JP2000330953A - ネットワークシステム、クライアントシステムのチケットの自動更新方法 - Google Patents

ネットワークシステム、クライアントシステムのチケットの自動更新方法

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JP2000330953A
JP2000330953A JP11139277A JP13927799A JP2000330953A JP 2000330953 A JP2000330953 A JP 2000330953A JP 11139277 A JP11139277 A JP 11139277A JP 13927799 A JP13927799 A JP 13927799A JP 2000330953 A JP2000330953 A JP 2000330953A
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ticket
batch job
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Takashi Yanagawa
貴志 梁川
Yasuaki Murakami
靖明 村上
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NEC Corp
NEC Software Nagano Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Software Nagano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間にわたるバッチジョブ処理であって
も、取得したチケットの有効期限が切れないようにした
ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 分散コンピューター環境上に設けられ、
バッチジョブ処理を含む所定の処理を実行するクライア
ントシステムと、ユーザ認証用の認証ファイルであるチ
ケットを有効期限付きで発行する認証システムとを有
し、前記クライアントシステムは、リモートシステムに
アクセスするときに認証システムに対してユーザ認証を
要求し、認証が得られて前記チケットを取得した場合
に、リモートシステムのファイルシステムにアクセス可
能となる。さらに、クライアントシステムは、チケット
の有効期限を更新する時間である有効期限更新時間を前
記バッチジョブ処理の開始前に設定する設定手段と、前
記バッチジョブ処理の開始後、前記有効期限更新時間に
達したときに前記有効期限を更新する期限更新手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
ターシステムがネットワークを介して接続された分散コ
ンピューター環境上でセキュリティ機能を実現するネッ
トワークシステム、およびこのネットワークシステムに
おけるクライアントシステムのチケットの自動更新方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のコンピューターシステムがネット
ワークを介して接続された分散コンピューター環境にお
いて、ネットワークで接続された他のシステムが管理す
るファイルシステム等へのアクセスを、予め登録された
ユーザにのみ許可するリモートシステムのセキュリティ
技術は、例えば特開平7−84959号公報等に開示さ
れており、従来より一般的に知られいる。ネットワーク
を使用したリモートファイルシステム(ネットワーク上
の他のシステムが管理するファイルシステム)の場合、
ネットワーク上を流れるデータを不正に変更したり他人
のデータを盗んだりする行為が行われる可能性が高いた
め、ローカルファイルシステム(当該システム自身が管
理するファイルシステム)を利用する場合と比較してセ
キュリティに関する危険性がより大きい。そのため、リ
モートファイルシステムを使用する場合において、ユー
ザ自身が確かに自分自身であることをシステムに対して
証明する認証機能は不可欠である。
【0003】かかるリモートシステム上のファイルシス
テムを使用するクライアントは、ユーザ情報を管理して
いるシステムに対してユーザ自身の認証を要求する。認
証が得られた場合には、認証された事を証明するチケッ
トと呼ばれる認証情報ファイルを取得する。その認証情
報ファイルの有効期限が切れない間は、再度認証を得る
必要が無い。認証を得た場合は、リモートシステムのフ
ァイルシステムに所有者がユーザ自身であるファイルを
作成できるが、認証を得ていない場合は所有者がユーザ
自身であるファイルを作成できない。また、認証の期限
が切れた場合は、認証の期限が切れる前にユーザ自身が
作成したファイルを、該ユーザ自身がアクセス出来なく
