JP2000308320A - 無整流子電動機 - Google Patents

無整流子電動機

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JP2000308320A
JP2000308320A JP11110675A JP11067599A JP2000308320A JP 2000308320 A JP2000308320 A JP 2000308320A JP 11110675 A JP11110675 A JP 11110675A JP 11067599 A JP11067599 A JP 11067599A JP 2000308320 A JP2000308320 A JP 2000308320A
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stator
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Tadashi Ozawa
正 小澤
Motoyuki Tanaka
素之 田中
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、回転子の厚み寸法を固定子の厚
み寸法よりも大きくすることなくと回転子の位置検出を
確実に検出できる無整流子電動機を提供することにあ
る。 【解決手段】 フレーム10と、このフレーム10内に
配置され積層鉄心からなるとともに固定子巻線37が巻
装された複数の磁極32を有する固定子30と、前記フ
レーム10に回転可能に軸支され永久磁石44を有する
回転子40と、前記回転子40の近傍位置に配置され回
転子40の回転位置を検出する検出手段61とを備える
無整流子電動機1において、前記固定子30の磁極32
の回転子40の外周面と対向する部位に凹部38(収納
空間)を形成し、この凹部38に前記検出手段61を配
設した無整流子電動機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、永久磁石を有す
る回転子を備えた無整流子電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転子に永久磁石を用い、この回
転子の回転位置をホール素子などの磁気センサーからな
る検出手段によって検出し、この検出手段からの検出信
号に基いて、制御手段によって固定子の磁極に巻装した
固定子巻線に供給する電流を順次切り換えることによっ
て、磁極の極性を変えて回転子を回転させるようにした
無整流子電動機は種々の分野で広く使用されている。
【0003】この種の無整流子電動機を、電機掃除機な
どに用いられるいる電動送風機に適用した場合を図5お
よび図6に基いて説明する。
【0004】図5において符号Aは電動送風機であり、
この電動送風機Aは、無整流子電動機(以下単に電動機
という)1と、この電動機1に取り付けられたファン部
50とから構成されており、前記電動機1は、フレーム
10、このフレーム10内に配設される固定子30、回
転子40などから構成されている。また、ファン部50
は、固定ファン51、遠心ファン52、ファンカバー5
3などから構成されている。
【0005】そして、前記フレーム10は図に示すよう
に一端側を開口12とした主フレーム11とこの主フレ
ーム11にネジ2によって取り付けられた副フレーム2
0とから構成されている。
【0006】そして、前記主フレーム11の底壁13の
中央部には凹状に形成した軸受収納部13aが形成され
ており、また、周壁14には複数の排気口15が形成さ
れている。また、主フレーム10の前記開口12の開口
縁には円盤状のフランジ部16が形成されており、この
フランジ部16の外周部には、図において下方つまり底
壁13側に折り曲げられた環状壁からなる嵌合部16a
が形成されている。また、前記フランジ部16には前記
ネジ2が螺合するネジ孔16bが形成されいる。
【0007】また、前記副フレーム20は、短冊状に形
成されるとともに長手方向中間部には、図において上方
に向けて凹状とした軸受収納部21が形成されており、
また、軸受収納部21の外周部近傍に複数ネジ孔22
(図では1個のみ図示)が形成されている。
【0008】また、両側端部には前記フランジ部16に
形成したネジ孔16bに対応して、ネジ挿通孔23が形
成されており、そして、副フレーム20は、前記ネジ挿
通孔23を前記フランジ部16のネジ孔16bと対応さ
せるとともに、前記ネジ2をネジ孔24を挿通しネジ孔
16bに螺合することによって主フレーム11に取り付
けられるものである。
【0009】また、前記主フレーム11には、その内周
壁圧入されて固定子30が配置されており、この固定子
