JP2000354588A - 化粧料の評価方法ならびに設計方法 - Google Patents
化粧料の評価方法ならびに設計方法Info
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Abstract
ることができる感性スペクトル解析装置を活用し、得ら
れた測定データから新たな化粧料の心理状態を反映して
いる評価指標を提供し、さらに、その指標を具現化する
方法を使用感触因子に基ずく設計方法から提供する。 【効果】本発明によれば、客観的な生理測定値由来の化
粧料の新たな心理状態を反映している指標から成る評価
方法によって、化粧料を評価することができ、また、そ
れらの指標を具現化するための設計方法によって、より
具体的で客観性のある心理状態を誘発できる化粧料の製
品開発を行うことができる。
Description
る脳波感性スペクトル及び/又は複合感情を測定するこ
とを特徴とする化粧料の評価方法に関する。また、本発
明は脳波感性スペクトル及び/又は複合感情を効果に用
いることを特徴とする化粧料の設計方法に関し、さらに
詳しくは、その設計因子が使用感触であることを特徴と
する化粧料の設計方法に関する。
アンケートによる主観的評価に頼るところが大きく、曖
昧な要素が含まれていることは否めない。また、客観的
には主として自律神経系ならびに中枢神経系の生理指標
を測定しているが、その評価は覚醒水準、快適さ、スト
レスに類する心理状態に限定されている。しかし、化粧
料の心理的影響の評価に関しては、爽快である、心地よ
い、満足であるといったより感情としては多様な状態が
存在している。それは化粧料使用感触を通して誘発され
る感情においても同様である。
は、化粧料の使用感触を設計因子とすることが多々あ
る。特に、基礎化粧料と言われる化粧料はその使用感触
が人の購買欲と高く関連しているため、設計因子として
重要である。例えば、霜田道子と阿部恒之、(199
3)、J.Soc.Cosmet.Chem.Jp
n.、Vol.27、No.1、p.41〜47による
と、人の化粧水使用の際の使用感触因子構造は、塗布中
においては「べたつき」、「ぬめり」であり、塗布直後
においては「べたつき」、「柔らかさ」、「さらさら」
であり、化粧水の総合的な判断としての快適感と関連性
が高いのは重回帰分析によると塗布直後の「べたつ
き」、「柔らかさ」、「さらさら」であり、特に「柔ら
かさ」が最も快適さに影響を及ぼしているとしている。
また、特開平8−198727号公報によると、マッサ
ージという施術行為による心地よさを客観的に評価ない
し設計する方法として、「滑らかさ」、「伸びの軽
さ」、「暖かさ」という使用感触を評価ないし設計の指
標とすれば、かかる効果が可能であるとしている。
昧さを含む主観的評価から心理状態を評価し、構築され
たものであり、その設計によって具現された製品や方法
の自ずと内包する曖昧さ、また、その製品のさらなるア
ンケート評価よる曖昧さと、益々曖昧さが増長される。
の心理状態への効果もその評価と同様に覚醒水準、快適
さ、ストレスに類する心理状態に限定されているため、
設計もその心理的効果に留まる。
の評価方法ならびに心理的な効果の設計方法に関して、
客観的な生理測定値から推定される新たに多様な心理状
態に対する評価方法、ならびに、それらの評価を効果と
して具現化するための設計方法を提供することを目的と
する。
解決するために、多様な心理状態を客観的な生理測定値
である脳波データから直接定量化できる感性スペクトル
解析装置を活用した。得られた脳波データから化粧料の
新たに多様な心理状態を反映している指標を見出した。
さらに、その指標を具現化する方法を使用感触因子から
見出した。
(ESA−16)は(株)脳機能研究所が開発した装置
であり、本発明者はESA−16の標準装備されている
四元感性データベースの脳波感性スペクトルを評価に活
用した。評価に活用した解析データ例を図1に表示し
た。図1の詳細は後述する。
ム分析法(Emotion Spectrum Ana
