JP2000333813A - 掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガーおよび掛け皺防止用アタッチメント - Google Patents

掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガーおよび掛け皺防止用アタッチメント

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JP2000333813A
JP2000333813A JP11206643A JP20664399A JP2000333813A JP 2000333813 A JP2000333813 A JP 2000333813A JP 11206643 A JP11206643 A JP 11206643A JP 20664399 A JP20664399 A JP 20664399A JP 2000333813 A JP2000333813 A JP 2000333813A
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pants
hanging
wrinkle
hanger
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JP11206643A
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Norihiro Terauchi
徳弘 寺内
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TERAUCHI BUSSAN KK
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TERAUCHI BUSSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二つ折り状態で長期間的に掛止されるズボン等
の衣服への掛け皺を防止するための衣服用ハンガー並び
に既存の衣服用ハンガーに対して変更なく組み合わせ可
能になした掛け皺防止用アタッチメントを提供するこ
と。 【解決手段】ズボン等の衣服Hを二つ折り状態に掛止す
るズボン等掛止桟3を備えた形式の衣服用ハンガー1で
あり、ズボン等掛止桟の長さ方向の略全長にわたって、
曲率半径が比較的大きな曲面でなり、掛止状態における
ズボン等の接触面を大きくするズボン等掛止接触面8を
有し、このズボン等掛止接触面に、織布、不織布あるい
は緩衝性並びに摩擦性のある合成樹脂等による少なくと
も一層の素材層11を設けてなる掛け皺防止手段6を備
えた衣服用ハンガーおよび該掛け皺防止手段を既存の衣
服用ハンガーに対して着脱自在に取り付け可能になした
掛け皺防止用アタッチメント15、20の構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ズボン、スカー
ト、スラックス等の衣服を二つ折り状態に掛止するタイ
プの衣服用ハンガーに対して効果的に適用されるもので
あって、二つ折り状態で長期間的に掛止される衣服への
掛け皺を可及的に防止するための掛け皺防止手段を備え
た衣服用ハンガーに関するものであり、且つ、既存の衣
服用ハンガーに対して変更なく組み合わせ可能になした
掛け皺防止用アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の衣服用ハンガー3
1は、図10各図に示す通り、種々多様なものであり、
例えば、図10Aに示すもののように、木製あるいはプ
ラスチック製のハンガー本体32と、ズボン等掛止桟3
3(ズボン等を二つ折りの状態で掛止しておくための横
棒部材)とを一対の支持部材34、34によって連結し
た構造のもの、あるいは、図10Bに示すもののよう
に、ハンガー本体およびズボン等掛止桟を一本のプラス
チックパイプにより一体成形したもの、図10Cに示す
もののように、ハンガー本体およびズボン等掛止桟をプ
ラスチックにより一体成形したもの、さらには、ハンガ
ー本体およびズボン等掛止桟を一本の金属棒の屈曲によ
り形成したもの等として提供されてきている。尚、図
中、参照符号35は、吊りフックを示すものである。
【0003】上記する従来の衣服用ハンガーの殆どは、
ズボン等掛止桟33が、図10Dおよび図10Eに示す
ように比較的細い丸棒あるいはパイプ状の構造体であ
り、あるいは、図10Fに示すように比較的細い平角状
の構造体であって、掛止する衣服類Hとの間の掛止部に
おける接触面積が比較的小さいものであった。しかも、
従来の衣服用ハンガーにあって、ズボン等掛止桟は、木
あるいはプラスチックなどによって形成されており、比
較的硬質なものであった。
【0004】このような従来の衣服用ハンガー31A、
31Bあるいは31Cを用い、そのズボン等掛止桟にズ
ボン等を二つ折りの状態で長期間的(春物、夏物、秋
物、冬物等の衣替えのための時間間隔)に掛置きした場
合、ズボン等掛止桟33が細く接触面積が小さい点、あ
るいは、横断面が角形である点、さらには滑り落ちを防
止する目的で突起状に形成されている点、さらにまた、
ズボン等掛止桟33が比較的硬質な材料によって形成さ
れている点などから、ズボン等掛止桟における接触部の
形状がそのままズボン等に付いてしまい、所謂、掛け皺
