JP2000351708A - 黒鉛珪石コロイド溶液の製造方法 - Google Patents

黒鉛珪石コロイド溶液の製造方法

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JP2000351708A
JP2000351708A JP11161957A JP16195799A JP2000351708A JP 2000351708 A JP2000351708 A JP 2000351708A JP 11161957 A JP11161957 A JP 11161957A JP 16195799 A JP16195799 A JP 16195799A JP 2000351708 A JP2000351708 A JP 2000351708A
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calcium
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Yoshihiro Matsushita
良博 松下
Yasuo Sakurai
康雄 桜井
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MARUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ケミカル的な合成手法を用いるこ
となく天然の黒鉛珪石から直接コロイド溶液を専門的な
化学知識を有することなく誰でも簡単且つ確実に、しか
も低コストで効率良くコロイド状態並びに成分バランス
が安定した黒鉛珪石コロイド溶液を製造することが出来
るものである。 【解決手段】 水に無機カルシウム塩と竹類から得た抽
出液とを混合して得られたカルシウム含有活性液を水に
添加し、その後該水に粉砕黒鉛珪石を混合した後、超音
波振動を与えてゾル化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケミカル的な合成
手法を用いることなく天然の黒鉛珪石から安定化したコ
ロイド溶液を製造することが出来る黒鉛珪石コロイド溶
液の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種、例えば珪石のコロイド溶液としては、ケイ酸ナ
トリウムの水溶液に塩酸を加えることにより生成される
コロイドシリカ等に限らず各種の製造手法が次々に開発
されてはいるが、その殆ど全てがケミカル的な合成手法
を用いたものであり、よって黒鉛珪石コロイド溶液を製
造する際に専門的な化学知識が必要なだけでなく、各工
程管理が煩雑なものとなり、しいては製造コストが高騰
するという問題が生じるだけでなく、最も重要な問題と
して天然の黒鉛珪石のみが有する微妙な成分バランスを
人工的に造り出すのが容易なことではなく、よって常温
で遠赤外線を放射する特有の性質を有した天然の黒鉛珪
石から効率良く、しかもコロイド状態並びに成分バラン
スが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を製造すべく何らか
の解決策が早急に望まれていた。
【0003】本発明は、ケミカル的な合成手法を用いる
ことなく天然の黒鉛珪石から直接コロイド溶液を専門的
な化学知識を有することなく誰でも簡単且つ確実に、し
かも低コストで効率良くコロイド状態並びに成分バラン
スが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を製造することを課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による黒鉛
珪石コロイド溶液の製造方法は、水に無機カルシウム塩
と竹類から得た抽出液とを混合して得られたカルシウム
含有活性液を水に添加し、その後該水に粉砕黒鉛珪石を
混合した後、超音波振動を与えてゾル化させるものであ
る。
【0005】よって、精製水に添加されるカルシウム含
有活性液によれば、水に溶解したカルシウムが水の分子
レベルまで小さくなった際、カルシウムの持っている電
荷と水分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウ
ムがイオン化することになるが、この時竹類から得た抽
出液は、極めて低い酸化還元電位を有すると共に特有の
成分を有してなることから、水に溶解したカルシウムイ
オンは還元性(抗酸化性)を示して安定化することにな
る。
【0006】その後、超音波振動によるキャビテーショ
ン効果によって精製水中に黒鉛珪石を更に微粒子化
(0.01μ〜0.5μ)して分散させてゾル化した液
体は極めて小さいクラスターを形成することになるが前
記カルシウムイオンを介してゾル化状態、即ち、コロイ
ド状態を極めて安定した状態で維持することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。先ず、所定容量を有すると共に、プロペラ等の攪
