JP2000324112A - Atm通信網 - Google Patents

Atm通信網

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JP2000324112A
JP2000324112A JP13275399A JP13275399A JP2000324112A JP 2000324112 A JP2000324112 A JP 2000324112A JP 13275399 A JP13275399 A JP 13275399A JP 13275399 A JP13275399 A JP 13275399A JP 2000324112 A JP2000324112 A JP 2000324112A
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直明 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリンクを経由するコネクションでボト
ルネックにより長時間サーバのポートが保留されること
のないATM通信網を実現する。 【解決手段】 サーバとクライアントとの間にバッファ
を設け、実際の残余帯域が小さい場合には、そのバッフ
ァにセルを一時蓄積することにより発生する仮想帯域を
実際の空帯域に加算することにより、所定の値よりも小
さい帯域によりセルが転送されることを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode)に利用する。本発明はIP(Internet
Protocol)トラヒックをATM通信網上で効率よく転送
するために利用する。
【0002】
【従来の技術】従来のクライアント・サーバモデルを図
8を参照して説明する。図8は従来のクライアント・サ
ーバモデルの構成例を示す図である。クライアント30
−1〜30−3(以下、単にクライアント30と記す)
からサーバ20への通信とサーバ20からクライアント
30ヘの通信は、クライアント30からサーバ20への
要求、そして、それに対するサーバ20からクライアン
ト30への応答というように互いに密接した関係にある
という特徴を有する。
【0003】また、図9はクライアント・サーバモデル
における情報の流れを示す図であるが、図9に示すよう
に、サーバ20からクライアント30への通信は、その
データ量がクライアント30からサーバ20へのデータ
量に比べて著しく多いため、輻輳を発生しやすいという
特徴がある。このようなトラヒックをクライアント・サ
ーバタイプのトラヒックという。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなクライアン
ト・サーバモデルに対し、従来のATM通信網では、ク
ライアントとサーバとの間の通信を互いに全く独立なも
のと考えてきた。そのため、クライアント・サーバモデ
ルにおけるクライアント・サーバタイプのトラヒックの
特徴を利用したATM通信網は全く提案されていない。
【0005】すなわち、従来のATM通信網では、サー
バからクライアントへの通信を開始する際に、網内の輻
輳状態の情報が何もないので、輻輳を発生させたり、冗
長な制御、例えば、輻輳が起こらないような低いレート
で送信を開始したり、または帯域を確保するために1R
TT(Round Trip Time)時間、送信を開始するのを待つ
などの制御を行い、効率の悪い通信を行っている。
【0006】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、クライアント・サーバモデルの特徴を利用し
た制御を行うことができるATM通信網を提供すること
を目的とする。本発明は、クライアント・サーバタイプ
のトラヒックにおける輻輳を発生させることなく効率よ
くセルの転送を行うことができるATM通信網を提供す
ることを目的とする。本発明は、複数のリンクを経由す
るコネクションでボトルネックにより長時間サーバのポ
ートが保留されることのないATM通信網を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願出願人は、特願平9
−326476号(本願出願時に未公開、以下、先願と
いう)の「ATM通信網」により、クライアント・サー
