JP2000334057A - 樹木評価システムおよび記録媒体 - Google Patents

樹木評価システムおよび記録媒体

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JP2000334057A
JP2000334057A JP17872999A JP17872999A JP2000334057A JP 2000334057 A JP2000334057 A JP 2000334057A JP 17872999 A JP17872999 A JP 17872999A JP 17872999 A JP17872999 A JP 17872999A JP 2000334057 A JP2000334057 A JP 2000334057A
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JP
Japan
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heat
receiving surface
heat receiving
mesh
tree
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Application number
JP17872999A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tanaka
和義 田中
Ikuo Jinriyou
郁夫 神凉
Yukihiro Shiraishi
行広 白石
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Fujitsu FIP Corp
Original Assignee
Fujitsu FIP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、火災面と受熱面との間に存在する
樹木の影響を評価する樹木評価システムおよび記録媒体
に関し、火災面および受熱面をメッシュ分割しその間に
樹木を配置し、火災面の各メッシュから受熱面のメッシ
ュへの射影を行って樹木があるときには遮蔽率を演算し
てその影響を評価し、簡易な手法で樹木の火災に与える
影響評価をコンピュータを使って実現することを目的と
する。 【解決手段】 火災面および受熱面をそれぞれ分割して
メッシュを生成する手段と、火災面上の各メッシュから
受熱面の各メッシュにそれぞれ射影して間に樹木が配置
されていたときは樹木の遮蔽率を考慮して熱量を算出し
受熱面の各メッシュ毎の熱量の総量を算出する手段とを
備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災面と受熱面と
の間に存在する樹木の影響を評価する樹木評価システム
および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの間などに配置する樹木は、
火災面からは延焼の原因になるなどの理由により、火災
の面からは評価されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、ビルの間などに
配置した樹木による火災面から受熱面への影響は、縮小
モデルを実際に作成してその影響を調べる必要があり、
作業が大変であるという問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
火災面および受熱面をメッシュ分割しその間に樹木を配
置し、火災面の各メッシュから受熱面のメッシュへの射
影を行って樹木があるときには遮蔽率を演算してその影
響を評価し、簡易な手法で樹木の火災に与える影響評価
をコンピュータを使って実現することを目的としてい
る。
【0005】また、本発明は、遮蔽物(木材、樹木な
ど)の発火限界に到達したときの受熱面の時間経過の状
況を分かり易く表示して評価することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、処理装置
1は、プログラムに従い各種処理を実行するものであっ
て、ここでは、メッシュ分割手段2、失効判定手段3、
熱量算出手段4などから構成されるものである。
【0007】メッシュ分割手段2は、火災面および受熱
面を所定サイズで分割してメッシュを生成するものであ
る。失効判定手段3は、樹木への熱量の総和が閾値を越
えたときに当該樹木が失効したと判定して削除するもの
である。
【0008】熱量算出手段4は、火災面の各メッシュか
