を含んでいるEPR応答信号を発 生する。 カドラチュア・ミキサ17は、EPR応答信号を処理して、EPRパラメータ 信号を発生する。このEPRパラメータ信号は、緩和時間や周波数などEPRパ ラメータを決定するためにさらに処理される。 上述のように、実際には、多数の送信パルスが発生し、信号対雑音比を改善す るために対応するEPR応答が合計される。一般に、送信ゲート・パルス30は 、4〜5マイクロ秒の繰り返し速度において発生する。これにより、約4マイク ロ秒かかるパルス間の合計が可能になる。勾配磁界が大きい場合、繰り返し速度 は遅くなる。 確率的励起または疑似確率的励起のパルス・シーケンスを第4C図および第4 B図に示す。広い帯域幅を励起する場合、圧縮された高パワー・パルスの代わり に、この励起シーケンスを使用し、その後アダマール変換を実施する。こうする と、確率的励起に必要なパワーが従来のパルス技法の場合よりも少なくとも一桁 小さくなるので、試料の加熱がかなり防げる。アダマール変換の原理および応用 については、十分な文献があり、NMR分光法および撮像の文献に説明されてい る。23−28 第4A図に示すように、シフト・レジスタまたはコンピュータ・プログラム内 で生成された疑似ランダム2進シーケンスによって高周波搬送波を変調し、第4 B図に示すように、シーケンスの値を使用して、各サンプリング間隔DELTA (T)ごとに+90゜または−90゜だけ高周波位相を変調する。このようにし て生成された疑似雑音シーケンスは、所与の数の値の後で周期的に繰り返される 。あるいは、第4C図に示すように、無線周波パルスの振幅をオンとオフの間で 変調することもできる。応答の収集および位相循環は、標準の手順に従う。応答 のアダマール変換から、複素フーリエ変換の際、勾配が存在する場合にスペクト ルまたは単一の投影をもたらすFIDが得られる。 第5図は、第1図のシステムを使用して、試料の生体内撮像を実施するために 必要なステップを示す流れ図である。 試料を共振器内に配置し(50)、磁界を発生させて、撮像すべき分子を約3 00MHzの選択した低い周波数において共振させる(52、54)。 多くの場合、撮像パラメータを改善するために常磁性プローブを試料中に注入 する(56)。例えば、試料の酸素張力を測定する場合、選択した常磁性プロー ブは、酸素と相互作用して、緩和速度を速める。寿命の短いフリー・ラジカルを 撮像する場合、スピン捕獲薬品を注入する。 その後、データ収集を開始する(58)。4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を 有する一連の10〜60ナノ秒の無線周波パルスを使用して、試料中に共振を誘 導する。パルス発生器6からのパルスによってゲートされた受信器アームは、無 線周波パルス間の時間期間中、EPRパラメータの検出、増幅、復調、サンプリ ング、デジタル化、および合計を実施する。 勾配磁界を変化させることによって様々な投影が撮像され(60、62)、次 いでイメージ処理が開始され(64)、得られたイメージが表示または印刷され る(66)。 小さい共振器および大きい勾配を使用する同じステップ(プローブの注入を除 く)を使用すれば、特に半導体ウエハ、Lagmuir−Blodgetフィル ムなど常磁性中心の分配、導電ポリマーの品質制御、および工業、商業および生 物医学環境内でポリマー物質の応力または劣化の非破壊測定を行う装置内でFT EPR顕微鏡検査を実施することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年6月27日(1997.6.27) 【補正内容】 補正明細書 さらに、FT方法では、変調を行わないので、真の線幅が得られるが、CW方 法では、限定された変調によって、狭い線の場合、人工産物が生じ、したがって 達成できる解像度がかなり制限される。狭線システムを検出し、撮像する際に解 像度をかなり制限する他の要因は、電力飽和である。また、生体内研究の場合、 CW方法では、研究中の対象が動くと、困難な問題が生じる。さらに、コントラ スト・マッピング用の緩和加重撮像は、主としてパルス方法を使用すれば実施で きる。CW技法に勝るパルス技法のこれらの利点のほとんどは、MRIにおいて 十分に確立されている。 EPRにパルス技法を使用することには、厳しい制限事項がある。原則として 仮想的な「リアル・タイム」撮像をもたらしうる短い緩和時間の極限の利点は、 超高速励起およびデータ収集のために最新のエレクトロニクスに難問を提出する 。機器の不感時間問題は、特に低い周波数において、立ち上がり時定数t=2Q /W(Qは共振器のQ値、Wは搬送波周波数)では、励起後かなりの間隔を置か ないと信号を収集することができず、したがって感度の損失をもたらすので非常 に深刻になる。 パルスEPRを使用するシステムは、JOURNAL OF MAGNETI C RESONANCE、Series B102、112−115(1933 )において出版されている文献「Radiofrequency FT EPR Spectroscopy and Imaging」に開示されている。この 文献は、標準のMRIタイプのダイオード・スイッチを使用して、励起パルスを 共振器に結合し、かつ標準の縦続接続増幅器を使用して、共振器によって出力さ れた信号を増幅するシステムを記述している。 パルスEPRシステム内で使用すべきデータを高速で収集するシステムは、R eview of Scientific Instruments、65(1 994)August、No.8、Woodbury、NY、US、pages 2500−2504に発表されている「High−speed digitiz er/averager data−acquisiton system for Fourier transform electron param agnetic resonance spectroscopy」に開示され ている。 本発明は、これらすべての問題を対象とし、また適切な常磁性薬品を使用した フリー・ラジカルの生体内撮像および酸素の測定および撮像のための無線周波数 領域におけるパルスEPR方法論について概説する。補正請求の範囲 1.