JP2000350022A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
で、出力装置の階調再現特性に基づき、入力画像を階調
数変換できる画像処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 プリンタ19の出力ドット数補正ルック
アップテーブル(LUT)11に基づき、入力画像の階
調数より多い階調数のしきい値を有する母マスク10か
ら入力画像の階調数より少ない階調数のしきい値を有す
る子マスクを子マスク生成ユニット14が生成し、生成
された子マスク15のしきい値を用いてハーフトーン処
理ユニット17が入力画像の各画素をハーフトーン処理
し、処理されたハーフトーン画像がプリンタ19で出力
される。
Description
よりも少ない階調数の出力装置へ画像を出力するため
に、しきい値マスクを用いて階調数変換を行う画像処理
方法及び装置に関するものである。
の画像を表現するためのハーフトーン処理として組織的
ディザ法やブルーノイズマスク法などが知られている。
これらの方法では通常、入力画像の画素値に対して出力
画像のオンドット数が比例して増える。例えば、入力画
像が8ビットの精度の場合、“0”〜“255”の入力
値に対し、出力画像のオンドット数は255画素当たり
“0”〜“255”画素となる。一方、一般にインクジ
ェットプリンタなどの出力装置では、メカニカル及び光
学的ドットゲインにより入力値に比例した出力とはなら
ない。
の補正処理が必要であった。補正の方法としては、8ビ
ットの入力に対して補正した8ビットの値を出力するル
ックアップテーブル(LUT)を用いて入力値を補正
し、補正した入力値をハーフトーン処理する方法やドッ
トの増え方が非線形となるしきい値マスクを用いる方法
などが提案されている。
来例のルックアップテーブルを用いる方法では、ルック
アップテーブルの入力と出力のレベル数が同じ場合、入
力画像の階調数がルックアップテーブルの参照により欠
落するという欠点があった。
い値マスクを用いる方法では、印刷に用いる用紙の種類
により出力特性が異なる場合など、異なる特性の数だけ
しきい値マスクが必要であるという欠点があった。
特性と異なる場合、追加の補正処理が必要となり、それ
により入力画像の階調数を保持できなくなるという欠点
があった。
し、入力画像の階調数を欠落することなく少ないメモリ
で、出力装置の階調再現特性に応じた階調変換を行い、
高画質な画像を出力することができる画像処理方法及び
装置の提供を目的とする。
類やプリンタの状態に応じた階調再現特性に基づき入力
画像の階調数より多い階調数のしきい値を有する第1の
しきい値マスクから入力画像の階調数と同じ階調数のし
きい値を有する第2のしきい値マスクを生成すること
で、少ないメモリで階調再現特性を補正することができ
る画像処理方法及び装置の提供を目的とする。
類に応じた出力特性のLUTと、入力値に対する出力濃
度の関係から、小マスクのしきい値を生成することによ
り、異なる出力特性を有する複数の紙種に対して少ない
メモリ量で、任意の入出力特性になるように画像を補正
することができる画像処理方法及び装置の提供を目的と
する。
類に応じた色毎の出力特性のLUTと、色毎に指定した
入出力特性から色毎のしきい値マスクを生成することに
より、任意のカラーバランスによるカラー画像の出力
を、少ないメモリ量で行うことができる画像処理方法及
び装置の提供を目的とする。
に、本発明の画像処理装置は、入力画像の階調数より多
い階調数のしきい値を有する第1のしきい値マスクを記
憶しているしきい値マスク記憶手段と、複数の階調再現
特性から1つの階調再現特性を選択する選択手段と、前
記選択手段により選択された階調再現特性に基づき前記
しきい値マスク記憶手段に記憶されている第1のしきい
値マスクから入力画像の階調数と同じ階調数のしきい値
を有する第2のしきい値マスクを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された第2のしきい値マスクを
用いて入力画像の階調数を変換する変換手段と、前記変
換手段により変換された画像を出力装置へ出力する出力
手段とを有することを特徴とする。
画像処理方法は、複数の階調再現特性から1つの階調再
