JP2000326916A - 容器の整列装置 - Google Patents

容器の整列装置

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JP2000326916A
JP2000326916A JP11134789A JP13478999A JP2000326916A JP 2000326916 A JP2000326916 A JP 2000326916A JP 11134789 A JP11134789 A JP 11134789A JP 13478999 A JP13478999 A JP 13478999A JP 2000326916 A JP2000326916 A JP 2000326916A
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conveyor
container
end stopper
group
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Toru Washizu
透 鷲津
Shinji Ito
新二 伊藤
Ryuji Suenaga
竜二 末永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアの搬送速度を従来よりも上げること
ができるとともに、エンドストッパーにぶつかったとき
の衝撃で容器が倒れることがないようにする。 【解決手段】 容器Bを搬送するコンベア2と、コンベ
アに載せて順次運ばれてくる容器を衝突停止させること
によって定位置に集積するエンドストッパー5と、エン
ドストッパー位置に所定本数の容器が集積されたことを
検知する集積完了検知センサ6と、害センサが所定本数
の容器の集積を検知した時点で作動してエンドストッパ
ー位置に集積された容器を箱詰めのための1グループを
構成する所定の本数に仕切るゲート機構7と、常時はコ
ンベアを所定の高速で駆動し、ゲート機構7が開かれた
時点から箱詰めのための1グループを構成する容器群の
先頭がエンドストッパーに当接するまでの間、コンベア
を所定の低速で駆動するように制御する制御部11と、
一列縦隊で運ばれてくる容器を複数列縦隊に並び替える
直/並列並べ替え機構3,4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば容器入り液
体洗剤や容器入り液体シャンプーなどの生産ラインの最
終工程である箱詰め工程などで用いられる容器の整列装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器入り液体洗剤や容器入り液体シャン
プーなどの製造に際しては、内容液の調合、容器への充
填、内溶液を充填された容器の箱詰作業などの一連の工
程をベルトコンベアの流れに沿って自動的に行なってい
るのが一般的である。そして、このような生産ラインの
最終工程である箱詰め工程において従来から用いられて
いる容器の整列装置は、図6に示すようなものであっ
た。
【0003】すなわち、図6の整列装置は、内溶液を充
填された容器Bを箱詰め工程へ搬送するためのデバイダ
ー部コンベア51と、箱詰めのために容器Bを所定数量
づつ集積するための集積部コンベア52と、これらの間
に介装されたミニロール53とを備え、ミニロール53
を介して搬送速度の異なる2つのコンベア51,52間
で容器の受け渡しを行ない、エンドストッパー54位置
に所定本数の容器Bを集積した後、メカニカルハンド5
5で複数本の容器Bを一度に掴んで持ち上げ、コンベア
側部などに用意したダンボール箱などの収容箱(図示せ
ず)上まで運び、箱詰めするものである。
【0004】しかしながら、この図6の整列装置の場
合、デバイダー部コンベア51、集積部コンベア52お