連続的な重なり合わない送信パルス、ダイプレクサ・ゲート・パルス、およ び受信ゲート・パルスを有するタイプのシステム・クロック信号を使用するシス テムを備えた、高速応答パルス無線周波(RF)電子常磁性共鳴(EPR)シス テムであって、超高速励起パルス形成サブシステムが、 約200MHz〜約400MHzの周波数を有する無線周波信号を与える無線 周波信号発生器(1)、 無線周波信号発生器の出力に結合され、前記無線周波信号を基準無線周波信号 および励起信号無線周波信号に分割するビーム・スプリッタ(2)、 前記移相器に結合され、かつ前記パルス発生器から約10ナノ秒〜90ナノ秒 の持続時間を有する送信ゲート・パルスを受信するために結合されたゲートを含 み、前記送信ゲート・パルスがアサートされたときに受信した無線周波励起信号 を送信して、約10ナノ秒〜90ナノ秒の持続時間および約2ナノ秒以下の立ち 上がり時間を有する励起パルスを形成するゲート回路(4a)を含み、 超高速データ収集システムが、 前記基準無線周波信号および前記EPR応答信号を受信するように結合され、 前記EPR応答信号を復調して、EPRパラメータ信号を形成する復調手段(1 7、18a、18b)、 前記復調手段に結合され、信号対雑音比を高めるために一連のEPRパラメー タ信号を平均化する超高速サンプリング/合計ユニットであって、各受信したE PRパラメータ信号をデジタル化する高速サンプラ、および各デジタル化された EPRパラメータ信号を受信するために結合され、前記デジタル化されたEPR パラメータ信号の実行合計を発生する合計手段を含む超高速サンプリング/合計 ユニット(第2I図)、 励起パルスが受信されたときに試料中に常磁性共鳴を誘導し、常磁性共鳴のた めに試料から放出されたEPR応答無線周波放射を検出し、EPR応答無線周波 放射を出力する、送信された無線周波信号を受信するために前記ビーム・スプリ ッタに結合され、前記無線周波励起信号を制御可能に通過させるか、または移相 する移相器(3)を特徴とする超高速データ収集サブシステムを備える共振器( 12)を含み、 前記超高速データ収集システムが 信号入力ポートを有し、かつ受信ゲート・パルスを受信するために結合された 制御入力を有するゲート前置増幅器(10)であって、前記受信ゲート・パルス が受信されたときにのみ前記信号入力ポートにおいて受信された無線周波放射を 増幅し、前記受信ゲート・パルスが受信されなかったときには前記信号入力ポー トにおいて受信された無線周波放射から分離され、前記信号入力ポートにおいて 受信されたEPR応答無線周波放射を増幅して、EPR応答信号を形成するゲー ト前置増幅器(10)、 前記励起パルスを受信するために前記パルス発生器に結合され、EPR応答無 線周波放射を受信するために前記共振器に結合され、前記ゲート前置増幅器の信 号入力ポートに結合され、プリセットされた持続時間のダイプレクサ・ゲート・ パルスを受信する制御入力を有し、前記ダイプレクサ・ゲート・パルスが受信さ れたときに前記超高速励起パルス形成サブシステムを前記共振器に結合し、前記 ダイプレクサ・ゲート・パルスが受信されなかったときに前記パルス形成システ ムを前記超高速データ収集システムから分離し、前記ダイプレクサ・ゲート・パ ルスを受信した後で、共振器からの前記EPR応答無線周波放射を前記ゲート前 置増幅器の入力信号ポートに与えるダイプレクサ(9)を特徴とする、 高速応答パルス無線周波(RF)電子常磁性共鳴(EPR)システム。 2.前記共振器が、共振器応答の帯域幅がQの大きさに反比例し、かつリング・ ダウン磁界がQに比例するQパラメータを特徴とし、 Qスイッチング・パルスを受信するために前記共振器および前記タイミング・ コントローラに結合され、Qスイッチング・パルスがアサートされたときに共振 器のQを増大し、かつ前記共振器のリングダウン時間を短縮するQスイッチング 手段(第2E図)をさらに含み、 前記パルス発生器が、前記送信パルスが前記共振器において受信された直後に 約20ナノ秒のQスイッチング・パルスを発生する請求項1に記載のシステム。 3.前記試料中に磁化を誘導するために一定の磁界を発生する直流磁界と、 前記一定の磁界中に勾配を形成する勾配磁石とをさらに含む請求項1に記載の システム。 4.生体試料中の生体内酸素と相互作用して、緩和速度を速め、酸素に対する感 度を高める常磁性コントラスト薬品を調製するステップと、 前記常磁性コントラスト薬品を撮像すべき生体試料中に導入するステップと、 磁気共鳴器を備えるステップと、 前記生体試料を磁気共鳴器に配置するステップと、 約4マイクロ秒よりも大きい時間間隔だけ離間した約200〜400MHzの 無線周波数を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPRを誘 導するために前記第1の列内の各無線周波励起パルスを前記共鳴器に結合するス テップと、 前記第1の列内の各励起パルスに応答して前記応答放射が発生したときに前記 ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第1の列の無線周波励起パ ルス間の時間間隔内で、生体内酸素と前記常磁性コントラスト薬品との相互作用 によって強化された対応するEPR応答信号の第1の列を発生するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPR応答 信号の正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第1 の列を発生するステップとを含む、試料によって生成された応答放射を増幅する ゲート無線周波増幅器を使用して、生物対象内の酸素張力の生体内測定または撮 像を実施するために使用されるEPRパラメータを測定する方法。 5.