JP2000306063A - 非接触idタグ - Google Patents

非接触idタグ

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JP2000306063A
JP2000306063A JP11116463A JP11646399A JP2000306063A JP 2000306063 A JP2000306063 A JP 2000306063A JP 11116463 A JP11116463 A JP 11116463A JP 11646399 A JP11646399 A JP 11646399A JP 2000306063 A JP2000306063 A JP 2000306063A
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tag
contact
layer
semiconductor chip
antenna
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JP11116463A
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Tomoki Takazoe
智樹 高添
Hiroshi Takeda
浩志 武田
Yutaka Maeda
豊 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触IDタグ内の記憶情報を可視化できる
非接触IDタグを提供する。 【解決手段】 メモリ領域を有する半導体チップ2と、
半導体チップ2と電気的に接続され、データを外部と非
接触で送受信するアンテナ3と、可視情報が加熱手段に
て記録される感熱記録層4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触IDタグに
関し、詳しくは感熱記録層を有する非接触IDタグに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】非接触IDタグはバーコードに比べ、記
憶容量が大きい、遮蔽物を介してアクセスできる、汚れ
や傷に強い、通信距離が長くできる等の利点があり、フ
ァクトリーオートメーション関係を中心に広く用いられ
つつある。ここで非接触IDタグの記憶情報は外部から
簡単に読み出せないという利点があるが、必然的に目に
見えないというものでもある。このような状況で、非接
触IDタグ内に記憶された情報が万が一読み取れないと
いう事態が発生した場合、バーコードであれば、キャラ
クタを目視で確認しキーボード経由でシステム側に情報
を渡すことが可能であるが、非接触IDタグの場合は情
報を知る手立てがない。
【0003】そこでタグ上にインク等を用いて非接触I
Dタグに格納されている個体識別データに基づいた可視
情報を印刷するということが考えられるが、経年劣化に
よってその印刷が読み取れなくなることが考えられる。
そこで印刷後に保護層を設けることが考えられるが、非
接触IDタグの製造メーカでなく、実際の使用者にてこ
の印刷や保護層を設けるにあたってはその技術に精通す
る必要があり、またコスト的にも高くつくものとなり、
バーコードに比べ割高な非接触IDタグのコストを更に
高めることになって、その普及を妨げるものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、非接触IDタグ内の記憶情報
を可視化できる非接触IDタグを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
非接触IDタグ1は、メモリ領域を有する半導体チップ
2と、半導体チップ2と電気的に接続され、データを外
部と非接触で送受信するアンテナ3と、可視情報が加熱
手段にて記録される感熱記録層4とを具備して成ること
を特徴とするものである。
【0006】本発明の請求項2に係る非接触IDタグ1
は、請求項1の構成に加えて、感熱記録層4として非磁
性金属、これらの合金、又はこれらの化合物からなる非
磁性薄膜層5を設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0007】また本発明の請求項3に係る非接触IDタ
グ1は、請求項2の構成に加えて、非磁性薄膜層5の下
面に着色層6を設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0008】また本半発明の請求項4に係る非接触ID
タグ1は、請求項2又は3のいずれかの構成に加えて、
非磁性薄膜層5の上面に保護層7を設けて成ることを特
