JP2000347128A - ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム

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JP2000347128A JP2000085030A JP2000085030A JP2000347128A JP 2000347128 A JP2000347128 A JP 2000347128A JP 2000085030 A JP2000085030 A JP 2000085030A JP 2000085030 A JP2000085030 A JP 2000085030A JP 2000347128 A JP2000347128 A JP 2000347128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で精度よく且つ確実にマーカを検
出することができるマーカ検出機構を備えたヘッドマウ
ントディスプレイ装置を提案する。 【解決手段】 各々が反射面を有する複数のマーカ40
0を検出するヘッドマウントディスプレイ装置であっ
て、ヘッドマウントディスプレイユニット300と、所
定の照明方向を有する赤外光照明装置210と、所定の
撮影方向を有する赤外光カメラ220と、赤外光カメラ
220によつて撮影された赤外光画像からマーカ位置を
検出するマーカ検出モジュール510とを有するヘッド
マウントディスプレイ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マーカ検出がより
容易にできるように構成されたヘッドマウントディスプ
レイ装置、並びに、このディスプレイ装置を利用したヘ
ッドマウントディスプレイシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複合現実感(以下、MR(Mixed Reality)
またはAR(Augmented Reality))を提示するシステムで
は、対象空間に配置したマーカをいかに精度よく且つ安
定的に画像上で抽出するかは、現実空間と仮想空間との
位置合わせを行うために、即ち、観察者の視点位置姿勢
を求めるために、マーカを用いることが実質的に不可避
であるから、極めて重要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マーカは、精度よく検
出するためには、特徴的な色もしくは形状を有して目立
たなくてはならない。例えば、MRやAR技術に用いられる
マーカは、そのシステムが、マーカ自身をもっとも認識
し易く、マーカ以外のものと確実に区別できるような色
(黄色や赤)や形状(三角形や四角形)を付されるのが
通常である。
【0004】しかし、このような特徴的なマーカは、マ
ーカの認識手段(通常はカメラからの画像に基づいてマ
ーカ認識を行う画像処理装置)にとっても目立つばかり
でなく、複合現実感を体験しているユーザ(観察者)に
も目立つものであり、違和感を与える。
【0005】特に、特定の用途では、目立ちすぎるマー
カは好ましくなく、例えばインテリアシュミレーション
の分野では、識別性のある色を利用したマーカを用いる
と、空間に配置する実際の物体の色に制約を与えなくて
はならないという問題がある。
【0006】公知のマーカは、そのために、マーカ自身
が赤外光を発光するようにして,ユーザ自身にマーカが
見えないようにしている。しかし、この公知のマーカは
マーカ自身が赤外光を発光するようにしているために、
マーカの設置位置に制約が課せられることとなって不便
であった。
【0007】また、マーカは、ユーザの移動範囲の大き
さもしくは広がりに応じて、通常複数(もしくは多数)
設けるものであるから、個々のマーカに赤外光の発光装
置を設けることはあまり現実的ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の問題点を解決するために提案されたもので、その目的
は、簡単な構成で精度よく且つ確実にマーカを検出する
ことができるヘッドマウントディスプレイ装置、ヘッド
マウントディスプレイシステムを提案することにある。
【0009】この課題を達成するための、本発明にかか
る、観察者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプ
レイ装置は、ヘッドマウントディスプレイユニットと、
所定の照明方向を有する赤外光照明装置と、所定の撮影