lysis Method=ESAM)に基づき特定の
多種の心理状態を脳波データから定量化できる装置であ
る。武者利光、(1996)、日経サイエンス、4月
号、Vol.26、No.4、p.20〜29やMus
ha,T.、et al.、(1997)、Artif
LifeRobotics、No.1、p.15〜1
9などでESAMを知ることができる。
4つの脳波感性スペクトルならびに4つの複合感情のこ
とであり、その詳細は、武者利光、(1996)、精神
医学レビュー、No.21、p.36〜43などで知る
ことができる。また、感性スペクトル解析装置の有用性
は、研究開発マネジメント、(1999)、1月号、
p.108〜110などで知ることができる。
クトルのN1とは、怒りの感情を元につくられた指標で
精神的、知的緊張、ストレスに類する心理状態を反映す
るとされている。
クトルのRとは、リラックスの感情を元につくられた指
標で弛緩、リラックスに類する心理状態を反映するとさ
れている。
クトルのN2とは、悲しみの感情を元につくられた指標
で気分の落ち込みに類する心理状態を反映するとされて
いる。
クトルのP1とは、喜びの感情を元につくられた指標で
気分の高揚に類する心理状態を反映するとされている。
N2、P1、Rそれぞれの指標間の直行性、対極性を想
定し、N1とR、P1とN2をそれぞれ気分の軸、精神
的・知的活性の軸と設定し、次のように定義できるとさ
れている。
る心理状態を反映するとされている。
る心理状態を反映するとされている。
心理状態を反映するとされている。
理状態を反映するとされている。
義されている。
たような時系列データについて化粧料塗布前後のそれぞ
れの平均値を比較した。その変化が、図3のP1+Rの
象限を中心とした白色エリアならびにそのエリア以外の
灰色エリアのどちらに移行するのか検討した。図3の詳
細は後述。
者にとって官能評価が総合的に高く快適さを得られた場
合と官能評価が総合的に低く不快さを得られた場合とに
ついて、脳波から推測される心理状態の良好又は不良と
して客観的に評価できることを見出した。
態の更なる具体的な弁別が可能であり、それが図3にお
けるP1+Rの象限を中心とした3つのタイプであるこ
とを見出した。
す。図4の中央の小さな白抜きの丸印は相対的な化粧料
塗布前の脳波データから推測される心理状態の基準点
で、中位ならびに大きな白抜きの丸印は化粧料塗布によ
り影響を受けた心理状態を示す。
及びRの増加、又は複合感情P1+Rの増加。これは、
心地よさ感に類する心理状態の増加を反映している。
及びP1又は脳波感性スペクトルP1のみが増加し前者
においてP1がN1に比べて大きく増加すること、並び
に複合感情N1+P1の増加。これは、気分が高揚気味
の爽快感に類する心理状態の増加を反映している。
及びR又は脳波感性スペクトルRのみが増加し前者にお
いてRがP1に比べて大きく増加すること、並びに複合
感情P1+Rの増加。これは、リラックス気味の心地よ
さ感に類する心理状態の増加を反映している。
誘発された新たに多様な心理状態を客観的にかつ定量的
に評価することができ、また、具体的に3つのタイプの
評価から成る化粧料の評価方法を提供できる。
の因子と4つの脳波感性スペクトルとの関係性を重回帰
分析により見出し、その関係性を検討した。結果、本発
明により、前述の化粧料の3つのタイプの評価をそれぞ
れ効果とした、使用感触因子から具現化させるための設
計方法を提供できる。
であるならばどのような形態も問わないが、その使用感
触が官能評価として特に重要である化粧水、乳液、クリ
ーム等の基礎化粧料を挙げることができる。
ペクトル解析装置(ESA−16)もしくはそれに類す
る装置から測定された脳波データであり、解析も感性ス
ペクトル解析装置(ESA−16)もしくはそれに類す
る装置にて行う。測定手順を図5に図示する。
静開眼時の脳波データをそれぞれ約60秒間測定する。
次いで、化粧料を約45〜60秒間塗布し、のち安静開
眼ならびに安静閉眼時の脳波データをそれぞれ約60秒
間測定する。化粧料塗布中の脳波データも測定してお
