JP2000353252A - 映像重畳方法、映像重畳装置及び映像重畳プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

映像重畳方法、映像重畳装置及び映像重畳プログラムを記録した記録媒体

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JP2000353252A
JP2000353252A JP16637499A JP16637499A JP2000353252A JP 2000353252 A JP2000353252 A JP 2000353252A JP 16637499 A JP16637499 A JP 16637499A JP 16637499 A JP16637499 A JP 16637499A JP 2000353252 A JP2000353252 A JP 2000353252A
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motion
person
user
motion data
data
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JP16637499A
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English (en)
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Masayuki Ihara
雅行 井原
Shinichi Shiwa
新一 志和
Satoshi Ishibashi
聡 石橋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に高い現実感を与える。 【解決手段】 初期動作時に、モーションキャプチャを
用いて使用者と他者の無動作静止状態のデータを取得し
(ステップS1,S2)、両者の各身体部品の長さの比
を計算し、結果を拡大縮小率テーブルに保存する(ステ
ップS3)。通常動作時に使用者と他者の動作データか
ら基準関節点の座標値を抽出し、両座標値が同じ値とな
るように他者の動作データを変換する(ステップS
6)。拡大縮小率テーブルを参照して他者の身体部品の
拡大縮小を行った後(ステップS7)、予め用意された
人物モデルに従って重畳表示用の立体映像データを生成
し(ステップS8)、使用者の身体に立体映像を重畳表
示する(ステップS9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視を用いた没
入型仮想環境において使用者の身体位置に合わせて他者
の立体映像を重畳表示する映像重畳方法、映像重畳装置
及び映像重畳プログラムを記録した記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータグラフィクスで
作成した仮想人物(以下、アバタと呼ぶ)を画面表示し
て、架空の世界を現実のように知覚させる技術が提案さ
れている。例えば、ジュネーブ大学MIRA Lab.
の「Cyber Dance」もその例の一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法はアバタを二次元の画面に表示するものばかりで、
ユーザはあくまでそのアバタを平面的なものとして認識
せざるを得ない。そのため、ユーザは、アバタのいる世
界に入り込んでいるかのような高い現実感を得ることが
できないという問題点があった。本発明は、上述の問題
点を解決すべくなされたものであり、その目的は、空間
を意識させることの可能な立体映像を用いて、アバタを
見ているユーザに重畳する形でアバタの表示を行い、さ
らにユーザにモーションキャプチャを装着させて動作を
行わせることにより、ユーザに高い現実感を与えること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の映像重畳方法
は、初期動作時に、使用者に取り付けられたモーション
キャプチャにより、無動作静止状態の使用者のデータと
して各関節点の三次元座標値を取り込む初期時自己動作
データ入力過程と、初期動作時に、他者に取り付けられ
たモーションキャプチャあるいは他者の動作データを予
め記録したモーションファイルにより、無動作静止状態
の他者のデータとして各関節点の三次元座標値を取り込
む初期時他人物動作データ入力過程と、無動作静止状態
の使用者と他者のデータから両者の各身体部品の長さの
比を計算し、その計算結果を拡大縮小率テーブルとして
出力保存する身体部品拡大縮小率計算過程と、通常動作
時に、前記モーションキャプチャにより使用者の動作デ
ータとして各関節点の三次元座標値を取り込む自己動作
データ入力過程と、通常動作時に、前記モーションキャ
プチャあるいはモーションファイルにより他者の動作デ
ータとして各関節点の三次元座標値を取り込む他人物動
作データ入力過程と、通常動作時に得られる使用者の動
作データと他者の動作データから、予め決められた基準
関節点の座標値をそれぞれ抽出し、両基準関節点座標値
