JP2000331426A - 多値判定帰還等化における誤り伝播検出抑制方法及び、これを用いた記憶装置 - Google Patents

多値判定帰還等化における誤り伝播検出抑制方法及び、これを用いた記憶装置

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JP2000331426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MDFE方式における所定の符号変換規則を満
たす場合におけるエラー伝播検出をも可能とする判定帰
還等化型検出における誤り伝播検出方法及び装置を提供
する。 【解決手段】スライスレベルを基準として、入力信号の
レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
等化方法において、前記比較判定器の入力信号をy(k)と
し、この比較判定器の出力信号を±1で現される2値信
号a(k)とした場合、a(k-1)≠a(k+1)を誤差演算条件とし
て、ev(k)=[y(k)-Ideal y(k)]・sign[a(k)]で現される
誤差信号ev(k)を求める。そして、求められた誤差信号e
v(k)が所定値を超えることを検出し、この誤差信号ev
(k)が所定値を超えることを検出した時に、前記比較判
定器のスライスレベルを対応するオフセット値に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多値判定帰還等化
(MDFE:Multi-level Decision Feedback Equaliza
tion)を基本とする誤り伝播検出抑制方法及び、これを
用いた記憶装置に関する。
【0002】特に、誤り(エラー)伝播検出と誤り伝播
による信号のオフセット方向を検出する誤り伝播オフセ
ット検出の結果により誤り伝播を抑制する方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】図15は、多値判定帰還等化(MDF
E)を用いた磁気ディスク装置の一構成であって、特に
信号処理系のブロック図を示す。図15において、1,
0ビット列からなる入力NRZ信号は、(1−7)符号
器1により、同極性符号の連続が最大8であり、連続交
番数が1である符号則を有する(1−7)符号に変換さ
れる。
【0004】(1−7)符号器1の出力は、1/Tのタ
イミングでサンプルされた±1の値を有する。(1−
7)符号器1の出力に対し、書き込みFF回路2では、
(1/1-D)mod2の演算をして、書き込み/読み取りヘッド
3に送り、ディスクに書き込む。
【0005】さらに、図15において、ディスクに書き
込まれているデータは、書き込み/読み取りヘッド3に
より読み取られ、ヘッドプリアンプ回路4及びAGCア
ンプ5を通して一定レベルに増幅される。
【0006】さらに、AGCアンプ5の出力は、MDF
E回路10のフォワードフィルタ6に入力され、(−
2,0,+1)の3値信号に変換される。フィードバッ
クフィルタ7の出力は、入力パルス極性と逆極性となる
ように変化する。すなわち、フィードバックフィルタ7
は、入力再生信号パルスの極性は交番するものと仮定し
ている。
【0007】したがって、通常、フィードバックフィル
タ7の出力極性は、フォワードフィルタ6に入力される
と予想する極性と逆方向にある。加算回路8は、フォワ
ードフィルタ6の出力とフィードバックフィルタ7の出
力の差を求める。これにより加算回路8の出力は、
“0”レベルを中心とした波形となる。
【0008】ついで、検出器9により加算回路8の出力
が二値判定される。検出器9の出力は、二値符号系列と
なるが、MDFE回路10により1ビット畳込みによ
り、4値状態とされる。(1-D)mod2回路11は、書き込
みFF回路2の処理と逆の処理(1-D)mod2の演算をし、
さらに、(1−7)復号器12により(1−7)符号を
復号する。これにより読み出し信号が再生される。
【0009】上記の様に、判定帰還等化においては検出
器9から判定結果をフィードバックフィルタ7を通し
て、入力側に帰還する構成である。このために、誤判定
による誤りが伝播するという問題が存在する。
【0010】かかる問題に対し、本発明者により先の出
願(PCT/98JP/05278)で提案したよう
に、判定帰還等化における誤り伝播の発生を符号変換規
則(d,k)を用いて検出し、且つ比較判定器9のスライ
スレベルを可変とすることで誤り伝播を抑制することが
可能である。
【0011】図16は、9シンボル以上の連続した同極
性が存在する場合の一例を示す図である。図16(A)
は、書き込みデータ列である。これに対し、図16
(B)は、読み出された信号列であり、100サンプル
目に信号の欠落がある場合である。信号の欠落がある場
合、検出器9の出力は、一定レベルに張り付いてしま
う。
【0012】図16の例では、100サンプル目の信号
の欠落以降、エラーが伝播し、検出器9の出力は、連続
して−1の同極性に固定されている。
【0013】一方、図17は、2シンボル以上の連続し
た極性交番がある場合の一例を示す図である。図17
(A)は、書き込みデータ列である。これに対し、図1
7(B)は、読み出された信号列であり、100サンプ
ル目に信号の欠落がある場合である。
【0014】図17の例では、100サンプル目の信号
の欠落以降、エラーが伝播し、検出器9の出力は、10
サンプル分が+1に固定され(図17(B)のIの期
間)、それに続いて2シンボル以上の連続した極性交番
がある状態が繰り返される(図17(B)のIIの期
間)。
【0015】このような図16,図17に示す読み出し
符号列における誤りは、符号変換規則(d,k)に違反し
ている符号パターンである。そして、かかるd拘束違
反、及びk拘束違反に起因するエラーの伝播に対して
は、先の出願(PCT/98JP/05278)で開示
される方法によって抑制が可能である。
【0016】しかしながら、更に本発明者の検討により
上記先の出願における提案では符号変換規則を満足する
場合に生じたエラー伝播に対しては、それを検出し抑制
することが出来ない場合が存在することが確認された。
【0017】その例を図18に示す。図18Aは、検出
器の比較判定器入力(実線)と、判定器スライスレベル
(破線)を示している。図18Bは、直流オフセットエ
ラーレベルを示している。さらに、図18Cは、AGC