く。化粧料塗布時間の約45〜60秒間は化粧料塗布に
よる心理的及び/又は生理的な影響の顕在化が著しくな
る適度な時間である。図1に示されたデータは脳波デー
タから感性スペクトル解析装置(ESA−16)により
定量化された脳波感性スペクトルP1及びR、並びに複
合感情P1+Rに関する例示であり、横軸が時間変化を
示し、縦軸は脳波感性スペクトルならびに複合感情の量
を示す。
波感性スペクトルならびに複合感情に基づいて、化粧料
塗布により誘発される多様な心理状態を客観的に測定、
評価した。
差が大きく、同様にそれらから得られる脳波感性スペク
トルならびに複合感情の値も個人差が大きい。よって、
各パラメータの化粧料塗布による増減率のみに着目し、
塗布後の値から塗布前の値を差し引いた値の塗布前の値
に対する百分率値を用いた。その際、塗布後の安静閉眼
時の値は塗布前の安静閉眼時のを差し引き、塗布後の安
静開眼時の値は塗布前の安静開眼時のをそれぞれ差し引
く。また、増減率の絶対値が50以上400以下である
変化を脳波感性スペクトルならびに複合感情に影響があ
ったとみなす。ただし、安静閉眼時の増減率及び安静開
眼時の増減率のどちらを用いて評価することもできる。
総合的に高く快適さが得られている場合の脳波感性スペ
クトル及び/又は複合感情の値は図3の主にP1+Rの
象限を中心とした白色エリアに変化する。また、官能評
価が総合的に低く不快さが得られている場合の脳波感性
スペクトル及び/又は複合感情の値は白色エリア以外の
灰色エリアに変化することが判った。
合感情の値が化粧料塗布後にP1+Rを中心とした象限
に変化すれば、官能評価が総合的に高く快適さが得られ
ており、脳波データから推定される新たに多様な心理状
態に関して良好であり、それ以外へ脳波感性スペクトル
及び/又は複合感情の値が変化すれば、心理状態に関し
て不良である、と評価することができる。
波データから推定される心理状態が良好であると評価さ
れた場合おいて、3タイプの評価パターンが確認され
た。図4にその3タイプを図示する。
としては、脳波感性スペクトルP1及びRの増加、又は
複合感情P1+Rの増加、つまり、心地よさ感に類する
心理状態の増加を反映しているタイプである。定量的な
詳細としては、塗布による脳波感性スペクトルP1及び
Rの増加率又は複合感情P1+Rの増加率が50%以上
400%以下であり、さらに塗布による脳波感性スペク
トルの(Rの増加率)/(P1の増加率)比が0.5以
上2.0未満を示すタイプである。
脳波感性スペクトルN1及びP1又は脳波感性スペクト
ルP1のみが増加し前者においてP1がN1に比べて大
きく増加すること、並びに複合感情N1+P1の増加、
つまり、気分が高揚気味を伴う爽快感に類する心理状態
の増加を反映しているタイプである。定量的な詳細とし
ては、塗布による脳波感性スペクトルN1及びP1の増
加率又は脳波感性スペクトルP1のみの増加率が50%
以上400%以下で、前者における脳波感性スペクトル
の(P1の増加率)/(N1の増加率)比が2.0以上
8.0以下であり、さらに、塗布による複合感情N1+
P1の増加率が50%以上400%以下を示すタイプで
ある。
ては、脳波感性スペクトルP1及びR又は脳波感性スペ
クトルRのみが増加し前者においてRがP1に比べて大
きく増加すること、並びに複合感情P1+Rの増加、つ
まり、リラックス気味を伴う心地よさ感に類する心理状
態の増加を反映しているタイプである。定量的な詳細と
しては、塗布による脳波感性スペクトルP1及びRの増
加率又は脳波感性スペクトルRのみの増加率が50%以
上400%以下で、前者の脳波感性スペクトルの(Rの
増加率)/(P1の増加率)比が2.0以上8.0以下
であり、さらに、塗布による複合感情P1+Rの増加率
が50%以上400%以下を示すタイプである。
タから推定された化粧料塗布による心理状態の評価にお
いて、さらに具体的な3タイプから評価ができる。
する。ただし、本発明は以下の実施例のみに限定されな
い。
てもらい、アンケートによる官能評価と脳波感性スペク