現特性を選択する選択工程と、前記選択工程で選択され
た階調再現特性に基づき、入力画像の階調数より多い階
調数のしきい値を有する、記憶されている第1のしきい
値マスクから前記入力画像の階調数と同じ階調数のしき
い値を有する第2のしきい値マスクを生成する生成工程
と、前記生成工程で生成された第2のしきい値マスクを
用いて入力画像の階調数を変換する変換工程と、前記変
換工程で変換された画像を出力装置へ出力する出力工程
とを有することを特徴とする。
に係る実施の形態を詳細に説明する。
態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
同図において、10はROM等で構成される母しきい値
マスク(母マスク)であり、縦・横それぞれ256項目
からなり、各項目には“1”から“65536”の何れ
かの値が格納されている。11はROM等で構成される
出力ドット数補正ルックアップテーブル(LUT)であ
り、紙種毎に予め測定によって決定された補正値が格納
されている。12は紙種設定ユニットであり、ユーザが
紙種を設定するものである。13はLUT選択ユニット
であり、選択された紙種に基づき、複数の出力ドット数
補正ルックアップテーブル11から1つのLUTを選択
するためのものである。14は子マスク生成ユニットで
あり、選択されたLUTに従って母マスク10から後述
する子しきい値マスクを生成する。
スク(子マスク)であり、母マスク10と同じ数の項目
(縦・横それぞれ256項目)からなり、各項目には
“1”から“255”の何れかの値が格納される。16
は多値画像データを格納する多値画像メモリ(RAM)
であり、多値画像データの各画素値は8ビットで、
“0”から“255”の何れかの値を持つ。17はハー
フトーン処理ユニットであり、多値画像データの各画素
値と子マスク15のしきい値を順次比較し、ハーフトー
ン画像の各画素を生成し格納する。18はハーフトーン
画像メモリ(RAM)であり、ハーフトーン処理された
ハーフトーン画像を格納する。19は2値プリンタであ
り、ハーフトーン画像を出力する。
Mから構成される制御部(不図示)を備えており、各構
成要素はその制御部により制御される。
力するための処理手順を説明する。まず、本画像処理装
置のユーザがプリンタ19にセットする紙の種類を紙種
設定ユニット12により指定する。例えば、普通紙、コ
ート紙、光沢紙の何れか一種類を指定する。次に、LU
T選択ユニット13が出力ドット数補正LUT11から
ユーザによって指定された紙種に対応するLUTを選択
し、子マスク生成ユニット14へ渡す。子マスク生成ユ
ニット14では、詳細は後述する方法により、選択され
たLUTに従って母マスク10から子マスク15を生成
する。そして、ハーフトーン処理ユニット17が多値画
像メモリ16に格納された画像データの各画素値と子マ
スク15の各しきい値を順次比較し、ハーフトーン画像
の各画素のオン・オフを決定する。そして、決定された
ハーフトーン画像の各画素のオン・オフに従ってプリン
タ19が紙面上に画像を形成する。
一例を示す図である。図示するように、各ます目の値が
個々のしきい値であり、“1”から“65536”の何
れかの値が格納されている。入力画像データの階調数は
8bitの256であり、母マスクの階調数はこの階調
数より多い65536である。ここで、欄外左端の各数
字は左端列のマスクのアドレスであり、欄外上部の各数
字は左端からのオフセットである。また、個々のしきい
値は左端列のアドレスにオフセット値を足したアドレス
によりアクセスされる。このようなしきい値マスクを生
成する方法としては、例えばブルーノイズマスク法、ボ
イド・クラスター法等が知られている。図3は、本実施
形態による出力ドット数補正ルックアップテーブル(L
UT)11の一例を示す図である。図示するように、
“0”から“255”の入力値に対して“0”から“6
5536”のオンドット数が対応付けられている。
ク10から生成した子マスク15の一例を示す図であ
る。図示するように、各ます目の値が個々のしきい値で
あり、“1”から“255”の何れかの値が格納され
る。つまり、子マスク15は入力画像データと同じ階調
数のしきい値で構成される。また、欄外の各数字は図2
と同様にしきい値のアドレスを示すものである。