エラー信号レベルを示している。
【0018】この例では、エラー伝播がない場合には
“110000”が連続するパターンであるが、エラー
伝播を起こすと“111001”の連続パターンとして
判定されてしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、MDFE方式における所定の符号変換規則を満
たす場合におけるエラー伝播検出をも可能とする判定帰
還等化型検出における誤り伝播検出方法及び装置を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成する本
発明の構成は、スライスレベルを基準として、入力信号
のレベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィー
ドバックフィルタを通して帰還し、前記入力信号と帰還
信号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信
号と加算した信号を前記比較判定器に入力する多値判定
帰還等化を対象とする。
【0021】そして、本発明の特徴は、前記比較判定器
の入力信号と、比較判定器の判定結果からエラー伝播を
検知し、更に比較判定器の判定結果からエラ−伝播オフ
セットの方向を検知し、これにより、比較判定器のスラ
イスレベルのオフセットを打ち消すように制御し、ある
いは、比較判定器入力のDCレベルをオフセットを打ち
消すように制御することにより、エラー伝播を抑制する
ものである。
【0022】望ましい本発明の形態は、第1に前記比較
判定器の入力信号をy(k)とし、該比較判定器の出力信号
を±1で現される2値信号a(k)とした場合、a(k-1)≠a
(k+1)を誤差演算条件として、ev(k)=[y(k)-Ideal y(k)]
・sign[a(k)]で現される誤差信号ev(k)を求め、この求
められた誤差信号ev(k)が所定値を超えることを検出す
る。そして、前記誤差信号ev(k)が所定値を超えること
を検出した時に、前記比較判定器のスライスレベルを対
応するオフセット値に制御することを特徴とする。
【0023】望ましい本発明の形態は、第2に第1の形
態において、前記誤差信号ev(k)を、誤差演算条件a(k-
1)≠a(k+1)を満たした複数サンプル分累積し、前記累積
値が前記所定値を超える時、前記比較判定器のスライス
レベルを対応するオフセット値に制御することを特徴と
する。
【0024】また、望ましい本発明の形態は、第3に第
1の形態において、前記誤差信号ev(k)を前記誤差演算条
件a(k-1)≠a(k+1)を満たした複数サンプル分で平均化
し、この平均値が前記所定値を超える時、前記比較判定
器のスライスレベルを対応するオフセット値に制御する
ことを特徴とする。
【0025】さらに、望ましい本発明の形態は、第4に
前記比較判定器の入力信号をy(k)とし、この比較判定器
の出力信号を±1で現される2値信号a(k)とした場合、
a(k-1)≠a(k+1)を振幅誤差演算条件として振幅誤差信号
を演算し、この演算された振幅誤差信号が所定値を超え
ることを検出する。そして、前記振幅誤差信号が所定値
を超えることを検出した時に、前記比較判定器のスライ
スレベルを対応するオフセット値に制御することを特徴
とする。
【0026】さらにまた、望ましい本発明の形態は、第
5に、前記第4の形態において、前記振幅誤差演算条件
として演算される前記振幅誤差信号を複数サンプル分累
積し、前記累積値が所定の比較基準値を超える時、前記
比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に
制御することを特徴とする。
【0027】さらに、望ましい本発明の形態は、第6
に、前記第4の形態において、前記振幅誤差演算条件と
して演算される前記振幅誤差信号を複数サンプル分平均
化し、前記平均値が所定の比較基準値を超える時、前記
比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に
制御することを特徴とする。
【0028】また、望ましい本発明の形態は、第7に、
前記第1又は4の形態において、前記比較判定器の出力ビ
ットの+1又は、−1の多数決を判定して、前記多数決
の判定結果から前記入力信号のオフセット方向を判断す
る。そして、前記判断されるオフセット方向と反対方向
に、前記比較判定器のスライスレベルを対応するオフセ
ット値に制御することを特徴とする。
【0029】さらにまた、望ましい本発明の形態は、第
8に、前記第1又は4の形態において、前記比較判定器の
1周期分の出力ビットの+1又は、−1の多数決を判定
して、前記多数決の判定結果から前記入力信号のオフセ
ット方向を判断する。そして、前記判断されるオフセッ
ト方向と反対方向に、前記比較判定器のスライスレベル
を対応するオフセット値に制御することを特徴とする。
【0030】さらに、望ましい本発明の形態は、第9に
前記入力信号と、比較判定器での判定結果から推測した
理想信号との2乗差又は差を求め、この2乗差の信号又
は、差信号を複数サンプル間で累積し、累積2乗差信号
又は、累積差信号を求める。そして、前記累積2乗差信
号又は、累積差信号が所定値を超過したことを検出し、
累積2乗差信号又は、累積差信号が所定値を超えること
を検出した時に、前記比較判定器のスライスレベルを対
応するオフセット値に制御することを特徴とする。
【0031】また、望ましい本発明の形態は、第10に
前記入力信号と、前記比較判定器での判定結果から推測
した理想信号との2乗差又は差を求め、前記2乗差又は
差の信号に前記比較判定器の判定結果の極性を掛け合わ
せた信号を求める。そして、前記2乗差又は差の信号に
極性を掛け合わせた信号を所定サンプル期間で累積し、
前記累積された値の絶対値が所定の値を超過した時に、
前記比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット
値に制御することを特徴とする。
【0032】本発明の更なる特徴は、以下の図面を参照
して説明される本発明の実施の形態から明らかになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。なお、図において、同一又は類似のもの
には同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
【0034】ここで、本発明の正しい理解のためにMD
