JP2000332711A - 電子番組案内を採用した番組制作・送出システム、およびそのシステムから送出される番組を受信して録画する受信・録画装置 - Google Patents

電子番組案内を採用した番組制作・送出システム、およびそのシステムから送出される番組を受信して録画する受信・録画装置

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JP2000332711A
JP2000332711A JP11138913A JP13891399A JP2000332711A JP 2000332711 A JP2000332711 A JP 2000332711A JP 11138913 A JP11138913 A JP 11138913A JP 13891399 A JP13891399 A JP 13891399A JP 2000332711 A JP2000332711 A JP 2000332711A
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Japan
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program
recording
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live
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JP11138913A
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Tsutomu Tanaka
田中  勉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 臨時ニュース等の影響で放送スケジュールに
変更があったとき、それを速やかにEPG情報に反映さ
せて提供できるような、EPGを採用した番組制作・送
出システムを実現する。 【解決手段】 ライブ番組の制作スケジュールを示すシ
ナリオ、およびライブ番組および非ライブ番組の送出ス
ケジュールを示すプレーリストを記憶・管理するデータ
ベース管理装置11と、そのシナリオに従ってライブ番
組を制作するニュース制作系12と、そのプレーリスト
に基づいてEPG情報を生成・管理するEPG管理装置
14とを設けることによって、シナリオおよびプレーリ
ストとEPG情報とを互いに関連付けて管理し、もしシ
ナリオやプレーリストに変更があれば、その変更をEP
G情報に速やかに反映させる。これによって、臨時ニュ
ース等があっても、EPG情報と実際の放送スケジュー
ルとの間にずれが生じる不都合がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、番組制作・送出シ
ステムおよび受信・録画装置に関し、より特定的には、
ディジタルBS放送,ディジタル地上波放送等に用いら
れる、電子番組案内を採用した番組制作・送出システ
ム、およびそのシステムから送出される番組を受信して
録画する受信・録画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子番組案内(Electronic
Program Guide;以下、EPG)は、電子
化された番組案内情報(以下、EPG情報)を、放送電
波に乗せて放送局からユーザへと送り、テレビ画面に番
組表等を表示するサービスである。EPG情報には、各
番組の放送開始/終了時刻やジャンル区分などの情報が
含まれる。EPGは、従来、主にCS放送で用いられて
いた。CS放送は、ディジタル方式で行われ、映画チャ
ンネルやスポーツ・チャンネル,ニュース・チャンネル
等、100以上の専門チャンネルで構成されており、全
てのチャンネル分の番組表や番組案内を新聞のテレビ欄
等に掲載することが難しい。そのため、CS放送では、
EPG情報を番組に多重して提供している。一方、最近
では、CS放送に加え、BS放送や地上波放送もディジ
タル化の準備が進められている。現在のBS放送や地上
波放送は、それぞれ数チャンネル〜十数チャンネル程度
で構成され、新聞のテレビ欄などを通じて番組表等の提
供が行われている。ディジタルBS放送やディジタル地
上波放送となっても、チャンネル数は同じ程度なので、
テレビ欄などを通じた番組表等の提供は継続して行われ
ると思われるが、ディジタル化を機に、EPGを導入す
ることが予定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(第1の問題点)さ
て、CS放送では、先に述べたようにチャンネルが専門
化されており、1つのチャンネルで、映画やバラエティ
等の非ライブ番組と、ニュースやスポーツ中継等のライ
ブ番組とを混在させて放送することがほとんどなかっ
た。一方、ディジタルBS放送やディジタル地上波放送
では、従来のBS放送や地上波放送と同様、1つのチャ
ンネルで映画やスポーツ,ニュース等を混在させて放送
することが行われる。非ライブ番組では、放送時間枠は
固定されているが、ライブ番組の場合、臨時ニュースが
入ったり延長戦が行われたりするので、放送時間枠の変
更がしばしば生じる。この種の変更は、以降の非ライブ
番組の放送スケジュールにも波及する。
【0004】つまり、1つのチャンネルで非ライブ番組
とライブ番組とを混在させて放送するディジタルBS放
送やディジタル地上波放送では、放送スケジュールの変
更がしばしば起こると予想される。よって、それらに従
来のEPGを用いた場合、EPG情報と実際の放送との
間にずれが生じる場合がある。
【0005】なお、上記のような問題点は、スケジュー
ルに変更があったとき、速やかにそれをEPG情報に反
映させることによって解消される。しかし、従来のEP
Gは、スケジュール変更のないCS放送に用いることを
前提としているので、固定的な情報を繰り返し放送する
に止まり、スケジュールの変更があったとき、それをE
PG情報に速やかに反映させる機能を持っていない。
【0006】(第2の問題点)また、上記第1の問題点
を解消すべく、従来のEPGに、スケジュールの変更を
速やかにEPG情報に反映させる機能を付加したと仮定