なる場合がある。このように認証に有効期限があれば、
一定時間毎に認証を得る必要があり、これによってユー
ザ本人である事が証明されるため、データ偽造やユーザ
のなりすましなどの行為を防ぐ事が出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リモー
トシステム上のファイルシステムの使用時に、ユーザ情
報を管理しているシステムから期限付きの認証を得るク
ライアントシステムにおいて、長時間システムを使用し
ていると、最初に得た認証が有効期限切れになり、取得
した認証情報ファイルが無効になってしまう事がある。
【0005】手入力によりシステムを使用している場合
には、再度、認証情報ファイルの取得もしくは認証情報
ファイルの再初期化のコマンドを実行できるが、バッチ
ジョブ処理の場合はコマンドを実行し再度取得もしくは
再初期化を行うことができない。そのため、取得した認
証情報ファイルの有効期限がバッチジョブ処理の途中で
切れる可能性があった。有効期限が切れた場合、つまり
認証情報ファイルを未取得の状態でもリモートファイル
システムへのアクセスは可能であるが、それまで使用し
ていた資源に正常にアクセス出来なくなる問題があっ
た。
【0006】有効期限を延長することで長時間のバッチ
ジョブでも有効期限が切れない設定にする事は可能では
ある。しかし、一度システムに接続すれば接続を切るま
で認証情報ファイルが有効という事は、その間にパスワ
ード入力によるユーザの認証が行われない事を意味する
ためセキュリティ上問題があった。例えば、悪意のある
ユーザによるデータ偽造が行われたり、認証を受けてい
るユーザになりすましてシステムを使用したりした際
は、認証に有効期限が無い場合、もしくは期限が有って
も長時間有効な場合にはセキュリティ上問題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、長時間
にわたるバッチジョブ処理であっても、取得したチケッ
トの有効期限が切れないようにしたネットワークシステ
ムを提供することを目的とする。また、その他の目的
は、処理中にシステムの立ち下げ/再立ち上げが行われ
る場合や、処理の一時停止/再開が行われる場合でも最
初に取得したチケットが利用可能であり有効期限を切れ
ないようにしたネットワークシステムを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係るネットワークシステムで
は、分散コンピューター環境上のリモートシステムと、
前記分散コンピューター環境上に設けられ、前記リモー
トシステム上のファイルシステムにアクセスしてバッチ
ジョブ処理を含む所定の処理を実行するクライアントシ
ステムと、ユーザ情報を管理するとともに、前記リモー
トシステムに正常にアクセスするためのユーザ認証用の
認証ファイルであるチケットを有効期限付きで発行する
認証システムとを有し、前記クライアントシステムは、
前記リモートシステムにアクセスするときに前記認証シ
ステムに対してユーザ認証を要求し、認証が得られて前
記チケットを取得した場合に、前記リモートシステムの
ファイルシステムにアクセス可能となるネットワークシ
ステムであって、前記クライアントシステムは、前記チ
ケットの有効期限を更新する時間である有効期限更新時
間を前記バッチジョブ処理の開始前に設定する設定手段
と、前記バッチジョブ処理の開始後、前記有効期限更新
時間に達したときに前記有効期限を更新する期限更新手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明に係るネットワークシ
ステムでは、請求項1記載のネットワークシステムにお
いて、前記クライアントシステムは、前記バッチジョブ
処理中にシステムの立ち下げが行われるときに、その立
ち下げ前に取得したチケットを第1の保存領域に保存す
る第1の保存手段と、システムの立ち下げ後の再立ち上
げが行われるときに、前記第1の保存領域に保存してい
た前記チケットを第2の保存領域に保存する第2の保存
手段と、前記第2の保存領域の前記チケットを初期化す
るチケット初期化手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明に係るネットワークシ
ステムでは、請求項1記載のネットワークシステムにお
いて、前記クライアントシステムは、前記バッチジョブ
処理の一時停止が行われるときに、その一時停止前に取
得したチケットを第1の保存領域に保存する第1の保存
手段と、前記バッチジョブ処理の一時停止後の再開が行
われるときに、前記第1の保存領域に保存していた前記
チケットを第2の保存領域に保存する第2の保存手段
と、前記第2の保存領域の前記チケットを初期化するチ
ケット初期化手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明に係るネットワークシ