拌体を備えた攪拌装置(図示せず)を備えた貯留槽内
に、酸化還元電位350mV以下(ここでいう酸化還元電
位は銀/塩化銀電極で測定した実測値を標準水素電極の
数値に予め補正した値である)、PH7.54の水を所
定量貯留し、その後貯留された水に対して5重量%の塩
化カルシウム(2水塩)及び5容量%の孟宗竹から得た
竹搾液を混合した後、攪拌体を略5分間駆動させること
でカルシウム含有活性液を生成することが出来る。
【0008】その後、所定量のサンプル用水道水(A)
と、この水道水(A)に対して前記攪拌によって得られ
たカルシウム含有活性液を1重量%で添加して略10分
間放置した試験水(B)とをNMR(核磁気共鳴装置)
分光計(図示せず)にかけ、酸素原子核の動向をスペク
トルとして捕らえることによる共鳴信号の線幅、即ち酸
素原子核の振動を周波数を単位とすべく計測して比較す
る。([図1]参照…株式会社武田分析研究所にて測
定)
【0009】尚、図1において、NMR(核磁気共鳴装
置)分光計による共鳴信号の線幅(酸素原子核の振動の
周波数)はサンプル用水道水(A)が90Hzであったの
に対して試験水(B)は50Hzとなり、共鳴信号の線幅
が40Hz狭くなった。
【0010】即ち、共鳴信号の線幅が狭くなるというこ
とは水分子どうしの水素結合(一般的に水は単分子の状
態では存在できず、酸素基の不対電子に水素が結合した
複数の分子集団、所謂、クラスターによって形成されて
いる)が分断され、且つ分断された単集団がカルシウム
分子を包み込むことで分子集団がより細かくなったこと
を意味するものであり、よってカルシウム含有活性液が
極少量添加された試験水(B)の水分子集団(クラスタ
ー)はサンプル用水道水(A)より細分化されたといえ
る。
【0011】尚、上記の如くNMR(核磁気共鳴装置)
分光計による共鳴信号の線幅が50Hzとなった試験水
(B)の酸化還元電位を攪拌後計測したところ231mV
であったが、その後の室温にて経時変化を調べたところ
1ヶ月後の酸化還元電位は247mVを示すと共に、2ヶ
月後の酸化還元電位も247mVを示しており、又、一般
的に水道水の酸化還元電位は400〜530mVであるこ
とから、上記の如く製造されたカルシウム含有活性液は
還元性を有すると共にカルシウムイオンの還元性のより
良好な安定化を長期間維持することが出来るという利点
がある。
【0012】即ち、上記の如く、水に無機カルシウム塩
と孟宗竹(竹類)から得た抽出液とを含有し攪拌するこ
とにより、水に溶解したカルシウムが水の分子レベルま
で小さくなった際に、カルシウムの持っている電荷と水
分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウムがイ
オン化することになる。
【0013】尚、竹搾液から得た抽出液は極めて低い酸
化還元電位を有していることから還元性を有しており、
よって水に溶解したカルシウムイオンは還元性(抗酸化
性)を示すと共にイオンを安定化することが出来る。
【0014】従って、極めて安価に、しかも短時間で大
量にカルシウム含有活性液を製造することが出来るとい
う利点がある。
【0015】次に、所定容量の容器(図示せず)に所定
量の精製水を貯留して前記の如く製造されたカルシウム
含有活性液を添加するのであるが、この時、精製水10
0重量部に対し、前記攪拌によって得られたカルシウム
含有活性液を1重量部で前記精製水に添加し、その後物
理的に粉砕された天然の黒鉛珪石(略径10μ)を精製
水100重量部に対して0.3重量部で混合する。
【0016】次に、上記精製水に、超音波振動発生装置
(図示せず)を介して28KHz ,45KHz ,100KHz
の夫々異なる周波数域を用いた3種類の超音波振動を夫
々0.3秒の間隔で順次繰り返し、30分間(所定時
間)サイクル照射することで黒鉛珪石コロイド溶液(ゾ
ル状)を製造することが出来る。
【0017】その後、上記の如く製造された黒鉛珪石コ
ロイド溶液を、ステージ上に貼り付けたカバーグラス面
上に添加して乾燥させ、その後白金パラジウム蒸着を行
い走査電子顕微鏡で観察・写真撮影を行った結果、コロ
イド溶液中に黒鉛珪石が微粒子化して存在することが判
明した。([図2]参照…株式会社武田分析研究所にて
測定…(イ)は倍率15.0K のSEM像,(ロ)は倍率3
0.0K のSEM像−蒸着装置:日立E−1030 Ion sputte
r pt-pb蒸着 10 ℃ 約1.2min 走査型電子顕微鏡:日
立S-800 FE-SEM 加速電圧:5KV ,15KV )
【0018】よって、精製水に添加されるカルシウム含
有活性液によれば、水に溶解したカルシウムが水の分子
レベルまで小さくなった際、カルシウムの持っている電
荷と水分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウ
ムがイオン化することになるが、この時竹類から得た抽
出液は、極めて低い酸化還元電位を有すると共に特有の
成分を有してなることから、水に溶解したカルシウムイ
オンは還元性(抗酸化性)を示して安定化することにな
