JP2000329676A - 走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバー - Google Patents

走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバー

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JP2000329676A
JP2000329676A JP11143277A JP14327799A JP2000329676A JP 2000329676 A JP2000329676 A JP 2000329676A JP 11143277 A JP11143277 A JP 11143277A JP 14327799 A JP14327799 A JP 14327799A JP 2000329676 A JP2000329676 A JP 2000329676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】探針先端の散乱効率が先端以外の探針部分より
も高められたSNOM用カンチレバーを提供する。 【解決手段】SNOM用カンチレバー10は、支持部1
2により片持ちに支持されたレバー部14を有してお
り、レバー部14の自由端には三角錐形状の探針16が
形成されており、探針16の先端部分には微小な球状の
散乱体18が設けられている。レバー部14や探針16
は主にシリコンや窒化シリコンで構成される。また、微
小な球状の散乱体18は、レバー部14や探針16を構
成するシリコンや窒化シリコンに比べて大きい散乱効率
を有する物質で構成され、好ましくは金コロイドで構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型近接場光学
頭徴鏡(SNOM)用のカンチレバーとその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は(SPM)は、プ
ローブ(探針)を試料表面に接近させたときに両者間に働
く相互作用を検出しながら、プローブを試料表面に沿っ
て走査して、その相互作用の二次元マッピングを行う装
置であり、例えば、走査型トンネル顕微鏡(STM)、原
子間カ顕微鏡(AFM)、磁気力顕微鏡(MFM)、走査型
近接場光学顕微鏡(SNOM)に代表される。
【0003】なかでもSNOMは、特に1980年代後
半以降、エヴァネッセント波を検出することにより回折
限界を超える分解能を有する光学顕微鏡として、生体試
料の蛍光観察やフォトニクス用材料、素子の評価(誘電
体光導波路各種特性評価、半導体量子ドットの発光スペ
クトルの測定、半導体面発光素子の諸特性の評価など)
への応用を目指して盛んに研究・開発が進められてい
る。SNOMは、基本的には試料に光を照射した状態で
鋭い探針を試料に近づけ、試料の近傍の光の場(近接場)
の状態を検出する装置である。
【0004】1993年12月21日付けでBetzigらに
付与された米国特許第5,272,330号は、先端が細
く加工されたプローブに光を導入することにより、プロ
ーブ先端の微小開口の近傍にエヴァネッセント場を発生
させ、エヴァネッセント場を試料に接触させ、エヴァネ
ッセント場と試料の接触により発生した光を、試料の下
に配置された光検出器で検出し、透過光強度の二次元マ
ッピングを行うSNOMを開示している。
【0005】Van Hulstらは、SiN製のAFMのマイ
クロカンチレバーをSNOMのプローブとして用い、こ
のプローブ先端により暗視野照明光学系によって試料表
面に生成したエヴァネッセント場を散乱させ、AFMと
SNOMの同時観察に最初に成功した(Appl. Phys. Let
t. 62, 461 (1993))。
【0006】この微小開口の無い探針(散乱型プローブ)
先端により試料構造に局在したエヴァネッセント場を散
乱させて伝搬光に変換し、それを外部光学系によって検
出するタイプのSNOMは、高分解能化・SN比の向上
が図れることから近年、注目を集めている。
【0007】また、Boccaraらは、試料を走査するプロ
ーブ側から光を照射することで、探針先端近傍の試料表
面の光学情報を検出する反射モード散乱型SNOMによ
って不透明な試料の観察に成功した(Opt. Lett. 20. 19
24 (1995))。さらにSasakiらは、反射モード散乱型SN
OMによる高分解能観察を行なった(J. Appl. Phys.85,
2026 (1999))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】微小開口の無い従来の
AFM用カンチレバー探針(散乱型プローブ)による散乱
型SNOMは、試料の光学的な情報を高分解能で観察で
きる可能性がある。鋭く尖らせた探針先端のみからの散
乱光を検出することが理想的だが、実際には探針の他の
部分(支持部)が望ましくない背景光を発生させる散乱体
となっており、これが本来検出されるべき信号のコント
ラストの低下をもたらしている。
【0009】一般に背景光を低減させる手法としては、
臨界角プリズムに乗せられた試料の表面にエヴァネッセ
ント場を生成させる暗視野照明光学系を用いることが有
効であるが、試料が不透明である場合(反射モード散乱
型SNOM)には適用できない。
【0010】また、レーザートラップ法を用いて微小球
