JP2000305447A - 情報変換提示装置 - Google Patents

情報変換提示装置

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JP2000305447A
JP2000305447A JP11060599A JP11060599A JP2000305447A JP 2000305447 A JP2000305447 A JP 2000305447A JP 11060599 A JP11060599 A JP 11060599A JP 11060599 A JP11060599 A JP 11060599A JP 2000305447 A JP2000305447 A JP 2000305447A
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JP11060599A
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Masayuki Harada
雅之 原田
Katsunobu Muroi
克信 室井
Keiichi Nishikawa
啓一 西川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像や物の形状等の視覚情報を力覚情報に変
換して提示するための情報変換提示装置を得る。 【解決手段】 画像や物の形状等の視覚情報を入力する
ための入力手段105と、入力手段105により入力さ
れた入力情報201を力覚情報に変換するための情報変
換手段202を備えた計算機101と、情報変換手段2
02から出力された力覚情報203を外部に提示するた
めの力覚提示装置103とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報を力覚情報
に変換して提示する情報変換提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者に対して、情報を提示する手
段としては点字や音声に変換するものが、一般的であ
る。
【0003】図13は、例えば特開平8−328816
号公報に示された従来のデータ処理装置を示すシステム
構成図である。この従来のデータ処理装置では、アプリ
ケーションから文字コードを抽出し、点字ディスプレイ
あるいは音声合成装置により文字情報を提示している。
図において、20は文書作成装置、21はディスプレ
イ、22はキーボード、23は音声合成装置、24は点
字ディスプレイである。
【0004】文書作成装置20は、キーボード22から
の入力に従って文書作成処理を行い、入力された文字デ
ータをディスプレイ21に表示するとともに、作成中の
文書を音声データ及び点字データに変換して音声合成装
置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のシステムは元の情報が文字などの点字や音声によって
伝達することができるものに限られていたため、文字や
文章は提示することができたが、文字で表せない画像や
物の形状等の視覚情報を提示することは困難であるとい
う課題があった。
【0006】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、視覚情報を力覚情報に変換して提
示伝達することを可能にした情報変換提示装置を得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、任意の視覚
情報を入力するための入力手段と、入力手段により入力
された視覚情報を力覚情報に変換するための情報変換手
段と、情報変換手段から出力される力覚情報を外部に提
示するための力覚提示手段とを備えた情報変換提示装置
である。
【0008】また、入力手段が、任意の視覚情報を入力
するための視覚情報入力部と、視覚情報を力覚情報に変
換する際の変換方法を指定するための変換方法指定コー
ドを入力するための変換方法入力部とを備えている。
【0009】また、視覚情報を仮想空間内の3次元形状
に変換して力覚情報として提示する。
【0010】また、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換
して力覚情報として提示する。
【0011】また、視覚情報を仮想平面上の凹部に変換
して力覚情報として提示する。
【0012】また、視覚情報を仮想平面上の粗滑情報に
変換して力覚情報として提示する。
【0013】また、視覚情報を仮想平面上の摩擦力の差
に変換して力覚情報として提示する。
【0014】また、視覚情報の輪郭を抽出して、輪郭の
みを力覚情報として提示する。
【0015】また、視覚情報の輪郭を抽出して、輪郭及
び輪郭内部を力覚情報として提示する。
【0016】また、視覚情報が色の濃淡を含むものであ
