JP2000332344A - 消光比制御回路及び電気−光変換回路 - Google Patents

消光比制御回路及び電気−光変換回路

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JP2000332344A
JP2000332344A JP11135585A JP13558599A JP2000332344A JP 2000332344 A JP2000332344 A JP 2000332344A JP 11135585 A JP11135585 A JP 11135585A JP 13558599 A JP13558599 A JP 13558599A JP 2000332344 A JP2000332344 A JP 2000332344A
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voltage
amplifier
photodiode
laser diode
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JP11135585A
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Isao Akimoto
庸 秋元
Akihiko Hayashi
明彦 林
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力信号のバイアス発光レベルとピーク発
光レベルの比である消光比を正確に制御することができ
る消光比制御回路と、該消光比制御回路を適用する電気
−光変換回路を提供する。 【解決手段】 消光比制御回路は電気−光変換回路に設
けられているフォト・ダイオードで電圧変換した信号の
振幅の1/2に等しい直流電圧VACを1を越える利得G
で増幅した電圧G・VACと、該フォト・ダイオードで電
圧変換した信号の平均値に等しい電圧VDCとの差電圧に
よって電気−光変換回路を制御するように構成し、電気
−光変換回路は上記消光比制御回路を自動パワー制御の
ための負期間ループに適用して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消光比制御回路及
び電気−光変換回路に係り、特に、光出力信号のバイア
ス発光レベルとピーク発光レベルの比である消光比を正
確に制御することができる消光比制御回路と、該消光比
制御回路を適用する電気−光変換回路に関する。
【0002】現在広く実用化されているデジタル光通信
方式は、発光素子(多くはレーザ・ダイオードが用いら
れるので、以降はレーザ・ダイオードであるものとして
記載する。)の出力光をデジタル電気信号によって強度
変調して得た光信号を光ファイバを通して伝送する。
【0003】この方式において、レーザ・ダイオードの
電力効率上は、デジタル電気信号が入力されていない時
のレーザ・ダイオードの発光レベルであるバイアス発光
レベルを0にして、デジタル電気信号の振幅に対応する
光出力振幅で伝送するのが好ましい。
【0004】しかし、レーザ・ダイオードを全く発光し
ていない状態から発光状態に遷移させるように使用する
と、発光遅延時間が比較的大きく、光信号に変換する時
にデューティ比が変動するという問題が生ずる。
【0005】又、バイアス発光レベルを0にしようとし
てバイアス電流をレーザ・ダイオードの閾値電流付近に
設定した場合、閾値電流が増加方向に変化するとバイア
ス電流から閾値電流の間はレーザ・ダイオードは発光し
ないので、光出力のデューティ比が変動するという問題
も生ずる。特に、この場合のデューティ比の変動は大き
い。
【0006】従って、デジタル電気信号が入力されてい
ない時にもレーザ・ダイオードにバイアス発光させて、
発光遅延時間の短縮を図ると共に、デューティ比の変動
を防止するのが通常である。
【0007】ところで、光信号を強度変調して得たパル
スが通信情報を持っているのであるから、バイアス発光
させるということは電力効率を低下させた状態でレーザ
・ダイオードを使用することになる。この意味から、バ
イアス発光レベルを可能な限り小さく抑え、且つ、バイ
アス発光レベルを正確に制御する必要性が生ずる。
【0008】もとより、デジタル電気信号が入力された
時の出力光のレベルの制御を行なっているので、バイア
ス発光レベルの制御を行なうということは、ピーク発光
レベルとバイアス発光レベルの比である消光比の制御を
行なうということである。
【0009】更に、レーザ・ダイオードの電力効率とい
う観点以外に消光比を正確に制御する必要性が生ずるこ
とがある。これは、レーザ・ダイオードのチャーピング
と光通信システムに適用される光ファイバの分散特性の
関係による。
【0010】即ち、通常のレーザ・ダイオードはバイア
ス発光レベルが低い場合にチャーピングを起こし、出力
光の波長分布が広くなる。出力光の波長分布が広がる
と、光ファイバの分散特性のために電気通信でいう位相
歪みを受けて、送信点でパルス状であった光信号も受信
点では波形になまりが生じ、等価的なパルス幅が広がる
という現象が生ずる。
【0011】これが、光通信の通信品質を低下させる原
因になるし、通信品質の低下を回避するためには光受信
機において波形等化を行なう必要性が生じ、光受信機の
構成を複雑化させる原因になる。
【0012】従って、高分散ファイバを使用する光通信
システムにおいては、一層レーザ・ダイオードの消光比
を精度よく制御する必要がある。
【0013】つまり、レーザ・ダイオードの電力効率を
高く保つ目的と、チャーピングと分散による波形劣化を
抑圧する目的のために、レーザ・ダイオードの消光比を
正確に制御できる消光比制御回路の実現と、該消光比制
御回路を適用する電気−光変換回路の実現が強く要望さ
れている。
【0014】
【従来の技術】図10は、従来の電気−光変換回路(そ
の1)である。
【0015】図10において、101はフォト・ダイオ
ード、102は抵抗、103はコンデンサ、104は圧
縮増幅器、105はトランジスタ、106はトランジス
タ、107はレーザ・ダイオード、108はトランジス
タ109は可変抵抗、110はチョーク・コイル、11
はトランジスタ、112は可変抵抗である。
【0016】図10の構成において、トランジスタ10
5とトランジスタ106は、トランジスタ105とトラ
ンジスタ106のベースに供給されるデジタル電気信号
の論理レベルによってレーザ・ダイオード107に供給
するパルス電流を切り替える電流スイッチを構成し、ト
ランジスタ108は該パルス電流を決定する定電流源を
構成し、トランジスタ111はレーザ・ダイオード10
7にバイアス電流を供給する定電流源を構成し、上記の
構成によってデジタル電気信号に対応してレーザ・ダイ
オード107を発光させる。尚、チョーク・コイル11
0はトランジスタ111によって構成される定電流源が
トランジスタ106の交流的な負荷にならないように挿
入されている。
【0017】レーザ・ダイオード107の出力光は光フ
ァイバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダ
イオード107の出力光の一部はフォト・ダイオード1
01に導かれる。
【0018】フォト・ダイオード101は、該バック光
を電気変換した電流を生成する。
【0019】抵抗102とコンデンサ103の並列回路
は、フォト・ダイオード101の出力電流を受けて、そ
の平均電流に対応する電圧を生成して、圧縮増幅器10
4の反転入力端子に供給する。
【0020】圧縮増幅器104の非反転入力端子には、
所定のデジタル電気信号が供給され、電気−光変換回路
が所定の動作条件で動作している時に抵抗102とコン