FE方式における誤り伝播の特性について考察する。
【0035】誤り伝播は、図15の比較判定器9におけ
る誤判定による誤った値がフィードバック値として比較
判定器9入力に帰還されてしまうことに起因する。しか
しながら幸いなことに、MDFE方式においては、図1
に示すダイビットで示される読取り波形のインパルス応
答Aの0以下のレベル(Xマーク)がフィードバック係数
である。
【0036】このため、誤り比較判定器9による判定が
誤ったフィードバック値は片極性となり、エラー伝播の
際の入力信号は一方向へのオフセットとして現れてく
る。
【0037】そのため上記先の出願で提案されたエラー
伝播抑制方法としては符号変換規則を違反したことによ
るエラー伝播検出結果により比較判定器9のスライスレ
ベルを一方向にオフセットさせる方法、もしくはDCオ
フセットとして比較判定器9の入力信号に加算する方法
を用いた。
【0038】本願発明においても同様の手段方法によ
り、エラー伝播の抑制は可能である。
【0039】ここで、MDFE方式での状態遷移と誤判
定による比較判定器9の入力信号と判定器スライスレベ
ルの関係を図2に示す。
【0040】ここで、MDFEの比較判定器9の入力の
特徴として、理想(Noiseless:ノイズ零)の入力信号は
4値を持ち、そのレベルは図2Aに示されるように
“0”を中点とし、内側のレベルを±1とすると、外側
のレベルは±2のレベルとなる。
【0041】誤り判定による比較判定器9の入力信号と
判定器スライスレベルの関係は、図2Bに示すように、
仮に+1の判定を−1と誤判定従って、ビット1をビッ
ト0と判定すると、スライスレベルは+1側に接近し、
−1側から遠ざかる方向に動く。このため次の判定では
+1を−1と誤る可能性が高まる。
【0042】よって図2Aの状態遷移図において、又
はの内側レベルの判定誤りの可能性が高まる。そし
て、誤り伝播が発生するための必要条件としては判定器
フライスレベルが判定器入力信号の±1レベルの範囲を
超えることである。
【0043】ここで、MDFEではフィードバック係数
(図1に示すインパスル応答Aのテールの部分)が0.
5未満になるように制限するために1ビットの誤りでは
前記必要条件を満足しない。
【0044】例えば、+1を−1と判定する1ビットの
誤判定をした場合、フィードバック値は本来であれば最
大“−0.5未満”であるが、誤判定のためフィードバ
ック値は“+0.5未満”となり、誤判定のために総計
“+1未満”の値が入力に誤って帰還される。
【0045】しかし、誤帰還値が“+1未満”であるた
めに前記必要条件(±1レベルの範囲を超えること)を
満足しない。このためフィードバックされるデータ内に
おける2ビット以上の誤りが必要である。つまりスライ
スレベルが図2A中の又は以上、もしくは又は
以下になった時である。
【0046】かかるエラー伝播モードと状態遷移の関係
を図3に示す。ここでは誤り(エラー)伝播モード(Mod
e)1は、判定結果が(1,7)符号の場合に同一符号
が9シンボル以上であるk拘束違反(violation k constr
aints)を侵した場合の誤り伝播を示し、エラー伝播モー
ド2は判定結果が(1,7)符号の場合に連続符号極性
交番長が2シンボル以上であるd拘束違反(violation d
constraints)を侵した場合の誤り伝播を示している。
【0047】さらに、図3において、エラー伝播モード
3が本発明において対象とする(d,k)符号制限を満たし
た状態での誤り伝播を示す。
【0048】ここでは正規判定結果(データパターン:D
ata pattern)である“0”を“1”と誤って判定してし
まった場合を記述している。例として“000011”
の正規判定結果を誤りパターンとして、“10011
1”のごとく初めの1ビット目と4ビット目を誤った場
合である。
【0049】これは本発明において対象とする(d,k)符
号制限を満足している誤り伝播パターンの一つである。
ここでのパターン“000011”は、図3中の信号状
態遷移図(エラー伝播信号)において、モード3の誤り
伝播信号として示される→→→→→を通る
パターンである。
【0050】そして、とは本来−1である値が、こ
れを+1と誤って判定されている。これは、判定器スラ
イスレベルが"−1"と“−2”のレベルの間に位置して
いるからである。これにより“1001111”と誤り
伝播が発生してしまう。
【0051】かかる誤り伝播の特徴は、判定器スライス
レベルが判定器入力信号の+1と+2の領域内に、もし
くは−1と−2の領域内に位置することである。よっ
て、誤り伝播がない場合のノイズ零での判定器スライス
レベルと判定器入力信号内側の距離は“+1”である
が、誤り伝播が発生した場合の同距離は平均値で“+
0.5”となり、明らかに距離(振幅)が異なる。
【0052】ここで入力信号内側とは、状態遷移図で判
定器スライスレベルに最も近い判定結果“+1”と“−
1”である。誤り伝播がない場合は状態遷移図の又は
と又はを意味し、誤りのある伝播では判定器スラ
イスレベルがと又はの領域内に位置する場合は
と又はを、もしくは判定器スライスレベルがと
又はの領域内に位置する場合はと又はを意味す
る。
【0053】これらは状態遷移図でも分かるようにスラ
イスレベルを横切った際の直前と直後の判定器入力信号
の状態を意味する。また、MDFEでは符号変換規則が
d=1であるため判定結果は同極性が2回以上連続す
る。
【0054】よって判定器スライスレベルを横切った後
の判定結果をa(k+1)とするとその直前の判定結果a(k)
は、a(k)≠ a(k+1)である。またその1クロック前の判
定結果a(k-1)は、a(k-1)≠a(k+1)と表すことが出来る。
【0055】したがって、この誤り伝播の検出は下記
(1)式のように判定器の判定結果a(k+1)と2クロック
前の判定結果a(k-1)の判定結果とが異なる場合のa(k)に
対応する判定器入力信号y(k)のスライスレベルからの振
幅を計算する。
【0056】ノイズがない場合の理想値y(k)(Ideal y
(k)と表記する)との差分をとることで、誤り伝播がない
場合にはスライスレベルからの振幅は平均値としてゼロ
(零)となり、誤り伝播がある場合には平均で0.5と
なる。
【0057】
【数1】
【0058】このため誤り伝播検出には上式の誤差信号
ev(k)を用いることで誤り伝播を検出することが可能で
ある。