る。
【0019】その後、28KHz ,45KHz ,100KHz
の夫々異なる周波数域を用いた超音波振動を夫々0.3
秒の間隔で順次繰り返し、30分間サイクル照射するこ
とで、超音波振動によるキャビテーション効果を用い
て、精製水中に黒鉛珪石を分散相に、更に微粒子化
(0.01μ〜0.5μ)して分散させてゾル化するこ
とが出来るだけでなく、カルシウム含有活性液が分散媒
として働きゾル化した液体は極めて小さいクラスターを
形成しつつ前記カルシウムイオンを介してゾル化状態、
即ち、コロイド状態を極めて安定した状態で維持するこ
とが出来る。
【0020】更に、上記の如く製造されたコロイド溶液
にレーザー光線を照射した際、光の光路がチンダル現象
によっても確認されるに至った。
【0021】尚、上記実施形態において、カルシウム含
有活性液を製造する際、酸化還元電位が350mV以下の
水を用いたが、要は水の酸化還元電位が100〜350
mVである場合には、カルシウムイオンの還元性のより良
好な安定化をはかることが出来る利点がある。
【0022】尚、水の酸化還元電位が400mV以上にな
るとカルシウムがイオン化されないことがあり、よって
100〜350mVの範囲が最も好ましい。
【0023】更に、上記実施形態において、カルシウム
含有活性液を製造する際、PH7.54の水を用いた
が、必ずしもこれに限るものではなく、要はカルシウ
ム、マンガン、鉄、燐、コバルト、硫黄等の無機質栄養
素(ミネラル)を比較的多く含んだ天然の各種鉱泉水
は、一般的にPH5.0以上であり、更に、PH8.0
を超えた場合には、カルシウムイオンが水酸化物として
沈澱することにもなり、よってカルシウム含有活性液を
製造する際の水がPH5.0〜8.0の範囲である場合
には、カルシウムイオンが水酸化物として沈澱するのを
防止することが出来るだけでなく、水のカルシウムイオ
ン化状態を良好に保つことが出来る利点がある。
【0024】更に、上記実施形態において、無機カルシ
ウム塩に塩化カルシウム(2水塩)を用いた場合には、
水に極めて溶けやすい塩化カルシウムを完全に水に溶解
させてカルシウムを高効率で完全イオン化することが出
来る利点がある。
【0025】又、塩化カルシウムは、入手が極めて容易
且つ安価であることから、広範囲におよぶ各種の産業分
野において物品や製品の品質や機能を向上させるために
利用されるカルシウム含有活性液を何時でも何処でも極
めて安価且つ大量に製造することが出来る利点がある。
【0026】更に、塩化カルシウムは食品添加物として
も承認されており、よって取扱い易いだけでなく、製造
されたカルシウム含有活性液を食品関連に添加して使用
することが出来る安全性をも備えるという利点がある。
【0027】更に、上記製造方法において、竹類から得
た抽出液が、竹搾液又は竹粉から水で加熱抽出した竹エ
キスである場合には、竹エキスの抗菌性(防腐効果)か
ら製造されたカルシウム含有活性液を食品関連に添加し
て使用することが出来る安全性を備えるだけでなく、竹
エキスが一般的にPH3.0前後の酸性であるにも係わ
らず極めて低い酸化還元電位を示すという特有の性質を
有してなることから、該竹エキスが有する還元性を介し
てカルシウムイオンの高安定化をはかることが出来ると
いう利点がある。
【0028】よって、上記製造方法にて得られたカルシ
ウム含有活性液は、リン酸化物、窒素酸化物、硫酸酸化
物、硝酸、亜硝酸、塩素酸化物等の各種酸化物に対して
中和剤として用いることが出来るという利点がある。
【0029】更に、水溶液中に添加されたカルシウム含
有活性液は、他から電子を受け取ることにより、水溶液
中において抗酸化作用によりカルシウム分子となり、よ
って水溶液中の酸化に対する還元作用を有する利点があ
る。
【0030】更に、溶液中のカルシウムイオンの働きに
より電気伝導率が向上すると共に熱伝導率が高まるとい
う利点がある。
【0031】従って、上記カルシウム含有活性液を各種
製品の製造工程や加工工程等で積極的に用いることによ
り、製品本来の効能等を更に向上させることが出来ると
いう利点がある。
【0032】尚、上記実施形態において、無機カルシウ
ム塩には塩化カルシウム(2水塩)が用いられてなる
が、要は攪拌によって水の分子レベルまで小さくなった
カルシウム分子を得られる無機カルシウム塩であればよ
く、必ずしも塩化カルシウムに限定されるものではない
が、カルシウムを高効率で水に溶解させるにあたっては
水に極めて溶けやすい塩化カルシウムを用いるのが好適
である。
【0033】更に、上記実施形態において、竹類から得
た抽出液には孟宗竹から得た竹搾液が用いられてなる
が、要は竹類であれば必ずしも孟宗竹に限定されるもの
ではなく、更に竹搾液に代わって各種の竹類から得た竹
粉から水で加熱抽出した竹エキスを抽出液として用いて
もよいのは言うまでもない。
【0034】尚、上記実施形態では、精製水100重量
部に対し、カルシウム含有活性液を1重量部添加し、更
に粉砕された天然の黒鉛珪石を0.3重量部で混合した