バモデルの特徴を利用し、輻輳を発生させることなく、
効率よくデータを転送する技術を提案している。しか
し、先願では、サーバからクライアントに向けて複数の
リンクを経由してセルを転送する際に、その経由する複
数のリンクの中で、帯域の最も小さいリンクに配慮して
セルの送出レートを決定していた。したがって、サーバ
のポートは小さい帯域で長時間保留されることもあっ
た。
【0008】本願発明は、この点についてさらに配慮し
たものであり、先願技術とは、サーバとクライアントと
の間にバッファを設け、実際の空帯域が小さい場合に
は、そのバッファにセルを一時蓄積することにより発生
する仮想的な空帯域を実際の空帯域に加算することによ
り、所定の値よりも小さい帯域によりセルが転送される
ことを回避することができる。したがって、サーバとバ
ッファとの間、あるいは、バッファ間またはバッファと
クライアントとの間は、所定の値以上の帯域によりセル
を転送することができる。これにより、サーバのポート
が小さい帯域で長時間保留されるといった事態を回避す
ることができる。これにより、最も転送の効率が高く、
かつ、QoSのよいセル転送を実現することができる。
【0009】すなわち、本発明は、複数のクライアント
と、サーバとを備え、このサーバとこの複数のクライア
ントとを接続するATMスイッチとを備えたATM通信
網である。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記クライアントは、前記サーバに向かう一連のセルの先
頭にOAMセルを付与する手段と、自身が送受信可能な
レート情報を前記OAMセルに書き込む手段とを備え、
前記ATMスイッチは、前記一連のセルが通過するルー
トの残余帯域を管理する手段と、前記一連のセルが一時
蓄積されるバッファの現在のキュー長を監視する手段
と、この残余帯域を管理する手段およびこの現在のキュ
ー長を監視する手段により得られた残余帯域の値および
現在のキュー長および前記OAMセルに書き込まれたレ
ート情報にしたがって輻輳を発生させずに前記サーバか
ら前記クライアントに向けて一連のセルを転送できる帯
域を推定する手段と、前記サーバから前記クライアント
に向けて転送されるセルを一時蓄積する手段と、前記推
定する手段により推定された帯域が所定の値よりも小さ
いときには前記一時蓄積する手段にセルを一時蓄積する
ことにより新たに生じる仮想空帯域を前記推定された帯
域に加算して前記推定された帯域を更新する手段と、前
記推定された帯域または前記更新する手段により更新さ
れた帯域の情報を前記OAMセルに書き込む手段とを備
えたところにある。
【0011】これにより、所定の値よりも小さい帯域で
サーバとクライアントとの間のセル転送が行われること
を回避することができるので、サーバのポートが小さい
帯域で長時間保留されることを回避することができる。
【0012】前記一時蓄積する手段は、当該一時蓄積す
る手段に蓄積されたセルをその到着帯域よりも小さい帯
域により読み出す手段を備えることが望ましい。
【0013】これにより、前記一時蓄積する手段に蓄積
されたセルを、実際にセルを転送可能な帯域に合わせて
送出することができる。
【0014】前記サーバは、前記OAMセルに書き込ま
れた前記推定された帯域または前記更新する手段により
更新された帯域の情報を読み取る手段と、この推定され
た帯域または前記更新する手段により更新された帯域の
情報および前記クライアントから要求されたデータのサ
イズ情報にしたがって輻輳を発生させずにクライアント
にセルを転送するための送信レートを設定する手段と、
一連のセルの先頭と最後尾にOAMセルを付与する手段
と、この先頭および最後尾のOAMセルに前記送信レー
トの情報を書き込む手段とを備えることが望ましく、さ
らに、前記ATMスイッチは、サーバからクライアント
に向かう一連のセルの先頭OAMセルを受信する手段
と、このOAMセルに書き込まれた前記送信レートの情
報を読み取る手段と、この読み取る手段により読み取ら
れた前記送信レートの情報にしたがって帯域を確保ある
いは前記一時蓄積する手段にセルを蓄積する手段と、最
後尾OAMセルを受信する手段と、このOAMセルに書
き込まれた前記送信レートの情報を読み取る手段と、帯
域を確保している場合にはこの読み取る手段により読み
取られた前記送信レートの情報にしたがってその帯域を
