JP2000307324A - フェーズド・アレイ・アンテナ・システム及びその動作方法 - Google Patents

フェーズド・アレイ・アンテナ・システム及びその動作方法

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JP2000307324A JP11287484A JP28748499A JP2000307324A JP 2000307324 A JP2000307324 A JP 2000307324A JP 11287484 A JP11287484 A JP 11287484A JP 28748499 A JP28748499 A JP 28748499A JP 2000307324 A JP2000307324 A JP 2000307324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑なハードウェアを必要とせずに、高速にビ
ーム方向を切換えることのできるようにする。 【解決手段】複数のアンテナ素子30からの受信信号
が、周波数変換器34によって中間周波数信号へ変換さ
れ、マトリクス回路網44に入力される。周波数変換器
への局部発振信号の位相は、移相回路40により調整さ
れる。マトリクス回路網は、受け取った一連のアンテナ
素子対応信号を一連のビーム方向対応信号に変換してス
イッチ回路網50へ入力させる。各ビーム方向対応信号
は、1つのビーム方向に対応している。スイッチ回路網
は、複数の分配機54、複数のスイッチ58、及び複数
の結合器60を備え、該スイッチのオン/オフによって
スイッチ回路網の接続形態が決定され、複数の通信ビー
ムの各々に対して夫々特定のビーム方向が割り当てられ
て、結合器から出力される。この方式は膨大な数の移相
回路を必要としないので、構成が簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズド・アレ
イ・アンテナに関するものであり、より詳しくは、同時
に複数のビームを取扱う機能を提供するフェーズド・ア
レイ・アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信システムにおいて、受信モードにお
いては、アンテナ・アレイを構成している多数のアンテ
ナ素子の夫々から供給される信号の位相角を調整するこ
とによって、また、送信モードにおいては、それら多数
のアンテナ素子の夫々へ送出する信号の位相角を調整す
ることによって、アンテナ・ビームの走査を効果的に行
うことができる。これらの位相角の調整はアンテナ制御
システムによって行われる。衛星通信システムにおいて
は、フェーズド・アレイ・アンテナが、あるビーム方向
から別のビーム方向へ切換えるためのビーム走査を高速
でしかも高精度で行えるようにすることが強く求められ
ている。更に、この種のアンテナ・システムにおいて
は、衛星軌道上で、そのビーム形態を必要に応じて高速
で切換えることのできる、ビーム形態切換容易性も求め
られている。
【0003】商用衛星通信システムと軍用衛星通信シス
テムのいずれにおいても、アンテナ・アレイを制御する
ことによって、ビーム幅の狭い、角度にして約1°程度
の幅の、狭いビームを発生させることが要求される。1
本の狭いビームがカバーする地表上のカバー領域は、比
較的小面積の略々円形の領域である。狭いビームを使用
することによって、電力効率を高めることができるとい
う利点の他に、複数の地上局において互いに競合するこ
となく同一無線周波数を使用できるという利点も得られ
る。更に、最近の衛星通信システムは、複数のビームを
同時に送信または受信できる能力も要求されている。同
時に送信または受信する必要のあるビームの本数が増え
るにつれて、フェーズド・アレイ・アンテナの制御回路
の複雑度も増大する。
【0004】従来のフェーズド・アレイ・アンテナ・シ
ステムでは、そのアンテナ・アレイを構成している多数
の放射素子の1つ1つに、そのアンテナが同時に発生す
る複数のビームの各々に対応した複数の無線周波数(R
F)移相回路を個別に装備しておく必要があった。例え
ば、以下に詳細に説明する具体例のアンテナ・システム
では、そのアンテナ・アレイは547個の放射素子で構
成されており、また、互いに独立したビームを同時に1
6本まで発生できることが求められている。この場合、
16本の独立したビームを発生するために必要とされる
移相回路の個数は8752個であり、また、それに加え
て、16個の547方向RF電力結合器が必要とされて
いる。そして、多数の移相回路の各々を、16個の電力
結合器のうちの対応する1個の電力結合器に接続する必