ら受熱面のメッシュに射影し、間に樹木があったときは
遮蔽率を考慮して熱量を算出しメッシュ毎の総熱量を算
出するものである。
【0009】n次受熱面作成手段11は、所定時間経過
後のn次(nは1からN(正の整数))の受熱面の各セ
ルの熱量の総量を算出するものである。表示・評価手段
12は、遮蔽物の発火限界をもとに該当する総熱量bの
n次受熱面のセルを強調表示およびその旨のメッセージ
を表示するものである。
【0010】次に、動作を説明する。メッシュ分割手段
2が火災面および受熱面をそれぞれ分割してメッシュを
生成し、熱量算出手段4が火災面上の各メッシュから受
熱面の各メッシュにそれぞれ射影して間に樹木が配置さ
れていたときは樹木の遮蔽率を考慮して熱量を算出し受
熱面の各メッシュ毎の熱量の総量を算出するようにして
いる。
【0011】この際、失効判定手段3が火災面と受熱面
の間に配置した樹木への熱量の総和が閾値を越えたもの
があったときに樹木を失効と判定して削除するようにし
ている。
【0012】また、火災面と受熱面の間に複数の樹木が
あり、重なったときは重なった樹木のそれぞれの遮蔽率
を考慮して受光面への熱量を算出するようにしている。
また、n次受熱面作成手段11が指定された1つあるい
は複数の所定時間までの受熱面の各メッシュ(セル)の
熱量の総量を算出するようにしている。
【0013】また、n次受熱面作成手段11が算出され
た所定時間経過後の受熱面の各メッシュ毎の熱量の総量
をもとに、指定された1つあるいは複数の時間における
受熱面の各メッシュの熱量の総量を算出するようにして
いる。
【0014】また、表示・評価手段12が算出した1つ
あるいは複数の所定時間経過後の受熱面の各メッシュの
熱量の総量を画面上に表示あるいは複数を対応づけて表
示するようにしている。
【0015】また、表示・評価手段12が受熱面の各メ
ッシュの熱量の総量を画面上に表示あるいは複数を対応
づけて表示する際に、指定された遮蔽物の発火限界に対
応する熱量の総量に該当する受熱面のセルを強調表示お
よび必要に応じてその旨のメッセージを併せて表示する
ようにしている。
【0016】従って、火災面および受熱面をメッシュ
(セル)分割しその間に樹木を配置し、火災面の各メッ
シュから受熱面のメッシュへの射影を行って樹木がある
ときには遮蔽率を演算してその影響を評価することによ
り、簡易な手法で樹木の火災に与える影響評価をコンピ
ュータを使って実現することが可能となった。
【0017】また、遮蔽物(木材、樹木など)の発火限
界に到達したときの受熱面の時間経過の状況を分かり易
く表示して評価することが可能となる。
【0018】
【実施例】次に、図1から図11を用いて本発明の実施
の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、処理装置1は、図示外の記録媒体から読
み出したプログラムを主記憶にローディングして起動
し、以下に説明する各種処理を実行するものであって、
ここでは、メッシュ分割手段2、失効判定手段3、熱量
算出手段4などから構成されるものである。
【0020】メッシュ分割手段2は、火災面および受熱
面を所定サイズで分割してメッシュを生成するものであ
る。失効判定手段3は、火災面から樹木への熱量の総和
が閾値を越えたときに当該樹木が失効したと判定して削
除するものである。
【0021】熱量算出手段4は、火災面の各メッシュか
ら受熱面のメッシュに射影し、間に樹木があったときは
遮蔽率を考慮して熱量を算出しメッシュ毎の総熱量を算
出するものである。
【0022】樹木モデル5は、火災面と受熱面との間に
配置する樹木の形、サイズなどのデータである。表示装
置6は、各種データなどを表示するものである。
【0023】入力装置7は、各種データを入力したり各
種指示を入力したりするものであって、キーボードやマ
ウスなどである。n次受熱面作成手段11は、所定時間
経過後のn次(nは1からN(正の整数))の受熱面の
各セルの熱量の総量を算出するものであって、指定され
た1つあるいは複数の所定時間までの受熱面の各メッシ
ュの熱量の総量を算出してn次受熱面を作成したり、あ
るいは算出された所定時間経過後の受熱面の各メッシュ
毎の熱量の総量をもとに指定された1つあるいは複数の
時間における受熱面の各メッシュの熱量の総量を算出し
てn次受熱面を作成したりなどするものである。
【0024】表示・評価手段12は、算出された1つあ
るいは複数の所定時間経過後の受熱面の各メッシュの熱
量の総量を画面上に表示あるいは複数を対応づけて表示