解放する手段とを備えることが望ましい。
【0015】これにより、ATMスイッチは、サーバか
らクライアントに向かうセルの先頭に付与されたOAM
セルに書き込まれた送信レートの情報にしたがって帯域
を確保し、さらに、セルの最後尾のOAMセルに書き込
まれた送信レート情報にしたがって確保した帯域を解放
することにより、セルの通過中だけ必要な帯域を確保す
ることができるので、帯域の有効利用を図ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明実施例を図1ないし図7を
参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構成を示
す図である。図2は本発明実施例のATMスイッチの要
部ブロック構成図である。図3は本発明実施例のクライ
アントからサーバに向かうOAMセルの構成を示す図で
ある。図4は本発明実施例のATMスイッチの動作を示
すフローチャートである。図5は本発明実施例のサーバ
の要部ブロック構成図である。図6は本発明実施例のサ
ーバの動作を示すフローチャートである。図7は本発明
実施例のサーバからクライアントに向かうOAMセルの
構成を示す図である。
【0017】本発明は、図1に示すように、クライアン
ト30と、サーバ20とを備え、このサーバ20とこの
クライアント30とを接続するATMスイッチ10−1
〜10−5とを備えたATM通信網である。
【0018】ここで、本発明の特徴とするところは、ク
ライアント30は、サーバ20に向かう一連のセルの先
頭にOAMセルを付与して自身が送受信可能なレート情
報をそのOAMセルに書き込み、ATMスイッチ10−
1〜10−5は、図2に示すように、前記一連のセルが
通過するルートの残余帯域を管理する残余帯域管理部3
と、前記一連のセルが一時蓄積されるバッファ(図示せ
ず)の現在のキュー長を監視するキュー長監視部2と、
この残余帯域管理部3およびこのキュー長監視部2によ
り得られた残余帯域の値および現在のキュー長および前
記OAMセルに書き込まれたレート情報にしたがって輻
輳を発生させずにサーバ20からクライアント30に向
けて一連のセルを転送できる帯域を推定する制御部4
と、サーバ20からクライアント30に向けて転送され
るセルを一時蓄積するバッファ8とを備え、制御部4
は、推定された帯域が所定の値よりも小さいときにはバ
ッファ8にセルを一時蓄積することにより新たに生じる
仮想帯域を前記推定された帯域に加算して前記推定され
た帯域を更新し、情報書き込み部5は、前記推定された
帯域または前記更新された帯域の情報を前記OAMセル
に書き込むところにある。
【0019】バッファ8は、当該バッファ8に蓄積され
たセルをその到着帯域よりも小さい帯域により読み出す
速度変換を行う。
【0020】サーバ20は、図5に示すように、前記O
AMセルに書き込まれた前記推定された帯域または前記
更新された帯域の情報を読み取る情報読み取り部12
と、この推定された帯域または前記更新された帯域の情
報およびクライアント30から要求されたデータのサイ
ズ情報にしたがって輻輳を発生させずにクライアント3
0にセルを転送するための送信レートを設定する送信デ
ータサイズ管理部15および判定部13と、一連のセル
の先頭と最後尾にOAMセルを付与し、この先頭および
最後尾のOAMセルに前記送信レートの情報を書き込む
送信部14とを備える。
【0021】さらに、ATMスイッチ10−1〜10−
5は、図2に示すように、サーバ20からクライアント
30に向かう一連のセルの先頭OAMセルおよび最後尾
OAMセルを受信してこのOAMセルに書き込まれた前
記送信レートの情報を読み取るセル識別部6と、このセ
ル識別部6により先頭OAMセルから読み取られた前記
送信レートの情報にしたがって帯域を確保あるいはバッ
ファ8にセルを蓄積する帯域確保部7とを備え、セル識
別部6が最後尾OAMセルを受信すると、帯域確保部7
は、帯域を確保している場合にはこの読み取られた前記
送信レートの情報にしたがってその帯域を解放する。
【0022】次に、本発明実施例の動作を説明する。図
9を参照して既に説明したように、クライアント・サー
バタイプのトラヒックの特徴は、クライアントからサー
バヘの要求に対し、サーバはクライアントに応答を返す