を走査させることも試みられている。これはまさに支持
部を持たないプローブであるが、現在までのところ観察
試料は透明なものに限られ、また微小球をトラップさせ
るために溶液を必要とするため、水分、あるいは表面の
汚染を嫌う試料の観察には不向きである。
【0011】そこで、AFM用のカンチレバー探針を用
いた簡便なSNOM観察において、背景光の影響を低減
させる手法の確立が望まれる。
【0012】本発明は、上述したカンチレバー探針を用
いた反射モード散乱型SNOMの問題点を解決するため
に成されたものであり、その目的は、探針先端の散乱効
率が先端以外の探針部分よりも高められたSNOM用カ
ンチレバーとその製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、探針の先端に
散乱体が取付けられた走査型近接場光学顕微鏡用のカン
チレバーであり、先端のみが選択的に改質された探針
と、上記改質された部分に取付けられた散乱体とを具備
する。上記散乱体は、例えば、予め、アルデヒド基かア
ミノ基かマレイミド基のいずれかで修飾されている。ま
た、上記探針は、例えば、予め表面に形成されたアルキ
ルアジド薄膜あるいはアミノ基を有する薄膜を、先端を
覆う部分のみ選択的に改質したものである
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0015】本発明によるSNOM用カンチレバーを図
1に示す。図1に示されるように、SNOM用カンチレ
バー10は、支持部12により片持ちに支持されたレバ
ー部14を有しており、レバー部14の自由端には三角
錐形状の探針16が形成されており、探針16の先端部
分には微小な球状の散乱体18が設けられている。
【0016】レバー部14や探針16は主にシリコンや
窒化シリコンで構成される。また、微小な球状の散乱体
18は、特に探針16を構成する物質に比べて、大きい
散乱効率を有する物質で構成され、好ましくは金コロイ
ドで構成される。
【0017】従って、このSNOM用カンチレバー10
では、探針先端に位置する散乱体18の散乱効率が、背
景光を発生させる探針16の散乱効率よりも大きいの
で、探針の組成が均一な材質から成る従来のカンチレバ
ーを用いた場合に比べて、背景光の影響が低減されたS
NOM観察を行なえる。
【0018】次に、図1に示されるSNOM用カンチレ
バー10の第一の作製方法について説明する。
【0019】まず、図2(a)に示されるように、カンチ
レバー母材20を用意し、その表面にアルキルアジド薄
膜32を形成する。
【0020】カンチレバー母材20は、走査型プローブ
顕微鏡、特に原子間力顕微鏡において、広く用いれらて
いるシリコン製あるいは窒化シリコン製のカンチレバー
であり、支持部22により片持ちに支持されたレバー部
24を有し、その先端に三角錐形状の探針26が形成さ
れている。
【0021】また、アルキルアジド薄膜4を形成する方
法は、例えば、BalachanderらによりLangmuir 6,1621
(1990)に報告されているように、公知の技術である。
【0022】次に、図2(b)に示されるように、探針2
6の先端に固体の白金平面または白金探針34を接触さ
せ、水素ガス中で還元反応させる。この反応は水素化の
ための還元反応として一般的なものであるが、ここでは
触媒である白金34が接触する局所的な部位である探針
26の先端のみで反応が起きる。
【0023】この反応により、図2(c)に示されるよう
に、アルキルアジド薄膜32のうち、探針26の先端に
位置する部分だけがアルキルアミン36になる。
【0024】続いて、図3(a)に示されるように、アル
デヒド基38で修飾された金コロイドである散乱体18
を、図2(c)に示される、探針26の先端部のみにアル
キルアミン36を有するカンチレバー母材20と反応さ
せる。
【0025】アルデヒドとアミンは縮合反応することが
知られており、図3(b)に示されるように、散乱体18
を修飾しているアルデヒド基38は、特異的に探針26
の先端部のアルキルアミン36と脱水縮合して共有結合
し、完成品であるSNOM用カンチレバー10が得られ
る。
【0026】続いて、図1に示されるSNOM用カンチ
レバー10の第二の作製方法について説明する。本作製
方法における最初の数工程は、前述の作製方法と同じで
あり、図2(a)〜図2(c)の工程は共通している。
【0027】図2(c)に示されるように、探針26の先
端部のみにアルキルアミン36を有するカンチレバー母
材20に対して、図4(a)に示されるように、アミノ基
42で修飾された金コロイドである散乱体18を、図4
(b)に示されるグルタールアルデヒド44の中で反応さ
せる。
【0028】この反応によって、図4(c)に示されるよ
うに、散乱体18を修飾しているアミノ基42は、グル
タールアルデヒド44を介して、特異的に探針26の先
端部のアルキルアミン36と脱水縮合して共有結合し、
完成品であるSNOM用カンチレバー10が得られる。
【0029】最後に、図1に示されるSNOM用カンチ
レバー10の第三の作製方法について説明する。
【0030】上述したカンチレバー母材20の表面に対
して、シランカップリング処理を行なって、図5(a)に
示されるメルカプト基52で修飾すると、容易にS−S
結合54が作られ、図5(b)のようになる。
【0031】次に、図5(c)に示されるように、探針2