よびミニロール53の水平レベルを常に正確に合わせて
おくことが難しく、さらに、ミニロール部分で容器が上
下動するため、底面積の広い円形断面の容器の場合には
それほど問題になることはないが、液体洗剤や液体シャ
ンプーなどで使われることの多い楕円形断面をした扁平
容器の場合には、容器が倒れたり、斜め向きになってし
まい、集積不良を起こしやすいといった問題があった。
【0005】そこで、これらの問題を改善すべく、図7
に示すような整列装置が用いられるようになった。この
図7の整列装置は、図6におけるミニロール53を排
し、デバイダー部コンベア51と集積部コンベア52を
連結して一体化し、全体を1本のコンベア56によって
構成したものである。このような構成とすることによ
り、コンベア全体の水平レベルをとることが容易になる
とともに、搬送路途中にミニロールのような上下動部が
ないため、図6の整列装置で発生していた問題を解消す
ることができた。
【0006】しかしながら、この図7の整列装置の場
合、コンベア56の速度を上げ過ぎると、搬送されてき
た容器Bがエンドストッパー54にぶつかって停止する
際、その衝撃によって図示のように一塊になった容器群
の一番外側の容器Bが倒れてしまうことがあり、コンベ
ア速度をあまり上げることができなかった。このため、
生産効率を思ったほど上げることができないといった問
題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、コンベアの搬送速度を
上げることができるとともに、エンドストッパーにぶつ
かったときの衝撃によって容器が倒れる心配のない容器
の整列装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の整列装置は、前工程から箱詰め工程へ容器
を搬送するコンベアと、該コンベアの下流側適宜位置に
設置され、コンベアに載せて順次運ばれてくる容器を衝
突停止させることによって定位置に集積するエンドスト
ッパーと、該エンドストッパー位置に所定本数の容器が
集積されたことを検知する集積完了検知手段と、該集積
完了検知手段が所定本数の容器の集積を検知した時点で
作動してエンドストッパー位置に集積された容器を箱詰
めのための1グループを構成する所定の本数に仕切るゲ
ート機構と、常時は前記コンベアを所定の高速で駆動
し、前記ゲート機構が開かれた時点から箱詰めのための
1グループを構成する容器群の先頭が前記エンドストッ
パーに当接するまでの間、前記コンベアを所定の低速で
駆動するように制御する制御部とを備えることにより構
成したものである。
【0009】なお、前記コンベアに載せて一列縦隊で運
ばれてくる容器を複数列縦隊に並び替える直/並列並べ
替え機構を設ければ、より望ましい。
【0010】上記構成とした場合、コンベアによって運
ばれてくる容器がエンドストッパーにぶつかる際には搬
送速度が低速に切り替えられているため、従来のように
ぶつかった衝撃で容器が倒れるようなことがなくなる。
しかも、コンベアの速度は、ゲートストッパーが開かれ
てから先頭の容器がエンドストッパーに当たるまでの間
以外は常に高速とされているので、生産効率を上げるこ
とができる。
【0011】また、直/並列並べ替え機構を設けた場合
には、一列縦隊で運ばれてくる容器を複数列縦隊に並び
替えることができるので、1回当たりの箱詰め個数を増
やすことができ、生産効率をさらに上げることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2に本発明の一実施
の形態を示す。図1は実施の形態に係る整列装置の全体
構造を示すもので、図1(a)はその略示平面図、図1
(b)はその略示側面図である。また、図2はゲート機
構の構造を示すもので、(a)はピストンロッドが引き
