JP2000356601A - 導波管内の結露防止装置 - Google Patents

導波管内の結露防止装置

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JP2000356601A
JP2000356601A JP11166324A JP16632499A JP2000356601A JP 2000356601 A JP2000356601 A JP 2000356601A JP 11166324 A JP11166324 A JP 11166324A JP 16632499 A JP16632499 A JP 16632499A JP 2000356601 A JP2000356601 A JP 2000356601A
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JP
Japan
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waveguide
dew condensation
main body
wave guide
waveguide body
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Application number
JP11166324A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Toyooka
和宏 豊岡
Tomofumi Miyashita
朋史 宮下
Shigeo Sato
茂雄 佐藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管の内壁等に結露が発生しないようにし
た。 【解決手段】 直方体形状で、一端が閉塞され、他端が
開放された導波管本体11の開放端部には、中央部に高
周波窓12を有する導波管フランジ13が取り付けられ
て、導波管本体の内部を外部から密閉する。高周波窓1
2はマイクロ波が通過可能な部材で形成され、導波管フ
ランジ13は、汚泥が流れるパイプ等に装着される。導
波管本体11内には、除湿剤14が配置され、導波管本
体11の内壁面の温度が露点以下になって結露が生じ始
めても除湿剤14でそれを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波を使
用した懸濁物質の濃度測定システムのおける同軸−導波
管内壁や高周波窓等の結露を防止する導波管内の結露防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下・排水処理プラント、汚泥処理プラン
ト等において、各工程から発生する又は一つの行程から
他の行程へ輸送する汚泥の固形物量を常時監視し把握す
ることは、プラントの運転管理上非常に重要である。汚
泥の固形物量は、汚泥量と汚泥濃度の二つの値から演算
によって算出できる。汚泥流量の計測には、電磁流量計
や超音波ドプラー式流量計等が使用されており、これら
は、比較的信頼性の高い測定が実現されている。一方、
汚泥濃度の計測については、超音波の減衰を原理とした
汚泥濃度計や、光の透過光量や反射光量を検出原理とし
た汚泥濃度計等が使用されている。しかしながら、これ
らの汚泥濃度計は、測定に対する妨害因子や保守作業が
煩雑であることなどから、流量計と比較して信頼性等に
おいて劣っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロ波を利
用し、従来の汚泥濃度計の欠点を解決しようとした汚泥
濃度計が開発されるようになって来た。このマイクロ波
利用の汚泥濃度計では、マイクロ波を被測定対象物に伝
達する手段として導波管(マイクロ波伝送線路として使
用する)が用いられる。この導波管は、内部が外部と完
全に密閉されていると、導波管内部の蒸気圧と外部の温
度差によって導波管の内壁や高周波窓に結露が発生した
り、消滅したりする。また、完全密閉されていない場合
には、結露は使用する環境の外部の湿度に依存する。こ
のように、結露が導波管の内壁や高周波窓に発生する
と、マイクロ波が結露に吸収されて減衰される。する
と、マイクロ波信号が変動し、測定濃度の誤差となって
しまう恐れがある。従って、マイクロ波利用の汚泥濃度
計では、導波管内部は常に結露が生じないような条件に
保持する必要がある。
【0004】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、汚泥濃度測定値の安定性の確保と誤差の発生を防
止するために、導波管の内壁等に結露が発生しないよう
にした導波管内の結露防止装置を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、マイクロ波が供給され、一端が閉塞
されるとともに、他端が開放された導波管本体と、この
導波管本体の開放端に取り付けられ、導波管本体を密閉
状態する中央部にマイクロ波通過用の窓を有する導波管
フランジと、前記導波管本体内に設けられた除湿剤とを
備えたことである。
【0006】そして、前記導波管本体には、電気的に導
通している微小なスペースを形成し、このスペースを外
部から交換可能な除湿剤で覆うか、また、乾燥気体の注
入口および排出口を前記導波管本体に設けて、導波管本
体内に乾燥気体を供給するか、あるいは、前記導波管本
体や導波管フランジを加熱させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の第1形態
を示す導波管の概略構成図で、図1において、11は直
方体形状で、一端が閉塞され、他端が開放された導波管
本体で、この導波管本体11の開放端部に、中央部に高
周波窓12を有する導波管フランジ13を取り付けて、
導波管本体11の内部を外部から密閉する。高周波窓1
2はマイクロ波が通過可能な部材で形成され、導波管フ
ランジ13は図示しない汚泥が流れるパイプ等に装着さ
れる。導波管本体11内には、除湿剤14が配置され、
導波管本体11の内壁面の温度が露点以下になって結露
