JP2000324035A - 衛星通信システム - Google Patents
衛星通信システムInfo
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- JP2000324035A JP2000324035A JP2000123074A JP2000123074A JP2000324035A JP 2000324035 A JP2000324035 A JP 2000324035A JP 2000123074 A JP2000123074 A JP 2000123074A JP 2000123074 A JP2000123074 A JP 2000123074A JP 2000324035 A JP2000324035 A JP 2000324035A
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- satellites
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/185—Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
- H04B7/195—Non-synchronous stations
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Astronomy & Astrophysics (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、特に消費者市場に適した比較的低
コストの衛星サービスを供給するために傾斜遍心地球同
期衛星軌道を利用する衛星システムを提供することにあ
る。 【解決手段】 通信システム(40)は、地球(10)
に対する傾斜楕円軌道にある複数の衛星(14)に通信
信号を通信する地上局(54)を有する。衛星(14)
は、サービスエリアに対して地球上の最小迎角を有する
領域で運行する。サービスエリア内の受信端末(66)
は、衛星(14)からの通信信号を受信する。
コストの衛星サービスを供給するために傾斜遍心地球同
期衛星軌道を利用する衛星システムを提供することにあ
る。 【解決手段】 通信システム(40)は、地球(10)
に対する傾斜楕円軌道にある複数の衛星(14)に通信
信号を通信する地上局(54)を有する。衛星(14)
は、サービスエリアに対して地球上の最小迎角を有する
領域で運行する。サービスエリア内の受信端末(66)
は、衛星(14)からの通信信号を受信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に衛星通信シ
ステム、より詳細にはサービスエリア内から見られるよ
うな高仰角で作動する衛星を有する衛星システムに関す
るものである。
ステム、より詳細にはサービスエリア内から見られるよ
うな高仰角で作動する衛星を有する衛星システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】静止軌道(GSO)の衛星は、このよう
な軌道によって与えられる経済的長所のために数十年間
広く好まれてきた。静止軌道内で、地球が回転している
方向と同じ方向に、同じ角運動速度で地球の赤道の上を
移動する衛星は、地球上のある地点に対して静止してい
るように見える。これらの衛星はサービスエリア内の全
ての場所で常に「視界に」あるので、その利用効率は実
際に100パーセントである。地球地上局のアンテナは
一度だけGSO衛星に向けられる必要があり、追跡シス
テムは全然必要ない。
な軌道によって与えられる経済的長所のために数十年間
広く好まれてきた。静止軌道内で、地球が回転している
方向と同じ方向に、同じ角運動速度で地球の赤道の上を
移動する衛星は、地球上のある地点に対して静止してい
るように見える。これらの衛星はサービスエリア内の全
ての場所で常に「視界に」あるので、その利用効率は実
際に100パーセントである。地球地上局のアンテナは
一度だけGSO衛星に向けられる必要があり、追跡シス
テムは全然必要ない。
【0003】GSO間および地上サービスに対する調整
は、サービスの種類に従って角度的に間隔をあけられた
指定「スロット」の政府の割り当てにより容易に行われ
る。静止衛星軌道の所望性および静止「ベルト」で使用
可能な有限数の「スロット」だけがあるという事実が与
えられると、後者の性能は本来は、Kuバンド(最高1
8GHz)までの望ましい周波数帯で作動する衛星で飽
和された。その結果として、政府はますます不足してい
る残りのスロットを競売にかけてきた。
は、サービスの種類に従って角度的に間隔をあけられた
指定「スロット」の政府の割り当てにより容易に行われ
る。静止衛星軌道の所望性および静止「ベルト」で使用
可能な有限数の「スロット」だけがあるという事実が与
えられると、後者の性能は本来は、Kuバンド(最高1
8GHz)までの望ましい周波数帯で作動する衛星で飽
和された。その結果として、政府はますます不足してい
る残りのスロットを競売にかけてきた。
【0004】これは、低地球軌道(LEO)、中間地球
軌道(MEO)および/あるいは例えば(最高ほぼ40
GHz)Kaバンドのより高い周波数を使用するシステ
ムを含む複雑で高価な新しいシステムの開発を促進して
きた。より高い周波数への発展は技術および宣伝の問題
によって制限され、衛星応用の拡大は空間の大きさ(す
なわちGSOバンド以上および以下)を利用する必要が
ある。多数の提案されたLEOおよびMEOシステムは
この傾向を実証している。ユーザにとってLEOおよび
MEOシステムの欠点は、一般的にはデータ速度を制限
する低い利得を有する全方向性アンテナの使用をもたら
す衛星位置および高速運動の相対不確実性である。
軌道(MEO)および/あるいは例えば(最高ほぼ40
GHz)Kaバンドのより高い周波数を使用するシステ
ムを含む複雑で高価な新しいシステムの開発を促進して
きた。より高い周波数への発展は技術および宣伝の問題
によって制限され、衛星応用の拡大は空間の大きさ(す
なわちGSOバンド以上および以下)を利用する必要が
ある。多数の提案されたLEOおよびMEOシステムは
この傾向を実証している。ユーザにとってLEOおよび
MEOシステムの欠点は、一般的にはデータ速度を制限
する低い利得を有する全方向性アンテナの使用をもたら
す衛星位置および高速運動の相対不確実性である。
【0005】ロシアで長い間使用されてきた12時間
「モルニア」のような高度楕円軌道(HEO)およびヨ
ーロッパ宇宙局の8時間「アルキメデス」が使用されて
きた。HEOの欠点は所与の地域に対するより短いわず