【0059】ところで、上記式(1)は振幅誤差算出式
と同等であり、MDFE方式では一般的に使用されてい
る(論文:Design, Implementation and Performance E
valuation of An MDFE Read Channel,1997)。
【0060】したがって、本エラー伝播の検出には振幅
誤差演算結果を直接使用することも可能である。
【0061】また、誤り伝播過検出(miss-detection)確
率を下げるためには誤差信号ev(k)、もしくは同等の振
幅誤差演算結果がa(k-1)≠ a(k+1)の条件を満たした複
数の誤差信号を積分した値を用いることが有効である。
【0062】他の手段として前記積分した誤差信号では
信号値が大きすぎる場合も考えられるため平均値を用い
ることもできる。
【0063】このようにして求めた誤差信号ev(k)もし
くは振幅誤差信号の積分値もしくは平均値を誤り伝播発
生比較基準信号と比較することで,誤り伝播を低誤り伝
播過検出の条件の下で安定して検出することが出来る。
【0064】先に示した図18の最下段に誤差信号ev
(k)を用いた際のAGC振幅誤差信号を示す。上記のよ
うに誤り伝播が発生すると(横軸20サンプル以降)誤
差信号はマイナス方向に算出される。
【0065】誤り伝播を検出した際の処理として前述の
先の出願の発明で採用した判定器スライスレベルのオフ
セットもしくは判定器入力信号に直流オフセットを加え
ることが有効である。
【0066】その際にはオフセット方向を決める必要が
ある。その方法を図4に示す。図4では本願発明の対象
とする誤り伝播で発生頻度の高いデータパターン3種類
について記載している。
【0067】最上段はデータパターン“110000”
が誤り伝播により“111001”となってしまった場
合であり、スライスレベルが下方にオフセット、言い換
えると信号が上方にオフセットした場合に相当する。
【0068】エラー伝播有無でのスライスレベルの上方
と下方でのサンプル数比はエラー伝播なしで2:4とな
り、エラー伝播有りで4:2となり、エラー伝播後では
上方の方が多く信号のオフセット方向と同じになってい
る。
【0069】中段に示す“1110000”が“111
1001”とエラー伝播してしまった場合の例では、サ
ンプル数比はエラー伝播なしで3:4となり、エラー伝
播有りで5:2となる。上記と同様に、エラー伝播後で
は上方の方が多く、信号も同方向にオフセットしてい
る。
【0070】また、下段に示す“1100000”が
“1110001”とエラー伝播した場合も2:5が、
4:3とエラー伝播後では上方の方が多く、信号も同方
向にオフセットしている。
【0071】このようにエラー伝播した際にはエラー伝
播状態での判定結果におけるスライスレベルが上方(+
1)と下方(−1)にいずれか多い方に信号がオフセッ
トしていることがわかる。
【0072】したがって、エラー伝播を検出した際の判
定結果+1と−1の多数決を採ることで誤り伝播による
入力信号オフセット方向を検出することが可能である。
検出された方向に比較器スライスレベルをオフセットさ
せることで、もしくは多数決の逆極性へのDCオフセッ
ト値を差回路入力信号に加算することでエラー伝播を抑
制することが可能となる。
【0073】このように比較器入力誤差信号ev(k)もし
くは振幅誤差信号を用いることで、上記先の出願の発明
では検出出来なかった誤り伝播を検出することが可能と
なる。また、判定結果の多数決を採ることで誤り伝播時
の入力信号のオフセット方向も検出可能となり、上記先
の出願の発明による誤り伝播抑制方法を用いることで誤
り伝播を抑制することができる。
【0074】図5は、本発明を適用する磁気記録再生装
置の構成例を示すブロック図である。
【0075】実際装置においては、本発明の多値判定帰
還等化における誤り伝播検出抑制方法を実現する回路
は、制御用LSI100として、構成が可能である。
【0076】装置全体は、マイクロコントローラ200
により制御される。作業用RAM201、制御プログラ
ムを格納する202を有する。書き込み読み出しヘッド
3のフォーカス方向及びトラック方向の位置制御は、そ
れぞれサーボ制御回路300により駆動制御されるキャ
リッジモータ301及びスピンドル302により制御さ
れる。
【0077】記録媒体に書き込み又、読み出されるデー
タは、ハードディスクコントローラ203によりSCS
IあるいはIDE等のインタフェース204を通して、
図示しないハードディスク装置との間で送受される。
【0078】さらに、図15との比較において、ヘッド
プリアンプ回路4及びAGCアンプ5に対応する機能
は、図5においてヘッドIC101として実現される。
また、制御用LSI100は、図5に示された他の機能
即ち、(1−7)符号器1、(1/1-D)mod2回路2及
び、(1−D)mod2回路11、(1−7)復号器12
の機能を含み構成される。
【0079】図6は、図5の制御用LSIの構成要素で
あるMDFE回路であって、図15のMDFE回路10
に対応する部位の本発明に従う実施例ブロック図を示
す。
【0080】図15のMDFE回路10の構成に対し、
特徴として加算器8の出力からエラー伝播を検出するエ
ラー伝播検出器20、比較比較判定器9の出力からエラ
ー伝播オフセットの方向を検出するエラー伝播オフセッ
ト方向検出器21を有する。
【0081】さらに、これらエラー伝播検出器20及び
エラー伝播オフセット方向検出器21の出力に基づき、
比較判定器9のスライトオフセット値を生成出力するス
ライスオフセット制御部22を有する。
【0082】図7は、図6の実施例に対し、エラー伝播
検出器20及びエラー伝播オフセット方向検出器21の
出力に基づき、加算器8のDCオフセット値を制御する
構成である。したがって、図7の構成では、図6の構成
におけるスライスオフセット制御部22の代わりに、加
算器8に付加するDCオフセット値を生成するDCオフ
セット制御器23を備えている。
【0083】図6及び、図7において、加算器8には、フ
ィードフォワードフィルタ6の出力と、フィードバック
フィルタ7の出力が反転されて入力される。そしてこれ
らを加算する機能を有する。したがって、加算器8は、
フィードフォワードフィルタ6の出力とフィードバック
フィルタ7の出力の差分を出力し、比較判定器9に入力す
る。
【0084】比較判定器9は、スライスレベルを基準に
して、比較判定器9の入力をのレベルを比較判定し