する。しかし、予約録画の際に起こる次のような問題点
は、依然として解消されない。すなわち、いま、ユーザ
は、提供されたEPG情報を参照して、ある番組の録画
予約、つまり、その番組の放送開始/終了時刻を録画開
始/終了時刻としてVTRにセットしたとする。その
後、臨時ニュース等の影響で、放送スケジュールに変更
が生じたとする。
【0007】この場合、スケジュールの変更は、速やか
にEPG情報に反映される。つまり、スケジュールに変
更があると、それ以降、放送局からユーザ側へは、変更
後のスケジュールと合致する新しいEPG情報が送られ
る。しかし、VTRは、変更が反映される前の古いEP
G情報に基づいて行われた録画予約を実行する。よっ
て、放送スケジュールが例えば30分間づつ繰り下がっ
たとすると、予約した番組とは別の番組が録画されると
いった不都合が起こる。
【0008】なお、録画予約の方法として、録画開始/
終了時刻をテンキー等を操作して直接入力する以外に、
いわゆるGコード予約と呼ばれる方法もある。その場合
も、専用の読み取り器で読み取られたGコードは、録画
開始/終了時刻に変換された後、VTRにセットされ
る。
【0009】(第3の問題点)また、従来のEPGに
は、次のような問題点もある。すなわち、従来、EPG
情報は、放送によって(つまり番組に多重して)提供さ
れている。番組に多重可能な情報量は限られているの
で、従来のEPGを採用した番組制作・送出システムで
は、提供されるEPG情報は、放送開始/終了時刻やジ
ャンル区分などに限られ、多彩な情報を提供できなかっ
た。また、ユーザ側が欲しい情報を好きなときに取得で
きるわけでもなかった。
【0010】それゆえに、本発明の第1の目的は、臨時
ニュース等の影響で放送スケジュールに変更があったと
き、それを速やかに電子番組案内情報に反映させて提供
できるような、電子番組案内を採用した番組制作・送出
システムを実現することである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、上記の番組
制作・送出システムから送出される番組を受信して、た
とえ放送スケジュールに変更があっても、その変更前に
予約した番組を正しく録画ができるような受信・録画装
置を実現することである。
【0012】さらに、本発明の第3の目的は、多彩な電
子番組案内情報を提供することができ、しかも、ユーザ
側が欲しい情報を好きなときに取得できるような、電子
番組案内を採用した番組制作・送出システムを実現する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、電子番組案内を採用した番組制作・送出システ
ムであって、ライブ番組の制作スケジュールを示すシナ
リオと、ライブ番組および非ライブ番組の送出スケジュ
ールを示すプレーリストとを入力するための入力装置、
入力装置から入力されたシナリオおよびプレーリストを
記憶・管理する台本管理装置、台本管理装置によって管
理されているシナリオに従ってライブ番組を制作するラ
イブ制作系、ライブ制作系によって制作されたライブ番
組を一時記憶して、台本管理装置によって管理されてい
るプレーリストに従って送出する送出サーバ、非ライブ
番組を制作する非ライブ制作系、非ライブ制作系によっ
て制作された非ライブ番組を蓄積する非ライブ番組バン
ク、台本管理装置によって管理されているプレーリスト
に基づいて電子番組案内情報を生成・管理する電子番組
案内管理装置、および送出サーバから送出されるライブ
番組と、非ライブ番組バンクに蓄積されている非ライブ
番組とを、それら番組に電子番組案内管理装置によって
管理されている電子番組案内情報を多重したうえで、台
本管理装置によって管理されているプレーリストに従っ
て順次送出する多重・送出装置を備え、台本管理装置
は、入力装置から制作スケジュールまたは送出スケジュ
ールの変更が入力されると、それに合わせて、管理して
いるシナリオおよびプレーリストを変更し、電子番組案
内管理装置は、台本管理装置によってプレーリストが変
更されると、それに合わせて、管理している電子番組案
内情報を変更することを特徴としている。
【0014】上記第1の発明では、番組制作・送出シス
テムに、シナリオおよびプレーリストを記憶・管理する
台本管理装置と、そのシナリオに従ってライブ番組を制
作するライブ制作系と、そのプレーリストに基づいて電
子番組案内情報を生成・管理する電子番組案内管理装置
とを設けることによって、シナリオおよびプレーリスト
と電子番組案内情報とを互いに関連付けて管理し、もし
シナリオやプレーリストに変更があれば、その変更を電
子番組案内情報に速やかに反映させるようにしたので、
臨時ニュースや延長戦等があっても、電子番組案内情報
と実際の放送との間にずれが生じる不都合がなくなる。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、双方
向通信が可能なネットワークに接続されたウェッブサー
バを含む変換ゲートウェイをさらに備え、非ライブ制作
系は、非ライブ番組を制作する際、当該非ライブ番組に
関する、電子番組案内管理装置によって生成されるもの
とは別の電子番組案内情報をさらに制作し、変換ゲート
ウェイは、非ライブ制作系によって制作された別の電子
番組案内情報をフォーマット変換してウェッブサーバに
登録し、ネットワークを通じてなされる要求に応じ、当
該ネットワークを通じて、当該ウェッブサーバに登録さ
れている別の電子番組案内情報を提供することを特徴と
している。
【0016】上記第2の発明では、番組制作・送出シス
テムに、変換ゲートウェイを設け、番組に多重して(つ
まり放送によって)だけでなく、インターネット,LA
N等のネットワークを通じて、多重するものとは別の電
子番組案内情報を提供する。例えば、番組の放送開始/
終了時刻やジャンル区分は、番組に多重して提供し、番
組のあらすじや出演者紹介は、ユーザ側からの要求に応
じて、ネットワークを通じて提供する。これによって、
多彩な電子番組案内情報の提供が可能になり、また、ユ
ーザは、欲しい情報を好きなときに取得できるようにな
る。
【0017】第3の発明は、電子番組案内を採用した番
組制作・送出システムから送出される番組を受信して録