方向を有する赤外光カメラとを具備することを特徴とす
る。
【0010】赤外光カメラにより得られた赤外光画像は
ユーザが注視している位置と方向でのマーカを含むこと
となり、また、赤外光画像は可視光によるノイズに強い
ので、簡単な構成で精度よく且つ確実にマーカを検出す
ることができる。
【0011】赤外光カメラの選択性を向上させるため
に、本発明の好適な一態様である請求項2に拠れば、前
記赤外光照明装置は前記赤外光カメラの近傍に取り付け
られたことを特徴とする。
【0012】赤外光カメラの選択性をさらに向上させる
ために、本発明の好適な一態様である請求項3に拠れ
ば、前記赤外光照明装置は複数の赤外光発光器を有し、
これらの発光器が前記赤外光カメラの対物レンズの周囲
に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】本発明の好適な一態様である請求項4に拠
れば、前記ヘッドマウントディスプレイユニットは、遮
蔽式であって、観察者に提示する映像を撮影するための
カラーカメラを更に有する。
【0014】本発明の好適な一態様である請求項5に拠
れば、前記ヘッドマウントディスプレイユニットは透過
式であることを特徴とする。
【0015】本発明のディスプレイ装置は、マーカとの
システム化により顕著な効果を発揮する。そこで、本発
明の好適な一態様である請求項6にかかるヘッドマウン
トディスプレイシステムは、上記のヘッドマウントディ
スプレイ装置と、各々が反射面を有する複数のマーカ
と、前記赤外光カメラによる赤外光画像を処理して前記
マーカの位置を検出する検出手段とを具備する。
【0016】このディスプレイ装置は本来は観察者の視
点位置姿勢に応じて生成した映像を提示するために用い
られる。そこで、視点位置姿勢を検出するために、本発
明の好適な一態様である請求項7のヘッドマウントディ
スプレイシステムは、前記検出手段によって得られる前
記マーカ位置に基づいて前記観察者の視点位置姿勢を推
定する推定手段をさらに具備する。
【0017】観察者の視点位置姿勢は所定のセンサを援
用することにより更に精度よく検出可能になる。そこ
で、本発明の好適な一態様である請求項8のヘッドマウ
ントディスプレイ装置は3次元位置姿勢センサをさらに
有する。
【0018】また、本発明の好適な一態様である請求項
9のヘッドマウントディスプレイシステムは、各々が反
射面を有する複数のマーカと、前記赤外光カメラによる
赤外光画像を処理して前記マーカの位置を検出する検出
手段と、前記検出手段によつて得られる前記マーカ位置
と、前記3次元位置姿勢センサによって得られる前記観
察者の大まかな視点位置姿勢情報に基づいて、前記観察
者の視点位置姿勢を推定する推定手段をさらに具備する
ことを特徴とする。
【0019】本発明の好適な一態様である請求項10に
拠れば、前記推定手段は、前記マーカ位置に基づいて前
記観察者の視点位置姿勢の補正を行なうことを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の好適な一態様である請求項
11に拠るヘッドマウントディスプレイ装置は、さらに
3次元位置姿勢センサ、加速度センサ、角度センサのい
ずれか1つ以上をさらに有することを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の好適な一態様である請求
項12に拠るヘッドマウントディスプレイシステムは、
請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイ装置を
具備し、各々が反射面を有する複数のマーカと、前記赤
外光カメラによる赤外光画像を処理して前記マーカの位
置を検出する検出手段と、前記検出手段によつて得られ
る前記マーカ位置と、前記3次元位置姿勢センサ、加速
度センサ、角度センサのいずれか1つ以上の出力に基づ
いて、前記観測者の視点位置姿勢を推定する推定手段を
さらに具備することを特徴とする。
【0022】マーカの選択性を高めるために、本発明の
好適な一態様である請求項13に拠れば、前記マーカは
再帰性反射材料によって表面処理されていることを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明を適用した好適な実施形態に係るところの、ビデ
オシースルー(Video See-Through)型のヘッドマウント
ディスプレイを用いた複合現実感提示システムを説明す
る。
【0024】第1図はこの複合現実感提示システムの全
体構成を示す。本システムは、対象の現実世界の所定位