トルを測定した。官能評価から上位2品、下位2品に評
価された化粧料において本発明による評価方法を適用し
た。最も官能評価が総合的に高く快適さを得た化粧料A
の使用感特徴は、塗布中のぬめりがあり、塗布直後のそ
う快さならびに柔軟さがそれぞれあると被験者は判断し
ている。次いで高い化粧料Bは塗布中のぬめりがあり、
塗布直後の柔軟さがあると判断。逆に最も官能評価が総
合的に低く不快を得た化粧料Dは塗布中にべたつきがあ
り、塗布直後の柔軟さはないと判断。次いで低い化粧料
Cは塗布直後に重厚さがあると判断。以上の官能評価さ
れた化粧料各々について本発明の評価方法による結果を
表1〜表4並びに図6に示す。
脳波感性スペクトルならびに複合感情の定量データの結
果である。表2は化粧料B塗布により影響がみられた脳
波感性スペクトルならびに複合感情の定量データの結果
である。表3は化粧料C塗布により影響がみられた脳波
感性スペクトルならびに複合感情の定量データの結果で
ある。表4は化粧料D塗布により影響がみられた脳波感
性スペクトルならびに複合感情の定量データの結果であ
る。
く図示したものである。図の中央の小さな白抜きの丸印
は相対的な化粧料塗布前の脳波データから推測される心
理状態の基準点で、白抜き及び黒抜きの矢印は化粧料塗
布による心理状態の変化の方向であり、白抜きのA、B
ならびに黒抜きのC、Dの丸印は化粧料A、Bならびに
化粧料C、Dの塗布により影響を受けた心理状態を示
す。
評価が高かった化粧料Aならび化粧料Bにおいて、それ
ぞれの脳波感性スペクトル及び/又は複合感情がP1+
Rを中心とした象限の白色エリアに変化していることか
ら、脳波から推測される心理状態は良好であると客観的
に評価でき、かつ、具体的には心理状態は化粧料A塗布
の場合はタイプ1、化粧料B塗布の場合はタイプ3に変
化していることが判る。また、化粧料の官能評価が低か
った化粧料Cならびに化粧料Dにおいて、それぞれの脳
波感性スペクトル及び/又は複合感情がP1+Rを中心
とした象限以外の灰色エリアに変化していることから、
脳波から推測される心理状態は不良であると客観的に評
価できる。つまり、本発明はなんら疑うことなく化粧料
の評価に十分活用できることが明らかである。
てもらい、アンケートによる官能評価と脳波感性スペク
トルを測定した。官能評価から上位1品、下位1品に評
価された化粧料において本発明による評価方法を適用し
た。最も官能評価が総合的に高く快適さを得た化粧料E
の使用感特徴は、塗布中のぬめりがあり、塗布直後のそ
う快さがあると被験者は判断している。逆に最も官能評
価が総合的に低く不快を得た化粧料Fは塗布中にべたつ
きがあり、塗布直後の重厚さならびに柔軟さはないと判
断。以上の官能評価された化粧料各々について本発明の
評価方法による結果を表5、表6並びに図7に示す。
脳波感性スペクトルならびに複合感情の定量データの結
果である。表6は化粧料F塗布により影響がみられた脳
波感性スペクトルならびに複合感情の定量データの結果
である。
く図示したものである。図の中央の小さな白抜きの丸印
は相対的な化粧料塗布前の脳波データから推測される心
理状態の基準点で、白抜き及び黒抜きの矢印は化粧料塗
布による心理状態の変化の方向であり、白抜きのEなら
びに黒抜きのFの丸印は化粧料Eならびに化粧料Fの塗
布により影響を受けた心理状態を示す。
評価が高かった化粧料Eにおいて、脳波感性スペクトル
及び/又は複合感情がP1+Rを中心とした象限の白色
エリアに変化していることから、脳波から推測される心
理状態は良好であると客観的に評価でき、かつ、具体的
には心理状態はタイプ2に変化していることが判る。ま
た、化粧料の官能評価が低かった化粧料Fにおいて、脳
波感性スペクトル及び/又は複合感情がP1+Rを中心
とした象限以外の灰色エリアに変化していることから、
脳波から推測される心理状態は不良と客観的に評価でき
る。つまり、本発明がなんら疑うことなく化粧料の評価
に十分活用できることが明らかである。
化粧料の心理的な効果とし、それぞれの効果を化粧料か
ら具現化するため、基礎化粧料に関する使用感触5因子