ステムでは、請求項1乃至請求項3記載のネットワーク
システムにおいて、前記バッチジョブ処理は、前記チケ
ットの取得/有効期限の更新/初期化のいずれかが失敗
した場合に処理を終了するバッチジョブと、これらのい
ずれが失敗しても処理を終了しないバッチジョブとを有
することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明に係るクライアントシ
ステムのチケットの自動更新方法では、前記クライアン
トシステムは、前記チケットの有効期限を更新する時間
である有効期限更新時間を前記バッチジョブ処理の開始
前に設定した後、前記バッチジョブ処理の開始後、前記
有効期限更新時間に達したときに前記有効期限を更新す
ることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明に係るクライアントシ
ステムのチケットの自動更新方法では、前記クライアン
トシステムは、前記バッチジョブ処理中にシステムの立
ち下げが行われるときに、その立ち下げ前に取得したチ
ケットを第1の保存領域に保存し、システムの立ち下げ
後の再立ち上げに際して、前記第1の保存領域に保存し
ていた前記チケットを第2の保存領域に保存し、前記第
2の保存領域の前記チケットを初期化することを特徴と
する。
【0014】請求項7記載の発明に係るクライアントシ
ステムのチケットの自動更新方法では、前記クライアン
トシステムは、前記バッチジョブ処理の一時停止が行わ
れるときに、その一時停止前に取得したチケットを第1
の保存領域に保存し、前記バッチジョブ処理の一時停止
後の再開が行われるときに、前記第1の保存領域に保存
していた前記チケットを第2の保存領域に保存し、前記
第2の保存領域の前記チケットを初期化することを特徴
とする。
【0015】請求項8記載の発明に係るクライアントシ
ステムのチケットの自動更新方法では、前記バッチジョ
ブ処理は、前記チケットの取得/有効期限の更新/初期
化のいずれかが失敗した場合に処理を終了するバッチジ
ョブと、これらのいずれが失敗しても処理を終了しない
バッチジョブとを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 [第1実施形態]図1は、本発明の第1実施形態に係る
ネットワークシステムの要部構成を示すブロック図であ
る。このネットワークシステムは、バッチジョブを処理
するクライアントシステム10と、ユーザ情報を管理す
ると共にチケットを発行するサーバシステム20とを有
している。ここで、チケットとは、前述したようにユー
ザに関する認証情報ファイルのことで、ユーザ個人の情
報に加えて発行時間や有効期限などが含まれる。サーバ
システム20は、様々なサービス(例えば、ファイルの
参照やコマンドの実行ど)を提供する側のシステムであ
るのに対し、クライアントシステム10はそのサービス
を利用する側のシステムとなる。
【0017】クライアントシステム10は、投入された
バッチジョブの管理を行うバッチジョブ管理機能11
と、チケットの取得及びチケット展開領域121へチケ
ットの書き込みを行うチケット取得機能12と、チケッ
トが書き込まれるチケット展開領域121と、有効期限
の更新時間を設定する有効期限更新時間設定機能13
と、有効期限の更新を行う有効期限更新機能14と、シ
ステムの立ち下げ時あるいは処理の一時停止時にチケッ
トをチケット保存領域151に書き込み保存するチケッ
ト保存機能15と、チケットが書き込まれ保存されるチ
ケット保存領域151と、システムの再立ち上げ時ある
いは処理の再開時にチケットをチケット展開領域121
に書き込むチケット展開機能16と、チケットの有効期
限を初期化するチケット初期化機能17を備えている。
【0018】サーバシステム20は、ユーザ情報を管理
するセキュリティのサーバであり、ユーザ情報の管理の
他にクライアントシステム10からの要求に基づきチケ
ットの発行などを行う。そのため、チケットの発行を行
うチケット発行機能21と、ユーザの情報が登録されて
いるユーザ情報ファイル22とを備えている。かかる構
成において、クライアントシステム10にバッチジョブ
を投入後、バッチジョブ管理機能11がチケット取得機
能12にチケット取得の要求を出し、チケット取得機能
12がサーバシステム20のチケット発行機能21から
チケットを取得する。取得したチケットをチケット展開
領域121に書き込み、バッチジョブの処理開始前に有
効期限更新時間設定機能13が有効期限更新時間、つま
り新たに有効期限を更新する時間を設定する。バッチジ
ョブの処理を開始後、設定した更新時間になった場合、
有効期限更新機能14がチケットの有効期限を更新し、
有効期限更新時間設定機能13が再度有効期限更新時間
を設定する。
