JP2000330948A - 情報処理装置及び方法、媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法、媒体

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JP2000330948A
JP2000330948A JP14252699A JP14252699A JP2000330948A JP 2000330948 A JP2000330948 A JP 2000330948A JP 14252699 A JP14252699 A JP 14252699A JP 14252699 A JP14252699 A JP 14252699A JP 2000330948 A JP2000330948 A JP 2000330948A
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jog dial
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JP14252699A
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English (en)
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Takanori Nishimura
孝則 西村
Takayuki Kuwaori
隆之 桑折
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予定として書き込んだ内容を、予定された時
間に表示させることができ、また、テキストだけでな
く、音声や画像をも予定の内容に対応付けることを可能
とする。 【解決手段】 テキスト、画像、サウンドなどの異なる
属性のオブジェクト情報を貼り付け可能なラベルに対す
る操作の情報を、実時間に対する未来時間と対応させて
記憶(ステップS132)し、未来時間に実時間が到達
した時点で、操作の情報に基づいてラベルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置及び
方法、並びに媒体に関し、特に、パーソナルコンピュー
タのデスクトップ画面上に貼り付ける付箋紙として貼り
付けるラベルについて所定の処理を実行することができ
るようにした情報処理装置及び方法、並びに媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ上で
時間の概念を扱うことのできるアプリケーションプログ
ラムとして、各種の予定等を管理するスケジューラと呼
ばれるアプリケーションプログラム等が存在している。
当該スケジューラによれば、例えばスケジュール帳やカ
レンダー、時間割等を模した画像がデスクトップ画面上
に表示され、ユーザがこれらスケジュール帳やカレンダ
ー、時間割等の中に予定等を書き込むことで各種の予定
管理を実現している。
【0003】すなわち、このスケジューラにおいて、ス
ケジュール帳やカレンダー、時間割等に将来の予定を書
き込んだ場合には、当該書き込んだ内容がそれらスケジ
ュール帳やカレンダー、時間割内に残り、後にスケジュ
ーラを起動すれば上記書き込んだ内容を確認することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスケジューラにおいては、スケジューラを起動
しなければ、上記スケジュール帳やカレンダー、時間割
内に書き込んだ内容を確認することができない。なお、
従来のスケジューラには、予定された時間に例えば所定
のメッセージ等をデスクトップ上に表示させることので
きるものもあるが、実際にスケジュール帳やカレンダ
ー、時間割内に書き込んだ内容を確認することまではで
きない。
【0005】また、従来のスケジューラでは、文字等の
テキストしか書き込むことができず、例えば音声や画像
などをスケジュール帳やカレンダー、時間割に対応付け
るようなことはできない。
【0006】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、予定として書き込んだ内容を、予
定された時間に表示させることができ、また、テキスト
だけでなく、音声や画像をも予定の内容に対応付けるこ
とが可能な、情報処理装置及び方法、媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、異なる属性のオブジェクト情報を貼り付け可能な所
定の処理単位に対する操作の情報を、実時間に対する未
来時間と対応させて記憶する記憶手段と、未来時間に実
時間が到達した時点で、操作の情報に基づいて所定の処
理単位を作成する作成手段とを有することにより、上述
した課題を解決する。
【0008】本発明の情報処理方法は、異なる属性のオ
ブジェクト情報を貼り付け可能な所定の処理単位に対す
る操作の情報を、実時間に対する未来時間と対応させて
記憶し、未来時間に実時間が到達した時点で、操作の情
報に基づいて所定の処理単位を作成することにより、上
述した課題を解決する。
【0009】本発明の媒体は、異なる属性のオブジェク
ト情報を貼り付け可能な所定の処理単位に対する操作の
情報を、実時間に対する未来時間と対応させて記憶する
ステップと、未来時間に実時間が到達した時点で、操作
の情報に基づいて上記所定の処理単位を作成するステッ
プと、を含むことを特徴とするプログラムを情報処理装
置に実行させることにより、上述した課題を解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1〜図4は、本発明の情報処理装置及び
方法、並びに媒体が適用される一例としてのノート型パ
ーソナルコンピュータの外観を示している。このノート
型パーソナルコンピュータ1は、基本的に、本体2と、
この本体2に対して開閉自在とされる表示部3により構
成されている。図1は表示部3を本体2に対して開いた
状態を示す外観斜視図である。図2は本体2の平面図、
図3は本体2に設けられている後述のジョグダイヤル4
付近の拡大図である。また、図4は本体2のジョグダイ
ヤル4側の側面図である。
【0012】本体2には、各種の文字や記号などを入力
するとき操作されるキーボード5、マウスカーソルを移
動させるときなどに操作されるポインティングデバイス
としてのタッチパット6、そして電源スイッチ8が、そ
の上面に設けられている。
【0013】また、表示部3の正面には、画像を表示す
るLCD(Liquid Crystal Display)7が設けられてい
る。さらに、表示部3の右上部には、電源ランプPL、
電池ランプBL、必要に応じてメッセージランプML、
その他のLEDよりなるランプが設けられている。
【0014】次に、ジョグダイヤル4の詳細な設定位置
を説明すると、ジョグダイヤル4は本体2上のキーボー
ド5のキーA,キーB(右端のキー)の間に組み込ま
れ、また、キーA,キーBとほぼ同じ高さになるように
取り付けられている。
【0015】ジョグダイヤル4は、図3中の矢印aに示
す回転操作に対応して所定の処理を実行し、同図中矢印
bに示す移動操作に対応して所定の処理を実行する。こ
のジョグダイヤル4の行う所定の処理については後述す
る。
【0016】先ず、このジョグダイヤル4の構成につい
て説明する。このジョグダイヤル4は、本件出願人と共
同の出願人により出願された、特開平8−203387
号公報に開示された、プッシュスイッチ付回転操作型電
子部品の具体例である。
【0017】すなわち、このジョグダイヤル4は、図5
に示すように、接点取付基板11の上に回転型エンコー
ダ部12とプッシュスイッチ部13とを配してなる。回
転型エンコーダ部12は一定の範囲で水平方向に移動で
きるようにされるが、プッシュスイッチ部13は動かな
いように固定されている。
【0018】接点取付基板11には、図6に示すよう
に、平板状の成形樹脂体に、回転型エンコーダ部12の
移動用ガイドレール部14を有する窪み15と、プッシ
ュスイッチ部13を固定するための押し止め壁16を有
する窪み17及び回転型エンコーダ部12の電気信号を
外部へ伝達するための端子18を有する接点板19が設
けられている。
【0019】回転型エンコーダ部12は、図7及び図8
に示すように、接点取付基板11の窪み15にはめ込ま
れてガイドレール14により一定の範囲で水平方向(図
5、図8に示す矢印H1方向)に動き得るように保持さ
れた成形樹脂製の箱形ケース20と、この箱型ケース2
0の底面にインサート成形により取り付けられた弾性接
点体45から上方及び下方に各々突出した弾性接点脚2
1,22と、箱形ケース20の中央に一体化された円柱
軸23により回転可能に保持され、円板状で下面に弾性
接点脚21が弾接する放射状接点板24を有する成形樹
脂製の回転体25と、この回転体25を回転操作できる
ようにその上方にネジ26により取り付けられた外周操
作タイプの円板状操作つまみ27とによって構成され、
接点取付基板11の上のピン状突起28(図6,図10
を参照)に位置決めされたネジリコイルバネ29により
箱形ケース20の側面を水平方向に押され、通常状態に
おいて、プッシュスイッチ部13から離れた位置にある
ように付勢されていると共に、箱形ケース20の底面か
ら下方に突出した弾性接点脚22が接点取付基板11の
接点板19に弾接している。
【0020】プッシュスイッチ部13は、図5及び図6
に示すように、操作ボタン30が回転型エンコーダ部1
2に対向し、後端部が押し止め壁16に当接するように
接点取付基板11の窪み17にはめ込まれて固定されて
いる。
【0021】そして、図8に示すように回転型エンコー
ダ部12の箱形ケース20に一体に設けられた駆動用突
起31がプッシュスイッチ部13の操作ボタン30の先
端に当接している。このジョグダイヤルは以上のように
構成されるものであるが、電子機器に装着される場合は
図9に示すように、接点取付基板11の下面の脚部11
A,11Bと回転型エンコーダ部12の接続用端子18
及びプッシュスイッチ部13の接続用端子32が、機器
のプリント配線基板33の取付孔34A,34B,3
5,36に挿入及び半田付けして接続され、回転型エン
コーダ部12に円板状つまみ27のプッシュスイッチ部
13の側とは反対側の端部機器の外装ケース37の隙間
から外部に突出するように取り付けられる。
【0022】次に、ジョグダイヤルの動作について説明
する。先ず図9及び図10に示すように、回転型エンコ
ーダ部12の上端に取り付けられた円板状操作つまみ2
7の外装ケース37からの突出部分27Aに接線方向の
力を加えて回転させることにより、回転体25が箱形ケ
ース20の中央の円柱軸23を中心として回転し、その
下面の放射状接点板24の上を上方弾性接点脚21が弾
接して摺動し、この接触部分で円板状操作つまみ27の
回転操作に連動したパルス信号を発生する。
【0023】そして、このパルス信号が上方弾性接点脚
21から下方弾性接点脚22に伝わり、更に弾性接点脚
22が弾接している接点取付基板11の上の接点板19
に伝わってから、外部接続用の端子18を経て電子機器
のプリント配線基板33の回路に伝達される。
【0024】また、図11に示すように、接点取付基板
11の上のネジリコイルバネ29の付勢力に逆らって、
円板状操作つまみ27の突出部分27Aに、つまみの中
心とプッシュスイッチ部13を結ぶ水平方向(矢印H2
方向)の押し力を加えて、回転型エンコーダ部12の全
体を接点取付基板11のガイドレール部14に沿って水
平方向に動かし、箱形ケース20に設けられた突起31
で操作ボタン30を押してプッシュスイッチ13を動作
させ、その信号が図9に示す接続用端子32を経て電子
機器のプリント配線基板33の回路に伝達される。
【0025】円板状操作つまみ27に加えていた押し力
を除くと、接点取付基板11のネジリコイルバネ29の
弾性復元力によって回転型エンコーダ部12が押し戻さ
れて図10に示す状態に復帰する。
【0026】なお、回転型エンコーダ部12の電気信号
を接点取付基板11の接続用端子18へ伝達する手段と
して、回転型エンコーダ部12の箱形ケース20の底面
から下方に突出した弾性接点脚22が接点取付基板11
の接点板19に弾接する構成としたが、これを接点取付
基板11から弾性接点脚を出して箱形ケース20の底面
の接点板に弾接させる構成としてもよい。以上が、本体
2の右側面部に配設されたジョグダイヤル4の構成動作
の説明である。
【0027】なお、ジョグダイヤル4を本体2の左側面
に配置してもよいのはもちろんである。また、タッチパ
ッド6を人差し指で操作しながら親指で操作可能なよう
にジョグダイヤルを前面の中央部に配置してもよい。ま
た、LCD7が設けられた表示部3の左側面又は右側面
に配置してもよい。また、タッチパッド6の左端縁又は
右端縁に沿って縦方向に配置してもよい。また、タッチ
パッド6の上端縁又は下端縁に沿って横方向に配置して
もよい。また、タッチパッド6の右ボタンと左ボタンの
間に縦方向に配置してもよい。また、キーボード部5の
GキーとHキーの間に縦方向に配置してもよい。また、
縦方向や横方向に限定せず、各指で操作し易い斜め方向
へ、所定角度を付けて配置してもよい。さらに、ポイン
ティングデバイスであるマウスの側面の親指で操作可能
な位置に配置してもよい。
【0028】次に、ノート型パーソナルコンピュータ1
の電気的構成例について図12を用いて説明する。中央
処理装置(CPU)51は、例えば、Intel社製のPenti
um(商標)プロセッサ等で構成されて、ホストバス52
に接続されている。ホストバス52には、さらに、ノー
スブリッジ(AGP Host Bridge Controller)53が接続
されており、ノースブリッジ53は、AGP(Accelera
ted Graphics Port)50及びPCIバス56にも接続
されている。ノースブリッジ53は、例えば、Intel社
製の400BXなどで構成されており、CPU51やメイン
メモリ54周辺の制御を行うようになされている。さら
に、ノースブリッジ53は、AGP50を介してビデオ
コントローラ57に接続されている。なお、このノース
ブリッジ53と後述するサウスブリッジ(PCI-ISA Brid
ge)58とで、いわゆるチップセットが構成されてい
る。
【0029】ノースブリッジ53は、さらに、メインメ
モリ54及びキャッシュメモリ55とも接続されてい
る。キャッシュメモリ55は、CPU51が使用するデ
ータをキャッシュするようになされている。なお、図示
していないが、CPU51にも1次的なキャッシュメモ
リが内蔵されている。
【0030】メインメモリ54は、例えば、DRAM
(Dynamic Read Only Memory)で構成され、CPU51
が実行するプログラムや、CPU51の動作上必要なデ
ータを記憶するようになされている。具体的に、メイン
メモリ54には、起動が完了した時点において、例えば
電子メールプログラム54A、オートパイロットプログ
ラム54B、ジョグダイヤル状態監視プログラム54
C、ジョグダイヤルドライバ54D、オペレーティング
プログラム(OS)54E、後述する本発明実施の形態
のラベルソフトであるアプリケーションプログラム54
F1、及び、その他のアプリケーションプログラム54
F2〜54FnがHDD70から転送され、記憶される。
【0031】電子メールプログラム54Aは、後述する
モデム75を介して電話回線76のような通信回線など
からネットワーク経由で通信文を授受するプログラムで
ある。電子メールプログラム54Aは、特定機能として
の着信メール取得機能を有している。この着信メール取
得機能は、プロバイダ77が備えるメールサーバ78に
対して、そのメールボックス79内に自分(利用者)宛
のメールが着信しているかどうかを確認して、自分宛の
メールがあれば取得する処理を実行する。
【0032】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0033】OS(基本プログラムソフトウェア)54
Eは、例えばマイクロソフト社のいわゆるWindows95
や98(共に商標)、アップルコンピュータ社のいわゆ
るマックOS(商標)等に代表される、コンピュータの
基本的な動作を制御するものである。
【0034】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、上記各アプリケーションからジョグダイヤル対応で
あるか否かの通知を受け取り、例えば対応であればジョ
グダイヤル4を操作することで何が行えるかを表示する
ために動作する。通常、ジョグダイヤル4のイベント待
ちになっているし、アプリケーションからの通知を受け
取るリストも持っている。ジョグダイヤルドライバ54
Dは、ジョグダイヤル4の操作に対応して各種機能を実
行する。
【0035】ビデオコントローラ57は、PCIバス5
6に接続されており、そのPCIバス56を介して供給
されるデータに基づいて、表示部3上のLCD7の表示
を制御するようになされている。
【0036】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続され、マイクロホン66からの入力を取り
込み、あるいはスピーカ65に対して音声信号を供給す
る。また、PCIバス56にはモデム75も接続されて
いる。モデム75は、公衆電話回線76、インターネッ
トサービスプロバイダ77を介して、インターネット等
の通信ネットワーク80やメールサーバ78等に接続す
ることができる。
【0037】また、PCIバス56にはサウスブリッジ
58も接続されている。サウスブリッジ58は、例え
ば、Intel社製のPIIX4Eなどで構成されており、各種の
I/O(Input / Output)を制御するようになされてい
る。即ち、サウスブリッジ58は、IDE(Integrated
Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレー
ションレジスタ59、タイマ回路60、およびIDEイ
ンタフェース61等で構成され、IDEバス62に接続
されるデバイスや、ISA/EIO(Industry Standar
d Architecture / Extended Input Output)バス63お
よびエンベディットコントローラ68を介して接続され
るデバイスの制御等を行うようになされている。
【0038】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0039】プライマリIDEコントローラは、IDE
バス62を介して、コネクタ(図示は省略)に接続して
おり、コネクタには、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラは、他のIDEバス
等を介して、図示を省略したCD−ROMドライブや、
セカンドHDD、FDDなどといった、いわばIDEデ
バイスであるベイデバイスが装着されたときに、その装
着されたベイデバイスのコネクタが電気的に接続される
ようになされている。
【0040】なお、HDD67には、電子メールプログ
ラム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョ
グダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤル
ドライバ67D、OS(基本プログラムソフトウェア)
67E、後述する本実施の形態のラベルソフトであるア
プリケーションプログラム67F1、その他複数のアプ
リケーションプログラム67F2〜67Fn等が記憶され
ている。HDD67内の上記各プログラム67A、67
B、67C、67D、67E、67F1〜67Fn等は、
起動(ブートアップ)処理の過程で、RAM54内に順
次転送され、格納される。
【0041】ISA/EIOバス63には、さらに、エ
ンベデットコントローラ68が接続されている。このエ
ンベデットコントローラ68は、マイクロコントローラ
からなりI/Oコントローラとして使われる。すなわ
ち、エンベデットコントローラ68は、I/Oインター
フェース69、ROM70、RAM71、CPU72が
相互に接続されて構成されている。
【0042】ROM70の中には、LED制御プログラ
ム70A、タッチパッド入力監視プログラム70B、キ
ー入力監視プログラム70C、ウェイクアッププログラ
ム70D、ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eが
予め格納されている。
【0043】LED制御プログラム70Aは、電源ラン
プPL、電池ランプBL、必要に応じてメッセージラン
プML、その他のLEDよりなるランプの点灯の制御を
行うプログラムである。タッチパッド入力監視プログラ
ム70Bは、タッチパッド6からのユーザによる入力を
監視するプログラムである。キー入力監視プログラム7
0Cは、キーボード5やその他のキースイッチからの入
力を監視するプログラムである。ウェイクアッププログ
ラム70Dは、サウスブリッジ58内のタイマ回路60
から供給される現在時刻データに基づいて、予め設定さ
れた時刻になったかどうかをチェックして、設定された
時刻になると、所定の処理(またはプログラム)等を起
動するために各チップ電源の管理を行うプログラムであ
る。
【0044】ジョグダイヤル状態監視プログラム70E
は、ジョグダイヤル4の回転型エンコーダ部12が回転
されたか、或いは押されたかを常に監視するためのプロ
グラムである。このジョグダイヤル状態監視プログラム
70Eの詳細は後述する。
【0045】ROM70には、さらにBIOS70Fが
書き込まれている。BIOS(Basic Input/Output Sys
tem)とは、基本入出力システムのことをいい、OSや
アプリケーションソフトと周辺機器(ディスプレイ、キ
ーボード、HDD等)の間でのデータの受け渡し(入出
力)を制御するソフトウェアプログラムである。
【0046】RAM71は、LED制御、タッチパッド
入力ステイタス、キー入力ステイタス、設定時刻用の各
レジスタ等や、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジ
スタ等を、レジスタ71A〜71Fとして有している。
例えば、LED制御レジスタ71Aは、ジョグダイヤル
4が押されて、後述する電子メールの瞬時の立ち上げ状
態を表示するメッセージランプMLの点灯を制御する。
キー入力ステイタスレジスタ71Cは、後述するように
ジョグダイヤル4が押される(プッシュされる)と、操
作キーフラグが格納されるようになっている。設定時刻
レジスタ71Dは、ある時刻を任意に設定することがで
きる。
【0047】また、このエンベデットコントローラ68
には、図示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤ
ル4、タッチパッド6、キーボード5がそれぞれ接続さ
れており、ジョグダイヤル4、タッチパッド6、キーボ
ード5それぞれの操作に対応した信号を、ISA/EI
Oバス63に出力するようになされている。また、エン
ベデットコントローラ68には、電源ランプPL、電池
ランプBL、メッセージランプML、その他のLEDよ
りなるランプが接続されている。
【0048】エンベデットコントローラ68には、さら
に、電源制御回路73が接続されている。電源制御回路
73は、内蔵バッテリ74又はAC電源に接続されてお
り、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内
蔵バッテリ74や、周辺装置のセカンドバッテリの充電
のための制御を行うようになされている。また、エンベ
デットコントローラ68は、電源をオン又はオフすると
き操作される電源スイッチ8を監視している。
【0049】エンベデットコントローラ68は、電源8
がオフ状態でも、常に内部電源により、上記各プログラ
ム70A、70B、70C、70D、70Eを実行する
ことができる。つまり、上記各プログラムは、表示部3
のLCD7上に何のウィンドウが開いて無くても、常時
働いている。つまり、エンベデットコントローラ68は
電源スイッチ8がオフでOS54EがCPU51で起動
していなくても、常時、ジョグダイヤル状態監視プログ
ラム70Eを実行しており、ノート型パーソナルコンピ
ュータ1に、専用のキーを設けなくとも、プログラマブ
ルパワーキー(PPK)機能を持たせ、例えば省電力状
態、あるいは電源オフ時に、ジョグダイヤル4をユーザ
が押すだけで好みのソフトウェアやスクリプトファイル
を起動できるようにしてある。
【0050】図13〜図15を用いてジョグダイヤル状
態監視プログラム70Eを実行したときエンベデットコ
ントローラ68の動作を説明する。図13はジョグダイ
ヤル4の回転型エンコーダ部12の状態を回転検出部8
5を経てエンベデットコントローラ68が監視している
ハード構成を示す図である。図14はエンベデットコン
トローラ68がジョグダイヤル状態監視プログラム70
Eを実行したときのフローチャートである。図15は図
13における回転検出部85の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【0051】先ず、ジョグダイヤル4の回転型エンコー
ダ部12が左右いずれかに回転されると、回転検出部8
5は、図15に示す信号Aと信号Bのタイミングを基に
右回転であるか、左回転であるかを検出する。右回転で
あること検出すると右回転パルスをエンベデットコント
ローラ68のカウンタ(1)86に供給する。左回転で
あることを検出すれば、左回転パルスをエンベデットコ
ントローラ68のカウンタ(2)87に供給する。
【0052】エンベデットコントローラ68は、ジョグ
ダイヤル状態監視プログラム70Eを実行し、5msの
ポーリングによりカウンタ(1)86、カウンタ(2)
87の変化量や、それらの差、さらにジョグダイヤル4
が押されたかを監視している。
【0053】先ず、図14のステップS1において右回
転パルスの現在時刻Tでのカウント値Counter1(T)から
時刻T−1でのカウント値Counter1(T-1)を減算し、カ
ウンタ78のカウント値の変化量Counter1を求める。
【0054】次に、ステップS2において左回転パルス