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、精製水1
00重量部に対してカルシウム含有活性液を0.5〜2
重量部で添加し、且つ精製水100重量部に対して粉砕
黒鉛珪石を0.2〜0.6重量部で混合した場合であっ
ても比較的良好な黒鉛珪石コロイド溶液を製造すること
が出来る利点がある。
【0035】次に、上記精製水に、超音波振動発生装置
を介して28KHz ,45KHz ,100KHz の夫々異なる
周波数域を用いた3種類の超音波振動を夫々0.3秒の
間隔で順次繰り返し、30分間サイクル照射すると精製
水はゾル化することになるが、必ずしも28KHz ,45
KHz ,100KHz の周波数域に限るものではなく、例え
ば、一定の周波数域の超音波振動を一定の時間照射した
り、断続的に照射してもよく、異なる周波数域の超音波
を繰り返し所定時間照射することにより、超音波振動に
よるキャビテーション効果を増大させて、精製水中に黒
鉛珪石を極めて効率良く微粒子化分散させることが出来
る利点はあるが、夫々異なる周波数域を用いた複数の超
音波振動を一定の間隔で順次繰り返し所定時間照射する
構成も決して本発明における必須の要件でないのは言う
までもなく、要は水に無機カルシウム塩と竹類から得た
抽出液とを含有し攪拌することにより得られたカルシウ
ム含有活性液を精製水に添加し、その後精製水に粉砕黒
鉛珪石を混合した後、超音波振動を与える順番であれば
よい。
【0036】更に、上記実施形態において、超音波振動
は30分間サイクル照射されるが、必ずしも限定される
ものではなく、例えば20分から40分間の所定時間で
サイクル照射した場合であっても比較的良好な黒鉛珪石
コロイド溶液を製造することが出来るが、30分間サイ
クル照射が製造効率の上では最も好ましい。
【0037】更に、上記実施形態において、カルシウム
含有活性液が添加される水には、精製水が用いられてい
るが、水道水等の一般的な水であっても特に問題はな
く、よってカルシウム含有活性液の生成時に用いられる
水も水道水等に限らず精製水であっても勿論使用可能で
あるのは言うまでもない。
【0038】更に、本発明における黒鉛珪石コロイド溶
液は、水に無機カルシウム塩と竹類から得た抽出液とを
混合して得られたカルシウム含有活性液を水に添加し、
その後該水に粉砕黒鉛珪石を混合した後、超音波振動を
与える手順により製造されるが、例えば、予め粉砕黒鉛
珪石が混合された水にカルシウム含有活性液を添加して
超音波振動を与えてもよく、又予め粉砕黒鉛珪石が混合
された水に超音波振動を与えながらカルシウム含有活性
液を添加してよく、更にカルシウム含有活性液が添加さ
れた水に超音波振動を与えながら該水に粉砕黒鉛珪石を
混合する等何れの場合であっても良好な黒鉛珪石コロイ
ド溶液を製造することが可能であり、よって手順に若干
の変更が生じた場合であっても本発明の範囲内であるの
は言うまでもないが、コロイド溶液の安定性を考慮すれ
ば本発明の手順により製造するのが最も好ましい。
【0039】
【発明の効果】叙上の様に、本発明における黒鉛珪石コ
ロイド溶液の製造方法によれば、ケミカル的な合成手法
を用いることなく天然の黒鉛珪石から直接コロイド溶液
を専門的な化学知識を有することなく誰でも簡単且つ確
実に、しかも低コストで効率良くコロイド状態並びに成
分バランスが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を極めて安
価に、しかも短時間で大量に製造することが可能とな
り、よって、遠赤外線を放射する特性を備えた黒鉛珪石
のコロイド溶液を広範囲におよぶ各種の産業分野におい
て物品や製品の品質や機能を向上させるために応用する
ことが出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプル用水道水と、この水道水に対してカル
シウム含有活性液を1重量%で添加した試験水をNMR
(核磁気共鳴装置)分光計にかけて酸素原子核の振動を
スペクトルとしてとらえた説明図。
【図2】黒鉛珪石コロイド溶液の走査電子顕微鏡写真を
示し、(イ)は倍率15.0K のSEM像,(ロ)は倍率3
0.0K のSEM像。
【符号の説明】
A…サンプル用水道水の酸素原子核の振動周波数のスペ
クトル B…カルシウム含有活性液を1重量%で添加した試験水
の酸素原子核の振動周波数のスペクトル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月27日(1999.7.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 黒鉛珪石コロイド溶液の製
造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケミカル的な合成
手法を用いることなく天然の黒鉛珪石から安定化したコ
ロイド溶液を製造することが出来る黒鉛珪石コロイド溶
液の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種、例えば珪石のコロイド溶液としては、ケイ酸ナ