【0019】バッチジョブ処理中にシステムの立ち下げ
/再立ち上げ、あるいはバッチジョブ処理の一時停止/
再開が行われる場合は、システム立ち下げ前あるいはバ
ッチジョブ処理の一時停止時に、チケット保存機能15
がチケット保存領域151にチケットの書き込みを行い
保存する。そして、システム再立ち上げ後あるいはバッ
チジョブ処理の再開前に、チケット展開機能16がチケ
ット展開領域121にチケットを再び書き込み、チケッ
ト初期化機能17が有効期限の初期化を行う。ここで、
有効期限の初期化とは、予めシステムに設定されている
有効期限の時間を設定することである。予め設定されて
いる有効期限が10時間であれば、そのチケットの有効
期限は取得した時から10時間である。もし取得してか
ら10時間が経過した場合、そのチケットは無効とな
る。
【0020】この有効期限の初期化後は、有効期限更新
時間設定機能13が有効期限更新時間を設定する。この
ようにして、本実施形態では、長時間にわたるバッチジ
ョブ処理でも取得したチケットの有効期限が切れない
事、また処理中にシステムの立ち下げ/再立ち上げが行
われる場合や、処理の一時停止/再開が行われる場合で
も最初に取得したチケットが利用可能であり有効期限が
切れない事を可能にする。
【0021】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明す
る。まず、システム10にバッチジョブが投入される。
投入に際してユーザは、分散コンピュータ環境のリモー
トファイルシステムを利用するか否かの設定を行ってか
ら投入する。投入されたバッチジョブがローカルファイ
ルシステムしか使用せずチケットを必要としない場合、
処理を開始する(図2ステップS1及びステップS
2)。チケットを必要とする場合は、バッチジョブ管理
機能11がチケット取得機能12へチケットの取得要求
を出す(図2ステップS3)。チケット取得要求を受け
たチケット取得機能12は、サーバシステム20のチケ
ット発行機能21へチケット発行を要求する。但し、こ
のユーザは事前にユーザ情報ファイル22に登録してお
かなければならない。チケットを要求したユーザがユー
ザ情報ファイル22に登録されていない場合はチケット
は発行されない。
【0022】チケットが取得できた場合、チケット取得
機能12は発行されたチケットをチケット展開領域12
1へ書き込む。書き込み後、バッチジョブ処理開始前
に、有効期限更新時間設定機能13がチケットの有効期
限更新時間を設定する(図2ステップS6)。チケット
が取得できなかった場合、取得に失敗した事をユーザに
通知してバッチジョブ処理を終了する(図2ステップS
5)。
【0023】バッチジョブ処理開始後、有効期限更新時
間設定機能13が設定した有効期限更新時間になった場
合、有効期限更新機能14がチケットの有効期限を更新
する(図2ステップS7)。有効期限が更新された場
合、有効期限更新時間設定機能13が再び有効期限更新
時間を設定しバッチジョブ処理を継続する(図2ステッ
プS10)。有効期限が更新されなかった場合、更新に
失敗した事をユーザに通知してバッチジョブ処理を終了
する(図2ステップS9)。
【0024】バッチジョブ処理中にシステム10の立ち
下げが行われる場合、あるいはバッチジョブ処理の一時
停止が行われる場合(図3ステップS11)、システム
立ち下げ前あるいはバッチジョブ処理の一時停止時に、
チケット保存機能15がチケット保存領域151にチケ
ットを書き込み保存する(図3ステップS12)。
【0025】その後、システム10の再立ち上げが行わ
れる場合、あるいはバッチジョブ処理の再開が行われる
場合(図3ステップS13)、チケット展開機能16が
チケット保存領域151に保存していたチケットをチケ
ット展開領域121に再度書き込む(図3ステップS1
4)。書き込み後、チケット初期化機能17がチケット
の有効期限を初期化する(図3ステップS15)。初期
化が成功した場合は、有効期限更新時間設定機能13が
有効期限更新時間の設定を行いバッチジョブ処理を再開
する(図3ステップS18)。チケットの有効期限の初
期化に失敗した場合、チケットの有効期限の初期化に失
敗した事をユーザに通知しバッチジョブ処理を終了する
(図3ステップS17)。
【0026】本実施形態によれば、ネットワークを経由
した分散コンピュータ環境のリモートファイルシステム
において、リモートファイルシステムを使用する時にユ
ーザ情報を管理しているシステムから有効期限付きの認
証を得るシステムの場合、長時間かかるバッチジョブの
処理中に有効期限を迎えた場合に自動的に有効期限を更
新し、長時間のバッチジョブ処理中でも有効期限が切れ
ない機能を提供することができる。
【0027】すなわち、第1の効果は、長時間のバッチ
ジョブ処理でも最初に取得したチケットの有効期限が切
れないことにある。その理由は、チケットの有効期限が