要があり、そのために配線が複雑に錯綜することにな
る。更に加えて、要求される走査精度を達成するため
に、多数の移相回路の各々に夫々専用の4ビットの信号
線を接続しなければならない。更に、同時に発生しなけ
ればならない互いに独立したビームの本数が大きな数に
なると、構成の複雑度はいよいよ増大することになる。
【0005】以上から明らかなように、フェーズド・ア
レイ・アンテナ・システムに、互いに独立した複数のビ
ームを発生させるための技法として、構成の複雑度を低
減することのできる技法が求められている。本発明は、
かかる技法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに独立し
た複数のビームを夫々に所望のビーム方向に設定した
り、それらビームを夫々にあるビーム方向から別のビー
ム方向へ切換えたりすることを好適に行えるようにした
フェーズド・アレイ・アンテナ・システムに関するもの
である。要約して包括的に述べるならば、本発明のフェ
ーズド・アレイ・アンテナ・システムは、受信モードま
たは送信モードにおいて無線周波数(RF)で動作する
複数のアンテナ素子であって、第1個数の複数のアンテ
ナ素子と、前記複数のアンテナ素子の夫々に結合され
た、受信RF信号に周波数変換を施して中間周波数信号
にする複数の周波数変換器であって、前記複数のアンテ
ナ素子に等しい個数の複数の周波数変換器と、前記複数
の周波数変換器の夫々に局部発振周波数信号を供給する
局部発振器と、前記局部発振器と前記複数の周波数変換
器の夫々との間に接続されており、前記複数の周波数変
換器の夫々に供給される前記局部発振周波数信号の位相
調整を可能にしている複数の移相回路であって、その個
数が前記複数のアンテナ素子の個数に等しい複数の移相
回路と、複数の入力ポートと複数の出力ポートとを有す
るマトリクス回路網であって、該複数の入力ポートの個
数は前記複数のアンテナ素子の個数に等しい第1個数で
あり、該複数の出力ポートの個数は設定可能な複数のビ
ーム方向の個数に等しい第2個数であり、前記複数のア
ンテナ素子の夫々に対応したアンテナ素子対応信号の集
合であるアンテナ素子対応信号群を、前記複数のビーム
方向の夫々に対応したビーム方向対応信号の集合である
ビーム方向対応信号群に変換するマトリクス回路網と、
複数の入力ポートと複数の出力ポートとを有するスイッ
チ回路網であって、該複数の入力ポートの個数は前記第
2個数であり、該複数の入力ポートは前記マトリクス回
路網の前記複数の出力ポートの夫々に結合されており、
該複数の出力ポートの個数は各々を独立した通信チャネ
ルとして使用する複数のビームの本数に等しい第3個数
であるスイッチ回路網とを備えている。前記スイッチ回
路網は、第2個数の前記複数のビーム方向のうちから任
意のビーム方向を選択して、その選択したビーム方向に
対応したビーム方向対応信号を、選択したビームに対応
した出力ポートに結合する。以上によって、前記複数の
ビームの各々を、1つまたは複数のビーム方向に高速で
割り当てることが可能となる。
【0007】更に具体的には、前記マトリクス回路網
は、バトラー・マトリクス、ブラス・マトリクス回路
網、またはロトマン・レンズ回路網の構成形態とすれば
よい。また、前記スイッチ回路網は、第2個数の複数の
分配器と、それら複数の分配器の各々に対して第3個数
ずつ備えた複数のスイッチと、第3個数の複数の結合器
とを含んでいる。前記複数の分配器の個数は該スイッチ
回路網の前記複数の入力ポートの個数に等しく、それら
複数の分配器の各々が1個の入力ポートと複数の出力ポ
ートとを有し、各々の分配器の前記1個の入力ポートは
前記マトリクス回路網の複数の出力ポートのうちの1つ
の出力ポートに接続されており、各々の分配器の前記複
数のビームの個数は前記ビームの本数に等しい前記第3
個数である。前記複数のスイッチは、前記複数の分配器
の夫々前記複数の出力ポートの各々に1つずつが接続さ
れている。前記複数の結合器の個数もまた、前記複数の
ビームの本数に等しい。それら結合器の各々が1個の出
力ポートと複数の入力ポートとを有し、それら結合器の
各々の前記1個の出力ポートが、該スイッチ回路網の前
記複数の出力ポートのうちの1つずつの出力ポートを構
成しており、それら結合器各々の前記複数の入力ポート
の個数は、該スイッチ回路網の前記複数の入力ポートの
個数に等しい前記第2個数である。以上によって、該ス
イッチ回路網の前記複数の入力ポートの各々を前記複数
の分配器のうちの1個の分配器と、前記複数のスイッチ
のうちの1個のスイッチと、前記複数の結合器のうちの
1個の結合器とを経由して、該スイッチ回路網の前記複
数の出力ポートのうちの任意の出力ポートへ接続できる