の現在時刻Tでのカウント値Counter1(T)から時刻T−
1でのカウント値Counter1(T-1)を減算し、カウンタ8
7のカウント値の変化量Counter2を求める。
【0055】そして、ステップS3において上記カウン
ト値の変化量の差を求める。つまり、変化量Counter1と
変化量Counter2との差を求める。この変化量の差が負値
であれば左回転である。
【0056】また、ステップS4ではジョグダイヤル4
の押下状態を取得する。ステップS5では上記ステップ
S3で求めた変化量を判断し、さらにステップS6では
ジョグダイヤル4の押下状態が変化したかを判断する。
ステップS5で変化量が検出されるか、あるいはステッ
プS6で押下状態が変化したと判断すると、ステップS
7に進み、ホストバス52を介して、CPU51で起動
されるジョグダイヤルドライバ54Dに現在のジョグダ
イヤル4の押下状態と変化量を、割り込みによりI/O
レジスタ71F経由で通知する。
【0057】ステップS6でジョグダイヤル4の押下状
態に変化がなければステップS8に進み、ポーリングを
終了し、再度5ms後にステップS1からの処理を繰り
返す。
【0058】また、電源スイッチ8がオンされた後に
は、CPU51がジョグダイヤル状態監視プログラム5
4Cを図16に示す手順で実行する。
【0059】すなわち、ステップS31では常時、ジョ
グダイヤル4が操作されたかどうかを監視する。また、
電子メールプログラム54Aや、各アプリケーション5
4F1〜54Fnがアクティベートされたかを監視する。
ここでのジョグダイヤルの状態監視は、上記ジョグダイ
ヤル状態監視プログラム70Eからの処理をCPU51
側でジョグダイヤルドライバ54D経由で監視するため
のものであり、実質的には上記図13を用いて説明した
動作と同様である。
【0060】ステップS32でジョグダイヤルドライバ
54Dからジョグダイヤル4の操作通知がくると、ステ
ップS33に進む。ステップS33では、アクティブな
アプリケーションがないか有るかを判断し、無い場合は
ランチャー動作に、アクティブなアプリケーションがあ
る場合はイベント動作に進む。ここでランチャー動作と
は登録されたアプリケーションを選択させる動作をい
う。
【0061】ランチャー動作について簡単に説明する。
このランチャー動作は、上述したように現在アクティベ
ートなアプリケーションが無いことが条件となって機能
する。ジョグダイヤルメニューには、予めランチャーリ
ストに登録されているアプリケーションが表示される。
ランチャーリストには、ジョグダイヤルに対応したアプ
リケーションが登録される。
【0062】ランチャー動作が実行されると、ランチャ
ー状態を示すジョグダイヤルメニューをLCD7上に表
示する。ジョグダイヤルメニューにはジョグダイヤルの
上下への回転(スクロール)、押下(プッシュ)に応じ
てラウンチする、ジョグダイヤルに対応したアプリケー
ションのリストを表示し、起動する。
【0063】例えば、所定のOS54EがCPU51で
起動している状態において、アクティベートされたアプ
リケーションが無く、ユーザがジョグダイヤル4を図3
の矢印b方向に一度だけ押下したとする。すると、図1
3〜図15で説明したように、ジョグダイヤル4のプッ
シュ状態を、上記図13のステップS7でインタラプト
(割り込み)による、I/Oレジスタ経由からのフラグ
状態送付でジョグドライバ54Dが受け取る。これによ
り、ジョグダイヤルドライバ54Dは同じくCPU51
で実行されるジョグダイヤル監視プログラム54Cに操
作通知を送る。
【0064】すると、予めランチャーリストに登録され
た、ジョグダイヤル対応の、例えばスピーカ65の音量
の調整、LCD7の輝度の調整、そのコントラストの調
整、及びアプリケーションの選択を行うためのアプリケ
ーションプログラムがCPU51で起動され、図1に示
す表示部3のLCD7上に図17に示すようなジョグダ
イヤルメニューが表示される。このジョグダイヤルメニ
ューには上記音量の調整、表示部上の輝度の調整、その
コントラストの調整及びアプリケーションの選択という
各処理に対応したメニュー項目(「音量」、「輝度」、
「コントラスト」、「アプリケーションの選択」)が表
示されている。また、この例では、初期状態として、セ
レクタAはメニュー項目「音量」上に表示される。
【0065】次に、ユーザがセレクタAを移動させる目
的でジョグダイヤル4を図3に示した矢印a方向に回転
(スクロール)させると、エンベデットコントローラ6
8はジョグダイヤル状態監視プログラム70Eにしたが
って上記図14で説明した演算を行い、その変化量をC
PU51で実行されるジョグダイヤルドライバ54Dに
通知する。
【0066】すると、ジョグダイヤルドライバ54Dは
ジョグダイヤル状態監視プログラム54Cに操作通知を
送るのでCPU51はセレクタAをユーザの実行させた
い処理に対応するメニュー項目上に移動させる。例え
ば、図16のジョグダイヤルメニューがLCD7に表示
されている状態において(セレクタAが「音量」上に表
示されている状態において)、ユーザが、ジョグダイヤ
ル4を、上記図3の矢印aの下方に所定の距離(角度)
だけ回転(スクロール)させると、セレクタAはメニュ
ー項目「輝度」に移動する。また、さらにユーザが、ジ
ョグダイヤル4を下方に回転させると、図19に示すよ
うに、セレクタAは、メニュー項目「アプリケーション
の選択」に移動する。
【0067】ユーザのジョグダイヤル4に対する回転操
作により、セレクタAが、実行させたい処理に対応する
メニュー項目上に移動したとき、ユーザはジョグダイヤ
ル4を図3に示す矢印b方向に押下し選択操作を行う。
これにより例えば図18に示すように、メニュー項目
「輝度」上にセレクタAが表示されていた場合、図20
に示すような、メニュー項目「輝度」に対応するサブメ
ニューが表示される。この例の場合、輝度を最も明るく
するとき選択されるサブメニュー項目「5」から、輝度
を最も明るくするとき選択されるサブメニュー項目
「0」までの、6個のサブメニュー項目「5」〜「0」
が表示されている。そして、ユーザによるジョグダイヤ
ル4の回転操作に対応するジョグダイヤル4の変化量が
上記図14に示したエンベデットコントローラ68の処
理により求められ、ジョグダイヤルドライバ54Dに送
られ、さらにジョグダイヤル状態監視プログラム54C
により監視されて、セレクタBが移動する。
【0068】また、例えば、図19に示すようにメニュ
ー項目「アプリケーションの選択」上にセレクタAが表
示されていた場合、ユーザの選択操作により、図21に
示すように、メニュー項目「アプリケーションの選択」
に対応するサブメニューが表示されている。この例の場
合、ワープロアプリケーションを起動させるとき選択さ
れるサブメニュー項目「ワープロ」、電子メールプログ
ラムを起動させるとき選択されるサブメニュー項目「電
子メール」、表計算プログラムを起動させるとき選択さ
れるサブメニュー項目「表計算」、インターネットプロ
グラムを起動させるとき選択されるサブメニュー項目
「インターネット」、及び後述する本発明実施の形態の
ラベルソフトを起動させるとき選択されるサブメニュー
項目「ラベルソフト」が表示されている。なお、この例
では、サブメニュー上のセレクタBは、初期状態におい
て、最上部のサブメニュー項目に表示されるものとす
る。
【0069】次に、ユーザがジョグダイヤル4に対して
回転操作を行い、選択したいサブメニュー項目上にセレ
クタBを移動させ、ジョグダイヤル4を押下して選択操
作を行う。これにより、セレクタBが表示されているサ
ブメニュー項目が選択され、それに対応する処理が実行
される。例えば、図20の例において、サブメニュー項
目「3」が選択された場合、サブメニュー項目「3」に
対応した輝度がLCD7に設定される。また、図21の
例において、サブメニュー項目「ラベルソフト」が選択
された場合、本実施の形態のラベルソフトのアプリケー
ションプログラムが起動される。
【0070】なお、上記ジョグダイヤル4のイベント動
作に対応できるのは、ジョグダイヤル対応アプリケーシ
ョンであるが、HDD67に格納され、OS54Eの起
動処理が完了した後にRAM54に記憶されるアプリケ
ーションは全てジョグダイヤル対応型ではなく、例え
ば、アプリケーション54F3のように非対応のものも
ある。対応型のアプリケーションと非対応型のアプリケ
ーションに対してCPUが割り当てるジョグダイヤルに
ついての処理は異なる。このため、ジョグダイヤル対応
型のアプリケーションは図22に示すような手順でCP
U51により実行されるジョグダイヤル状態監視プログ
ラム54Cに通知処理を行っておく。
【0071】先ず、ステップS61でジョグダイヤル監
視プログラム54Cに対して、自分(アプリケーショ
ン)がジョグダイヤル対応であることを宣言する。する
と、ステップS62でジョグダイヤル監視プログラム5
4Cはジョグダイヤル対応ソフトウェアのリストにその
アプリケーションソフトウェアを加える。
【0072】その後、上記例では特に説明を省略した
が、ジョグダイヤルメニューの表示をアプリケーション
固有の表示にしてジョグダイヤルガイドという形でユー
ザに知らせるようにしてもよい。
【0073】すなわち、ステップS63でジョグダイヤ
ル対応のアプリケーションはジョグダイヤル状態監視プ
ログラム54Cに今の状態におけるジョグダイヤル操作
の説明を文字列で通知する。すると、ステップS64で
後述するようなジョグダイヤルウィンドウを表示する。
【0074】ジョグダイヤル対応のアプリケーション
は、ステップS65に示すように、アクティベートした
ウィンドウの状態に応じて文字列を変更してジョグダイ
ヤル監視プログラム54Cのリストを書き換える。この
ため、ジョグダイヤル対応アプリケーションがアクティ
ブであるときには、ジョグダイヤルウィンドウの表示は
アプリケーションがジョグダイヤルの操作でどのような
動作を行うかの説明を文字列で示す。
【0075】なお、上述したように、アプリケーション
にはジョグダイヤル対応のものと非対応のものがあり、
対応/非対応の区別は図23のような手順で行われる。
【0076】先ず、ステップS51では、イベント動作
を行うUIをウィンドウ上に表示する。
【0077】そして、ステップS52でアクティブなア
プリケーションが予め登録されてあった、ジョグダイヤ
ル対応アプリケーションかどうかをチェックし、ステッ
プS53で判断を下す。ステップS53でジョグダイヤ
ル対応アプリケーションであると判断すればステップS
54に進みジョグダイヤル固有なメッセージ通知を、上
記図14に示した手順で行う。一方、ジョグダイヤル非
対応アプリケーションであるとステップS53で判断す
ると、ステップS55に進み標準メッセージ通知を行
う。
【0078】ジョグダイヤル対応、或いは非対応のアプ
リケーションソフトの具体例を以下に挙げる。
【0079】第1の具体例として、本件出願人が先に提
案した特願平11−108535号(特願平10−32
1772号の国内優先出願)にかかる明細書及び図面で
開示した、デスクトップ上に付箋を表示し、時間移動可
能なデスクトップ環境を実現するアプリケーションソフ
トがある。図24には、時間移動可能なデスクトップ環
境を実現するアプリケーションと、画像ブラウザのアプ
リケーションとの間で、時刻による連携を行った場合
の、表示画面例を示している。この図24において、先
に例えば上記時間移動可能なデスクトップ環境を実現す
るアプリケーションにより、デスクトップ上で検索を行
い、ある文字列やアイコンがデスクトップ上に出現する
まで時間移動しているとする。この例では、例えば「we
arable」という文字列を検索文字入力スペース125に
入力し、時間移動可能なデスクトップ環境を実現するア
プリケーションによって当該「wearable」という文字列
を検索し、この「wearable」の文字列に関連した会議の
時刻で使用していたアイコンや文字列等が時間移動可能
デスクトップウィンドウ200上に表示されたとする。
なお、この例では、日時表示部127の表示内容から判
るように、1998年11月20日の金曜日(Fri)
の15時に行われた会議の際のデスクトップ環境がウィ
ンドウ200上に表示されている。このように上記時間
移動可能なデスクトップ環境を実現するアプリケーショ
ンにより、「アプリケーションの時刻」が決定すると、
その時刻情報が画像ブラウザに通知されることになる。
当該時刻情報を受け取った画像ブラウザは、当該時刻
(会議の途中)の近傍で撮影された写真画像をウィンド
ウ201上に表示する。なお、この例では、画像ファイ
ルの作成時刻表示部203の表示内容から判るように、
1998年11月20日の16時に撮影された写真画像
がウィンドウ201に表示されている。逆に、画像ブラ
ウザを操作すると、その写真画像が撮影された時点での
デスクトップの状態が再現されることになる。したがっ
て、当該写真画像に特別なキャプション(説明)がつい
ていなくても、どのような状況でその写真が撮影された
のかが理解できることになる。このようなアプリケーシ
ョンに例えば上記ジョグダイヤル4のイベント動作を関
連付ければ、時間移動可能デスクトップ200の時間移
動方向及び量をジョグダイヤル4で操作することが可能
となる。すなわち例えば、ジョグダイヤルウィンドウ9
0を時間移動可能デスクトップ200の右下に表示し、
ジョグダイヤル4のスクロールに対応して過去、未来へ
の時間移動操作を行わせることが可能となる。
【0080】また第2の具体例としては、デジタルビデ
オ・カメラの静止画・動画取り込みツールである、スマ
ート・キャプチャー(Smart Capture)(商標)があ
る。
【0081】第3の具体例としては、音楽関係操作ツー
ルであるメディアバー(MediaBar)(商標)がある。こ
のメディアバーでは、例えばジョグダイヤルやキーボー
ドによるスクロールによって、次曲・前曲の再生を選択
させたり、一時停止させたりする操作が行われる。
【0082】第4の具体例としては、例えばタッチパッ
ド6を用いた手書きメモツールである、スマート・パッ
ド(Smart Pad)(商標)がある。この手書きメモツー
ルでは、タッチパッド6を絶対座標検出手段として用
い、当該タッチパッド6からの手書きメモ入力を描画ア
プリケーションにて処理し、表示するものである。
【0083】更に第5の具体例としては、スケジュール
管理ツールなども考えられる。
【0084】次に、ジョグダイヤルの設定について説明
する。ジョグダイヤルウィンドウ90の「set up」ボタ
ンの操作により図25に示すジョグダイヤル設定画面3
00に移行できる。そして、例えば、ランチャー機能か
ら起動するアプリケーションリストに、アプリケーショ
ンを登録できる。ソフトウェアの登録領域301を選択
し、所望のアプリケーションにジョグダイヤルマークを
付すことで設定登録となる。その後、OKボタンをクリ
ックすれば設定登録完了となる。
【0085】次に、本発明実施の形態のラベルソフトに
ついて説明する。
【0086】本実施の形態のラベルソフトは、紙の書類
に対して目印として付けられる付箋紙、及び、この付箋
紙にメモを書き、どこかに貼り付けてリマインダとして
用いるようなことを、パーソナルコンピュータのデスク
トップ画面上で再現するアプリケーションプログラムで
ある。本実施の形態では、デスクトップ画面上に表示さ
れた一つの付箋紙をラベルと呼び、デスクトップにラベ
ルを表示するためのアプリケーションプログラムを上記
ラベルソフトと呼んでいる。
【0087】本実施の形態のラベルソフトは、デスクト
ップ上に表示された一つの付箋紙である上記ラベルに対
して貼り付け可能なオブジェクトとして、文字や記号等
のテキスト、静止画像や動画像等の画像、音声や楽音な
どのサウンドを扱う機能と、ラベルに貼り付けるテキス
トの編集機能と、ラベルに貼り付けるサウンドの録音/
再生機能と、ラベルに貼り付ける画像の取り込み/表示
機能と、デジタルカメラやパーソナルコンピュータに付
加されたCCDカメラから画像を取り込むためのアプリ
ケーションソフトウェアとの連係機能を有し、さらに、
時間管理機能として変更履歴を持ったラベルを作成する
機能と、当該時間管理機能についてジョグダイヤルをフ
ルサポートする機能と、ラベルに貼り付けるオブジェク
トとしてリンクを扱う機能等を備えている。
【0088】これら機能を有する本実施の形態のラベル
ソフトが扱うデータ構成には、以下のプロジェクト、ラ
ベル、オブジェクトの3つの項目がある。図26には、
これらデータの相互の関係を示している。
【0089】上記プロジェクトとは、全ラベルデータの
集合のことである。通常、プロジェクトは、一つしか作
成しない。一つのプロジェクトの中には、過去、現在、
未来のすべてのラベル情報を持つ。ただし、例えばサン
プルコンテンツなどの提供や、インターネット経由での
プロジェクト情報の交換が出るようにするために、本実
施の形態のラベルソフトは、プロジェクトの切り替え及
び追加をサポートしている。当該プロジェクトの詳細に
ついては後述する。
【0090】上記ラベルとは、デスクトップ上の一つの
付箋紙に相当する。ラベルは、生成から破棄の間までの
情報を持つ。当該情報は、ラベルのサイズ変更やカラー
変更、テキスト修正、画像の変更、サウンドの変更な
ど、ラベルの生成から破棄の間までにユーザがパーソナ
ルコンピュータを介してラベルに対して行ったすべての
操作の情報のことである。ただし、ラベルの画面上の位
置情報は常に手前の表示するための属性を持つが、ラベ
ル間、ウィンドウ間、ラベル−ウィンドウ間の上下関係
の情報については保持しない。また、当該ラベルは、現
在ラベルと過去ラベルと未来ラベルの3つの種類に分け
ることができる。現在ラベルとは、ラベルの作成時刻が
現在時刻より手前で、且つ現在時刻の時点でまだ削除さ
れていないラベルのことである。この現在ラベルにおけ
る作成時刻と現在時刻、終了(削除)時刻の関係は、
(作成時刻≦現在時刻<終了(削除)時刻)となる。過
去ラベルとは、現在時刻の時点で既に削除されているラ
ベルのことである。この過去ラベルにおける作成時刻、
終了(削除)時刻、現在時刻の関係は、(作成時刻<終
了(削除)時刻≦現在時刻)となる。未来ラベルとは、
現在時刻の時点で未だ作成されていないラベルのことで
あり、作成時間に未来が設定されているラベルである。
この未来ラベルにおける現在時刻、作成時刻、終了(削
除)時刻の関係は、(現在時刻<作成時刻<終了(削
除)時刻)となる。当該ラベルの詳細については後述す
る。
【0091】上記オブジェクトとは、ラベル内に貼り込
まれるデータのことであり、具体的にはテキストオブジ
ェクト、画像オブジェクト、サウンドオブジェクト、リ
ンクオブジェクトなどが挙げられる。当該オブジェクト
の詳細については後述する。
【0092】次に、本実施の形態のラベルソフトが実行
されている場合のデスクトップ画面の主な構成部品につ
いて説明する。先ず、画面の全体構成から説明する。
【0093】本実施の形態のラベルソフトの状態(アプ
リケーションの状態)としては、以下の通常モードとタ
イムビューモードの二つの状態に大別される。
【0094】通常モードは、タイムビューモードになっ
ていない状態でデスクトップ上にラベルが貼られている
状態である。この通常モード時のデスクトップ画面の一
例を図27に示す。この図27中の指示符号Lにて示す
ものがラベルである。この通常モードの場合、デスクト
ップ画面上のタスクバーTBのタスクトレイTT上に
は、本実施の形態のラベルソフトのアイコンILが表示
されており、当該アイコンILを例えばマウス等のポイ
ンティングデバイスにてアクセス(クリック)すること
により、本実施の形態のラベルソフトアプリケーション
の全機能の制御が可能となる。
【0095】タイムビューモードは、本実施の形態のラ
ベルソフトにより時間操作を行うことができるモードで
あり、以下の現在モード、過去モード、未来モードの三
つの状態に分けられる。図28には現在(Present)モ
ードにおけるデスクトップ画面の一構成例を、図29に
は過去(Past)モードにおけるデスクトップ画面の一構
成例を、図30には未来(Future)モードにおけるデス
クトップ画面の一構成例を示す。これら図28〜図30
に示すように、現在モード、過去モード、未来モードの
それぞれのモードでは、プロジェクトが含むラベルの現
在の状態、過去の状態、未来の状態が表示される。な
お、図28〜図30のデスクトップ画面上には、現在モ
ードであることを示す「Present」の文字と、過
去モードであることを示す「Past」の文字と、未来
モードであることを示す「Future」の文字がそれ
ぞれ中央付近及び四隅に表示され、これによりユーザに
対して現在モード、過去モード、未来モードの何れの状
態となっているかを視認可能としている。また、このタ
イムビューモードの場合も、デスクトップ画面上のタス
クバーTBのタスクトレイTT上には、本実施の形態の
ラベルソフトのアイコンILが表示されている。
【0096】タイムビューモードに切り替わると、デス
クトップ上(モニタが複数ある場合は、すべてのモニタ
上)は、全ての領域が当該ラベルソフトによる画像で覆
われ、ラベルはその上に表示される。この時、画面上に
は、現在操作している時間の表示/変更を可能にするた
めの、タイムビューコンソールTVCが表示される。な
お、当該タイムビューコンソールTVCは、標準では画
面上部に表示されるが、図28〜図30では画面下部に
表示した例を挙げている。以下、当該タイムビューモー
ドでデスクトップ表示がなされている状態の時間を、オ
ペレーション時間と呼ぶ。
【0097】次に、デスクトップ上に表示されるラベル
のウィンドウ画面は、再生及び一時停止ボタン、停止ボ
タン、リンクボタン、メニューボタン、ラベルに貼り付
けることが可能なオブジェクト(テキスト、画像、サウ
ンド)、アイコン(アラーム、繰り返し)等の各部品か
ら構成される。図31には、ラベルLのウィンドウ画面
の一例を示す。この図31に挙げたラベルLの例では、
再生及び一時停止ボタンPB、停止ボタンSB、リンク
ボタンLB、メニューボタンMBが表示され、さらに当
該ラベルL内にテキスト、サウンド、画像、リンクが貼
り込まれた状態を表している。なお、図31の例では、
特に画像が表示されている時の状態を示している。
【0098】上記再生及び一時停止ボタンPBは、ラベ
ルLがサウンドオブジェクトを含んでいるときに、その
サウンドの再生開始、再生の一時停止を指示するための
ボタンである。すなわち、ラベルLがサウンドオブジェ
クトを含んでいるときに、当該再生及び一時停止ボタン
PBが押される(マウス等にてクリックされる)とその
サウンドが再生され、さらに当該サウンドの再生中に再
生及び一時停止ボタンPBが押される(クリック)とそ
のサウンドの再生が一時停止される。また、再生及び一
時停止ボタンPBは、図32に示すような再生時間(サ
ウンドが記録されている時間)を示すツールチップTC
tと関連づけられており、例えば当該ボタンPB上にカ
ーソルMCが移動してきたときに、当該再生時間を示す
ツールチップTCtが表示される。
【0099】上記停止ボタンSBは、サウンドの再生を
停止するためのボタンであり、サウンドの再生中に当該
停止ボタンSBが押される(クリックされる)と、その
サウンドの再生が停止する。
【0100】上記リンクボタンLBは、当該ラベルLに
関連付けられたリンク先のファイルを開いたり、HTM
L(HyperText Markup Language)形式のウィンドウを
表示させるためのボタンである。すなわち、当該ラベル
Lにリンク先のアドレスとしてファイルパスが設定され
ている場合は、図31のラベルウィンドウ内のリンクボ
タンLBが押される(クリックされる)とファイルパス
にて設定されているファイルが開かれ、また、当該ラベ
ルLにリンク先のアドレスとしてURL(Uniform Reso
urce Locator)が指定されている場合は、当該リンクボ
タンLBが押される(クリックされる)とHTML(Hy
perText Markup Language)形式のウィンドウが表示さ
れる。また、当該リンクボタンLBは、図33に示すよ
うなリンク内容(リンク先のファイルパスやURL)を
示すツールチップTClと関連づけられており、例えば
当該リンクボタンLB上にカーソルMCが移動してきた
ときに、そのリンク内容を示すツールチップTClが表
示される。
【0101】ラベルウィンドウの右上に配置されている
上記メニューボタンMBは、そのラベルに関連したすべ
ての操作のメニュー(例えばファイル、新規ラベルの追
加、時間、ラベル、ヘルプ等)を表示させるためのボタ
ンである。当該メニューボタンMBが押される(クリッ
クされる)と、例えば当該メニューボタンMBの近傍に
プルダウンメニューとして上記メニュー項目(ファイ
ル、新規ラベルの追加、時間、ラベル、ヘルプ等)が表
示される。なお、ラベルL上の各部において、マウスの
右ボタンがクリックされた場合や、フォーカスを持った
状態でアプリケーションキーが押された場合も、上記メ
ニューボタンMBのクリック時と同じようにメニュー
(コンテキストメニュー)項目の表示がなされる。上記
ラベルウィンドウのメニューボタンMBのクリックによ
るプルダウンメニューと、アプリケーションキーによる
コンテキストメニューについての詳細は後述する。
【0102】また、ラベルの状況や設定によっては、ラ
ベルLの右上(例えばメニューボタンMBの左隣)に現
在の状態を示すアイコンが表示される。このアイコンに
は、図34に示すようなアラームアイコンIA、繰り返
しアイコンIRなどの種類がある。上記アラームアイコ
ンIAは、ラベルに対してアラームが設定されていると
きに表示されるアイコンであり、繰り返しアイコンIR
は繰り返し表示が設定されているときに表示されるアイ
コンである。
【0103】また、タイムビューモードの状態の時のラ
ベルは、修正が禁止されたラベルとなることもある。当
該修正禁止のラベルは、例えばラベルの縁の色が変化
(修正可能なラベルの縁の色とは異なる色に変化)し、
修正可能なラベルと区別可能となされている。すなわち
本実施の形態においては、ラベルの色によって、そのラ
ベルがどのような状態であるために修正禁止となってい
るのかを、ユーザが判り易いように区別している。具体