るハーフトーン処理について詳細に説明する。
処理を示すフローチャートである。まず、画像データ中
の処理対象画素の縦方向座標を指定するための画素アド
レスカウンタYを“0”に初期化する(ステップS10
1)。そして、同様に横方向座標を指定するための画素
アドレスカウンタXを“0”に初期化する(ステップS
102)。次に、画素アドレスカウンタX及びYにより
次式で指定される多値画像の画素値を入力値として取得
する(ステップS103)。
ビットで指定される子マスク15のしきい値を取得する
(ステップS104)。しきい値のアドレスは次式で求
められる。
サイズ ここで、X8はXの下位8ビット、Y8はYの下位8ビッ
トである。次に、入力値としきい値を比較し(ステップ
S105)、入力値がしきい値以上であれば、ハーフト
ーン画像メモリ18の対応する画素値をオンに(ステッ
プS106)、入力値がしきい値より小さければ、ハー
フトーン画像メモリ18の対応する画素値をオフにする
(ステップS107)。尚、ハーフトーン画像メモリ1
8の対応する画素値のアドレスは次式で求められる。
横サイズ 次に、画素アドレスカウンタXと画像横サイズを比較し
(ステップS108)、画素アドレスカウンタXが画像
横サイズより小さければ画素アドレスカウンタXの値を
1増やし(ステップS109)、ステップS103に戻
り、上述の処理を繰り返す。また、画素アドレスカウン
タXが画像横サイズと等しければ、画像アドレスカウン
タYと画像縦サイズを比較する(ステップS110)。
ここで、画像アドレスカウンタYが画像縦サイズより小
さければ、画素アドレスカウンタYの値を1増やし(ス
テップS120)、ステップS111に戻り、上述の処
理を繰り返す。また、画素アドレスカウンタYが画像縦
サイズに等しければハーフトーン処理を終了する。
ブル(LUT)11により母マスク10から子マスク1
5を生成する処理について説明する。
5の生成処理を示すフローチャートである。まず母マス
ク及び子マスクの位置を指定するためのマスクアドレス
カウンタを“0”にリセットする(ステップS20
1)。そして、入力値を“1”に初期化する(ステップ
S202)。次に、入力値に対するオンドット数をLU
T11から取得する(ステップS203)。例えば、図
3に示すLUTにおいて、入力値が“1”の場合はオン
ドット数は“5”となる。そして、母マスク10のマス
クアドレスカウンタで指定された位置のしきい値とオン
ドット数を比較する(ステップS204)。例えば、図
2に示す母マスクにおいて、マスクアドレス0のしきい
値は“26106”である。
ウンタで指定された位置のしきい値がオンドット数より
大きい場合には、入力値を1増やし(ステップS20
5)、ステップS203に戻り、上述の処理を繰り返
す。また、しきい値がオンドット数以下の場合には、子
マスク15のマスクアドレスカウンタで指定された位置
のしきい値として現在の入力値を設定する(ステップS
206)。今、母マスク10のアドレス0のしきい値が
26106で入力値1のオンドット後は5なので、ステ
ップS204の比較の結果S205へ進む。その後、図
3の入力値139の時のオンドット数が初めて図2のし
きい値26106を越えるので、139が子マスクのア
ドレス0の値となる。そして、マスクアドレスカウンタ
とマスクサイズとを比較する(ステップS207)。こ
こで、マスクアドレスカウンタの値がマスクの終端に達
していなければ、マスクアドレスカウンタの値を1進め
(ステップS208)、ステップS202に戻り、上述
の処理を繰り返す。また、マスクアドレスカウンタの値
がマスクの終端に達していれば、子マスク15の作成処
理を終了する。
ブル(LUT)11を作成する動作について説明する。
ある特定用紙、例えばコート紙に対するプリンタの出力
特性を求め、その出力特性を補正して、入力に対して期
待される出力、例えば入力値に比例して濃度が増すよう
な階調再現特性を得るための補正値を求める。具体的な
手順としては、まず図7に示すような入力値とオンドッ
ト比率の関係を持つ、無補正のLUTを用いて子マスク
を生成する。図8は無補正LUTの例を示す図である。
入力値Iに対してオンドット数Oが次式のように対応し
ている。
る。
増加するステップチャートをハーフトーン化し、プリン
タによりLUTを作成する対象の用紙に出力する。そし