すると共に、指定された遮蔽物の発火限界に対応する熱
量の総量に該当する受熱面のセルを強調表示および必要
に応じてその旨のメッセージを併せて表示したりなどす
るものである。
【0025】次に、図2のフローチャートの順番に図1
の構成の動作を詳細に説明する。図2は、本発明の動作
説明フローチャートを示す。図2において、S1は、樹
木の遮蔽力の入力を行う。ここでは、右側に記載した下
記の項目の入力を行う。
【0026】・樹木の数: ・樹木の形: ・樹木の高さ: ・樹木の幅: ・樹木の遮蔽率: 例えば後述する図3に示すように、樹木1、樹木2につ
いて、上段に示すように、上記5項目のデータをそれぞ
れ入力する。
【0027】S2は、モデルデータの読み込みを行う。
これは、例えば後述する図3に示すように、火災面のデ
ータ(高さ、奥行き、風の強さ、炎の揺らぎ等のデー
タ)と、受熱面のデータ(高さなどのデータ)、火災面
と受熱面との距離などのモデルデータを読み込む。
【0028】S3は、火災面・受熱面の分割を行う。こ
れは、火災面および受熱面を所定サイズ(例えば1M
角)で分割してメッシュを生成する。S4は、樹木の遮
蔽力失効の判定を行う。この判定は、火災面の炎が触れ
る樹木は失効、火災面から12000Kcal/H以上
の熱量を受けた樹木は失効する。これら失効した樹木
は、以下の説明からは削除し、遮蔽物として取り扱わな
い。
【0029】S5は、火災面の分割個数分繰り返す(S
6からS10の処理を火災面の分割個数分だけ繰り返
す)。S6は、樹木の個数分繰り返す(S7からS9の
処理を樹木の個数分繰り返す)。
【0030】S7は、直線の算出を行う。これは、火災
面上のメッシュの中点から、受熱面上のメッシュの中点
に向けて直線を引く(射影する)。S8は、交点の算出
を行う。これは、S7で引いた火災面上のメッシュの中
点から、受光面上のメッシュの中点に結ぶ線分と、樹木
との交点があるか判定する。
【0031】S9は、樹木の遮蔽範囲の特定を行う。こ
れは、S8で見つかった樹木との交点の範囲の特定を行
う。これらS7からS9によって、後述する図8に示す
ように、火災面から受熱面への線分との交点がある(樹
木がある)ものがすべて見つかったこととなる。樹木が
ある場合には、火災面から放射される熱量に当該樹木の
遮蔽率Rを乗算して距離の2乗で除算し受熱面のメッシ
ュへの熱量を算出する。樹木がないときは火災面から放
射される熱量に距離の2乗で除算し受熱面のメッシュへ
の熱量を算出する。
【0032】S10は、集計結果の合算を行う。これら
S7からS9で算出した結果を合算する。S11は、結
果を表示する。
【0033】以上によって、火災面上の各メッシュの中
点から受熱面上のメッシュの中点に直線を引いて樹木と
の交点があれば、火災面上の当該メッシュから放射され
る熱量に樹木の遮蔽率を乗算した後、火災面から受熱面
までの距離の2乗で除算し、受熱面上の当該メッシュへ
の熱量を算出し、交点がないときは火災面上の当該メッ
シュから放射される熱量を火災面から受熱面までの距離
の2乗で除算し、受熱面上の当該メッシュへの熱量を算
出する。これを火災面上のメッシュと、受熱面上のメッ
シュとの全ての組み合わせについて繰り返し、受熱面の
各メッシュへの熱量をそれぞれ求めて受熱面上の各メッ
シュ毎の総熱量を算出することが可能となる。以下順次
詳細に説明する。
【0034】図3は、本発明の説明図(図2のS1、S
2)を示す。これは、図2のS1の樹木の遮蔽力の入
力、S2のモデルデータの読み込みを行った状態を示
す。ここで、 (1) 樹木1,2について、上段の矩形で囲んだ遮蔽
力に関する図示の下記のデータを樹木1、樹木2につい
てそれぞれ入力する。
【0035】・樹木の数: ・樹木の形: ・樹木の高さ: ・樹木の幅: ・樹木の遮蔽率:R1(樹木1の遮蔽率)、R2(樹木
2の遮蔽率) (2) モデルデータを読み込み、図示のように、火災
面および受熱面のデータを読み込む。
【0036】・火災面のデータ: ・高さ: ・奥行き: ・炎の揺らぎ: ・風の強さ: ・受熱面: ・高さ: ・奥行き: ・火災面から受熱面までの距離L 以上のように、樹木の遮蔽力に関するデータ(樹木の
数、形、高さ、幅など)およびモデルデータ(火災面、
受熱面の形状データ、距離などのデータ)を入力、取込
むことで、図示のようにイメージ的に表示され、樹木の
影響を評価する準備が完了したこととなる。
【0037】図4は、本発明の説明図(図2のS4)を
示す。これは、図2のS4の樹木の遮蔽力失効の判定を
説明する図である。図4の(a)は、火災面から受熱面
