JP2000312179A - 基地局装置、移動局装置及び無線通信方法 - Google Patents

基地局装置、移動局装置及び無線通信方法

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JP2000312179A
JP2000312179A JP2000046030A JP2000046030A JP2000312179A JP 2000312179 A JP2000312179 A JP 2000312179A JP 2000046030 A JP2000046030 A JP 2000046030A JP 2000046030 A JP2000046030 A JP 2000046030A JP 2000312179 A JP2000312179 A JP 2000312179A
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power control
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response time
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JP2000046030A
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Takashi Kitade
崇 北出
Kazuyuki Miya
和行 宮
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用環境に適した応答時定数でクローズ
ドループ型の送信電力制御を行うこと。 【解決手段】 復調された送信電力制御コマンド(TP
Cコマンド)は、送信電力制御部104に入力される。
送信電力制御部104において、TPCコマンドに対す
る応答は、応答時定数決定部105によって決定された
時定数で行われる。送信電力制御部104は、この応答
時定数にしたがって、送信電力増幅部108を制御する
ための送信電力値を決定する。応答時定数決定部105
は、基地局を設置する環境(例えば、室内、室外)に応
じて適用環境設定部109で設定した設定条件にしたが
って送信電力制御の応答時定数を決定する。適用環境設
定部109では、その基地局が設置された環境の情報を
応答時定数決定部105に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムにおいてクローズドループ型の送信電力制御
を行う基地局装置、移動局装置及び無線通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信におけるアクセス方式として、
FDMA(周波数分割多元接続)、TDMA(時分割多
元接続)、CDMA(符号分割多元接続)がある。CD
MAは、同一周波数、同一時間をユーザー間で共有する
アクセス方式である。したがって、希望の送信局が遠方
に、非希望の干渉局が近くにいる場合において、各局が
同一パワで送信を行うと、干渉局からの信号レベルの方
が希望の送信局の信号レベルにより大きくなり、通信不
能となるという問題がある。このため、CDMAを用い
たセルラシステムでは、移動局から基地局への上り回線
において、基地局での受信レベルが等しくなるように送
信電力を制御して、前記問題を解決している。これを一
般に送信電力制御と呼ぶ。
【0003】陸上移動通信において、回線品質を劣化さ
せる原因としてフェージングがある。陸上移動通信にお
ける伝搬路では、基地局から送信した信号が移動局の周
囲の建物で反射、散乱、回折することにより定在波が発
生する。この中を移動局が移動すると、移動速度に比例
して、基地局からの信号のレベルが落ち込み、受信品質
を劣化させる。この信号レベルの落ち込む現象をフェー
ジングと呼ぶ。これに対して、基地局から送信された信
号レベルが移動局で一定となるように基地局の送信電力
値を制御することによって、フェージング変動を補償
し、回線品質を改善させることができる。送信電力制御
の代表的なものとして、クローズドループ型で制御を行
う方法がある。
【0004】このクローズドループ技術を下り回線(基
地局から移動局への伝送)に適用した従来の方法につい
て図13を用いて説明する。
【0005】図13は、従来の無線通信システムにおけ
る基地局及び通信端末装置である移動局の構成を示すブ
ロック図である。
【0006】図13に示す無線通信システムにおいて、
基地局から送信された信号は、移動局のアンテナ8で受
信され、このRF信号は無線部9でベースバンド信号に
変換され、さらに復調部10で復調される。復調された
データは、フレーム分解部11でフレーム分解されて受
信データとなる。
【0007】復調データついては、受信SIR測定部1
2で受信品質に相当するSIRが測定される。そのSI
R測定結果は、送信電力制御部13に入力され、目標と
するSIR値との間で比較される。この場合、測定SI
R値が目標SIR値に比べて大きければ、移動局に対し
て送信電力を“下げろ”の制御コマンドを出力し、測定
SIR値が目標SIR値に比べて小さければ、移動局に
対して送信電力を“上げろ”の制御コマンドを出力す
る。この制御コマンド(TPCコマンド)は、フレーム
組立部14で送信データに挿入され、上り回線に埋め込
まれる。この送信データは、変調部15で変調され、無