かなサービス(わずかに地球同期期間は地球中に多重ノ
ードを生じる)を含み、(低い近地点のために燃料要求
を最少にするために)固有の63゜の傾斜を必要とす
る。LEO、MEO、およびHEOシステムは、単一の
サービスエリアに対する特定の仰角のカバレッジに対し
て本発明が要求するより多くの衛星を必要とする。
「モルニア」のような高度楕円軌道(HEO)およびヨ
ーロッパ宇宙局の8時間「アルキメデス」が使用されて
きた。HEOの欠点は所与の地域に対するより短いわず
かなサービス(わずかに地球同期期間は地球中に多重ノ
ードを生じる)を含み、(低い近地点のために燃料要求
を最少にするために)固有の63゜の傾斜を必要とす
る。LEO、MEO、およびHEOシステムは、単一の
サービスエリアに対する特定の仰角のカバレッジに対し
て本発明が要求するより多くの衛星を必要とする。
【0006】全ての傾斜した軌道の使用に対する別の明
からな欠点は、地上に対する相対運動の欠点である。広
い帯域幅の場合、二次元追跡地球局アンテナが必要とさ
れる。追跡アンテナは比較的高価であるので消費者用途
に対しては考慮されていない。
からな欠点は、地上に対する相対運動の欠点である。広
い帯域幅の場合、二次元追跡地球局アンテナが必要とさ
れる。追跡アンテナは比較的高価であるので消費者用途
に対しては考慮されていない。
【0007】HEO軌道に加えて、衛星のための傾斜し
た円形地球同期軌道の使用も提案された。(例えば、千
葉勇氏らによる論文、「可動性整相列アンテナを有する
傾斜GSO衛星通信システム」AIAA−98−125
4、航空学および宇宙航行学社、1997、pp.24
3−249を参照)このようなシステムは低緯度で高仰
角を有する。しかしながら、より高い緯度では、このシ
ステムは、あるシステムには適していないかもしれない
より低い仰角を有する。
た円形地球同期軌道の使用も提案された。(例えば、千
葉勇氏らによる論文、「可動性整相列アンテナを有する
傾斜GSO衛星通信システム」AIAA−98−125
4、航空学および宇宙航行学社、1997、pp.24
3−249を参照)このようなシステムは低緯度で高仰
角を有する。しかしながら、より高い緯度では、このシ
ステムは、あるシステムには適していないかもしれない
より低い仰角を有する。
【0008】いろいろの従来のシステムは比較的満足に
および効果的に機能を果たすが、より詳細に以下に説明
されるように本発明によるオーバーヘッド傾斜遍心地球
同期衛星軌道(overhead inclined, eccentric geosynch
ronous satellite orbits)を使用する衛星システムの長
所は何も開示していない。
および効果的に機能を果たすが、より詳細に以下に説明
されるように本発明によるオーバーヘッド傾斜遍心地球
同期衛星軌道(overhead inclined, eccentric geosynch
ronous satellite orbits)を使用する衛星システムの長
所は何も開示していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に消費者
市場に適した比較的低コストの衛星サービスを供給する
ために傾斜遍心地球同期衛星軌道を利用する衛星システ
ムを提供することにある。
市場に適した比較的低コストの衛星サービスを供給する
ために傾斜遍心地球同期衛星軌道を利用する衛星システ
ムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、同期した1組
の2つ以上の衛星を使用するサービスエリアの連続カバ
レッジを有する衛星システムも提供する。このシステム
は高緯度で高仰角のカバレッジを提供するように構成す
ることができる。
の2つ以上の衛星を使用するサービスエリアの連続カバ
レッジを有する衛星システムも提供する。このシステム
は高緯度で高仰角のカバレッジを提供するように構成す
ることができる。
【0011】エレクトロニクスの最近の発展は、電子的
に衛星を追跡する衛星アンテナ技術を改良した。従っ
て、本発明は、電子的に追跡するので、可動部品が全然
ないアンテナを利用する。これらのアンテナシステム
は、アンテナを消費者製品に組み込むことを可能にす
る。
に衛星を追跡する衛星アンテナ技術を改良した。従っ
て、本発明は、電子的に追跡するので、可動部品が全然
ないアンテナを利用する。これらのアンテナシステム
は、アンテナを消費者製品に組み込むことを可能にす
る。
【0012】この発明の1つの局面では、通信システム
は、地球に対して傾斜した楕円軌道に置かれた複数の衛
星に通信信号を通信する地上局を有する。この衛星は、
サービスエリアに対して地上の最小仰角を有する地域で
作動する。サービスエリア内の受信端末は衛星からの通
信信号を受信する。
は、地球に対して傾斜した楕円軌道に置かれた複数の衛
星に通信信号を通信する地上局を有する。この衛星は、
サービスエリアに対して地上の最小仰角を有する地域で
作動する。サービスエリア内の受信端末は衛星からの通
信信号を受信する。
【0013】この発明の他の局面では、傾斜遍心地球同
期衛星軌道システムを提供する方法は、衛星カバレッジ
が供給されるべき少なくとも1つの地理的サービスエリ
アを規定するステップであって、前記サービスエリアが
それの上に最小の迎角を有することと、それの中に第1
および第2の衛星をそれぞれ有する最小サービスエリア
上に少なくとも2つの衛星軌道を規定するステップと、
前記第1の衛星を運行するステップと、運行を第1の衛
星から第2の衛星に引き渡し、現用衛星によって少なく
とも最小の迎角を保持するステップとを含む。
期衛星軌道システムを提供する方法は、衛星カバレッジ
が供給されるべき少なくとも1つの地理的サービスエリ
アを規定するステップであって、前記サービスエリアが
それの上に最小の迎角を有することと、それの中に第1
および第2の衛星をそれぞれ有する最小サービスエリア
上に少なくとも2つの衛星軌道を規定するステップと、
前記第1の衛星を運行するステップと、運行を第1の衛
星から第2の衛星に引き渡し、現用衛星によって少なく
とも最小の迎角を保持するステップとを含む。
【0014】衛星システムには妨害を減少させる連続高
仰角カバレッジを提供する長所がある。高仰角カバレッ
ジによって、このシステムはモバイルアプリケーション
で使用できる。本発明の他の長所は追跡アンテナよりむ
しろ円錐パターンの上方に向いているユーザアンテナを
使用できるということである。
仰角カバレッジを提供する長所がある。高仰角カバレッ
ジによって、このシステムはモバイルアプリケーション
で使用できる。本発明の他の長所は追跡アンテナよりむ