デンサ103の並列回路が生成する電圧に等しい基準電
圧VREF が供給されている。そして、圧縮増幅器104
の出力電圧をトランジスタ108及びトランジスタ11
1のベースに供給して、レーザ・ダイオード107に供
給するパルス電流とバイアス電流を制御する。
【0021】即ち、トランジスタ108及び111、ト
ランジスタ105及び106、レーザ・ダイオード10
7、フォト・ダイオード101、圧縮増幅器104によ
って負帰還ループが形成されている。
【0022】つまり、上記負帰還によって、圧縮増幅器
104の入力端子における基準電圧VREF と実際に抵抗
102とコンデンサ103の並列回路が生成する電圧の
差を0にすべく制御がかかる。
【0023】従って、もしレーザ・ダイオード107の
出力光レベルが上昇すると、圧縮増幅器104の反転入
力端子に供給される電圧も上昇するので、圧縮増幅器1
04の出力電圧が低下してトランジスタ108の電流を
低下させてレーザ・ダイオード107の出力パワーを一
定に保つようにする。
【0024】そして、出力パワーの制御と同時にレーザ
・ダイオード107に供給するバイアス電流も制御す
る。
【0025】図11は、従来の電気−光変換回路(その
2)である。
【0026】図11において、121はフォト・ダイオ
ード、122は抵抗、123はダイオード、124はコ
ンデンサ、125は演算増幅器、126は抵抗、127
は可変抵抗、128は緩衝増幅器、129は抵抗、13
0はコンデンサ、131は演算増幅器、132は抵抗、
133は可変抵抗、134はトランジスタ、135はト
ランジスタ、136はレーザ・ダイオード、137はト
ランジスタ、138は抵抗、139はチョーク・コイ
ル、140はトランジスタ、141は抵抗である。
【0027】図11の構成において、トランジスタ13
4とトランジスタ135は、トランジスタ134とトラ
ンジスタ135のベースに供給されるデジタル電気信号
の論理レベルによってレーザ・ダイオード136に供給
するパルス電流を切り替える電流スイッチを構成し、ト
ランジスタ137は該パルス電流を決定する定電流源を
構成し、トランジスタ140はレーザ・ダイオード13
6にバイアス電流を供給する定電流源を構成し、上記の
構成によってデジタル電気信号に対応してレーザ・ダイ
オード136を発光させる。。
【0028】レーザ・ダイオード136の出力光は光フ
ァイバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダ
イオード136の出力光の一部はフォト・ダイオード1
21に導かれる。
【0029】フォト・ダイオード121は、該バック光
を電気変換した電流を生成する。
【0030】抵抗122は、フォト・ダイオード121
の出力電流を電圧変換する。
【0031】ダイオード123とコンデンサ124はピ
ーク検出回路を構成し、フォト・ダイオード121と抵
抗122の接続点の電圧のピーク値に等しい電圧VPK
生成する。
【0032】演算増幅器125、抵抗126及び可変抵
抗127は圧縮増幅器を構成する。該圧縮増幅器の非反
転入力端子には、所定のデジタル電気信号が供給されて
図11の構成が所定の条件で動作している時のダイオー
ド123とコンデンサ124の接続点の電圧に等しい電
圧VREF-P が供給されている。そして、該圧縮増幅器の
出力電圧をトランジスタ137のベースに供給する。
【0033】一方、緩衝増幅器128の出力を抵抗12
9及びコンデンサ130で構成する平均値検出回路に供
給し、フォト・ダイオード121と抵抗122の接続点
の電圧の平均電圧VDCを生成する。尚、緩衝増幅器の電
圧利得は1に等しいものとして説明している。以降に記
載される緩衝増幅器も同様である。
【0034】演算増幅器131、抵抗132及び可変抵
抗133は圧縮増幅器を構成する。該圧縮増幅器の非反
転入力端子には、所定のデジタル電気信号が供給されて
図11の構成が所定の条件で動作している時の抵抗12
9とコンデンサ130の接続点の電圧VREF-B が供給さ
れている。そして、該圧縮増幅器の出力電圧をトランジ
スタ140のベースに供給する。
【0035】即ち、トランジスタ137及び140、ト
ランジスタ134及び135、レーザ・ダイオード13
6、フォト・ダイオード121と2つの圧縮増幅器によ
って負帰還ループが形成されている。
【0036】従って、もしレーザ・ダイオード136の
出力パワーが上昇すると、演算増幅器125によって構
成される圧縮増幅器の反転入力端子に供給される電圧V
PKも上昇するので、該圧縮増幅器の出力電圧が低下して
トランジスタ137の電流を低下させてレーザ・ダイオ
ード136の出力パワーを一定に保つようにする。
【0037】又、レーザ・ダイオード136の出力パワ
ーが上昇する時には、抵抗129とコンデンサ130に
よって構成される平均値検出回路の出力VDCも上昇する
ので、演算増幅器131によって構成される圧縮増幅器
の反転入力端子に供給される電圧VDCも上昇し、該圧縮
増幅器の出力電圧が低下してトランジスタ140の電流
を低下させてレーザ・ダイオードのバイアス電流の変動
を抑圧する。
【0038】そして、最終的には、該ピーク検出回路の
出力電圧VPKと該平均値検出回路の出力電圧VDCが所定
の電圧になるように制御がかかるので、図11の構成の
消光比は一定に保たれる。
【0039】図12は、従来の電気−光変換回路(その
3)である。
【0040】図12において、151はフォト・ダイオ
ード、152は抵抗、153はダイオード、154はコ
ンデンサ、155は演算増幅器、156は抵抗、157
は可変抵抗、158は緩衝増幅器、159は抵抗、16
0はコンデンサ、161は演算増幅器、162は抵抗、
163は可変抵抗、164はトランジスタ、165はト
ランジスタ、166はレーザ・ダイオード、167はト
ランジスタ、168は抵抗、169はチョーク・コイ
ル、170はトランジスタ、171は抵抗、172はト
ランジスタ170にベース・バイアス電圧を供給する電
源である。
【0041】図12の構成において、トランジスタ16
4とトランジスタ165は、トランジスタ164とトラ
ンジスタ165のベースに供給されるデジタル電気信号
の論理レベルによってレーザ・ダイオード166に供給
するパルス電流を切り替える電流スイッチを構成し、ト
ランジスタ167は該パルス電流を決定する定電流源を
構成し、トランジスタ170はレーザ・ダイオード13
6にバイアス電流を供給する定電流源を構成し、上記の
構成によってデジタル電気信号に対応してレーザ・ダイ
オード166を発光させる。
【0042】レーザ・ダイオード136の出力光は光フ
ァイバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダ
イオードの出力光の一部はフォト・ダイオード151に
導かれる。
【0043】フォト・ダイオード151は、該バック光
を電気変換した電流を生成する。
【0044】抵抗152は、フォト・ダイオード151
の出力電流を電圧変換する。
【0045】ダイオード153とコンデンサ154はピ
ーク検出回路を構成し、フォト・ダイオード151と抵
抗152の接続点の電圧のピーク電圧VPKを生成する。
【0046】演算増幅器155、抵抗156及び可変抵
抗157は圧縮増幅器を構成する。該圧縮増幅器の反転
入力端子には該ピーク電圧VPKが供給される。
【0047】緩衝増幅器158の出力を抵抗159及び
コンデンサ160で構成する平均値検出回路に供給し、
フォト・ダイオード151と抵抗152の接続点の電圧
の平均電圧VDCを生成する。
【0048】演算増幅器161、抵抗162及び可変抵
抗163は圧縮増幅器を構成する。該圧縮増幅器の非反
転入力端子には、所定のデジタル電気信号が供給されて