への直線を発生して樹木との交点を求める説明図を示
す。ここでは、火災面の1のメッシュから受熱面の1、
2,3・・・と全てのメッシュについて線分を発生させ
て、樹木との交点があるものをすべて算出し、同様に、
火災面の2、3,4、・・・のメッシュからというよう
に樹木との交点をすべて算出する。
【0038】図4の(b)は、樹木の遮蔽力失効の判定
を説明する図を示す。ここでは、図4の(a)で求めた
全ての交点について熱量を樹木に足し込むことを繰り返
し、総熱量が所定値(例えば12000Kcal/
2、(針葉樹が1時間熱放射を受けても耐えることが
できる実験的に求めた熱量))以上となったときに当該
樹木は失効すると判定し削除する。また、樹木が、火災
面からのびる炎にふれたときは、失効すると判定し削除
する。
【0039】以上によって、火災面から樹木へ放射され
る総熱量が所定値を越えたとき、あるいは火災面の炎が
樹木にふれたときは、当該樹木を失効と判定し樹木を削
除して既述した図2のS5以降の処理を行うことによ
り、遮蔽力のない樹木を評価対象から除外して精度を高
めることが可能となる。
【0040】図5は、本発明の説明図(図2のS10)
を示す。図5の(a)は、火災面から受熱面への直線上
に1つの樹木(複数の樹木がかさならない)がある例を
示す。この場合には、受熱面上に射影される熱量は図示
の下記の式で算出される。
【0041】 e=(44000/L2 )×R1 Kcal/h ここで、eは受光面に射影される熱量(1平方メートル
当たりの熱量)を表し、Lは火災面から受熱面までの距
離を表し、Eは火災面から放射される熱量を表し、R1
は樹木1の遮蔽率を表す。
【0042】図5の(b)は、火災面から受熱面への直
線上に2つの樹木(複数の樹木)がある例を示す。この
場合には、受熱面上に射影される熱量は図示の下記の式
で算出される。
【0043】e=(44000/L2 )×(R1×R
2) Kcal/h ここで、eは受光面に射影される熱量(1平方メートル
当たりの熱量)を表し、Lは火災面から受熱面までの距
離を表し、Eは火災面から放射される熱量を表し、R
1,R2は樹木1,2の遮蔽率を表す。
【0044】図6は、本発明の説明図(集計)を示す。
図6の(a)は、火災面と受熱面との間に樹木1がある
場合の受熱面における熱量の集計を説明する図を示す。
ここでは、図示の下記のように配置されているとする。
【0045】・火災面は、メッシュK1、K2、K3が
ある。 ・受熱面は、メッシュJ1,J2,J3がある。 ・樹木1が火災面と受熱面の間に図示のように配置され
ている。
【0046】図6の(b)は、受熱面のメッシュJ1に
おける総熱量j1を求める式を示す。この式j1は、図
示の下式となる。 j1=(E/L2)+((E/L2 )×R1)+((E/L2 )×R1) K1からJ1 K2からJ1 K3からJ1 図6の(c)は、受熱面のメッシュJ2における総熱量
j2を求める式を示す。この式j2は、図示の下式とな
る。
【0047】 j2=((E/L2)×R1)+((E/L2 )×R1)+(E/L2 ) K1からJ2 K2からJ2 K3からJ2 図6の(d)は、受熱面のメッシュJ3における総熱量
j3を求める式を示す。この式j3は、図示の下式とな
る。
【0048】 j3=((E/L2)×R1)+(E/L2 )+(E/L2 ) K1からJ3 K2からJ3 K3からJ3 図6の(e)は、総計を求める式を示す。この総計の式
は、図示の下式となる。
【0049】総計=j1+j2+j3 以上のようにして、図6の(a)に示す火災面と受熱面
の間に樹木1がある場合について、受熱面の各メッシュ
(J1,J2,J3)におけるそれぞれの総熱量(j
1,j2,j3)を簡易に算出することが可能となる。
【0050】図7は、本発明の説明図(図2のS7、S
8、S9)を示す。図7の(a)は、火災面と受熱面の
間に樹木1,2、が存在する例を示す。図7の(b)
は、樹木1が遮蔽範囲に入るか、入らないかを特定する
説明図を示す。ここでは、火災面のメッシュK1,K
2,K3から受熱面J1に射影した場合に樹木1が入る
か、入らないかの判定をする。
【0051】・K1からJ1は、図から判明するよう
に、入いらない。 ・K2からJ1は、図から判明するように、入いる。 ・K3からJ1は、図から判明するように、入いる。
【0052】同様に、受熱面J2,J3についても行
う。図8は、本発明の説明図(集計例)を示す。図8の
(a)は、K1(一番高い位置)から射影した総熱量の