る場合に、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換するとと
もに、濃淡を凸部の高さの変化に変換して、力覚情報と
して提示する。
【0017】また、視覚情報がベクトル情報を伴う情報
であった場合に、力覚情報に加えてベクトル情報も力覚
情報として提示する。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1及び図2は、
本発明の実施の形態1による情報変換提示装置を示す構
成図及びブロック図である。これらの図において、10
1は、画像や物の形状等の視覚情報からなる入力情報2
01を力覚情報に変換するための情報変換手段202を
備えた計算機、105は、その入力情報201を入力す
るための入力手段、102は、入力手段105により入
力された入力情報201を計算機101に伝達するため
のケーブル等からなる伝達手段、103は計算機101
による変換の結果生成された力覚情報203を提示する
ための力覚提示装置、104はユーザ、106は、力覚
情報203を計算機101から力覚提示装置103に伝
達するためのケーブル等からなる伝達手段である。な
お、入力情報201は、画像等からなる視覚情報205
と視覚情報205をどのような変換方法で力覚情報20
3に変換するかを指定する変換方法指定コード204と
を備えている。また、入力手段105は、画像情報(視
覚情報)を取り込むためのイメージスキャナや、任意の
画像情報や図形を入力するためのマウスまたはタブレッ
ト等のデバイスからなる、視覚情報205を入力するた
めの視覚情報入力部105aから構成されているが、必
要に応じて、視覚情報205の変換方法を指定する変換
方法入力部105bを備えるようにしてもよく、それ
は、具体的には、例えば、キーボードやマウス等及び必
要であればそれに加えてディスプレイ等から構成するよ
うにすればよい。また、力覚提示装置103は、ユーザ
104が操作するためのレバー103aと、レバー10
3aを支持している支持部材103bと、机上に設置す
るための台座103dと、台座103dに支持部材10
3bを固定するための固定部材103cとから構成され
ている。なお、レバー103aは、支持部材103bに
より、全方向(360゜)にユーザ104が動かすこと
が可能な構成となっている。
【0019】図3は、本実施の形態において、情報変換
手段202が、線で描かれた2次元の図形を3次元形状
に変換した場合を示すものであり、301は、入力手段
105により入力された視覚情報205である2次元の
図形、302は2次元図形のある座標系、303は2次
元の図形301を3次元変換して生成された仮想物体、
304は、計算機101の内部に形成され、仮想物体3
03の存在する仮想空間である。
【0020】次に、本実施の形態における情報変換提示
装置の動作について図2のブロック図に従って説明す
る。まず、伝達手段102を介して、入力手段105に
より入力された3次元化を行うことを指示する変換方法
指定コード204と図3に示した2次元図形データ30
1とが入力情報201として計算機101に送られてく
る。そのデータを受け取った計算機101は情報変換手
段202により図形データ301の変換処理を実行す
る。情報変換手段202は、データに指定された3次元
化という変換方法指定コード204に基づき、2次元図
形データ301を計算機101の内部にある仮想空間3
04に3次元仮想物体303を生成する。3次元化は既
に存在する製品の機能を用いてもよいし、新たに同様な
機能を作成してもよい。続いてその3次元仮想物体30
3の形状を力覚情報203として力覚提示装置103に
伝達手段106を介して送ることでユーザ104は力覚
提示装置103を通して3次元仮想物体303に触るこ
とができる。
【0021】図4は、力覚提示装置103を通して仮想
物体303にユーザ104が触っているところを示した
ものである。401は、仮想空間304内における力覚
提示装置103の位置を示すポインタである。力覚提示
装置103としては、例えば米Sensable社のP
HANToMという製品があり、仮想空間内の物体に触
る方法は広く知られているが、以降の説明のため概略を
以下に記述する。
【0022】ユーザ104は、情報変換手段202によ
り生成された仮想3次元物体303に力覚提示装置10
3の仮想空間304内での位置を示すポインタ401を
近づけようと、矢印402方向にポインタ401を移動
させている。ユーザ104が力覚提示装置103を操作
すると、力覚提示装置103が新しい座標値を読み込み
その座標値をポインタ401に反映することでポインタ
401を動かすことができる。ポインタ401が仮想3
次元物体303から離れている間は、ポインタ401は
仮想空間304中を自由に移動できるので力覚提示装置
103は力覚を発生することなく、ユーザ104はスム