ようにしてある。前記複数のスイッチの動作によって、
任意の選択ビームに任意の選択ビーム方向を割り当てる
ことができる。
【0008】前記フェーズド・アレイ・アンテナ・シス
テムは送信モードでの動作が可能であり、該送信モード
においては、前記スイッチ回路網が、選択したビーム信
号を、選択したビーム方向対応信号に割り当てるように
機能し、前記マトリクス回路網が、複数のビーム方向対
応信号を、アンテナ・アレイ信号に変換するように機能
し、前記周波数変換器の各々が、中間周波数を無線周波
数へ変換するアップコンバージョンを実行する。
【0009】方法に関して述べるならば、本発明は、ア
ンテナ・アレイを構成している第1個数の複数のアンテ
ナ素子を介して夫々に無線周波数(RF)信号を受信す
るステップと、前記複数のアンテナ素子と同数の複数の
周波数変換器において夫々に受信信号にダウンコンバー
ジョンを施して中間周波数信号にするダウンコンバージ
ョン・ステップであって、局部発振信号を発生させるス
テップと、前記局部発振信号を分配して前記第1個数の
複数の局部発振信号にした上でそれら複数の局部発振信
号を前記複数の周波数変換器へ送出するステップと、前
記複数の周波数変換器へ供給される前記複数の局部発振
信号の夫々の位相を調整して位相誤差を補償するステッ
プとを含んでいる、ダウンコンバージョン・ステップ
と、前記複数の周波数変換器から前記第1個数の複数の
ダウンコンバージョンした受信信号を出力する出力ステ
ップと、前記第1個数の複数のダウンコンバージョンし
た信号を、第2個数の複数の信号へ変換する変換ステッ
プであって、該第2個数はフェーズド・アレイ・アンテ
ナのビーム放射方向として設定可能な複数のビーム方向
の個数に等しい個数である、変換ステップと、前記第2
個数の複数の信号のうちから任意の複数の信号を夫々ビ
ーム信号として選択することによって、それらビーム信
号からなるビーム信号群を選択する選択ステップであっ
て、それらビーム信号の各々が所望の複数の通信チャネ
ルの1つずつに対応している選択ステップとを含むもの
である。前記選択ステップを実行することで、あるビー
ム方向から別のビーム方向へのビーム切換操作を高速で
しかも高い信頼性をもって行うことができる。
【0010】更に具体的には、前記選択ステップは、前
記第2個数の複数の信号に含まれる各信号を第3個数に
分配することによって、各信号ごとに当該信号に対応し
た第3個数の複数の信号を生成する分配ステップと、前
記各信号ごとに前記分配ステップによって生成した前記
第3個数の複数の信号を、第3個数の複数の制御可能な
スイッチを介して、第3個数の複数の信号結合器の夫々
の入力ポートへ接続する接続ステップと、前記複数のス
イッチを制御することによって、夫々に異なったビーム
方向に対応している前記第2個数の複数の信号のうちか
ら、前記複数の信号結合器の夫々に接続する信号を選択
するステップとを含んでいる。それら選択された信号
は、夫々にビーム信号として、前記複数の信号結合器か
ら出力される。
【0011】複数のビーム信号に、ビーム方向を割り当
てる際の割り当て方としては、様々な割り当て方が可能
である。その1つは、前記制御ステップにおいて、複数
のビーム信号の各々に対して、1つずつのビーム方向対
応信号を選択して割り当てるというものである。また、
別法として、前記制御ステップにおいて、複数のビーム
信号のうちのあるものに対して、複数のビーム方向対応
信号を選択して割り当てることも可能である。更に、前
記制御ステップにおいて、複数のビーム信号に対して同
一のビーム方向対応信号を選択して割り当てることも可
能である。
【0012】
【発明の実施の形態】図面には、本発明の具体的な実施
の形態を示した。図面からも明らかなように、本発明
は、互いに独立した複数のビームを同時に発生すること
のできるフェーズド・アレイ・アンテナ・システムに関
するものである。衛星通信システムにおいては、しばし
ば、別々の地上局ないし通信端末へ向けられた複数のビ
ームを操作する能力がアンテナに要求される。図1に示
したように、角直径が1°のビームを用いて、対地静止
軌道から見た地表の全域をカバーするためには、合計3
13個のビーム方向を定めておけばよい。対地静止軌道
から見た地球の角直径は約18°である。図1におい
て、大きな1つの円は地球を表しており、小さな多数の
円は、各々が、所定のビーム方向に設定した角直径が1
°のビームを表している。図示のように、313個のビ
ーム方向を、一辺が11個のビーム方向からなる六角形
のパターンに配列するようにすれば、そのパターンが、
視野の中に円板状に見える地表に略々重なるようにな
る。
【0013】図1に示した313個のビーム方向は、対