画する受信・録画装置であって、電子番組案内を採用し
た番組制作・送出システムは、番組の送出スケジュール
が変更された場合、それに合わせて、番組に多重して提
供する電子番組案内情報を変更する機能を有し、電子番
組案内を採用した番組制作・送出システムから送出され
た番組を受信するためのチューナ部、チューナ部の出力
信号が入力され、番組に多重された電子番組案内情報を
抽出する電子番組案内情報抽出部、録画予約される番組
を一意に識別する番組コードが入力される録画予約入力
部、チューナ部の出力信号が入力され、番組を録画する
録画部、および電子番組案内情報抽出部によって抽出さ
れる電子番組案内情報から、録画予約部へと入力された
番組コードと対応する番組の放送開始/終了時刻を求
め、かつ、当該放送開始/終了時刻を録画開始/終了時
刻として予約することによって、入力された番組コード
と対応する番組を録画予約して、録画部にその番組を録
画させる予約録画制御部を備え、予約録画制御部は、電
子番組案内情報抽出部によって抽出される電子番組案内
情報を、前回抽出された電子番組案内情報と比較するこ
とによって、録画予約部へと入力された番組コードと対
応する番組の放送開始/終了時刻の変化を検知し、検知
した変化に合わせて、予約した放送開始/終了時刻を修
正することを特徴としている。
【0018】上記第3の発明では、電子番組案内を採用
した番組制作・送出システムは、番組の送出スケジュー
ルが変更された場合、それに合わせて、番組に多重して
提供する電子番組案内情報を変更する機能を有する。こ
のようなシステムから送出される番組を受信して録画す
る受信・録画装置に、予約録画制御部を設けて、番組に
多重して送られてくる電子番組案内情報の内容の変化を
検知し、その変化に合わせて、既に設定された録画予約
に修正を加えるようにしたので、臨時ニュースや延長戦
等があっても、予約した番組とは別の番組が録画される
といった不都合がなくなる。
【0019】第4の発明は、電子番組案内を採用した番
組制作・送出システムから送出される番組を受信して録
画する方法であって、電子番組案内を採用した番組制作
・送出システムは、番組の送出スケジュールが変更され
た場合、それに合わせて、番組に多重して提供する電子
番組案内情報を変更する機能を有し、電子番組案内を採
用した番組制作・送出システムから送出された番組を受
信するステップ、受信した番組に多重された電子番組案
内情報を抽出するステップ、録画予約される番組を一意
に識別する番組コードが入力されるステップ、抽出され
る電子番組案内情報から、入力された番組コードと対応
する番組の放送開始/終了時刻を求め、当該放送開始/
終了時刻を録画開始/終了時刻として予約することによ
って、入力された番組コードと対応する番組を録画予約
するステップ、および録画予約された番組を録画するス
テップを備え、入力された番組コードと対応する番組を
録画予約するステップでは、抽出される電子番組案内情
報を、前回抽出された電子番組案内情報と比較すること
によって、入力された番組コードと対応する番組の放送
開始/終了時刻の変化を検知し、検知した変化に合わせ
て、予約した放送開始/終了時刻を修正することを特徴
としている。
【0020】上記第4の発明では、電子番組案内を採用
した番組制作・送出システムは、番組の送出スケジュー
ルが変更された場合、それに合わせて、番組に多重して
提供する電子番組案内情報を変更する機能を有する。こ
のようなシステムから送出される番組を受信して録画す
る際、番組に多重して送られてくる電子番組案内情報の
内容の変化を検知し、その変化に合わせて、既に設定さ
れた録画予約に修正を加えるようにしたので、臨時ニュ
ースや延長戦等があっても、予約した番組とは別の番組
が録画されるといった不都合がなくなる。
【0021】第5の発明は、電子番組案内を採用した番
組制作・送出システムから送出される番組を受信して録
画する受信・録画装置に設けられたコンピュータ装置に
おいて実行されるプログラムを格納した記録媒体であっ
て、電子番組案内を採用した番組制作・送出システム
は、番組の送出スケジュールが変更された場合、それに
合わせて、番組に多重して提供する電子番組案内情報を
変更する機能を有し、受信・録画装置には、電子番組案
内を採用した番組制作・送出システムから送出された番
組を受信するためのチューナ部、チューナ部の出力信号
が入力され、番組に多重された電子番組案内情報を抽出
する電子番組案内情報抽出部、録画予約される番組を一
意に識別する番組コードが入力される録画予約入力部、
およびチューナ部の出力信号が入力され、番組を録画す
る録画部がさらに設けられ、電子番組案内情報抽出部に
よって抽出される電子番組案内情報から、録画予約部へ
と入力された番組コードと対応する番組の放送開始/終
了時刻を求め、かつ、当該放送開始/終了時刻を録画開
始/終了時刻として予約することによって、入力された
番組コードと対応する番組を録画予約するステップ、お
よび録画予約した番組を録画部に録画させるステップを
備え、入力された番組コードと対応する番組を録画予約
するステップでは、電子番組案内情報抽出部によって抽
出される電子番組案内情報を、前回抽出された電子番組
案内情報と比較することによって、録画予約部へと入力
された番組コードと対応する番組の放送開始/終了時刻
の変化を検知し、検知した変化に合わせて、予約した放
送開始/終了時刻を修正することを特徴とする動作環境
を、コンピュータ装置上で実現するためのプログラムを
格納している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る、電子番組案内(以下、EPG)を採用
した番組制作・送出システムの構成を示すブロック図で
ある。図1に示されるシステムは、放送局側、すなわ
ち、例えばディジタルBS放送やディジタル地上波放を
行う放送局に設けられ、番組制作および送出を行うと共
に、電子化された番組案内情報(以下、EPG情報)を
生成して、ユーザ側に提供する。
【0023】ここで、図1に示されるシステムとユーザ
側とは、インターネット,LAN等を介して接続されて
おり、EPG情報は、放送を通じて(つまり番組に多重
して)提供されるのに加え、インターネット等を通じて