約4マイクロ秒よりも長い時間間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第2 の列を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相して、移相されたパル スを発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波励起パルスを前記共振 器に結合するステップと、 前記第2の列内の移相された各パルスに応答して前記応答無線周波放射が発生 したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第2の列の 前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内酸素と前記常磁性コントラス ト薬品との相互作用に基づいて対応するEPR応答信号の第2の列を発生するス テップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の列から減じて、前記 EPR応答信号の正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生するステップとをさらに含む請求項4に記載の方法。 6.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第1 の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁界 を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 無線周波励起パルスの第2の列を発生し、その後約4マイクロ秒よりも長い時 間間隔だけ離間した第2の勾配磁界を発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第2の列内の各無線周波励起パルスを前記共振器に結合す るステップと、 前記応答無線周波放射が発生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴 器に結合して、前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生 体内酸素と前記常磁性コントラスト薬品との相互作用に基づいて対応するEPR 応答信号の第2の列を発生するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPR応答信号の第 2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の列から減じて、前記EPR 応答信号の正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生し、かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む請 求項4に記載の方法。 7.第1の値または第2の値を有する疑似ランダム数の対応する第1の列を発生 するステップと、 約200〜400MHzの無線周波数を有し、かつ4マイクロ秒よりも大きい 時間間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記第1の列内の対応する数が前記第1の値を有する場合には前記1の列内の 各パルスを移相し、前記第1の列内の対応する数が前記第1の値に等しい場合に は各パルスを移相せずに送信して、位相処理された励起パルスの第1の列を発生 するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第1の列内の位相処理された各無線周波励起パルスを前記 共振器に結合するステップと、 前記第1の列内の位相処理された各パルスに応答して、前記応答無線周波放射 が発生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第1 の列の位相処理された無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中の常磁 性共鳴に基づいて対応する第EPR応答信号の第1の組を発生するステップと、 前記第1の組のEPR応答信号に対してアダマール変換を実施して、自由誘導 減衰パラメータを得るステップとを含む、応答無線周波放射を増幅して、EPR 応答信号を形成するゲート無線周波増幅器を使用して、無線周波放射パルスが受 信されたときに試料を励起して、励起の後で応答無線周波放射を放出するように 試料を誘導する磁気共鳴器内に配置された試料のパルスEPR測定または撮像を 実施するために使用されるEPRパラメータを測定する方法。 8.生体試料を備えるステップと、 磁気共鳴器を備えるステップと、 前記生体試料を磁気共鳴器内に配置するステップと、 約200〜400MHzの無線周波数を有し、かつ4マイクロ秒よりも大きい 時間間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第1の列内の位相処理された各無線周波励起パルスを前記 共振器に結合するステップと、 前記第1の列内の位相処理された各パルスに応答して、前記応答放射が発生し たときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第1の列の無 線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中の常磁性共鳴に基づいて対応す るEPR応答信号の第1の組を発生するステップと、 前記EPR応答信号の第1の列をデジタル化し、合計して、前記EPR応答信 号の正確な値を得るステップと、 EPR応答信号の正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第1の列を発 生するステップとを含む、試料中のフリー・ラジカルの生体内測定を実施するた めに使用されるEPRパラメータを測定する方法。 9.