地静止軌道上の通信衛星のフェーズド・アレイ・アンテ
ナが発生する複数のビームの方向を設定する際に、設定
可能なビーム方向を示したものである。また、図2に
は、従来のフェーズド・アレイ・アンテナ・システムを
示しており、このフェーズド・アレイ・アンテナ・シス
テムは、互いに独立した16本のビームを発生すること
ができ、それら16本のビームを、図1に示した313
個のビーム方向のうちから選択した所望のビーム方向へ
指向させることができるように構成されている。
【0014】図2に示したフェーズド・アレイ・アンテ
ナ・システムは、放射素子であるアンテナ素子を547
個備えており、それらアンテナ素子の各々を参照番号1
0で示している。ただし、図を簡明にするために、図2
にはそれらアンテナ素子のうち、第1素子、第2素子、
及び第547素子の3個だけを示した。また、以下の説
明は、このアンテナ・システムが受信モードで動作する
場合の説明である。各々のアンテナ素子10は、増幅器
12を介して、16方向分配器14に接続されており、
16方向分配器14は、当該アンテナ素子を16本の並
列な接続線のうちの1本に結合する機能を果たしてい
る。16方向分配器14に接続されている16本の接続
線は、その各々が移相回路16に結合している。従っ
て、各アンテナ素子10に対して16個の移相回路16
が装備されており、アンテナ・システムの全体では、移
相回路16の合計個数は8752個に及んでいる。
【0015】更にこのフェーズド・アレイ・アンテナ・
システムは、547方向RF電力結合器20を16個備
えている。ただし図2には、それら16個の電力結合器
のうち、第1電力結合器20及び第16電力結合器20
だけを示した。図2の最下段に示した第1電力結合器2
0は、図示の如く、16方向分配器14に接続されてい
る16個の移相回路16のうちの第1番目の位置にある
移相回路16から送出されるRF信号を夫々に入力とし
て受取っている。第1番目の位置にある移相回路16は
合計547個あり、それら547個の第1番目の位置の
移相回路16のグループが、それら移相回路16の夫々
に供給される制御信号の集合によって適切に制御される
ことによって、1本のビームが発生される。このビーム
を「第1ビーム」と呼ぶことにする。同様に、547個
の移相回路からなるグループが、この他に15グループ
存在している。それら移相回路の各グループが、該グル
ープに対応した1つ電力結合器20に結合されており、
それによって、各々の移相回路グループごとに、他から
独立した1本のビームが発生され、図2に示した例で
は、合計16本の独立したビームが発生される。
【0016】図2に示した従来のフェーズド・アレイ・
アンテナ・システムには、幾つもの問題があり、それら
問題の1つは構成が複雑であることにある。膨大な数の
移相回路16の各々を高精度で調整しなければならず、
また、それら移相回路16を夫々に対応したRF電力結
合器20に接続しなければならない。それら移相回路1
6を制御するための制御線の配線作業も、それら移相回
路16と夫々に対応する電力結合回路20との間の接続
線の配線作業も、いずれも容易な作業ではない。これ
は、隣接するアンテナ素子10の間隔が予め定められて
おり、しかも該間隔がかなり小さいからである。上述し
た従来のアンテナ・システムに付随するもう1つの大き
な問題は、ビームをあるビーム方向から別のビーム方向
へ切換えるための変更操作を、高速で行えないというこ
とがある。図2のシステムでは、ビーム走査、即ちビー
ム方向の切換えを行う際には、そのビームに関連した移
相回路16の設定を変更しなければならない。これにつ
いて説明すると、1本のビームをあるビーム方向から別
のビーム方向へ切換える際には、1つのグループを構成
している547個の移相回路16の設定を変更する必要
があるため、その設定変更に伴う設定時間が遅延時間と
なるのである。更に、これに関連したもう1つの問題と
して、周知のようにRF移相回路は、製造誤差や温度変
化等をはじめとする様々な要因によって、精度の低下を
招きやすいという性質を有している。
【0017】本発明によれば、以上に述べた問題を完璧
に回避することができる。特に、移相回路としては、1
個のアンテナ素子につき、較正用の移相回路を1個備え
るだけでよく、ビーム走査やビーム方向切換は、移相回
路の設定変更によって行うのではなく、スイッチの切換
えによって行うようにしているため、実際に瞬時にして
完了させることができる。
【0018】図3は、本発明にかかるフェーズド・アレ
イ・アンテナ・システムであり、このアンテナ・システ
ムのアンテナ素子30の個数は、図2の従来のアンテナ