30は、磁性鋼板をプレス加工にによって打ち抜いて形
成した鉄心31を多数積層し溶接などによって固定して
形成され、また、この固定子30には略T字状の複数
(図6に示すように6個)の磁極32が形成されてい
る。
【0010】また、固定子30の図5において上下端面
にはそれぞれ断面コ字状に形成された絶縁端板33およ
び34が取り付けられており、また、図6に示すように
前記各磁極32間に形成されたスロット35にはスロッ
ト絶縁36が配置され、そして、前記磁極32には、前
記スロット絶縁36および前記絶縁端板33および34
によって絶縁されてそれぞれ固定子巻線37が巻装され
ている。
【0011】また、前記絶縁端板34には、各種電子部
品などが配設されたプリント基板60が取り付けられて
おり、このプリント基板60にはホール素子などからな
る複数(図6に示すようにでは3個)の検出手段61が
取り付けられており、この検出手段61は、図5に示す
ように前記回転子40の端部外周面つまり前記固定子3
0の下側の端面から軸方向に突出している外周面に対向
させて配置されており、このことによって検出手段61
には回転子40の永久磁石44からの磁束が確実に作用
し確実に動作できるようになている。したがって、回転
子40の位置を確実に検出できるものである。
【0012】そして、この検出手段61が回転子40の
位置つまり永久磁石44(N極またはS極)と対応する
とこれに応じた検出信号を出力し、この出力信号に基い
て駆動回路を含む図示しない制御手段によって固定子巻
線37に前記固定子30の磁極が所定つまり回転子30
を回転させる極性となるように電流が供給され、この動
作が繰り返されて回転子30は回転するものである。
【0013】なお、上記検出手段61の出力信号に基い
て固定子巻線37に前記固定子30の磁極32が所定つ
まり回転子30を回転させる極性となるように電流を供
給する前記駆動回路を含む制御手段は周知であることか
らその構成等の説明は省略する。
【0014】また、前記プリント基板60には、前記回
転子30の回転軸45を貫通させる貫通孔62が形成さ
れており、また、プリント基板60にはチューブ63a
によって纏められたリード線63の一端が接続されてお
り、このリード線63の他端にはコネクター64が接続
され、このコネクター64を介して前記図示しに駆動回
路を含む制御手段に接続されようになっている。
【0015】そして、前記固定子30の前記磁極32の
円弧状の先端部によって囲まれた内部には回転子40が
配設されている。この回転子40は、固定子30と同
様、磁性鋼板をプレス加工によって打ち抜いて形成した
鉄心41を多数の積層して形成されている。
【0016】また、前記鉄心41のそれぞれは、中心部
に回転軸45を圧入する軸孔41が形成され、また、こ
の軸孔42を中心として鉄心41の外周部には円弧状に
形成された複数(この場合は図6に示すように4個)の
貫通孔43が形成されている。
【0017】そして、前記鉄心41を所定の積層厚に積
層するとともに、前記貫通孔43に射出成型によりプラ
スチックマグネットを互いに隣接する極性が異なる関係
として充填して永久磁石44を形成し、その後、前記軸
孔42に前記回転軸45を圧入することによって回転子
40は組み立てられる。
【0018】なお、前記鉄心41の積層厚は、図5に示
すように固定子30の鉄心31の積層厚よりも厚く設定
されている。これは、固定子30の端面近傍に配置した
前記検出手段61による回転子40の位置を確実に検出
するために、回転子40の永久磁石44の漏洩磁束を確
実に受けるように検出手段61と回転子40の外周面の
少なくとも一部を対向させるために、固定子30の端面
から所定長軸方向に突出させることを要することによる
ものである。
【0019】そして、上記のようにして組み立てられた
回転子40の前記回転軸45の両端部に軸受であるボー
ルベアリング46の内輪を圧入し、これら両これらベア
リング46のうちの図において下端側のボールベアリン
グ46の外輪を前記主フレーム11の軸受収納部13a
に圧入し、ついで、上端側のボールベアリング46の外
輪を副フレーム20の軸受収納部21に圧入して、この
副フレーム20を主フレーム11に前記ネジ2によって
一体に結合することによって、電動機1は組み立てられ
るものである。
【0020】つぎに、前記ファン部50は、前述のよう
に、固定ファン51、遠心ファン52、ファンカバー5
3などから構成されている。
【0021】そして、前記固定ファン51は、円板状に
形成され中心部に前記副フレーム20の軸受収納部21
の外周に嵌合する嵌合孔51aを形成するとともに、外
周縁には前記主フレーム11の嵌合部16aと同径の環
状の嵌合壁51bが形成されている。また、固定ファン