約4マイクロ秒よりも大きい間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第2の 列を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相して、移相された無線 周波励起パルスを発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、 前記試料中にEP Rを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波励起パルスを前記共 振器に結合するステップと、 前記第2の列内の移相された各パルスに応答して、前記応答無線周波放射が発 生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第2の列 の移相された無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフリー・ラジ カルの生体内常磁性共鳴に基づいて対応するEPR応答信号の第2の列を発生す るステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPR応答信号の第 2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の列から減じて、前記EPR パラメータの正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生するステップとをさらに含む請求項8に記載の方法。 10.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第 1の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁 界を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 無線周波励起パルスの第2の列を発生し、その後約4マイクロ秒よりも長い時 間間隔だけ離間した第2の勾配磁界を発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第2の列内の各無線周波励起パルスを前記共振器に結合す るステップと、 前記応答無線周波放射が発生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴 器に結合して、前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前 記試料中のフリー・ラジカルの生体内常磁性共鳴に基づいて、対応するEPR応 答信号の第2の列を発生するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPR応答信号の第 2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の組から減じて、前記EPR 応答信号の正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生し、かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む請 求項8に記載の方法。 11.スピン捕獲薬品を調製するステップと、 撮像のために前記フリー・ラジカルを安定化するために前記スピン捕獲薬品を 前記試料中に導入するステップとをさらに含む請求項8に記載の方法。 12.第1の値または第2の値を有する疑似ランダム数の第1の列を発生するス テップと、 約200〜400MHzの無線周波数を有し、かつ4マイクロ秒よりも大きい 時間間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記第1の列内の対応する数が前記第1の値を有する場合には前記1の列内の 各パルスの振幅をオフ値に変調し、前記第1の列内の対応する数が前記第2の値 を有する場合には前記1の列内の各パルスの振幅をオン値に変調して、変調され た無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPRを誘 導するために前記変調された無線周波励起パルスの第1の列内の各無線周波励起 パルスを前記共鳴器に結合するステップと、 前記応答無線周波放射が発生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴 器に結合して、前記第1の列の変調された無線周波励起パルス間の時間間隔内で 、前記試料中の常磁性共鳴に基づいて、対応するEPR応答信号の第1の列を発 生するステップと、 対応するEPR応答信号の第1の組に対してアダマール変換を実施して、自由 誘導減衰パラメータを得るステップとを含む、応答無線周波放射を増幅して、E PR応答信号を形成するゲート無線周波増幅器を使用して、無線周波放射パルス が受信されたときに試料を励起して、励起の後で応答無線周波放射を放出するよ うに試料を励起する磁気共鳴器内に配置された試料のパルスEPR測定または撮 像を実施するために使用されるEPRパラメータを測定する方法。 13.EPRパラメータ信号の測定を改善するために常磁性プローブを試料中に 注入するステップをさらに含む請求項8に記載の方法。 14.4マイクロ秒よりも大きい時間間隔だけ離間した無線周波励起パルスの第 2の列を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相して、移相された無線 周波励起パルスを発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波励起パルスを前記共振 器に結合するステップと、 前記第2の列内の移相された各パルスに応答して、前記応答無線周波放射が発 生したときに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第2の列 の無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内フリー・ラジカルの常磁性共鳴 に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPR応答信号の第 2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の列から減じて、前記EPR 応答信号の正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生するステップとをさらに含む請求項13に記載の方法。 15.