例として、修正禁止のラベルについては、当該ラベルの
縁の色を例えば「紫」や「青」に変化させることで、上
記区別を行っている。例えば、ラベルの縁の色が「紫」
となっている場合には、現在ラベルが過去モードおよび
未来モードで修正できないラベル(修正禁止ラベル)で
あることを示している。また例えば、ラベルの縁の色が
「青」となっている場合には、当該ラベルが過去ラベル
であることを表している。過去ラベルはすべてのモード
で修正できない。
【0104】次に、タイムビューコンソールTVCは、
前述の図28〜図30、図35に示すバー状態のウィン
ドウと、図36に示すようなフローティング状態のウィ
ンドウの二つの状態を持つ。すなわち、タイムビューコ
ンソールTVCは、マウス等のポインティングデバイス
によってドラッグすることが可能であり、当該ドラッグ
により画面の上または下に移動させたときには図28〜
図30、図35図のようなバー状態のウィンドウとな
り、それ以外では図36のようなフローティング状態の
ウィンドウとなる。なお、バー状態とフローティング状
態とで、画面構成は変わっているが、タイムビューコン
ソールTVCの機能は同様である。
【0105】図35に示すようなバー状態のタイムビュ
ーコンソールTVCのウィンドウは、ウィンドウタイト
ル部wtと、西暦ゲージ部cgと、現在ボタンbbと、
オペレーション時間表示部otiと、アップダウンボタ
ンtub及びtdbと、時間増減ステップ選択リストボ
ックスsslと、時間増減ステップ選択メニューボタン
sbと、メニューボタンmbと、クローズボタンcb
と、ヘルプボタンhbと、回転アニメーション部raと
からなる。なお、回転アニメーション部raは、当該バ
ー状態のタイムビューコンソールTVCのウィンドウ両
端に設けられる。
【0106】上記ウィンドウタイトル部wtは、当該ウ
ィンドウのタイトル(この例ではタイムビュー)を表示
する部分であり、タイトルの表示のみが行われる。すな
わち、ウィンドウタイトル部wtは、現在画面全体の機
能を司るアプリケーションがラベルソフトであることを
明確にするために設けられている。
【0107】上記西暦ゲージ部cgは、現在表示してい
るラベルが西暦でどの当たりの時間に相当するのかをユ
ーザに対して一目瞭然にするために設けられている。こ
の西暦ゲージ部cgは、画面にラベルが表示されている
状態の時間が常にゲージの中央に来るように表示され、
且つ、この時間を明確に示すために例えば黄色の縦ライ
ンleも表示される。すなわち、当該西暦ゲージ部cg
の中央部分の時間は、現実の時刻(実世界の現在時刻)
ではなく、デスクトップ画面上に表示されている過去や
未来(現在時刻でもよい)のラベルに対応した時間とな
る。図35の例の西暦ゲージ部cgは、画面にラベルが
表示されている状態の時間(ゲージの中央となる時間)
が例えば1999年11月である場合の表示例であり、
ゲージの中央には黄色の縦ラインleが表示されてい
る。また、当該西暦ゲージ部cgには、現実の時刻(表
示されているラベルに対応する時間ではなく、実世界の
現在時刻)を示すために、例えば赤色の縦ラインlrも
表示される。この図35の例では、上記現実の時刻(実
世界の現在時刻)が例えば1999年5月であることを
示す上記赤色の縦ラインlrが西暦ゲージ部cgに表示
されている。このように、西暦ゲージ部cgによれば、
表示されているラベルに対応する時間(例えば1999
年11月)と現実の時刻(例えば1999年5月)との
位置関係が容易に認識できるようになされている。
【0108】上記現在ボタンbbは、表示されているラ
ベルに対応する時間から、現実の時刻(実世界の現在時
刻)へ戻ることを指示するためのボタンである。したが
って、当該現在ボタンbbを例えばマウス等にてクリッ
クすることで、上記オペレーション時間が現在の時間
(実世界の現在時刻)に戻る。なお、現在ボタンbbに
より現在の時間(実世界の現在時刻)の戻ったとして
も、当該ラベルソフトの状態(アプリケーションの状
態)はタイムビューモードを維持する。
【0109】上記オペレーション時間表示部otiは、
画面にラベルが表示されている状態が、どの時刻の状態
のものであるかを表示する部分である。この図35の例
では、1999年11月11日15時27分9秒のとき
の、ラベルの状態を画上に表示していることになる。
【0110】上記アップダウンボタンtub及びtdb
は、上記オペレーション時間表示部otiに表示されて
いる時間を、指定された時間増減単位(時間増減ステッ
プ)で増減させるためのボタンである。ここで、例えば
オペレーション時間表示部oti上にフォーカスがあ
り、当該オペレーション時間表示部oti上の年、月、
日、時、分、秒の何れかがアクティブ状態になされてい
るときに、上記アップボタンtubが押されると上記ア
クティブ状態になされている部分の値が、指定された時
間増減単位(時間増減ステップ)で増加し、逆にダウン
ボタンtdbが押されると上記アクティブ状態になされ
ている部分の値が、指定された時間増減単位(時間増減
ステップ)で減少する。また、本実施の形態のラベルソ
フトにおいては、このアップダウンボタンtub及びt
dbと同じ機能を、ホイール付きマウスの当該ホイール
の回転やカーソルキーの上下、ジョグダイヤル4の回転
操作等によっても実現可能である。すなわちこの場合
は、オペレーション時間表示部oti上にフォーカスが
あり、当該オペレーション時間表示部oti上の年、
月、日、時、分、秒の何れかがアクティブ状態になされ
ているときに、例えばホイール付きマウスの当該ホイー
ルを回転させたり、キーボード上の上下カーソルキーを
押したり、ジョグダイヤル4を回転させたりすると、当
該アクティブ状態になされている部分の値が、指定され
た時間増減単位(時間増減ステップ)で増減(時間の増
減)することになる。
【0111】上記時間増減ステップ選択リストボックス
sslは、オペレーション時間表示部otiの時間を増
減する際の上記時間増減単位(時間増減ステップ)を表
示する部分である。言い換えると、当該時間増減ステッ
プ選択リストボックスsslには、上記オペレーション
時間表示部oti上に表示されている年、月、日、時、
分、秒等のうちで、アクティブ状態となっている時間表
示部分に対応した時間増減単位(時間増減ステップ)が
表示される。なお、図35の例において、時間増減ステ
ップ選択リストボックスssl内に表示された時間増減
単位(時間増減ステップ)の文字の後ろに付けられた
「*」は、当該「*」が付けられた時間増減単位(時間
増減ステップ)が現時点で選択されていることを示して
いる。ここで、本実施の形態では、上記時間増減単位
(時間増減ステップ)として、例えば100年、10
年、1年単位、1月単位、1時間単位、1分単位、1秒
単位、変化点単位などのがあり、当該時間増減ステップ
選択リストボックスsslにはこれら時間増減ステップ
のうち何れかのステップが表示される。なお、変化点単
位での時間増減とは、ユーザによりラベルに何らかの操
作がなされて当該ラベルが変化した時点(例えばラベル
の移動、サイズ変更、オブジェクトの修正等を行った時
点、すなわちデスクトップ上のラベル状態が変化した時
点)から、次の変化が発生した時点までを1単位とし
て、時間を増減させることを意味する。このため、変化
点の単位で時間を増減させる場合は、当該変化点での一
回の時間の増減で変化する時間間隔は一定でない。
【0112】上記時間増減ステップ選択メニューボタン
sbは、上記時間増減ステップ選択リストボックスss
lに表示される時間増減ステップをメニュー選択により
指定するためのボタンである。言い換えると、時間増減
ステップ選択メニューボタンsbは、上記オペレーショ
ン時間表示部oti上に表示されている年、月、日、
時、分、秒等のうちで、アクティブ状態としたい時間表
示部分を選択するためのボタンである。この時間増減ス
テップ選択メニューボタンsbが押される(クリックさ
れる)と、当該時間増減ステップ選択メニューボタンs
bの下には、プルダウンメニューとして、100年、1
0年、1年単位、1月単位、1時間単位、1分単位、1
秒単位、変化点単位などの上記時間増減単位(時間増減
ステップ)が表示される。したがって、このプルダウン
メニューから所望の時間増減ステップを選択すること
で、上記オペレーション時間表示部oti上の年、月、
日、時、分、秒の表示のうちで対応する時間表示部分の
選択がなされてアクティブ状態になる。すなわち例え
ば、時間増減ステップ選択メニューボタンsbのプルダ
ウンメニューのなかから例えば1月単位を選択すると、
上記オペレーション時間表示部oti上の年、月、日、
時、分、秒の表示うちの月の表示部分がアクティブ状態
となり、この状態で上述のアップダウンボタンtub及
びtdbやホイール付きマウスのホイールの回転、上下
カーソルキーの押下、ジョグダイヤル4の回転等を行う
ことによって当該月の値が変更可能となる。
【0113】また、本実施の形態のラベルソフトにおい
ては、当該時間増減ステップ選択メニューボタンsbに
よる時間増減ステップの選択機能と同じ機能を、例えば
キーボード上の左右カーソルキーの押下や、ホイール付
きマウスのホイールの回転、ジョグダイヤル4の回転等
によっても実現可能としている。すなわちこの場合は、
オペレーション時間表示部oti上にフォーカスがある
状態で、例えばホイール付きマウスのホイールを回転さ
せたり、左又は右カーソルキーを押下したり、ジョグダ
イヤル4を回転操作することにより、オペレーション時
間表示部oti上に左右方向に配列している各時間表示
部分の何れか、つまり年、月、日、時、分、秒の時間表
示部分の何れかをアクティブ状態に選択することができ
る。
【0114】また、このように、ホイール付きマウスや
キーボード,ジョグダイヤル4の操作によって時間を増
減させる場合、例えばキーボードの連続した操作や、ホ
イール付きマウスのホイールの回転速度、ジョグダイヤ
ルの回転速度を検出し、その検出結果に応じて、時間の
進め方や戻し方を加速度的に変化させることも可能であ
る。これにより、目的の時間まで容易に移動できること
になる。なお、ホイール付きマウスのホイールの回転や
ジョグダイヤルの回転によって、上記時間増減ステップ
の選択機能を実現する場合は、当該ホイール付きマウス
のホイールの回転やジョグダイヤルの回転に上記時間増
減ステップの選択機能を持たせるための環境設定等が必
要である。
【0115】次に、上記メニューボタンmbは、例えば
ファイル、新規ラベルの追加、時間、ラベル等の、プロ
ジェクトに関連したすべての操作メニューを表示させる
ためのボタンである。このメニューボタンmbが押され
る(クリックされる)と、当該メニューボタンmbの近
傍には、プルダウンメニューとして、ファイル、新規ラ
ベルの追加、時間、ラベル等の操作メニューが表示され
る。なお、タイムビューコンソールTVC上の各部にお
いて、マウスの右ボタンがクリックされた場合や、フォ
ーカスを持った状態でアプリケーションキーが押された
場合(コンテキストメニュー)も、上記メニューボタン
mbのクリック時と同じようにメニュー項目の表示がな
される。上記タイムビューコンソールのメニューボタン
mbのクリックによるプルダウンメニューと、アプリケ
ーションキーによるコンテキストメニューについての詳
細は後述する。
【0116】クローズボタンcbは、タイムビューコン
ソールを閉じることを指示するためのボタンである。
【0117】ヘルプボタンhbは、本実施の形態のラベ
ルソフトをユーザが操作する際の不明点を調べるために
使用するヘルプウィンドウの表示を指示するためのボタ
ンである。
【0118】回転アニメーション部raは、オペレーシ
ョン時間の変化に伴って当該回転アニメーション部ra
を回転するようにアニメーション表示させることによ
り、時間を移動していることをユーザに対して視覚的に
表すための部分であり、時間が未来へ進む時と過去へ戻
るときとで回転方向が逆になる。図37には、バー状態
のタイムビューコンソールTVCの左端の回転アニメー
ション部ra近傍のみを拡大して示しており、図中の→
部分に注目すれば、図中(a),(b),(c)の順に
回転アニメーション部raが回転していく様子が示され
ている。このように、上記回転アニメーション部raが
回転するアニメーション表示を行うことによって、時間
が変化している様子をユーザに認識させることが可能と
なる。
【0119】また、図36に示したようなフローティン
グ状態のタイムビューコンソールTVCのウィンドウ
は、当該ウィンドウのタイトル(この例ではタイムビュ
ーコンソール)を表示するウィンドウタイトル部wt
と、例えばファイル、新規ラベルの追加、時間、ラベ
ル、ヘルプ等のプロジェクトに関連した操作メニューが
表示されるウィンドウメニュー部wmと、バー状態のウ
ィンドウの時と同様の西暦ゲージ部cgと、現在ボタン
bbと、オペレーション時間表示部otiと、アップダ
ウンボタンtub及びtdbと、時間増減ステップ選択
リストボックスsslと、時間増減ステップ選択メニュ
ーボタンsbとからなる。なお、図36の場合、タイム
ビューコンソールを閉じることを指示するためのクロー
ズボタンとしては「×」ボタンが有る。当該フローティ
ング状態のタイムビューコンソールのウィンドウメニュ
ー部wmの詳細については後述する。
【0120】次に、デスクトップ画面上のタスクバーT
BのタスクトレイTT上に表示されている、本実施の形
態のラベルソフトのアイコンILの画面構成について説
明する。
【0121】本実施の形態のラベルソフトは、当該タス
クトレイTT上に表示されているラベルソフトのアイコ
ンIL上にカーソルが移動された状態で、例えばマウス
の左ボタンを押すことによるクリックが繰り返される
と、ラベルに対して「全てを表示する」状態と「全て隠
す」状態とを交互に実行する。また、本実施の形態のラ
ベルソフトは、アイコンIL上にカーソルが移動された
状態でマウスの左ボタンを連続して2回押すことによる
ダブルクリックがなされると、ユーザが例えば環境設定
等により予め指定したデフォルト操作(例えば、新規ラ
ベルの追加、新規ラベルの追加及び音声の録音、新規ラ
ベルの追加及びキャプチャ画像の取得、タイムビューモ
ードへ入るなど)を実行する。また、本実施の形態のラ
ベルソフトは、アイコンIL上にカーソルが移動された
状態でマウスの右ボタンを押すことによるクリックがな
されると、当該ラベルソフトのプロジェクトに関する全
ての操作のメニューを表示する。図38には、通常モー
ド時に上記ラベルに対して「全て表示する」の状態が指
定されている時の操作メニューの表示例を、図39に
は、通常モード時に上記ラベルに対して「全て隠す」の
状態が指定されている時の操作メニューの表示例を、図
40には、過去モード時の操作メニューの表示例を、図
41には、未来モード時の操作メニューの表示例を示
す。
【0122】さらに、アイコンILは、現在モード、過
去モード、未来モードでデザイン或いは色が異なるよう
になされ、また、現在モードでも「全て隠す」の状態と
「全て表示する」の状態とで異なるデザインのアイコン
が表示される。例えば図42の(a)には現在モードの
アイコンILの一例を、図42の(b)には過去モード
のアイコンILの一例を、図42の(c)には未来モー
ドのアイコンILの一例を、図42の(d)には現在モ
ードの「全て隠す」状態のアイコンILの一例を示す。
これにより、ユーザは、タスクトレイTTのメニュー
(図38〜図41のメニュー)を開く操作をすることな
く、視覚的に現在の状態を知ることができる。当該タス
クトレイTT上のアイコンILにおけるメニューの詳細
については後述する。
【0123】本実施の形態のラベルソフトでは、メイン
メニュー自体は存在しないが、色々な条件の下で、上述
したような様々なメニューが表示される。メニューが表
示されるのは、前述したラベルL上のメニューボタンM
B、タイムビューコンソールTVC上のメニューボタン
mb、コンテキストメニュー(マウスの右ボタンクリッ
ク、及びアプリケーションキー押下により表示されるメ
ニュー)である。
【0124】先ず、上記ラベルウィンドウのメニューボ
タンMBのクリックによるプルダウンメニュー項目につ
いて説明する。当該ラベルウィンドウのメニューボタン
MBによるメニューは、ラベルに関する全ての操作のメ
ニュー項目を含む。当該ラベルに関する操作メニュー項
目には、「タイムビューモード」、「テキスト」、「サ
ウンド」、「画像」、「メモ」、「リンク」、「ラベ
ル」、「整列」、「背景色」、「レイアウト」、「プロ
パティ」、「ファイル」、「ラベル削除」の各項目が存
在する。
【0125】上記「タイムビュー」のメニュー項目は、
上述したタイムビューコンソールの表示/非表示を切り
替えるためのものである。
【0126】上記「テキスト」のメニュー項目は、前述
したワープロソフト等によるテキストの編集等について
のものであり、「テキスト編集」、「切り取り」、「コ
ピー」、「貼り付け」、「削除」、「ワードラップ」、
「フォント」の各項目がある。「テキスト編集」項目で
は、ラベルに貼り込まれたテキストがダイアログ上で編
集可能となる。「切り取り」項目では、ラベルに貼り込
まれたテキストをクリップボードに切り取り可能とな
る。「コピー」項目では、ラベルに貼り込まれたテキス
トをクリップボードにコピー可能となる。「貼り付け」
項目では、クリップボードにあるテキストをラベルに貼
り込むことが可能となる。「削除」項目では、ラベルに
貼り込まれたテキストを削除可能となる。「ワードラッ
プ」項目では、テキストを表示するときにワードラップ
が行われる。「フォント」項目では、テキスト表示に使
用されるフォントが設定可能となる。
【0127】上記「サウンド」のメニュー項目は、サウ
ンドについて操作するためのものであり、「再生」、
「一時停止」、「停止」、「録音」、「切り取り」、
「コピー」、「貼り付け」、「削除」の各項目がある。
「再生」の項目では、例えば前述した音楽関係操作ツー
ル等によってサウンドオブジェクトの再生が可能とな
る。「一時停止」の項目では、サウンドの再生中に一時
停止が可能となる。「停止」の項目では、サウンドの再
生中/一時停止中に停止動作が可能となる。「録音」の
項目では、サウンドを新たに録音することが可能とな
る。「切り取り」の項目では、ラベルに貼り込まれたサ
ウンドオブジェクトをクリップボードに切り取ることが
可能となる。「コピー」の項目では、ラベルに貼り込ま
れたサウンドオブジェクトをクリップボードにコピーす
ることが可能となる。「貼り付け」の項目では、クリッ
プボードにあるサウンドオブジェクトをラベルに貼り込
むことが可能となる。「削除」の項目では、サウンドオ
ブジェクトを削除することが可能となる。
【0128】上記「画像」のメニュー項目は、画像につ
いて操作するためのものであり、「キャプチャ画像の表
示」、「ショット」、「切り取り」、「コピー」、「貼
り付け」、「削除」、「オリジナルのサイズに変更」の
各項目がある。上記「キャプチャ画像の表示」の項目で
は、例えば前述した静止画・動画取り込みツール等のよ
うな画像をキャプチャするためのアプリケーションを起
動し、ファインダを表示可能となる。「ショット」の項
目では、キャプチャ画像をラベルに貼り込み可能とな
る。「切り取り」の項目では、ラベルに貼り込まれた画
像をクリップボードに切り取ることが可能となる。「コ
ピー」の項目では、ラベルに貼り込まれた画像をクリッ
プボードにコピー可能となる。「貼り付け」の項目で
は、クリップボードにある画像をラベルに貼り込み可能
となる。「削除」の項目では、ラベルに貼り込まれた画
像を削除可能となる。「オリジナルのサイズに設定」の
項目では、画像をオリジナルのサイズで表示可能とな
る。
【0129】上記「メモ」のメニュー項目は、例えば前
述した手書きメモツールによる手書きメモの操作につい
てのものであり、「切り取り」、「コピー」、「貼り付
け」、「削除」、「起動」、「オリジナルのサイズに設
定」の各項目がある。「切り取り」の項目では、ラベル
に貼り込まれた手書きメモをクリップボードに切り取り
可能となる。「コピー」の項目では、ラベルに貼り込ま
れた手書きメモをクリップボードにコピー可能となる。
「貼り付け」の項目では、クリップボードにある手書き
メモをラベルに貼り込に可能となる。「削除」項目で
は、ラベルに貼り込まれた手書きメモを削除可能とな
る。「起動」項目では、例えばタッチパッドを介した手
書き入力を読み取る手書きメモアプリケーションを起動
可能となる。「オリジナルのサイズに設定」項目では、
手書きメモの画像をオリジナルのサイズで表示可能とな
る。
【0130】上記「リンク」のメニュー項目は、前記リ
ンクの操作についてのものであり、「リンク編集」、
「リンクを開く」、「切り取り」、「コピー」、「貼り
付け」、「削除」の各項目がある。上記「リンク編集」
項目では、ラベルに貼り込まれたリンクを、ダイアログ
上で編集可能となる。「リンクを開く」項目では、ラベ
ルに張り込まれたファイルパス或いはURLに対応する
リンクを開くことが可能となり、例えばウェブ(Web)
ページの場合はブラウザを起動してページを表示可能と
なる。「切り取り」項目は、ラベルに貼り込まれたリン
クをクリップボードに切り取ることが可能となる。「コ
ピー」項目では、ラベルに貼り込まれたリンクをクリッ
プボードにコピー可能となる。「貼り付け」項目では、
クリップボードにあるリンクをラベルに貼り込み可能と
なる。「削除」項目では、ラベルに貼り込まれたリンク
を削除可能となる。
【0131】上記「ラベル」のメニュー項目は、ラベル
に関する操作についてのものであり、「常に手前」、
「後ろへ」の各項目がある。「常に手前」項目では、ラ
ベルを常に手前に表示するように設定可能である。「後
ろへ」項目では、ラベルを一番後ろに表示可能となる。
【0132】上記「整列」のメニュー項目は、ラベルを
整列する操作についてのものであり、「画面左端に整
列」、「画面上端に整列」、「画面右端に整列」、「画
面下端に整列」の各項目がある。これら各項目では、そ
れぞれラベルを画面左端、上端、右端、下端に整列可能
となる。
【0133】上記「背景色」のメニュー項目は、ラベル
の背景色の操作についてのものであり、当該「背景色」
のメニュー項目の選択によりラベルの背景色の設定が可
能となる。
【0134】上記「レイアウト」のメニュー項目は、ラ
ベルのレイアウトの操作についてのものであり、「デフ
ォルトで再レイアウト」、「カスタムレイアウト」、
「ラベルサイズに合わせて伸縮」、「画像の縦横比を維
持」、「画像をオリジナルのサイズに設定」、「手書き
画像をオリジナルのサイズに設定」の各項目がある。
「デフォルトで再レイアウト」項目では、デフォルトの
レイアウトで再レイアウトが可能となる。「カスタムレ
イアウト」項目では、ユーザによってレイアウトが可能
となる。「ラベルサイズに合わせて伸縮」項目では、ラ
ベルのサイズが変更されたとき、貼り付けられたオブジ
ェクトをラベルのサイズに合わせて伸縮させることが可
能となる。「画像の縦横比を維持」項目では、画像のリ
サイズのときにオリジナル画像の縦横比を維持可能とな
る。「画像をオリジナルのサイズに設定」項目では、画
像をオリジナルのサイズで表示可能となる。「手書き画
像をオリジナルのサイズに設定」項目では、手書き画像
をオリジナルのサイズで表示可能となる。
【0135】上記「プロパティ」のメニュー項目は、ラ
ベルのプロパティを表示可能となる。
【0136】上記「ファイル」のメニュー項目は、ファ
イルの操作のためのものであり、「インポート」、「エ
クスポート」の各項目がある。「インポート」項目で
は、ファイルのデータ(テキストデータ、画像データ、
サウンドデータ)を貼り込み可能となる。「エクスポー
ト」項目では、ファイルにオブジェクトデータを書き出
し可能となる。
【0137】上記「ラベルの削除」のメニュー項目で
は、ラベルを削除可能となる。
【0138】次に、上記ラベルウィンドウ上でのアプリ
ケーションキーによるコンテキストメニューについて説
明する。当該ラベルウィンドウにおけるコンテキストメ
ニューは、ラベル上のどの位置をマウスの右ボタンによ
りクリックしたかよって、メニュー内容が変化する。す
なわち、マウスの右ボタンによりクリックされた位置
が、「テキストオブジェクト」上か、「画像オブジェク
ト」上か、再生及び一時停止ボタンPB上や停止ボタン
SB上(つまり「サウンドオブジェクト」上)か、リン
クボタンLB(つまり「リンクオブジェクト」)上か、
「手書き画像」上か、それ以外の場所(「ラベル」上)
かにより、メニュー内容は変化する。これらラベル上の
5つの場所で表示されるメニュー項目について、以下に
説明する。なお、実際に実行される内容は、前述したラ
ベルL上のボタンメニューMBで説明したことと同じな
ので省略する。
【0139】上記「テキストオブジェクト」上でのコン
テキストメニューには、「テキスト編集」、「切り取
り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」、「ワード
ラップ」、「フォント」、「インポートファイル」、
「エクスポートファイル」の各項目がある。
【0140】上記「画像オブジェクト」上でのコンテキ
ストメニューには、「キャプチャ画像を表示」、「ショ
ット」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、
「削除」、「オリジナルのサイズに設定」、「インポー
トファイル」、「エクスポートファイル」の各項目があ
る。
【0141】上記「サウンドオブジェクト」上でのコン
テキストメニューには、「再生」、「一時停止」、「停
止」、「録音」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付
け」、「削除」、「インポートファイル」、「エクスポ
ートファイル」の各項目がある。
【0142】上記「リンクオブジェクト」上でのコンテ
キストメニューには、「リンク編集」、「リンクを開
く」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削
除」の各項目がある。
【0143】上記「手書き画像」上でのコンテキストメ
ニューには、「切り取り」、「コピー」、「貼り付
け」、「削除」、「起動」、「オリジナルのサイズに設
定」の各項目がある。