・システムと同じく547個である。ただし本発明は、
この具体的な実施例のような547個のアンテナ素子を
備えたアンテナ・システムだけに限定されるものではな
い。アンテナ素子30の各々に、低雑音増幅器(LN
A)32とダウンコンバータ34とが接続されている。
ダウンコンバータ34は、受信した無線周波数(RF)
信号に周波数変換を施して中間周波数(IF)信号にす
るものであり、受信するRF信号の周波数は、例えば4
4ギガヘルツ(GHz)である。このアンテナ・システ
ムでは、全体で547個のダウンコンバータ34に対し
て1個の局部発振器(LO)36が装備されている。こ
の局部発振器36は、電力分配器38へ局部発振信号
(LO信号)を供給しており、電力分配器38は、その
供給されたLO信号を、547個の移相回路を介して5
47個のダウンコンバータ34に接続されている547
本の信号線へ分配する。移相回路40によって、夫々の
LO信号の移相調整が行われ、その結果、LO信号が供
給されている夫々のダウンコンバータ34から夫々の出
力線42上へ送出される中間周波数(IF)信号の移相
調整が行われる。移相回路40による移相調整は、較正
作業の際にだけ、全ての信号線上における移相を確実に
揃えるために実行され、図2の従来のシステムのよう
に、ビーム走査のために行われることはない。
【0019】この方式によれば、アンテナ制御システム
の負荷が大幅に軽減されるという利点がある。また、移
相回路40が位相調節を施す対象の信号が、受信するR
F信号より周波数が低いLO信号であるため、RF移相
回路と比べて、LO移相回路40は製造誤差及び動作温
度変化に影響される感受性が小さいという利点もある。
更には、個々のアンテナ素子30に隣接した位置に装備
される1個の低雑音増幅器(LNA)32及び1個のダ
ウンコンバータ34の合計体積は、図2の従来のシステ
ムでは必要とされている1個のアンテナ素子に対応した
16個の移相回路の合計体積と比べて遙かに小さいた
め、パッケージングが大幅に容易化されるという利点も
得られる。
【0020】547個のダウンコンバータ34から夫々
の出力線42上へ送出された547個の出力信号は、I
Fマトリクス回路網44へ入力している。マトリクス回
路網44としては、バトラー・マトリクス、ブラス・マ
トリクス回路網、それにロトマン・レンズ回路網などを
用いることができる。このマトリクス回路網44は、受
信モードにおいては、547個の「給電(feed)」信号
を、それら給電信号に対応した、313個の「ビーム」
信号からなるビーム信号群へ変換する機能を果たしてい
る。それら313個のビーム信号は、313個の設定可
能なビーム方向に1対1対応している。一方、送信モー
ドにおいては、マトリクス回路網44は、受信モードの
場合とは逆の変換機能を果たすことになる。このような
マトリクス回路網について詳細に開示した文献として
は、例えば、本願の基礎米国特許出願の譲受人に譲渡さ
れた米国特許第5734345号(発明者:Chen
etal.、発明の名称:Antenna Syste
m for Controlling and Red
irecting CommunicationsBe
ams(通信ビームの制御及びビーム方向変更のための
アンテナ・システム))や、それに、同じく本願の基礎
米国特許出願の譲受人に譲渡された米国特許第5760
741号(発明者:Huynh et al.、発明の
名称:Beam Forming Network f
or Multiple−Beam−Feed Sha
ring Antenna System(マルチ・ビ
ーム・フィード・シェアリング・アンテナ・システムの
ためのビ−ム形成回路網))などがある。尚、これら米
国特許の内容はこの言及をもって本願開示に組込まれた
ものとする。これらに開示されているビーム形成回路網
(米国特許第5734345号では、図7に参照番号1
4で示されている)は、本発明におけるマトリクス回路
網44と同一の機能を果たすものである。
【0021】受信モードで動作しているときには、マト
リクス回路網44は、313本の出力線46上に、夫々
出力を送出している。それら313本の出力線46は、
その各々が、設定可能な313個のビーム方向の1つに
対応している。本発明のもう1つの重要な構成要素とし
て、中間周波数(IF)スイッチ回路網50がある。こ
のIFスイッチ回路網50は、313本の出力線46か
ら然るべき出力線を選択して、出力線52で示したよう
に、第1ビーム〜第16ビームに割り当てる機能を果た
すものである。このIFスイッチ回路網50は、複数の
1:16分配器54を含んでいる。それら分配器54
は、その各々が、マトリクス回路網44の313本の出