“1”又は“0”に2値化して出力する。そして、比較
判定器9の判定結果は、比較判定器9への入力信号とと
もにエラー伝播検出器20へ入力される。さらに、比較
判定器9の判定結果は、エラー伝播オフセット方向検出
器21に入力される。
【0085】エラー伝播検出器20では、エラーの伝播
が検出される。さらに、エラー伝播オフセット方向検出
器21では、エラーの検出されるエラー伝播の起因とな
る先に説明したオフセットの方向が検出される。
【0086】したがって、図6においては、エラー伝播
検出器20により検出されるエラーの伝播と、エラー伝
播オフセット方向検出器21で検出されるオフセット方
向に基づき、スライスオフセット制御器22により、オ
フセットをゼロとする方向に比較判定器9のスライスレ
ベルを制御する。
【0087】図7においては、同様にしてエラー伝播検
出器20により検出されるエラーの伝播と、エラー伝播
オフセット方向検出器21で検出されるオフセット方向
に基づき、DCオフセット制御器23により、加算器8
の出力のDCレベルのオフセットをゼロとする方向に直
流(DC)を印加する。
【0088】上記の図6、図7のいずれの構成によって
も、エラ−伝播が検出され、比較判定器9のスライスレ
ベルあるいは、加算器8のDCレベルのオフセットを打
ち消すように制御することにより、エラーの伝播が抑制
される。
【0089】図8に図6の実施例に対応した詳細構成の
ブロック図を示す。比較判定器9の判定結果は比較判定
器9への入力信号とともにエラー伝播検出部20へ入力
される。エラー伝播検出部20は、図8において、誤差
演算回路210、誤差演算回路210の誤差演算結果を
複数サンプル分遅延する遅延回路211と遅延回路21
1からの複数のサンプリング分の誤差演算結果を累積す
る累積回路212を有する。
【0090】誤差演算回路210は、振幅誤差を算出
し、誤差信号evとして出力する。すなわち、エラー伝
播検出部20は、先に説明した式(1)の演算を行なう
機能を有する。
【0091】a(k-1)≠a(k+1)である場合の加算加算器
8の出力とノイズがない時の理想値との差分(yk−Idea
lyk )にakの符号を乗算し、誤差信号evとして演算
回路210から出力される。
【0092】この様に演算された誤差信号evは、実施
例として12サンプルの値を求める遅延回路211に入
力される。遅延回路211の各タップからの12サンプ
ル値の累積が累積回路212で求められる。さらに、エ
ラー伝播検出部20の比較器213は、累積回路212
の出力を誤り伝播比較基準(sliceEP3)と比較する。
【0093】この比較器213により、前記累積値がこ
の比較基準(sliceEP3)以下となると、誤り伝播が検
出される(detMD3)。
【0094】また、ここでは誤り伝播検出とともに誤り
伝播検出をリセットするために12サンプルの誤差信号
即ち、比較器213の入力はクリアされる。
【0095】一方、比較判定器9の判定結果はエラー伝
播オフセット方向検出器21に入力される。エラー伝播
オフセット方向検出器21は、誤り伝播による入力信号
のオフセット方向を検出するために機能として多数決判
定機能を有する。
【0096】この多数決判定機能を有するエラー伝播オ
フセット方向検出器21の一実施例を図9に示す。比較
判定器9の出力akと、それをインバータ230で反転
し、それぞれをシフトレジスタ231、232に入力す
る。さらに、シフトレジスタ231、232のそれぞれ
に対応するビットカウンタ233、234を有する。
【0097】ビットカウンタ233、234は、それぞ
れシフトレジスタ231、232のシフト量に対応する
計数値を出力する。したがって、ビットカウンタ233
は入力“H”論理の個数を計数し、ビットカウンタ23
4は入力“L”論理の個数を計数する。
【0098】これらのビットカウンタ232,234の
出力の差分が差回路235において、求められる。した
がって、差回路235の出力(slofst)は、多数決論理に
より入力“H”又は“L”論理のいずれの方向にオフセ
ットしているかを意味することになる。
【0099】なお、多数決をとる値は、シフトレジスタ
231、232の段数で決まり、その最適値はMDFE
回路への入力信号の信号状態(記録密度)に応じて異な
るため可変できるようにすることが望ましい。
【0100】図8に戻り説明すると、エラー伝播オフセ
ット方向検出器21の出力(slofst)は、スライスオフセ
ット制御部22の構成要素としての選択器(Selector)2
21に入力される。
【0101】選択器(Selector)221は、比較器213
の出力(det#MD3)と、エラー伝播オフセット方向検出器
21の出力(slofst)に基づき、下表に示す論理値テーブ
ルを基に判定器スライスレベルの値を選択する。
【0102】
【表1】
【0103】誤り伝播がない場合((detMD3=0)には選
択器出力は“0”であり、誤り伝播を検出した際(det#M
D3=1)に多数決判定部出力(slofst)が“0”である時
は、選択器221は−S3の判定器スライスレベルを出
力する。反対に、エラーオフセット方向検出器21であ
る多数決判定部の出力(slofst)が“1”である時は、選
択器221は+S3の判定器スライスレベルを出力す
る。
【0104】ここで−S3,+S3は判定器スライスレ
ベルをオフセットさせたい所望の値である。この選択器
出力は判定器スライスレベルのタイミング(オフセット
区間)を制御するスライスオフセット時刻発生器(slic
e offset time generator)222に入力される。そこ
で生成されたタイミング信号を伴う判定器スライスレベ
ルが比較判定のスライスレベルである比較基準信号とし
て比較判定器9に入力される。
【0105】図10にエラー伝播オフセット方向検出器
21としての多数決判定部(Majority Part)としての他
の実施例構成のブロック図を示す。ここでは図3に示し
た状態遷移図の1周期分における多数決をとるように機
能する。
【0106】図11は、図10の実施例回路の動作を説
明する図である。図11において、判定結果aが比較判
定器9から出力される。比較判定器9の出力は、1ビッ
ト遅延回路300に入力される。従って、1ビット遅延
回路300の出力がakビットの時、その入力はak+1
ットとなる。
【0107】排他的論理和回路301により、ak≠a