6の先端に固体の白金平面または白金の探針34を接触
させ、水素ガス中で還元反応させる。この反応により、
図5(d)に示されるように、探針26の先端部において
のみS−S結合が還元されてメルカプト基56になる。
【0032】続いて、図5(e)に示されるように、マレ
イミド基58で修飾された金コロイドである散乱体18
を、図5(d)に示されるように、探針26の先端部のみ
にメルカプト基56を有するカンチレバー母材20と反
応させる。
【0033】マレイミド基はメルカプト基と反応するこ
とが知られており、図5(f)に示されるように、散乱体
18を修飾しているマレイミド基58は、特異的に探針
26の先端部のメルカプト基56と反応して結合し、完
成品であるSNOM用カンチレバー10が得られる。
【0034】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0035】本発明は以下の各項に記す発明を含んでい
る。
【0036】1. 探針の先端に散乱体が取付けられた
走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバーであり、先端
のみが選択的に改質された探針と、上記改質された部分
に取付けられた散乱体とを具備することを特徴とする走
査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバー。
【0037】2. 上記散乱体は予め、アルデヒド基、
アミノ基、あるいはマレイミド基のいずれかで修飾され
ていることを特徴とする第1項に記載の走査型近接場光
学顕微鏡用のカンチレバー。
【0038】3. 上記探針は、予め表面に形成された
アルキルアジド薄膜あるいはアミノ基を有する薄膜を、
先端を覆う部分のみ選択的に改質したものであることを
特徴とする第1項に記載の走査型近接場光学顕微鏡用の
カンチレバー。
【0039】4. 上記探針の先端の改質は、先端を白
金に接触させて触媒反応させることにより為されている
ことを特徴とする第1項ないし第3項のいずれかひとつ
に記載の走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバー。
【0040】5. 探針の先端に散乱体が取付けられた
走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバーであり、先端
を含む表面に皮膜が形成されており、この皮膜のうち先
端を覆う部分のみが選択的に改質された探針と、上記改
質された部分に、取付けられた散乱体とを具備すること
を特徴とする走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバ
ー。
【0041】6. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチレ
バーの表面先端に散乱体を付加する、走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を合
むカンチレバーの表面に皮膜を形成する工程と、上記皮
膜を探針の先端部分のみ改質する工程と、上記改質部分
に、散乱体を修飾する物質を結合させる工程とを具備す
ることを特徴とする走査型近接場光学顕微鏡用カンチレ
バーの作製方法。
【0042】7. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチレ
バーの探針先端に散乱体を付加する、走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を含
むカンチレバー表面に第1の物質より成る皮膜を形成す
る工程と、上記探針先端を触媒に接触させ還元反応を起
こさせることにより、上記探針先端の皮膜と、他の部分
の皮膜を異質なものにする工程と、第2の物質で修飾さ
れた散乱体を、上記第2の物質と上記還元反応後におけ
る上記探針先端の皮膜物質とを結合させることにより、
上記探針先端に付加する工程とを有することを特徴とす
る走査型近接場光学顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
【0043】8. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチレ
バーの探針先端に散乱体を付加する、走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を含
むカンチレバー表面に、アルキルアジド薄膜を形成する
工程と、上記探針先端を白金に接触させ水素ガス中で還
元反応を起こさせることにより、上記探針先端表面のア
ルキルアジドをアルキルアミンに変化させる工程と、ア
ルデヒド基で修飾された金コロイドの散乱体を、上記ア
ルデヒドと上記アルキルアミンを共有結合させることに
より、上記探針先端に付加する工程とを有することを特
徴とする走査型近接場光学顕微鏡用カンチレバーの作製
方法。
【0044】9. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチレ
バーの探針先端に散乱体を付加する、走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を含
むカンチレバー表面に、アルキルアジド薄膜を形成する
工程と、上記探針先端を白金に接触させ水素ガス中で還