込まれた状態の略示平面図、(b)はピストンロッドが
押し出された状態の略示平面図、(c)はゲート機構の
側面図である。なお、図示例は、3列×8本からなる2
4本の容器を1グループとして1回の箱詰め作業を行な
う場合の例を示すものである。
【0013】図において、1は容器Bに液体洗剤やシャ
ンプーなどの内容物を充填する充填機、2は内容物を充
填された容器Bを充填工程から箱詰め工程へ搬送するコ
ンベア、3,4は充填機1の容器排出口1aから一列縦
隊になって排出されてくる容器Bを1つ置きに押し出し
て一列縦隊から三列縦隊に並び替えるための直/並列並
べ替え機構、5は搬送されてくる容器Bを受け止めて該
位置に集積するエンドストッパー、6はその下を通過す
る容器Bの数を計数し、所定本数の容器がエンドストッ
パー位置に集積されたことを検知するための光電管など
で構成された集積完了検知センサ(集積完了検知手
段)、7はエンドストッパー位置に集積された容器Bを
箱詰めのための1グループを構成する所定本数に仕切る
ためのゲート機構、8は切り分けられた容器Bを一度に
掴んで持ち上げ、ダンボール箱などの収納箱に箱詰めす
るメカニカルハンド(箱詰め手段)、9はエンドストッ
パー5位置にコンベア2と並行に配置された複数個の発
受光素子群によって構成された箱詰め開始位置確認用セ
ンサ、10はコンベア2を挟んで箱詰め開始位置確認用
センサ9と対向配置された反射ミラー、11は装置全体
の動作を制御するためのマイクロコンピュータなどで構
成された制御部である。
【0014】コンベア2は、容器Bがエンドストッパー
5にぶつかっても衝撃で倒れるおそれのない所定の低速
(図示例の場合、例えば約7.9m/分)と、高速(例
えば14.4m/分)の2段階に切り替え可能なコンベ
アである。このようなコンベアとしては、例えば、駆動
モータにインバータモータを用いた多段変速式のベルト
コンベアを用いることができる。
【0015】直/並列並べ替え機構3,4は、それぞ
れ、ピストンロッド3a,4aの先端に容器押し部3
b,4bを固設したシリンダ3c,4cから構成されて
おり、コンベア2上を一列縦隊で搬送されてくる容器B
を容器押し部3b,4cで1つ置きに搬送方向と直交す
る方向に所定距離だけ押し出してやることにより、図示
するように、容器Bを一列縦隊から三列縦隊に並び替え
るものである。
【0016】エンドストッパー5は、ピストンロッド5
aの先端にストップ板5bを固設したシリンダ5cから
構成されており、コンベア2上を三列縦隊で運ばれてく
る容器Bをこのストップ板5bで受け止めて停止させる
ことにより、容器Bを箱詰め開始位置に集積するもので
ある。
【0017】さらに、エンドストッパー5は、メカニカ
ルハンド8によって容器Bを確実に掴んで持ち上げるこ
とができるようにするために、容器Bをストップ板5b
で停止せしめた後、ピストンロッド5aを引き込むこと
により、ストップ板5bを所定の距離だけ下流方向に後
退させ、箱詰めのための1グループを構成する24本
(3列×8本)の容器Bをゲート機構7のゲート板7d
から所定距離だけ引き離すことができるように構成され
ている。
【0018】ゲート機構7は、図2(a)〜(c)にそ
の詳細を示すように、進退用シリンダ7aと、この進退
用シリンダ7aのピストンロッド7bの先端に固設され
たスイング用シリンダ7cと、このスイング用シリンダ
7cの回動軸に固着された容器仕切り用のゲート板7d
とから構成されている。このゲート機構7は、コンベア
2の側縁に位置してコンベア2と並行に配置されてお
り、進退用シリンダ7aを駆動してピストンロッド7b
を伸縮させることにより、スイング用シリンダ7c、し
たがってゲート板7dをコンベア2に沿って進退させる
ことができるように構成されている。
【0019】また、スイング用シリンダ7cは、その回
