JP2000357392A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
ウンタの回路数や回路面積の増加を抑制できる半導体記
憶装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 n個の1ビットカウンタ回路51−1〜
51−n、これらカウンタ回路の出力信号がそれぞれ対
応して供給されるn個の加算器52−1〜52−n、及
び各加算器を制御する加算器制御回路53でアドレスカ
ウンタを構成し、各1ビットカウンタ回路に外部からス
タートアドレスを与えて順次カウントアップして行き、
加算器制御回路から出力される偶数制御信号の状態に従
って、アドレッシングモードがシーケンシャルで且つス
タートアドレスが奇数アドレスであるときに前各記加算
器で加算を行うことにより、各1ビットカウンタ回路か
ら出力されるアドレスをそれぞれ反転し、それ以外のと
きには各1ビットカウンタ回路から出力されるアドレス
と同じ信号をそれぞれ出力することを特徴としている。
Description
に複数のデータにアクセスする、いわゆるプリフェッチ
技術を導入した半導体記憶装置に関し、特にアドレスカ
ウンタの構成に関するものである。
UやMPU等のコントローラ側とメモリとのデータ転送
レートのギャップを埋めるために、従来から用いられて
きた汎用DRAMに代わってランバス(Rambus)
仕様DRAMやシンクロナス(Syncronus)D
RAM(以下SDRAMと称する)といったバーストデ
ータ転送のための特別な機能を持ったDRAMが使われ
るようになってきた。特に、SDRAMにおいては基本
クロック(CLK)の周波数を上げるばかりではなく、
基本クロックの立ち上がりエッジに同期してデータの入
出力を行う従来からのSingle Data Rat
e(SDR)に対し、ランバス仕様DRAMで行われて
いる様に基本クロックの立ち上がりと立ち下がりの両方
のエッジに同期させて2倍の速度でデータの入出力を行
うDouble Data Rate(DDR)の仕様
が確立され、製品化されようとしている。
いて考えてみると、基本クロックの周波数が100MH
zとすれば周期は10nsとなり、SDRの場合にはこ
の期間内にアドレスのカウントアップ、カラム選択、デ
ータの転送などを行わねばならない。また、更に基本ク
ロックの周波数を上げようとした場合やDDR動作を行
う場合のことを考えると、一連のカラム動作を最短で
3.5nsから4nsの間に行う必要がある。これはい
かにパイプライン動作を行った場合でも、また半導体の
製造プロセスが改善されたとしても現在の技術では達成
することが非常に厳しい値であり、例えば従来の汎用D
RAMのCASサイクルタイム(tPC)が12〜15
ns程度であったことを考えれば極めて実現が難しいと
いえる。
ェッチと呼ばれる技術が導入された。SDRAMでは、
例えば読み出しのカラム動作を行う際、予めセットされ
たアドレッシングモードとバースト長から、読み出しコ
マンドと同時に与えられるスタートアドレス(以下Ta
pアドレスと称する)を取り込んだ時点でアクセスされ
るべき全番地を前もって特定することが出来る。そこ
で、内部的に最初のTapアドレスにアクセスする際、
その後にアクセスされるはずの複数の番地を同時にアク
セスしてデータを途中まで読み出しておけば、2番目以
降のデータのカラム動作にとっては時間的な余裕が生ま
れる。読み出しコマンドを受け取ってから最初のTap
アドレスのデータ読み出しまでは、SDRAMの仕様上
CASレイテンシとして余裕が取られているため、後は
パイプライン動作と組み合わせることによって連続して
短いサイクルタイムでのデータ出力が可能となる。但
し、あまりに多くのビットをプリフェッチしてしまう
と、内部データ線のタイミング制御が複雑になり、例え
ばプリフェッチしたデータの数よりも少ないバースト長
が指定された場合、せっかく読み出したデータを捨てる
ような状況が起こる。このため、プリフェッチするビッ
ト数は最小に留めるのが普通であり、現在の基本クロッ
クの周波数から考えると、通常は2ビットプリフェッチ
を行えば十分サイクルタイムに対応できると考えられ
る。
記憶装置について説明するためのもので、アドレスカウ
ンタの構成図である。カラムアドレスの深さ方向がn+
1ビットの時、カウンタの個数はA<0>からA<n>
(以下<n>はビットオーダーの添字を表し、<m:n
>はmからnビットまで連続したビットオーダーを表
す:但しm,nは整数)までのn+1個である。これら
のカウンタ11−0〜11−nにはそれぞれ、信号AL
TC<n:0>,CTCLK,TAPLTC,INTL
Vが入力される。ALTC<n:0>は内部でラッチさ
れたTapアドレスであり、各添字に対応したカウンタ
11−0〜11−nへ入力される。またCTCLKはカ
ウンタをインクリメントするためのクロック信号、TA
PLTCはカウンタ内部にTapアドレスを転送するた
めの信号である。更にINTLVはアドレッシングモー
ドを示す信号であり、この信号が“H”レベルの時はイ
ンターリーブ(Interleave)モード、“L”
レベルの時にはシーケンシャル(Sequentia
l)モードであることを示している。各ビットのカウン
タ11−0〜11−nからはカウンタアドレスCA<
n:0>が出力され、また同時にキャリー信号CRY<
n−1:0>が出力されて、それぞれ次段のカウンタへ
順次入力される。この時、カウンタ11−0のキャリー
入力は、毎サイクルカウントアップを繰り返すように電
源(VDD)に固定されており、またカウンタ11−n
のキャリー出力は次段がないためここでは特に出力して
いない。
の半導体記憶装置について説明するためのもので、アド
レスカウンタの構成を表した概念図である。2ビットプ