線部9でRF信号に変換され、アンテナ8を介して送信
される。
【0008】この上り回線の信号は、基地局でアンテナ
16を介して受信され、無線部1でベースバンド信号に
変換され、復調部2で復調される。復調されたデータ
は、フレーム分解部3でフレーム分解されて受信データ
となる。
【0009】復調された送信電力制御コマンド(TPC
コマンド)は、送信電力制御部4に入力され、所定の制
御周期で、あらかじめ決められた制御ステップ(例えば
1dB)だけ現在の送信電力値を変える。送信信号は、
送信電力制御部で決定された電力になるように送信電力
増幅部7で増幅される。送信データは、フレーム組立部
5でフレームに組み立てられ、変調部6で変調され、無
線部1でRF信号に変換され、アンテナ16を介して下
り回線の信号として送信される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の送受信装置では、送信電力の上げ下げする制御
コマンドに対して、予め決められた制御ステップ、制御
周期で制御が行われている。すなわち、従来の送受信装
置では、あらゆる環境において常に決まった応答時定数
で送信電力制御が行われている。したがって、必ずしも
適用する環境に適した送信電力制御が行われていない。
例えば、あまり移動の無い状態において、短い間隔で送
信電力の上げ下げを行うと、逆に通信品質を劣化させて
しまうことがある。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、適用環境に適した応答時定数でクローズドループ
型の送信電力制御を行うことができる基地局装置、移動
局装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
自装置の設置環境を設定する適用環境設定手段と、設定
された前記設置環境に応じて受信信号に含まれた送信電
力制御コマンドに対する応答時定数を所定のスロット単
位で決定する応答時定数決定手段と、を具備する構成を
採る。
【0013】この構成によれば、通信を行っている相手
の送受信装置での送信電力制御コマンドの決定方法を何
ら変えることなく、設置する送受信装置側でコマンドに
対する応答時定数を変えることが可能となり、適用環境
に適したクローズドループ型の送信電力制御が行うこと
ができる。
【0014】本発明の基地局装置は、上記構成におい
て、送信電力制御コマンド数をこの送信電力制御コマン
ドの種類毎に計測し、この計測結果に基づいて自装置の
設置環境を設定する構成を採る。
【0015】この構成によれば、送信電力制御コマンド
から設置環境を判定し、これに基づいて送信電力制御コ
マンドに対する応答時定数を可変にするので、最適な送
信電力制御を自動的に行なうことができる。
【0016】本発明の基地局装置は、上記構成におい
て、応答時定数決定手段が、制御周期及び制御ステップ
の少なくとも一つを決定する構成を採る。
【0017】本発明の移動局装置は、上記構成の基地局
装置と無線通信を行うことを特徴とする。これにより、
最適な条件でクローズドループ型の送信電力制御を行な
うことができる。
【0018】本発明の移動局装置は、受信信号に含まれ
た応答時定数情報及び送信電力制御コマンドを用いて送
信電力制御を行う送信電力制御手段、を具備する構成を
採る。
【0019】この構成によれば、設置環境情報と送信電
力制御コマンドによる伝搬路変動情報で応答時定数を決
定するので、より正確に応答時定数を決定することがで
き、応答時定数を変えた状況において、正確な送信電力
制御を行うことができる。
【0020】本発明の移動局装置は、上記構成におい
て、受信信号の各スロットに設けられた送信電力制御コ
マンドに対して、所定の複数のスロット単位で送信電力
制御を行う構成を採る。
【0021】本発明の移動局装置は、上記構成におい
て、受信信号の各スロットに設けられた送信電力制御コ
マンドに対して、所定の複数のスロット単位で続けて同
じ送信電力制御コマンドであったときにこの送信電力制
御コマンドにしたがって前記所定の制御単位毎に送信電
力制御を行う構成を採る。
【0022】本発明の移動局装置は、上記構成におい
て、受信信号の各スロットに設けられた送信電力制御コ
マンドに対し、複数個のスロット単位の平均値を算出
し、この平均値に基づき前記スロット単位毎に送信電力
制御を行う構成を採る。
【0023】これらの構成によれば、伝搬路の変動が小
さい場合に送信電力制御の時定数を大きくし、伝搬路の
変動が大きい場合に送信電力制御の時定数を小さくする
ような伝搬環境に応じた適応的な制御を行うことができ
る。
【0024】本発明の無線通信方法は、自装置の設置環
境を設定する適用環境設定工程と、設定された前記設置
環境に応じて、受信信号に含まれた送信電力制御コマン
ドに対する応答時定数を決定する応答時定数決定工程
と、を具備する。
【0025】この方法によれば、通信を行っている相手
の送受信装置での送信電力制御コマンドの決定方法を何
ら変えることなく、設置する送受信装置側でコマンドに
対する応答時定数を変えることが可能となり、適用環境
に適したクローズドループ型の送信電力制御が行うこと
ができる。
【0026】本発明の無線通信方法は、上記方法におい
て、送信電力制御コマンド数をこの送信電力制御コマン
ドの種類毎に計測する計測工程を具備し、前記適用環境
設定工程において、この計測結果に基づいて自装置の設
置環境を設定する。