ーズにポインタ401を移動させることができる。ポイ
ンタ401が仮想3次元物体303に触れると、力覚提
示装置103は、ポインタ401が仮想3次元物体30
3から受ける力を計算し反力として発生させる。したが
ってユーザ104は力覚提示装置103を通してあたか
も仮想3次元物体303を触っているかの感触を得るこ
とができる。このようにして、ユーザ104は、図2に
示したような2次元図形301を力覚情報に変換するこ
とにより、視覚情報によらず認識できるという効果があ
る。
【0023】上述したように、本実施の形態における情
報変換提示装置によれば、従来のシステムにおいては実
現が困難であった文字で表すことの出来ない画像や物の
形状等の視覚情報を力覚情報に変換して提示することが
可能になり、視覚障害者に対しても視覚情報の提示を容
易に行うことができるという効果がある。従って、従来
は点字や音声による情報だけに頼っていたため、複雑な
図形や微妙な形の特徴などについては、十分な認識を行
うことができなかったり、誤認識してしまったりしてい
た場合があったが、本実施の形態においては、視覚障害
者も実際に自分で図形形状をポインタ401を使って追
うことができるので、視覚情報を十分にかつ正確に認識
することができる。
【0024】なお、この実施の形態においては、変換方
法を指定するための変換方法指定コードを入力する場合
について説明したが、その場合に限らず、固定の変換方
法で変換するようにしてもよく、また、情報変換手段2
02が自動的に最適と思われる変換方法を選ぶようにし
てもよい。
【0025】実施の形態2.上述した実施の形態1で
は、2次元の図形を3次元仮想物体として認識する例に
ついて説明したが、本実施の形態は、図5に示すように
2次元の図形を凸化して認識する例について示したもの
である。本実施の形態における情報変換提示装置の構成
については、基本的に上述の実施の形態1と同様である
ため、図1及び図2を用いて説明することとする。(な
お、後述する実施の形態3〜10においても、同様に図
1及び図2を用いることとする。)
【0026】図5において、501は視覚情報205と
して入力手段105により与えられた2次元四角形、5
02は2次元四角形501を凸化という変換方法指定コ
ード205に基づき情報変換手段202によって凸化し
た仮想平面上の凸部分、503は、計算機101の内部
に形成された、仮想凸部分502の存在する仮想平面で
ある。情報変換手段202は、2次元四角形501を幅
と高さのある仮想凸部分502に変換する。ユーザ10
4はポインタ401を仮想平面503内におき、平面上
を滑らせていくことで平面上の凸部分502にぶつか
る。さらに、凸部分502の輪郭をなぞるなどすること
により、凸部分502の形状を認識することができる。
【0027】これにより、本実施の形態においても、ユ
ーザ104は2次元四角形501の形状を、文字情報と
してではなく、力覚情報として力覚提示装置103を通
して認識することができる。
【0028】実施の形態3.上述した実施の形態2にお
いては、2次元の図形を凸部分として変換したが、凹部
分として表現することも可能である。図6は、本実施の
形態において、2次元の図を凹部分として認識する例に
ついて示したものである。図6において、601は2次
元四角形501を情報変換手段202(図2参照)によ
って凹化した仮想平面503上の溝である。ユーザ10
4はポインタ401を仮想平面503におき、平面上を
滑らせていくことで平面上の溝601にぶつかる。さら
に溝601の輪郭をなぞるなどして溝601の形状を認
識することができる。これにより、本実施の形態におい
ても、上述した実施の形態2と同様に、ユーザ104は
2次元四角形501を力覚提示装置103を通して認識
できる効果がある。
【0029】なお、実施の形態2で示したように凸部分
に変換するか、本実施の形態で示したように凹部分に変
換するかについて、変換方法を固定しておいてもよい
が、2次元の図形形状により、その都度、ユーザがどち
らの方が認識しやすいかを考え、適当と思われる方を変
換方法指定コード204により選べるようにしておいて
もよい。例えば、図6に示したような単なる2次元四角
形の場合であれば、ポインタ401を溝601の形状に
そって溝601内を転がしていけば、容易にその形状を
認識することができるので、どちらかといえば凹部分に
変換する方が望ましいように思われるが、もし、これが
日の丸のように四角形の中に円が存在するような図形デ
ータであれば、溝601に沿ってポインタ401を動か
していただけでは、視覚障害者が四角形の中に存在する
円に気付かずに認識しそこなう場合が考えられるので、
その場合には、四角形も円も実施の形態2で示したよう
な凸部分に変換した方が望ましいように思われる。この
ように、その場合場合によってどちらに変換するかを選
択するようにすることにより、より使いやすく認識しや