が同じ値となるように他者の動作データの全座標値を一
律に加減する他人物動作データ変換過程と、前記拡大縮
小率テーブルに基づいて、他者の各身体部品の長さが使
用者の対応身体部品の長さと一致するように、他人物動
作データ変換過程で得られたデータの各座標値を変換す
る身体部品拡大縮小過程と、身体部品拡大縮小過程で得
られた動作データを予め用意された人物モデルに適用し
て重畳表示用の立体映像データを生成する重畳映像生成
過程と、重畳映像生成過程で得られた立体映像データを
基に、使用者の身体に立体映像を重畳表示する重畳映像
表示過程とを有するものである。
【0005】また、本発明の映像重畳装置は、使用者に
取り付けられたモーションキャプチャにより、使用者の
動作データとして各関節点の三次元座標値を取り込む自
己動作データ入力手段(101)と、他者に取り付けら
れたモーションキャプチャあるいは他者の動作データを
予め記録したモーションファイルにより、他者の動作デ
ータとして各関節点の三次元座標値を取り込む他人物動
作データ入力手段(102)と、初期動作時に自己動作
データ入力手段と他人物動作データ入力手段から無動作
静止状態の使用者と他者の動作データを取得し、両者の
各身体部品の長さの比を計算し、その計算結果を拡大縮
小率テーブル(104)として出力保存する身体部品拡
大縮小率計算手段(103)と、自己動作データ入力手
段で得られる使用者の動作データと他人物動作データ入
力手段で得られる他者の動作データから、予め決められ
た基準関節点の座標値をそれぞれ抽出し、両基準関節点
座標値が同じ値となるように他者の動作データの全座標
値を一律に加減する他人物動作データ変換手段(10
5)と、前記拡大縮小率テーブルに基づいて、他者の各
身体部品の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致す
るように、他人物動作データ変換手段の出力データの各
座標値を変換する身体部品拡大縮小手段(106)と、
身体部品拡大縮小手段で得られた動作データを予め用意
された人物モデル(108)に適用して重畳表示用の立
体映像データを生成する重畳映像生成手段(107)
と、重畳映像生成手段で得られた立体映像データを基
に、使用者の身体に立体映像を重畳表示する重畳映像表
示手段(109)とを有するものである。
【0006】また、本発明の映像重畳プログラムを記録
した記録媒体は、初期動作時に、使用者に取り付けられ
たモーションキャプチャにより、無動作静止状態の使用
者のデータとして各関節点の三次元座標値を取り込む初
期時自己動作データ入力過程と、初期動作時に、他者に
取り付けられたモーションキャプチャあるいは他者の動
作データを予め記録したモーションファイルにより、無
動作静止状態の他者のデータとして各関節点の三次元座
標値を取り込む初期時他人物動作データ入力過程と、無
動作静止状態の使用者と他者のデータから両者の各身体
部品の長さの比を計算し、その計算結果を拡大縮小率テ
ーブルとして出力保存する身体部品拡大縮小率計算過程
と、通常動作時に、前記モーションキャプチャにより使
用者の動作データとして各関節点の三次元座標値を取り
込む自己動作データ入力過程と、通常動作時に、前記モ
ーションキャプチャあるいはモーションファイルにより
他者の動作データとして各関節点の三次元座標値を取り
込む他人物動作データ入力過程と、通常動作時に得られ
る使用者の動作データと他者の動作データから、予め決
められた基準関節点の座標値をそれぞれ抽出し、両基準
関節点座標値が同じ値となるように他者の動作データの
全座標値を一律に加減する他人物動作データ変換過程
と、前記拡大縮小率テーブルに基づいて、他者の各身体
部品の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致するよ
うに、他人物動作データ変換過程で得られたデータの各
座標値を変換する身体部品拡大縮小過程と、身体部品拡
大縮小過程で得られた動作データを予め用意された人物
モデルに適用して重畳表示用の立体映像データを生成す
る重畳映像生成過程と、重畳映像生成過程で得られた立
体映像データを基に、使用者の身体に立体映像を重畳表
示する重畳映像表示過程とをコンピュータに実行させる
ための映像重畳プログラムを記録したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]本発明では、
空間を意識させることの可能な立体映像を用いて、仮想
人物(以下、アバタと呼ぶ)を見ている人間に重畳する
形でアバタの表示を行う。モーションキャプチャ(Moti
on Capture)を装着した人間は、自己の身体に重畳表示
されたアバタの動作を立体視しながら、アバタの動作を
真似る。正確にアバタの動作を真似ることができていれ
ば、アバタは完全に自己の身体に重なって見えるが、ア
バタの動作と自己の動作に差分がある場合は、アバタの
表示の一部は自己の身体から外れる。
【0008】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態となる
映像重畳装置の構成を示すブロック図である。モーショ
ンキャプチャは、人体に取り付けた複数のマーカによっ