【0027】この方法によれば、送信電力制御コマンド
から設置環境を判定し、これに基づいて送信電力制御コ
マンドに対する応答時定数を可変にするので、最適な送
信電力制御を自動的に行なうことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、設置環境が変わ
らない側の送受信装置において、設置環境に応じた送信
電力制御の時定数を決定することにより、最適な送信電
力制御を行うことである。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示すブロ
ック図である。
【0030】図1に示す基地局は、無線周波数信号(R
F信号)を送受信するアンテナ100と、RF信号をベ
ースバンド信号にあるいはベースバンド信号をRF信号
に変換する無線部101と、変調信号を復調する復調部
102と、復調された送信電力制御コマンド(TPCコ
マンド)から基地局の送信電力値を決定する送信電力制
御部104と、復調されたデータのフレーム分解を行う
フレーム分解部103と、送信電力値を変える送信電力
増幅部108と、基地局を設置する環境(例えば、室
内、室外)に応じて適用環境を設定する適用環境設定部
109と、設定された適用環境設定値により送信電力制
御の応答時定数を決定する応答時定数決定部105と、
送信データのフレーム組み立てを行うフレーム組立部1
06と、この送信データを変調する変調部107とから
主に構成される。
【0031】通信端末装置である移動局は、RF信号を
送受信するアンテナ110と、RF信号をベースバンド
信号あるいはベースバンド信号をRF信号に変換する無
線部111と、変調信号を復調する復調部112と、復
調されたデータのフレーム分解を行うフレーム分解部1
13と、復調データから受信品質としてSIR(信号対
干渉電力比)を測定する受信SIR測定部114と、受
信SIRから下り回線のためのTPCコマンドを決定す
る送信電力制御部115と、送信データを組み立てるフ
レーム組立部116と、送信データを変調する変調部1
17とから主に構成される。
【0032】以下、上記構成を有する無線通信システム
における動作について説明する。基地局から送信された
信号は、移動局のアンテナ110で受信され、このRF
信号は無線部111でベースバンド信号に変換され、さ
らに復調部112で復調される。復調されたデータは、
フレーム分解部113でフレーム分解されて受信データ
となる。
【0033】復調データついては、受信SIR測定部1
14で受信品質に相当するSIRが測定される。そのS
IR測定結果は、送信電力制御部115に入力され、目
標とするSIR値との間で比較される。この場合、測定
SIR値が目標SIR値に比べて大きければ、移動局に
対して送信電力を“下げろ”の制御コマンドを出力し、
測定SIR値が目標SIR値に比べて小さければ、移動
局に対して送信電力を“上げろ”の制御コマンドを出力
する。
【0034】この制御コマンド(TPCコマンド)は、
フレーム組立部116で送信データに挿入され、上り回
線に埋め込まれる。この送信データは、変調部117で
変調され、無線部111でRF信号に変換され、アンテ
ナ110を介して送信される。
【0035】この上り回線の信号は、基地局でアンテナ
100を介して受信され、無線部101でベースバンド
信号に変換され、復調部102で復調される。復調され
たデータは、フレーム分解部103でフレーム分解され
て受信データとなる。
【0036】復調された送信電力制御コマンド(TPC
コマンド)は、送信電力制御部104に入力される。送
信電力制御部104において、TPCコマンドに対する
応答は、応答時定数決定部105によって決定された時
定数で行われる。ここで、時定数とは、1回の送信電力
制御により上げ下げする単位(例えばdB)である制御
ステップや、上り回線で受信した信号に含まれるTPC
コマンドに対して応答する頻度である制御周期などをい
う。送信電力制御部104は、この応答時定数にしたが
って、送信電力増幅部108を制御するための送信電力
値を決定する。
【0037】応答時定数決定部105は、基地局を設置
する環境(例えば、室内、室外)に応じて適用環境設定
部109で設定した設定条件にしたがって送信電力制御
の応答時定数を決定する。適用環境設定部109では、
その基地局が設置された環境の情報を応答時定数決定部
105に出力する。
【0038】適用環境設定部109は、例えば複数のモ
ードを切り替えるスイッチなどで構成されており、基地
局の設置環境に応じてモードを切り替えるようになって
いる。例えば、室内、室外でモードを切り替えるように
なっている。また、設置環境に応じて、室内・室外モー
ドをさらに細かくモード分けしても良い。設置環境の判
定については後述する。
【0039】したがって、適用応答時定数は、基地局が
設置された環境に応じて適用環境設定部109でモード
切り替えがなされる。この設定モード(適用環境)の情
報が応答時定数決定部105に送られて、応答時定数決
定部105において設定モードの情報に基づいて応答時
定数が決定される。例えば、送信電力制御コマンドに対
して直ぐに応答する、あるいは、しばらくいくつかの送
信電力制御コマンドを観測してから応答する、という形
で応答時定数が決定される。具体的には、送信電力制御
コマンドに対する応答の頻度などを決定する。また、応
答時定数決定部105は、制御ステップ(1回の送信電