が発生するという大きな問題点を有していた。
【0005】この従来の衣服用ハンガーを用いた場合、
生じていた掛け皺を取り除くため、着用する際、その都
度、アイロン掛けなどの煩雑な作業が強いられていた。
【0006】一方、この掛け皺の問題を解決する手段と
して、長時間着用を必要としないズボン等については、
衣服用ハンガーのズボン等掛止桟に掛けずに、上衣とは
別にタンスの引き出しなどに折り畳まずに、横置きの状
態で収納する方法がとられている。さらにまた、上記す
る掛け皺の問題を解決する手段として、従来の衣服用ハ
ンガーの一部には、ズボン掛け部にクリップを取り付
け、このクリップによりズボンの一端を挟持し、二つ折
りにせずそのままの状態で吊り下げる方式の衣服用ハン
ガーが提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記す
る方法のうち、前者の方法においては、上衣とズボン等
の下衣が分離した状態で収納されているため、着用時に
は一々別の部所より揃いの上衣および下衣を取り出して
くる必要があり、さらにまた、収納の際には、複数のズ
ボン等が重ねて収納されているので取り出しに不便であ
り、本来のハンガーの用(上衣および下衣を1セットに
した状態で掛止収容する機能)をなしていなかった。
【0008】さらに、上記する方法のうち、後者の方法
においては、ズボンを二つ折りにせずそのまま吊るすの
で長く垂れ下がり、収納室の下部空間が使用できず、収
納室の利用スペースが縮小されるという問題点を有して
いた。
【0009】そこで、この発明は、上記する強い要望に
対し、これに応答しようとするものであり、ズボン等の
衣服を二つ折り状態に掛止するタイプの衣服用ハンガー
に対して効果的に適用されるものであって、二つ折り状
態で長期間的に掛止される衣服への掛け皺を可及的に防
止するための掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガー並
びに既存の衣服用ハンガーに対して変更なく組み合わせ
可能になした掛け皺防止用アタッチメントを提供するこ
とにある。
【0010】すなわち、この発明では、従来の衣服用ハ
ンガーにおいてズボン等の掛け皺が生じる主たる原因
が、第1に、掛け置くズボン等とズボン等掛止桟との間
の接触面が比較的小さい点(ズボン等掛止桟の径が比較
的細いことによる結果)並びに第2に、掛け置くズボン
等の素材と衣服用ハンガーにおけるズボン等掛止桟の素
材が異なり当該ズボン等掛止桟が比較的硬質の素材によ
り構成されていて、その結果、両者間に馴染みがない点
などにあるものと判明しており、これらの掛け皺発生の
原因を根本的に解消するに最適な構成の掛け皺防止手段
を備えた衣服用ハンガー並びに既存の衣服用ハンガーに
対して変更なく組み合わせ可能になした掛け皺防止用ア
タッチメントを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、ズボン等の衣服
を二つ折り状態に掛止するズボン等掛止桟を備えた形式
の衣服用ハンガーにおいて、前記ズボン等掛止桟の長さ
方向の略全長にわたって、曲率半径が比較的大きな曲面
によって形成され、掛止状態におけるズボン等の接触面
を大きくするズボン等掛止接触面を含む掛け皺防止手段
を備え、前記ズボン等掛止接触面に少なくとも一層の緩
衝性並びに摩擦性のある素材層を設けてなる掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーを構成するものである。
【0012】さらにまた、この発明では、前記ズボン等
掛止接触面の曲率半径Rが、約10〜50mm程度であ
る掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガーを構成するも
のでもある。
【0013】さらに、この発明は、前記ズボン等掛止桟
におけるズボン等掛止接触面の前記素材層が、織布、不
織布、スポンジシート、ウレタンシートあるいはその他
緩衝性並びに摩擦性のある合成樹脂材でなる掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーを構成するものでもある。
【0014】さらにまた、この発明は、前記衣服用ハン
ガーにおけるズボン等掛止桟が、横断面略楕円形の桟部
材により形成されており、前記横断面略楕円形の桟部材
をその短軸を水平に維持する第1の角度位置と、その長
軸を水平に維持する第2の角度位置とに選択的に位置決
めが可能で、且つ固定可能であり、前記桟部材を前記第
2の角度位置に位置決めした際、曲率半径の大きな曲面
でなるズボン等掛止接触面を形成するようになした掛け
皺防止手段を備えた衣服用ハンガーを構成するものでも
ある。
【0015】さらにまた、この発明では、ハンガー本体
と、前記ハンガー本体の下部に一対の支持部材を介して
ズボン等の衣服を二つ折り状態に掛止するズボン等掛止
桟を備えた衣服用ハンガーに対し、二つ折り状態で掛止
されるズボン等の衣服の掛け皺を防止するためのアタッ
チメントであって、前記アタッチメントが、前記ズボン
等掛止桟あるいは前記ズボン等掛止桟をハンガー本体に
取り付けるための一対の支持部材に対し、着脱自在に取
り付けられるものからなり、前記ズボン等掛止桟の長さ
方向の略全長にわたって、曲率半径が比較的大きな曲面