しろ円錐パターンの上方に向いているユーザアンテナを
使用できるということである。
【0015】本発明は、地域/地方(例えば、都市当た
りの)に基づいた専用衛星カバレッジを提供し、結果と
して、この構成は「ローカルエリア」配置として記述で
きる。この配置は各地域でカスタマイズされる。本発明
によってサポートできるサービスは、テレビ放送(BS
Sバンド)および移動/携帯ユーザのための広帯域デー
タアクセス(FSSバンド)を含む。
りの)に基づいた専用衛星カバレッジを提供し、結果と
して、この構成は「ローカルエリア」配置として記述で
きる。この配置は各地域でカスタマイズされる。本発明
によってサポートできるサービスは、テレビ放送(BS
Sバンド)および移動/携帯ユーザのための広帯域デー
タアクセス(FSSバンド)を含む。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の目的、利点、および特徴
は、添付の図面および添付クレームに関して取り上げら
れた場合に本発明を実施するベストモードの下記の詳細
な説明から容易に明らかである。
は、添付の図面および添付クレームに関して取り上げら
れた場合に本発明を実施するベストモードの下記の詳細
な説明から容易に明らかである。
【0017】本発明のより完全な理解およびその付随す
る長所および特徴は、同じ参照番号が全ての図面で対応
する部品を示している添付図面に関して考察される場
合、下記の詳細な説明を参照することによって容易に得
ることができる。
る長所および特徴は、同じ参照番号が全ての図面で対応
する部品を示している添付図面に関して考察される場
合、下記の詳細な説明を参照することによって容易に得
ることができる。
【0018】本発明は、いろいろの傾斜角、偏心値およ
び他の値を使用する衛星軌道システムに関してここに示
されている。特定の数値は、例として取り入れられ、最
終設計値としては取り入れられていないということを理
解すべきである。
び他の値を使用する衛星軌道システムに関してここに示
されている。特定の数値は、例として取り入れられ、最
終設計値としては取り入れられていないということを理
解すべきである。
【0019】本発明の核心は、特に都市の移動ユーザが
衛星通信システムを利用できるように高い高位軌道の衛
星を使用する衛星通信システムの確立である。衛星シス
テムは、繰り返す地上トラックを有する傾斜軌道、好ま
しくは地球同期軌道を有する。本発明では、(24時
間)傾斜楕円地球同期軌道(IEGO)衛星によって、
運行が、小さいサービスエリアに対する可能なスペクト
ル再使用に対するランドマス(landmass)上の
所定のサービス地域に高迎角サービスを提供できる。
衛星通信システムを利用できるように高い高位軌道の衛
星を使用する衛星通信システムの確立である。衛星シス
テムは、繰り返す地上トラックを有する傾斜軌道、好ま
しくは地球同期軌道を有する。本発明では、(24時
間)傾斜楕円地球同期軌道(IEGO)衛星によって、
運行が、小さいサービスエリアに対する可能なスペクト
ル再使用に対するランドマス(landmass)上の
所定のサービス地域に高迎角サービスを提供できる。
【0020】次に、図1を参照するに、傾斜偏心地球同
期軌道(IEGO)衛星14を有するIEGO12とと
もに地球10が示されている。IEGO軌道12は、傾
斜地球同期軌道(IGO)16に対比して示されてい
る。IGO軌道16は、地球10の周りに中心が置かれ
た傾斜円形軌道である。IGO軌道16は、参照のため
に使用される第1の位置のIGO衛星18を有する。静
止(GSO)軌道20は、対比するためにも使用され、
GSO衛星22を有する。衛星14、18および22の
各々は、これらの衛星が地球10の周りを移動するとき
にそのそれぞれの軌道12、16、20を追跡する。
期軌道(IEGO)衛星14を有するIEGO12とと
もに地球10が示されている。IEGO軌道12は、傾
斜地球同期軌道(IGO)16に対比して示されてい
る。IGO軌道16は、地球10の周りに中心が置かれ
た傾斜円形軌道である。IGO軌道16は、参照のため
に使用される第1の位置のIGO衛星18を有する。静
止(GSO)軌道20は、対比するためにも使用され、
GSO衛星22を有する。衛星14、18および22の
各々は、これらの衛星が地球10の周りを移動するとき
にそのそれぞれの軌道12、16、20を追跡する。
【0021】図1は、GSO、IGOおよびIEGO軌
道間のいくつかの一般的な差異を示している。本例で
は、GSO軌道20は半径Rを有する。GSO軌道20
は地球10の赤道面上に規定される。地球10は毎日回
転すると、GSO衛星22は、地球の上にほぼ一定の位
置を保持する。地球上のある地点から見ると、衛星の迎
角は一定である。
道間のいくつかの一般的な差異を示している。本例で
は、GSO軌道20は半径Rを有する。GSO軌道20
は地球10の赤道面上に規定される。地球10は毎日回
転すると、GSO衛星22は、地球の上にほぼ一定の位
置を保持する。地球上のある地点から見ると、衛星の迎
角は一定である。
【0022】IGO軌道16は、GSO軌道20の半径
と同じである半径Rも有する。IGO軌道16は、GS
O軌道20を有する赤道面に対して傾斜角24を有する
平面上に配置されている。IGO軌道16およびGSO
軌道20によって規定される平面は、地球の中心を通っ
て延びるノードの線26と交差する。IGO衛星18お
よびGSO衛星22は、1つの恒星日(23時間56
分)をとり、軌道を完了する。地球上のある地点に対す
るIGO軌道の迎角はそのIGO軌道16のIGO衛星
の位置によって決まる。
と同じである半径Rも有する。IGO軌道16は、GS
O軌道20を有する赤道面に対して傾斜角24を有する
平面上に配置されている。IGO軌道16およびGSO
軌道20によって規定される平面は、地球の中心を通っ
て延びるノードの線26と交差する。IGO衛星18お
よびGSO衛星22は、1つの恒星日(23時間56
分)をとり、軌道を完了する。地球上のある地点に対す
るIGO軌道の迎角はそのIGO軌道16のIGO衛星
の位置によって決まる。
【0023】IEGO軌道12は、地球に対して観察さ
れる場合、軌道の最北の地点に設定されている遠地点2
8と、地球に対して観察される場合、軌道の最南の地点
である近地点30とを有する。楕円軌道のIEGO12
は、IGO軌道16の焦点からずらされている焦点を有
するので、遠地点28は北半球の方向にずらされる。結
果として、近地点30は南半球の方へずらされる。した
がって、地球の表面上の遠地点28の高度は増加される
のに対して、近地点30の高位は減少される。IEGO
軌道12の主要直径はIGO軌道16の場合のように2