トリウムの水溶液に塩酸を加えることにより生成される
コロイドシリカ等に限らず各種の製造手法が次々に開発
されてはいるが、その殆ど全てがケミカル的な合成手法
を用いたものであり、よって黒鉛珪石コロイド溶液を製
造する際に専門的な化学知識が必要なだけでなく、各工
程管理が煩雑なものとなり、しいては製造コストが高騰
するという問題が生じるだけでなく、最も重要な問題と
して天然の黒鉛珪石のみが有する微妙な成分バランスを
人工的に造り出すのが容易なことではなく、よって常温
で遠赤外線を放射する特有の性質を有した天然の黒鉛珪
石から効率良く、しかもコロイド状態並びに成分バラン
スが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を製造すべく何らか
の解決策が早急に望まれていた。
【0003】本発明は、ケミカル的な合成手法を用いる
ことなく天然の黒鉛珪石から直接コロイド溶液を専門的
な化学知識を有することなく誰でも簡単且つ確実に、し
かも低コストで効率良くコロイド状態並びに成分バラン
スが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を製造することを課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による黒鉛
珪石コロイド溶液の製造方法は、水に無機カルシウム塩
と竹類から得た抽出液とを混合して得られたカルシウム
含有活性液を水に添加し、その後該水に粉砕黒鉛珪石を
混合した後、超音波振動を与えてゾル化させるものであ
る。
【0005】よって、精製水に添加されるカルシウム含
有活性液によれば、水に溶解したカルシウムが水の分子
レベルまで小さくなった際、カルシウムの持っている電
荷と水分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウ
ムがイオン化することになるが、この時竹類から得た抽
出液は、極めて低い酸化還元電位を有すると共に特有の
成分を有してなることから、水に溶解したカルシウムイ
オンは還元性(抗酸化性)を示して安定化することにな
る。
【0006】その後、超音波振動によるキャビテーショ
ン効果によって精製水中に黒鉛珪石を更に微粒子化
(0.01μ〜0.5μ)して分散させてゾル化した液
体は極めて小さいクラスターを形成することになるが前
記カルシウムイオンを介してゾル化状態、即ち、コロイ
ド状態を極めて安定した状態で維持することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。先ず、所定容量を有すると共に、プロペラ等の攪
拌体を備えた攪拌装置(図示せず)を備えた貯留槽内
に、酸化還元電位350mV以下(ここでいう酸化還元電
位は銀/塩化銀電極で測定した実測値を標準水素電極の
数値に予め補正した値である)、PH7.54の水を所
定量貯留し、その後貯留された水に対して5重量%の塩
化カルシウム(2水塩)及び5容量%の孟宗竹から得た
竹搾液を混合した後、攪拌体を略5分間駆動させること
でカルシウム含有活性液を生成することが出来る。
【0008】その後、所定量のサンプル用水道水(A)
と、この水道水(A)に対して前記攪拌によって得られ
たカルシウム含有活性液を1重量%で添加して略10分
間放置した試験水(B)とをNMR(核磁気共鳴装置)
分光計(図示せず)にかけ、酸素原子核の動向をスペク
トルとして捕らえることによる共鳴信号の線幅、即ち酸
素原子核の振動を周波数を単位とすべく計測して比較す
る。(
【図1】参照…株式会社武田分析研究所にて測定)
【0009】尚、図1において、NMR(核磁気共鳴装
置)分光計による共鳴信号の線幅(酸素原子核の振動の
周波数)はサンプル用水道水(A)が90Hzであったの
に対して試験水(B)は50Hzとなり、共鳴信号の線幅
が40Hz狭くなった。
【0010】即ち、共鳴信号の線幅が狭くなるというこ
とは水分子どうしの水素結合(一般的に水は単分子の状
態では存在できず、酸素基の不対電子に水素が結合した
複数の分子集団、所謂、クラスターによって形成されて
いる)が分断され、且つ分断された単集団がカルシウム
分子を包み込むことで分子集団がより細かくなったこと
を意味するものであり、よってカルシウム含有活性液が
極少量添加された試験水(B)の水分子集団(クラスタ
ー)はサンプル用水道水(A)より細分化されたといえ
る。
【0011】尚、上記の如くNMR(核磁気共鳴装置)
分光計による共鳴信号の線幅が50Hzとなった試験水
(B)の酸化還元電位を攪拌後計測したところ231mV
であったが、その後の室温にて経時変化を調べたところ
1ヶ月後の酸化還元電位は247mVを示すと共に、2ヶ
月後の酸化還元電位も247mVを示しており、又、一般
的に水道水の酸化還元電位は400〜530mVであるこ
とから、上記の如く製造されたカルシウム含有活性液は
還元性を有すると共にカルシウムイオンの還元性のより