によって形成され、掛止状態におけるズボン等の接触面
を大きくするズボン等掛止接触面を含む掛け皺防止手段
を備え、前記ズボン等掛止接触面に少なくとも一層の緩
衝性並びに摩擦性のある素材層を設けてなる掛け皺防止
用アタッチメントを構成するものでもある。
【0016】さらにまた、この発明は、前記掛け皺防止
用アタッチメントにおける前記ズボン等掛止接触面の曲
率半径が、約10〜50mm程度である掛け皺防止用ア
タッチメントを構成するものでもある。
【0017】さらにまた、この発明は、前記掛け皺防止
用アタッチメントにおけるズボン等掛止接触面の前記素
材層が、織布、不織布、スポンジシート、ウレタンシー
トあるいはその他緩衝性並びに摩擦性のある合成樹脂材
でなる掛け皺防止用アタッチメントを構成するものであ
る。
【0018】さらにまた、この発明は、前記掛け皺防止
用アタッチメントが、横断面略楕円形のアタッチメント
部材により形成されており、前記横断面略楕円形のアタ
ッチメント部材をその短軸を水平に維持する第1の角度
位置と、その長軸を水平に維持する第2の角度位置とに
選択的に位置決めが可能であり、且つ固定可能な位置決
め手段を備え、前記アタッチメント部材を前記第2の角
度位置に位置決めした際、曲率半径の大きな曲面でなる
ズボン等掛止接触面を形成するようになした掛け皺防止
用アタッチメントを構成するものである。
【0019】さらにまた、この発明は、ハンガー本体
と、前記ハンガー本体の下部に一対の支持部材を介して
ズボン等の衣服を二つ折り状態に掛止するズボン等掛止
桟を備えた衣服用ハンガーに対し、二つ折り状態で掛止
されるズボン等の衣服の掛け皺を防止するためのアタッ
チメントであって、前記アタッチメントが、前記ズボン
等掛止桟あるいは前記ズボン等掛止桟をハンガー本体に
取り付けるための一対の支持部材に対し、着脱自在に取
り付けられるように形成されている第1のアタッチメン
トと、前記第1のアタッチメントに対し、連結手段を介
して所望の間隔を隔てて取り付けられる第2のアタッチ
メントとからなる掛け皺防止用アタッチメントを構成す
るものである。
【0020】さらにまた、この発明は、前記連結手段
が、前記第1および第2のアタッチメントの各一端側を
連結するスイング連結機構と、前記第1および第2のア
タッチメントの各他端側を係止連結する係止連結機構と
からなる掛け皺防止用アタッチメントを構成するもので
もある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明になる掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーおよび既製ハンガーへの取
付けタイプの掛け皺防止用アタッチメントについて、図
面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。
図1は、この発明になる掛け皺防止手段を備えた衣服用
ハンガーの基本的な構成例を示す概略的な斜視図であ
り、図2は、掛け皺防止手段の好ましい実施例を示すも
のであって、図2Aは、図1における2A−2A線に沿
って断面で示す概略的な2A−2A線断面図、図2Bお
よび図2Cは、それぞれ異なる構造に設計した掛け皺防
止手段の例を示す概略的な横断面図である。
【0022】一方、図3は、この発明になる掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーについて、さらに別の具体
的な実施例を示すものであって、掛け皺防止手段として
横断面略楕円形の桟部材を組み合わせた構成例を示す概
略的な斜視図である。図4は、図3における4A−4A
線に沿って断面で示すものであって、図4Aは、当該掛
け皺防止手段を作用させるべく、横断面略楕円形の桟部
材の長軸を水平に維持させた状態を示す概略的な4A−
4A線断面図、図4Bは、当該掛け皺防止手段を作用さ
せないように(ハンガー自体の厚さ方向にコンパクトに
できる)、横断面略楕円形の桟部材の短軸を水平に維持
させた状態を示す概略的な4A−4A線断面図である。
【0023】さらに、図5および図6は、この発明にな
る掛け皺防止用アタッチメント15の具体的な構成例を
示すものであって、図5は、既存の衣服用ハンガー31
に対して、この発明になる掛け皺防止用アタッチメント
を取り付けた例を示す概略的な斜視図であり、図6は、
図5に示す実施例に関して、当該掛け皺防止用アタッチ
メントを衣服用ハンガー31に取り付ける構成例を示す
ものであって、図6Aは、その概略的な縦断面図であ
り、図6Bは、図6Aにおける6B−6B線に沿って断
面で示す概略的な横断面図である。図7は、図5に示す
実施例に関して、当該掛け皺防止用アタッチメントを衣
服用ハンガー31に取り付ける別の構成例を示す概略的
な縦断面図である。
【0024】さらにまた、図8は、この発明になる掛け
皺防止用アタッチメントの異なる実施例を示すものであ
って、図8Aは、横断面が楕円形状のアタッチメントの
概略的な斜視図であり、図8Bは、図8Aに示す実施例
になる横断面が楕円形状のアタッチメントの概略的な端
面図であり、図8Cは、横断面の形状が長円形形状でな
るアタッチメントの概略的な端面図である。
【0025】さらに、図9は、この発明になる2着のズ
ボン等を掛けることができるように構成した2段掛け式
の掛け皺防止用アタッチメントの具体的な実施例を示す