リフェッチを行う場合、通常は連続した2つのアドレス
を同時にアクセスすることになるため、2セットのカウ
ンタ12A,12Bが必要になる。これら2セットのカ
ウンタ12A,12Bのアドレス入力部にはそれぞれ、
+1加算器13A,13Bが設けられており、加算器制
御回路14の出力によって加算器13A,13Bのどち
らを有効にするかが制御されている。
について図10(a)〜(d)を基に考えてみる。SD
RAMでは、アドレッシングモードとしてインターリー
ブとシーケンシャルの2つのモードが定義されており、
図10(a),(b)がインターリーブ、図10
(c),(d)がシーケンシャルを表している。またそ
れぞれのモードでTapアドレスが偶数(Even:こ
こでは“000”)であるか、奇数(Odd:ここでは
“001”)であるかによって全部で4つのアドレッシ
ングパターンが考えられる。この図10(a)〜(d)
では簡単化のために3ビットのアドレッシングについて
示しており、各カウンタサイクルにおいて最下位ビット
が“0”である偶数(Even)アドレスと“1”であ
る奇数(Odd)アドレスについて別々に分けて記して
いる。
(破線で囲まれた部分)を2ビットプリフェッチするこ
とにすると、2つのアドレスカウンタ12A,12Bは
各サイクルでそれぞれ偶数用、奇数用アドレスとしてE
venアドレス、Oddアドレスを発生させる。従っ
て、各カウンタセットのうち、最下位に相当する1ビッ
トの出力は“0”と“1”に固定されるので不要とな
り、3ビットのアドレッシングでもカウンタは2ビット
あれば良いことになる。
ずインターリーブモードの場合、Tapアドレスが偶数
(A<0>=“0”)であるときには、最初に読み出さ
れるデータのアドレスはEvenカウンタで発生し、2
ビットプリフェッチで同時にアクセスされる2番目のデ
ータのアドレスはOddカウンタによって発生する。こ
の時、EvenカウンタのカウンタアドレスはTapア
ドレスと同じ値(000)で良いので、偶数側の加算器
は動作する必要がなく、Tapアドレスをそのままカウ
ンタに伝えれば良い。またOddカウンタのスタートア
ドレスはTapアドレスに対し最下位ビットを反転させ
たもの(001)になっているが、上で述べたようにア
ドレスの最下位ビットは予め“1”に固定されているの
で、特に加算器を動作せる必要はなく、Tapアドレス
のうち最下位ビットを除いた残りのビットをOddカウ
ンタに伝えれば良い。
“1”)であるときには、最初に読み出されるデータの
アドレスはOddカウンタで発生し、2番目のデータの
アドレスはEvenカウンタで発生する。この時、Od
dカウンタのカウンタアドレスはTapアドレスと同じ
値(001)で良いので、奇数側の加算器は動作する必
要はなくTapアドレスをそのままカウンタに伝えれば
良い。また、Evenカウンタのスタートアドレスは、
Tapアドレスに対して最下位ビットを反転させたもの
(000)になっているが、Oddカウンタの最下位ビ
ットは“0”に固定されているので、加算器は動作させ
る必要がなく、Tapアドレスのうち最下位ビットを除
いた残りのビットをEvenカウンタに伝えれば良い。
る。Tapアドレスが偶数(A<0>=“0”)である
時には、最初に読み出されるデータのアドレスはEve
nカウンタで発生し、2番目のデータのアドレスはOd
dカウンタによって発生する。この時、Evenカウン
タのカウンタアドレスはTapアドレスと同じ値(00
0)で良いので、偶数側の加算器は動作する必要がな
く、Tapアドレスをそのままカウンタに伝えれば良
い。またOddカウンタのスタートアドレスはTapア
ドレスに対して1を加えたもの(001)になっている
が、奇数アドレスの最下位ビットは“1”に固定されて
いるので加算器を動作させる必要はなく、Tapアドレ
スのうち最下位ビットを除いた残りのビットをOddカ
ウンタに伝えれば良い。
0>=“1”)である時には、最初に読み出されるデー
タのアドレスはOddカウンタで発生し、2番目のデー
タのアドレスはEvenカウンタで発生する。この時、
EvenカウンタのカウンタアドレスはTapアドレス
と同じ値(001)で良いので奇数側の加算器は動作す
る必要はなくTapアドレスをそのままカウンタに伝え
れば良い。またEvenカウンタのスタートアドレスは
Tapアドレスに対して1を加えたもの(010)にな
っており、この場合は偶数アドレスの最下位ビットが
“0”で固定されているだけではだめで、Tapアドレ
スの全ビットを見て桁上げの判断を行わなければならな
い。従って、この場合には偶数側の加算器の動作が必要
である。
器は各ケースにおいて1度も動作せず不要であることが
分かり、加算器は偶数側のみにあれば良い。この偶数側
の加算器が動作するのは、唯一シーケンシャルモードで
Tapアドレスが奇数の場合だけということが分かる。
プリフェッチカウンタの概念図である。カウンタは偶数
用、奇数用の2セットあり、それぞれアドレスのビット
数に対して最下位ビットのカウンタは省略され、仮想的
な最下位ビットアドレスは偶数が“0”、奇数が“1”
に固定されている。また、偶数用のカウンタ12B’の
アドレス入力部には加算器制御回路14で制御された+
1加算器13Bが設けられている。この加算器13B
は、アドレッシングモードがシーケンシャルで且つTa
pアドレスの最下位ビットが“1”であるとき、カウン
タ12B’のスタートアドレスがTapアドレス+1に
なるように動作する。
づいて、実際に2ビットプリフェッチ用のnビットカウ
ンタを構成したときの構成図である。カウンタ本体は最
下位ビットであるA<0>を除きA<1>からA<n>
までのものが奇数用と偶数用で2セット、加算器制御回
路14はシーケンシャルでTapアドレスが奇数である
ことを検知して各ビットごとに偶数制御信号EvenC