力制御で上げ下げする単位、例えば1dB)の応答時定
数をも決定する。これにより、移動局からの送信制御コ
マンド何回に1回の割合で、どの程度送信電力を上げ下
げするかの応答時定数を可変とすることができる。
【0040】一方、送信信号は、送信電力制御部で決定
された電力になるように送信電力増幅部108で増幅さ
れる。送信データは、フレーム組立部106でフレーム
に組み立てられ、変調部107で変調され、無線部10
1でRF信号に変換され、アンテナ100を介して下り
回線の信号として送信される。
【0041】このように本実施の形態の基地局装置によ
れば、設置する側で設置環境に応じて送信電力制御コマ
ンドに対する応答時定数を可変にできるので、通信を行
っている相手の送受信装置での送信電力制御コマンドの
決定方法を何ら変えることなく、適用環境に適した最適
な条件のクローズドループ型の送信電力制御を行うこと
ができる。
【0042】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態における無線通信システムは、TDM
Aを想定する。なお、図2において、図1に示す基地局
の構成と同じ部分については図1と同じ符号を付してそ
の説明は省略する。
【0043】本実施の形態に係る基地局では、応答時定
数を決定する際に、スロット割当て情報を含めて行う。
したがって、応答時定数決定部105に、適用環境設定
部109で設定された設定モード情報の他にスロット割
当て情報201が入力される。
【0044】本実施の形態に係る基地局では、上り回線
の信号は、基地局でアンテナ100を介して受信され、
無線部101でベースバンド信号に変換され、復調部1
02で復調される。復調されたデータは、フレーム分解
部103でフレーム分解されて受信データとなる。
【0045】復調された送信電力制御コマンド(TPC
コマンド)は、送信電力制御部104に入力される。送
信電力制御部104において、TPCコマンドに対する
応答は、応答時定数決定部105によって決定された時
定数で行われる。したがって、送信電力制御部104
は、この応答時定数に基づいて、送信電力増幅部108
を制御するための送信電力値を決定する。
【0046】このとき、基地局の設置環境に応じて、適
用環境設定部109で設定が行われ、それが応答時定数
決定部105に入力される。さらに通信を行っているス
ロット割当て情報201も応答時定数決定部105に入
力される。
【0047】図3(a)及び図3(b)にTDMA/T
DD方式の場合のスロット割当て例を示す。下り回線の
送信電力制御の周期は、下り回線、上り回線、下り回線
(300、301、302あるいは303、304、3
05)の割り当てられたスロット位置によって決定され
るため、このスロット割当て情報により、下り回線の送
信電力制御周期がわかることになる。したがって、この
スロット割当て情報を応答時定数決定部105に入力
し、設置環境と下り送信電力制御周期とから送信電力制
御の応答時定数を決定する。そして、この応答時定数に
よって、実施の形態1と同様に下り回線の送信電力制御
を行う。
【0048】一方、送信信号は、送信電力制御部で決定
された電力になるように送信電力増幅部108で増幅さ
れる。送信データは、フレーム組立部106でフレーム
に組み立てられ、変調部107で変調され、無線部10
1でRF信号に変換され、アンテナ100を介して下り
回線の信号として送信される。
【0049】このように、本実施の形態に係る基地局装
置によれば、設置環境及び下り回線の送信電力制御周期
とから、送信電力制御コマンドに対する応答時定数を可
変にするので、TDMA方式で用いられるDCA(Dyna
mic Channel Assign)などにより、いろいろなパターン
で通信スロットが割り当てられた場合においても、適用
環境に適した最適な条件のクローズドループ型の送信電
力制御を行うことができる。
【0050】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態における無線通信システムは、TDM
Aを想定する。なお、図4において、図2に示す基地局
の構成と同じ部分については図2と同じ符号を付してそ
の説明は省略する。
【0051】本実施の形態に係る基地局では、応答時定
数を決定する際に、スロット割当て情報をのみを用い
る。したがって、応答時定数決定部105にスロット割
当て情報201が入力される。このスロット割り当て情
報は、基地局におけるリソース管理状況に応じて基地局
側で設定するので、容易に応答時定数決定部105に入
力することが可能である。
【0052】すなわち、送信電力制御部104におい
て、TPCコマンドに対する応答は、通信を行っている
スロット割当て情報201に基づいて決定された応答時
定数により行われる。スロット割当て情報201は、応
答時定数に直接関連するので、この情報のみで応答時定
数を決定するようにしても良い。
【0053】このように、本実施の形態に係る基地局装
置によれば、設置環境及び下り回線の送信電力制御周期
とから、送信電力制御コマンドに対する応答時定数を可
変にするので、TDMA方式で用いられるDCA(Dyna
mic Channel Assign)などにより、いろいろなパターン
で通信スロットが割り当てられた場合においても、適用
環境に適した最適な条件のクローズドループ型の送信電
力制御を行うことができる。