良好な安定化を長期間維持することが出来るという利点
がある。
【0012】即ち、上記の如く、水に無機カルシウム塩
と孟宗竹(竹類)から得た抽出液とを含有し攪拌するこ
とにより、水に溶解したカルシウムが水の分子レベルま
で小さくなった際に、カルシウムの持っている電荷と水
分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウムがイ
オン化することになる。
【0013】尚、竹搾液から得た抽出液は極めて低い酸
化還元電位を有していることから還元性を有しており、
よって水に溶解したカルシウムイオンは還元性(抗酸化
性)を示すと共にイオンを安定化することが出来る。
【0014】従って、極めて安価に、しかも短時間で大
量にカルシウム含有活性液を製造することが出来るとい
う利点がある。
【0015】次に、所定容量の容器(図示せず)に所定
量の精製水を貯留して前記の如く製造されたカルシウム
含有活性液を添加するのであるが、この時、精製水10
0重量部に対し、前記攪拌によって得られたカルシウム
含有活性液を1重量部で前記精製水に添加し、その後物
理的に粉砕された天然の黒鉛珪石(略径10μ)を精製
水100重量部に対して0.3重量部で混合する。
【0016】次に、上記精製水に、超音波振動発生装置
(図示せず)を介して28KHz ,45KHz ,100KHz
の夫々異なる周波数域を用いた3種類の超音波振動を夫
々0.3秒の間隔で順次繰り返し、30分間(所定時
間)サイクル照射することで黒鉛珪石コロイド溶液(ゾ
ル状)を製造することが出来る。
【0017】その後、上記の如く製造された黒鉛珪石コ
ロイド溶液を、ステージ上に貼り付けたカバーグラス面
上に添加して乾燥させ、その後白金パラジウム蒸着を行
い走査電子顕微鏡で観察・写真撮影を行った結果、コロ
イド溶液中に黒鉛珪石が微粒子化して存在することが判
明した。(
【図2】参照…株式会社武田分析研究所にて測定…
(イ)は倍率15.0K のSEM像,(ロ)は倍率30.0K の
SEM像−蒸着装置:日立E−1030 Ion sputter pt-pb
蒸着 10 ℃ 約1.2min 走査型電子顕微鏡:日立S-800
FE-SEM 加速電圧:5KV ,15KV )
【0018】よって、精製水に添加されるカルシウム含
有活性液によれば、水に溶解したカルシウムが水の分子
レベルまで小さくなった際、カルシウムの持っている電
荷と水分子の電荷が相互に働いてくっつきあいカルシウ
ムがイオン化することになるが、この時竹類から得た抽
出液は、極めて低い酸化還元電位を有すると共に特有の
成分を有してなることから、水に溶解したカルシウムイ
オンは還元性(抗酸化性)を示して安定化することにな
る。
【0019】その後、28KHz ,45KHz ,100KHz
の夫々異なる周波数域を用いた超音波振動を夫々0.3
秒の間隔で順次繰り返し、30分間サイクル照射するこ
とで、超音波振動によるキャビテーション効果を用い
て、精製水中に黒鉛珪石を更に微粒子化(0.01μ〜
0.5μ)して分散させてゾル化することが出来るだけ
でなく、カルシウム含有活性液が分散媒として働きゾル
化した液体は極めて小さいクラスターを形成しつつ前記
カルシウムイオンを介してゾル化状態、即ち、コロイド
状態を極めて安定した状態で維持することが出来る。
【0020】更に、上記の如く製造されたコロイド溶液
にレーザー光線を照射した際、光の光路がチンダル現象
によっても確認されるに至った。
【0021】尚、上記実施形態において、カルシウム含
有活性液を製造する際、酸化還元電位が350mV以下の
水を用いたが、要は水の酸化還元電位が100〜350
mVである場合には、カルシウムイオンの還元性のより良
好な安定化をはかることが出来る利点がある。
【0022】尚、水の酸化還元電位が400mV以上にな
るとカルシウムがイオン化されないことがあり、よって
100〜350mVの範囲が最も好ましい。
【0023】更に、上記実施形態において、カルシウム
含有活性液を製造する際、PH7.54の水を用いた
が、必ずしもこれに限るものではなく、要はカルシウ
ム、マンガン、鉄、燐、コバルト、硫黄等の無機質栄養
素(ミネラル)を比較的多く含んだ天然の各種鉱泉水
は、一般的にPH5.0以上であり、更に、PH8.0
を超えた場合には、カルシウムイオンが水酸化物として
沈澱することにもなり、よってカルシウム含有活性液を
製造する際の水がPH5.0〜8.0の範囲である場合
には、カルシウムイオンが水酸化物として沈澱するのを
防止することが出来るだけでなく、水のカルシウムイオ
ン化状態を良好に保つことが出来る利点がある。
【0024】更に、上記実施形態において、無機カルシ
ウム塩に塩化カルシウム(2水塩)を用いた場合には、
水に極めて溶けやすい塩化カルシウムを完全に水に溶解
させてカルシウムを高効率で完全イオン化することが出
来る利点がある。
【0025】又、塩化カルシウムは、入手が極めて容易
且つ安価であることから、広範囲におよぶ各種の産業分
野において物品や製品の品質や機能を向上させるために
