JP2000345600A - 便所の排水管の洗浄方法 - Google Patents

便所の排水管の洗浄方法

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JP2000345600A
JP2000345600A JP11159287A JP15928799A JP2000345600A JP 2000345600 A JP2000345600 A JP 2000345600A JP 11159287 A JP11159287 A JP 11159287A JP 15928799 A JP15928799 A JP 15928799A JP 2000345600 A JP2000345600 A JP 2000345600A
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toilet
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pressure water
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JP11159287A
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Yoshitake Matsuda
義武 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル内の便所等、便器と浄化槽や下水
道本管との距離が長い便所の排水管において、管内を効
率的に洗浄できる洗浄方法を提供する。 【解決手段】 便器12の排水が横管14及び立管1
5を通って屋外に排出される便所の排水管の洗浄方法で
あって、便器12等に酸性薬剤及びアルカリ性薬剤を所
定時間を空けて別々に流し込んだ後の所定時間経過後
に、高圧水を供給可能なホース2の先端にホース方向に
水を逆噴射する逆噴射ノズル1を設けたものを、横管1
4と立管15が繋がれた部分付近から横管14内に挿入
して便器12付近まで移動させ、高圧水を噴射しながら
ホース2を手前方向に引き、横管14内壁の汚れを落と
し、同様に逆噴射ノズル1を、地上付近から立管15内
に挿入して立管15の最上部付近まで移動させ、高圧水
を噴射しながらホース2を下方向に移動させ、立管15
内壁の汚れを落とす便所の排水管の洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、便所における排
水管の洗浄方法、特にビル内の便所等の便器と下水道本
管との配管距離が長い排水管の洗浄方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】都会のビル等の大型建物内の公衆便所
は、不特定多数の者が利用し、家庭内の便所より使用頻
度が高く汚れやすいので、衛生のために頻繁に掃除が行
われている。
【0003】通常、公衆便所の掃除は、1日の中で定期
的に便器や床等を洗剤を用いた水洗い等の手作業で清掃
を行っている。
【0004】また、小便用便器には、尿素による汚れ等
の付着を防止するため、使用の有無にかかわらず間欠的
に水や洗浄液を自動的に流して汚れが便器にこびりつか
ないようにしている。
【0005】図4は、ビル等の便所の排水管を示すもの
で、排水管は大便器11、小便器12、及び手洗器13
の排水口からまず下方向に伸び、床下で横方向に伸びる
横管14に繋がり、更にビルの高さ方向に伸びる立管1
5に連なっている。
【0006】この立管15は、各階で横管14と繋が
り、横管14を通る排水を地上にある屋外ピット16
(あるいは下水道本管)まで誘導している。
【0007】ところで、定期的に行われる上記清掃作業
によって、便所内の便器11、12や手洗器13、ある
いはそれらの排水口等の汚れは付き難くなるが、便器1
1、12や手洗器13から連なる排水管の内部は清掃さ
れていなかった。
【0008】そのため、排水管の内壁で尿素が結晶化し
て固まって尿石となり、頑固な悪臭の原因になったり、
結晶化した尿石が下水管を流れにくくする等の弊害が発
生することがあった。
【0009】便器の汚れが激しくなってくると、時々
は、業者等が便器や手洗器に薬品を流し込んで更に洗浄
水を流して付着した汚物を洗い流したり、図5に示す高
圧ジェットガン17を用い、図6に示すように、大便器
11、小便器12、又は手洗器13の排水口内に高圧の
水を噴射して、便器の排水口付近に溜まった汚物をその
まま下水管へ洗い流したりして、便器の排水口付近の尿
石をはがし落としたりしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薬品を流して
尿石等の汚れを溶かす方法であっても、便器等の清掃で
薬品を付けた後にブラッシングをすることからも判るよ
うに、単に便器や手洗器に薬品を流すだけでは、ブラッ