徴とするものである。
【0009】また本発明の請求項5に係る非接触IDタ
グ1は、請求項2乃至4のいずれかの構成に加えて、非
磁性薄膜層5をSn、Al及びPbから選択される金
属、これらの合金、あるいはこれらの化合物から構成し
て成ることを特徴とするものである。
【0010】また本発明の請求項6に係る非接触IDタ
グ1は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、最
下層に粘着層8を形成して成ることを特徴とするもので
ある。
【0011】また本発明の請求項7に係る非接触IDタ
グ1は、請求項1乃至6の構成に加えて、半導体チップ
2とアンテナ3を、異方性導電膜又は異方性導電ペース
トにて形成される導電部9を介して電気的に接続して成
ることを特徴とするものである。
【0012】また本発明の請求項8に係る非接触IDタ
グ1は、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、半
導体チップ2に個体識別データが格納されると共に、感
熱記録層4に個体識別データに基づいた可視情報が記録
されて成ることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】本発明に係る非接触IDタグ1は、半導体
チップ2と、この半導体チップ2に電気的に接続された
アンテナ3とを具備するものであり、通常はリーダーラ
イターと呼ばれる質問器と共に用いられる。この質問器
は非接触IDタグ1に所定の質問データを電磁波として
非接触で送信し、また非接触IDタグ1から電磁波とし
て非接触で送信される応答データを受信するものであ
る。
【0015】アンテナ3は質問器からマイクロ波等の電
磁波として送信された質問データを非接触で受信して半
導体チップ2に入力し、また半導体チップ2から出力さ
れた応答データをマイクロ波等の電磁波として質問器に
非接触で送信するものである。
【0016】半導体チップ2は集積回路として形成さ
れ、個体識別データが格納されるメモリ領域を有するも
のであり、質問器から送信された所定の質問データが入
力された際に、それに応じて個体識別データを応答デー
タとしてアンテナ3に出力するものである。ここで個体
識別データとしては、非接触IDタグ1が取りつけられ
る対象物のシリアルナンバー等の管理情報を挙げること
ができるが、その他の、管理・識別情報も格納され得
る。
【0017】図1に示す非接触IDタグ1では、基体1
3がポリイミド系フィルム等の可撓性を有するシート材
料にて形成される。この基体13の上面には銀ペースト
を塗布した後、硬化させて形成したアンテナ3を設けて
いる。アンテナ3の長さLは、好ましくは非接触IDタ
グ1のデータの送受信に使用するマイクロ波等の電磁波
の波長の1/2程度とするものであり、例えばこの電磁
波として周波数が2.25GHzのマイクロ波を使用す
る場合は波長は約12cmとなるから、アンテナ3の長
さLは約6cmとするものである。半導体チップ2は下
面に端子電極として金バンプ11を形成し、この金バン
プ11をアンテナ3の端部の上面に配置した状態で半導
体チップ2を基体13上に載置する。この状態でリフロ
ー処理を施して金バンプ11とアンテナ3とを接合する
ことにより、半導体チップ2を基体13上に搭載する。
この半導体チップ2及び半導体チップ2とアンテナ3と
の接合部は、熱硬化性樹脂等からなる封止材12にて封
止される。
【0018】更に基体13上にはラミネート層10を形
成し、基体13とラミネート層10にてアンテナ3と半
導体チップ2を挟む。ラミネート層10は、透明又は半
透明に形成するものであり、合成樹脂フィルムをラミネ
ートするか、エクストルージョンコート法によるか、あ
るいは合成樹脂塗料を塗布することなどによって形成す
ることができ、例えばポリエチレンテレフタレート系フ
ィルムを貼着することによって形成することができる。
ここで、ラミネート層10を構成する合成樹脂として特
に、熱硬化型の合成樹脂を用いると、表面の硬度、汚染
の防止という点で有利であり、さらに紫外線硬化型の合
成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の硬化が瞬時に行
なえるので好ましい。またラミネート層10中にシリコ
ーンなどを添加して表面を剥離性とすることもできる。
【0019】ラミネート層10の上面には、感熱手段に
より文字や図形等の可視情報が記録される感熱記録層4
を形成する。この感熱記録層4は、無色ないしは淡色の
塩基性染料と有機または無機の呈色剤との呈色反応を利
用し、熱により両発色物質を接触させて記録像を得るよ