が生じ始めても除湿剤14でそれを除去する。
【0008】従って、導波管本体11では、マイクロ波
が結露で減衰したりすることがなくなり、汚泥濃度測定
値の安定性の確保が可能になる。なお、15はマイクロ
波発信部からのマイクロ波を導波管本体11に供給する
同軸ケーブル16のコネクタである。また、除湿剤14
は、導波管本体11内でマイクロ波の伝搬に影響を及ぼ
さない位置に配置する。
【0009】図2はこの発明の実施の第2形態を示す導
波管の概略構成図で、第1形態と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。図2に示す第2形態では、導
波管本体11は非密閉状態で、導波管フランジ13と反
対側の導波管本体11の隅部に電気的には導通状態にあ
る微小なスペース17を設け、このスペース17を除湿
剤カートリッジ18で閉塞して、除湿剤カートリッジ1
8で導波管本体11の内部と外部とを密閉する。このよ
うに、除湿剤カートリッジ18を外装することにより、
導波管本体11内部の結露を防止するものである。この
第2形態のように導波管本体11に外部から交換可能な
除湿剤カートリッジ18を設けるようにしたので、除湿
剤の交換が極め簡単にできる利点となる。
【0010】図3はこの発明の実施の第3形態を示す導
波管の概略構成図で、第1、第2形態と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。図3に示す第3形態で
は、導波管本体11は非密閉状態で、導波管フランジ1
3と反対側の導波管本体11の隅部に電気的には導通状
態にある微小なスペース17を設ける。また、導波管本
体11には、乾燥気体注入口19と乾燥気体排出口20
とを形成し、乾燥気体注入口19から注入した乾燥気体
を乾燥気体排出口20から排出させ、図示しない循環路
を介してそれを循環させることにより、導波管本体11
の内部を乾燥気体で乾燥させ、内部での結露を防止す
る。このように構成した場合でも、上記形態と同様な作
用効果が得られる。
【0011】図4はこの発明の実施の第4形態を示す導
波管の概略構成図で、第1〜第3形態と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。図4に示す第4形態で
は、導波管本体11は非密閉状態で、導波管フランジ1
3と反対側の導波管本体11の隅部に電気的には導通状
態にある微小なスペース17を設ける。また、導波管本
体11、高周波窓12及び導波管フランジ13等の周囲
を、一点鎖線で示すリボンヒータ21により加温する
か、あるいはこれらを装填する筺体(図示せず)内部に
ヒータを設けて、これら全体を加温することにより、導
波管本体11の内部の結露を防止する。このように構成
した場合でも、上記形態と同様な作用効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
マイクロ波を用いて汚泥濃度を測定する際に、導波管内
に結露が発生しないように構成することにより、汚泥濃
度測定値の安定性の確保と誤差の発生を防止することが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す概略構成図。
【図2】この発明の実施の第2形態を示す概略構成図。
【図3】この発明の実施の第3形態を示す概略構成図。
【図4】この発明の実施の第4形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
11…導波管本体 12…高周波窓 13…導波管フランジ 14…除湿剤 15…コネクタ 16…同軸ケーブル 17…微小スペース 18…除湿剤カートリッジ 19…乾燥気体注入口 20…乾燥気体排出口 21…リボンヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波が供給され、一端が閉塞され
    るとともに、他端が開放された導波管本体と、この導波
    管本体の開放端に取り付けられ、導波管本体を密閉状態
    する中央部にマイクロ波通過用の窓を有する導波管フラ
    ンジと、前記導波管本体内に設けられた除湿剤とを備え
    たことを特徴とする導波管内の結露防止装置。
  2. 【請求項2】 前記導波管本体には、電気的に導通して
    いる微小なスペースを形成し、このスペースを外部から
    交換可能な除湿剤で覆ったことを特徴とする請求項1記
    載の導波管内の結露防止装置。
  3. 【請求項3】 前記導波管本体には、電気的に導通して
    いる微小なスペースを形成するとともに、乾燥気体の注
    入口および排出口を設けて導波管本体内に乾燥気体を供
    給したことを特徴とする請求項1記載の導波管内の結露
    防止装置。
  4. 【請求項4】 前記導波管本体には、電気的に導通して
    いる微小なスペースを形成するとともに、導波管本体や
    導波管フランジを加熱したことを特徴とする請求項1記
    載の導波管内の結露防止装置。
JP11166324A 1999-06-14 1999-06-14 導波管内の結露防止装置 Pending JP2000356601A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005012887A1 (ja) * 2003-07-31 2005-02-10 Oji Paper Co., Ltd. 水分量測定方法及び装置
JP2010083481A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 General Electric Co <Ge> 航空機着陸装置用電気機械式アクチュエータのブリーザ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005012887A1 (ja) * 2003-07-31 2005-02-10 Oji Paper Co., Ltd. 水分量測定方法及び装置
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