trl<1:n>を生成する。また、+1加算器13B
−1〜13B−nは、各偶数カウンタ12B−1〜12
B−nの前段に設けられ、EvenCtrl<1:n>
の状態にしたがってTapアドレスをそのまま伝えたり
反転させて(+1して)伝えたりする。
>、CTCLK、TAPLTC、INTLVのうち、A
LTC<n:0>は内部でラッチされたTapアドレス
であり、対応する添字のカウンタにそれぞれ入力され
る。最下位ビットの信号ALTC<0>は、加算器制御
回路14に入力される。また、CTCLKはカウンタ1
2A−1〜12A−n,12B−1〜12B−nをイン
クリメントさせるためのクロック信号、TAPLTCは
カウンタ内部にTapアドレスを転送するための信号で
ある。更に、INTLVはアドレッシングモードを示す
信号であり、この信号が“H”レベルの時はインターリ
ーブモード、“L”レベルの時にはシーケンシャルモー
ドであることを示している。
ビットからは奇数のカウンタアドレスCAo<1:n>
が出力され、上記カウンタ12B−1〜12B−nの各
ビットからは偶数のカウンタアドレスCAe<1:n>
が出力される。また、同時に上記カウンタ12A−1〜
12A−nと12B−1〜12B−nからキャリー信号
CRYo<1:n−1>とCRYe<1:n−1>がそ
れぞれ出力される。キャリー信号CRYo<1:n−1
>とCRYe<1:n−1>はそれぞれ、順次次段のカ
ウンタへ入力される。ここで、A<1>に対応するカウ
ンタ12A−1,12B−1のキャリー入力は毎サイク
ルカウントアップを繰り返すように電源(VDD)に固
定されており、またA<n>に対応するカウンタ12A
−n,12B−nのキャリー出力は次段がないためここ
では特に出力していない。
A−1〜12A−n,12B−1〜12B−nの構成例
を図13に、+1加算器13B−1〜13B−nの構成
例を図14に、また加算器制御回路14の構成例を図1
5にそれぞれ示す。
〜12A−n,12B−1〜12B−nはそれぞれ、カ
ウンタ部15、Tap入力部16、キャリー演算部17
の3つの部分から構成されている。この図13では、i
(i=1〜n)段目のカウンタ12A−i(または12
B−i)に着目して示している。カウンタ部15は、エ
クスクルーシブオアゲート21、クロックドインバータ
22〜25及びインバータ26,27を含んで構成され
ている。Tap入力部16は、クロックドインバータ2
8,29で構成されている。キャリー演算部17は、イ
ンバータ30〜33、ノアゲート34、エクスクルーシ
ブオアゲート35及びナンドゲート36を含んで構成さ
れている。また、インバータ37に信号TAPLTCを
供給してその反転信号bTAPLTCを生成し、インバ
ータ38に信号CTCLKを供給してその反転信号bC
TCLKを生成している。
号TAPLTC,bTAPLTCによってスタートアド
レスTAPをカウンタ部15及びキャリー演算部17に
取り込み、上記カウンタ部15は前段のカウンタからの
キャリー信号CRY<i−1>とクロック信号CTCL
KによってカウンタアドレスCA<i>のカウントアッ
プを順次行い、更に上記キャリー演算部17はアドレッ
シングモードに応じて次段のカウンタがカウントアップ
するタイミングを制御するキャリー信号CRY<i>を
生成する。
3B−1〜13B−nはそれぞれ、2つのCMOS転送
ゲート39,40とインバータ41,42とで構成され
ており、信号EvenCtrlが“L”レベルの時には
信号ALTCをそのまま信号TAPとして出力し、
“H”レベルの時には信号ALTCを反転して信号TA
Pとして出力する。
43、ナンドゲート44−1〜44−n、及びインバー
タ45−1〜45−nを含んで構成されている。この加
算器制御回路14は、信号INTLVとTapアドレス
を受け、信号INTLVが“L”レベル、すなわちシー
ケンシャルモードで、且つ入力されている各ビットのT
apアドレスが全て“1”に揃っているナンドゲートま
での信号EvenCtrlを“H”レベルにする。当然
ながらそれより下位の信号EvenCtrlは全て
“H”レベルである。
12A−1〜12A−n,12B−1〜12B−nのス
タートアドレスがどの様になるかを説明する。まず図1
2のような構成の時、奇数カウンタ12A−1〜12A
−nにはTapアドレスALTC<1:n>が直接入力
されているのでケースに関係なくスタートアドレスはT
apアドレスと同一である。また偶数カウンタ12B−
1〜12B−nに関しては、アドレッシングモードがイ
ンターリーブであれば、加算器制御回路14のEven
Ctrl信号が全て“L”レベルになり、各加算器13
B−1〜13Bnの転送ゲート39が開いてTapアド
レスがそのままスタートアドレスとなる。しかしアドレ
ッシングモードがシーケンシャルであれば、信号INT
LVが“L”レベルになり加算器制御回路14において
Tapアドレスのデコードが行われる。もし信号ALT
C<0>が“0”(Tapアドレスが偶数)であれば全
てのEvenCtrl信号が“L”レベルになるのでイ
ンターリーブの時と同様にTapアドレスがそのままス
タートアドレスとなる。また信号ALTC<0>が
“1”(Tapアドレスが奇数)ならば少なくとも信号
EvenCtrl<1>は“H”レベルになり、それよ
り上位ビットの状態に応じて“H”レベルになる信号E
venCtrlのビットが変化する。例えば、信号AL
TC<0:n>が110…0の時には、信号EvenC
trl<1:2>が“H”レベルになり、信号Even
Ctrl<3:n>が“L”レベルになる。nビット目
の偶数制御信号EvenCtrl<n>は、一般に下式
(1)のように表される。
−nにはTapアドレスがそのまま入力され、偶数カウ
ンタ12B−1,12B−2には反転したものが入力さ
れる。すなわち、偶数カウンタ12B−1〜12B−n