うにしたものであり、例えば無色ないし淡色の塩基性無
色染料とフェノール性物質等の有機顕色剤とを、それぞ
れ微細な粒子に磨砕分散した後両者を混合し、バインダ
ー、充填剤、感度向上剤、滑剤その他の助剤を添加して
得た塗液を紙、合成紙、フィルム、プラスチック等の支
持体に塗工することにより得られ、熱ペン、サーマルヘ
ッド、ホットスタンプ、レーザビーム等の加熱による瞬
時の化学反応により発色記録を得るものである。
【0020】また感熱記録層4の上面には、保護層7を
形成する。この保護層7は、上記のラミネート層10と
同様にして形成することができる。
【0021】このようにして構成される非接触IDタグ
1は、非接触IDタグ1に格納された個体識別データに
基づいた文字や図形等の可視情報を、熱ペン、サーマル
ヘッド、ホットスタンプ、レーザビーム等の加熱により
感熱記録層4に記録することができるものである。ここ
で非接触IDタグ1にあらかじめ個体識別データが格納
されており、しかもこの個体識別データの内容が不明で
ある場合は、質問器から所定の質問データを非接触ID
タグ1に送信し、非接触IDタグ1から個体識別データ
を受信する。そしてこの受信した個体識別データの内容
に基づいて感熱記録層4に可視情報を記録するものであ
る。ここで感熱記録層4は非接触IDタグ1において限
られた大きさにしか形成されないが、非接触IDタグ1
に格納されている個体識別データは、非接触IDタグ1
が取りつけられる対象物の固有の番号、すなわちシリア
ルナンバーのみである場合が多く、それに付随する情報
はホストマシンのデータベースに蓄積される場合が多い
ため、感熱記録層4にこのシリアルナンバーを記録する
ことにより、限定された大きさしか有しない感熱記録層
4に可視情報を記録することができるものである。また
保護層7により感熱記録層4を保護し、感熱記録層4に
記録した可視情報が外部環境によって損なわれることを
防止することができる。
【0022】図2に示すIDタグは、感熱記録層4とし
て非磁性薄膜層5を設けたものである。この非磁性薄膜
層5は、Sn、Al、Pb、などの金属、あるいはこれ
らの合金、もしくは上記金属の化合物を、真空蒸着法、
スパッタめっき法などにより、基材2上に設けられたア
ンテナ3上に成膜することにより形成することができ
る。この非磁性薄膜層5は、感熱記録層4としての役割
を果たすため、低融点を有することが好ましい。また、
非磁性薄膜層5の膜厚は100Å〜1μm、好ましくは
500〜1000Å程度である。このようにして形成さ
れる非磁性薄膜層5は、熱ペン、サーマルヘッド、ホッ
トスタンプ、レーザビーム等のなどの加熱手段により加
熱された部分が破壊され、可視情報が記録されるもので
ある。ここで非磁性薄膜層5は、ラミネート層10の上
面に形成するとアンテナ3による電磁波の送受信を阻害
するおそれがあるため、ラミネート層10と基体13と
の間においてアンテナ3の上面に積層して設けることが
好ましい。他の構成は図1に示すものと同様である。
【0023】このようにして構成される非接触IDタグ
1においても、図1に示すものと同様に、非接触IDタ
グ1に格納された個体識別データに基づいた可視情報を
非磁性薄膜層5に記録することができるものである。ま
たこの図2に示す非接触IDタグ1では、ラミネート層
10が非磁性薄膜層5を保護する保護層7としての機能
を果たし、非磁性薄膜層5に記録された可視情報が損な
われることを防止することができる。
【0024】また図3に示すように、非磁性薄膜層5の
下面に可視情報を明確にするための着色層6を設ける共
に、着色層6をアンテナ3の上面に積層することもでき
る。この着色層6としては、エチルセルロース、エチル
ヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテートプ
ロピオネート、酢酸セルロースなどのセルロース誘導
体、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレンなどのス
チレン樹脂あるいはスチレン共重合樹脂、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸
エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂また
はメタクリル樹脂の単独あるいは共重合樹脂、ロジン、
ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹
脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチ
ラール樹脂などのバインダーに、着色すべき色に応じて