図12の構成が所定の条件で動作している時の該平均値
検出回路の出力電圧VREF-Bが供給されている。そし
て、該圧縮増幅器の出力電圧を演算増幅器155で構成
する圧縮増幅器の非反転入力端子に供給する。
【0049】即ち、トランジスタ167、トランジスタ
164及び165、レーザ・ダイオード166、フォト
・ダイオード151と2つの圧縮増幅器によって負帰還
ループが形成されている。
【0050】従って、もしレーザ・ダイオード136の
出力パワーが上昇すると、演算増幅器161によって構
成される圧縮増幅器の反転入力端子に供給される電圧V
DCも上昇するので、演算増幅器161によって構成され
る圧縮増幅器の出力電圧が低下する結果演算増幅器15
5で構成される圧縮増幅器の出力電圧も低下して、レー
ザ・ダイオード136の出力パワーを一定に保つように
する。
【0051】そして、該平均電圧VDCと該ピーク電圧V
PKを所定の電圧に保つように負帰還がかかり、一方、ト
ランジスタ170のベースには電源172の一定な出力
電圧が供給されるので、図12の構成の消光比は一定に
保たれる。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10乃至図
12の構成には幾つかの問題があり、正確に消光比を一
定に保つことができないことがある。
【0053】図13は、図10の構成の問題点を説明す
る図(その1)で、レーザ・ダイオードに供給するピー
ク電流に変動がある場合に消光比を一定に保つことがで
きないことを示すものである。
【0054】図13において、二次元座標の縦軸はレー
ザ・ダイオードの出力パワー、横軸はレーザ・ダイオー
ドに供給する駆動電流であり、二次元座標内の斜めの実
線はレーザ・ダイオードの出力パワー特性である。
【0055】又、横軸の下に示しているのは、レーザ・
ダイオードに供給するバイアス電流IB とパルス電流I
P で、該パルス電流がデジタル電気信号によってスイッ
チングされる様子も併せて示している。
【0056】そして、横軸の上、二次元座標内に示して
いるのは、レーザ・ダイオードの出力の光波形である。
【0057】今、レーザ・ダイオードに供給するバイア
ス電流IB には変化がなく、パルス電流に変化があるも
のとし、当初のパルス電流IP1がIP2に減少するものと
仮定する。
【0058】バイアス電流には変化がないので、レーザ
・ダイオードの出力光の低レベル側のパワーL1 とL2
(これがバイアス発光レベルである。)はパルス電流の
変化の前後で変化しない。
【0059】一方、図13の例では、パルス電流がIP1
からIP2に減少するので、レーザ・ダイオードのピーク
出力パワーはH1 からH2 に減少する。
【0060】図10の構成では、この出力パワーの減少
を打ち消すように制御がかかり、最終的には出力パワー
が一定になる(ピーク出力パワーをH2 からH1 に戻す
ようにかかる負帰還の結果である。)。
【0061】ところで、図10の圧縮増幅器104の出
力によってピーク電流とバイアス電流の双方を制御して
いるので、ピーク出力パワーをH2 からH1 に戻した分
だけバイアス発光レベルを上昇させることになる。
【0062】即ち、図10による制御は、ピーク発光パ
ワーを一定に保つ代わりにバイアス発光レベルを変動さ
せるというものであるので、消光比を一定に保つことは
できない。
【0063】図14は、図10の構成の問題点を説明す
る図(その2)で、レーザ・ダイオードに供給するバイ
アス電流に変動がある場合に消光比を一定に保つことが
できないことを示すものである。
【0064】図14において、二次元座標の縦軸はレー
ザ・ダイオードの出力パワー、横軸はレーザ・ダイオー
ドに供給する駆動電流であり、二次元座標内の斜めの腺
はレーザ・ダイオードの出力パワー特性である。
【0065】又、横軸の下に示しているのは、レーザ・
ダイオードに供給するバイアス電流IB とパルス電流I
P で、該パルス電流IP がデジタル電気信号によってス
イッチングされる様子も併せて示している。
【0066】そして、横軸の上、二次元座標内に示して
いるのは、レーザ・ダイオードの出力の光波形である。
【0067】今、レーザ・ダイオードに供給するパルス
電流IP には変化がなく、バイアス電流IB に変化があ
るものとし、当初のバイアス電流IB1がIB2に増加する
ものと仮定する。
【0068】パルス電流IP には変化がないので、レー
ザ・ダイオードの出力光パワーの振幅はバイアス電流I
B の変化の前後で変化しない。
【0069】一方、図14の例では、バイアス電流がI
B1からIB2に増加するので、レーザ・ダイオードのピー
ク出力パワーはH1 からH2 に増加する。
【0070】図10の構成では、この出力パワーの減少
を打ち消すように制御がかかり、最終的には出力パワー
が一定になる(ピーク出力パワーをH2 からH1 に戻す
ようにかかる負帰還の結果である。)。
【0071】ところで、図10の圧縮増幅器104の出
力によってピーク電流とバイアス電流の双方を制御して
いるので、ピーク出力パワーをH2 からH1 に戻した分
だけバイアス発光レベルも減少させることになる。
【0072】ピーク出力パワーをH2 からH1 に戻した
時、バイアス発光レベルはL2 ・(H1 /H2 )に減少
するが、H1 /H2 はL1 /L2 は等しくないので、バ
イアス発光レベルをL2 からL1 に戻すことはできな
い。
【0073】従って、この場合にも図10の構成では消
光比を一定に保つことはできない。
【0074】図15は、図10の構成の問題点を説明す
る図(その3)で、環境温度の変動によってレーザ・ダ
イオードの駆動電流対出力パワー特性に変動が生じた場
合(実際には、環境温度が下降する場合を想定して図示
している。)に消光比を一定に保つことができないこと
を示すものである。
【0075】図15において、二次元座標の縦軸はレー
ザ・ダイオードの出力パワー、横軸はレーザ・ダイオー
ドに供給する駆動電流であり、二次元座標内の斜めの線
はレーザ・ダイオードの出力パワー特性である。そし
て、太い実線が初期状態で、細い実線が温度下降後の状
態である。
【0076】よく知られているように、環境温度が下降
するとレーザ・ダイオードの閾値電流ITHが小さくな
り、微分効率η(駆動電流の変化に対する光出力の出力
の変化を示す指標で、レーザ・ダイオードの駆動電流対
出力パワー特性の傾斜である。)が大きくなる。
【0077】又、横軸の下に示しているのは、レーザ・
ダイオードに供給するバイアス電流IB とパルス電流I
P で、該パルス電流IP がデジタル電気信号によってス
イッチングされる様子も併せて示している。
【0078】そして、横軸の上、二次元座標内に示して
いるのは、レーザ・ダイオードの出力の光波形である。
【0079】今、レーザ・ダイオードに供給するバイア
ス電流IB とパルス電流IP には変化がないものとす
る。
【0080】しかし、温度の下降によって、閾値電流と
微分効率に変動が生ずるために、レーザ・ダイオードの
出力のバイアス発光レベルはL1 からL2 に上昇し、ピ
ーク出力パワーもH1 からH2 に上昇する。
【0081】図10の構成では、このピーク出力パワー
の上昇を打ち消すように制御がかかり、最終的にはピー
ク出力パワーが一定になる。ところで、図10の圧縮増
幅器104の出力によってピーク電流とバイアス電流の
双方を制御しているので、ピーク出力パワーをH2 から
1 に減少させて出力パワーを一定にした分だけバイア
ス発光レベルも減少させることになる。
【0082】しかし、ピーク出力パワーをH2 からH1
に戻す比と、バイアス発光レベルをL2 からL1 に戻す
比は等しくない。
【0083】従って、この場合にも図10の構成では消