と4つの脳波感性スペクトルとの関係性を重回帰分析か
ら検討した。
に関すると思われる単語についての官能評価点に対し
て、統計的に因子分析を行うことから得られている。
ている場面において感じている感覚の構造を反映したも
ので、化粧料を塗布している最中の「べとつき」及び
「ぬめり」の2因子と化粧料を塗布した直後の「柔軟
さ」、「そう快さ」及び「重厚さ」の3因子から成り立
っている。これら5因子は人が基礎化粧料を使用した時
の感覚を感じるために備えている「感覚のものさし」で
あると考えられている。
たべたする、ねばねばするなどに属す単語から構成され
ている。同じく「ぬめり」はとろとろする、ぬるぬるす
るなどに属す単語から構成されている。塗布直後の「柔
軟さ」はうるおっている、しっとりしている、みずみず
しいなどに属す単語から構成されている。同じく直後の
「そう快さ」はさらさらしている、さらっとしている、
すべすべしている、さっぱりしているなどに属す単語か
ら構成されている。同じく直後の「重厚さ」はねばねば
する、べたべたする、ぬるぬるするなどに属す単語から
構成されている。
する使用感触5因子「べとつき・ぬめり・そう快さ・柔
軟さ・重厚さ」の官能評価点における因子分析得点を、
説明変数には4つの脳波感性スペクトル「N1、N2、
P1、R」の塗布中ならびに塗布直後に当たる時間帯の
定量データの平均値をそれぞれ設定した。
つの脳波感性スペクトルのN1、N2、P1、Rのうち
のどの説明変数が統計的に有意な主効果として影響を及
ぼしているかを重回帰分析から検討した。
めりに対してP1は有意な主効果でありその標準偏回帰
係数は正の値を示した。塗布直後に関しては、そう快さ
に対してN2は有意な主効果でありその標準偏回帰係数
は負、柔軟さに対してRならびにN2はそれぞれ有意な
主効果でありその標準偏回帰係数は共に正の値を示し
た。以上の関係をベクトルとして図8に示した。
ベクトルの方向は気分の上昇方向に平行で、両ベクトル
の大きさは同じである。「柔軟さ」のベクトルの方向
は、気分の下降方向と精神的・知的活性の下降方向との
挟まれた角度90度の中心線を通る方向(45度)で、
大きさは「ぬめり」ならびに「そう快さ」のベクトルの
√2倍の量である。これらの3つのベクトルの組み合わ
せで、前述の化粧料の心理状態の評価である図3の3タ
イプを化粧料の心理的な効果として具現することができ
る。
びRの増加、又は複合感情P1+Rの増加、つまり、心
地よさ感に類する心理状態の増加を反映しているタイプ
を具現するには、「ぬめり」、「そう快さ」、「柔軟
さ」の3つのベクトルを加えることで可能となる。
後のそう快さ及び柔軟さをもたせ、その化粧料を塗布す
ることで、脳波感性スペクトルP1及びRの増加、又は
複合感情P1+Rの増加、つまり、心地よさ感に類する
心理状態の増加が具現できる。
びP1又は脳波感性スペクトルP1のみが増加し前者に
おいてP1がN1に比べて大きく増加すること、並びに
複合感情N1+P1の増加、つまり、気分が高揚気味を
伴う爽快感に類する心理状態の増加を反映しているタイ
プを具現するには、「ぬめり」と「そう快さ」の両方の
ベクトルを加える、もしくは、どちらか一方だけで可能
となる。
快さの両方を化粧料にもたせる、もしくは、どちらか一
方の使用感触をもたせ、それらの化粧料を塗布すること
で、脳波感性スペクトルN1及びP1又は脳波感性スペ
クトルP1のみが増加し前者においてP1がN1に比べ
て大きく増加すること、並びに複合感情N1+P1の増
加、つまり、気分が高揚気味を伴う爽快感に類する心理
状態の増加が具現できる。
びR又は脳波感性スペクトルRのみが増加し前者におい
てRがP1に比べて大きく増加すること、並びに複合感
情P1+Rの増加、つまり、リラックス気味を伴う心地
よさ感に類する心理状態の増加を反映しているタイプを
具現するには、「ぬめり」と「そう快さ」のどちらか一
方と「柔軟さ」のベクトルを加えることで可能となる。
後の柔軟さをもたせる、もしくは、塗布直後のそう快さ
と柔軟さをもたせ、それらの化粧料を塗布することで、