すくなるという効果が得られる。
【0030】実施の形態4.2次元の図形を平面状の粗
い部分と滑らかな部分として表現することも可能であ
る。図7は、2次元の図形を粗い部分として認識する本
実施の形態について示したものである。図7において、
701,703は仮想平面503上の滑らかな部分、7
02は、2次元四角形501を情報変換手段202(図
2参照)によって変換した仮想平面503上の粗い部分
である。部分702は、図7に示すように、所定の幅を
有する四角形に変換されている。ユーザ104(図1及
び図4参照)はポインタ401を仮想平面503にお
き、平面上を滑らせていくことで部分702を平面上の
粗い部分として認識できる。なお、平面上の粗い部分7
02は、ポインタ401が粗い部分702上を移動する
際には、力覚提示装置103が細かい凹凸を提示し、他
の部分701及び703上ではなめらかな動きになるよ
うにすることにより実現することができる。これによ
り、ユーザ104は、上述の実施の形態と同様に、2次
元四角形501の形状を力覚提示装置103を通して容
易に認識できる効果がある。なお、本実施の形態におい
ては、四角形501に対応する部分702を粗くする例
について示したが、この場合に限らず、逆に、部分70
2の部分だけ滑らかにして他の部分701及び703を
粗くするようにしてもよい。
【0031】実施の形態5.上述の実施の形態4では2
次元の図形を粗い部分と滑らかな部分として変換する例
について示したが、本実施の形態においては、摩擦力の
違い(差)として表現する例について説明する。図8
は、2次元の図形に対応する部分において摩擦が大きく
なるように変換した本実施の形態を示したものである。
図8において、801はユーザ104がポインタ401
を移動している方向、802はその際に力覚提示装置1
03が発生する摩擦力、803は2次元四角形501が
情報変換手段202によって変換された仮想平面503
上の摩擦の大きな部分、804及び805は仮想平面5
03上の摩擦のない部分である。ユーザ104はポイン
タ401を仮想平面503におき、平面上を滑らせる。
ポインタ401が摩擦のない部分804,805を動い
ている間は、力覚提示装置103(図1参照)は摩擦力
802を発生しないが、ポインタ401が摩擦の大きな
部分803を通過する際には力覚提示装置103は摩擦
力802を発生する。これにより、ユーザ104は2次
元四角形501を力覚提示装置103を通して容易に認
識できる効果がある。また逆に、803部分だけ摩擦を
小さくしてもよい。
【0032】実施の形態6.上述の実施の形態4および
5では、線分上でのポインタ401の動きに対して力覚
提示装置103が力覚を発生したが、常に力覚を発生す
るようにしてもよい。例えば、図8の領域803の上に
ポインタ401がある際には常にポインタ401が振動
するようにすれば、ユーザ104は2次元四角形501
を力覚提示装置103を通して認識できる効果がある。
【0033】実施の形態7.上述の実施の形態2〜6に
おいては2次元の図形501を構成する輪郭のみを変換
対象領域として変換したが、2次元の図形の輪郭だけで
なく輪郭内部全体を変換対象領域としてもよい。図9は
輪郭内部を凸にした本実施の形態である。図9におい
て、901は2次元四角形501の内部領域が変換手段
202によって変換された仮想平面503上の凸部分で
ある。これにより、ユーザ104は、ポインタ401を
動かすことにより、2次元四角形501を力覚提示装置
103を通して容易に認識できる効果がある。また逆に
901部分だけ凹にしてもよい。
【0034】実施の形態8.上述の実施の形態2〜7に
おいては入力情報201(図2参照)として一様な線か
らなる2次元図形を対象としたが、画像も変換可能であ
る。図10は、濃淡のある画像を高さの変化によって表
現した本実施の形態である。図10において、1001
は入力された濃淡のある画像、1002は画像1001
が情報変換手段202によって変換された仮想平面50
3上の元の画像1001の濃さに応じた高さを持つ凸部
分である。これにより、ユーザ104は、ポインタ40
1を動かしていくことにより、画像1001の形状だけ
でなく、画像の濃淡を高さとして力覚提示装置103を
通して容易に認識できる効果がある。なお、他の濃淡の
表現方法としては、例えば、上述の実施の形態3で示し
た凹部の深さを変化させたり、実施の形態4で示した粗
さを変化させたり、実施の形態5で示した摩擦を変化さ
せたり、実施の形態6で示した振動の強さを変化させた
りすることにより表現するようにしてもよい。
【0035】実施の形態9.上述の実施の形態1〜8に
おいては、情報変換手段202(図2参照)は一種類の
力覚情報として変換したが、実施の形態1〜8の変換方
法を組み合わせることも可能である。図11は、画像の
各部に異なる変換方法を適用した本実施の形態である。