置に前もって配置された複数のマーカ400と、ヘッド
マウントディスプレイユニット(以後、HMD(Head Mo
untedDisplay)300と、画像処理装置500とからな
る。
【0025】HMD300には、三次元位置姿勢センサ
350と、赤外発光装置210と、赤外光カメラ220
と、カラーカメラ100とが装着されている。マーカ4
00は、再帰性反射素材により作成され、赤外発光装置
210からの赤外光を反射して、発光装置210の方向
に返す。赤外光カメラ220は、第1図のように、発光
装置210の近傍に設置され、あるいは後述するよう
に、発光装置210の複数の発光体が、カメラ220の
レンズの周囲にレンズを囲むように配置されているの
で、マーカ400からの反射光は効率よくカメラ220
によって検出される。
【0026】本システムは、ビデオシースルー方式を採
用しているので、カラーカメラ100によって撮像され
た前方世界の画像は画像処理装置に取り込まれて、周知
の手法により、コンピュータグラフイックスが重畳され
た複合現実感画像(AR画像またはMR画像)としてHMD
300に送られて、HMD300を装着しているユーザ
はHMD300が映示するその映像を見ることになる。
【0027】HMD300の内部における光学系の構成
は第3図に示す通りであり、このHMD300の上部に
は,赤外光発光器/カメラの組体200と、カラーカメ
ラ100が設けられている。
【0028】赤外光発光器/カメラ組体200の構成は
第4図に示されている。この組体200は、発光器から
の赤外光が効率よく赤外光カメラに戻るように、赤外光
カメラ220のレンズの周囲に、複数の小型の赤外LE
D(210-1〜210-n)がそのレンズを囲うように配
置されている。
【0029】第3図は、HMD300がビデオシースル
ー(See-Through)型のHMDである場合におけるその内
部の光学系の構成を示す。このHMD300の内部の光
学系の詳細な説明は、例えば特開平7−333551号
に示されている如くであるが、301はLCD表示パネ
ルである。LCD表示パネル301からの光は、光学部
材302に入射し、全反射面304にて反射して、凹面
ミラー303の全反射面にて反射して、全反射面304
を透過して観察者の目に届く。
【0030】第1図に示すように、画像処理装置500
は、マーカ400画像座標を検出するマーカ検出モジュ
ール510と、ユーザ(観察者)の視点位置姿勢(視点
の三次元位置座標と視線の方向)を検出する視点位置姿
勢推定モジュール520と、複合現実感画像生成モジュ
ール530とを有する。
【0031】観察者が装着するHMDがビデオシースル
方式の場合、観察者は、自分自身の視点位置姿勢ではな
く、HMDに設けられたカラーカメラ100の視点位置
姿勢で撮影された現実世界のカラー画像と、それに対し
て重畳された仮想画像を観察する。したがって、本実施
形態において視点位置姿勢推定モジュール520が求め
るべき視点位置姿勢は、厳密には観察者自身の視点位置
姿勢ではなく、カラーカメラ100の視点位置姿勢であ
る。以後、本実施形態における「観察者の視点」あるい
は「視点」とは、特に断りのない限りカラーカメラ10
0の視点を示すものとする。
【0032】本実施形態では、マーカは、三次元位置姿
勢センサ350が検出した視点の位置姿勢を、この位置
姿勢は精度の低いものであるので、精度の高い位置姿勢
情報に補正するために用いられる。
【0033】第5図は、マーカ400の1つ(あるいは
全て)に用いられた再帰性反射部材の性質を説明する。
即ち、この部材は、細かい球状のガラスを多く含むこと
によって、入射光を入射してきた方向に反射して返す性
質がある。このために、第6図のように、マーカ400
が複数配置されていた場合に、発光器/カメラ組体20
0は、その光軸がユーザの視点位置姿勢の変動によって
いずれの方向に向いても、発光器210からの赤外光は
マーカによって反射されてカメラ220によって捕捉さ
れる。即ち、マーカの分布にもよるが、いずれかのマー
カの画像がカメラ220によって取得されることとな
る。
【0034】特に、本システムのカメラ220には不図
示の赤外透過フィルタが設けられ、また、マーカ400
は発光器210の方向に反射光を返す性質があるので、
カメラ220がとらえた赤外光画像には、マーカの画像
が他の物体から際立って検出されることになる。即ち、
本実施形態では、マーカを、確実に、精度よく検出する
ことができる。
【0035】第7図は、マーカ検出モジュール510の