分布を示す。これは、例えば図7の(a)の火災面の1
番高い位置のメッシュK1から受熱面の各メッシュに射
影したときの総熱量の分布の様子を示す。
【0053】図8の(b)は、K2(中間の位置)から
射影した総熱量の分布を示す。これは、例えば図7の
(a)の火災面の中間の位置のメッシュK2から受熱面
の各メッシュに射影したときの総熱量の分布の様子を示
す。
【0054】図8の(c)は、K3(一番低い位置)か
ら射影した総熱量の分布を示す。これは、例えば図7の
(a)の火災面の1番低い位置のメッシュK3から受熱
面の各メッシュに射影したときの総熱量の分布の様子を
示す。
【0055】図8の(d)は、K1,K2,K3の総和
の総熱量の分布を示す。以上のように、火災面の一番高
い位置K1,中間の位置K2,一番低い位置K3から射
影した受熱面の各メッシュの総熱量の分布をそれぞれ表
示することにより、各火災面の上部、中間、下部からの
受熱面に与える熱量の影響を分かりやすく表示し、樹木
がそれぞれの場所に与える影響を評価することが可能と
なった。また、各火災面の上部、中間、下部からの受熱
面における総熱量の総和を各メッシュで求めることで、
火災面の全体から受熱面に与える総熱量の分布を表示
し、樹木が受熱面に与える影響を分かり易く表示するこ
とが可能となった。
【0056】図9は、本発明の配置図を示す。これは、
火災面、樹木、受熱面の配置例を示す。ここでは、火災
面と受熱面とが平行であり、両者の間であって、右側の
約半分の部分に図示のように、樹木が10本配置されて
いる。
【0057】図10は、本発明の説明図(受熱面におけ
る熱量)を示す。ここで、横軸が受熱面の長さであり、
縦軸が受熱面の高さである。この図10の熱量分布から
右下が樹木によって熱遮蔽されている様子が判明する。
【0058】図11は、本発明の説明図(樹木データ)
を示す。ここでは、・球体、円錐、円柱、立方体、円柱
+円錐、円錐+円柱という樹木データを作成しておき、
火災面と受熱面の間に配置する樹木の形状、複数の樹木
をまとめて垣根のようにした場合などに応じて適切なも
のを選択する。
【0059】図12は、本発明のn次受熱面の説明図を
示す。図12の(a)は、n次受熱面の説明図を示す。
ここで、横軸は発火してからの経過時間を示し、縦軸は
そのときの、遮蔽物を透過して受熱面に到達した総受熱
量を示す。ここでは、発火より60分経過するまでに、
遮蔽物を透過して受熱面に到達した熱量の総量(総熱
量、被受熱量)をもとめ、当該総熱量を時間に比例する
と仮定して図示の直線のように(あるいは実験で求めた
関数で)発火時刻から任意時刻のn次受熱面の総熱量を
求める様子を示したものである。また、図中の木材の発
火推定時刻、樹木の発火推定時刻は、後述する図12の
(b)の実験で求めた木材の発火限界、樹木の発火限界
に相当する総熱量を受熱面が受けたときに木材、樹木が
発火するので当該時刻(材木の発火推定時間、樹木の発
火推定時間)を求めたものである。
【0060】図12の(b)は、発火限界の例を示す。
ここでは、図示のように、実験により木材、樹木につい
て発火限界の総熱量を求めると、図示の下記のようにな
った。
【0061】・木材の発火限界:4,000Kcal/
2h ・樹木の発火限界:12,000Kcal/m2h(針
葉樹) これら発火限界となる、図12の(a)の縦軸の総熱量
に対応する時間が図示のそれぞれの材木、樹木の発火推
定時間となる。
【0062】以上のように、遮蔽物(例えば材木、樹木
などの遮蔽物)の発火限界を実験などで求めることによ
り、図11の(a)の発火してからの経過時間と、その
ときの各時刻の受熱面(n次受熱面という)の各セルの
総熱量が発火限界となったときにそのセルに対応する遮
蔽物が発火することを分かり易くn次受熱面の該当セル
を強調表示したり、その旨のメッセージを表示させたり
などすることが可能となる。
【0063】以下、図12から図16を用いて、発火時
刻から任意の時間経過したときのn次受熱面の総熱量を
算出する手順について順次詳細に説明する。図13は、
本発明のn次受熱面の作成フローチャートを示す。
【0064】図13において、S21は、入力条件の指
定を行う。これは、下段に記載した下記の情報を指定す
る。 ・ファイル名:例えば「ファイルA」 ・時間 :例えば2分30秒、6分30秒など ここで、ファイル名は、既述した図2のフローチャート
に従い、例えば60分経過後の、火災面から放射された
熱量が途中に配置された遮蔽物(例えば樹木)によって
一部が遮蔽された後の受熱面における分割した各セル