て三次元空間での人体の動き(各関節の動き)を連続的
に測定し、デジタルデータとして取り込むための装置で
ある。
【0009】図1において、101は、モーションキャ
プチャを用いて、映像重畳装置の使用者本人の動作デー
タを入力する自己動作データ入力手段であり、首、肘と
いった予め設定された各関節点の三次元座標値を取り込
むことができる。102は、自己動作データ入力手段1
01と同様の仕組みであるが、使用者以外の他者の動作
データを入力するための他人物動作データ入力手段であ
る。他人物動作データ入力手段102は、自己動作デー
タ入力手段101と同じく、予め設定された各関節点の
三次元座標値を取り込むことができる。
【0010】103は、自己動作データ入力手段101
において入力される使用者の無動作静止状態の関節点座
標値と、他人物動作データ入力手段102において入力
される他者の無動作静止状態の関節点座標値について、
それら両者を比較し、二人の人物の各身体部品の長さの
比を計算する身体部品拡大縮小率計算手段である。計算
結果は、拡大縮小率テーブル104に出力保存される。
【0011】105は、自己動作データ入力手段101
で入力される座標値データと他人物動作データ入力手段
102で入力される座標値データから、予め決められた
基準関節点の座標値を各々抽出、比較し、両基準関節点
座標値が同じ値となるように他人物動作データの全ての
座標値を一律に加減する他人物動作データ変換手段であ
る。106は、他人物動作データ変換手段105で変換
された変換済座標値に対し、拡大縮小率テーブル104
を参照しながら、各関節点の座標値を変換する身体部品
拡大縮小手段である。
【0012】107は、身体部品拡大縮小手段106で
得られた拡大縮小済座標値に対し、予め用意された人物
モデル108に従って重畳表示用の立体映像データを生
成する重畳映像生成手段である。人物モデル108に
は、3次元コンピュータグラフィックスとして人物を表
示するための詳細ポリゴン座標値やテクスチャマッピン
グに必要なテクスチャが記憶されている。
【0013】109は、重畳映像生成手段107で得ら
れた表示用データを基に、立体視用の映像(人物動作映
像)として使用者の身体に重畳表示する重畳映像表示手
段である。これによって表示される人物像がアバタとな
る。
【0014】重畳映像表示手段109は、立体視(Ster
eo Graphics )を用いた没入型仮想環境を提供する装置
であり、例えば前方のスクリーンの他に上下左右にもス
クリーンを配置して、使用者を映像で囲むような構造に
なっている。さらに、使用者は、立体視眼鏡を装着する
ため、あたかもその世界の中に入り込んでいるかのよう
な高い現実感を得ることができる。なお、重畳映像生成
手段107、重畳映像表示手段109については、例え
ば「増田千尋著、”3次元ディスプレイ”、第3章〜第
6章、産業図書」に記載されている。
【0015】以下、本実施の形態の映像重畳装置の動作
を説明する。図2は、図1の映像重畳装置の動作を示す
フローチャート図である。まず、キャリブレーションを
行うため、映像重畳装置の使用者は、無動作静止状態の
姿勢をとる。自己動作データ入力手段101は、使用者
に取り付けられたモーションキャプチャ(不図示)か
ら、無動作静止状態の使用者のデータとして各関節点の
三次元座標値を取り込む(図2ステップS1)。
【0016】同様に、キャリブレーションを行うため、
使用者以外の他者は、無動作静止状態の姿勢をとる。他
人物動作データ入力手段102は、他者に取り付けられ
たモーションキャプチャ(不図示)から、無動作静止状
態の他者のデータとして各関節点の三次元座標値を取り
込む(ステップS2)。
【0017】なお、モーションキャプチャは、磁気式で
も光学式でも構わない。また、モーションキャプチャの
各マーカは肩、肘といった人体の関節点には必ず装着さ
れるものとする。
【0018】次に、キャリブレーション終了後、身体部
品拡大縮小率計算手段103は、自己動作データ入力手
段101によって取り込まれた無動作静止状態の使用者
のデータと、他人物動作データ入力手段102によって
取り込まれた無動作静止状態の他者のデータから、両者
の各身体部品(身体部位)の長さの比を計算する(ステ
ップS3)。例えば、右上腕の長さを求める場合は、右
肩に装着されたマーカの座標値と右肘に装着されたマー
カの座標値からユークリッド距離を計算する等の方法に
より、右肩関節点と右肘関節点との距離を求める。
【0019】このような長さの計算をそれぞれの人体に
ついて身体部品ごとに行い、使用者と他者の身体部品の
長さの比を対応する身体部品ごとに計算する。そして、
身体部品拡大縮小率計算手段103は、計算した各身体
部品の長さの比を拡大縮小率テーブル104に出力す
る。こうして、身体部品拡大縮小率計算手段103の計
算結果は、拡大縮小率テーブル104に保存される。
【0020】図3は、拡大縮小率テーブル104の1例
を示す図である。拡大縮小率テーブル104には、身体
部品拡大縮小率計算手段103によって計算された使用
者と他者の各身体部品の長さ、及び両者の各身体部品の
長さの比(以下、拡大縮小率と呼ぶ)が保存されてい