制御手順である。ステップS10では、赤外光カメラ2
20が取得した赤外光画像Iをモジュール510のメモ
リ(不図示)に取り込む。ステップS12では、赤外光
画像Iを所定の閾値VTHで二値化して二値画像ITHを生成
する。ステップS14では、二値画像ITHにラベリング
処理を施す。この処理の結果、マーカに対応する(であ
ろう)複数のクラスタCiが識別される。ステップS16
では各クラスタの重心座標(xwi, ywi)と面積aiを計算
し、ステップS18では、各クラスタの重心座標(xwi,
ywi)と面積aiを視点位置姿勢推定モジュール520に
出力する。
【0036】第8図は、視点位置姿勢推定モジュール5
20における視点位置姿勢の推定処理の制御手順の全体
を示す。三次元位置姿勢センサ350の出力は誤差を伴
うものであり、視点位置姿勢推定モジュール520は、
そのような出力に基づいて演算した視点位置データと姿
勢データを、赤外光カメラ220から得られた画像中の
マーカ位置に基づいて補正する処理を行なう。
【0037】即ち、この補正処理は、赤外光カメラ22
0が取得した画像中のマーカ位置から、赤外光カメラ2
20の位置姿勢(視点の位置姿勢に密接に関連するもの
でもある)の補正値を求め、その補正値を用いて、視点
のビューイング変換行列を変更する。変更されたビュー
イング変換行列は補正された視点の位置及び姿勢データ
を表すものであり、換言すれば、この補正されたビュー
イング変換行列は補正された視点位置での仮想画像を与
える。
【0038】第9図は、本実施形態における観察者の視
点位置姿勢の補正の原理を説明する。ここで、実施形態
における観察者の視点位置姿勢の補正とは、補正された
ビューイング変換行列を求めることと等値である。
【0039】第9図において、赤外光カメラ220がマ
ーカ403を画像600に捉えているとする。マーカ4
03の位置はこの赤外光画像600内では画像座標系で
例えば(x,y)と表される。一方、赤外光画像6
00が捉えているマーカが1603であることが分かれ
ば、そのマーカ403の世界座標系での座標(X,Y
,Z)は既知である。(x,y)は画像座標値
であり(X,Y,Z)は世界座標であるから、こ
れらの座標同士を比較することはできない。
【0040】本実施形態では、三次元位置姿勢センサ3
50の出力から赤外光カメラ220のビューイング変換
行列Mを求め、世界座標系での座標(X,Y,Z
)をこのビューイング変換行列Mを用いて画像座標
系の座標(x ,y )に変換する。そして、(x
,y)と(x ,y )との誤差が三次元位置
姿勢センサ350の出力の誤差を表現するものであるか
ら、これを補正する補正行列ΔMを求める。
【0041】尚、第9図から明らかなように、赤外光画
像600内に捉えられたマーカがマーカ403であるこ
とを特定する必要があるが、本実施形態では、後述する
ように、全てのマーカの世界座標系での三次元位置を上
記ビューイング変換行列Mにより画像座標系に変換し
て、変換後のカメラ座標値が上記(x,y)に最も
近いマーカを赤外光画像600内に捉えられたマーカと
特定する。
【0042】第8図に従って視点位置姿勢推定モジュー
ル520の処理手順を詳細に説明する。即ち、ステップ
S400では、三次元位置姿勢センサ350の出力に基
づいて、赤外光カメラ220のビューイング変換行列
(4×4)を計算する。ステップS410では、ステッ
プS400で求めたビューイング変換行列と、赤外光カ
メラ220の理想的透視変換行列(既知)と、各マーカ
の三次元位置(既知)とに基づいて、各マーカが観測さ
れるべき位置座標(画像座標系での)を予測する。
【0043】一方、マーカ検出モジュール510は、第
7図の制御手順に従って、赤外光カメラ220から得た
画像中でマーカを検出している。マーカ検出モジュール
510は、検出したマーカ位置を、視点位置姿勢推定モ
ジュール520(ステップS420において)に渡す。
視点位置姿勢推定モジュール520は、ステップS42
0において、渡されたマーカ位置情報に基づいて、現在
観測しているマーカ、即ち補正の基準となるマーカを判
別する。ステップS430では、ステップS410で演
算されたマーカの予測座標値とマーカ検出モジュール5
10が検出したマーカの観測座標値との差異に基づい
て、三次元位置姿勢センサ350が検出した赤外光カメ
ラ220の位置姿勢を補正するための補正行列ΔMcを
求める。
【0044】赤外光カメラ220の位置姿勢の補正がで
きるのは、マーカ検出モジュール510が観測したマー
カ(第9図の例ではマーカ403)の座標値と三次元位