というように、クライアントからサーバへの通信とサー
バからクライアントへの通信は常に一対になっている。
このとき、サーバからクライアントへの送信データ量
は、クライアントからサーバへの送信データ量に比べて
著しく多い。そのため、網はサーバからクライアントヘ
の通信によって輻輳になる可能性が高い。つまり、AT
Mスイッチがクライアントからサーバへのデータを受信
したならば、その後、サーバからクライアントへのデー
タも受信するということである。
【0023】よって、ATMスイッチがクライアントか
らサーバヘのデータを受信したときに、それに網内の輻
輳情報を付与し、サーバがその情報を利用してデータを
送信するならば、サーバからクライアントヘの通信が輻
輳を発生させる可能性を低く抑えることができ、網を効
率よく運用できるようになる。
【0024】まず、図1に示すクライアント30からサ
ーバ20へデータを送信する場合には、図3に示すよう
に、通常のデータの最初にOAMセルを付与する。その
OAMセルには、それに続くトラヒックがクライアント
・サーバタイプのトラヒックであり、かつそれはクライ
アント30からサーバ20への通信であることを示す識
別子CLIENTと、初期値としてクライアント30が
送受信可能なレートの情報を含む帯域情報が含まれる。
【0025】次にこのOAMセルがATMスイッチ10
−1に到着したならば、図2に示すセル識別部1が、そ
のセルをOAMセルであると判断し、含まれている識別
子CLIENTを読み取って、それに続くデータがクラ
イアント・サーバタイプのトラヒックであり、かつそれ
はクライアント30からサーバ20への通信であると判
断する。そして、制御部4は、OAMセルに書き込まれ
ている帯域情報と、逆方向のサーバ20からクライアン
ト30ヘの一連のセルが通過するルートの残余帯域の値
と、この一連のセルが一時蓄積されるバッファ(図示せ
ず)におけるキュー長の値とを、それぞれ、クライアン
ト30からサーバ20に向かう一連のセルが通過するル
ートの残余帯域を管理している残余帯域管理部3および
この一連のセルが一時蓄積されるバッファ(図示せず)
のキュー長を監視しているキュー長監視部2の値を参照
することにより推定し、輻輳を発生させずにサーバ20
からクライアント30に向けて一連のセルを転送できる
帯域の情報を算出する。制御部4では、図4に示すよう
に、現在のOAMセル中に書き込まれた帯域が当該ノー
ド(ATMスイッチ10−1)の空帯域よりも小さい場
合には(S1)、上流ノード(ATMスイッチ10−
2)にOAMセルを送る(S2)。また、現在のOAM
セル中に書き込まれた帯域が当該ノード(ATMスイッ
チ10−1)の空帯域よりも大きく、このときの帯域が
あるしきい値Bthよりも小さいときには(S1)、当
該ATMスイッチ10−1で下り方向のセルをバッファ
8にバッファリングすることにより、仮想的に下り方向
の空帯域を増加させる。このようにして得られた空帯域
により、当該ATMスイッチ10−1における空帯域情
報が算出される。情報書き込み部5では、算出した値と
OAMセルの帯域情報に含まれる値とを比較し、算出し
た値の方が小さいならば、その値をOAMセルの帯域情
報に書き込み転送する(S3)。
【0026】サーバ20では、図5に示すセル識別部1
1が、そのセルをOAMセルであると判断し、含まれて
いる識別子CLIENTを読みとって、それに続くデー
タがクライアント・サーバタイプのトラヒックであり、
かつそれはクライアント30からサーバ20ヘの通信で
あると判断する。そして、OAMセルに書き込まれてい
る帯域情報を情報読み取り部12で読み取り、クライア
ント30に要求されたデータのサイズを送信データサイ
ズ管理部15で調べ、それをあるあらかじめ設定した時
間Tで割った値C(セル/S)を判定部13に送る。判
定部13では、図6に示すようなアルゴリズムで送信レ
ートを決定し、そのレートで送信を開始する。
【0027】図6に示す送信レート決定アルゴリズムで
は、OAMセルに書き込まれていた値がC(要求された
データサイズ(cell)/ある時間T(second))以上であれ
ば(S4)、送信レートをα×C(ただし、0<α≦
1)とする(S5)。OAMセルに書き込まれていた値
がC未満であり、かつ、前記下限値LB以上であれば
(S6)、送信レートをα×(OAMセルに書き込まれ