各種の顔料を添加し、さらに必要に応じて、可塑剤、安
定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、乾燥補助剤、硬化
剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶剤あるいは希釈剤
で充分に混練してなる着色塗料あるいはインキを用い
て、通常のグラビア法、ロール、ナイフエッジ法、オフ
セット法などの塗布方法あるいは印刷方法により形成で
きる。
【0025】このようにして形成された非接触IDタグ
1の非磁性薄膜層5に可視情報を記録すると、非磁性薄
膜層5の破壊された部分から着色層6が透けることによ
り、記録された可視情報にコントラストを与えて明確に
することができるものである。
【0026】図5に示す非接触IDタグ1は、最下層、
すなわち基体13の下層に粘着層8を設けたものであ
る。他の構成は図3に示すものと同様である。この粘着
層8は、適宜の接着剤や粘着剤を塗布することにより形
成することができる。粘着剤としては、アクリル系粘着
剤やゴム系粘着剤を用いることができる。ここでアクリ
ル系粘着剤は、ポリアクリル酸エステル等のアクリル系
ポリマーに、耐久性を向上させるために種々の添加剤を
配合して得ることができ、またゴム系粘着剤は、天然ゴ
ム又は合成ゴム並びに粘着付与剤に樹脂を添加して溶剤
中で撹拌することにより得ることができる。このように
して形成された非接触IDタグ1は、対象物に容易に貼
着することができるものであり、対象物の管理を非接触
IDタグ1に格納した個体識別データや感熱記録層4に
記録した可視情報により容易に行うことができるもので
ある。
【0027】また半導体チップ2を搭載するにあたって
は、図4に示すように、半導体チップ2とアンテナ3と
の導通を、異方性導電膜(ACF)又は異方性導電ペー
スト(ACP)を用いて行うことができる。ここで異方
性導電膜とは、シート状に成形した絶縁樹脂中に導電性
粉末を分散させたものであり、また異方性導電ペースト
とは、ペースト状の絶縁樹脂中に導電性粉末を分散させ
たものである。この場合、半導体チップ2として下面に
端子電極14を平面状に形成したものを用いる。そして
異方性導電膜を用いる場合は、所望の寸法に切断した異
方性導電膜を基体13上のアンテナ3の端部を含む部分
に載置し、この状態で電気的に接続されるべき半導体チ
ップ2の端子電極14とアンテナ3の端部とを位置合わ
せして半導体チップ2を基体13上に載置し、端子電極
14とアンテナ3との接合部分に加熱加圧処理を施し
て、異方性導電膜からなる導電部9を端子電極14とア
ンテナ3の間に形成する。また異方性導電ペーストを用
いる場合は、異方性導電ペーストを基体13上のアンテ
ナ3の端部を含む部分に塗布し、この状態で電気的に接
続されるべき半導体チップ2の端子電極14とアンテナ
3の端部とを位置合わせして半導体チップ2を基体13
上に載置し、端子電極14とアンテナ3との接合部分に
加熱加圧処理を施して、異方性導電ペーストからなる導
電部9を端子電極14とアンテナ3の間に形成する。他
の構成は図3に示すものと同様である。このように異方
性導電膜又は異方性導電ペーストから形成される導電部
9は、絶縁樹脂の硬化物中に導電性粉末が分散された状
態として形成され、端子電極14とアンテナ3は微細な
導電性粉末にて電気的に接続されることとなる。また複
数の端子電極14とアンテナ3との接合部間にわたって
導電部9が形成されていても、端子電極14とアンテナ
3との接合部間は絶縁樹脂の硬化物が介在することによ
り電気的に絶縁される。このようにして半導体チップ2
の搭載を行うと、半導体チップ2とアンテナ3と導通は
微細な導電性粉末によってなされるので、半導体チップ
2とアンテナ3との間隔を小さくすることができ、本発
明に係る非接触IDタグ1の厚みを薄く成形することが
できるものである。
【0028】ここで異方性導電膜又は異方性導電ペース
トを構成する絶縁樹脂としては、通常、エポキシ樹脂や
変性エポキシ樹脂が用いられる。また導電性粉末として
は、金属粉末を用いることができ、また樹脂粉末やセラ
ミック粉末にニッケルめっきや金めっき等の金属めっき
を施したものを用いることもできる。金属粉末を用いる
場合は、ニッケル、コバルト、チタン、タングステン等
の剛性の高い金属を用いることが好ましい。またこの導
電性粉末の粒径は、通常は0.01〜50μmの範囲と
するものであるが、形成される導電部9の厚みや、半導
体チップ12における隣り合う電極端子14間の幅によ
り適宜設定できる。また異方性導電膜又は異方性導電ペ
ースト中における導電性粉末の配合割合は、通常は0.