更新できるためである。第2の効果は、システムの立ち
下げが行われても最初に取得したチケットが使用でき
て、有効期限の更新が可能なことにある。その理由は、
システム立ち下げ時にチケットを保存し、再立ち上げ時
に再使用するためである。第3の効果は、バッチジョブ
処理の一時停止/再開を行っても、最初に取得したチケ
ットが使用できて、有効期限の更新が可能なことにあ
る。その理由は、バッチジョブ処理の一時停止時にチケ
ットを保存し再開時に再使用するためである。
【0028】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。本実施形態のシステム構成は、
図1に示すものと同一である。図4、図5及び図6のフ
ローチャートを参照すると、本実施形態は、チケットの
取得に失敗した場合(図4ステップS26)、有効期限
の更新に失敗した場合(図5ステップS34)、システ
ム10の再立ち上げ時の有効期限の初期化に失敗した場
合(図6ステップS48)に、チケットを保証するバッ
チジョブ、つまりチケットの取得/有効期限の更新/再
初期化処理が失敗したときは、処理を中断するバッチジ
ョブと、保証しないバッチジョブ、つまりチケットの取
得/有効期限の更新/再初期化処理に失敗しても処理を
継続するバッチジョブとを有する点で異なる。
【0029】次に、図4、図5、図6のフローチャート
を参照して本実施形態の全体の動作について詳細に説明
する。まず、システム10にバッチジョブが投入され
る。投入されたバッチジョブがローカルファイルシステ
ムしか使用せずチケットを必要としない場合、バッチジ
ョブ処理を開始する(図4ステップS21及びステップ
S22)。チケットが必要な場合は、バッチジョブ管理
機能11がチケット取得機能12へチケット取得要求を
出す(図4ステップS23)。チケット取得要求を受け
たチケット取得機能12は、システム20のチケット発
行機能21へチケット発行を要求する。この時、予めシ
ステム20のユーザ情報ファイル22にチケットを要求
しているユーザの登録が必要である。チケットを要求し
たユーザがユーザ情報ファイル22に登録されていない
場合はチケットは発行されない。
【0030】チケットが取得できた場合、チケット取得
機能12は発行されたチケットをチケット展開領域12
1へ書き込む。書き込み後のバッチジョブ処理開始前
に、有効期限更新時間設定機能13がチケットの有効期
限更新時間を設定する(図4ステップS25)。
【0031】チケットが取得できなかった場合に、チケ
ットを保証するバッチジョブならば、チケットの取得に
失敗した事をユーザに通知してバッチジョブ処理を終了
する(図4ステップS27)。チケットを保証しないバ
ッチジョブならば、チケットの取得に失敗した事をユー
ザに通知してバッチジョブ処理を開始する(図4ステッ
プS28)。
【0032】バッチジョブ処理開始後、有効期限更新時
間設定機能13が設定した有効期限更新時間になった場
合に、有効期限更新機能14がチケットの有効期限を更
新する(図5ステップS31)。有効期限の更新に成功
した場合、有効期限更新時間設定機能13が再び有効期
限更新時間を設定しバッチジョブ処理を継続する(図5
ステップS33)。
【0033】有効期限の更新に失敗した場合、チケット
を保証するバッチジョブならば有効期限の更新に失敗し
た事をユーザに通知してバッチジョブ処理を終了する
(図5ステップS35)。チケットを保証しないバッチ
ジョブならば、チケットの取得に失敗した事をユーザに
通知してバッチジョブ処理を継続する(図5ステップS
36)。
【0034】バッチジョブ処理中にシステム10の立ち
下げが行われる場合、あるいはバッチジョブ処理の一時
停止が行われる場合(図6ステップS41)、システム
立ち下げ前あるいはバッチジョブ処理の一時停止時に、
チケット保存機能15がチケット保存領域151にチケ
ットを書き込み保存する(図6ステップS42)。
【0035】その後、システム10の再立ち上げが行わ
れる場合、あるいはバッチジョブ処理の再開が行われる
場合は(図6ステップS43)、チケット展開機能16
がチケット保存領域151に保存していたチケットをチ
ケット展開領域121に書き込む(図6ステップS4
4)。
【0036】書き込み後、チケット初期化機能17がチ
ケットの有効期限を初期化する(図6ステップS4
5)。初期化が成功した場合は、有効期限更新時間設定
機能13が有効期限更新時間の設定を行いバッチジョブ
処理を再開する(図6ステップS47)。初期化に失敗
した場合、チケットを保証するバッチジョブならば、有
効期限の初期化に失敗した事をユーザに通知してバッチ
ジョブ処理を終了する(図6ステップS49)。チケッ
トを保証しないバッチジョブならば、有効期限の初期化
に失敗した事をユーザに通知してバッチジョブ処理を再