図10において、1101は入力された画像、1102
は画像の濃淡に従って粗い部分と滑らかな部分に変換す
るように指定された領域、1103及び1104は凸部
に変換するように指定された領域、1105は凹部に変
換されるように指定された領域であり、1106は元の
画像1101を各領域1102、1103、1104及
び1105を指定された変換方法にしたがって、情報変
換手段202が変換した力覚情報203である。これに
より、ユーザ104は、複雑な画像1101を力覚提示
装置103を通して力覚情報1106として容易に認識
できる効果がある。
【0036】なお、本発明の装置は、視覚障害者が用い
ることが多いことが想定されるため、どの領域をどのよ
うに変換させるかについて、視覚障害者が指定すること
は困難であるため、オート指定ボタンを力覚提示装置1
03等に設けておき、自動的に情報変換手段202が適
当な変換方法を選んで変換を行い、どのような変換を行
ったかを「画像の濃淡を粗い部分と滑らかな部分とで表
現しています。」等の音声アナウンスにより説明するよ
うにしてもよい。
【0037】実施の形態10.実施の形態1〜9におい
てはユーザ104の動かすポインタ401に応じて力覚
情報203を提示する例について示したが、本実施の形
態においては、視覚情報がベクトル情報を伴う画像情報
であった場合に、力覚提示装置103がポインタ401
を移動させるべき方向を示す力覚情報203(図2参
照)を同時に発生させることにより、ユーザ104に対
して画像情報とともにベクトル情報をも提示することを
可能にした例について説明する。図12は、道順を力覚
情報203によって提示したものである。図12におい
て、1201は与えられた図面、1202、1203及
び1204は障害物や建物など道以外の部分、1205
は道、1206はスタート地点、1207は道順、12
08は到達点である。また、1209は道1205が情
報変換手段202(図2参照)により変換された計算機
101の内部にある3次元仮想空間304(図4参照)
内での凹部分、1210はスタート地点1206に対応
する仮想空間304でのスタート地点、1211は道順
1207に対応する仮想空間304での道順、1212
は到達点1208に対応する仮想空間304での到達
点、1213及び1215はポインタ401の道順12
11上での座標、1214及び1216は、ポインタ4
01がそれぞれ座標1213及び1215にあるときに
力覚提示装置103が発生する力(ベクトル情報)であ
る。
【0038】ユーザ104は、実施の形態3と同様にポ
インタ401を動かすことにより、道1205の全体の
配置を仮想空間304内の凹部分1209により認識す
ることができる。ユーザ104の動かすポインタ401
が座標1213にある場合には、力覚提示装置103は
力1214(図面、上方向)を提示する。するとその力
1214によりポインタ401を通してユーザ104は
力1214方向に引っ張られ、したがってポインタ40
1は座標1215に導かれる。力1214により導かれ
てポインタ401が座標1215地点にきた場合には、
力覚提示装置103は今度は力1216(図面、右方
向)を提示する。同様にして、ポインタ401は力覚提
示装置103が提示する力に導かれて道順1211をな
ぞることになり、その結果、ユーザ104はスタート地
点1210から到達点1212までの道順1211を認
識することができる。
【0039】上述したように、この実施の形態によれ
ば、力覚提示装置103がポインタ401を動かすべき
方向を示す力覚情報を提示するようにしたので、ユーザ
は、その力覚情報に導かれてポインタ401を動かすこ
とにより、容易に図形の形状や地図上の道順等を認識す
ることができ、いままでのように点字による情報だけに
頼っていた場合にくらべ、より具体的に図形情報を認識
することができる効果がある。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、任意の視覚情報を入
力するための入力手段と、入力手段により入力された視
覚情報を力覚情報に変換するための情報変換手段と、情
報変換手段から出力される力覚情報を外部に提示するた
めの力覚提示手段とを備えるようにしたので、文字や文
章で表現することが難しい画像や微妙な形状の図形等を
力覚情報として提示することができるので、視覚障害者
においても複雑な視覚情報を容易にかつ正確に認識する
ことができるという効果を奏する。
【0041】また、入力手段が、任意の視覚情報を入力
するための視覚情報入力部と、視覚情報を力覚情報に変
換する際の変換方法を指定するための変換方法指定コー
ドを入力するための変換方法入力部とを備えているの
で、ユーザがその都度最適と思われる変換方法を指定す
ることができるので、より使いやすく、かつ、より正確
に認識することができるという効果を奏する。