力線46の1つに対応しており、従ってそれら分配器5
4の個数は全部で313個である。各分配器54は、1
個の入力ポートと、16個の出力ポートとを有してお
り、それら出力ポートから夫々の接続線56上へ出力が
送出されている。ただし、接続線56の総数は多数に及
ぶため、見やすさを考慮して、それら接続線56のうち
の多くの図示を省略した。接続線56には、その各々に
個別に、電子制御可能なスイッチ58が1つ介挿されて
いる。IFスイッチ回路網50は更に、16個の313
×1結合器60を含んでいる。各々の結合器60は、3
13個の入力ポートを有しており、それら入力ポート
へ、それらに接続した313本の接続線56上の夫々の
信号が入力している。また、各結合器60は、1個の出
力ポートを有しており、その出力ポートから、該ポート
に接続されている1本の出力線52上へ出力が送出され
る。
【0022】多数の接続線56は、313個の分配器5
4と、16個の結合器60との間を接続しており、どの
結合器60からどの分配器54へも、信号を供給するこ
とができるようにしている。例えば、第1結合器60
は、全ての分配器54それぞれの第1出力ポートに接続
されており、第2結合器60は、全ての分配器54それ
ぞれの第2出力ポートに接続されている。更に、第3結
合器60以降の結合器も、全ての分配器54それぞれの
出力ポートに、同様に接続されている。
【0023】以下に動作について説明する。受信モード
において、使用可能な16本のビームの全てがイネーブ
ルされているときには、どの結合器60についても、当
該結合器60に接続されている313本の接続線56の
各々に介挿されている313個の入力スイッチ58のう
ちの1つのスイッチだけが閉成されている。これは、ど
の結合器60に対しても、1個のビーム方向が割り当て
られているということに他ならない。通常は、16個の
結合器60に対して、設定可能な313個のビーム方向
から選択された16個の互いに異なったビーム方向が割
り当てられるが、この場合、ビームの割り当てや、ビー
ム方向の割り当ては、必ずしも上記した割り当て方に限
られず、その他の割り当て方も可能である。独立した1
本の通信チャネルを構成する1本のビームに対して、同
時に複数のビーム方向を割り当てることも可能であり、
また逆に、複数のビームに対して、同一のビーム方向を
割り当てることも可能である。あるビームの向きを、あ
るビーム方向から別のビーム方向へ切換えるには、該当
するスイッチ58を制御するだけでよく、多数のアンテ
ナ素子の夫々の位相遅延量を調整して設定変更する必要
はない。切換えたスイッチ58が切換後の状態に落ち着
いたならば、そのとき早くもアンテナ・ビームのビーム
は、切換後の新形態への移行を完了している。
【0024】アンテナの技術分野の当業者には周知のよ
うに、フェーズド・アレイ・アンテナは一般的に、送信
モードと受信モードとのいずれでも動作可能である。説
明の容易性を考慮して、受信モードで動作する場合を例
にとって本発明及び従来例の説明をしてきたが、送信モ
ードで動作する場合を例にとって説明することも可能で
ある。例えば、送信モードにおいては、複数の結合器6
0は夫々分配器として機能することになり、また、複数
の分配器54は夫々結合器として機能することになる。
更に、マトリクス回路網44は、先に触れたように、送
信モードでは、313個のビーム方向の夫々に対応した
入力からなる入力信号群を、547個のアンテナ素子の
夫々に対応した出力からなる出力信号群へ変換する機能
を果たすことになる。更に、複数のダウンコンバータ3
4は、夫々がアップコンバータとして機能することにな
る。また、低雑音増幅器32は、送信モードでは、ソリ
ッド・ステート電力増幅器に置き換えればよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、衛星通信システム用のフェーズド・アレイ・アンテ
ナの分野に大なる進歩をもたらすものである。すなわ
ち、本発明は、数千個にも及ぶ多数のRF移相回路や、
それらRF移相回路に付随する膨大な本数の制御用の配
線を必要とすることなく、複数の通信ビームを、あるビ
ーム方向から別のビーム方向へ切換えることができ、従
って、本発明が提供する技法を採用するならば、構成の
複雑度を大幅に低減することが可能である。このよう
に、本発明が提供する技法は、ハードウェア構成の複雑
度を大幅に低減しつつ、より高速で、より高い信頼性を
もって、ビーム方向の切換操作を行うことを可能にする
ものである。尚、以上に本発明の具体的な実施の形態に
ついて詳細に説明したが、この実施の形態に対しては、
本発明の概念及び範囲から逸脱することなく様々な変更