【0144】上記「ラベル」上でのコンテキストメニュ
ーには、「挿入/編集」、「常に手前」、「後ろへ」、
「整列」、「背景色」、「レイアウト」、「プロパテ
ィ」、「インポートファイル」、「エクスポートファイ
ル」、「ラベル削除」の各項目がある。上記「挿入/編
集」項目には、さらに「テキスト編集」、「録音」、
「ショット」、「リンク編集」、「キャプチャ画像を表
示」、「クリップボードから」の各項目がある。上記
「整列」の項目には、「画面左端に整列」、「画面上端
に整列」、「画面右端に整列」、「画面下端に整列」の
各項目がある、「レイアウト」の項目には、「デフォル
トで再レイアウト」、「カスタムレイアウト」、「ラベ
ルサイズに合わせて伸縮」、「画像の縦横比を維持」、
「画像をオリジナルのサイズに設定」、「手書き画像を
オリジナルのサイズに設定」の各項目がある。
【0145】上記「カスタムレイアウト」上でのコンテ
キストメニューには、「デフォルトで再レイアウト」、
「ラベルサイズに合わせて伸縮」、「画像の縦横比を維
持」、「画像をオリジナルのサイズに設定」、「手書き
画像をオリジナルのサイズに設定」、「編集終了」の各
項目がある。
【0146】次に、前記バー状態のタイムビューコンソ
ールのメニューボタンmbのクリックによるプルダウン
メニュー項目について説明する。当該タイムビューコン
ソールのメニューボタンmbによるメニューは、タイム
ビューモードに関する全ての操作のメニュー項目を含
む。当該タイムビューコンソールにおける操作メニュー
項目には、「新規ラベルの追加」、「現在時刻」、「時
間を進める」、「時間を戻す」、「時間増減間隔」、
「タイムビューサウンド」、「キャプチャ画像を表
示」、「ラベル」、「整列」、「プロジェクト」、「設
定」、「ヘルプの検索」、「ラベルソフトについて」、
「コンソールを閉じる」の各項目が存在する。なお、後
述するタスクトレイアイコンと重複するメニューの説明
は省略する上記「新規ラベルの追加」項目では、オペレ
ーション時間(但し現在以降)に作成されるラベルを追
加可能となる。この「新規ラベルの追加」項目には、
「テキストラベル」、「サウンドラベル」、「キャプチ
ャ画像から」、「クリップボードから」、「インポート
ファイルから」の各項目がある。
【0147】上記「現在時刻」の項目では、現在の時間
に連動するように設定可能となる。
【0148】上記「時間を進める」の項目では、設定さ
れた時間増減ステップで時間を未来の方向に一つ進める
ことが可能となる。
【0149】上記「時間を戻す」の項目では、設定され
た時間増減ステップで時間を過去の方向へ一つ進めるこ
とが可能となる。
【0150】上記「時間増減間隔」の項目では、時間の
増減に使用される時間増減ステップを指定された時間増
減ステップに設定可能である。当該「時間増減間隔」の
項目には、前述したような「100年」、「10年」、
「1年」、「1月」、「1日」、「1時間」、「1
分」、「1秒」、「変化点」の各項目がある。上記「変
化点」の項目によれば、前述したように、ラベルの生成
/修正/破棄などのラベル状態が変化したステップに移
動することになるので、時間間隔は一定ではない。
【0151】上記「ラベル」の項目には、「全て表
示」、「全て隠す」、「全て削除」の各項目がある。
【0152】上記「整列」の項目には、「画面左端に整
列」、「画面上端に整列」、「画面右側に整列」、「画
面下端に整列」の各項目がある。
【0153】上記「プロジェクト」の項目には、「新規
生成」、「開く」、「閉じる」、「インポート」、「エ
クスポート」、「プロパティ」の各項目がある。
【0154】上記「コンソールを閉じる」の項目では、
タイムビューコンソールを消し、現在の状態に戻ること
が可能となる。
【0155】次に、前記フローティング状態のタイムビ
ューコンソールのウィンドウメニュー項目について説明
する。当該ローティング状態のタイムビューコンソール
のウィンドウメニュー項目には、「ファイル」、「新規
ラベルの追加」、「時間」、「ラベル」、「ヘルプ」の
各項目が存在する。
【0156】上記「ファイル」項目には、さらに「キャ
プチャ画像を表示」、「プロジェクト」、「タイムビュ
ーサウンド」、「設定」、「コンソールを閉じる」の各
項目があり、また、「プロジェクト」の項目には、「新
規生成」、「開く」、「閉じる」、「インポート」、
「エクスポート」、「プロパティ」の各項目がある。
【0157】上記「タイムビューサウンド」の項目に
は、「設定」、「コンソールを閉じる」の各項目があ
る。
【0158】上記「新規ラベルの追加」の項目には、
「テキストラベル」、「サウンドラベル」、「キャプチ
ャ画像から」、「クリップボードから」、「インポート
ファイルから」の各項目がある。
【0159】上記「時間」の項目には、「現在時刻」、
「時間を進める」、「時間を戻す」、「100年」、
「10年」、「1年」、「1月」、「1日」、「1時
間」、「1分」、「1秒」、「変化点」の各項目があ
る。
【0160】上記「ラベル」の項目には、「画面左端に
整列」、「画面上端に整列」、「画面右側に整列」、
「画面下端に整列」、「全て表示」、「全て隠す」、
「全て削除」の各項目がある。
【0161】上記「ヘルプ」の項目には、「ヘルプの検
索」、「ラベルソフトについて」の各項目がある。
【0162】次に、上記タイムビューコンソール上での
アプリケーションキーによるコンテキストメニューにつ
いて説明する。なお、実際に実行される内容は、前述し
たタイムビューコンソール上のメニューボタンmbで説
明したことと同じなので省略する。
【0163】当該タイムビューコンソール上でのコンテ
キストメニューには、「現在時刻」、「時間を進め
る」、「時間を戻す」、「時間増減間隔」、「タイムビ
ューサウンド」、「コンソールを閉じる」の各項目があ
る。上記「時間増減間隔」の項目には、「100年」、
「10年」、「1年」、「1月」、「1日」、「1時
間」、「1分」、「1秒」、「変化点」の各項目があ
る。
【0164】次に、上記タイムビューモードにおける背
景ウィンドウ上でのアプリケーションキーによるコンテ
キストメニューについて説明する。なお、実際に実行さ
れる内容は、前述したタイムビューコンソール上のメニ
ューボタンmbで説明したことと同じなので省略する。
【0165】当該タイムビューモードにおける背景ウィ
ンドウ上でのコンテキストメニューには、「新規ラベル
の追加」、「現在時刻」、「時間を進める」、「時間を
戻す」、「時間増減間隔」、「コンソールを閉じる」の
各項目がある。
【0166】上記「新規ラベルの追加」の項目では、オ
ペレーション時間(但し現在以降)に作成されるラベル
の追加が可能となり、「テキストラベル」、「サウンド
ラベル」、「キャプチャ画像から」、「クリップボード
から」、「インポートファイルから」の各項目がある。
また、上記「時間増減間隔」の項目には、「100
年」、「10年」、「1年」、「1月」、「1日」、
「1時間」、「1分」、「1秒」、「変化点」の各項目
がある。
【0167】次に、タスクトレイTT上に表示されるラ
ベルソフトのアイコンでのコンテキストメニューについ
て説明する。
【0168】当該タスクトレイTT上のアイコンでのコ
ンテキストメニューには、「新規ラベルの追加」、「タ
イムビューモード」、「タイムビューサウンド」、「キ
ャプチャ画像を表示」、「ラベル」、「整列」、「プロ
ジェクト」、「設定」、「ヘルプの検索」、「ラベルソ
フトについて」、「終了」の各項目がある。
【0169】上記「新規ラベルの追加」の項目には、
「テキストラベル」、「サウンドラベル」、「キャプチ
ャ画像から」、「クリップボードから」、「インポート
ファイルから」の各項目がある。上記「テキストラベ
ル」の項目では、空のラベルを作成し、デスクトップに
置くことが可能となる。また、当該ラベルソフトの設定
で、作成時刻を表示するように設定した場合には、作成
時刻が挿入される。上記「サウンドラベル」の項目で
は、ラベルを作成し、デスクトップに置くことが可能と
なり、当該ラベルの作成直後にサウンドの録音が始ま
る。ラベルソフトの設定で、作成時刻を表示するように
設定した場合には、作成時刻が挿入される。上記「キャ
プチャ画像から」の項目では、キャプチャ画像の取り込
みアプリケーションからキャプチャ画像を取得し、その
画像を用いてラベルを作成し、それをデスクトップに置
くことが可能となる。当該ラベルソフトの設定で、作成
時刻を表示するように設定した場合には、作成時刻が挿
入される。上記「クリップボードから」の項目では、ク
リップボードにあるデータから、新規ラベルを作成し、
それをデスクトップ上に置くことが可能となる。ここで
扱うことのできるクリップボードの形式は、テキスト、
画像、手書きアプリケーションからのメモである。当該
ラベルソフトの設定で、作成時刻を表示するように設定
した場合には、作成時刻が挿入される。また、クリップ
ボードのデータがテキストの場合には、先頭行に作成時
刻を表示し、二行目からクリップボード内のテキストが
表示される。上記「インポートファイルから」の項目で
は、ファイルのデータから、新規ラベルを作成し、それ
をデスクトップ上に置くことが可能となる。ここで扱う
ことのできるファイル形式は、テキスト、画像、サウン
ド、手書きアプリケーションからのメモである。当該ラ
ベルソフトの設定で、作成時刻を表示するように設定し
た場合には、作成時刻が挿入される。
【0170】上記「タイムビューモード」の項目では、
タイムビューコンソールの表示/非表示が切り替え可能
となる。
【0171】上記「タイムビューサウンド」の項目で
は、タイムビューモード時に流れるサウンドのオン/オ
フを切り替え可能となる。
【0172】上記「キャプチャ画像の表示」の項目で
は、キャプチャ画像の取り込みアプリケーションを起動
し、画像取り込み用のファインダを表示可能となる。
【0173】上記「ラベル」の項目には、「全て表
示」、「全て隠す」、「全て削除」の各項目がある。
「全て表示」の項目では、ラベルを全て表示可能とな
る。「全て隠す」の項目では、全てのラベルを一時的に
隠すことが可能となる。タスクトレイTT上のラベルソ
フトのアイコンILにアクセスがあったら、この属性は
リセットされ、全てのラベルが表示される。当該ラベル
ソフトが再起動されたときも、この属性はリセットされ
る。「全て削除」の項目では、現在表示されている全て
のラベルを削除可能となる。
【0174】上記「整列」の項目には、「画面左端に整
列」、「画面上端に整列」、「画面右側に整列」、「画
面下端に整列」の各項目がある。これら各項目によれ
ば、それぞれの場所に、ラベルの作成順に、現在表示さ
れているラベルを整列可能となる。
【0175】上記「プロジェクト」の項目には、「新規
生成」、「開く」、「閉じる」、「インポート」、「エ
クスポート」、「プロパティ」の各項目がある。上記
「新規作成」の項目では、現在開いているプロジェクト
を閉じ、プロジェクトを新規作成することが可能とな
る。「開く」の項目では、現在開いているプロジェクト
を閉じ、別のプロジェクトを開くことが可能となる。
「閉じる」の項目では、現在開いているプロジェクトを
閉じることが可能となる。「インポート」の項目では、
現在開いているプロジェクトに、アーカイブ形式の他の
プロジェクトのラベルを追加することが可能となる。
「エクスポート」の項目では、プロジェクトを一つのフ
ァイル(アーカイブ)としてエクスポートすることが可
能となる。「プロパティ」の項目では、プロジェクトの
プロパティを表示することが可能である。
【0176】上記「設定」の項目では、ラベル、デフォ
ルトレイアウト、サウンド、イメージ、環境を設定する
ことが可能となる。
【0177】上記「ヘルプの検索」の項目では、ヘルプ
を表示可能である。
【0178】上記「ラベルソフトについて」の項目で
は、当該ラベルソフトのバージョン情報などを表示可能
となる。
【0179】上記「終了」の項目では、当該ラベルソフ
トの終了が可能となる。
【0180】次に、本実施の形態のラベルソフトにおい
ては、「プロジェクトに対する操作」、「ラベルに対す
る操作」、「タイムビューに対する操作」、「キーボー
ド/マウスに対する操作」、「ジョグダイヤルに対する
操作」が可能である。
【0181】先ず、「プロジェクトに対する操作」につ
いて説明する。
【0182】プロジェクトは、そのプロジェクトに属す
るすべてのラベルを管理する。本実施の形態のラベルソ
フトでは、ラベルを表示、操作する際には必ず一つのプ
ロジェクトが開かれるようになされている。
【0183】本実施の形態のラベルソフトでは、初回起
動時、及びメニューからプロジェクトの新規作成が選択
されたときにプロジェクトの作成を行う。新規のプロジ
ェクトを作成する際には、プロジェクト名を決め、既存
のプロジェクトが存在した場合にはそれをを閉じ、新規
のプロジェクトを開くという操作を行う。
【0184】一つのプロジェクトは、プロジェクトファ
イルと、ラベルファイル、または、プロジェクトアーカ
イブファイルから構成される。上記プロジェクトファイ
ルは、プロジェクト全体の情報と、ラベルのリストを持
ち、一つのプロジェクトに一つ存在する。
【0185】上記ラベルファイルは、オブジェクト情報
など個々のラベルに対する情報を持ち、一つのラベルに
対し一つのファイルが存在する。上記プロジェクトアー
カイブファイルは、プロジェクト情報とそのプロジェク
トが含む複数のラベルの情報を一つのファイルに纏めた
ものであり、プロジェクトをエクスポートしたときに作
成される。コンテンツは予め用意されたプロジェクトア
ーカイブであり、プロジェクト作成時に、新規に作成さ
れるプロジェクトに対してコンテンツを含めることがで
きる。上記プロジェクトファイルとそのプロジェクトに
属するラベルファイルは、同一のフォルダに存在する。
【0186】上記プロジェクトを作成する際には、例え
ば図43に示すようなダイアログが表示され、ユーザは
当該ダイアログにてプロジェクト名を入力する。この図
43において、プロジェクト名は、プロジェクト最下位
フォルダ名でありプロジェクトファイル名として入力さ
れる。なお、既に存在するプロジェクト名を用いること
はできない。また、このプロジェクト名に対しては、例
えば最大127文字までのプロジェクトコメントを入力
することができる。
【0187】当該プロジェクト作成時は、プロジェクト
名のフォルダが作成され、その下にプロジェクトファイ
ルが作成される。作成直後のプロジェクトは、ラベルを
一つも持たない。ただし、コンテンツを含む指定をした
場合は、そのアーカイブからラベル情報が取り込まれ
る。このコンテンツを取り込む動作としては、後述する
プロジェクトのインポートと同じである。また、当該プ
ロジェクト作成時には、内部データとしてプロジェクト
作成時の時間情報が記録される。
【0188】プロジェクトは、本実施の形態のラベルソ
フトの起動時、およびコンソールメニューから指定がな
されたときに開かれる。なお、ラベルソフト起動時に
は、前回終了時に開かれていたプロジェクトが開かれ
る。プロジェクトが開かれた際には、そのプロジェクト
に属するラベルが、時間情報と位置情報に基づいて、デ
スクトップ上に表示される。また、同時に二つ以上のプ
ロジェクトを開くことはできず、このため、以前に開い
ていたプロジェクトがある場合には、そのプロジェクト
はクローズされる。
【0189】当該プロジェクトのクローズ時には、現在
開いているプロジェクトが閉じられる。その際、開かれ
ていたプロジェクトに属するラベルはすべて閉じられ
る。
【0190】次に、プロジェクトのインポートとは、現
在開いているプロジェクトに、アーカイブ形式で別のプ
ロジェクトに含まれているすべてのラベルを追加するこ
とである。当該プロジェクトのインポートを行う場合、
インポートメニューが指定されると、先ずファイルダイ
アログが開き、当該ファイルダイアログにてユーザが追
加したいプロジェクトアーカイブファイルが指定され
る。当該プロジェクトアーカイブファイルが選択される
と、各ラベルのアーカイブタイプをチェックするフィル
タが実行される。ラベルのアーカイブタイプには、以下
の「修正なし」、「現在時刻を開始時間に設定」、「開
始時刻をユーザに尋ねる」のタイプが存在する。なお、
「修正なし」のアーカイブタイプは、アーカイブの情報
が修正されずににそのままインポートされる。
【0191】開始時刻をユーザに尋ねる際には、インポ
ート時の時刻設定用ダイアログとして、例えば図44に
示すような、入力する時刻の説明と最低限指定すべき時
間単位を指示するダイアログが表示される。ユーザから
は、このダイアログにより、開始時刻が入力されること
になる。
【0192】次に、上記図44のダイアログにてユーザ
から開始時刻が入力されると、フィルタが実行された後
に例えば図45に示すようなダイアログが開かれる。当
該図45のダイアログは、そのプロジェクトの情報を表
示するプロジェクトのインポートダイアログである。こ
のとき、インポートが実行されると、現在開いているプ
ロジェクトに選択されたプロジェクトアーカイブの全ラ
ベルのデータがラベルファイルと共にコピーされる。
【0193】ここで、インポートするラベルの中に、現
在のプロジェクトに存在するラベルと同一の履歴を持つ
もの、または片方のすべての履歴が、もう一方の部分履
歴に完全に一致するものが存在する場合は、例えば図4
6に示すようなインポート方法を指定するダイアログが
表示される。この図46のダイアログ上には、完全に同
一か、もしくはどちらが長い履歴を持つかが表示され
る。この図46の例では、「ラベルをインポートしな
い」、「インポートファイルのラベルで上書きする」、
「ラベルのコピーを作る」の各項目の中から所望のもの
を選択することが可能となる。
【0194】次に、本実施の形態のラベルソフトでは、
プロジェクトのエクスポートとして、プロジェクトに含
まれるラベルを、他のプロジェクトに取り込める一つの
アーカイブファイルにまとめて保存することができる。
当該プロジェクトのエクスポート時には、例えば図47
に示すようなプロジェクトのエクスポートのダイアログ
がデスクトップ上に表示される。この図47のダイアロ
グ上では、ユーザにより、「エクスポートファイル
名」、「エクスポートしたラベルは、現在のプロジェク
トから削除するかどうか」、「すべてのラベルをエクス
ポートするか、指定された時間範囲に生成、削除時間が
両方とも含まれるラベルをエクスポートするか」の各設
定が行われ、これによりプロジェクトアーカイブファイ
ルが作成される。なお、図47のダイアログの画面下部
には、エクスポートされるラベルの数が表示される。こ
こでラベルのエクスポートとは、そのラベルのすべての
履歴がエクスポートされることを意味する。
【0195】次に、ユーザによりプロジェクトのプロパ
ティが選択されると、本実施の形態のラベルソフトは、
例えば図48に示すようなダイアログをデスクトップ上
に表示する。このダイアログには、「プロジェクトフォ
ルダ」、「プロジェクトコメント」、「プロジェクトの
作成時間、最終更新時間」、「ラベルの数(全体、過
去、現在、未来)」、「ラベルの存在範囲」の各項目が
表示される。なお、「プロジェクトフォルダ」にはプロ
ジェクトフォルダ名が表示され、「プロジェクトコメン
ト」には新規作成時に設定されたプロジェクトの説明が
表示される。この「プロジェクトコメント」内の情報は
編集可能である。「ラベルの存在範囲」は、ラベルの存
在範囲を示しており、全てのラベルの中で最も古い履歴
(最も古いラベルの作成時刻)から、最も新しい履歴ま
での範囲を示す。削除時間が指定されていないラベルが
ある場合には、「削除時間が未定のラベルが存在する」
の項目にチェックマークが付く。
【0196】次に、「ラベルに対する操作」について説
明する。
【0197】当該「ラベルに対する操作」としては、
「新規作成」、「オブジェクトの追加」、「オブジェク
トの修正」、「レイアウト」、「整列」、「プロパテ
ィ」、「オブジェクトのインポート、エクスポート」、
「ラベルの削除」の各操作が可能である。
【0198】上記ラベルに対する操作の「新規作成」に
おいて、ラベルを新規に作成する際には、最初に挿入さ
れるオブジェクトを指定することができる。新規に作成
するラベルとしては、「テキストラベル」、「サウンド
ラベル」、「キャプチャ画像取り込みソフトから」、
「クリップボードから」、「インポートファイルから」
の各種類がある。上記新規に作成されたラベルには、上
記のオブジェクトの他に、テキストオブジェクトとして
ラベルの作成時間が表示される。なお、作成時間を表示
するかどうかは、設定画面により設定することができ
る。また、各オブジェクトは後述のデフォルトレイアウ
トに沿って表示される。新規に作成されたラベルの表示
位置は、自動的に決められる。ラベルの新規作成と同時
にそのラベルの情報を格納するラベルファイルが作成さ
れる。
【0199】また、「新規作成」には、未来モード時の
新規作成も含まれる。すなわち、タイムビューモードで
は、未来に作成されるラベル(未来ラベル)を追加する
ことができる。当該未来モード時の新規作成では、先
ず、ラベルの新規作成がユーザにより選択されると、図
49に示すような新規ラベルのプロパティ画面が表示さ
れる。この図49のプロパティ画面上で、ユーザによ
り、ラベルの開始時間、終了時間、繰り返しの設定、ア
ラームの設定がなされることにより、未来ラベルの新規
作成が可能となる。なお、図49のプロパティ画面の表
示時間のデフォルト値は、その時点のオペレーション時
間であり、また、継続にはチェックがなされている(O
N)。
【0200】上記ラベルに対する操作の「オブジェクト
の追加」では、現在表示されているラベルに対してオブ
ジェクトを追加することができる。ここで、新規にオブ
ジェクトを挿入するには、ユーザにより、ラベル上のメ
ニューボタンから「テキスト」、「サウンド」、「画
像」、「手書きメモ」、「リンク」の各メニュー項目の
指定が行われる。上記「テキスト」のメニュー項目で
は、テキスト編集、貼りつけ、インポートファイル、ド
ラッグアンドドロップの各操作が可能であり、上記「サ
ウンド」のメニュー項目では、録音、インポートファイ
ル、ドラッグアンドドロップの各操作が可能であり、上
記「画像」のメニュー項目では、ショット、貼りつけ、
インポートファイル、ドラッグアンドドロップの各操作
が、上記「手書きメモ」のメニュー項目では、貼りつけ
の操作が、上記「リンク」のメニュー行為目では、リン
ク編集、貼りつけ、インポートファイル、ドラッグアン
ドドロップの各操作が可能である。なお、同種のオブジ
ェクトは、それぞれ一つのラベルに対して、二つ以上存
在することはできない。
【0201】また、上記ラベルに対する操作の「オブジ
ェクトの追加」では、「ドラッグアンドドロップによる
オブジェクトの追加」と、「オブジェクトの位置とサイ
ズの追加」、「タイムビュー時の追加」も可能である。
【0202】上記「ドラッグアンドドロップによるオブ
ジェクトの追加」においては、テキスト、サウンド、画
像のファイルアイコンを、ラベルのリンクボタン以外の
場所にドラッグアンドドロップすると、それぞれのオブ
ジェクトがラベルに挿入される。また、任意のファイル
アイコンをキーボード上の例えばコントロールキー(C
trlキー)及びシフトキー(Shiftキー)を同時
に押しながらラベル上にドラッグアンドドロップする
か、リンクボタン上にドラッグアンドドロップすると、
そのファイルのパスがリンクオブジェクトとして追加さ
れる。
【0203】上記「オブジェクトの位置とサイズの追
加」において、追加されたオブジェクトのサイズと位置
はデフォルトレイアウトのパラメータに従う。テキスト
オブジェクトと画像オブジェクトが重ならないように設
定されている場合で、どちらかのオブジェクトが新規に
追加される場合は、既存のオブジェクトの下に挿入され
る。
【0204】上記「タイムビューモード時の追加」にお
いて、タイムビューモードが現在モードである場合は、
通常モードと同様の操作ができる。また、タイムビュー
モードが未来モードである場合は、未来ラベルに対して
オブジェクトを追加することができる。オブジェクトの
追加操作は、その最終結果のみが記録され、ラベル表示
時の初期設定となる。なお、追加ができないラベルに
は、前述したようにラベルの枠が紫色(現在ラベル)、
または青(過去ラベル)に表示される。
【0205】上記ラベルに対する操作の「 オブジェク
トの修正」では、「テキストの修正」と「サウンドの修
正」、「画像の修正」、「手書きメモの修正」、「リン
クの修正」、「タイムビューモード時の修正」、「クリ
ップボードからの貼り付け」が可能である。
【0206】上記「テキストの修正」では、ユーザによ
り、メニューボタンMB、またはコンテキストメニュー
mbからテキスト編集の項目が選択され、さらにメニュ
ーが選択されると、例えば図50に示すような、現在の
テキストを持つ編集用ダイアログが開かれる。上記図5
0のダイアログにおいて、テキストの編集メニューに
は、「ファイル」、「編集」、「挿入」の各メニューが
ある。上記「ファイル」には、「インポートファイ
ル」、「テキスト編集の終了」があり、上記「インポー
トファイル」ではテキストファイルの選択と挿入が可能
であり、「テキスト編集の終了」ではテキスト編集画面
を閉じ、ラベルにテキスト内容を反映させることができ
る。上記「編集」のメニュー項目には、「元に戻す」、
「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」、
「全て選択」の各項目がある。上記「挿入」のメニュー
項目には、「現在時刻と日付」、「作成時刻と日付」の
各項目があり、上記「現在時刻と日付」では現在(実時
間)の日時が挿入され、「作成時刻と日付」ではラベル
の作成時間が挿入される。
【0207】上記「サウンドの修正」は、ユーザによ
り、メニューボタンMB、またはコンテキストメニュー
から録音の選択がなれたときに可能となる。この際、ラ
ベルには、図51に示すように、録音時間、最大録音時
間を示すツールチップTCeが表示され、また、前記再
生ボタンPBが録音ボタンRBに変化し、これによりユ
ーザに対して録音中であることを知らせる。ここで、録
音中に録音ボタンRBを押すと録音を一時停止し、もう
一度押すことによってその続きから録音が可能となって
いる。当該「サウンドの修正」では、これまでこれまで