脳波感性スペクトルP1及びR又は脳波感性スペクトル
Rのみが増加し前者においてRがP1に比べて大きく増
加すること、並びに複合感情P1+Rの増加、つまり、
リラックス気味を伴う心地よさ感に類する心理状態の増
加が具現できる。
ら推定される化粧料の新たな心理状態を反映する3タイ
プから成る評価方法により客観的にかつ定量的に化粧料
を評価することができる。また、それらの評価を化粧料
の心理的な効果とし、それを具現化する設計方法によっ
て、より具体的で客観性のある心理状態を誘発できる化
粧料の製品開発を行うことができる。
複合感情の定量的な変化を示す。
複合感情の定量的な変化を示す。
複合感情の定量的な変化を示す。
複合感情の定量的な変化を示す。
複合感情の定量的な変化を示す。
複合感情の定量的な変化を示す。
ータを示す。測定機器ソフトから得られたデータをより
分かり易く編集している。図2は脳波感性スペクトルと
複合感情の構図を示す。図3は心理状態の良好な場合の
エリアと不良な場合のエリアを示す。良好な場合のエリ
アは白色エリアへの変化。不良な場合のエリアは灰色エ
リアへの変化。図4は化粧料の3タイプの新たに多様な
心理状態の評価を示す。図5は脳波感性スペクトル及び
/又は複合感情の値から化粧料を評価する際の脳波測定
手順を示す。図6は実施例1の評価を示す。白抜きの
A、Bは官能評価が高い時の脳波感性スペクトル及び/
又は複合感情から推測される心理状態の影響であり、黒
抜きのC、Dは官能評価が低い時の影響である。図7は
実施例2の評価を示す。白抜きのEは官能評価が高い時
の脳波感性スペクトル及び/又は複合感情から推測され
る心理状態の影響であり、黒抜きのFは官能評価が低い
時の影響である。図8は使用感触因子と脳波感性スペク
トルとの関係を示す特性図である。表1〜表4は実施例
1の結果を示す。表1は化粧料A塗布、表2は化粧料B
塗布、表3は化粧料C塗布、表4は化粧料D塗布による
脳波感性スペクトル及び複合感情のそれぞれの定量的な
変化を示す表である。表5及び表6は実施例2の結果を
示す。表5は化粧料E塗布、表6は化粧料F塗布による
脳波感性スペクトル及び複合感情のそれぞれの定量的な
変化を示す表である。
8)
列データを示す。測定機器ソフトから得られたデータを
より分かり易く編集している。
す。
のエリアを示す。良好な場合のエリアは白色エリアへの
変化。不良な場合のエリアは灰色エリアへの変化。
評価を示す。
から化粧料を評価する際の脳波測定手順を示す。
能評価が高い時の脳波感性スペクトル及び/又は複合感
情から推測される心理状態の影響であり、黒抜きのC、
Dは官能評価が低い時の影響である。
価が高い時の脳波感性スペクトル及び/又は複合感情か
ら推測される心理状態の影響であり、黒抜きのFは官能
評価が低い時の影響である。
を示す特性図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 脳波感性スペクトルを測定することを特
徴とする化粧料の評価方法。 - 【請求項2】 測定する脳波感性スペクトルの指標がN
1、R、N2、及びP1の指標のうち1又は2以上であ
る、請求項1記載の化粧料の評価方法。 - 【請求項3】 脳波感性スペクトルから成る複合感情を
用いることを特徴とする化粧料の評価方法。 - 【請求項4】 用いる複合感情の指標がN1+N2、P
1+R、N1+P1、及びN2+Rの指標のうち1又は
2以上である、請求項3記載の化粧料の評価方法。 - 【請求項5】 評価が、脳波感性スペクトルP1及びR
の増加、又は複合感情P1+Rの増加であることを特徴
とする、請求項1〜4何れか一項記載の化粧料の評価方
法。 - 【請求項6】 評価が、脳波感性スペクトルN1及びP
1又は脳波感性スペクトルP1のみが増加し前者におい
てP1がN1に比べて大きく増加すること、並びに複合
感情N1+P1の増加であることを特徴とする、請求項
1〜4何れか一項記載の化粧料の評価方法。 - 【請求項7】 評価が、脳波感性スペクトルP1及びR