動軸先端にゲート板7dを固設されており、スイング用
シリンダ7cを左右に回転駆動することにより、ゲート
板7dを、図2(c)に示すように、実線で示す垂直位
置から点線で示す水平位置まで90°回動し、図3に示
すように容器Bの間に差し込むことにより、エンドスト
ッパー位置に集積された容器Bを所定の位置で仕切るこ
とができるように構成されている。
【0020】箱詰め開始位置確認用センサ9は、発光素
子と受光素子を1対として構成された8組の発受光素子
群から構成されており、各発光素子から発した光をコン
ベア2を挟んで対向配置した反射用ミラー10に向けて
照射し、その反射光を対となる各受光素子で受光するよ
うに構成したもので、8組のすべての発受光素子の光路
が遮られたときに、8列×8本=24本の容器Bが箱詰
め用のメカニカルハンド8の下に正しく並んだことを検
知するものである。
【0021】なお、前述したように、図示例は24本
(3列×8本)の容器Bを1グループとして箱詰め作業
を行なう場合の例を示すものである。したがって、前記
ゲート機構7のゲート板7dは、ストップ板5bによっ
て停止された容器B群の8個目と9個目の容器の間(図
4(a)参照)に差し込まれるように、その位置が設定
されている。
【0022】次に、図4および図5を参照してその動作
を説明する。図4(a)〜(l)は各動作ステップにお
ける各機構の状態図、図5(a)〜(l)はそのタイミ
ングチャートである。
【0023】図1の充填機1において内容液を充填され
た容器Bは、充填機1の容器排出口1bから一列縦隊に
なってコンベア2上に次々と送り出される。
【0024】容器Bが一列縦隊になって送り出されてく
ると、直/並列並べ替え機構3,4は、シリンダ3c,
4cのピストンロッド3a,4aを一定時間毎に一定時
間差で進退し、その先端の容器押し部3b,4bで容器
Bを1つ置きに押し出し、図1に示すように容器Bを一
列縦隊から三列縦隊に並び替える。このようにして、容
器Bは三列縦隊になって充填工程から箱詰め工程へと運
ばる。
【0025】いま、初期状態として、図4(a)に示す
ように、容器Bがエンドストッパー5のストップ板5b
に当接して並んでいるものとする。三列×10本の容器
Bが並ぶと、集積完了検知センサ6がこれを検知し、検
知信号を制御部11に送る。この検知信号を受けとった
制御部11は、ゲート機構7を制御して仕切り用のゲー
ト板7dを回動し、ゲート板7dを8番目の容器Bと9
番目の容器Bの間に差し込む。これによって箱詰めのた
めの1グループを形成する24本(3列×8本)の容器
B群がその後から送られてくる容器と仕切られて区分け
される。この時点におけるコンベア2の搬送速度は、高
速状態(14.4m/分)である(図5(a)参照)。
【0026】引き続いて、制御部11はエンドストッパ
ー5を制御し、図4(b)に示すように、シリンダロッ
ド5cを後退せしめ、ゲート板7dによって仕切られた
箱詰めのための1グループを形成する24個の容器Bを
支切り用のゲート板7dから所定の距離だけ引き離す
(図5(b)参照)。これによって、ゲート板7dがこ
の後のメカニカルハンド8による箱詰め動作に支障をき
たすことがないようにする。この時点におけるコンベア
2の搬送速度も高速状態である。
【0027】24個の容器Bがゲート板7dから所定距
離だけ引き離されると、箱詰め開始位置確認用センサ9
が24個の容器Bが箱詰め開始の定位置に並べられたこ
とを検知し、検知信号を制御部11に送る。この検知信
号を受けた制御部11は、図4(c)(d)に示すよう
に、メカニカルハンド8を制御して下降させ、24本の
容器Bの頭部を一度に掴んで持ち上げた後、コンベア2
の側部などに用意されたダンボール箱などの収容箱(図
示せず)まで運び、箱詰めする(図5(c)(d)参
照)。
【0028】図5に示すように、上記時点までのコンベ