る。図3のように、使用者の右上腕の長さが12.0、
他者の右上腕の長さが10.0であるとすれば、右上腕
についての拡大縮小率は、12.0/10.0=1.2
0となる。
【0021】この場合、使用者の方が他者よりも右上腕
が1.20倍長いことを表しており、他者の映像を使用
者に重畳表示する際に他者の右上腕の長さを1.20倍
に拡大して表示を行うと、使用者の右上腕の長さと重畳
表示される他者の右上腕の長さが一致することになる。
【0022】次に、通常動作時、自己動作データ入力手
段101は、使用者に取り付けられたモーションキャプ
チャから、使用者の動作データとして各関節点の三次元
座標値を取り込む(ステップS4)。一方、他人物動作
データ入力手段102は、他者に取り付けられたモーシ
ョンキャプチャから、他者の動作データとして各関節点
の三次元座標値を取り込む(ステップS5)。
【0023】自己動作データ入力手段101、他人物動
作データ入力手段102によって取り込まれた動作デー
タは、他人物動作データ変換手段105に送られる。他
人物動作データ変換手段105は、自己動作データ入力
手段101で得られた使用者の動作データと他人物動作
データ入力手段102で得られた他者の動作データか
ら、予め決められた基準関節点の座標値を各々抽出し、
両基準関節点座標値が同じ値となるように他者の動作デ
ータの全座標値を一律に加減する(ステップS6)。
【0024】この他人物動作データ変換手段105によ
る処理は、3次元空間上においては他者の基準関節点座
標が使用者の基準関節点座標と一致するように、他人物
の全関節点座標を平行移動させることを意味する。基準
関節点はアプリケーション、対象とする動作によって異
なる。例えば、手話アプリケーションの場合は、上半身
のみが動くと仮定して腰の関節点を基準関節点とすれば
よい。
【0025】他人物動作データ変換手段105によって
一律に加減された他者の各関節点座標値は、身体部品拡
大縮小手段106へ送られる。身体部品拡大縮小手段1
06は、拡大縮小率テーブル104に基づいて、他者の
各身体部品の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致
するように他人物動作データ変換手段105の出力デー
タの各座標値を変換する(ステップS7)。すなわち、
身体部品拡大縮小手段106は、拡大縮小率テーブル1
04に保存されている拡大縮小率を参照しながら、他者
の各身体部品の長さが拡大縮小されるように関節点座標
値を変更する。
【0026】例えば、拡大縮小率テーブル104に右上
腕についての拡大縮小率が「1.20」と記録されてい
る場合、身体部品拡大縮小手段106は、他人物動作デ
ータ変換手段105から得られた関節点座標値中の右肩
と右肘の関節点座標値を変更して、他者の右上腕の長さ
を1.20倍に拡大する。
【0027】身体部品拡大縮小手段106において全て
の身体部品に関して拡大縮小を行った結果は、拡大縮小
済座標値として重畳映像生成手段107に送られる。重
畳映像生成手段107は、この拡大縮小済座標値を、予
め詳細ポリゴン座標値、テクスチャとして定義されてい
る人物モデル108に適用し、重畳表示用の立体映像デ
ータを生成する(ステップS8)。このとき、立体視用
に両眼の視差を考慮し、右目用、左目用の映像データを
それぞれ生成する。
【0028】重畳映像生成手段107において生成され
た重畳表示用の立体映像データは、重畳映像表示手段1
09に送られる。重畳映像表示手段109は、この立体
映像データを基に、使用者の身体に立体映像を重畳表示
する(ステップS9)。
【0029】以上のようなステップS4〜S9の動作を
一定時間ごとに繰り返すことにより、他者の動きが使用
者の体に合わせて重畳表示される。立体映像が重畳表示
されている様子を第三者から見たイメージを図4に示
す。使用者は、立体視眼鏡を装着することにより、この
重畳映像を立体的な映像として見ることができる。した
がって、上述した他者がダンスのインストラクターであ
るとすれば、使用者は、他者の立体映像に合わせて動く
ことにより、ダンスの習熟を効果的に行うことができ
る。
【0030】[実施の形態の2]図5は、本発明の第2
の実施の形態となる映像重畳装置の構成を示すブロック
図である。重畳映像表示手段109を除く、実施の形態
の1の映像重畳装置の構成はコンピュータ110で実現
することができる。このコンピュータ110は、CPU
111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(R
andom Access Memory )113、フロッピィディスク装
置等の補助記憶装置114、ハードディスク装置等の大
容量の補助記憶装置115、重畳映像表示手段109と
のインタフェースとなるインタフェース装置116、図
示しないモーションキャプチャとのインタフェースとな
るインタフェース装置117といった構成を有してい
る。
【0031】図5の装置において、本発明の映像重畳方
法を実現させるためのプログラムは、フロッピィディス
ク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録さ