ものであり、図9Aは、半部を断面にして示す概略的な
正面図であり、図9Bは、その一方の端部側からみた概
略的な側面図であり、図9Cは、サイドキャップ部材の
概略的な側面図であり、図9Dは、当該掛け皺防止用ア
タッチメントを衣服用ハンガー31に取り付ける為の装
着機構の例を示す概略的な側断面図であり、図9Eは、
連結凹部の構造例を示す概略的な側断面図であり、図9
Fは、フック掛け部の構成例を示す概略的な側断面図で
ある。
【0026】まず、この発明になる掛け皺防止手段を備
えた衣服用ハンガー1の基本的な構成例について、図1
および図2に基づいて詳細に説明する。図1に示す掛け
皺防止手段を備えた衣服用ハンガー1は、基本的には、
木製あるいはプラスチック製のハンガー本体2に対し、
ズボン等掛止桟3を一対の支持部材4、4によって連結
してある構造のものにあって、当該ズボン等掛止桟3に
対して掛け皺防止手段6が設けてある。この掛け皺防止
手段6は、ズボン等の衣服Hを二つ折りの状態で掛止
し、掛止状態において掛け皺が生じないように設計して
ある。
【0027】この発明になる掛け皺防止手段を備えた衣
服用ハンガー1は、前記掛け皺防止手段6を前記ハンガ
ー本体2に対し、そのズボン等掛止桟3に相当する部位
に前記ズボン等掛止桟3を設けずに直接的に設けたもの
であってもよい。尚、図中、参照符号5は、吊りフック
を示すものである。
【0028】この発明になる掛け皺防止手段を備えた衣
服用ハンガー1は、上記する吊りフックタイプの衣服用
ハンガーの他に、例えば、スタンドタイプの衣服用ハン
ガーに対しても変更することなく適用が可能である。
【0029】この発明において、前記掛け皺防止手段6
は、前記ズボン等掛止桟3の長さ方向の略全長にわたっ
て、曲率半径が比較的大きな曲面によって形成され、掛
止状態におけるズボン等の接触面を大きくする曲面形成
部材7を含むものからなっている。前記曲面形成部材7
の形状は、図面に示す実施例にのみ限定されるものでは
なく、少なくとも上面側に曲率半径の大きなズボン等掛
止接触面を形成する構造のものであればよく、下面側の
形状並びに内部的形状については特に限定されるもので
はない。
【0030】前記曲面形成部材7は、一例において、図
1および図2に示すように、曲率半径R(曲率半径R
は、約10〜50mm程度であり、より好ましくは、そ
の曲率半径Rは、約25〜40mm程度のものである)
でなる横断面半円形状の部材からなっており、該部材の
曲面側がズボン等掛止接触面8を形成し、好ましくは、
その背反側に接線方向に向けて延びる長さ寸法Lの延長
部9を有するものからなっている。
【0031】前記掛け皺防止手段6は、前記衣服用ハン
ガー1におけるズボン等掛止桟3あるいは一対の支持部
材4、4に対して、適当な連結固定機構10を介して固
着されるように構成されている。
【0032】この発明において、前記掛け皺防止手段6
は、ズボン等掛止接触面8の曲率半径Rが比較的大きな
曲面によって構成されているだけではなく、前記掛け皺
防止手段6におけるズボン等掛止接触面8が、織布、不
織布、スポンジシート、ウレタンシートあるいはその他
緩衝性並びに摩擦性のある合成樹脂等による少なくとも
一層の緩衝性並びに摩擦性のある素材層11によって構
成されている。
【0033】前記ズボン等掛止接触面8を構成する素材
層11は、図2Bに示すもののように、前記曲面形成部
材7の曲表面7aに対してフェルト等の不織布材層11
Aを取り付けた構成のもの、あるいは、図2Bに示すも
ののように、前記曲面形成部材7の曲表面7aに対して
フェルト等の不織布材層11Aを取り付け、さらにその
外表面に織布材層11Bを取り付けた構成のもののいず
れであってもよい。
【0034】一方、図3は、この発明になる掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーについての別の具体的な実
施例を示すものであって、掛け皺防止手段6として、横
断面楕円形の桟部材12を組み合わせた構成例を示すも
のである。この例において、前記横断面楕円形状の桟部
材12は、前記一対の支持部材4、4に連結されてお
り、例えば、その短軸13を水平に維持する第1の角度
位置P1(図4B参照)と、その長軸14を水平に維持
する第2の角度位置P2(図3および図4A参照)とに
選択的に位置決めが可能であり、且つ固定可能に組み立
てられている。
【0035】前記桟部材12を前記第2の角度位置P2
に位置決めした際、曲率半径Rの大きな曲面でなるズボ
ン等掛止接触面8を形成するようになっており、前記第
1の角度位置P2に位置決めした際、ハンガー自体の厚
さ方向の寸法をコンパクトにすることができるようにな
っている。
【0036】前記掛け皺防止手段6として、横断面楕円
形の桟部材12に対しても、上記すると同様に、その外
表面に対して、織布、不織布、スポンジシート、ウレタ
ンシートあるいはその他緩衝性並びに摩擦性のある合成
樹脂等による少なくとも一層の緩衝性並びに摩擦性のあ
る素材層11が取り付けられるようになっている。
【0037】次いで、この発明になる衣服用ハンガーに
おける掛け皺防止用アタッチメント15について、図
5、図6および図7に基づいて説明する。掛け皺防止用
アタッチメント15は、既存の衣服用ハンガー31に対
して変更することなく取り付けて用いることができるよ