て、出力したステップチャートの各パッチの濃度を濃度
計により測定する。図10は、パッチの入力値と濃度測
定値の一例を示す図である。同図において、濃度D’は
プリンタの変動及び測定誤差を吸収するために測定値を
スムージングした値である。ここでは、以下のような移
動平均を用いる。
度値、D’(i)はスムージングした濃度値である。
の出力特性を求めることができる。次に、出力特性を持
つプリンタにおいて、入力に対して濃度が比例して増加
するような関係を得るための補正テーブルの求め方につ
いて説明する。
たい総合特性、即ち入力値に対して濃度が比例する特性
を表したものである。図12は、図10の結果をグラフ
にしたものである。また、III象限のグラフは図12に
示す階調再現特性において入力値をオンドット比率に換
算し、縦軸と横軸を入れ替えたものである。ここで、入
力値128に対する補正値を求める場合を考える。I象
限の総合特性グラフから入力値に対して求められる出力
濃度は0.8である。即ち、III象限の特性グラフから
濃度0.8の出力を得るためにはオンドット比率を36
%にすればよいことが分かる。
して36%の比率でドットをオンにすれば良いことが分
かる。つまり、入力値128に対するオンドット数は、
図3に示した如く65536×0.36≒23592と
なる。このようにして、全ての入力値に対する補正値を
求めることができる。
に応じたLUTを持つことにより、全ての紙種に対応し
たマスクパターンを持つ場合よりも少ないメモリ量で、
途中の演算により精度を落とすことなく、プリンタの出
力特性を補正することが可能となる。
プリンタを例に説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、入力画像の階調数よりも少ない階調数のプリン
タであれば本発明を適用することができる。
がら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
置の構成を示すブロック図である。図示するように、第
2の実施形態では、図1に示した第1の実施形態の画像
処理装置に、画像データのγ値を指定するためのγ指定
ユニット20及び画像データを表示するためのCRTデ
ィスプレイ21を加えたものである。尚、出力ドット数
補正ルックアップテーブル(LUT)22には、用紙毎
のプリンタの出力特性が格納されている。このLUT2
2の詳細については後述する。
強度Vに対して各画素の輝度Yは、次式に示されるよう
にγ乗の特性を持つ。
と同じ明るさの画像をプリンタ19で出力するためには
CRTディスプレイ21のγを考慮した補正を行う必要
がある。以下、図14を参照してγ値が1.0の場合と
2.2の場合の補正値の算出方法を説明する。
たい総合特性、即ち入力値に対してγ値1.0(実線)
及び2.2(点線)の反射率となる特性を示すものであ
る。また、IV象限のグラフは濃度と反射率の関係を表す
もので、反射率をR、濃度をDとしたとき次式で示され
る。
出力特性を示したものである。ここで、γ値1.0の場
合の入力値128に対する補正値は次のようにして求め
られる。まずI象限のグラフから入力値128に対する
出力の反射率は0.5である。そして、IV象限のグラフ
から反射率0.5は濃度0.3である。III象限のグラ
フから濃度0.3の出力を得るためにはオンドット比率
を18%にすればよいことが分かる。
して18%の比率でドットをオンにすれば良いことが分
かる。このようにして、全ての入力値に対する補正値を
求めることができる。
の生成処理を示すフローチャートである。このフローチ
ャートは、不図示の制御部によって実行される。図示す
るように、図15に示すステップS303,S304に
おける処理が第1の実施形態の図6に示すステップS2
03における処理に相当するものである。第2の実施形
態では、LUT22には、プリンタの出力特性、即ち濃
度とオンドット数との関係が格納されており、子マスク
生成ユニット14が入力値に対する出力濃度を計算し
(ステップS303)、その出力濃度に基づいてLUT
22から出力ドット数を求める(ステップS304)。
例えば、γ値が2.2の画像を出力する場合、ステップ
S303では次式による演算を行う。
す図である。この例では、ある用紙に対するプリンタの