置姿勢センサ350が検出した赤外光カメラ220の姿
勢位置に基づくマーカ座標とは、センサ出力が正確であ
れば一致している筈であるから、ステップS430で演
算する上記の差異は三次元位置姿勢センサ350の誤差
を反映するからである。赤外光カメラ220の位置姿勢
と視点の位置姿勢との相対関係は既知であり、その関係
は三次元座標変換で表される。従って、このカメラの位
置姿勢の補正行列ΔMcに基づいて、ステップS440
で、ステップS432で演算した視点のビューイング変
換行列Mを補正し、この補正された変換行列M’を
複合現実感画像生成モジュール530に渡す。
【0045】ステップS420では、検出されたマーカ
に対して「マーカ判別」の処理を行う。検出されたマー
カの画像座標(x0、y0)と各マーカi(i=0〜N)の観
測予測座標(xi、yi)との距離eiが最小値を示すマーカを
探索し、そのマーカの識別子iを出力すればよい。
【0046】[数1]
【0047】次ぎに、ステップS430では、判別され
たマーカiの観測予測座標(xi、yi)と、検出されたマー
カの画像座標(x0、y0)に基づいて、この誤差を打ち消す
ように赤外カメラ220の位置姿勢に補正を加える変換
行列ΔMcを求める。
【0048】一方、ステップS432では、三次元位置
姿勢センサ350出力に基づいて、プレーヤの視点位置
でのビューイング変換行列Mを求める。また、Mvc
をカメラ座標系から視点座標系への変換行列(既知であ
る)とすると、ステップS440では、このMvcを用
いて、次式によって補正後の視点のビューイング変換行
列M’を導出する。
【0049】[数2]
【0050】この補正後の視点のビューイング変換行列
’により、仮想画像を生成して、更に、カラーカメ
ラが撮影した現実世界のカラー画像との融合を行ってH
MD300上に表示すれば、精度の高い複合現実感が体
験できる。
【0051】本発明は赤外光画像を用いる点によって特
徴づけられる。赤外光画像を用いれば、マーカ自身はユ
ーザ(観察者)には目立たないので、違和感を与えるこ
とはない。更に、可視光は排除されるので、赤外光を反
射するマーカが顕著に現れる赤外光を処理することで、
マーカ検出を精度よく行うことができるからである。
【0052】また赤外光画像を処理することによって、
処理速度を向上させることができるという副次的な効果
も上げることができる。第10図は、従来のカラー画像
によるマーカ検出処理の手順である。第7図のステップ
S12と第10図のステップS22とを比較しても分か
るように、従来例では、3軸の色空間で処理を行ってい
たために、処理に時間を費やしたからである。この実施
形態では、単色の画像を処理するから短時間処理が可能
になる。
【0053】本発明は上記実施形態に限られず種々変形
できる。 変形例1: 上記実施形態は、マーカ検出を三次元位置
姿勢センサ350により得られた観察者の視点位置姿勢
情報を補正する目的に使用したが、本発明のマーカ検出
は、この目的以外にも使用することができる。例えば、
本発明はマーカを精度よく検出することを可能にするか
ら、画像上の複数(一般には3点から6点以上)のマー
カ座標に基づいて観察者の視点位置姿勢推定を行なう周
知の視点位置姿勢推定手法と組み合わせることで、画像
情報のみから観察者の視点位置姿勢情報を得ることも可
能である。
【0054】また、画像情報と任意のセンサ(加速度セ
ンサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等)の併用により
観察者の視点位置姿勢推定を行なう周知の視点位置姿勢
推定手法と組み合わせて用いることも可能である。即
ち、三次元位置姿勢センサ350は視点位置姿勢を推定
するために必ずしも必要ではない。
【0055】変形例2: 上記実施形態は、複合現実感
画像の提示に本発明のHMDを利用した。本発明のHM
Dの利用目的はこれに限られず、およそがHMDを装着
し、HMD上のカメラとにより、外部のマーカを検出す
ることが必要となるアプリケーションであればいかなる
ものにも適用可能である。
【0056】変形例3: 上記実施形態では、単眼の複
合現実感画像の提示に本発明を利用したが、観察者に立
体感を与えるために観察者の両眼にステレオの複合現実
感画像を提示するためのHMDであっても、本発明は適
用可能である。この場合、HMD300の上部には、第
2図に示すように、赤外光発光器/カメラの組体200
と、一対のステレオカラーカメラ100Rと100Lと
が設けられている。一対のステレオカメラ100R,1