うに設計されている。
【0038】この掛け皺防止用アタッチメント15は、
基本的には、木製あるいはプラスチック製のものからな
り、既存の衣服用ハンガー31におけるズボン等掛止桟
33あるいは該ズボン等掛止桟33をハンガー本体32
に取り付けるための一対の支持部材34、34に対し、
着脱自在に取り付けられるように形成されている。
【0039】前記掛け皺防止用アタッチメント15は、
ズボン等掛止桟33の長さ方向の略全長にわたって、曲
率半径が比較的大きな曲面によって形成され、掛止状態
におけるズボン等の接触面を大きくするズボン等掛止接
触面8を含むものからなっている。前記掛け皺防止用ア
タッチメント15は、一例において、図5、図6および
図7に示すように、曲率半径R(曲率半径Rは、約10
〜50mm程度であって、より好ましくは、その曲率半
径Rは、約25〜40mm程度のものである)であり、
該掛け皺防止用アタッチメントの曲面側がズボン等掛止
接触面8を形成し、好ましくは、その背反側に接線方向
に向けて延びる長さ寸法Lの延長部9を有するものから
なっている。
【0040】この発明において、前記掛け皺防止用アタ
ッチメント15の形状は、図面に示す実施例にのみ限定
されるものではなく、少なくとの上面側に曲率半径の大
きなズボン等掛止接触面8を形成する構造のものであれ
ばよく、下面側の形状並びに内部的形状については特に
限定されるものではない。
【0041】この発明において、前記掛け皺防止用アタ
ッチメント15は、ズボン等掛止接触面8の曲率半径R
が比較的大きな曲面によって構成されているだけではな
く、前記掛け皺防止用アタッチメント15におけるズボ
ン等掛止接触面8が、織布、不織布、スポンジシート、
ウレタンシートあるいはその他緩衝性並びに摩擦性のあ
る合成樹脂等等による少なくとも一層の緩衝性並びに摩
擦性のある素材層11によって構成されている。
【0042】前記ズボン等掛止接触面8を構成する素材
層11は、図6Bに示すもののように、曲表面側15a
に対してフェルト等の不織布材層11Aを取り付けた構
成のもの、あるいは、曲表面側に対し、フェルト等の不
織布材層11Aを取り付け、さらにその外表面に織布材
層11Bを取り付けた構成のもののいずれであってもよ
い。
【0043】前記掛け皺防止用アタッチメント15は、
例えば、図5、図6および図7に示す実施例のようにし
て前記衣服用ハンガー31に対して組み合わされるよう
になっている。一例において、前記掛け皺防止用アタッ
チメント15の軸方向の両端部15a、15aには、切
り込み16、16が設けてあり、前記切り込み16、1
6に前記衣服用ハンガー31における一対の支持部材3
4、34を嵌め合わせて位置決めし、且つ、前記掛け皺
防止用アタッチメント15の内側には、前記衣服用ハン
ガー31におけるズボン等掛止桟33の受入れ部17、
17が設けてあり、この受入れ部17、17に衣服用ハ
ンガー31におけるズボン等掛止桟33を嵌め合わせ、
締め付けネジ19、19を備えた一対のスライダー部材
18、18を用いて、当該掛け皺防止用アタッチメント
15を衣服用ハンガー31に固着することができるよう
に構成してある。
【0044】図7は、図5に示す実施例に関して、当該
掛け皺防止用アタッチメントを衣服用ハンガー31に取
り付ける別の構成例を示す概略的な縦断面図である。図
7に示す構成例によれば、前記掛け皺防止用アタッチメ
ント15の内側には、前記衣服用ハンガー31における
ズボン等掛止桟33の受入れ部17A、17Aが設けて
あり、この受入れ部17A、17Aに衣服用ハンガー3
1におけるズボン等掛止桟33を嵌め合わせる。前記受
入れ部17A、17Aには、テーパー状スライダー部材
18A、18Aをガイドするガイド部19A、19Aが
設けてあり、このガイド部19A、19Aに、テーパー
状スライダー部材18A、18Aを挿入装着することに
よって前記掛け皺防止用アタッチメント15を衣服用ハ
ンガー31に対して極めて簡単に取り付けることができ
る。
【0045】一方、図8は、この発明になる掛け皺防止
用アタッチメント15についての別の具体的な実施例を
示すものであって、該掛け皺防止用アタッチメント15
は、横断面略楕円形のアタッチメント20からなってい
る。この例において、前記横断面略楕円形のアタッチメ
ント20は、例えば、図8Aに示すように、軸方向の両
端部20a、20aに設けてあるそれぞれ一組の第1の
切り込み21と第2の切り込み22の構成によって、前
記衣服用ハンガー31における一対の支持部材34、3
4を介して、衣服用ハンガー31に組み込まれるように
なっている。
【0046】前記横断面略楕円形のアタッチメント20
は、前記第1の切り込み21と第2の切り込み22とを
設けたことにより、該切り込みのいずれかを前記一対の
支持部材34、34に嵌め合わせることにより、例え
ば、その短軸を水平に維持する第1の角度位置P1と、
その長軸を水平に維持する第2の角度位置P2とに選択
的に位置決めが可能であり、且つ固定可能に構成されて
いる。
【0047】前記横断面略楕円形のアタッチメント20
を前記第2の角度位置P2に位置決めした際、曲率半径
Rの大きな曲面でなるズボン等掛止接触面を形成するよ
うになっており、前記第1の角度位置P2に位置決めし
た際、ハンガー自体の厚さ方向の寸法をコンパクトにす
ることができるようになっている。