出力特性をテーブル化したものである。濃度値に対して
オンドット数が対応付けられている。但し、濃度値は
0.01刻みとしてメモリ量を節約している。そして、
第2の実施形態では、精度を上げるために図16の濃度
値に対するオンドット数に基づき、補間演算でオンドッ
ト数を求める。
で求められた濃度値Dから、図16を参照して、次式の
ような演算によりオンドット数Oを求める。
[i] ここで、iはLUTのアドレス、O[i]はiに対応する
オンドット数である。例えば、濃度値Dが0.025の
場合、iは2となり、O=(68−29)×(2.5−
2)+29=48.5となる。
04〜S208の処理と同一である。
に応じた出力特性のLUTと、入力値に対する出力濃度
の関係から、子マスクのしきい値を逐次生成することに
より、異なる出力特性を有する複数の紙種に対して少な
いメモリ量で、途中の演算により精度を落とすことな
く、任意の入出力特性になるように画像を補正し、出力
することが可能となる。
がら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
置の構成を示すブロック図である。第3の実施形態で
は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクを用い
てカラー画像を印刷するものであり、ハーフトーン処理
はイエロー、マゼンタ、シアンの各色成分毎に行われ
る。同図において、34はイエロー画像処理装置であ
り、イエロー成分のハーフトーン処理及び印刷を行う。
35はマゼンタ画像処理装置であり、マゼンタ成分のハ
ーフトーン処理及び印刷を行う。36はシアン画像処理
装置であり、シアン成分のハーフトーン処理及び印刷を
行う。尚、各色成分の画像処理装置は同一の構成、即ち
子しきい値マスク15、多値画像メモリ16、ハーフト
ーン処理ユニット17、ハーフトーン画像メモリ18、
及びプリンタ19から構成される。また、各色成分のハ
ーフトーン処理ユニットの動作は第1の実施形態の動作
と同じである。
あり、イエロープリンタの用紙毎の出力特性が格納され
ている。32はLUTであり、マゼンタプリンタの用紙
毎の出力特性が格納されている。33はLUTであり、
シアンプリンタの用紙毎の出力特性が格納されている。
そして、30はカラーバランス調整ユニットであり、各
色成分の入出力特性を任意に調整できるように構成され
ている。
不要吸収などにより各インクを同じ濃度で重ねて印刷し
ても無彩色グレーとはならない。そのため、無彩色グレ
ーを印刷するためには各インクの入出力特性を調節する
必要がある。
を出力するためのカラーバランスを示す図である。縦軸
は各インクを単独で印刷し、ステータスTの分光フィル
タを通して測定した反射濃度である。横軸は3色のイン
クを重ねて印刷したグレーの反射濃度である。例えば、
濃度0.8の無彩色グレーを出力するためには、濃度
0.3のイエローインクと、濃度0.4のマゼンタイン
クと、濃度0.8のシアンインクとを重ねて印刷すれば
良いことを示している。
ニット30から入力される。
る際、子マスク生成ユニット14は以下の手順により各
色成分毎の子しきい値マスクを生成する。
は、まずカラーバランス調整ユニットとイエロープリン
タ出力特性LUT31からイエローの入力値に対する補
正値を求める。
と濃度ENDが、 END=I×1.6/255 の関係にあるとする。イエローのすべての入力値0から
255に対し、上式から濃度ENDを求める。次に濃度
ENDから、図18によりグレーバランスを取るための
イエロー濃度Dを求める。
ンドット数を求める。これは第2の実施形態と同様な手
順により行うことができる。すなわち、イエロー成分の
ある用紙に対する出力特性LUTが図16に示された形
式で格納されているとすれば、イエロー濃度Dに対する
オンドット数Oは次式で求められる。
[i] ここで、iはLUTのアドレス、O[i]はiに対応する
オンドット数である。このようにしてイエローのすべて
の入力値に対するオンドット数を求めた後、第1及び第
2の実施形態と同様な方法により、子しきい値マスクを
生成する。
り、グレーバランスを保ったカラー画像のハーフトーン
処理を行うための、しきい値マスクを生成することがで
きる。このように、第3の実施形態によれば、紙種に応
じたインク毎の出力特性のLUT31〜33と、インク