(各メッシュ)毎の熱量の時間積分した総熱量を求め、
この求めた総熱量のデータを格納したファイル名であ
る。時間は、発火してからの経過時間であって、発火後
の所定時間経過時の受熱面の各セルの総熱量(n次受熱
面の総熱量)を算出するように指定するものである。
【0065】S22は、ファイルの読み込みを行う。こ
れは、例えばS21で指定された60分経過後の受熱面
の各セルの総熱量を格納したファイルAの内容を読み込
む。S23は、受熱面のセルの受熱量を取り出す。これ
は、ここでは、例えば60分経過後の受熱面のセルの総
熱量を取り出す。
【0066】S24は、指定された第1の時間の受熱量
を計算する。これは、例えば既述した図2の(a)の6
0分経過後の受熱面のあるセルの総熱量を取り出し、例
えばS21で指定された時間「2分30秒」で例えば按分
した総熱量を計算する。
【0067】S25は、1次受熱面の該当セルに値を格
納する。これは、S24で算出した1次受熱面のセルの
総熱量を、1次受熱面(例えば発火後、2分30秒経過
後の受熱面)の該当セルに格納する。
【0068】S26は、終わりか判別する。YESの場
合には、S27に進む。NOの場合には、S23からS
25を繰り返し、次のセルについて繰り返す。S27
は、S23からS25を繰り返して1次受熱面の全セル
について指定された時間(発火してからの経過時間)に
おける総熱量を求めて当該1次受熱面に格納を終了した
ので、次の受熱面についてS23からS25を繰り返
し、n次受熱面の各セルの総熱量をそれぞれ算出して格
納する。
【0069】以上によって、既述した図2のフローチャ
ートに従い受熱面の各セルの総熱量を算出し、これを用
いて指定された時間におけるn次受熱面の各セルの総熱
量をそれぞれ算出することが可能となる。そして、これ
ら算出したn次受熱面の各セルの総熱量を表示すると、
後述する図15および図16に示すようになる。
【0070】尚、ここでは、60分経過後の受熱面の各
セルの総熱量をもとに、指定された時間における受熱面
の各セルの総熱量を算出したが、これに限らず、既述し
た図2のフローチャートに従い、指定された時間におけ
る受熱面の各セルの総熱量を順次計算するようにしても
よい。
【0071】図14は、本発明のn次受熱面の表示・評
価フローチャートを示す。これは、図13のフローチャ
ートに従い計算したn次受熱面を表示および評価結果を
表示するときのフローチャートである。
【0072】図14において、S31は、1次〜n次に
ならべて表示する。これは、既述した図13のフローチ
ャートに従い計算して求めた1次受熱面〜n次受熱面の
各セルのデータを、後述する図15(a),(b),
(c),図16の(d),(e),(f)に示すよう
に、発火時刻から順番に並べて対応づけて表示する。
【0073】S32は、遮蔽物の発火限界を指定する。
例えば図示の下記のように指定する。 ・木材: 4,000Kcal/m2h ・樹木:12,000Kcal/m2h S33は、指定された限界値をもとに1次〜n次の中か
ら最早のセルをさがす。これは、S32で指定された例
えば木材の発火限界4,000Kcal/m2hとなる
最早のセルを、1次〜n次の受熱面の各セル中から探
す。
【0074】S34は、セルを強調表示およびメッセー
ジ表示する。例えば後述する図15の(c)の木材の発
火限界4,000Kcal/m2hを最早に越えたセル
を図示ののように強調表示、およびのようにメッセ
ージ「木材の発火限界を超えました」を表示し、発火後、
どれだけの時間を経過したときに木材が発火し、かつい
ずれのセルの部分が発火したかを分かり易く並べて表示
することが可能となる。
【0075】以上のように、図13で計算したn次受熱
面を図15および図16に示すように発火からの時間経
過に従い見やすく表示すると共に、遮蔽物の木材、樹木
の発火限界を指定することで最早の発火したときの経過
時間とそのセルを強調表示およびいずれの遮蔽物が発火
したかをメッセージで分かり易く表示することが可能と
なる。これを見た利用者(遮蔽物の設計者)がどれだけ
時間が経過したときにいずれに配置した遮蔽物が発火す
るかを簡易に視覚的に判断し、防災面から遮蔽物自身と
その配置などを評価することが可能となる。
【0076】図15および図16は、n次受熱面例を示
す。図15の(a)は、1次受熱面の表示例を示す。こ
れは、 ・発火後2分30秒後 ・総受熱量61985Kcal の場合の指定された第1番目の受熱面(1次受熱面とい
う)の表示例である。
【0077】この1次受熱面のグラフは、縦線と横線で