k+1が検出される。排他的論理和回路301の出力は、
ANDゲート302と305に入力する。ANDゲート
302と305のそれぞれの他の入力には、akビット
とそれを反転した入力が付与される。
【0108】したがって、ANDゲート302は、(a
k≠ak+1)であって、。一方、ANDゲート305は、
(ak≠ak+1)であって、akが論理“L”である時を
検知する。
【0109】さらに、ANDゲート303,304は、
それぞれ(ak=ak+1)であってa kが論理“H”であ
る時、(ak=ak+1)であってakが論理“L”である
時を検知する。
【0110】カウンタ306、307はそれぞれAND
ゲート302、305の出力によりリセットされる。し
たがって、カウンタ306は、比較判定器9の出力論理
が論理“H”に変化した以降の継続する論理“H”の数
をカウントする(図11、b)。カウンタ307は、比
較判定器9の出力論理が論理“L”に変化した以降の継
続する論理“L”の数をカウントする(図11、c)。
【0111】レジスタ308,309は、それぞれカウ
ンタ306、307の連続する論理が変化するまでのカ
ウント値を保持する(図11、d、e)。レジスタ30
8,309の出力は比較器310で比較されオフフセッ
トの方向(“H”又は“L”)を出力する(図11、
f)。
【0112】ここで、上記図8の実施例において、遅延
回路211と累積回路212により12サンプル分の誤
差信号の累積値を求めるように説明した。本発明におい
ては、実施例として、かかる場合に限定されない。すな
わち、先に式(1)に関して説明したように、回路21
0の振幅誤差演算結果を直接用い、比較器213で基準
値(slice#EP3)と比較するようにしてもよい。
【0113】また、累積値を求める代わりに、回路21
0の振幅誤差演算結果の複数のサンプル分の誤差信号の
積分値あるいは、平均値を用いることも可能である。か
かる場合、それぞれ、遅延回路211と累積回路212
に代わり、積分回路あるいは平均化回路が用いられる。
【0114】さらに、M3DFEを考慮すると、エラ−
伝播の検出方法は基本的にMDFEの場合と同様であ
る。しかし、M3DFEでは、要求されるBER(ビッ
トエラー率)において、MDFEよりSNR(信号対雑
音比)が必要であるので、MDFE用の誤差伝播抑制方
法をM3DFEに用いる場合、バーストエラー長が長く
なる。
【0115】したがって、誤差伝播抑制作用は、M3D
FEではより強化する必要がある。エラー伝播の要因は
判定器の入力におけるDCオフセットであるから、エラ
−伝播の検出能力を高めるにはDCオフセットを効率的
に検知することが必要である。
【0116】したがって、実施例として、下記式(2)
に示すように、2乗DCオフセットエラー信号を所定数
分累積するように構成することが可能である。
【0117】
【数2】
【0118】ここで、εsqErr(n)は、2乗誤差である。
【0119】したがって、かかる実施例に対応する構成
は、図8において、演算回路210において、εsqErr(n
-i)・a(n-i)を求め、累積回路211,212にε
sqErr(n-i)・a(n-i)がmサンプル分累積される。
【0120】
【発明の効果】図12は、図18に対応する図であり、
本発明を使用した場合の比較判定器9の入力信号の時系
列変化を示す図である。図18は本発明を使用しない場
合の誤り伝播を示す図18との比較では、図18では無
限長の誤り伝播となているが図12では誤り伝播が抑制
されていることが理解できる。。
【0121】図13に本発明を使用しなかった場合のラ
ンダムノイズ重畳時の誤り伝播バイト長とその分布を示
す。ここでデータパターンは“000011”であり、
意図的に誤り伝播を発生させている。図14に図12と
同じ条件で本発明を使用した場合の誤り伝播バイト長と
その分布を示す。
【0122】図13と、図14の比較において、本発明を
使用しない場合は90バイト以上の誤り伝播長であった
ものが僅か6バイトに抑制されており、誤り訂正回路
(ECC)で十分に訂正可能な誤りエラー伝播長に制限
されている。
【0123】このように本発明はMDFE系で最大の課
題とされてきた誤り伝播が克服可能となり高記録密度磁
気記録で有効とされてきたMDFE方式の実現性を高め
るシステムが実現可能である。
【0124】以上図面に従い説明した本発明の実施の形
態は、本発明の理解のためのものであり、本発明の適用
はこれに限定されない。本発明の保護の範囲は特許請求
の記載により定められ、特許請求の範囲の記載と均等の
ものも本発明の保護の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】読取信号のインパルス応答を示す図である。
【図2】MDFE方式での状態遷移と誤判定による比較
判定器の入力信号と判定器スライスレベルの関係を示す
図である。
【図3】エラー伝播モードと状態遷移の関係を示す図で
ある。を依頼元発信番号037798A02で検出不可能であ
り、本発明にて検出可能となった誤り伝播1例を示す
図。
【図4】本願発明の対象とする誤り伝播で発生頻度の高
いデータパターン3種類について説明する図である。
【図5】本発明を適用する磁気記録再生装置の構成例を
示すブロック図である。
【図6】図5の制御用LSIの構成要素であるMDFE
回路であって、図15のMDFE回路10に対応する部
位の本発明に従う実施例ブロック図である。
【図7】図6の実施例に対し、加算器8のDCオフセッ
ト値を制御する構成を示す図である。
【図8】図6の実施例に対応した詳細構成のブロック図
である。
【図9】多数決判定機能を有するエラー伝播オフセット
方向検出器21の一実施例を示す図である。
【図10】多数決判定機能を有するエラー伝播オフセッ
ト方向検出器21の他の実施例を示す図である。
【図11】図10の実施例の動作を説明する図である。
【図12】図18に対応する図であり、本発明を使用し
た場合の比較判定器9の入力信号の時系列変化を示す図
である。
【図13】本発明を使用しなかった場合のランダムノイ
ズ重畳時の誤り伝播バイト長とその分布を示す図であ
る。
【図14】図12と同じ条件で本発明を使用した場合の
誤り伝播バイト長とその分布を示す図ある。
【図15】多値判定帰還等化(MDFE)を用いた磁気
ディスク装置の一構成であって、特に信号処理系のブロ
ック図を示す。
【図16】9シンボル以上の連続した同極性が存在する