毎に任意に指定した入出力特性からインク毎のしきい値
マスクを逐次生成することにより、任意のカラーバラン
スによるカラー画像の出力を、少ないメモリ量で、途中
の演算による精度を落とすことなく、行うことができ
る。
の実施形態である画像処理装置の構成を示したブロック
図である。図1と同一の構成要素には同一の符号を付し
ている。
形成するもので、露光装置101、感光ドラム102、
現像装置103、中間転写体104、濃度検知センサー
105、給紙ローラ106、定着装置107、転写装置
108、印刷用紙109等から構成される。110は濃
度検出センサの出力から濃度補正テーブルを求める補正
演算ユニットである。
明する。
の表面に有機光半導体等の感光層を設けて構成されたも
のであり、図示しない駆動手段により所定の周速度で回
転駆動される。さらに、図示しない帯電器により、感光
ドラムの表面702は所定の極性および電位に均一に帯
電される。
リ18からの画像データに応じて図示しないレーザダイ
オード及び走査装置によりレーザ光を感光ドラム102
の表面に照射する。感光ドラム102の表面には、レー
ザ光の照射部分の帯電電荷が除去され、画像情報に対応
した静電潜像が形成される。尚、露光装置101として
は、上述のものに代えて、発光ダイオードアレイを使用
することもできる。
にトナーを付着させてトナー像として現像する。
ない一次転写手段により中間転写体104上に一次転写
される。中間転写体104はドラム状の形状で、感光ド
ラム102に接触配置されている。尚、中間転写体とし
ては、ドラムに代えて、ベルトを使用することもでき
る。
上に残ったトナーは、図示しないクリーニング装置によ
り除去される。
用紙109に転写される。印刷用紙109は給紙装置1
06により中間転写体104と転写装置108の間に供
給される。トナーが転写された印刷用紙は、定着装置1
07により加熱、圧着され、印刷用紙上に定着される。
が印刷用紙上に形成される。
度、湿度)、トータルプリント枚数等の諸条件により画
像濃度が変動することがある。これを避けるため、感光
ドラムまたは中間転写体上に濃度検知用のトナー画像を
試験的に形成し、その濃度を自動的に検知し、この検知
結果をハーフトーン処理にフィードバックし、安定した
画像を得るようにしている。以下、プリンタの変動を補
正する手順を説明する。
ト比率の関係を持つ、無補正のLUTを用いて子マスク
を生成する。図8は無補正LUTの例を示す図である。
入力値Iに対してオンドット数Oが次式のように対応し
ている。
る。
増加するステップチャートをハーフトーン化し、プリン
タにより中間転写体104に画像を形成する。そして、
出力したステップチャートの各パッチの濃度を濃度検知
センサ105により測定する。濃度検知信号は補正演算
ユニット110により解析され、印刷用紙上での予想濃
度に変換される。濃度の予測は予め実験によりセンサ出
力電圧と印刷濃度の関係を測定しておき、その対応関係
を推定することにより行う。図20は濃度検知センサ1
05の出力電圧Vと予測濃度Dの一例を示した図であ
る。
するような関係を得るための補正LUTテーブルを求め
る。図11に示すI象限のグラフは最終的に得たい綜合
特性、すなわち、入力値に対して濃度が比例する特性を
表したものである。またIII象限のグラフは入力値をオ
ンドット比率に換算し、オンドット比率と出力濃度との
関係を示したものである。ここで、入力値128に対す
る補正値を求める場合を考える。I象限の総合特性グラ
フから、入力値に対して求められる出力濃度は0.8で
ある。すなわち、III象限の特性グラフから濃度0.8
の出力を得るためにはオンドット比率を36%にすれば
良いことが分かる。
して36%の比率でドットをオンにすればよいことが分
かる。このようにしてすべての入力値に対する補正値を
求めることができる。
第1の実施形態と同様な手順により、子マスクを生成
し、ハーフトーン画像を形成する。
環境データを解析に使用することにより予測精度を向上
させることもできる。
度)やプリント枚数等の諸条件により画像濃度の変動す
ることがない、安定した出力を得ることができる。
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,
ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−
ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカー
ド,ROMなどを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
入力画像の階調数を欠落することなく少ないメモリで、
出力装置の階調再現特性に応じた階調変換を行い、高画
質な画像を出力することができる。
ンタの状態に応じた階調再現特性に基づき入力画像の階
調数より多い階調数のしきい値を有する第1のしきい値
マスクから入力画像の階調数と同じ階調数のしきい値を
有する第2のしきい値マスクを生成することで、少ない
メモリで階調再現特性を補正することができる。
た出力特性のLUTと、入力値に対する出力濃度の関係
から、小マスクのしきい値を生成することにより、異な
る出力特性を有する複数の紙種に対して少ないメモリ量
で、任意の入出力特性になるように画像を補正すること
ができる。
すブロック図である。
す図である。
アップテーブル(LUT)11の一例を示す図である。
成した子マスク15の一例を示す図である。
フローチャートである。
を示すフローチャートである。
る。
示す図である。
である。
である。
示すブロック図である。
2(点線)の反射率となる特性を示す図である。
示すフローチャートである。
す図である。
示すブロック図である。
めのカラーバランスを示す図である。
示すブロック図である。
係を示した図である。
T) 12 紙種設定ユニット 13 LUT選択ユニット 14 子マスク生成ユニット 15 子しきい値マスク(子マスク) 16 多値画像メモリ 17 ハーフトーン処理ユニット 18 ハーフトーン画像メモリ 19 プリンタ
Claims (15)
- 【請求項1】 入力画像の階調数より多い階調数のしき
い値を有する第1のしきい値マスクを記憶しているしき
い値マスク記憶手段と、 複数の階調再現特性から1つの階調再現特性を選択する
選択手段と、 前記選択手段により選択された階調再現特性に基づき前
記しきい値マスク記憶手段に記憶されている第1のしき
い値マスクから入力画像の階調数と同じ階調数のしきい
値を有する第2のしきい値マスクを生成する生成手段
と、 前記生成手段により生成された第2のしきい値マスクを
用いて入力画像の階調数を変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された画像を出力装置へ出力す
る出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記選択手段は、画像を出力する紙の種
類を指定する指定手段を含み、指定された紙の種類に応
じた階調再現特性を選択することを特徴とする請求項1
に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記階調再現特性は、複数の入力値のそ
れぞれに対する出力ドット数を表す特性であり、前記生
成手段は、第1のしきい値マスクのしきい値と選択され
た階調再現特性の出力ドット数を比較し、比較結果に応
じて入力値を決定し、その決定した値を第2のしきい値
マスクのしきい値とすることを特徴とする請求項1に記
載の画像処理装置。 - 【請求項4】 更に、ガンマ特性を指定するガンマ特性
指定手段を有し、 前記生成手段は、前記選択手段により選択された階調再
現特性と前記ガンマ特性指定手段により指定されたガン
マ特性に基づき前記しきい値マスク記憶手段に記憶され
ている第1のしきい値マスクから第2のしきい値マスク
を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理
装置。 - 【請求項5】 前記階調再現特性は、濃度検知用の複数
のパッチを紙に出力し、その出力されたパッチの濃度を
測定し作成されることを特徴とする請求項1に記載の画
像処理装置。 - 【請求項6】 前記階調再現特性は、前記出力装置内で
濃度検知用の複数のパッチを形成し、形成されたパッチ
の濃度を測定し作成されることを特徴とする請求項1に
記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 更に、カラーバランスを指示するカラー