区切られた各セル(各メッシュ)が、既述した図2のフ
ローチャートで説明した受熱面の分割個数に対応してい
る。各セルは、右端に示した濃度表示(あるいはカラー
表示)で示すそれぞれの受熱量(Kcal/m2)を表
す。横軸は受熱面の幅方向を表し、縦軸は受熱面の高さ
方向を表し、単位はmである。ここでは、中央の上部が
1000〜1500Kcal/m2の総熱量となること
を表している。
【0078】図15の(b)は、2次受熱面の表示例を
示す。これは、 ・発火後6分30秒後 ・総受熱量161163Kcal の場合の指定された第2番目の受熱面(2次受熱面とい
う)の表示例である。
【0079】ここでは、中央の上部が3000〜350
0Kcal/m2の総熱量となることを表している。図
15の(c)は、3次受熱面の表示例を示す。これは、 ・発火後9分後 ・総受熱量223149Kcal の場合の指定された第3番目の受熱面(3次受熱面とい
う)の表示例である。ここでは、中央の上部が4000
〜4500Kcal/m2の総熱量となることを表して
いる。そして、この中央の上部が既述した木材の発火限
界4000Kcal/m2hを越えた最早のセルである
ので、橙色表示して強調表示すると共に、「木材の
発火限界を超えました」というメッセージを表示して木
材の発火限界を超えた旨を分かり易く表示している。
【0080】図16の(d)は、4次受熱面の表示例を
示す。これは、 ・発火後24分後 ・総受熱量595065Kcal の場合の指定された第4番目の受熱面(4次受熱面とい
う)の表示例である。ここでは、中央の上部が1000
0〜12000Kcal/m2の総熱量となることを表
している。
【0081】図16の(e)は、5次受熱面の表示例を
示す。これは、 ・発火後30分後 ・総受熱量743831Kcal の場合の指定された第5番目の受熱面(5次受熱面とい
う)の表示例である。
【0082】ここでは、中央の上部が14000〜16
000Kcal/m2の総熱量となることを表してい
る。そして、この中央の上部が既述した樹木の発火限界
12000Kcal/m2hを越えた最早のセルである
ので、赤色表示して強調表示すると共に、「樹木の
発火限界を超えました」というメッセージを表示して樹
木の発火限界を超えた旨を分かり易く表示している。
【0083】図16の(f)は、6次受熱面の表示例を
示す。これは、 ・発火後60分後 ・総受熱量1487663Kcal の場合の指定された第6番目の受熱面(6次受熱面とい
う)の表示例である。
【0084】ここでは、中央の上部が25000〜30
000Kcal/m2の総熱量となることを表してい
る。以上のように、1次受熱面から6次受熱面を並べて
その発火後の経過時間とともに変化する受熱面の各セル
の総熱量をグラフ表示すると共に、指定した発火限界と
なる最早のセルを強調表示および発火限界を超えた遮蔽
物名(木材、樹木など)を併せて表示することにより、
遮蔽物の発火する時刻およびいずれの場所(セル)で発
火するかの分布を非常に分かり易く表示し、遮蔽物の評
価を行うことが可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
火災面および受熱面をメッシュ分割しその間に樹木を配
置し、火災面の各メッシュから受熱面のメッシュへの射
影を行って樹木があるときには遮蔽率を演算してその影
響を評価する構成を採用しているため、簡易な手法で樹
木の火災に与える影響評価をコンピュータを使って実現
することが可能となった。
【0086】また、指定された発火点からの時刻におけ
るn次受熱面の各セル(各メッシュ)の総熱量をそれぞ
れ算出して時間の経過順に並べて表示すると共に指定さ
れた発火限界となった最早セルを強調表示およびその遮
蔽物名を併せてメッセージ表示する構成を採用している
ため、遮蔽物(木材、樹木など)の発火限界に到達した
ときの受熱面の時間経過の状況を分かり易く表示して評
価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の説明図(図2のS1、S2)である。
【図4】本発明の説明図(図2のS4)である。
【図5】本発明の説明図(図2のS10)である。
【図6】本発明の説明図(集計)である。
【図7】本発明の説明図(図2のS7,S8、S9)で
ある。
【図8】本発明の説明図(集計例)である。
【図9】本発明の配置図である。
【図10】本発明の説明図(受熱面における熱量分布)
である。
【図11】本発明の説明図(樹木データ例)である。
【図12】本発明のn次受熱面の説明図である。