存在したサウンドデータの上に上書きがなされる。
【0208】上記「画像の修正」において、本実施の形
態のラベルソフトでは、既存の画像オブジェクトに対し
て修正することはできない。したがって、画像を変更
(修正)するには、画像オブジェクトの挿入を行うこと
で、既存の画像オブジェクトを置き換えることになる。
【0209】上記「手書きメモの修正」として、手書き
メモアプリケーションにより作成された手書きメモを直
接修正するには、先ず、メニューボタンMB、またはコ
ンテキストメニューから、手書きメモアプリケーション
の起動を選択し、当該手書きメモアプリケーションで編
集した後に、当該編集後のメモをメニューボタンMB、
またはコンテキストメニューの貼り付けを選択し、ラベ
ルに新たに挿入することにより実現する。
【0210】上記「リンクの修正」は、ユーザにより、
メニューボタンMB、またはコンテキストメニューから
リンク編集の項目が選択されることで可能となる。すな
わち、ユーザによりメニューが選択されると、本実施の
形態のラベルソフトは、例えば図52に示すような、現
在のリンクを持つ編集用ダイアログをデスクトップ上に
表示する。当該リンクの編集ダイアログは、エディット
ボックスEBと、ファイルの参照ボタンを持つ。ダイア
ログのエディットボックスEBには、ファイルやフォル
ダのパスやホームページのアドレスなどのURLが記述
される。例えば、「ファイルの参照ボタン」が押される
と、ファイルダイアログが表示され、リンクを作成した
いファイルを選択することにより、そのファイルへのパ
スがエディットボックスEBに入力される。当該リンク
の編集ダイアログのメニュー項目には、「ファイル」と
「編集」がある。上記「ファイル」のメニュー項目には
「参照」と「リンク編集の終了」の各項目があり、上記
「参照」項目はファイルダイアログから選択され、ファ
イルの参照ボタンと同じものであり、上記「リンク編集
の終了」項目ではリンク修正画面を閉じ、ラベルにリン
ク内容を反映させる。また、上記「編集」のメニュー項
目には「元に戻す」、「切り取り」、「コピー」、「貼
り付け」、「削除」、「全て選択」の各項目があり、こ
れらの内容は標準的操作でありそれらの説明は省略す
る。
【0211】上記「タイムビューモード時の修正」とし
て、タイムビューモードでは、未来に新たに表示される
ラベルに対してオブジェクトを修正することができる。
オブジェクトの修正操作はその最終結果のみが記録さ
れ、ラベル表示時の初期設定となる。
【0212】上記「クリップボードから貼り付け」で
は、クリップボードにあるテキスト、ビットマップ画
像、WAVEファイル、手書きメモファイルを、ラベル
に貼り付けることができる。ラベルに貼り付けることが
できるオブジェクトがクリップボード中に一つのみの場
合には、そのオブジェクトが貼り付けられる。ラベルに
貼り付けることができるオブジェクトがクリップボード
中に二つ以上ある場合には例えば図53に示すようなダ
イアログがデスクトップに表示される。ここでは、クリ
ップボードに存在するデータのチェックボックスがイネ
ーブル表示され、チェックされたデータがラベルのオブ
ジェクトとして貼り付けられる。
【0213】次に、上記ラベルに対する操作の「レイア
ウト」は、デフォルトレイアウトを基準に決まる。ただ
し、このデフォルトレイアウトの設定が利用されるの
は、ラベルの作成時、および、新規オブジェクトの追加
時である。また、ユーザが明示的に再レイアウトコマン
ドを選択した場合もデフォルトレイアウトが使用され
る。
【0214】上記デフォルトレイアウトは、「ラベルサ
イズ(X×Y)」、「テキストマージン(左端、上端、
右端)」、「画像マージン(左端、上端、右端)」、
「テキストと画像が重ならないようにレイアウトす
る」、「サイズ変更に関する設定(レイアウトをし直
す、画像の縦横比を維持)」の各パラメータが存在す
る。上記「ラベルサイズ」は、横方向が最大サイズ、縦
方向が最小サイズとして使用される。また、「テキスト
マージン」および「画像マージン」は、図54のように
定義され、図55のダイアログにより設定される。各オ
ブジェクトの縦方向の大きさは、オブジェクトのデータ
により決まり、伸縮する。上記伸縮した結果、テキスト
オブジェクトと画像オブジェクトが重なるようであれ
ば、設定によって、下側のオブジェクトを更に下側に移
動し、重ならないようにできる(設定項目:テキストと
画像が重ならないようにレイアウトする)。
【0215】また、ラベルのサイズを変更したときの動
作として、二つの設定がある。一つ目の「レイアウトし
直す」は、ラベルのサイズ変更があった場合に、オブジ
ェクトのレイアウトをやり直す。設定されていない場合
は、ラベルのサイズ変更があっても、内部のオブジェク
トのサイズは変更されない。二つ目の「画像の縦横比を
維持」は、再レイアウトに伴い、画像のサイズの変更が
ある時、縦横比を保持するかどうかの設定である。上記
の設定は、図55に示した本実施の形態のラベルソフト
の設定ダイアログのデフォルトラベルレイアウト画面で
行う。また、数値による入力の他、図56に示すよう
に、サンプルを表示してドラッグすることによって設定
することもできる。
【0216】また、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、ユーザはデフォルトレイアウト以外に、自由にレイ
アウトをラベル毎にカスタマイズ可能である。例えば、
メニュー項目としてカスタムレイアウト項目を設け、当
該カスタムレイアウトを実行すると、ラベルLは例えば
図57に示すように表示される。このとき、各オブジェ
クトには外接する点線の枠が描かれており、この枠の内
部で、マウスのドラッグアンドドロップを行うことによ
り移動できる。また、本実施の形態のラベルソフトによ
れば、オブジェクトのサイズも変更することができる。
サイズを変更する場合には、オブジェクトをクリックし
て選択状態にし、当該選択状態になるとラベルの枠線は
点線から実線に変化し、さらに四隅と4辺にハンドル
(例えば黒い小さい四角)が表示され、このときに、当
該ハンドルをドラッグアンドドロップすることにより、
オブジェクトのサイズを変更できる。
【0217】なお、本実施の形態のラベルソフトにおい
て、ラベルのサイズを変更する際に、自動伸縮をONに
し且つ縦横比維持をONにしている場合は、画像が最小
サイズにならない限り左右のマージンは常に一定に保た
れ、また、テキストは四隅のマージンが常に一定に保た
れる。この場合は、画像の縦横比を維持するために画像
の縦方向がラベルウィンドウの外にはみ出ることがあ
る。また、自動伸縮をONにし且つ縦横比維持をOFF
にしている場合は、テキストと画像が最小サイズになら
ない限り四隅のマージンは常に一定に保たれる。また、
自動伸縮をOFFにし且つ縦横比維持をON又はOFF
にしている場合は、テキストと画像がウインドウの外に
はみ出ることがある。これら全ての場合において、デフ
ォルトレイアウトを選択すると、ラベルサイズやテキス
ト、画像の左右、上マージンはデフォルト値に設定され
る。ラベル、テキスト、画像の高さは、テキスト、画像
が十分に表示できる値に自動的に調節される。ここでテ
キストが十分に表示できる値とは、全てのテキストを表
示できる値を示す。画像が十分に表示できる値とは、縦
横比を正しく表示してすべて見ることができる値を示
す。ラベルには上マージンと同じサイズの下マージンが
追加される。
【0218】次に、上記ラベルに対する操作の「整列」
には、整列の種類として「画面左端に整列」、「画面上
端に整列」、「画面右端に整列」、「画面下端に整列」
がある。上記「画面左端に整列」では、画面左上から順
に、ラベルを下方に向かって並べて表示する。なお、画
面の下端になったら一段右にずらして同様に並べる。上
記「画面上端に整列」では、画面左上から順に、ラベル
を右方に向かって並べて表示する。画面の右端になった
ら一段下にずらして同様に並べる。上記「画面右端に整
列」では、画面右上端から順に、ラベルを下方に向かっ
て並べて表示する。画面の下端になったら一段左にずら
して同様に並べる。上記「画面下端に整列」では、画面
左下端から順に、ラベルを右方に向かって並べて表示す
る。画面の右端になったら一段上にずらして同様に並べ
る。また、ラベルはプロジェクトのラベルリストに登録
された順番(作成時間順)で並べる。各ラベルはお互い
に重ならないように整列され、ラベルのサイズが変更さ
れることはない。
【0219】次に、上記ラベルに対する操作の「プロパ
ティ」では、前記図49に示したような、ラベルのプロ
パティダイアログが表示される。当該プロパティの表示
内容としては、「ラベル番号」、「履歴数」、「有効期
間」、「繰り返しラベルの設定」、「アラームの設定」
がある。上記「ラベル番号」には、プロジェクト内でユ
ニークなラベル番号を表示する。このラベル番号は、本
実施の形態のラベルソフトが管理しており、ユーザが変
更することはできない。上記「履歴数」には、ラベルが
作成されてから修正された回数を表示する。上記「有効
期間」には、「作成時間」と「削除時間」がある。上記
「作成時間」には、ラベルの作成時間を表示する。この
「作成時間」は未来ラベルの新規作成時以外では、変更
できない。上記「削除時間」には、ラベルが削除される
時間を表示する。この「削除時間」は、継続をチェック
したときのみ有効となる。上記「繰り返しラベルの設
定」には、「繰り返しの間隔と単位」、「次回の表示開
始時間」、「次回の表示終了時間」がある。上記「アラ
ームの設定」には「アラームが起動する時間」がある。
【0220】また、本実施の形態のラベルソフトでは、
上記ラベルのプロパティ画面においてラベルに対する以
下の「継続・非継続」、「繰り返し設定」、「アラーム
設定」の各設定内容を変更することができる。上記「継
続・非継続」項目において、非継続の場合はラベルの削
除時間を指定することができ、指定時間になるとラベル
が自動的に削除される。上記「繰り返し設定」項目で
は、図49中の「定期繰り返しラベルとする」をチェッ
クすると、繰り返しの設定を行うことができる。また、
「繰り返し設定」項目では、繰り返しの間隔、表示開始
時間、表示終了時間を設定することができる。上記「ア
ラーム設定」項目では、ラベルの開始時刻に対する相対
時刻でアラーム表示する時刻が設定される。なお、実際
のアラーム時刻は、アラーム設定の下に表示される。
【0221】また、本実施の形態のラベルソフトでは、
同一のラベルにおいて一定間隔毎に表示、非表示を繰り
返すことができる。繰り返しラベルにするには、図49
のラベルのプロパティ画面で「定期繰り返しラベルとす
る(定期的に繰り返す)」をチェックし、繰り返し間隔
と繰り返しの表示時間と非表示時間を設定する。例え
ば、毎日12:00に5分間ラベルを表示する場合、以
下のような設定になる。
【0222】繰り返し: 1日間隔 次回表示開始時刻:YYYY/MM/DD(現在の日付)12:00:00 次回表示終了時刻:YYYY/MM/DD(現在の日付)12:05:00 なお、本実施の形態のラベルソフトにおいて、複数のラ
ベルに対して例えば動画の各コマ画像をそれぞれ貼り付
け、これら各ラベルを同じ位置で短時間に順次表示する
ように設定すれば、アニメーションのような表示が可能
となる。
【0223】また、本実施の形態のラベルソフトでは、
アラームを用いることにより、特定のラベルの開始前や
開始後にユーザにアラームイベントを通知することがで
きる。アラーム通知を行うためには、図49のラベルの
プロパティ画面でアラームをチェックし、アラーム時間
を設定する。このようにアラーム時間が設定されると、
当該アラームで指定された時間になったときに、図58
に示すようなアラームダイアログがデスクトップに表示
される。このアラームダイアログには、アラーム時刻と
ラベル生成時刻が表示される。このアラームダイアログ
を操作することにより、ユーザはアラームを消すか、も
う一度鳴らすかを選択することが可能となる。また、図
58のダイアログ中の「ダイアログを閉じた後に、ラベ
ル生成時間をタイムビュー」の項目をチェックしてOK
ボタンを押すと、タイムビューモードに入り、オペレー
ション時間がラベル生成時刻に設定される。
【0224】次に、上記ラベルに対する操作の「オブジ
ェクトのインポート・エクスポート」として、ラベル
は、テキスト、サウンド、画像ファイルをインポート
し、表示することができる。インポートされたときの動
作は、オブジェクトの追加、修正と同様である。またラ
ベルのオブジェクトは、エクスポートファイルとしてそ
のデータのみを取り出すことができる。各オブジェクト
がインポート、エクスポートできるファイルの形式は、
「テキスト:テキスト形式(拡張子:.txt)」、「サウ
ンド:WAVE形式(拡張子:.wav)」、「画像:ビッ
トマップ形式(拡張子:.bmp)」、「GIF形式(拡張
子:.gif)」、「JPEG形式(拡張子:.jpg)」があ
り、エクスポート時には、エクスポートファイルの拡張
子を基にエクスポートするオブジェクトを判断する。
【0225】次に、上記ラベルに対する操作の「ラベル
の削除」には、現在ラベルの削除、未来ラベルの削除の
削除がある。
【0226】現在ラベルの削除が選択されると、現在の
時間が終了時間として記録され、画面から削除される。
ただし、ラベルファイルは削除されず、タイムビューモ
ードで過去へ戻ることによって当該ラベルを表示するこ
とができる。タイムビューモードの未来モードでラベル
が削除された場合は、図59に示すようなダイアログが
表示され、オペレーション時間を終了時刻に設定する
か、現在時刻で削除するかを選択することができる。
【0227】未来ラベルの削除が選択されると、図60
に示すような未来ラベルの削除のダイアログが開き、オ
ペレーション時間を終了時刻に設定するか、ラベルを完
全に削除するかを選択することができる。ラベルを完全
に削除する場合は、ラベルのファイル、記録が削除さ
れ、タイムビューモードでも二度と表示されることはな
い。
【0228】過去ラベルについては、既に削除されてい
るため更に削除することはできない。
【0229】次に、「タイムビューに対する操作」につ
いて説明する。
【0230】タイムビューモードでは、前述したタイム
ビューコンソールTVCが表示され、当該タイムビュー
モードでの時間操作はこのタイムビューコンソールTV
Cからなされる。タイムビューモードへの移行は、前述
したように、タイムビューコンソールTVCを表示する
ことによって行われ、当該タイムビューコンソールTV
Cは、タイスクトレイTTのラベルソフトアイコンIL
のコンテキストメニュー、またはラベルのメニューから
コマンドを実行することにより表示される。
【0231】上記タイムビューモードへの移行後、時間
の増減は、前述したように、タイムビューコンソールT
VCの例えばアップダウンボタンtub及びtdbの操
作やメニューから実行可能である。この時間の増減によ
って時間が変更される単位は、前述した時間増減単位
(時間増減ステップ)の設定による。
【0232】また、本実施の形態のラベルソフトでは、
過去へのラベル作成/過去のラベルの修正はできない。
なお、過去のラベルの修正はできないが、ラベルの移動
/ラベルサイズの変更はできる。ただし、この操作はプ
ロジェクトには記録されない。また、その操作が終わっ
た直後(マウスのドラッグが終わった直後など)にラベ
ルは元の位置/元のサイズに戻る。この操作は、重なっ
た下のラベルを見るなどのために、一時的に移動/サイ
ズ変更するためのものである。
【0233】また、本実施の形態のラベルソフトでは、
過去のラベルと異なり未来のラベルとして新規のラベル
を作ることができる(未来ラベル)。未来ラベルを作っ
た場合、その後に現在に戻ったときに、そのラベルはデ
スクトップ上から消える。しかし、現在の時間が、未来
ラベルを作った時間になったとき、改めてデスクトップ
上に現れる。そのため、未来ラベルを作成することで簡
単なリマインダーとして利用できる。当該未来のラベル
の修正は、現在の時間のときと同様に行うことができ
る。しかし、現在の時間の場合と異なり、修正の履歴は
記録されることはなく、修正した最終結果のみが保存さ
れる。そのため、未来に修正を加えたときは、その最終
結果がラベルの生成時のパラメータとして使用される。
【0234】上記タイムビューモードの終了は、タイム
ビューコンソールTVCのクローズボタンcbを押す
か、メニューから「タイムビューコンソールを閉じる」
を選択することによって行われる。
【0235】上記タイムビューモード中、タイムビュー
モードへの移行時、終了時にそれぞれ流れるタイムビュ
ーサウンドのON/OFFは、メニューから行うことが
できる。
【0236】次に、「キーボード/マウスに対する操
作」について説明する。
【0237】本実施の形態のラベルソフトによれば、キ
ーボードに対する特有の操作として、各種のショートカ
ットキーを設定している。
【0238】例えばコントロールキー(Ctrlキー)
とタブキー(Tabキー)が同時に押されたとき、或い
は、シフトキー(Shiftキー)とコントロールキー
(Ctrlキー)とタブキー(Tabキー)が同時に押
されたときには、現在画面上に表示されているラベルの
ウインドウの上下関係を変化させる操作を実現する。な
お、このときの動作は、現在存在するラベルの数により
変化する。例えば、ラベルが1枚以下の場合は何もしな
い。ただし、操作が無効であることを示すために、所定
の音を鳴らす。例えば、ラベルが2枚以上の場合はコン
トロールキーとタブキーを同時に押すことにより、一番
手前にあるラベルをラベルの中で、一番後ろへ移動す
る。また、シフトキーとコントロールキーとタブキーを
同時に押すことにより、一番後ろにあるラベルをラベル
の中で一番手前に移動する。
【0239】例えばデリートキー(Delキー)が押さ
れたときには、現在フォーカスを持つラベルを削除す
る。ラベルを削除する前に、削除するかどうかをたずね
るダイアログを表示する。
【0240】エスケープキー(Escキー)が押された
ときには、現在フォーカスを持つラベルを一時的に非表
示にする。非表示になったラベルは、次に時間の変更が
あったときに再び表示される。
【0241】コントロールキーとBキーが同時に押され
た時には、タイムビューモード時にコンソールを閉じ
る。コントロールキーとDキーが同時に押された時に
は、現在フォーカスを持つラベルをデフォルトで再レイ
アウトする。コントロールキーとEキーが同時に押され
た時には、現在フォーカスを持つラベルのテキスト編集
を開く。コントロールキーとLキーが同時に押された時
には、現在フォーカスを持つラベルのリンクを開く。コ
ントロールキーとNキーが同時に押された時には、テキ
ストラベルを作成する。コントロールキーとOキーが同
時に押された時には、現在フォーカスを持つラベルのサ
ウンドを停止する。コントロールキーとPキーが同時に
押された時には、現在フォーカスを持つラベルのサウン
ドを再生する。コントロールキーとRキーが同時に押さ
れた時には、現在フォーカスを持つラベルの録音を開始
する。コントロールキーとTキーが同時に押された時に
は、タイムビューモードへ入る/タイムビューモードか
ら出る。コントロールキーとVキーが同時に押された時
には、現在フォーカスを持つラベルにクリップボードの
内容を貼り付ける。コントロールキーとダウンキー(D
ownキー)/コントロールキーとアップキー(Upキ
ー)が同時に押された時には、タイムビューで時間を増
減する。コントロールキーとレフトキー(Leftキ
ー)/コントロールキーとライトキー(Rightキ
ー)が同時に押された時には、タイムビューコンソール
上のオペレーション時間表示部の時間増減ステップを変
更する。コントロールキーとホームキー(Homeキ
ー)が同時に押された時には、タイムビューモードで現
在の時間へ戻る。
【0242】次に、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、マウス(特にホイール付きマウス)に対する操作と
して、「ラベルに対する操作」と「タイムビューコンソ
ールに対する操作」と「タイムビューモードのデスクト
ップに対する操作」が設定されている。
【0243】上記「ラベルに対する操作」には、「ラベ
ルに対するドラッグアンドドロップ」、「ほかのアプリ
から、ラベルに対するドロップ」、「ラベルに対する、
右クリック」、「ラベルに対する、ホイールの回転」、
「ラベルに対する、ホイールのクリック」、「ファイル
アイコンに対するラベル上(リンクボタン上を除く)へ
のドラッグアンドドロップ」、「コントロールキーとシ
フトキー及びファイルアイコンに対するラベル上(リン
クボタン上を除く)へのドラッグアンドドロップ、また
は、ファイルアイコンに対するリンクボタン上へのドラ
ッグアンドドロップ」の各操作がある。上記「ラベルに
対するドラッグアンドドロップ」の操作ではラベルの移
動がなされる。上記「ほかのアプリから、ラベルに対す
るドロップ」の操作では、本実施の形態のラベルソフト
が認識できるデータに対してはラベルへのオブジェクト
の貼り付けとなる。本実施の形態のラベルソフトが認識
できないデータに対しては、エラーダイアログを表示す
る。上記「ラベルに対する、右クリック」の操作では、
そのときクリックしたオブジェクトに依存したコンテキ
ストメニューが表示される。上記「ラベルに対するホイ
ールの回転」の操作では、ラベルの前後関係の調整が成
される。上記「ラベルに対するホイールのクリック」の
操作では、タイムビューコンソールを表示し、タイムビ
ューモードに移行する。上記「ファイルアイコンに対す
るラベル上(リンクボタン上を除く)へのドラッグアン
ドドロップ」の操作では、テキスト、画像、サウンドフ
ァイルをそれぞれオブジェクトとして挿入する。オブジ
ェクトとして認識できないファイルの場合は、そのファ
イルへのリンクオブジェクトとして挿入するかどうか尋
ねる。上記「コントロールキーとシフトキー及びファイ
ルアイコンに対するラベル上(リンクボタン上を除く)
へのドラッグアンドドロップ、または、ファイルアイコ
ンに対するリンクボタン上へのドラッグアンドドロッ
プ」の操作では、ドラッグアンドドロップされたファイ
ルへのパスをリンクオブジェクトとして挿入する。な
お、ラベル上のリンクボタンLB以外の場所に、ドラッ
グアンドドロップによりファイルパスをリンクオブジェ
クトとして挿入しようとした場合は、図61に示すよう
な警告のダイアログが表示される。このダイアログが表
示された場合に「はい」のボタンを押せば、ラベル上の
リンクボタンLB上にドラッグアンドドロップによりフ
ァイルパスをリンクオブジェクトとして挿入する場合と
同様に処理される。
【0244】上記「タイムビューコンソールに対する操
作」には、「コンソールに対する、右クリック」、「コ
ンソールのオペレーション時間表示部に対するホイール
の回転」、「コンソールの時間増減のステップ選択リス
トボックスに対する、ホイールの回転」の各操作があ
る。上記「コンソールに対する、右クリック」の操作で
は、コンテキストメニューが表示される。上記「コンソ
ールのオペレーション時間表示部に対するホイールの回
転」の操作は、時間の増減に対応する。上記「コンソー
ルの時間増減のステップ選択リストボックスに対する、
ホイールの回転」の操作は、時間増減間隔の変更に対応
する。
【0245】上記「タイムビューモードのデスクトップ
に対する操作」は、「タイムビューモードのデスクトッ
プに対するホイールのクリック」、「タイムビューモー
ドのデスクトップに対する右クリック」の各操作があ
る。上記「タイムビューモードのデスクトップに対する
ホイールのクリック」の操作は、増減間隔の変更に対応
する。上記「タイムビューモードのデスクトップに対す
る右クリック」の操作では、タイムビューコンテキスト
メニューが表示される。
【0246】次に、上記「ジョグダイヤルに対する操
作」について説明する。
【0247】本実施の形態のラベルソフトにおいて、ジ
ョグダイヤルに対する操作としては、「ジョグダイヤル
の右回転/左回転」、「ジョグダイヤルのプッシュ(押
下から押下解除までの間隔が1秒以下)」、「ジョグダ
イヤルの長押し(押下から押下解除までの間隔が1秒以
上)」の操作がある。本実施の形態のラベルソフトで
は、上記ジョグダイヤルに対する操作について以下のよ
うな機能を割り当てている。ただし、本実施の形態のラ
ベルソフトは、これらのジョグダイヤル操作をどんな時
にでもグローバルに拾うのではなく、ラベルソフトにフ
ォーカスがある場合のみ、上記ジョグダイヤル操作に反
応するようになっている。
【0248】例えば、通常モードの場合、本実施の形態
のラベルソフトは、「ジョグダイヤルの右回転/左回
転」と「ジョグダイヤルのプッシュ(押下から押下解除
までの間隔が1秒以下)」の操作に反応する。すなわ
ち、通常モードの場合に「ジョグダイヤルの右回転/左
回転」の操作がなされると、本実施の形態のラベルソフ
トは、現在画面上に表示されているラベルのウインドウ
の上下関係を変化させる。このときの動作としては、現
在存在するラベルの数により変化する。例えば、ラベル
が1枚以下の場合、ジョグダイヤルの右回転/左回転の
操作がなされても何もしない。ただし、操作が無効であ
ることを示すために、所定の音を鳴らす。また例えば、
ラベルが2枚以上の場合、ジョグダイヤルの右回転の操
作がなされたならば、一番手前にあるラベルを各ラベル
の中で一番後ろへ移動し、逆に、ジョグダイヤルの左回
転がなされたならば、一番後ろにあるラベルを各ラベル
の中で一番手前に移動する。また、通常モードの場合に
「ジョグダイヤルのプッシュ(押下から押下解除までの
間隔が1秒以下)」の操作がなされると、本実施の形態
のラベルソフトは、タイムビューコンソールを表示し、
タイムビューモードに移行する。
【0249】また、タイムビューモードの場合、本実施
の形態のラベルソフトは、「ジョグダイヤルの右回転/
左回転」と「ジョグダイヤルのプッシュ(押下から押下
解除までの間隔が1秒以下)」、「ジョグダイヤルのプ
ッシュ(押下から押下解除までの間隔が1秒以上)」の
全ての操作に反応する。すなわち、タイムビューモード
の場合に「ジョグダイヤルの右回転/左回転」の操作が
なされると、本実施の形態のラベルソフトは、時間の増
減に対応する。例えば、ジョグダイヤルが右回転すると