00Lは赤外光発光器/カメラの組体200を挟んでH
MD300の左右対称位置に配置されている。
【0057】また、視点位置姿勢推定モジュール520
は左右のカラーカメラ100L、100Rの視点の位置
姿勢をそれぞれ推定し、複合現実感画像生成モジュール
530に出力する。視点位置姿勢の推定は、MLRをカ
ラーカメラ100Lと100Rの相対的な位置姿勢の関
係を表わす座標変換行列(既知である)とすると、たと
えば、上記実施形態の手法により右カラーカメラ100
Rの視点位置姿勢(ビューイング変換行列)M
求めた後に、これに行列MLRを乗じることで左カラー
カメラ100Lの視点位置姿勢(ビューイング変換行
列)Mを導出するといった方法で実現できる。
【0058】また、複合現実感画像生成モジュール53
0は、左右の視点の位置姿勢それぞれに基づいて左右の
仮想画像を生成して、更に、カラーカメラ100L、1
00Rより入力される左右のカラー画像にそれぞれ重畳
して、HMD300の左右の表示面へと出力する。
【0059】変形例4: 上記実施形態では、ビデオシ
ースルー方式のHMDであったが、光学式シースルー方
式のHMDであっても本発明は適用可能である。この場
合、観察者は自分自身の目で見ている現実世界に対して
光学的に重畳された仮想画像を観察する。したがって、
本変形例では、HMD300にカラーカメラ100は配
置されておらず、複合現実感画像生成モジュール530
は、仮想画像のみを生成しHMD300上へ表示する。
【0060】また、光学シースルー方式の場合、視点位
置姿勢推定モジュール520が求める視点位置姿勢は、
上記実施形態のようにカラーカメラ100の視点位置姿
勢ではなく、観察者自身の視点位置姿勢となる。すなわ
ち、上記カメラ座標系から視点座標系への変換行列Mv
cは、赤外光カメラの位置姿勢と観察者自身の視点位置
姿勢とのオフセットを考慮して設定すればよい。また、
光学シースルー方式のHMDでの立体視は、観察者の左
右の視点位置姿勢のオフセットを考慮することで、変形
例3と同様に実現できる。
【0061】変形例5: 上記実施形態では、マーカと
して、再帰性反射材を用いたが、例えばミラーボール
(多数の小さな例えば三角形もしくは矩形のミラーを球
体表面に張り付けたもの)であってもよい。
【0062】変形例6: 本発明のHMDは、複合現実
感提示システム以外の、所謂仮想現実感提示システムに
も用いることができる。
【0063】変形例7: また、上記実施形態では、マ
ーカ画像を取得する赤外光カメラは単眼であったが二眼
であってもよい。
【0064】変形例8: 上記実施形態におけるマーカ
検出モジュールの処理は任意の方法を用いることが出来
る。例えば、前フレームで検出されたマーカを現フレー
ムで追跡するような処理を用いても良いし、マーカの特
定をマーカ検出モジュールで行なってもよい。
【0065】変形例9: 視点位置姿勢推定モジュール
の処理は上述の実施形態における処理内容に限定される
ものではなく、他のいかなる方法で三次元位置姿勢セン
サの誤差を補正してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ーカを精度よく確実に検出することができるヘッドマウ
ントディスプレイ装置及びその装置を用いたヘッドマウ
ントディスプレイシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施形態に係る複合現実感
提示システムのブロック図。
【図2】 図1のシステムに用いられるHMD装置の外
観を示す図。
【図3】 図2のHMD装置の内部光学系の構成を示す
図。
【図4】 図2のHMD装置に装着された赤外光発光器
/赤外光カメラ組体200の構成を示す図。
【図5】 実施形態に用いられるマーカの構成を示す
図。
【図6】 実施形態において、観察者の視点位置姿勢の
変化に伴って、マーカ検出が追随される様子を説明する
図。
【図7】 実施形態のマーカ検出モジュールの制御手順
を示すフローチャート。
【図8】 実施形態の視点位置姿勢推定モジュールの制
御手順を示すフローチャート。
【図9】 実施形態における、マーカ検出によりセンサ
350の出力が補正できる原理を説明する図。
【図10】 従来のマーカ検出モジュールの制御手順を
示すフローチャート。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の頭部に装着されるヘッドマウン