開する(図6ステップS50)。
【0037】このように本実施形態では、投入したバッ
チジョブが、チケットを保証する、つまり取得/有効期
限の更新/再初期化のいずれかが失敗した場合処理を終
了するバッチジョブと、保証しない、つまり取得/有効
期限の更新/再初期化のいずれかが失敗しても処理を終
了しないバッチジョブのいずれである場合でも、的確に
対応することが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のネットワ
ークシステム、あるいはクライアントシステムのチケッ
トの自動更新方法によれば、以下に示す効果を奏する。 (1)リモートシステム上のファイルシステムを使用し
た長時間にわたるバッチジョブ処理であっても、取得し
たチケットの有効期限を切れないようにすることが可能
である。 (2)システムの立ち下げ/再立ち上げが行われても、
そのバッチジョブが最初に取得したチケットを使用する
ことが可能であり、且つ有効期限の更新も行うことが可
能である。 (3)バッチジョブ処理の一時停止/再開が行われて
も、そのバッチジョブが最初に取得したチケットを使用
することが可能であり、且つ有効期限の更新も行うこと
が可能である。 (4)投入したバッチジョブが、チケットを保証する、
つまり取得/有効期限の更新/再初期化のいずれかが失
敗した場合処理を終了するバッチジョブと、保証しな
い、つまり取得/有効期限の更新/再初期化のいずれか
が失敗しても処理を終了しないバッチジョブのいずれで
ある場合でも、的確に対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るネットワークシ
ステムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】 第1実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】 第2実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】 第2実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】 第2実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 クライアントシステム 11 バッチジョブ管理機能 12 チケット取得機能 13 有効期限更新時間設定機能 14 有効期限更新機能 15 チケット保存機能 16 チケット展開機能 17 チケット初期化機能 20 サーバシステム 21 チケット発行機能 22 ユーザ情報ファイル 121 チケット展開領域 151 チケット保存領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 靖明 長野県長野市上千歳町1137−23 長野日本 電気ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B045 DD16 GG01 JJ33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散コンピューター環境上のリモートシ
    ステムと、前記分散コンピューター環境上に設けられ、
    前記リモートシステム上のファイルシステムにアクセス
    してバッチジョブ処理を含む所定の処理を実行するクラ
    イアントシステムと、ユーザー情報を管理するととも
    に、前記リモートシステムに正常にアクセスするための
    ユーザー認証用の認証ファイルであるチケットを有効期
    限付きで発行する認証システムとを有し、前記クライア
    ントシステムは、前記リモートシステムにアクセスする
    ときに前記認証システムに対してユーザー認証を要求
    し、認証が得られて前記チケットを取得した場合に、前
    記リモートシステムのファイルシステムにアクセス可能
    となるネットワークシステムであって、 前記クライアントシステムは、 前記チケットの有効期限を更新する時間である有効期限
    更新時間を前記バッチジョブ処理の開始前に設定する設
    定手段と、 前記バッチジョブ処理の開始後、前記有効期限更新時間
    に達したときに前記有効期限を更新する期限更新手段と
    を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記クライアントシステムは、 前記バッチジョブ処理中にシステムの立ち下げが行われ
    るときに、その立ち下げ前に取得したチケットを第1の
    保存領域に保存する第1の保存手段と、 システムの立ち下げ後の再立ち上げが行われるときに、
    前記第1の保存領域に保存していた前記チケットを第2