に入力されるスタートアドレスは001…0となり、T
apアドレスに対して1を加えた値になる。
ミングを図16(a),(b)と図17(a),(b)
によって説明する。これらのタイミングチャートは、複
数のカウンタのうちカウンタ12A−2を例に示したも
のであり、アドレッシングは図10(a)〜(d)で説
明したように全部で4通りある。図16(a),(b)
がシーケンシャルの時、図17(a),(b)がインタ
ーリーブの時で、それぞれ(a)図がTAP<i>=
“0”の時、(b)図がTAP<i>=“1”の時を示
している。
明する。アドレッシングモードがシーケンシャルである
とき、キャリー演算部17の動作は簡単になる。信号I
NTLVが“L”レベルなのでTPR<i>は“H”レ
ベルに固定されており、TAP<i>の状態に関係なく
CAR<i>の値は常にCA<i>と同じになる。カラ
ムコマンドを受けてTapアドレスが確定すると信号T
APLTCが“H”レベル(時刻t1からt2)になっ
てカウンタ部15にTAP<i>が取り込まれる。この
時、信号CTCLKはまだ“L”レベルであるため、こ
のTAP<i>はCAX<i>を経由してそのままCA
<i>に出力される。次に、信号TAPLTCが“L”
レベル(時刻t2)になって信号CTCLKが“H”に
なっても、前段からのキャリー信号CRY<i−1>が
“L”レベルであるので、再び同じCA<i>の値がマ
スター段に取り込まれCAX<i>の状態は変化しな
い。更に、信号CTCLKが“L”レベル(時刻t3)
になるとCAX<i>の値を転送するが、この時CAX
<i>は変化していないのでCA<i>の値も変化しな
い。一方、この時刻には前段のカウンタからのキャリー
信号CRY<i−1>が“H”レベルになるので、次の
時刻t4で信号CTCLKが“H”レベルになると同時
にCAX<i>の値が反転し、更に時刻t5で信号CT
CLKが“L”レベルになるとCA<i>が反転する。
以下、同様にして時刻t6ではCAX<i>、CA<i
>とも変化せず、時刻t7で前段からのキャリー信号C
RY<i−1>が“H”レベルになることによって、次
の時刻t8でCAX<i>の値が反転し、時刻t9では
CA<i>が反転する。以下、これらの動作を繰り返し
てカウントアップを行っていく。
CRY<i>は、CAR<i>の値が常にCA<i>と
同じであることから、前段のキャリー信号CRY<i−
1>とCA<i>とのANDを取ったものに等しくな
り、(a)図に示すようにTAP<i>=“0”の場合
にはCA<i>とCRY<i−1>がともに“H”レベ
ルである期間、時刻t7からt9の間“H”レベルにな
り、また(b)図に示すようにTAP<i>=“1”の
場合には時刻t3からt5の間に“H”レベルとなる。
ーブの場合でも、カウンタ部の動作はシーケンシャルの
時と同じであり、ここでは説明を省略する。唯一異なる
のはキャリー演算部17の動作であり、信号INTLV
が“H”レベルになっていることからTPR<i>の値
が時刻t1からt2で取り込まれたTAP<i>の値と
等しくなり、この信号とカウンタアドレスCA<i>の
EXOR(エクスクルーシブオア)を取ったもの(CA
R<i>)に対してCRY<i−1>のANDを取った
ものがキャリー信号CRY<i>となる。つまりCA<
i>がTAP<i>に対して一順して反転し、且つ前段
のキャリー信号CRY<i−1>が“H”レベルになっ
たときにキャリー信号を出すようにしてある。したがっ
て、ここではTAP<i>がどちらの場合でも時刻t7
からt9の間にキャリー信号CRY<i>が出力され
る。
フェッチ用のアドレスカウンタを構成できるが、サイク
ルタイムやアクセスタイムに対するマージンを確保する
ためにプリフェッチ技術を採用すると、図12から分か
るようにアドレスカウンタのセットをプリフェッチしよ
うとするビット数分だけ用意しておかなければならな
い。SDRAMでは通常フルページ(Full Pag
e)モードを考慮した場合、プリフェッチしなくともカ
ラムアドレスの深さ方向に相当するビット数(例えば1
Kカラムなら10ビット)のアドレスカウンタを必要と
するが、仮に2ビットのプリフェッチを行うとすると、
最下位ビットを除いたビット数の2倍(例えば1Kカラ
ムなら9ビット×2=18個)のアドレスカウンタが必
要となる。
できるメリットの反面、回路数や回路面積の増加といっ
た問題が生ずる。一方、これらのアドレスカウンタは通
常チップ内で共通に使用するので、それぞれのバンクま
での遅延時間を揃えるため、なるべく各バンクから等距
離の場所に設置することが望ましい。しかしこのような
場所はその他の主要回路においても特性的に見て非常に
重要な領域であることが多く、多数のアドレスカウンタ
を配置することはチップ全体の特性から見ても決して有
意義なことではない。
周波数の基本クロックやDDR仕様などの高速データア
クセスに対応するためにプリフェッチ技術を採用した従
来の半導体記憶装置は、アドレスカウンタの回路数や回
路面積が増加するという問題があった。
されたもので、その目的とするところは、プリフェッチ
技術を採用しても、アドレスカウンタの回路数や回路面
積の増加を抑制してチップ面積を小さくでき、高速で動
作特性に優れたクロック同期型の半導体記憶装置を提供
することにある。
載した半導体記憶装置は、1サイクルで複数のデータに
アクセスするためのプリフェッチ用のアドレスカウンタ
を備えたクロック同期型の半導体記憶装置において、上
記アドレスカウンタは、読み出しコマンドと同時に与え
られるスタートアドレス、カウント値をインクリメント
するためのクロック信号、カウンタ内部に上記スタート
アドレスを転送するための信号、及びアドレッシングモ
ードを示す信号がそれぞれ入力され、初段は毎サイクル
カウントアップを繰り返し、キャリー信号が順次次段に