【0042】また、視覚情報を仮想空間内の3次元形状
に変換して力覚情報として提示するようにしたので、視
覚障害者においても、点字などの文字情報に頼っていた
従来に比べ、より迅速にかつより正確に視覚情報を認識
することが可能になるという効果を奏する。
【0043】また、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換
して力覚情報として提示するようにしたので、視覚障害
者においても、点字などの文字情報に頼っていた従来に
比べ、より迅速にかつより容易に視覚情報を正確に認識
することが可能になるという効果を奏する。
【0044】また、視覚情報を仮想平面上の凹部に変換
して力覚情報として提示するようにしたので、視覚障害
者においても、点字などの文字情報に頼っていた従来に
比べ、より迅速にかつより容易に視覚情報を正確に認識
することが可能になるという効果を奏する。
【0045】また、視覚情報を仮想平面上の粗滑情報に
変換して力覚情報として提示するようにしたので、視覚
障害者においても、点字などの文字情報に頼っていた従
来に比べ、より迅速にかつより正確に視覚情報を認識す
ることが可能になるという効果を奏する。
【0046】また、視覚情報を仮想平面上の摩擦力の差
に変換して力覚情報として提示するようにしたので、視
覚障害者においても、点字などの文字情報に頼っていた
従来に比べ、より迅速にかつより正確に視覚情報を認識
することが可能になるという効果を奏する。
【0047】また、視覚情報の輪郭を抽出して、輪郭の
みを力覚情報として提示するようにしたので、情報変換
時間を短くすることができるとともに、視覚障害者にお
いても、点字などの文字情報に頼っていた従来に比べ、
より迅速にかつより正確に視覚情報を認識することが可
能になるという効果を奏する。
【0048】また、視覚情報の輪郭を抽出して、輪郭及
び輪郭内部を力覚情報として提示するようにしたので、
視覚障害者においても、点字などの文字情報に頼ってい
た従来に比べ、視覚情報全体の形状を、より迅速にかつ
より正確に視覚情報を認識することが可能になるという
効果を奏する。
【0049】また、視覚情報が色の濃淡を含むものであ
る場合に、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換するとと
もに、濃淡を凸部の高さの変化に変換して、力覚情報と
して提示するようにしたので、視覚情報の図形形状だけ
でなく、視覚情報が備えている色の濃淡の情報も併せ
て、容易に認識することができるという効果を奏する。
【0050】また、視覚情報がベクトル情報を伴う画像
であった場合に、力覚情報に加えてベクトル情報も力覚
情報として提示するようにしたので、ユーザは、そのベ
クトル情報に導かれて、容易に視覚情報を認識すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報変換提示装置の構成を示した構
成図である。
【図2】 本発明の情報変換提示装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における情報変換提示
装置において、視覚情報を3次元形状に変換して力覚情
報として提示する例を示した図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における情報変換提示
装置による力覚情報をユーザが力覚提示装置を用いて認
識している様子を示した図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における情報変換提示
装置において、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換して
力覚情報として提示する例を示した図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における情報変換提示
装置において、視覚情報を仮想平面上の凹部に変換して
力覚情報として提示する例を示した図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における情報変換提示
装置において、視覚情報を仮想平面上の粗滑情報に変換
して力覚情報として提示する例を示した図である。
【図8】 本発明の実施の形態5における情報変換提示
装置において、視覚情報を仮想平面上の摩擦力の差に変
換して力覚情報として提示する例を示した図である。
【図9】 本発明の実施の形態7における情報変換提示
装置において、視覚情報の輪郭及び輪郭内部を仮想平面
上の凸部に変換して力覚情報として提示する例を示した
図である。
【図10】 本発明の実施の形態8における情報変換提
示装置において、視覚情報を仮想平面上の凸部に変換
し、凸部の高さの変化により色の濃淡を表現して力覚情
報として提示する例を示した図である。