場合の一例を示す図である。
【図17】2シンボル以上の連続した極性交番がある場
合の一例を示す図である。
【図18】符号変換規則を満足する場合に生じたエラー
伝播に対しては、それを検出し抑制することが出来ない
場合を説明する図である。
【符号の説明】
6 フォワードフィルタ 7 フィードバックフィルタ 8 加算器 9 比較判定器 20 エラー伝播検出器 21 エラー伝播オフセット方向検出器 22 スライスオフセット検出器 23 DCオフセット検出器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化方法において、 該比較判定器の入力信号をy(k)とし、該比較判定器の出
    力信号を±1で現される2値信号a(k)とした場合 a(k-1)≠a(k+1)を誤差演算条件として、ev(k)=[y(k)-Id
    eal y(k)]・sign[a(k)]で現される誤差信号ev(k)を求
    め、 該求められた誤差信号ev(k)が所定値を超えることを検
    出し、 該誤差信号ev(k)が所定値を超えることを検出した時
    に、該比較判定器のスライスレベルを対応するオフセッ
    ト値に制御することを特徴とする多値判定帰還等化にお
    ける誤り伝播検出抑制方法。
  2. 【請求項2】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化方法において、 該比較判定器の入力信号をy(k)とし、該比較判定器の出
    力信号を±1で現される2値信号a(k)とした場合 a(k-1)≠a(k+1)を振幅誤差演算条件として振幅誤差信号
    を演算し、 該演算された振幅誤差信号が所定値を超えることを検出
    し、 該振幅誤差信号が所定値を超えることを検出した時に、
    該比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値
    に制御する ことを特徴とする多値判定帰還等化における誤り伝播検
    出抑制方法。
  3. 【請求項3】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化方法において、 該入力信号と、該比較判定器での判定結果から推測した
    理想信号との2乗差又は差を求め、 該2乗差の信号又は、差信号を複数サンプル間で累積
    し、累積2乗差信号又は、累積差信号を求め、 該累積2乗差信号又は、累積差信号が所定値を超過した
    ことを検出し、 該累積2乗差信号又は、累積差信号が所定値を超えるこ
    とを検出した時に、該比較判定器のスライスレベルを対
    応するオフセット値に制御することを特徴とする多値判
    定帰還等化における誤り伝播検出抑制方法。
  4. 【請求項4】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化方法において、 該入力信号と、該比較判定器での判定結果から推測した
    理想信号との2乗差又は差を求め、 該2乗差又は差の信号に前記比較判定器の判定結果の極
    性を掛け合わせた信号を求め、 該2乗差又は差の信号に極性を掛け合わせた信号を所定
    サンプル期間で累積し、 該累積された値の絶対値が所定の値を超過した時に、該
    比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に
    制御することを特徴とする多値判定帰還等化における誤
    り伝播検出抑制方法。
  5. 【請求項5】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化回路において、 該比較判定器の入力信号をy(k)とし、該比較判定器の出
    力信号を±1で現される2値信号a(k)とした場合、a(k-
    1)≠a(k+1)を誤差演算条件として、ev(k)=[y(k)-Ideal
    y(k)]・sign[a(k)]で現される誤差信号ev(k)を求める第
    1の回路と、 該求められた誤差信号ev(k)が所定値を超えることを検
    出する第2の回路と、 該第2の回路により該誤差信号ev(k)が所定値を超えるこ
    とを検出した時に、該比較判定器のスライスレベルを対
    応するオフセット値に制御するオフセット制御部を有す
    ることを特徴とする多値判定帰還等化回路。
  6. 【請求項6】請求項5において、更に、 前記オフセット制御部は、前記誤差信号ev(k)を、誤差
    演算条件a(k-1)≠a(k+1)を満たした複数サンプル分累積
    し、 該累積値が前記所定値を超える時、前記比較判定器のス
    ライスレベルを対応するオフセット値に制御することを
    特徴とする多値判定帰還等化回路。
  7. 【請求項7】請求項5おいて、更に、 前記オフセット制御部は、前記誤差信号ev(k)を前記誤
    差演算条件a(k-1)≠a(k+1)を満たした複数サンプル分で
    平均化し、 該平均値が前記所定値を超える時、前記比較判定器のス
    ライスレベルを対応するオフセット値に制御することを
    特徴とする多値判定帰還等化回路。
  8. 【請求項8】スライスレベルを基準として、入力信号の
    レベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィード
    バックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還信
    号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信号
    と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰還
    等化回路において、 該比較判定器の入力信号をy(k)とし、該比較判定器の出
    力信号を±1で現される2値信号a(k)とした場合、a(k-
    1)≠a(k+1)を振幅誤差演算条件として振幅誤差信号を演
    算する演算回路と、 該演算された振幅誤差信号が所定値を超えることを検出
    し、該振幅誤差信号が所定値を超えることを検出した時
    に、該比較判定器のスライスレベルを対応するオフセッ
    ト値に制御するオフセット制御部を有することを特徴と