利用されるカルシウム含有活性液を何時でも何処でも極
めて安価且つ大量に製造することが出来る利点がある。
【0026】更に、塩化カルシウムは食品添加物として
も承認されており、よって取扱い易いだけでなく、製造
されたカルシウム含有活性液を食品関連に添加して使用
することが出来る安全性をも備えるという利点がある。
【0027】更に、上記製造方法において、竹類から得
た抽出液が、竹搾液又は竹粉から水で加熱抽出した竹エ
キスである場合には、竹エキスの抗菌性(防腐効果)か
ら製造されたカルシウム含有活性液を食品関連に添加し
て使用することが出来る安全性を備えるだけでなく、竹
エキスが一般的にPH3.0前後の酸性であるにも係わ
らず極めて低い酸化還元電位を示すという特有の性質を
有してなることから、該竹エキスが有する還元性を介し
てカルシウムイオンの高安定化をはかることが出来ると
いう利点がある。
【0028】よって、上記製造方法にて得られたカルシ
ウム含有活性液は、リン酸化物、窒素酸化物、硫酸酸化
物、硝酸、亜硝酸、塩素酸化物等の各種酸化物に対して
中和剤として用いることが出来るという利点がある。
【0029】更に、水溶液中に添加されたカルシウム含
有活性液は、他から電子を受け取ることにより、水溶液
中において抗酸化作用によりカルシウム分子となり、よ
って水溶液中の酸化に対する還元作用を有する利点があ
る。
【0030】更に、溶液中のカルシウムイオンの働きに
より電気伝導率が向上すると共に熱伝導率が高まるとい
う利点がある。
【0031】従って、上記カルシウム含有活性液を各種
製品の製造工程や加工工程等で積極的に用いることによ
り、製品本来の効能等を更に向上させることが出来ると
いう利点がある。
【0032】尚、上記実施形態において、無機カルシウ
ム塩には塩化カルシウム(2水塩)が用いられてなる
が、要は攪拌によって水の分子レベルまで小さくなった
カルシウム分子を得られる無機カルシウム塩であればよ
く、必ずしも塩化カルシウムに限定されるものではない
が、カルシウムを高効率で水に溶解させるにあたっては
水に極めて溶けやすい塩化カルシウムを用いるのが好適
である。
【0033】更に、上記実施形態において、竹類から得
た抽出液には孟宗竹から得た竹搾液が用いられてなる
が、要は竹類であれば必ずしも孟宗竹に限定されるもの
ではなく、更に竹搾液に代わって各種の竹類から得た竹
粉から水で加熱抽出した竹エキスを抽出液として用いて
もよいのは言うまでもない。
【0034】尚、上記実施形態では、精製水100重量
部に対し、カルシウム含有活性液を1重量部添加し、更
に粉砕された天然の黒鉛珪石を0.3重量部で混合した
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、精製水1
00重量部に対してカルシウム含有活性液を0.5〜2
重量部で添加し、且つ精製水100重量部に対して粉砕
黒鉛珪石を0.2〜0.6重量部で混合した場合であっ
ても比較的良好な黒鉛珪石コロイド溶液を製造すること
が出来る利点がある。
【0035】次に、上記精製水に、超音波振動発生装置
を介して28KHz ,45KHz ,100KHz の夫々異なる
周波数域を用いた3種類の超音波振動を夫々0.3秒の
間隔で順次繰り返し、30分間サイクル照射すると精製
水はゾル化することになるが、必ずしも28KHz ,45
KHz ,100KHz の周波数域に限るものではなく、例え
ば、一定の周波数域の超音波振動を一定の時間照射した
り、断続的に照射してもよく、異なる周波数域の超音波
を繰り返し所定時間照射することにより、超音波振動に
よるキャビテーション効果を増大させて、精製水中に黒
鉛珪石を極めて効率良く微粒子化分散させることが出来
る利点はあるが、夫々異なる周波数域を用いた複数の超
音波振動を一定の間隔で順次繰り返し所定時間照射する
構成も決して本発明における必須の要件でないのは言う
までもなく、要は水に無機カルシウム塩と竹類から得た
抽出液とを含有し攪拌することにより得られたカルシウ
ム含有活性液を精製水に添加し、その後精製水に粉砕黒
鉛珪石を混合した後、超音波振動を与える順番であれば
よい。
【0036】更に、上記実施形態において、超音波振動
は30分間サイクル照射されるが、必ずしも限定される
ものではなく、例えば20分から40分間の所定時間で
サイクル照射した場合であっても比較的良好な黒鉛珪石
コロイド溶液を製造することが出来るが、30分間サイ
クル照射が製造効率の上では最も好ましい。
【0037】更に、上記実施形態において、カルシウム
含有活性液が添加される水には、精製水が用いられてい
るが、水道水等の一般的な水であっても特に問題はな
く、よってカルシウム含有活性液の生成時に用いられる
水も水道水等に限らず精製水であっても勿論使用可能で
あるのは言うまでもない。
【0038】更に、本発明における黒鉛珪石コロイド溶
液は、水に無機カルシウム塩と竹類から得た抽出液とを
混合して得られたカルシウム含有活性液を水に添加し、
その後該水に粉砕黒鉛珪石を混合した後、超音波振動を