1〜20体積%程度とするものであり、導電性粉末の配
合割合が高すぎると、導電部9内において導電性粉末が
隣り合う電極端子14間にわたって数珠つなぎに連な
り、電極端子14間の電気的絶縁性が保てなくなるおそ
れがある。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る非
接触IDタグは、メモリ領域を有する半導体チップと、
半導体チップと電気的に接続され、データを外部と非接
触で送受信するアンテナと、可視情報が加熱手段にて記
録される感熱記録層とを具備するものであり、可視情報
を加熱手段にて容易に記録できるものである。
【0030】また本発明の請求項2に係る非接触IDタ
グは、請求項1の構成に加えて、感熱記録層として非磁
性金属、これらの合金、又はこれらの化合物からなる非
磁性薄膜層を設けるものであり、加熱手段により感熱記
録層を破壊して、可視情報を容易に記録できるものであ
る。
【0031】また本発明の請求項3に係る非接触IDタ
グは、請求項2の構成に加えて、非磁性薄膜層の下面に
着色層を設けるものであり、非磁性薄膜層に記録された
可視情報にコントラストを与えて明確にすることができ
るものである。
【0032】また本発明の請求項4に係る非接触IDタ
グは、請求項2又は3の構成に加えて、非磁性薄膜層の
上面に保護層を設けるものであり、可視情報が記録され
た非磁性薄膜層を外部環境から保護することができるも
のである。
【0033】また本発明の請求項5に係る非接触IDタ
グは請求項2乃至4のいずれかの構成に加えて、非磁性
薄膜層をSn、Al及びPbから選択される金属、これ
らの合金、あるいはこれらの化合物から構成するもので
あり、加熱手段により感熱記録層を破壊して、可視情報
を容易に記録できるものである。
【0034】また本発明の請求項6に係る非接触IDタ
グは、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、最下
層に粘着層を形成するものであり、非接触IDタグを対
象物に容易に貼着することができ、対象物の管理を非接
触IDタグに格納したデータや感熱記録層に記録した可
視情報により容易に行うことができるものである。
【0035】また本発明の請求項7に係る非接触IDタ
グは、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、半導
体チップとアンテナを、異方性導電膜又は異方性導電ペ
ーストにて形成された導電部を介して電気的に接続する
ものであり、半導体チップとアンテナとの間隔を小さく
することができ、非接触IDタグの厚みを薄く成形する
ことができるものである。
【0036】また本発明の請求項8に係る非接触IDタ
グは、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、半導
体チップに個体識別データが格納されると共に、感熱記
録層に個体識別データに基づいた可視情報が記録された
ものであり、非接触IDタグ内に記憶された情報が万が
一読み取れないという事態が発生した場合でも、可視情
報を読みとることにより情報を読みとることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の更に他例を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の更に他例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 非接触IDタグ 2 半導体チップ 3 アンテナ 4 感熱記録層 5 非磁性薄膜層 6 着色層 7 保護層 8 粘着層 9 導電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5B035 BA05 BB09 CA01 CA06 CA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ領域を有する半導体チップと、半
    導体チップと電気的に接続され、データを外部と非接触
    で送受信するアンテナと、可視情報が加熱手段にて記録
    される感熱記録層とを具備して成ることを特徴とする非
    接触IDタグ。
  2. 【請求項2】 感熱記録層として非磁性金属、これらの
    合金、又はこれらの化合物からなる非磁性薄膜層を設け
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の非接触IDタ
    グ。
  3. 【請求項3】 非磁性薄膜層の下面に着色層を設けて成
    ることを特徴とする請求項2に記載の非接触IDタグ。
  4. 【請求項4】 非磁性薄膜層の上面に保護層を設けて成
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    非接触IDタグ。
  5. 【請求項5】 非磁性薄膜層をSn、Al及びPbから
    選択される金属、これらの合金、あるいはこれらの化合
    物から構成して成ることを特徴とする請求項2乃至4の
    いずれかに記載の非接触IDタグ
  6. 【請求項6】 最下層に粘着層を形成して成ることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の非接触ID
    タグ。
  7. 【請求項7】 半導体チップとアンテナを、異方性導電
    膜又は異方性導電ペーストにて形成される導電部を介し
    て電気的に接続して成ることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の非接触IDタグ。
  8. 【請求項8】 半導体チップに個体識別データが格納さ
    れると共に、感熱記録層に個体識別データに基づいた可
    視情報が記録されて成ることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の非接触IDタグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502953A (ja) * 2006-08-31 2010-01-28 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド 知的プローブ

Cited By (2)

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JP2010502953A (ja) * 2006-08-31 2010-01-28 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド 知的プローブ
US8661700B2 (en) 2006-08-31 2014-03-04 Faro Technologies, Inc. Smart probe

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