    する多値判定帰還等化回路。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記オフセット制御部は、前記振幅誤差演算条件として
    演算される前記振幅誤差信号を複数サンプル分累積し、
    該累積値が所定の比較基準値を超える時、前記比較判定
    器のスライスレベルを対応するオフセット値に制御する
    ことを特徴とする多値判定帰還等化回路。
  10. 【請求項10】請求項8において、 前記オフセット制御部は、前記振幅誤差演算条件として
    演算される前記振幅誤差信号を複数サンプル分平均化
    し、該平均値が所定の比較基準値を超える時、前記比較
    判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に制御
    することを特徴とする多値判定帰還等化回路。
  11. 【請求項11】請求項5又は8において、 前記オフセット制御部は、前記比較判定器の出力ビット
    の+1又は、−1の多数決を判定して、該多数決の判定
    結果から前記入力信号のオフセット方向を判断し、該判
    断されるオフセット方向と反対方向に、前記比較判定器
    のスライスレベルを対応するオフセット値に制御するこ
    とを特徴とする多値判定帰還等化回路。
  12. 【請求項12】請求項5又は8において、 前記オフセット制御部は、前記比較判定器の1周期分の
    出力ビットの+1又は、−1の多数決を判定して、該多
    数決の判定結果から前記入力信号のオフセット方向を判
    断し、該判断されるオフセット方向と反対方向に、前記
    比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に
    制御することを特徴とする多値判定帰還等化回路。
  13. 【請求項13】スライスレベルを基準として、入力信号
    のレベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィー
    ドバックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還
    信号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信
    号と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰
    還等化回路において、 該入力信号と、該比較判定器での判定結果から推測した
    理想信号との2乗差又は差を求める回路と、 該2乗差の信号又は、差信号を複数サンプル間で累積
    し、累積2乗差信号又は、累積差信号を求める回路と、 該累積2乗差信号又は、累積差信号が所定値を超過した
    ことを検出する検出回路と、 該検出回路が該累積2乗差信号又は、累積差信号が所定
    値を超えることを検出した時に、該比較判定器のスライ
    スレベルを対応するオフセット値に制御するオフセット
    制御部を有することを特徴とする多値判定帰還等化回
    路。
  14. 【請求項14】スライスレベルを基準として、入力信号
    のレベルを判定する比較判定器の出力を入力側にフィー
    ドバックフィルタを通して帰還し、該入力信号と該帰還
    信号との差分信号もしくは該帰還信号を反転し該入力信
    号と加算した信号を該比較判定器に入力する多値判定帰
    還等化回路において、 該入力信号と、該比較判定器での判定結果から推測した
    理想信号との2乗差又は差を求める回路と、 該2乗差又は差の信号に前記比較判定器の判定結果の極
    性を掛け合わせた信号を求める回路と、 該2乗差又は差の信号に極性を掛け合わせた信号を所定
    サンプル期間で累積する回路と、 該累積された値の絶対値が所定の値を超過した時に、該
    比較判定器のスライスレベルを対応するオフセット値に
    制御するオフセット制御部を有することを特徴とする多
    値判定帰還等化回路。
  15. 【請求項15】磁気記録媒体からデータ信号を読み取る
    信号読み取り手段と、 該信号読み取り手段で読み取られた信号のエラー伝播を
    検出する多値判定帰還等価手段を有し、 該多値判定帰還等化手段は、信号の正負を判定する比較
    器と、 該比較器の出力を入力側に帰還するフィードバックフィ
    ルタと、 入力信号を目標特性に等化するフィードフォワードフィ
    ルタと、 該フィードフォワードフィルタ出力と該フィードバック
    フィルタによる帰還信号との差分を出力する加算手段
    と、 該比較器の入力と出力に基づきエラー伝播状態を検出す
    る誤り伝播検出器と、 該比較器の出力に基づき誤り伝播による該比較器入力の
    オフセット方向を検出する誤り伝播オフセット方向検出
    器と、 該誤り伝播検出器と該誤り伝播オフセット方向検出器の
    出力に基づき該比較器のスライスレベルに所定のオフセ
    ットを与えるスライスオフセット制御部を有することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】磁気記録媒体からデータ信号を読み取る
    信号読み取り手段と、 該信号読み取り手段で読み取られた信号のエラー伝播を
    検出する多値判定帰還等価手段を有し、 該多値判定帰還等価手段は、信号の正負を判定する比較
    器と、 該比較器の出力を入力側に帰還するフィードバックフィ
    ルタと、 入力信号を目標特性に等化するフィードフォワードフィ
    ルタと、 該フィードフォワードフィルタ出力と該フィードバック
    フィルタによる帰還信号との差分を出力する加算手段
    と、 該比較器の入力と出力に基づきエラー伝播状態を検出す
    る誤り伝播検出器と、 該比較器の出力に基づき誤り伝播による該比較器入力の
    オフセット方向を検出する誤り伝播オフセット方向検出
    器と、 該誤り伝播検出器と該誤り伝播オフセット方向検出器と
    の出力に基づき該比較器の入力信号の直流レベルに、直
    流オフセットを与える直流オフセット制御部を有するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
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