【図13】本発明のn次受熱面の作成フローチャートで
ある。
【図14】本発明のn次受熱面の表示・評価フローチャ
ートである。
【図15】本発明のn次受熱面(その1)である。
【図16】本発明のn次受熱面(その2)である。
【符号の説明】
1:処理装置 2:メッシュ分割手段 3:失効判定手段 4:熱量算出手段 5:樹木モデル 6:表示装置 7:入力装置 11:n次受熱面作成手段 12:表示・評価手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 行広 東京都江東区青海2丁目45番 富士通エ フ・アイ・ピー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 BB05 EE01 EE41 FF03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災面と受熱面との間に存在する樹木の影
    響を評価する樹木評価システムにおいて、 火災面および受熱面をそれぞれ分割してメッシュを生成
    する手段と、 上記火災面上の各メッシュから上記受熱面の各メッシュ
    にそれぞれ射影して間に樹木が配置されていたときは当
    該樹木の遮蔽率を考慮して熱量を算出し当該受熱面の各
    メッシュ毎の熱量の総量を算出する手段とを備えたこと
    を特徴とする樹木評価システム。
  2. 【請求項2】上記火災面と上記受熱面の間に配置した上
    記樹木への熱量の総和が閾値を越えたものがあったとき
    に当該樹木を削除することを特徴とする請求項1に記載
    の樹木評価システム。
  3. 【請求項3】上記火災面と上記受熱面の間に複数の樹木
    があり、重なったときは当該重なった樹木のそれぞれの
    遮蔽率を考慮することを特徴とする請求項1に記載の樹
    木評価システム。
  4. 【請求項4】火災面および受熱面をそれぞれ分割してメ
    ッシュを生成する手段と、 上記火災面上の各メッシュから上記受熱面の各メッシュ
    にそれぞれ射影して間に樹木が配置されていたときは当
    該樹木の遮蔽率を考慮して熱量を算出して当該受熱面の
    各メッシュ毎の熱量の総量を算出する手段として機能さ
    せるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
    媒体。
  5. 【請求項5】指定された1つあるいは複数の所定時間ま
    での上記受熱面の各メッシュの熱量の総量を算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹木評価システム。
  6. 【請求項6】上記算出された所定時間経過後の受熱面の
    各メッシュ毎の熱量の総量をもとに、指定された1つあ
    るいは複数の時間における受熱面の各メッシュの熱量の
    総量を算出する手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の樹木評価システム。
  7. 【請求項7】請求項5あるいは請求項6で算出した1つ
    あるいは複数の所定時間経過後の受熱面の各メッシュの
    熱量の総量を画面上に表示あるいは複数を対応づけて表
    示する手段を備えたことを特徴とする樹木評価システ
    ム。
  8. 【請求項8】上記受熱面の各メッシュの熱量の総量を画
    面上に表示あるいは複数を対応づけて表示する際に、指
    定された遮蔽物の発火限界に対応する熱量の総量に該当
    する受熱面のセルを強調表示および必要に応じてその旨
    のメッセージを併せて表示する手段を備えたことを特徴
    とする請求項7記載の樹木評価システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004305069A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Kajima Corp 植栽計画支援方法及びプログラム
CN108144216A (zh) * 2017-12-15 2018-06-12 佛山市极加互动科技有限公司 一种基于大数据的森林防火管理系统
CN111401715A (zh) * 2020-03-10 2020-07-10 国网湖南省电力有限公司 一种航空精准灭火评估方法及其评估系统

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