51の下面には整流翼51cが形成されており、この整
流翼51cは外周部に形成した図示しない連通孔から前
記遠心ファン52によって吸込まれた空気流を整流して
前記フレーム10つまり主フレーム11内に導くように
機能するものである。
【0022】そして、この固定ファン51の前記嵌合孔
51aの近傍には前記副フレーム20に形成したネジ孔
22に対応してネジ挿通孔51dが形成されており、こ
のネジ挿通孔51dにネジ3を挿通して前記ネジ孔22
に螺合することによって、固定ファン51は副フレーム
20つまりフレーム10に取り付けられるものである。
【0023】また、前記遠心ファン52は、平坦な第一
のプレート52aと、この第一のプレート52aと複数
のブレード52bを介して取り付けられた第二のプレー
ト52cから構成され、また、前記第一のプレート52
aには、中心部に貫通孔52dが形成されこの貫通孔5
2dに前記回転軸45に嵌合させ、その先端部に形成し
たネジにナット56を締結することによって回転軸45
に取り付けられものである。また、前記第二のプレート
52cの中心部には開口52e形成され、この開口から
空気が吸い込まれるものである。
【0024】また、前記ファンカバー53は、図6にお
いて下端側を開口した深皿状に形成され、その周壁53
aを前記主フレーム11の嵌合部16aおよび固定ファ
ン51の嵌合壁51bに圧入嵌合することによって、前
記固定ファン51および遠心ファン52をカバーして前
記主フレーム11つまり電動機1に取り付けられている
ものである。
【0025】また、ファンカバー53の底壁には前記遠
心ファン52の第二のプレート52cに形成した開口5
2eと対向するとともに開口52eと略同径の吸込口5
3bが形成されている。
【0026】そして、電動機1が駆動されると前記遠心
ファン52が回転し、この遠心ファン52の回転によっ
て外部の空気は前記ファンカバー53の吸込口53bか
ら吸い込まれ、固定ファン52の前記図示しない連通孔
を介して主フレーム11の内部を通って排気口15から
外部に排気されるようにものである。
【0027】なお、電動機1が駆動し続けると固定子巻
線などよって発生する熱に電動機1は加熱するが、前記
主フレーム11内を通る空気によって冷却されるもので
ある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電動機
1は上述のように固定子30の端面近傍に配置した検出
手段61の検出動作を確実にするためには、検出手段6
1を回転子40の軸方向端部外周面に対向させることが
必要であり、そのため回転子40の軸方向の厚み寸法を
固定子30の厚み寸法よりも所定量大きく設定し、固定
子30の端面から回転子40の端面が所定長つまり検出
手段61に対向させるに必要な長さ突出させるように設
定しなければならないものであり、その結果、回転子4
0の厚み寸法が大きくなってしまう。
【0029】そして、回転子40の軸方向の厚み寸法を
大きくするのは、前記検出手段61の検出動作を確実に
するためにのみなすものであり、この厚くした部分つま
り固定子30の端部から突出した部分は、何ら回転力を
発生させることに寄与するように機能するものでなく、
また、前記厚くすることは回転子40の軸方向の寸法が
大きくなり電動機1が大型となるとともに、材料も多く
必要となりさらに重量も大きくなるという結果を招いて
いるものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、フレーム
と、このフレーム内に配置され積層鉄心からなるととも
に固定子巻線が巻装された複数の磁極を有する固定子
と、前記フレームに回転可能に軸支され永久磁石を有す
る回転子と、前記回転子の近傍位置に配置され回転子の
回転位置を検出する検出手段とを備え、制御手段により
前記検出手段の検知信号に基いて前記固定子巻線に供給
する電流を順次切り換えて回転子を回転させる無整流子
電動機において、前記固定子の磁極の回転子の外周面と
対向する部位に収納空間を形成し、この収納空間に前記
検出手段を配設した無整流子電動機としたものである。
【0031】このように構成した請求項1記載の発明
は、回転子の位置を検出する検出手段を、回転子の外周
面に対向する磁極の部位に形成した収納空間に配設する
ものであることから、回転子の軸方向の厚み寸法を固定
子の厚み寸法よりも大きくすることなく、しかも検出手
段を回転子の外周面と対向させることができるためため
回転子の位置を確実に検出できるという作用を有すると
ともに、電動機を小型軽量化できるという作用を有する
ものである。
【0032】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における収納空間を、磁極の回転子の外周面と