入力されるn個の1ビットカウンタ回路と、アドレッシ
ングモードの状態を示すアドレッシングモード信号と上
記n個の1ビットカウンタ回路の出力とが供給され、ア
ドレッシングモードがシーケンシャルで上記スタートア
ドレスが奇数アドレスであることを検知して各ビット毎
に偶数制御信号を生成する加算器制御回路と、上記各1
ビットカウンタ回路に対応して設けられ、上記加算器制
御回路から出力される偶数制御信号の状態に従って、ア
ドレッシングモードがシーケンシャルで且つ上記スター
トアドレスが奇数アドレスであるときに、上記各1ビッ
トカウンタ回路から出力されるアドレスをそれぞれ反転
し、それ以外のときには上記各1ビットカウンタ回路か
ら出力されるアドレスと同じ信号をそれぞれ出力するn
個の加算器とを具備し、上記n個の1ビットカウンタ回
路と上記n個の加算器とからそれぞれnビットのアドレ
スを出力することを特徴としている。
記載した半導体記憶装置において、前記n個の加算器は
それぞれ、前記クロック信号が第1の論理レベルの時に
加算を行い、第1の論理レベルから第2の論理レベルに
反転するときにアドレスを出力することを特徴とする。
において、前記n個の1ビットカウンタ回路はそれぞ
れ、マスター段とスレーブ段とを有するマスタースレー
ブ形式であり、上記マスター段の出力がそれぞれ対応す
る前記n個の加算器に供給され、前記n個の1ビットカ
ウンタ回路は前記クロック信号の第1の論理レベルの間
にカウントアップ結果をマスター段の出力に転送し、第
2の論理レベルに反転する時にスレーブ段からアドレス
を出力し、前記n個の加算器は前記クロック信号の第1
の論理レベルの間に前記n個の1ビットカウンタ回路の
マスター段の出力に対して加算を行い、第2の論理レベ
ルに反転する時にアドレスを出力することを特徴とす
る。
ッチを行う場合でも1ビットカウンタの個数はn個とな
り、2×n個の1ビットカウンタ回路を必要とした従来
の構成に比べて半分の数に抑えることが出来る。また、
プリフェッチしない場合にもn+1個が必要だったので
1個分は減らすことができ、ビット数が少なければ加算
器を設けることによるチップ面積の増大よりも1ビット
カウンタの削減による回路面積の削減の方が大きい。よ
って、アドレスカウンタの回路数や回路面積の増加を抑
制してチップ面積を小さくでき、プリフェッチを行うこ
とによって高い周波数の基本クロックやDDR仕様など
の高速データアクセスに対応でき、高速で動作特性に優
れたクロック同期型の半導体記憶装置を提供できる。
ロック信号が第1の論理レベルの期間である待機時間に
カウントアップを終了させることが出来るので、クロッ
ク信号が第2の論理レベル遷移すると同時に、同じタイ
ミングで偶数と奇数のカウンタアドレスを同時に切り替
えることが出来ることから、アドレスカウンタの出力信
号を受けるアドレスデコーダ部におけるタイミング設計
が容易になる。
いて図面を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1は、この発明の第1の実施の
形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもの
で、プリフェッチ技術を採用した半導体記憶装置におけ
るアドレスカウンタの概念図である。本実施の形態で
は、2ビットのプリフェッチを行うことを想定してい
る。カウンタセットは最下位ビットのカウンタを除いた
1セットであり、最下位ビット以外のTapアドレスが
直接入力されて奇数のカウンタアドレスを生成してい
る。この部分は前述した図11における従来のカウンタ
の奇数アドレスを生成する部分と同様である。また、偶
数アドレスは奇数カウンタアドレスに対して加算器制御
回路53で制御された+1加算器52を通して演算する
ことにより生成している。上記加算器制御回路53は、
アドレッシングモード信号とTapアドレスが偶数か奇
数かを判断するためのTapアドレスの最下位ビット、
及び奇数のカウンタアドレスから加算器52を制御して
いる。以下、この加算器52の動作を前記図10(a)
〜(d)に基づいて説明する。
にアドレッシングモードがインターリーブかシーケンシ
ャルか、またTapアドレスが偶数か奇数かの組み合わ
せで4通りのアドレッシングパターンが存在することを
示した。偶数と奇数のカウンタアドレスを分離して見た
とき、“0”と“1”に固定されている最下位アドレス
CA<0>を無視して考えると、インターリーブの時、
及びシーケンシャルで且つTapアドレスが偶数の時は
どのサイクルにおいても実線で囲まれた偶数アドレスと
奇数アドレスの各ビットは等しくなる。しかし、唯一シ
ーケンシャルでTapアドレスが奇数の場合には、偶数
アドレスと奇数アドレスの各ビットは互いに一致せず、
偶数アドレスは奇数アドレスに1を加えることによって
導かれることが分かる。
ンタを持たずとも奇数カウンタの出力に対して特定のフ
ィルターを通すことによって生成することができること
が分かる。このフィルターの機能としては、第1にシー
ケンシャルでTapアドレスが奇数の時は+1の加算演
算を行い、第2にそれ以外の場合には奇数アドレスと同
じ信号を出力すれば良いことになる。
リフェッチ用のnビットアドレスカウンタを構成したと
きの本発明の第1の実施の形態を表す構成図である。カ
ウンタ本体は最下位ビットであるA<0>を除きA<1
>からA<n>までのカウンタ(1ビットカウンタ回
路)51−1〜51−nが1セット設けられている。加
算器制御回路53は、シーケンシャルでTapアドレス
が奇数であることを検知して各ビット毎に偶数制御信号
EvenCtrl<1:n>を生成する。また、各+1
加算器52−1〜52−nは、各偶数カウンタの前段に
のみ設けられ、EvevCtrl<1:n>の状態に従
ってTapアドレスをそのまま伝えたり反転させて伝え
たりする。