を加えることが可能である。従って、本発明の範囲は、
請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】対地静止軌道(GEO)から眺めた視野を示
し、ビーム幅が1°の通信ビームを用いて、313個の
所定のビーム方向を六角形に配列したときの、通信カバ
ー領域を示した模式図である。
【図2】従来のフェーズド・アレイ・アンテナ・システ
ムのブロック図である。
【図3】本発明に係るフェーズド・アレイ・アンテナ・
システムのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・ティー・ヤノ アメリカ合衆国カリフォルニア州90503, トーランス,トムリー・アベニュー 19921 (72)発明者 チュン−ホン・エイチ・チェン アメリカ合衆国カリフォルニア州90503, トーランス,ホワイト・コート 4803 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 DB03 DB04 FA06 FA17 FA24 FA31 FA32 GA02 HA02 HA05 JA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェーズド・アレイ・アンテナ・システ
    ムにおいて、 受信モードまたは送信モードにおいて無線周波数(R
    F)で動作する第1個数の複数のアンテナ素子と、 前記アンテナ素子に1対1結合され、受信RF信号を中
    間周波数信号に変換する第1個数の周波数変換器と、 前記周波数変換器それぞれに局部発振周波数信号を供給
    する1つの局部発振器と、 前記局部発振器と前記周波数変換器それぞれとの間に接
    続されている第1個数の移相回路であって、前記周波数
    変換器それぞれに供給される前記局部発振周波数信号の
    位相調整を行う第1個数の移相回路と、 第1個数の入力ポートと、設定可能な複数のビーム方向
    の個数に等しい第2個数の出力ポートとを有するマトリ
    クス回路網であって、前記アンテナ素子それぞれに対応
    したアンテナ素子対応信号の集合であるアンテナ素子対
    応信号群を、前記ビーム方向それぞれに対応したビーム
    方向対応信号の集合であるビーム方向対応信号群に変換
    するマトリクス回路網と、 前記マトリクス回路網の前記出力ポートに1対1結合さ
    れた第2個数の入力ポートと、独立した通信チャネルと
    して使用する複数のビームの本数に等しい第3個数の出
    力ポートとを有するスイッチ回路網であって、第2個数
    のビーム方向から任意のビーム方向を選択して、該選択
    したビーム方向に対応したビーム方向対応信号を、選択
    したビームに対応した出力ポートに結合するスイッチ回
    路網とを備え、前記複数のビームの各々を、1つまたは
    複数のビーム方向に高速で割り当てることを可能にした
    ことを特徴とするフェーズド・アレイ・アンテナ・シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフェーズド・アレイ・ア
    ンテナ・システムにおいて、前記スイッチ回路網が、 おのおのが1個の入力ポートと第3個数の出力ポートと
    を有している第2個数の分配器であって、これら分配器
    の入力ポートが、前記マトリクス回路網の出力ポートに
    1対1で接続されている、第2個数の分配器と、 前記分配器それぞれに対して第3個数ずつ備えられたス
    イッチであって、前記分配器それぞれの前記出力ポート
    に1対1で接続されているスイッチと、 おのおのが1個の出力ポートと第2個数の入力ポートと
    を有している第3個数の結合器であって、これら結合器
    の出力ポートが、前記スイッチ回路網の前記出力ポート
    である、第3個数の結合器とからなり、前記スイッチ回
    路網の前記入力ポートそれぞれを、前記分配器、前記ス
    イッチ、及び前記結合器を介して、該スイッチ回路網の
    前記出力ポートの任意の出力ポートへ接続可能とし、前
    記スイッチの制御により、任意の選択ビームに任意の選
    択ビーム方向を割り当てることが可能に構成されたこと
    を特徴とするフェーズド・アレイ・アンテナ・システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフェーズド・アレ
    イ・アンテナ・システムにおいて、 前記マトリクス回路網が、バトラー・マトリクス、ブラ
    ス・マトリクス、及びロトマン・レンズ回路網からなる