与える手順により製造されるが、例えば、予め粉砕黒鉛
珪石が混合された水にカルシウム含有活性液を添加して
超音波振動を与えてもよく、又予め粉砕黒鉛珪石が混合
された水に超音波振動を与えながらカルシウム含有活性
液を添加してよく、更にカルシウム含有活性液が添加さ
れた水に超音波振動を与えながら該水に粉砕黒鉛珪石を
混合する等何れの場合であっても良好な黒鉛珪石コロイ
ド溶液を製造することが可能であり、よって手順に若干
の変更が生じた場合であっても本発明の範囲内であるの
は言うまでもないが、コロイド溶液の安定性を考慮すれ
ば本発明の手順により製造するのが最も好ましい。
【0039】
【発明の効果】叙上の様に、本発明における黒鉛珪石コ
ロイド溶液の製造方法によれば、ケミカル的な合成手法
を用いることなく天然の黒鉛珪石から直接コロイド溶液
を専門的な化学知識を有することなく誰でも簡単且つ確
実に、しかも低コストで効率良くコロイド状態並びに成
分バランスが安定した黒鉛珪石コロイド溶液を極めて安
価に、しかも短時間で大量に製造することが可能とな
り、よって、遠赤外線を放射する特性を備えた黒鉛珪石
のコロイド溶液を広範囲におよぶ各種の産業分野におい
て物品や製品の品質や機能を向上させるために応用する
ことが出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サンプル用水道水と、この水道水に対してカ
ルシウム含有活性液を1重量%で添加した試験水をNM
R(核磁気共鳴装置)分光計にかけて酸素原子核の振動
をスペクトルとしてとらえた説明図。
【図2】 黒鉛珪石コロイド溶液の走査電子顕微鏡写真
を示し、(イ)は倍率15.0K のSEM像,(ロ)は倍率
30.0K のSEM像。
【符号の説明】 A…サンプル用水道水の酸素原子核の振動周波数のスペ
クトル B…カルシウム含有活性液を1重量%で添加した試験水
の酸素原子核の振動周波数のスペクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 良博 大阪市西区立売堀1丁目7番18号 ダイシ ンフレーム株式会社内 (72)発明者 桜井 康雄 大阪市西区立売堀1丁目7番18号 ダイシ ンフレーム株式会社内 Fターム(参考) 4G065 AA01 AA02 AA05 AA08 AB35X BB06 BB07 CA01 DA10 EA01 FA01 FA02 4G072 AA35 AA38 AA44 BB05 EE01 GG02 HH36 JJ11 JJ28 JJ50 MM02 RR23 4H011 AA02 BA04 BB22 BC18 DA14 DD07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に無機カルシウム塩と竹類から得た抽
    出液とを混合して得られたカルシウム含有活性液を水に
    添加し、その後該水に粉砕黒鉛珪石を混合した後、超音
    波振動を与えることを特徴とする黒鉛珪石コロイド溶液
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記超音波が異なる周波数域で繰り返し
    所定時間照射されることを特徴とする請求項1記載の黒
    鉛珪石コロイド溶液の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記精製水100重量部に対してカルシ
    ウム含有活性液が0.5〜2重量部で添加され、しかも
    精製水100重量部に対して粉砕黒鉛珪石が0.2〜
    0.6重量部で混合されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の黒鉛珪石コロイド溶液の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1671929A3 (en) * 2004-12-17 2006-10-11 Faith Niiichi, K.K. Process for production of aqueous colloid of graphite silica particles emitting far-infrared rays
JP2007007625A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複数超音波照射によるリポソーム製造装置及び製造方法
JP2008543553A (ja) * 2005-06-22 2008-12-04 ラフバラ ユニヴァーシティ エンタープライズィズ リミテッド ナノ懸濁液の濃縮方法

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JP4543202B2 (ja) * 2005-07-04 2010-09-15 独立行政法人産業技術総合研究所 複数超音波照射によるリポソーム製造装置及び製造方法

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