【0054】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図5において、図2に示す基地局の構成と同
じ部分については図2と同じ符号を付してその説明は省
略する。
【0055】本実施の形態では、送信電力制御コマン
ド、すなわち送信電力の上げ下げの指示の状況を監視し
て、その状況から設置環境を判定し、その判定結果に基
づいて応答時定数を決定する。
【0056】本実施の形態に係る基地局では、上り回線
の信号は、基地局でアンテナ100を介して受信され、
無線部101でベースバンド信号に変換され、復調部1
02で復調される。復調されたデータは、フレーム分解
部103でフレーム分解されて受信データとなる。
【0057】復調された送信電力制御コマンド(TPC
コマンド)は、送信電力制御部104に入力されると共
に、カウンタ501に入力され、送信電力制御コマンド
の種類(上げ/下げ)毎にカウントアップされる。な
お、送信電力制御コマンドの種類は、送信電力制御ビッ
トのビット数などに応じて適宜設定できる。
【0058】送信電力制御部104において、TPCコ
マンドに対する応答は、応答時定数決定部105によっ
て決定された時定数で行われる。したがって、送信電力
制御部104は、この応答時定数に基づいて、送信電力
増幅部108を制御するための送信電力値を決定する。
【0059】カウンタ501では、所定の単位時間だけ
送信電力制御コマンド数の計測を行ない、その結果を設
置環境判定部502に送る。設置環境判定部502で
は、送信電力制御コマンド数の計測結果に基づいて基地
局の設置環境を判定する。例えば、“上げろ”あるいは
“下げろ”の命令が連続して検出された場合は、伝搬路
変動の周期が遅い環境であると判定できる。
【0060】この判定結果が応答時定数決定部105に
入力される。そして、この判定結果に基づいて送信電力
制御の応答時定数を決定する。この応答時定数によっ
て、実施の形態1と同様に下り回線の送信電力制御を行
う。
【0061】一方、送信信号は、送信電力制御部で決定
された電力になるように送信電力増幅部108で増幅さ
れる。送信データは、フレーム組立部106でフレーム
に組み立てられ、変調部107で変調され、無線部10
1でRF信号に変換され、アンテナ100を介して下り
回線の信号として送信される。
【0062】このように、本実施の形態に係る基地局装
置によれば、送信電力制御コマンドから設置環境を判定
し、これに基づいて送信電力制御コマンドに対する応答
時定数を可変にするので、最適な送信電力制御を自動的
に行うことができる。
【0063】また、上記実施の形態においては、基地局
装置について説明しているが、本発明は、環境が変わら
ないという条件の下で、上記実施の形態をパソコンなど
の固定した通信端末装置に応用することができる。
【0064】上記実施の形態2,3では、TDMA方式
である場合について説明しているが、本発明において
は、TDMAのスロットにCDMA方式やOFDM方式
でユーザチャネルが多重されていても良い。
【0065】(実施の形態5)上記実施の形態では、基
地局側で応答時定数を制御する場合について説明した
が、本実施の形態では、移動局側で応答時定数を制御す
る場合について説明する。
【0066】図6に示す基地局では、無線周波数信号
(RF信号)をアンテナ601を介して受信し、無線部
602に送る。無線部602では、RF信号をベースバ
ンド信号に変換する。ベースバンド信号は復調部603
で復調されてフレーム分解部604に送られる。フレー
ム分解部604では、復調された信号から受信データが
得られる。
【0067】復調信号は、受信SIR測定部605に入
力され、そこで受信SIR(Signalto Interference Ra
tio)が求められる。求められた受信SIRは、送信電
力制御部606に出力される。送信電力制御部606で
は、受信SIRとあらかじめ設定された基準SIRとを
比較し、比較結果から送信電力制御ビット(TPCコマ
ンド)を生成する。このTPCコマンドはフレーム組立
部610に送られる。
【0068】適用環境設定部608では、基地局を設置
する環境(例えば、室内、室外)に応じて適用環境を設
定し、この適用環境の情報(適用環境設定値)を応答時
定数決定部607に出力する。応答時定数決定部607
では、設定された適用環境設定値により送信電力制御の
応答時定数を決定し、時定数情報を制御データ生成部6
09に送る。制御データ生成部609では、応答時定数
に対応する制御データ(例えば、応答時定数を変更する
モード情報など)を生成し、フレーム組立部610に出
力する。
【0069】フレーム組立部610では、送信データ、
応答時定数に対応する制御データ、及びTPCコマンド
を用いてフレーム組み立てを行う。フレーム組み立てさ
れた送信データは、変調部611に送られ、ディジタル
変調処理された後に、無線部612に送られる。無線部
612では、変調処理された信号を無線周波数信号(R
F信号)に変換する。このRF信号は、アンテナ601
を介して移動局に対して送信される。
【0070】通信端末装置である移動局は、図7に示す
ように、無線周波数信号(RF信号)をアンテナ701
を介して受信し、無線部702に送る。無線部702で
は、RF信号をベースバンド信号に変換する。ベースバ
ンド信号は復調部703で復調されてフレーム分解部7
04に送られる。フレーム分解部704では、復調され