れた状態で提供される。この記録媒体をコンピュータ1
10の補助記憶装置114に挿入すると、媒体に記録さ
れたプログラムが読み取られる。そして、CPU111
は、読み込んだプログラムをRAM113あるいは補助
記憶装置115に書き込み、このプログラムに従って図
2で説明したような処理を実行する。こうして、実施の
形態の1と同様の動作を実現することができる。
【0032】なお、以上の実施の形態では、他者のデー
タをモーションキャプチャから取り込んでいるが、他者
の動作データを予め記録したモーションファイルからデ
ータを取り込むようにしてもよい。モーションキャプチ
ャを使用する場合、使用者以外の他者の存在が必須とな
るが、モーションファイルを使用すれば、その場に他者
がいなくても、重畳表示を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、初期時自己動作データ
入力過程、初期時他人物動作データ入力過程、身体部品
拡大縮小率計算過程、自己動作データ入力過程、他人物
動作データ入力過程、他人物動作データ変換過程、身体
部品拡大縮小過程、重畳映像生成過程及び重畳映像表示
過程を実行することにより、立体視を用いた没入型仮想
環境において使用者の身体位置に合わせて他者の立体映
像を重畳表示することができるので、使用者は、あたか
もその世界の中に入り込んでいるかのような高い現実感
を得ることができる。また、使用者は、等身大で立体感
があり、かつ使用者の身体サイズに合わせて重畳表示さ
れる仮想人物を見ることができるので、自身の動作と仮
想人物の動作との差分(ずれ)を認識することができ、
ダンス等の習熟を効果的に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる映像重畳装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の映像重畳装置の動作を示すフローチャ
ート図である。
【図3】 拡大縮小率テーブルの1例を示す図である。
【図4】 映像重畳の様子を示すイメージ図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態となる映像重畳装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…自己動作データ入力手段、102…他人物動作
データ入力手段、103…身体部品拡大縮小率計算手
段、104…拡大縮小率テーブル、105…他人物動作
データ変換手段、106…身体部品拡大縮小手段、10
7…重畳映像生成手段、108…人物モデル、109…
重畳映像表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 聡 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA08 EA17 EA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体視を用いた没入型仮想環境において
    使用者の身体位置に合わせて他者の立体映像を重畳表示
    する映像重畳方法であって、 初期動作時に、使用者に取り付けられたモーションキャ
    プチャにより、無動作静止状態の使用者のデータとして
    各関節点の三次元座標値を取り込む初期時自己動作デー
    タ入力過程と、 初期動作時に、他者に取り付けられたモーションキャプ
    チャあるいは他者の動作データを予め記録したモーショ
    ンファイルにより、無動作静止状態の他者のデータとし
    て各関節点の三次元座標値を取り込む初期時他人物動作
    データ入力過程と、 無動作静止状態の使用者と他者のデータから両者の各身
    体部品の長さの比を計算し、その計算結果を拡大縮小率
    テーブルとして出力保存する身体部品拡大縮小率計算過
    程と、 通常動作時に、前記モーションキャプチャにより使用者
    の動作データとして各関節点の三次元座標値を取り込む
    自己動作データ入力過程と、 通常動作時に、前記モーションキャプチャあるいはモー
    ションファイルにより他者の動作データとして各関節点
    の三次元座標値を取り込む他人物動作データ入力過程
    と、 通常動作時に得られる使用者の動作データと他者の動作
    データから、予め決められた基準関節点の座標値をそれ
    ぞれ抽出し、両基準関節点座標値が同じ値となるように
    他者の動作データの全座標値を一律に加減する他人物動
    作データ変換過程と、 前記拡大縮小率テーブルに基づいて、他者の各身体部品
    の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致するよう
    に、他人物動作データ変換過程で得られたデータの各座
    標値を変換する身体部品拡大縮小過程と、 身体部品拡大縮小過程で得られた動作データを予め用意
    された人物モデルに適用して重畳表示用の立体映像デー
    タを生成する重畳映像生成過程と、 重畳映像生成過程で得られた立体映像データを基に、使