も提供される。
【0024】図1において、EPGを採用した番組制作
・送出システムは、台本入力装置10と、データベース
管理装置11と、ニュース制作系12と、送出サーバ1
3と、EPG管理装置14と、番組(CM)制作系15
と、番組(CM)バンク16と、変換GW17と、多重
・送出装置18とを備えている。
【0025】台本入力装置10は、キーボード等を含
み、オペレータがそのキーボード等を操作することによ
り、シナリオおよびプレーリスト(図3および図4を参
照;後述)を入力する。データベース管理装置11は、
CPU,メモリ,磁気ディスク等を含み、入力されたシ
ナリオおよびプレーリストを記憶・管理する。
【0026】ニュース制作系12は、テレビカメラや中
継機器等を含み、データベース管理装置11に記憶され
たシナリオに従って、ニュース番組,スポーツ中継等の
ライブ番組を制作する。送出サーバ13は、メモリ,磁
気ディスク等を含み、制作されたライブ番組をいったん
蓄積した後、送出する。
【0027】EPG管理装置14は、CPU,メモリ,
磁気ディスク等を含み、データベースに記憶されたシナ
リオおよびプレーリストに基づいてEPG情報を生成
し、管理する。ここでいう”管理”には、シナリオやプ
レーリストに変更があると、その変更が反映されるよう
に、速やかにEPG情報を更新する処理が含まれる。
【0028】変換GW17(ゲートウェイ)は、ウェッ
ブサーバ,CPU,メモリ,磁気ディスク等を含み、生
成されたEPG情報をフォーマット変換してHTMLフ
ァイルを作成し、ウェッブサーバに登録する。そして、
ユーザ側からアクセスがあれば、インターネット,LA
N等を通じ、登録されたHTMLファイル態様のEPG
情報を、ユーザ側へと送信する。
【0029】番組(CM)制作系15は、テレビカメラ
や素材サーバ,ノンリニア編集機等を含み、映画,バラ
エティ等の非ライブ番組(つまりライブ制作でなく、放
送前に完成されるような番組)やコマーシャル(CM)
を制作する。番組(CM)バンク16は、磁気テープ等
を含み、制作された非ライブ番組やCMを蓄積する。
【0030】多重・送出装置18は、データベース管理
装置11に記憶されたプレーリストに従って、送出サー
バ13からのライブ番組、および番組(CM)バンク1
6からの非ライブ番組(CM)を送出する。送出の際、
多重・送出装置18は、番組(CM)に、EPG管理装
置14からのEPG情報を多重して、放送電波に乗せて
送出する。
【0031】図2は、図1に示されるシステムから送出
される番組を受信・録画する受信・録画装置(いわゆる
チューナ内蔵型VTR)の要部構成を示すブロック図で
ある。図2に示される受信・録画装置は、ユーザ側、す
なわちディジタルBS放送等の加入者宅に設けられ、こ
の受信・録画装置へは、図1に示されるシステムから送
出された番組(の映像・音声信号)およびそれに多重さ
れたEPG情報が、図示しないBSアンテナ等を通じて
与えられる。
【0032】図2において、受信・録画装置は、チュー
ナ部20と、EPG情報抽出部21と、録画予約入力部
22と、予約録画制御部23と、録画部24とを備えて
いる。チューナ部20は、図1に示されるシステムから
送出された番組(およびそれに多重されたEPG情報)
を受信する。EPG情報抽出部21は、チューナ部20
の出力信号からEPG情報を抽出(すなわち互いに多重
された番組とEPG情報とを分離)する。抽出されたE
PG情報は、予約録画制御部23に与えられ、一方、番
組は、録画部24に与えられる。
【0033】録画予約入力部22は、番組を識別する番
組コード(後述)を入力するためのキーボード等を含
み、ユーザがそのキーボード等を操作することによっ
て、録画を予約したい番組のコードを入力する。なお、
番組コードは、放送局側から提供されるEPG情報の中
に含まれている。
【0034】予約録画制御部23は、CPU,メモリ,
磁気ディスク等を含み(図6を参照;後述)、抽出され
たEPG情報を記憶すると共に、そのEPG情報を参照
して、入力された番組コードに対応する番組の放送開始
/終了時刻を求め、それを録画開始/終了時刻として予
約する。そして、予約された録画開始時刻になると、録
画部24に命じて録画動作を開始させ、録画終了時刻に
なると、録画動作を停止させる。加えて、予約録画制御
部23は、記憶している古いEPG情報と、与えられた
新しいEPG情報との間で内容に変化があった場合(放
送開始/終了時刻等の変更等があった場合)、必要に応
じて、予約された録画開始/終了時刻を修正する。
【0035】録画部24は、予約録画制御部23の指示
に応じ、チューナ部20から与えられる番組を録画す
る。
【0036】つまり、受信・録画装置では、録画予約
は、次のようにして行われる。ユーザが画面上に表示さ
れたEPG情報を参照して、受信・録画装置に予約した
い番組のコードを入力すると、受信・録画装置は、EP
G情報を参照して、入力された番組コードが示す番組の
放送開始・終了時刻を求め、それを録画開始/終了時刻
として予約設定する。
【0037】上記のように構成された、EPGを採用し
た番組制作・送出システム、およびそのシステムから送
出される番組を受信・録画する受信・録画装置におい
て、特に重要なのは、次の3つの点である。第1は、番
組制作・送出システムに、シナリオおよびプレーリスト
を記憶・管理するデータベース管理装置11と、そのシ
ナリオに従ってライブ番組を制作するニュース制作系1
2と、そのプレーリストに基づいてEPG情報を生成・
管理するEPG管理装置14とを設けることによって、
シナリオおよびプレーリストとEPG情報とを互いに関
連付けて管理し、もしシナリオやプレーリストに変更が
あれば、その変更をEPG情報に速やかに反映させるよ
うにした点である。これによって、臨時ニュースや延長
戦等があっても、EPG情報と実際の放送との間にずれ
が生じる不都合がなくなる。
【0038】第2は、受信・録画装置に、予約録画制御
部23を設けて、番組制作・送出システムから番組に多
重して送られてくるEPG情報の内容の変化を検知し、
その変化に合わせて、既に設定された録画予約に修正を
加えるようにした点である。例えば、録画予約されてい
る番組の放送開始/終了時刻が30分ずつ遅れた場合、