Rである。しかしながら、IEGO軌道12は、偏心率
eによってIGO軌道16の中心に対してずらされる。
したがって、ノード線26から遠地点28への距離は式
(1+e)Rによって示される。ノード線26からの近
地点30への距離は式(1−e)Rによって示される。
れる場合、軌道の最北の地点に設定されている遠地点2
8と、地球に対して観察される場合、軌道の最南の地点
である近地点30とを有する。楕円軌道のIEGO12
は、IGO軌道16の焦点からずらされている焦点を有
するので、遠地点28は北半球の方向にずらされる。結
果として、近地点30は南半球の方へずらされる。した
がって、地球の表面上の遠地点28の高度は増加される
のに対して、近地点30の高位は減少される。IEGO
軌道12の主要直径はIGO軌道16の場合のように2
Rである。しかしながら、IEGO軌道12は、偏心率
eによってIGO軌道16の中心に対してずらされる。
したがって、ノード線26から遠地点28への距離は式
(1+e)Rによって示される。ノード線26からの近
地点30への距離は式(1−e)Rによって示される。
【0024】地球10の表面上の地上トラック32はI
EGO衛星14から開発することができる。地上トラッ
クは、地球の中心から軌道を回っている衛星に延びる線
によって地球の表面上に繰り返して追跡される小人工衛
星点の軌跡を示す想像上の線である。IEGO地上トラ
ックは、特定の経度にあり、恒星日(23時間56分)
毎に繰り返して再追跡する。
EGO衛星14から開発することができる。地上トラッ
クは、地球の中心から軌道を回っている衛星に延びる線
によって地球の表面上に繰り返して追跡される小人工衛
星点の軌跡を示す想像上の線である。IEGO地上トラ
ックは、特定の経度にあり、恒星日(23時間56分)
毎に繰り返して再追跡する。
【0025】図1に示された位置から図2において約5
時間遅れている衛星14、18、22の位置が示されて
いる。したがって、地球は軌道に対して回転する。同様
に、IGO衛星18およびIEGO衛星14に対する迎
角も変わる。
時間遅れている衛星14、18、22の位置が示されて
いる。したがって、地球は軌道に対して回転する。同様
に、IGO衛星18およびIEGO衛星14に対する迎
角も変わる。
【0026】次に、図2を参照するに、IEGO衛星1
4′を有する第2のIEGO軌道12′が示されてい
る。IEGO軌道12′は傾斜角24′も有する。傾斜
角24′および整相は、IEGO軌道12′に置かれた
衛星がIEGO軌道12の衛星と同じ地上トラック32
を実質的に追跡するように選択される。IEGO衛星1
4、14′は、一方の衛星がサービスエリアを離れると
き、他方の衛星はサービスエリアに入るように位置決め
される。このように、連続カバレッジは特定のサービス
エリアに提供されてもよい。
4′を有する第2のIEGO軌道12′が示されてい
る。IEGO軌道12′は傾斜角24′も有する。傾斜
角24′および整相は、IEGO軌道12′に置かれた
衛星がIEGO軌道12の衛星と同じ地上トラック32
を実質的に追跡するように選択される。IEGO衛星1
4、14′は、一方の衛星がサービスエリアを離れると
き、他方の衛星はサービスエリアに入るように位置決め
される。このように、連続カバレッジは特定のサービス
エリアに提供されてもよい。
【0027】図示されていないけれども、上記の例は、
連続カバレッジが対応する同様な円錐内のサービスエリ
アに提供できるように全て同期化された3つ以上のIE
GO軌道面まで拡張されてもよい。より大きいサービス
エリアあるいはこのサービスエリア内のより高い迎角が
所望される場合、より多くの衛星を必要とし得る。高迎
角でサービスを提供することによって、固定衛星サービ
ス、放送衛星サービス、あるいは移動衛星サービスの用
途がより効率的に実現できる。したがって、同期オーバ
ーヘッドIEGOは通常参照番号34で示される。
連続カバレッジが対応する同様な円錐内のサービスエリ
アに提供できるように全て同期化された3つ以上のIE
GO軌道面まで拡張されてもよい。より大きいサービス
エリアあるいはこのサービスエリア内のより高い迎角が
所望される場合、より多くの衛星を必要とし得る。高迎
角でサービスを提供することによって、固定衛星サービ
ス、放送衛星サービス、あるいは移動衛星サービスの用
途がより効率的に実現できる。したがって、同期オーバ
ーヘッドIEGOは通常参照番号34で示される。
【0028】次に、図3を参照すると、高レベルの通信
システム40の図が示されている。通信システム40
は、衛星42aおよび42bと、衛星44aおよび42
bとを含んでいる。衛星42a、42bは、通信信号4
6をサービスエリア48に向けるために使用される。通
信信号46、50は、サービスエリア48、50から衛
星44a、44b、42a、42bにも送信できる。
システム40の図が示されている。通信システム40
は、衛星42aおよび42bと、衛星44aおよび42
bとを含んでいる。衛星42a、42bは、通信信号4
6をサービスエリア48に向けるために使用される。通
信信号46、50は、サービスエリア48、50から衛
星44a、44b、42a、42bにも送信できる。
【0029】衛星42a、42bおよび44a、44b
は、好ましくは、前述のように傾斜偏心地球同期軌道に
ある。2つの衛星は各サービスエリアに対して示されて
いるけれども、2つ以上の衛星が提供されてもよい。一
般的には、1つの衛星だけが同時にサービスエリアに対
するカバレッジを提供する。図示されているように、衛
星42aおよび44aは、カバレッジをサービスエリア
48および52のそれぞれに提供する。このシステム
は、衛星42aおよび44aの迎角が低くなる場合、衛
星42bおよび44bは正しい迎角にあるように設計さ
れている。ハンドオーバを生じ、衛星42b、44b
は、通信信号46および50のそれぞれを提供する。
は、好ましくは、前述のように傾斜偏心地球同期軌道に
ある。2つの衛星は各サービスエリアに対して示されて
いるけれども、2つ以上の衛星が提供されてもよい。一
般的には、1つの衛星だけが同時にサービスエリアに対
するカバレッジを提供する。図示されているように、衛
星42aおよび44aは、カバレッジをサービスエリア
48および52のそれぞれに提供する。このシステム
は、衛星42aおよび44aの迎角が低くなる場合、衛
星42bおよび44bは正しい迎角にあるように設計さ
れている。ハンドオーバを生じ、衛星42b、44b
は、通信信号46および50のそれぞれを提供する。
【0030】通信システム40は、地上局54および5
6とともに示されている。地上局54および56は、イ