た信号から受信データが得られる。
【0071】復調部703で復調された信号のうちTP
Cコマンドは、送信電力制御部707に入力される。送
信電力制御部707では、TPCコマンドにしたがって
送信電力を増加又は減少させる旨の制御信号を生成し、
その制御信号を送信電力増幅部711に送る。送信電力
増幅部711では、制御信号にしたがって送信電力の増
幅を行う。
【0072】フレーム分解部704でフレーム分解され
た応答時定数に対応する制御データは、制御部705に
送られる。制御部705では、制御データを応答時定数
設定部706に送る。応答時定数設定部706では、制
御データにしたがって応答時定数を設定し、設定された
応答時定数情報やモード情報を送信電力制御部707に
送る。送信電力制御部707では、応答時定数情報やモ
ード情報にしたがって送信電力制御の時定数を適宜変更
して送信電力制御を行う。
【0073】フレーム組立部708では、送信データを
用いてフレーム組み立てを行う。フレーム組み立てされ
た送信データは、変調部709に送られ、ディジタル変
調処理された後に、無線部710に送られる。無線部7
10では、変調処理された信号を無線周波数信号(RF
信号)に変換する。このRF信号は、送信電力増幅部7
11で送信電力が増幅された後にアンテナ701を介し
て基地局に対して送信される。
【0074】上記構成の移動局の送信電力制御部207
は、図8に示すように、復調後の軟判定データであるT
PCコマンドを硬判定する硬判定部2071と、TPC
コマンドの硬判定データを制御指示部2073又はメモ
リ2074に送るように切り換えを行うスイッチ207
2と、時定数情報にしたがって制御の要否を判断する判
断部2075と、送信電力増幅部への制御指示を行う制
御指示部2073と、TPCコマンドの硬判定データを
格納するメモリ2074とを有する。
【0075】次に、本実施の形態に係る送信電力制御に
ついて説明する。この送信電力制御では、基地局から応
答時定数情報が移動局に送られ、移動局がその応答時定
数で上り送信電力制御を行う。
【0076】まず、基地局側で適用環境を設定し、その
適用環境から応答時定数を決定する処理までは実施の形
態1と同様である。移動局において、基地局側で生成し
た制御データが応答時定数設定部706に入力される
と、応答時定数設定部706で制御データにしたがって
応答時定数が設定される。
【0077】ここで、応答時定数設定部706において
応答時定数を設定する場合、応答時定数を具体的に設定
すると同時に通常の送信電力制御とは異なる制御モード
となる旨を示すモード情報を生成する。時定数情報は送
信電力制御部207の判断部2075に出力され、モー
ド情報は送信電力制御部207のスイッチ2072に出
力される。
【0078】一方、復調部703で復調されたTPCコ
マンドは軟判定データとして送信電力制御部207の硬
判定部2071に送られる。硬判定部2071では、T
PCコマンドの軟判定データを硬判定して硬判定データ
を得る。この硬判定データは制御指示部2073又はメ
モリ2074に出力される。この切り換えは、モード情
報に応じてスイッチ2072により行われる。すなわ
ち、スイッチ2072は、通常の送信電力モードでは、
TPCコマンドの硬判定データを制御指示部2073に
出力するように切り換え、応答時定数が変更された送信
電力制御モードでは、TPCコマンドの硬判定データを
メモリ2074に出力するように切り換える。
【0079】メモリ2074では、TPCコマンドの硬
判定データを格納する。判断部2075には、時定数情
報が入力され、設定された応答時定数にしたがってメモ
リ2074に格納されたTPCコマンドを参照し、送信
電力制御の要否や送信電力制御の増加・減少を判断す
る。また、判断部2075は、応答時定数にしたがって
送信電力制御の要否の情報や送信電力制御の増加・減少
の情報を制御指示部2073に出力する。
【0080】例えば、応答時定数が5スロット毎に変更
になった場合、判断部2075は、5スロット(制御単
位)のうち先の4スロットについては送信電力を維持す
る旨の情報(TPC=0)を制御指示部2073に出力
する。5スロットすべてのTPCコマンドの硬判定結果
が増加を示す”1”のときに5スロット目に送信電力を
増加する旨の情報(TPC=1)を制御指示部2073
に出力する。また、判断部2075は、5スロットすべ
てのTPCコマンドの硬判定結果が減少を示す”0”の
ときに5スロット目に送信電力を減少する旨の情報(T
PC=−1)を制御指示部2073に出力する。また、
判断部2075は、その他のときには送信電力を維持す
る旨の情報(TPC=0)を制御指示部2073に出力
する。
【0081】制御指示部2073において、通常の送信
電力制御モードでは、スロット毎にTPCコマンドにし
たがって送信電力増幅部711に制御指示を行い、応答
時定数が変更となったモードでは、変更した応答時定数
で送信電力増幅部711に制御指示を行う。
【0082】このように本実施の形態に係る送信電力制
御では、基地局からの応答時定数情報に応じて移動局で
制御を行う。このように、本実施の形態においては、伝
搬路の変動が小さい場合に送信電力制御の時定数を大き
くし、伝搬路の変動が大きい場合に送信電力制御の時定
数を小さくするような伝搬環境に応じた適応的な制御を
行うことができる。
【0083】本実施の形態に係る送信電力制御において