光比を一定に保つことはできない。
【0084】即ち、図10の構成においては、ピーク出
力パワーを一定に制御することはできるが、消光比を一
定に制御することはできない。
【0085】次に、図11及び図12の構成の問題点を
説明する。
【0086】先にも説明した通り、図11及び図12の
構成は、なんらかの原因でレーザ・ダイオードのピーク
出力レベルに変動が生じた時に、レーザ・ダイオードの
ピーク出力レベルが一定になるように制御し、且つ、ピ
ーク出力レベルとバイアス発光レベルの関係が一定にな
るように制御するものであるから、レーザ・ダイオード
のピーク出力レベルに変動が生ずる場合において消光比
を一定に制御できる。
【0087】従って、電気−光変換回路の動作条件に変
動があっても、ピーク出力レベルに変動がない場合には
消光比を一定にすることはできない。
【0088】ここで、信号のデューティ比だけが変動す
る場合を考える。もし、デューティ比が増加すれば、当
然、信号の平均値VDCも増加する。従って、図11の構
成ではバイアス電流を減少させるように制御が働く。
【0089】これによってピーク出力レベルが低下する
ので、図11の構成はピーク出力レベルを一定に保つべ
くピーク出力レベルを上昇させる方向に制御をかける。
しかし、これによってバイアス発光レベルも上昇させら
れるように制御される。
【0090】即ち、図11の演算増幅器125による圧
縮増幅器と演算増幅器131による圧縮増幅器の制御で
はバイアス発光レベルを一定に保つことができない。
【0091】同様に、図12の構成においても、デジタ
ル電気信号のデューティ比に変動が生じた場合には消光
比を一定に制御することはできない。
【0092】ここで、デジタル電気信号のデューティ比
に変動が生じた場合に消光比にはどの程度の変動が生じ
得るかを解析しておく。
【0093】図9は、フォト・ダイオードで電気変換さ
れた信号のモデルで、スクランブルされた信号のアイ・
パターンの1ビット分を示している。
【0094】図9において、Dはデューティ比で、通常
は100%前後である。Lは信号の低レベル側の電圧、
PKは信号の高レベル側の電圧、VDCは信号の平均電
圧、V ACは信号の振幅の1/2の電圧である。
【0095】そして、図には記載されていないが、Mは
信号のマーク率で、通常は50%になるようにデジタル
電気信号が形成される。
【0096】以上の量の間には次の関係が成り立つ。即
ち、 VDC=L+D・M・(VPK−L) (1) (1)式をLについて解くと、次の式が得られる。即
ち、 L=(VDC−D・M・VPK)/(1−D・M) (2) 今、消光比をEX とおくと、定義より消光比EX は次の
式で表される。即ち、 EX =VPK/L (3) (2)式と(3)式を整理してVPK/VDCについて解
く。
【0097】 VPK/VDC=EX /〔1+(EX +1)・D・M〕 (4) デューティ比Dを95%、100%、105%と仮定し
て、該デューティ比をパラメタにしてVPK/VDCと消光
比EX の関係を計算すると、図16の結果を得る。尚、
図16ではデューティ比をDutyと標記しているが、
同一の事項である。
【0098】今、ITU(国際通信連合:Internationa
l Telecommunication Union の頭文字をとった略であ
る。)が定めている規格によれば、消光比は8.2dB
以上であるので、デューティ比が100%で消光比が
8.2dBの点を中心にしてデューティ比を±5%変化
させるものとすると、消光比は幅で最大3dB以上変化
する。
【0099】そして、この問題は図10の構成において
も同様である。
【0100】又、図12の構成においては、温度変動や
経時変化によって電源172やトランジスタ170の特
性が変化してバイアス電流に変化が起きた時にも、平均
電圧VDCとピーク電圧VPKを所定の電圧に保つように負
帰還がかかるために、消光比を一定値に補正するので、
光出力パワーに変動を引き起こすという問題もある。
【0101】更に、図11及び図12の構成では、2つ
の負帰還ループにおいて圧縮増幅器の圧縮度を調整する
必要があるが、最適な状態に調整するためには試験時に
2つの可変抵抗を交互に複数回調整する必要があり、煩
雑であると共に試験工数の増加を招くという問題があ
る。
【0102】本発明は、かかる問題点に鑑み、デジタル
電気信号のデューティ比に変動があっても、又、図12
の構成においてバイアス電流に変動があっても、光出力
信号のバイアス発光レベルとピーク発光レベルの比であ
る消光比を正確に制御することができる消光比制御回路
と、該消光比制御回路を適用する電気−光変換回路を提
供することを目的とする。
【0103】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、光信号
を電気変換した信号の平均電圧をVDCとし、光信号を電
気変換した信号の振幅の1/2の電圧をVACとする時、
DCとVACの比が所定の値以下になるように制御するこ
とにより、ITUが定める消光比に関する規格を満足さ
せると共に消光比を一定に保つ技術である。
【0104】図9に示している、フォト・ダイオードで
電圧変換された信号のモデルによって解析する。
【0105】まず、 VAC=D・M・(VPK−L) (5) であるので、 VPK=L+VAC/D・M (6) が得られる一方、 L=VDC−VAC (7) であるから、(3)式も考慮すれば VDC/VAC=1+1/〔(EX −1)・D・M (8) を得る。
【0106】この結果により、デューティ比Dを95%
から105%まで振ってVDC/VACと消光比EX の関係
を図示すると図8を得る。尚、図8においては、デュー
ティ比をDutyと標記しているが、同一事項である。
【0107】ITUが定める消光比の規格は8.2dB
以上であるので、VDC/VACの値を約1.35以下に制
御すれば、消光比の規格を満足して且つ消光比の変動
を、最大でも0.5dB程度の幅に抑圧することができ
る。しかも、消光比の規格を割る領域においても、VDC
/VACの値を一定に制御することによって消光比の変動
を1dB以下に抑圧できることが判る。
【0108】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態である。
【0109】図1において、1はフォト・ダイオード、
2は抵抗、3は直流遮断コンデンサ、4は抵抗、5はダ
イオード、6は演算増幅器、7は抵抗、8は抵抗、9は
抵抗、10は抵抗、11はコンデンサ、12は緩衝増幅
器、13は抵抗、14はコンデンサ、15は圧縮増幅
器、16は圧縮増幅器、17はトランジスタ、18はト
ランジスタ、19はレーザ・ダイオード、20はトラン
ジスタ、21は抵抗、22はチョーク・コイル、23は
トランジスタ、24は抵抗である。
【0110】図1の構成において、トランジスタ17と
トランジスタ18は、トランジスタ17とトランジスタ
18のベースに供給されるデジタル電気信号の論理レベ
ルによってレーザ・ダイオード19に供給するパルス電
流を切り替える電流スイッチを構成し、トランジスタ2
0は該パルス電流を決定する定電流源を構成し、トラン
ジスタ23はレーザ・ダイオード19にバイアス電流を
供給する定電流源を構成し、上記の構成によってデジタ
ル電気信号に対応してレーザ・ダイオード19を発光さ
せる。尚、チョーク・コイル22はトランジスタ23に
よって構成される定電流源がトランジスタ18の交流的
な負荷にならないように挿入されている。
【0111】レーザ・ダイオード19の出力光は光ファ
イバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダイ
オード19の出力光の一部はフォト・ダイオード1に導