又は脳波感性スペクトルRのみが増加し前者においてR
がP1に比べて大きく増加すること、並びに複合感情P
1+Rの増加であることを特徴とする、請求項1〜4の
何れか一項記載の化粧料の評価方法。 - 【請求項8】 脳波感性スペクトルを用いることを特徴
とする化粧料の設計方法。 - 【請求項9】 用いる脳波感性スペクトルの指標はN
1、R、N2、及びP1の指標のうち1又は2以上であ
る、請求項8記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項10】 脳波感性スペクトルから成る複合感情
を用いることを特徴とする化粧料の設計方法。 - 【請求項11】 用いる複合感情の指標はN1+N2、
P1+R、N1+P1、及びN2+Rの指標のうち1又
は2以上である、請求項10記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項12】 効果が、脳波感性スペクトルP1及び
Rの増加、又は複合感情P1+Rの増加であることを特
徴とする、請求項8〜11何れか一項記載の化粧料の設
計方法。 - 【請求項13】 効果が、脳波感性スペクトルN1及び
P1又は脳波感性スペクトルP1のみが増加し前者にお
いてP1がN1に比べて大きく増加すること、並びに複
合感情N1+P1の増加であることを特徴とする、請求
項8〜11何れか一項記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項14】 効果が、脳波感性スペクトルP1及び
R又は脳波感性スペクトルRのみが増加し前者において
RがP1に比べて大きく増加すること、並びに複合感情
P1+Rの増加であることを特徴とする、請求項8〜1
1の何れか一項記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項15】 使用感触を設計因子とする事を特徴と
する、請求項8〜14何れか一項記載の化粧料の設計方
法。 - 【請求項16】 設計因子の指標がぬめり、そう快さ、
及び柔軟さの指標のうち1又は2以上である、請求項1
5記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項17】 脳波感性スペクトルP1及びRの増
加、又は複合感情P1+Rの増加が、使用感触のぬめ
り、そう快さ、柔軟さの増加である、請求項8〜16何
れか一項記載の化粧料の設計方法。 - 【請求項18】 脳波感性スペクトルN1及びP1又は
脳波感性スペクトルP1のみが増加し前者においてP1
がN1に比べて大きく増加すること、並びに複合感情N
1+P1の増加が、使用感触のぬめり及び/又はそう快
さの増加である、請求項8〜16何れか一項記載の化粧
料の設計方法。 - 【請求項19】 脳波感性スペクトルP1及びR又は脳
波感性スペクトルRのみが増加し前者においてRがP1
に比べて大きく増加すること、並びに複合感情P1+R
の増加が、使用感触のぬめり又はそう快さの増加、並び
に柔軟さの増加である、請求項8〜16何れか一項記載
の化粧料の設計方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020204577A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 株式会社 資生堂 | 対象物の評価方法、及び対象物の評価装置 |
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-
1999
- 1999-04-13 JP JP14218899A patent/JP4213817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7335098B2 (ja) | 2019-06-18 | 2023-08-29 | 株式会社 資生堂 | 対象物の評価方法、及び対象物の評価装置 |
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