【図11】 本発明の実施の形態1〜8で示した変換方
法を組み合わせて、視覚情報を変換させた例を示した図
である。
【図12】 本発明の実施の形態10における情報変換
提示装置において、視覚情報とともにベクトル情報を力
覚情報として提示する例を示した図である。
【図13】 従来のデータ処理装置の構成を示した構成
図である。
【符号の説明】
101 計算機、102 伝達手段、103 力覚提示
装置、104 ユーザ、105 入力手段、106 伝
達手段、201 入力情報、202 情報変換手段、2
03 力覚情報、204 変換方法指定コード、205
視覚情報、401 ポインタ。
フロントページの続き (72)発明者 西川 啓一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA00 AE00 BC16 BC26 BC32 5E501 AA30 AC50 BA11 CA10 CB06 CB07 CB13 CB14 EA02 EB05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の視覚情報を入力するための入力手
    段と、 上記入力手段により入力された上記視覚情報を力覚情報
    に変換するための情報変換手段と、 上記情報変換手段から出力される力覚情報を外部に提示
    するための力覚提示手段と、を備えたことを特徴とする
    情報変換提示装置。
  2. 【請求項2】 上記入力手段が、 上記任意の視覚情報を入力するための視覚情報入力部
    と、 上記視覚情報を力覚情報に変換する際の変換方法を指定
    するための変換方法指定コードを入力するための変換方
    法入力部と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の情報変換
    提示装置。
  3. 【請求項3】 上記視覚情報を仮想空間内の3次元形状
    に変換して力覚情報として提示することを特徴とする請
    求項1または2に記載の情報変換提示装置。
  4. 【請求項4】 上記視覚情報を仮想平面上の凸部に変換
    して力覚情報として提示することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  5. 【請求項5】 上記視覚情報を仮想平面上の凹部に変換
    して力覚情報として提示することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  6. 【請求項6】 上記視覚情報を仮想平面上の粗滑情報に
    変換して力覚情報として提示することを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  7. 【請求項7】 上記視覚情報を仮想平面上の摩擦力の差
    に変換して力覚情報として提示することを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  8. 【請求項8】 上記視覚情報の輪郭を抽出して、上記輪
    郭のみを力覚情報として提示することを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  9. 【請求項9】 上記視覚情報の輪郭を抽出して、上記輪
    郭及び上記輪郭内部を力覚情報として提示することを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の情報変換
    提示装置。
  10. 【請求項10】 上記視覚情報が色の濃淡を含むもので
    ある場合に、上記視覚情報を仮想平面上の凸部に変換す
    るとともに、上記濃淡を上記凸部の高さの変化に変換し
    て、力覚情報として提示することを特徴とする請求項1
    ないし9のいずれかに記載の情報変換提示装置。
  11. 【請求項11】 上記視覚情報がベクトル情報を伴う画
    像であった場合に、上記力覚情報に加えて上記ベクトル
    情報も力覚情報として提示することを特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の情報変換提示装置。
JP11060599A 1999-04-19 1999-04-19 情報変換提示装置 Abandoned JP2000305447A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110005A (ja) * 2009-03-12 2018-07-12 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation 摩擦ディスプレイ中に特徴を提供するためのシステムと方法

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