かれる。
【0112】フォト・ダイオード1は、該バック光を電
気変換した電流を生成する。
【0113】抵抗2は、フォト・ダイオード1の出力電
流を電圧変換する。
【0114】直流遮断コンデンサ3、抵抗4及びダイオ
ード5はクランパを構成する。
【0115】演算増幅器6、抵抗7乃至9は帰還増幅器
を構成し、該クランパの出力電圧を所定の利得で増幅す
る。
【0116】抵抗10とコンデンサ11は平均値検出回
路を構成し、該帰還増幅器の出力の平均電圧を生成して
圧縮増幅器15の反転入力端子に供給する。
【0117】一方、緩衝増幅器の出力端子に接続された
抵抗13及びコンデンサ14は平均値検出回路を構成
し、フォト・ダイオード1と抵抗2の接続点の電圧波形
の平均電圧VDCを生成し、圧縮増幅器16の反転入力端
子に供給すると共に、圧縮増幅器15の非反転入力端子
に供給する。
【0118】圧縮増幅器15の出力はトランジスタ20
のベースに供給される。
【0119】又、圧縮増幅器16の非反転入力端子に
は、図1の構成が所定の条件で動作している時のフォト
・ダイオード1と抵抗2の接続点の電圧波形の平均電圧
であるVDC-Bが供給されている。
【0120】即ち、トランジスタ20、トランジスタ1
7及び18、レーザ・ダイオード19、フォト・ダイオ
ード1、該クランパ、該帰還増幅器、該平均値検出回路
及び圧縮増幅器15によって1つの負帰還ループが形成
され、トランジスタ23、レーザ・ダイオード19、フ
ォト・ダイオード1、緩衝増幅器12、該平均値検出回
路及び圧縮増幅器16によってもう1つの負帰還ループ
が形成され、且つ、抵抗13及びコンデンサ14によっ
て成る平均値検出回路の出力が圧縮増幅器15に供給さ
れているので、2つの負帰還ループは互いに関係しなが
ら負帰還制御を行なう。
【0121】図2は、クランパと各部の電圧を示す図で
ある。
【0122】クランパの構成を示す図2(イ)におい
て、1はフォト・ダイオード、2は抵抗、3は直流遮断
コンデンサ、4は抵抗、5はダイオードで、符号は図1
と同じにしてある。そして、フォト・ダイオード1と抵
抗2の接続点の電圧をV1 、クランパの出力電圧をV2
としている。
【0123】フォト・ダイオード1が電気変換して生成
する電流は、レーザ・ダイオードのバイアス発光レベル
に対応する電流を最低値とし、レーザ・ダイオードのピ
ーク発光レベルに対応する電流を最高値とする波形にな
るので、該電圧V1 は図2(ロ)のV1 に太い実線で示
す波形になり、その平均電圧がVDCである。
【0124】一方、該電圧V2 は、直流遮断コンデンサ
3の出力側の端子に抵抗4とダイオード5の並列回路が
接続されているから、図2(ロ)のV1 のバイアス分を
カットした、振幅が2VACのパルス波形となる。
【0125】演算増幅器6によって構成される帰還増幅
器の非反転電圧利得をGとすると、該帰還増幅器の出力
は2G・VACの振幅のパルス波形になる。
【0126】従って、抵抗10とコンデンサ11によっ
て成る平均値検出回路の出力は、電圧がG・VACの直流
になる。
【0127】一方、緩衝増幅器12の出力はフォト・ダ
イオード1と抵抗2の接続点の電圧に等しいので、抵抗
13及びコンデンサ14によってなる平均値検出回路の
出力は図2(ロ)のV1 に示したVDCに等しい直流電圧
になる。
【0128】抵抗13及びコンデンサ14によってなる
平均値検出回路の出力が圧縮増幅器16の反転入力端子
に供給され、圧縮増幅器16の非反転入力端子には図1
の構成が所定の条件で動作している時のフォト・ダイオ
ード1と抵抗2の接続点の電圧波形の平均電圧VDC-B
供給されており、圧縮増幅器16の出力がトランジスタ
23のベースに供給されている。
【0129】従って、トランジスタ23、レーザ・ダイ
オード19、フォト・ダイオード1、緩衝増幅器12、
該平均値検出回路及び圧縮増幅器16によって形成され
る負帰還ループによって、圧縮増幅器16の反転入力端
子に供給される直流電圧VDCと圧縮増幅器16の非反転
入力端子に供給される直流電圧VDC-Bとが等しくなるよ
うに制御がかかり、レーザ・ダイオード19に供給され
るバイアス電流が一定になるように制御される。
【0130】一方、抵抗10及びコンデンサ11によっ
て成る平均値検出回路の出力である直流電圧VACが圧縮
増幅器15の反転入力端子に供給され、抵抗13及びコ
ンデンサ14によって成る平均値検出回路の出力である
直流電圧VDCが圧縮増幅器15の非反転入力端子に供給
され、トランジスタ20、トランジスタ17及び18、
レーザ・ダイオード19、フォト・ダイオード1、該ク
ランパ、該帰還増幅器、該平均値検出回路及び圧縮増幅
器15によって形成される負帰還ループによってGVAC
とVDCが等しくなるように制御がかかり、レーザ・ダイ
オード19のパルス電流が制御される。
【0131】GVACとVDCが等しくなるということは、
該帰還増幅器の電圧利得Gは一定であるから、VDCとV
ACの比が一定に保たれることを意味する。既に図8に示
した如く、デューティ比Dが実用的な範囲で変動しても
DC/VACと消光比EX の関係には殆ど変動が生じな
い。
【0132】従って、図1の構成によってバイアス電流
が一定に保たれ、デューティ比Dが実用的な範囲で変動
しても消光比が一定に保たれるので、ピーク発光レベル
も一定に保つことができる。
【0133】又、バイアス発光レベルが変動する場合に
も、ピーク発光レベルが変動する場合にも、VDCが一定
になるように帰還がかかる上にVDCとVACの比が一定に
なるように帰還がかかることは同じであるので、図1の
構成によってバイアス発光レベルもピーク発光レベルも
一定に保たれる、即ち、消光比を一定に保つことが可能
である。
【0134】図3は、本発明の第一の実施の形態の変形
(その1)である。
【0135】図3において、1はフォト・ダイオード、
2は抵抗、3は直流遮断コンデンサ、4は抵抗、5はダ
イオード、10は抵抗、11はコンデンサ、6は演算増
幅器、7は抵抗、8は抵抗、9は抵抗、12は緩衝増幅
器、13は抵抗、14はコンデンサ、15は圧縮増幅
器、16は圧縮増幅器、17はトランジスタ、18はト
ランジスタ、19はレーザ・ダイオード、20はトラン
ジスタ、21は抵抗、22はチョーク・コイル、23は
トランジスタ、24は抵抗である。
【0136】図3の構成において、トランジスタ17と
トランジスタ18は、トランジスタ17とトランジスタ
18のベースに供給されるデジタル電気信号の論理レベ
ルによってレーザ・ダイオード19に供給するパルス電
流を切り替える電流スイッチを構成し、トランジスタ2
0は該パルス電流を決定する定電流源を構成し、トラン
ジスタ23はレーザ・ダイオード19にバイアス電流を
供給する定電流源を構成し、上記の構成によってデジタ
ル電気信号に対応してレーザ・ダイオード19を発光さ
せる。
【0137】レーザ・ダイオード19の出力光は光ファ
イバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダイ
オード19の出力光の一部はフォト・ダイオード1に導
かれる。
【0138】フォト・ダイオード1は、該バック光を電
気変換した電流を生成する。
【0139】抵抗2は、フォト・ダイオード1の出力電
流を電圧変換する。
【0140】直流遮断コンデンサ3、抵抗4及びダイオ
ード5はクランパを構成する。
【0141】抵抗10とコンデンサ11は平均値検出回
路を構成し、該クランパの出力電圧の平均電圧VACを生
成する。
【0142】緩衝増幅器12の出力端子に接続された抵
抗13及びコンデンサ14は平均値検出回路を構成し、
フォト・ダイオード1と抵抗2の接続点の電圧波形の平
均電圧を生成し、圧縮増幅器16の反転入力端子に供給
する。