シングが不可能な排水管内壁の汚れは十分には落ちな
い。
【0011】また、便器の排水口に高圧の水を押し当て
て汚れや尿石を落とす方法でも、高圧ノズルから距離が
ある排水管の奥側部分ほど水圧の低下により汚れが落ち
にくくなるという問題がある。
【0012】ビル内の便所では、特に高層階になればな
るほど、便器と浄化槽や下水道本管との距離が長くな
り、結果として、便器から離れた部分の横管14や立管
15の内壁にこびりついた汚れや尿石を落とすことが困
難になっていた。
【0013】そこでこの発明の課題は、ビル内の便所
等、便器と浄化槽や下水道本管との距離が長い便所の排
水管において、管内を効率的に洗浄できる洗浄方法を提
供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、便所内の便器及び手洗器(以
下、便器等という)の排水が横管及び立管を通って屋外
に排出される便所の排水管の洗浄方法であって、便器等
に酸性薬剤及びアルカリ性薬剤を所定時間を空けて別々
に流し込んだ後の所定時間経過後に、高圧水を供給可能
なホースの先端にホース方向に水を逆噴射する逆噴射ノ
ズルを設けたものを、横管と立管が繋がれた部分付近か
ら横管内に挿入して便器付近まで移動させ、高圧水を噴
射しながらホースを手前方向に引き、横管内壁の汚れ、
臭い、及び尿石を落とし、同じく高圧水を供給可能なホ
ースの先端にホース方向に水を逆噴射する逆噴射ノズル
を設けたものを、地上付近から立管内に挿入して立管の
最上部付近まで移動させ、高圧水を噴射しながらホース
を下方向に移動させ、立管内壁の汚れ、臭い、及び尿石
を落とすようにした便所の排水管の洗浄方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の洗浄方法を説明
する。
【0016】まず、便所の大便器、小便器、及び手洗器
に対し、酸性薬剤(商品名ストール1号、又は、商品名
エコノパワーリキッド等の薬剤)を流し込む。当該薬品
は、結晶化した尿石を溶かす役目を果たすもので、その
流し込む量は、便器等から排水管の横管、及び立管まで
十分に薬品が流れ込む程度にする。
【0017】酸性薬剤を流し込んだ後、酸性薬品が十分
に効果を発揮できる時間である10分〜数十分経過後、
大便器、小便器、及び手洗器に対し、アルカリ性薬剤
(商品名ジョーカル)を酸性薬剤と同量程度流し込む。
このアルカリ性薬剤は、排水管内壁の、ぬめりやスカム
を取り除く役目を果たすと共に、最初に流し込んだ酸性
薬剤の残りと反応して、中和させる作用も発揮する。
【0018】上記アルカリ性薬品を流し込んだ後、アル
カリ性薬品が十分に効果を発揮できる時間である10分
〜数十分経過後、逆噴射ノズルを横管内に挿入する。
【0019】図1に示すものは、この発明の洗浄方法で
用いられる逆噴射ノズル1の要部拡大図であり、当該逆
噴射ノズル1は、高圧洗浄水を供給可能な高圧ホース2
(ブレードホース)の先端部に取りつけられるもので、
逆噴射ノズル1の高圧ホース2取付部付近には、高圧水
を供給側に向けて噴射する逆噴射部3を有し、先頭部に
は、円筒状物6を多段に繋いだガイドノズル4が設けら
れている。
【0020】逆噴射部3は、ステンレス製で、高圧ホー
ス2と同軸の略円筒形状をしており、高圧ホース2取付
側に多数の噴出口5を設け、該多数の噴出口5から高圧
ホース2より供給される水を噴射する。
【0021】ガイドノズル4は、高圧ホース2の長さ方
向に延長された軸部7に、先端部より順次大きくなるよ
うな円筒状物6を、通常4個から5個程度を適宜間隔を
設けて同軸心状に取り付けた形状のものである。
【0022】ガイドノズル4の軸部7は柔軟性を有して
おり、該先端部を先頭に管内に導入する際、先端部が管
内で振れて、管の曲がった部分であっても空間が空いた
部分に入り込んで逆噴射ノズル1を管の奥側へ誘導して
ゆくようになっている。
【0023】これらガイドノズル4と逆噴射部3からな
る逆噴射ノズル1は、直径が10mm程度となってお
り、内径30〜50mm程度の横管や内径100mm程
度の立管内に引っかかり無く挿入できるようになってい
る。
【0024】図2に示すように、立管15と横管14の
接合部付近に普段は封鎖された掃除口8があり、この掃
除口8よりガイドノズル4を先頭にして、逆噴射ノズル
1を横管14に通し、高圧ホース2を押し込んで、逆噴
射ノズル1を便所の便器12等の下付近に移動させる。
【0025】その後、高圧ホース2に水又は洗浄水を高
圧をかけながら供給し、供給された水又は洗浄水は、逆
噴射ノズル1から高圧ホース2のある方向に逆噴射する
ことになる。
【0026】こうすれば、横管14内部で、酸性薬剤に
より軟らかくなった尿石やアルカリ性薬剤により溶かさ
れたぬめりやスカムが、ホースの方向、即ち便器12か
ら立管15の方向に押し流されることになり、更に、残
