JP2000342613A - 簡易型身体牽引具 - Google Patents

簡易型身体牽引具

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JP2000342613A
JP2000342613A JP11197939A JP19793999A JP2000342613A JP 2000342613 A JP2000342613 A JP 2000342613A JP 11197939 A JP11197939 A JP 11197939A JP 19793999 A JP19793999 A JP 19793999A JP 2000342613 A JP2000342613 A JP 2000342613A
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JP11197939A
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Ryuichi Hasegawa
竜一 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 部屋の中の家具または窓に固定された伸縮
性を有する紐若しくは帯またはバネの張力(6)で後頭
部または足部を乗せ身体の重力(7)を利用し牽引する
ことで日常頻繁に起こりうる体の不調を解消する牽引具
を提供する。 【解決手段】 中継紐(3)の一方を家具または窓に固
定具(5)で固定しもう一方を中継具(2)に接続し、
その中継具(2)に後頭部または足部を乗せ牽引する弾
性紐(1)を接続することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、整体や整骨に利
用される人体の矯正具であって部屋の中の小さなスペー
スを使い窓や家具と後頭部または足部を伸縮性を有する
紐若しくはゴムまたはバネの張力(6)で身体の重力
(7)と身体と床の摩擦力(8)を利用し牽引すること
で頸椎(11)胸椎(12)腰椎(13)腸骨(15)
の歪みを矯正し腰痛、肩凝り、椎間板ヘルニア、頸椎ヘ
ルニア、股関節痛、各種神経痛を解消する簡易型身体牽
引具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頸椎(11)胸椎(12)腰椎
(13)の矯正具としては、滑車を使ったロープの片側
に顎と頭をベルトで固定し反対側に重りをつけて重りの
重さで牽引したり同様の構造で制御されたモーターの動
力で牽引する器具、他に頸椎(11)のみを矯正する器
具としてプロテクターで固める方法、空気圧で首筋を伸
ばす方法、また腸骨(15)仙骨(14)を矯正する器
具として骨盤ベルトがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 (イ) 重りの重さやモーターの動力で牽引する器具
は、構造を頑丈に作らざるを得ず、さらに重りやモータ
ーを使うことで重量が重く高価なものとなり、また顎を
牽引する方法は喉を圧迫する恐れがあり大変危険であ
る。 (ロ) 首を固定したり空気圧で伸ばしたりする方法で
は、顎にばかり伸びる力が加わり肝心な頸椎を伸ばし矯
正するには不十分である。 (ハ) 骨盤ベルトにおいては、長期間着用すると腸骨
(15)仙骨(14)周辺の筋肉群や靱帯をかえって弱
めてしまうことがあり、また頸椎を直接矯正することは
できない。本発明は、これらの欠点を除くためになされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】中継紐(3)の一方の先
端を家具または窓に固定具(5)で固定しもう一方をを
中継具(2)の片側に接続具(4)で接続する。その中
継具(2)の反対側の両端に後頭部または足部を乗せ牽
引する伸縮性を有した一本の弾性帯(1)をUの字状に
接続し牽引する簡易型身体牽引具。または請求項2に示
す上記の中継紐(3)を使用せず固定具(5)に直接、
中継具(2)を接続しその中継具(2)に弾性帯(1)
を接続し牽引する簡易型牽引具。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。 (イ) 長さ調節可能な中継紐(3)の一方の先端を家
具または窓に固定具(5)で固定し、もう一方をくの字
型の中継具(2)の片側中央に接続具(4)で接続す