ンターネットサービスプロバイダー58、放送TVセン
ター60あるいは会社のイントラネツト62のような地
上インフラストラクチャに結合されてもよい。もちろ
ん、他の地上式通信は、電話網あるいはセルラ電話網の
ような通信システム40にも結合されてもよい。当業者
は、地上局54および56は、共通のコンテンツおよび
対話式データ通信のための情報を提供するように単一集
中地上局あるいは単一ロケーションに組み込まれてもよ
いことを認識する。周波数帯域がサービス領域内にない
場合、ゲートウェイは同じ周波数帯域を再使用できる。
所望される場合、より多くを使用できるけれども、1つ
のゲートウェイだけがCONUS領域の全部に対して必
要とされる。
6とともに示されている。地上局54および56は、イ
ンターネットサービスプロバイダー58、放送TVセン
ター60あるいは会社のイントラネツト62のような地
上インフラストラクチャに結合されてもよい。もちろ
ん、他の地上式通信は、電話網あるいはセルラ電話網の
ような通信システム40にも結合されてもよい。当業者
は、地上局54および56は、共通のコンテンツおよび
対話式データ通信のための情報を提供するように単一集
中地上局あるいは単一ロケーションに組み込まれてもよ
いことを認識する。周波数帯域がサービス領域内にない
場合、ゲートウェイは同じ周波数帯域を再使用できる。
所望される場合、より多くを使用できるけれども、1つ
のゲートウェイだけがCONUS領域の全部に対して必
要とされる。
【0031】次に、図4を参照するに、地上局54およ
び衛星42aを有する通信システム40の一部はGSO
衛星64に対して示されている。通信システム40の一
部である移動端末66も示されている。移動端末66は
衛星42aと通信するパッチアンテナ68を有する。迎
角は好ましくは70°以上である。図示されているよう
に、衛星42aは、80°以上の迎角を有する。さら
に、図示されているように、GSO衛星64は、50°
よりも小さい迎角を有する。したがって、GSO衛星6
4と衛星42aとの間の分離角70は最小30°にあ
る。したがって、たとえパッチアンテナ68が全方向性
アンテナであるとしても、衛星42aおよびGSO衛星
64は、可能性として周波数スペクトルを共有できる。
しかしながら、周波数がGSO衛星と共有される場合、
本発明による通信システムの使用に対して首都圏の最小
緯度のような場所に対するいくつかの最小制約があり得
る。Kバンドが使用されていると仮定し、両方のシステ
ムに対して必要とされるC/I比が15dBであり、p
fd分散が15dBであると仮定すると、66cmのサ
イズを有するGSOアンテナは、約30°で30dBの
弁別を行うことができるので、本発明によるGSOおよ
びシステムの両方をサポートできる。一般的には、全方
向性アンテナは、周波数の再使用制約が全然ないLバン
ドでだけ使用された。しかしながら、本発明の重要な態
様は、現在のGSOシステムで主に使用される周波数ス
ペクトルで作動する全方向性アンテナを使用できること
である。
び衛星42aを有する通信システム40の一部はGSO
衛星64に対して示されている。通信システム40の一
部である移動端末66も示されている。移動端末66は
衛星42aと通信するパッチアンテナ68を有する。迎
角は好ましくは70°以上である。図示されているよう
に、衛星42aは、80°以上の迎角を有する。さら
に、図示されているように、GSO衛星64は、50°
よりも小さい迎角を有する。したがって、GSO衛星6
4と衛星42aとの間の分離角70は最小30°にあ
る。したがって、たとえパッチアンテナ68が全方向性
アンテナであるとしても、衛星42aおよびGSO衛星
64は、可能性として周波数スペクトルを共有できる。
しかしながら、周波数がGSO衛星と共有される場合、
本発明による通信システムの使用に対して首都圏の最小
緯度のような場所に対するいくつかの最小制約があり得
る。Kバンドが使用されていると仮定し、両方のシステ
ムに対して必要とされるC/I比が15dBであり、p
fd分散が15dBであると仮定すると、66cmのサ
イズを有するGSOアンテナは、約30°で30dBの
弁別を行うことができるので、本発明によるGSOおよ
びシステムの両方をサポートできる。一般的には、全方
向性アンテナは、周波数の再使用制約が全然ないLバン
ドでだけ使用された。しかしながら、本発明の重要な態
様は、現在のGSOシステムで主に使用される周波数ス
ペクトルで作動する全方向性アンテナを使用できること
である。
【0032】通信システムは、衛星44a、44b、4
2a、42bに加えてGSO衛星を使用してもよい。G
SO衛星の使用は、当業者に明らかであるように全シス
テムの使用によって決まる。
2a、42bに加えてGSO衛星を使用してもよい。G
SO衛星の使用は、当業者に明らかであるように全シス
テムの使用によって決まる。
【0033】次に、図5を参照するに、本発明の1つの
長所が示されている。特に、その高迎角により本発明は
高い建物72を有する都市内に使用能力を提供する。図
示されるように、人物74および自動車76には、衛星
と通信する移動端末が装備されている。例えば、人物7
4は、前述のように移動端末66を運んでもよい。都市
および首都圏では、高い建物は信号の妨害により信号を
減少させる。適当な最小迎角は約80°であってもよ
い。80°の最小迎角で、人物74あるいは自動車76
が30メートルの高さを有する建物72からわずか5メ
ートルしか離れていない場合、80°最小角内ではっき
り見える衛星の視界を得ることができる。すなわち、方
位角82から+/−10°内の角度80を提供すること
によって、はっきりと見える衛星の視界が得られる。
長所が示されている。特に、その高迎角により本発明は
高い建物72を有する都市内に使用能力を提供する。図
示されるように、人物74および自動車76には、衛星
と通信する移動端末が装備されている。例えば、人物7
4は、前述のように移動端末66を運んでもよい。都市
および首都圏では、高い建物は信号の妨害により信号を
減少させる。適当な最小迎角は約80°であってもよ
い。80°の最小迎角で、人物74あるいは自動車76
が30メートルの高さを有する建物72からわずか5メ
ートルしか離れていない場合、80°最小角内ではっき
り見える衛星の視界を得ることができる。すなわち、方
位角82から+/−10°内の角度80を提供すること
によって、はっきりと見える衛星の視界が得られる。
【0034】次に、図6を参照すると、通信システム4
0内のインプリメンテーションに適した衛星42aが示
されている。好適な衛星は、例えば、フィーダリンクア