留薬剤も同様に立管15の方向に流されてゆく。
【0027】そのままゆっくりと高圧ホース2を掃除口
8方向に引けば、逆噴射ノズル1は便器12付近から立
管15付近まで移動し、横管14内壁全体に逆噴射ノズ
ル1の噴射水が当たり、普段は洗浄することが出来なか
った横管14を洗浄することができるようになる。
【0028】尚、逆噴射ノズル1による横管14の洗浄
前あるいは洗浄後、図5及び図6に示した従来からの高
圧ジェットガン17により、便器口付近を洗浄して、洗
浄の完全を図るようにしても良い。
【0029】高層ビルのように便所が複数階にある場
合、上記のような横管14の洗浄を各階毎に行い、全て
の横管14の洗浄が終了すれば、立管15の洗浄を行
う。
【0030】立管15の洗浄は、下水を一時溜める屋外
ピット16の口から、逆噴射ノズル1を挿入し、高圧ホ
ース2を押し込んで屋外ピット16に繋がる立管15内
最上部付近まで逆噴射ノズル1を移動させる。
【0031】その後、高圧ホース2に水又は洗浄水を高
圧をかけながら供給し、供給された水又は洗浄水は、逆
噴射ノズル1から高圧ホース2のある下方向に逆噴射す
る。
【0032】こうすれば、立管15内部で、酸性薬剤に
より軟らかくなった尿石やアルカリ性薬剤により溶かさ
れたぬめりやスカムが、下方向、即ち屋外ピット方向1
6に押し流されることになり、更に、最初に横管14か
ら洗浄により流された尿石や残留薬剤も同様に立管15
内で下方向に流されてゆく。
【0033】上記したように、横管14、立管15の洗
浄方法は、2階以上に便所を有する場合に特に有効であ
るが、1階にある便所の場合、図3に示すように、屋外
ピット16から直接横管14内部を洗浄することも可能
である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、従来
不可能だった便所の排水管内壁の全面にわたった洗浄が
可能となり、頑固な悪臭や尿石による排水管のつまり等
を無くすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄方法で用いる逆噴射ノズルの正
面図である。
【図2】この発明の洗浄方法を示す正面断面図である。
【図3】この発明の洗浄方法を示す正面断面図である。
【図4】ビルにおける便所の排水管の配管を示す正面断
面図である。
【図5】従来の洗浄方法で用いる噴射ノズルである。
【図6】従来の洗浄方法を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 逆噴射ノズル 2 高圧ホース 11 大便器 12 小便器 13 手洗器 14 横管 15 立管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便所内の便器及び手洗器(以下、便器等
    という)の排水が横管及び立管を通って屋外に排出され
    る便所の排水管の洗浄方法であって、便器等に酸性薬剤
    及びアルカリ性薬剤を所定時間を空けて別々に流し込ん
    だ後の所定時間経過後に、高圧水を供給可能なホースの
    先端にホース方向に水を逆噴射する逆噴射ノズルを設け
    たものを、横管と立管が繋がれた部分付近から横管内に
    挿入して便器付近まで移動させ、高圧水を噴射しながら
    ホースを手前方向に引き、横管内壁の汚れ、臭い、及び
    尿石を落とし、同じく高圧水を供給可能なホースの先端
    にホース方向に水を逆噴射する逆噴射ノズルを設けたも
    のを、地上付近から立管内に挿入して立管の最上部付近
    まで移動させ、高圧水を噴射しながらホースを下方向に
    移動させ、立管内壁の汚れ、臭い、及び尿石を落とすこ
    とを特徴とする便所の排水管の洗浄方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315114A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyoritsu Seiyaku Kk 小便器排水管洗浄用具及び小便器排水管洗浄方法
KR101022846B1 (ko) 2010-11-12 2011-03-17 송경애 착탈 가능한 오수배출관을 갖는 이동식화장실
JP2016061064A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 アクア技研株式会社 排水管の洗浄方法
JP2017172121A (ja) * 2016-03-19 2017-09-28 共立製薬株式会社 排水管洗浄用アタッチメント及び排水管洗浄方法
CN112676281A (zh) * 2020-12-14 2021-04-20 马鞍山章鱼心网络科技服务有限公司 行驱式管道内壁双向清洁装置

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