ア2の搬送速度は高速状態である。したがって、閉じら
れたゲート板5bの後方には、上記箱詰め作業と並行し
て、図4(b)〜(d)に示すように、高速で送られて
くる後続の容器Bが次々と集積されていく。
【0029】24本の容器Bがメカニカルハンド8によ
ってコンベア2上から運び出されると、図4(e)に示
すように、制御部11はエンドストッパー5を制御し、
ストップ板5bを前進させて再び元の位置に復帰させ
る。また、これと同時に、コンベア2を制御し、コンベ
ア2の搬送速度を高速(14.4m/分)から低速
(7.9m/分)に切り替える(図5(e)参照)。
【0030】さらに、制御部11は、図4(f)に示す
ように、ゲート機構7の進退用シリンダ7aを制御し、
ピストンロッド7bを押し出し、ゲート板7dを実線で
示すように前方へ送り出す(図5(f)参照)。これに
よって、ゲート板7dによって停められていた容器B群
は、ストップ板5bに衝突してもその衝撃で倒れること
のない低速(7.9m/分)でストップ板5bに向けて
搬送開始される。
【0031】なお、前方へ送り出されたゲート板7d
は、図4(g)に示すように、スイング用シリンダ7c
を駆動することによって上方に向けて90°回動された
後、図4(h)に示すように、進退用シリンダ7aを駆
動してピストンロッド7bを引き込め、再び元の待機位
置に復帰される(図5(g)(h)参照)。
【0032】そして、図4(i)に示すように、ゲート
7dの後方に集積されていた容器B群は低速でエンドス
トッパー5に向けて送り出され(図5(i)参照)、図
4(j)に示すように、低速で送りだされた容器B群が
エンドストッパー5のストップ板5bに当接する。
【0033】容器B群が定速で送り出され、箱詰め開始
位置確認センサー9がB群の先頭ボトルを検知し、検知
信号を制御部11に送る。これによって、搬送速度を再
び定速から高速に切り替える(図5(j)参照)。
【0034】したがって、ゲート7d後方に集積されて
いた容器B群がストップ板5bに向かって送り出され、
ストップ板5bに当接して停止されるまでは、容器B群
は衝突しても倒れる恐れのない低速で搬送されることに
なる(図5(e)〜(i)参照)。エンドストッパー5
のストップ板5bに当たった後、コンベア2は高速に切
り替えられる。このため、容器B群がストップ板5bに
衝突して箱詰め位置に停止されても、その衝撃によって
容器が倒れるようなことがなくなる。
【0035】そして、上記低速から高速への切り替えと
同時に、制御部11は、図4(a)に示すように、再び
ゲート機構7を制御してゲート板7dを閉じ、箱詰めの
1グループを形成する24本の容器群を1グループに仕
切り、前述した図4(a)〜(j)の動作を繰り返し実
行する。これによって、24本単位で次々と容器の箱詰
め作業が行なわれる。
【0036】図5のタイミングチャートを参照すれば明
らかなように、本発明の場合、コンベア2が低速状態と
なるのは、エンドストッパー5のストップ板5bが前進
された時点(図5(e))から、箱詰めのための1グル
ープを構成する容器群の先頭の容器がエンドストッパー
5のストップ板5bに当接するまで(図5(i))の僅
かな間だけとなる。したがって、コンベア2の平均搬送
速度は、高速送り期間に対応する分だけ速くなり、その
分、生産効率を上げることができる。
【0037】図5の例においてコンベア2の平均搬送速
度を計算すると、約13.85m/分となる。これに対
して、コンベア速度の切り替え制御を行なわない従来の
整列装置の場合、コンベア2はエンドストッパー5のス
トップ板5bにぶつかっても容器が倒れるおそれのない
低速(上記の例では7.9m/分)で運転せざるを得な
かった。したがって、図5の例の場合、従来装置に比べ
てその生産効率を約1.75倍(=13.85/7.