る。 (ロ) その中継具(2)の反対側の両端に後頭部また
は足部を乗せ牽引する伸縮性を有した一本の弾性帯
(1)をUの字状に接続する。 (ハ) 請求項2に示す上記の中継紐(3)を使用せず
固定具(5)に直接、中継具(2)を接続し中継具
(2)に弾性紐(1)を接続する。本発明は以上のよう
な構造で、これを使用するときは、 第1実施の形態 図2は、中継紐(3)の先端を窓枠に固定しU字状の弾
性帯(1)の上に後頭部を乗せ矢印(A)の方向へ体を
ずらし頭部を牽引した図で、このとき頭部は弾性紐
(1)の張力(6)で牽引され、頸椎ヘルニアまたは歪
んだ頸椎(11)胸椎(12)を矯正し治療することが
できるまたこの時、弾性帯(1)は身体に対して約45
°±10°位が最適に牽引することが可能でありその角
度が維持できる固定場所を探し中継紐(3)の長さを調
整する必要がある。 第2実施の形態 図3は請求項2で示すように、固定具(5)をベッドに
固定し、そこに中継具(2)と弾性帯(1)を取り付け
た例を示す。 第3実施の形態 図4に示すように弾性帯(1)の上に後頭部を乗せ矢印
(A)の方向に牽引した状態で下半身を右か左のどちら
かに、ひねる力(9)を加えると図5に示すように重力
(7)の支点(10)が下側の腸骨(15)に移動する
ため腰椎(13)が張力(6)とひねる力(9)を受け
て歪んだ部位を矯正し易くなる。 第4実施の形態 図6に示すように今度は弾性帯(1)の上に両足を乗せ
矢印(A)の方向に腕を使って体を移動し牽引すると腰
椎(13)間の椎間板(18)が伸ばされ、椎間板ヘル
ニアを患った直後から数日間の治療として最適である。 第5実施の形態 図7に示すのは弾性帯(1)の上に片足だけを乗せ矢印
(A)の方向に体を移動し牽引した状態で腰を矢印
(B)のように旋回運動すると図8に示す腸骨(15)
は張力(6)側へ仙骨(14)は摩擦力(8)側へと牽
引された状態で矢印(B)の運動が行われるので上方に
転位した腸骨(15)や股関節痛を治療することができ
る。 また参考までに腸骨(15)は捻転や上方に転位
することはあるが下方に転位する例はほとんど無い。
【0006】
【発明の効果】本発明を使用することで自分の体のしく
みや癖について今まで以上に理解し、ある程度の体の不
調は医者に頼ることなく自分で治療を行うことを可能に
した牽引具で、今後の高齢化社会に向けて一人一人が健
康に対する意識の向上を実現する。これ1台で日常頻繁
に起こりうる肩凝り、頸椎ヘルニア、椎間板ヘルニア、
頸椎(11)胸椎(12)腰椎(13)腸骨(15)の
転位、坐骨神経痛に股関節痛等、あらゆる症状に対し本
格的な治療を可能にし、しかも弾性帯(1)の張力は自
分の体重より常に少なく働くため筋肉を痛めることがな
い。また後頭部を牽引するのでで顎や喉を圧迫する危険
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】第1実施の形態の斜視図である。
【図3】請求項2の場合の例である。
【図4】第3実施の形態の斜視図である。
【図5】図4を解説した図である。
【図6】第4実施の形態の斜視図である。
【図7】第5実施の形態の斜視図である。
【図8】図7を解説した図である。
【図9】人体の骨格を表した図である。
【符号の説明】
1 弾性帯 2 中継具 3 中継紐 4 接続具 5 固定具 6 張力 7 重力 8 摩擦力 9 ひねる力 10 支点 11 頸椎 12 胸椎 13 腰椎 14 仙骨 15 腸骨 16 大腿骨 17 股関節 18 椎間板 A 矢印(移動する方向) B 矢印(旋回する方向)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中継紐(3)の一方の先端を家具または窓
    に固定具(5)で固定しもう一方を中継具(2)に接続
    し、中継具(2)に後頭部または足部を乗せ牽引する弾
    性帯(1)を接続した簡易型身体牽引具。
  2. 【請求項2】中継紐(3)を使用せずにベッド等家具に
    固定した固定具(5)に直接、中継具(2)を接続した
    請求項1の簡易型牽引具
JP11197939A 1999-06-08 1999-06-08 簡易型身体牽引具 Pending JP2000342613A (ja)

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