時間が未来方向に進み、左回転すると時間が過去方向に
進む。また、「ジョグダイヤルのプッシュ(押下から押
下解除までの間隔が1秒以下)」の操作がなされると、
本実施の形態のラベルソフトは、時間を増減するときの
時間増減間隔(時間増減ステップ)の変更に対応する。
例えばジョグダイヤルがプッシュされる度に、100
年、10年、1年、1月、1日、1時間、1分、1秒、
100年、10年、・・・の順番で時間増減間隔が変化
する。また、シフトキーを押しながらジョグダイヤルを
回転させた場合は、ジョグダイヤル単独で回転させた場
合の逆方向の順番で時間増減間隔が変化する。なお、当
該ジョグダイヤルのプッシュ時に選択される時間増減間
隔は環境設定の際に設定することができる。上記「ジョ
グダイヤルのプッシュ(押下から押下解除までの間隔が
1秒以上)」の操作がなされると、本実施の形態のラベ
ルソフトは、タイムビューコンソールを閉じ、現在モー
ドに移行する。
【0250】ここで、本実施の形態のラベルソフトは、
上述したようなジョグダイヤルに対する操作がなされる
場合に、当該ジョグダイヤルの操作時の動作をデスクト
ップ上にジョグダイヤルガイドとして表示することで、
ユーザに対してジョグダイヤルの操作状態とジョグダイ
ヤル操作に対応する操作内容を提示可能となっている。
すなわち、本実施の形態のラベルソフトでは、上述した
ように、通常モードとタイムビューモードとでジョグダ
イヤルの操作について割り当てられる機能が異なるた
め、それぞれ異なる内容のジョグダイヤルガイドを表示
するようにしている。
【0251】図62には通常モード時のジョグダイヤル
ガイドの例を、図63にはタイムビューモード時のジョ
グダイヤルガイドの例を示している。すなわち、図62
に示した通常モード時のジョグダイヤルガイドには、上
述した「ジョグダイヤルの右回転/左回転」と「ジョグ
ダイヤルのプッシュ(押下から押下解除までの間隔が1
秒以下)」に対応する機能の内容をガイドとして表示す
る。また、図63に示したタイムビュー時のジョグダイ
ヤルガイドには、上述した「ジョグダイヤルの右回転/
左回転」と「ジョグダイヤルのプッシュ(押下から押下
解除までの間隔が1秒以下)」、「ジョグダイヤルのプ
ッシュ(押下から押下解除までの間隔が1秒以上)」に
対応する機能の内容をガイドとして表示する。
【0252】次に、本実施の形態のラベルソフトにおけ
る設定の内容について以下に説明する。本実施の形態の
ラベルソフトでは、「ラベルの設定」、「デフォルトラ
ベリレイアウトの設定」、「サウンド録音の設定」、
「画像の設定」、「環境設定」が可能である。なお、こ
れらの設定内容は、レジストリに保存され、全てのプロ
ジェクトで共通の設定として使用される。
【0253】上記「ラベルの設定」として、本実施の形
態のレベルソフトは、ラベルのデフォルト値を設定する
ことができる。ラベルの設定が画面には、図64に示す
ように、「デフォルトの背景色」、「デフォルトのフォ
ント(テキストの色も含む)」、「デフォルトのワード
ラップの状態」、「作成時刻を表示」、「背景色をテキ
ストにのみ適用」の各設定がある。上記「デフォルトの
背景色」では、新規に作成されるラベルの背景色を設定
する。上記「デフォルトのフォント(テキストの色も含
む)」では、新規に作成されるラベルのフォントを設定
する。上記「デフォルトのワードラップの状態」では、
新規に作成されるラベルにワードラップを適用するかど
うか設定する。上記「作成時刻を表示」では、新規に作
成されるラベルに作成時刻を表示するかどうかを設定す
る。上記「背景色をテキストにのみ適用」では、現在表
示されているラベルに対して、背景色をラベル全体に適
用するか、テキストにのみ適用するかを設定する。な
お、当該ラベルソフトの設定画面の下部には現在の設定
によるラベルの状態のサンプルが表示される。
【0254】上記「デフォルトラベリレイアウトの設
定」では、前述したレイアウトの部分でのデフォルトの
レイアウト設定を行う。
【0255】上記「サウンド録音の設定」では、サウン
ド録音時の各種パラメータの設定をする。設定内容とし
ては、図65に示すように、「音源」、「量子化レベ
ル」、「サンプリング周波数」、「最大録音時間」の各
項目が存在する。上記「音源」ではモノラル/ステレオ
の設定が可能でり、「量子化レベル」では8bit/1
6bitの設定が、「サンプリング周波数」では11.
025kHz、22.05kHz、44.1KHzの設
定が、「最大録音時間」では1〜1000Secの設定が
可能である。
【0256】上記「画像の設定」では、キャプチャ画像
取り込みアプリケーション使用時の画像の設定をする。
設定内容としては、図66に示すように、「キャプチャ
取り込みボタンを押したときの動作」、「キャプチャ画
像取り込みアプリケーションから取り込む画像のフォー
マット」、「JPEG圧縮の設定」がある。上記「キャ
プチャ取り込みボタンを押したときの動作」には、「現
在選択されているラベルに画像を取り込む」、「新しい
ラベルに画像を取り込む」の項目がある。上記「現在選
択されているラベルに画像を取り込む」では、ラベルが
選択されていないときには、新しいラベルを作成するか
聞いてくる。上記「新しいラベルに画像を取り込む」で
は、常に新しくラベルを作成し、新規ラベルに画像を取
り込む。上記「キャプチャ画像取り込みアプリケーショ
ンから取り込む画像のフォーマット」には、「ビットマ
ップ」、「JPEG」の項目がある。上記「ビットマッ
プ」ではH圧縮がかからないため、オリジナルのまま保
存され、上記「JPEG」では圧縮がかかるが、ディス
ク容量は少なくできる。上記「JPEGの設定」では上
記「キャプチャ画像取り込みアプリケーションから取り
込む画像のフォーマット」にて「JPEG」が設定され
たときに、取り込み画像の圧縮率の設定が行われる。圧
縮率の範囲としては、1/1〜1/64が有る。
【0257】上記「環境設定」では、環境設定として図
67に示すように、「デフォルトコマンド」、「スター
トアップ」、「時間増減間隔」の設定をする。上記「デ
フォルトコマンド」は、タスクトレイTTのラベルソフ
トのアイコンILをダブルクリックしたときに実行され
るデフォルトのコマンドを設定する。当該「デフォルト
コマンド」にて選択できるのは、「新規ラベルの追
加」、「新規ラベルの追加及びサウンドの録音」、「新
規ラベルの追加及びキャプチャ画像取り込みアプリケー
ションから画像の取得」、「タイムビューモードへ入
る」などである。なお、デフォルト値は、「新規ラベル
の追加」とする。上記「スタートアップ」では、スター
トアップに登録するかどうかを設定する。上記「時間増
減間隔」では、タイムビューモードで時間増減ステップ
選択メニューボタンsbを押したとき、選択される時間
増減間隔(時間増減ステップ)を設定する。ここで設定
していない時間増減間隔は使用できないわけではなく、
コンボボックスから選択するか、日付文字列をクリック
することによって選択することができる。なお、ここで
チェックされた時間増減間隔は、前述したように、時間
増減のステップ選択リストボックスsslで文字の右に
「*」が付く。
【0258】以上説明したような機能を有する本実施の
形態のラベルソフトによれば、デスクトップ上のラベル
に対する操作を全て保存することで、過去の任意の時点
のラベルの状態を再現可能となっている。なお、デスク
トップ上のラベルの状態を保存する方法としては、ある
時点での複数のラベルの情報を全て保存する方法と、あ
る時点でのラベルの情報の差分のみ保存する方法とが考
えられ、ラベルの状態を保存するタイミングとしては、
一定間隔で定期的に保存を行う方法と、ラベルに変化が
あった時点で保存する方法とがある。また、上記ラベル
の情報の差分を保存する方法の場合は、ラベルに対する
操作を保存する方法(すなわち操作履歴を保存)と、ラ
ベルに対する操作の前後におけるラベルの情報の差分を
保存する方法(すなわちラベル情報の変化部分を保存)
とがある。
【0259】また、以上説明したような機能を有する本
実施の形態のラベルソフトによれば、現在のラベルに対
する操作だけでなく、未来の操作を予約することによ
り、ラベル(未来ラベル)をリマインダとして使用可能
としている。この未来ラベルの操作は、現在の時間が上
記未来ラベルに設定した時間になった時点で確定する。
そのため、未来ラベルの操作についての履歴は保存され
ず、最後の操作の情報のみが保存される。なお、未来ラ
ベルに対して履歴を持つこともできるが、未来ラベルに
履歴を持たせると複数の未来が存在してしまうことにな
り、これは人間の理解の範囲を越えるため、本実施の形
態では当該未来ラベルの履歴を持つことについては採用
していない。また、未来ラベルの操作の予約の方法とし
ては、単純にラベルの作成などの操作だけでなく、ラベ
ルの表示/非表示の繰り返し操作も考えられる。
【0260】さらに、以上説明した機能を有する本実施
の形態のラベルソフトによれば、ラベルに時間の概念を
持たせたことにより、ラベルとアラームを対応付け、設
定時間になったときにアラームを鳴らすようなことが可
能となっている。このアラームは、現在のデスクトップ
表示時間に関係なしに鳴り、このため、過去や未来のラ
ベルの状態を表示しているときでも、当該アラームが鳴
ることになり、その結果重要なラベルの情報を見逃すこ
とがなくなる。なお、ラベルに対するアラームは、ラベ
ル一つ一つに付けることが可能であり、通常のアラーム
と異なり、作成時間の前に鳴らすだけでなく、ラベルが
作成された後に鳴らすことも可能であり、さらに、削除
されたラベルに対してアラームを鳴らすことも可能であ
る。そのため、例えば1年後などにアラームを鳴らすこ
とが可能となり、例えば、記念日の一年後にアラームを
鳴らすというようなことも可能となる。
【0261】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したことをパーソナルコンピュータにて実現する場合の
CPU51での処理の流れを図68〜図71に示す。
【0262】図68には、上記過去の任意の時点のラベ
ル状態の再現処理と、未来ラベルに対する操作の予約及
び再現処理、及びアラーム処理等の全体の流れを示す。
先ず、ステップS131として、ラベルソフトが起動さ
れると、CPU51は、ステップS132として、ラベ
ルに対して何らかの操作がなされたときには当該操作の
記録処理を行い、また、ステップS133として、アラ
ームの設定がなされているときにはそのアラーム処理
を、また、ステップS134として、ラベルに繰り返し
等の設定がなされたときには当該ラベルの更新処理を行
う。その後、CPU51は、ステップS135におい
て、各処理が終了したか否かの判定を行い、終了してい
ないと判定した場合にはステップS132に戻り、終了
したと判定した場合はステップS136の処理に進む。
CPU51は、ステップS136の処理に進むと、ラベ
ルソフトの終了処理を行う。
【0263】図69には、図68のステップS132の
操作記録処理の詳細な流れを示す。この図69におい
て、操作記録処理が開始されると、CPU51は、ステ
ップS141として、ラベルに対して何らかの操作がユ
ーザによりなされたか否かの判定を行う。このステップ
S141にてラベルに対する操作が成されていないと判
定した場合には、当該操作記録処理を終了し、図68の
ステップS133の処理へ進む。一方、ステップS14
1にてラベルに対する操作がなされたと判定した場合、
CPU51は、ステップS142の処理に進み、ここで
操作が成される前と後のラベルの差分情報を計算する。
その後、CPU51は、ステップS143として、上記
ラベルに対する操作が、現在ラベルの操作(操作履歴)
か、又は、未来ラベルの操作(操作の予約)かを判定す
る。このステップS143にて現在ラベルの操作である
と判定した場合、CPU51は、ステップS144にお
いて、ラベルの差分情報に現在時間を付加して保存す
る。一方、ステップS43にて未来ラベルの操作である
と判定した場合、CPU51は、ステップS145にお
いて、ラベルの差分情報に予約時間を付加して保存す
る。これらステップS144、145の処理後、CPU
51は、当該操作記録処理を終了し、図68のステップ
S133の処理に進む。
【0264】図70には、図68のステップS133の
アラーム処理の詳細な流れを示す。この図70におい
て、アラーム処理が開始されると、CPU51は、ステ
ップS151として、ラベルにアラームが設定されてい
るか否かを判定する。このステップS151において、
ラベルにアラームが設定されていないと判定した場合
は、当該アラーム処理を終了し、図68のステップS1
34の処理に進む。一方、ステップS151にてラベル
にアラームが設定されていると判定した場合、CPU5
1は、現在の時刻がアラームの設定時間を過ぎたか(ア
ラームの設定時間になったか)否かの判定を行い、過ぎ
たと判定した場合はステップS153の処理に進み、過
ぎていないと判定した場合はステップS156の処理に
進む。CPU51はステップS153の処理に進むと、
アラームを鳴らし、その後、ステップS154として当
該アラームに対応した対象ラベルを表示する必要がある
か否かの判定を行う。CPU51は、ステップS154
にて対象ラベルを表示する必要が無いと判定した場合は
ステップS156の処理に進み、表示する必要があると
判定した場合はステップS155の処理に進む。ステッ
プS155の処理に進むと、CPU51は、表示時間を
対象ラベルが存在する時間に設定し、次にステップS1
56の処理に進む。ステップS156の処理に進むと、
CPU51は、全てのラベルのアラームの処理が終了し
たか否かの判定を行い、終了していないと判定した場合
はステップS151の処理に戻り、終了したと判定した
場合は当該アラーム処理を終了して図68のステップS
134の処理に進む。
【0265】図71には、図68のステップS134の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図71において、
ラベル更新処理が開始されると、CPU51は、ステッ
プS161として、繰り返しの設定されたラベルがある
か否かの判定を行い、無いと判定した場合はステップS
163の処理に進み、有ると判定した場合はステップS
162の処理に進む。ステップS162の処理に進む
と、CPU51は、繰り返しのラベルの処理を行った
後、ステップS163の処理に進む。ステップS163
の処理に進むと、CPU51は、現在の状態を表示中
(現在モードである)か否かの判定を行い、表示中でな
い(すなわち過去又は未来モードである)と判定した場
合はステップS165の処理に進み、表示中である(現
在モードである)と判定した場合はステップS164の
処理に進む。ステップS164の処理に進むと、CPU
51は、表示時間を現在の時間に設定した後、ステップ
S166の処理に進む。一方、ステップS165の処理
に進むと、CPU51は、表示時間をユーザの指定時間
に設定した後、ステップS166の処理に進む。当該ス
テップS166の処理に進むと、CPU51は、設定さ
れている表示時間のラベルの状態を表示(現在、過去、
未来の何れかのモード)する。その後、CPU51は、
ラベル更新処理を終了して図68のステップS135の
処理に進む。
【0266】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述した機能を有することにより、ラベルに対してテキス
トや画像などの決まった情報だけでなく、全ての情報を
間接的に貼り付けることができるリンク機能を実現して
いる。このように、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、リンク機能を実現することによって、限られた大き
さのラベルの中に全ての情報を表示する必要がなくな
り、ラベルの面積の有効利用が可能となっている。すな
わち、本実施の形態のようなリンク機能を有さないラベ
ルの場合は、当該ラベルにオブジェクトを貼り付けた時
点で全ての情報を取り込む必要がある。なお、本実施の
形態のラベルソフトにおいては、リンクの情報をラベル
の中に全て表示することも可能である。当該リンク機能
により、本実施の形態のラベルソフトが起動した状態の
パーソナルコンピュータは、ローカルのマシン内の情報
だけでなく、ネットワーク上の情報などをもラベル上で
表すことが可能となる。このように、ネットワーク上の
情報をラベル上にリンクとして設定可能であるため、本
実施の形態のパーソナルコンピュータは、ユーザの実行
要求があったときのみリンクの内容を表示できることに
なり、したがって、常にネットワークに繋がっている必
要はない。
【0267】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したラベル上のリンク機能をパーソナルコンピュータに
て実現する場合のCPU51での処理の流れを図72〜
図74に示す。
【0268】図72には、上記ラベル上にリンクによっ
て全ての情報を間接的に貼り付ける処理の全体の流れを
示す。先ず、ステップS171として、ラベルソフトが
起動されると、CPU51は、ステップS172とし
て、リンクの修正がなされたか否かの判定を行い、リン
クの修正はなされていないと判定した場合はステップS
174の処理に進む。一方、リンクの修正がなされたと
判定した場合はステップS173の処理に進む。ステッ
プS173の処理に進むと、CPU51は、リンクの編
集処理を行う。次に、CPU51は、ステップS174
として、リンクを実行するか否かの判定を行い、実行し
ないと判定した場合はステップS176の処理に進み、
実行すると判定した場合はステップS175の処理に進
む。ステップS175の処理に進むと、CPU51は、
リンクの実行処理を行う。その後、CPU51は、ステ
ップS176にて処理が終了したか否かの判定を行い、
終了していないときにはステップS172に戻り、終了
したときにはステップS177の処理に進む。ステップ
S177の処理に進むと、CPU51は、ラベルソフト
の終了処理を行う。
【0269】図73には、図72のステップS173の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図73において、
リンクの編集処理が開始されると、CPU51は、ステ
ップS181として、リンクの編集が例えばマウスを用
いたドラッグアンドドロップによりなされたのか否かの
判定を行い、ドラッグアンドドロップであると判定した
場合はステップS183の処理に進む、ドラッグアンド
ドロップでないと判定した場合はステップS182の処
理に進む。ステップS183の処理に進んだ場合、CP
U51は、ドラッグアンドドロップされたファイルパス
やURLをリンクとして保存した後、リンクの編集処理
を終了して図72のステップS174の処理に進む。一
方、ステップS182に進んだ場合、CPU51は、図
52に示したリンク編集ダイアログを表示させた後、ス
テップS184の処理に進む。ステップS184の処理
に進むと、CPU51は、上記リンク編集ダイアログに
おいてリンク先のファイルパスやURLが入力された
か、または、リンクの参照の指示がなされたか否かの判
定を行い、リンク先のファイルパスやURLが入力され
たと判定したときはステップS187の処理に進み、リ
ンクの参照が指示されたと判定したときはステップS1
85の処理に進む。ステップS187の処理に進むと、
CPU51は、入力されたファイルパスやURLをリン
ク先として保存した後、リンクの編集処理を終了して図
72のステップS174の処理に進む。また、ステップ
S185に進むと、CPU51は、リンク参照のダイア
ログを表示させた後、ステップS186の処理に進む。
ステップS186の処理に進むと、CPU51は、参照
したファイルパスやURLをリンク先として保存した
後、リンクの編集処理を終了して図72のステップS1
74の処理に進む。
【0270】図74には、図72のステップS175の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図74において、
リンクの実行処理が開始されると、CPU51は、ステ
ップS191として、保存されているリンクの情報はU
RLか否かの判定を行い、URLであると判定した場合
はステップS193の処理に進み、URLでないと判定
した場合はステップS192の処理に進む。ステップS
193の処理に進むと、CPU51は、保存されている
リンクの情報をURLとして開き、その後、リンクの実
行処理を終了して図72のステップS176の処理に進
む。また、ステップS192の処理に進むと、CPU5
1は、保存されているリンクの情報が実行ファイルへの
パスであるか否かの判定を行い、実行ファイルへのパス
であると判定した場合はステップS195の処理に進
み、実行ファイルへのパスでないと判定した場合はステ
ップS194の処理に進む。ステップS195の処理に
進んだときのCPU51は、保存されているリンクを実
行ファイルとして実行した後、リンクの実行処理を終了
して図72のステップS176の処理に進む。一方、ス
テップS194の処理に進んだときのCPU51は、保
存されているリンクをドキュメントファイルとして開い
た後、リンクの実行処理を終了して図72のステップS
176の処理に進む。
【0271】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述したような機能を有することにより、現在/過去/未
来の目的に時間のラベルをデスクトップ上に容易に表示
可能となっている。
【0272】ここで、デスクトップ上のラベルの時間を
移動させる方法としては、例えばユーザの一つのコマン
ドの実行により一定間隔進める/戻す方法が考えられ
る。これにより、一日後や一時間後の情報等を容易に検
索可能となる。
【0273】また、デスクトップ上のラベルの時間を移
動させる方法としては、ユーザの一つのコマンドの実行
により、保持している情報の変化があった時点まで時間
を進める/戻す方法が考えられる。このときの時間の間
隔は一定ではなく、ラベル情報の変化点によって決ま
り、したがって移動する時間の間隔は可変となる。これ
により、ラベル情報の切り替わり時点を容易に検索可能
である。
【0274】さらに、デスクトップ上のラベルの時間を
移動させる方法としては、ユーザの連続したコマンドの
実行により、時間の進め方/戻し方を加速度的に変化さ
せるような方法も可能である。これにより、目的の時間
まで容易且つ高速に移動できるようになる。
【0275】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したデスクトップ上のラベルの時間を移動機能をパーソ
ナルコンピュータにて実現する場合のCPU51での処
理の流れを図75〜図77に示す。
【0276】図75には、現在/過去/未来の任意の時
間に移動可能とする処理の全体の流れを示す。先ず、ス
テップS201として、ラベルソフトが起動されると、
CPU51は、ステップS202として、時間移動の単
位すなわち前述した時間増減間隔(時間増減ステップ)
の変更があるか否かの判定を行い、時間増減間隔(時間
増減ステップ)の変更がないと判定した場合はステップ
S204の処理に進み、変更があると判定した場合はス
テップS203の処理に進む。ステップS203の処理
に進むと、CPU51は、ユーザからの操作に応じた時
間移動単位の変更処理すなわち時間増減間隔(時間増減
ステップ)の変更処理を行う。次に、CPU51は、ス
テップS204として、デスクトップ上に表示されるラ
ベルの時間の移動が指示されたか否かの判定を行い、指
示されていないと判定した場合はステップS206の処
理に進み、指示されたと判定した場合はステップS20
5の処理に進む。ステップS205の処理に進むと、C
PU51は、時間の移動処理すなわち過去モードや未来
モードのデスクトップ画面への移動処理を行う。当該ス
テップS205での時間の移動処理の後、CPU51
は、ステップS206として、設定されている時間で表
示を更新、ステップS207の処理に進む。その後、C
PU51は、ステップS207にて処理が終了したか否
かの判定を行い、終了していないときにはステップS2
02に戻り、終了したときにはステップS208の処理
に進む。ステップS208の処理に進むと、CPU51
は、ラベルソフトの終了処理を行う。
【0277】図76には、図75のステップS203の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図76において、
時間の移動単位の変更(時間増減間隔の変更)の処理が
開始されると、CPU51は、ステップS211におい
て、上記移動単位として前記情報の変化点の単位が設定
されたか否かの判定を行い、設定されたと判定した場合
はステップS213の処理に進み、設定されていないと
判定した場合はステップS212に処理に進む。ステッ
プS213の処理に進むと、CPU51は、時間の移動
間隔(時間増減間隔、時間増減ステップ)として、前記
情報の変化点を設定した後、当該移動単位の変更処理を
終了して図75のステップS204の処理に進む。ま
た、ステップS212の処理に進むと、CPU51は、
指定された単位(100年、10年、1年、1月、1
日、・・・等)を時間の移動間隔(時間増減間隔、時間
増減ステップ)として設定した後、当該移動単位の変更
処理を終了して図75のステップS204の処理に進
む。
【0278】図77には、図75のステップS205の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図77において、
時間の移動処理が開始されると、CPU51は、ステッ
プS221として、移動する時間が前記オペレーション
時間表示部otiから直接指定されたか否かの判定を行
い、直接指定されたと判定した場合はステップS223
の処理に進み、直接指定されていないと判定した場合は
ステップS222の処理に進む。ステップS223の処
理に進むと、CPU51は、上記直接指定された時間を
移動時間(時間増減間隔、時間増減ステップ)として設
定した後、当該時間の移動処理を終了して図75のステ
ップS206の処理に進む。また、ステップS222の