【0048】この場合、前記横断面略楕円形のアタッチ
メント20は、図8Bに示すもののように、横断面が楕
円形状のアタッチメント20Aであってもよいし、ある
いは、図8Cに示すもののように、横断面が長円形形状
でなるアタッチメント20Bであってもよい。さらに、
前記横断面略楕円形のアタッチメント20は、上記する
この発明の目的を満たす範囲内において、図示する横断
面形状のものに限定されるものではない。
【0049】さらに、この発明は、図9に示すもののよ
うに、2着のズボン等を掛けることができるように構成
した2段掛け式の掛け皺防止用アタッチメント23をも
含むものからなっている。
【0050】図9Aに示す具体的な実施例になる2段掛
け式の掛け皺防止用アタッチメント23は、前記ズボン
等掛止桟33あるいは前記ズボン等掛止桟をハンガー本
体に取り付けるための一対の支持部材34、34に対
し、着脱自在に取り付けられるように形成されている第
1のアタッチメント23Aと、前記第1のアタッチメン
ト23Aに対し、連結手段24を介して所望の間隔を隔
てて取り付けられる第2のアタッチメント23Bとの組
合せによって構成されている。
【0051】この例において、前記連結手段24は、前
記第1および第2のアタッチメント23A、23Bの各
一端側を連結するスイング連結機構24Aと、前記第1
および第2のアタッチメント23A、23Bの各他端側
を係止連結する係止連結機構24Bとによって構成され
ていることが好ましい。
【0052】図9に示す前記連結手段24にあって、前
記第1および第2のアタッチメント23A、23Bの各
一端側を連結するスイング連結機構24Aは、前記第1
のアタッチメント23A側に固定されている第1の部材
25aと、第2アタッチメント23B側に固定されてい
る第2の部材25bと、前記第1の部材25aと第2の
部材25bとの間をスイング回転可能に連結する継ぎ手
部26とからなっている。前記継ぎ手部26は、より好
ましくは、ユニバーサルジョイント機構によって構成さ
れ、前記第2のアタッチメント23Bは、前記第1のア
タッチメント23Aに対して三次元的に自由に回転する
ように構成される。
【0053】一方、前記連結手段24にあって、前記第
1および第2のアタッチメント23A、23Bの各他端
側を係止連結する係止連結機構24Bは、前記第1およ
び第2のアタッチメント23A、23Bの各他端側に設
けてあるフック掛け部27a、27bに対して係止され
るフック部材28によって構成しておけばよい。
【0054】前記連結手段24は、左右両方が係止連結
機構24Bによって構成されているものであってもよ
く、その場合には、前記第1のアタッチメント23Aと
第2のアタッチメント23Bとは、分離状態にすること
ができる。
【0055】図9に示す実施例にあって、図9Aは、2
段掛け式の掛け皺防止用アタッチメント23の半部を断
面にして概略的な正面図で示してあり、図9Bは、その
一方の端部側からみた状態を概略的な側面図で示してあ
る。さらに、図9Cは、サイドキャップ部材SCを概略
的な側面図で示してあり、図9Dは、当該掛け皺防止用
アタッチメントを衣服用ハンガー31に取り付ける為の
連結固定機構10の別の例を概略的な側断面図で示して
あり、図9Eは、連結凹部の構造例を概略的な側断面図
で示してあり、図9Fは、フック掛け部の構成例を概略
的な側断面図で示してある。
【0056】図9に示す実施例において、前記連結固定
機構10は、締め付けネジ19と、締め付けネジ19に
螺合されている装着部材19Aと、前記第1のアタッチ
メント23Aの内側に設けられていて、前記装着部材1
9Aを受け入れる締め付けネジ装着部29とによって構
成されている。
【0057】さらに、図9に示す実施例において、参照
符号30は、前記第1のアタッチメント23Aの内側に
設けられており、前記フック掛け部材27aを支持する
フック掛け部材支持部を示すものである。
【0058】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の掛け皺防止
手段を備えた衣服用ハンガーおよび衣服用ハンガーにお
ける掛け皺防止用アタッチメントは、構造が極めて簡単
なものであり、製造が容易であって、多量生産に適合す
る点において、生産の低コスト化を図り得るものであっ
て、経済的に極めて有利に作用するものといえる。
【0059】さらに、この発明になる掛け皺防止手段を
備えた衣服用ハンガーおよび衣服用ハンガーにおける掛
け皺防止用アタッチメントは、ズボン等の衣服を二つ折
り状態に掛止するタイプの衣服用ハンガーに対して効果
的に適用されるものであり、掛け皺防止手段を設けたこ
とにより、二つ折り状態で長期間的に掛止される衣服へ
の掛け皺を可及的に防止することができ、その点におい
て極めて有利に作用するものといえる。
【0060】さらにまた、この発明になる掛け皺防止手
段を備えた衣服用ハンガーおよび衣服用ハンガーにおけ
る掛け皺防止用アタッチメントでは、従来の衣服用ハン
ガーにおいてズボン等の掛け皺が生じる主たる原因が、
第1に、掛け置くズボン等とズボン等掛止桟との間の接
触面が比較的小さい点(ズボン等掛止桟の径が比較的細
いことによる結果)並びに第2に、掛け置くズボン等の
素材と衣服用ハンガーにおけるズボン等掛止桟の素材が
異なり当該ズボン等掛止桟が比較的硬質の素材により構
成されていて、その結果、両者間に馴染みがない点など