    の保存領域に保存する第2の保存手段と、 前記第2の保存領域の前記チケットを初期化するチケッ
    ト初期化手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントシステムは、 前記バッチジョブ処理の一時停止が行われるときに、そ
    の一時停止前に取得したチケットを第1の保存領域に保
    存する第1の保存手段と、 前記バッチジョブ処理の一時停止後の再開が行われると
    きに、前記第1の保存領域に保存していた前記チケット
    を第2の保存領域に保存する第2の保存手段と、 前記第2の保存領域の前記チケットを初期化するチケッ
    ト初期化手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記バッチジョブ処理は、前記チケット
    の取得/有効期限の更新/初期化のいずれかが失敗した
    場合に処理を終了するバッチジョブと、これらのいずれ
    が失敗しても処理を終了しないバッチジョブとを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 分散コンピューター環境上のリモートシ
    ステムと、前記分散コンピューター環境上に設けられ、
    前記リモートシステム上のファイルシステムにアクセス
    してバッチジョブ処理を含む所定の処理を実行するクラ
    イアントシステムと、ユーザー情報を管理するととも
    に、前記リモートシステムに正常にアクセスするための
    ユーザー認証用の認証ファイルであるチケットを有効期
    限付きで発行する認証システムとを有し、前記クライア
    ントシステムは、前記リモートシステムにアクセスする
    ときに前記認証システムに対してユーザー認証を要求
    し、認証が得られて前記チケットを取得した場合に、前
    記リモートシステムのファイルシステムにアクセス可能
    となるネットワークシステムにおけるクライアントシス
    テムのチケットの自動更新方法において、 前記クライアントシステムは、 前記チケットの有効期限を更新する時間である有効期限
    更新時間を前記バッチジョブ処理の開始前に設定した
    後、前記バッチジョブ処理の開始後、前記有効期限更新
    時間に達したときに前記有効期限を更新することを特徴
    とするクライアントシステムのチケットの自動更新方
    法。
  6. 【請求項6】 前記クライアントシステムは、 前記バッチジョブ処理中にシステムの立ち下げが行われ
    るときに、その立ち下げ前に取得したチケットを第1の
    保存領域に保存し、 システムの立ち下げ後の再立ち上げに際して、前記第1
    の保存領域に保存していた前記チケットを第2の保存領
    域に保存し、 前記第2の保存領域の前記チケットを初期化することを
    特徴とする請求項5記載のクライアントシステムのチケ
    ットの自動更新方法。
  7. 【請求項7】 前記クライアントシステムは、 前記バッチジョブ処理の一時停止が行われるときに、そ
    の一時停止前に取得したチケットを第1の保存領域に保
    存し、 前記バッチジョブ処理の一時停止後の再開が行われると
    きに、前記第1の保存領域に保存していた前記チケット
    を第2の保存領域に保存し、 前記第2の保存領域の前記チケットを初期化することを
    特徴とする請求項5記載のクライアントシステムのチケ
    ットの自動更新方法。
  8. 【請求項8】 前記バッチジョブ処理は、前記チケット
    の取得/有効期限の更新/初期化のいずれかが失敗した
    場合に処理を終了するバッチジョブと、これらのいずれ
    が失敗しても処理を終了しないバッチジョブとを有する
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記
    載のクライアントシステムのチケットの自動更新方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013033437A (ja) * 2011-06-29 2013-02-14 Canon Inc 印刷制御装置、印刷制御方法、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
US9513846B2 (en) 2011-06-22 2016-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, method and storage medium controlling the insertion of index sheets in a print job

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