対向する部位に形成した凹部によって形成した無整流子
電動機としたものである。
【0033】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明における収納空間を、磁極の回転子の外周
面と対向する部位に形成した凹部によって形成したこと
から、請求項1記載の発明の作用に加えて、検出手段の
背面には磁極が存在することから回転子の永久磁石と前
記収納空間の背面の磁極との磁路の磁気抵抗を小さいく
できため検出手段に作用す得る磁束は大きくなり、位置
検出がさらに確実にできるという作用を有するものであ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明を適用した無整
流子電動機を、上記従来の場合と同様電機掃除機等に使
用する電動送風機に適用した場合の実施の形態を図1な
いし図3に基いて説明する。
【0035】なお、この実施の形態における電動送風機
が上記従来の電動送風機Aと異なる構成は、検出手段の
配設に関係する構成および回転子の厚み寸法と固定子の
厚み寸法とが同一である構成であり、その他の構成は同
一であることから同一構成部分には同一符号を付しその
説明は省略する。また、説明において同一構成部分を説
明するに際しては同一符号を用いて説明することとす
る。
【0036】図1ないし図3に示すように、磁極32の
略T字状の先端部の一方の端部には、磁極32の一部を
法線方向および軸方向に沿って凹状に窪ませて形成した
収納空間としての凹部38が設けられている。この凹部
38は、前記鉄心41を打ち抜く際に前記磁極32の端
部を方形状に同時に打ち抜き、この鉄心41を所定枚数
端面側に積層することによって形成されるものである。
【0037】なお、この凹部38は前記検出手段61の
収納を許容する大きさに形成されているものである。
【0038】また、前記回転子40の軸方向の厚み寸法
は、図1および図3に示すように固定子30の軸方向の
厚み寸法と同じ厚み寸法に設定されている。
【0039】そして、前記凹部38に検出手段61が収
納された状態では、前記凹部38は固定子30の端面よ
りも軸方向に凹んでいることから、上記のように回転子
40および固定子30の厚み寸法が同じ厚み寸法であっ
ても、前記検出手段61は、回転子40の外周面と確実
に対向しおり、このため回転子40の永久磁石44の漏
洩磁束を確実に前記検出手段61に作用させることがで
き、回転子40の位置検出は確実にされるものである。
【0040】したがって、この検出手段61の出力信号
つまり検出信号に基いて、図示しない前記制御手段によ
って固定子巻線37への供給電流の切り換えは確実にな
されるものである。
【0041】また、前記凹部38の法線方向奥部の背面
は積層鉄心による壁面となっており、この壁面は検出手
段61の背面に位置していることから、前記回転子40
と磁極32の前記凹部38の壁面までの磁路の磁気抵抗
を小さくでき、前記磁路を通る永久磁石44の漏洩磁束
の磁束密度を大きくすることができ、したがって、前記
検出手段61に作用する前記漏洩磁束を大きくできるこ
とから、回転子40の位置は確実に検出されるものであ
り、この結果検出手段61の出力信号つまり検出信号に
基いて、図示しない制御手段による固定子巻線37への
供給電流の切り換えは確実になされるものである。
【0042】このように、回転子40の位置を検出する
検出手段61を、回転子40の外周面に対向する磁極3
2の部位に形成した収納空間つまり凹部38に配設した
ことから、回転子40の方向の厚み寸法を固定子30の
厚み寸法よりも大きくすることなく、しかも検出手段6
1を回転子40の外周面と対向させることができるため
ため回転子40の位置を確実に検出でき、また、電動機
1を小型軽量化できるものである。
【0043】また、収納空間は、磁極32の回転子40
の外周面と対向する部位に凹部として形成したことか
ら、検出手段61の背面は積層鉄心による壁面となって
いることから回転子40の永久磁石44と前記凹部38
の壁面との間に磁路の磁気抵抗を小さいくできるため、
検出手段61に作用する磁束密度を大きくできることか
ら位置検出がさらに確実にできるものである。
【0044】なお、上記実施の形態においては、収納空
間を磁極32の先端部に凹部38によって形成したが、
これは図5に示すように凹部38の背面つまり壁面を設
けることなく後方に貫通させる空間38aとして形成す
るようにしてもよいものである。
【0045】このように貫通させて収納空間を形成する
場合は、検出手段61に左様する磁束が減少するが、比
較的大きな出力を得る電動機つまり回転子40の永久磁
石44の磁力が大きい電動機に採用する場合は何ら問題