それに合わせて、予約設定されている録画開始/終了時
刻も30分ずつ遅らせる。これによって、臨時ニュース
や延長戦等があっても、予約した番組とは別の番組が録
画されるといった不都合がなくなる。
【0039】第3は、番組制作・送出システムに、変換
GW17を設け、放送によって(つまり番組に多重し
て)だけでなく、インターネット,LAN等を通じて、
番組に多重するものとは別のEPG情報を提供するよう
にした点である。例えば、番組の放送開始/終了時刻や
ジャンル区分は、番組に多重して提供し、番組のあらす
じや出演者紹介は、ユーザ側からの要求(これもインタ
ーネット,LAN等を通じて行われる)に応じて、イン
ターネット,LAN等を通じて提供する。これによっ
て、多彩なEPG情報の提供が可能になり、また、ユー
ザは、欲しい情報を好きなときに取得できるようにな
る。
【0040】以下には、上記のEPGを採用した番組制
作・送出システム、およびそのシステムから送出される
番組を受信・録画する受信・録画装置の動作を説明す
る。最初、図1に示される番組制作・送出システムが行
う番組制作・送出処理を説明する。図1において、番組
制作・送出システムは、例えば、ディジタルBS放送を
行う放送局に設けられる。台本入力装置10、データベ
ース管理装置11、ニュース制作系12、送出サーバ1
3、EPG管理装置14、番組(CM)制作系15、番
組(CM)バンク16、変換GW17および多重・送出
装置18は、例えば、ATM(Asynchronou
s Transfer Mode)網を介して互いに接
続されている。
【0041】最初、台本入力装置10を通じ、プレーリ
ストが入力される。プレーリストには、各番組を送出す
るスケジュール(送出開始/終了時刻)が含まれ、番組
制作・送出システムは、このプレーリストに従って各番
組を送出する。
【0042】図3は、図1の台本入力装置10を通じて
入力されるプレーリストの一例を示す図である。図3に
おいて、プレーリストには、番組名および送出開始/終
了時刻に加え、その番組で扱われる素材の種別を示す”
素材管理”情報、その番組の制作・送出に使用されるリ
ソースを記載した”リソース管理”情報がさらに含まれ
る。
【0043】次に、台本入力装置10を通じ、シナリオ
が入力される。シナリオは、ニュース,スポーツ中継等
のライブ番組の制作手順を記述した台本であり、番組制
作・送出システムでは、このシナリオに従ってライブ番
組の制作が行われる。
【0044】図4は、図3に記載のライブ番組「1時の
ニュース」に関するシナリオの一例を示す図である。図
4において、シナリオには、選挙速報,各党首談話とい
った”番組項目”と、「選挙速報」項目では取材映像と
スーパー字幕とを送出し、「各党首談話」項目ではアナ
ウンサのナレーションと選挙事務所からの中継映像とを
送出するといった”イベント”とが記載される。ま
た、”番組項目”および”イベント”にはそれぞれ、開
始/終了時刻と、使用されるリソースを記載した”リソ
ース管理”とが添付される。
【0045】上記のプレーリスト/シナリオ入力処理
は、該当する番組の放送に先だって行われる。そして、
入力されたプレーリストおよびシナリオは、データベー
ス管理装置11によって記憶される。
【0046】その後、ニュース制作系12は、データベ
ース管理装置11に記憶されたシナリオに従い、テレビ
カメラや中継機器等を用いて、ニュース番組、あるいは
スポーツ中継等のライブ番組を制作する。制作中に、臨
時ニュースや延長戦の影響で放送スケジュールに変更が
生じたとすると、台本入力装置10を通じて新しいプレ
ーリストやシナリオが入力され、それに合わせて、デー
タベース管理装置11に記憶されている古いプレーリス
トやシナリオが新しいものに書き換えられる。以降、ニ
ュース制作系12は、更新後の新しいシナリオに従い、
ライブ番組を制作する。
【0047】こうして、ニュース制作系12は、データ
ベース管理装置11に記憶されているシナリオに従って
ライブ番組を制作し、かつ、同じくデータベース管理装
置11に記憶されているプレーリストに従い、制作した
ライブ番組を送出サーバ13へと与える。送出サーバ1
3は、与えられたライブ番組を一時記憶した後、多重・
送出装置18へ向けて出力する。
【0048】一方、上記の一連のライブ番組制作とは独
立に、番組(CM)制作系15によって、映画,バラエ
ティ等の非ライブ番組やコマーシャル(CM)が制作さ
れる。これら非ライブ番組やCMは、放送前に予め完成
され、番組(CM)バンク16に蓄えられる。番組(C
M)バンク16は、データベース管理装置11に記憶さ
れているプレーリストに従い、蓄えている番組やCM
を、順次、多重・送出装置18へ向けて出力する。
【0049】次に、EPG管理装置14は、データベー
ス管理装置11に記憶されているシナリオやプレーリス
トに基づいて、EPG情報を自動的に生成する。ここで
自動生成されるEPG情報は、番組の放送開始/終了時
刻やジャンル区別といった簡単な案内情報と、番組を一
意に識別する”番組コード”である。
【0050】図5に、EPG管理装置14によって自動
生成されるEPG情報の一例を示す。図5に示されるE
PG情報は、図3に示されるプレーリストに基づいて生
成された情報である。図5では、番組コードは、4桁の
数字で表現されている。
【0051】上記のEPG情報生成処理は、プレーリス
トやシナリオが入力されると、速やかに実行される。E
PG管理装置14は、生成したEPG情報を、データベ
ース管理装置11に記憶されているプレーリストやシナ
リオが新しいものに更新されるまでの間、保持する。
【0052】放送スケジュールに変更が生じて、データ
ベース管理装置11に記憶されているプレーリストやシ
ナリオが更新された場合には、EPG管理装置14は、
更新後の新しいプレーリストやシナリオに基づいて、新
たにEPG情報を生成し、保持している古いEPG情報
を、この新しいEPG情報に更新する。
【0053】EPG管理装置14は、こうして生成した
EPG情報を、多重・送出装置18へ向けて出力する。
この出力処理は、所定の周期で繰り返し行われる。つま
り、EPG情報が更新されてから、次に更新されるまで
の期間は、同一のEPG情報が繰り返し出力されること