ンテナ84と、フィードクラスタ86と、通信リンクア
ンテナ88とを有してもよい。フィードクラスタ86
は、信号を地上に反射する通信リンクアンテナ88に信
号を送信するために使用される。フィーダリンクアンテ
ナは地上から通信を受信できる。
0内のインプリメンテーションに適した衛星42aが示
されている。好適な衛星は、例えば、フィーダリンクア
ンテナ84と、フィードクラスタ86と、通信リンクア
ンテナ88とを有してもよい。フィードクラスタ86
は、信号を地上に反射する通信リンクアンテナ88に信
号を送信するために使用される。フィーダリンクアンテ
ナは地上から通信を受信できる。
【0035】次に、図7の(A)および(B)を参照す
ると、エレメントモジュール100パッチアンテナ68
が示されている。機能的には、エレメントモジュール
は、受信モードで、マイクロ波エネルギーをデジタルス
トリームに変換し、送信モードではその逆である。構造
的には、エレメントモジュールは、アレイにおいてより
多くのモジュールに対してより多くのアンテナ利得を提
供する光照明における白熱電球としての役割を果たす。
コーヒレント加算機能は、エレメントレベルで提供され
ないで、デジタル形式で「バックプレート」に提供され
る。
ると、エレメントモジュール100パッチアンテナ68
が示されている。機能的には、エレメントモジュール
は、受信モードで、マイクロ波エネルギーをデジタルス
トリームに変換し、送信モードではその逆である。構造
的には、エレメントモジュールは、アレイにおいてより
多くのモジュールに対してより多くのアンテナ利得を提
供する光照明における白熱電球としての役割を果たす。
コーヒレント加算機能は、エレメントレベルで提供され
ないで、デジタル形式で「バックプレート」に提供され
る。
【0036】エレメントモジュール100は、誘電体層
108上に結合される放射パッチ106を有する。誘電
体層108はアースプレーン110に結合されている。
アースプレーン110は、好ましくは、放射パッチ10
6とほぼ同じかあるいはそれよりもわずかに大きいサイ
ズにされる。放射パッチ106、誘電体層108、およ
びアースプレーン110は、一般にマイクロストリップ
アンテナを形成する。誘電体層108は、一般にハウジ
ング114に結合されている。ハウジング114は、誘
電体層108から延び、それの中に空洞116を形成す
る。エレメントモジュール回路チップ118は、空洞1
16内でアースプレーン110に結合されている。
108上に結合される放射パッチ106を有する。誘電
体層108はアースプレーン110に結合されている。
アースプレーン110は、好ましくは、放射パッチ10
6とほぼ同じかあるいはそれよりもわずかに大きいサイ
ズにされる。放射パッチ106、誘電体層108、およ
びアースプレーン110は、一般にマイクロストリップ
アンテナを形成する。誘電体層108は、一般にハウジ
ング114に結合されている。ハウジング114は、誘
電体層108から延び、それの中に空洞116を形成す
る。エレメントモジュール回路チップ118は、空洞1
16内でアースプレーン110に結合されている。
【0037】複数の相互接続部120は、エレメント回
路チップ118を多層ロジックネットワーク104上の
適当な回路トレースに結合するために使用されてもよ
い。相互接続部120は、例えば、ばねコネクタあるい
は他の好適な接続部であってもよい。この接続はハード
配線されるが、モジュールが容易に分解されるべきであ
る場合、ばねコネクタは好ましいかもしれない。ロジッ
ク接続および電源接続ならびにアース接続は両方共相互
接続部120によって行われてもよい。
路チップ118を多層ロジックネットワーク104上の
適当な回路トレースに結合するために使用されてもよ
い。相互接続部120は、例えば、ばねコネクタあるい
は他の好適な接続部であってもよい。この接続はハード
配線されるが、モジュールが容易に分解されるべきであ
る場合、ばねコネクタは好ましいかもしれない。ロジッ
ク接続および電源接続ならびにアース接続は両方共相互
接続部120によって行われてもよい。
【0038】フィード122は、放射パッチ106に形
成されてもよい。フィード122は、放射パッチ106
における開口である。フィード122は、増幅器からの
RF信号をパッチ106に相互接続するために使用され
る。
成されてもよい。フィード122は、放射パッチ106
における開口である。フィード122は、増幅器からの
RF信号をパッチ106に相互接続するために使用され
る。
【0039】パッチアンテナ68は、入来信号を回路で
できるだけ早くデジタル信号に変換することによってマ
イクロ波の量およびRF回路を最少にするように設計さ
れる。デジタルビーム形成は、ビームをベースバンドに
電子的に操縦するために使用される。さらに後述される
ように、デジタルビーム形成、フィルタリング、および
トラッキングのような処理機能はデジタルローディング
を最少にする性能でインターリーブされる。
できるだけ早くデジタル信号に変換することによってマ
イクロ波の量およびRF回路を最少にするように設計さ
れる。デジタルビーム形成は、ビームをベースバンドに
電子的に操縦するために使用される。さらに後述される
ように、デジタルビーム形成、フィルタリング、および
トラッキングのような処理機能はデジタルローディング
を最少にする性能でインターリーブされる。
【0040】軌道パラメータは所定の地上トラック形状
を実現するように選択される。サービス領域、サービス
エリアカバレッジ、およびカバレッジ時間に関する特定
の制約に対する考察が示されている。
を実現するように選択される。サービス領域、サービス
エリアカバレッジ、およびカバレッジ時間に関する特定
の制約に対する考察が示されている。
【0041】当業者に明らかであるように、マストアン
テナは、移動端末の全方向性アンテナを提供するために
も使用されてもよい。マストアンテナは自動車76で使
用するのに適している。
テナは、移動端末の全方向性アンテナを提供するために
も使用されてもよい。マストアンテナは自動車76で使
用するのに適している。
【0042】次に、図8を参照すると、空に向かってい
るように見えるプロット130は、ロスアンジェルス市
のサービスエリアのために示される。ライン132は、
GSO衛星の位置を示している。ライン132はGSO
衛星の位置を示している。プロット130の中心134
はロスアンジェルス市上の方位角を示している。衛星弧
(satellite arc)136は、衛星が動作中、サービスエ
リア上を通過する弧を示している。衛星弧136の最小
迎角は約80.6°である。
るように見えるプロット130は、ロスアンジェルス市