ていた値)とする(S7)。OAMセルに書き込まれて
いた値がC未満であり、かつ、前記下限値LB未満であ
ればデータを送信しない(S8)。
【0028】図7に示すように、送信データの最初にO
AMセルを付与し、そのOAMセルには、それに続くト
ラヒックがクライアント・サーバタイプのトラヒックで
あり、かつそれはサーバ20からクライアント30への
通信であることを示す識別子SERVER1と、送信レ
ートを情報として保持する帯域情報が含まれる。また、
送信データの最後にも、OAMセルが付与され、そのO
AMセルには、それが送信データの最後である識別子S
ERVER2と、送信レートを情報として保持する帯域
情報が含まれる。
【0029】次に識別子SERVER1を持つOAMセ
ルがATMスイッチ10に到着したならば、図2に示す
セル識別部6が、そのセルをOAMセルであると判断
し、含まれている識別子SERVER1を読み取って、
それに続くデータがクライアント・サーバタイプのトラ
ヒックであり、かつそれはサーバ20からクライアント
30への通信であると判断する。そして、そのOAMセ
ルに含まれている帯域情報に等しい帯域を帯域確保部7
が確保する。このとき、実際に帯域が確保できない場合
には、バッファ8にセルを一時蓄積することにより、仮
想的に帯域を確保する。また、識別子SERVER2を
持つOAMセルがATMスイッチ10に到着したとき
に、帯域確保部7が帯域を確保しているならば、帯域確
保部7は、到着したOAMセルの帯域情報に等しい値を
確保している帯域から解放する。
【0030】図1の例では、クライアント30は、自己
が送受信可能なレートとして50Mbps(Mbpsは
Mと図示)をOAMセルに書き込んで、ATMスイッチ
10−1に転送する。ATMスイッチ10−1では、O
AMセルに書き込まれた50Mbpsのレート情報と、
残余帯域管理部3およびキュー長監視部2の情報とにし
たがって30Mbpsのレートを算出し、その旨をOA
Mセルに書き込んでATMスイッチ10−2に転送す
る。以下、同様にして、OAMセルが先頭に書き込まれ
たデータはサーバ20に到達する。サーバ20では、到
着したOAMセルに書き込まれていた情報にしたがって
セルの転送帯域を算出する。
【0031】このとき、従来であれば、クライアント3
0とサーバ20との間に介在するリンクの中で、ボトル
ネックとなる最低の帯域である10Mbpsのリンクに
したがって、サーバ20はセル転送帯域を10Mbps
以下に決定せざるを得ないが、本発明では、ATMスイ
ッチ10−4に備えられたバッファ8に向け、サーバ2
0は40Mbpsの転送帯域によりセルを転送すること
ができる。したがって、サーバ20はセル転送のための
ポートを長時間にわたり保留することなく、セルの転送
を速やかに完了することができる。
【0032】このとき、バッファ8にセルを一時蓄積す
ることになったATMスイッチ10−4および10−2
では、バッファ8を用いて速度変換を行うことにより、
下流のリンクの帯域にセル転送帯域を適合させることが
できる。これにより、複数のリンクを経由する場合もボ
トルネックとなるリンクによりサーバのポートが長時間
保留されることなく、円滑な通信を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアント・サーバモデルの特徴を利用したセル転送
制御を行うことができる。すなわち、クライアント・サ
ーバタイプのトラヒックにおける輻輳を発生させること
なく効率よくセルの転送を行うことができる。特に、複
数のリンクを経由するコネクションでもボトルネックに
より長時間サーバのポートが保留されることのないAT
M通信網を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成を示す図。
【図2】本発明実施例のATMスイッチの要部ブロック
構成図。
【図3】本発明実施例のクライアントからサーバに向か
うOAMセルの構成を示す図。
【図4】本発明実施例のATMスイッチの動作を示すフ
ローチャート。
【図5】本発明実施例のサーバの要部ブロック構成図。
【図6】本発明実施例のサーバの動作を示すフローチャ
ート。
【図7】本発明実施例のサーバからクライアントに向か
うOAMセルの構成を示す図。
【図8】クライアント・サーバモデルの通信網を示す