になる。
【0054】次に、多重・送出装置18は、データベー
ス管理装置11に記憶されているプレーリストに従い
(つまり、プレーリストに記載された各番組の送出開始
/終了時刻に合わせて)、送出サーバ13からのライブ
番組と、番組(CM)バンク16からの非ライブ番組と
を送出する。この番組送出の際、多重・送出装置18
は、EPG管理部からのEPG情報を、番組に多重す
る。
【0055】こうして、多重・送出装置18からは、E
PG情報が多重された番組が、プレーリストに従い、順
次送出される。送出された番組およびそれに多重された
EPG情報は、放送電波に乗せられ、ユーザ側へと搬送
される。このとき、番組に多重して提供されるEPG情
報は、臨時ニュース等の影響でシナリオやプレーリスト
が変更されれば、それに合わせて速やかに更新される。
以上が、番組制作・送出システムが行う番組制作・送出
処理である。
【0056】次に、図2に示される受信・録画装置が、
図1に示される番組制作・送出システムから送出された
番組を受信して録画する受信・録画処理を説明する。前
述のようにして番組制作・送出システムから送出された
番組(およびそれに多重されたEPG情報)は、図示し
ないBSアンテナ等を通じて、受信・録画装置へと入力
される。
【0057】図2において、受信・録画装置では、最
初、チューナ部20が、番組およびそれに多重されたE
PG情報を受信する。次に、EPG情報抽出部21は、
チューナ部20の出力信号から、EPG情報を抽出す
る。抽出されたEPG情報は、図示しないテレビモニタ
に与えられて画面上に表示される(図5を参照)と共
に、予約録画制御部23へも与えられる。
【0058】ユーザは、画面上に表示されたEPG情報
を参照して、どの番組を録画予約するかを決め、その番
組の識別コードを、録画予約入力部22を通じて入力す
る。識別コードは、例えば4桁の数字で表現され、EP
G情報の中に、番組に付随して記載されている。ここで
は、ユーザは、キーボードを操作することによって、そ
の4桁の数字を直接入力する。あるいは、カーソル操作
によって画面内の番組表上で特定の番組を指定し、指定
された番組の識別コードが自動的に入力されるようにし
てもよい。
【0059】次に、予約録画制御部23は、予約録画制
御処理を開始する。図6は、図2の予約録画制御部23
の内部構成を示すブロック図、図7は、図2の予約録画
制御部23が行う制御処理を示すフローチャートであ
る。図6において、予約録画制御部23は、CPU60
と、メモリ61と、磁気ディスク62とを含む。メモリ
61には、プログラムが格納されており、このプログラ
ムに従ってCPU60が動作することにより、EPG情
報管理部は、図8に示されるような処理を実行する。
【0060】ここでは、上記のプログラムは、図2に示
す受信・録画装置の出荷前に予めメモリ61に格納され
ていている。または、出荷後に、フロッピーディスク,
CD−ROM等の記録媒体に格納されたプログラムを読
み出して、メモリ61に格納してもよい。あるいは、イ
ンターネット等のネットワークを通じて提供されるプロ
グラムをメモリ61に格納する方法もある。
【0061】以下には、上記のように構成された予約録
画制御部23が行う予約録画制御処理について、図7の
フローチャートを用いて説明する。図7において、予約
録画制御部23は、最初、EPG情報抽出部21からE
PG情報が与えられたか否かを判断し(ステップS10
1)、その判断結果が肯定であれば、与えられた新しい
EPG情報を記憶する(ステップS102)。その際、
EPG情報記憶部が記憶していた古いEPG情報は、一
定期間、保持される。一方、ステップS101の判断結
果が否定であれば、予約録画制御部23は、ステップS
103に進む。
【0062】ステップS103では、録画予約を行うか
否かが判断される。判断結果が肯定であれば、予約録画
制御部23は、記憶しているEPG情報を参照して、録
画予約入力部22を通じて入力された番組コードが示す
番組の放送開始・終了時刻を求め、それを録画開始/終
了時刻として予約する(ステップS104)。
【0063】次に、予約録画制御部23は、現在時刻
が、予約された録画終了時刻になったか否かを判断する
(ステップS105)。そして、判断結果が肯定、すな
わち現在時刻が録画終了時刻であれば、ステップS11
0(後述)に進む。一方、ステップS105の判断結果
が否定であれば、予約録画制御部23は、現在時刻が、
予約された録画開始時刻になったか否かを判断する(ス
テップS106)。そして、判断結果が肯定、すなわち
現在時刻が録画開始時刻であれば、ステップS109
(後述)に進む。
【0064】ステップS106の判断結果が否定であれ
ば、予約録画制御部23は、ステップS102で記憶し
た新しいEPG情報と、一時保持している古いEPG情
報とを相互に比較することによって、ステップS104
で録画予約された番組の放送開始/終了時刻に変化があ
る否かを判定する(ステップS107)。
【0065】ステップS107の判定結果が肯定、すな
わち、録画予約された番組の放送開始/終了時刻に変化
がある場合、予約録画制御部23は、ステップS104
で予約された録画開始・終了時刻を修正し(ステップS
108)、その後、ステップS101に戻って、上記と
同様の処理を繰り返す。一方、ステップS107の判定
結果が否定の場合、予約録画制御部23は、ステップS
101に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。
【0066】ステップS109では、予約録画制御部2
3は、録画部24に命じて、録画動作を開始させる。そ
の後、予約録画制御部23は、ステップS101に戻
り、上記と同様の処理を繰り返す。
【0067】ステップS110では、予約録画制御部2
3は、録画部24に命じて、録画動作を停止させる。続
いて、処理を終了するか否かが判断され(ステップS1
11)、判断結果が否定の場合、予約録画制御部23
は、ステップS101に戻り、上記と同様の処理を繰り
返す。一方、判断結果が肯定の場合、そこで処理が終了
される。以上が、予約録画制御部23が行う予約録画制
御処理である。
【0068】再び図2において、録画部24は、予約録