    トディスプレイ装置であって、 ヘッドマウントディスプレイユニットと、 所定の照明方向を有する赤外光照明装置と、 所定の撮影方向を有する赤外光カメラとを具備すること
    を特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記赤外光照明装置は前記赤外光カメラ
    の近傍に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記
    載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記赤外光照明装置は複数の赤外光発光
    器を有し、これらの発光器が前記赤外光カメラの対物レ
    ンズの周囲に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドマウントディスプレイユニッ
    トは、遮蔽式であって、観察者に提示する映像を撮影す
    るためのカラーカメラを更に有することを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のヘッドマウントディ
    スプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドマウントディスプレイユニッ
    トは透過式であることを特徴とする、請求項1乃至3の
    いずれかに記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のヘッ
    ドマウントディスプレイ装置と、 各々が反射面を有する複数のマーカと、 前記赤外光カメラによる赤外光画像を処理して前記マー
    カの位置を検出する検出手段とを具備することを特徴と
    するヘッドマウントディスプレイシステム。
  7. 【請求項7】 前記検出手段によって得られる前記マー
    カ位置に基づいて前記観察者の視点位置姿勢を推定する
    推定手段をさらに具備することを特徴とする請求項6記
    載のヘッドマウントディスプレイシステム。
  8. 【請求項8】 3次元位置姿勢センサをさらに有する請
    求項1乃至5のいずれかに記載のヘッドマウントディス
    プレイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のヘッドマウントディス
    プレイ装置を具備するヘッドマウントディスプレイシス
    テムであって、 各々が反射面を有する複数のマーカと、 前記赤外光カメラによる赤外光画像を処理して前記マー
    カの位置を検出する検出手段と、 前記検出手段によつて得られる前記マーカ位置と、前記
    3次元位置姿勢センサによって得られる前記観察者の大
    まかな視点位置姿勢情報に基づいて、前記観察者の視点
    位置姿勢を推定する推定手段をさらに具備することを特
    徴とするヘッドマウントディスプレイシステム。
  10. 【請求項10】 前記推定手段は、前記マーカ位置に基
    づいて前記観察者の視点位置姿勢の補正を行なうことを
    特徴とする、請求項9に記載のヘッドマウントディスプ
    レイシステム。
  11. 【請求項11】 3次元位置姿勢センサ、加速度セン
    サ、角度センサのいずれか1つ以上をさらに有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
    載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のヘッドマウントデ
    ィスプレイ装置を具備するヘッドマウントディスプレイ
    システムであって、 各々が反射面を有する複数のマーカと、 前記赤外光カメラによる赤外光画像を処理して前記マー
    カの位置を検出する検出手段と、 前記検出手段によつて得られる前記マーカ位置と、前記
    3次元位置姿勢センサ、加速度センサ、角度センサのい
    ずれか1つ以上の出力に基づいて、前記観測者の視点位
    置姿勢を推定する推定手段をさらに具備することを特徴
    とするヘッドマウントディスプレイシステム。
  13. 【請求項13】 前記マーカは再帰性反射材料によって
    表面処理されていることを特徴とする請求項6乃至請求
    項12のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプ
    レイシステム。
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