処理に進むと、CPU51は、時間移動間隔(時間増減
間隔、時間増減ステップ)として、前記情報の変化点の
間隔が設定されたか否かの判定を行い、変化点の間隔が
設定されていないと判定した場合はステップS225の
処理に進み、変化点の間隔が設定されたと判定した場合
はステップS224の処理に進む。ステップS225の
処理に進むと、CPU51は、設定されている時間間隔
で時間を進める(或いは戻す)処理を行った後、当該時
間の移動処理を終了して図75のステップS206の処
理に進む。また、ステップS224の処理に進むと、C
PU51は、次(或いは前)の変化点を検索する。次
に、CPU51は、ステップS226として、次(或い
は前)の変化点が見つかったか否かの判定を行い、見つ
からないと判定した場合は当該時間の移動処理を終了し
て図75のステップS206の処理に進み、見つかった
と判定した場合はステップS227の処理に進む。ステ
ップS227の処理に進むと、CPU51は、上記検索
により見つかった時間を移動した時間として設定し、そ
の後、当該時間の移動処理を終了して図75のステップ
S206の処理に進む。
【0279】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述したような機能を有することにより、デスクトップ上
のラベルの時間移動のユーザインターフェイスとして、
ジョグダイヤルを用いることが可能となっている。当該
ジョグダイヤルを用いることにより、時間を進める/時
間を戻す作業がジョグダイヤルを右に回す/左に回す動
作により実現され、その結果、時間の移動操作をスムー
ズに行うことが可能となる。
【0280】また、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、前述した機能を有することにより、ジョグダイヤル
を押す操作を、時間を進めたり/戻したりする時間間隔
の変更に割り当てること可能となっている。したがっ
て、ジョグダイヤルの操作だけでラベルの時間の変更に
ついての全ての動作を実現でき、その結果、一般的なキ
ーボードやマウスを用いることなく、時間の変更を完結
できる。
【0281】また、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、前述したような機能を有することにより、ジョグダ
イヤルを押す操作を、ラベル表示の一定の時間増減間隔
の変更だけでなく、前述したラベル情報の変化点移動に
も割り当てることが可能となっている。その結果、情報
の変化点のみに注目した時間の移動も当該ジョグダイヤ
ルの操作だけで実現可能となる。
【0282】さらに、本実施の形態のラベルソフトによ
れば、前述したような機能を有することにより、ジョグ
ダイヤルの回転速度に応じて、ラベルの時間の移動量を
可変でき、これによって、離れた時間の検索も素早くで
きるようになる。
【0283】また、本実施の形態のラベルソフトによれ
ば、前述したような機能を有することにより、ジョグダ
イヤルのプッシュを時間移動モードへのトリガとして用
い、その後のジョグダイヤルの回転/プッシュ動作を上
述した時間移動の動作に割り当てており、ジョグダイヤ
ルを短く押す動作と長く押す動作で機能を分けることに
より、時間移動モードに入る/時間の移動/時間移動モ
ードを抜けるの全ての動作をジョグダイヤルだけで実現
可能となっている。これにより、過去/現在/未来に散
らばった情報を、ジョグダイヤルだけで閲覧(ブラウ
ズ)することが可能となる。但し、データの修正に関し
てはキーボードやマウスなどの入力装置が必要である。
【0284】さらに、本実施の形態のラベルソフトによ
れば、ジョグダイヤルの回転/押す操作に対してシフト
キー(Shiftキー)やコントロールキー(Ctrl
キー)を併用することにより、反対の機能などを実行さ
せることにより、時間の移動操作をさらに容易にしてい
る。すなわち例えば、ジョグダイヤルを押すことによ
り、変化させる時間増減間隔の単位を大きい方から小さ
い方へ変化させ、その一方で、シフトキー(Shift
キー)とジョグダイヤルを併用したときは、ジョグダイ
ヤル単独の操作の場合と逆方向に時間増減間隔の単位を
変化させることにより、時間増減間隔の単位の選択をよ
り容易にしている。
【0285】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したジョグダイヤルの操作による現在/過去/未来への
時間移動機能をパーソナルコンピュータにて実現する場
合のCPU51での処理の流れを図78〜図81に示
す。
【0286】図78には、上記現在/過去/未来への時
間移動をジョグダイヤルの操作にて実現する場合の全体
の流れを示す。先ず、ステップS231として、ラベル
ソフトが起動されると、CPU51は、ステップS23
2として、ジョグダイヤルが押されたか否かの判定を行
い、押されていないと判定した場合はステップS234
の処理に進み、押されたと判定した場合はステップS2
33の処理に進む。ステップS233の処理に進むと、
CPU51は、ジョグダイヤルの回転操作による情報の
ブラウズ処理を行う。次に、CPU51は、ステップS
234の処理に進むと、処理が終了したか否かの判定を
行い、終了していないときにはステップS232に戻
り、終了したときにはステップS235の処理に進む。
ステップS235の処理に進むと、CPU51は、ラベ
ルソフトの終了処理を行う。
【0287】図79には、図78のステップS233の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図79において、
ステップS241としてジョグダイヤルによるブラウズ
処理が開始されると、CPU51は、ステップS242
として、ジョグダイヤルが長く押されたか(ジョグダイ
ヤルの長押し(押下から押下解除までの間隔が1秒以
上))否かの判定を行い、長く押されたと判定した場合
は当該ブラウズ処理を終了して図78のステップS23
4の処理に進み、長く押されていないと判定した場合は
ステップS243の処理に進む。ステップS243の処
理に進むと、CPU51は、ジョグダイヤルが押された
か否か(すなわちジョグダイヤルの押下から押下解除ま
での間隔が1秒以下である場合)の判定を行い、押され
ていないと判定した場合はステップS245の処理に進
み、押されたと判定した場合はステップS244の処理
に進む。ステップS244の処理に進むと、CPU51
は、当該ジョグダイヤルの押下動作に応じた時間移動単
位の変更処理を行う。次に、CPU51は、ステップS
245の処理に進むと、ジョグダイヤルの回転操作が成
されたか否かの判定を行い、回転操作されていないと判
定した場合はステップS242の処理に戻り、回転操作
されたと判定した場合はステップS246の処理に進
む。ステップS246の処理に進むと、CPU51は、
上記ジョグダイヤルの回転操作に応じた時間移動の処理
を行う。次に、CPU51は、ステップS247の処理
に進むと、設定されている時間で表示を変更し、その後
ステップS242の処理に戻る。一方、ステップS24
8の処理に進むと、CPU51は、ジョグダイヤルによ
るブラウズの処理を終了した後、図78のステップS2
34の処理に進む。
【0288】図80には、図79のステップS244の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図80において、
CPU51は、ステップS251としてシフトキーが押
されているか否かの判定を行い、押されていると判定し
た場合はステップS253の処理に進み、押されていな
いと判定した場合はステップS252の処理に進む。ス
テップS252の処理に進むと、CPU51は、現在の
時間間隔の単位(時間増減単位、時間増減ステップ)
は、最小単位か否かの判定を行い、最小単位であると判
定した場合はステップS255に進み、最小単位でない
と判定した場合はステップS254の処理に進む。ま
た、ステップS253の処理に進んだときのCPU51
は、現在の時間間隔の単位(時間増減単位、時間増減ス
テップ)は、最大単位か否かの判定を行い、最大単位で
あると判定した場合はステップS255に進み、最大単
位でないと判定した場合はステップS256の処理に進
む。ステップS254の処理に進んだときのCPU51
は、オペレーション時間表示部oti上の次の単位を時
間移動の間隔(時間増減単位、時間増減ステップ)とし
て設定し、その後、当該移動単位の変更処理を終了して
図79のステップS245の処理に進む。また、ステッ
プS255の処理に進んだときのCPU51は、時間移
動間隔(時間増減単位、時間増減ステップ)として、前
記情報の変化点を設定した後、当該移動単位の変更処理
を終了して図79のステップS245の処理に進む。ま
た、ステップS256の処理に進んだときのCPU51
は、オペレーション時間表示部oti上の前の単位を時
間移動の間隔(時間増減単位、時間増減ステップ)とし
て設定し、その後、当該移動単位の変更処理を終了して
図79のステップS245の処理に進む。
【0289】図81には、図79のステップS246の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図81において、
CPU51は、ステップS261としてジョグダイヤル
に対して連続した回転操作がなされたか否かの判定を行
い、連続した回転操作がなされたと判定した場合はステ
ップS263の処理に進み、連続した回転操作がなされ
ていないと判定した場合はステップS262の処理に進
む。ステップS263の処理に進むと、CPU51は、
そのジョグダイヤルの連続した回転操作に対応して、時
間の増減処理を加速して行うように設定、すなわち時間
の移動量を加速させるように設定した後、ステップS2
62の処理に進む。ステップS262の処理に進むと、
CPU51は、時間移動間隔(時間増減単位、時間増減
ステップ)として、情報の変化点の間隔が設定されてい
るか否かの判定を行い、変化点の間隔が設定されている
と判定した場合はステップS264の処理に進み、変化
点の間隔が設定されていないと判定した場合はステップ
S265の処理に進む。ステップS264の処理に進む
と、CPU51では、ステップS261での判定結果を
考慮(すなわちステップS263で加速の設定がなされ
た場合にはそれを考慮)して、次(或いは前)の情報変
化点を検索し、その後、ステップS267の処理に進
む。また、ステップS265の処理に進むと、CPU5
1では、ステップS261での判定結果を考慮(すなわ
ちステップS263で加速の設定がなされた場合にはそ
れを考慮)して、設定されている時間間隔で時間を進め
(或いは戻す)、その後、当該時間の移動処理を終了し
て図79のステップS247の処理に進む。また、ステ
ップS267の処理に進むと、CPU51は、次(或い
は前)の情報の変化点が見つかったか否かの判定を行
い、見つかったときにはステップS268の処理に進
み、見つからなかったときにはステップS269の処理
に進む。ステップS268の処理に進むと、CPU51
は、見つかった時間を移動した時間として設定した後、
当該時間の移動処理を終了して図79のステップS24
7の処理に進む。また、ステップS269の処理に進む
と、CPU51は、最後(或いは最初)の変化点の時間
を移動した時間として設定した後、当該時間の移動処理
を終了して図79のステップS247の処理に進む。
【0290】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述した機能を有することにより、上述したようなジョグ
ダイヤルによる時間移動の操作を画面上に反映(すなわ
ちジョグダイヤルガイドとして反映)させることができ
る。また、本実施の形態のラベルソフトにおいては、ジ
ョグダイヤルの回転操作に合わせて、画面上の一部(タ
イムビューコンソールの回転アニメーション部ra)を
回転アニメーションとして表示可能としており、ジョグ
ダイヤルの回転方向の違いも、当該回転アニメーション
の方向を変えることにより表現可能としている。
【0291】さらに、本実施の形態のラベルソフトは、
現在の時間をオペレーション時間表示部oti上で数値
により表示すると共に西暦ゲージ部cg上で西暦グラフ
を表示するようにしており、リアルタイムでこれらの表
示を更新可能とし、上記西暦グラフのスクロールによ
り、時間の変化をより判り易くしている。なお、西暦グ
ラフには、現在の時間と、デスクトップ上に表示されて
いるラベルの時間とをそれぞれ異なる線(例えば色が異
なる線)で示し、現在の時間と表示時間の関係を容易に
確認できるようにしている。
【0292】またさらに、本実施の形態のラベルソフト
は、過去、現在、未来によって、デスクトップの背景の
画像を変化させるようにしており、これによって現在で
きる操作を明確にしている。例えば、過去は修正するこ
とができず、未来はラベル操作の予約のみが可能で、現
在では全ての操作が可能であることを、デスクトップの
背景の画像を変化させることでユーザに対して判りやす
く提供している。
【0293】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したジョグダイヤルガイドや西暦グラフの表示機能をパ
ーソナルコンピュータにて実現する場合のCPU51で
の処理の流れを図82、図83に示す。
【0294】図82には、ジョグダイヤルの操作を時間
移動のユーザインターフェイスとして使用する場合の全
体の流れを示す。先ず、ステップS271として、ラベ
ルソフトが起動されると、CPU51は、ステップS2
72として、ジョグダイヤルが回転操作されたか否かの
判定を行い、回転操作がなされていないと判定した場合
はステップS274の処理に進み、回転操作されたと判
定した場合はステップS273の処理に進む。ステップ
S273の処理に進むと、CPU51は、ジョグダイヤ
ルの回転に応じた情報のブラウズ処理を行う。次に、C
PU51は、ステップS274の処理に進むと、処理が
終了したか否かの判定を行い、終了していないときには
ステップS272に戻り、終了したときにはステップS
275の処理に進む。ステップS275の処理に進む
と、CPU51は、ラベルソフトの終了処理を行う。
【0295】図83には、図82のステップS273の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図83において、
ステップS281としてジョグダイヤル操作に応じたブ
ラウズ処理が開始されると、CPU51は、ステップS
282として、ジョグダイヤルが回転したか否かの判定
を行い、回転したと判定した場合はステップS283の
処理に進み、回転していないと判定した場合はステップ
S288の処理に進む。ステップS283の処理に進む
と、CPU51は、ジョグダイヤルの回転方向に合わせ
た前記回転アニメーションを表示し、また、ステップS
284において当該ジョグダイヤルの回転方向及び回転
量に合わせて時間の移動処理を行い、更に、ステップS
285においてその時間移動処理による時間表示と西暦
グラフの更新を行う。次に、CPU51は、ステップS
286として、過去/現在/未来の状態が変化したか否
かの判定を行い、状態が変化していないと判定した場合
はステップS288の処理に進み、状態が変化したと判
定した場合はステップS287の処理に進む。ステップ
S287の処理に進むと、CPU51は、その過去/現
在/未来の状態に応じてデスクトップ画面の背景の画像
を更新し、ステップS288の処理に進む。ステップS
288の処理に進むと、CPU51は、ジョグダイヤル
操作に応じたブラウズの処理を終了するか否かの判定を
行い、終了しないと判定した場合はステップS282の
処理に戻り、終了すると判定した場合はステップS28
9にてブラウズの終了処理を行った後、図82のステッ
プS274の処理に進む。
【0296】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述したような機能を有することにより、過去/現在/未
来における情報のブラウズ中に、それぞれのラベルの情
報が変更できるか否かの状態をラベル上に表示し、ユー
ザに対して当該ラベルの状態を提示可能とする機能を実
現している。なお、ラベルの状態を表示する方法として
は、ラベルの一部にアイコンとして表す方法や、ラベル
に対して縁取りをする(例えば縁取りの色を変える)方
法などが考えられる。ラベルの縁取りをする方法を採用
した場合は、ラベルの一部が他のウィンドウに覆い隠さ
れていてもラベル状態が確認できることになる。また、
ラベルの状態としては、修正可能/修正禁止の2状態で
はなく、修正禁止の理由がわかるようにさらに状態数を
増やすようにすれば、ユーザがより詳しく状態の確認が
可能となる。
【0297】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したラベルの状態の提示機能をパーソナルコンピュータ
にて実現する場合のCPU51での処理の流れを図84
〜図86に示す。
【0298】図84には、ユーザにラベルの状態を提示
する機能の全体の流れを示す。先ず、ステップS291
として、ラベルソフトが起動されると、CPU51は、
ステップS292として、ジョグダイヤルの回転操作や
キーボードの操作、アップダウンボタンtub,tdb
等により時間移動の操作がなされたか否かの判定を行
い、時間移動の操作がなされていないと判定した場合は
ステップS294の処理に進み、時間移動の操作がなさ
れたと判定した場合はステップS293の処理に進む。
ステップS293の処理に進むと、CPU51は、時間
移動の操作に応じた情報のブラウズ処理を行う。次に、
CPU51は、ステップS294の処理に進むと、処理
が終了したか否かの判定を行い、終了していないときに
はステップS292に戻り、終了したときにはステップ
S295の処理に進む。ステップS295の処理に進む
と、CPU51は、ラベルソフトの終了処理を行う。
【0299】図85には、図84のステップS293の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図85において、
ステップS301として時間移動の操作によるブラウズ
処理が開始されると、CPU51は、ステップS302
として、時間移動の操作により表示時間が変更されたか
否かの判定を行い、表示時間が変更されたと判定した場
合はステップS303の処理に進み、表示時間が変更さ
れていないと判定した場合はステップS307の処理に
進む。ステップS303の処理に進むと、CPU51
は、上記時間移動の操作に応じた時間移動処理を行い、
次に、ステップS304においてラベルの情報を更新す
る。次に、CPU51は、ステップS305として、過
去/現在/未来の状態が変化したか否かの判定を行い、
状態が変化していないと判定した場合はステップS30
7の処理に進み、状態が変化したと判定した場合はステ
ップS306の処理に進む。ステップS306の処理に
進むと、CPU51は、その過去/現在/未来の状態に
応じてラベルの編集可能状態の更新処理(例えば縁の色
を変える等)を行い、ステップS307の処理に進む。
ステップS307の処理に進むと、CPU51は、ブラ
ウズの処理を終了するか否かの判定を行い、終了しない
と判定した場合はステップS302の処理に戻り、終了
すると判定した場合はステップS308にてブラウズの
終了処理を行った後、図84のステップS294の処理
に進む。
【0300】図86には、図85のステップS306の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図86において、
ステップS311としてラベルの状態更新の処理が開始
されると、CPU51は、ステップS312として、ラ
ベルは表示されているか否かの判定を行い、表示されて
いると判定した場合はステップS313の処理に進み、
表示されていないと判定した場合はステップS318の
処理に進む。ステップS313の処理に進むと、CPU
51は、表示時間が過去/現在/未来の何れであるかの
判定を行い、過去であると判定した場合はステップS3
15の処理に進み、未来であると判定した場合はステッ
プS314の処理に進み、現在であると判定した場合は
ステップS317の処理に進む。ステップS313にて
未来であると判定した場合、CPU51は、ステップS
314にてラベルは未来ラベルであるか否かの判定を行
い、未来ラベルであると判定した場合はステップS31
7の処理に進み、未来ラベルでないと判定した場合はス
テップS316の処理に進む。ステップS315の処理
に進んだときのCPU51は、ラベルの状態を編集不可
(過去ラベル)に設定した後、ステップS318の処理
に進む。ステップS316の処理に進んだときのCPU
51は、ラベルの状態を編集不可(現在ラベル)に設定
した後、ステップS318の処理に進む。ステップS3
17の処理に進んだときのCPU51は、ラベルの状態
を編集可能(現在ラベル又は未来ラベル)に設定した
後、ステップS318の処理に進む。ステップS318
の処理に進むと、CPU51は、全てのラベルの状態の
更新処理が終了したか否かの判定を行い、終了していな
いと判定した場合はステップS312の処理に戻り、終
了したと判定した場合はステップ319の処理に進む。
ステップS319の処理に進むと、CPU51は、ラベ
ルの状態更新の終了処理を行った後、図85のステップ
S307の処理に進む。
【0301】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述したように、タイムビューコンソールTVCに現在の
時刻へ戻るショートカットボタン(現在ボタンbb)を
設け、過去や未来をブラウズしているときでも即座に現
在時刻へ戻れるようにしている。
【0302】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したショートカットボタンの機能をパーソナルコンピュ
ータにて実現する場合のCPU51での処理の流れを図
87,図88に示す。
【0303】図87には、タイムビューコンソールTV
Cの現在ボタンbbにより即座に現在時刻へ戻ることを
実現する際の全体の流れを示す。先ず、ステップS32
1として、ラベルソフトが起動されると、CPU51
は、ステップS322として、ブラウズ処理開始か否か
の判定を行い、ブラウズ処理開始であると判定した場合
はステップS323の処理に進み、ブラウズ処理開始で
ないと判定した場合はステップS324の処理に進む。
ステップS323の処理に進むと、CPU51は、情報
のブラウズ処理を開始し、その後、ステップS324の
処理に進む。ステップS324の処理に進むと、CPU
51は、処理が終了したか否かの判定を行い、終了して
いないときにはステップS322に戻り、終了したとき
にはステップS325の処理に進む。ステップS325
の処理に進むと、CPU51は、ラベルソフトの終了処
理を行う。
【0304】図88には、図87のステップS323の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図88において、
ステップS331としてブラウズの処理が開始される
と、CPU51は、ステップS332として、表示時間
が変更されたか否かの判定を行い、表示時間が変更され
たと判定した場合はステップS333の処理に進み、表
示時間が変更されていないと判定した場合はステップS
336の処理に進む。ステップS333の処理に進む
と、CPU51は、時間移動の操作に応じた時間移動処
理を行い、次に、ステップS334において現在ボタン
bbが押されたか否かの判定を行い、押されたと判定し
た場合はステップS335の処理に進み、押されていな
いと判定した場合はステップS336の処理に進む。ス
テップS335の処理に進むと、CPU51は、表示時
間を現在に設定した後、ステップS336の処理に進
む。ステップS336の処理に進むと、CPU51は、
ブラウズの処理を終了するか否かの判定を行い、終了し
ないと判定した場合はステップS332の処理に戻り、
終了すると判定した場合はステップS337にてブラウ
ズの終了処理を行った後、図87のステップS324の
処理に進む。
【0305】次に、本実施の形態のラベルソフトは、前
述したようにタスクトレイTT上のラベルソフトアイコ
ンILのデザインを、現在モード、過去モード、未来モ
ードで異ならせ、さらに現在モードで全てを隠す状態で
も異ならせることで、コンテキストメニューを表示させ
なくても、選択可能なメニューが予め予想できるように
している。なお、この方法は、時間移動処理のあるアプ
リケーションだけでなく、メインウィンドウが存在しな
い、タスクトレイアイコンに対してメニューを割り当て
ている全てのアプリケーションで有用である。また、メ
インウィンドウがあるアプリケーションでは、メインウ
ィンドウに状態を表示できるが、タスクトレイアイコン
は常に見えていることが多いので、メインウィンドウが
最小化されているときなどにも、メインウィンドウを元
のサイズに戻さなくてもメニュー項目の状態が予測でき
る。
【0306】本実施の形態のラベルソフトにより、上述
したタスクトレイTT上のラベルソフトアイコンILの
デザインを異ならせる機能をパーソナルコンピュータに
て実現する場合のCPU51での処理の流れを図89〜
図91に示す。
【0307】図89には、タスクトレイTT上のラベル
ソフトアイコンILのデザインを現在モード、過去モー
ド、未来モードで異ならせ、さらに現在モードで全てを
隠す状態でも異ならせることを実現する際の全体の流れ
を示す。先ず、ステップS341として、ラベルソフト
が起動されると、CPU51は、ステップS342とし
て、ラベル全体が非表示になっているか否かの判定を行
い、非表示になっていると判定した場合はステップS3
43の処理に進み、非表示になっていないと判定した場
合はステップS344の処理に進む。ステップS343
の処理に進むと、CPU51は、非表示アイコンをタス
クトレイTT上に設定した後、ステップS345の処理
に進む。また、ステップS344の処理に進むと、CP
U51は、通常のアイコンをタスクトレイTT上に設定
した後、ステップS345の処理に進む。ステップS3