9)に引き上げることができる。
【0038】なお、前記実施の形態では、充填機1から
送り出される容器Bを直/並列並べ替え機構3,4を用
いて一列縦隊から三列縦隊に並べ替えたが、この直/並
列並べ替え機構3,4は必要に応じて付設されるもので
あり、生産ラインの状況によっては不要とすることがで
きる。
【0039】また、前記直/並列並べ替え機構3,4、
エンドストッパー5、ゲート機構7の駆動手段として油
圧シリンダを用いたが、これに限定されるものではな
く、電動モータなど、他の駆動手段を利用できることは
当然である。
【0040】また、前記実施の形態においては、高速度
として14.4m/分、低速度として7.9m/分を採
用しているが、これは一例に過ぎないもので、具体的な
速度は箱詰めする容器の材質や形状、内容物の違いによ
って生産ライン毎に異なるものであり、箱詰め対象とす
る容器にとって最適な値が選ばれるものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、コンベアの搬送速度を従来よりも格段に上
げることができるとともに、容器がエンドストッパーに
ぶつかったときに衝撃で倒れるようなこともなくなり、
生産効率に優れた容器の整列装置を提供することができ
る。
【0042】また、請求項2記載の発明によれば、一列
縦隊で運ばれてくる容器を直/並列並べ替え機構によっ
て複数列縦隊に並び替えるようにしたので、1回当たり
の箱詰めの個数を増やすことができ、生産効率をさらに
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る整列装置の全体構造を示すも
ので、(a)はその略示平面図、(b)はその略示側面
図である。
【図2】図1中のゲート機構の構造を示すもので、
(a)はピストンロッドが引き込まれた状態の平面図、
(b)はピストンロッドが押し出された状態の平面図、
(c)はゲート機構の側面図である。
【図3】ゲート板を容器の間に差し込んだ状態を示す略
示側面図である。
【図4】(a)〜(j)は整列動作の説明図である。
【図5】コンベアの速度切り替えのタイミングチャート
である。
【図6】従来の整列装置の構造を示す略示側面図であ
る。
【図7】改良された従来の整列装置の構造を示す略示側
面図である。
【符号の説明】
B 容器 1 充填機 1a 容器排出口 2 コンベア 3,4 直/並列並べ替え機構 5 エンドストッパー 5a ピストンロッド 5b ストップ板 5c シリンダ 6 集積完了検知センサ(収集完了検知手段) 7 ゲート機構 7a 進退用シリンダ 7b ピストンロッド 7c スイング用シリンダ 7d ゲート板 8 メカニカルハンド(箱詰め手段) 9 箱詰め開始位置確認用センサ 10 反射ミラー 11 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月10日(1999.6.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】箱詰め開始位置確認用センサ9は、発光素
子と受光素子を1対として構成された8組の発受光素子
群から構成されており、各発光素子から発した光をコン
ベア2を挟んで対向配置した反射用ミラー10に向けて
照射し、その反射光を対となる各受光素子で受光するよ
うに構成したもので、8組のすべての発受光素子の光路
が遮られたときに、列×8本=24本の容器Bが箱詰
め用のメカニカルハンド8の下に正しく並んだことを検
知するものである。
フロントページの続き (72)発明者 末永 竜二 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E043 AA01 BA10 DA03 DA04 DA10 DB04 FA01 GA01 3E054 AA12 BA07 BA09 CA01 CA06 CA08 DA01 DA08 DC01 DD01 EA04 FA05 FA07 FE02 GA01 GB02 JA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアに載せて順次運ばれてくる容器
    を整列して箱詰めするための容器の整列装置であって、 前工程から箱詰め工程へ容器を搬送するコンベアと、 該コンベアの下流側適宜位置に設置され、コンベアに載
    せて順次運ばれてくる容器を衝突停止させることによっ
    て定位置に集積するエンドストッパーと、 エンドストッパー位置に所定本数の容器が集積されたこ
    とを検知する集積完了検知手段と、 該集積完了検知手段が所定本数の容器の集積を検知した
    時点で作動してエンドストッパー位置に集積された容器
    を箱詰めのための1グループを構成する所定の本数に仕
    切るゲート機構と、 常時は前記コンベアを所定の高速で駆動し、前記ゲート
    機構が開かれた時点から箱詰めのための1グループを構
    成する容器群の先頭が前記エンドストッパーに当接する
    までの間、前記コンベアを所定の低速で駆動するように
    制御する制御部と、 を備えたことを特徴とする容器の整列装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベアに載せて一列縦隊で運ばれ
    てくる容器を複数列縦隊に並び替える直/並列並べ替え
    機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の容器の整
    列装置。
JP11134789A 1999-05-14 1999-05-14 容器の整列装置 Pending JP2000326916A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113264214A (zh) * 2021-05-10 2021-08-17 遂宁思瑞食品有限公司 一种罐头全自动打包装置
JP7403257B2 (ja) 2019-08-22 2023-12-22 富士電機エフテック株式会社 装置および方法

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