ALTC<n:0>、CTCLK、TAPLTC、及び
INTLVが入力される。ALTC<n:0>は、内部
でラッチされたTapアドレスであり、対応する添字の
カウンタ51−1〜51−nに入力され、ALTC<0
>は加算器制御回路53に入力される。また、CTCL
Kはカウンタ51−1〜51−nをインクリメントさせ
るためのクロック信号、TAPLTCはカウンタ内部に
Tapアドレスを転送するための信号である。更に、I
NTLVはアドレッシングモードを示す信号であり、こ
の信号が“H”レベルの時はインターリーブモード、
“L”レベルの時にはシーケンシャルモードであること
を示している。各ビットのカウンタ51−1〜51−n
からは奇数のカウンタアドレスCAo<1:n>が出力
され、またキャリー信号CRYo<1:n−1>も出力
されている。キャリー信号CRYo<1:n−1>は、
順次次段のカウンタに入力される。この際、カウンタ5
1−1のキャリー入力は毎サイクルカウントアップを繰
り返すように電源(VDD)に固定されており、またカ
ウンタ51−nのキャリー出力は次段がないためここで
は特に出力されていない。
1−nには従来と同じものが適用でき、図13に示した
ように構成することが出来る。また、+1加算器52−
1〜52−nはそれぞれ、図3に示すように2つのCM
OS転送ゲート54,55とインバータ56,57で構
成する。信号EvenCtrlは、インバータ56の入
力端子、転送ゲート54を構成しているPチャネル型M
OSトランジスタのゲート、及び転送ゲート55を構成
しているNチャネル型MOSトランジスタのゲートにそ
れぞれ供給される。上記インバータ56の出力信号は、
転送ゲート54を構成しているNチャネル型MOSトラ
ンジスタのゲート、及び転送ゲート55を構成している
Pチャネル型MOSトランジスタのゲートにそれぞれ供
給される。奇数アドレスCAo<i>(i=1〜n)
は、転送ゲート54の一端に供給されると共に、インバ
ータ57を介して転送ゲート55の一端に供給される。
そして、上記各転送ゲート54,55の他端から偶数ア
ドレスCAe<i>を出力するようになっている。そし
て、信号EvenCtrlが“L”レベルの時には奇数
アドレスCAo<i>をそのまま偶数アドレスCAe<
i>として出力し、“H”レベルの時には奇数アドレス
CAo<i>を反転して偶数アドレスCAe<i>とし
て出力する。
−nをそれぞれ、エクスクルーシブオアゲート58を使
って図4のように構成しても良く、回路構成は異なるが
動作は同じである。エクスクルーシブオアゲート58を
用いた場合には、信号EvenCtrlが“L”レベル
の時には奇数アドレスCAo<i>をそのまま通し、
“H”レベルの時には反転して通すことにより、偶数ア
ドレスCAe<i>を生成する。
ように構成する。この回路14は、インバータ59、ナ
ンドゲート60−1〜60−n、及びインバータ61−
1〜61−nを含んで構成されている。上記インバータ
59の入力端子にはアドレッシングモードを示す信号I
NTLVが供給され、このインバータ59の出力信号が
各ナンドゲート60−1〜60−nに供給される。ま
た、上記各ナンドゲート60−1〜60−nには、Ta
pアドレスの最下位ビットである信号ALTC<0>が
それぞれ供給される。上記ナンドゲート60−2にはこ
れらの信号に加えて奇数のカウンタアドレスCAo<1
>が供給され、上記ナンドゲート60−3にはこれらの
信号に加えて更に奇数のカウンタアドレスCAo<2>
が供給される。以降の段のナンドゲート60−4〜60
−(n−1)にはそれぞれ奇数のカウンタアドレスCA
o<3>〜CAo<n−2>が順次追加されて供給さ
れ、最終段のナンドゲート60−nには奇数のカウンタ
アドレスCAo<n−1>が追加されて供給されるよう
になっている。そして、上記各ナンドゲート60−1〜
60−nの出力信号がインバータ61−1〜61−nの
入力端子に供給され、これらインバータ61−1〜61
−nの出力端子から偶数制御信号EvenCtrl<1
>〜EvenCtrl<n>が出力される。
Vが“L”レベルで且つTapアドレスの最下位ビット
であるALTC<0>が“H”レベルであるとき、すな
わちシーケンシャルでTapアドレスが奇数の時に各奇
数カウンタアドレスのデコードを行う。例えば信号IN
TLVが“L”レベルで信号ALTC<0>が“H”レ
ベルの時、あるサイクルにおいて奇数のカウンタアドレ
スCAo<1:n>が10…0であったとすると、加算
器制御回路53の出力であるEvenCtrl<1:n
>は11…0となる。従って、偶数アドレスCAe<
1:n>は01…0となって奇数アドレスに対して1を
加えた値を得ることが出来る。以上のことから、nビッ
ト目の偶数制御信号EvenCtrl<n>を論理式で
表すと下式(2)の様になる。
を用いることによって、2ビットプリフェッチを用いた
場合でもカウンタの個数はn個となり、図12のカウン
タ構成の時の2×n個に比べて半分の数に抑えることが
出来る。しかも、図8に示したプリフェッチしないとき
のn+1個と比較しても1個分は減らすことができ、ビ
ット数が少なければ加算器52−1〜52−nを設ける
ことによるチップ面積の増大よりも1ビットカウンタの
削減による回路面積の削減の方が大きい。
面積の増加を抑制してチップ面積を小さくでき、プリフ
ェッチを行うことによって高い周波数の基本クロックや
DDR仕様などの高速データアクセスに対応でき、高速
で動作特性に優れたクロック同期型の半導体記憶装置を
構成できる。
第2の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明す
るためのもので、プリフェッチ技術を採用した半導体記
憶装置におけるアドレスカウンタの1ビットを抽出して
示す回路図である。図2に示した第1の実施の形態で