【0143】演算増幅器6、抵抗7乃至9は帰還増幅器
を構成し、抵抗10及びコンデンサ11によって成る平
均値検出回路の出力電圧を所定の利得で非反転増幅し、
抵抗13及びコンデンサ14によって成る平均値検出回
路の出力を所定の利得で反転増幅する。
【0144】該帰還増幅器の出力は圧縮増幅器15の反
転入力端子に供給され、圧縮増幅器15の非反転入力端
子には接地電位が供給され、圧縮増幅器15の出力はト
ランジスタ20のベースに供給される。
【0145】又、圧縮増幅器16の反転入力端子には抵
抗13及びコンデンサ14によって成る平均値検出回路
の出力が供給され、圧縮増幅器16の非反転入力端子に
は、図1の構成が所定の条件で動作している時の抵抗1
3及びコンデンサ14によって成る平均値検出回路の出
力VDC-Bが供給され、圧縮増幅器16の出力はトランジ
スタ23のベースに供給されている。
【0146】即ち、トランジスタ20、トランジスタ1
7及び18、レーザ・ダイオード19、フォト・ダイオ
ード1、該クランパ、該平均値検出回路、該帰還増幅器
及び圧縮増幅器15によって1つの負帰還ループが形成
され、トランジスタ23、レーザ・ダイオード19、フ
ォト・ダイオード1、緩衝増幅器12、該平均値検出回
路及び圧縮増幅器16によってもう1つの負帰還ループ
が形成され、且つ、抵抗13及びコンデンサ14によっ
て成る平均値検出回路の出力が該帰還増幅器の反転入力
端子に供給されているので、2つの負帰還ループは互い
に関係しながら負帰還制御を行なう。
【0147】既に説明したことと同様に、抵抗10及び
コンデンサ11によって成る平均値検出回路の出力は直
流電圧VACであり、抵抗13及びコンデンサ14によっ
て成る平均値検出回路の出力は直流電圧VDCである。
【0148】今、演算増幅器6によって構成される帰還
増幅器の反転利得を−gとすれば、該帰還増幅器の非反
転利得は(1+g)であるから、該帰還増幅器の出力は
〔(1+g)VAC−gVDC〕である。従って、トランジ
スタ20、トランジスタ17及び18、レーザ・ダイオ
ード19、フォト・ダイオード1、該クランパ、該平均
値検出回路、該帰還増幅器及び圧縮増幅器15によって
成る負帰還ループによって(1+g)VACとgVDCが等
しくなるように制御がかかる。
【0149】従って、(1+g)/gを図1の演算増幅
器6によって構成される帰還増幅器の非反転利得Gと等
しくなるようにgを設定すれば、トランジスタ20、ト
ランジスタ17及び18、レーザ・ダイオード19、フ
ォト・ダイオード1、該クランパ、該平均値検出回路、
該帰還増幅器及び圧縮増幅器15によって成る負帰還ル
ープによる制御は図1における同様な負帰還ループにお
ける制御と全く同じになる。
【0150】一方、トランジスタ23、レーザ・ダイオ
ード19、フォト・ダイオード1、緩衝増幅器12、該
平均値検出回路及び圧縮増幅器16によって成る負帰還
ループについては図1の同様な負帰還ループと全く同じ
である。
【0151】従って、図3の構成によっても、レーザ・
ダイオードのピーク発光レベルを一定に保つことが可能
であると共に、消光比を一定に保つことができる。
【0152】即ち、クランパの出力を増幅してから平均
値検出しても、クランパの出力の平均値検出した後で増
幅しても、回路の機能は同じである。
【0153】図4は、本発明の第一の実施の形態の変形
(その2)である。
【0154】図4において、1はフォト・ダイオード、
2は抵抗、3は直流遮断コンデンサ、4は抵抗、5はダ
イオード、6は演算増幅器、7は抵抗、8は抵抗、9は
抵抗、10は抵抗、11はコンデンサ、12は緩衝増幅
器、13は抵抗、14はコンデンサ、15は圧縮増幅
器、15aは圧縮増幅器、16は圧縮増幅器、16aは
圧縮増幅器、17はトランジスタ、18はトランジス
タ、19はレーザ・ダイオード、20はトランジスタ、
21は抵抗、22はチョーク・コイル、23はトランジ
スタ、24は抵抗である。
【0155】図4の構成は、図1の構成において圧縮増
幅器15の入力端子の反転、非反転を逆転し、圧縮増幅
器15の出力を圧縮増幅器15aの反転入力端子に接続
し、圧縮増幅器15aの非反転入力端子に圧縮増幅器1
6の出力を供給し、圧縮増幅器15aの出力をトランジ
スタ20のベースに供給し、トランジスタ20のエミッ
タから圧縮増幅器15aの反転入力端子に負帰還をか
け、更に、図1の構成において圧縮増幅器16の入力端
子の反転、非反転を逆転し、圧縮増幅器16の出力を圧
縮増幅器16aの非反転入力端子に供給し、圧縮増幅器
16aの出力をトランジスタ23のベースに接続し、ト
ランジスタ23のエミッタから圧縮増幅器16aの反転
入力端子に負帰還をかけた構成にしたものである。
【0156】従って、図4の構成の動作も図1の構成の
動作と全く同じであり、レーザ・ダイオード19のピー
ク発光レベルを一定に保つことが可能であると共に、消
光比を一定に保つことができる。
【0157】さて、図4の構成では、クランパにてクラ
ンプした電圧を増幅し、増幅した電圧の平均値を検出す
るという処理を行なって、フォト・ダイオードで電圧変
換した信号の振幅の1/2の電圧VACを生成する構成を
示しているが、クランプした電圧の平均値を検出した後
に増幅してもよい。
【0158】又、VAC=VPK−VDCであることを考慮す
れば、フォト・ダイオードで電圧変換した信号のピーク
を検出した電圧VPKとフォト・ダイオードで電圧変換し
た信号の平均値を検出した電圧VDCの差をとるという処
理によってもフォト・ダイオードで電圧変換した信号の
振幅の1/2の電圧VACを生成することができる。
【0159】即ち、回路の細部においては、図1、図3
及び図4の構成は変形が可能である。
【0160】図5は、本発明の第二の実施の形態であ
る。
【0161】図5において、31はフォト・ダイオー
ド、32は抵抗、33は緩衝増幅器、34は緩衝増幅
器、35は抵抗、36はコンデンサ、37は演算増幅
器、38は抵抗、39は抵抗、40は抵抗、41は抵
抗、42はコンデンサ、43は圧縮増幅器、44は圧縮
増幅器、45はトランジスタ、46はトランジスタ、4
7はレーザ・ダイオード、48はトランジスタ、49は
抵抗、50はチョーク・コイル、51はトランジスタ、
52は抵抗である。
【0162】図5の構成において、トランジスタ45と
トランジスタ46は、トランジスタ45とトランジスタ
46のベースに供給されるデジタル電気信号の論理レベ
ルによってレーザ・ダイオード47に供給するパルス電
流を切り替える電流スイッチを構成し、トランジスタ4
8は該パルス電流を決定する定電流源を構成し、トラン
ジスタ51はレーザ・ダイオード47にバイアス電流を
供給する定電流源を構成し、上記の構成によってデジタ
ル電気信号に対応してレーザ・ダイオード47を発光さ
せる。
【0163】レーザ・ダイオード47の出力光は光ファ
イバへと導かれ、所謂バック光と呼ばれるレーザ・ダイ
オード47の出力光の一部はフォト・ダイオード31に
導かれる。
【0164】フォト・ダイオード31は、該バック光を
電気変換した電流を生成する。
【0165】抵抗32は、フォト・ダイオード31の出
力電流を電圧変換する。
【0166】ここでは、緩衝増幅器33及び34、抵抗
35、コンデンサ36、演算増幅器37、抵抗38乃至
40、抵抗41及びコンデンサ42が構成する回路を誤
差増幅器と呼ぶことにする。該誤差増幅器の中で、抵抗
35及びコンデンサ36は平均値検出回路を構成し、抵
抗41及びコンデンサ42も平均値検出回路を構成す
る。
【0167】該誤差増幅器の出力は圧縮増幅器43の反
転入力端子に供給され、圧縮増幅器43の非反転入力端
子には抵抗35及びコンデンサ36によって成る平均値
検出回路の出力が供給され、圧縮増幅器43の出力はト