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第 1の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁 界を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 無線周波励起パルスの第2の列を発生し、その後約4マイクロ秒よりも長い時 間間隔だけ離間した第2の勾配磁界を発生するステップと、 前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器から分離する間、前記試料中にEPR を誘導するために前記第2の列内の各無線周波励起パルスを前記共振器に結合す るステップと、 前記第1の列内の各励起パルスに応答して前記応答無線周波放射が発生したと きに前記ゲート無線周波増幅器を前記共鳴器に結合して、前記第2の列内の前記 無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフリー・ラジカルの生体内 常磁性共鳴に基づいて、対応するEPR応答信号の第2の列を発生するステップ と、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPR応答信号の第 2の列をデジタル化し、前記EPR応答信号の第1の組から減じて、前記EPR パラメータの正確な値を得るステップと、 前記EPR応答信号の前記正確な値を処理して、EPRパラメータ信号の第2 の列を発生し、かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む請 求項13に記載の方法。 16.スピン捕獲薬品を調製するステップと、 撮像のために前記フリー・ラジカルを安定化するために前記スピン捕獲薬品を 前記試料中に導入するステップとをさらに含む請求項13に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ミッチェル,ジェームス・ビイ アメリカ合衆国・20872・メリーランド 州・ダマスカス・スイープステイクス ロ ード・10516 (72)発明者 サブラマニアン,サンカラン インド国・600042・マドラス・アヨデュア コロニー・10 (72)発明者 チューディン,ロルフ・ジイ アメリカ合衆国・20895・メリーランド 州・ケンジントン・カルバー ストリー ト・9628

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約200MHz〜約400MHzの周波数を有する無線周波信号を与え、か つシステム・クロック信号を発生する無線周波信号発生器、 無線周波信号発生器の出力に結合され、前記無線周波信号を基準無線周波信号 および励起信号無線周波信号に分割するビーム・スプリッタ、 前記送信された無線周波信号を受信するために前記ビーム・スプリッタに結合 され、前記無線周波励起信号を0°から180°だけ制御可能に移相して、移相 された励起信号を形成する移相器、 前記移相器に結合され、かつ約10ナノ秒〜70ナノ秒の持続時間を有する送 信ゲート・パルスを受信するために結合され、前記送信ゲート・パルスがアサー トされたときに前記移相された無線周波励起信号を送信して、約10ナノ秒〜7 0ナノ秒の持続時間および約2ナノ秒以下の立ち上がり時間を有する励起パルス を形成するゲート回路、 前記ゲート回路に結合され、前記励起パルスの振幅を調整して、振幅調整され 、移相された無線周波励起パルスを形成する手段、 励起パルスを受信したときに常磁性共鳴を誘導し、常磁性共鳴のために試料か ら放出された無線周波放射を検出する共振器、 前記振幅調整され、移相された無線周波励起パルスを受信するために前記振幅 調整手段に結合され、前記共振器に結合され、かつ超高速データ収集サブシステ ムに結合され、かつプリセットされた持続時間のダイプレクサ・ゲート・パルス を受信し、前記超高速パルス形成サブシステムを前記共振器に結合し、かつ受信 したダイプレクサ制御パルスの持続時間中に前記超高速データ収集サブシステム を前記共振器から分離する制御入力を有するダイプレクサを含む超高速パルス形 成サブシステムを含み、前記超高速データ収集サブシステムが、 前記ダイプレクサに結合され、受信ゲート・パルスを受信する制御入力を有す るゲート前置増幅器であって、前記受信ゲート・パルスがアサートされたときに のみ前記共振器によって検出された無線周波放射を増幅して、EPR応答信号を 形成し、それ以外の場合には前記共振器から分離されるゲート前置増幅器、 前記基準無線周波信号および前記EPR応答信号を受信するために結合され、 前記EPR応答信号を復調して、EPRパラメータ信号を形成する復調手段、 信号対雑音比を高めるために一連のEPRパラメータ信号を平均化する超高速 サンプリング/合計ユニットであって、各受信したEPRパラメータ信号をデジ タル化する高速サンプラ、および各デジタル化されたEPRパラメータ信号を受 信するために結合され、前記デジタル化されたEPRパラメータ信号の実行合計 を発生する合計ユニットを含む超高速サンプリング/合計ユニット、 前記システム・クロック信号を受信するために前記無線周波信号発生器に結合 された入力を有し、かつ前記ゲート回路、前記ダイプレクサ、前記ゲート前置増 幅器に結合された出力を有するタイミング・コントローラであって、連続的な重 なり合わない送信パルス、ダイプレクサ・パルス、および受信ゲート・パルスを 発生するタイミング・コントローラを含む、高速応答パルス無線周波(RF)電 子常磁性共鳴(EPR)システム。 2.Qスイッチング・パルスを受信するために前記共振器および前記タイミング ・コントローラに結合され、Qスイッチング・パルスがアサートされたときに共 振器のQを増大し、かつ前記共振器のリングダウン時間を短縮するQスイッチン グ回路をさらに含み、 前記タイミング・コントローラが、前記送信パルスが発生した直後に約20ナ ノ秒のQスイッチング・パルスを発生する請求項1に記載のシステム。 3.前記試料中に磁化を誘導するために一定の磁界を発生する直流磁界と、 前記一定の磁界中に勾配を形成する勾配磁石とをさらに含む、請求項1に記載 のシステム。 