45の処理に進むと、CPU51は、ブラウズ処理開始
か否かの判定を行い、ブラウズ処理開始であると判定し
た場合はステップS346の処理に進み、ブラウズ処理
開始でないと判定した場合はステップS347の処理に
進む。ステップS346の処理に進むと、CPU51
は、情報のブラウズ処理を開始し、その後、ステップS
347の処理に進む。ステップS347の処理に進む
と、CPU51は、処理が終了したか否かの判定を行
い、終了していないときにはステップS342に戻り、
終了したときにはステップS348の処理に進む。ステ
ップS348の処理に進むと、CPU51は、ラベルソ
フトの終了処理を行う。
【0308】図90には、図89のステップS346の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図90において、
ステップS351としてブラウズの処理が開始される
と、CPU51は、ステップS352として、表示時間
が変更されたか否かの判定を行い、表示時間が変更され
たと判定した場合はステップS353の処理に進み、表
示時間が変更されていないと判定した場合はステップS
357の処理に進む。ステップS353の処理に進む
と、CPU51は、時間移動の操作に応じた時間移動処
理を行い、次に、ステップS354においてラベルの情
報を更新した後、ステップS355の処理に進む。ステ
ップS355の処理に進むと、CPU51は、過去/現
在/未来の状態が変化したか否かの判定を行い、変化し
たと判定した場合はステップS356の処理に進み、変
化しないと判定した場合はステップS357の処理に進
む。ステップS356の処理に進むと、CPU51は、
タスクトレイアイコンの更新処理を行った後、ステップ
S357の処理に進む。ステップS357の処理に進む
と、CPU51は、ブラウズの処理を終了するか否かの
判定を行い、終了しないと判定した場合はステップS3
52の処理に戻り、終了すると判定した場合はステップ
S358にてブラウズの終了処理を行った後、図89の
ステップS374の処理に進む。
【0309】図91には、図90のステップS356の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図91において、
ステップS361としてアイコンの更新処理が開始され
ると、CPU51は、ステップS362として、表示時
間が過去/現在/未来の何れであるかの判定を行い、過
去であると判定した場合はステップS363の処理に、
現在であると判定した場合はステップS364の処理
に、未来であると判定した場合はステップS365の処
理に進む。ステップS363の処理に進むと、CPU5
1は、タスクトレイTT上のラベルソフトアイコンIL
に前記図42の(b)に示したような過去アイコンを設
定した後、ステップS366の処理に進む。ステップS
364の処理に進むと、CPU51は、タスクトレイT
T上のラベルソフトアイコンILに前記図42の(a)
に示したような現在アイコンを設定した後、ステップS
366の処理に進む。ステップS365の処理に進む
と、CPU51は、タスクトレイTT上のラベルソフト
アイコンILに前記図42の(c)に示したような未来
アイコンを設定した後、ステップS366の処理に進
む。ステップS366の処理に進むと、CPU51は、
アイコンの更新処理を終了した後、図90のステップS
357の処理に進む。
【0310】なお、以上説明した一連の処理を実現する
プログラムをコンピュータにインストールし、コンピュ
ータによって実行可能な状態とするために用いられる媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、CD−RO
M、DVDなどのパッケージメディアのみならず、プロ
グラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモ
リや磁気ディスクなどで実現してもよく、さらには、ロ
ーカルエリアネットワークやインターネット、ディジタ
ル衛星放送などの有線及び無線通信媒体、及びこれれの
通信媒体を介して提供されるプログラムを転送もしくは
受信するルータやモデム等の各種通信インターフェース
で実現してもよく、本願明細書における媒体とは、これ
ら全ての媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0311】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
情報処理装置及び方法、媒体においては、異なる属性の
オブジェクト情報を貼り付け可能な所定の処理単位に対
する操作の情報を、実時間に対する未来時間と対応させ
て記憶し、未来時間に実時間が到達した時点で、操作の
情報に基づいて所定の処理単位を作成することにより、
例えば、予定として書き込んだ内容を、予定された時間
に表示させることができ、また、テキストだけでなく、
音声や画像をも予定の内容に対応付けることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したノート型パーソナルコンピュ
ータの外観斜視図である。
【図2】上記図1に示したノート型パーソナルコンピュ
ータの本体の平面図である。
【図3】本発明の要部となるジョグダイヤル付近の拡大
図である。
【図4】上記本体のジョグダイヤル側の側面図である。
【図5】上記ジョグダイヤルの外観斜視図である。
【図6】上記図5に示したジョグダイヤルの要部となる
接点取付基板の斜視図である。
【図7】上記ジョグダイヤルの正面断面図である。
【図8】上記ジョグダイヤルの側面断面図である。
【図9】上記ジョグダイヤルの使用機器への装着状態を
示す使用機器の側面図である。
【図10】上記ジョグダイヤルを構成する回転型エンコ
ーダ部を説明するための一部破断の上面図である。
【図11】上記ジョグダイヤルのプッシュスイッチ部を
説明するための上面図である。
【図12】上記図1に外観を示したノート型パーソナル
コンピュータの電気的回路図である。
【図13】上記ジョグダイヤルの回転型エンコーダ部の
状態を回転検出部を経てエンベデットコントローラが監
視しているハード構成を示す図である。
【図14】エンベデットコントローラがジョグダイヤル
状態監視プログラムを実行したときのフローチャートで
ある。
【図15】上記図13における回転検出部の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図16】電源スイッチがオンされた後に、ノート型コ
ンピュータのCPUが実行するジョグダイヤル状態監視
プログラムを説明するためのフローチャートである。
【図17】ジョグダイヤルメニューの表示例を示す図で
ある。
【図18】ジョグダイヤルメニューの他の表示例を示す
図である。
【図19】ジョグダイヤルメニューの他の表示例を示す
図である。
【図20】サブメニューの表示例を示す図である。
【図21】サブメニューの他の表示例を示す図である。
【図22】ジョグダイヤル対応型のアプリケーションが
CPUで実行されるジョグダイヤル状態監視プログラム
に対して行う通知処理を説明するためのフローチャート
である。
【図23】ジョグダイヤル対応型のアプリケーションか
非対応型のアプリケーションかによるイベント動作を説
明するためのフローチャートである。
【図24】ジョグダイヤル対応アプリケーションの第1
の具体例のウィンドウ表示例を示す図である。
【図25】ジョグダイヤルの設定について、特にランチ
ャー機能から起動するアプリケーションリストに、アプ
リケーションを登録する様子を示す図である。
【図26】本実施の形態のラベルソフトが扱うプロジェ
クト、ラベル、オブジェクトの3つのデータの相互の関
係を示す図である。
【図27】通常モード時のデスクトップ画面の一例を示
す図である。
【図28】現在(Present)モードにおけるデスクトッ
プ画面の一構成例を示す図である。
【図29】過去(Past)モードにおけるデスクトップ画
面の一構成例を示す図である。
【図30】未来(Future)モードにおけるデスクトップ
画面の一構成例を示す図である。
【図31】本実施の形態のラベルのウィンドウ画面の一
例を示す図である。
【図32】再生及び一時停止ボタンに関連付けられた再
生時間(サウンドが記録されている時間)を示すツール
チップの説明に用いる図である。
【図33】リンクボタンに関連付けられているリンク内
容(リンク先のファイルパスやURL)を示すツールチ
ップの説明に用いる図である。
【図34】アラームアイコン、繰り返しアイコンの一例
を示す図である。
【図35】バー状態のタイムビューコンソールウィンド
ウを示す図である。
【図36】フローティング状態のタイムビューコンソー
ルウィンドウを示す図である。
【図37】バー状態のタイムビューコンソールの左端の
回転アニメーション部の近傍のみを拡大して示す図であ
る。
【図38】通常モード時にラベルに対して「全て表示す
る」状態となされた時の操作メニューの表示例を示す図
である。
【図39】通常モード時にラベルに対して「全て隠す」
状態となされた時の操作メニューの表示例を示す図であ
る。
【図40】過去モード時の操作メニューの表示例を示す
図である。
【図41】未来モード時の操作メニューの表示例を示す
図である。
【図42】現在モード、過去モード、未来モードでそれ
ぞれ異なるアイコンの説明に用いる図である。
【図43】新規プロジェクトを作成ダイアログの表示例
を示す図である。
【図44】プロジェクトの情報を表示するインポート時
の時刻設定用ダイアログの表示例を示す図である。
【図45】プロジェクトのインポートダイアログの表示
例を示す図である。
【図46】インポート方法を指定するダイアログの表示
例を示す図である。
【図47】プロジェクトのエクスポートダイアログの表
示例を示す図である。
【図48】プロジェクトのプロパティダイアログの表示
例を示す図である。
【図49】ラベルのプロパティダイアログの表示例を示
す図である。
【図50】テキスト編集ダイアログの表示例を示す図で
ある。
【図51】録音の選択がなされたときの録音時間、最大
録音時間を示すツールチップと再生ボタンが録音ボタン
に変化する様子の説明に用いる図である。
【図52】リンク編集ダイアログの表示例を示す図であ
る。
【図53】クリップボードのオブジェクト選択ダイアロ
グの表示例を示す図である。
【図54】テキストマージンおよび画像マージンの定義
説明に用いる図である。
【図55】ラベル設定ダイアログでデフォルトラベルレ
イアウトが選択されたときのダイアログ表示例を示す図
である。
【図56】サンプルを表示してドラッグによるラベルレ
イアウトの操作についての説明に用いる図である。
【図57】カスタムレイアウト実行時のラベル表示例を
示す図である。
【図58】アラームダイアログの表示例を示す図であ
る。
【図59】現在ラベルの削除ダイアログの表示例を示す
図である。
【図60】未来ラベルの削除ダイアログの表示例を示す
図である。
【図61】リンク貼り付け時の警告ダイアログの表示例
を示す図である。
【図62】通常モード時のジョグダイヤルガイドの表示
例を示す図である。
【図63】タイムビューモード時のジョグダイヤルガイ
ドの表示例を示す図である。
【図64】ラベル設定ダイアログでラベル設定が選択さ
れたときのダイアログ表示例を示す図である。
【図65】ラベル設定ダイアログで録音の設定が選択さ
れたときのダイアログ表示例を示す図である。
【図66】ラベル設定ダイアログで画像の設定が選択さ
れたときのダイアログ表示例を示す図である。
【図67】ラベル設定ダイアログで環境設定が選択され
たときのダイアログ表示例を示す図である。
【図68】過去の任意の時点のラベルの状態を再現、未
来ラベルに対する操作の予約及び再現、アラーム処理を
CPUにて実現する場合の全体の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図69】図68のフローチャートのステップS132
の操作記録処理の詳細を示すフローチャートである。
【図70】図68のフローチャートのステップS133
のアラーム処理の詳細を示すフローチャートである。
【図71】図68のフローチャートのステップS134
のラベル更新処理の詳細を示すフローチャートである。
【図72】ラベル上にリンクによって全ての情報を間接
的に貼り付ける処理をCPUにて実現する場合の全体の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図73】図72のフローチャートのステップS173
のリンク編集処理の詳細を示すフローチャートである。
【図74】図72のフローチャートのステップS175
のリンク実行処理の詳細を示すフローチャートである。
【図75】現在/過去/未来の任意の時間に時間に移動
可能とする処理をCPUにて実現する場合の全体の流れ
を示すフローチャートである。
【図76】図75のフローチャートのステップS203
の移動単位の変更処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図77】図75のフローチャートのステップS205
の時間の移動処理の詳細を示すフローチャートである。
【図78】現在/過去/未来への時間移動をジョグダイ
ヤルの操作にて実現する処理をCPUにて実現する場合
の全体の流れを示すフローチャートである。
【図79】図78のフローチャートのステップS233
の情報のブラウズ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図80】図79のフローチャートのステップS244
の移動単位の変更処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図81】図79のフローチャートのステップS246
の時間の移動処理の詳細を示すフローチャートである。
【図82】ジョグダイヤルの操作を時間移動のユーザイ
ンターフェイスとして使用する処理をCPUにて実現す
る場合の全体の流れを示すフローチャートである。
【図83】図82のフローチャートのステップS273
の情報のブラウズ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図84】修正禁止ラベルの縁の色を変化させることで
ユーザにラベルの状態を提示する機能をCPUにて実現
する場合の全体の流れを示すフローチャートである。
【図85】図84のフローチャートのステップS293
の情報のブラウズ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図86】図85のフローチャートのステップS307
のラベル編集可能状態の更新処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図87】タイムビューコンソールの現在ボタンにより
即座に現在時刻へ戻ることを実現する機能をCPUにて
実現する場合の全体の流れを示すフローチャートであ
る。
【図88】図87のフローチャートのステップS323
の情報のブラウズ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図89】タスクトレイアイコンのデザインを現在モー
ド、過去モード、未来モードで異ならせ、さらに現在モ
ードで全てを隠す状態でも異ならせることを実現する機
能を、CPUにて実現する場合の全体の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図90】図89のフローチャートのステップS346
の情報のブラウズ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図91】図90のフローチャートのステップS356
のタスクトレイアイコンの更新処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ、 2 本体、
3 表示部、 4 ジョグダイヤル、 5 キーボー
ド、 6 タッチパッド、 7 LCD、 Lラベル、
TT タスクトレイ、 IL アイコン、 TVC
タイムビューコンソール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月25日(1999.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0252
【補正方法】変更
【補正内容】
【0252】次に、本実施の形態のラベルソフトにおけ
る設定の内容について以下に説明する。本実施の形態の
ラベルソフトでは、「ラベルの設定」、「デフォルトラ
ベルレイアウトの設定」、「サウンド録音の設定」、
「画像の設定」、「環境設定」が可能である。なお、こ
れらの設定内容は、レジストリに保存され、全てのプロ
ジェクトで共通の設定として使用される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0254
【補正方法】変更
【補正内容】
【0254】上記「デフォルトラベルレイアウトの設
定」では、前述したレイアウトの部分でのデフォルトの
レイアウト設定を行う。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0264
【補正方法】変更
【補正内容】
【0264】図70には、図68のステップS133の
アラーム処理の詳細な流れを示す。この図70におい
て、アラーム処理が開始されると、CPU51は、ステ
ップS151として、ラベルにアラームが設定されてい
るか否かを判定する。このステップS151において、
ラベルにアラームが設定されていないと判定した場合
は、ステップS156の処理に進む。一方、ステップS
151にてラベルにアラームが設定されていると判定し
た場合、CPU51は、現在の時刻がアラームの設定時
間を過ぎたか(アラームの設定時間になったか)否かの
判定を行い、過ぎたと判定した場合はステップS153
の処理に進み、過ぎていないと判定した場合はステップ
S156の処理に進む。CPU51はステップS153
の処理に進むと、アラームを鳴らし、その後、ステップ
S154として当該アラームに対応した対象ラベルを表
示する必要があるか否かの判定を行う。CPU51は、
ステップS154にて対象ラベルを表示する必要が無い
と判定した場合はステップS156の処理に進み、表示
する必要があると判定した場合はステップS155の処
理に進む。ステップS155の処理に進むと、CPU5
1は、表示時間を対象ラベルが保存する時間に設定し、
次にステップS156の処理に進む。ステップS156
の処理に進むと、CPU51は、全てのラベルのアラー
ムの処理が終了したか否かの判定を行い、終了していな
いと判定した場合はステップS151の処理に戻り、終
了したと判定した場合は当該アラーム処理を終了して図
68のステップS134の処理に進む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0304
【補正方法】変更
【補正内容】
【0304】図88には、図87のステップS323の
処理の詳細な処理の流れを示す。この図88において、
ステップS331としてブラウズの処理が開始される
と、CPU51は、ステップS332として、表示時間
が変更されたか否かの判定を行い、表示時間が変更され
たと判定した場合はステップS333の処理に進み、表
示時間が変更されていないと判定した場合はステップS
334の処理に進む。ステップS333の処理に進む
と、CPU51は、時間移動の操作に応じた時間移動処
理を行い、次に、ステップS334において現在ボタン
bbが押されたか否かの判定を行い、押されたと判定し
た場合はステップS335の処理に進み、押されていな
いと判定した場合はステップS336の処理に進む。ス
テップS335の処理に進むと、CPU51は、表示時
間を現在に設定した後、ステップS336の処理に進
む。ステップS336の処理に進むと、CPU51は、
ブラウズの処理を終了するか否かの判定を行い、終了し
ないと判定した場合はステップS332の処理に戻り、
終了すると判定した場合はステップS337にてブラウ
ズの終了処理を行った後、図87のステップS324の
処理に進む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図49
【補正方法】変更
【補正内容】
【図49】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図54
【補正方法】変更
【補正内容】
【図54】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図55
【補正方法】変更
【補正内容】
【図55】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図56
【補正方法】変更
【補正内容】
【図56】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図64
【補正方法】変更
【補正内容】
【図64】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図70
【補正方法】変更
【補正内容】
【図70】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図74
【補正方法】変更
【補正内容】
【図74】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図88
【補正方法】変更
【補正内容】
【図88】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B019 HD20 KA04 5B049 AA01 CC32 FF03 FF04 FF06 5E501 AA02 BA05 CA04 CB02 CB08 CB09 CB10 CC17 EA03 EA05 EA07 EA08 EA10 EA11 EA14 EA33 EB01 EB02 EB14 FA02 FA03 FA04 FA05 FA06 FA08 FA12 FA13 FA14 FA15 FA32 FB28 FB32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる属性のオブジェクト情報を貼り付
    け可能な所定の処理単位に対する操作の情報を、実時間
    に対する未来時間と対応させて記憶する記憶手段と、 上記未来時間に実時間が到達した時点で、上記操作の情
    報に基づいて上記所定の処理単位を作成する作成手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、上記未来時間に実時間
    が到達する前の上記操作の情報として最新の情報のみを
    記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記異なる属性のオブジェクト情報と
    は、テキスト情報、音声情報、動画を含む画像情報であ
    り、 上記所定の処理単位は、表示装置の表示画面上に付箋紙
    を表示するためのデータであり、 上記生成手段は、上記付箋紙を上記表示装置の表示画面
    上に表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 異なる属性のオブジェクト情報を貼り付
    け可能な所定の処理単位に対する操作の情報を、実時間
    に対する未来時間と対応させて記憶し、 上記未来時間に実時間が到達した時点で、上記操作の情
    報に基づいて上記所定の処理単位を作成することを特徴
    とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 上記未来時間に実時間が到達する前の上
    記操作の情報として最新の情報のみを記憶することを特
    徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 上記異なる属性のオブジェクト情報と
    は、テキスト情報、音声情報、動画を含む画像情報であ
    り、 上記所定の処理単位は、表示装置の表示画面上に付箋紙
    を表示するためのデータであり、 上記付箋紙を上記表示装置の表示画面上に表示すること
    を特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 異なる属性のオブジェクト情報を貼り付
    け可能な所定の処理単位に対する操作の情報を、実時間
    に対する未来時間と対応させて記憶するステップと、 上記未来時間に実時間が到達した時点で、上記操作の情
    報に基づいて上記所定の処理単位を作成するステップ
    と、を含むことを特徴とするプログラムを情報処理装置
    に実行させる媒体。
JP14252699A 1999-05-21 1999-05-21 情報処理装置及び方法、媒体 Withdrawn JP2000330948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14252699A JP2000330948A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 情報処理装置及び方法、媒体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7593970B2 (en) * 2006-09-08 2009-09-22 Honda Motor Co., Ltd. Data receiving system, data broadcasting system, data receiving method and data broadcasting method
JP2010518475A (ja) * 2007-02-01 2010-05-27 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 条件に基づいたリマインダーをスヌーズさせる方法及び装置

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