にあるものと判明しており、これらの掛け皺発生の原因
を根本的に解消するに適した構造物とした点において極
めて有効に作用するものといえる。
【0061】さらに、この発明になる衣服用ハンガーに
おける掛け皺防止用アタッチメントでは、第1の掛け皺
防止用アタッチメント23Aおよび第2掛け皺防止用ア
タッチメント23Bのように2段掛け式に構成すること
ができ、2着のズボン等を掛止しておくことができる点
においても極めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる掛け皺防止手段を備え
た衣服用ハンガーの基本的な構成例を示す概略的な斜視
図である。
【図2】図2は、掛け皺防止手段の好ましい実施例を示
すものであって、図2Aは、図1における2A−2A線
に沿って断面で示す概略的な2A−2A線断面図、図2
Bおよび図2Cは、それぞれ異なる構造に設計した掛け
皺防止手段の例を示す概略的な横断面図である。
【図3】図3は、この発明になる掛け皺防止手段を備え
た衣服用ハンガーについて、さらに別の具体的な実施例
を示すものであって、掛け皺防止手段として横断面略楕
円形の桟部材を組み合わせた構成例を示す概略的な斜視
図である。
【図4】図4は、図3における4A−4A線に沿って断
面で示すものであって、図4Aは、当該掛け皺防止手段
を作用させるべく、横断面略楕円形の桟部材の長軸を水
平に維持させた状態を示す概略的な4A−4A線断面
図、図4Bは、当該掛け皺防止手段を作用させないよう
に(ハンガー自体の厚さ方向にコンパクトにできる)横
断面略楕円形の桟部材の短軸を水平に維持させた状態を
示す概略的な4A−4A線断面図である。
【図5】図5は、この発明になる掛け皺防止用アタッチ
メントの具体的な構成例を示すものであって、既存の衣
服用ハンガーに対して、当該掛け皺防止用アタッチメン
トを取り付けた例を示す概略的な斜視図である。
【図6】図6は、図5に示す実施例に関して、当該掛け
皺防止用アタッチメントを衣服用ハンガー31に取り付
ける構成例を示すものであって、図6Aは、その概略的
な縦断面図であり、図6Bは、図6Aにおける6B−6
B線に沿って断面で示す概略的な横断面図である。
【図7】図7は、図5に示す実施例に関して、当該掛け
皺防止用アタッチメントを衣服用ハンガー31に取り付
ける別の構成例を示す概略的な縦断面図である。
【図8】図8は、この発明になる掛け皺防止用アタッチ
メントの異なる実施例を示すものであって、図8Aは、
横断面が楕円形状のアタッチメントの概略的な斜視図で
あり、図8Bは、図8Aに示す実施例になる横断面が楕
円形状のアタッチメントの概略的な端面図であり、図8
Cは、横断面の形状が長円形形状でなるアタッチメント
の概略的な端面図である。
【図9】図9は、この発明になる2着のズボン等を掛け
ることができるように構成した2段掛け式の掛け皺防止
用アタッチメントの具体的な実施例を示すものであり、
図9Aは、半部を断面にして示す概略的な正面図であ
り、図9Bは、その一方の端部側からみた概略的な側面
図であり、図9Cは、サイドキャップ部材の概略的な側
面図であり、図9Dは、当該掛け皺防止用アタッチメン
トを衣服用ハンガー31に取り付ける為の装着機構の例
を示す概略的な側断面図であり、図9Eは、連結凹部の
構造例を示す概略的な側断面図であり、図9Fは、フッ
ク掛け部の構成例を示す概略的な側断面図である。
【図10】図10は、従来の衣服用ハンガーの例を示す
ものであって、図10Aは、木製あるいはプラスチック
製のハンガー本体と、ズボン等掛止桟とを一対の支持部
材によって連結した構造のもの、図10Bは、ハンガー
本体およびズボン等掛止桟を一本のプラスチックパイプ
により一体成形したもの、図10Cは、ハンガー本体お
よびズボン等掛止桟をプラスチックにより一体成形した
ものをそれぞれ示す概略的な斜視図、図10D、図10
Eおよび図10Fは、上記各実施例のものにおけるズボ
ン等掛止桟部の概略的な横断面図である。
【符号の説明】
1 衣服用ハンガー 2 ハンガー本体 3 ズボン等掛止桟 4、4 一対の支持部材 5 吊りフック 6 掛け皺防止手段 7 曲面形成部材 7a 曲面形成部材の曲表面 8 ズボン等掛止接触面 9 長さ寸法Lの延長部 10 連結固定機構 11 緩衝性並びに摩擦性のある素材層 12 横断面略楕円形の桟部材 13 短軸 14 長軸 P1 第1の角度位置 P2 第2の角度位置 15 掛け皺防止用アタッチメント 16 切り込み 17 受入れ部 18 スライダー部材 19 締め付けネジ 20 横断面略楕円形のアタッチメント 21 第1の切り込み 22 第2の切り込み 23 2段掛け式の掛け皺防止用アタッチメント 23A 第1のアタッチメント 23B 第2のアタッチメント 24 連結手段 24A スイング連結機構 24B 係止連結機構 31 既存の衣服用ハンガー 32 ハンガー本体 33 ズボン等掛止桟 34、34 一対の支持部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズボン等の衣服を二つ折り状態に掛止す
    るズボン等掛止桟を備えた形式の衣服用ハンガーにおい
    て、 前記ズボン等掛止桟の長さ方向の略全長にわたって、曲
    率半径が比較的大きな曲面によって形成され、掛止状態