は、奇数のカウンタアドレスに加算器を通して偶数アド
レスを生成したので、信号CTCLKの立ち下がりのタ
イミングで奇数アドレスが確定し、次に偶数アドレスが
確定するという時間差が生じる。このため、これらのア
ドレスが入力されるアドレスデコーダ部分でタイミング
設計が難しくなる可能性がある。そこで、この図6に示
す回路では、カウンタ部65におけるマスター段の出力
ノードCAX<i>を加算器部68に入力し、信号CT
CLKが“H”レベルの期間に加算を行い、信号CTC
LKの立ち下がりで偶数と奇数のカウンタアドレスであ
るCAo<n>とCAe<n>とを同時に出力するよう
に構成したものである。
Tap入力部66、キャリー演算部67及び加算器部6
8から構成されている。
形式であり、エクスクルーシブオアゲート71、クロッ
クドインバータ72〜75及びインバータ76,77を
含んで構成されている。上記エクスクルーシブオアゲー
ト71の一方の入力端には、前段からのキャリー信号C
RY<i−1>が供給され、このエクスクルーシブオア
ゲート71の出力信号はクロックドインバータ72の入
力端に供給される。このクロックドインバータ72は、
カウンタをインクリメントするためのクロック信号CT
CLKとその反転信号bCTCLKで動作が制御されて
いる。このクロックドインバータ72の出力信号は、イ
ンバータ76の入力端に供給される。上記インバータ7
6の出力信号(CAX<i>)は、クロックドインバー
タ73,74の入力端、及び加算器部68中のエクスク
ルーシブオアゲート87の一方の入力端にそれぞれ供給
される。上記クロックドインバータ73,74はクロッ
ク信号CTCLK,bCTCLKで動作が制御されてお
り、クロックドインバータ73の出力信号はインバータ
76の入力端に供給される。また、上記クロックドイン
バータ77の出力信号は、インバータ77の入力端に供
給される。上記インバータ77の出力信号は、クロック
ドインバータ75の入力端、エクスクルーシブオアゲー
ト71の他方の入力端、及びキャリー演算部67中のエ
クスクルーシブオアゲート85の一方の入力端にそれぞ
れ供給されるとともに、奇数アドレスCAo<i>とし
て出力される。上記クロックドインバータ75はクロッ
ク信号bCTCLK,CTCLKで動作が制御されてお
り、このクロックドインバータ75の出力信号はインバ
ータ77の入力端に供給される。
ロックドインバータ72,73及びインバータ76はマ
スター段、クロックドインバータ74,75及びインバ
ータ77はスレーブ段を構成しており、クロック信号b
CTCLKとCTCLKに同期してマスター段にラッチ
したデータを、次のクロックサイクルでクロック信号C
TCLKとbCTCLKに同期してスレーブ段にラッチ
するようになっている。
CTCLK,CTCLKで動作が制御されるクロックド
インバータ78,79で構成されている。上記クロック
ドインバータ78,79の入力端には、スタートアドレ
スのiビット目であるTAP<i>が供給される。上記
クロックドインバータ78の出力信号は、キャリー演算
部67中のインバータ80の入力端及びノアゲート84
の一方の入力端に供給される。上記クロックドインバー
タ79の出力信号は、上記カウンタ部65中のインバー
タ76の入力端に供給される。
0〜83、ノアゲート84、エクスクルーシブオアゲー
ト85及びナンドゲート86を含んで構成されている。
上記インバータ80の出力信号は上記インバータ81の
入力端に供給され、このインバータ81の出力信号が上
記ノアゲート84の一方の入力端に供給される。このノ
アゲート84の他方の入力端には、アドレッシングモー
ドを示す信号INTLVが入力されるインバータ82の
出力信号が供給される。このノアゲート84の出力信号
(TPR<i>)は、エクスクルーシブオアゲート85
の他方の入力端に供給される。このエクスクルーシブオ
アゲート85の出力信号(CAR<i>)は、ナンドゲ
ート86の一方の入力端に供給される。このナンドゲー
ト86の他方の入力端には前段からのキャリー信号CR
Y<i−1>が供給され、その出力がインバータ83に
供給される。そして、このインバータ83からキャリー
信号CRY<i>が出力される。
アゲート87、クロックドインバータ88,89及びイ
ンバータ90を含んで構成されている。上記エクスクル
ーシブオアゲート87の他方の入力端には偶数制御信号
EvenCtrl<i>が供給され、このエクスクルー
シブオアゲート87の出力信号がクロックドインバータ
88の入力端に供給される。このクロックドインバータ
88は、クロック信号CTCLK,bCTCLKで動作
が制御されており、その出力信号はインバータ90の入
力端に供給される。上記インバータ90の出力信号は、
クロックドインバータ89の入力端に供給されるととも
に、偶数アドレスCAe<i>として出力される。上記
クロックドインバータ89はクロック信号bCTCL
K,CTCLKで動作が制御されており、このクロック
ドインバータ89の出力信号は上記インバータ90の入
力端に供給される。
おり、インバータ91に信号TAPLTCを供給してそ
の反転信号bTAPLTCを生成し、インバータ92に
信号CTCLKを供給してその反転信号bCTCLKを
生成している。
ロック信号が“H”の期間にカウントアップを終了させ
ることが出来るので、クロック信号が“L”になると同
時に、同じタイミングで偶数と奇数のカウンタアドレス
を同時に切り替えることが出来ることから、動作速度の
高速化を図れると共に、アドレスカウンタの出力信号を
受けるアドレスデコーダ部におけるタイミング設計が容
易になる。
用いた2ビットプリフェッチ用のアドレスカウンタの全
体構成図である。基本構成は図2に示した回路と大きく
変わらないが、各カウンタ51−1’〜51−n’の内
部に加算器が組み込まれているため、加算器制御信号E