    グループから選択された形態であることを特徴とするフ
    ェーズド・アレイ・アンテナ・システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のフェーズド・アレイ・ア
    ンテナ・システムにおいて、前記フェーズド・アレイ・
    アンテナ・システムは送信モードで動作が可能であり、
    該送信モードにおいては、 前記スイッチ回路網が、選択したビーム信号を、選択し
    たビーム方向対応信号に割り当てるように機能するよう
    構成され、 前記マトリクス回路網が、複数のビーム方向対応信号
    を、アンテナ・アレイ信号に変換するように機能するよ
    う構成され、 前記周波数変換器が、中間周波数を無線周波数へ変換す
    るアップコンバージョンを実行するよう構成されている
    ことを特徴とするフェーズド・アレイ・アンテナ・シス
    テム。
  5. 【請求項5】 フェーズド・アレイ・アンテナ・システ
    ムの動作方法において、 アンテナ・アレイを構成している第1個数の複数のアン
    テナ素子を介して無線周波数(RF)信号を受信するス
    テップと、 第1個数の周波数変換器それぞれにおいて受信信号にダ
    ウンコンバージョンを施して中間周波数信号にするステ
    ップであって、局部発振信号を発生させるステップと、
    前記局部発振信号を分配して第1個数の局部発振信号に
    した上でそれら局部発振信号を前記周波数変換器それぞ
    れに送出するステップと、前記周波数変換器へ供給され
    る前記局部発振信号それぞれの位相を調整して位相誤差
    を補償するステップとからなるダウンコンバージョン・
    ステップと、 前記周波数変換器それぞれから第1個数のダウンコンバ
    ージョンした受信信号を出力する出力ステップと、 第1個数の複数のダウンコンバージョンした信号を、フ
    ェーズド・アレイ・アンテナのビーム放射方向として設
    定可能な複数のビーム方向の個数に等しい第2個数の信
    号へ変換する変換ステップと、 第2個数の信号から任意の複数の信号を夫々ビーム信号
    として選択することによって、それらビーム信号からな
    るビーム信号群を選択する選択ステップであって、それ
    らビーム信号の各々が、所望の複数の通信チャネルの1
    つに対応している、選択ステップとを含んでおり、前記
    選択ステップにより、あるビーム方向から別のビーム方
    向へのビーム切換操作を高速でしかも高い信頼性をもっ
    て行えるようにしたことを特徴とする動作方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の動作方法において、前記
    選択ステップが、 第2個数の信号それぞれを第3個数に分配することによ
    って、各信号ごとに当該信号に対応した第3個数の信号
    を生成する分配ステップと、 前記信号それぞれごとに前記分配ステップによって生成
    した第3個数の信号を、第3個数の制御可能なスイッチ
    を介して、第3個数の信号結合器それぞれの入力ポート
    へ接続する接続ステップと、 前記スイッチを制御することによって、夫々に異なった
    ビーム方向に対応している第2個数の前記信号から、前
    記信号結合器それぞれに接続する信号を選択することに
    よって、選択された信号がそれぞれビーム信号として前
    記信号結合器から出力されるように制御する制御ステッ
    プとを含んでいることを特徴とする動作方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の動作方法において、前記
    制御ステップにおいて、複数のビーム信号の各々に対し
    て、1つのビーム方向対応信号を選択して割り当てるこ
    とを特徴とする動作方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の動作方法において、前記
    制御ステップにおいて、複数のビーム信号のあるものに
    対して、複数のビーム方向対応信号を選択して割り当て
    ることを特徴とする動作方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の動作方法において、前記
    制御ステップにおいて、複数のビーム信号に対して、一
    つのビーム方向対応信号を選択して割り当てることを特
    徴とする動作方法。
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