画制御部23からの命令(図7のステップS109,S
110を参照)を受け、番組の録画を実行する。以上
が、受信・録画装置が行う受信・録画処理である。
【0069】次に、図1に示される番組制作・送出シス
テムが、ユーザ側からの要求に応じて実行するEPG情
報提供処理を説明する。図1において、番組制作・送出
システムでは、番組(CM)制作系15は、番組(C
M)を制作する際、併せて、その番組(CM)に関連の
ある案内情報、例えば、番組のあらすじや登場人物のプ
ロフィール等のテキストデータ、あるいは登場人物の写
真や声,プロモーション用ダイジェスト映像等の映像/
音声データなど、多彩な関連情報を含む別のEPG情報
を制作する。制作された別のEPG情報は、変換GW1
7へと送出される。
【0070】変換GW17は、送られてきた上記別のE
PG情報をフォーマット変換して、HTMLファイルを
生成し、ウェッブサーバ(図示せず)に登録する。ユー
ザは、好きなときに、インターネット等を通じて上記の
ウェッブサーバへとアクセスし、そこから欲しい情報を
取得することができる。以上が、番組制作・送出システ
ムが、ユーザ側からの要求に応じて実行するEPG情報
提供処理である。
【0071】以上のように、本実施形態によれば、電子
番組案内を採用した番組制作・送出システムにおいて、
ライブ番組の制作スケジュールを示すシナリオ、および
ライブ番組および非ライブ番組の送出スケジュールを示
すプレーリストと、電子番組案内情報とを互いに関連付
けて管理し、もしシナリオやプレーリストに変更があれ
ば、その変更を電子番組案内情報に速やかに反映させる
ようにしたので、臨時ニュースや延長戦等があっても、
電子番組案内情報と実際の放送との間にずれが生じる不
都合がなくなる。
【0072】また、番組に多重して(つまり放送によっ
て)だけでなく、インターネット,LAN等のネットワ
ークを通じて、番組に多重するものは別の電子番組案内
情報を提供するので、多彩な電子番組案内情報の提供が
可能になり、また、ユーザは、欲しい情報を好きなとき
に取得できるようになる。
【0073】加えて、このようなシステムから送出され
る番組を受信して録画する受信・録画装置において、番
組に多重して送られてくる電子番組案内情報の内容の変
化を検知し、その変化に合わせて、既に設定された録画
予約に修正を加えるようにしたので、臨時ニュースや延
長戦等があっても、予約した番組とは別の番組が録画さ
れるといった不都合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る、電子番組案内(E
PG)を採用した番組制作・送出システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示されるシステムから送出される番組を
受信・録画する受信・録画装置の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の台本入力装置10を通じて入力されるプ
レーリストの一例を示す図である。
【図4】図1の台本入力装置10を通じて入力されるシ
ナリオの一例(具体的には、図3のプレーリストに記載
のライブ番組「1時のニュース」に関するシナリオ)を
示す図である。
【図5】図1のEPG管理装置14によって自動生成さ
れるEPG情報の一例を示す図である。
【図6】図2の予約録画制御部23の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図2の予約録画制御部23が行う制御処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10…台本入力装置 11…データベース管理装置 12…ニュース制作系 13…送出サーバ 14…EPG管理装置 15…番組(CM)制作系 16…番組(CM)バンク 17…変換GW 18…多重・送出装置 20…チューナ部 21…EPG情報抽出部 22…録画予約入力部 23…予約録画制御部 24…録画部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子番組案内を採用した番組制作・送出
    システムであって、 ライブ番組の制作スケジュールを示すシナリオと、ライ
    ブ番組および非ライブ番組の送出スケジュールを示すプ
    レーリストとを入力するための入力装置、 前記入力装置から入力されたシナリオおよびプレーリス
    トを記憶・管理する台本管理装置、 前記台本管理装置によって管理されているシナリオに従
    ってライブ番組を制作するライブ制作系、 前記ライブ制作系によって制作されたライブ番組を一時
    記憶して、前記台本管理装置によって管理されているプ
    レーリストに従って送出する送出サーバ、 非ライブ番組を制作する非ライブ制作系、 非ライブ制作系によって制作された非ライブ番組を蓄積
    する非ライブ番組バンク、 前記台本管理装置によって管理されているプレーリスト
    に基づいて電子番組案内情報を生成・管理する電子番組
    案内管理装置、および前記送出サーバから送出されるラ
    イブ番組と、前記非ライブ番組バンクに蓄積されている
    非ライブ番組とを、それら番組に前記電子番組案内管理
    装置によって管理されている電子番組案内情報を多重し
    たうえで、前記台本管理装置によって管理されているプ
    レーリストに従って順次送出する多重・送出装置を備
    え、 前記台本管理装置は、前記入力装置から制作スケジュー
    ルまたは送出スケジュールの変更が入力されると、それ
    に合わせて、管理しているシナリオおよびプレーリスト
    を変更し、 前記電子番組案内管理装置は、前記台本管理装置によっ
    てプレーリストが変更されると、それに合わせて、管理
    している電子番組案内情報を変更することを特徴とす
    る、電子番組案内を採用した番組制作・送出システム。
  2. 【請求項2】 双方向通信が可能なネットワークに接続
    されたウェッブサーバを含む変換ゲートウェイをさらに
    備え、 前記非ライブ制作系は、非ライブ番組を制作する際、当
    該非ライブ番組に関する、前記電子番組案内管理装置に