図。
【図9】クライアント・サーバタイプのトラヒックを示
す図。
【符号の説明】
1、6、11 セル識別部 2 キュー長監視部 3 残余帯域管理部 4 制御部 5 情報書き込み部 6 セル識別部 7 帯域確保部 8 バッファ 10、10−1〜10−5 ATMスイッチ 12 情報読み取り部 13 判定部 14 送信部 15 送信データサイズ管理部 20 サーバ 30、30−1〜30−3 クライアント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアントと、サーバとを備
    え、このサーバとこの複数のクライアントとを接続する
    ATMスイッチとを備えたATM通信網において、 前記クライアントは、前記サーバに向かう一連のセルの
    先頭にOAM(Operation And Maintenance)セルを付与
    する手段と、自身が送受信可能なレート情報を前記OA
    Mセルに書き込む手段とを備え、 前記ATMスイッチは、前記一連のセルが通過するルー
    トの残余帯域を管理する手段と、前記一連のセルが一時
    蓄積されるバッファの現在のキュー長を監視する手段
    と、この残余帯域を管理する手段およびこの現在のキュ
    ー長を監視する手段により得られた残余帯域の値および
    現在のキュー長および前記OAMセルに書き込まれたレ
    ート情報にしたがって輻輳を発生させずに前記サーバか
    ら前記クライアントに向けて一連のセルを転送できる帯
    域を推定する手段と、前記サーバから前記クライアント
    に向けて転送される一連のセルを一時蓄積する手段と、
    前記推定する手段により推定された帯域が所定の値より
    も小さいときには前記一時蓄積する手段にセルを一時蓄
    積することにより新たに生じる仮想空帯域を前記推定さ
    れた帯域に加算して前記推定された帯域を更新する手段
    と、前記推定された帯域または前記更新する手段により
    更新された帯域の情報を前記OAMセルに書き込む手段
    とを備えたことを特徴とするATM通信網。
  2. 【請求項2】 前記一時蓄積する手段は、当該一時蓄積
    する手段に蓄積されたセルをその到着帯域よりも小さい
    帯域により読み出す手段を備えた請求項1記載のATM
    通信網。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記OAMセルに書き込
    まれた前記推定された帯域または前記更新する手段によ
    り更新された帯域の情報を読み取る手段と、この推定さ
    れた帯域または前記更新する手段により更新された帯域
    の情報および前記クライアントから要求されたデータの
    サイズ情報にしたがって輻輳を発生させずにクライアン
    トにセルを転送するための送信レートを設定する手段
    と、一連のセルの先頭と最後尾にOAMセルを付与する
    手段と、この先頭および最後尾のOAMセルに前記送信
    レートの情報を書き込む手段とを備えた請求項1記載の
    ATM通信網。
  4. 【請求項4】 前記ATMスイッチは、サーバからクラ
    イアントに向かう一連のセルの先頭OAMセルを受信す
    る手段と、このOAMセルに書き込まれた前記送信レー
    トの情報を読み取る手段と、この読み取る手段により読
    み取られた前記送信レートの情報にしたがって帯域を確
    保あるいは前記一時蓄積する手段にセルを蓄積する手段
    と、最後尾OAMセルを受信する手段と、このOAMセ
    ルに書き込まれた前記送信レートの情報を読み取る手段
    と、帯域を確保している場合にはこの読み取る手段によ
    り読み取られた前記送信レートの情報にしたがってその
    帯域を解放する手段とを備えた請求項3記載のATM通
    信網。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012080420A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ転送装置及び方法

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