元反応を起こさせることにより、上記探針先端表面のア
ルキルアジドをアルキルアミンに変化させる工程と、ア
ミノ基で修飾された金コロイドの散乱体を、上記アミノ
基を上記アルキルアミンとグルタ−アルデヒド中で反応
させて共有結合させることにより、上記探針先端に付加
する工程とを有することを特徴とする走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
【0045】10. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチ
レバーの探針先端に散乱体を付加する、走査型近接場光
学顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を
含むカンチレバー表面にシランカップリング処理を行な
いメルカプト基で修飾し、S−S結合を形成させる工程
と、上記探針先端を白金に接触させ水素ガス中で還元反
応を起こさせることにより、上記探針先端表面のS−S
結合を還元してメルカプト基を形成する工程と、マイレ
ミド基で修飾された金コロイドの散乱休を、上記マイレ
ミド基と上記メルカプト基と反応させて結合させること
により、上記探針先端に付加する工程とを有することを
特徴とする走査型近接場光学顕微鏡用カンチレバーの作
製方法。
【0046】11. 走査型プローブ顕微鏡用のカンチ
レバーの探針先端に散乱体を付加する、走査型近接場光
学顕微鏡用カンチレバーの作製方法であり、探針先端を
触媒に接触させて、触媒反応を起こさせることにより、
探針先端のみを改質する工程と、この改質された部分に
散乱体を結合させることにより、探針先端に選択的に散
乱体を結合させる工程とを有することを特徴とする走査
型近接場光学顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
【0047】12. 探針の先端部分のみを局所的に改
質し、その部位に対して特異的に散乱体を取り付けるこ
とで探針先端部分の散乱効率を向上させた走査型近接場
光学顕微鏡用カンチレバー。
【0048】13. 探針の先端に取り付ける散乱体
が、あらかじめアルデヒド基またはアミノ基またはマレ
イミド基により修飾されていることを特徴とする走査型
近接場光学顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
【0049】14. 探針の先端部分のみを局所的に改
質させるために、あらかじめ探針の表面にアルキルアジ
ド薄膜または末端にアミノ基を有する薄膜を作製してお
くことを特徴とする請求項2に記載の走査型近接場光学
顕微鏡用カンチレバーの作製方法。
【0050】15. 先の尖った探針を固体の白金平面
あるいは白金の探針に接触させて触媒反応させることか
ら、前記探針の先端部分のみが局所的に改質されること
を特徴とする第14項に記載の走査型近接場光学顕微鏡
用カンチレバーの作製方法。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、探針先端の散乱効率が
先端以外の探針部分よりも高められたSNOM用カンチ
レバーが提供される。従って、探針先端以外の部分によ
って発生される背景光の影響が軽減されたSNOM観察
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるSNOM用カンチレバ
ーの斜視図である。
【図2】図1に示されるSNOM用カンチレバーの第一
の作製方法と第二の作製方法に共通する最初の数工程を
示した図である。
【図3】第一の作製方法において、図2に示された工程
に続いて行なわれる工程を示した図である。
【図4】第二の作製方法において、図2に示された工程
に続いて行なわれる工程を示した図である。
【図5】図1に示されるSNOM用カンチレバーの第三
の作製方法の工程を示した図である。
【符号の説明】
10 SNOM用カンチレバー 12 支持部 14 レバー部 16 探針 18 散乱体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探針の先端に散乱体が取付けられた走査
    型近接場光学顕微鏡用のカンチレバーであり、 先端のみが選択的に改質された探針と、 上記改質された部分に取付けられた散乱体とを具備する
    ことを特徴とする走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレ
    バー。
  2. 【請求項2】 上記散乱体は予め、アルデヒド基、アミ
    ノ基、あるいはマレイミド基のいずれかで修飾されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の走査型近接場光学
    顕微鏡用のカンチレバー。
  3. 【請求項3】 上記探針は、予め表面に形成されたアル
    キルアジド薄膜あるいはアミノ基を有する薄膜を、先端
    を覆う部分のみ選択的に改質したものであることを特徴
    とする請求項1に記載の走査型近接場光学顕微鏡用のカ
    ンチレバー。
JP11143277A 1999-05-24 1999-05-24 走査型近接場光学顕微鏡用のカンチレバー Withdrawn JP2000329676A (ja)

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