4.緩和速度を速める生体内酸素と相互作用して、酸素の撮像を改善する常磁性 プローブを備えるステップと、 前記常磁性プローブを撮像すべき試料中に導入するステップと、 約200〜400MHzの無線周波数および約4〜5マイクロ秒の繰り返し速 度を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために、前記第1の列内の各無線周波数励起パ ルスを前記共振器に結合するステップと、 前記無線周波励起パルスの第1の列間の時間間隔内で、生体内酸素と前記常磁 性プローブとの相互作用に基づいてEPR応答信号の第1の組を発生するステッ プと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するために前記EPR応答信号の第1 の列を処理するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPRパラ メータの正確な値を得るステップとを含む、酸素張力の生体内測定または撮像を 実施する請求項3に記載のシステムを使用する方法。 5.約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の列 を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内酸素と前 記常磁性プローブとの相互作用に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生する ステップと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得る ステップとをさらに含む、請求項4に記載の方法。 6.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第1 の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁界 を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の列を 発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内酸素と前 記常磁性プローブとの相互作用に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生する ステップと、 EPRパラメータ信号の第2の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得、 かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む、請求項4に記載 の方法。 7.第1の値または第2の値を有する疑似ランダム数の対応する第1の列を発生 するステップと、 約200〜400MHzの無線周波数および約4〜5マイクロ秒の繰り返し速 度を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記第1の列内の対応する数が前記第1の値を有する場合には前記1の列内の 各パルスを0゜だけ移相し、前記第1の列内の対応する数が前記第2の値を有す る場合には前記1の列内の各パルスを180°だけ移相して、移相されたパルス の第1の列を発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第1の列内の各無線周波励起パルス を前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列の無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中の常磁性共 鳴に基づいてEPR応答信号の第1の組を発生するステップと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するためにEPR応答信号の第1の列 を処理するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPRパラ メータの正確な値を得るステップと、 前記得られたEPRパラメータに対してアダマール変換を実施して、自由誘導 減衰パラメータを得るステップとを含む、試料中でパルスEPR測定または撮像 を実施する請求項3に記載のシステムを使用する方法。 8.約200〜400MHzの無線周波数および約4〜5マイクロ秒の繰り返し 速度を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第1の列内の各無線周波励起パルス を前記共振器に結合するステップと、 前記第1の列の無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフリー・ ラジカルの生体内常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第1の組を発生するス テップと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するためにEPR応答信号の前記第1 の列を処理するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPRパラ メータの正確な値を得るステップとを含む、試料中のフリー・ラジカルの生体内 測定を実施する請求項3に記載のシステムを使用する方法。 9.約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の列 を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内フリー・ ラジカルの常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生するステップ と、 EPRパラメータ信号の第2の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得る ステップとをさらに含む、請求項8に記載の方法。 