は、図9に示すように、送信電力制御部207に軟判定
データを平均化する平均化部2076を設け、軟判定デ
ータの平均値から、送信電力制御の要否の情報や送信電
力制御の増加・減少の情報を制御指示部2073に出力
するようにしても良い。
【0084】すなわち、通常の送信電力制御モードで
は、TPCコマンドの軟判定データを硬判定部2071
で硬判定し、そのTPCコマンドの硬判定データにした
がって制御指示部2073が送信電力増幅部711に制
御指示を行う。応答時定数が変更となったモードでは、
TPCコマンドの軟判定データをメモリ2074に格納
し、格納した軟判定データを平均化部2076で平均化
し、判断部2075で平均化後の軟判定データから送信
電力制御の要否の情報や送信電力制御の増加・減少の情
報を制御指示部2073に出力し、それらの情報にした
がって制御指示部2073が送信電力増幅部711に制
御指示を行う。
【0085】この場合においても、モード情報によりス
イッチ2072が、TPCコマンドの軟判定データの硬
判定部2071又はメモリ2074への出力を切り換え
る。
【0086】この場合おいても、伝搬路の変動が小さい
場合に送信電力制御の時定数を大きくし、伝搬路の変動
が大きい場合に送信電力制御の時定数を小さくするよう
な伝搬環境に応じた適応的な制御を行うことができる。
なお、応答時定数を変えた場合のスロット数については
特に制限はない。
【0087】(実施の形態6)本実施の形態でも、移動
局側で応答時定数を制御する場合について説明する。こ
の送信電力制御では、基地局から適用環境情報が移動局
に送られ、移動局がその適応環境情報と、実施の形態4
で述べた送信電力制御コマンドの上げ下げの指示状況か
ら応答時定数を決定し、その応答時定数で上り送信電力
制御を行う。
【0088】図10は、本発明の実施の形態6に係る基
地局装置の構成を示すブロック図であり、図11は、本
発明の実施の形態6に係る移動局装置の構成を示すブロ
ック図である。図10及び図11において、図6及び図
7と同じ部分については図6及び図7と同じ符号を付し
てその詳細な説明は省略する。
【0089】図10に示す基地局は、図6に示す基地局
から応答時定数決定部が除かれた構成を有する。この基
地局では、適用環境設定部608で設定された適用環境
情報が制御データ生成部609に送られ、制御データ生
成部609において、適用環境情報を示す制御データが
フレーム組立部610に出力される。このようにして適
用環境情報は、送信データと共に移動局に送信される。
【0090】図11に示す移動局は、図7に示す移動局
に応答時定数決定部を設けた構成を有する。この移動局
では、適用環境情報と、送信電力制御コマンドとが応答
時定数決定部801に入力される。応答時定数決定部8
01において適用環境情報と、送信電力制御コマンドの
上げ下げの指示状況にしたがって応答時定数が決定され
る。この応答時定数の決定の方法は、実施の形態4と同
じである。
【0091】すなわち、応答時定数決定部801は、図
12に示すように、復調部103から送られた送信電力
制御コマンドの数をカウンタ8011で計測し、その計
測結果(カウント数)を応答時定数判断部8012に送
る。応答時定数判断部8012では、送信電力制御コマ
ンド数の計測結果に基づいて伝搬路変動の状態を判定す
る。例えば、“上げろ”あるいは“下げろ”の命令が連
続して検出された場合は、伝搬路変動の周期が遅い環境
であると判定できる。
【0092】応答時定数決定部801では、適用環境情
報と送信電力制御コマンドによる伝搬路変動情報に基づ
いて送信電力制御の応答時定数を決定する。この応答時
定数によって、実施の形態1と同様に下り回線の送信電
力制御を行う。このように、適用環境情報と送信電力制
御コマンドによる伝搬路変動情報で応答時定数を決定す
るので、より正確に応答時定数を決定することができ、
応答時定数を変えた状況において、正確な送信電力制御
を行うことができる。
【0093】また、応答時定数決定部801では、実施
の形態5と同様にして時定数情報とモード情報を送信電
力制御部707に出力する。
【0094】送信電力制御部707における送信電力制
御動作については、実施の形態5と同様である。すなわ
ち、図8に示す構成において、軟判定データのTPCコ
マンドを硬判定し、その硬判定データをメモリに格納
し、応答時定数に応じて所定スロット(制御単位)毎
(所定のスロットに1回の割合)に制御指示を行うよう
にする。また、図9に示す構成において、TPCコマン
ドの軟判定データを応答時定数に応じて所定スロット
(制御単位))分平均化し、その平均化データに基づい
て所定のスロットに1回の割合で制御指示を行うように
する。
【0095】本実施の形態においても、伝搬路に変動が
ない場合に送信電力制御の時定数を大きくし、伝搬路に
変動がある場合に送信電力制御の時定数を小さくするよ
うな伝搬環境に応じた適応的な制御を行うことができ
る。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基地局装置
は、通信を行っている相手の送受信装置から送信された
送信電力制御コマンドに対する応答時定数を適用環境に
応じて可変にできる手段を備えているので、通信を行っ
ている相手の送受信装置での送信電力制御コマンドの決
定方法を何ら変えることなく、設置する基地局装置側で
コマンドに対する応答時定数を変えることが可能とな