    におけるズボン等の接触面を大きくするズボン等掛止接
    触面を含む掛け皺防止手段を備え、前記ズボン等掛止接
    触面に少なくとも一層の緩衝性並びに摩擦性のある素材
    層を設けてなることを特徴とする掛け皺防止手段を備え
    た衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】 前記ズボン等掛止接触面の曲率半径R
    が、約10〜50mm程度であることを特徴とする請求
    項1に記載の掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガー。
  3. 【請求項3】 前記ズボン等掛止桟におけるズボン等掛
    止接触面の前記素材層が、織布、不織布、スポンジシー
    ト、ウレタンシートあるいはその他緩衝性並びに摩擦性
    のある合成樹脂材でなることを特徴とする請求項1およ
    び請求項2に記載の掛け皺防止手段を備えた衣服用ハン
    ガー。
  4. 【請求項4】 前記衣服用ハンガーにおけるズボン等掛
    止桟が、横断面略楕円形の桟部材により形成されてお
    り、前記横断面略楕円形の桟部材をその短軸を水平に維
    持する第1の角度位置と、その長軸を水平に維持する第
    2の角度位置とに選択的に位置決めが可能で、且つ固定
    可能であり、前記桟部材を前記第2の角度位置に位置決
    めした際、曲率半径の大きな曲面でなるズボン等掛止接
    触面を形成するようになしたことを特徴とする請求項1
    に記載の掛け皺防止手段を備えた衣服用ハンガー。
  5. 【請求項5】 ハンガー本体と、前記ハンガー本体の下
    部に一対の支持部材を介してズボン等の衣服を二つ折り
    状態に掛止するズボン等掛止桟を備えた衣服用ハンガー
    に対し、二つ折り状態で掛止されるズボン等の衣服の掛
    け皺を防止するためのアタッチメントであって、 前記アタッチメントが、前記ズボン等掛止桟あるいは前
    記ズボン等掛止桟をハンガー本体に取り付けるための一
    対の支持部材に対し、着脱自在に取り付けられるものか
    らなり、前記ズボン等掛止桟の長さ方向の略全長にわた
    って、曲率半径が比較的大きな曲面によって形成され、
    掛止状態におけるズボン等の接触面を大きくするズボン
    等掛止接触面を含む掛け皺防止手段を備え、前記ズボン
    等掛止接触面に少なくとも一層の緩衝性並びに摩擦性の
    ある素材層を設けてなることを特徴とする掛け皺防止用
    アタッチメント。
  6. 【請求項6】 前記掛け皺防止用アタッチメントにおけ
    る前記ズボン等掛止接触面の曲率半径が、約10〜50
    mm程度であることを特徴とする請求項5に記載の掛け
    皺防止用アタッチメント。
  7. 【請求項7】 前記掛け皺防止用アタッチメントにおけ
    るズボン等掛止接触面の前記素材層が、織布、不織布、
    スポンジシート、ウレタンシートあるいはその他緩衝性
    並びに摩擦性のある合成樹脂材でなることを特徴とする
    請求項5および請求項6に記載の掛け皺防止用アタッチ
    メント。
  8. 【請求項8】 前記掛け皺防止用アタッチメントが、横
    断面略楕円形のアタッチメント部材により形成されてお
    り、前記横断面略楕円形のアタッチメント部材をその短
    軸を水平に維持する第1の角度位置と、その長軸を水平
    に維持する第2の角度位置とに選択的に位置決めが可能
    であり、且つ固定可能な位置決め手段を備え、前記アタ
    ッチメント部材を前記第2の角度位置に位置決めした
    際、曲率半径の大きな曲面でなるズボン等掛止接触面を
    形成するようになしたことを特徴とする請求項5に記載
    の掛け皺防止用アタッチメント。
  9. 【請求項9】 ハンガー本体と、前記ハンガー本体の下
    部に一対の支持部材を介してズボン等の衣服を二つ折り
    状態に掛止するズボン等掛止桟を備えた衣服用ハンガー
    に対し、二つ折り状態で掛止されるズボン等の衣服の掛
    け皺を防止するためのアタッチメントであって、 前記アタッチメントが、前記ズボン等掛止桟あるいは前
    記ズボン等掛止桟をハンガー本体に取り付けるための一
    対の支持部材に対し、着脱自在に取り付けられるように
    形成されている第1のアタッチメントと、前記第1のア
    タッチメントに対し、連結手段を介して所望の間隔を隔
    てて取り付けられる第2のアタッチメントとからなるこ
    とを特徴とする掛け皺防止用アタッチメント。
  10. 【請求項10】 前記連結手段が、前記第1および第2
    のアタッチメントの各一端側を連結するスイング連結機
    構と、前記第1および第2のアタッチメントの各他端側
    を係止連結する係止連結機構とからなることを特徴とす
    る請求項9に記載の掛け皺防止用アタッチメント。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364324B1 (ko) * 2000-05-04 2002-12-16 이순철 옷걸이용 주름방지대 제조장치
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