    用者の身体に立体映像を重畳表示する重畳映像表示過程
    とを有することを特徴とする映像重畳方法。
  2. 【請求項2】 立体視を用いた没入型仮想環境において
    使用者の身体位置に合わせて他者の立体映像を重畳表示
    する映像重畳装置であって、 使用者に取り付けられたモーションキャプチャにより、
    使用者の動作データとして各関節点の三次元座標値を取
    り込む自己動作データ入力手段と、他者に取り付けられ
    たモーションキャプチャあるいは他者の動作データを予
    め 記録したモーションファイルにより、他者の動作データ
    として各関節点の三次元座標値を取り込む他人物動作デ
    ータ入力手段と、 初期動作時に自己動作データ入力手段と他人物動作デー
    タ入力手段から無動作静止状態の使用者と他者の動作デ
    ータを取得し、両者の各身体部品の長さの比を計算し、
    その計算結果を拡大縮小率テーブルとして出力保存する
    身体部品拡大縮小率計算手段と、 自己動作データ入力手段で得られる使用者の動作データ
    と他人物動作データ入力手段で得られる他者の動作デー
    タから、予め決められた基準関節点の座標値をそれぞれ
    抽出し、両基準関節点座標値が同じ値となるように他者
    の動作データの全座標値を一律に加減する他人物動作デ
    ータ変換手段と、 前記拡大縮小率テーブルに基づいて、他者の各身体部品
    の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致するよう
    に、他人物動作データ変換手段の出力データの各座標値
    を変換する身体部品拡大縮小手段と、 身体部品拡大縮小手段で得られた動作データを予め用意
    された人物モデルに適用して重畳表示用の立体映像デー
    タを生成する重畳映像生成手段と、 重畳映像生成手段で得られた立体映像データを基に、使
    用者の身体に立体映像を重畳表示する重畳映像表示手段
    とを有することを特徴とする映像重畳装置。
  3. 【請求項3】 立体視を用いた没入型仮想環境において
    使用者の身体位置に合わせて他者の立体映像を重畳表示
    する映像重畳プログラムを記録した記録媒体であって、 初期動作時に、使用者に取り付けられたモーションキャ
    プチャにより、無動作静止状態の使用者のデータとして
    各関節点の三次元座標値を取り込む初期時自己動作デー
    タ入力過程と、 初期動作時に、他者に取り付けられたモーションキャプ
    チャあるいは他者の動作データを予め記録したモーショ
    ンファイルにより、無動作静止状態の他者のデータとし
    て各関節点の三次元座標値を取り込む初期時他人物動作
    データ入力過程と、 無動作静止状態の使用者と他者のデータから両者の各身
    体部品の長さの比を計算し、その計算結果を拡大縮小率
    テーブルとして出力保存する身体部品拡大縮小率計算過
    程と、 通常動作時に、前記モーションキャプチャにより使用者
    の動作データとして各関節点の三次元座標値を取り込む
    自己動作データ入力過程と、 通常動作時に、前記モーションキャプチャあるいはモー
    ションファイルにより他者の動作データとして各関節点
    の三次元座標値を取り込む他人物動作データ入力過程
    と、 通常動作時に得られる使用者の動作データと他者の動作
    データから、予め決められた基準関節点の座標値をそれ
    ぞれ抽出し、両基準関節点座標値が同じ値となるように
    他者の動作データの全座標値を一律に加減する他人物動
    作データ変換過程と、 前記拡大縮小率テーブルに基づいて、他者の各身体部品
    の長さが使用者の対応身体部品の長さと一致するよう
    に、他人物動作データ変換過程で得られたデータの各座
    標値を変換する身体部品拡大縮小過程と、 身体部品拡大縮小過程で得られた動作データを予め用意
    された人物モデルに適用して重畳表示用の立体映像デー
    タを生成する重畳映像生成過程と、 重畳映像生成過程で得られた立体映像データを基に、使
    用者の身体に立体映像を重畳表示する重畳映像表示過程
    とをコンピュータに実行させるための映像重畳プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337983A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Spice:Kk モーションキャプチャー方法及びシステム
JP2008065416A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Shimadzu Corp ヘッドモーショントラッカ装置
CN110428486A (zh) * 2018-04-28 2019-11-08 上海形趣信息科技有限公司 虚拟互动的健身方法、电子设备及存储介质

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