10.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第 1の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁 界を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の列を 発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフ リー・ラジカルの生体内常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生 するステップと、 EPRパラメータ信号の第2の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得、 かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む、請求項8に記載 の方法。 11.スピン捕獲薬品を調製するステップと、 撮像のために前記フリー・ラジカルを安定化するために前記スピン捕獲薬品を 前記試料中に導入するステップとをさらに含む、請求項8に記載の方法。 12.第1の値または第2の値を有する疑似ランダム数の対応する第1の列を発 生するステップと、 約200〜400MHzの無線周波数および約4〜5マイクロ秒の繰り返し速 度を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記第1の列内の対応する数が前記第1の値を有する場合には前記1の列内の 各パルスの振幅をオフ値に変調し、前記第1列内の対応する数が前記第2の値を 有する場合には前記1の列内の各パルスの振幅をオン値に変調して、移相された パルスの第1の列を発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第1列内の各無線周波励起パルスを 前記共振器に結合するステップと、 前記第1の列の無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中の常磁性共 鳴に基づいてEPR応答信号の第1の組を発生するステップと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するために前記EPR応答信号の第1 の列を処理するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPRパラ メータの正確な値を得るステップと、 前記得られたEPRパラメータに対してアダマール変換を実施して、自由誘導 減衰パラメータを得るステップとを含む、試料中でパルスEPR測定または撮像 を実施する請求項3に記載のシステムを使用する方法。 13.約200〜400MHzの無線周波数および約4〜5マイクロ秒の繰り返 し速度を有する無線周波励起パルスの第1の列を発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第1の列内の各無線周波励起パルス を前記共振器に結合するステップと、 前記第1の列の無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフリー・ ラジカルの生体内常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第1の組を発生するス テップと、 EPRパラメータ信号の第1の列を発生するためにEPR応答信号の前記第1 の列を処理するステップと、 前記EPRパラメータ信号の第1の列をデジタル化し、合計して、EPRパラ メータの正確な値を得るステップとを含む、試料中のフリー・ラジカルのFTE PR顕微鏡検査または常磁性プローブを実施する請求項3に記載のシステムを使 用する方法。 14.約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の 列を発生するステップと、 前記無線周波励起パルスの第2の列を180°だけ移相するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、生体内フリー・ ラジカルの常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生するステップ と、 EPRパラメータ信号の第2の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得る ステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。 15.前記無線周波励起パルスの第1の列を発生する前に、第1の軸に沿って第 1の勾配磁界を発生し、前記EPR応答信号の第1の列が生成されるまで前記磁 界を維持し、前記試料の第1の投影を形成するステップと、 第2の軸に沿って第2の勾配磁界を発生するステップと、 約4〜5マイクロ秒の繰り返し速度を有する無線周波励起パルスの第2の列を 発生するステップと、 前記試料中にEPRを誘導するために前記第2の列内の移相された各無線周波 励起パルスを前記共振器に結合するステップと、 前記第2の列内の前記無線周波励起パルス間の時間間隔内で、前記試料中のフ リー・ラジカルの生体内常磁性共鳴に基づいてEPR応答信号の第2の列を発生 するステップと、 EPRパラメータ信号の第2の列を発生するために前記EPR応答信号の第2 の列を処理するステップと、 システム雑音および直流バイアスを除去するために、前記EPRパラメータ信 号の第2の列をデジタル化し、減じて、前記EPRパラメータの正確な値を得、 かつ前記試料の第2の投影を形成するステップとをさらに含む、請求項13に記 載の方法。 16.スピン捕獲薬品を調製するステップと、 撮像のために前記フリー・ラジカルを安定化するために前記スピン捕獲薬品を 前記試料中に導入するステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。
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