がないものである。
【0046】なお、図5において上記侍史の形態と同一
構成部分には同一符号を付してある。
【0047】また、上記実施の形態においては、固定子
30の磁極の数を6個とし、回転子40の永久磁石44
の数を4個とした場合について説明したが、これは他の
組合せとすることができるものである。
【0048】また、上記実施の形態においては、この発
明を適用した電動機を電動送風機に用いる電動機として
説明したが、これは他の装置などに用いる電動機に適用
できるものである。
【0049】また、上記実施の形態のように先端部を略
T字状とした磁極の先端部に収納空間を形成するように
構成することはつぎのような場合に有効である。つま
り、回転方向を一定方向とした電動機などにおいては、
検出手段を電動機の出力を高効率とする位置に定めよう
とする場合、この位置は隣接する磁極間の中間位置から
いずれかの方向にずれた位置となるものであり、この
場、磁極の形状によっては検出手段の配置位置と磁極の
先端部と重なり合う場合が生じるがこのような場合磁極
に収納空間を形成することで重なり合ったとしても何ら
問題なく配置できるからである。
【0050】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、回
転子の位置を検出する検出手段を、回転子の外周面に対
向する磁極の部位に形成した収納空間に配設するもので
あることから、回転子の軸方向の厚み寸法を固定子の厚
み寸法よりも大きくすることなく、しかも検出手段を回
転子の外周面と対向させることができるためため回転子
の位置を確実に検出できるという効果を有するととも
に、電動機を小型軽量化できるという効果を有するもの
である。
【0051】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における収納空間を、磁極の回転子の外周面と
対向する部位に形成した凹部によって形成したことか
ら、請求項1記載の発明の効果に加えて、検出手段の背
面には磁極が存在することから回転子の永久磁石と前記
収納空間の背面の磁極との間の磁路の磁気抵抗を小さい
くできため検出手段に作用す得る磁束密度は大きくな
り、位置検出がされに確実にできるという効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無整流子電動機を用いた電動
送風機の一部を断面した側面図。
【図2】上記無整流子電動機の横断面図(図1のA−A
先での断面図)
【図3】上記無整流電動機の収納空間に検出手段を配置
した状態における回転子との関係を示す断面図。
【図4】上記無整流子電動機の検出手段を収納する収納
空間の他の実施の形態を示す斜視図。
【図5】無整流子電動機を用いた従来の電動送風機の一
部を断面した側面図。
【図6】上記無整流子電動機の横断面図(図4のB−B
先での断面図)
【符号の説明】
A 電動送風機 1 無整流子電動機 1 フレーム 30 固定子 32 磁極 37 固定子巻線 40 回転子 44 永久磁石 61 検出手段 132 凹部(収納空間)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、このフレーム内に配置され
    積層鉄心からなるとともに固定子巻線が巻装された複数
    の磁極を有する固定子と、前記フレームに回転可能に軸
    支され永久磁石を有する回転子と、前記回転子の近傍位
    置に配置され回転子の回転位置を検出する検出手段とを
    備え、制御手段により前記検出手段の検知信号に基いて
    前記固定子巻線に供給する電流を順次切り換えて回転子
    を回転させる無整流子電動機において、 前記固定子の磁極の回転子の外周面と対向する部位に収
    納空間を形成し、この収納空間に前記検出手段を配設し
    たことを特徴とする無整流子電動機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明における収納空間
    を、磁極の回転子の外周面と対向する部位に形成した凹
    部によって形成したことを特徴とする無整流子電動機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120423A (ja) * 2010-11-09 2012-06-21 Fuji Micro Kk 電動機
JP2016082635A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日立アプライアンス株式会社 永久磁石式回転電機および洗濯機

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