venCtrl<n:1>がカウンタ51−1’〜51
−n’に入力されており、またカウンタ内部の加算器に
よって生成された偶数アドレスがここではカウンタの出
力として取り出されている。以上のような構成を用いる
ことによって2ビットプリフェッチを行ってもカウンタ
の数を抑え、且つ偶数と奇数アドレスの出力されるタイ
ミングを揃えたアドレスカウンタシステムを構築でき
る。
形態に係る図2の構成を採用することにより、高い周波
数の基本クロックや、DDR仕様などの高速データアク
セスに対応するためにプリフェッチ技術を採用し、且つ
その副作用であるアドレスカウンタの回路数/回路面積
の増加をプリフェッチしないときと同等、またはそれ以
下に抑えることが出来る。
7のような構成を用いれば1度に生成される複数のプリ
フェッチアドレスを基本クロックに対して同じタイミン
グで出力できるようになり、これを受けるアドレスデコ
ーダのタイミング設計が容易になる。
ば、プリフェッチ技術を採用しても、アドレスカウンタ
の回路数や回路面積の増加を抑制してチップ面積を小さ
くでき、高速で動作特性に優れたクロック同期型の半導
体記憶装置が得られる。
装置について説明するためのもので、プリフェッチ技術
を採用した半導体記憶装置におけるアドレスカウンタの
概念図。
装置における2ビットプリフェッチカウンタの構成例を
示す回路図。
おける+1加算器回路の構成例を示す回路図。
おける+1加算器回路の他の構成例を示す回路図。
おける加算器制御回路の構成例を示す回路図。
装置について説明するためのもので、プリフェッチ技術
を採用した半導体記憶装置におけるアドレスカウンタの
1ビットを抽出して示す回路図。
装置について説明するためのもので、上記図6に示した
カウンタを用いて構成した2ビットプリフェッチカウン
タの構成例を示す回路図。
いて説明するためのもので、アドレスカウンタの構成
図。
装置について説明するためのもので、アドレスカウンタ
の構成を表した概念図。
移について説明するためのもので、(a)図及び(b)
図はインターリーブ動作、(c)図及び(d)図はシー
ケンシャル動作を示す図。
ンタの概念図。
タの構成例を示すブロック図。
成例を示す回路図。
成例を示す回路図。
の構成例を示す回路図。
作を示すもので、(a)図はTAP<i>が“0”の
時、(b)図はTAP<i>が“1”の時のタイミング
チャート。
作を示すもので、(a)図はTAP<i>が“0”の
時、(b)図はTAP<i>が“1”の時のタイミング
チャート。
カウンタ(1ビットカウンタ回路)、 52,52−1〜52−n…+1加算器、 53…加算器制御回路、 54,55…CMOS転送ゲート、 56,57…インバータ、 58…エクスクルーシブオアゲート、 59…インバータ、 60−1〜60−n…ナンドゲート、 61−1〜61−n…インバータ、 65…カウンタ部、 66…Tap入力部、 67…キャリー演算部、 68…加算器部。
Claims (3)
- 【請求項1】 1サイクルで複数のデータにアクセスす
るためのプリフェッチ用のアドレスカウンタを備えたク
ロック同期型の半導体記憶装置において、 上記アドレスカウンタは、 読み出しコマンドと同時に与えられるスタートアドレ
ス、カウント値をインクリメントするためのクロック信
号、カウンタ内部に上記スタートアドレスを転送するた
めの信号、及びアドレッシングモードを示す信号がそれ
ぞれ入力され、初段は毎サイクルカウントアップを繰り
返し、キャリー信号が順次次段に入力されるn個の1ビ
ットカウンタ回路と、 アドレッシングモードの状態を示すアドレッシングモー
ド信号と上記n個の1ビットカウンタ回路の出力とが供
給され、アドレッシングモードがシーケンシャルで上記
スタートアドレスが奇数アドレスであることを検知して
各ビット毎に偶数制御信号を生成する加算器制御回路
と、 上記各1ビットカウンタ回路に対応して設けられ、上記
加算器制御回路から出力される偶数制御信号の状態に従
って、アドレッシングモードがシーケンシャルで且つ上
記スタートアドレスが奇数アドレスであるときに、上記
各1ビットカウンタ回路から出力されるアドレスをそれ
ぞれ反転し、それ以外のときには上記各1ビットカウン
タ回路から出力されるアドレスと同じ信号をそれぞれ出
力するn個の加算器とを具備し、 上記n個の1ビットカウンタ回路と上記n個の加算器と
からそれぞれnビットのアドレスを出力することを特徴
とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記n個の加算器はそれぞれ、前記クロ
ック信号が第1の論理レベルの時に加算を行い、第1の
論理レベルから第2の論理レベルに反転するときにアド
レスを出力することを特徴とする請求項1に記載の半導
体記憶装置。 - 【請求項3】 前記n個の1ビットカウンタ回路はそれ
ぞれ、マスター段とスレーブ段とを有するマスタースレ
ーブ形式であり、上記マスター段の出力がそれぞれ対応
する前記n個の加算器に供給され、前記n個の1ビット
カウンタ回路は前記クロック信号の第1の論理レベルの
間にカウントアップ結果をマスター段の出力に転送し、
第2の論理レベルに反転する時にスレーブ段からアドレ
スを出力し、前記n個の加算器は前記クロック信号の第
1の論理レベルの間に前記n個の1ビットカウンタ回路
のマスター段の出力に対して加算を行い、第2の論理レ
ベルに反転する時にアドレスを出力することを特徴とす
る請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (2)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=15871351
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