り、適用環境に適したクローズドループ型の送信電力制
御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置を備え
た無線通信システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図3】TDMA/TDD方式のスロット割り当てを示
す図
【図4】本発明の実施の形態3に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る移動局装置の構成
を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る移動局装置の送信
電力制御部の内部構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係る移動局装置の送信
電力制御部の内部構成の他の例を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態6に係る基地局装置の構
成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6に係る移動局装置の構
成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6に係る移動局装置にお
ける応答時定数決定部の内部構成を示すブロック図
【図13】従来の無線通信システムの構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
100,110,601,701 アンテナ 101,111,602,612,702,710 無
線部 102,112,603,703 復調部 103,113,604,704 フレーム分解部 104,115,606,707 送信電力制御部 105,607,706,801 応答時定数決定部 106,116,610,708 フレーム組立部 107,117,611,709 変調部 108,711 送信電力増幅部 109,608 適用環境設定部 114,605 受信SIR測定部 201 スロット割り当て情報 300,302,303,305 下りスロット 301,304 上りスロット 501,8011 カウンタ 502 設置環境判定部 609 制御データ生成部 705 制御部 2071 硬判定部 2072 スイッチ 2073 制御指示部 2074 メモリ 2075 判断部 2076 平均化部 8012 応答時定数判断部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自装置の設置環境を設定する適用環境設
    定手段と、設定された前記設置環境に応じて受信信号に
    含まれた送信電力制御コマンドに対する応答時定数を所
    定のスロット単位で決定する応答時定数決定手段と、を
    具備することを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 送信電力制御コマンド数をこの送信電力
    制御コマンドの種類毎に計測し、この計測結果に基づい
    て自装置の設置環境を設定することを特徴とする請求項
    1記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 応答時定数決定手段は、制御周期及び制
    御ステップの少なくとも一つを決定することを特徴とす
    る請求項1記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の基地局装置と無線通信を行うことを特徴とする移動局
    装置。
  5. 【請求項5】 受信信号に含まれた応答時定数情報及び
    送信電力制御コマンドを用いて送信電力制御を行う送信
    電力制御手段、を具備することを特徴とする移動局装
    置。
  6. 【請求項6】 受信信号の各スロットに設けられた送信
    電力制御コマンドに対して、所定の複数のスロット単位
    で送信電力制御を行うことを特徴とする移動局装置。
  7. 【請求項7】 受信信号の各スロットに設けられた送信
    電力制御コマンドに対して、所定の複数のスロット単位
    で続けて同じ送信電力制御コマンドであったときにこの
    送信電力制御コマンドにしたがって前記所定の制御単位
    毎に送信電力制御を行うことを特徴とする移動局装置。
  8. 【請求項8】 受信信号の各スロットに設けられた送信
    電力制御コマンドに対し、複数個のスロット単位の平均
    値を算出し、この平均値に基づき前記スロット単位毎に
    送信電力制御を行うことを特徴とする移動局装置。
  9. 【請求項9】 自装置の設置環境を設定する適用環境設
    定工程と、設定された前記設置環境に応じて、受信信号
    に含まれた送信電力制御コマンドに対する応答時定数を
    決定する応答時定数決定工程と、を具備することを特徴
    とする無線通信方法。
  10. 【請求項10】 送信電力制御コマンド数をこの送信電
    力制御コマンドの種類毎に計測する計測工程を具備し、
    前記適用環境設定工程において、この計測結果に基づい
    て自装置の設置環境を設定することを特徴とする請求項
    9記載の無線通信方法。
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