ランジスタ48のベースに供給される。
【0168】一方、抵抗35及びコンデンサ36によっ
て成る平均値検出回路の出力は圧縮増幅器44の反転入
力端子に供給され、圧縮増幅器44の非反転入力端子に
は図5の構成が所定の条件で動作している時の抵抗35
及びコンデンサ36によって成る平均値検出回路の出力
電圧に等しい電圧VDC-Bが供給され、圧縮増幅器44の
出力はトランジスタ51のベースに供給される。
【0169】従って、トランジスタ48、トランジスタ
45及び46、レーザ・ダイオード47、フォト・ダイ
オード31、該誤差増幅器及び圧縮増幅器41によって
1つの負帰還ループが形成され、トランジスタ51、レ
ーザ・ダイオード47、フォト・ダイオード31、該誤
差増幅器のうち緩衝増幅器34、抵抗35及びコンデン
サ36によって成る平均値検出回路、後44によっても
う1つの負帰還ループが形成され、2つの負帰還ループ
は互いに関係しながら帰還制御を行なっている。
【0170】図6は、誤差増幅器と各部の電圧を説明す
る図である。
【0171】誤差増幅器の構成を示す図6(イ)におい
て、33は緩衝増幅器、34は緩衝増幅器、35は抵
抗、36はコンデンサ、37は演算増幅器、38乃至4
0は抵抗、41は抵抗、42はコンデンサであり、図5
と同じ符号を以て示している。尚、図6(イ)において
は、フォト・ダイオード31及び抵抗32も併せて図示
している。
【0172】緩衝増幅器33はフォト・ダイオード31
と抵抗32の接続点の電圧をそのまま出力するので、緩
衝増幅器33の出力は図6(ロ)のV3 の通りに、平均
電圧VDCで、最低電位がLで、最高電位がVPKである矩
形波になる。
【0173】一方、抵抗35及びコンデンサ36によっ
な成る平均値検出回路の出力V4は、図6(ロ)のV3
の平均電圧VDCに等しい直流電圧となる。
【0174】従って、圧縮増幅器44の反転入力端子に
はVDCが供給され、圧縮増幅器44の非反転入力端子に
は図5の構成が所定の条件で動作している時のVDC、即
ち、VDC-Bが供給され、圧縮増幅器44の出力によって
トランジスタ51に負帰還をかけることになる。
【0175】このため、最終的にはVDC=VDC-Bになる
ように制御がかかり、レーザ・ダイオードに供給される
バイアス電流が一定に制御され、レーザ・ダイオードの
バイアス発光レベルも一定に制御される。
【0176】図7は、誤差増幅器の出力特性を説明する
図である。
【0177】今、演算増幅器37が正負任意の電圧を出
力できるならば、演算増幅器37の出力は、演算増幅器
37及び抵抗38乃至40で構成される帰還増幅器の非
反転利得をGとすれば、平均電圧がVDCで、最高電位が
(VDC+GVAC)、最低電位が(VDC−GVAC)の矩形
波になる。図7には、非反転利得が1に対応する上記仮
想的な出力矩形波が示されている。
【0178】ここで、演算増幅器37を負の電圧を出力
できない構成にしておくと(実際にこういう演算増幅器
は市場で入手可能である。)、G0 =VDC/VAC以上の
利得の場合には演算増幅器37の出力は0にリミットさ
れる。従って、該誤差増幅器の出力電圧は図7の破線で
囲まれる範囲に限定される。
【0179】この出力電圧の平均電圧を抵抗41及びコ
ンデンサ42によって成る平均値検出回路で検出するの
で、G0 =VDC/VAC以下の利得の場合には出力は直流
電圧VDCとなり、G0 =VDC/VAC以上の利得の場合に
は出力は直流電圧(GVAC+VDC)/2となる。
【0180】今、演算増幅器37によって構成される帰
還増幅器の非反転利得をG0 =VDC/VAC以上に設定す
るものとすれば、上記直流電圧(GVAC+VDC)/2が
圧縮増幅器43の反転入力端子に供給され、圧縮増幅器
43の非反転入力端子にはV DCが供給されることにな
る。そして、圧縮増幅器43の出力によってトランジス
タ48に負帰還をかけているので、最終的には(GVAC
+VDC)/2=VDCになるように制御がかかる。上記電
圧関係はGVAC=VDCという関係と等価であることは容
易に理解できる。
【0181】従って、図5の構成の2つの負帰還ループ
の関係は図1の構成における2つの負帰還ループの関係
と全く同じになる。即ち、図5の構成によっても、レー
ザ・ダイオードのピーク発光レベルを一定に保ち、バイ
アス発光レベルを一定に保つことができる。つまり、図
5の構成によっても消光比を一定に保つことができる。
【0182】図1の構成に対して図3及び図4の構成の
如き変形が可能であることは既に説明したが、図5の構
成に対しても変形は可能である。
【0183】即ち、図示することはしないが、圧縮増幅
器から定電流源トランジスタまでの構成を、図1の構成
に対する図4の構成の如く変形することが可能である。
【0184】さて、(GVAC+VDC)/2なる電圧を得
るための構成として、フォト・ダイオードで電圧変換し
た信号を非反転利得がGで、最低出力電圧が0にリミッ
トされる増幅器の非反転入力端子に供給し、フォト・ダ
イオードで電圧変換した信号の平均値に等しい電圧VDC
を該増幅器の反転入力端子に供給する構成を示したが、
(GVAC+VDC)/2なる電圧を得るための構成はこれ
には限定されない。
【0185】即ち、例えば、既に説明した手段によって
フォト・ダイオードで電圧変換した信号の振幅の1/2
に等しい直流電圧VACと、フォト・ダイオードで電圧変
換した信号の平均電圧VDCを生成し、該VACを利得Gで
増幅した電圧に該VDCを加算し、(GVAC+VDC)を分
圧回路によって1/2に分圧してもよい。
【0186】又、上記では一貫してVDCとVACとの直接
的関係で消光比を一定に保つ技術の説明をしてきたが、
DC=VPK−VACやVAC=VPK−VDCなどの関係が成立
するので、VPKとVACの関係やVPKとVDCの関係によっ
て消光比を一定に保つ制御を行なうことができる。従っ
て、本発明の本質は、上記等価的関係も含めて、VDC
ACとの関係で消光比を一定に保つ技術であるといえ
る。
【0187】最後に、上記においては電気−光変換回路
の構成を示し、その中に消光比制御回路の構成を明示し
て消光比を一定に保つことができることを説明した。従
って、消光比を正確に制御できる消光比制御回路を適用
した電気−光変換回路に関する説明は上記説明で十分で
ある。従って、上記消光比制御回路を適用する電気−光
変換回路については説明を省略する。
【0188】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、光出
力信号のバイアス発光レベルとピーク発光レベルの比で
ある消光比を正確に制御することができる消光比制御回
路と、該消光比制御回路を適用する電気−光変換回路を
実現することができる。
【0189】特に、本発明によれば電気−光変換回路に
供給されるデジタル電気信号のデューティ比に変動があ
った場合にも消光比を一定に保つことができることは、
本発明が今後の光通信に対して大きく貢献することがで
きることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態。
【図2】 クランパと各部の電圧。
【図3】 本発明の第一の実施の形態の変形(その
1)。
【図4】 本発明の第一の実施の形態の変形(その
2)。
【図5】 本発明の第二の実施の形態。
【図6】 誤差増幅器と各部の電圧。
【図7】 誤差増幅器の出力特性を説明する図。
【図8】 VDC/VACと消光比の関係。
【図9】 フォト・ダイオードで電圧変換された信号の
モデル。
【図10】 従来の電気−光変換回路(その1)。
【図11】 従来の電気−光変換回路(その2)。
【図12】 従来の電気−光変換回路(その3)。
【図13】 図10の構成の問題点を説明する図(その