のサービスエリアのために示される。ライン132は、
GSO衛星の位置を示している。ライン132はGSO
衛星の位置を示している。プロット130の中心134
はロスアンジェルス市上の方位角を示している。衛星弧
(satellite arc)136は、衛星が動作中、サービスエ
リア上を通過する弧を示している。衛星弧136の最小
迎角は約80.6°である。
【0043】次に、図9を参照すると、衛星弧136の
地上トラック138は地上に突出される。地上トラック
138は、サービスエリアを示すスポットビーム140
に対して示される。典型的なビームカバレッジエリア
は、8時間の周期内で80°高位境界を有するロスアン
ジェルス市およびオレンジ郡(あるいは東京都および横
浜市)のカバレッジに対して約200km(直径)にあ
る。本例では、ロスアンジェルスおよびオレンジ郡エリ
アはサービスエリア内にある。輪郭プロット142は、
図8の衛星弧136の運用エリアの高位輪郭(elevation
al contours)を示している。
地上トラック138は地上に突出される。地上トラック
138は、サービスエリアを示すスポットビーム140
に対して示される。典型的なビームカバレッジエリア
は、8時間の周期内で80°高位境界を有するロスアン
ジェルス市およびオレンジ郡(あるいは東京都および横
浜市)のカバレッジに対して約200km(直径)にあ
る。本例では、ロスアンジェルスおよびオレンジ郡エリ
アはサービスエリア内にある。輪郭プロット142は、
図8の衛星弧136の運用エリアの高位輪郭(elevation
al contours)を示している。
【0044】次に、図10を参照すると、サービスエリ
ア内の衛星の迎角(度)対一日の時間(時)のプロット
150が示される。本例では、80°の迎角は設計パラ
メータである。この場合、第1の衛星のためのプロット
は線152によって示される。第2の衛星のためのプロ
ットは線154によって示され、第3の衛星のためのプ
ロットは線156によって示される。各衛星に対する運
用のエリアは、約80°の迎角で水平線158の上にあ
る。ハンドオーバ点160は、運用が3つの衛星間で移
動される時間を示している。
ア内の衛星の迎角(度)対一日の時間(時)のプロット
150が示される。本例では、80°の迎角は設計パラ
メータである。この場合、第1の衛星のためのプロット
は線152によって示される。第2の衛星のためのプロ
ットは線154によって示され、第3の衛星のためのプ
ロットは線156によって示される。各衛星に対する運
用のエリアは、約80°の迎角で水平線158の上にあ
る。ハンドオーバ点160は、運用が3つの衛星間で移
動される時間を示している。
【0045】本発明によるシステムの動作において、い
ろいろの衛星数が使用される。図10において、24時
間カバレッジを提供する3つの衛星システムが示され
る。16時間サービスは、80°よりも高い迎角で得ら
れてもよいし、あるいは18時間サービスは約75°よ
りも高い迎角で得られてもよい。これは、ビジネスに役
立つ通信システムに適しる。このように、このシステム
は、要求に基づいて都市に対してカスタマイズされても
よい。同じ大陸内の都市は同じ周波数を再使用してもよ
い。互いに近接した都市、例えば、ロスアンジェルスお
よびサンフランシスコあるいはロンドンおよびパリはス
ペクトルを容易に再使用できる。カスタマイズ化の場
合、40,000kmの周りに最大高度を有する傾斜楕
円地球同期軌道が使用されるのが好ましい。使用される
高迎角のために、最長伝搬遅延は、GSOシステムにあ
るよりも全然悪くない。本発明は主にランドカバレッジ
を提供する。したがって、本発明の衛星使用効率は、G
SOシステムよりも低いけれども、大洋上を運行してい
る大部分のLEOシステムよりもはるかに高い。
ろいろの衛星数が使用される。図10において、24時
間カバレッジを提供する3つの衛星システムが示され
る。16時間サービスは、80°よりも高い迎角で得ら
れてもよいし、あるいは18時間サービスは約75°よ
りも高い迎角で得られてもよい。これは、ビジネスに役
立つ通信システムに適しる。このように、このシステム
は、要求に基づいて都市に対してカスタマイズされても
よい。同じ大陸内の都市は同じ周波数を再使用してもよ
い。互いに近接した都市、例えば、ロスアンジェルスお
よびサンフランシスコあるいはロンドンおよびパリはス
ペクトルを容易に再使用できる。カスタマイズ化の場
合、40,000kmの周りに最大高度を有する傾斜楕
円地球同期軌道が使用されるのが好ましい。使用される
高迎角のために、最長伝搬遅延は、GSOシステムにあ
るよりも全然悪くない。本発明は主にランドカバレッジ
を提供する。したがって、本発明の衛星使用効率は、G
SOシステムよりも低いけれども、大洋上を運行してい
る大部分のLEOシステムよりもはるかに高い。
【0046】本発明により考えられる1つのシステム
は、30°よりも大きい緯度に適している。赤道面に対
する傾斜角は41.3°である。偏心度は0.13であ
る。これらの設計パラメータに関しては、近地点の高度
は30305kmであり、遠地点の高度は41258k
mである。したがって、GSO衛星に比べるととるに足
りない遅延を得ることができる。
は、30°よりも大きい緯度に適している。赤道面に対
する傾斜角は41.3°である。偏心度は0.13であ
る。これらの設計パラメータに関しては、近地点の高度
は30305kmであり、遠地点の高度は41258k
mである。したがって、GSO衛星に比べるととるに足
りない遅延を得ることができる。
【0047】本発明は詳細に記載したが、本発明に関す
る技術に精通している当業者は、下記の特許請求の範囲
によって規定されるような本発明を実施するいろいろの
他の設計および実施形態を認識する。
る技術に精通している当業者は、下記の特許請求の範囲
によって規定されるような本発明を実施するいろいろの
他の設計および実施形態を認識する。
【図1】地球に対する傾斜楕円地球同期軌道、傾斜地球
同期軌道、および静止(GSO)軌道の斜視図である。
同期軌道、および静止(GSO)軌道の斜視図である。
【図2】整相衛星対(phased pair of satellites)が共
通地上トラックあるいは上空トラックにおいて互いに追
跡するように2つのIEGO軌道面が確立される本発明
による他の実施形態の斜視図である。
通地上トラックあるいは上空トラックにおいて互いに追
跡するように2つのIEGO軌道面が確立される本発明
による他の実施形態の斜視図である。
【図3】本発明によるシステムアーキテクトのブロック
図とともに衛星に対する2つのサービスエリアの斜視図
である。