バランス指示手段を有し、 前記生成手段は、前記選択手段により選択された階調再
現特性と前記カラーバランス指示手段により指示された
ガンマ特性に基づき前記しきい値マスク記憶手段に記憶
されている第1のしきい値マスクから第2のしきい値マ
スクを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像
処理装置。 - 【請求項8】 複数の階調再現特性から1つの階調再現
特性を選択する選択工程と、 前記選択工程で選択された階調再現特性に基づき、入力
画像の階調数より多い階調数のしきい値を有する、記憶
されている第1のしきい値マスクから前記入力画像の階
調数と同じ階調数のしきい値を有する第2のしきい値マ
スクを生成する生成工程と、 前記生成工程で生成された第2のしきい値マスクを用い
て入力画像の階調数を変換する変換工程と、 前記変換工程で変換された画像を出力装置へ出力する出
力工程とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 前記選択工程は、画像を出力する紙の種
類を指定する指定工程を含み、指定された紙の種類に応
じた階調再現特性を選択することを特徴とする請求項8
に記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記階調再現特性は、複数の入力値の
それぞれに対する出力ドット数を表す特性であり、前記
生成工程は、第1のしきい値マスクのしきい値と選択さ
れた階調再現特性の出力ドット数を比較し、比較結果に
応じて入力値を決定し、その決定した値を第2のしきい
値マスクのしきい値とすることを特徴とする請求項8に
記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 更に、ガンマ特性を指定するガンマ特
性指定工程を有し、 前記生成工程は、前記選択工程で選択された階調再現特
性と前記ガンマ特性指定工程で指定されたガンマ特性に
基づき前記記憶されている第1のしきい値マスクから第
2のしきい値マスクを生成することを特徴とする請求項
8に記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記階調再現特性は、濃度検知用の複
数のパッチを紙に出力し、その出力されたパッチの濃度
を測定し作成されることを特徴とする請求項8に記載の
画像処理方法。 - 【請求項13】 前記階調再現特性は、前記出力装置内
で濃度検知用の複数のパッチを形成し、形成されたパッ
チの濃度を測定し作成されることを特徴とする請求項8
に記載の画像処理方法。 - 【請求項14】 更に、カラーバランスを指示するカラ
ーバランス指示工程を有し、 前記生成工程は、前記選択工程で選択された階調再現特
性と前記カラーバランス指示工程で指示されたガンマ特
性に基づき前記記憶されている第1のしきい値マスクか
ら第2のしきい値マスクを生成することを特徴とする請
求項8に記載の画像処理方法。 - 【請求項15】 画像処理方法のプログラムコードが記
憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であっ
て、 複数の階調再現特性から1つの階調再現特性を選択する
選択工程のコードと、 選択された階調再現特性に基づき、入力画像の階調数よ
り多い階調数のしきい値を有する、記憶されている第1
のしきい値マスクから前記入力画像の階調数と同じ階調
数のしきい値を有する第2のしきい値マスクを生成する
生成工程のコードと、 生成された第2のしきい値マスクを用いて入力画像の階
調数を変換する変換工程のコードと、 変換された画像を出力装置へ出力する出力工程のコード
とを有することを特徴とする記憶媒体。
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- 2000-03-07 JP JP2000062271A patent/JP2000350022A/ja active Pending
- 2000-03-29 US US09/537,290 patent/US6831756B1/en not_active Expired - Fee Related
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