1)。
【図14】 図10の構成の問題点を説明する図(その
2)。
【図15】 図10の構成の問題点を説明する図(その
3)。
【図16】 VPK/VDCと消光比の関係。
【符号の説明】
1 フォト・ダイオード 2 抵抗 3 直流遮断コンデンサ 4 抵抗 5 ダイオード 6 演算増幅器 7 抵抗 8 抵抗 9 抵抗 10 抵抗 11 コンデンサ 12 緩衝増幅器 13 抵抗 14 コンデンサ 15 圧縮増幅器 15a 圧縮増幅器 16 圧縮増幅器 16a 圧縮増幅器 17 トランジスタ 18 トランジスタ 19 レーザ・ダイオード 20 トランジスタ 21 抵抗 22 チョーク・コイル 23 トランジスタ 24 抵抗 31 フォト・ダイオード 32 抵抗 33 緩衝増幅器 34 緩衝増幅器 35 抵抗 36 コンデンサ 37 演算増幅器 38 抵抗 39 抵抗 40 抵抗 41 抵抗 42 コンデンサ 43 圧縮増幅器 44 圧縮増幅器 45 トランジスタ 46 トランジスタ 47 レーザ・ダイオード 48 トランジスタ 49 抵抗 50 チョーク・コイル 51 トランジスタ 52 抵抗 101 フォト・ダイオード 102 抵抗 103 コンデンサ 104 圧縮増幅器 105 トランジスタ 106 トランジスタ 107 レーザ・ダイオード 108 トランジスタ 109 可変抵抗 110 チョーク・コイル 111 トランジスタ 112 可変抵抗 121 フォト・ダイオード 122 抵抗 123 ダイオード 124 コンデンサ 125 演算増幅器 126 抵抗 127 可変抵抗 128 緩衝増幅器 129 抵抗 130 コンデンサ 131 演算増幅器 132 抵抗 133 可変抵抗 134 トランジスタ 135 トランジスタ 136 レーザ・ダイオード 137 トランジスタ 138 抵抗 139 チョーク・コイル 140 トランジスタ 141 抵抗 151 フォト・ダイオード 152 抵抗 153 ダイオード 154 コンデンサ 155 演算増幅器 156 抵抗 157 可変抵抗 158 緩衝増幅器 159 抵抗 160 コンデンサ 161 演算増幅器 162 抵抗 163 可変抵抗 164 トランジスタ 165 トランジスタ 166 レーザ・ダイオード 167 トランジスタ 168 抵抗 169 チョーク・コイル 170 トランジスタ 171 抵抗 172 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/06 (72)発明者 林 明彦 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 山田 宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F073 BA01 EA29 GA03 GA04 GA12 GA38 5K002 AA01 BA13 CA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−光変換回路に設けられているフォ
    ト・ダイオードによって電気−光変換回路に設けられて
    いるレーザ・ダイオードの出力光を電圧変換した信号の
    振幅の1/2に等しい電圧VACを利得Gで増幅した電圧
    G・VACと、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCとの差電圧によって電気−光変換回路を制
    御することを特徴とする消光比制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の消光比制御回路であっ
    て、 上記フォト・ダイオードで電圧変換した信号の振幅の1
    /2に等しい直流電圧VACは、該フォト・ダイオードで
    電圧変換した信号をクランプした電圧に増幅と平均値検
    出を施して得ることを特徴とする消光比制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の消光比制御回路であっ
    て、 上記フォト・ダイオードで電圧変換した信号を非反転利
    得がGで、最低出力電圧が0にリミットされる増幅器の
    非反転入力端子に供給し、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCを該増幅器の反転入力端子に供給し、 該増幅器の出力と、該フォト・ダイオードで電圧変換し
    た信号の平均値に等しい電圧VDCとの差電圧によって電
    気−光変換回路を制御することを特徴とする消光比制御
    回路。
  4. 【請求項4】 上記フォト・ダイオードで電圧変換した
    信号の振幅の1/2に等しい直流電圧VACを利得Gで増
    幅した電圧G・VACと、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCとの差電圧によって上記レーザ・ダイオー
    ドにパルス電流を供給する定電流源の電流を制御し、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCと、 所定の条件の時の該フォト・ダイオードで電圧変換した
    信号の平均値に等しい電圧VDC-Bとの差電圧によって該
    レーザ・ダイオードにバイアス電流を供給する定電流源
    の電流を制御することを特徴とする電気−光変換回路。
  5. 【請求項5】 上記フォト・ダイオードで電圧変換した
    信号を非反転利得がGの増幅器の非反転入力端子に供給
    し、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCを該増幅器の反転入力端子に供給し、 該増幅器の出力によって上記レーザ・ダイオードにパル
    ス電流を供給する定電流源の電流を制御し、 該フォト・ダイオードで電圧変換した信号の平均値に等
    しい電圧VDCと、 所定の条件の時の該フォト・ダイオードで電圧変換した
    信号の平均値に等しい電圧VDC-Bとの差電圧によって該
    レーザ・ダイオードにバイアス電流を供給する定電流源
    の電流を制御することを特徴とする電気−光変換回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004074805A1 (ja) * 2003-02-18 2004-09-02 Fujitsu Limited 光源装置
US7782916B2 (en) 2006-09-04 2010-08-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Laser diode driver able to precisely control the driving current
US7894497B2 (en) 2006-09-26 2011-02-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Driving circuit using probability density function

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US7782916B2 (en) 2006-09-04 2010-08-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Laser diode driver able to precisely control the driving current
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