図とともに衛星に対する2つのサービスエリアの斜視図
である。
【図4】本発明による軌道の衛星およびGSO衛星のシ
ステム立面図である。
ステム立面図である。
【図5】本発明による衛星通信装置を有する人および自
動車の立面図である。
動車の立面図である。
【図6】本発明による通信システムの通信衛星の斜視図
である。
である。
【図7】本発明で使用するためのパッチアンテナの斜視
図(A)および衛星パッチの断面図(B)である。
図(A)および衛星パッチの断面図(B)である。
【図8】サービスエリア内の衛星の運行弧の上方に向い
ているように見える図である。
ているように見える図である。
【図9】サービスエリアのための衛星カバレッジ、サー
ビスエリアのための地上追跡、およびサービスエリアに
対する80°迎角の高度輪郭線の等矩形投影マップであ
る。
ビスエリアのための地上追跡、およびサービスエリアに
対する80°迎角の高度輪郭線の等矩形投影マップであ
る。
【図10】本発明による衛星システムに対する迎角
(度)対1日の時間のプロットである。
(度)対1日の時間のプロットである。
Claims (10)
- 【請求項1】 通信システム(40)であって、 地上局(54)と、 地球(10)に対して傾斜楕円軌道にある複数の衛星
(14)であって、前記衛星が、サービスエリアに対し
て前記地球上に最小迎角を有する領域で運行しているこ
とと、 前記衛星から通信信号を受信するサービスエリアを有す
る受信端末(66)とを備えていることを特徴とする通
信システム。 - 【請求項2】 前記最小迎角が約70°よりも大きいこ
とを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】 前記最小迎角が約80°よりも大きいこ
とを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項4】 前記受信端末がハンドヘルド端末(6
6)であることを特徴とする請求項1に記載のシステ
ム。 - 【請求項5】 前記受信端末が自動車であることを特徴
とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項6】 衛星通信システムであって、 第1のサービスエリアにわたって最小迎角で運行する第
1の複数の衛星(14)と、 第2のサービスエリアにわたって最小迎角で運行する第
1の複数の衛星(14)と、 前記第1の複数の衛星(14)および前記第2の複数の
衛星(14)と通信する地上局(54)と、 前記第1のサービスエリア内にあり、前記第1の複数の
衛星(14)によって前記地上局(54)からの信号を
受信する第1の受信端末(66)と、 前記第2のサービスエリア内にあり、前記第2の複数の
衛星(14)によって前記地上局からの信号を受信する
第2の受信端末(66)とを備えていることを特徴とす
る衛星通信システム。 - 【請求項7】 前記第1のサービスエリア内にあり、第
1の複数の衛星(14)の中の1つと通信する第1の移
動端末(66)をさらに備えていることを特徴とする請
求項6に記載の衛星通信システム。 - 【請求項8】 前記第2のサービスエリア内にあり、第
2の複数の衛星(14)の中の1つと通信する第2の移
動端末(66)をさらに備えていることを特徴とする請
求項6に記載の衛星通信システム。 - 【請求項9】 前記最小迎角が約70°よりも大きいこ
とを特徴とする請求項6に記載の衛星通信システム。 - 【請求項10】 前記最小迎角が約80°よりも大きい
ことを特徴とする請求項6に記載の衛星通信システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US29911799A | 1999-04-24 | 1999-04-24 | |
US299117 | 1999-04-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000324035A true JP2000324035A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=23153376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000123074A Pending JP2000324035A (ja) | 1999-04-24 | 2000-04-24 | 衛星通信システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1047211A2 (ja) |
JP (1) | JP2000324035A (ja) |
CA (1) | CA2306526A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140721A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-13 | Hitachi Ltd | 人工衛星を利用した信号の受信方法、サービスの提供方法、人工衛星の制御方法、および受信端末ならびに人工衛星を制御する装置 |
EP4081456B1 (en) | 2020-04-03 | 2024-05-29 | Viasat, Inc. | Satellite communications system with non-geosynchronous orbits |
CN112383344B (zh) * | 2020-11-13 | 2023-03-24 | 航天科工空间工程发展有限公司 | 一种ngso卫星星座系统与地面系统频谱共用的方法和系统 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000123074A patent/JP2000324035A/ja active Pending
- 2000-04-25 CA CA 2306526 patent/CA2306526A1/en not_active Abandoned
- 2000-04-25 EP EP20000108753 patent/EP1047211A2/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1047211A2 (en) | 2000-10-25 |
CA2306526A1 (en) | 2000-10-24 |
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A02 | Decision of refusal |
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