    よって生成されるものとは別の電子番組案内情報をさら
    に制作し、 前記変換ゲートウェイは、 前記非ライブ制作系によって制作された別の電子番組案
    内情報をフォーマット変換して前記ウェッブサーバに登
    録し、 前記ネットワークを通じてなされる要求に応じ、当該ネ
    ットワークを通じて、当該ウェッブサーバに登録されて
    いる別の電子番組案内情報を提供することを特徴とす
    る、請求項1に記載の、電子番組案内を採用した番組制
    作・送出システム。
  3. 【請求項3】 電子番組案内を採用した番組制作・送出
    システムから送出される番組を受信して録画する受信・
    録画装置であって、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システム
    は、番組の送出スケジュールが変更された場合、それに
    合わせて、番組に多重して提供する電子番組案内情報を
    変更する機能を有し、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システムか
    ら送出された番組を受信するためのチューナ部、 前記チューナ部の出力信号が入力され、番組に多重され
    た電子番組案内情報を抽出する電子番組案内情報抽出
    部、 録画予約される番組を一意に識別する番組コードが入力
    される録画予約入力部、 前記チューナ部の出力信号が入力され、番組を録画する
    録画部、および前記電子番組案内情報抽出部によって抽
    出される電子番組案内情報から、前記録画予約部へと入
    力された番組コードと対応する番組の放送開始/終了時
    刻を求め、かつ、当該放送開始/終了時刻を録画開始/
    終了時刻として予約することによって、入力された番組
    コードと対応する番組を録画予約して、前記録画部にそ
    の番組を録画させる予約録画制御部を備え、 前記予約録画制御部は、 前記電子番組案内情報抽出部によって抽出される電子番
    組案内情報を、前回抽出された電子番組案内情報と比較
    することによって、前記録画予約部へと入力された番組
    コードと対応する番組の放送開始/終了時刻の変化を検
    知し、 検知した変化に合わせて、予約した放送開始/終了時刻
    を修正することを特徴とする、受信・録画装置。
  4. 【請求項4】 電子番組案内を採用した番組制作・送出
    システムから送出される番組を受信して録画する方法で
    あって、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システム
    は、番組の送出スケジュールが変更された場合、それに
    合わせて、番組に多重して提供する電子番組案内情報を
    変更する機能を有し、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システムか
    ら送出された番組を受信するステップ、 受信した番組に多重された電子番組案内情報を抽出する
    ステップ、 録画予約される番組を一意に識別する番組コードが入力
    されるステップ、 抽出される電子番組案内情報から、入力された番組コー
    ドと対応する番組の放送開始/終了時刻を求め、当該放
    送開始/終了時刻を録画開始/終了時刻として予約する
    ことによって、入力された番組コードと対応する番組を
    録画予約するステップ、および録画予約された番組を録
    画するステップを備え、 入力された番組コードと対応する番組を録画予約するス
    テップでは、 抽出される電子番組案内情報を、前回抽出された電子番
    組案内情報と比較することによって、入力された番組コ
    ードと対応する番組の放送開始/終了時刻の変化を検知
    し、 検知した変化に合わせて、予約した放送開始/終了時刻
    を修正することを特徴とする、受信・録画方法。
  5. 【請求項5】 電子番組案内を採用した番組制作・送出
    システムから送出される番組を受信して録画する受信・
    録画装置に設けられたコンピュータ装置において実行さ
    れるプログラムを格納した記録媒体であって、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システム
    は、番組の送出スケジュールが変更された場合、それに
    合わせて、番組に多重して提供する電子番組案内情報を
    変更する機能を有し、 前記受信・録画装置には、 前記電子番組案内を採用した番組制作・送出システムか
    ら送出された番組を受信するためのチューナ部、 前記チューナ部の出力信号が入力され、番組に多重され
    た電子番組案内情報を抽出する電子番組案内情報抽出
    部、 録画予約される番組を一意に識別する番組コードが入力
    される録画予約入力部、および前記チューナ部の出力信
    号が入力され、番組を録画する録画部がさらに設けら
    れ、 前記電子番組案内情報抽出部によって抽出される電子番
    組案内情報から、前記録画予約部へと入力された番組コ
    ードと対応する番組の放送開始/終了時刻を求め、か
    つ、当該放送開始/終了時刻を録画開始/終了時刻とし
    て予約することによって、入力された番組コードと対応
    する番組を録画予約するステップ、および録画予約した
    番組を前記録画部に録画させるステップを備え、 入力された番組コードと対応する番組を録画予約するス
    テップでは、 前記電子番組案内情報抽出部によって抽出される電子番
    組案内情報を、前回抽出された電子番組案内情報と比較
    することによって、前記録画予約部へと入力された番組
    コードと対応する番組の放送開始/終了時刻の変化を検
    知し、 検知した変化に合わせて、予約した放送開始/終了時刻
    を修正することを特徴とする動作環境を、前記コンピュ
    ータ装置上で実現するためのプログラムを格納した、記
    録媒体。
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